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00:05:02 ~ 00:06:07 松沢成文君
言論の府として、良識の府として、国民に開かれた議論が求められている参議院憲法審査会が、平成三十年二月以来、何と二年四か月近く実質的に開催されておりません。このままでは国民の負託に応えられないばかりか、参議院の存在意義すら問われる異常事態と言わざるを得ません。憲法審査会は、与野党の党派性を超えて、公正公平に憲法議論を行う場とされています。近年では、国会でも、また国民からも憲法に関する様々な問題が提起され、世論調査においても過半数の国民が憲法審査会の審議促進を求めております。各会派には憲法改正に賛成、反対の様々な意見があることは承知しておりますが、国会議員がオープンに討論することによって初めて主権者である国民の皆さんに憲法がどうあるべきか考える機会を提供することができるのです。 Angry: 0.848 Disgust: 0.327 Fear: 0.443 Happy: 0.343 Sad: 0.295 Surprise: 0.388
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00:06:07 ~ 00:07:00 松沢成文君
このように日本の政治にとって極めて重要な役割を担う憲法審査会が、一部会派の反対で開催できないことは許されません。そこで、私たち日本維新の会は、昨年十二月、今年の三月、そして五月の三度にわたり林会長に対して憲法審査会開催の申入れを行い、会長の指導力、決断力によって早期に審査会を開催するよう繰り返し強く要請してまいりました。特に三度目の要請では、昨今の新型コロナ感染拡大の中で緊急事態宣言が出されたこともあり、緊急事態への対応と憲法の在り方という具体的テーマを示し審査会の開催を求め、会長に決断を迫りました。 Angry: 0.686 Disgust: 0.301 Fear: 0.470 Happy: 0.477 Sad: 0.280 Surprise: 0.490
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00:07:00 ~ 00:08:03 松沢成文君
林会長は、これまで開催に向けて各会派との調整を図られたようですが、結果として、今国会でも開催できませんでした。これは、林会長の指導力、決断力の欠如と言わざるを得ず、大変残念ではありますが、ここに不信任動議を提出いたします。このままでは、いつまで待っても審査会は開催されません。憲法改正に異議があるのなら、その見解を審査会で堂々と主張するべきです。審査会の開催自体を拒否することは、国会議員としてあるまじき行為であり、国民への背信行為にほかなりません。審議拒否する会派は委員の資格を返上すべきです。各会派の皆様には、本会長不信任動議への御賛同をお願いすると同時に、反対の場合は討論で、なぜ憲法審査会の開催を拒むのか、国民に対して明確に説明するよう求めます。 Angry: 0.751 Disgust: 0.321 Fear: 0.428 Happy: 0.360 Sad: 0.397 Surprise: 0.404
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00:08:20 ~ 00:09:21 石井正弘君
自由民主党・国民の声の石井正弘です。私は、自由民主党・国民の声を代表して、ただいま議題となりました憲法審査会会長林芳正君不信任の動議に対し、反対の立場から討論いたします。本審査会が平成三十年二月以来二年以上にわたって実質的な調査を行ってこなかったことは誠に残念であり、率直に反省すべきだと思いますが、これは会長お一人の責任ではないのです。林会長は、昨年十月に会長に就任した際、審査会の運営に当たりましては、委員各位の御指導と御協力をいただきながら、公正かつ円満な運営に努めてまいりますと述べられたように、公正かつ円満な運営を心掛け、与野党の筆頭幹事と連絡を取り三者で協議を行うなど、審査会開会に向けて懸命の努力を続けてこられました。 Angry: 0.764 Disgust: 0.324 Fear: 0.355 Happy: 0.500 Sad: 0.386 Surprise: 0.383
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00:09:21 ~ 00:10:12 石井正弘君
自由民主党・国民の声は、憲法に関わる諸問題について、審査会の場において大いに議論すべきとの立場であります。さらに、我が自由民主党は、一、自衛隊の明記、二、緊急事態対応、三、合区解消・地方公共団体、四、教育充実の四項目から成る条文イメージ、たたき台素案を取りまとめ、既に公表しております。この条文イメージは、あくまでもたたき台であり、各会派の意見を踏まえて修正することは当然であります。我が党の条文イメージだけではなく、その他の項目についても本審査会の場で各会派から意見を述べてもらうことで、国民が憲法改正を考える上での一つの判断材料を示したいと思っております。 Angry: 0.687 Disgust: 0.330 Fear: 0.455 Happy: 0.511 Sad: 0.245 Surprise: 0.520
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00:10:12 ~ 00:11:15 石井正弘君
これが主権者である国民の負託に応えることだと考えます。しかし、その一方で、憲法に関する議論は、与野党合意の下、静かな環境で行われるべきだと考えます。今回、動議が提出されることとなった危機意識は共有できるものではありますが、与野党合意による審査会開会がなされないからといって林会長を不信任とする理由には全く当たらないと考えます。林会長には、引き続き公正かつ円満な運営をお願いし、与野党合意による審査会開会に向けた御努力を、与野党筆頭幹事とともに、これまで同様行ってもらいたいと存じます。加えて、各会派には、憲法に対する意見の隔たりがあることは前提としつつ、そうした様々な意見を国民に分かる形で示すためにも、本審査会の今後の開会に御尽力いただくことを切に願うところです。 Angry: 0.583 Disgust: 0.326 Fear: 0.490 Happy: 0.468 Sad: 0.434 Surprise: 0.468
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Angry: 0.777 Disgust: 0.368 Fear: 0.536 Happy: 0.248 Sad: 0.446 Surprise: 0.386
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00:11:28 ~ 00:12:09 東徹君
日本維新の会の東徹です。参議院憲法審査会会長林芳正君不信任動議につきまして、賛成の立場から討論をさせていただきます。平成三十年二月以来、参議院憲法審査会が開催されていないという異常事態が続いております。その責任は、ただ憲法審査会会長にだけ責任があるということではないということは重々承知の上であります。当然、野党の一部の会派が今回も審議に応じないということが最大の問題であることは、これはもう職場放棄と言われても仕方がありません。 Angry: 0.682 Disgust: 0.380 Fear: 0.515 Happy: 0.411 Sad: 0.333 Surprise: 0.483
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00:12:09 ~ 00:13:15 東徹君
国会は言論の府であり、憲法審査会が設置されており、議論にすら出てこないという態度は、議員であることを自ら否定しているのと同じであります。議員であるまじき態度だと言わざるを得ません。議論からただ逃げているだけであり、二年半も応じないというこの有様は異常であり、議員として最もひきょうであり、恥じるべきであります。本日、野党の一部の会派が会期延長を求めるのであれば、最低、憲法審査会で十分議論ぐらいしてから求めるべきであります。我々は、ただ憲法審査会で議論すべきだということを……。二年半近く求めてきました。特に、今回のようなコロナという危機に、戦後最大の危機に直面しているときにこそ、我々は、緊急事態条項や、そしてまた教育の無償化、道州制を検討する統治機構改革、こういった機会に真正面から議論すべきであります。 Angry: 0.742 Disgust: 0.426 Fear: 0.489 Happy: 0.269 Sad: 0.393 Surprise: 0.379
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Angry: 0.477 Disgust: 0.360 Fear: 0.553 Happy: 0.457 Sad: 0.543 Surprise: 0.488
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00:13:15 ~ 00:14:15 東徹君
しかし、憲法審査会が開催されていない問題は、一部の会派が議論に応じないだけが問題とは言い切れません。審査会会長には、ただ両筆頭間に任せておるだけでは駄目でありまして、責任を果たしたことにはなりません。審査会会長としてリーダーシップを発揮していただき、審査会を開催する責務があるのは当然であります。審査会会長には公用車が専用車としてあてがわれ、会期中は土日祝日も含めて一日の手当が六千円付くんです。百五十日間であれば九十万円、一度も議論もなく公用車が使われ、手当が付くというのは、国民目線で考えれば誰も納得できません。このような状況は一部の会派が出てこないから仕方がないでは済まされない事態であることを十分御認識いただき、参議院憲法審査会会長林芳正君不信任動議に賛成の討論とさせていただきます。 Angry: 0.680 Disgust: 0.349 Fear: 0.474 Happy: 0.433 Sad: 0.373 Surprise: 0.477
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00:14:15 ~ 00:15:10 会長代理(鉢呂吉雄君)
他に意見もないようでございますので、討論は終局したものと認めます。これより採決に入ります。憲法審査会会長林芳正君不信任の動議に賛成の方の挙手を願います。少数と認めます。よって、本動議は賛成少数により否決されました。会長の復席を願います。 Angry: 0.607 Disgust: 0.429 Fear: 0.425 Happy: 0.538 Sad: 0.488 Surprise: 0.419
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00:15:10 ~ 00:16:49 会長(林芳正君)
これより請願の審査を行います。第一五号憲法審査会における改正内容の審議促進を求めることに関する請願外百二十五件を議題といたします。本審査会に付託されております請願は、お手元に配付の付託請願一覧のとおりでございます。これらの請願につきましては、幹事会において協議の結果、いずれも保留とすることになりました。以上のとおり決定することに御異議ございませんか。御異議ないと認めます。よって、さよう決定いたしました。本日はこれにて散会いたします。 Angry: 0.519 Disgust: 0.351 Fear: 0.442 Happy: 0.554 Sad: 0.475 Surprise: 0.483
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この要約は、この会議の議事録全体から自動的に生成されたものです。
会長。 |
このままでは国民の負託に応えられないばかりか、参議院の存在意義すら問われる異常事態と言わざるを得ません。 |
松沢成文君。 |
審議拒否する会派は委員の資格を返上すべきです。 |
以上です。 |
御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います。 |
日本維新の会の東徹です。 |
御静粛に。 |
御静粛にお願いします。 |
二年半近く求めてきました。 |
これより採決に入ります。 |
憲法審査会会長林芳正君不信任の動議に賛成の方の挙手を願います。 |
会長の復席を願います。 |
本審査会に付託されております請願は、お手元に配付の付託請願一覧のとおりでございます。 |
これらの請願につきましては、幹事会において協議の結果、いずれも保留とすることになりました。 |
御異議ないと認めます。 |
本日はこれにて散会いたします。 |
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