00:01:27 ~ 00:02:06 委員長(野村哲郎君)
ただいまから決算委員会を開会いたします。この際、一言御挨拶を申し上げます。去る十月二十六日の本会議におきまして、本委員会の委員長に選任されました野村哲郎でございます。本委員会は、予算が関係法律にのっとり適正かつ効率的に執行されたかを審査し、国会における財政統制の重要な役割を担う委員会であり、その使命は誠に重大であります。 Angry: 0.582 Disgust: 0.375 Fear: 0.380 Happy: 0.631 Sad: 0.454 Surprise: 0.458
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00:02:06 ~ 00:03:25 委員長(野村哲郎君)
委員長といたしましては、皆様の御支援と御協力を賜りまして、公正かつ円滑な委員会運営を心掛けてまいりたいと存じますので、どうぞよろしくお願いいたします。委員の異動について御報告いたします。去る二十七日までに、山下雄平君、三木亨君、磯崎仁彦君、岩井茂樹君、長峯誠君、森屋宏君、三浦信祐君、山本博司君、熊野正士君、宮崎勝君、野田国義君、那谷屋正義君、高橋克法君及び中川雅治君が委員を辞任され、その補欠として古賀友一郎君、滝沢求君、牧野たかお君、酒井庸行君、今井絵理子さん、里見隆治君、平木大作君、伊藤孝江さん、下野六太君、岸真紀子さん、塩村あやかさん、大家敏志君、宮島喜文君及び私、野村哲郎が選任されました。 Angry: 0.364 Disgust: 0.160 Fear: 0.361 Happy: 0.839 Sad: 0.395 Surprise: 0.591
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00:03:25 ~ 00:04:03 委員長(野村哲郎君)
理事の辞任についてお諮りいたします。西田昌司君から、文書をもって、都合により理事を辞任したい旨の申出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。異議ないと認め、さよう決定いたします。理事の補欠選任についてお諮りします。理事の辞任及び委員の異動に伴い現在理事が五名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 Angry: 0.457 Disgust: 0.340 Fear: 0.455 Happy: 0.550 Sad: 0.525 Surprise: 0.496
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00:04:03 ~ 00:05:11 委員長(野村哲郎君)
御異議ないと認めます。それでは、理事に古賀友一郎君、舞立昇治君、牧野たかお君、古賀之士君及び里見隆治君を指名いたします。国政調査に関する件についてお諮りいたします。本委員会は、今期国会におきましても、国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。御異議ないと認め、さよう決定いたします。令和元年度決算外二件を議題といたします。まず、令和元年度決算、すなわち一般会計歳入歳出決算、特別会計歳入歳出決算、国税収納金整理資金受払計算書、政府関係機関決算書につきまして、また、引き続き、令和元年度国有財産増減及び現在額総計算書並びに令和元年度国有財産無償貸付状況総計算書につきまして、財務大臣から概要説明を聴取いたします。 Angry: 0.472 Disgust: 0.288 Fear: 0.457 Happy: 0.584 Sad: 0.452 Surprise: 0.533
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00:05:16 ~ 00:06:04 国務大臣(麻生太郎君)
令和元年度の一般会計歳入歳出決算、特別会計歳入歳出決算、国税収納金整理資金受払計算書及び政府関係機関決算書を会計検査院の検査報告とともに国会に提出をさせていただき、また、令和元年度の国の債権の現在額並びに物品の増減及び現在額につきましても国会に報告をいたしておりますので、その概要を御説明させていただきます。まず、令和元年度の一般会計の決算につきましては、歳入は百九兆一千六百二十三億円余、歳出は百一兆三千六百六十四億円余であり、差引き七兆七千九百五十九億円余の剰余を生じております。 Angry: 0.455 Disgust: 0.222 Fear: 0.542 Happy: 0.542 Sad: 0.379 Surprise: 0.610
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00:06:04 ~ 00:07:10 国務大臣(麻生太郎君)
この剰余金は、財政法第四十一条の規定により、既に令和二年度の一般会計の歳入に繰り入れております。なお、令和元年度における財政法第六条の純剰余金は六千八百五十二億円余となります。次に、令和元年度の特別会計の決算でありますが、同年度における特別会計の数は十三であり、これらの決算の内容につきましては、特別会計歳入歳出決算のとおりであります。次に、令和元年度における国税収納金整理資金の受入れ及び支払につきましては、同資金への収納済額は七十七兆四千六百六十六億円余であり、支払命令済額及び歳入組入額は七十六兆八百十二億円余でありまして、差引き一兆三千八百五十四億円余が令和元年度末の資金残額となります。 Angry: 0.644 Disgust: 0.203 Fear: 0.365 Happy: 0.472 Sad: 0.302 Surprise: 0.397
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00:07:10 ~ 00:08:09 国務大臣(麻生太郎君)
次に、令和元年度の政府関係機関の決算でありますが、その内容につきましては、それぞれの決算書のとおりであります。次に、国の債権の現在額につきましては、令和元年度における国の債務の総額は二百二十五兆五千八百四億円余であります。次に、物品の増減及び現在額につきましては、令和元年度中における純増加額は七千九百三十七億円余であり、この結果、令和元年度末における物品の総額は十四兆三千九十億円余となります。以上が、令和元年度の一般会計歳入歳出決算等の概要であります。なお、令和元年度の予算の執行につきましては、予算の効率的な使用や経理の適正な処理に努めてきたところではありますが、会計検査院から二百四十八件の不当事項等について指摘を受けましたことは誠に遺憾であります。 Angry: 0.555 Disgust: 0.313 Fear: 0.436 Happy: 0.614 Sad: 0.335 Surprise: 0.533
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00:08:09 ~ 00:09:02 国務大臣(麻生太郎君)
今後とも、予算の執行に当たりましては一層の配慮をいたし、その適正な処理に努めてまいる所存であります。何とぞ御審議のほどお願いを申し上げます。令和元年度の国有財産増減及び現在額総計算書並びに令和元年度の国有財産無償貸付状況総計算書を会計検査院の検査報告とともに国会に報告をいたしておりますので、その概要を御説明申し上げます。まず、令和元年度の国有財産増減及び現在額総計算書の概要について御説明いたします。令和元年度中における国有財産の純増加額は一兆二千七百七十三億円余であり、この結果、国有財産法に基づく令和元年度末現在額は百九兆八千七百十二億円余であります。 Angry: 0.465 Disgust: 0.356 Fear: 0.513 Happy: 0.587 Sad: 0.356 Surprise: 0.582
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00:09:02 ~ 00:09:59 国務大臣(麻生太郎君)
以上が、令和元年度の国有財産増減及び現在額総計算書の概要であります。次に、令和元年度の国有財産無償貸付状況総計算書の概要について御説明をいたします。令和元年度における無償貸付財産の純増加額は四百六十三億円余であり、この結果、令和元年度末現在において国有財産法に基づき無償貸付をしている国有財産の総額は一兆一千九百三十七億円余であります。以上が、令和元年度の国有財産無償貸付状況総計算書の概要であります。なお、これらの国有財産の各総計算書には、それぞれ説明書を添付いたしております。何とぞ御審議のほどよろしくお願いを申し上げます。 Angry: 0.484 Disgust: 0.377 Fear: 0.515 Happy: 0.542 Sad: 0.379 Surprise: 0.548
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00:10:23 ~ 00:11:05 会計検査院長(森田祐司君)
令和元年度決算検査報告につきまして、その概要を御説明いたします。会計検査院は、令和二年九月四日、内閣から令和元年度歳入歳出決算の送付を受け、その検査を行って、令和元年度決算検査報告とともに、令和二年十一月十日、内閣に回付いたしました。令和元年度の一般会計の決算は、歳入百九兆一千六百二十三億余円、歳出百一兆三千六百六十四億余円でありまして、会計検査院はこれらの決算を確認いたしました。令和元年度の特別会計につきまして、会計検査院は十三特別会計それぞれの歳入、歳出の決算を確認いたしました。 Angry: 0.243 Disgust: 0.219 Fear: 0.481 Happy: 0.787 Sad: 0.412 Surprise: 0.638
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00:11:05 ~ 00:12:02 会計検査院長(森田祐司君)
また、国税収納金整理資金は、収納済額七十七兆四千六百六十六億余円、支払命令済額十六兆五千九百七十億余円、歳入組入額五十九兆四千八百四十一億余円でありまして、会計検査院はこれらの受払額を検査完了いたしました。令和元年度の政府関係機関につきまして、会計検査院は四政府関係機関それぞれの収入、支出の決算額を検査完了いたしました。令和元年度の歳入、歳出等に関し、会計検査院は、国、政府関係機関、国の出資団体等の検査対象機関について、書面検査及び実地検査を実施いたしました。そして、検査の進行に伴い、関係者に対して四百余事項の質問を発しております。検査の結果、検査報告に掲記した不当事項について、その概要を御説明いたします。 Angry: 0.539 Disgust: 0.212 Fear: 0.485 Happy: 0.620 Sad: 0.319 Surprise: 0.561
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00:12:02 ~ 00:13:14 会計検査院長(森田祐司君)
まず、法律、政令若しくは予算に違反し又は不当と認めた事項は、合計二百五件、八十七億五千八百九十五万余円であります。このうち、収入に関するものは、四件、十一億四千五十三万余円であります。その内訳は、租税の徴収が適正でなかったもの、保険料の徴収が適正でなかったものなどとなっております。また、支出に関するものは、百七十六件、五十七億八千二百四万余円であります。その内訳は、会計経理が適正を欠いていたもの、計画が適切でなかったもの、医療費の支払が過大となっていたもの、補助事業の実施及び経理が不当なもの、交付税の交付が不当なものなどとなっております。以上の収入、支出に関するもののほか、貸付条件に違反していたものなどが二十五件、十八億三千六百三十七万余円あります。次に、令和元年十一月から令和二年十月までの間におきまして、会計検査院法第三十四条又は第三十六条の規定により意見を表示し又は処置を要求いたしましたものは十四件であります。 Angry: 0.628 Disgust: 0.266 Fear: 0.510 Happy: 0.429 Sad: 0.344 Surprise: 0.525
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00:13:14 ~ 00:14:26 会計検査院長(森田祐司君)
その内訳は、国民健康保険特定健康診査・保健指導国庫負担金の交付額の算定に関するもの、保育間伐の実施に関するもの、地籍調査事業の実施により作成された地籍図等に係る認証請求の早期の実施等に関するもの、国立研究開発法人産業技術総合研究所が保有するなどしている土地の利用状況に関するもの、災害拠点病院における自家発電機等の浸水対策に関するものなどとなっております。次に、本院の指摘に基づき当局において改善の措置を講じた事項は二十二件であります。その内訳は、国際連帯事業の実施に関するもの、物件の買入れなどに係る契約における会計法令に基づく検査の適正な実施に関するもの、地域再エネ水素ステーション導入事業の実施に関するもの、賃貸借契約により調達した情報システムの撤去に係る会計処理に関するもの、有効に利用されていない土地及び建物に関するものなどとなっております。 Angry: 0.679 Disgust: 0.364 Fear: 0.607 Happy: 0.362 Sad: 0.327 Surprise: 0.512
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00:14:26 ~ 00:15:18 会計検査院長(森田祐司君)
次に、不当事項に係る是正措置等の検査の結果につきましては、昭和二十一年度から平成三十年度までの検査報告に掲記した不当事項のうち、是正措置が未済となっているものは三十五省庁等における三百四十一件、八十四億五千百六十二万余円、このうち金銭を返還させる是正措置を必要とするものは三十五省庁等における三百三十一件、八十二億七千三百四十四万余円となっております。また、平成三十年度決算検査報告において改善の処置の履行状況を継続して検査していくこととした本院の指摘に基づき当局において改善の処置を講じた事項のうち、改善の処置が履行されていなかったものはありませんでした。 Angry: 0.722 Disgust: 0.220 Fear: 0.546 Happy: 0.262 Sad: 0.439 Surprise: 0.503
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00:15:18 ~ 00:16:18 会計検査院長(森田祐司君)
次に、令和元年十一月から令和二年十月までの間におきまして、会計検査院法第三十条の二の規定により国会及び内閣に対して報告いたしましたものは、福島再生加速化交付金事業等の実施状況に関するもの、国による地方公共団体の情報セキュリティ対策の強化に関するもの、低金利の状況下における政府出資法人の業務及び財務の状況に関するものの三件となっております。次に、令和元年十一月から令和二年十月までの間におきまして、国会からの検査要請事項に関し、会計検査院法第三十条の三の規定により検査の結果を報告いたしましたものは、東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた取組状況等に関するもの、待機児童解消、子どもの貧困対策等の子ども・子育て支援施策に関するものの二件となっております。 Angry: 0.988 Disgust: 0.214 Fear: 0.381 Happy: 0.173 Sad: 0.139 Surprise: 0.187
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00:16:18 ~ 00:17:05 会計検査院長(森田祐司君)
次に、本院の検査業務のうち、検査報告に掲記する必要があると認めた特定の検査対象に関する事項は二件であります。その内訳は、財務基盤の強化を図るために特定同族会社の特別税率の適用対象から除外された法人のうち、特定同族会社と比べて財務基盤が一定水準以上となっていると考えられる一部の法人の財務基盤の状況等に関するもの、完全子会社株式等及び関連法人株式等に係る配当等の額に対して源泉徴収を行うことにより生ずる還付金及び還付加算金並びに税務署における源泉所得税事務及び還付事務等に関するものとなっております。 Angry: 0.805 Disgust: 0.419 Fear: 0.496 Happy: 0.411 Sad: 0.287 Surprise: 0.420
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00:17:05 ~ 00:18:21 会計検査院長(森田祐司君)
次に、国民の関心の高い事項等に関する検査の状況として、これまで御説明いたしました事例などを整理し、検査報告に掲記しております。最後に、特別会計に関する法律に基づき、令和元年十一月に内閣から送付を受けた平成三十年度特別会計財務書類について検査をした旨を検査報告に掲記いたしました。以上をもって概要の説明を終わります。会計検査院といたしましては、機会あるごとに関係各省庁などに対し適正な会計経理の執行について努力を求めてまいりましたが、なお、ただいま申し上げましたような事例がありますので、関係各省庁などにおいても更に特段の努力を払うよう望んでいる次第であります。次に、令和元年度国有財産検査報告につきまして、その概要を御説明いたします。会計検査院は、令和二年九月四日、内閣から令和元年度国有財産増減及び現在額総計算書及び令和元年度国有財産無償貸付状況総計算書の送付を受け、その検査を行って、令和元年度国有財産検査報告とともに、令和二年十一月十日、内閣に回付いたしました。 Angry: 0.443 Disgust: 0.288 Fear: 0.454 Happy: 0.664 Sad: 0.404 Surprise: 0.531
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00:18:21 ~ 00:19:18 会計検査院長(森田祐司君)
令和元年度末の国有財産現在額は百九兆八千七百十二億余円、無償貸付財産の総額は一兆一千九百三十七億余円になっております。検査の結果、国有財産の管理及び処分に関しまして、令和元年度決算検査報告に掲記いたしましたものは五件であります。その内訳は、不当事項といたしまして、国有財産の管理に関するもの、隊舎新設に伴う残土の処理に係る工事費の積算に関するもの、意見を表示し又は処置を要求した事項といたしまして、林道施設に係る長寿命化点検を踏まえた個別施設計画の策定に関するもの、保育間伐の実施に関するもの、本院の指摘に基づき当局において改善の処置を講じた事項といたしまして、有効に活用されていない土地及び建物に関するものとなっております。 Angry: 0.456 Disgust: 0.286 Fear: 0.500 Happy: 0.599 Sad: 0.365 Surprise: 0.541
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00:19:21 ~ 00:20:00 委員長(野村哲郎君)
ありがとうございました。この際、麻生財務大臣から発言を求められておりますので、これを許します。麻生財務大臣。以上で令和元年度決算外二件の概要説明の聴取は終わりました。令和元年度決算外二件に対する質疑は後日に譲ることといたします。 Angry: 0.604 Disgust: 0.372 Fear: 0.452 Happy: 0.509 Sad: 0.434 Surprise: 0.458
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00:19:31 ~ 00:19:47 国務大臣(麻生太郎君)
先ほどの決算概要説明につきまして、配付資料の三ページ目の三行目におきまして国の債務の総額と説明をいたしておりますが、正しくは国の債権の総額でありますため、訂正をさせていただきます。 Angry: 0.641 Disgust: 0.283 Fear: 0.488 Happy: 0.556 Sad: 0.250 Surprise: 0.584
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00:20:00 ~ 00:20:38 委員長(野村哲郎君)
ここで麻生財務大臣は御退席いただいて結構でございます。ありがとうございました。国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査のうち、会計検査院法第三十条の二の規定に基づく報告に関する件を議題といたします。会計検査院から説明を聴取いたします。森田会計検査院長。 Angry: 0.507 Disgust: 0.244 Fear: 0.399 Happy: 0.558 Sad: 0.470 Surprise: 0.475
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00:20:38 ~ 00:21:37 会計検査院長(森田祐司君)
会計検査院は、会計検査院法第三十条の二の規定により国会及び内閣に対して、令和二年七月二十九日に「低金利の状況下における政府出資法人の業務及び財務の状況について」の報告書を提出いたしました。その報告書の概要を御説明いたします。検査しましたところ、資金運用収益を事業に要する費用に充てることとしている基金等において、資金運用収益額が年々減少していたり、沖縄振興開発金融公庫において、資産と負債の平均残存期間の差であるデュレーションギャップが平成三十年度末において一・六年となっていたり、独立行政法人住宅金融支援機構において、金利スワップ取引に関して通常想定される範囲の損失を超える異常な損失に対応するための金利変動準備基金を設置する必要性が低下していたりなどしておりました。 Angry: 0.739 Disgust: 0.308 Fear: 0.428 Happy: 0.430 Sad: 0.257 Surprise: 0.363
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00:21:37 ~ 00:22:11 会計検査院長(森田祐司君)
検査の状況を踏まえた会計検査院の所見といたしましては、デュレーションギャップが大きく、その縮小を図る必要があると自ら認識している沖縄振興開発金融公庫は、引き続き縮小に向けた取組を進めていくこと、独立行政法人住宅金融支援機構は、金利変動準備基金として必要と見込まれる額を改めて算定し、必要額を超えていると認められる額については国庫に納付することなどを検討することなどの点に留意する必要があると考えております。 Angry: 0.489 Disgust: 0.281 Fear: 0.491 Happy: 0.663 Sad: 0.342 Surprise: 0.550
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00:22:11 ~ 00:22:31 会計検査院長(森田祐司君)
会計検査院としては、今後の金利の動向等も踏まえつつ、政府出資法人の業務及び財務の状況について、今後とも多角的な観点から引き続き注視していくこととしております。これをもって報告書の概要の説明を終わります。 Angry: 0.705 Disgust: 0.361 Fear: 0.466 Happy: 0.503 Sad: 0.345 Surprise: 0.433
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