00:21:29 ~ 00:23:04 金田委員長
これより会議を開きます。令和三年度一般会計予算、令和三年度特別会計予算、令和三年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題といたします。この際、分科会設置の件についてお諮りいたします。令和三年度総予算審査のため、八個の分科会を設置することとし、分科会の区分は第一分科会は、皇室費、国会、裁判所、会計検査院、内閣、内閣府、復興庁、防衛省所管及び他の分科会の所管以外の事項第二分科会は、総務省所管第三分科会は、法務省、外務省、財務省所管第四分科会は、文部科学省所管第五分科会は、厚生労働省所管第六分科会は、農林水産省、環境省所管第七分科会は、経済産業省所管第八分科会は、国土交通省所管以上のとおりとし、来る二月二十五日及び二十六日の両日分科会審査を行いたいと存じますが、御異議ありませんか。 Angry: 0.597 Disgust: 0.257 Fear: 0.524 Happy: 0.535 Sad: 0.307 Surprise: 0.602
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00:23:04 ~ 00:24:00 金田委員長
御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。次に、分科会の分科員の配置及び主査の選任、また、委員の異動に伴う分科員の補欠選任並びに主査の辞任及び補欠選任につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。次いで、お諮りいたします。分科会審査の際、最高裁判所当局から出席説明の要求がありました場合は、これを承認することとし、その取扱いは、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。御異議なしと認めます。 Angry: 0.626 Disgust: 0.370 Fear: 0.422 Happy: 0.573 Sad: 0.413 Surprise: 0.447
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00:24:00 ~ 00:28:40 金田委員長
よって、そのように決しました。次に、分科会審査の際、政府参考人及び会計検査院当局の出席を求める必要が生じました場合には、出席を求めることとし、その取扱いは、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。次に、お諮りいたします。三案審査のため、本日、参考人として総務審議官谷脇康彦君、総務審議官吉田眞人君、総務省大臣官房付秋本芳徳君、総務省大臣官房付湯本博信君、東京電力ホールディングス株式会社代表執行役社長小早川智明君の出席を求め、意見を聴取し、また、政府参考人として内閣官房内閣審議官松田浩樹君、内閣官房内閣審議官松本裕之君、内閣官房領土・主権対策企画調整室土地調査検討室長中尾睦君、国家公務員倫理審査会事務局長荒井仁志君、警察庁生活安全局長小田部耕治君、総務省大臣官房長原邦彰君、外務省大臣官房地球規模課題審議官小野啓一君、外務省アジア大洋州局長船越健裕君、外務省国際法局長岡野正敬君、文部科学省総合教育政策局長義本博司君、厚生労働省健康局長正林督章君、厚生労働省職業安定局長田中誠二君、厚生労働省社会・援護局長橋本泰宏君、農林水産省大臣官房長横山紳君、農林水産省大臣官房総括審議官青山豊久君、農林水産省大臣官房審議官伏見啓二君、農林水産省食料産業局長太田豊彦君、農林水産省生産局長水田正和君、農林水産省経営局長光吉一君、農林水産省農村振興局長牧元幸司君、農林水産技術会議事務局長菱沼義久君、経済産業省大臣官房審議官萩原崇弘君、経済産業省大臣官房審議官福永哲郎君、資源エネルギー庁長官保坂伸君、資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長茂木正君、資源エネルギー庁電力・ガス事業部長松山泰浩君、中小企業庁事業環境部長飯田健太君、国土交通省水管理・国土保全局長井上智夫君、海上保安庁長官奥島高弘君、防衛省防衛政策局長岡真臣君、防衛省整備計画局長土本英樹君、防衛省統合幕僚監部総括官加野幸司君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。 Angry: 0.638 Disgust: 0.317 Fear: 0.417 Happy: 0.547 Sad: 0.397 Surprise: 0.480
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00:28:40 ~ 00:29:01 金田委員長
御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。本日は、経済情勢、グリーン社会の実現等内外の諸課題についての集中審議を行います。質疑の申出がありますので、順次これを許します。 Angry: 0.672 Disgust: 0.374 Fear: 0.412 Happy: 0.609 Sad: 0.344 Surprise: 0.455
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Angry: 0.434 Disgust: 0.275 Fear: 0.395 Happy: 0.729 Sad: 0.473 Surprise: 0.535
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00:29:07 ~ 00:30:22 額賀委員
おはようございます。御紹介をいただきました自民党の額賀福志郎でございます。まず、コロナ感染でお亡くなりになられました皆さん方に心から御冥福をお祈りいたしますとともに、罹患された全ての方々に心からお見舞いを申し上げる次第であります。先週からワクチン接種がスタートいたしました。私たちは、今後、政府・与党一体となって、菅首相を先頭に、コロナ対策に一層の奮闘をしていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。それではまず、質疑に入らせていただきます。二十世紀の終わり頃に、アメリカの政治学者サミュエル・ハンチントンが、日本は、キリスト教文明でもない、イスラム文明でもない、中華文明でもない、日本はどの文明にも属さない日本文明であると喝破したことがありました。 Angry: 0.419 Disgust: 0.303 Fear: 0.411 Happy: 0.689 Sad: 0.432 Surprise: 0.474
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00:30:22 ~ 00:31:19 額賀委員
私は、この日本文明論の底流には、日本人にとって、人間と自然というものは常に無限の相互依存関係にあって、その延長線上に人間と自然の共生の思想がある、それが日本人の日常生活、日本人の心に息づいているのだ、そういう見方をしていると思っております。今、地球温暖化対策が、世界中のどの国もカーボンニュートラルを実現しなければならないと思っているときに、私たちは、この自然との共生の思想、こういうものをもっと大声で世界に発信してもいいのではないかと思っております。 Angry: 0.192 Disgust: 0.149 Fear: 0.527 Happy: 0.764 Sad: 0.404 Surprise: 0.745
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00:31:19 ~ 00:32:04 額賀委員
これが世界に広まっていけば、カーボンニュートラル、地球環境は守られていくのではないだろうか、そう思っております。私は、今、自由民主党の総合エネルギー戦略調査会の会長を仰せつかっておりますけれども、昨年の四月頃から、世界の流れもありまして、エネルギー基本計画につきまして、ゼロからやり直すというスタンスで勉強してまいりました。菅総理がカーボンニュートラル宣言をしたとき、本当のことを言ってびっくりしたんです。 Angry: 0.306 Disgust: 0.243 Fear: 0.479 Happy: 0.650 Sad: 0.408 Surprise: 0.654
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00:32:04 ~ 00:33:07 額賀委員
しかし、私たちも、国民の圧倒的な多数の皆さん方が、菅総理の決断をよしとして高い評価をしております。国際的にも、グテーレス国連事務総長とかイギリスのジョンソン首相など世界のリーダーが菅総理の発言を支持し、そして感謝のメッセージを送ってくれています。ここで、菅総理に、カーボンニュートラル宣言の狙いとその意義、実現に向けた決意につきまして、その思いと覚悟を持って国民の皆さん方に発していただきたいと思います。 Angry: 0.716 Disgust: 0.271 Fear: 0.361 Happy: 0.554 Sad: 0.370 Surprise: 0.447
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Angry: 0.306 Disgust: 0.277 Fear: 0.272 Happy: 0.932 Sad: 0.448 Surprise: 0.453
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00:33:15 ~ 00:34:11 菅内閣総理大臣
地球温暖化問題というのは、元々は、産業革命以降、化石燃料を消費をして経済成長を遂げてきた、そうした結果の表れではないかというふうに思っています。近年、世界各地で、これまでになかったような豪雨、記録的な猛暑、こうしたものが頻繁に発生をし、洪水や山火事など被害の増加、こうしたものが懸念をされております。このため、国際社会が温暖化対策に取り組み、脱炭素、こうしたことを進めるという機運が高まっている中、こうした状況の中で、これまで我が国はカーボンニュートラルに踏み切ることができませんでした。 Angry: 0.337 Disgust: 0.266 Fear: 0.628 Happy: 0.529 Sad: 0.467 Surprise: 0.544
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00:34:11 ~ 00:35:18 菅内閣総理大臣
しかし、私は、我が国の経済成長が、経済が再び成長していく大きな柱の一つがグリーンであり、環境対策というのは経済の制約ではなくて次の成長の原動力になる、こういう考え方から、二〇五〇年カーボンニュートラルを宣言しました。これによって、産業界も革新的なイノベーションに向けて果敢に挑戦していただけるのではないかと考えています。この挑戦の目標を示すのがグリーン成長戦略であり、洋上風力だとか水素、こうしたものなど十四の重要分野の実行計画を取りまとめ、そして二兆円の基金や税制、規制改革、新技術を普及させるための標準化、国際連携など、まさにあらゆる施策を総動員をして民間企業の大胆な投資とイノベーションを促していく、産業構造の転換と力強い成長を生み出していきたいというふうに思います。 Angry: 0.412 Disgust: 0.270 Fear: 0.417 Happy: 0.693 Sad: 0.347 Surprise: 0.630
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00:35:18 ~ 00:36:00 菅内閣総理大臣
先般のG7のテレビの首脳会談の中でも、最初にこの問題が、日本含めて全ての加盟国がカーボンニュートラルになった、そこからスタートもいたしました。さらに、民間企業や地域社会における様々なこれからプロジェクトを立ち上げて、まさに我が国の強みである先端技術分野など、国際社会をリードする、そうした脱炭素社会の実現に全力で取り組んでいきたい、このように思っています。 Angry: 0.480 Disgust: 0.249 Fear: 0.507 Happy: 0.598 Sad: 0.358 Surprise: 0.572
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00:36:00 ~ 00:37:12 額賀委員
総理、ありがとうございます。これは画期的なことでありますから、日本の将来を左右するものでありますので、お互いに全力投球で頑張っていきたいと思います。アメリカのバイデン大統領は、気候変動問題を政権の最重要課題と位置づけて、今度、気候変動サミットを四月に開くことになっております。カーボンニュートラルは、世界各国共通の課題であります。先進国では、それぞれ、様々な思いを込めていろいろな発信をしておりますけれども、それぞれの事情があるとしても、カーボンニュートラル実現のためには、具体的な時間軸、プロセスにおいて十分協議して、共通の認識を求めていかなければならないと思います。我が国が孤立するようなことがあってはならない。対応が困難な地域においても、資金協力とか技術協力などによって、共に進んでいく合意点を見つけなければならないんだろうと思います。 Angry: 0.407 Disgust: 0.245 Fear: 0.415 Happy: 0.653 Sad: 0.525 Surprise: 0.516
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00:37:12 ~ 00:38:06 額賀委員
一方で、我が国は、アメリカ、オーストラリア、インドなどと協調して、自由で開かれたインド太平洋構想に基づいて、安全保障を視野に入れた戦略的外交を展開しております。気候変動対策とインド太平洋構想の大きな二つの外交目標に向かって、今後、どういう関連の下に戦略的に展開していくのか。まず、外務大臣に見解をお聞きし、その上で、総理大臣に、気候サミットに参加するその姿勢として、所見をお伺いしたいと思います。 Angry: 0.340 Disgust: 0.153 Fear: 0.503 Happy: 0.676 Sad: 0.409 Surprise: 0.672
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00:38:06 ~ 00:39:30 茂木国務大臣
額賀委員、冒頭でサミュエル・ハンチントン博士の言葉を引かれたわけでありますが、建築家の黒川紀章氏も、日本の宗教について、共生と書いてトモイキと、まさに人間とその他の動植物、これが、そして自然が相互依存しつつ共に生きていく、これが日本の姿なんだろう、こんなふうに言っておられまして、まさに私もそのとおりだと思っております。本年行われますCOP26に向けて、御指摘のように、米国が四月に開催する気候サミット、六月に英国でG7サミットなど、気候変動対策に向けた国際的な機運が高まりを見せております。気候変動分野での国際的な貢献は、我が国の外交にとっても最重要課題となっているわけでありまして、私自身も、ブリンケン米国務長官を含みます各国の外務大臣とこの気候変動問題について協議、協力を進めておりまして、御指摘のように、先週も、日米豪印、QUADと呼んでおりますが、この外相会談で、気候対策を始めとするグローバルな課題に関する四か国の協力、さらには国際的な協力について意見交換を行ったところであります。 Angry: 0.274 Disgust: 0.220 Fear: 0.493 Happy: 0.751 Sad: 0.337 Surprise: 0.658
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00:39:30 ~ 00:40:03 茂木国務大臣
パリ協定が目指します脱炭素社会を実現するためには、先端技術分野の研究開発であったりとか国際的なルール策定など、G7を始めとする先進国が気候変動分野において連携して国際社会を主導すると同時に、なかなかそういった取組がやはり進みにくい、そういった途上国の脱炭素移行と経済発展の両立を後押しすることが肝要だと考えております。 Angry: 0.329 Disgust: 0.296 Fear: 0.643 Happy: 0.520 Sad: 0.372 Surprise: 0.608
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00:40:03 ~ 00:40:41 茂木国務大臣
日本が主導します自由で開かれたインド太平洋の実現においても、法の支配であったり、航行の自由、自由貿易といった国際社会の基本的な価値、これを普及、定着していくのと同時に、地域での連結性強化を始めとした経済繁栄を追求をしているところでありまして、こうした取組の中で、インド太平洋地域の脱炭素移行のための協力もしっかり進めてまいりたいと考えております。 Angry: 0.255 Disgust: 0.188 Fear: 0.392 Happy: 0.774 Sad: 0.592 Surprise: 0.508
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00:40:41 ~ 00:41:00 菅内閣総理大臣
御承知のとおり、我が国は、多国間主義を重視しており、グリーン社会の実現を始めとした国際社会が直面する課題の解決に積極的に貢献をし、ポストコロナの国際秩序づくりを戦略的に主導していく考えであります。 Angry: 0.518 Disgust: 0.344 Fear: 0.647 Happy: 0.444 Sad: 0.313 Surprise: 0.594
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00:41:00 ~ 00:41:45 菅内閣総理大臣
先ほど申し上げましたけれども、先般の米国大統領やジョンソン英国首相、電話会談、また各国首脳との会談においても、気候変動の協力というのは確認をいたしております。諸般の事情が許せば、本年四月に開催される予定の気候変動サミットにも参加をする方向で検討をしているところです。引き続き、関係国との連携を深めながら、世界の脱炭素化、ここを進めていきたい、このように思います。 Angry: 0.555 Disgust: 0.208 Fear: 0.359 Happy: 0.611 Sad: 0.472 Surprise: 0.455
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00:41:45 ~ 00:42:00 額賀委員
恐らく、先進国でも、あるいは世界各国でも、国益がぶつかり合うこともあると思いますので、しっかりと自分たちのスタンスを踏まえながら頑張っていっていただきたいというふうに思っております。 Angry: 0.404 Disgust: 0.263 Fear: 0.448 Happy: 0.555 Sad: 0.561 Surprise: 0.487
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00:42:00 ~ 00:43:20 額賀委員
それでは、次に、足下の電力需給逼迫問題について、梶山大臣にお伺いをいたします。御承知のとおり、エネルギー政策の要は、スリーEプラスS。Sは安全であります。三つのEのうちの最も重要なことは、エネルギーセキュリティー、安全保障であり安定供給であります。昨年末から一月にかけて電力需給が逼迫をし、一方で、同じ時期に電力卸市場では、これまでの二十倍もの高値で電力の取引が行われる事態が起こりました。電力関係者あるいは消費者の間にも大きな混乱が生じました。現在の電力取引の市場の在り方が問われていると思います。健全な電力市場をつくっていくために、制度的にどう改善をしていくのか、あるいは、事業者とか消費者の皆さん方にはどう対応していくのか、大臣の対応策を聞かせてください。 Angry: 0.500 Disgust: 0.352 Fear: 0.490 Happy: 0.571 Sad: 0.407 Surprise: 0.545
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00:43:20 ~ 00:44:09 梶山国務大臣
今回、この冬の電力需給逼迫に伴う卸電力市場の価格高騰を受けまして、経済産業省としましては、まず、当面の措置として、消費者向けの窓口設置や注意喚起に加えて、市場連動型メニューを提供する新電力に対して支払いに関する柔軟な対応を要請するとともに、支払いの分割や猶予など消費者の負担を軽減する措置を行い、その旨を周知している新電力に対し、送配電事業者に支払う一月分の精算金を五か月に分割して支払いができる措置を講じたところであります。電力市場につきましては、小売自由化が始まって五年が経過をしたということで、委員御指摘のとおり、改善すべき点もあるという認識であります。 Angry: 0.656 Disgust: 0.371 Fear: 0.515 Happy: 0.551 Sad: 0.218 Surprise: 0.544
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00:44:09 ~ 00:44:53 梶山国務大臣
今回の市場価格高騰を教訓に包括的な検証を実施をし、今後、電力の安定供給や市場制度のあるべき姿の検討を進めてまいりたいと考えております。また、今回の需給逼迫を通じて、資源が乏しく周囲を海で囲まれた我が国における電力の、議員が先ほど御指摘をいただきました、安定供給の重要性が改めて浮き彫りになったと認識をしております。現在行われているエネルギー基本計画の見直しやカーボンニュートラル実現に向けた議論においても、電力の安定供給確保の重要性を踏まえた検討も含めて進めてまいりたいと考えております。 Angry: 0.587 Disgust: 0.279 Fear: 0.456 Happy: 0.410 Sad: 0.494 Surprise: 0.463
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Angry: 0.514 Disgust: 0.235 Fear: 0.264 Happy: 0.781 Sad: 0.467 Surprise: 0.426
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00:45:09 ~ 00:46:02 額賀委員
また、今回の電力需給逼迫は火力発電所でフル稼働をして何とか急場をしのいだわけでありますが、化石燃料に頼らない形で安定供給を図っていくことも大事だ、こう思っております。日本の容量市場では、四年先の一年限りで担保しているところがあるんですけれども、イギリスでは、新設電源を落札した場合、十五年間、長期契約が可能となっていると聞いております。その意味で、そういうことを参考にしながら、脱炭素電源を対象にして、事業者が長期的な新規投資ができるように、仕組みを早期に導入したらどうですか。大臣の御見解を聞きます。 Angry: 0.457 Disgust: 0.289 Fear: 0.469 Happy: 0.629 Sad: 0.436 Surprise: 0.549
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00:46:02 ~ 00:47:14 梶山国務大臣
今般の電力需給逼迫におきましては火力発電所等が活躍したものの、発電所の設備年齢は高経年化をしているというのが現実であります。新規投資も停滞をしており、持続的な電力の安定供給を確保しつつ、二〇五〇年カーボンニュートラルを実現していくためには、老朽電源に依存し続けることは困難であることから、委員御指摘のように、脱炭素電源の新規投資を促進していく必要があります。電力自由化前は、料金規制の下、安定的に料金の回収が可能であったため、巨額の設備投資を行うに足るだけの長期的な予見可能性が確保されていましたが、電力市場が自由化された中では、発電事業者にとって長期的な予見可能性が低下をしてきている、そして、電源投資が進まない可能性があるということであります。委員の御指摘をしっかりと受け止めて、英国の容量市場の事例も参考にしつつ、近く開催する審議会において、脱炭素電源の投資促進に向けて、投資を行う事業者に長期的な予見可能性を付与する制度の在り方について、スピード感を持って検討してまいりたいと思っております。 Angry: 0.453 Disgust: 0.445 Fear: 0.594 Happy: 0.483 Sad: 0.366 Surprise: 0.507
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Angry: 0.177 Disgust: 0.168 Fear: 0.458 Happy: 0.794 Sad: 0.526 Surprise: 0.666
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00:47:24 ~ 00:48:01 額賀委員
電力の市場をきちっとしていくためにも、スピードを持って、しっかりと具体的に改革案を提示していただきたいというふうに思います。次に、再生エネルギーの問題についてお話をいたします。政府は、二〇五〇年のカーボンニュートラルの実現に向けて電力構成をどうするかについて、このパネルに書いてあるように、複数のシナリオで考えていきたいということであります。 Angry: 0.561 Disgust: 0.294 Fear: 0.373 Happy: 0.586 Sad: 0.453 Surprise: 0.493
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00:48:01 ~ 00:49:01 額賀委員
参考値として、ここには書いてありませんが、再エネ、大体五〇から六〇%、水素一〇%、CCUS、化石火力、これはCO2を回収することを前提にした火力発電所ということであります、それに原子力という形になっておりますけれども、この割合をきちっとして、政府が提案したのは二〇五〇年が最終目標になっているわけでございます。まず、再生可能エネルギーから始めたいと思いますけれども、多くの様々な意見があるんですけれども、再生可能エネルギー一〇〇%で大丈夫だと言う人もいるし、いや、とても現実的には一〇〇%は無理だと言う人もあるわけでございます。そこで、私は、政府の方針である再エネを最大限導入するということは賛成であります。 Angry: 0.499 Disgust: 0.513 Fear: 0.504 Happy: 0.553 Sad: 0.365 Surprise: 0.457
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00:49:01 ~ 00:49:20 額賀委員
最大限導入するに当たっていろいろな課題があると思いますが、その課題と、それから、具体的に再生エネルギーを拡大していく方策について、梶山大臣の御意見をいただきたいと思います。 Angry: 0.249 Disgust: 0.196 Fear: 0.329 Happy: 0.861 Sad: 0.483 Surprise: 0.602
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00:49:20 ~ 00:50:05 梶山国務大臣
再生可能エネルギーは、エネルギー安全保障にも寄与できる重要な低炭素の国産エネルギー源であり、二〇五〇年カーボンニュートラルの実現に向けた鍵であると思っております。再生エネにつきましては、国民負担を抑制しつつ、最大限導入し、主力電源化していくことが政府の基本方針であります。しかし、これを実現するためには、太陽光や風力の出力変動に対応するために必要な調整力をどのように確保していくか、電源脱落等の緊急時にブラックアウトを回避するために必要となる慣性力をどのように確保するか、地形、風況、日射量等の我が国の自然条件を踏まえつつ、どのように適地を確保していくかといった様々な課題があるわけであります。 Angry: 0.394 Disgust: 0.371 Fear: 0.507 Happy: 0.651 Sad: 0.356 Surprise: 0.567
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00:50:05 ~ 00:51:22 梶山国務大臣
こうした課題の克服に向けて、揚水発電の活用や蓄電池の導入拡大等による調整力の確保、再エネ導入に徹底的に取り組んでまいりたいと考えております。一方で、二〇五〇年に向けた再エネの技術開発やコスト低減の見通しには不確実性があることは、現実であります。こうした不確実性を考慮せずに再エネだけでカーボンニュートラルを目指す政策を選択することは、我が国のエネルギー政策としては適当ではないと考えております。いろいろな御意見の方のお話を伺いました。そして、非常に再生エネルギーの導入比率が高い方たちも、やはり、調整力とそして慣性力の課題がありますねということはお話しになっているということでありまして、克服しなければならない課題であるということであります。その上で、再エネの更なる導入に向けては、あらゆる政策手段を導入し、洋上風力発電の強靱な国内サプライチェーン形成に向けた投資喚起、既存の太陽電池では設置困難な場所に設置可能な次世代太陽電池の実用化等にスピード感を持って取り組んでまいりたいと思っております。 Angry: 0.427 Disgust: 0.329 Fear: 0.496 Happy: 0.588 Sad: 0.411 Surprise: 0.544
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00:51:22 ~ 00:51:59 梶山国務大臣
また、将来カーボンフリー電源として期待される水素発電やCCUS、カーボンリサイクルを活用した火力発電については、今後、実用化に向けては一定の時間を要しますが、水素を安定的に燃焼させるための技術開発やCO2分離回収技術の低コスト化に取り組んでまいります。これらにつきましては、技術的にはある程度確立されてきているということであります。こうした二〇五〇年に向けた具体的な道筋については、再エネの将来像を含め、様々な御意見を伺いながら、議論を深めてまいりたいと考えております。 Angry: 0.470 Disgust: 0.376 Fear: 0.417 Happy: 0.711 Sad: 0.374 Surprise: 0.510
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Angry: 0.284 Disgust: 0.316 Fear: 0.206 Happy: 0.886 Sad: 0.687 Surprise: 0.361
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00:52:03 ~ 00:53:13 額賀委員
茂木外務大臣、私はもういいですから、今日はありがとうございました、退室して結構です。遅れまして済みません。今御発言がありましたように、再生可能エネルギーは、今おっしゃるようにバックアップ電源とか系統接続の制約など様々な課題があるということでありますが、これをしっかりと解決しながら最大限の努力をしていっていただきたいと思っておりますが、再エネ一〇〇%というのはなかなか難しいというふうに受け取った次第であります。次に、洋上風力発電ですが、私も五年前にイギリスに、バーロー洋上風力発電を見学しましたけれども、日本においても、北海道、それから菅総理の秋田県沖とか、私の地元の鹿島港を中心としたその銚子沖合とか、立地条件が優れたところがあると思いますので、しっかりと対応していっていただきたい。 Angry: 0.360 Disgust: 0.293 Fear: 0.418 Happy: 0.664 Sad: 0.521 Surprise: 0.534
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00:53:13 ~ 00:54:09 額賀委員
それから、次世代の太陽光パネルにつきましては、かつての太陽光パネルも技術は立派だったけれども、結果的には中国の物量作戦の前についえ去ったわけでございますから、私どもは、政府がきちっと支援した形で次世代の太陽光パネルを成功させていただいて、アジアとかに輸出するぐらいの気概で是非やっていただきたいというふうに思っております。あと質疑時間五分ということですから、簡単に申し上げますが、次に、水素、アンモニア、CCUS、化石火力についてなんですけれども、水素、アンモニアは、電力部門だけではなくて、産業とか運輸面、自動車産業とか、有効なキーテクノロジーだと言われております。 Angry: 0.507 Disgust: 0.237 Fear: 0.429 Happy: 0.673 Sad: 0.330 Surprise: 0.551
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00:54:09 ~ 00:54:40 額賀委員
水素、アンモニアの広がり、可能性、そして実用化に向けて、どういうリードタイムで考えているのか。それから、もう一つ、CCUS、化石火力についても、これをどんな時間軸でCCUSの技術革新が展開されていくのか、教えていただきたいと思います。 Angry: 0.345 Disgust: 0.214 Fear: 0.528 Happy: 0.677 Sad: 0.385 Surprise: 0.657
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00:54:40 ~ 00:55:18 梶山国務大臣
水素、アンモニアにつきましては、まず製造、そして輸送、運搬ですね、そして利活用ということで技術開発を進めているところであります。まだコストが追いつかないということもありますけれども、例えば、石炭火発にアンモニアを混焼する、またLNG火発に水素を混焼するという形で実証実験をやっておりますし、いずれ専焼の形で、それだけの発電の形で進めてまいりたいと思っておりますので、これは、官民を挙げてしっかり、その製造、運搬、利活用のところでしっかりと対応をしているところであります。 Angry: 0.297 Disgust: 0.239 Fear: 0.493 Happy: 0.832 Sad: 0.309 Surprise: 0.607
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00:55:18 ~ 00:56:02 梶山国務大臣
CCUSにつきましては、適地があるかどうかということもありますけれども、北海道苫小牧で今実証実験をしているところであります。海外のCCUSを参考にしながらしっかりと進めていきたいということでありますが、現実には、カーボンリサイクルということで、本当は近いところで、その排出する近いところでそれらの利活用ができれば一番だということでありまして、カーボンリサイクルという中で、CO2を分離回収をしましてコンクリートやプラスチックに変えていく、こういった技術も含めて、今、官民も挙げた研究開発をしているところでありまして、時間軸をしっかりと捉えた上で対応をしてまいりたいと考えております。 Angry: 0.209 Disgust: 0.231 Fear: 0.400 Happy: 0.872 Sad: 0.399 Surprise: 0.619
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00:56:02 ~ 00:57:11 額賀委員
今大臣がおっしゃるように、この水素、アンモニアとCCUS、化石火力の技術革新というのは、これからいろいろと研究、実証、そして実装に向かっていくわけだけれども、相当、かなり時間がかかるのではないかとも言われております。二〇三〇年代半ば以降、ようやくいろいろ、CO2を減らしていく、あるいは水素の実用化のめどが立っていく、そんな感じなのかなという印象も持っておりますけれども、しかし、カーボンニュートラルを実現するためには絶対不可欠な電源でありますから、国を挙げて取り組んでいってもらいたいというふうに思っているところでございます。さて、順番を変えて、残り二、三分でありますが、原子力についてお話を伺いたいというふうに思っております。 Angry: 0.247 Disgust: 0.207 Fear: 0.496 Happy: 0.686 Sad: 0.525 Surprise: 0.596
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00:57:11 ~ 00:58:17 額賀委員
原子力については、今、水素、アンモニアとか、CO2削減の話が出てきましたけれども、こういう水素とか、あるいはCO2を除去した火力発電所ができない間は全体の電力供給のバランスをどうしていくのかということを考えたときに、私は、海外との電線網を持っていない日本としては、やはり原子力を活用して安定的な供給を図っていかなければならないのではないか、そういうふうに考えるわけでございます。その意味で、政府は現在、原子力規制委員会の承認を得た上で、安全を確保して、原発の再稼働とか四十年を超える原子炉の運転延長について長期的な利用を進めていますけれども、これもしっかりと対応していっていただきたいというふうに思っております。 Angry: 0.726 Disgust: 0.355 Fear: 0.449 Happy: 0.357 Sad: 0.454 Surprise: 0.326
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00:58:17 ~ 00:59:17 額賀委員
そのことも含めて、もう一つは、先ほど菅総理が、カーボンニュートラルでデジタル化とか、様々な成長戦略をやっているということでございます。したがって、産業界のリーダーは、中長期的に目標ができたので、ようやく本気を出して前向きに投資をしようとしている、そういう形ができつつあるわけであります。原子力分野においても、事業者がリスクを背負って前に向いていく、そして技術の安全と人員を確保する、そういう形の基盤づくりをしていかなければならないんじゃないか、そういう時期が来ているんじゃないかとも思っているんですけれども、梶山大臣の見解を聞きたいと思います。 Angry: 0.419 Disgust: 0.286 Fear: 0.436 Happy: 0.753 Sad: 0.349 Surprise: 0.574
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00:59:17 ~ 01:00:05 梶山国務大臣
日本がカーボンニュートラルを目指す上で、これからの方策というのは大変高いハードルであると思っております。原子力も含めて使えるものは最大限活用するという方針の下で、あらゆる選択肢を追求していかなければならないと思っております。今委員がおっしゃったように、震災後の、事故後にできた規制委員会、そしてそこで作られた新規制基準に基づいて、そこで適合したものについてはしっかりと再稼働をしていくという方針で行っておりますけれども、中長期的な政策の方向性についても議論をしていく必要があると思っております。まずは、原子力に対する国民からの信頼回復に努め、再稼働を進めつつ、額賀先生から頂戴した指摘も踏まえて結論を出していきたいと思っております。 Angry: 0.396 Disgust: 0.305 Fear: 0.581 Happy: 0.521 Sad: 0.429 Surprise: 0.537
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01:00:05 ~ 01:00:16 梶山国務大臣
資源のない国ですから、やはり、エネルギーミックスをどう考えていくかという中で、ある技術を最大限使うということは大変重要な課題であると思っております。 Angry: 0.209 Disgust: 0.184 Fear: 0.539 Happy: 0.749 Sad: 0.372 Surprise: 0.725
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Angry: 0.344 Disgust: 0.251 Fear: 0.462 Happy: 0.741 Sad: 0.423 Surprise: 0.619
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01:00:18 ~ 01:00:58 額賀委員
ありがとうございます。日本はやはり一本足打法ではエネルギー問題は解決できない、やはり複数のシナリオで、しっかりと日本の安全保障の根幹であるエネルギーの安定供給を考えていかなければならないと思っております。自由民主党においても、エネルギー基本計画の見直しについては対案を出させていただいて、そして政府・与党一体となってこの問題の解決に当たっていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。ありがとうございました。 Angry: 0.452 Disgust: 0.336 Fear: 0.330 Happy: 0.717 Sad: 0.553 Surprise: 0.371
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01:01:13 ~ 01:02:18 山際委員
おはようございます。自由民主党の山際大志郎です。今ほど、自由民主党の中でエネルギーの政策を議論して、そして党の意思決定をしていく総合エネルギー戦略調査会の額賀会長からエネルギー全般についてのお話がございました。私は、そのエネルギー戦略調査会の事務局長を務めている関係もございまして、エネルギーの話を少し深めてまいりたいと思ってございます。総理がカーボンニュートラルを宣言をされました。私は、もう三〇〇%ぐらいこれに同意をいたしますし、何としても実現したいという思いでございます。しかし、実際、現実はそんなに甘くないということもエネルギーの分野で汗をかいてきた人間として分かっておりまして、これまでの環境政策、そしてこれまでの産業政策、どうしてもぶつかる側面があった、これは否みようのない事実だと思います。 Angry: 0.479 Disgust: 0.407 Fear: 0.430 Happy: 0.691 Sad: 0.376 Surprise: 0.515
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01:02:18 ~ 01:03:14 山際委員
そこで、環境政策と産業政策を一致させてカーボンニュートラルをつくっていく、実現させていくということにおいて、まずは、今まで行われてきた環境政策、これを、環境面で見たら評価される点というのはいっぱいあると思いますよ、しかし、これを産業面から見たときにどう評価できるか、やはり検証した上で、これからそれを一本化していくということが必要になると思うんです。一例を挙げるならば、我々の日本の地名が書いてある京都議定書というものが、環境の分野においては非常にこれは有名なものとして、世界的に有名なものとしてございますけれども、これは環境面においては相当大事な政策であったと思いますけれども、一方で、日本の国富が海外に流出してしまう、そういう側面もあったというふうに思います。 Angry: 0.430 Disgust: 0.282 Fear: 0.461 Happy: 0.701 Sad: 0.348 Surprise: 0.493
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01:03:14 ~ 01:03:32 山際委員
こういった事例も含めて、これまでの環境政策をあえて産業政策として切ったときに何が課題であって、これからどうしようとされるか、まずは経済産業大臣に聞きたいと思います。 Angry: 0.354 Disgust: 0.242 Fear: 0.542 Happy: 0.561 Sad: 0.559 Surprise: 0.429
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01:03:32 ~ 01:04:00 梶山国務大臣
山際議員御指摘のとおり、我が国は、京都議定書下における温室効果ガスの排出削減目標の達成のために、京都メカニズムを通じて他国から排出枠を購入をいたしました。こうした取組に関し、京都メカニズムでは自国の技術の海外展開と結びつかないなど、単に排出削減義務の達成に必要なクレジットを海外から購入したという批判があることも承知をしております。 Angry: 0.489 Disgust: 0.296 Fear: 0.430 Happy: 0.609 Sad: 0.445 Surprise: 0.449
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01:04:00 ~ 01:05:12 梶山国務大臣
他方、温暖化対策はもはや経済の制約ではない、これは誰もが言っていることでありますけれども、成長を生み出すその鍵となるものであります。こうした反省も踏まえて、エネルギーマネジメントシステム等、我が国の優れた低炭素技術を通じてクレジット化することで、排出削減に貢献する事業を行っているところであります。また、水素は、将来のエネルギー資源として世界各地で国家戦略が策定をされ、そして日本の優れた水素発電技術や水素輸送技術は世界市場を開拓できる可能性がありますし、もう現実に海外との連携もしているということであります。従来の発想を転換をし、二〇五〇年カーボンニュートラルへの挑戦を経済成長にしっかりとつなげていくこと、これが重要な点であると思っております。昨年末、このために、産業政策をグリーン成長戦略として取りまとめさせていただきました。予算、税、規制改革・標準化、国際連携などの政策を総動員して戦略を実行し、経済と環境の好循環をつくり出してまいりたいと考えております。 Angry: 0.439 Disgust: 0.329 Fear: 0.491 Happy: 0.620 Sad: 0.398 Surprise: 0.544
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01:05:12 ~ 01:06:04 山際委員
ありがとうございます。是非、リーダーシップに期待したいと思います。今、グリーン成長戦略のお話が出ました。その中にも国際連携という言葉が出てまいりましたが、言葉を選ばずに、少し耳の痛いことかもしれませんが聞いていただきたいと思いますけれども、私たちの日本という国は、どうしても国際社会に出たときに、イニシアティブを取りづらい国、なかなかリーダーシップを、日本が言い出しっぺで、日本が形を作って、そして世界をよい方向に導いていくということがやりづらい国、このように評価されていると私は正直思います。例えば、国際連合においてSDGsというのがあります。 Angry: 0.300 Disgust: 0.294 Fear: 0.346 Happy: 0.764 Sad: 0.574 Surprise: 0.491
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01:06:04 ~ 01:07:28 山際委員
このSDGs、十七の目標があるというふうになっていて、一つ一つ見れば、どれも否定するべきことは一つもないんですよね。その上、この一つ一つのことは、我々日本は今まで何もやってこなかったことなのかと。中身を見たら、世界に先駆けて日本がやってきたことがいっぱいそのSDGsのゴール、目標、目的の中に入っているわけですよ。しかし、枠組みは、SDGs、横文字ですよ。やはり我々は、もう少し、日本発のルール形成というものが行われている、こう認識されているようなものでなければいけないと思うんですね。特に、このカーボンニュートラルというのは非常に難しいですよ。そして、カーボンニュートラル、各国、各極と言ってもいいかもしれませんね、EUあたりも含めて、自分の国の産業あるいは自分の地域の産業が今の段階では弱い、これをカーボンニュートラルという新しい概念を持ち出すことによって一打逆転を狙おう、こういうゲームチェンジをしかけてきている、そういうことが透けて見えるような、そういう事例もいっぱいあるじゃないですか。 Angry: 0.320 Disgust: 0.246 Fear: 0.547 Happy: 0.634 Sad: 0.400 Surprise: 0.654
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01:07:28 ~ 01:07:57 山際委員
我々は、このカーボンニュートラル、最初に申し上げたように、私はもう三〇〇%全力でこれを何とか実現するために努力をしたいと思っておりますけれども、しかし、この戦略を練っていく上で、ルールを作っていくという上で、やはり私たちはもう少し主導権を握ってこのルール形成に主体的に取り組んでいかなきゃいけないと思いますが、この点についての梶山大臣の見解をお伺いしたいと思います。 Angry: 0.559 Disgust: 0.233 Fear: 0.326 Happy: 0.653 Sad: 0.580 Surprise: 0.327
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Angry: 0.165 Disgust: 0.200 Fear: 0.690 Happy: 0.412 Sad: 0.615 Surprise: 0.653
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01:08:05 ~ 01:09:12 梶山国務大臣
世界では、政府や企業がカーボンニュートラルの旗を掲げて脱炭素技術の大競争を行う時代に突入をしているということであります。カーボンニュートラルの実現を、気候変動という人類共通の課題への対応という視点だけじゃなくて、委員がおっしゃるように、政府や企業が、カーボンニュートラルの実現の鍵となる革新的技術に大きな投資や市場創出を行って、現在形成されている市場の奪還を狙っている向きがあるという視点があることも事実であります。こうした中、我が国としても、内外一体の産業政策の視点を持ち、戦略的に取り組んでいくことが重要であります。例えば、革新的技術の研究開発、社会実装を進める上では、国内市場のみならず新興国等の海外市場を獲得し、スケールメリットを生かしたコスト削減を実現することで、国際競争の強化につなげることが重要であります。そして、その中で、エネルギー、環境技術に強みを有する我が国として、自国の産業力強化の視点から、国際的なルール形成にも積極的に参加していく必要があります。 Angry: 0.597 Disgust: 0.351 Fear: 0.489 Happy: 0.588 Sad: 0.265 Surprise: 0.584
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01:09:12 ~ 01:10:20 梶山国務大臣
例えば、CCUSやカーボンリサイクルなどの化石燃料の脱炭素化に関する技術について、アジア等新興国を巻き込んだ国際的な会議等の開催により国際的な議論や協力をリードしていかなければならないと思っておりますし、今、現実に進めているところであります。欧米を中心にタクソノミー、分類というものがありますし、ただ、一気にそこに行くのか、それとも、移行期間、どういう形で移行をしていくのかということも含めて、途上国、新興国とEU、米国との考えの違いもあると思いますし、そういったものの意見の一致を見るための努力というものはこれから汗をかいていかなければならないと思っております。世界全体で約三千兆円と言われるESG資金の活用、また、日本企業が競争力のある技術に民間資金を呼び込む視点も重要でありまして、欧州が主導するグリーンな活動か否かを厳格に決めて民間資金を誘導するルールは、欧州が競争力を持つ分野に有利な側面もあるということであります。 Angry: 0.525 Disgust: 0.290 Fear: 0.500 Happy: 0.537 Sad: 0.363 Surprise: 0.547
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01:10:20 ~ 01:11:01 梶山国務大臣
我が国企業が競争力を持つ地道な省エネ技術など、着実な低炭素移行の取組が排除されることなく評価されることが必要であり、日本企業に民間資金が流れ込むように国際的なルール作りや国際連携を進めてまいりたいと思います。例えば、自動車の業界でも、排出規制ということで、もうかなりのきつい規制がEU等で行われております。そして、それを守らなければ罰則がある、そして、それを進めているところには奨励金があるという中で、域内での取組というものが企業や産業の生き残りということでされているのも現実であります。 Angry: 0.572 Disgust: 0.409 Fear: 0.504 Happy: 0.333 Sad: 0.466 Surprise: 0.460
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01:11:01 ~ 01:11:15 梶山国務大臣
スタートが少し遅くなりましたけれども、そういったところ、行き着くところは同じだという中で、少し景色が違いますけれども、そういった点も含めて、国際連携をしっかりとしてまいりたいと思っております。 Angry: 0.219 Disgust: 0.180 Fear: 0.532 Happy: 0.664 Sad: 0.537 Surprise: 0.586
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01:11:15 ~ 01:12:12 山際委員
ありがとうございました。今、大臣の御答弁の中で多くのキーワードが出てきたように思います。その中の一番大きいのは産業競争力をどう強化させるかということだと思いますが、もう一つは、途上国という話が出ましたね。実は、世界の中における二酸化炭素、主に二酸化炭素ということですが、この温暖化ガスの排出量というのをパーセンテージで見ると、日本は、残念ながらと言うのか分かりませんけれども、もう三%というレベルまで来てしまっているわけですね。ですから、当然、日本国内においてカーボンニュートラルを二〇五〇年に実現していくということ、これはもう絶対に必要なことだとみんなで頑張らなくてはいけないんですが、日本だけが頑張っても、あとの九七%の人たちは知らぬ顔という話であれば、これは余り効果はないですね。 Angry: 0.318 Disgust: 0.270 Fear: 0.480 Happy: 0.641 Sad: 0.463 Surprise: 0.589
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01:12:12 ~ 01:13:04 山際委員
地球全体における気候変動というものを止める、こういう視点からいったときには、どれだけ国際ルールの形成に我が国が寄与していけるか、これはもう本当に肝だと思いますので、是非、大臣始め皆さんのリーダーシップを期待したいと思います。そしてもう一つ、国内に目を転じたときに、やはりカーボンニュートラルという話になったら、これは相当ショッキングなんですよ。特に、化石燃料を直接扱っているビジネスの方々からすると、本当に、我々のビジネス、どうなるんだろうか。例えば、ガソリンスタンドの業界なんというのは、今でもハイブリッドカーが普通になってきて、ガソリンやあるいは軽油の消費量というのはどんと下がっているのに、カーボンニュートラルということは、もう石油を扱わなくなるのかという話になるわけですね。 Angry: 0.428 Disgust: 0.270 Fear: 0.535 Happy: 0.540 Sad: 0.385 Surprise: 0.582
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01:13:04 ~ 01:14:09 山際委員
ですから、やはり、世界の中でのルールをしっかり主導権を握って作っていくということと同時に、国内の皆さんに対して、どうちゃんと説明をし切っていくかということも重要なので、そこも併せてお願いをしたいと思います。そして、もう一つ、国内産業だけではありませんけれども、私が心配しているのは、カーボンプライシングという言葉です。これは、テレビを御覧の皆様はなかなか分かりづらいかもしれないので、簡単に言うと、二酸化炭素に値段をつけるという話ですね。二酸化炭素をたくさん出す人はその分だけお金を払わなきゃいけない、簡単に言うとそういうことだと思うんです。これは、産業競争力というキーワードが出てまいりました。この視点から見たときに、炭素税のような、言ってみれば懲罰的なそういう対策を、政策を行ってしまうと、産業競争力にマイナスになることは、これはもう火を見るより明らかだと思います。 Angry: 0.473 Disgust: 0.269 Fear: 0.495 Happy: 0.591 Sad: 0.408 Surprise: 0.534
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01:14:09 ~ 01:14:49 山際委員
一方で、EUを中心に、今、国境で、このCO2のやり取りに関して調整措置を行っていこう、あるいは、先ほどタクソノミーなんて話もありましたけれども、国際関係の中でこのCO2をどう扱うかという話も出てきている。まさにこれはリーダーシップを発揮して、日本が主としてこのカーボンプライシング、ルールというものを決めていかなきゃいけないと思うんです。そのときに日本の産業が弱体化するというようなことがあっては絶対いけないと思いますが、その点について梶山大臣はどうお考えでしょうか。 Angry: 0.528 Disgust: 0.331 Fear: 0.436 Happy: 0.520 Sad: 0.490 Surprise: 0.450
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01:14:49 ~ 01:15:05 梶山国務大臣
カーボンプライシングにつきましては、総理から指示がありました。そして、私と小泉環境大臣が呼ばれて、成長戦略に資するものという前提でしっかりと考えてくれ、そして結論を出していってくれということを総理から指示をいただいております。 Angry: 0.429 Disgust: 0.308 Fear: 0.420 Happy: 0.728 Sad: 0.398 Surprise: 0.546
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01:15:05 ~ 01:16:00 梶山国務大臣
カーボンプライシングについて、成長戦略に資するかどうかというのは、今委員がおっしゃったように、国際競争力をそがない、そして二〇五〇年のカーボンニュートラルに向けてのスピードを落とさない、そういった中で決めていくことだと思っております。産業政策を所管する経済産業省として、結論ありきではなくて、排出量取引制度、炭素税等やクレジット取引のみならず、国境調整措置も含めて、幅広く議論を行っているところでもあります。CO2の排出削減を進めるために利用可能な技術が存在しない場合、炭素税などの負担を重くするだけでは、成長せずに、CO2も減らないと考えております。代替技術を利用可能な企業が排出削減に向けた投資にメリットを感じて具体的な投資を行うような制度を検討する必要があると思っております。 Angry: 0.499 Disgust: 0.398 Fear: 0.476 Happy: 0.517 Sad: 0.442 Surprise: 0.422
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01:16:00 ~ 01:17:00 梶山国務大臣
また、欧州では、温暖化対策が不十分な国からの輸入品に対して国境調整措置を課すことが検討されております。関税を賦課するなどの方法も考えられ、ルールによっては我が国の企業の国際競争力を損なうおそれもあります。例えば産業プロセスにおけるCO2の排出量の計測手法など、国際的なルール作りで諸外国との連携を含め、対応をしっかりと検討してまいりたいと思います。冒頭、お話がありましたけれども、京都議定書のときのルール決め、キャップを決める、排出量の限度を決めるということも、なかなかやはり難しい作業であったと思っております。そういったもの、公平性、透明性がないと、なかなかこういう取引というものは難しいのかなと思っております。それらも含めて、総理の指示を踏まえて、小泉環境大臣とともに、折に触れて意思疎通を図っておりまして、環境省とも連携して結論を出してまいりたいと思います。 Angry: 0.407 Disgust: 0.248 Fear: 0.486 Happy: 0.610 Sad: 0.498 Surprise: 0.509
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01:17:00 ~ 01:17:18 梶山国務大臣
それぞれにその審議会、委員会を持っておりますけれども、重複する議員がかなりいますので、それぞれの考え方をいずれ収束をさせて、しっかりとした結論に導いてまいりたいと思っております。 Angry: 0.810 Disgust: 0.213 Fear: 0.361 Happy: 0.491 Sad: 0.290 Surprise: 0.417
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01:17:18 ~ 01:18:15 山際委員
是非、連携してやっていただきたいと思うんですが、日本の産業構造というのをやはり踏まえた上で国際的な議論をしていかないと本当にまずいと思うんですね。もちろん、日本のGDPを見れば国内の消費というものが一番大きいわけですけれども、そうはいいながらも、物づくり産業は強いものとしてそこにあります。そして、これは二十一世紀も、我が国の国際社会の中における強みとして維持強化をしていきたいというのが我々全体の思いだと思います。当然、CO2という話になりますと、材料を買ってきて、それを加工して、そして輸出をするわけですから、加工するときに、どうしたってエネルギーを使わなきゃ加工できませんので、その分だけCO2がカウントとしてはたまっていくというのは当たり前ですね。 Angry: 0.334 Disgust: 0.334 Fear: 0.526 Happy: 0.611 Sad: 0.450 Surprise: 0.529
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01:18:15 ~ 01:19:22 山際委員
ですから、物づくりの場を持っている国というのは、そこでCO2に対して値段をつけていくという単にそれだけの競争にさらされたときには、これは絶対に損しますよ。ですから、そうならないようにするための工夫、これは本当に国際社会の中でリーダーシップを持って交渉していただかなきゃいけないと思いますので、是非よろしくお願いしたいと思います。そしてもう一つ、額賀会長の方から先ほど、エネルギー基本計画を、今年、改定の作業に入らなきゃいけないという話がございました。エネルギー基本計画は、二〇三〇年のエネルギーの絵姿というものを現実的なものとして見せなくてはいけないですね。二〇五〇年のカーボンニュートラルに関しては先ほどシナリオが幾つも出ておりましたけれども、いろいろなシナリオがまだ考え得ると思いますし、また、今はまだ社会実装できない技術でも、二〇三〇年にはあるいは二〇四〇年には社会実装ができる可能性が高い、こういう技術もあろうと思います。 Angry: 0.442 Disgust: 0.332 Fear: 0.483 Happy: 0.608 Sad: 0.421 Surprise: 0.472
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01:19:22 ~ 01:20:14 山際委員
それにプラスして、我々、産業競争力という先ほどのキーワードが入ってきますから、当然、エネルギー基本計画、二〇三〇年を考えるときには、我が国の産業にとってそれがどれだけ寄与するかということもしっかり考えた上で計画は立てていかなきゃいけないと思うんです。そこで、まず、足下、再生可能エネルギー、風力、太陽光あたりが一番だと思いますけれども、それの国産比率、そして原子力、これの国産比率、今ファクトとしてどういう状況になっているかということを、事務方、教えていただけますか。 Angry: 0.402 Disgust: 0.285 Fear: 0.487 Happy: 0.619 Sad: 0.483 Surprise: 0.508
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01:20:14 ~ 01:20:43 保坂政府参考人
お答え申し上げます。各電源の国産比率につきましては、一律に比較することは難しいところでございますけれども、例えば、直近の国内市場における太陽光パネルの国内生産比率は一七%、風力発電につきましては、直近の新規導入量に占める日本企業のシェアは一四%、原子力発電設備の国産化率は九割程度となっているところでございます。 Angry: 0.514 Disgust: 0.428 Fear: 0.477 Happy: 0.664 Sad: 0.313 Surprise: 0.548
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01:20:43 ~ 01:21:06 山際委員
今お話あったように、足下、私は、再生可能エネルギーを導入できる分はとにかく最大限導入した方がいいという論者ですけれども、しかし、足下を見たときに、国内の産業に対しての寄与度というのは一七とか一四とかという数字が出ていますから、それほど高くない。 Angry: 0.351 Disgust: 0.525 Fear: 0.670 Happy: 0.400 Sad: 0.403 Surprise: 0.538
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01:21:06 ~ 01:21:51 山際委員
原子力は九割を超えているわけですね。ですから、二〇三〇年に向けてエネルギー基本計画をもう一度見直しをするというときには、この国内産業に対する寄与度、これもしっかり見ていかなければいけないと思います。先ほど、原子力産業に対しての姿勢というものに関して額賀会長が質問されたことに対して、梶山大臣がお答えになられていました。私は、あえてもう一度、原子力というものをしっかり二〇三〇年に向けて使い倒していくんだ、このことについて御発言をいただきたいと思います。 Angry: 0.546 Disgust: 0.288 Fear: 0.503 Happy: 0.493 Sad: 0.400 Surprise: 0.541
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01:21:51 ~ 01:22:08 梶山国務大臣
二〇一一年の三月十一日の東電の福島原子力発電所の事故以来、全部が止まった時期もありました。その後にできた規制委員会、そしてそこで作られた新規制基準に基づいてもう一度審査が行われているわけであります。 Angry: 0.464 Disgust: 0.352 Fear: 0.619 Happy: 0.384 Sad: 0.431 Surprise: 0.591
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01:22:08 ~ 01:22:58 梶山国務大臣
追加の施設も必要になるという中で行われているわけでありますが、その基準を通ったものに関しましては、国民の信頼、また地域住民の信頼を得た上で再稼働をしていくというのが国の方針であります。今、その信頼を回復する途上であると思っております。ただ、技術としては、安全性に資するもの、また、新しい素材や新しい材料に資するものということで研究開発というものは行われておりますし、今の既存の原子力発電所にも応用できるものも数多くあると思っております。イノベーションというのは、研究を進めていかなければなかなかそういう新しい技術というのは入ってまいりませんので、中長期の視野に立った計画、考え方が必要であると思っております。 Angry: 0.355 Disgust: 0.301 Fear: 0.447 Happy: 0.729 Sad: 0.419 Surprise: 0.563
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Angry: 0.714 Disgust: 0.369 Fear: 0.343 Happy: 0.482 Sad: 0.403 Surprise: 0.400
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01:23:08 ~ 01:24:06 山際委員
私は、原子力はもう少し前向きに利活用しなくてはいけない、そうでないとカーボンニュートラルは実現できないという現実的な考えを持っている人間ですけれども、しかし、無条件でという話ではないと思うんですね。ですから、しっかり議論をさせていただきたいと思います。そして、第三次補正予算で二兆円の基金というものがエネルギーの分野に関してつきました。これも、今の足下の数字で太陽光発電や風力発電の国産比率が十数%しかないということからすると、これを上げていくための手段として使っていくんだろうなというふうに予想はつきますけれども、実際にどのように今政府内で議論が進んでいて、この二兆円の基金を十年間にわたって社会実装までつなげるんだという話ですから、どのような形で使おうとされているか、これもお答えいただけますか。 Angry: 0.474 Disgust: 0.288 Fear: 0.499 Happy: 0.601 Sad: 0.361 Surprise: 0.566
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01:24:06 ~ 01:25:24 梶山国務大臣
御指摘のグリーンイノベーション基金は、昨年策定したグリーン成長戦略の実行計画を踏まえて、カーボンニュートラルの実現の鍵となる革新的技術について具体的な目標へのコミットメントを示す企業等に対して、十年間、その研究開発、実証から社会実装までを継続して支援するものであります。五年区切りで実証実験とか実証のものを今もやっておりますけれども、その隙間で、研究員であるとか技術者というものが海外に流出をされたり引き抜きをされたりという現実があります。ですから、十年間しっかり続けた上で、今度は実装、そして実用に向けていくという中で、その段階でしっかりとまた製造の設備投資等にも国が支援をしていくという考え方の中で、この基金を設置をさせていただきました。長期的開発が必要な革新的技術の例としては、電化社会に必要な次世代の蓄電池の技術、熱・電力分野等を脱炭素化するための水素の大量供給、利用技術、CO2を素材の原料や燃料等として生かすカーボンリサイクル技術等が挙げられるわけであります。 Angry: 0.485 Disgust: 0.339 Fear: 0.519 Happy: 0.618 Sad: 0.285 Surprise: 0.581
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01:25:24 ~ 01:26:09 梶山国務大臣
基金が対象とする技術開発というのは、革新的なものばかりで、社会実装まで見据えると長期にわたる粘り強い取組が不可欠であると考えております。このため、支援に当たっては、企業の経営者に経営課題として取り組むことへの強いコミットメントを求めたいと考えております。その際、国等に対して表明した経営者のコミットメントに関する具体的な取組を継続的に確認し、不十分であるなどの場合には委託費の一部返還を求めることも考えてまいりたいと思います。目標の達成度に応じて国がより多く負担をする仕組みを設けて、成果報酬のようなインセンティブ措置を設けることの仕組みも検討中であります。 Angry: 0.594 Disgust: 0.375 Fear: 0.521 Happy: 0.450 Sad: 0.387 Surprise: 0.473
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01:26:09 ~ 01:26:25 梶山国務大臣
現在、基金事業の支援対象や仕組みの詳細につきましては検討しているところでありますが、この基金を効果的に活用し、日本の将来の所得、雇用の創出につなげてまいりたいと考えております。 Angry: 0.325 Disgust: 0.279 Fear: 0.420 Happy: 0.781 Sad: 0.489 Surprise: 0.511
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01:26:25 ~ 01:27:00 山際委員
ありがとうございました。この基金が利活用されることによって、二〇三〇年以降、カーボンニュートラルが実際のものとして視野に入ってきたときに日本の産業の国産比率が飛躍的に高まっている、そういう状況を夢見ながらこれをフォローしてまいりたいと思います。あっという間に時間が過ぎまして、最後に、カーボンニュートラルについて、私は皆さんとこの意義について共有を深めたいと思ってございます。 Angry: 0.366 Disgust: 0.321 Fear: 0.438 Happy: 0.678 Sad: 0.469 Surprise: 0.531
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01:27:00 ~ 01:28:02 山際委員
冒頭にもお話ありましたように、カーボンニュートラルというのは、環境政策と経済政策とを一致させるものであるという説明の仕方もありました。これは、単なる環境政策ではないし、単なる経済政策でもないということは、菅総理を始め皆さんがそうおっしゃっているとおりだと思うんですね。もう一つの視点でいうと、安全保障という視点からいったときにも、このカーボンニュートラルというのは、今までの私たちの日本の置かれている安全保障上の状況を一変させる、今までにない、本当に画期的な政策だと私は思います。安全保障の問題は、当然、国防と言われる伝統的な安全保障の問題から今日扱ってきたエネルギーの問題まで幅広くありますけれども、しかし、それぞれの分野でそれぞれの専門家たちが一生懸命この安全保障をこれまで考えてきたわけですね。しかし、最近、経済安全保障ということを言われるようになってきて、全ての分野において安全保障の視点を入れていかなきゃいけない。 Angry: 0.474 Disgust: 0.311 Fear: 0.535 Happy: 0.506 Sad: 0.436 Surprise: 0.520
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01:28:02 ~ 01:29:13 山際委員
もとより、エネルギーの問題に関しては安全保障そのものですから、これまでもずっと見てきたわけですけれども、しかし、これを、全体を横串を刺すように、全体を俯瞰して安全保障というものを見なきゃいけなくなってきたわけですね。日本は、御案内のように、産業革命以降、エネルギーがなければ産業ができない、そういう社会になってから、エネルギーがないがゆえに、世界の中で確固たる地位を築きながらも、最大の弱点としてエネルギーをずっと持ち続けてきたわけですね。しかし、これが、このくびきがカーボンニュートラルによって解かれる、この意義は計り知れないと思います。私たち政治家が後世に対して責任を果たしていく上においても、これが私は最も大きな責任の果たし方なのではないか、このようにも思っております。この安全保障上の意義というものを皆さんと共有させていただいた上で、だからこそ、障害も大きい、その障害をどうやって乗り越えていくか、菅総理の強いリーダーシップなしにはこの障害を乗り越えていくことはできないと思うんです。 Angry: 0.501 Disgust: 0.286 Fear: 0.525 Happy: 0.448 Sad: 0.462 Surprise: 0.485
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01:29:13 ~ 01:29:31 山際委員
先ほど言った原子力の問題もそうですが、これも使い倒さなければカーボンニュートラルはできない、障害はたくさんあると思います。そういうことも含めて、総理の御決意をもう一たび聞かせていただいて、質問を終えたいと思います。 Angry: 0.378 Disgust: 0.257 Fear: 0.424 Happy: 0.671 Sad: 0.479 Surprise: 0.505
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01:29:31 ~ 01:30:04 菅内閣総理大臣
まず、三〇〇%御支持をいただきましてありがとうございます。是非御支援をお願いします。今、様々な御指摘がありました。そのとおりに、私自身が宣言した二〇五〇年カーボンニュートラルは、経済社会の構造を大きく変革させていくものであり、これによって資源の乏しい日本にとってエネルギー自給率の向上にもつながる、そういう観点からもエネルギー安全保障に資するものである、このように考えています。 Angry: 0.333 Disgust: 0.333 Fear: 0.357 Happy: 0.766 Sad: 0.509 Surprise: 0.489
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01:30:04 ~ 01:30:54 菅内閣総理大臣
例えば、グリーン成長戦略において、洋上風力や水素、安全性に優れた次世代の原子力など、脱炭素を実現しつつ自給率を向上させるものについて、具体的な目標を定めております。これによって民間の投資を促し、イノベーションを加速させていく上で、我が国の強みを生かした低廉で多様なエネルギーを生み出していきたい、こういうふうに思います。今後、十一月のCOP26までに、エネルギー政策の在り方についてあらゆる選択肢を追求して議論を深めて、エネルギー安全保障の面も十分配慮しながら結論を出していきたいと思います。 Angry: 0.545 Disgust: 0.334 Fear: 0.407 Happy: 0.658 Sad: 0.359 Surprise: 0.474
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01:31:14 ~ 01:32:08 福田(達)委員
皆さん、おはようございます。自由民主党・無所属の会の福田達夫でございます。本日は、予算委員会の質疑の時間をいただきまして、ありがとうございます。本日は、経済情勢及びグリーン社会実現などの内外の諸課題ということでございます。私の方からは、景気の現状そして経済対策、その辺につきまして御質問させていただきたいと思います。その前に、一つ総理にお尋ねしたいと思います。実は、ある方から尋ねられました。ワクチンの接種でございます。ワクチンの接種、いよいよ日本の中でもプロセスが始まるわけでありますけれども、まずは医療機関、医療でしっかりと国民の安心を支えていただく皆さん、そこから始まるということでありますが、なぜ総理が一番じゃないのかという話をその方からされました。 Angry: 0.354 Disgust: 0.295 Fear: 0.418 Happy: 0.743 Sad: 0.435 Surprise: 0.562
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01:32:08 ~ 01:33:06 福田(達)委員
菅総理御本人、個人としましては、確かに、御本人もおっしゃっています御高齢という範疇に入るのかもしれません。しかし、総理という存在は、一億二千五百万人の中の唯一の存在であります。この方が、医療機関、この皆様方、責任を負っていらっしゃる方々と同等か若しくはそれ以上に責任を負わなければいけない。全ての国民の命と生命、これを背負っている総理としては、まず一番に接種をしてほしい、そういう話を伺いました。私も、これは全くそのとおりだと思います。どうも菅総理、これが、菅さんという個人と総理大臣というものがごっちゃになってしまっている。その中で、最近、特権階級という言葉も出ていますけれども、しかし、これは責任として総理が率先して接種されるべきではないか、そして、国民の安心をつくるために邁進していただくべきじゃないか、そういうふうに思っておりますし、私もそう思います。 Angry: 0.494 Disgust: 0.267 Fear: 0.494 Happy: 0.557 Sad: 0.363 Surprise: 0.564
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01:33:14 ~ 01:34:02 菅内閣総理大臣
私自身は、順番が来たら率先して接種をしたい、このように申し上げています。この順番については、専門家の委員の先生方との様々な御相談の中で全体の接種が決められております。私も、その中で順番が来たらと思っています。また、ワクチンは感染対策の決め手となるものであるというふうに考えています。国民の皆さんが自らの判断で接種をしていただけるように、副反応や効果を含め、科学的知見に基づいて、ワクチンに関する正しい情報を国民の皆さんに分かりやすくお伝えをしてまいりたいというふうに思います。 Angry: 0.376 Disgust: 0.300 Fear: 0.457 Happy: 0.705 Sad: 0.480 Surprise: 0.516
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01:34:16 ~ 01:35:17 福田(達)委員
ありがとうございます。私としましては、やはり、総理を始め、若しくは総理の代理をやられる方々、この順序の順で是非打っていただいて、この国の政治を止めない、それが国民の安心につながるようにしていただきたい、そういうふうに思っております。続きまして、では、本論でございます景気若しくは経済対策等について聞いてまいりたいと思います。先週金曜日に二月の月例経済報告が発表になりました。その中で、国内景気の現状について、「持ち直しの動きが続いているものの、一部に弱さがみられる。」というふうに表記されています。大分、久しぶりに弱い感じになってまいりましたが、これは緊急事態宣言下におきます人出を減らすという政策効果によるものだというふうには思いますけれども、今の経済の足腰そのもの、そして景気全体の傾向、また今後の見通しについて、西村大臣からお聞かせください。 Angry: 0.356 Disgust: 0.254 Fear: 0.458 Happy: 0.687 Sad: 0.476 Surprise: 0.527
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01:35:17 ~ 01:36:18 西村国務大臣
お答え申し上げます。まず、その前に公表しました十―十二月期のGDPの一次速報でありますけれども、実質GDP成長率前期比プラス三・〇%、年率換算プラス一二・七%と、これは二期連続のプラス成長でありまして、日本経済の潜在的な回復力、これを感じさせる結果となっております。ただ、コロナ前の水準をまだ下回っておりますので、回復は道半ばということであります。その上で、先般公表しました月例経済報告、二月でありますけれども、御指摘のように、足下では、緊急事態宣言を発出しておりますので個人消費、特にサービスで一部弱い動きが見られるということで、やはり六割近いウェートを占める消費がそういう状況ですので若干の下方修正をしたということでありますが、一方で、輸出が増加をしておりまして、その下で設備投資も持ち直しに転じるなど、景気全体としては持ち直し基調が続いております。 Angry: 0.313 Disgust: 0.399 Fear: 0.488 Happy: 0.750 Sad: 0.389 Surprise: 0.545
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01:36:18 ~ 01:37:15 西村国務大臣
足下の感染拡大による下振れリスク、内外の状況による下振れリスクには注意が必要ですけれども、回復力の強さはあるものというふうに見ております。その上で、今回の緊急事態宣言も、昨年春、夏以降の経験を踏まえて、幅広く止めるのではなくて、データに基づいて、今日の御議論の一つだと思いますけれども、飲食の皆さんには大変厳しい状況に置かれておられますけれども、かなり焦点を絞った対策ということで、昨年春ほどの落ち込みはないものというふうに見ております。その上で、もちろん、厳しい状況にある皆さん方にはしっかりと支援をしていくということであります。こうした中で、三次補正の中でも、更にその先を見据えた、今日のテーマでもありますグリーンとかデジタルとか、こういった分野への投資を民間から引き出していくということも今回の予算、税で対応して、早期に民需主導の持続的な成長軌道に戻していくということであります。 Angry: 0.320 Disgust: 0.295 Fear: 0.568 Happy: 0.550 Sad: 0.515 Surprise: 0.507
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01:37:15 ~ 01:37:41 西村国務大臣
こうした取組の下で、今後の見通しとしては、二〇二一年度はまさにこうした対策の結果として四・〇%の実質成長率を見込んでおりまして、二一年度中にはコロナ前の経済水準を回復するということを見込んでおりますので、これを実現できるように引き続き全力で取り組んでまいりたいというふうに考えております。 Angry: 0.327 Disgust: 0.366 Fear: 0.427 Happy: 0.784 Sad: 0.394 Surprise: 0.513
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01:37:41 ~ 01:38:04 福田(達)委員
ありがとうございます。基本的に足腰はそれほど弱くなっていない、そして、それを政策によってしっかりと下支えすることによって、来年度に向けた明るい展望、正直、四%成長というのは、なかなか日本の成長率の中ではこれまでなかったような高い成長率でありますので、そこに向けて明るい兆しが見えているというのがお話だったと思います。 Angry: 0.182 Disgust: 0.232 Fear: 0.336 Happy: 0.854 Sad: 0.686 Surprise: 0.443
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01:38:04 ~ 01:39:00 福田(達)委員
実は、私自身は、前職、商社の調査部というところで仕事をしておりまして、景気を見る仕事をやっておりました。その目から見ていましても、また、私は、地方創生若しくは中小企業、これを自分の本務と考えている人間でございますが、地元をくまなく回りまして、また全国の中小企業の仲間たちとかに話を聞いていますと、どうも今回の景気について、像が結べない感じがしています。一方で、製造業とか公共事業、主に言うと、地域の外からお金を稼ぐ、また対面型ではない産業については、正直、随分と景気は悪くないという印象を僕は受けています。場合によってはフル操業している、そういうところもあるという状況だというふうに思っています。また、在宅時間を豊かにするような消費財、家電でありますとか、地元でも高級家具を作っている会社なんかは非常にもうかっています。 Angry: 0.327 Disgust: 0.287 Fear: 0.495 Happy: 0.695 Sad: 0.357 Surprise: 0.624
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01:39:00 ~ 01:40:00 福田(達)委員
また、サービス関連も、これまで以上に忙しくしている産業もある、そういうふうな認識をしております。一方で、地域内だけでお金を稼いでいる会社若しくは対面型のサービス業、ここについてはやはり厳しい。依然として社会のあちらこちらに救いを求める声が聞かれる、これも事実であると思いますし、この予算委員会におきましても、与野党共に追加の対策を求める声が聞こえたというふうに思っております。同一地域でも同一産業でも、景気がよい悪いと言えない、そういう複雑なモザイク模様となっているというのが今のこの国の現状なのではないかなというふうに思います。鳥瞰的に見ると割と悪くないというふうに見えるんですけれども、きめ細やかに入っていくと、これが細かく細かく分かれているというのが今次の景気後退の特徴なのかなというふうに思っております。このような状況の中で、政府がどのような考え方でもって対策を打つか、これは先ほどお話が少しありましたけれども、これについてお聞きしたいと思います。 Angry: 0.392 Disgust: 0.318 Fear: 0.531 Happy: 0.515 Sad: 0.443 Surprise: 0.544
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01:40:00 ~ 01:41:03 福田(達)委員
そのときに、ちょっと今日、資料をお配りしておりますけれども、一ページ目に、IMFによる経済見通しの推移というグラフをお配りをしております。これは、時々刻々変わる状況に基づいて、IMFが各国の経済成長をどういうふうに修正してきたかというのが見えるグラフでございますが、上のグラフが二〇二〇年の予測であります。もう過去のこととなってはおりますけれども、二〇二〇年一月から二〇二一年の一月までの間、例えばアメリカについては、感染者が増えることによって成長率が下がった、しかし、経済対策によって、一番底のときにはマイナス八%予測だったのが、二一年一月にはマイナス三・四%になっている。ドイツも同様で、よくなっています。しかし、日本については、マイナス五%程度でもって余り変わっていないという状況になっています。人為的に人の流れを止めて経済を止めるという非常に難しい中において、需要不足を全て埋めるというのはこれは不可能に近いと思っています。 Angry: 0.455 Disgust: 0.353 Fear: 0.540 Happy: 0.484 Sad: 0.442 Surprise: 0.521
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01:41:03 ~ 01:41:31 福田(達)委員
なので、各国政府、不合理な損害が生じているんじゃないか、そういうところについて手当てをするということで腐心をしてきていると思います。こういう、日本国においてはなかなか国際評価を伴わなかったということについても含めて、国際的に見劣りがするという批判もちょっとありましたが、これも踏まえて経済対策についてどのような考えをお持ちであるか、お聞かせください。 Angry: 0.592 Disgust: 0.371 Fear: 0.468 Happy: 0.495 Sad: 0.401 Surprise: 0.406
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01:41:31 ~ 01:42:09 西村国務大臣
お答え申し上げます。経済対策につきましては、昨年四月以降、累次にわたる対策そして補正予算、これで事業規模総額二百九十三兆円、GDP比で五割超ということで、国際的に見ても最大級の規模の対策となっております。そして、御指摘のように、IMFも、二〇二一年の日本の実質成長率の見通しを昨年十月時点よりも〇・八ポイント上方修正、上方改定しておりまして、三・一%と見込んでいるところであります。 Angry: 0.373 Disgust: 0.366 Fear: 0.551 Happy: 0.621 Sad: 0.358 Surprise: 0.637
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01:42:09 ~ 01:43:04 西村国務大臣
暦年と年度の違いがありますけれども、まさに二〇一九年末の水準を、二〇二一年の下半期にはそれを回復する姿となっておりますので、その意味で、まさに私どもの見通しとおおむね整合的であるというふうに言えます。そして、御指摘のように、マクロで見ると持ち直しの基調が続いておりますけれども、モザイク模様とおっしゃいましたけれども、まさにサービス関連の事業者を始め厳しい状況におられますので、引き続き、二・七兆円の予備費の活用も含めて、機動的に必要な対策を講じてまいりたいというふうに考えております。その上で、一点だけ御指摘申し上げますと、二〇二一年はそれなりに回復をするんですが、その後、二二年以降の日本の成長率の見通しは、欧米の国々に比べると低めのものとなっています。 Angry: 0.295 Disgust: 0.286 Fear: 0.553 Happy: 0.668 Sad: 0.382 Surprise: 0.625
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01:43:04 ~ 01:43:37 西村国務大臣
ここがまさに中期的な成長力引上げが必要だというところでありまして、今日のテーマでもありますグリーンとかあるいはデジタル、そして人材への投資、私、ヒューマンと呼んでおりますけれども、こういったところにしっかりと政府も支出をしながら、それによって民間の投資あるいは創意工夫を引き出していく、このことが何より重要だというふうに考えております。いずれにしましても、経済の状況をしっかりと見ながら、必要な対策を機動的に講じていきたいというふうに考えております。 Angry: 0.377 Disgust: 0.339 Fear: 0.457 Happy: 0.652 Sad: 0.435 Surprise: 0.518
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01:43:37 ~ 01:44:07 福田(達)委員
ありがとうございます。これまでの対策は、本当に僕は、正直に申し上げまして相当以上の効果があったというふうに思っています。非常に厳しい御批判も受けているところでありますけれども、しかし、相当多くの方が助かった。ここにちょっとファイルがございますけれども、これは何かと申しますと、全国の中小企業の仲間たち若しくはその伴走者の人たちに集めていただいた、実際、中小企業政策、雇用政策において助かった方々の声であります。 Angry: 0.286 Disgust: 0.235 Fear: 0.489 Happy: 0.619 Sad: 0.527 Surprise: 0.570
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01:44:07 ~ 01:45:11 福田(達)委員
私、昨年本当に心を痛めていましたのは、持続化給付金等々でもって、中小企業庁の方々、本当に死ぬ気でもって働いていました。医療崩壊と言われる中、行政崩壊だってあり得た中でもって本当にやっていただいた中において、そのおかげでもって助かった人たちがいらっしゃいます。会社ではないんです。会社で働く方々の生活が、そして人生がこれで助かった。このことは是非国民の皆様には分かっていただきたい、本当にそう思っております。ただ一方で、いまだに救いを求める声が絶えない。配付資料の二ページ目、御覧いただければ、これは十九日の日経新聞でありますが、宿泊業の八五%が今回配られます一時支援金でも減収を補えない、そういう試算をしております。また、都内で日額数十万円を売り上げます私の友人、これは飲食店をやっているんですけれども、より小規模の方に回していただきたいということで、これまで政府の政策は一切受けていらっしゃいません。 Angry: 0.395 Disgust: 0.300 Fear: 0.470 Happy: 0.505 Sad: 0.580 Surprise: 0.500
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01:45:11 ~ 01:46:08 福田(達)委員
また、新しい仕組みだとか、若しくは銀行からの融資、これで、自分たちの力でもってしっかり耐え抜くというふうにやってきたのでありますけれども、一年たってやはりその体力が尽きてきた。従業員も一切解雇しなかったのが、なかなか厳しい局面になってきたというふうな声も聞こえています。実は、こういう少し大きな事業者というのは、昨年対策を打つときには横に置いてありました。というのは、やはり体力がない、地方の町の真ん中にいる小規模事業者、これをまずしっかりと手当てをしようという考え方の中で、体力のあるところはしっかりゼロゼロ融資などで頑張ってもらおうということを考えておりました。しかし、こういうちょっと大きめなところというのは、雇用をつくっています。野党の皆さんからもよく御指摘がございますが、アルバイトで学費を捻出する学生さん若しくはパートで働く女性の生活、この基盤をつくっているのがこういう少し大きめの事業者であられます。 Angry: 0.374 Disgust: 0.314 Fear: 0.521 Happy: 0.615 Sad: 0.407 Surprise: 0.571
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01:46:08 ~ 01:47:00 福田(達)委員
この事業者の特徴は、特定の団体に属していない結果として、政治がなかなか声を拾えないというところがあります。また、一年がたって、小さいところには結構手が入った、しかし、この中規模のところに実は手が行っていないんだが、時間の経過とともにこういうところに傷が及び始めたということがあるんだというふうに思います。どうしても政府というのはマクロで見るものであります。全体観での議論、そして需要不足を補填するという考えになりがちでありますけれども、景気悪化の流れがどのように影響を及ぼしてくるのか、このことをしっかりときめ細やかに捉えていくということが必要なんじゃないかというふうに思っております。配付資料では四ページ目になりますが、フリップの二の方をよろしくお願いします。 Angry: 0.518 Disgust: 0.294 Fear: 0.506 Happy: 0.503 Sad: 0.390 Surprise: 0.533
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01:47:00 ~ 01:48:00 福田(達)委員
実は、政府においても、既にこういうことをやるそういう技術は持っているというふうに思います。この資料四は、RESASというサービスを内閣府は提供しています。地域経済分析システム、地域のデータというものを一覧にしまして、それが見える化できる。これはもう誰でも見られます。地方自治体の方も見られるし、一般国民の方も見られます。そこに更に、一週間レベルの頻度の高いデータというものを入れたのがV―RESAS、バイタルサインRESASといいまして、人の脈拍だとかそういうものを意味するわけでありますが、まさに社会の脈拍というものを示すということで提供しているものでありますけれども、このV―RESASに搭載されています数十万のビッグデータを、AIを活用しまして、実は私、私的研究会を一つ持っておりますけれども、そこのメンバーが経済活動や社会活動ごとに整理したものであります。 Angry: 0.409 Disgust: 0.302 Fear: 0.459 Happy: 0.691 Sad: 0.396 Surprise: 0.564
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01:48:00 ~ 01:49:03 福田(達)委員
この一つ一つの青い折れ線グラフが社会活動、経済活動でありまして、この左端から右端までが、左端が二〇二〇年一月の一週目であります。一番右側が十二月の最終週でございます。一年間のそれぞれの社会活動が上に出ているか、下に出ているか。上に出ていれば一般的に社会にとってプラスである、下に出ていれば一般的にマイナスというふうに読み取るわけでありますけれども、これを見ていただきますと、それぞれの社会活動、経済活動というもののマイナスに出る影響というものが活動によって違うということが分かります。下から斜め上に線を引いておりますけれども、ある程度の相関関係を持って、社会活動というのは遅れて影響が出てくるということを示すものであります。また、右の方に黄色い網かけがかかっておりますけれども、これは何かというと、GoToトラベルをやった時期であります。GoToトラベルをやった時期に、それぞれ、グラフが乱れているところと乱れていないところがございます。 Angry: 0.358 Disgust: 0.296 Fear: 0.589 Happy: 0.538 Sad: 0.418 Surprise: 0.613
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01:49:03 ~ 01:50:07 福田(達)委員
こういう形でもって、今現在でも我々は社会の脈拍というのをしっかりと見ることができる。更に言いますと、どうしても経済政策をつくるときというのは経済指標だけを見てしまいますが、ここの指標の中にはコロナの陽性率若しくは入院患者数なども入っていますし、また最近は、ツイッターだとか若しくはSNSへの書き込み、このテキストデータも全てデータとして取ることができます。若しくは画像データまでも、これは国民の気持ちの表れとして全て取ることができる。こういうことを組み合わせることによって、社会のきめ細やかな動きというものを捉えることができる。そこまできめ細やかに社会を捉えた上で、どういう対策をつくるのかということを、我々は既にやることができる。今、平井大臣の下でデジタル庁をつくっておりますけれども、このことをしっかりと我々は武器としてつくって、更に言うと、国民にも提示し、また地方自治体の皆さんにも提供することができれば、常に社会の脈拍を確認しながら最適なタイミングで政策を実行し、一週間単位でその効果を検証する。 Angry: 0.538 Disgust: 0.389 Fear: 0.422 Happy: 0.631 Sad: 0.367 Surprise: 0.495
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01:50:07 ~ 01:50:35 福田(達)委員
また、過去の蓄積がありますれば、これをしっかりと蓄積することでもって、研究することによって将来の予測もできるんじゃないかということを考えています。DXを掲げる菅政権の政治的なリーダーシップで、官民あちらこちらに散らばっているデータを集めて、リアルタイム社会診断システムの構築をしていただきたい、そういうふうに強く願っておりますが、大臣から一言お願いいたします。 Angry: 0.538 Disgust: 0.333 Fear: 0.404 Happy: 0.586 Sad: 0.488 Surprise: 0.395
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01:50:35 ~ 01:51:30 西村国務大臣
大変大事な御指摘をいただいたと思っております。私どもも、データ分析を行って、それに基づいた政策立案、いわゆるEBPM、そして検証も含めて行ってきているところであります。一例を申し上げれば、昨年の緊急事態宣言のときは、学校も全て休校にして、そして映画館や遊園地や、全て止めたわけですけれども、今回は、学校から何か地域に感染が広がるということは認められないというデータに基づいて、専門家の意見も踏まえて学校は休みにしておりませんし、映画館でも感染が広がらない、スポーツ施設、野球場やサッカーの観客席からも広がらないということで、もちろん人の流れを止めなきゃいけませんので、五千人、五〇%ということをやっておりますけれども、昨年のように全て止めるようなことはやらずに、データの分析、そしてスーパーコンピューターを使った解析なども踏まえてそうした対応を取らせていただいております。 Angry: 0.382 Disgust: 0.189 Fear: 0.540 Happy: 0.566 Sad: 0.413 Surprise: 0.614
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01:51:30 ~ 01:52:08 西村国務大臣
そして、やはり飲食が中心、感染拡大の起点だということで、八時までの時短をお願いしたということで、これによって、結果としてはもう七割、八割の感染者減につながっておりますので、やはりデータに基づくこうした政策立案、重要だというふうに改めて認識をしているところであります。さらに、今御指摘がありましたように、今後再拡大しないように、モニタリング検査をやりながら、そして御指摘のSNSのデータなども分析をして、飲み会が増えているとか熱が出ている人が多くなっているとか、様々なデータを更に解析して今後の再拡大防止につなげていきたいというふうに考えております。 Angry: 0.170 Disgust: 0.181 Fear: 0.537 Happy: 0.718 Sad: 0.473 Surprise: 0.689
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01:52:08 ~ 01:53:03 西村国務大臣
その上で、このデータが、二つの視点から、今申し上げたマクロの視点で、いわば鳥の目でどういうふうな政策をつくっていくかという視点、御説明申し上げました。もう一つ大事な点がミクロの視点で、むしろ虫の目で見て、一人一人、あるいはそれぞれの事業者の状況を踏まえて対応するということも課題かというふうに認識しております。その上で、まさに厳しい状況にある事業者の皆さんをより細かく捉まえて、その方々に必要な支援を打っていく、対策を講じていく、この重要性、改めて認識をしております。そういった意味で、御指摘いただいたデータの収集、分析、これを更に進めて、マクロの視点とミクロの視点で、必要な方にしっかりと支援が行くように、御指摘の点を踏まえて対応していきたいというふうに考えております。 Angry: 0.473 Disgust: 0.221 Fear: 0.539 Happy: 0.538 Sad: 0.377 Surprise: 0.570
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01:53:03 ~ 01:54:00 福田(達)委員
ありがとうございます。まさに今大臣がおっしゃったとおり、マクロとミクロの視点という違った視点が一つに語れるということが一番大事だというふうに思います。どうしても我々議員側というのは、目につきがちな、視野に入ってくる困っている人、事業者について、どうしてもそこに注力しがちであります。また、これを一般化してしまって、これが全てだというふうに思いがちで、例えば、一律な手当てをしなければいけないということ、例えば持続化給付金などは、私は、あれは正直、一緒につくらせていただいたという自負を持っておりますが、今の事態には合わないと思っています。やはり個別に個別にしっかりと中を見ていかないと、本当に効くお金の使い方ができないというふうに思っております。また、大事なことは、ミクロとマクロだけではなく、経済指標とコロナ感染症のデータを同じテーブルにのっける、若しくは、もう一つ重要なことは、国民感情というものがこれで測れるということです。 Angry: 0.335 Disgust: 0.290 Fear: 0.506 Happy: 0.582 Sad: 0.522 Surprise: 0.518
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01:54:00 ~ 01:55:05 福田(達)委員
国民が強い気持ちでいれば、多少厳しいことをお願いしてもできるかもしれない。しかし、弱っているときは、やはり政治としては柔らかなメッセージを出す。こういうこともしっかりと捉えた上でもって政策を打っていかないと、なかなかこれが効くことではないんじゃないかというふうに思っておりますので、是非よろしくお願いしたいと思います。時間がもうなくなってまいりました。もう少し幾つか言いたかったんですが、先ほど大臣もおっしゃっていましたけれども、二二年度以降、しっかりと稼げる形をつくっていかなければいけないという話をされていました。私は、先ほど申し上げましたとおり、中小企業政策というものをやらせていただいています。それは何かと申しますと、中小企業はこの国の家計の七割を支えている、そういう豊かさの基盤であります。また、この国は課題先進国と言われています。日本中のあちこちに課題がある。その課題に対してきめ細かに答えをつくってくる、これも各地域に分散した中小企業だというふうに私は信じています。そういう意味におきまして、この中小企業が稼げるようになるということがとてもこの国にとっては大事だというふうに思っています。今、中小企業庁におきましても、このことについて抜本的な改革をしようというふうに聞いております。 Angry: 0.441 Disgust: 0.310 Fear: 0.486 Happy: 0.549 Sad: 0.478 Surprise: 0.525
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01:55:11 ~ 01:56:08 梶山国務大臣
就任に当たりまして、菅総理から、中小企業政策、とにかく活躍できるような基盤を強化をしていってくれというお話を一言いただきました。その上で、中小企業、小規模事業者が新しい価値を生み出す源泉として活躍できるようにするためには、まず足腰を強化をしていくことということで、そういった視点での政策をつくらせていただいております。まず、海外での競争を目指す中小企業による中堅企業への成長を支援をしていく。そして、具体的には、金融支援等について、中小企業から中堅企業への成長途上にある企業群を支援対象に追加することで、規模拡大を後押ししていく。規模拡大ということは、雇用も増やすということでもあります。今国会には、そのための法案も提出をさせていただいております。また、中小企業にはそれぞれの役割がありまして、それぞれの地域の地域課題の解決という形で社会貢献をしている企業もたくさんあります。 Angry: 0.436 Disgust: 0.305 Fear: 0.440 Happy: 0.694 Sad: 0.334 Surprise: 0.618
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01:56:08 ~ 01:56:59 梶山国務大臣
それがしっかりと今度はビジネスになって、稼ぐ力というものをつけるような形にすることも我々の仕事であると思っております。地域の課題をしっかりと見つけた企業に対しまして、そして課題解決のための行動をしている企業に対しましてしっかり支援をしていって、そのモデルケースを全国に広げていくということが重要なことだと思っております。ものづくり補助金、IT導入補助金等、さらにまた、先ほど申しましたけれども、今回の法案等でも関わりがありますけれども、事業再構築補助金等によってしっかりとした中小企業群をつくっていく、そして、それぞれの地域でしっかりとした雇用を維持をしていくということは非常に大切なことであり、そういった点に眼目を置いて取り組んでまいりたいと思います。 Angry: 0.421 Disgust: 0.250 Fear: 0.405 Happy: 0.738 Sad: 0.367 Surprise: 0.586
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01:57:00 ~ 01:58:17 福田(達)委員
しっかりと稼げる中小企業群をつくることが、この国に豊かさをつくります。最低賃金の議論が最近出てきておりますけれども、やはり原因としての中小企業が稼げるというところからあって、結果としての賃金がつながってまいります。スピード感を持って、しかし、余り結果に飛びつくことなく進めていただきたいと思います。もう一つ、農政についてお伺いしたいと思います。どうしても、先ほど山際先生も御指摘になっていました、日本という国は、なかなか国際ルールを作るということには不得手ではないかというふうに思っておりますが、しかも、農政の世界、食料政策の世界というものは、どうしても国際化の流れに押されてしまって、守りになってしまっているような感じがいたします。しかし、現在、農水省の中におきまして大転換をしているというふうな私は受け止めをしていますが、これは何かというと、みどりの食料システム戦略というものをつくっていただいているというふうに伺っています。これは、ある意味、日本が非常に大事にしてきた地域との関わりとしての農業、若しくは社会をつくる基本としての農業というものをつくっていただいていく、そして、それを世界に向かって発信するものだというふうに理解をしておりますけれども、このことにつきまして、野上大臣の方から一言お願いします。 Angry: 0.445 Disgust: 0.229 Fear: 0.435 Happy: 0.628 Sad: 0.463 Surprise: 0.536
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01:58:17 ~ 01:59:03 野上国務大臣
近年の食料、農林水産業を取り巻く環境というのは、やはり生産者が減少する、高齢化をしてくるなど生産基盤も弱体化をしてきておりますし、地球温暖化が進んでおりますので、農産物の品質が低下をする、あるいは災害も激甚化をいたしております。新型コロナの影響も大変大きなものがあるわけであります。こうした中で、様々な産業でSDGsですとか環境への対応が重視されるようになってきておりますので、我が国の食料、農林水産業においてもこれは的確に対応していかなければならないと考えております。今御指摘があったように、国際的な議論の中で、やはり我が国としても、アジア・モンスーンの地域の立場から新しい食料システムを提案していく必要があることから、持続可能な食料システムの構築が急務と考えております。 Angry: 0.306 Disgust: 0.326 Fear: 0.599 Happy: 0.571 Sad: 0.434 Surprise: 0.557
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01:59:03 ~ 02:00:02 野上国務大臣
このため、今お話のありましたみどりの食料システム戦略、昨年十月に私から検討指示をしております。本戦略では、二〇五〇年に目指す姿としまして、農林水産業のCO2ゼロエミッション化の実現ですとか、あるいは化学肥料や化学農薬の使用量の削減、有機農業の取組面積の拡大、そして持続可能性に配慮した輸入原料の実現等々を掲げることとしております。この実現によって、調達から生産、加工、流通あるいは消費における革新的な技術の開発や、その後の社会実装をしっかりと進めていきたいと思います。今、生産者から幅広い食品事業者の方々まで意見交換を行っておりまして、三月には中間報告を取りまとめて、五月には策定をしてまいりたいと考えております。 Angry: 0.297 Disgust: 0.238 Fear: 0.448 Happy: 0.733 Sad: 0.455 Surprise: 0.576
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02:00:04 ~ 02:00:51 福田(達)委員
はい。持ち時間が参りましたので終わりますけれども、今回のこの戦略は、日本が初めて、アジア・モンスーン地域も従えて、しっかり世界にルールを作っていく、打ち出していくというものだと思っています。大変に期待しております。こういう中小企業だとか農業、地域に根差したものが強くなっていくということが、総理が掲げている自助、共助、公助、これを支えるものだと思います。なぜか自助だけが取り上げられて、なぜか自由主義的なとか競争主義的なということが出されていますけれども、私は、ほかの力を強くすることによって、力ある方は力ない方を助ける、共助、公助をこの日本社会全体でつくっていくのが菅政権の新しい取組だと思っております。そのことをしっかり我々としても支えていくことをお誓い申し上げまして、私の質問といたします。ありがとうございました。 Angry: 0.451 Disgust: 0.331 Fear: 0.442 Happy: 0.600 Sad: 0.494 Surprise: 0.465
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02:01:13 ~ 02:02:18 斉藤(鉄)委員
公明党の斉藤鉄夫です。この四月一日、新年度から、防災・減災、国土強靱化のための加速化五か年計画が始まります。この計画の柱の一つが土砂災害、山崩れからいかに人命を守っていくかだと認識しております。七年前、広島で大きな土砂災害がございました。七十七名の方が犠牲になられました。このとき、私もプロジェクトチームのリーダーとして、地元の住民の方、また国、県の担当者と、なぜこれだけ大きな被害になったのか、議論をいたしました。その結果、まず、警戒区域、レッドゾーンそのものに指定されていなかった、そういうところが多かった、したがって避難体制が十分でなかったということが分かりました。 Angry: 0.551 Disgust: 0.262 Fear: 0.578 Happy: 0.373 Sad: 0.427 Surprise: 0.557
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02:02:18 ~ 02:03:07 斉藤(鉄)委員
この警戒区域の設定には二段階あります。まず第一段階目は、科学的な基礎調査を行う。その調査の結果に基づいて、住民の皆さんの御納得をいただいて警戒区域に指定するという二段階でございます。そこで、当時、国会としては、各与野党の皆さんと議論をいたしまして、まずこの調査、基礎調査を加速する、そして、それに伴って得られた結果で警戒区域の指定を加速するという土砂災害防止法の改正を行ったわけでございます。あれから六年間、基礎調査の加速、警戒地域指定の加速、行っていただきました。 Angry: 0.346 Disgust: 0.252 Fear: 0.644 Happy: 0.583 Sad: 0.308 Surprise: 0.680
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02:03:07 ~ 02:03:39 斉藤(鉄)委員
その結果、全国で約六十七万か所、危険な箇所があるということが分かりました。このうち、九四%の六十三万か所で警戒区域の指定が終わっております。まだ、しかし四万か所残っている。国土交通大臣、このことについてどのようにお考えでしょうか。 Angry: 0.308 Disgust: 0.222 Fear: 0.665 Happy: 0.465 Sad: 0.440 Surprise: 0.704
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02:03:39 ~ 02:04:06 赤羽国務大臣
近年、全国各地で激甚災害が頻発する状況の中で、国民の皆様の命と暮らしを守るためには防災、減災を主流とする社会をつくらなければいけない、こう考えております。そのためには、住まれている地域がいかに危険度があるのか、そして、そのための対策を平素から取るということは大事でありまして、その大前提として、今、斉藤議員言われたような土砂災害警戒区域の指定が重要であるというふうに私たちも認識をしております。 Angry: 0.555 Disgust: 0.259 Fear: 0.633 Happy: 0.330 Sad: 0.333 Surprise: 0.527
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02:04:06 ~ 02:05:22 赤羽国務大臣
ただ、この七年前の広島市内を襲いました土砂災害の時点まででは、この指定が大変遅れておりまして、全国で約三十五万か所。これも実は、斉藤議員が座長となった公明党のプロジェクトチームが総点検を実施していただき、その結果としてこうした遅れが明らかとなりまして、土砂災害の法改正につながったわけでございます。この法改正では、都道府県が、まず基礎調査の実施と公開を義務づける、そして二つ目には、それを基にして住民の皆さんに説明をし、首長の意見聴取を経て土砂災害警戒区域の指定を促進するということでございます。この法改正以後、実質五年間で、基礎調査が六十七万か所、約倍に増えました。が、残念ながら、この指定、六十三万か所、残り四万か所が指定できていないのは御指摘のとおりでございます。この主な原因は、住民の皆様への説明会の開催、結構これが調整に手間取っておりまして、今後、こうした指摘を受けて、従来のやり方に加えて、関係世帯へ資料を送り、県に専用ダイヤルを設けまして問合せに応対する方法をするということで加速を促してまいりたいと思います。 Angry: 0.465 Disgust: 0.221 Fear: 0.600 Happy: 0.455 Sad: 0.367 Surprise: 0.605
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02:05:34 ~ 02:06:10 斉藤(鉄)委員
それで、次の問題は、警戒区域に指定されたというところがあるんですけれども、今、毎年のように土砂災害が起こっておりますが、警戒区域に指定されていないところで被害が多発しているという問題です。一例ですけれども、例えば、広島市の土砂災害があった安佐南区の、ある大きな団地ですけれども、この団地では七年前も災害があった。 Angry: 0.419 Disgust: 0.189 Fear: 0.697 Happy: 0.240 Sad: 0.430 Surprise: 0.642
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02:06:10 ~ 02:07:18 斉藤(鉄)委員
その後、毎年のように大雨が降るたびに土砂が団地の中に流れ込んできている。しかし、地形が谷とみなされなかったがために、基礎調査の対象にはなったんですが、警戒区域、危険箇所とはみなされなかった。こういう事例が起きております。我々も地元自治会から要望を受けまして、国、県に再調査ということをお願いしましたところ、詳しく調べたら谷とみなされる部分があったということで、昨年十二月に危険区域に指定されました。今回、次の二巡目の基礎調査、これは全国で行われます。この二巡目の基礎調査では、より詳細な地形データを用いて危険箇所を指摘していくということも人命を守るために重要ではないかと思いますが、国土交通大臣、どのようにお考えでしょうか。 Angry: 0.321 Disgust: 0.223 Fear: 0.642 Happy: 0.488 Sad: 0.450 Surprise: 0.647
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02:07:18 ~ 02:08:13 赤羽国務大臣
今お話ございました広島の祇園団地の裏山につきましては、一巡目の県の調査では二万五千分の一の地図を使った結果、谷として確認ができなかった。斉藤議員からの御要請があって、再度、県として、今度は二千五百分の一の精度の高い地図で再調査をした結果、谷の存在が初めて明らかになった。その結果、昨年十二月に土砂災害警戒区域に指定することができました。これは全国各地であることが予想されておりますので、土砂災害防止対策基本方針を変更いたしまして、この基礎調査においては、より詳細な地形データを用いることをルール化するということにいたしました。国交省といたしましては、都道府県独自でそうしたデータが用意できない場合は、国交省が取得した高精度な地形データを提出することによって技術面の支援をしっかり進めてまいりたい、こう考えております。 Angry: 0.356 Disgust: 0.188 Fear: 0.610 Happy: 0.523 Sad: 0.386 Surprise: 0.652
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02:08:13 ~ 02:09:04 斉藤(鉄)委員
その二巡目の調査に期待しております。七年前の土砂災害の緊急対策として、昨年八月に、この地域では九十九か所の砂防、治山ダムが完成しました。国土交通大臣には完成式に来ていただきました。そして、この間、毎年のように実は土砂災害があって、しかし、まだ完成していないものであっても、流れ来る土石流をしっかり受け止めた、大きく被害を軽減しているという実績、効果が顕著になってきております。しかしながら、全国六十七万か所の中の九十九か所、ほんの一部でございます。 Angry: 0.245 Disgust: 0.216 Fear: 0.451 Happy: 0.764 Sad: 0.453 Surprise: 0.609
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02:09:04 ~ 02:10:11 斉藤(鉄)委員
そして、先ほど挙げたような例も、団地の例もあるということで、未整備のところをどう対応していくかということも大切だと思います。全てに堰堤を造るわけにはいかない、避難計画をどのように作っていくかということも含めて、また、国土交通大臣、この週末には常磐道の山崩れの現場を見られたと言われておりますけれども、高速道路ののり面対策も非常に安全、安心のために重要でございます。政府が決定いたしました総額十五兆円規模の防災・減災、国土強靱化のための五か年加速化計画、これをどのように使って、また命を守るための砂防ダムの建設等を進めていくのか、そのお考えを国土交通大臣にお聞きいたします。 Angry: 0.477 Disgust: 0.257 Fear: 0.458 Happy: 0.617 Sad: 0.391 Surprise: 0.526
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02:10:11 ~ 02:11:17 赤羽国務大臣
頻発する激甚災害、特に土砂災害が大変多く発生しております。今お話ございました、私も昨日、常磐道の相馬インターチェンジから新地インターチェンジの間ののり面の崩落現場を視察してまいりましたが、改めて、こののり面対策、そしてあと、先ほどお話ありました砂防ダムの整備、これも、九十九か所の砂防ダムの結果、平成三十年の西日本豪雨災害ですとか昨年七月の豪雨災害でしっかりと効果が表れたということからも明らかだというふうに思っております。のり面対策につきましては、この二月十五日、今回の福島の地震を受けて、全国の高規格道路と直轄国道を対象に、被災現場と同様の形状ののり面を抽出して、変わりがないかという、変状等の有無を確認を進めているところでございます。また、災害が起こったときに、やはり道路ネットワークが、しっかり保持するということは非常に重要でございますので、緊急輸送道路ののり面、盛土の土砂災害防止対策を改めて進めながら、暫定二車線区間をしっかりと四車線区間に取組を進めていく。 Angry: 0.479 Disgust: 0.211 Fear: 0.669 Happy: 0.385 Sad: 0.350 Surprise: 0.582
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02:11:17 ~ 02:12:12 赤羽国務大臣
昨日の地域も四車線区間であれば途絶することなく緊急車両の通行はできたというふうに思っておりますので、現場で四車線化をするということも報告をしたところでございます。こうしたことをできるのは、実は、防災・減災の五か年の加速化対策の予算が今回計上できたことだというふうに思って、大変感謝をしながら、せっかくのこうした大きな予算でございますので、五か年にわたった中長期計画を、全国の県、市町村の防災対策をしっかりヒアリングしながら対策をしていきたい、こう考えております。祇園団地の裏山につきまして、新たな砂防ダムの整備の要請も斉藤議員から、公明党からも受けておりますので、地域の住民の皆様の御理解をいただきながら、必要な調査もしっかりと実施をしていきたい、こう考えております。 Angry: 0.259 Disgust: 0.201 Fear: 0.450 Happy: 0.735 Sad: 0.527 Surprise: 0.567
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02:12:12 ~ 02:13:02 斉藤(鉄)委員
これは本当に国民の安全、命を守るために重要な事業だと思いますので、しっかり対応をお願いしたいと思います。次に、核軍縮、核廃絶についてお伺いしたいと思います。核兵器禁止条約が発効して一か月がたちました。この核兵器禁止条約は、私も被爆者の問題に長年取り組んでまいりましたけれども、被爆者の重い決意が結晶した条約だ、このように思っております。また、我が国の国是である非核三原則、持たない、造らない、持ち込ませない、この非核三原則にも相通ずる精神を持った条約だと思っております。 Angry: 0.836 Disgust: 0.263 Fear: 0.375 Happy: 0.333 Sad: 0.390 Surprise: 0.363
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02:13:02 ~ 02:14:06 斉藤(鉄)委員
また一方、アメリカのバイデン大統領は、オバマ大統領の核なき世界の理念を継承する、このように表明しました。また、いわゆる新START、新戦略兵器削減条約も、この月末に切れる予定でしたけれども、これが延長するということが決まりました。このように、今、核軍縮、核廃絶に向けて世界の機運が変わってきている、このように思います。今重要なのは、そういう機運をつくり上げるための国際協調、その枠組みを日本が先頭に立ってつくっていくことではないかと思いますが、菅総理に、今の世界の状況についてどのように御認識か、お伺いをいたします。 Angry: 0.465 Disgust: 0.211 Fear: 0.443 Happy: 0.643 Sad: 0.355 Surprise: 0.578
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02:14:06 ~ 02:15:07 菅内閣総理大臣
核軍縮の進め方をめぐっては、核兵器国と非核兵器国の間のみならず、核兵器の脅威にさらされている非核兵器国と、そうでない非核兵器国の間においても立場の違いが見られています。核兵器のない世界を実現するためには、現に核兵器を保有している国を巻き込んで核軍縮を進めていく、このことが不可欠だと思います。我が国としては、引き続き、現実の安全保障上の脅威に適切に対処しながら、立場の異なる国々の橋渡し、ここを努めて、核軍縮の進展に向けた国際的な議論に積極的に貢献をしていきたい、このように考えております。 Angry: 0.738 Disgust: 0.304 Fear: 0.483 Happy: 0.379 Sad: 0.376 Surprise: 0.370
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02:15:07 ~ 02:16:27 斉藤(鉄)委員
日本政府としては、現状ではアメリカの核抑止に頼らざるを得ない状況でありまして、条約に署名はしないという立場については分からないわけではないと私は思っておりますが、しかし、そういう中であっても、政府のそういう立場の中であっても、政府はこれまで、先ほど何もしていないじゃないかという不規則発言もありましたが、しかし、そうではないと思うんですね。核軍縮の実質的な進展のための賢人会議を日本政府が立ち上げました。この賢人会議は、保有国も、非保有国、両方出て議論をするものです。その議長レポートの中で、画期的なことが書かれております。核抑止について、「特定の環境における安定性を強化するかもしれないが、世界の安全保障にとって危険な基盤であり、全ての国は、より良い、長期的な解決を追求すべき」、このように議長レポート、日本政府が主宰し、保有国の代表も入ったこの賢人会議でこのような結論が出ているというのはすごいことだと私は思います。 Angry: 0.694 Disgust: 0.305 Fear: 0.501 Happy: 0.429 Sad: 0.267 Surprise: 0.533
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02:16:27 ~ 02:17:01 斉藤(鉄)委員
そういう中で、核抑止に代わる新しい考え方、安全保障の基盤を考えるということを日本がリードしていってもいいのではないか、このように考えます。NPTとこの核禁条約、両輪になると思います。NPTの運用検討会議、一年延期になって、この八月に行われます。この八月に行われますので、ちょうど広島、長崎の原爆の日とも重なっております。 Angry: 0.434 Disgust: 0.228 Fear: 0.461 Happy: 0.665 Sad: 0.437 Surprise: 0.524
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02:17:01 ~ 02:17:27 斉藤(鉄)委員
そういうことも併せて、茂木大臣、日本が、このNPT運用会議の成功に向けてリーダーシップを取るべきではないか、先ほどの賢人会議の結論も踏まえて、リーダーシップを取るべきではないかと思いますが、大臣の御認識を伺います。 Angry: 0.586 Disgust: 0.163 Fear: 0.309 Happy: 0.796 Sad: 0.289 Surprise: 0.561
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02:17:27 ~ 02:18:18 茂木国務大臣
委員御指摘のとおり、NPT、これは国際的な核軍縮・不拡散体制の基礎でありまして、その第六条において、核兵器国の核軍縮に向けた誠実交渉義務を定めております。ただ、交渉はするんですけれども、実際にどう進めるかという段になりますと、核軍縮を進めるための方策については依然として国際社会における意見の相違、これが大きいのが現実であります。現実の安全保障上の脅威にどういう形で対応していくか、極めて重要な問題指摘だと思っておりまして、安定的な形で核に頼らずそういうことができるというのが望ましいと思っておりまして、そういった検討は進めなければいけないと思っております。 Angry: 0.674 Disgust: 0.370 Fear: 0.520 Happy: 0.426 Sad: 0.350 Surprise: 0.431
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02:18:18 ~ 02:19:17 茂木国務大臣
ただ、こういった状況が続く中で、八月、まさに広島、長崎で原爆の日が開催される月、その本年の八月に開催が見込まれます第十回のNPT運用検討会議に向けた機運を高めて、意義ある成果を収めることが重要だと考えておりまして、日本としては、これまでも、国連総会における核兵器廃絶決議で、共通の基礎、基盤、これを構築する、こういう議論の基礎を提供してきたわけであります。これに加えて、我が国として、核軍縮・不拡散イニシアティブなどの取組を通じて、NPTに基づく核兵器の核軍縮が進展するよう、国際的な議論にも積極的に貢献をしていきたい、このように考えております。 Angry: 0.695 Disgust: 0.331 Fear: 0.423 Happy: 0.556 Sad: 0.306 Surprise: 0.430
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02:19:17 ~ 02:20:16 斉藤(鉄)委員
外務大臣のその御奮闘、是非お願いしたいと思います。先ほどの核兵器禁止条約ですが、発効しました、締約国会議が行われます。日本はこれに署名しないということではございますが、我が公明党としては、少なくともオブザーバー参加はするべきだ、このように主張しております。それは、核兵器禁止条約締約国会議で、被害者の定義、その救援の方法、そして環境の回復の方法など、具体的に話し合われるからです。これこそ、唯一の戦争被爆国である日本の、被爆者の体験もございます、そういうものを役立てることこそが国際貢献につながるのではないか、私はこのように思っているところです。 Angry: 0.545 Disgust: 0.248 Fear: 0.416 Happy: 0.575 Sad: 0.411 Surprise: 0.481
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02:20:16 ~ 02:21:12 斉藤(鉄)委員
核兵器禁止条約に入るか入らないか、単に二者択一という話ではなく、そういう話合い、議論の場には日本は参加する、そういう中にあって、最終的にはこの核兵器禁止条約に日本が署名をする、そういう環境、土壌をつくっていくということが大事ではないかと私は思います。締約国会合の広島、長崎への招致、それから締約国の三分の一の賛同で開催できる特別会合を、例えば八月六日、八月九日、広島、長崎には世界から有識者が集まります、そういう場で会合を開くなど、日本政府が積極的に取り組んでもいいのではないかと思います。 Angry: 0.868 Disgust: 0.248 Fear: 0.326 Happy: 0.463 Sad: 0.316 Surprise: 0.343
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02:21:12 ~ 02:22:00 斉藤(鉄)委員
核兵器の問題は、世界平和の根幹に関わるだけではなくて、地球規模問題とも密接に、環境問題等ですね、絡んでまいります。この世界的課題に取り組むSDGs、二〇三〇年をゴールとするこのSDGsの進捗と歩調を合わせ、いわば核兵器とSDGsという考え方の下で、全ての国が核兵器のない世界の実現に向けて議論をしていくべきではないか、このように思います。菅総理の核兵器廃絶に向けての御決意をお伺いしたいと思います。 Angry: 0.665 Disgust: 0.297 Fear: 0.410 Happy: 0.580 Sad: 0.391 Surprise: 0.388
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02:22:00 ~ 02:22:57 菅内閣総理大臣
我が国は、唯一の戦争被爆国として、核兵器のない世界の実現に向けた国際社会の取組をリードする、そういう使命を有しておるというふうに思います。これは我が国の確固たる方針であります。国際社会では、核兵器のない世界の実現との目標は、これは広く共有されておりますが、SDGsのように達成の時期は定められておりません。政府としては、引き続き、核軍縮の進展に向け、国連総会への核兵器廃絶決議の提出や、広島、長崎における被爆の実相を伝える取組を通じて、立場の異なる国々の橋渡し役に努めていく決意であります。 Angry: 0.647 Disgust: 0.327 Fear: 0.457 Happy: 0.494 Sad: 0.395 Surprise: 0.452
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Angry: 0.414 Disgust: 0.215 Fear: 0.264 Happy: 0.805 Sad: 0.610 Surprise: 0.446
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02:23:00 ~ 02:24:24 斉藤(鉄)委員
次に、非正規雇用で働く女性への支援について質問をいたします。昨年十二月の労働力調査によれば、非正規雇用で働く方、一年前と比べて、男性は二十七万人の減少なんですが、女性については五十九万人減少している。このコロナ禍の影響が特に強いのが非正規雇用で働く女性だ、このようにコメントしてございます。また、野村総研の調査によれば、パート、アルバイトで働く女性のうち、コロナ前と比べて勤務時間や勤務日数、いわゆるシフトですね、シフトが五割以上減少し、休業手当も受け取っていない実質的失業者が約九十万人いる、このような報告がなされております。また、この調査によれば、いわゆるシフトが減少したパート、アルバイトの女性のうち、シフトの減少、一日単位の休業だけでなく、時間が少し減った等の、いわゆる短時間休業であっても休業手当がもらえるということを知らない人が六割。 Angry: 0.498 Disgust: 0.310 Fear: 0.533 Happy: 0.490 Sad: 0.408 Surprise: 0.518
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02:24:24 ~ 02:25:16 斉藤(鉄)委員
この休業手当というのは事業主が申請しなきゃいけないんですが、事業主が申請してくれなくて休業手当がもらえない場合は労働者本人が申請することができる、これが休業支援金ですけれども、この休業支援金のことも知らないという人が六割いらっしゃるということが分かりました。是非、労働者、事業者双方に効果的な広報が必要なのではないかと私は思います。そして一方、この同じ野村総研の調査ですが、コロナ禍でシフトが減少した、先ほどの実質的失業者、そういう方が、二人に一人は新しい仕事を探したい、そのうち八割は今と異なる仕事でもいい、このように答えております。 Angry: 0.345 Disgust: 0.312 Fear: 0.509 Happy: 0.560 Sad: 0.522 Surprise: 0.467
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02:25:16 ~ 02:26:04 斉藤(鉄)委員
新年度予算案には、在籍型出向、つまり今の会社に籍を置いたまま別の会社で働く、この在籍型出向を支援する産業雇用安定助成金、それから、未経験の職業に就く方のトライアル雇用など、今と違う仕事、異業種への活躍を後押しする施策が計上されておりますが、これは正社員だけです。非正規労働で働く、例えば、本当に今困っていらっしゃる、そういう女性の方等も活用できるようにすべきではないか、このように思います。非正規雇用で働く女性への支援について、厚労大臣、お伺いします。 Angry: 0.473 Disgust: 0.380 Fear: 0.460 Happy: 0.642 Sad: 0.408 Surprise: 0.470
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02:26:04 ~ 02:27:12 田村国務大臣
前段、休業支援金のお話がございました。本来、雇調金なんですけれども、特例の特例という形で、御本人の申請をいただいた上で、基本的には、その雇主の方が、シフトならシフトで、今、日数を減らしているということを御了解いただかなきゃならぬのですが、そこも、現状のことを、説明をこちらからさせていただいて、異論がなければ支給をさせていただくというような、そういう特例的対応をさせていただいております。これに関しましても、私、再三今までも記者会見等々で申し上げてきているんですが、なかなか伝わらない。関係省庁から業界団体にもお願いをさせていただいておりますし、大学、それから困窮者支援の窓口、こういうところ、生活困窮者の支援の窓口でもこういうものを置かせていただいて周知を図っております。今までホームページでありますとかツイッターを使ってきたんですが、この二月の十二日からですかね、フェイスブックでありますとかLINE、こういうものでもしっかりと周知をさせていただいております。 Angry: 0.313 Disgust: 0.266 Fear: 0.497 Happy: 0.647 Sad: 0.536 Surprise: 0.525
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02:27:12 ~ 02:28:09 田村国務大臣
しっかりとこの休業支援金を御利用いただきたいというふうに思っております。あわせて、女性の非正規の方、女性だけじゃないのかも分かりませんが、こういう方々に対して、おっしゃられますとおり、一つは、産業雇用安定助成金という形の下で、在籍出向も含めていろいろな対応をさせていただいておりますが、この在籍出向に関しましては、二十時間以上の方に関しては非正規であってもこれは対象になるわけでございまして、こういうものをお使いをいただきながら、在籍出向で同じ職種で働いていただく。一方で、職業を替えるという方がおられると思います。今まで経験、就労したことのない、そういうような職業に就かれる方、これはトライアル雇用を特例的に広げまして、これも二十時間以上の方々は対応ということになります。 Angry: 0.378 Disgust: 0.362 Fear: 0.471 Happy: 0.658 Sad: 0.465 Surprise: 0.526
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02:28:09 ~ 02:29:06 田村国務大臣
あわせて、ちょうど、新たな雇用・訓練パッケージというものをお示しをさせていただいたんですが、コロナ対応のステップアップ相談窓口というものをつくりました。これは個別、伴走型であります。例えば、働きながらも訓練をしてスキルアップしていきたい、こういうような方に関して、そういうような、今訓練もいろいろと、働きながらやれるように、時間等々、期間等々を緩和しておりますので、そういうもので訓練を受けていただきながら、それで身につけた能力で今度は職業支援をしていく、こういう窓口もつくっております。様々なメニューをつくりながら今応援をさせていただいておりますので、まずはアクセスしてもらわないと、それもつながっていきませんので、周知徹底を図ってまいりたいというふうに考えております。 Angry: 0.260 Disgust: 0.266 Fear: 0.455 Happy: 0.812 Sad: 0.385 Surprise: 0.637
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02:29:06 ~ 02:30:09 斉藤(鉄)委員
コロナ禍で、今の、女性の方が大変、特に非正規雇用の方が苦しんでいらっしゃるというようなことも関係しているのかもしれません、自殺が大変増えております。ずっと減少傾向だったんですが、昨年増えました。リーマン・ショックのときは男性が増えたんですが、今回、男性は増えていませんが、女性が大きく増えている。先ほどのような問題があるのかもしれません。それから、児童生徒の自殺者数が昨年は一昨年から四一・三%増加したということで、女性、子供の自殺が増加している原因についてどのように把握しているのか。また、孤立・孤独担当大臣、坂本大臣が担当になられました。 Angry: 0.273 Disgust: 0.282 Fear: 0.692 Happy: 0.394 Sad: 0.536 Surprise: 0.597
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02:30:09 ~ 02:30:45 斉藤(鉄)委員
これらの問題と絡め合わせて、孤立、孤独の問題にどのように対応して、自殺等、なぜ女性、子供が増えているのか、それに対してしっかりとした対策が必要なのではないかということを、坂本担当大臣と、それから自殺担当の小此木大臣にお伺いしたいと思います。 Angry: 0.639 Disgust: 0.236 Fear: 0.403 Happy: 0.421 Sad: 0.560 Surprise: 0.328
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02:31:03 ~ 02:32:01 坂本国務大臣
この対策室が一種の司令塔になって、これから、各それぞれの省庁で行われております自殺対策あるいは孤独対策、こういったものに対して、総合的に対策を進めるための政策をつくって推し進めてまいりたいと思っております。その上で、まず今週に、それぞれの現場で支援をしていただいておりますNPOを中心とする方々にお集まりいただきまして、緊急フォーラムを開催をいたします。そして、様々な意見がそこで出てまいりますので、それを基に、実態の把握、そういったものをして問題点を洗い出してまいりたいというふうに思っております。その中に自殺対策も含まれてくるというふうに思います。それから、一つ難しい問題は、定義の問題がございます。孤独の定義の問題というのがあります。 Angry: 0.387 Disgust: 0.400 Fear: 0.524 Happy: 0.556 Sad: 0.512 Surprise: 0.471
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02:32:01 ~ 02:32:49 坂本国務大臣
これは、余り厳格に決め過ぎると、それからこぼれ落ちる方々にどういうふうに対応していくかというような問題も出てまいりますので、そこは御党の方でも対策本部を設置されたというふうに聞いておりますので、御党の御意見も聞きながらこれから進めてまいりたいと思っております。そして、関係省庁、それぞれ連絡を取ってまいりたいと思います。これまで長年言われてきた孤独、孤立の問題ですけれども、このコロナ禍で顕在化をしてまいりました。これから、長期的な社会的な課題として捉えながら、総合的に進めてまいりたいというふうに思っております。 Angry: 0.288 Disgust: 0.241 Fear: 0.527 Happy: 0.566 Sad: 0.556 Surprise: 0.578
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02:33:00 ~ 02:33:38 小此木国務大臣
今答弁された坂本大臣やあるいは田村厚生労働大臣とも連携を図りながら、自殺の動向をより的確に把握できるように、自殺の統計原票、これの改正を警察としてはしてまいりたいと思っています。先生の御指摘、委員の御指摘はもういろいろなところにあるというふうに考えますけれども、雇用形態や同居人、家族等の構成、こういったものを詳細に把握できるようにするために、先ほど申し上げた自殺統計原票の見直しを進めてまいりたいと存じます。 Angry: 0.652 Disgust: 0.373 Fear: 0.528 Happy: 0.419 Sad: 0.407 Surprise: 0.416
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02:33:38 ~ 02:34:05 斉藤(鉄)委員
これらの問題は一連の問題だと思います。よく政府で、各省庁間で連携をして対応をして改善を図っていかなければいけないと思います。最後に、田村厚労大臣に、ワクチン接種について質問をいたします。医療従事者、高齢者、それから六十五歳未満の基礎疾患を持っていらっしゃる方という順番で接種が行われます。 Angry: 0.586 Disgust: 0.348 Fear: 0.430 Happy: 0.599 Sad: 0.403 Surprise: 0.468
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02:34:05 ~ 02:35:09 斉藤(鉄)委員
ここで問題は、基礎疾患を持っている人という、これは非常に曖昧です。問題は、自治体もそれを把握していない、本人も自分が基礎疾患保持者なのかどうか分からない、こういう状況の中で、今、いろいろな、ワクチンの提供状況について、少し遅れるのではないかというようなニュースも流れております。また、接種希望者が増えてきている、このような状況もありまして、基礎疾患保持者への対応が始まったときに、多くの人が押し寄せてきて大混乱するのではないか、こういう心配がございます。この基礎疾患保持者を特定するために、田村大臣もよく御存じです、広島県呉市等でやっている医療ビッグデータ、保険レセプトを用いた分析によって、基礎疾患を持っている人を特定できるという技術がございます。 Angry: 0.272 Disgust: 0.241 Fear: 0.618 Happy: 0.609 Sad: 0.360 Surprise: 0.669
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02:35:09 ~ 02:35:27 斉藤(鉄)委員
これらを使ってしっかり指名してあげて来ていただいた方が混乱が少ないのではないか、このように思うんですが、この基礎疾患保持者をどう対応するか、お伺いします。 Angry: 0.411 Disgust: 0.236 Fear: 0.354 Happy: 0.726 Sad: 0.511 Surprise: 0.460
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02:35:27 ~ 02:36:08 田村国務大臣
今、もう委員御承知のとおり、基礎疾患の場合は、予診票等々、その質問事項等で確認をさせていただいて、これはやはり御本人の負担でありますとか現場の負担がございますので、その確認の下で自己申告で対応させていただくというふうに考えております。呉方式は、もう私も、よく委員も御承知だと思いますけれども、データ等々、レセプト等々を利用しながら、言うなれば、悪くなる前に積極的に勧奨し、保健指導のような形を含めて対応して、特に糖尿病等々を悪化させないと、大成功されております。 Angry: 0.311 Disgust: 0.266 Fear: 0.487 Happy: 0.683 Sad: 0.482 Surprise: 0.513
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02:36:08 ~ 02:37:08 田村国務大臣
ノウハウがあられて、今全国展開しているんですけれども、やはりそのノウハウもしっかりと、今、研修会等々で広げていただいておるようであります。問題は、これはデータがまず匿名化されている場合が多いと。例えば、今みたいに、健康に対しての、保健に対しての勧奨には使えるんでしょうけれども、こういうワクチンに使えるかどうかというのは、これは条例で様々だと思います。ここも確認しなきゃいけないんですが。あわせて、被用者保険。国民健康保険はいいんですが、被用者保険は、企業でありますとか協会けんぽが持っておりますので、ここのデータは市町村は持っていないということがございまして、そういう意味では、なかなかこのワクチンの接種にこれを基礎疾患として使うというのは難しいかなと思っておりますが、いずれにいたしましても、分かりづらいというお話がございますので、分かりやすく、それぞれの方々に、基礎疾患を持っておられる方々に接種いただけるように、我々も努力をさせていただきたい、市町村としっかりと協力をしてまいりたいというふうに思っております。 Angry: 0.507 Disgust: 0.350 Fear: 0.557 Happy: 0.444 Sad: 0.442 Surprise: 0.550
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02:37:36 ~ 02:38:03 菅(直)委員
菅総理とのこういう場での質疑は初めてかと思います。表記が漢字でいうと菅さんと私は同じなものですから、かつては時折混同もされていましたが、今では菅総理が総理として活躍されているので、そういうことも少なくなっております。 Angry: 0.354 Disgust: 0.197 Fear: 0.563 Happy: 0.638 Sad: 0.409 Surprise: 0.600
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02:38:03 ~ 02:39:00 菅(直)委員
先週の十二日ですか、夜かなり遅く、大きな地震がありまして、福島沖ということで、私も改めて十年前のことを思い出しました。あのときに、東日本大震災、さらには津波、さらにはそれに伴って生じた東電の第一の事故、それによって亡くなられた方、あるいは被災をされた方に、改めてこの場でお見舞いを申し上げたいと思います。私も、そのときの総理として、これらの問題には、政治家であり続ける限りといいましょうか、私が生きている限りこの問題には最後までしっかりと取り組んでまいりたい、このように思っているところであります。 Angry: 0.356 Disgust: 0.168 Fear: 0.550 Happy: 0.516 Sad: 0.572 Surprise: 0.513
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02:39:00 ~ 02:40:07 菅(直)委員
そこで、このコロナという問題と原発事故という問題は、性格は非常に違います。しかし、危機管理とか緊急事態という面で見ると、共通の面もあると思うんですね。私は、あの福島原発事故が起きたときに最初に頭に浮かんだのは、「日本沈没」という本の状況でした。日本中から人々が逃げ出さねばならなくなる、それが頭に浮かびました。その後、当時の原子力委員長の近藤駿介さんに政府関係者からお願いをして、最悪の状況でどういうことが予想されるのか、このことを提案といいましょうか提言をしていただきました。 Angry: 0.594 Disgust: 0.268 Fear: 0.606 Happy: 0.343 Sad: 0.339 Surprise: 0.537
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02:40:07 ~ 02:41:05 菅(直)委員
このパネルがその提言の内容を図にしたものであります。提言には、かなり詳しく、線量の評価結果ということで、それぞれ、こういう場合には七十キロ圏、こういう場合には百十キロ圏、こういう場合には百七十キロ圏、更にこういう場合には二百五十キロ圏に、それ以上に避難をお願いすることもあり得る、こういうことが提示されました。私が想定していたこととある意味で一致をしていただけに、何とかそうならないためにどうするかということを考えて、いろいろな対応をしたつもりであります。 Angry: 0.507 Disgust: 0.423 Fear: 0.534 Happy: 0.510 Sad: 0.432 Surprise: 0.511
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02:41:05 ~ 02:41:39 菅(直)委員
まず菅総理にお聞きしたいんですが、今回のコロナ、もう官房長官時代から大変御苦労されていると思うんですが、そして総理になられて、どういう最悪の場合を想定され、そしてそれに対してどうするか、まずその基本的な総理の考え方をお聞かせください。総理。 Angry: 0.731 Disgust: 0.379 Fear: 0.531 Happy: 0.359 Sad: 0.415 Surprise: 0.423
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02:41:39 ~ 02:42:11 菅内閣総理大臣
まず、最悪を想定するというのは危機管理の要諦だと思っています。一国の総理として、そのような事態も含め様々なことを想定をして対策を検討する、ここは当然だというふうに思っています。議員も、未曽有の震災の中で、総理として、国民の命を救うために大変御苦労をされたことだと思います。 Angry: 0.658 Disgust: 0.359 Fear: 0.629 Happy: 0.235 Sad: 0.415 Surprise: 0.485
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02:42:11 ~ 02:43:10 菅内閣総理大臣
私も、この新型コロナとの戦いが始まって約一年、初めての感染症への対応などで手探りの部分はありましたが、常に国民の皆さんの命と暮らしを守るという強い決意の下に最前線で取り組んできました。その中で、先のことも見据え、専門家の皆さんの御意見も伺いながら、緊急事態の発出などの、私自身で判断を行い、必要な対策を講じてきたものであります。引き続き、先頭に立って対策を推進し、一日も早い感染の収束に努めて、国民の皆さんが安心して暮らせる日常を取り戻してまいりたいというふうに思います。 Angry: 0.370 Disgust: 0.184 Fear: 0.463 Happy: 0.625 Sad: 0.487 Surprise: 0.562
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02:43:10 ~ 02:43:34 菅内閣総理大臣
また、最悪の事態、様々なことが考えられるというふうに思います。例えば変異種の問題など様々な問題の中で、そうした最悪のケースを含めて事態を想定した上で検討していることも事実であります。 Angry: 0.693 Disgust: 0.410 Fear: 0.585 Happy: 0.256 Sad: 0.411 Surprise: 0.437
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02:43:34 ~ 02:44:07 菅(直)委員
一般論としては分かるんですが、この間のいろいろな対応を見ていると、例えばGoToイートとかGoToキャンペーンとか、そういうことは、どちらかといえば、経済対策ではあるけれども、感染症そのものを抑制するという対策ではちょっと違うと思うんです。そういう意味で、コロナ危機に対して最悪の状況をどう考えていたのか、経済対策ではなくて。 Angry: 0.487 Disgust: 0.279 Fear: 0.585 Happy: 0.412 Sad: 0.443 Surprise: 0.509
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02:44:07 ~ 02:44:26 菅(直)委員
そのことについて、もうちょっと明確な何か、当時からお持ちの考え方があれば、あるいは今お持ちの考え方があれば。最悪の状況をどう想定されているのかということが、おっしゃることができるのならおっしゃってください。 Angry: 0.512 Disgust: 0.378 Fear: 0.488 Happy: 0.543 Sad: 0.393 Surprise: 0.498
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02:44:26 ~ 02:45:02 菅内閣総理大臣
コロナ対策の中で最悪の状況というのは、今、私、一例として申し上げましたけれども、変異株の問題だとか、そうしたものにワクチンが効かなくなるだとか、いろいろなことが当然想定をされますけれども、そこについては、様々な対応をすることができるように、全力を挙げて、そうした情報収集なりいろいろなことを行っているということであります。そして、万全の対策で臨んでいきたいというふうに思います。 Angry: 0.470 Disgust: 0.374 Fear: 0.495 Happy: 0.507 Sad: 0.472 Surprise: 0.467
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02:45:02 ~ 02:45:37 菅内閣総理大臣
海外においては、ロックダウン、これをずっとやっている国が多いわけです。そうしたことでも大変な状況にあるということも事実じゃないでしょうか。そういう意味で、やはり最悪というのは、想定をしない、そうした変異株とか、それに対してのワクチンが効かないとか、いろいろなことだというふうに思います。今はそうしたことがないわけですけれども、いろいろなことを想定して対策を取るというのは、これは総理大臣としての責務だと思います。 Angry: 0.402 Disgust: 0.268 Fear: 0.577 Happy: 0.466 Sad: 0.450 Surprise: 0.595
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02:45:37 ~ 02:46:16 菅(直)委員
繰り返しませんが、それは変異株とか、ある意味で新しい現象が出てきていることに対して対応されようとするのは、それは当然必要なことだと思います。しかし、過去にはスペイン風邪とかいろいろな歴史もありまして、そういう中で、約一年前あるいはもう少し前からこのコロナが世界的に蔓延して、そして、日本でも、船がやってきて、その皆さんをそのまま普通の電車で帰すということをやられたりいたしました。 Angry: 0.485 Disgust: 0.334 Fear: 0.589 Happy: 0.396 Sad: 0.388 Surprise: 0.543
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02:46:16 ~ 02:47:07 菅(直)委員
つまり、私から見ると、先ほどの原発事故の問題でいえば、最悪の場合にはその範囲から逃げ出さなければならなくなる。それには、こういう事態が起きたときにはそこまで拡大するかもしれない、そういうことを近藤駿介当時の原子力委員長に専門的な立場で提案をしていただいたわけです。そういう全体を見通した最悪のシナリオというのを、私はこの間の菅総理の行動、発言を見ていると、部分的なことは分かりますよ、全体としてどういうことを思っておられるのか、もしそれについて御意見があるなら聞かせてください。 Angry: 0.567 Disgust: 0.325 Fear: 0.576 Happy: 0.439 Sad: 0.379 Surprise: 0.488
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02:47:07 ~ 02:47:54 菅内閣総理大臣
まず、コロナが収束するために何が最も可能性が高いのか、そして、国民の皆さんの影響をできるだけ少なくして、そうした有効な対応策等を取っていくというのが、これがまさに私の基本であります。そして、最悪の場合につきましては、今申し上げましたけれども、今私どもが想定をできないようなそうした事案がまた新たに発生をした場合、それに対して、様々な専門家の皆さんの意見を参考にしながら、また各国の意見、行動を参考にしながら対応策を取っていくという、ここが自然なことだと思います。 Angry: 0.420 Disgust: 0.320 Fear: 0.535 Happy: 0.558 Sad: 0.432 Surprise: 0.455
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02:47:54 ~ 02:48:26 菅(直)委員
もう繰り返しませんけれども、今の総理の発想は、新たに何か起きたときのことをいろいろ言われていますけれども、もう一年間、いろいろな国でいろいろなことが起きて、日本でも起きているわけで、そういう中で、ここまでのことが起きる可能性があるけれども、それに対してはこうするんだ、そういう意味での最悪のシナリオが、私は、残念ながら今の菅政権あるいは菅総理には見えない、そこが非常に大きな問題だと思っております。 Angry: 0.647 Disgust: 0.155 Fear: 0.519 Happy: 0.278 Sad: 0.343 Surprise: 0.554
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02:48:26 ~ 02:48:58 菅(直)委員
そこで、もう一点だけ。我が党の今代表をやっている枝野さんとかは、原発事故当時も官房長官としていろいろな経験をいたしております。私は、菅総理になって、野党のそういう代表的な人と、やはり話を聞く、そういうことをやられた方がいいんじゃないかと思いますが、いかがですか。 Angry: 0.625 Disgust: 0.295 Fear: 0.522 Happy: 0.457 Sad: 0.356 Surprise: 0.538
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02:49:11 ~ 02:50:12 菅内閣総理大臣
そういう中で、野党の皆さんの提案でも真摯に受け止めさせていただく考えであります。そうした中で、国会の中には政府・与野党連絡協議会というものを設置をさせていただいて、定期的に開催して意見交換を行っているというふうに承知しています。また、特措法については、与野党の皆さんの御議論を踏まえ、修正を行った上で可決をさせていただきました。また、こうした国会等も、この予算委員会等も通じて、様々な御提案もいただいています。そうしたものについては謙虚に受け止めさせていただいて、大事なものについてはしっかり対応させていただきたいというふうに思います。その上で、私に今一番求められているのは、やはり一日も早く感染を収束させ、安心して暮らせる日常を取り戻すことであるというふうに思っています。 Angry: 0.579 Disgust: 0.320 Fear: 0.310 Happy: 0.676 Sad: 0.467 Surprise: 0.392
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02:50:12 ~ 02:50:52 菅内閣総理大臣
まさに、この緊急事態を宣言してから二か月になろうとしておりますけれども、飲食という部分を中心に対策を講じた中で、感染者の皆さんが八割近く発令前と比較をして減少してきていることも、これは事実だというふうに思っています。こうしたことを徹底をして行って、一日も早く収束に近づくように取り組んでいきたいと思います。 Angry: 0.466 Disgust: 0.265 Fear: 0.484 Happy: 0.540 Sad: 0.438 Surprise: 0.561
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02:51:04 ~ 02:52:06 菅(直)委員
今の答弁の中で、私が聞いていることにお答えください、そういう、野党の党首とさしで、あるいは、もちろん何人かでもいいですよ、総理自身が話を聞かれるというつもりがあるのかないのか、今の答弁にはそれが入っていません。はっきり言ってください。もう一度だけ。党首会談をやられるつもりはあるんですか、ないんですか。イエスかノーかで答えてください。 Angry: 0.645 Disgust: 0.339 Fear: 0.460 Happy: 0.481 Sad: 0.431 Surprise: 0.506
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02:51:29 ~ 02:51:52 菅内閣総理大臣
今申し上げましたけれども、御協力いただいているように、政府・与野党協議会、そうした場を十分に活用させていただきながら、このコロナ対策に御協力いただき、また、私どももお願いをさせていただいて、与野党の垣根を越えて取り組んでいきたい、このように思います。 Angry: 0.339 Disgust: 0.099 Fear: 0.280 Happy: 0.797 Sad: 0.616 Surprise: 0.501
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02:52:11 ~ 02:53:01 菅(直)委員
今まさに必要なときだと思うから提案をしているので、必要があればとおっしゃったので、是非その必要性を考えていただきたいと思います。そこで、少し、今日のグリーンエネルギーの問題も述べていきたいと思います。菅総理が所信表明演説で、二〇五〇年までにいわゆるカーボン、炭酸ガスをゼロにするという、私も大賛成であります。ただ、気をつけないと、これを口実に原発を再稼働なりあるいは新設しようという動きが、残念ながら、自民党の一部やいわゆる原子力村では行われております。 Angry: 0.464 Disgust: 0.241 Fear: 0.370 Happy: 0.700 Sad: 0.432 Surprise: 0.496
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02:53:01 ~ 02:53:44 菅(直)委員
私は、この十年間を見ていて、もう原発ゼロに関しては勝負がついている。新規に原発を造ろうと思えば原発事故前の三倍ぐらいかかりますし、それから、再生可能エネルギーはどんどん値段が下がっております。そういう意味で、経産大臣に、まず、福島原発事故以降の電源構成、つまりは、原発が何%で、再エネが何%で、それ以外が何%、それを簡単にお示しいただけますか。 Angry: 0.755 Disgust: 0.413 Fear: 0.536 Happy: 0.270 Sad: 0.368 Surprise: 0.371
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02:53:44 ~ 02:54:06 梶山国務大臣
まず、原発の関係は勝負がついているというお話をされていましたけれども、私どもは安定供給という点で見ておりまして、勝負どうこうの話じゃなくて、やはり、二〇三〇年、二〇五〇年カーボンニュートラルを目指す中で、いかに安定供給をしていくかという中でエネルギーミックスというものを考えているというところであります。 Angry: 0.779 Disgust: 0.520 Fear: 0.388 Happy: 0.542 Sad: 0.301 Surprise: 0.310
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02:54:06 ~ 02:55:00 梶山国務大臣
こうした中で、直近二〇一九年の原子力比率は六%ということであります。二〇三〇年のエネルギーミックスでいえば二〇から二二ということでありますけれども、その実現に向けて全力を挙げて取り組んでいるところであります。原子力規制委員会の審査を経て既存の原発を再稼働し、震災前の平均七割のところを、例えば八割程度まで設備利用率を向上させ、一部の炉については法令で認められた四十年を超える運転期間延長を行うことによって、達成可能な水準と考えております。再生可能エネルギーにつきましては、今の時点では一八%ということであります。 Angry: 0.498 Disgust: 0.364 Fear: 0.434 Happy: 0.663 Sad: 0.387 Surprise: 0.483
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02:55:00 ~ 02:55:15 梶山国務大臣
それらも含めて、残りが火力ということになるわけでありますけれども、二〇三〇年のエネルギーミックスを目指して、しっかり取り組んでまいりたいと思っております。 Angry: 0.306 Disgust: 0.432 Fear: 0.571 Happy: 0.578 Sad: 0.434 Surprise: 0.557
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02:55:15 ~ 02:56:01 菅(直)委員
今経産大臣がお答えになったのは二〇一九年、それはそのとおりです。二〇一九年は、原発が全電力のたしか六%、そして再エネが一八%。私のお示ししているこの表は、二〇一一年から一九年、これは年度です、年度でいいますと、再エネが一四%、原子力は三%ですよ、三%なんです。先ほど私が申し上げたのは、この三%がどんどん増えていくかというと、私が見通す限りは、コストも上がっている、いろいろな状況を考えますと、私はそういう方向へ行かないだろうと思っています。 Angry: 0.422 Disgust: 0.268 Fear: 0.536 Happy: 0.559 Sad: 0.410 Surprise: 0.604
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02:56:01 ~ 02:57:04 菅(直)委員
そこで、一つだけ、これはちょっとパネルにする余裕はなかったんですが、二月二十日の、つい先日ですね、毎日新聞がこんな大きな記事を出しました。これは、「中国再エネ急拡大」、ここまでは私も普通に読んだんですが、何と、一年で原発百二十基分を再エネで整備しているという表示です。私も、どちらかといえば、原発は各国で減っている中では、中国はやや増えているという認識だったんですが、それどころか、原発百二十基分を一年間でやると。これを読んでいただければ分かりますが、再エネだけでほぼ七〇から八〇という数字を出して、現実に走っているんです。それに対して日本は、再エネ、太陽光はかなり増えてはきておりますが、残念ながら、風力は期待していたほどは伸びていません。 Angry: 0.437 Disgust: 0.303 Fear: 0.473 Happy: 0.601 Sad: 0.423 Surprise: 0.528
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02:57:04 ~ 02:57:42 菅(直)委員
これも、私は、経産省が送電網の扱い方をそういうものに対してもっと積極的に使えるようにしたら、もっと増えたと思うんですが。そういう意味で、今申し上げたことです、つまりは、もっと再エネを増やすことが可能だし、それによって全ての電力を再エネで供給することは、後ほど述べますが、私は可能だと思いますが、経産大臣は全ての日本の電力を再エネで供給することは可能だと思いますか、無理だと思いますか。 Angry: 0.550 Disgust: 0.419 Fear: 0.468 Happy: 0.410 Sad: 0.586 Surprise: 0.326
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02:57:42 ~ 02:58:11 梶山国務大臣
現時点での技術ではなかなか難しいと思っております。調整力、慣性力といった形で、ブラックアウトにならないような形のをどう対応していくかということも必要でありますし、再生可能エネルギーの比率を高く言っている団体の方々も、課題としては、慣性力、調整力をいかにするかだという検討課題、これからの克服すべき課題をおっしゃっているということであります。 Angry: 0.190 Disgust: 0.301 Fear: 0.558 Happy: 0.727 Sad: 0.469 Surprise: 0.620
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02:58:11 ~ 02:59:14 菅(直)委員
農林大臣に今日はお出ましをいただいています。私は、この質問は、昨年の暮れ、質問主意書でも実は行っているんですね。つまりは、営農型太陽光発電、これは後ほど農林大臣にお聞きしたいと思いますが、このやり方を活用すれば日本の電力は全てそれで賄えるのではないかという質問をいたしました。これに対する答弁は、必ずしも否定ではなくて、農地をそういうふうに使えるかどうかは分からないという答弁でした。そこで、農林水産大臣にお聞きします。これは農林省の資料ですから、是非農林大臣の口から国民の皆さんに説明いただきたいんですが、営農型太陽光発電、一般の方はまだよく分かっていません、どういうものかを御説明いただけますか。 Angry: 0.428 Disgust: 0.235 Fear: 0.394 Happy: 0.777 Sad: 0.354 Surprise: 0.605
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02:59:14 ~ 03:00:18 野上国務大臣
お答え申し上げます。今お話のありました営農型太陽発電でありますが、これは農地に支柱を立てて、その上部空間に太陽光パネルを設置をして、営農を適切に継続しながら発電を行うという取組であります。営農型太陽発電は、再生可能エネルギーの導入だけではなくて、農業収入に加えまして売電収入も得るということによって農業所得の向上が図られる、こういうメリットもありまして、地域農業の活性化にも資する取組であると考えております。農林水産省では、例えば、設置に当たって必要となる農地の一時転用許可期間につきましては、担い手が営農する場合には三年以内から十年以内に延長いたしましたり、あるいは、今そこにありますガイドブック等々を策定をしまして、取組事例や必要な手続、支援制度などを紹介しておりますし、地方農政局に相談窓口を設置して様々な相談にもお答えをしているところであります。 Angry: 0.373 Disgust: 0.313 Fear: 0.401 Happy: 0.802 Sad: 0.346 Surprise: 0.597
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03:00:25 ~ 03:01:11 菅(直)委員
今の農林大臣の御答弁、是非経産大臣にも総理大臣にもよくお聞きをいただきたいんです。つまり、太陽光発電というのはかなり面積が必要なんですね。ですから、私も、オーストラリアみたいなところであれば面積があるから大丈夫だけれども、日本はなかなか難しいだろうと思っていました。そうしたら、この営農型太陽光発電、これは最初はソーラーシェアリングという表現で発明された方がありまして、今も農林大臣が言われているように、下で農業をやるんですよ。農業収入と売電収入が両方入ってくる、そういうやり方を農林省としても進めてこられているわけですね。 Angry: 0.309 Disgust: 0.188 Fear: 0.502 Happy: 0.721 Sad: 0.392 Surprise: 0.675
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03:01:11 ~ 03:02:07 菅(直)委員
私の計算、これは農林大臣にもしお答えいただければありがたいんですが、日本では四百万ヘクタールの農地があります。一ヘクタール当たり、大体、専門家の話を聞くと、五百キロワットのソーラーパネルを、ソーラーシェアリングの、今農林大臣が言われたような、間隔を置いて農地の上に並べて、五百キロワットのパネルを設置することができます。大体、年間千時間の日照時間で、それを四百万ヘクタールで計算しますと、二兆キロワットアワー、これは今日本が使っている電気の二倍です。どうでしょう、農林水産大臣、この計算、事務方には確認をしてもらっているんですが、間違っていますか、計算上は合っていますか。 Angry: 0.313 Disgust: 0.160 Fear: 0.513 Happy: 0.759 Sad: 0.252 Surprise: 0.771
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03:02:07 ~ 03:03:13 菅(直)委員
農林水産大臣。今農水大臣は、私が提出した質問主意書、これでは、大体一〇〇%になるには農地の、四、四、十六だから、四〇%を今言ったソーラーシェアリングに当てはめればいいんじゃないかということを、菅内閣、これは菅総理からの返事なんですよね、それに対して菅総理の返事も今農林大臣が言っていますが、つまりは、農地をそういうふうに活用できるかどうかということがまだはっきりしないと。 Angry: 0.585 Disgust: 0.291 Fear: 0.512 Happy: 0.599 Sad: 0.315 Surprise: 0.583
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03:02:14 ~ 03:02:40 野上国務大臣
今委員の御提案につきましては、全国の農地の四割で安定的に営農型太陽光発電が行われる前提ということになっておりますが、実際には、電力網への接続が可能かどうかですとか、あるいは天候不順による、発電量が減少して電力需給が不安定になることはないかといった様々な課題をクリアする必要がありまして、実現可能性については慎重な検証が必要ではないかと考えております。 Angry: 0.261 Disgust: 0.169 Fear: 0.642 Happy: 0.489 Sad: 0.442 Surprise: 0.626
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03:03:13 ~ 03:04:01 菅(直)委員
ですから、私、農水大臣に申し上げたいんですよ。農水大臣自身が先ほど答弁いただいたように、今、全体に農業は高齢化しています。全体に、農業から、どちらかというと耕作放棄地が増えています。このやり方を取れば、私もいろいろなところを見てきました、いろいろな現場を見てきました。あるところでは、農業をやってもらう人に多少支援金を払ってでも農業を続けてもらいながら、そして、上では電気を発生するということもやっています。ですから、そういう意味では、私は、工夫をすれば、この農地を耕作物と同時にエネルギーの供給にも使う。考えてみてください。農林大臣に是非申し上げたいのは、今から二百年前を考えてみてください。 Angry: 0.367 Disgust: 0.274 Fear: 0.416 Happy: 0.756 Sad: 0.443 Surprise: 0.549
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03:04:01 ~ 03:05:03 菅(直)委員
エネルギーはどこから供給していたでしょうか。大体、まきと炭ですよ。これはバイオマスですから、燃やせば確かにCO2は出るけれども、しかし、木が成長していけばCO2は吸収するから、だから二百年前はCO2が増えるという問題はなかった。そのまきや炭が石炭に代わり、石油に代わり、原発に代わったんです。ですから、逆に、私は、農水省はこれからもう一度、再生可能エネルギーの太陽光あるいはバイオマス、そういう再生可能エネルギーを農業とともに進めていくというのは決して過去の例から見ておかしくない。できれば、農水大臣、私は農林水産省という名前を是非変えていただきたい。農林水産再エネ省にしてもらいたいと思うんですが、見解だけお聞かせください。 Angry: 0.491 Disgust: 0.310 Fear: 0.401 Happy: 0.609 Sad: 0.513 Surprise: 0.487
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03:05:03 ~ 03:05:43 野上国務大臣
再生エネルギーの導入につきましては、重要な課題だと考えております。先ほど来お話のあった営農型太陽光発電導入に当たりましては、これはやはり発電と営農が継続できるかという点が非常に重要でありまして、日照ですとか、土壌ですとか、作物の適切な組合せということもありますし、売電のための電力網への接続が容易であるということも必要だと思います。あるいはまた、地域住民の理解醸成を図るということも必要であるというふうに思います。こうした観点を十分に踏まえながら、地域活性化に資する形で再生エネルギー導入をしっかりと進めてまいりたいと考えております。 Angry: 0.322 Disgust: 0.276 Fear: 0.468 Happy: 0.715 Sad: 0.435 Surprise: 0.590
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03:05:43 ~ 03:06:34 菅(直)委員
今の農水大臣の答弁、私は非常に前向きに伺いました。つまりは、農業を活発にしていくことと共存するのであれば大変いいんじゃないかということをおっしゃったわけですよね。ですから、それに対してあえて経産大臣にお聞きするとすれば、経産大臣はいろいろバックグラウンドが、原発にいろいろと関連が多いとかそういう問題は抜きにして、先ほどのこの表もお示ししましたけれども、結局はすごいウェートのいわゆる化石燃料をどうやって減していくかというのが今まさに世界中が考えているわけですよ。 Angry: 0.443 Disgust: 0.348 Fear: 0.485 Happy: 0.624 Sad: 0.339 Surprise: 0.524
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03:06:34 ~ 03:07:02 菅(直)委員
そして、先ほど中国の例もお示ししましたが、中国は、これを読んでいただければ分かりますが、そういうものを、私も原発をどんどん造ることによって化石燃料の量を減していくのかと思ったら、原発どころではなくて、原発より圧倒的に再エネの分野を拡大しているんです、現実に。 Angry: 0.858 Disgust: 0.346 Fear: 0.421 Happy: 0.241 Sad: 0.312 Surprise: 0.383
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03:07:02 ~ 03:07:57 菅(直)委員
ですから、そういう意味で、両方ではなくて、つまりは原発は、もうお分かりのように、私も大分やりました。いろいろ見ました。さらには最終的な処分地のオンカロも行きました。結局、最終処分地の問題は日本では全くめどがついていません。ですから、これは余り経産大臣に聞くといい返事が来ないのであれですが、是非、もう少し幅広く、余り原発原発にこだわり過ぎない、幅広く、再生可能エネルギーの方が現実に、先ほど示されたように、現実に今年だって六パーに対して再エネは一八パーと言われたんですから、その方向で進むべき、あるいはそれを邪魔しないでいただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 Angry: 0.512 Disgust: 0.283 Fear: 0.463 Happy: 0.523 Sad: 0.477 Surprise: 0.518
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03:08:03 ~ 03:08:40 梶山国務大臣
この方針に変わりはないということでありまして、再生可能エネルギーを最大限導入していくという方針の下に、接続に関しましても、ノンファーム接続とかそういう形で、できる限り再生可能エネルギーの接続もしてまいりたいと思っております。あらゆる手段を尽くして、あらゆる技術を駆使してカーボンニュートラルをしっかりと実現をさせていくということだと思いますし、しっかり我々も農業と再生可能エネルギーの両立ということはお手伝いをさせていただきたいと思いますし、阻害していることはございません。 Angry: 0.385 Disgust: 0.203 Fear: 0.364 Happy: 0.691 Sad: 0.441 Surprise: 0.640
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03:08:40 ~ 03:09:08 菅(直)委員
NEDOが福島で太陽光発電をした電力を使って水素を作っていますよね。私は是非見たいと思っていたんですが、コロナでちょっと行けていないんですけれども、水素もキーワードだと思うんです。先ほど申し上げたように、少なくとも、机の上の計算ではありますけれども、四百万ヘクタールを使えば、二兆キロワットというのは今日本で使われている電力の倍ですから、余るわけですね。 Angry: 0.410 Disgust: 0.226 Fear: 0.433 Happy: 0.665 Sad: 0.444 Surprise: 0.571
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03:09:08 ~ 03:10:09 菅(直)委員
もちろん昼、夜もあります。ですから、私は今、ある本を書いて、もうすぐ出版しますが、その中では、再エネ水素社会だと。水素は、お分かりのように、CO2に関しては、単に電気の分野だけではなくて製鉄の分野、製鉄ではカーバイドを使いますから、物すごくCO2が出てきます。それが多分日本のCO2の排出の二割から二割ちょっとかかっているんですね。これがH2、水素を使えば、酸素を抜くのに水素を使えば、H2O、つまり水が出るだけでCO2は出ません。そういう意味では、再エネから水素に向かう、私はこれこそ実は、農林省にももちろん頑張っていただきたいけれども、本来は経産省もそういう方向で頑張っていただきたいと思いますが、是非一言、今度はちょっと、前向きのお返事をお願いします。 Angry: 0.270 Disgust: 0.243 Fear: 0.468 Happy: 0.712 Sad: 0.470 Surprise: 0.610
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03:10:09 ~ 03:10:40 梶山国務大臣
水素の製造、運搬、活用も含めて最大限の取組をしてまいりたいと思いますし、菅委員おっしゃるように、二〇五〇年のカーボンニュートラルを目指してしっかりとやっていくということですが、カーボンニュートラルというのは排出と吸収をプラマイ・ゼロにするということですから、再生可能エネルギー一〇〇%とおっしゃる部分も分かりますけれども、まずは、カーボンを出さない、大気中に出さないという取組も含めて、イノベーション等に取り組んでまいりたいと思っております。 Angry: 0.268 Disgust: 0.240 Fear: 0.379 Happy: 0.908 Sad: 0.303 Surprise: 0.583
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03:10:40 ~ 03:11:15 菅(直)委員
ちょっと的外れですよね、先ほどの話から。今、再生可能エネルギーだけではなくて、先ほど御本人が言われたように、たしか八〇%近くは化石燃料なんですよ、現在。問題は、化石燃料をいかに減らすかということが第一であって、そのために、今申し上げたように、電気だけ、発電だけではなくて、製鉄から出てくるCO2を、つまり、電気から水素を作るのは比較的簡単ですよ、中学生でも知っています。 Angry: 0.476 Disgust: 0.305 Fear: 0.492 Happy: 0.622 Sad: 0.401 Surprise: 0.481
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03:11:15 ~ 03:11:49 菅(直)委員
つまり、電気分解、片方から水素が出るんですから、それを使えば、そういう分野もカーボン、CO2を出さないでいい。そういう意味で、再生可能エネルギーから電気を起こし、水素を起こし、そして、いわゆる化石燃料を使わないでCO2をゼロにする、こういう道筋がいいと思うので、最後に、少しぐらい前向きなお話をしてください。 Angry: 0.683 Disgust: 0.200 Fear: 0.331 Happy: 0.659 Sad: 0.365 Surprise: 0.480
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03:11:49 ~ 03:12:05 梶山国務大臣
今技術の芽があるものに関しては全力で取り組んでまいりますし、今菅委員がおっしゃったように、水素の還元技術ということで製鉄技術というものも、これは重要技術十四分野にも入っておりますので、しっかり取り組ませていただきます。 Angry: 0.233 Disgust: 0.157 Fear: 0.370 Happy: 0.905 Sad: 0.294 Surprise: 0.664
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Angry: 0.588 Disgust: 0.315 Fear: 0.480 Happy: 0.570 Sad: 0.384 Surprise: 0.536
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03:12:31 ~ 03:13:07 重徳委員
立憲民主党の重徳和彦です。久しぶりに、この予算委員会、テレビ入りに立たせていただきます。誠にありがとうございます。昨年九月、野党が合流して、新党立憲民主党を結成をしました。私も三年間無所属でありましたけれども、参画をいたしまして、現在、野党第一党の副幹事長、そして安全保障部会長を拝命いたしております。まず初めに、コロナウイルスでお亡くなりになりました皆様方に心から御冥福をお祈り申し上げますとともに、感染された皆様方の一日も早い御回復を心からお祈りを申し上げます。 Angry: 0.434 Disgust: 0.251 Fear: 0.414 Happy: 0.636 Sad: 0.529 Surprise: 0.481
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03:13:07 ~ 03:14:15 重徳委員
先週、いよいよコロナワクチンも接種が始まりました。様々な困難はあると思いますけれども、何とかこの接種が広まって、一日も早いコロナ収束へと向かうことを望んでいるところであります。さて、本日、私は、農政について、第二次安倍内閣以来八年余りにわたります自民党政権の農業政策に関する質問をさせていただきます。農政全般については午後質問させていただきますが、午前中は、昨年来、農政全体への不信につながりかねない鶏卵業界大手アキタフーズ前代表と吉川貴盛元農林水産大臣との贈収賄事件に関連した質疑をさせていただきたいと思います。この事件そのものは司直の手に委ねられておりますが、時の大臣が一部業者の金で大事な農業政策の決定に影響を及ぼしたことが事実なのであれば、これは言語道断、許されるべきことではありません。 Angry: 0.589 Disgust: 0.334 Fear: 0.443 Happy: 0.534 Sad: 0.360 Surprise: 0.466
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03:14:15 ~ 03:15:03 重徳委員
私がこの問題を取り上げますのは、これはただのスキャンダルというだけじゃなくて、コロナ禍において、二つの点で国民生活に影響を及ぼしかねない重大な問題であるからであります。一つは、コロナで今政治の役割が大きく期待される中で、政策が金で動いているんじゃないか、こんな国民の疑惑を招いてしまっていること。そしてもう一つは、卵という、これは誰もが安い値段で手に入れることのできる、庶民の貴重な栄養源であります。この食材について、日本が国益を大きく損ねてしまっているということでございます。そして、追及する以上は、きちんとした再発防止のルールをつくることが国会の役割だと考えております。 Angry: 0.509 Disgust: 0.321 Fear: 0.574 Happy: 0.447 Sad: 0.363 Surprise: 0.574
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03:15:03 ~ 03:15:29 重徳委員
まず、菅総理に菅内閣の基本姿勢を確認いたします。これはもう当たり前のことですけれども、確認をいたします。菅内閣は、声が大きくて資金力のある業界の一部業者と、声なき声の一般大衆国民との、どちらの声を重視する内閣なのでありましょうか。 Angry: 0.513 Disgust: 0.281 Fear: 0.400 Happy: 0.715 Sad: 0.309 Surprise: 0.581
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03:15:29 ~ 03:16:08 菅内閣総理大臣
私は、かねてから、様々な方からお話を伺い、国民目線で何が当たり前かということを見極めた上で判断をし、大胆に実行に移してきました。その信念は変わらないと思っています。また、これからも、私の内閣は国民のために働く内閣として、広く国民皆様方から様々な御意見を伺いながら、農政を始め様々な分野においてしっかり実行していきたい、このように考えています。 Angry: 0.640 Disgust: 0.292 Fear: 0.320 Happy: 0.676 Sad: 0.448 Surprise: 0.426
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03:16:08 ~ 03:17:08 重徳委員
当然のことを確認をさせていただいたつもりなんですけれども、しかし、そうであれば、その内閣の姿勢をルールで示すべきではないでしょうか。具体的に提案をいたします。平成十三年、閣議決定で定められましたいわゆる大臣規範というものがあります。これは、大臣だけじゃなくて副大臣、政務官が、清廉さを保持し、政治と行政への国民の信頼を確保するための規範である。しかし、現行の大臣規範には、関係業界との政治と金についてはほとんど書かれていない。ですから、大臣であっても、企業・団体献金、これはやはり権力との癒着の温床になっているとかねて言われている問題であります、企業・団体献金、これは受取自由なんですよね。農林水産政策、特に私たち地方出身の、選出の国会議員は、特に大切にしている政策分野です。 Angry: 0.563 Disgust: 0.276 Fear: 0.445 Happy: 0.555 Sad: 0.348 Surprise: 0.549
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03:17:08 ~ 03:18:14 重徳委員
議員として現場に飛び込んで、農家の方々の声なき声まで聞いて、それを時の政策決定者であります農林水産省ならば農林水産大臣に声を届けて、御理解をいただいて一つ一つ形にしていくのが政治であります。その際、時の大臣は政策決定責任者ですよね。単なる有力議員ではありません。法律上、政策を決定する権限がある別格の存在であります。その大臣が、まかり間違っても金をもらって動いているというふうに見られること自体が、国民の信頼を損ねることだと思います。李下に冠を正さずという言葉があります。総理、本件、本贈収賄事件を受けて、企業・団体献金の受取を大臣は、任期中だけでもいいです、任期中は自粛するというルールに変更するべく、大臣規範を見直してはいかがでしょうか。 Angry: 0.700 Disgust: 0.397 Fear: 0.400 Happy: 0.576 Sad: 0.327 Surprise: 0.434
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03:18:14 ~ 03:18:48 金田委員長
内閣総理大臣……。総理、お待ちください。手を挙げているんですか。その後、総理に指名します。静かにしてください。順番は、まずあなたが答えて、簡単に。その後、総理に発言していただきます。 Angry: 0.529 Disgust: 0.326 Fear: 0.479 Happy: 0.575 Sad: 0.404 Surprise: 0.546
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03:18:48 ~ 03:19:10 松田政府参考人
失礼いたします。ただいま御指摘がございましたいわゆる大臣規範、正確には国務大臣、副大臣及び大臣政務官規範でございますが、これは、公職にある者としての清廉さを保持し、政治と行政への国民の皆さんの信頼を確保する観点から、国務大臣等が自ら律すべき規範として閣議決定により定められたものでございます。 Angry: 0.778 Disgust: 0.279 Fear: 0.287 Happy: 0.535 Sad: 0.358 Surprise: 0.400
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03:19:10 ~ 03:19:48 松田政府参考人
ただいまお尋ねがございました政治活動に対する献金の在り方についてでございますが、これは、民主主義の費用をどのように国民が負担していくか、こういう問題でございますので、大臣等規範の範疇で議論するのではなく、まさに各党各会派において十分御議論いただく、そういう問題ではないかというふうに考えております。 Angry: 0.633 Disgust: 0.388 Fear: 0.447 Happy: 0.632 Sad: 0.260 Surprise: 0.445
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03:19:48 ~ 03:20:05 菅内閣総理大臣
政治活動に対する献金の在り方については、長年の議論を経て様々な改革が行われてきた結果として、企業・団体献金は政党などに対するものにこれで限定されるようになりました。 Angry: 0.811 Disgust: 0.426 Fear: 0.408 Happy: 0.457 Sad: 0.362 Surprise: 0.299
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03:20:05 ~ 03:20:37 菅内閣総理大臣
そういう中で、国務大臣等が自ら律すべき規範として定められた大臣等規範を改正する必要はないというふうに考えています。いずれにせよ、政治活動に対する献金の在り方については、民主主義の費用をどのように国民が負担していくかという観点から、やはり各党会派で十分御議論をいただくものだというふうに思います。 Angry: 0.843 Disgust: 0.395 Fear: 0.378 Happy: 0.448 Sad: 0.324 Surprise: 0.337
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03:20:37 ~ 03:21:16 重徳委員
今のは問題のすり替えであります。私は、企業・団体献金そのものがいいとか悪いとか、その在り方を問うているのではなくて、そしてもっと言えば、企業、団体側から献金を申し入れることも、そこまではあっていいのだろうと思っています。ただ、時の権力者、権限を持っている大臣がそれをあえて自粛をします、こういうルールにしてはどうか、そういう判断をされてはどうかということなので、各党各会派で決める話じゃなくて、内閣、もっと言うと内閣総理大臣お一人がやるんだと言えばそれで決まるはずの話であります。 Angry: 0.681 Disgust: 0.384 Fear: 0.483 Happy: 0.467 Sad: 0.365 Surprise: 0.468
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03:21:21 ~ 03:21:44 菅内閣総理大臣
先ほど申し上げましたけれども、政治活動に対する献金の在り方については、やはり、民主主義の費用をどのように国民が負担していただくかという観点からも、各党各会派で十分に議論して決めるべきことだというふうに思います。 Angry: 0.775 Disgust: 0.404 Fear: 0.351 Happy: 0.529 Sad: 0.425 Surprise: 0.250
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03:22:04 ~ 03:23:06 菅内閣総理大臣
先ほど申し上げましたように、国務大臣などが自ら律すべき規範として定められた大臣規範というのは、改正する必要はないというふうに考えています。まず、政治活動に対する献金の在り方については、長年にわたる議論を踏まえて様々な改革が行われてきました。その結果として、企業・団体献金は政党に対するものに限定されました。そういう中にあって、国務大臣が自ら律すべき規範として定められた大臣規範を改正する必要はないというふうに考えております。 Angry: 0.827 Disgust: 0.462 Fear: 0.449 Happy: 0.338 Sad: 0.364 Surprise: 0.347
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03:23:06 ~ 03:23:25 菅内閣総理大臣
いずれにしても、政治活動に関する献金の在り方については、民主主義の費用をどのように国民が負担していくかという観点から、各党会派が十分御議論をいただくものだというふうに思っています。 Angry: 0.775 Disgust: 0.402 Fear: 0.423 Happy: 0.493 Sad: 0.325 Surprise: 0.367
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03:23:25 ~ 03:24:08 重徳委員
時間に限りもありますので、今の問題意識を提起させていただいたつもりですので、しっかり受け止めていただきたいと思います。今回の贈収賄事件というのは、実は卵という食材をめぐる問題でありまして、国際社会で日本は国益を大きく損ねたと考えております。卵というのは、物価の優等生とまで言われて、非常に、今でもスーパーで十個入りで安いのは百五十円ぐらい、百五十円から二百円ぐらいで売っていて、本当に誰にでも手頃に手に入る、そういう、多くの国民にとって欠かせない食材であります。 Angry: 0.490 Disgust: 0.258 Fear: 0.467 Happy: 0.584 Sad: 0.421 Surprise: 0.522
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03:24:08 ~ 03:25:01 重徳委員
今回の事件は、その卵を産む鶏の飼育条件をめぐる政策上の国際的な対立が背景にあったというものであります。総理は、アニマルウェルフェア、日本語で動物福祉、という言葉を御存じでしょうか。アニマルウェルフェアについて、総理、どのように考えていらっしゃるか、お答えください。ざくっと言えばそういうことなんですけれども。民法、刑法上、動物というのは元々物扱いなんですね。 Angry: 0.511 Disgust: 0.254 Fear: 0.462 Happy: 0.577 Sad: 0.365 Surprise: 0.611
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03:25:01 ~ 03:26:00 重徳委員
人じゃないので、かわいいペットであっても、殺傷してもそれは器物損壊罪ぐらいにしか当たらないという扱いでありましたが、時代も変わりました。特に犬猫といったペットに関しては、動物愛護法も改正が続いて、かなりその取扱いが改善されてきたというふうに感じております。私も力を入れている政策分野の一つなんですが。でも、ペットじゃなくて、ここは家畜ですね、鶏の動物福祉をどう考えるかというのはかなり難しい問題でありまして、実際、日本の鶏卵は、九割以上は太陽光の入らない建物の中で、金網でできた狭いケージ、おりで多数の鶏を飼育するものですから、生産コストは非常に安い。ですから、卵も安い。そして、卵かけ御飯のような、生で食べる習慣が日本人はありますので、衛生管理もされている。 Angry: 0.407 Disgust: 0.293 Fear: 0.553 Happy: 0.556 Sad: 0.426 Surprise: 0.573
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03:26:00 ~ 03:27:06 重徳委員
長年の鶏卵農家の皆さんの御尽力のたまものだと私は思います。これに対しまして、ヨーロッパを中心に動物福祉の考え方がかなり進んでいまして、総理は丁寧に扱うということをおっしゃいましたけれども、動物本来の生き方を重視する。鶏であっても、広いスペースを取って、止まり木、巣箱、砂浴びができる、そういう環境を整えようということなんですが、やはりここにはコストもかかりますので、業界としてはどうしても反対だ、こういうスタンスであります。ですが、問題は、業界が反対するところまでは理解できるんですが、その業界から時の大臣がお金をもらって、そして大臣がそちらにくみしていたというふうに見受けられる、ここが問題なんですね。こういう、大臣が最初から態度をはっきりしていたら、アニマルウェルフェア、動物福祉を進めたいと言っている側の意見なんて通るわけないじゃないですか。その点について、総理はどのようにお考えでしょうか。 Angry: 0.436 Disgust: 0.249 Fear: 0.442 Happy: 0.609 Sad: 0.427 Surprise: 0.554
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03:27:27 ~ 03:28:38 重徳委員
問題は国際的な問題であるというのは、確かに国内外、両論ある問題ではあります。そして、現実、前に進めようと思ったら、相当なことが動いていきます。消費者にとっても卵の値段が上がりかねないということで、決してきれいごとではありません。しかし、そういった日本の考え方というのは、それはそれで一つの考え方で、そうであるのならば堂々と国際社会で言えばいいと思うんですが、要するに、アニマルウェルフェア、動物福祉にヨーロッパから見れば後ろ向きであるというふうに見られる日本が、それだけじゃなくて、結局、そういう意思決定を政府がしているのはお金でそうなっている、そういう印象がヨーロッパ、そして、今度は東京オリンピックでも選手団は動物福祉に配慮した食材を求めている、こういう状況の中で、国際的に、日本の立ち位置、つまり、アニマルウェルフェアに消極的というだけじゃなくて、日本はまだ賄賂文化なのか、こう見られることなのでありますよ。 Angry: 0.348 Disgust: 0.274 Fear: 0.624 Happy: 0.501 Sad: 0.370 Surprise: 0.667
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03:29:07 ~ 03:30:03 野上国務大臣
先ほど来お話のありますアニマルウェルフェアについてでありますが、これはやはり、家畜を快適な環境の下で飼育するということ、家畜のストレスや疾病を減らす取組でありまして、その推進は極めて重要であると考えております。先ほど来お話があるとおり、例えば採卵鶏のOIE協議会でのコードの話などもあるんですけれども、これは、生産者ですとかあるいは消費者の方も入ったOIE協議会という場、これはオープンな場でありまして、公開の場で行っている協議会でありますが、そのような中でそれらの意見を十分に聞いて決めているところであります。こうした協議会メンバーの様々な意見を伺うとともに、科学的な知見に基づいて確認をして、やはり多様な飼養形態が認められるべきとのコメントをOIEに提出したものでありまして、その判断は妥当なものだというふうに思っております。 Angry: 0.470 Disgust: 0.382 Fear: 0.448 Happy: 0.665 Sad: 0.345 Surprise: 0.503
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03:30:03 ~ 03:30:36 野上国務大臣
一方では、アニマルウェルフェアを実現をしていくためにはやはり総合的な取組が必要であるということもありますし、生産者による設備投資等の努力のみならず、畜産物の販売価格への影響ということも含めて消費者の理解も必要なことから、このアニマルウェルフェアの取組を推進する重要性やメリットを示しつつ、生産者や消費者の理解を得ながら取組を拡大していくということが重要であると考えております。 Angry: 0.528 Disgust: 0.420 Fear: 0.509 Happy: 0.688 Sad: 0.307 Surprise: 0.497
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03:30:36 ~ 03:30:58 重徳委員
今回の事件について、この事件に関する農水省の中の第三者検討委員会、これの進捗状況が理事会で紙三枚ほどで報告があったようですが、それについて詳細を大臣から御報告いただきたいと思います。 Angry: 0.397 Disgust: 0.189 Fear: 0.522 Happy: 0.528 Sad: 0.516 Surprise: 0.534
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03:31:10 ~ 03:32:07 青山政府参考人
お答え申し上げます。吉川元大臣等が贈収賄容疑で起訴されたことを受けまして、農林水産省として、国民に疑念を持たれることがないよう、公判等への影響にも配慮しつつ、養鶏、鶏卵行政の公正性について検証いただくため、養鶏・鶏卵行政に関する検証委員会を設置したところでございます。二月三日に第一回委員会を開催し、幅広く十分に検証いただいているところであり、今後、委員会でしっかりと検証いただいて、その検証結果を公表したいと考えております。具体的には、養鶏、鶏卵行政の公正性について検証するものでございまして、アニマルウェルフェアの国際基準策定プロセス、日本公庫の養鶏業者への融資方針の決定プロセス、鶏卵生産者経営安定事業その他養鶏、鶏卵行政に関し必要な事項について、職員への聴取などにより調査、検証を行って、その結果を取りまとめていただくことになっております。 Angry: 0.448 Disgust: 0.286 Fear: 0.450 Happy: 0.724 Sad: 0.341 Surprise: 0.573
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03:32:07 ~ 03:32:31 青山政府参考人
これは、委員会の座長の下で職員に対して厳格な調査を行うということで、今後の調査に影響があり得ること等から、第三者委員会として検証の途中経過については公表しないことと決定しておりますけれども、本日の理事会において、可能な範囲で検証委員会の状況を報告させていただいたところでございます。 Angry: 0.664 Disgust: 0.150 Fear: 0.407 Happy: 0.616 Sad: 0.255 Surprise: 0.566
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04:25:00 ~ 04:26:04 重徳委員
お昼の理事会で、今問題となっております総務省職員と利害関係者との会食について新たな報告がありました。国家公務員倫理規程に違反する疑いがある会食が、これまで国会報告済みは四人、延べ十三件でしたが、十二人、延べ三十八件という報告がありました。先ほど大臣には、大臣規範を厳格化すべきだと申し上げましたが、国家公務員についてもきっちりと対処をしていただきたいということを申し上げたいと思います。それでは、質問に入らせていただきます。午後は、我が党の農政の考え方をお示ししていきたいと思います。そして、大きな話ですので、是非菅総理に御答弁いただきたいと思います。第二次安倍内閣以来八年余り、農業政策は、規制改革会議を司令塔として、ひたすら市場原理、大規模化、輸出拡大、効率化が進められてまいりました。しかし、そもそも日本の国土の三分の二は山林や中山間地域なんです。 Angry: 0.505 Disgust: 0.277 Fear: 0.428 Happy: 0.654 Sad: 0.361 Surprise: 0.537
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04:26:04 ~ 04:27:16 重徳委員
この山国日本では、日本の隅々にわたる農村集落こそが豊かな農業を支えてきたんです。農業は、産業でもありますけれども、国土の保全、環境の保全、地域コミュニティー、地方創生の肝でもあります。この価値は忘れてはならないと思います。そこで、昨年、当時の野党共同会派におきまして、不肖私が座長をさせていただきました、安倍農政、今は菅農政ですが、検証をするワーキングチームをつくりまして、九月に報告書を取りまとめました。そのポイントはパネルのとおりです。今の農政の欠点、行き過ぎた経済重視、それから、農地コミュニティーという視点が欠落しているといったところであります。我々は、小さな家族農業の価値を全面的に応援をして、JA、農協の協力なども得まして地域、学校で食農教育を進めて、食料自給率を高めて地域政策を一体的に推進する農政を目指しておりまして、その基軸となる概念が国土と食の安全保障でございます。 Angry: 0.421 Disgust: 0.290 Fear: 0.482 Happy: 0.655 Sad: 0.414 Surprise: 0.538
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04:27:16 ~ 04:28:03 重徳委員
グラフが一つあります。一九八五年、一番左端は一九八五年、高度成長も終わった後ですけれども、そこから二〇二〇年までの三十五年間の間に、農業人口は、特に基幹的農業従事者ですけれども、四十九歳以下に限れば百万人以上減って、そして残るは十五万人。このままでは農業がなくなってしまうんじゃないか、こういう危機感を抱きます。いつも申し上げますが、農業、林業が廃れると、国土の三分の二を占める山林、中山間地域は荒れ果てて、豪雨が降ったときには水をためる機能も衰えて、雨水は一気に平野に流れ込んで、都市部に大きな水害をもたらします。 Angry: 0.353 Disgust: 0.246 Fear: 0.599 Happy: 0.485 Sad: 0.441 Surprise: 0.646
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04:28:03 ~ 04:29:00 重徳委員
山国日本では、中山間地域と都市部というのは一体で考えなきゃいけないことなんだと思います。この国で国土と食の安全保障を担ってくれているのは、中山間を含めた地域で農業を営んでいる小規模家族農業です。もちろん、法人とか企業にも農業を営んでいただくのはいいことなんですけれども、じゃ、企業が耕作条件の悪い中山間地域で展開するかというと、なかなかそうもいかないでしょう。農家御出身の菅総理にお尋ねいたします。市場原理に余りに偏った農政は転換して、小規模家族農業の持つ多面的な価値、これを正面から認めて、政府が十分な対価を支払って小さな農業もしっかりと守っていく必要があると我々は思うんですけれども、いかがでしょうか。 Angry: 0.560 Disgust: 0.229 Fear: 0.395 Happy: 0.642 Sad: 0.358 Surprise: 0.527
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04:29:00 ~ 04:30:23 菅内閣総理大臣
委員から御指摘いただきましたように、中山間地域の農業は、我が国農業産出額の約四割を占めるとともに、国土の保全や景観の維持においても重要な役割を担っている、このことは認識しております。こうした中山間地域の農業を維持発展させるために、条件不利農地への直接支払いだとか、あるいは高収益作物の生産支援など、小規模家族農業の所得向上を図っているところであります。それと同時に、やはり地方の消費を増やすことが日本にとって今極めて大事だと思います。そういう意味合いにおいて、やはり農林水産業を中心とする所得を引き上げることが極めて大事だというふうに私自身思っています。そして、安倍政権の中で、農協法、六十年ぶりの改正、漁業法、森林法、七十年ぶりの改正を行って、所得を少しでも引き上げる方向にこの農林水産業を持っていきたい、そういう思いの中で私どもも取り組んでいることも是非御理解をいただきたいと思います。 Angry: 0.467 Disgust: 0.294 Fear: 0.363 Happy: 0.772 Sad: 0.364 Surprise: 0.530
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04:30:23 ~ 04:31:01 重徳委員
もう我々の危機感はそういうレベルを超えておりまして、先ほどの農業人口激減のグラフを御覧いただきますように、一九八五年、私は中学生ぐらいでしたけれども、その段階で三十五年後の今をどのぐらい見通すことができただろうかというふうに思います。今のペースで日本の農業人口が更に減ったら、三十年後は、我々の子供たち世代は輸入で食っていくことが果たしてできるんだろうか。今の国際情勢で輸入に頼り切るということは非常にリスクがあると思います。災害だってもっとひどくなるんじゃないかと思います。 Angry: 0.452 Disgust: 0.260 Fear: 0.534 Happy: 0.512 Sad: 0.420 Surprise: 0.597
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04:31:01 ~ 04:32:12 重徳委員
私たちは、さっきの一枚目のパネルで、国立農業公社という構想を打ち出しております。この構想は、農業をやりたい人たちを一括採用して技術を指導して、中山間地域を含む田畑のマッチングを行って、安定した所得を国が保証する。こういうことで、農業を将来を見通せる職業に変えていかないといけない。農業をやりたい人はいっぱいいると思うんです、潜在的には。だけれども、ためらってしまう人も、その不安も分かります。そういう不安を解消していかなきゃいけない、これが国の役割だと思います。これは農業分野だけの話じゃなくて、今まさにコロナ禍で、働く先を失う方が増えて、若い人たちは先行きが見通せない。都市部ではテレワークも進んでいますので、都市から地方、農村へ回帰する傾向も見られます。この国土と食の安全保障を担ってもらうのは農家でありますので、新規就農者確保には国立農業公社ぐらいの大胆なプランが必要じゃないかと私は思いますが、総理はどのようにお考えでしょうか。 Angry: 0.479 Disgust: 0.315 Fear: 0.484 Happy: 0.573 Sad: 0.460 Surprise: 0.500
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04:32:12 ~ 04:33:20 菅内閣総理大臣
まず、若者に自らの将来を託せる職業として農業を選択してもらう、そのためには、農業をしっかりと稼げる成長産業にしていかなきゃならないと思います。輸出の拡大、高収益作物への転作の支援など、成長産業になるための改革は進めていかなきゃならないと思っています。また、国が自ら農業公社を立ち上げて人材を採用していくという御提案でありましたが、そもそも農業は、自らの創意工夫で作物を選択をし、経営意欲を持って取り組んでいただくことで所得を上げていく、これが基本だと思っています。そうした取組を後押しするために、新規就農者の所得の下支えや研修の支援を行っており、こうした施策を通じて、政権交代後、最近では、初めて四年連続で五十歳未満の若手の新規就農者が二万人を超えているところであります。 Angry: 0.649 Disgust: 0.352 Fear: 0.487 Happy: 0.529 Sad: 0.310 Surprise: 0.501
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04:33:29 ~ 04:34:02 重徳委員
御見解は分かりましたが、時間も限られておりますので、最後の質問です。最後に、日本の国土、領土を守るための重要施策、これもどうしても総理にお聞きしたいことがあります。二年前、本会議で、私、防衛施設や国境離島、農地、水源地が外国資本や外国人に買収されている、これは安全保障上大きな問題がある、法整備が必要だということを主張させていただきまして、安倍総理の当時の答弁をきっかけとして、今国会、ついに法案が提出される運びとなりました。 Angry: 0.400 Disgust: 0.215 Fear: 0.474 Happy: 0.600 Sad: 0.468 Surprise: 0.589
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04:34:02 ~ 04:35:19 重徳委員
関係者の御尽力に感謝と敬意を申し上げたいと思います。この法案は、防衛施設の周辺の土地の所有、利用状況を調査して、権利移転の際には事前届出制を導入する、土地の不適切利用に対しては勧告、命令、罰則が出せるということになります。ここまではいいと思います。ただ、先日、小此木大臣にも聞いたんですけれども、農地とか森林、水源地は対象外、調査対象としないということでありました。一応、理由としては、農地法とか森林法という別の枠組みがあるからということでありましたが、日本人にとっては、先ほどからのように、農地、森林というのははっきり言って二束三文に今なりつつある。だけれども、食料生産、水源地という意味では十分な価値があって、外国の方から見れば喉から手が出るほど欲しい資産であろう。こう見れば、今回の法案に、注視区域、その対象に農地、森林を含めるということが、私どもも申し上げております国土と食の安全保障にも資するんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。 Angry: 0.435 Disgust: 0.250 Fear: 0.399 Happy: 0.719 Sad: 0.421 Surprise: 0.550
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04:35:19 ~ 04:36:05 菅内閣総理大臣
まず、安全保障上重要な土地などの所有や利用の実態については、調査や規制を行うための新法をこの通常国会に提出をさせていただく予定であります。政府としては、新法において、防衛施設等の周辺や国境離島等を対象にし、農地や森林は対象とはしない方向で検討を進めております。農地や森林については、小此木大臣の話がありましたように、農地法や森林法において、食料の安定供給や国土の保全などを目的として、取得の際の許可や届出という措置が講じられているものというふうに承知しています。 Angry: 0.642 Disgust: 0.372 Fear: 0.462 Happy: 0.575 Sad: 0.347 Surprise: 0.470
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04:36:31 ~ 04:37:20 奥野(総)委員
立憲民主党の奥野総一郎でございます。今日は、総務省の問題一本に絞って議論をしてまいりたいと思いますので、武田大臣、総理以外の閣僚の皆様、お仕事ある方は外していただいて結構でございます。それでは、まず、今日の昼の理事会で新たな調査が出てまいりました。報告を受けましたけれども、従来は四人の方が延べ十三件の接待を受けていたという報告でございましたが、これが人数が十二人に増えて、全体も延べ三十八件ということになりました。 Angry: 0.484 Disgust: 0.286 Fear: 0.508 Happy: 0.617 Sad: 0.333 Surprise: 0.588
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04:37:20 ~ 04:38:23 奥野(総)委員
そして、四人の方は、これまでの十三件に加え、新たに六件増えて十九件ということになりました。そして、このメンバーを見ますと、ここを御覧いただきたいんですが、東北新社が4Kの放送の事業者に認定されると。これ、4K、8Kですね、オリンピックに向けて4Kを放送していこうということで新たに事業者が認定されたんですが、これは二〇一七月一月二十四日なんですが。この報告を見ると、その前から、その前の人事、平成二十八年の人事になるかと思いますが、平成二十八年の人事以降の全ての情報流通行政局長、これ、お辞めになられた方もおりますから、現職の方ということになりますが、お辞めになられた方については今回名前は出ておりません。 Angry: 0.356 Disgust: 0.259 Fear: 0.504 Happy: 0.668 Sad: 0.416 Surprise: 0.600
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04:38:23 ~ 04:39:02 奥野(総)委員
そして、山田真貴子内閣広報官については、お辞めになられたということでありますが、こちらの要求に応じて名前が出ておりますけれども、それ以外のお辞めになられた方は出ていませんが、歴代の情報流通行政局長、そして放送担当の官房審議官、放送政策課長、そして衛星・地域放送課長が、皆さんこういう形で接待をされている。こういう報告だと思いますが、大臣、それで間違いないでしょうか。大臣、聞いていましたか。 Angry: 0.493 Disgust: 0.229 Fear: 0.372 Happy: 0.626 Sad: 0.461 Surprise: 0.511
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04:39:02 ~ 04:39:57 奥野(総)委員
大臣。ちょっと時間止めてください。いや、今伺ったのは、二十八年の人事以降の、要するに、このBS4Kの認定直前の人事から始まって、歴代の情流局長、審議官、放送政策課長、地域衛星通信放送課長が対象になっている、ほぼほぼ対象になっているということでよろしいですねという問いです。 Angry: 0.702 Disgust: 0.370 Fear: 0.511 Happy: 0.397 Sad: 0.380 Surprise: 0.488
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04:40:00 ~ 04:40:36 奥野(総)委員
ということなんですよ。ずぶずぶなんですよね。ラインが全部なんですよ。局長から始まって、審議官、担当課長、全部が接待対象になっていた。しかも、この調査によれば、始まりが、この免許、認定、BS4Kが始まる認定に合わせたことで始まっているわけですよ。大臣、これでも行政がゆがんでいない、放送行政がゆがんでいないと言い切れますか。 Angry: 0.612 Disgust: 0.363 Fear: 0.529 Happy: 0.391 Sad: 0.464 Surprise: 0.518
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04:40:36 ~ 04:41:12 武田国務大臣
この度、本当に多くの疑念を招くことに至りましたこと、まずおわびを申し上げたいと存じます。放送行政をゆがめたことに関しては、当然、この調査に入った段階から、双方の当事者、皆さんの方にいろいろなヒアリングを含めて調査を行いました。その段階で、行政がゆがめられたという事実というものは確認をされておりません。 Angry: 0.543 Disgust: 0.307 Fear: 0.527 Happy: 0.466 Sad: 0.428 Surprise: 0.527
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04:41:12 ~ 04:41:50 奥野(総)委員
それで大臣、これ、処分はされるんですか。いつになるんですか、処分は。公表されたということは、大臣としては、これ、処分をすべきだと腹をくくったということでよろしいですよね。 Angry: 0.570 Disgust: 0.204 Fear: 0.563 Happy: 0.480 Sad: 0.298 Surprise: 0.683
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04:41:21 ~ 04:42:07 武田国務大臣
この処分につきましては、我々だけではなくて、倫理審査会の了承というものをいただかなくてはなりません。今この場で私がいつと申し上げるわけにはまいりません。倫理法そして倫理規程、倫理法令に反する疑念がかけられた段階でこれは徹底して調査し、そして倫理審査会の指導も受けながら適切に対処していきたいと考えています。 Angry: 0.699 Disgust: 0.392 Fear: 0.515 Happy: 0.354 Sad: 0.439 Surprise: 0.448
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04:42:07 ~ 04:43:00 奥野(総)委員
これは、総務大臣のまず監督責任があると思うんですよね。これを御覧になったことございますか。人事院が作っている、国家公務員倫理月間、これは十二月ですよ。去年、接待が大々的に行われていた十二月が、この強化月間だったんですね。「「これぐらい」思う気持ちに距・離・を・取・れ」こう書いているわけですね。こういうポスターですよね。監督責任、大臣、あるんじゃないんですか、部下の。それから、国会の答弁で言い切っておられましたよね。ゆがみはないと言い切っておられました。これ、ちゃんと適切に部下から、部下の情報をうのみにして、調査をきちんと指示されなかったんじゃないですか。 Angry: 0.522 Disgust: 0.266 Fear: 0.519 Happy: 0.539 Sad: 0.378 Surprise: 0.592
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04:43:00 ~ 04:43:28 奥野(総)委員
大臣の責任になってきますよね。監督責任もあれば、この予算委員会、この大事なコロナ禍の、私だってこんなことを今やりたくないんですよ、コロナの問題をきっちりやりたいんだけれども、審議を停滞させた責任というのは、大臣、免れないんじゃないですか。部下の言葉をうのみにして、これまで調査を怠ってきたわけですから。どうですか。 Angry: 0.662 Disgust: 0.332 Fear: 0.510 Happy: 0.401 Sad: 0.420 Surprise: 0.490
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04:43:28 ~ 04:44:01 武田国務大臣
調査に対しては誠心誠意に当たらせていただいてきたものと思っております。また、そのときそのとき、調査に基づいて上がってくるそうした情報を基に我々は説明し、また発言をしているわけでありまして、その時点においては、全ての当事者の方からヒアリングも通じた調査を行ったところ、行政をゆがめたという事実については確認されておりません。 Angry: 0.517 Disgust: 0.329 Fear: 0.464 Happy: 0.565 Sad: 0.516 Surprise: 0.435
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04:44:01 ~ 04:44:44 奥野(総)委員
それは何をおっしゃっているかというと、部下のおっしゃっている言葉をうのみにしたということじゃないですか。これだけ多くの、四人の方に限っても、頻繁に会食をしていて、仕事の話が一切出なかった、所管の話が一切出なかったというのはそもそもおかしいじゃないですか。普通の人間なら、普通の政治家なら、そこはきちんと指示をして、おかしい、調べ直せと言うんじゃないですか。監督責任、そして今の調査への責任ですよね、きちんと部下を指導しなかった責任があるんじゃないですか、大臣。 Angry: 0.744 Disgust: 0.289 Fear: 0.524 Happy: 0.355 Sad: 0.333 Surprise: 0.523
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04:44:44 ~ 04:45:03 武田国務大臣
本事案当事者については、決して包み隠すことのないよう、真実をしっかりと、調査に協力するよう申し伝えましたし、また、次官を、監督官として、始めとする調査チーム、この中には、私の部下だけではなくて、弁護士の方も含まれております。 Angry: 0.208 Disgust: 0.144 Fear: 0.441 Happy: 0.886 Sad: 0.449 Surprise: 0.584
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Angry: 0.664 Disgust: 0.329 Fear: 0.270 Happy: 0.557 Sad: 0.498 Surprise: 0.425
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04:45:14 ~ 04:46:04 奥野(総)委員
だまされたという声も上がっていますが、しかし、責任を取るのは大臣なんですよ、これは。部下のせいじゃないでしょう。官房長がちゃんと調べなかったからといって、あなたが責任を逃れられるわけじゃないじゃないですか。しっかり調べていただきたいし、しかるべき責任を取っていただきたいと思います。そして、この会食の参加者を見ると、ほとんど全てに木田氏が入っている、それから、菅正剛氏も大体三分の二ぐらいが加わっている、こういう形なんですよ。私も役所にいましたけれども、昔、ノーパンしゃぶしゃぶ事件というのがございましたね。あれを境に、ぱたっとこういった会食はなくなっていたんですよ。霞が関からはなくなったと私も思っていたんですが、まさかいまだにこういうことが起こっているとは、本当に驚愕いたしました。 Angry: 0.528 Disgust: 0.306 Fear: 0.555 Happy: 0.434 Sad: 0.382 Surprise: 0.555
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04:46:04 ~ 04:47:08 奥野(総)委員
私の古巣でありますし、本当に今日は悲しいし、憤っているところであります。なぜこういうふうになってしまったかということなんですが、総理、菅総理の菅正剛氏がいらっしゃる、だから断れなかったというのは一つあると思うんですよ、後ほどこれは言っていきますけれどもね。菅正剛氏がわざわざ会食に加わっているということを木田氏が言ったりしているわけですね。わざわざ菅正剛氏の存在を名前に出している、だから行かざるを得ないんだというのは一つあると思います。それからもう一つは、菅さんが黙認しているんだから行っても大丈夫だろう、息子さんが来ているんだから俺たち大丈夫だよね、こういう緩みにつながったんじゃないですか。御子息が総務省と利害関係者の地位にあることが、これは総理がそうさせたかどうかというのはともかく、後で聞きますけれども、そうした空気をつくった原因じゃないですか。どうですか、総理。総理にやはりこれは原因があるんじゃないですか。 Angry: 0.643 Disgust: 0.264 Fear: 0.486 Happy: 0.441 Sad: 0.383 Surprise: 0.505
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04:47:08 ~ 04:47:47 菅内閣総理大臣
私は、長男と会社の話は一切していませんでした。報告も受けておりませんでした。そういう状況であります。いずれにしろ、私の長男が関係して、結果として公務員が倫理法に違反する行為をすることになった、このことについては心からおわびを申し上げ、大変申し訳なく思います。 Angry: 0.593 Disgust: 0.419 Fear: 0.524 Happy: 0.310 Sad: 0.608 Surprise: 0.411
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Angry: 0.149 Disgust: 0.213 Fear: 0.562 Happy: 0.718 Sad: 0.409 Surprise: 0.738
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04:48:00 ~ 04:48:42 菅内閣総理大臣
私の長男が関係して、結果として公務員の方が倫理法に違反する行為をすることになったことについて、大変申し訳なく、おわびを申し上げたいというふうに思います。いずれにしろ、総務省において、事実関係を明らかにするために徹底して調査が行われているんだろうというふうに思っています。そういう中で、しっかりと包み隠すことなく事実関係を明らかにしてもらう、このことが大事だと思っています。 Angry: 0.647 Disgust: 0.372 Fear: 0.500 Happy: 0.385 Sad: 0.454 Surprise: 0.402
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04:48:42 ~ 04:49:02 奥野(総)委員
結果としてという御答弁だったと思うんですが、そういう結果になる遠因というか、原因をつくったのは、そもそも、私は、総理大臣秘書官を御子息が務めておられたところにあるんじゃないかと思うんですね。失礼、総務大臣、総務大臣秘書官ですね。 Angry: 0.554 Disgust: 0.189 Fear: 0.481 Happy: 0.551 Sad: 0.307 Surprise: 0.634
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04:49:02 ~ 04:50:06 奥野(総)委員
四人の方、答弁されたり伺ったりしていますが、たしか吉田総務審議官は、総務大臣秘書官当時に知り合った、こういうふうに述べておられます。それから湯本元審議官も、総務大臣秘書官当時に知り合ったというふうに述べております。それから秋本局長は、そのときではないけれども、同じ官房の秘書官室にいた同士としてと、こういう言い方をされているわけであります。ということで、総務大臣秘書官だったからこそ皆さん面識がある、あるいはその名前を知っている。政務の秘書官の名前は、役人はみんな知っていますからね。それが私は一つ原因だったんじゃないかと思うんですが、総理、まず伺いたいんですが、なぜ秘書官にされたんでしょうか。政務の秘書官というのは事務の秘書官の上に立つ大事な役目なんですね。総理も総理秘書官の方をこの間替えられましたけれども、政務の秘書官が機能しないとなかなか回らないわけですよ。 Angry: 0.619 Disgust: 0.262 Fear: 0.488 Happy: 0.488 Sad: 0.331 Surprise: 0.596
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04:50:06 ~ 04:50:25 奥野(総)委員
それにもかかわらず、それにもかかわらずと言うと失礼ですけれども、役所の経験のない、当時二十五歳と週刊誌に出ておりましたけれども、方をなぜ政務の秘書官に持ってこられたんでしょうか。 Angry: 0.725 Disgust: 0.220 Fear: 0.447 Happy: 0.454 Sad: 0.269 Surprise: 0.584
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04:50:25 ~ 04:51:21 菅内閣総理大臣
これは二〇〇六年だったと思います。私自身、第一次安倍政権で総務大臣に就任をしました。実は、就任するとは全く思っていなかったんです、当選四回でしたから。私の事務所において秘書の割り振りというのも終わった後でありました。そういうときに、選挙を手伝ってくれた長男ですね、地元の連絡だとかあるいは国会回りだとか、政務秘書官としての仕事、語学も、それなりに語学力というのもありましたので、そういう意味において、事務処理をスムーズに行うために政務秘書官として採用したということであります。 Angry: 0.512 Disgust: 0.329 Fear: 0.431 Happy: 0.601 Sad: 0.347 Surprise: 0.557
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04:51:21 ~ 04:52:03 奥野(総)委員
評価については、それはいろいろあると思います。本当にスムーズにいったかどうかということもあるかと思いますが。結果としてそこで多くの総務省の役人が菅正剛氏を知ったということは間違いないと思うんですよ。まさか人脈を築くためにそこにはめたとは思いませんが、結果的にそうなっているんですよね。そして、その次に東北新社にお勤めになられました。これは通告してありますが、この経緯についてお話しいただけませんでしょうか。 Angry: 0.419 Disgust: 0.372 Fear: 0.522 Happy: 0.526 Sad: 0.445 Surprise: 0.592
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04:52:03 ~ 04:53:07 菅内閣総理大臣
当時、東北新社の創業者、秋田の私と同じところの出身でありまして、懇意にしていました。そういう中で創業者と長男が会って、そこで就職というんですかね、決まった後から私が報告を受けました。私が、植村さんという、お亡くなりになった方なんですけれども、その方とお会いするときに一緒についてきたり、そういうことをしました。 Angry: 0.351 Disgust: 0.272 Fear: 0.409 Happy: 0.669 Sad: 0.561 Surprise: 0.472
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04:52:31 ~ 04:52:58 奥野(総)委員
それは、御子息正剛氏が政務の大臣秘書官をやられていたことからそういうつながりができたんじゃないですか。あるいは、お父様から何らかの紹介、それ以前にお二方は知り合いだったんでしょうか。お父様の関係でお知り合いだったんでしょうか。 Angry: 0.375 Disgust: 0.198 Fear: 0.559 Happy: 0.568 Sad: 0.415 Surprise: 0.681
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04:53:07 ~ 04:53:50 菅内閣総理大臣
そういう中で、政務秘書官になったわけでありますから、そういう中で関係が深くなったということもこれは事実で、その創業者の人が私の長男に様々な話を教えてくれたり、そしてまた長男も非常に慕っていましたので、そういう中で二人で話を決めた後に私に報告があったということです。私、子供三人いますけれども、就職について、私、自分の、紹介するとか、そうしたことは一切やっていません。 Angry: 0.264 Disgust: 0.184 Fear: 0.405 Happy: 0.721 Sad: 0.520 Surprise: 0.634
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04:53:50 ~ 04:54:03 奥野(総)委員
ただ、今の話は、ちょっとひっかかるのは、政務の秘書官というのは総理が任命されたわけですよね。やはり総理がおっしゃる自助とはちょっと遠いと思うんですよ。 Angry: 0.626 Disgust: 0.291 Fear: 0.504 Happy: 0.446 Sad: 0.401 Surprise: 0.531
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04:54:03 ~ 04:55:04 奥野(総)委員
大臣秘書官という肩書は非常に重いものですし、後々プラスになると思うんですね。そういう、言葉は悪いですが、箔をつけたという面はあるんじゃないでしょうか。そして、今明らかになったのは、やはり総理の人間関係の中で御子息と植村伴次郎さんですか、がお知り合いになったということも明らかになりました。総理の言うとおりだとして、そこから自力で頼みに行ったということをおっしゃっておられるようですが、総理、それを止めようとは思われなかったんですか。これは天下りと一緒じゃないですか。総務省の幹部から関連の会社に天下っていく。天下りはなぜするかというと、これは、役所とのパイプをつくるために役人がこれまでやってきたことであります。これは事実上の天下りであって、いずれこういう事態に陥るということは予見できたはずなんですよ。総理、なぜ止められなかったんでしょうか。 Angry: 0.456 Disgust: 0.308 Fear: 0.560 Happy: 0.507 Sad: 0.391 Surprise: 0.605
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04:55:04 ~ 04:55:57 菅内閣総理大臣
まず、私は、そんな相談をしたり、お互いに会ったりしていることさえ知りませんでした。先ほど申し上げましたように、結果が出てから私に報告があったということです。委員も総務省にお勤めだったでしょうから、大臣というのは大体今まで一年で替わっていました。ですから、それで、また、私は長男を一年未満で、途中で替えています。それは、地元の秘書の体制ができたので替えたわけでありますけれども。それがどうして天下りにつながるんでしょう。それは、本人にそれぞれの意思というのはあるんじゃないでしょうか。 Angry: 0.406 Disgust: 0.344 Fear: 0.462 Happy: 0.645 Sad: 0.444 Surprise: 0.550
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Angry: 0.519 Disgust: 0.346 Fear: 0.509 Happy: 0.556 Sad: 0.259 Surprise: 0.640
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04:56:04 ~ 04:56:33 奥野(総)委員
それは総理、やはり政治家として止めなきゃいけないんじゃなかったですか、そういうことを。いや、だって、こうやって総理になられるわけだから、結果としてここに来て……いや、でも、総務大臣の地位というのは重いんですよ、重いんですよ。私は止めるべきだったと思いますが、どうですか、総理。ここでおわびをするぐらいなら、そのとき止めておいた方がよかったんじゃないですか。 Angry: 0.599 Disgust: 0.263 Fear: 0.583 Happy: 0.343 Sad: 0.437 Surprise: 0.519
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04:56:33 ~ 04:57:00 菅内閣総理大臣
私は先ほども申し上げましたけれども、男の子三人おりまして、三人の就職については皆それぞれが探してきています。長男も、そういう中で、私が知らないところで会って決めたということで、事後に報告を受けました。私は、そこで止めるべきではないと思います。 Angry: 0.419 Disgust: 0.257 Fear: 0.415 Happy: 0.716 Sad: 0.465 Surprise: 0.520
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04:57:00 ~ 04:58:05 菅内閣総理大臣
それはもう私、任せておりましたから。それについて、私、先ほども申し上げましたけれども、全く、総務大臣になることさえ当時考えてもいなかったんです、当選四回でしたから。そういう中で、どたばたの中で秘書官にして、それで対応してもらったということもこれは事実であります。 Angry: 0.458 Disgust: 0.392 Fear: 0.527 Happy: 0.497 Sad: 0.470 Surprise: 0.480
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04:57:05 ~ 04:57:41 奥野(総)委員
いや、でもね、そこは李下に冠を正さずですよ。少なくとも、総務省所管の業界に勤めちゃ駄目じゃないですか。それは止めるべきだったんじゃないですか。もし、総理、自分に任せるというんだったら、秘書官にしちゃ駄目だったんですよ。秘書官にして、そして業界に就職したからこういうことになったんじゃないですか。秘書官にしないか、あるいは業界に勤めるのを止めるか、どっちかだったんですよ、総理。 Angry: 0.619 Disgust: 0.301 Fear: 0.531 Happy: 0.425 Sad: 0.398 Surprise: 0.532
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04:58:17 ~ 04:59:02 奥野(総)委員
ちょっと後でもう一回。ほかに今日、谷脇、吉田両総務審議官にお越しいただいておりますので、少し話を移してまいりたいと思います。私は、先ほど来出ていますが、二〇〇五年に総務省を退官しました。それまでは、平成元年に郵政省に就職をして、十七年間そこで働いていました。今日お見えの四人には、皆さん、よく存じ上げている方です。しかし、こういう質問をしなければならないのは、私は本当に残念です。できることなら、こういうことはしたくなかった。でも、まさにこういう状況ですから、心を鬼にして、しっかり質問してまいりたいというふうに思います。 Angry: 0.432 Disgust: 0.300 Fear: 0.448 Happy: 0.570 Sad: 0.517 Surprise: 0.526
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04:59:02 ~ 05:00:00 奥野(総)委員
それで、まず秋本局長なんですが、ちょっとこの紙を見たら、新たに会食がつけ加わっています、新たに二件ですか。そして、会食の回数も、十万円を超えて、十万円を超しているのは谷脇総審と秋本局長だけなんですけれども、突出して多いんですよ。なぜこれが新たに出てきたのかという話と、それから、先日の国会答弁では、相手方が負担したのは今回限りだ、それ以前は御自分が払っていたんだ、こうおっしゃっていますが、それは虚偽だ、うそだったということなんでしょうか。この紙との整合性はどうなんですか。 Angry: 0.503 Disgust: 0.293 Fear: 0.633 Happy: 0.432 Sad: 0.307 Surprise: 0.640
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05:00:00 ~ 05:01:30 秋本参考人
お答えいたします。委員御指摘のとおり、今日時点で確認できた範囲での事実関係で申しますと、菅正剛さんが出席した東北新社との過去の会食数五回、菅正剛さんがおられなかった会合も含めますと七回となっております。追加されたのは、平成二十九年五月二十六日と平成二年七月三十日の会合でございます。済みません、申し訳ありません、令和二年七月三十日でございます。なぜ漏れが出たかというお尋ねがございました。私、自分の行動履歴、行ったお店で記録をしておりまして、東北新社様との会合は和食の会合が多かったということから記憶をたどって、これまで五回と総務省の大臣官房に回答しておりましたところ、先方から、東北新社様から、あと二回あるという点について指摘がございまして、記憶をたどりましたところ、確かにこの二回があるということでございます。 Angry: 0.270 Disgust: 0.291 Fear: 0.473 Happy: 0.708 Sad: 0.457 Surprise: 0.611
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05:01:30 ~ 05:02:00 秋本参考人
それから、当日の負担額についてもお尋ねをいただきました。私といたしますれば、当日、何がなし、会計の際にあるいは退席する際に額をお支払いしたのが、七回のうちの六回まで。直近の、昨年、令和二年十二月十日は事後払いになったということでございます。 Angry: 0.228 Disgust: 0.219 Fear: 0.469 Happy: 0.775 Sad: 0.472 Surprise: 0.616
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05:02:00 ~ 05:03:00 秋本参考人
ただ、私が過去六回の会合でお支払いした額については、なお先方との間で精査中でございまして、合計金額が奥野委員御指摘の金額ということでございまして、御指摘のあった金額丸ごと先方に御負担いただいたということではございません。お答えいたします。 Angry: 0.273 Disgust: 0.334 Fear: 0.514 Happy: 0.666 Sad: 0.499 Surprise: 0.589
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05:02:25 ~ 05:02:59 奥野(総)委員
要するに、回数が多過ぎて覚えていなかったというお話と、それから、負担については、これ以外は一切御自分で負担したとおっしゃっていましたが、そうではなくて、なおこれから調整して後払いしようとするものがあると。この間の答弁はうそだった、こういうことになるんでしょうか。 Angry: 0.362 Disgust: 0.336 Fear: 0.630 Happy: 0.427 Sad: 0.558 Surprise: 0.471
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05:03:00 ~ 05:04:15 秋本参考人
先日の答弁がうそだと申し上げるつもりはございません。先方との間で、額、負担額については精査中ということでございます。お答えいたします。奥野委員御指摘のとおり、昨年、令和二年十二月十日の会合を除いては、先方の申出額をその日のうちに現金で負担しました。その額がきちんとした額であったかどうかという点につきまして、大臣官房と先方、東北新社様との間で精査中ということでございます。 Angry: 0.404 Disgust: 0.293 Fear: 0.449 Happy: 0.680 Sad: 0.443 Surprise: 0.563
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05:03:14 ~ 05:03:41 奥野(総)委員
いや、でも、はっきり、これはたしか、過去三回同席をさせていただいたとき、会食当日には負担額をお伺いし、その場で現金でお支払いをしております、こういう答弁をされているんですよ。間違いないですよね。 Angry: 0.459 Disgust: 0.353 Fear: 0.391 Happy: 0.717 Sad: 0.554 Surprise: 0.388
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05:04:15 ~ 05:05:05 奥野(総)委員
結局、一部払って、全部は払っていなかったということだと思います。これはしっかり精査していただきたいと思います。今日は、谷脇総務審議官にもお見えいただいておりますが、谷脇総務審議官は次官級と。総務省は、総務庁と郵政省と自治省が三つ合わさってできた省庁でありまして、それぞれ次官級がいらっしゃるわけですが、郵政系のトップということだと思います。郵政系のトップとして、この事態、これだけ多くの会食が露見した、明らかになったということについて、責任は感じておられるでしょうか。 Angry: 0.572 Disgust: 0.210 Fear: 0.482 Happy: 0.459 Sad: 0.401 Surprise: 0.556
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05:05:05 ~ 05:05:23 谷脇参考人
お答え申し上げます。今回の一連の事案につきまして、国民の皆様に疑念を抱かせるそういった事態を招いたということについてはおわびをしたいと思いますし、私自身、責任を感じているところでございます。 Angry: 0.522 Disgust: 0.422 Fear: 0.467 Happy: 0.590 Sad: 0.421 Surprise: 0.451
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05:05:23 ~ 05:06:01 奥野(総)委員
疑念とおっしゃっていますが、少しずつ詰めていきます。谷脇総審自身に伺いますが、会食が、谷脇総務審議官も一回増えていますよね、四回ということになっています。なぜ四回に増えたのかという話。それから、会食の御案内はいつも誰から来ていたか。そして、誰が同席しているかということは確認されているんでしょうか。とりわけ、木田氏や菅正剛氏が来ることは事前にちゃんと確認されていたんでしょうか。 Angry: 0.518 Disgust: 0.339 Fear: 0.563 Happy: 0.450 Sad: 0.405 Surprise: 0.590
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05:06:01 ~ 05:07:03 谷脇参考人
お答え申し上げます。委員御指摘のとおり、私の会食は四回ということでございまして、一回追加になってございます。その背景でございますけれども、私どもの方で記憶が曖昧なところがございまして、その部分について先方に大臣官房から確認を取りまして、その結果として、平成三十年十月九日ということで、事実関係として一件追加をさせていただいたということでございます。それから、先方との会合を持つ前に出席者というものが分かっていたのか、確定していたのかということでございますけれども、一回目については記録がございませんが、二回目あるいは三回目につきましては、事前に案内状をいただいておりましたので、その中で会食の先方の出席者について記載がございましたので、私も承知をしておりました。 Angry: 0.294 Disgust: 0.278 Fear: 0.439 Happy: 0.795 Sad: 0.389 Surprise: 0.612
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05:07:03 ~ 05:08:07 谷脇参考人
また、令和二年十月七日、報道された会食でございますけれども、これは、事前に東北新社様からメールで日程調整の御案内が参りました。その際に先方の出席予定者についても記載がございましたので、こちらにつきましても、事前に先方の出席者については承知をしていたということでございます。お答え申し上げます。四回ともでございますけれども、直接東北新社様と私がやり取りをしたということではございませんで、私のところにも受付、秘書がおりますので、その者と先方の御担当の間で日程の調整をしたということでございます。 Angry: 0.342 Disgust: 0.268 Fear: 0.410 Happy: 0.770 Sad: 0.406 Surprise: 0.598
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Angry: 0.315 Disgust: 0.173 Fear: 0.612 Happy: 0.330 Sad: 0.648 Surprise: 0.661
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Angry: 0.195 Disgust: 0.172 Fear: 0.344 Happy: 0.926 Sad: 0.404 Surprise: 0.605
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05:08:23 ~ 05:09:01 奥野(総)委員
公務ということでよろしいのかという話と、それで、今、メンバーをあらかじめ知っていたとおっしゃいましたが、菅正剛氏は将棋チャンネルの役員だった、これは気がつかなかったというのは成り立つのかもしれませんが、木田さんですよね、木田さんは東北新社メディアサービスの社長、まさに認定事業者そのものの社長なわけですよ。認定は当初東北新社が受けていて、分社化をしてこの東北新社メディアサービスが引き継ぎ、当初から木田氏が社長をされているわけです。 Angry: 0.465 Disgust: 0.269 Fear: 0.570 Happy: 0.649 Sad: 0.226 Surprise: 0.669
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05:09:01 ~ 05:09:42 奥野(総)委員
そのことを吉田総審も知らなかったとは思えないんですよ、この業界を所管をしていて、認定事業者である社の社長、木田さんが社長であるということを。まさに利害関係者そのものですからね、認定先の社長が同席しているということで、知らなかったとは言えないと思うんです。ということは、利害関係者同席ということを知って、このコロナ禍、出かけたということになりますが、そうなんでしょうか。 Angry: 0.309 Disgust: 0.243 Fear: 0.618 Happy: 0.471 Sad: 0.375 Surprise: 0.717
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05:09:42 ~ 05:10:00 谷脇参考人
お答え申し上げます。私、先ほど申し上げましたように、四回の会合ということでございますけれども、平成三十年十月、令和元年六月、三回目の令和元年十月、ここまでは総合通信基盤局長でございまして、通信を担当しておりました。 Angry: 0.338 Disgust: 0.355 Fear: 0.426 Happy: 0.779 Sad: 0.429 Surprise: 0.533
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05:10:00 ~ 05:11:08 谷脇参考人
四回目の令和二年十月七日、こちらについては総務審議官でございますので、当然、放送行政にも関わっているということでございます。利害関係者であるということを承知していなかったのかという御指摘でございますけれども、正直申し上げまして、私、会食の時点では、この会食の出席者の中に利害関係者がいるという認識はございませんでした。また、御案内状にも東北新社での役職というもののみが記載をされておりました。ただ、私自身、放送行政の実務経験が余りないということはございますけれども、私自身の認識に甘さがあったという点については深く反省をしております。本当に申し訳ございません。失礼しました。日程調整は、役所において私の担当者が行いました。 Angry: 0.389 Disgust: 0.313 Fear: 0.517 Happy: 0.549 Sad: 0.512 Surprise: 0.539
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Angry: 0.330 Disgust: 0.298 Fear: 0.416 Happy: 0.702 Sad: 0.484 Surprise: 0.612
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05:11:08 ~ 05:12:11 奥野(総)委員
公務として行かれたということですね、そうしたら。そもそもこれは、出かける、東北新社自体が総務省所管の団体だ、認定事業者だし、子会社にそういうところを抱えているわけですから、これは逃れることはできないと思うんですよ。それを知らなかったというのは、行政のトップとしては考えられないと思うんですよ。とても信じられない。それを行ってしまうこと自体、不注意のそしりを免れないし、本当だとしたらですよ、到底私はそれは信じることはできないと思います。 Angry: 0.497 Disgust: 0.301 Fear: 0.628 Happy: 0.355 Sad: 0.403 Surprise: 0.593
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Angry: 0.624 Disgust: 0.415 Fear: 0.551 Happy: 0.407 Sad: 0.396 Surprise: 0.548
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05:12:11 ~ 05:12:44 奥野(総)委員
利害関係者と知らずに行ったというのは、事実だとすれば、本当にトップとしてあるまじきことではないでしょうか。そして、もう一点だけ。なぜ、これ、出席したんでしょうかね。コロナ禍の昨年、ほかの事業者とは会食されていないわけですよね。わざわざ出かけたと。 Angry: 0.592 Disgust: 0.393 Fear: 0.566 Happy: 0.365 Sad: 0.444 Surprise: 0.536
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05:12:44 ~ 05:13:08 谷脇参考人
お答え申し上げます。会食に出向いた理由でございますけれども、もちろん、コロナ禍でございますので、会食はなるべく控えるというのが当然であろうというふうに思います。私、これ、報道されたのが四回目の会食でございましたけれども、過去も情報通信関係の意見交換を行っておりましたので。 Angry: 0.463 Disgust: 0.400 Fear: 0.368 Happy: 0.729 Sad: 0.418 Surprise: 0.473
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05:13:08 ~ 05:13:23 谷脇参考人
私どもは放送の方は余り詳しくないということもあります。私は、東北新社というのは、映像制作、放送関連でございますけれども、がメインの会社だという認識でおりましたので、知見を得るという観点から伺わせていただいたということでございました。 Angry: 0.301 Disgust: 0.227 Fear: 0.424 Happy: 0.682 Sad: 0.554 Surprise: 0.590
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05:13:23 ~ 05:14:04 奥野(総)委員
いや、でも、トップとして、私は、この時期に出かけていくというのはあるまじき行為だというふうに思います。先ほど反省はされていましたけれども、トップがそういう不注意だから、こういうことが起こるんじゃないでしょうか。あえて言わせていただければ、菅さんの息子がいらっしゃる、そして菅さんの親しい会社だから安心だという空気が省内にできてしまったんだと思うんですよ。総審も行っておられるから大丈夫だとみんな思ったんじゃないですか。そこを反省していただきたいんですが、どうでしょうか。 Angry: 0.467 Disgust: 0.313 Fear: 0.553 Happy: 0.423 Sad: 0.491 Surprise: 0.494
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05:14:04 ~ 05:14:30 谷脇参考人
お答え申し上げます。事実関係として、私が会食をする相手先について、うちの、私のいる部屋以外の者に知らせるという、あるいは情報を共有するということはございませんでした。それは事後においても同じでございます。ただ、もちろん、こうした事態を招いておりますことの責任というものは、私としても痛感をしております。 Angry: 0.457 Disgust: 0.451 Fear: 0.507 Happy: 0.584 Sad: 0.462 Surprise: 0.477
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05:14:30 ~ 05:15:02 奥野(総)委員
これは、よく分からないですけれども、東北新社側が、谷脇総審もお見えですよとか、吉田総審もお見えですよと言っているかもしれないですね。そこも、結局、東北新社が何を言っているか分からないから、これは分からないんですけれどもね。これは、必ず、木田氏、菅正剛氏始め東北新社側の調査結果を聞かなきゃいけないし、国会にも来ていただかなきゃいけないんですが、改めてそこは招致を求めます。理事会に、招致を求めます。 Angry: 0.492 Disgust: 0.274 Fear: 0.482 Happy: 0.605 Sad: 0.343 Surprise: 0.566
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05:15:06 ~ 05:16:17 奥野(総)委員
それから次、吉田総審に伺いたいと思いますが、吉田総審も新たに追加に、吉田総審はあらかじめ、二回よりほかにあるというふうに答弁が出ていましたけれども、今日新たに三回追加になりました。気になるのは、二十八年の八月、そして二十八年の十二月、これは、当時、職務権限がある情流局の大臣官房審議官だったと思いますが、この時期、まさにBS4Kの認定、二十九年の一月の認定を控えた時期だったわけです。このときに、こうした、平成二十八年、二十九年、挟んでですけれども、BS、CSの話は出たんでしょうか。 Angry: 0.449 Disgust: 0.242 Fear: 0.412 Happy: 0.692 Sad: 0.324 Surprise: 0.609
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05:16:17 ~ 05:17:18 吉田参考人
お答えを申し上げます。まず冒頭に、私自身の国家公務員倫理法令への抵触に関する報道を契機といたしまして、今このような事態になっておることにつきまして、心よりおわびを申し上げたいと思います。今、委員お尋ねの件でございますけれども、会合の中でそういうBS4K等の話題が出ていたのかということでございますが、正直申し上げまして、相当以前でございますので、会合の中身の、どんな会話をしたのかということを、明確な記憶があるわけではございません。ただ、この種の会合の性格といたしまして、当然、私、そのとき放送担当の仕事をしておりましたので、私の業務に関連した、例えば放送一般の意見交換といったような話題が、多分、一般的なそういう、社交的会話にプラスしてなされたということも、それは当然考えられようかと思います。 Angry: 0.396 Disgust: 0.290 Fear: 0.442 Happy: 0.778 Sad: 0.368 Surprise: 0.524
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05:17:18 ~ 05:17:42 吉田参考人
そういう会話がなされたとしても不自然ではないと思いますが、ただ、個別具体的に、例えば許認可に関連するような会話をするとか、あるいはまさに不適切な働きかけといった、そういうものがあったということは全く記憶にはございません。 Angry: 0.647 Disgust: 0.443 Fear: 0.580 Happy: 0.310 Sad: 0.365 Surprise: 0.437
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05:17:42 ~ 05:18:00 奥野(総)委員
全く否定もされなかったわけですよね。この接待の記録を見ると、まさにこの頃から、放送のライン、必要な課長、審議官、局長全部が接待攻勢を受けているわけですよ。非常に疑念を招く行為だと思いますが。 Angry: 0.750 Disgust: 0.328 Fear: 0.573 Happy: 0.296 Sad: 0.350 Surprise: 0.478
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05:18:00 ~ 05:18:23 奥野(総)委員
もう一点だけ。先ほど、谷脇総務審議官は放送に疎いから木田氏が利害関係者だとは知らなかったとおっしゃっていますが、吉田総審は、これは当然御存じだったわけですよね。 Angry: 0.719 Disgust: 0.290 Fear: 0.483 Happy: 0.339 Sad: 0.340 Surprise: 0.606
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05:18:23 ~ 05:19:04 吉田参考人
委員御指摘のとおり、私、放送行政につきましては、例えば過去五年間でも、二年間は放送の審議官をしておりました。また、昨年の夏までは、一年間担当局長をしておりました。そういう中で、今回の会合、一応、木田氏と菅氏との会合でございますけれども、これは本当に恥ずかしながら、まず、東北新社の役員及び社員であられるという認識はございました。ただ、先ほど、木田氏、東北新社メディアサービスの社長ということでございましたけれども、これは本当に恥ずかしながらですけれども、そういう認識がございませんでした。 Angry: 0.409 Disgust: 0.248 Fear: 0.468 Happy: 0.689 Sad: 0.345 Surprise: 0.612
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05:19:04 ~ 05:19:44 吉田参考人
今にして思えば、長年、放送担当をしておりますので、少し気をつけて何か規制を調べておれば気づいたことかもしれないんですが、まさにその怠慢は恥じ入るばかりでございます。ただ、これは本当に、この時点におきましては、私は利害関係者という認識を持っておりませんでした。ただ、それが、今申し上げましたように、自らの経歴等に照らしまして、非常に怠慢ではないかといったような御批判をいただけば、それはもう恥じ入るばかりでございます。申し訳ございません。 Angry: 0.492 Disgust: 0.366 Fear: 0.499 Happy: 0.420 Sad: 0.549 Surprise: 0.427
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05:19:44 ~ 05:20:07 奥野(総)委員
情報流通行政局長として木田氏、菅氏に会っているわけですよ、令和二年の一月。これは明らかにアウトですよね。利害関係者そのものじゃないですか。しかも、放送のプロであられる吉田総審が知らないなんて、これは到底信じられませんよ。 Angry: 0.687 Disgust: 0.386 Fear: 0.551 Happy: 0.379 Sad: 0.327 Surprise: 0.547
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05:20:07 ~ 05:21:00 奥野(総)委員
ここで、もう時間もないのでほかの委員に譲りますけれども、ちょっともう一点伺いたいのは、週刊文春の中で、木田氏が「「吉田さんがなんかうちの岡本さんの面倒をみてもらっているみたいで……」」と。「秋本氏「あぁ」木田氏「すみません、本当にすみません」」。菅氏が「「あんないい仕事」秋本氏「いえいえ」」という記事が出ています。これは、秋本氏は記憶にないと昨日答弁しているのでもう聞きませんが、この記事によれば、岡本さん、これは今、衛星放送協会の専務理事をやられているんですね、囲碁将棋チャンネルの社長をされた後、まさに衛星放送協会の専務理事をやられているんですが、この岡本氏とは面識があるのでしょうか。そして、会食したことはあるのでしょうか。 Angry: 0.400 Disgust: 0.201 Fear: 0.585 Happy: 0.459 Sad: 0.460 Surprise: 0.624
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05:21:00 ~ 05:22:10 奥野(総)委員
そして、何らかの便宜を最近図ったことはあるのでしょうか。これは先週金曜日の朝日新聞の記事なんですけれども、衛星放送協会が総務省のワーキンググループ、衛星放送の未来に関するワーキンググループでプレゼンをした、衛星料金の負担軽減の必要性を主張したというんですが、この専務理事が今名前を挙げた岡本氏、元東北新社の役員の岡本氏であるということが記事になっています。 Angry: 0.535 Disgust: 0.267 Fear: 0.506 Happy: 0.596 Sad: 0.250 Surprise: 0.644
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05:21:16 ~ 05:21:34 吉田参考人
その記事に触れられておられます岡本氏は業務等を通じて面識はございます。ただ、会食をした記憶はございません。また、その記事に書かれております便宜云々といったようなことについては、全く思い当たることはございません。 Angry: 0.454 Disgust: 0.377 Fear: 0.551 Happy: 0.531 Sad: 0.478 Surprise: 0.501
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05:22:10 ~ 05:23:03 奥野(総)委員
それで、実は、このワーキンググループ、衛星放送の未来に関するワーキンググループは、二〇一八年の五月に一旦打ち切られているんですよ。小林政務官主導で報告書がまとめられて、一旦打ち切られている。ところが、この一月の会食の後、二〇二〇年の四月から急にまた、二年置いて検討が始まったわけですよ。その中でのプレゼン。岡本専務理事、元東北新社ですが、主張したのは、ここにあるように、ちょっと分かりにくいんですが、衛星放送の電波って、右巻き、左巻き、右旋、左旋とあるんですね。我々がいつも見ているのは右旋の、右巻きにらせんを巻く電波で見ているんです。 Angry: 0.429 Disgust: 0.246 Fear: 0.486 Happy: 0.633 Sad: 0.390 Surprise: 0.592
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05:23:03 ~ 05:24:08 奥野(総)委員
左旋と右旋は混信しないんです、反対側に回っているから同じ周波数を使っても混信しないんです。ということで、左旋の電波が空いているので、国の方針としては、二〇一八年の報告書では、左旋を4K、8Kに充てるということになっていて、東北新社が左旋に免許を得ているということなんですよ。右旋は既存の地上波局が4K、8Kをやるということになっていて、基本は、左旋で4K、8Kをやるということが決まっていると。ところが、明らかになったのは、左旋の電波を受信できるというのは百二十万世帯しかないんですね。これは宅内、建物の中の配線の関係があって百二十万世帯しかない。右旋は、一方、三千万世帯が視聴できるんです。圧倒的に不利なんですよ。それで、こういうことになりまして、まず、衛星の通信料金はまけてくれと。今もまけているんですね。まけてくれというのは、要望がありました。そして、その下で、岡本専務理事が言ったのは、右旋を空けてくれ、政府の方針を変えてくれということを言ったわけであります。 Angry: 0.448 Disgust: 0.363 Fear: 0.515 Happy: 0.573 Sad: 0.410 Surprise: 0.558
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05:24:08 ~ 05:25:07 奥野(総)委員
これが、もう時間がないからはしょって言うと、二〇二〇年の十二月十五日、この連続した会食の後の、ちょうど十二月十五日の日に政府の方針が変わったんですよ。それまでは左旋でいきなさいと言っていたのが、それまでは左旋を基本と言っていたのが、吉田情流局長の下でやり直した研究会、そして秋本局長の下でまとめた答申では、右旋帯域において一定帯域が確保できた場合は4Kに割り当てるということで、政府の方針が変わっているんですよね。これはなぜ変わったんでしょうか。行政のゆがみじゃないでしょうか。 Angry: 0.474 Disgust: 0.246 Fear: 0.527 Happy: 0.483 Sad: 0.361 Surprise: 0.669
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05:25:07 ~ 05:26:07 吉田参考人
お答え申し上げます。今委員御指摘の点でございますが、これは、御指摘どおり、現行の放送普及基本計画では、いわゆる右旋が2K、それから一部BS4K入れていますけれども、新しい新4K、8Kは左旋というふうな方針が決められております。実は、これは、放送普及基本計画、こういうのを作るときに、私、当時審議官をしておりまして、それには関与しております。ただ、その後、技術等の進歩において、今委員も御指摘ありましたように、従来は、4K、8Kは帯域が大きく使うので、右旋はいっぱいなので、新しくは左旋というふうな感じで、そういう放送普及基本計画を作ったんですけれども、技術の進歩等によりまして、右旋でも使えるようなものも出てくるというふうなことがございまして、これは、私の、放送を担当した行政官として、問題意識として、やはり少しこの右旋、左旋の切り分けは見直していく必要があるんじゃないかと、これは従来も思っておりました。 Angry: 0.346 Disgust: 0.273 Fear: 0.421 Happy: 0.793 Sad: 0.366 Surprise: 0.583
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05:26:07 ~ 05:26:22 吉田参考人
それで、今言われましたように、検討会、休止していたものを新しくスタートして、それを一つの中核として、ただ、それ以外にも衛星放送に関する様々な議論をしていただくというふうなことで立ち上げたものでございます。 Angry: 0.586 Disgust: 0.260 Fear: 0.333 Happy: 0.667 Sad: 0.523 Surprise: 0.373
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05:26:22 ~ 05:27:01 奥野(総)委員
ちょっと時間を使ってしまったんですが、結局こういう答えになるんですよ。何が話し合われたかが分からないからこうなるし、いつまでたっても行政がゆがめられたんじゃないかという疑念が続くわけですよ。総理、この本の中で、官僚を動かせと言っていますが、間違った方向に官僚が動いているんじゃないですか。総理の御子息の陰に総理がいらっしゃるから、役人が間違った方向に動くんじゃないですか。是非、御子息、そして東北新社の方に国会に来ていただいて答弁いただけるように、総理、働きかけていただけませんか。これは政府の信頼の問題です。 Angry: 0.558 Disgust: 0.264 Fear: 0.526 Happy: 0.439 Sad: 0.403 Surprise: 0.528
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05:27:45 ~ 05:28:00 大串(博)委員
立憲民主党・無所属の大串博志でございます。早速、質疑に入らせていただきます。今、国政の最大の重要事は、間違いなく新型コロナウイルス、これを乗り越えていくことですね、菅総理。 Angry: 0.462 Disgust: 0.317 Fear: 0.426 Happy: 0.749 Sad: 0.304 Surprise: 0.581
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05:28:00 ~ 05:29:03 大串(博)委員
私もそう思います。亡くなられた方も多くいらっしゃる。大変お悔やみ申し上げます。かつ、まだ罹患されている方もいらっしゃって、お見舞いを申し上げなきゃならない。さらには、医療従事者の方々の必死の努力もあります。それに向けて、早く収束するために、今、菅総理も一生懸命やられていると思います。外出自粛をしてくれ、時短に協力してくれ、いろいろな要請を政府からもされている。一番重要なのは、私、政府として、この新型コロナウイルスに国民一体となって頑張ろうという総理のメッセージが国民の胸にしっかり響くかということだと思うんです。この響くかどうかというときに、行政に対するいささかの曇りあるいは疑念のある場合には、言葉が届かない可能性が私はあると思う。こういうふうになっていただきたくないという思いの中で、菅総理には、いろいろな、今、残念ながら、今し方話のあったような、総務省の接待の話も含めて、疑念の声があります。 Angry: 0.486 Disgust: 0.301 Fear: 0.499 Happy: 0.388 Sad: 0.612 Surprise: 0.471
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05:29:03 ~ 05:30:09 大串(博)委員
これに対して、是非、総理には真摯にかつ正直に答えていただきたいと私は切に願うものですから、ひとつよろしくお願い申し上げたいと思います。さて、今し方話のありました総務省のこの接待の問題ですけれども、今日のお昼に調査結果が、私たちいただきました。今回、東北新社関連の皆さんから、いわゆる公務員の倫理規程に違反する疑いがあるとして行われた会食が、十二人、延べ三十八件。大変な回数です。金額にして数十万円を優に超えるような全体額。当然のことながら、行政がゆがめられたのではないかという声が出てきます。かつ、この接待をした相手方には菅総理の御長男が社にいらっしゃる、こういう状況でありますので、当然、多くの皆さん、疑念の目を向けられます。 Angry: 0.504 Disgust: 0.297 Fear: 0.495 Happy: 0.552 Sad: 0.426 Surprise: 0.509
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05:30:09 ~ 05:31:00 大串(博)委員
総理、率直に、この十二人の人たち、役人さんですね、三十八回に及ぶ会食、倫理規程違反疑い、率直な御感想をお聞かせください。どうですか。御子息の問題もしかりです。 Angry: 0.404 Disgust: 0.273 Fear: 0.550 Happy: 0.576 Sad: 0.384 Surprise: 0.644
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05:30:32 ~ 05:30:58 菅内閣総理大臣
私の長男が関係をし、結果として公務員の方が倫理法に違反する行為をすることになったことに対して、大変申し訳なく思っており、国民の皆さんにおわびを申し上げる次第でございます。 Angry: 0.766 Disgust: 0.266 Fear: 0.530 Happy: 0.221 Sad: 0.449 Surprise: 0.380
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05:31:00 ~ 05:32:18 大串(博)委員
かつ、役所側の問題もしかりです。三十八件という会食、大変多い。今、どういうことが起こったのか。論点は、私、大きく二つだと思うんですね。すなわち、行政がこの結果ゆがめられたのではないかという、このこと。そして、もう一つが、菅総理の御子息、御長男が東北新社側、会社側にいらっしゃったから特別な扱いを受けたのではないか。これまで、安倍政権の中においても、森友学園等々、政権に近い関係を持つ一部が利益を得るのではないかという国民の疑念の声がありました。これも含めたこの二点をきちんと明らかにしていくことが今大事だと私、思うんですね。その際、一番大切なことは、調査が本当にきちんと行われているかです。なぜなら、これまで、調査はきっかり行ってきていると言われていましたが、先週、御案内のように、秋本局長、放送行政に関わることが話題に上ったこと、これは記憶にないとおっしゃっていたんですが、これが文春オンラインの公開音声をもってして変わりました。 Angry: 0.491 Disgust: 0.289 Fear: 0.551 Happy: 0.484 Sad: 0.391 Surprise: 0.609
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05:32:18 ~ 05:33:18 大串(博)委員
そういう話題は上りました、話題に上りましたというふうに変わった。調査が本当にしっかり行われていたのか、これに疑問が残ります。同じことは菅総理の御子息にも言えます。先週、菅総理の御子息との関係で、こういうことがありました。原官房長、秋本局長が個別の事案、放送行政に関して話に上ったことがないというような答弁をしていることに関して、二月十六日、衆議院の総務委員会の審議において、私たちの櫻井周議員からの質問に対して、総務省の原官房長は、相手からもこの点について確認したところ、先ほど申し上げたとおり、通常の意見交換あるいは親睦であったと承知してございますというふうに答弁しています。 Angry: 0.448 Disgust: 0.251 Fear: 0.466 Happy: 0.634 Sad: 0.367 Surprise: 0.616
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05:33:18 ~ 05:34:11 大串(博)委員
すなわち、具体的な放送行政に関わる話はなかったというふうに菅総理の御子息は総務省の調査に対して回答されているんですね。ところが、二月十九日、文春オンラインの音声公開を受けた総務省の再調査に対しては、こう答えていらっしゃいます。今回、文春オンラインで公開された音声データを関係者に確認させたところ、結果は次のとおりであります、木田氏、菅正剛氏においては、お二方共に、声が自分のものだと思う、自分だと思うとのことでございました。後から認められているんですね。すなわち、菅正剛氏も、調査に対して、最初は、具体的な放送行政に関する話題は上らせていないと言いながら、後から、実はあれは自分が話題にしていたんだということを認められた、こういうことがあります。 Angry: 0.395 Disgust: 0.246 Fear: 0.516 Happy: 0.619 Sad: 0.373 Surprise: 0.643
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05:34:11 ~ 05:34:57 大串(博)委員
菅総理には、先週金曜日に、この経緯に関して、さきの週末に御子息、正剛さんと連絡を取っていただいて、なぜこのような調査に対してしっかりとした答えがならなかったのか、ここの経緯を調べてください、確認ください、そしてこの場でお答えくださいということを紙でお願いしております。菅総理に事実関係をお答えいただきたいと思います。菅正剛氏は、総務省からの調査に対して、放送行政に関する具体的な内容は話題に上らなかったと答えていたんでしょうか。 Angry: 0.457 Disgust: 0.174 Fear: 0.473 Happy: 0.550 Sad: 0.505 Surprise: 0.562
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05:34:57 ~ 05:35:21 菅内閣総理大臣
総務省において、事実関係を明らかにするように徹底して調査を行っている中で、私が長男から聞き取りを行い、ここでその内容を答弁することは、行政府の長としてここは避けるべきだ、そう判断をいたしています。 Angry: 0.813 Disgust: 0.222 Fear: 0.359 Happy: 0.589 Sad: 0.292 Surprise: 0.388
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Angry: 0.563 Disgust: 0.360 Fear: 0.388 Happy: 0.665 Sad: 0.381 Surprise: 0.471
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05:35:39 ~ 05:36:05 大串(博)委員
いいですか、総理。一方の秋本局長は、答弁の内容を変えたことで先週更迭されているんですよ。答弁の内容を変えたことを彼自身認め、この場で、それが結果として、役職を外され、更迭されているんですよ。そうやって物事は、こういった物事は、調査をして明らかにするときは進んでいかざるを得ないものだと私は思います。 Angry: 0.515 Disgust: 0.246 Fear: 0.440 Happy: 0.665 Sad: 0.368 Surprise: 0.594
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05:36:05 ~ 05:37:05 大串(博)委員
一方の相手方は、菅正剛氏です。菅正剛氏に関しても、きちんとした答弁、報告が総務省になされているか、これは確認をしていかなければ、あさって処分が出るというふうに言われています、報告書が出ると言われている。それが本当に信頼のなるものか、私たち、本当に自信を持って受け止めることができません。今、行政府の長として答えるべきでないと極めて紋切り型な答弁をされました。この紋切り型な答弁が、私、総理、申し上げるに、国民に正直に響かないんだと思うんです。字面に書かれた答弁書を読み上げる上では、それはいいかもしれない。しかし、国民の皆さんに、菅総理が真摯に答えているという心の胸は打たないと私は思います。もう一度お尋ねします。菅正剛氏に、この経緯、まず質問、確認はしていただきましたか。 Angry: 0.514 Disgust: 0.294 Fear: 0.457 Happy: 0.555 Sad: 0.435 Surprise: 0.522
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05:37:05 ~ 05:37:50 菅内閣総理大臣
先ほど申し上げたとおりであります。総務省で、事実関係を明らかにするために徹底をして調査を行っています。そうした中で、私が個人的に長男から聞き取りを行い、ここでその内容を答弁することは、行政府の長として避けるべきだというふうに思っています。いずれにしろ、総務省からの聞き取りが、徹底して調査を行う、そのことが必要だというふうに思っています。私自身、ふだんから息子とは仕事の話は一切していませんでした。 Angry: 0.579 Disgust: 0.371 Fear: 0.460 Happy: 0.544 Sad: 0.412 Surprise: 0.487
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05:37:50 ~ 05:38:06 大串(博)委員
別人格ということをこの間おっしゃいました。今日も、一切仕事の話はしていませんということで説明をされようとされています。しかし、それで国民の疑念が晴れるわけではないし、むしろ言い訳をされているような気がします。 Angry: 0.619 Disgust: 0.421 Fear: 0.516 Happy: 0.468 Sad: 0.405 Surprise: 0.463
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05:38:06 ~ 05:38:49 大串(博)委員
その疑念を排していくためにも、菅総理にはきちんと答えていただきたい。何せ、先週金曜日から私、きちんと紙で、先ほど申し上げた確認事項は菅総理にもお届けしていた。御存じですよね、菅総理、紙で行っているのは。このことだけでもお答えください。菅正剛氏に、この聞いたような内容、尋ねていただいたんですか。それだけでもお答えください。 Angry: 0.484 Disgust: 0.315 Fear: 0.502 Happy: 0.532 Sad: 0.445 Surprise: 0.553
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Angry: 0.595 Disgust: 0.411 Fear: 0.452 Happy: 0.561 Sad: 0.475 Surprise: 0.455
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Angry: 0.654 Disgust: 0.336 Fear: 0.368 Happy: 0.629 Sad: 0.398 Surprise: 0.495
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05:39:11 ~ 05:39:31 菅内閣総理大臣
総務省において、事実関係を明らかにするために今徹底して調査を行っているときに、私が長男に対して聞き取りを行い、ここでその内容を答弁することは、行政府の長としては、ここは絶対に避けるべきだと思いますよ。 Angry: 0.826 Disgust: 0.388 Fear: 0.270 Happy: 0.661 Sad: 0.329 Surprise: 0.286
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05:39:36 ~ 05:40:00 大串(博)委員
私、先週金曜日に、菅総理におかれては、菅正剛氏に以下のことを確認いただき、その結果を二月二十二日の衆議院予算委員会において答弁をいただきたいということをきちんとお願いしているんです。それはなぜかというと、総務省の答弁からも分かるように、菅正剛氏の先週までの総務省への報告が事実と違っていることが明らかになったから、何でそんなことが起こっているんですかということを答えていただく。 Angry: 0.680 Disgust: 0.189 Fear: 0.489 Happy: 0.446 Sad: 0.295 Surprise: 0.635
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05:40:00 ~ 05:40:40 大串(博)委員
とすると、菅正剛氏にこの場に来ていただくか、あるいは総理が直接聞き取っていただくか、その二つしかないじゃないですか。しかも、総理、最初申し上げたように、総理がいかに正直に真摯に行政に臨んでいるか、これは国民が今見ているんですよ。新型コロナを乗り越えるためにも、総理の姿勢をみんな見ているんです。菅正剛氏に確認したかどうか、その一言ぐらい言えないんですか。どうですか、総理。 Angry: 0.529 Disgust: 0.258 Fear: 0.585 Happy: 0.452 Sad: 0.364 Surprise: 0.655
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05:40:40 ~ 05:40:53 金田委員長
総務大臣、さっきから手が挙がっています。一言答えて。いや、さっきから手を挙げていますから指名しました。それは、総理は何回も答弁しているから、ここで、まず、武田大臣。 Angry: 0.618 Disgust: 0.389 Fear: 0.510 Happy: 0.520 Sad: 0.353 Surprise: 0.540
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Angry: 0.520 Disgust: 0.266 Fear: 0.392 Happy: 0.618 Sad: 0.469 Surprise: 0.535
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Angry: 0.666 Disgust: 0.145 Fear: 0.343 Happy: 0.713 Sad: 0.250 Surprise: 0.594
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05:41:14 ~ 05:42:26 原政府参考人
お答え申し上げます。御指摘のとおり、当初、私ども、倫理規程違反の調査で、具体的にどんな話がありましたか、それから個別の利害の話がありましたかとお尋ねしたところ、菅正剛氏から、通常の意見交換だというお答えがありました。また、個別の利害に関する話題はなかったというふうに報告を受けました。それで、文春の報道を受けまして、またこの土日、私ども弁護士、それから向こうも弁護士立会いで、またヒアリングを行いました。この点についても、どうして最初はこういう話があったのを報告してくれなかったんですかというふうにお尋ねをいたしました。そうしましたら、菅正剛氏からは、今回の週刊誌報道等を受け、改めてよく当時の記憶を思い返したところ、BS、CSなど放送業界全体の実情に関する話はあったのだと思う、また業界全体の実情を話す中でグループ会社の話題が出たのだと思う、しかし不適切な働きかけや行政をゆがめる行為は行っていないとの報告を受けております。 Angry: 0.530 Disgust: 0.341 Fear: 0.445 Happy: 0.571 Sad: 0.437 Surprise: 0.454
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05:42:26 ~ 05:43:00 大串(博)委員
菅総理にお尋ねします。今のような話を菅正剛氏から菅総理もお聞きになっていらっしゃいますか。なぜこの点をお聞きしているかというと、今回の調査、私、非常に心配しているのが、本当に、あさって出てきたときに、ああ、これならそういうことだったのかと国民みんなが納得するような調査になっているかというのが非常に疑問だからなんです。 Angry: 0.474 Disgust: 0.205 Fear: 0.503 Happy: 0.473 Sad: 0.504 Surprise: 0.579
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Angry: 0.657 Disgust: 0.407 Fear: 0.483 Happy: 0.482 Sad: 0.457 Surprise: 0.501
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Angry: 0.445 Disgust: 0.443 Fear: 0.424 Happy: 0.728 Sad: 0.490 Surprise: 0.431
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05:43:00 ~ 05:44:06 大串(博)委員
どうも、先ほどからの谷脇審議官や吉田総務審議官、あるいは先ほど出た資料の中で、総理のお膝元にいらっしゃる内閣広報官の山田内閣広報官も総務省総務審議官時代に東北新社関係者から接待を受けていらっしゃいますね。何と、飲食単価七万四千二百三円、一回の食事でこの金額です。このような非常なる接待を行われていらっしゃる中で、山田広報官からの会食時の会話という報告が、放送業界全体の実情に関する話はあったかもしれない、また業界全体の実情を話す中でグループ会社の話題が出たかもしれない、しかし行政をゆがめるような不適切な働きかけはなかった、こういう紙が出てきているんですね。今、武田大臣が答弁として読まれたものと全く同じですね。 Angry: 0.545 Disgust: 0.264 Fear: 0.520 Happy: 0.509 Sad: 0.315 Surprise: 0.610
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05:44:06 ~ 05:45:12 大串(博)委員
あるいは、谷脇さん、吉田さんが先ほど答弁でおっしゃったことと全く同じですね。関係者が判で押したように同じ答弁、すなわち、放送業界全体の実情に関する話はあった、業界全体の実情を話す中でグループ会社の話題は出たかもしれない、しかし行政をゆがめるような不適切な話し方はなかった。こういう、言葉尻を全員合わせて、何とか、ぎりぎり何人かを処分するだけで乗り越えていこうという姿がありありと見えるものですから、非常に私は心配しているんです。だから、本当に内実がどうかということを私は調べたくて、知りたくて菅総理に聞いてきたというのが私の実情なんです。先ほど、菅総理、話がありましたけれども、今回、菅総理は、息子さんと仕事の話は一切していなかったというふうに言われますけれども、結果としてこのような接待事案になったということに関しては大変申し訳ないというふうなことをおっしゃいました。 Angry: 0.437 Disgust: 0.243 Fear: 0.466 Happy: 0.550 Sad: 0.502 Surprise: 0.503
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05:45:12 ~ 05:45:38 大串(博)委員
これらに関して、あさってですか、調査報告が出たときに、菅総理はいま一度、調査報告が出た段階で、何がしかのメッセージを国民の皆さんに発していこうということは考えていらっしゃいますか。 Angry: 0.457 Disgust: 0.154 Fear: 0.418 Happy: 0.625 Sad: 0.470 Surprise: 0.565
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05:45:38 ~ 05:46:07 菅内閣総理大臣
私自身がそうした全体の中でメッセージを出すということは控えたいというふうに思います。ただ、そういう中で、報告書、具体的に事実関係がどうかということを、明らかになった上でなければ、今、この場で申し上げることは控えるべきだと思います。 Angry: 0.400 Disgust: 0.336 Fear: 0.487 Happy: 0.626 Sad: 0.537 Surprise: 0.462
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05:46:07 ~ 05:47:07 大串(博)委員
武田大臣にお尋ねします。今回、非常に大きな事案ですね。延べ三十八件の会食。大きいなあと私は思って、これは元々、国家公務員倫理法というのができ上がったのは、いわゆる平成七年、八年、大蔵省接待不祥事を受けてのことでした。あの不祥事の中で大蔵省は解体、さらには、当時の三塚大蔵大臣、辞められました。日銀総裁も辞められました。そういった大きな問題に匹敵するほどの規模ではないかと私は思うんです。よって、きちんとした調査がなされる必要が私はあると思うんですけれども、武田大臣にお尋ねしますが、論点は二つだと思うんですよ。先ほど申し上げましたように、行政がゆがめられたかどうか、ここだと思うんです。行政がゆがめられたかどうか。ここに関しては、何をもって調査、判断するんですか。関係者から聞き取りをしただけでは到底、私、本当にゆがめられたのか、ゆがめられていないのか、分からないと思います。 Angry: 0.479 Disgust: 0.291 Fear: 0.495 Happy: 0.495 Sad: 0.477 Surprise: 0.572
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05:47:07 ~ 05:47:48 大串(博)委員
弁護士の方が入っていらっしゃるといっても、元々総務省に何かあったときに総務省がお尋ねしていた、ある意味、ふだんから関係のある弁護士の方ですね。ですので、行政がゆがめられたかということを関係者に聞き取りするだけでは、到底、今のように口裏合わせで終わってしまうんじゃないかという危惧があります。どうやって、ゆがめられたか否か、調べ、判断するんですか。どうですか。 Angry: 0.434 Disgust: 0.268 Fear: 0.621 Happy: 0.428 Sad: 0.415 Surprise: 0.634
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05:47:48 ~ 05:48:15 武田国務大臣
国民の疑念を抱かせる事態を招いた、このことについては事実であり、本当におわびを申し上げたいと思います。信頼回復のために我々も精いっぱい励んでいかなくてはならない、このように考えておりまして、また、今後とも、いろいろな情報等が我々の元に入れば、それを基に、コンプライアンスの見直しを含め、適切に対処してまいりたい、このように考えています。 Angry: 0.656 Disgust: 0.274 Fear: 0.345 Happy: 0.515 Sad: 0.583 Surprise: 0.297
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05:48:33 ~ 05:49:04 武田国務大臣
今回の事案、倫理法令に違反するか否かの調査と併せて、先ほども答弁しましたけれども、双方の当事者全てにヒアリングを行いました。行政をゆがめるようなことが、事実があったのかどうかということを問いました。全ての方々が、そうしたことは一切なかった、こういうふうに記憶しているということが報告に上がりました。 Angry: 0.412 Disgust: 0.286 Fear: 0.515 Happy: 0.576 Sad: 0.430 Surprise: 0.560
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05:49:04 ~ 05:50:11 大串(博)委員
双方に聞いたら双方同じことを答えるに決まっているじゃないですか。両方とも、行政をゆがめるなんてありませんと言うに決まっているじゃないですか。それが証拠に、先週、双方とも、放送業界に関する話は出したことはありませんと虚偽の説明をしていたじゃないですか。そのような答弁をまた聞くんですか。その上で、ゆがめられていないとそれだけで判断するんですか。私は、あさっての調査報告書がしっかりとしたものになるとはとても思えません。もう一つ、武田大臣にお尋ねします。武田大臣の責任は、極めて、私、今回の事案、大きいと思うんですよ、きちんと立て直せるかどうか。もう一つ、お尋ねします。国民の皆さんの大いなる疑念の一つは、菅正剛氏の存在が総務省にとって、これは断れないな、これはつき合わざるを得ないなというような特別扱いのよすがになっていなかったか。この点に関しては、調査報告書の中にはしっかりとその原因を書かれるんでしょうね。 Angry: 0.616 Disgust: 0.310 Fear: 0.464 Happy: 0.469 Sad: 0.416 Surprise: 0.533
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05:50:11 ~ 05:51:01 大串(博)委員
いかがですか。菅総理、今の原官房長の発言を聞いて、どう思われますか。私は、年齢も近い、原さん、かわいそうだなと思いますよ。菅総理の前で、どうして総務省の官房長が、菅正剛氏の、仮にですよ、仮に影響があったときに、影響があったという報告書、そこもきちんと書きますとなかなか言いにくいんじゃないかな。 Angry: 0.443 Disgust: 0.187 Fear: 0.503 Happy: 0.576 Sad: 0.477 Surprise: 0.574
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Angry: 0.391 Disgust: 0.393 Fear: 0.458 Happy: 0.642 Sad: 0.482 Surprise: 0.502
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05:51:01 ~ 05:51:25 大串(博)委員
菅総理の前だから、特別な関係はなかったというふうに言わざるを得なくなっちゃっているんじゃないか、そこに忖度が生まれているんじゃないかなと私は思うんです。私だけじゃない、多分国民の多くの皆さんが思っていらっしゃると思う。この疑念を、菅総理、どうやって払拭していかれるつもりですか。 Angry: 0.614 Disgust: 0.283 Fear: 0.538 Happy: 0.387 Sad: 0.412 Surprise: 0.514
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05:51:25 ~ 05:52:00 菅内閣総理大臣
先ほど来申し上げていますけれども、総務省としては、事実関係をしっかり明らかにして、徹底した調査を行ってほしい、これが私の思いであります。そして、私の長男が関係して、結果として公務員が倫理法に違反する行為をすることになったことについては、大変申し訳なく思っておりまして、心からおわびを申し上げたいと思います。 Angry: 0.496 Disgust: 0.279 Fear: 0.462 Happy: 0.492 Sad: 0.526 Surprise: 0.430
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05:52:00 ~ 05:52:54 大串(博)委員
菅総理、それはよく分かったんです。それはもう、この委員会質疑の冒頭のところで総理にお尋ねしたことだったので、私、よく分かっているんです。ただ、今までの一連の流れを聞いていただいて、行政にゆがみがなかったか、菅正剛さんからの菅総理を背景とした特別な圧力みたいなものを総務省の皆さんが感じることがなかったか、これに関する調査がどうも行き届かないんじゃないかというおそれがある。恐らく国民の皆さんも、そこに相当疑念を持っていらっしゃる、その状況がまだ続いているんだと思うんですよ。この状況を総理としてどういうふうに払拭されるんですかということなんです。申し訳なかったというのは分かりました。しかし、もう一段、総理には乗り越えなければならない国民の疑念があるんです。それはどうやって乗り越えられるつもりなんですか。 Angry: 0.483 Disgust: 0.242 Fear: 0.605 Happy: 0.374 Sad: 0.423 Surprise: 0.601
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05:53:08 ~ 05:54:04 大串(博)委員
徹底して事実解明をしてほしいというのであれば、私は、菅総理にこの場で、菅正剛氏から今週末聞いてきたこと、かくかくしかじかであったということを生の声で述べてほしかったと思います。そういう総理御自身の努力があれば、国民も、ああ、総理も努力されているな、疑念を払拭するために努力されているな、この総理の下でコロナ対策、頑張ろうという気持ちになるかもしれない。しかし、その態度が見えないから、総理、プロンプターを使うとか、あるいは紙を読まないようにするとか、そういう形の問題じゃないですよ。本当に真摯に、ああ、総理がここまでやったのかというようなことをやってくださるかどうかですよ。私は、非常に今日の答弁は残念です。そして、あさって、報告書が出ると言われている、その内容、先ほど話しました、行政がゆがめられていないか、そして、菅正剛氏、御長男の影響力がなかったのか。 Angry: 0.444 Disgust: 0.200 Fear: 0.508 Happy: 0.435 Sad: 0.595 Surprise: 0.522
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05:54:04 ~ 05:55:05 大串(博)委員
この点に対するきっちりとした報告になっているかどうか、私たち、見届けさせていただきたいと思います。さて、次の話題に移らせていただきたいと思います。新型コロナでございますけれども、ちょっと通告の順番を変えさせていただきまして、河野大臣にワクチンのことをお尋ねさせていただきたいと思うんです。河野大臣はいらっしゃらない。じゃ、ワクチンのことでありますので、田村大臣で結構でございます。あっ、私、総理に通告をしていました。ごめんなさい、勘違いした。総理に通告しておりました。ワクチンに関して、昨日、河野大臣は、一昨日、テレビ出演されて、こうおっしゃっています。 Angry: 0.424 Disgust: 0.279 Fear: 0.462 Happy: 0.601 Sad: 0.505 Surprise: 0.538
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05:55:05 ~ 05:55:49 大串(博)委員
二月、三月、四月までのワクチンの供給が非常に少ない、よって、今週にも大きなスケジュールに関して決断をしなければならないというふうにおっしゃっています。この大きなスケジュール、の変更ということでしょうね、に関して決断をしなければならないということは、話の流れからすると、四月と言われた高齢者の皆さんの接種を遅れさせざるを得ない、そういうことでよろしいですか。 Angry: 0.695 Disgust: 0.188 Fear: 0.516 Happy: 0.306 Sad: 0.426 Surprise: 0.477
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05:55:49 ~ 05:56:15 田村国務大臣
高齢者の接種でありますけれども、四月、四月のいつからかということはおっしゃっておられないと思いますが、四月にはスタートをするということを河野大臣はおっしゃっておられて、我々もそれを承知をいたしておりますので、それに向かった厚生労働省としても準備をいたしております。 Angry: 0.205 Disgust: 0.198 Fear: 0.400 Happy: 0.841 Sad: 0.522 Surprise: 0.505
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05:56:15 ~ 05:57:02 大串(博)委員
総理も、河野大臣の報道でのしゃべりぶりを聞かれていらっしゃると思うんですよ。四月はテスト的に始めるんだそうですね、試行的に始める。極めて少ない数で、場所によっては、年齢百歳以上、あるいは非常に高齢の方から、少なく始めて、うまく全体が流れるかどうかテストするんだというふうなことをおっしゃっていたんですね。ということは、四月の高齢者三千六百万人の方々に接種というのは、ほとんど形だけということではないでしょうか。いかがですか。 Angry: 0.362 Disgust: 0.232 Fear: 0.537 Happy: 0.613 Sad: 0.401 Surprise: 0.651
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05:57:02 ~ 05:58:03 田村国務大臣
四月中に全ての高齢者を接種するとは河野大臣はおっしゃっておられません。四月には高齢者の接種を始める、こういうふうにおっしゃっておられて、我々もそう承っておりますので、委員がどういう意味合いでおっしゃっておられるのかちょっと私も理解できないところがあるんですが、決して全員という意味ではないということは御理解いただきたいと思います。これも、今ワクチンを、ヨーロッパ、いろいろな形で、EU、それからまた加盟国の承認をいただかないとなかなか輸出できないというような現状があるのは事実でありますけれども、ワクチンの供給をしっかりと確保していく中で接種をしていくということでございますから、そのワクチン量をしっかりと我々は確保をしてまいるということであります。 Angry: 0.365 Disgust: 0.226 Fear: 0.476 Happy: 0.618 Sad: 0.510 Surprise: 0.558
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05:58:03 ~ 05:58:55 大串(博)委員
いや、きちんと、これは全国の自治体の皆さんが固唾をのんでこの情報を待っていらっしゃるんですよ。四月と思っていたら、いつの間にか、二週間ほど前に、四月はなかなか難しそうだという声が聞こえてきて、本当に四月に供給が始まって接種を始めるのかということを、非常に自治体の皆さんは心配に思っていらっしゃるところなんですね。それが、なぜかこの土日の間に、河野大臣から、四月はどうも難しそうだ、四月は難しそうで、少しずつしか始められない、テスト的にしか始められない、こういうふうな発言があったんです。菅総理は、河野大臣のこのような方針は聞かれていらっしゃいましたか。 Angry: 0.298 Disgust: 0.144 Fear: 0.600 Happy: 0.506 Sad: 0.498 Surprise: 0.683
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05:58:55 ~ 05:59:22 菅内閣総理大臣
まず、このワクチン接種ですけれども、約四万人の医療従事者を対象にした先行接種を二月十七日から開始をし、今後医療従事者の優先接種を順次進めていく、そういう中で、高齢者の接種については、これまで説明しているとおり、四月から開始すべく準備を進めています。 Angry: 0.658 Disgust: 0.224 Fear: 0.522 Happy: 0.551 Sad: 0.280 Surprise: 0.554
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05:59:22 ~ 05:59:45 菅内閣総理大臣
いつ、具体的なということは、それは当然、河野大臣から地方自治体に、準備をする中でそれは大事なことでありますから、時期が来たら、当然、いつからという日程は地方自治体に前もってお知らせすることは当然のことだと思います。 Angry: 0.282 Disgust: 0.177 Fear: 0.507 Happy: 0.580 Sad: 0.643 Surprise: 0.516
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05:59:45 ~ 06:00:06 大串(博)委員
確認ですけれども、河野大臣から、今週末前に、四月の高齢者の皆さんへの接種はテスト的になる、極めて数が少ない、よって、本格的には五月以降になるということは総理はお聞きになっていらっしゃいましたか。 Angry: 0.227 Disgust: 0.107 Fear: 0.559 Happy: 0.706 Sad: 0.460 Surprise: 0.658
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06:00:26 ~ 06:01:01 田村国務大臣
テスト的にとおっしゃったかどうかちょっと私はつぶさに昨日聞いていなかったんですけれども、いずれにいたしましても、四月から接種を始める、それは、当然のごとく、世界で今ワクチンが取り合いになっていますので、そこを折衝して確保をしながら、その見込みがある程度つけば各自治体にそれは御連絡をさせていただいて、それぞれの自治体が困らないような対応はさせていただくという話でございます。なかなか、こういう状況で御迷惑をおかけいたしておることに関しましては、自治体の皆様方にはおわびを申し上げたいというふうに思います。 Angry: 0.410 Disgust: 0.283 Fear: 0.481 Happy: 0.394 Sad: 0.692 Surprise: 0.417
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06:01:01 ~ 06:02:03 大串(博)委員
総理、今お聞きになったと思いますので。四月はテスト的な高齢者の皆さんへの接種で、五月からしか本格的にならないというのは、河野大臣からお聞きになっていらっしゃいましたか。ワクチンに関しては、事ほどさように、政府の中からの発信が、やはり、非常に重要なものでも混乱しているケースが多々あるんです。昨日、おととい、そして昨日の河野大臣のテレビでの発言、私も非常にはっとしました。 Angry: 0.358 Disgust: 0.212 Fear: 0.520 Happy: 0.627 Sad: 0.427 Surprise: 0.622
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06:01:20 ~ 06:01:46 菅内閣総理大臣
私は、テスト的にという話は聞いていませんでした。四月から進めていくという中で、河野大臣の中で、準備を進めて、そこが随時明らかになり次第、地方自治体には準備のために報告をして、混乱のないような形で進めていく、こういうふうに理解しています。 Angry: 0.361 Disgust: 0.285 Fear: 0.565 Happy: 0.494 Sad: 0.576 Surprise: 0.533
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06:02:03 ~ 06:02:29 大串(博)委員
今日も自治体の長の皆さんから、そうなるんですかという問合せを受けました。そのことを総理が知らない、知らない、この現実を、私は非常にこの政権の中で危惧を感じるんです。政権の中のワクチンに関する連絡体制、総理、本当に大丈夫ですか。 Angry: 0.508 Disgust: 0.268 Fear: 0.614 Happy: 0.330 Sad: 0.477 Surprise: 0.507
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06:02:29 ~ 06:03:00 菅内閣総理大臣
昨日の河野大臣の記者会見の発言内容ですけれども、高齢者の接種については、これまで御説明しているとおり、四月から開始する方向で準備を進めている、基本的な進め方として、高齢者の接種対象者数は規模が大きいことも踏まえ、まずは自治体の御協力をいただきながら、試行的に限られた数量のワクチンをお配りをし、配送やシステム、会場における接種の体制や流れなどを確認していただきたい、このように発言をしています。 Angry: 0.628 Disgust: 0.202 Fear: 0.497 Happy: 0.527 Sad: 0.252 Surprise: 0.597
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06:03:08 ~ 06:04:02 大串(博)委員
試行的に、テスト的に四月から、四月は試行的にということは言われた。総理、おっしゃったように、総理自身がテスト的にというふうに河野大臣が言われ……ちょっと、細田さん、やじがうるさいので、ちょっと委員長、注意してもらえますか。テスト的に、試行的にと今読まれましたからね、試行的にというふうに言われたことを総理が知らない、この現状が私は非常に心配なんです。いま一つお尋ねしますが、田村さんにお尋ねしてもいいんですけれどもね、そのテスト的にとかはいいので。これはなぜこうなるかというと、供給スケジュールを、我が国、我が政府はきちんとコントロールできているのかということなんです。すなわち、契約がどうなっているのか。契約をされたのは、厚生労働省において契約されていますね。今年中にファイザー社とは一億四千。一億四千、こういうことですよね、今年中にと。 Angry: 0.483 Disgust: 0.261 Fear: 0.542 Happy: 0.447 Sad: 0.453 Surprise: 0.580
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Angry: 0.437 Disgust: 0.210 Fear: 0.747 Happy: 0.213 Sad: 0.345 Surprise: 0.807
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06:04:14 ~ 06:05:03 田村国務大臣
これは今年中に一億四千四百万回という形なんですが、いつまでにというのを約束しているのか、していないのか、約束している場合はどれぐらいなのかということも含めて、契約上これは申し上げられないことになっておりますので、それはお許しをいただきたいと思います。その上で、河野大臣が試行的にというのは私は聞いております。それは、決して四月中試行的というわけではなくて、初め届いたものをある程度、初めの頃はいきなり何千万人来ませんから、そういうものを試行的に、何といいますか、体制がちゃんと整えられるかどうかということも含めて、各自治体に配らさせていただいて、その対応を見ながら改善をしていくというような意味合いであろうというふうに承っております。 Angry: 0.374 Disgust: 0.264 Fear: 0.482 Happy: 0.630 Sad: 0.427 Surprise: 0.547
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06:05:03 ~ 06:06:12 大串(博)委員
契約の内容は、いついつまでにどれだけの量をということを言えないような契約の内容になっていると。これは、なぜ言えないような契約の内容になっているんですか。今まで、こういう守秘義務契約があるから供給時期、供給量は言えないんだという答弁でずっと来られました。しかし、今起こっているのは、供給量がいついつまでにどれだけの量というのが言えないから問題が生じているんじゃないんです。供給が遅れているんですよ。昨日、河野さんが言われたのは、ファイザー社が今増産のために設備を変えているので、四月中までは供給が細る、五月から新しい供給体制が立ち上がってくるので、そこから供給が増える、こういうことだったんですね。 Angry: 0.494 Disgust: 0.345 Fear: 0.606 Happy: 0.359 Sad: 0.459 Surprise: 0.562
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06:05:18 ~ 06:05:40 田村国務大臣
まず、守秘義務といいますか、言っちゃいけないという契約であって、それは、それぞれの、例えばワクチン会社ならワクチン会社の競争上の問題でありますとか、それを明かすことによって今度は我が国がしっかりと供給できないおそれがあるだとか、いろいろな理由があるからこれは申し上げられないと言っております。 Angry: 0.443 Disgust: 0.333 Fear: 0.573 Happy: 0.472 Sad: 0.465 Surprise: 0.433
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06:06:12 ~ 06:07:01 大串(博)委員
だから、今おっしゃった、いついつまでに供給をこれだけできるという契約内容を言えないから問題が生じているんじゃないんです。全体が遅れているんですよ。丸川大臣、ちょっとお尋ねしたいと思います。よろしいですか。オリンピックとの関係です。こうやって、四月から当初始めると言われていた高齢者への接種、今お尋ねしたように、四月は試行的に始めるということです。河野大臣によると、五月からしか本格的にファイザー社のワクチンは入ってこないということなんです。これは、オリンピックの準備作業に私は大きな影響を与えるのではないかと思うんですけれども、いかがですか。 Angry: 0.414 Disgust: 0.269 Fear: 0.489 Happy: 0.588 Sad: 0.464 Surprise: 0.571
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06:07:01 ~ 06:08:06 丸川国務大臣
御質問ありがとうございます。まず、御承知かと思いますけれども、選手がそれぞれの国でどういう順位でワクチンを受けるかというのは、国によって異なります。また、当然その国民の皆様もそれぞれそうでありまして、そうしたことを考えますと、また、ワクチンが、どのワクチンがどの国で接種されるかということもそれぞれ異なりますので、そうしたことを前提に、まず、アスリートトラックを決めるときから、ワクチンを打たなくても安全、安心の大会が開けるように、入国前からの健康チェック、行動の把握、それから入国前の検査、入国時の検査、それから入国してからの行動を全て規制をさせていただく、把握をさせていただく等の対応を取っております。ですので、観客の皆様をどうするかということについては、この春にどうするかということを決めるわけでございますけれども、そのアスリートトラックと同じような……。 Angry: 0.357 Disgust: 0.302 Fear: 0.396 Happy: 0.767 Sad: 0.480 Surprise: 0.490
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Angry: 0.317 Disgust: 0.247 Fear: 0.455 Happy: 0.715 Sad: 0.525 Surprise: 0.565
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06:08:08 ~ 06:09:03 丸川国務大臣
分かりました。工夫ができるかどうかということによります。委員御指摘のワクチンにつきましては、接種を前提としなくても安全、安心な大会を開催できるように、総合的な感染症対策の検討を進めておるところでありまして、バッハ会長も、ワクチンは義務はしないとの旨の発言をされております。 Angry: 0.496 Disgust: 0.426 Fear: 0.421 Happy: 0.668 Sad: 0.448 Surprise: 0.428
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06:08:18 ~ 06:08:44 大串(博)委員
よく理解して答えてください。日本の国内で、高齢者三千六百万人という非常に大きな数の方々の接種の開始が四月だったのが、五月以降にずれそうだ、これはオリンピック・パラリンピックの準備に影響を与えませんか、こういうことなんです。お答えください。 Angry: 0.590 Disgust: 0.380 Fear: 0.451 Happy: 0.545 Sad: 0.421 Surprise: 0.522
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06:09:03 ~ 06:09:41 大串(博)委員
今のことは、ワクチン接種を競技に参加する、参加しないの条件にするか等々の話だと思います。ちょっと、丸川大臣には、大きな変更が今週、ワクチンスケジュール政策に関しては行われようとしているんですよ。このことを是非御認識いただき、そして、総理にも、先ほどお話のあった、四月には試行的という話を御存じなかったという話、私、非常に愕然としましたけれども、是非、政府の中のワクチン政策に関する意思の疎通をしっかり図っていただきますようにお願いして、質疑を終わらせていただきます。ありがとうございます。 Angry: 0.421 Disgust: 0.211 Fear: 0.425 Happy: 0.683 Sad: 0.471 Surprise: 0.482
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06:10:03 ~ 06:10:52 本多委員
立憲民主党の本多平直です。私からも総務省の接待問題について質問をさせていただきたいと思います。官僚だけ悪者にして政治家が何か責任を取らない、それは嫌だなと思っていたので、政治に焦点を当てて質問しようと思いましたが、今日の昼休みに官僚の接待の状況を報告いただきまして、余りにひどいので愕然としたので、官僚の方にも厳しく質問をしたいと思います。まず、谷脇審議官、あなた、去年の十月に人形町で単価四万七千円の何をごちそうになったんですか。 Angry: 0.753 Disgust: 0.326 Fear: 0.434 Happy: 0.457 Sad: 0.374 Surprise: 0.397
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Angry: 0.453 Disgust: 0.503 Fear: 0.486 Happy: 0.663 Sad: 0.395 Surprise: 0.499
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06:11:03 ~ 06:12:00 本多委員
単価四万七千円というのは、どれだけ飲んだのか、どれだけ高級な店なのか分かりませんけれども、そのこと自体大問題だと思いますけれども、谷脇審議官は、衛星放送をやっている業界が、空に浮かんでいる衛星の使用料が高い、だからなかなかもうけが出ないな、これが悩みだということは知っていますか。報道される前に、郵政分野、放送分野を担当の審議官のあなたが、こんな衛星業界が一番求めている要求を知らないんですか。 Angry: 0.676 Disgust: 0.225 Fear: 0.491 Happy: 0.326 Sad: 0.343 Surprise: 0.524
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06:12:06 ~ 06:13:04 本多委員
では、十二月に出たワーキンググループの報告書で、衛星の料金を低くしてほしいという衛星業界からの要請を受け入れて、総務省もその引下げに積極的に関与をしていくという報告書が出ているのも知らないんですか。こんな大事な政策について御存じないというのは本当なんですか。きちんと答えてください。詳細にじゃなくて、方向性ぐらいは報告を受けているでしょう。今までは、浮かんでいる衛星の使用料というのは別な会社なんですよ、東北新社とかと。そして、それを安くするという話に、その民間の話にあなたたちが絡むという大きな方針転換なんですよ。 Angry: 0.590 Disgust: 0.421 Fear: 0.466 Happy: 0.520 Sad: 0.394 Surprise: 0.510
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06:13:04 ~ 06:13:51 本多委員
そんなことをあなたが知らないで通っているんですか。こんなところで逃げるということが怪しいんですよ。あなた、この四万七千円の会食で二つの話題が出ていませんか。空に浮かんでいる衛星の使用料が高過ぎて困っているんだという話と、それから、先ほど奥野委員が指摘をした、右巻きの電波と左巻きの電波の使い方、これを話していませんか。 Angry: 0.427 Disgust: 0.288 |