00:19:40 ~ 00:20:05 伊藤主査
これより予算委員会第八分科会を開会いたします。私が本分科会の主査を務めることになりました。よろしくお願い申し上げます。本分科会は、国土交通省所管について審査を行うことになっております。令和二年度一般会計予算、令和二年度特別会計予算及び令和二年度政府関係機関予算中国土交通省所管について、政府から説明を聴取いたします。 Angry: 0.523 Disgust: 0.290 Fear: 0.415 Happy: 0.565 Sad: 0.461 Surprise: 0.488
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00:20:08 ~ 00:21:05 赤羽国務大臣
おはようございます。国土交通省関係の令和二年度予算につきまして、その概要を御説明申し上げます。まず、一般会計予算の国費総額は、六兆七千三百六十三億円です。また、復興庁の東日本大震災復興特別会計に一括計上されている国土交通省関係予算の国費総額は、三千六百六十二億円です。このほか、自動車安全特別会計及び財政投融資特別会計に所要の予算を計上しております。北海道、離島及び奄美群島に係る公共事業予算につきましては、他省関係予算を含めて、国土交通省予算に所要額を一括計上しております。財政投融資計画には、二兆四千五百五十五億円を計上しております。 Angry: 0.469 Disgust: 0.230 Fear: 0.483 Happy: 0.689 Sad: 0.317 Surprise: 0.595
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00:21:05 ~ 00:22:21 赤羽国務大臣
次に、令和二年度予算の基本的な考え方を御説明申し上げます。昨年は、令和元年房総半島台風や令和元年東日本台風などの大規模自然災害が相次ぎ発生いたしました。気候変動の影響により頻発化、激甚化が懸念される水災害や切迫する地震災害等の自然災害から国民の生命と財産を守ることは最重要の使命です。また、本年開催される東京オリンピック・パラリンピック後も持続的な経済成長を確保するとともに、全国各地の地方創生を更に推進し、令和時代にふさわしい豊かで暮らしやすい地域社会を実現することも重要です。こうした認識のもと、令和二年度予算におきましては、被災地の復旧復興、国民の安全、安心の確保、生産性と成長力の引上げの加速及び豊かで暮らしやすい地域づくりの四分野に重点化しつつ、臨時特別の措置や令和元年度補正予算とも組み合わせながら、施策効果の早期発現を図ってまいります。 Angry: 0.354 Disgust: 0.290 Fear: 0.571 Happy: 0.633 Sad: 0.355 Surprise: 0.596
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00:22:21 ~ 00:22:48 赤羽国務大臣
この際、公共事業の円滑な施工確保のため、市場実態を反映した予定価格の設定や適正な工期設定などの取組を推進してまいります。以上でございますが、よろしく御審議のほど申し上げます。なお、時間の関係もございますので、主査におかれましては、お手元の印刷物を会議録に掲載されますようよろしくお願い申し上げます。以上でございます。 Angry: 0.432 Disgust: 0.352 Fear: 0.439 Happy: 0.689 Sad: 0.413 Surprise: 0.521
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00:22:48 ~ 00:23:04 伊藤主査
この際、お諮りいたします。ただいま赤羽国土交通大臣から申出がありましたとおり、国土交通省所管関係予算の概要につきましては、その詳細な説明を省略し、本日の会議録に掲載いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。 Angry: 0.478 Disgust: 0.251 Fear: 0.402 Happy: 0.671 Sad: 0.482 Surprise: 0.529
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00:23:04 ~ 00:23:39 伊藤主査
御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。以上をもちまして国土交通省所管についての説明は終わりました。この際、分科員各位に申し上げます。質疑の持ち時間はこれを厳守され、議事進行に御協力を賜りますようお願い申し上げます。なお、政府当局におかれましても、質疑時間が限られておりますので、答弁は簡潔明瞭にお願いいたします。これより質疑に入ります。質疑の申出がありますので、順次これを許します。繁本護君。 Angry: 0.658 Disgust: 0.411 Fear: 0.446 Happy: 0.551 Sad: 0.391 Surprise: 0.430
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00:23:39 ~ 00:24:09 繁本分科員
おはようございます。自由民主党の繁本護でございます。まず冒頭、新型コロナウイルスによりまして、全国各地でけさも新たな感染者の報道が続いておりますが、お亡くなりになりました方々への御冥福と、そして今罹患されている方々へのお見舞い、そして、官民挙げて、今、国土交通省も含めて、対応していただいている全ての関係者に敬意と感謝を申し上げる次第であります。 Angry: 0.464 Disgust: 0.363 Fear: 0.412 Happy: 0.584 Sad: 0.507 Surprise: 0.430
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00:24:09 ~ 00:25:10 繁本分科員
それでは、限られた時間でありますので、順次説明をさせていただきます。まず初めは、異常気象時におけるトラック輸送のあり方についてであります。近年、毎年のように記録的な大雨や暴風雨を伴う台風の接近、上陸が当たり前になってきました。最近では、気象予測も相当精度が上がってきまして、何日か前からその進路あるいは勢力、こういったものが正確に予測されるようになっております。こういったもと、例えば鉄道においては、数日前から計画運休の実施、これは定着してきました。高速道路においても、あらかじめ通行どめにするということも実施され始めております。こういった異常気象時における旅客とあるいは貨物の安全を守っていくために、これから物流の分野においてもこういった取組を広げていくべきではなかろうかといった観点で、きょうは質問させてもらいます。 Angry: 0.321 Disgust: 0.296 Fear: 0.566 Happy: 0.648 Sad: 0.406 Surprise: 0.575
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00:25:10 ~ 00:26:15 繁本分科員
実際、暴風雨が来たときに、トラックが横転したり、あるいは荷物が散らかって、そんな状況が報道でもあるわけでありますが、何よりもトラックドライバーの命が安全であります。貨物の安全も大事であります。当然のこととして、トラック運送事業者の皆さんは、異常気象時において輸送の安全確保に支障があるなと思ったときには、輸送の中止も含めた必要な措置を講じなければならないこととなっております。こういった中、先月、国土交通省におかれましては、異常気象時におけますトラック輸送のあり方について一定の目安を設定するべく通達案をつくってパブコメをやっている、こう承知しているわけであります。さて、この通達案は、台風等により一定の雨量でありますとかあるいは風速を超えた場合の輸送目安を示しておりますが、どうも、これを見ていると、事業者さんにちょっとお任せしているなという印象を正直受けるところであります。 Angry: 0.466 Disgust: 0.315 Fear: 0.580 Happy: 0.562 Sad: 0.328 Surprise: 0.578
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00:26:15 ~ 00:27:04 繁本分科員
実際、そのパブコメ、これはA4で表裏一枚でありますが、見ていたら、行政処分、事業者に対する行政処分についてまで言及されているわけですよね。これはこれから大きな一つの指針になるとは思うんですが、通達を出して目安をつくっても、業者の判断だけに任せておくと十分ではないんじゃないかなという気がいたします。例えば、繁本運送は、いや、ドライバーの命は安全だ、我が社のトラックをとめようと思っても、隣に秋山運送があって、いや、我が社は頑張るぞといったときには平仄がとれないし、例えば、京都において、みんなでチームワークでトラックのドライバーを大事にしようね、運送を中止しようと例えば決めたにしても、隣の大阪からトラックが入って荷物を運ぶということもあるわけですよね。 Angry: 0.394 Disgust: 0.241 Fear: 0.545 Happy: 0.634 Sad: 0.338 Surprise: 0.623
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00:27:04 ~ 00:28:07 繁本分科員
こういうことを考えていきますと、判断の目安を国交省が示したことには大きな意味があるのでありますが、輸送の安全確保を図る上ではまだまだ十分ではないんじゃないかな、検討の余地があるのではないかなと思います。異常気象時に見舞われた場合に、国土交通省がある一定の何らかの判断を示して、そして世の中にアナウンスすることによって、エリアとして輸送の安全を確保するといったことも考えられると思うんです。こういった国交省が事前の計画的な運行の中止を、判断を示すといったことも含めて、ある一定の御判断を下す必要もあるのではなかろうかと思いますが、お考えをお聞きいたします。もう一点。この通達案、あるわけでありますが、荷主の強力な要請を受けて、きょうは天気が悪いんだけれども荷物を運んでくれないかと言われた場合において、なかなかトラック運送事業者は断れないこともありますね。 Angry: 0.590 Disgust: 0.270 Fear: 0.477 Happy: 0.519 Sad: 0.394 Surprise: 0.513
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00:28:07 ~ 00:28:39 繁本分科員
こういった場合に、荷主のあり方ということも問われるべきだと思います。ちょうど貨物自動車運送事業法が改正されまして、荷主に対する国土交通大臣の権限も強化されたわけでありますけれども、この荷主さんのあり方について、国交省がどう働きかけるかということも含めて、お考えをお聞きいたします。 Angry: 0.659 Disgust: 0.339 Fear: 0.448 Happy: 0.548 Sad: 0.384 Surprise: 0.409
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00:28:39 ~ 00:29:03 一見政府参考人
お答え申し上げます。一昨年関西を襲いました台風二十一号、これは関空連絡橋にタンカーが衝突した台風でございますけれども、そのとき、トラックが横転するといったようなショッキングな映像も委員御指摘のように流れております。輸送の安全を確保することが困難な状況のもとで、取引上の立場が強い荷主に輸送を強要されたものもあると聞いております。 Angry: 0.401 Disgust: 0.301 Fear: 0.603 Happy: 0.493 Sad: 0.390 Surprise: 0.600
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00:29:03 ~ 00:30:03 一見政府参考人
台風を理由とします事故につきましては、平成三十年度に七十八件、それから令和元年度十一件、生じております。このため、国交省では、委員御指摘のように、異常気象時において運送事業者が輸送を中止することが可能となるような輸送可否の判断を行うための目安、これは気象庁が出しております目安に準じたガイドラインでございますけれども、これを策定することについて検討しておるところでございます。これをガイドラインとする理由でございますが、一律で行うことがいいのかどうか、気象状況は刻々と変わるところでもございます、また緊急性がある物資を輸送することもございます。したがいまして、まずはガイドラインということで考えておりますけれども、委員御指摘もいただきましたので、具体的な事例について対応していく中で、必要に応じて一定エリアでの対応というものも検討する必要があろうかというふうに考えてございます。 Angry: 0.323 Disgust: 0.279 Fear: 0.500 Happy: 0.650 Sad: 0.444 Surprise: 0.520
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00:30:03 ~ 00:30:53 一見政府参考人
実際に、船、海上保安庁においては、走錨を禁止する一定区域を定めております。トラックでもそういうことができる可能性がありますが、まずはガイドラインという形でスタートをさせていただきたいと思っております。更に申し上げますと、確かに危険な場合、危険な状況で輸送した場合には、貨物自動車運送事業法に違反する場合がございます。したがって、事業者は罰則が科されますけれども、これも委員御指摘のように、一昨年の十二月に議員立法で成立をしていただいて公布されました貨物自動車運送事業法の一部改正、これに基づきまして、荷主に対する強力な指導、あるいは、場合によって勧告、公表ということもできるようになってございます。国交大臣の権限でございますので、こうしたことも考えてまいりたいと思います。 Angry: 0.452 Disgust: 0.243 Fear: 0.533 Happy: 0.573 Sad: 0.389 Surprise: 0.551
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00:30:53 ~ 00:31:24 繁本分科員
前向きな御答弁、ありがとうございました。今の御答弁の中で、その一定のエリアの中でというところが非常に大事で、鉄道であればネットワークになって運行事業者が一元的に管理できるんですが、トラックの場合は道路でありますから、高速もあれば、国道もあれば、市街の道もあれば、使う方も、貨物だけじゃなくて一般の自動車もあって、非常に一定のエリアの中での規制のあり方は難しいと思うんですが、非常に重要なことでありますので、前に進めていただきたいと思います。 Angry: 0.240 Disgust: 0.201 Fear: 0.373 Happy: 0.853 Sad: 0.465 Surprise: 0.566
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00:31:24 ~ 00:32:19 繁本分科員
さて、続きます。同じく災害関連になりますが、民有地が、その土地が災害によって被害を受けた場合の話でありますが、近年災害が続いていることはもう先ほど述べましたけれども、個人や法人が有する民間のストックが災害で損害を受けた場合、これは当然のことながら公共事業で復旧するわけにはいかないですね。では、民間がどうやってその災害に備えるかといったら、実際、自分で地震保険やあるいは風水害保険に入って、災害に備えて保険でカバーするということが自衛手段として考えられるわけでありますが、実際、保険、私もさまざま調べてみたんですけれども、建物やその中にある財産については保険でカバーできるんですが、土地についてはカバーしている保険はございません。 Angry: 0.565 Disgust: 0.386 Fear: 0.576 Happy: 0.436 Sad: 0.356 Surprise: 0.450
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00:32:19 ~ 00:33:02 繁本分科員
こういった土地について着目したら、老朽化した大規模の盛土造成地もあれば、あるいは臨海部における埋立地もあれば、ため池を埋め立てたといったところがあって、そういったところにおいては、これからきつい雨が降った場合に滑るとか、あるいは地震が起きた場合に液状化する、これは一旦起きたらとても個人ではカバーし切れないような大規模な損害になりますから、何らかの手当てを考えていかなければならないと思っておるんです。実際、私の選挙区でも、一昨年の九月に、台風で民地が滑って、擁壁が崩れて、崩れた土砂が民間の家に土砂とともにどっと流れて、リビングの窓ガラスを割って家に入ってくる。 Angry: 0.467 Disgust: 0.237 Fear: 0.694 Happy: 0.229 Sad: 0.480 Surprise: 0.531
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00:33:02 ~ 00:33:35 繁本分科員
どちらも民地なんですよ。全然公共では手当てができません。市役所がブルーシートを一枚持っていって終わりなんです。こういったことへの備えを考えていくわけでありますが、国交省として、民間の宅地であっても、自然の災害に対する脆弱性を調査又は評価し、そして被害軽減、事前防災をやっていかなければならないと思うんですけれども、取組状況についてお聞かせください。 Angry: 0.614 Disgust: 0.456 Fear: 0.489 Happy: 0.375 Sad: 0.569 Surprise: 0.378
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00:33:35 ~ 00:34:09 北村政府参考人
お答え申し上げます。造成宅地の滑動崩落、液状化の被害軽減対策を行うためには、こういった大規模な盛土造成地や液状化をする可能性のある土地についてマップを作成、公表し、次に、該当する土地について地盤調査等により安全性を確認し、さらに、必要なものについて対策工事をするという取組が必要でございます。国土交通省におきましては、これまでも、地方公共団体に対しまして、これらのマップの作成、公表などの宅地耐震化に取り組むよう要請するほか、必要な調査費について支援を申し上げているところでございます。 Angry: 0.458 Disgust: 0.445 Fear: 0.582 Happy: 0.556 Sad: 0.356 Surprise: 0.473
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00:34:09 ~ 00:35:06 北村政府参考人
この大規模盛土造成マップにつきましては、現在、全ての市町村で、令和元年度までに作成、公表できるようにということで取り組んでございます。昨年の九月時点で、全国で三万カ所を超える大規模盛土造成地が確認されてございます。さらに、古い年代の盛土ほど大きく被害を受ける傾向にございますので、この盛土がいつ造成されたか、造成年代調査ということを行っておりますが、これについても令和二年度までに完了させる予定でございます。さらに、液状化のハザードマップにつきましても、同じく令和二年度末までに全国を対象に公表する旨検討してございます。これらと並行しまして、現実に、既に擁壁にひび割れが起こっているというような危険な盛土につきましては、現在も市町村が行う対策工事に支援を行っているところでございます。国土交通省といたしましては、引き続き、地方公共団体をしっかりと支援して、宅地の安全性確保に努めてまいりたいと存じます。 Angry: 0.282 Disgust: 0.274 Fear: 0.492 Happy: 0.750 Sad: 0.372 Surprise: 0.624
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00:35:06 ~ 00:36:23 繁本分科員
取組状況の御説明、ありがとうございました。約三万件についてマッピングが終わろうとしている、液状化についてはこれからだというお話でありますが。この相当な件数の宅地全てについて、市町村は、現地踏査と優先度をつけるための調査を行って、その次の段階として安全性を評価するための詳細な調査ということになってくるわけでありますが、これを計画的にしっかりと行っていく必要があると思います。そして、本当に必要な部分については、今御説明あったとおり対策工事をやっていくということでありますけれども、この一連の現地踏査、そして簡易な地盤調査も含めて調査を進めていくに当たって、今、私、優先順位をつけるというふうに申し上げたんですが、例えば、繁本さんのお宅は、あるいは繁本さんの家がある大規模造成地については、これは優先度Aランクだ、あるいはBランクだ、Cランクだというふうに優先順位がつけられると思うんですが、例えば、我が家がある盛土がAかBかCかとわかるだけでも、相当国民に対しては安心感をお届けすることができるし、あるいは、優先度が高ければ何らかの備えをしなければならないんだなという心構えにもなってくるかと思うんですよ。 Angry: 0.384 Disgust: 0.322 Fear: 0.489 Happy: 0.651 Sad: 0.410 Surprise: 0.537
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00:36:23 ~ 00:36:54 繁本分科員
市町村の事業として、これから優先度調査を詳細に計画的にやっていくわけでありますが、市町村と地域とがこの調査を進めていくに当たって、優先度を見える化するだけでも十分今申し上げた効果があると思いますので、この点のコミュニケーションをしっかり図っていただくように御指導していただきたいと思うわけでありますが、いかがでございましょうか。 Angry: 0.279 Disgust: 0.337 Fear: 0.478 Happy: 0.661 Sad: 0.565 Surprise: 0.479
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00:36:54 ~ 00:37:04 北村政府参考人
お答え申し上げます。委員御指摘のとおり、宅地耐震化につきましては、個人の宅地における地盤調査等をするということでございますので、住民の方々の御協力、御理解が大変必要でございます。 Angry: 0.371 Disgust: 0.372 Fear: 0.581 Happy: 0.537 Sad: 0.495 Surprise: 0.526
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00:37:04 ~ 00:38:08 北村政府参考人
このため、住民の方々に不安や誤解を与えないよう、マップの意味、地盤調査の計画、実施状況、それから予定、経過、調査結果とか、こういった情報を丁寧に提供していくことが大変必要だと考えてございます。国といたしましても、これまでも、平成二十七年五月に大規模盛土造成地の滑動崩落対策推進ガイドラインというものをまとめまして、住民への理解と協力を得ながら進めるために、今申し上げた事項につきまして、事業の各段階、すなわちマップの公表、地盤調査の計画作成する段階、また地盤調査、また調査結果の終了時点、それぞれの段階でわかりやすく住民に説明することを定めてございます。今後、委員御指摘のとおり、だんだんと段階が、安全性の把握調査が本格的に進む段階になってございますので、再度、地方公共団体にこのガイドラインを周知するとともに、住民の方々について、情報の内容、情報提供の方法等について、事例等を交えたきめ細やかな周知をしていくということを行ってまいりたいと考えてございます。 Angry: 0.341 Disgust: 0.185 Fear: 0.531 Happy: 0.679 Sad: 0.372 Surprise: 0.613
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00:38:15 ~ 00:39:19 繁本分科員
ガイドラインもつくっていただいて、それに沿って市町村がコミュニケーションを図っていくわけでありますが、当然、優先順位がついたら、危険な判定がつきそうな土地については、価格もこれは影響してきますから、市町村によっては、一般論で申し上げますが、これは余り公表したがらないということも考えられるわけでありまして、上手に丁寧な説明をするとともに、そういった影響も踏まえながら前に進めていただきたい。そして、もう一つ私がきょう言いたいのは、実は、災害を想定した、官民問わず、アセットマネジメントというものは我が国でやったためしがありません。去年の一月に、京都大学の前土木学会の会長であります小林潔司先生とも正月一番でこの話をしたわけでありますけれども、ようやく平時における公共のアセットマネジメントも定着し、民間もこれに取り組んできたところでありますが、災害を想定して、自然災害に対する脆弱性を見た上でのアセットマネジメントというのは、これは誰もやったことがないんですよ、実は。 Angry: 0.376 Disgust: 0.264 Fear: 0.603 Happy: 0.521 Sad: 0.407 Surprise: 0.555
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00:39:19 ~ 00:40:03 繁本分科員
国土交通省は、実はすごく先駆けた国民の安全、安心のためのすばらしい政策をやってもらっているわけでありまして、ぜひ、時間がかかり、手間暇もかかりますが、丁寧にやっていただきたいと思います。また、液状化はこれからが本格化ですよね、令和二年度に全部調査が終わりますから、これも着実に進めていただきたいと思います。さて、次に移ります。これもまた災害に関係してくるんですが、空き家の問題であります。空き家特措法ができてちょうど見直しの五年がたとうとしているんですが、ここできょう御紹介したいのは京都特有の問題でありまして、いわゆる長屋であったり共同住宅なんですよね。 Angry: 0.417 Disgust: 0.286 Fear: 0.454 Happy: 0.593 Sad: 0.522 Surprise: 0.505
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00:40:03 ~ 00:41:14 繁本分科員
政府はもう既に御承知のとおりでありますが、長屋の一部あるいは共同住宅の一部が空き家になってしまった。実は、私の選挙区でも先日ありました。誰が住んでいるかわからない、市役所に言っても警察に言っても、住民を調べて話をさせてほしいというその空き家の隣人からの切なる相談を受けて、私も手を尽くしたんですが、なかなか見つからない。やっと見つかったんですけれどもね。そういった状況になった場合に、ネズミは出るわツタは絡むわ、建築物としての安全性はどうだこうだということですが、今回、空き家特措法、これは長屋の一部は対象になっていないんですよね。そういったことで非常に問題になっております。京都では通報されたもののうち約三割が空き家というふうに報告もされていますし、京都市は京都市で、条例をつくって指導をしっかりやっていく、そして来年度からは、固定資産税等の減額をするかしないかという住宅特例の制度をうまく活用して、これを更に前に進めようとしているわけでありますが、やはり特措法の対象になっていないということで、その取組には限度があります。 Angry: 0.445 Disgust: 0.282 Fear: 0.501 Happy: 0.476 Sad: 0.531 Surprise: 0.518
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00:41:14 ~ 00:41:56 繁本分科員
法律で定めることのできる過料の量と条例で定めることのできる過料の量は違いがありますから、なかなかこういった制度を使っても強力に空き家対策が進まないという、実際、自治体の御苦労も聞いているところであります。私としては、ちょうど五年で見直しの時期が来ているわけでありますから、長屋であったり共同住宅の一部であっても特措法の対象にしてほしいという思いがあります。さて、ちょうど五年たったので、ここで一旦、空き家特措法の成果そして課題についてお聞かせいただきたいと思います。 Angry: 0.394 Disgust: 0.297 Fear: 0.464 Happy: 0.548 Sad: 0.531 Surprise: 0.500
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00:42:01 ~ 00:43:01 眞鍋政府参考人
御指摘いただいたように、ことしの五月でちょうど全面施行から五年の節目を迎えます空き家特措法でございますけれども、昨年の三月末時点までの成果を申し上げますと、空家等対策計画をまとめている市区町村が全市区町村の六割となる千五十一に及んでおります。また、周辺に悪影響を及ぼす空き家等、これは特定空き家等というふうに定義しておりますが、それに対する市区町村の措置といたしまして、助言指導をしたものが一万六千件、勧告が九百二十二件、命令が百十一件、代執行が百六十五件となってございます。また、空き家対策に取り組む地方公共団体等によりまして、情報の共有や協議、検討を行う推進協議会というものが組織されておりまして、既に四十七都道府県と千十二の市区町村が御参加いただき、ここで空き家対策のノウハウや課題の収集あるいは共有化というものを図っております。 Angry: 0.371 Disgust: 0.309 Fear: 0.470 Happy: 0.787 Sad: 0.291 Surprise: 0.580
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00:43:01 ~ 00:44:23 眞鍋政府参考人
この協議会の中で、あるいは個々の市区町村から、私どもはいろいろな形で空き家対策をする上での課題を聞き取りをしておりますが、今御指摘いただいたような、一部が空き家になった長屋や共同住宅への対応、それから代執行の事務のノウハウの不足や費用回収の困難さ、職員のマンパワー不足、あるいは特定空き家等になる前の段階で何か手が打てないかというような課題が全国的な規模であるということを把握してございます。私ども国土交通省では、補助金の活用によりまして、必ずしも空き家特措法の対象にはならない長屋や共同住宅の一部が空き家になっているものについて、その解体をしたり用途変更をしたりというような、そういう工事費についての費用の支援をしておりますし、また、法律、建築、不動産の専門家を活用した先導的な相談業務、そうしたものへの支援もしているところでございます。今御指摘いただいたように、ことし五月に施行後五年の節目を迎える空き家特措法でございますが、この法律の附則の規定に基づいて、法律の施行の状況を勘案し、必要があるときは法律の規定について検討を行うというふうにされてございますので、今後とも、全国協議会あるいは市区町村を通じて地域の課題をよく把握いたしまして、検討を進めてまいりたいと考えてございます。 Angry: 0.424 Disgust: 0.254 Fear: 0.522 Happy: 0.606 Sad: 0.394 Surprise: 0.522
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00:44:23 ~ 00:45:03 繁本分科員
御答弁ありがとうございました。きょうは、政府のこの空き家特措法が五年たった今の成果と課題を聞かせてもらったんですけれども、これはもともと議員立法でつくった法律でありますから、政府は着実に今取組を進めていただいているようでありますが、この見直しに当たっては、我々議員立法した立法府においてもその責任があると思いますので、その議員の一員として私も頑張ってまいりたいと思いますので、御指導よろしくお願い申し上げます。さて、バリアフリーについてであります。私の選挙区の京都市東山区でありますが、東福寺地区という地区があって、京阪の鳥羽街道駅があるんですね。 Angry: 0.468 Disgust: 0.283 Fear: 0.349 Happy: 0.805 Sad: 0.319 Surprise: 0.540
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00:45:03 ~ 00:46:01 繁本分科員
ここで、地域の住民や、あるいは京都市、京阪電鉄、その他の関係機関が共同して、バリアフリー移動等円滑化基本構想という地域の夢を昨年つくりまして、この構想に基づいてそれぞれ役割を果たしております。市は、今、このバリアフリーの構想に基づいて、東福寺地区の道路の整備をしっかりやっているところでありますし、これによって全ての人にとって移動しやすいまちづくりをやりたいということで、病院やあるいは老人福祉施設、郵便局、神社仏閣、教育関係機関あるいは駅、さまざま、相互に移動しやすい環境づくりに頑張っているところなんですね。ハードの整備のみならず、心のバリアフリーであるとかあるいは情報のバリアフリーということで、重層的にバリアフリーを、東福寺、月輪学区という学区がありますが、ここを挙げて今取り組んでいるところであります。 Angry: 0.262 Disgust: 0.215 Fear: 0.460 Happy: 0.831 Sad: 0.333 Surprise: 0.692
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00:46:01 ~ 00:46:30 繁本分科員
道路については、計画は四路線あるんですが、もう三つ終わって、あと最後の一路線という段階に入ってきていますし、あと期待をしているのは京阪の鳥羽街道駅のバリアフリーだけなんです。実は去年、予算要求を上げたんですが、予算がつかなかったんですね。何としても来年度の予算においてはつけてほしいんですが、国交省の御見解をお聞かせください。お願いします。 Angry: 0.403 Disgust: 0.243 Fear: 0.452 Happy: 0.574 Sad: 0.578 Surprise: 0.508
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00:46:30 ~ 00:47:00 水嶋(智)政府参考人
お答えを申し上げます。委員御指摘のとおり、鉄道駅のバリアフリー化については大変重要な課題であると認識しておりまして、バリアフリー法の基本方針及び交通政策基本計画において、二〇二〇年度までに、一日当たりの利用者数が三千人以上の駅について、原則全てバリアフリー化を達成する目標が定められておるところでございます。二〇一八年度末時点の達成状況は約九〇%となっているところでございます。 Angry: 0.459 Disgust: 0.493 Fear: 0.541 Happy: 0.599 Sad: 0.377 Surprise: 0.495
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00:47:00 ~ 00:47:35 水嶋(智)政府参考人
御指摘の鳥羽街道駅でございますが、二〇一八年度の実績では一日当たりの利用者数が三千百五人ということでございまして、鉄道事業者から、スロープと多機能トイレの整備によるバリアフリー化に向けて、来年度予算の補助要望をいただいているところでございます。国土交通省といたしましては、委員の御指摘も踏まえまして、バリアフリー化の目標達成に向け、予算の範囲内で可能な限り必要な対応ができるように取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 Angry: 0.357 Disgust: 0.297 Fear: 0.487 Happy: 0.736 Sad: 0.344 Surprise: 0.592
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00:47:35 ~ 00:48:10 繁本分科員
ありがとうございました。府市協調と国が連携して進めておりますので、よろしくお願い申し上げます。さて、時間が迫ってまいりましたが、雨庭について質問したいと思います。実は、昨年の臨時国会、衆議院の環境委員会で、秋本先生にもお世話になりましたが、水循環を健全なものとして取り戻していこう、あるいは雨水浸水対策を一段前に進めようということで、大きな公共工事でつくるダムに加えて、市民運動としてできる雨庭、レインガーデンというものについて御紹介をさせていただきました。 Angry: 0.297 Disgust: 0.226 Fear: 0.372 Happy: 0.800 Sad: 0.531 Surprise: 0.492
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00:48:10 ~ 00:48:48 繁本分科員
雨庭は、小規模ながら、道路、公園あるいは神社仏閣、農地、森林、学校、集合マンション、いろいろなところでつくっていくことができて、国民運動として展開していただきたいという強い思いのもとに、省庁の中に連絡会議をつくって、雨庭の機能とはどういうものかとか、あるいは、どうやったら技術的な課題を乗り越えながら進めることができるか検討してほしいということをお願い申し上げましたが、現在の政府の取組状況について、御説明をお願い申し上げます。 Angry: 0.581 Disgust: 0.055 Fear: 0.401 Happy: 0.431 Sad: 0.537 Surprise: 0.567
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00:48:48 ~ 00:49:14 溝口政府参考人
お答え申し上げます。気候変動の影響などによって水災害が頻発化、激甚化するとともに、危機的な渇水リスクの高まりが懸念される中で、健全な水循環の維持、回復や災害リスクの軽減などのため、流域で雨水を貯留させたり浸透させたりする取組、こういったことを推進することは、政府としても重要であると考えてございます。 Angry: 0.510 Disgust: 0.409 Fear: 0.575 Happy: 0.481 Sad: 0.389 Surprise: 0.484
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00:49:14 ~ 00:50:00 溝口政府参考人
委員御指摘の、雨庭を含みます雨水を貯留浸透させる施設は、公共、民間を問わず、また、さまざまな施設や場所に設置できる可能性がありますことから、多岐にわたる関係者で情報を共有した上で取組を推進することが必要であると考えてございます。このため、雨水を貯留浸透させる取組に関しまして、取組事例、支援制度、課題や普及啓発方策などについて、関係省庁が情報共有や意見交換を行い、取組の促進を図ることを目的といたしまして、内閣官房水循環政策本部事務局が事務局を務める関係省庁による連絡会を本年一月に設置したところでございます。 Angry: 0.601 Disgust: 0.167 Fear: 0.433 Happy: 0.641 Sad: 0.285 Surprise: 0.544
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00:50:00 ~ 00:50:15 溝口政府参考人
第一回目の連絡会では、関係省庁の取組事例を共有したところでありまして、今後とも、関係省庁間で連絡調整を行いながら、雨水を貯留浸透させる取組を促進したいと考えてございます。 Angry: 0.466 Disgust: 0.174 Fear: 0.353 Happy: 0.761 Sad: 0.439 Surprise: 0.538
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00:50:15 ~ 00:50:30 繁本分科員
ありがとうございました。令和二年度においては、東山区の六原、中京区の堀川高校前、右京区の西大路四条の三カ所において市も計画しておるところでありますので、社会資本整備交付金を活用しての御支援、よろしくお願いを申し上げて、質問を終わります。ありがとうございました。 Angry: 0.365 Disgust: 0.312 Fear: 0.323 Happy: 0.848 Sad: 0.494 Surprise: 0.473
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00:51:11 ~ 00:52:20 古川(康)分科員
古川康でございます。災害に関すること、地域における事業に関すること、大きくこの二つの点についてお尋ねをさせていただきます。まず、一点目であります。災害時における公共工事の発注に関するお尋ねであります。佐賀県は、おととし、そして昨年と、豪雨を始めとする災害に見舞われました。この災害からの復旧事業が国土交通省御当局の御配慮によって着実に予算化され、進められてきているところでございまして、心から感謝を申し上げる次第でございます。一方で、地元でお話をお伺いしますと、住民の方々が一日も早い復旧を心待ちにしておられるにもかかわらず、いわゆる不調、不落というものが多く、なかなか復旧や復興が進んでいないという声を耳にするところでございます。 Angry: 0.452 Disgust: 0.340 Fear: 0.541 Happy: 0.520 Sad: 0.421 Surprise: 0.548
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00:52:20 ~ 00:52:47 古川(康)分科員
そこで、お尋ねをいたします。災害復旧事業に関して不調、不落のケースが発生しているということについて、国そして地方公共団体における状況を国土交通省としてどのように認識をしていらっしゃいますでしょうか。 Angry: 0.404 Disgust: 0.262 Fear: 0.486 Happy: 0.557 Sad: 0.477 Surprise: 0.492
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00:52:47 ~ 00:53:08 東川政府参考人
お答え申し上げます。一般的に、災害発生後は、通常工事に加えまして災害復旧工事が必要となり、工事量の増加に伴う労働力や資機材の需給の逼迫などによりまして不調、不落が発生しやすくなる傾向があると考えております。 Angry: 0.455 Disgust: 0.468 Fear: 0.561 Happy: 0.505 Sad: 0.410 Surprise: 0.482
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00:53:08 ~ 00:53:51 東川政府参考人
このことが原因とは必ずしも言い切れませんが、例えば、委員御指摘の佐賀県におきましては、昨年八月豪雨などの災害が発生しておりまして、不調、不落の発生率を見ますと、国土交通省直轄工事におきましては、本年度四月から十二月で約一三%、前年同期比約二%の増加となっております。また、佐賀県の発注工事におきましては、同時期で約二〇%、前年同期比約八%の増加となっているところでございます。 Angry: 0.486 Disgust: 0.322 Fear: 0.546 Happy: 0.531 Sad: 0.325 Surprise: 0.542
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00:53:51 ~ 00:54:06 古川(康)分科員
ありがとうございました。国発注工事で二%の増、佐賀県発注工事で八%、パーセントというのはポイントということかと思いますが、こうした増加が見られるということでございました。 Angry: 0.287 Disgust: 0.290 Fear: 0.310 Happy: 0.890 Sad: 0.443 Surprise: 0.545
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00:54:06 ~ 00:55:04 古川(康)分科員
肌感覚からすると、余り被害の多くなかった地域における土木事務所における発注はさほど違いがないにしても、非常に被害の多かったところでは、もっと不調、不落が実際には出ているというような印象を受けております。国と佐賀県発注の工事を比べますと、さらには、これに市町の発注というものを比較すると、恐らくでありますけれども、国の方が低く、県の方が高く、さらには、ひょっとすると市町の不調、不落の率はもっと高くなっているのかもしれません。国は余り不調、不落が出ていないわけでありますが、国はどのような工夫をして、この不調や不落が発生しないように凝らされているのでありましょうか。 Angry: 0.379 Disgust: 0.287 Fear: 0.710 Happy: 0.317 Sad: 0.463 Surprise: 0.573
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00:55:04 ~ 00:56:03 東川政府参考人
お答え申し上げます。国土交通省直轄工事におきましては、災害発生直後に行う応急復旧工事におきまして、概算数量による発注や随意契約の締結などにより、迅速、円滑な対応を行っているところでございます。また、応急復旧後の本格的な復旧工事におきましても、見積り徴収などによる適切な予定価格の設定、遠隔地からの労働者確保に要する交通費等の計上、現場の技術者を幅広く活用するための技術者の実績要件の緩和など、多岐にわたる施策を講じているところでございます。直轄工事において従来から実施してきたこれらの措置につきましては、昨年六月に成立いたしました改正公共工事品質確保法及び同法に基づき策定された発注関係事務の運用に関する指針におきまして位置づけられたところでございます。 Angry: 0.493 Disgust: 0.370 Fear: 0.503 Happy: 0.666 Sad: 0.303 Surprise: 0.539
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00:56:17 ~ 00:57:24 古川(康)分科員
ありがとうございました。この応急復旧工事、さらにはその後の本格的な復旧工事に関しても、それぞれ、さまざまな工夫が凝らされているということがわかりました。それで、思いますのは、このように今、国が直轄工事において取り組まれているようなさまざまな工夫や制度、見積りの徴取とか、そういった現場での対応、こうしたものが地方公共団体の現場では国ほど使われていないのではないかと考えるわけであります。せっかく、品確法の改正やそれに基づく指針によって、災害時においてはとにかく仕事をきちんとしていただけるように、そして、赤字でやるというのじゃなくて、それなりにきちんと収益が得られるような格好での制度をつくっていただいているにもかかわらず、それが知られていない、使われていないというのであれば、幾ら我々が、やっています、やりましたといっても、なかなか実感が湧いてこない。 Angry: 0.415 Disgust: 0.307 Fear: 0.471 Happy: 0.641 Sad: 0.449 Surprise: 0.504
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00:57:40 ~ 00:58:09 青木政府参考人
お答えいたします。御指摘のように、災害の復旧復興工事につきましては、さらなる被害拡大の防止でありますとか、あるいは一日も早い生活再建のためということで、早急に着手して、そして円滑に執行していく、これが大変重要なのでございますが、お話ございましたように、市町村を含めまして地方公共団体には、マンパワーの問題、あるいは、やや経験が不足している、こういった課題もあろうかと存じております。 Angry: 0.256 Disgust: 0.286 Fear: 0.487 Happy: 0.682 Sad: 0.458 Surprise: 0.608
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00:58:09 ~ 00:59:19 青木政府参考人
こういったことも踏まえまして、国と地方公共団体が一体として取組を進める、これが大変重要になってまいります。そこで、改正品確法に基づく基本方針、これを昨年十月に改正をいたしました。また、地方公共団体も含めた発注者の共通のルールといたしまして、運用指針も一月末に改正をいたしまして、例えば、緊急性に応じまして随意契約を活用することでございますとか、あるいは見積りを積極的に活用していくといった災害時の対応、こういったことを内容として充実させたところでございます。また、こういった内容につきまして、入札契約適正化法に基づきまして、総務省と連名で地方公共団体に対しまして要請を行いますとともに、現場で近いところということで、改正品確法の説明会、あるいは地域ブロックごとの担当者の会議でございますとか、あるいは全ての地方公共団体が参画をされます地域発注者協議会などの場を通じて直接の働きかけをいたしましたり、あるいは相談、あるいは助言といった対応もさせていただいているところであります。 Angry: 0.513 Disgust: 0.340 Fear: 0.428 Happy: 0.700 Sad: 0.353 Surprise: 0.452
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00:59:19 ~ 01:00:01 青木政府参考人
また、昨年の一連の豪雨災害を受けまして、円滑な入札契約手続等について通知をいたしました。これは、発注者である地方公共団体はもちろんなんですが、現場でやりとりをする事業者団体の方にも通知をさせていただく、こういった工夫も凝らしたところです。また、先般、補正予算が成立いたしましたときに、円滑な施工確保について改めて通知をさせていただくなど、さまざまな場面で工夫を凝らしながら周知徹底を図っているところでございます。今後の事業執行の状況は、これを私ども注視をしながら、地方公共団体が、今申し上げましたようないろいろな取組を実施する上での課題の把握に努めまして、適切に対応してまいりたいと存じております。 Angry: 0.431 Disgust: 0.266 Fear: 0.497 Happy: 0.649 Sad: 0.397 Surprise: 0.543
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01:00:08 ~ 01:01:07 古川(康)分科員
ありがとうございました。地方公共団体の現場にさまざまな機会をつくって、浸透させるべく御努力をしていただいている、そういう様子が伝わってまいりました。地方公共団体の現場におりますと、いわゆる土木の公共工事の部局、それと実際に予算を組んでいく財務関係当局、この二つに、しっかり両方とも情報が伝わるようにしていかなければならないということを感じております。こうしたことについてもお取組をいただいているようでありますけれども、さらなる工夫をお願いいたしまして、せっかくつくっている制度でありますから、それを事業者の方、関係の業者の方々が実感していただけるようなお取組を引き続きお願い申し上げたいと思います。さて、次が、地域における事業の令和二年度に向けての動きについてでございます。 Angry: 0.391 Disgust: 0.273 Fear: 0.387 Happy: 0.716 Sad: 0.510 Surprise: 0.488
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01:01:07 ~ 01:02:05 古川(康)分科員
まず一点目が、激特一年目の六角川緊急治水対策プロジェクトについてでございます。昨年の佐賀豪雨、三十年ぶりの大きな被害をもたらしました。二度と同じ災害を繰り返さないという強い決意のもとに、激特に指定をしていただきました。本当にありがとうございます。四百十八億円という巨費を投じていただき、安心して暮らすことができる地域にしていく。関係地域の住民の皆様方も本当に期待をしておられるところでございます。そこで、お尋ねをいたします。まず、この六角川プロジェクトについて、全体としてどのようなことを実現しようとされているのでありましょうか。また、一年目の令和元年度、どのようなことに取り組んでおられるのでありましょうか。 Angry: 0.343 Disgust: 0.304 Fear: 0.463 Happy: 0.664 Sad: 0.439 Surprise: 0.588
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01:02:18 ~ 01:03:12 佐々木(紀)大臣政務官
古川委員には、発災以来、この六角川の復旧復興に精力的にお取組いただいておりますことを改めて敬意を表したいというふうに思いますし、国会でも幾度と質問もいただいております。また私も、昨年十月二十八日、現地を視察してまいりまして、改めてその被害の大きさを実感させていただいたところでもございます。被災された方々に改めてお見舞いを申し上げたいというふうに思います。この六角川の洪水被害に対しては、国、佐賀県、関係市町村が連携して、ハード、ソフト一体となった総合対策を講じなければいけないということで、六角川水系防災・減災協議会を組織いたしまして、昨年十二月二十日に六角川水系緊急治水対策プロジェクトを取りまとめたわけでございます。 Angry: 0.288 Disgust: 0.188 Fear: 0.420 Happy: 0.700 Sad: 0.551 Surprise: 0.559
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01:03:12 ~ 01:04:02 佐々木(紀)大臣政務官
そのプロジェクトの内容でございますけれども、大きく言うと三つに分けられておりまして、一つは河川における対策、二つ目は流域に対する対策、そして三つ目がまちづくり、ソフト施策ということで、おおむね五年間で、逃げおくれゼロ、社会経済被害の最小化を目指して取り組んでいこうということでございます。特に、河川における対策については四百十八億円の予算ということで取り組んでいくわけでございますけれども、今年度は事業費約四十三億円を計上しておりまして、小城市等において河道掘削に着手するとともに、遊水地整備の着手に向けた調査設計や地元説明会を開催しているところでもございます。 Angry: 0.282 Disgust: 0.184 Fear: 0.497 Happy: 0.777 Sad: 0.306 Surprise: 0.669
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01:04:14 ~ 01:05:23 古川(康)分科員
ありがとうございました。本当に関係住民、いろいろ難しい点もございますが、しっかりそれを乗り越えて、これだけの期待に応えてまいりたいと強く願うところでございます。ありがとうございます。小城市に砥川地区という地区があります。ここも以前から、豪雨のたびに浸水をする地区でございました。そして、今回の災害を契機に、この砥川地区の内水解析の実施と内水対策の推進を求められています。具体的に何をするというよりは、一体、なぜ雨が降るたびにここがつかってしまうのか、その分析なしには効果的な対策が講じられないだろうということで、果たして河道掘削が必要なのか、それともポンプの能力の話なのか、こうしたところについてもぜひ国の力で解析をしていただきたいと強く訴えられているところでありますが、これについてはいかがお考えでありましょうか。 Angry: 0.390 Disgust: 0.314 Fear: 0.461 Happy: 0.629 Sad: 0.510 Surprise: 0.508
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01:05:23 ~ 01:06:01 佐々木(紀)大臣政務官
ありがとうございます。砥川地区の浸水について、被害の解消に向けた技術的支援を行っていくところでもございます。簡単に申し上げますと、内水被害のその水がどこから出てきているのか、どうやって解析するかということだと思いますけれども、現在、国、武雄河川事務所において地形や排水系統の調査、解析を進めておりまして、それらの検討結果につきまして、まずは六角川水系防災・減災協議会を通じて、佐賀県や小城市と情報共有をさせていただく所存でございます。 Angry: 0.335 Disgust: 0.266 Fear: 0.397 Happy: 0.761 Sad: 0.463 Surprise: 0.524
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Angry: 0.259 Disgust: 0.309 Fear: 0.482 Happy: 0.739 Sad: 0.490 Surprise: 0.611
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01:06:13 ~ 01:07:02 古川(康)分科員
政務官、ありがとうございました。ぜひこのことを地元にもお伝えしたいと思います。大変喜んでいただけると思います。もう一つ、この小城市から要望が出ておりましたのが、整備局、事務所、出張所の体制強化であります。国交省の発足以来、削減と縮小が相次いでおりました地域における拠点、今回、ようやく定員増が認められたと伺っているところでございますが、全国の地方整備局の定員の充足状況はどのようになっておりますでしょうか。加えまして、地元九州においてはどのような強化を図っていただけるのでありましょうか。 Angry: 0.308 Disgust: 0.264 Fear: 0.379 Happy: 0.770 Sad: 0.496 Surprise: 0.525
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01:07:02 ~ 01:08:13 佐々木(紀)大臣政務官
御質問ありがとうございます。地方整備局員というのは、災害時においてはTEC―FORCEとして全国各地の被災地に派遣をされるというわけでございまして、この地方整備局員の定員の増強というのは、災害時においては大変重要になってまいります。ただ、そうはいうものの、やはり予算的な状況もございますので、来年度の予算案においては、地方整備局員の定員については、五百三人の合理化減に対して六百四人の増員をお願いしておりまして、発足以来、対前年比百一人の純増となります。これらの増員は、大規模自然災害への対応や防災・減災、国土強靱化、これを支える建設産業施策の重要性、品確法の改正等に対応するということもございますので、を踏まえた措置となっております。 Angry: 0.410 Disgust: 0.336 Fear: 0.500 Happy: 0.614 Sad: 0.463 Surprise: 0.472
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01:08:13 ~ 01:09:01 佐々木(紀)大臣政務官
そこで、九州地方整備局についてでございますけれども、昨年八月の豪雨災害等々を踏まえて、人員体制を強化していかなければいけないというふうに考えております。ただ、百一人の純増ということでございますけれども、全国には地方事務所が約二百二十ございますので、そこを適正化していかなければいけないということで、適正配分していかなきゃいけないということでございますが、九州は、今ほどの佐賀県の対応もございます。佐賀県内には城原川ダムもございますので、しっかりと対策をしていかなきゃいけないということでございますので、減ることはございません。 Angry: 0.294 Disgust: 0.173 Fear: 0.454 Happy: 0.718 Sad: 0.526 Surprise: 0.543
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Angry: 0.235 Disgust: 0.251 Fear: 0.482 Happy: 0.676 Sad: 0.501 Surprise: 0.636
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01:09:09 ~ 01:10:10 古川(康)分科員
ありがとうございました。本当に災害のとき、また、災害にかかわらず平時からも、地域における存在として、河川事務所を始めとして国交省の現地の機関の皆様方には本当にいろんな形でお世話になっているところでございます。ぜひとも、佐賀県の足元においてもしっかり強化をしていただくよう心からお願い申し上げまして、この部分の質問の終わりとさせていただきます。続きまして、嬉野市の道の駅と歩道の整備についてであります。嬉野市は、令和四年度の新幹線の暫定開業により、新駅が開業をいたします。これにより、もともと観光地でありますが、ますます多くの方々が御訪問いただけるようになるだろうと思っておりまして、この機会を生かすべく、物産、観光の拠点を整備していく必要がある、このように地元も考えますし、私も思っているところでございます。 Angry: 0.292 Disgust: 0.222 Fear: 0.388 Happy: 0.778 Sad: 0.503 Surprise: 0.542
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01:10:10 ~ 01:11:01 古川(康)分科員
そのためには、前々から要望のあります、この新しい嬉野温泉駅前にぜひ道の駅を整備していただいて、遠くから来られるお客様に対して、新幹線と道路の両方を使って移動する、あるいは滞在を楽しんでいただく、このようにすることができるようにしなければならないと考えるところでございます。そして、あわせて、その駅の近くに今寺地区という地区がございまして、そこの歩道について未整備の部分があります。これを安全性の確保のために整備していくことが必要であると考えます。道の駅、そして今寺地区の歩道の整備についてのお考えをお聞かせください。 Angry: 0.346 Disgust: 0.278 Fear: 0.473 Happy: 0.720 Sad: 0.488 Surprise: 0.537
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01:11:01 ~ 01:12:02 池田政府参考人
ただいま委員よりお話ありました道の駅の構想は、新幹線の新駅と相まって、道路利用者と新幹線の利用者の両方の利便性の向上につながるとともに、地域の活性化にもつながる計画と考えております。現在、国土交通省では、嬉野市とともに、具体的な施設の規模や配置などを取りまとめているところでございまして、事業着手に向けて引き続き取り組んでまいりたいと思います。また、歩道が未整備の今寺地区のお話がございました。新幹線新駅の開業後は当該区間を利用する歩行者などの増加が見込まれることから、現在、歩道設置に向けて検討を進めているところでございます。引き続き、嬉野温泉駅、新幹線新駅の周辺のまちづくりの推進に資するよう、嬉野市とともに、早期整備に向けて検討してまいりたいと考えております。 Angry: 0.279 Disgust: 0.229 Fear: 0.478 Happy: 0.745 Sad: 0.413 Surprise: 0.624
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01:12:02 ~ 01:13:00 古川(康)分科員
ありがとうございました。ぜひ地域の声が伝わることを期待したいと思います。ありがとうございます。それでは、もうちょっと、時間の関係でスピードアップさせていただきます。次に、唐津市の呼子先方地区の事業についてでございます。呼子は、昨年、みなとオアシスにも選定された地域でありまして、イカが有名であります。その観光客の増加にインフラ整備が追いつかない状況となっております。既存の陸地だけでは駐車場を整備することが望めませんし、地元から、前々からでありますけれども、この地区の駐車場にも使用できるオープンスペースの整備について要望が出てきているところであります。佐賀県当局としても、ぜひという思いで国に対して要望を重ねているところでございますが、いかがでありましょうか。続きまして、有明海沿岸道路についてもお尋ねをいたします。 Angry: 0.331 Disgust: 0.327 Fear: 0.372 Happy: 0.776 Sad: 0.505 Surprise: 0.506
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01:13:00 ~ 01:13:42 古川(康)分科員
芦刈南―福富間について、令和二年度、どのような進捗を予定しているのか。さらには、環有明海経済圏の発展のためには有明海沿岸道路の諫早までの延伸ということを地元から強く要望されているところでございますが、いかがでありましょうか。それと、道路の関係、最後でありますが、西九州自動車道路について、伊万里道路の令和二年度における見通しはいかがでありましょうか。あわせて、伊万里松浦道路の伊万里市内区間の令和二年度における事業の見通しをお願いいたします。 Angry: 0.311 Disgust: 0.216 Fear: 0.484 Happy: 0.704 Sad: 0.462 Surprise: 0.641
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01:13:42 ~ 01:14:04 高田政府参考人
お答えいたします。呼子港は、みなとオアシスよぶことして登録され、年間延べ約百五十万人の観光客が訪れる観光拠点として、さらには、周辺四つの離島への定期航路が就航する交通結節点として重要な機能を果たしていると認識しております。 Angry: 0.390 Disgust: 0.304 Fear: 0.409 Happy: 0.718 Sad: 0.426 Surprise: 0.564
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01:14:04 ~ 01:14:55 高田政府参考人
現在、呼子港は、離島定期船の船着場と朝市通りが近接しており、特に、朝の通勤通学時と呼子朝市の開催時間が重なる午前八時前後に交通渋滞が著しいこと及びオープンスペースが狭隘であることが課題となっていると伺っております。そのため、地元では、呼子港先方地区において、離島定期船の船着場を移転、集約するための浮き桟橋の整備と、新たに各種イベントや駐車場にも活用できる緑地の整備に係る期待が高まっていると聞いております。国土交通省としても、地域のニーズに対応できるよう、関係機関と連携しつつ、所要の取組を加速してまいります。 Angry: 0.202 Disgust: 0.181 Fear: 0.490 Happy: 0.807 Sad: 0.397 Surprise: 0.709
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01:14:55 ~ 01:15:08 池田政府参考人
有明海沿岸道路の御質問がございました。有明海沿岸道路の芦刈南から福富間については、佐賀県が事業を実施し、国交省が補助事業により財政的な支援をしております。 Angry: 0.473 Disgust: 0.307 Fear: 0.398 Happy: 0.812 Sad: 0.303 Surprise: 0.585
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01:15:08 ~ 01:16:01 池田政府参考人
令和二年度は、盛り土や橋梁上部工の工事などを推進する予定でございます。また、有明海沿岸道路、これまでの整備により、熊本県から佐賀県までの連携が強化され、企業立地なども進んでおると認識しております。今お話がありました、これを諫早まで延伸することは、熊本から長崎までの人や物の交流につながると考えております。現在、沿線市町の鹿島市、太良町、諫早市におきまして、地域課題やネットワークの必要性について検討しております。国交省もこれに参加をしまして、これを通じて必要な支援をしてまいりたいと考えております。続きまして、西九州自動車道の伊万里道路、伊万里松浦道路の御質問がございました。西九州自動車道は、全体百五十キロのうち、現在、百十五キロが開通しております。 Angry: 0.256 Disgust: 0.176 Fear: 0.434 Happy: 0.827 Sad: 0.402 Surprise: 0.645
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01:16:01 ~ 01:17:05 池田政府参考人
御質問ありました伊万里道路は未開通区間の一部でございますけれども、全体六・六キロの中で、伊万里東府招インターチェンジから伊万里中インターチェンジの四・二キロの間につきまして、令和二年度は用地買収と改良工事を予定しております。また、伊万里中インターから伊万里西インターの延長二・四キロの区間は、用地買収を予定しております。続きまして、伊万里松浦道路、延長は十七・二キロでございますが、伊万里市内の区間につきましては、伊万里西インターから山代久原インターの延長約六・九キロの区間につきまして、今年度、楠久地区の用地買収に着手をしたところであり、令和二年度も引き続き用地買収を予定しております。引き続き、早期完成に向け、事業を推進してまいりたいと考えております。 Angry: 0.172 Disgust: 0.151 Fear: 0.407 Happy: 0.889 Sad: 0.338 Surprise: 0.731
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01:17:05 ~ 01:18:19 古川(康)分科員
ありがとうございました。いずれも、地域からの要望の極めて高く、また、費用対効果がしっかりと発現できるものかと考えております。よろしくお願いをいたします。最後の質問です。新型コロナウイルスによる観光業及び運輸業など関連産業への影響についてであります。ずっと、これは地域を回っておりますと、最近、ホテル、旅館では七割、八割予約が減った、こうしたことも出てきております。それは、中国からのお客様が減ったということだけではなく、国内旅行もやはり手控える動きが出てきている。不要不急のイベントについてはしないようにというような方向が出てきている場合、旅行というのは一般的には不要不急というものに分類されがちであります。そういう中、政府としてもさまざまな関連対策をしていただいているんですけれども、雇用調整助成金について、これは中国からの観光客の比率が高ければ支援策の対象になりますよということが表明されておりますけれども、それだけでは不十分なのではないかと考えるところでございます。 Angry: 0.427 Disgust: 0.326 Fear: 0.442 Happy: 0.620 Sad: 0.475 Surprise: 0.506
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01:18:19 ~ 01:18:53 古川(康)分科員
我が国は既に観光大国であります。観光関連の消費額は二十六兆円、GDPの約五%を占めるに至っておりまして、しかも大事なことでありますけれども、地方にも非常に大きな影響がある、そういうふうな産業に至っております。雇用調整助成金の対象を広げて、我が国経済をしっかり支える中小企業をサポートしていくことが必要であると考えますが、いかがでありましょうか。 Angry: 0.561 Disgust: 0.351 Fear: 0.423 Happy: 0.646 Sad: 0.362 Surprise: 0.542
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01:18:53 ~ 01:19:22 達谷窟政府参考人
お答え申し上げます。雇用調整金につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、日中間の人の往来が急減したことに伴い、観光産業を中心に事業活動が急激に縮小し、雇用に悪影響を及ぼす事業所が多数生じることが見込まれましたことから、観光産業を中心に一定の要件を満たす事業主を対象に、二月十四日付で、支給要件の緩和等を行ったところでございます。 Angry: 0.441 Disgust: 0.385 Fear: 0.492 Happy: 0.633 Sad: 0.379 Surprise: 0.509
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01:19:22 ~ 01:19:46 達谷窟政府参考人
一方で、御指摘のように、日本人観光客の減少も見られるなど、さまざまな形で雇用への影響が懸念されるところでございます。このため、こうした雇用への影響を十分注視いたしまして、特例措置の対象となる事業主につきまして、弾力的に検討してまいりたいというふうに考えてございます。 Angry: 0.368 Disgust: 0.331 Fear: 0.490 Happy: 0.687 Sad: 0.404 Surprise: 0.493
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01:19:46 ~ 01:20:08 古川(康)分科員
ありがとうございました。検討していただけるということでございました。もちろん、新型コロナウイルスによる感染症については、広がらないのが一番でありますけれども、こうして影響が出てくる中小企業に対する対策については、しっかり、抜かりなく、そしてスピーディーに行っていただきたいと願って、私の質問を終わらせていただきます。 Angry: 0.361 Disgust: 0.274 Fear: 0.333 Happy: 0.697 Sad: 0.607 Surprise: 0.477
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01:21:07 ~ 01:22:07 前原分科員
おはようございます。立国社会派の前原でございます。まずは、新型コロナウイルス感染拡大に伴います航空産業、観光産業、運輸業に対する経済対策について伺いたいというふうに思っております。まず、観光についてでございますが、私も選挙区が京都でございまして、外国人観光客のみならず、今は国内観光も手控えるという状況にございまして、ホテル、旅館、民宿等ではキャンセルが相次ぐ、これは宿泊のみならず、宴会のキャンセルも相次いでいるという状況でございます。こういった状況をどのように大臣として捉えられて、どういう対策を打っておられるのか、また、今後の可能性についてもお伺いしたいと思います。 Angry: 0.327 Disgust: 0.260 Fear: 0.454 Happy: 0.696 Sad: 0.497 Surprise: 0.526
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01:22:07 ~ 01:23:05 赤羽国務大臣
今前原委員から御指摘がありましたように、今回の新型コロナウイルス感染症、観光業界を始め経済界全般に対して大変深刻な影響が出ておりますし、これからもちょっと深刻度を増すのではないかという、大変懸念をしております。御承知だと思いますが、中国が本年一月二十七日に団体旅行を禁止いたしました。一月の訪日外国人旅客数が総トータルでマイナスになるとともに、日中の航空便、実は八割減になっております。また、日本に寄港予定の外国船籍のクルーズもほぼツアーが中止となっております。また、日本人旅行者の旅行の手控えも、これは京都もそうでしょうし、私の地元の有馬、城崎といったところも同じような状況でございますし、ですから、宿泊関係のみならず、それに関連するバス事業者、タクシー事業者も大変厳しい経営状況となっております。 Angry: 0.228 Disgust: 0.188 Fear: 0.602 Happy: 0.555 Sad: 0.549 Surprise: 0.623
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01:23:05 ~ 01:24:36 赤羽国務大臣
こうしたことにつきまして、政府として、新型コロナウイルス感染症に関する緊急対応策がまず取りまとめられたところでございますが、我々としては、現実に、目の前にあります資金繰りの支援、これはセーフティーネット貸付けですとか、雇用調整助成金の確保、雇用の確保、これは先ほど御質問がありましたように、中国旅行に関するところだけというのが今の指針でありますが、もう少し広げろというのは実は全国から出ておりますので、こうしたことも国交省としてもしっかりと取り組んでいかなければいけない。また、より現場の実態を把握するために、全国の運輸局の中に特別相談窓口を設置しておりまして、プッシュ型で現状の掌握をしているところでございまして、今申し上げたような実態もそうしたところから吸い上げているところでございます。こうしたことについて、今後、どうしたことが実際に効率的なのかということはしっかりと、少し見きわめながら、適切な対応をとらなければいけない、相当腹を決めてやらなければいけないと思っておりますし、まず何よりも大切なことは、今のこのコロナウイルスの件が拡大をしない、拡大防止をして、なるべく一日も早く終息宣言をして、しっかり国内外の皆さんにこの日本のすばらしさを堪能していただけるような環境をつくることが最大の支援策であるというふうに考えて、しっかり取り組んでいきたい、こう考えているところでございます。 Angry: 0.446 Disgust: 0.523 Fear: 0.474 Happy: 0.518 Sad: 0.428 Surprise: 0.382
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01:24:36 ~ 01:25:25 前原分科員
今大臣がお答えをいただきましたように、資金繰り、特に中国関連ということの前提がついておりますけれども。先ほど私がお話をしましたように、国内旅行でも影響が随分出ている状況でございまして、資金繰り、中国縛りのみならず、かなり根本的な対応策を打っていただかなければ、ばたばたとドミノ倒し的な倒産が起き得る、こういう状況だという認識の中で、もう一度、国内旅行も含めた対応策をやはりとるべきだということを大臣がお考えであれば、その御決意をお聞かせいただければと思います。 Angry: 0.435 Disgust: 0.279 Fear: 0.554 Happy: 0.542 Sad: 0.420 Surprise: 0.506
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01:25:25 ~ 01:25:53 赤羽国務大臣
重ねての答弁になるかと思いますが、中国だけではないぐらい影響が広がっておりまして、やはり、人混みに行かないとか、こうした状況の中でなかなか旅行気分になれないといったことで、現実には相当いろいろな、観光地といいましても中小企業がほとんどでありますので、今、前原委員の御指摘もあったように、中国縛りではなくて、しっかり現場のニーズに応えられるような適切な対応をとろうと決意をしております。 Angry: 0.360 Disgust: 0.161 Fear: 0.545 Happy: 0.592 Sad: 0.474 Surprise: 0.528
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01:26:01 ~ 01:27:17 前原分科員
私もちょうど十年ほど前に国土交通大臣を一年間やらせていただきまして、日本航空の再生というものにかかわったわけでありますが、その前に、私が大臣になりましたのは二〇〇九年でございましたけれども、二〇〇三年のイラク戦争それからSARS、それから二〇〇八年のリーマン・ショック、それから新型インフルエンザ、こういったものも外形的にはかなり大きな要因になっていたことは間違いないというふうに思っております。もちろん、日本航空自体の問題と、そして日本の航空産業自体の問題と、さまざまな問題がありまして、さまざまな取組も、例えば空港政策も含めてやらせていただいたわけでございますが。そのときに取り組みました一つが航空機燃料税の減免ということでございました。公租公課と言われるものでございますけれども、これについては、引き下げようということで、本則がキロリットル当たり二万六千円というものを一万八千円に引き下げるということを始めました。 Angry: 0.383 Disgust: 0.278 Fear: 0.540 Happy: 0.633 Sad: 0.384 Surprise: 0.536
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01:27:17 ~ 01:28:07 前原分科員
ありがたいことに、ずっとこれは自民党政権、第二次安倍政権になってからも引き継いでいただいておりまして、延長延長という形で決めていただいておりまして、そしてさらなる二年間の延長ということも決めていただいているわけでございますが。この二年間の延長を決めていただいたことはありがたいことなんです。ありがたいことなんですけれども、それは新型コロナウイルスの問題が出る前に決めていただいたことでございまして、先ほど大臣がお答えになりましたように、中国便につきましては八割減、クルーズ船もほとんど来ないということ、まあ、クルーズ船は船でありますけれども、来ないという状況でございます。 Angry: 0.358 Disgust: 0.261 Fear: 0.417 Happy: 0.635 Sad: 0.561 Surprise: 0.508
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01:28:07 ~ 01:29:05 前原分科員
そしてまた、イスラエルとか他の国は日本への渡航については制限をするということでございます。また、アメリカもフィリピンも、不要不急の渡航、日本への渡航については制限する、こういった国がどんどん出始めておりまして、これはかなりの大打撃になるのではないかというふうに思っております。となれば、航空産業について、私は、航空機燃料税というものについてさらなる減免というものをお考えいただけないかということが、まず大臣に対しての質問でございまして、いかがでしょうか。 Angry: 0.472 Disgust: 0.278 Fear: 0.507 Happy: 0.512 Sad: 0.442 Surprise: 0.513
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01:29:05 ~ 01:30:10 赤羽国務大臣
まず、前原さんが大臣当時に航空機燃料税の減免措置をとっていただいて、それが継続的に続いているということは、大変ありがたく思いますので、感謝申し上げたいと思います。今回、先ほど申し上げました日中路線だけでも八割も減少している。これは、一月前ぐらいまでですと六割減少と答弁しておったんですが、拡大しているということ。また、多くの国の中で、多くというか、今御指摘のあったような国から日本に対する渡航制限といったものが発出されていると。これは、政府として発出しているのはアメリカなんですが、それ以外のところは、政府自体ではないところもあるんですけれども、まず、その渡航制限につきましては風評被害的なところも若干ありますので、正式に政府がとっている施策をしっかりと発信していくということが一つだというふうに思っています。加えて、航空業界に対して私も大変心配をしておりまして、航空局とこのやりとりをしている中で、業界から要望はどうなんだということは、ちょっとヒアリングをしてもらっているようにしております。 Angry: 0.472 Disgust: 0.323 Fear: 0.497 Happy: 0.539 Sad: 0.471 Surprise: 0.455
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01:30:10 ~ 01:30:58 赤羽国務大臣
特にLCCなんかは相当打撃を受けているんじゃないかと思いますが、まあ幸いにというか、我が国のLCCは、JAL系、全日空系という、親会社、系列もしっかりしているということもあり、他国の、アジアの他の諸国のLCCよりはまだ現状は何とかなっている。加えて、航空業界から特別に、今回、航空機燃料税のさらなる減免といったようなことも含めて、まだそうした要望が出ていないのが現状でございますが、前原委員の御指摘でもございますので、この航空業界、厳しくなるのは見通せるわけでございますので、しっかりとその点、関心を持って、しっかり業界でもヒアリングを行っていきたい、適切な措置をとっていきたいと思っております。 Angry: 0.389 Disgust: 0.197 Fear: 0.531 Happy: 0.645 Sad: 0.414 Surprise: 0.546
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01:30:58 ~ 01:31:36 前原分科員
赤羽大臣、これはまだ正式な業界からの要望が出ていないということでありましたけれども、業界の中において、まあ業界といっても二つしか大きなところはございませんし、先ほど大臣が御答弁されたように、LCCは大体二社の系列のものが、特に全日空が多いわけでございますので、そういう意味では、私がお話をしていることについては日本の航空産業からの切実な要望であるということで、もちろんお話が行くと思いますが、ぜひ真剣にお考えをいただきたい。 Angry: 0.443 Disgust: 0.178 Fear: 0.496 Happy: 0.647 Sad: 0.399 Surprise: 0.598
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01:31:36 ~ 01:32:17 前原分科員
航空機燃料税の減免、減免の場合は、これは一時的な措置になろうかと思いますが、航空機燃料税というのは暫定措置で下がっているわけでありますが、例えばこれを恒久化するということになると、将来的に見通しが立つわけですね。例えばそういうことも含めて、ぜひ、航空業界からの切実な要望であり、一時的な減免あるいは恒久的な措置に移行するということもお考えをいただきたいと思いますが、改めての御答弁をお願いいたします。 Angry: 0.390 Disgust: 0.356 Fear: 0.498 Happy: 0.620 Sad: 0.470 Surprise: 0.436
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01:32:17 ~ 01:32:32 赤羽国務大臣
失礼しました、前原さんも航空業界からヒアリングを受けての御質問だと思いますので、私自身もしっかりと直接確認をしながら、適切に対応していきたいと思っております。 Angry: 0.249 Disgust: 0.262 Fear: 0.414 Happy: 0.796 Sad: 0.534 Surprise: 0.537
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01:32:32 ~ 01:33:01 前原分科員
藤川財務副大臣もお越しいただきましたが、藤川財務副大臣におかれましても、ぜひ国交省からお話があったときには対応していただきたいと思いますが、いかがでございますか。よろしくお願いいたします。 Angry: 0.358 Disgust: 0.191 Fear: 0.345 Happy: 0.714 Sad: 0.541 Surprise: 0.491
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01:33:01 ~ 01:34:07 前原分科員
あと、航空関係について、もう一つだけでありますが、運休になっている便がございますよね。この運休になっている便の発着枠の保全というものもかなり航空業界は心配をされております。スロットですね。これについてはしっかりと、これは新型コロナウイルス、そういった感染症の広がりでありますので、運休しているものについても発着枠について保全をするということもしっかりと、赤羽大臣から御答弁をいただきたいと思います。ありがとうございます。よろしくお願いいたします。次に、ちょっと私の選挙区の個別の道路の問題ついてお話をさせていただきたいというふうに思います。 Angry: 0.286 Disgust: 0.298 Fear: 0.421 Happy: 0.745 Sad: 0.538 Surprise: 0.500
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01:33:40 ~ 01:33:56 赤羽国務大臣
このウイルス、長引かせないようにしていきたいと思っているのが我々政府の決意でございますので、そうしたことで、これは、暫定的なものであれば、その発着枠についても維持されるべきだというふうに思っております。 Angry: 0.647 Disgust: 0.352 Fear: 0.441 Happy: 0.462 Sad: 0.434 Surprise: 0.345
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01:34:07 ~ 01:34:41 前原分科員
事務方の方で結構でございますので。私の選挙区、京都市左京区に花脊峠という峠がございますけれども、ここにトンネルをつくってほしいということで地域から要望が出ておりまして、京都市議会におきましては請願が全会一致で採択をされているということでございます。まず、この花脊峠の一日の平均の交通量を京都市からヒアリングをいただいていると思いますので、お答えをいただければと思います。事務方で結構でございます。 Angry: 0.357 Disgust: 0.378 Fear: 0.405 Happy: 0.778 Sad: 0.401 Surprise: 0.565
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01:34:41 ~ 01:35:05 赤羽国務大臣
前原先生の許可を得ていないので、私からになりますけれども。ちょっと調べたところ、この補助国道四七七号の花脊峠というのは、実質、管理は京都市がされておりますが、今御質問の交通量の調査、これは平成二十七年のものしかないんですが、一日の交通量は六百十八台であります。 Angry: 0.419 Disgust: 0.271 Fear: 0.497 Happy: 0.644 Sad: 0.414 Surprise: 0.611
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01:35:05 ~ 01:35:30 前原分科員
かなり少ないわけでございますけれども。京都市がこれはやるかやらないかということを一義的に決めるということなんですが、国が支援をする、補助をするということになろうかと思いますけれども、このBバイCというものを考えた場合に、国としてはどういう基準を持っておられるのか、お答えいただきたいと思います。 Angry: 0.555 Disgust: 0.318 Fear: 0.502 Happy: 0.417 Sad: 0.452 Surprise: 0.514
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01:35:30 ~ 01:36:22 赤羽国務大臣
このBバイCの件につきましても、計画が具体化されていない段階だとなかなか算出は困難でございます。御説明を事前にしていると思いますが、一般的に、直轄国道において、二車線の山岳トンネルの場合、一キロ当たり四十億円と、結構費用がかかるというふうに考えております。BバイCと利用交通量につきまして、これはトンネルの長さですとかルートなど、計画的に具体化されない限り算出するということはなかなかお答えしにくいということでございますが、道路の関係につきましては、この花脊峠の場合は、京都市から要望がどうかということを精査しながら、その地元の要望に基づいて、国としてできることを対応していきたい、これが原則だと思っております。 Angry: 0.269 Disgust: 0.218 Fear: 0.624 Happy: 0.525 Sad: 0.454 Surprise: 0.672
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01:36:22 ~ 01:37:00 前原分科員
交通量からするとなかなか厳しいものでありますが、今大臣からは、京都市から要望があれば国として検討する、こういうお答えだったと思いますので、その際にはしっかりと御対応いただければと思っております。それでは、次に、外国人の土地取得に対する規制について質問をさせていただきたいと思っております。まず、法務副大臣にお越しをいただいておると思いますけれども、現状、外国人の土地取得規制については外国人土地法というものが大正十四年に決められたものとしてあるということを説明を受けております。 Angry: 0.521 Disgust: 0.259 Fear: 0.398 Happy: 0.660 Sad: 0.435 Surprise: 0.457
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01:37:00 ~ 01:38:22 前原分科員
これは法務省からいただいた資料を資料の一として皆様方にもお配りをさせていただいているところでございますが。このいただいた資料においては、政令に委ねられているということでございますけれども、問題点というのは、大日本帝国憲法下における陸海軍の軍事活動を前提としたものであり、その趣旨自体が現行憲法に合致しないおそれがある。それから、もう一つは、制限の対象となる権利、制限の態様、制限違反があった場合の措置等について具体的に規定せず、政令に白紙的、包括的に委任をしている。これは、権利を制限し義務を課すことは国会の立法によって行うという憲法の原則に抵触するおそれがあるということでありまして、一言、この外国人土地法というものは使えない、新たな政令というものもつくることは難しいということだと認識をしておりますが、いかがでしょうか。 Angry: 0.635 Disgust: 0.305 Fear: 0.526 Happy: 0.470 Sad: 0.318 Surprise: 0.515
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Angry: 0.599 Disgust: 0.382 Fear: 0.455 Happy: 0.621 Sad: 0.323 Surprise: 0.548
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01:38:27 ~ 01:40:25 前原分科員
今義家副大臣がお答えをいただきましたように、外国人土地法というのは使えないということでございます。そして、新たに検討を加えなくてはいけないのは、憲法上どうなのかということでございます。それが、資料でお配りをしている下の方に書かれているわけであります。「民法は、所有者は、法令の制限の範囲内で、所有物の使用、収益及び処分をすることができる旨を規定」、「法令により土地の利用行為や処分行為について一定程度制限することは可能」であると。「もっとも、」と書いておりますが、「土地の所有権も財産権(憲法第二十九条)に当たるため、憲法との関係が問題」、「検討に当たっては、以下の検討が必要」と。一つは「実態を踏まえた規制目的の正当性」、二つ目は「規制目的に照らして規制手段が必要かつ合理的であること」という二つであります。ということは、「個別の行政目的に応じて、いかなる法整備が必要であり、かつ合理的であるかについては当該行政目的に関する事務を所管する府省庁において検討される」のが適当ということでございまして、法務省は協力するということでございますが、それぞれのいわゆる所管官庁がその必要性についてしっかりと認識をし、検討すべき、こういうことでよろしいですね。 Angry: 0.613 Disgust: 0.329 Fear: 0.475 Happy: 0.489 Sad: 0.303 Surprise: 0.492
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01:40:25 ~ 01:41:00 義家副大臣
お答え申し上げます。一般論として申し上げれば、特定の行政目的に基づき、その達成に必要な範囲で外国人の土地取得を制限することはあり得ます。もっとも、その場合には規制の対象とされた外国人の財産権を制限することになるため、外国人あるいは外国法人の土地取得を規制する場合には、それぞれの所管行政事務を担っている各省庁において、規制の目的と態様に応じて財産権の保障に反していないかどうかの検討が必要になると承知しております。 Angry: 0.643 Disgust: 0.386 Fear: 0.414 Happy: 0.557 Sad: 0.392 Surprise: 0.402
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01:41:00 ~ 01:42:10 前原分科員
憲法上も、別に、全て外国人の土地規制というものは憲法上だめだということではないということで、規制目的を明確にしなくてはいけないということがおわかりをいただけるのではないかと思います。また、規制手段については、手段が必要かつ合理的であることも大事だということが確認できたと思います。もう一つ確認しておきたいのは、外国との関係なんですね。WTOにおきまして、サービスの貿易に関する一般協定、GATSというのがございますけれども、WTOは、土地について、言ってみれば日本の国内において規制をすること、そういった法律をつくることを許しているのか許していないのか、その点について御回答いただけますか、外務省。 Angry: 0.622 Disgust: 0.274 Fear: 0.424 Happy: 0.492 Sad: 0.403 Surprise: 0.485
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01:42:10 ~ 01:43:06 若宮副大臣
お答えさせていただきます。私どもが締結をいたしております国際約束のうち、WTOに関しますサービス貿易の一般協定、いわゆるGATSでございますが、投資協定や経済連携協定におきましては、サービスの貿易、投資活動について外国人に対して日本人と同様の待遇を与える義務、いわゆる内国民待遇義務でございますが、規定をされているところでございます。こうした観点からいたしまして、日本人を対象としない、外国人のみを対象とした土地の取得の規制を行う場合には、これらの国際約束との整合性にまず留意をする必要があるということは御存じのとおりでございます。いずれにいたしましても、我が国の土地利用、取得のあり方について検討することは非常に重要なポイントだと思っておりますので、私ども外務省といたしましても、引き続き関係省庁と連携してまいりたい、このように考えているところでございます。 Angry: 0.599 Disgust: 0.405 Fear: 0.394 Happy: 0.649 Sad: 0.352 Surprise: 0.428
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01:43:06 ~ 01:44:55 前原分科員
その上で、一般例外というのは、このGATS第十四条、ございますね、「ただし、それらの措置を、同様の条件の下にある国の間において恣意的若しくは不当な差別の手段となるような態様で又はサービスの貿易に対する偽装した制限となるような態様で適用しないことを条件とする。」ということでありますが、言ってみれば、同様の態様をとるということが必要だということでありますが、例えば中国について一つの例で申し上げれば、日本人は中国の土地を買いませんよね、しかし中国人は日本人の土地を買っている、こういうようなことを考えたときに、このWTOによって全てが制限されるわけでないということがおわかりをいただけるというふうに思います。さて、ちょっと時間が迫っているので、先ほど義家法務副大臣に確認をさせていただいたように、また、それから、もう口頭だけで言っておきますけれども、先ほど、投資協定、一般協定ですね、WTOについては先ほど確認したとおりでございますけれども、要は、簡単に言えば、各省庁がそういった法制の必要性を認識しているかどうかということで、それぞれ簡単にお答えをいただきたいわけでありますが、自衛隊基地を管轄をする防衛省は、こういった法律の必要性についてどう考えておられるか、お答えいただきたいと思います。 Angry: 0.511 Disgust: 0.309 Fear: 0.402 Happy: 0.658 Sad: 0.333 Surprise: 0.429
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01:44:55 ~ 01:45:12 山本副大臣
お答えを申し上げます。委員御指摘の件でございますが、防衛施設周辺における外国人あるいは外国資本による土地の取引、取得に関しては、国家安全保障にかかわる重要な問題と認識をしております。 Angry: 0.509 Disgust: 0.425 Fear: 0.489 Happy: 0.650 Sad: 0.379 Surprise: 0.501
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01:45:12 ~ 01:46:11 山本副大臣
防衛省としましては、二〇一三年、平成二十五年十二月に策定されました国家安全保障戦略により、防衛施設に隣接する土地所有の状況について計画的に把握するための調査を行っております。本調査は、約六百五十の防衛施設について、二〇一七年度、平成二十九年度までに一巡目の調査を終えております。防衛施設周辺の継続的な状況把握の観点から、引き続き二巡目の調査を現在行っているところです。これまでの調査の結果、住所が外国に所在している、あるいは氏名から外国人と推察される方の土地が都内二十三区内において五筆確認をされています。ですが、現時点で、防衛施設周辺の土地の所有によって自衛隊の運用等に支障が起きているということは確認をされておりません。 Angry: 0.417 Disgust: 0.288 Fear: 0.584 Happy: 0.572 Sad: 0.392 Surprise: 0.612
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01:46:11 ~ 01:46:31 山本副大臣
しかし、防衛省としては、防衛施設の安全保障上の重要性に鑑み、国会における御議論の状況を踏まえながら、国家安全保障戦略のもと、防衛施設周辺について常に関心を払い、引き続き土地所有の状況把握に努めてまいりたいと思います。 Angry: 0.424 Disgust: 0.240 Fear: 0.526 Happy: 0.566 Sad: 0.463 Surprise: 0.514
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01:46:42 ~ 01:47:01 牧原副大臣
お答えします。経済産業省としては、今のところそうした規制というものは把握をしていないところでございます。他方で、原子力発電所の安全確保や核物質の防護につきましては、原子力規制委員会の所掌ではございますけれども、原子炉等規制法に基づいて必要な措置が講じられているものと承知しております。 Angry: 0.605 Disgust: 0.386 Fear: 0.444 Happy: 0.565 Sad: 0.430 Surprise: 0.412
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01:47:16 ~ 01:48:15 伊東副大臣
お答えいたします。農林水産省におきましては、平成二十二年から毎年、外国資本による森林買収の状況について調査を行っているところであります。直近の調査によりますと、平成三十年実績で三十件の取引があったところでありますけれども、七割は私の地元である北海道であります。取得された目的につきましては、資産保有、別荘用地等が多くなっているところでありまして、特に水源地を目的としている取引というのは確認をされていないところであります。また、農地につきましては相当厳しい規制がありまして、外国資本、外国企業が農地を取得することは基本的に困難と考えております。 Angry: 0.355 Disgust: 0.310 Fear: 0.480 Happy: 0.654 Sad: 0.453 Surprise: 0.556
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01:48:15 ~ 01:49:32 前原分科員
一部の報道で、経済財政諮問会議、今度まとめられる骨太の方針の中にそういった法律をという話がございましたが、そういう事実はございますか。赤羽国土交通大臣、私がお配りしている資料の二を見ていただけますか。これは私の選挙区の、今は中国人含めて外国人が来ないということでありますが、たくさん、どんどんどんどんふえている時期に、これは清水寺とか六波羅蜜寺といったところの近辺の土地のいわゆる所有者の推移をごらんいただきますと、旧所有者というのは地元の人がずらっと並んでいて、そして、右の新所有者を見ていただくと、外国人やらあるいは他府県の方々というものがふえている。 Angry: 0.309 Disgust: 0.161 Fear: 0.555 Happy: 0.602 Sad: 0.351 Surprise: 0.745
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01:48:30 ~ 01:48:46 宮下副大臣
お答えをいたします。先生御指摘の報道があったことは承知しておりますけれども、外国人の土地取得規制について骨太方針に盛り込むことを決めた事実は今のところございません。 Angry: 0.435 Disgust: 0.335 Fear: 0.410 Happy: 0.637 Sad: 0.474 Surprise: 0.511
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01:49:32 ~ 01:50:10 前原分科員
しかも、個人から法人へというのがふえている。つまりは、民泊であるとか外国人向けの仕事をされる、こういったようなところにどんどんどんどん、言ってみれば土地が売られてしまっているということなんです。そうすると、高齢化が進んでいる昨今においてコミュニティーが成り立たなくなるんですね。例えば町内会とか、あるいはさまざまな民生委員とか保護司とかこういった人たちが、なかなかなり手がなくなるどころか、おられなくなる。 Angry: 0.394 Disgust: 0.274 Fear: 0.618 Happy: 0.422 Sad: 0.468 Surprise: 0.608
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01:50:10 ~ 01:50:45 前原分科員
そして、外国人が、あるいは法人が家を買う、そういった場合には、当然ながらそんなものには協力はしない、こういうことであります。そうなると、コミュニティーが成り立たなくなるわけですね。これはぜひ、今すぐにどうのこうのということはないでしょうが、外国人の土地保有の規制というものも、まちづくり、そしていわゆるコミュニティーの維持という観点からも、国土交通省としてお考えをいただけないでしょうか。 Angry: 0.420 Disgust: 0.240 Fear: 0.514 Happy: 0.497 Sad: 0.482 Surprise: 0.567
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Angry: 0.520 Disgust: 0.315 Fear: 0.453 Happy: 0.604 Sad: 0.469 Surprise: 0.502
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01:50:50 ~ 01:51:15 赤羽国務大臣
前原さんの言わんとする問題意識が私もないわけではないんですが。京都なんかでいいますと、こうした弊害というのは感じられる方だというふうに想像するんですけれども、例えば、この前、G20の観光大臣会合を北海道のニセコでやりまして、ああした土地は、逆に言うと、外国資本が入ってこないと今の繁栄はなかったと思うんですよ。 Angry: 0.540 Disgust: 0.351 Fear: 0.506 Happy: 0.473 Sad: 0.446 Surprise: 0.471
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01:51:15 ~ 01:51:30 赤羽国務大臣
ですから、プラス面、マイナス面、やはり両方ともあると思うので、よく勘案しながら、弊害があるようであればしっかりと検討、検討というか問題意識を持って対応していかなければいけないかなと思っております。 Angry: 0.251 Disgust: 0.279 Fear: 0.407 Happy: 0.720 Sad: 0.632 Surprise: 0.447
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01:51:30 ~ 01:51:47 前原分科員
両面あるのはそのとおりだと思いますし、また、人口減少の中でインバウンドをふやすということを我々もやってきたわけでございまして。ただ、弊害も出ているということの中で、ぜひ両面を踏まえた上で御検討いただきたいというふうに思います。終わります。ありがとうございました。 Angry: 0.523 Disgust: 0.491 Fear: 0.390 Happy: 0.548 Sad: 0.581 Surprise: 0.369
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01:52:29 ~ 01:53:03 長坂分科員
自民党の長坂康正でございます。本日は、分科会で質疑をさせていただきます。災害対策、減災対策の観点から幾つか、地元の課題を踏まえて、この機会ですので、質問させていただきます。私の地元は大変脆弱な地域でありまして、日本一の海抜ゼロメーター以下の地域であります。また、特に昨年は伊勢湾台風六十年という大変大きな節目の年でもありました。 Angry: 0.419 Disgust: 0.315 Fear: 0.584 Happy: 0.465 Sad: 0.452 Surprise: 0.582
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01:53:03 ~ 01:54:03 長坂分科員
そして、頻発する災害を見ながら、人ごとではない、本当にそういう中で、地域のいろいろな心配や課題も踏まえまして質問させていただきますので、よろしくお願いをいたします。さて、百の診療所より一つの用水路、これは、長年アフガニスタンで現地の人を助け、病気を救いたいと活動され、昨年十二月に残念な死を遂げられました中村哲医師が残された言葉であります。アフガニスタンという大変厳しい環境下で長年活動された中村先生の言葉が物語りますのは、たくさんの診療所をつくって医療を提供しても、清潔な水が確保できなければ人々の病気を防ぐことができない、インフラを整備することは人々の生活を豊かにする、あるいは、安心した生活を確保する基本だということであります。 Angry: 0.278 Disgust: 0.180 Fear: 0.585 Happy: 0.350 Sad: 0.711 Surprise: 0.468
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01:54:03 ~ 01:55:05 長坂分科員
私たちの生活は、医療や福祉だけで維持していくことはできません。道路や用水、橋、堤防といったさまざまなインフラと支え合うことで成立するものであります。ところが、インフラが進み、災害の少ない時代がしばらく続く間に、いつの間にか公共事業には悪いイメージが広がったことも事実でありますし、無駄な道路、無駄なダム、無駄な公共事業と言われるようになった部分もございました。世間の雰囲気に敏感な例えば受験生を扱う大学では、この二十年間の間に、土木学科とか土木工学科などという名前ではなく、環境社会工学科とか都市環境工学科、地球工学科と名称を変えるようになっていることも事実であります。行革推進の流れの中で土木系公務員の採用が抑えられて、地方自治体や現場事務所にも技術者が不足するということになっています。 Angry: 0.451 Disgust: 0.301 Fear: 0.576 Happy: 0.427 Sad: 0.458 Surprise: 0.586
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01:55:05 ~ 01:56:00 長坂分科員
そんな中で、地球温暖化の影響でしょうか、近年、激甚災害に指定される豪雨や台風被害も頻発をし、令和元年は、昨年は、台風十五号、十九号、十五号は令和元年房総半島台風、台風十九号は令和元年東日本台風と命名されるほど厳しい台風災害がございました。そんな中、完成間近の八ツ場ダムが利根川水系の氾濫を抑えた。辛うじて防災インフラが効果を発揮し、事前防災対策の重要性が改めて再認識されたことも事実であります。気候変動の影響により、いつ、どこで未曽有の自然災害が発生してもおかしくない現状もございます。先ほど申しましたように、私の地元は昭和三十四年の伊勢湾台風で大変厳しい被害を受けました。 Angry: 0.356 Disgust: 0.265 Fear: 0.629 Happy: 0.415 Sad: 0.440 Surprise: 0.600
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01:56:00 ~ 01:57:02 長坂分科員
そして、昨年は六十年の節目ということで、殊さら、多くの地域の先輩たちから往時の話を伺ったわけであります。例えば飛島村というところがありますが、ここの村長さん、久野村長は、当時中学校一年生、水没した家の屋根の上で救助を待っていた、兄弟三人。そして、今と違いまして、当然自衛隊も救援に来てくれたと思いますが、久野さんは米軍のヘリに救出をされ、幼い兄弟と命を救われた。余り言いたくない話ですが、当時、名古屋港にも貯木場とかいっぱいございました。当時の方がおっしゃるには、材木が何百と流れてきて吹きだまりのようにたまっているなと思って近くへ行ってみると、それはおびただしい死体であったと。そんな写真は撮ってありません。 Angry: 0.373 Disgust: 0.290 Fear: 0.500 Happy: 0.554 Sad: 0.506 Surprise: 0.566
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01:57:02 ~ 01:58:00 長坂分科員
そんな写真を撮らなくても、当時の悲惨さはしっかりと通ずるものがあるわけであります。死者は五千人を超えました。阪神・淡路大震災や東日本の大震災以前では日本最大規模の風水害でありました。翌年から災害対策基本法が成立されることになったことも、皆さん御承知のことであります。そして、今日まで、先輩たちのたゆまぬ努力で、堤防を築き、水閘門をつくり、そして排水機場をもう百数十カ所、そういう中で、今日、例えば飛島村であれば、自動車産業だけではなく、航空宇宙産業の集積地にもなっている。名古屋港の一翼も担っております。それが今まさに南海トラフ地震の危険性が叫ばれ、昨年の台風十九号なんかが来たら本当に人ごとではない。 Angry: 0.487 Disgust: 0.369 Fear: 0.620 Happy: 0.396 Sad: 0.418 Surprise: 0.536
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01:58:00 ~ 01:59:08 長坂分科員
そういう中で、私どもの地元伊勢湾岸に広がります日本一のゼロメートル地帯と申しますが、ゼロメーター以下であります。最高はマイナス二メーター半から三メーターぐらいのところもございますし、伊勢湾台風のときは、沿岸から二十キロ上流まで三カ月海水が引かなかった。三カ月たって何で引かないんだろうといって調べたら、海抜がゼロメーター以下だったという厳しい現実であります。私の地元だけ、選挙区だけでも二万ヘクタール、山手線の二倍以上の海抜ゼロメーター以下の地域がございます。そして、木曽川を始め河川は全て天井川です。木曽川の沿岸から五十キロ上流の犬山ぐらいまで行きませんと自然に木曽川に流れる川というのもない。そういう中にあって、排水機で強制的に排水をしながら地域を守っているというのが現実であります。 Angry: 0.425 Disgust: 0.389 Fear: 0.577 Happy: 0.499 Sad: 0.435 Surprise: 0.558
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01:59:08 ~ 02:00:02 長坂分科員
こういったことを考えますと、厳しさを増す自然災害から国民の命と暮らし、そして我が国産業を守ることは国家的な最優先課題であり、三カ年緊急対策後も引き続きしっかり予算や人員体制を確保していただいた上で、防災・減災、国土強靱化のための個別のインフラ整備を加速する必要があると考えております。一日も早く異次元に対応できるようなインフラ整備をお進めいただきたいという思いで質問させていただきます。インフラは人の命と直結する課題だということで質問させていただきます。まず最初に、東海北陸自動車道の南伸についてであります。いわゆる一宮西港線についてお尋ねをいたします。東海北陸自動車道は、日本列島の中心で、日本列島を縦断する。 Angry: 0.452 Disgust: 0.267 Fear: 0.481 Happy: 0.568 Sad: 0.430 Surprise: 0.582
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02:00:02 ~ 02:01:36 長坂分科員
日本海側は富山県、そして岐阜県、愛知県へと縦貫する高速道路であります。そして、私の地元、一宮ジャンクションで名神につながっております。現在は慢性的な渋滞区間で有名になっております。また、かねてより、それを南伸させて名古屋港と直結させたい。そして、名古屋を取り巻く私ども愛知県の第三環状線にしたい。航空宇宙産業は、私どもの地元だけではなく、岐阜のいろいろな地域でも今推進されております。そういったところとの連携、さらには、海抜ゼロメーター以下の私どもの地域の安心、安全につながる命の道としての必要性を、地元自治体の首長さん、中部経済界、岐阜県、名古屋港と連携をしながら要請を進めてまいりました。おかげさまで、昨年、国直轄の調査費をつけていただきました一宮西港道路でありますが、東海北陸自動車道路、名神高速道路、新名神高速道路を直結させ、岐阜方面から名古屋港や中部国際空港へのアクセス道路となる重要な道路となるとともに、日本最大の、先ほどから申し上げております海抜ゼロメーター地域を有する本地域にとって、災害時の避難や緊急輸送路といった防災面でも重要な道路となるものと考えております。 Angry: 0.358 Disgust: 0.244 Fear: 0.513 Happy: 0.615 Sad: 0.446 Surprise: 0.636
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02:01:36 ~ 02:01:58 長坂分科員
よって、地域高規格の一宮西港道路でありますが、重要物流道路に指定していただいて、早期実現を図っていただくことが肝要だと思っております。御答弁をお願いを申し上げます。 Angry: 0.342 Disgust: 0.261 Fear: 0.529 Happy: 0.654 Sad: 0.421 Surprise: 0.625
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02:01:58 ~ 02:02:14 池田政府参考人
東海北陸道の南伸区間に当たります一宮西港道路は、名神高速、東名阪自動車道、新名神をつないで名古屋都市圏の高速道路ネットワーク機能を高めることで大きな効果が期待されております。 Angry: 0.184 Disgust: 0.116 Fear: 0.446 Happy: 0.843 Sad: 0.399 Surprise: 0.729
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02:02:14 ~ 02:03:09 池田政府参考人
また、今お話しありました一宮西港道路が計画されております尾張西部地域は、海抜ゼロメーター地帯が広がっておりまして、災害時の緊急輸送を支えるため、災害に強い道路が必要であるというふうに考えております。愛知県では従前より一宮西港道路の実現に向けた検討を進めておりまして、国としても、補助調査で財政的支援を実施しております。さらに、令和元年の十二月二十五日には、国が主体となりまして名古屋都市圏環状機能検討会を開催いたしまして、一宮西港道路を含む名古屋都市圏のネットワーク機能のさらなる強化策の検討に着手をしたところでございます。引き続き、愛知県と連携いたしまして、重要物流道路の指定も含め、検討を進めてまいります。 Angry: 0.293 Disgust: 0.203 Fear: 0.415 Happy: 0.782 Sad: 0.420 Surprise: 0.575
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02:03:09 ~ 02:04:07 長坂分科員
ぜひ、その検討を深めていただきまして次の段階に進めていただきますよう、強く要望させていただきたいと思います。近い将来、発生が危惧されている南海トラフの地震においても甚大な被害が予想されているわけであります。生活や産業、交通インフラに壊滅的な被害の影響は、当流域のみならず、全国的に広がるおそれがございます。こうした中で、新たな日光川の水閘門の建設事業が進められ、おかげさまで、平成三十年三月に完成をいたしました。あの伊勢湾台風の後で前の水閘門もできていたわけでありますが、長年の老朽化で地盤沈下があったり、いろいろなことで非常に心配が募って、そういう中で新しい水閘門ができたわけであります。 Angry: 0.297 Disgust: 0.247 Fear: 0.525 Happy: 0.569 Sad: 0.502 Surprise: 0.540
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02:04:07 ~ 02:04:48 長坂分科員
引き続き、洪水の流下阻害となっている旧水閘門の速やかな撤去がまず必要となっておりますし、日光川本川では、治水上ネックとなる橋梁の改修を始めとした河川改修事業の促進が重要であります。またさらには、河川堤防や日光川排水機場を始めとする排水機や水門の耐震対策も急務であると考えておりますが、いかがでしょうか。 Angry: 0.424 Disgust: 0.358 Fear: 0.715 Happy: 0.332 Sad: 0.421 Surprise: 0.561
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02:04:48 ~ 02:05:02 五道政府参考人
お答え申し上げます。ゼロメーター地帯を流れる日光川については、流下能力の向上と耐震の両面から取り組むことが重要であり、現在、河川管理者である愛知県において河川整備が進められているところでございます。 Angry: 0.418 Disgust: 0.470 Fear: 0.585 Happy: 0.565 Sad: 0.389 Surprise: 0.499
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02:05:02 ~ 02:06:19 五道政府参考人
まず、流下能力の向上につきましては、治水上ネックになっていた日光大橋の改築が平成三十年二月に完了するなど、順次、ネックとなっている橋梁の改築を進めていくこととしております。また、旧日光川水閘門についても、平成三十年十一月に撤去に着手しているところでございます。次に、耐震対策でございますけれども、優先的に対応が必要な堤防、水門、排水機場について、令和五年度の完成を目指して進めているところでございます。現在のところ、堤防については、全体九・七キロメートルのうち三・一キロメートルが完成し、〇・四キロメートルが対策中、水門につきましては、二施設のうち一施設が完成し、一施設が対策中、排水機場につきましては、三施設のうち一施設が対策中となっているところでございます。国土交通省といたしましては、必要な予算の確保に努め、日光川における橋梁改築や河道掘削等の流下能力を向上させるための対策と堤防等の耐震対策が一層推進されるよう支援してまいります。 Angry: 0.299 Disgust: 0.288 Fear: 0.597 Happy: 0.676 Sad: 0.356 Surprise: 0.593
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02:06:19 ~ 02:07:05 長坂分科員
ぜひよろしくお願いを申し上げたいと思います。次に、日光川二号放水路の早期着手と河口の排水機場の排水ポンプの増設等について少し議論をさせていただきたいと思います。大臣や副大臣、政務官もいらっしゃいますので少し御説明を申し上げますが、私どもの地元濃尾平野は、木曽三川で形成をされてきた扇状地でございます。木曽川は、母なる川、我々、飲み水、良質な水をもらう川でありますのでなるべく排水はしたくない。 Angry: 0.332 Disgust: 0.274 Fear: 0.389 Happy: 0.765 Sad: 0.509 Surprise: 0.493
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02:07:05 ~ 02:08:27 長坂分科員
排水は、日光川、県管理でありますが、これによるところが多いわけでありますし、先ほど申し上げましたように、河口から五十キロ以上上流まで、自然に木曽川に流れる川はありません。そして天井川であります。ですから、私の地元だけで二万ヘクタールの海抜ゼロメーター以下があると言いましたが、その上流の稲沢市とか一宮市においても、海抜は五メーター、六メーター、七メーターありましても、木曽川が天井川、日光川も天井川になっておりますから、雨水を含めて全て、日光川にポンプを使っていざというときは排水をしなければならないという現実があるわけであります。そういう中で、私も県議を二十年近く務めさせていただきましたけれども、何しろ、排水、いざというときの大雨、東海豪雨もそうでしたけれども、それをしのいでくることができたのは、きょうまでに整備をすることができました玉野放水路、祖父江放水路、そういったものを活用して、いざというときには木曽川に日光川の水を緊急放水する、そういうことで地域を守ってきたわけであります。 Angry: 0.410 Disgust: 0.310 Fear: 0.519 Happy: 0.647 Sad: 0.389 Surprise: 0.563
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02:08:27 ~ 02:09:13 長坂分科員
その上流に、今度は日光川二号放水路の整備がやはり必要ではないかというそういう要望が地域には多いわけでありますが、そういう中で、日光川二号放水路の河川整備計画上の位置づけと整備状況をお尋ねをしたいと思いますし、また、国においては、気候変動を踏まえた治水計画に係る技術検討会を昨年四月に設置され、令和元年十月に「気候変動を踏まえた治水計画のあり方」としてまとめるなど、近年の頻発する豪雨災害へ対応するための今後の治水計画などを検討しているとお聞きしております。 Angry: 0.422 Disgust: 0.138 Fear: 0.420 Happy: 0.618 Sad: 0.501 Surprise: 0.534
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02:09:13 ~ 02:10:01 長坂分科員
河口排水ポンプの増設というのもまた今は要求をされているわけなんですが、日光川の一番河口は伊勢湾に入るわけですけれども、さっき申しました海抜ゼロメーター以下、二メーター五十ぐらい低いわけですので、海に自然に流れていかない。だから、水閘門というのは、干潮のときに水閘門を開けば、川が、自然に伊勢湾に水が流れるわけです。満潮のときは閉じませんと、海水が逆流してきます。そういう中で排水をしていくという大きな排水機場が日光川の河口にございます。 Angry: 0.465 Disgust: 0.355 Fear: 0.524 Happy: 0.582 Sad: 0.408 Surprise: 0.535
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02:10:01 ~ 02:10:41 長坂分科員
それが例えばオーバーホールしたりなんかしていると、その間にもし十九号台風のようなのが来たらどうするんだとか、そういうことを非常に皆さん心配をしておりまして、そういう中で、もう一基あるとありがたいなというようなそんなことが昨今非常に議題になっているわけであります。地域ではそういう増設の要望もあるわけですが、国の方ではどんな御検討をされているか、お尋ねをさせていただきたいと思います。 Angry: 0.388 Disgust: 0.239 Fear: 0.453 Happy: 0.609 Sad: 0.447 Surprise: 0.568
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02:10:41 ~ 02:11:02 五道政府参考人
お答えを申し上げます。まず、放水路の関係でございます。日光川中上流域の稲沢市、一宮市、江南市におきましては、これまでもたびたび浸水被害を受けており、その防止、軽減を図るために、日光川に流れる水の一部を木曽川に直接流す四つの放水路が河川整備計画に位置づけられているところでございます。 Angry: 0.453 Disgust: 0.422 Fear: 0.539 Happy: 0.588 Sad: 0.417 Surprise: 0.545
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02:11:02 ~ 02:12:00 五道政府参考人
このうち、委員からも御指摘がございましたように、三号、四号の放水路は完成をしており、一号につきましては一部運用しているところでございまして、今後は、日光川二号放水路の整備が重要であると認識しております。今年度、県におきまして予備設計をおおむね終え、工事着手に向けた準備が整いつつあるというふうに聞いております。日光川の治水対策については、これまで防災・安全交付金により支援してきたところでございますけれども、事業主体の愛知県から補助事業採択についての要望をいただいているところでございます。国土交通省といたしましては、引き続き、日光川流域の治水安全度向上に向けて、愛知県としっかり調整をしてまいりたいというふうに考えております。また、排水ポンプ場についての御質問でございます。先ほど委員から御説明がございましたように、高潮時には水閘門を閉鎖してポンプで排水をするということでございます。 Angry: 0.311 Disgust: 0.316 Fear: 0.483 Happy: 0.741 Sad: 0.394 Surprise: 0.595
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02:12:00 ~ 02:12:45 五道政府参考人
国土交通省では、今後の気候変動による降雨量の増加や海面の上昇が見込まれておりまして、国土交通省においても、これを踏まえた整備計画、基本方針の見直しについて議論を進めているところでございます。愛知県からは、気候変動を踏まえた治水計画の見直しについて検討する中で、日光川排水機場などのポンプ増設等についての必要性について検討していきたいとのお考えをお聞きしております。国土交通省といたしましても、愛知県における治水計画の見直しを技術的に協力するなど、日光川流域の治水安全度の向上のため、しっかりと支援をしてまいりたいと考えております。 Angry: 0.334 Disgust: 0.265 Fear: 0.515 Happy: 0.553 Sad: 0.566 Surprise: 0.515
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02:12:45 ~ 02:13:05 長坂分科員
ぜひよろしくお願いをしたいと思います。私どもの地域では皆当たり前になっておりますが、雨水にしても排水にしても、浄化槽を含めて、そういう中できれいにした水をまず日光川に排水をするんです。 Angry: 0.235 Disgust: 0.263 Fear: 0.387 Happy: 0.751 Sad: 0.629 Surprise: 0.462
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02:13:05 ~ 02:14:33 長坂分科員
それが集中豪雨で日光川がもうあふれそうになると、緊急放水といって、木曽川にその放水路を使って放水をしておりますが、私どもの中で一宮市の南部にその放水路はあるわけなんですけれども、その放水路の下流に今度はまた取水口があるんです。例えば名古屋市への飲料水もありますし、海部地域へのいろいろな用水がある。だから、かつては、一宮の中で床下浸水ぐらいにならないと、排水してもらったら木曽川の水が汚れるといって、そんな議論もかつてはあったぐらいの話であります。最近はもう急激なゲリラ豪雨が頻発をするときになりましたので、その辺の御理解もあって、その二号放水路、三号、四号放水路、玉野放水路、祖父江放水路なんかも、いざというときに活用していただいて非常に皆さんに感謝をされているわけでありますが、本当にそういう中で、国交省の予算をいただいてつくった放水路もあれば、農水省の土地改良の予算での排水路、排水機も随分あって、百五十を超えております。 Angry: 0.395 Disgust: 0.228 Fear: 0.550 Happy: 0.575 Sad: 0.364 Surprise: 0.656
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02:14:33 ~ 02:15:11 長坂分科員
そういうのが老朽化になってきたら新しくかえなきゃいけないんじゃないかとかいろいろな、もう現場の人は皆さん、自分の命にかかわる話ですので、非常にそういった逼迫した議論があるということもぜひ御認識をいただきたいと思います。若干まだ時間があるようですので、地元に関連した質問を続けさせていただきます。次に、主要地方道名古屋津島線というのがございまして、これは、名古屋駅の笹島交差点から私どもの地元、西へ真っすぐ伸びる地方道であります。 Angry: 0.304 Disgust: 0.264 Fear: 0.421 Happy: 0.696 Sad: 0.500 Surprise: 0.561
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02:15:11 ~ 02:16:00 長坂分科員
名古屋市と津島市中心部を結ぶ主要幹線道路で、国道三〇二号、西尾張中央道及び国道百五十五号と接続しており、名古屋圏の主要道路のネットワークを形成する上でも大変重要な路線となっております。一つの目標として、二〇二七年にリニアが開通する、そういったことも踏まえながら、地元では早期の整備が必要だという要望が増しているわけでございますが、それについてお尋ねをさせていただきたいと思います。 Angry: 0.260 Disgust: 0.192 Fear: 0.579 Happy: 0.687 Sad: 0.381 Surprise: 0.681
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02:16:00 ~ 02:17:00 池田政府参考人
名古屋津島線は全体で延長約八・八キロでございますが、これまでに四・三キロが開通をしておりますけれども、未開通区間は渋滞が激しくて、その解消が緊急課題であると認識をしております。未開通区間のうち、現在、約三・四キロの区間を愛知県で事業をしております。津島市の新開工区約八百メーターにつきましては、令和二年春の開通の予定になっております。また、津島市及びあま市の七宝地区につきましては、用地買収及び工事を推進しております。また、津島市の莪原工区につきましては、平成三十一年度から着手をしまして、用地買収に向けた準備を進めているところでございます。未事業化区間がございますけれども、事業中の進捗を踏まえながら、愛知県において着手時期の検討をしているということでございます。 Angry: 0.298 Disgust: 0.180 Fear: 0.455 Happy: 0.767 Sad: 0.363 Surprise: 0.669
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Angry: 0.520 Disgust: 0.261 Fear: 0.485 Happy: 0.539 Sad: 0.449 Surprise: 0.514
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02:17:10 ~ 02:18:05 長坂分科員
ありがとうございます。順調に進んでおりますので、更によろしくお願いをしたいと思います。もう一つ、日光川下流の流域下水道は平成二十一年度に供用開始をしたわけでありますけれども、当地域の普及率はまだ三五%と低い。海抜ゼロメーター以下ですので、今、ちょっと掘りますと水位が上がっていまして、数メーター掘るだけで水があふれてくる。そういうことで工事も難工事でありますが、いまだ十七万人の地域の住民が下水道整備を待ち望んでいるわけであります。未普及地域の整備を促進していかなければなりませんが、国の考えをお尋ねをしたいと思います。 Angry: 0.395 Disgust: 0.323 Fear: 0.416 Happy: 0.713 Sad: 0.481 Surprise: 0.488
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02:18:05 ~ 02:19:12 五道政府参考人
お答え申し上げます。お尋ねの日光川下流流域下水道、四市二町でございますが、委員御指摘のとおり三五%ということでございまして、全国平均である約七九%と比べて低い状況であり、下水道の整備促進が重要であると考えてございます。本流域下水道につきましては、令和七年度末における下水道処理人口普及率を約五七%に、浄化槽等を含めた汚水処理人口普及率を約八二%にすることを目標に今現在進めているところでございまして、幹線の整備であるとか、幹線につなぎ込む汚水管の整備、また、日光川下流浄化センターの設備増設などを進めているところでございます。国土交通省といたしましても、本流域下水道における未普及地域の早期解消に向けて整備が進むよう、社会資本整備総合交付金により、引き続き重点的に支援をしてまいりたいと考えてございます。 Angry: 0.350 Disgust: 0.360 Fear: 0.526 Happy: 0.659 Sad: 0.375 Surprise: 0.579
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02:19:12 ~ 02:20:02 長坂分科員
ありがとうございます。ぜひフォローをよろしくお願いをしたいと思います。地域で安心して生活できるようにするためには、当然、十分な予算を確保していただくことが必要ですが、いざというときに対応していただけるマンパワーが必要であります。特に、私の地元のような脆弱な地域にあっては、対応していただける地方整備局なり管理事務所なりの職員の方が不可欠であります。新年度予算では、大臣、ポジティブに頑張っていただいて人員増も盛り込んでいただいていることを感謝を申し上げますが、十分な人員を配置していただけるようお願いをしたいと思いますが、いかがでしょうか。 Angry: 0.346 Disgust: 0.290 Fear: 0.321 Happy: 0.736 Sad: 0.583 Surprise: 0.449
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02:20:02 ~ 02:21:03 野村政府参考人
お答えをいたします。地域の安全、安心の確保という課題に対しまして国土交通省においてその最前線に立ってきたのが、地方整備局やその事務所、出張所であります。そして、昨今、災害が頻発する中で、その役割や地域からの期待はより大きくなっているものと認識しております。例えば、昨年の台風第十九号では、過去最大数のTEC―FORCE隊員を被災地に派遣をしたり、あるいは、国の権限代行によって、地方公共団体が管理する公共施設の復旧工事なども実施してきたところでありますが、一方で、地方整備局の定員は、平成十三年の国土交通省発足以来二十年足らずの間に、約二割、純減をしてまいりました。その結果、昨年の台風十九号のように国土の広い範囲で甚大な災害が発生した場合には、例えば、避難につながる迅速な情報伝達、あるいは災害発生時における機敏な初動対応など、国民の命と暮らしを守るための的確な対応を行うことが非常に困難な状況となってまいりました。 Angry: 0.373 Disgust: 0.254 Fear: 0.520 Happy: 0.622 Sad: 0.369 Surprise: 0.621
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02:21:03 ~ 02:21:31 野村政府参考人
このような切迫した実情の中で、今お話しございましたとおり、令和二年度の予算案におきましては、地方整備局の定員について、国交省発足以降初めて、対前年度比百一人の純増という結果が盛り込まれたところであります。予算成立の暁には、今回措置される定員を最大限活用しながら、安全、安心な地域づくりにしっかりと取り組むとともに、引き続き、必要な人員体制の確保に今後も最大限努力してまいる所存であります。 Angry: 0.326 Disgust: 0.352 Fear: 0.497 Happy: 0.763 Sad: 0.303 Surprise: 0.635
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Angry: 0.436 Disgust: 0.398 Fear: 0.382 Happy: 0.666 Sad: 0.585 Surprise: 0.425
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02:22:01 ~ 02:23:03 鰐淵分科員
公明党の鰐淵洋子でございます。よろしくお願いいたします。まず、冒頭、新型コロナウイルス感染症対策について質問させていただきます。国土交通省におかれましても、新型コロナウイルス感染症への対応、日夜取り組んでいただいていますことに感謝を申し上げたいと思います。大変にありがとうございます。赤羽大臣におかれましては、二月十六日に公共交通機関であるタクシー事業者を視察されました。これまでタクシー運転手が感染したことが確認されており、ドライバーの皆さんも、感染しないかと不安の中仕事をされている方も少なくないかと思います。一方で、利用者の皆さんも、利用して大丈夫だろうかと不安を抱いている方もいらっしゃいます。実際にタクシー利用者が減少しているとも伺っております。タクシーは、観光客も含めまして年間十億人を輸送する移動の足とされていることもあり、ドライバーと利用者、それぞれの不安を払拭する取組、感染防止対策に取り組むことは極めて重要であると考えます。 Angry: 0.344 Disgust: 0.264 Fear: 0.528 Happy: 0.594 Sad: 0.513 Surprise: 0.543
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02:23:03 ~ 02:23:49 鰐淵分科員
赤羽大臣が現場を視察されておりますけれども、タクシー業界の方々がしっかりと取り組んでいらっしゃる、そのことを、改めて大臣の方からも、視察の状況を御報告いただきたいと思っております。また、あわせまして、タクシー業界を始めまして、鉄道事業者、バス事業者等の公共交通機関におきましても、感染拡大防止対策に強力に取り組む上で一つの大きな課題となっておりますが、マスクの供給がございます。医療従事者の方同様に、公共交通機関へも優先的に供給できるよう、厚労省、経産省と連携をとり取り組むべきと考えますが、あわせて御対応をお伺いしたいと思います。 Angry: 0.370 Disgust: 0.213 Fear: 0.435 Happy: 0.637 Sad: 0.546 Surprise: 0.503
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02:23:49 ~ 02:24:27 赤羽国務大臣
今、鰐淵委員、お話がありましたように、タクシーは大変重要な公共交通機関でもあります。また、不特定多数のお客様と至近距離で接することが多いということから、国内におけるコロナウイルスの感染の拡大を食いとめるという点、また、タクシーの運転手さん自身も重症化に陥らない、万が一感染をした場合でも重症化に陥らないということで、従業員一人一人の皆さんが感染予防対策に日ごろからしっかりと取り組んでいただくことが重要であると考えております。 Angry: 0.243 Disgust: 0.179 Fear: 0.647 Happy: 0.463 Sad: 0.567 Surprise: 0.597
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02:24:27 ~ 02:25:22 赤羽国務大臣
国土交通省では、これまで、タクシー事業者団体に対しまして、従業員のマスクの着用、手洗い、うがい等の感染予防対策を徹底すること、また、従業員に万が一感染が確認された場合には各運輸局に対し速やかに報告を行うこと、また、そうした場合には乗務を中止させて速やかに医療機関を受診させるということなどの適切な対応をとること、そして、始業の点呼時に、朝礼とか昼礼をやられておりますので、そのときに運転手さんによる体温の申告又は体温測定、検温等をしっかりとやっていただいて、日ごろから運転手の健康状態を確実に把握していただきたいということを要請してまいりました。 Angry: 0.474 Disgust: 0.183 Fear: 0.616 Happy: 0.532 Sad: 0.325 Surprise: 0.556
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02:25:22 ~ 02:26:06 赤羽国務大臣
二月の十六日に、今お話しいただきましたように、日本交通の日本最大の営業所の現場に視察をさせていただいて、その点呼等々を視察をいたしましたが、現実に、現場で当省から要請をしている対策がしっかりとられているということを確認させていただいた上に、タクシー車内の綿密な清掃、消毒、そして営業所へのマスク、消毒液の備蓄といったものも自主的に取り組まれていることが確認できたところでございます。ただ、その中で、代表の方から、マスクをグループ単位で備蓄はしているものの大変確保が難しいという御要望もいただきました。 Angry: 0.168 Disgust: 0.173 Fear: 0.664 Happy: 0.564 Sad: 0.533 Surprise: 0.611
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02:26:06 ~ 02:27:00 赤羽国務大臣
こうした要望を受けまして、政府部内、特に厚生労働省及び経済産業省と調整を進めてまいりまして、この二十一日に日本衛生材料工業連合会と調整ができて、まずは一万二千枚のマスクをタクシー事業者の団体に発送することができました。引き続き、こうしたことが、マスクの確保ができるように、関係省庁、関係団体と連携してまいる所存でございます。なお、他の公共交通事業者に対しましても同様のお願いをしているところでございますし、特に駅等における消毒液の設置ですとか等々の感染拡大防止対策を徹底しておりますし、飛行機につきましても、夜間駐機する場合には機内の消毒も励行していただいているところでございます。 Angry: 0.316 Disgust: 0.367 Fear: 0.477 Happy: 0.711 Sad: 0.450 Surprise: 0.494
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02:27:00 ~ 02:27:28 赤羽国務大臣
実は、本日より、鉄道の駅構内及び車内におきましても、利用者の皆様に対し、こうした拡大防止対策の取組への協力を呼びかけるアナウンスも開始いただいているところでございます。今後、万全の対策をとって感染拡大をしっかりと防止できるように、関係省庁と協力をしながらしっかりと取り組んでいきたい、こう考えております。 Angry: 0.323 Disgust: 0.297 Fear: 0.431 Happy: 0.710 Sad: 0.520 Surprise: 0.513
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02:27:28 ~ 02:28:04 鰐淵分科員
ありがとうございました。大臣のもと、感染防止対策を着実に進めていただいていると承知いたしました。ありがとうございました。引き続き、公共交通機関で働いている方の健康を守るという観点も含めて、万全の体制ということで、よろしくお願い申し上げたいと思います。大臣への質問は以上で終わりますので、退席していただいて結構です。ありがとうございました。同じく、新型コロナウイルス対策について質問させていただきたいと思いますが、経済への影響も出てきておりまして、特に、中国人等の団体旅行のキャンセルが続く中、観光業、地域経済にも深刻な影響が出てきております。 Angry: 0.303 Disgust: 0.288 Fear: 0.344 Happy: 0.816 Sad: 0.562 Surprise: 0.479
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02:28:04 ~ 02:28:37 鰐淵分科員
地元の大阪の方でも、特にバス会社の方から、主なお客様が中国人の観光客だったということで、今は仕事が全くないということで、悲鳴のような声が上がっているところでございます。全く先が見えない状況が続いておりますが、しっかりと支援をしていかなければならないと思っております。国土交通省としまして、どのように支援をしているのか、また支援をしていくのか、決意も含めましてお伺いをしたいと思います。 Angry: 0.275 Disgust: 0.190 Fear: 0.443 Happy: 0.653 Sad: 0.561 Surprise: 0.562
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02:28:37 ~ 02:29:02 田端政府参考人
観光産業への影響といたしまして、御指摘がございました中国政府によります海外の団体旅行禁止措置、また日中間の航空路線の大幅な減少、またクルーズ船のツアーの中止など、日本人旅行者の旅行の手控えなどがありまして、各地域の観光産業にも宿泊のキャンセルなど大きな影響が出ております。 Angry: 0.517 Disgust: 0.152 Fear: 0.369 Happy: 0.700 Sad: 0.410 Surprise: 0.478
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02:29:02 ~ 02:30:13 田端政府参考人
このため、観光庁といたしましては、地域の観光業を支えます宿泊事業者またバス事業者を始めといたしました観光関連事業者の方々から御相談や御要望を丁寧にお伺いをするとともに、これらの方々が直面をしています状況をしっかり把握するために、一月三十一日に地方運輸局に特別相談窓口を設置をいたしました。まずは、この特別相談窓口を通じまして、関係省庁と連携をして、セーフティーネット貸付制度の要件緩和等による資金繰りの支援、また雇用調整助成金制度の要件緩和等によります雇用の維持などに取り組んでまいりたいと考えています。また、宿泊事業者等の観光関連事業者に対しまして、大臣からも先ほど御答弁ありました、マスク着用、手洗いなどの感染予防対策、これをきちっと徹底を要請するということとともに、そういうことを徹底をしているということなどを、正確な情報発信に努めるということで風評被害の発生防止に取り組んでまいります。 Angry: 0.382 Disgust: 0.268 Fear: 0.454 Happy: 0.810 Sad: 0.330 Surprise: 0.547
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02:30:25 ~ 02:31:19 鰐淵分科員
ありがとうございました。私たち公明党としましても、対策の本部の方で関係事業団体の皆様からもしっかりと御意見を伺っていきたいと思っております。いずれにしましても、これからまた、事態、また地域の置かれた状況は変わってくるかと思いますので、しっかりとそれを受けとめていただいて、できる支援は全てやっていただく、そういった決意で臨んでいただきたいと思いますので、重ねて要望させていただきたいと思います。次の質問に移らせていただきます。全く話題はかわりますけれども、痴漢防止対策について質問させていただきたいと思います。痴漢の被害の検挙数が多いのはやはり鉄道のようでございますが、まず、鉄道における痴漢の被害状況について、検挙数と現状をお伺いをしたいと思います。 Angry: 0.439 Disgust: 0.356 Fear: 0.392 Happy: 0.661 Sad: 0.557 Surprise: 0.382
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02:31:19 ~ 02:31:54 小柳政府参考人
平成三十年中の全国の迷惑防止条例違反のうち、都道府県警察から痴漢として報告を受けているものの検挙件数は二千七百七十七件であり、そのうち電車等におけるものの検挙件数は千四百四十一件でございます。平成二十九年中の全国の迷惑防止条例違反のうち、都道府県警察から痴漢として報告を受けているものの検挙件数は二千九百四十三件であり、そのうち電車等におけるものの検挙件数は千五百七十八件でございます。 Angry: 0.806 Disgust: 0.298 Fear: 0.552 Happy: 0.335 Sad: 0.218 Surprise: 0.503
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02:31:54 ~ 02:32:04 鰐淵分科員
ありがとうございました。今の御報告いただいた検挙数でございますので、やはり潜在的に被害に遭われている方がまだたくさんいらっしゃるのではないかと思っております。 Angry: 0.297 Disgust: 0.338 Fear: 0.431 Happy: 0.622 Sad: 0.569 Surprise: 0.532
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02:32:04 ~ 02:33:10 鰐淵分科員
以前、私が参議院議員をさせていただいておりましたときに、若い女性の方から、安心して通勤通学できる環境をつくってもらいたい、そういった声をいただきましたので、一つの対応策といたしまして、女性専用車両の導入拡大を提案させていただきました。そういった中で、痴漢の被害は、ただ単に痴漢に遭っただけではなくて、それが原因で、引きこもりだったり、また男性不信に陥る、そういった被害が大きいこともわかりましたので、しっかりとこれを進めたいということで、国会の方でも取り組ませていただきました。しかし、なかなか進まなかったんですが、この女性専用車両導入を求める署名活動をさせていただく中で、約十九万もの署名を集めることができまして、その当時、国交省、各鉄道事業者の方に提出をさせていただきました。それが大きなきっかけとなりまして、二〇〇五年から、首都圏を中心に一斉に、大きく女性専用車両が拡大をしているところでございます。多くの方からも喜んでいただいておりますけれども、しかし被害はまだ続いているということで、引き続きこういった対応をしていかなければいけないと思っております。 Angry: 0.306 Disgust: 0.177 Fear: 0.427 Happy: 0.756 Sad: 0.420 Surprise: 0.573
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02:33:10 ~ 02:33:58 鰐淵分科員
よく、痴漢の被害に遭ったら勇気を出して声を上げるようにという、そういった声かけもあるんですが、そもそも痴漢に遭いたくないわけですので、痴漢に遭わないための対策が重要ではないかと思っております。改めて、痴漢対策にどのように取り組んでいるのかをお伺いしたいと思います。その中で、今月から、JR東日本では、スマートフォンアプリを使った痴漢防止対策に関する実証実験を始めたと伺っております。このスマートフォンのアプリは、国立情報学研究所の新井紀子先生を始め有識者の意見を踏まえて開発されたと伺っております。この実証実験の現状と今後の対応につきましてお伺いをしたいと思います。 Angry: 0.517 Disgust: 0.318 Fear: 0.431 Happy: 0.595 Sad: 0.451 Surprise: 0.461
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Angry: 0.539 Disgust: 0.428 Fear: 0.523 Happy: 0.555 Sad: 0.420 Surprise: 0.469
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02:34:06 ~ 02:35:06 水嶋(智)政府参考人
このため、鉄道事業者におきましては、ポスターや車内、駅構内放送により痴漢防止を呼びかける痴漢撲滅キャンペーンの実施や、車内防犯カメラの設置、あるいは委員御指摘の女性専用車両の導入などの各種の取組を行ってきたところでございます。また、昨年の十二月二十六日には、国土交通省におきまして、痴漢行為等の迷惑行為の現状や各種の取組状況の共有などを目的に、JR及び大手民鉄と迷惑行為に関する連絡会議を立ち上げたところでございます。この会議では、委員御指摘のとおり、JR東日本が国立情報学研究所の新井紀子教授等の有識者の御意見も踏まえまして、今後実施することとしております痴漢通報アプリの実証実験を始め、各社における痴漢防止に向けた効果的な取組を共有しているところでございます。 Angry: 0.721 Disgust: 0.338 Fear: 0.468 Happy: 0.557 Sad: 0.200 Surprise: 0.499
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02:35:06 ~ 02:35:18 水嶋(智)政府参考人
国土交通省といたしましては、これらの取組を通じまして、引き続き、鉄道において痴漢が発生しにくい環境の整備を推進してまいるところでございます。 Angry: 0.414 Disgust: 0.324 Fear: 0.586 Happy: 0.572 Sad: 0.382 Surprise: 0.537
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02:35:18 ~ 02:36:00 鰐淵分科員
ありがとうございました。安心して通勤通学ができる環境整備ということでしっかりと取り組んでいただきたいと思います。このような痴漢の被害に遭わないための対策といたしまして地道に取り組んでくださっている方がいらっしゃいますので少し紹介をさせていただきたいと思います。痴漢抑止バッジというものがございまして、これはこれまでNHK等でも報道されております。痴漢抑止活動センターが痴漢抑止バッジコンテストというものを開催いたしまして、例えば、痴漢は犯罪です、私は泣き寝入りしません、そういったメッセージやデザインを公募いたしまして、集まったものの中から最優秀作品を選んでいただき、そしてそれを缶バッジにするという、そういった取組をしていただいております。 Angry: 0.469 Disgust: 0.305 Fear: 0.338 Happy: 0.718 Sad: 0.465 Surprise: 0.395
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02:36:00 ~ 02:37:08 鰐淵分科員
このコンテストの開催のきっかけになりましたのが、ある痴漢の被害に遭っている女子高生が、痴漢に遭い続けてやはり悩み苦しんでおりましたので、どうすれば防ぐことができるかということで本人がいろいろ考えた結果、自分の意思をしっかりと表示していこうということで、手づくりで、痴漢は犯罪です、私は泣き寝入りしませんというインパクトのある大きなカードをつくって、自分のかばんにつけたそうです。そうしましたところ、その日から一切痴漢の被害に遭わなくなったということでございました。この女子高生の取組を聞いた痴漢抑止活動センターの松永代表理事が、もっとつけやすい缶バッジがいいのではないかということでこのコンテストの開催につながったと聞いております。このコンテストの開催の意義は、痴漢は犯罪であり、痴漢被害に遭わない、痴漢被害の加害者をつくらないということを社会全体で認識する上でも大変に有効的な、重要な取組ではないかとも思っておりますし、また痴漢の被害に遭わないという具体的な効果も出ておりますので、こういった自分の身を守るための武器にもなるのではないかと思っております。 Angry: 0.573 Disgust: 0.367 Fear: 0.533 Happy: 0.447 Sad: 0.349 Surprise: 0.419
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Angry: 0.355 Disgust: 0.152 Fear: 0.152 Happy: 0.840 Sad: 0.745 Surprise: 0.377
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02:37:21 ~ 02:38:10 水嶋(智)政府参考人
お答えを申し上げます。鉄道における痴漢行為を防止するためには、鉄道事業者の取組を進めることに加え、社会全体としても、痴漢被害発生の現状やその対策の重要性について理解を深めていくことが重要であると考えておるところでございます。委員御指摘の痴漢抑止バッジの取組でございますが、民間団体の発意により、全国の学生からデザインを募集してバッジを作成することを通じて、性暴力に対する社会の意識を変えようとするものでございまして、鉄道事業者がその告知等に協力していると承知をしているところでございますが、このような取組が活発化することによって痴漢防止に対する社会一般の意識が高まることが期待されるところでございます。 Angry: 0.643 Disgust: 0.487 Fear: 0.498 Happy: 0.573 Sad: 0.352 Surprise: 0.374
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02:38:10 ~ 02:38:26 水嶋(智)政府参考人
国土交通省といたしましても、このような取組に対しまして、後援名義の使用許可や鉄道事業者への取組内容の周知など、可能な支援を行ってまいりたいと考えているところでございます。 Angry: 0.521 Disgust: 0.374 Fear: 0.451 Happy: 0.624 Sad: 0.470 Surprise: 0.371
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02:38:26 ~ 02:39:15 鰐淵分科員
ありがとうございました。ぜひともよろしくお願い申し上げたいと思います。また、痴漢の被害に遭わないためには、自分自身で身を守ることが重要でありますけれども、ある警備会社のホームページによりますと、電車の中で特に注意が必要な三つの場所があるということで、大きな駅の改札口に近い車両、車両の端、ドア付近ということでございました。こういったことを事前に知っていれば、自分の身を守ることができるかと思います。特に女子中高生等、痴漢の犯罪被害に遭わないためにも安全教育、防犯教育を行っていくことが重要と考えますが、文部科学省の御見解と取組をお伺いしたいと思います。 Angry: 0.454 Disgust: 0.303 Fear: 0.354 Happy: 0.708 Sad: 0.488 Surprise: 0.430
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02:39:15 ~ 02:40:09 平野政府参考人
お答えいたします。文部科学省では、児童生徒を犯罪被害から守るため、学校安全に係るさまざまな取組を推進しております。例えば、毎年度全ての小学一年生へのリーフレットの配付、発達段階に応じた児童生徒向けの教材の作成、痴漢防止活動センター職員による講話などの教職員研修への支援、通学路におきましては、スクールガード等の地域ボランティアによる見守り活動の推進などを行っております。各学校、教育委員会におきましても、通学路防犯マップの作成や、警察などと連携した防犯教室等を行っているところでございます。引き続き、こうした取組を推進し、子供たちが痴漢を含む犯罪に巻き込まれることがないよう取り組んでまいります。 Angry: 0.570 Disgust: 0.346 Fear: 0.431 Happy: 0.614 Sad: 0.380 Surprise: 0.465
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02:40:09 ~ 02:41:01 鰐淵分科員
ありがとうございました。全般的なお話かと思います。ぜひとも、この特に痴漢被害につきましては、言い出せない学生も、女子中学生、高校生も多いかと思いますので、そういった意味で、防ぐということと、また安心して通勤通学ができる環境づくりということで、これはしっかりと具体的に進めていく必要もあるかと思いますので、重ねて要望させていただきたいと思います。もう一つ文科省の方に伺いたいと思いますが、痴漢の被害に遭わないための対策として、服装をかえるということも一つの対応策と聞いております。もちろん制服で通学するわけですけれども、痴漢の被害に遭わないために、例えば制服以外の服装で登校するなど、柔軟な対応をしていただくことができないでしょうか。御見解をお伺いしたいと思います。 Angry: 0.449 Disgust: 0.321 Fear: 0.373 Happy: 0.637 Sad: 0.582 Surprise: 0.379
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02:41:01 ~ 02:42:09 蝦名政府参考人
お答え申し上げます。制服の着用を含めました校則につきましては、一般的に、各学校がそれぞれの教育目的を達成するために必要かつ合理的な範囲内で定めております。校則に基づいて、具体的にどのような手段を用いて校内での指導、あるいは通学時も含めました指導を行いますかにつきましても、各学校において適切に判断するものと考えているところでございます。ただ、制服の着用を含めましたこうした校則の内容については、学校を取り巻く社会環境や児童生徒の状況の変化に応じて、絶えず積極的に見直す必要があるものと考えております。その際には、最終的には校長の権限で校則を定めるということにはなりますけれども、児童生徒が話し合う機会を設けたり、あるいは保護者からの意見を聴取するなど、児童生徒や保護者が何らかの形で参画して決定をするということが望ましいと考えてございます。こうした趣旨につきまして、これまでも各地方公共団体の教育委員会にお伝えをしてございますけれども、引き続き、さまざまな機会を捉えまして、こうした積極的な見直しということにつきまして努めてまいりたいと考えてございます。 Angry: 0.444 Disgust: 0.335 Fear: 0.417 Happy: 0.719 Sad: 0.408 Surprise: 0.499
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02:42:09 ~ 02:43:01 鰐淵分科員
ありがとうございました。積極的に見直しを推進ということでおっしゃっていただきました。ぜひとも、相談体制も含めて柔軟な対応ができるように、文科省としても通知の方、対応の方をよろしくお願い申し上げたいと思います。続きまして、バリアフリー施策について質問させていただきたいと思います。本年夏には東京オリンピック・パラリンピックが開催をされます。日ごろから大臣も、この東京オリンピック・パラリンピックのレガシーとして共生社会の実現があるとおっしゃっておられます。その実現のために、ハード面、ソフト面、着実に進めていかなければなりません。きょうは視覚障害者のためのバリアフリー施策について質問させていただきたいと思いますが、ちょっと時間の関係で、申しわけありません、一つ質問を飛ばせていただきまして、具体的に伺ってまいりたいと思います。視覚障害者のためのバリアフリーということで、やはり点字ブロックが大きな施策かと思っております。 Angry: 0.329 Disgust: 0.294 Fear: 0.379 Happy: 0.767 Sad: 0.509 Surprise: 0.512
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02:43:01 ~ 02:44:01 鰐淵分科員
一方で、視覚障害者誘導マットという製品もございまして、これは最近、兵庫県三田市の総合保健センター内に誘導マットが設置をされました。この誘導マットは、従来の点字ブロックとは異なりまして、表面に突起がなくて、穏やかな山形、約三・五度の傾斜になっております。ですから、車椅子の利用者、歩行困難者等がつまずきにくくなっております。視覚障害者の方からも、全ての人のバリアフリーに配慮したマットが配置されてうれしい、そのような声が寄せられております。この誘導マットは、筑波技術大学、世田谷区役所、八尾市立病院、こういった病院等、活用実績がございまして、私自身も実際に歩いてみましたが、この誘導マットですと段差がほとんどありませんので、ベビーカーの利用者、またキャリーバッグを持参している方にも優しい、視覚障害者の方はもちろんですけれども、全ての方にバリアフリーになっていると実感をいたしました。 Angry: 0.361 Disgust: 0.252 Fear: 0.476 Happy: 0.686 Sad: 0.402 Surprise: 0.572
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02:44:01 ~ 02:44:29 鰐淵分科員
このような歩行誘導マットは、公共施設、駅や大規模商業施設に設置されることで、ハード面でのバリアフリーが更に推進されると期待をしております。こういった製品を更に活用、推進すべきと考えておりますが、視覚障害者用誘導マットの活用につきまして、国土交通省の御見解、今後の取組、対応をお伺いしたいと思います。 Angry: 0.356 Disgust: 0.181 Fear: 0.338 Happy: 0.828 Sad: 0.376 Surprise: 0.598
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02:44:29 ~ 02:45:03 蒲生政府参考人
お答え申し上げます。鉄道駅等の旅客施設における視覚障害者誘導用ブロックにつきましては、安全性確保の観点から統一してほしいという視覚障害者団体からの要望を踏まえまして、平成三十年三月にバリアフリー基準を改正し、統一性を確保したところでございます。一方で、百貨店やホテル等建築物のバリアフリー基準におきましては、視覚障害者の誘導設備を道路から案内所等まで設けることとしておりますが、日本産業規格への適合は求めておらず、それ以外のものであっても誘導の有効性が確認されたものであれば設置が可能となっているところでございます。 Angry: 0.510 Disgust: 0.413 Fear: 0.398 Happy: 0.684 Sad: 0.401 Surprise: 0.491
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02:45:03 ~ 02:45:29 蒲生政府参考人
なお、一部の公共施設等では、議員御指摘のように、歩行誘導マットが活用されている事例もあるものと承知しているところでございます。バリアフリー施策の推進に当たりましては、障害者団体など当事者の方々の声をよく伺いながら対応することが重要であると考えております。障害者誘導マットの取扱いに関しましても、現場の実態や当事者の方々の声をよく踏まえた上で適切に対応してまいりたいと考えているところでございます。 Angry: 0.564 Disgust: 0.397 Fear: 0.441 Happy: 0.609 Sad: 0.400 Surprise: 0.415
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02:45:29 ~ 02:46:08 鰐淵分科員
ありがとうございました。適切に対応していきたい、また関係団体等の御意見もしっかり伺ってということでございますけれども、特に公共施設におきましてはやはり基準がありますので、そういった基準も含めて見直しをしていく中で、全ての場所で柔軟なこういった活用を推進していくための環境整備も重要かと思っております。おっしゃっていただいたように、関係者の皆様の御意見がまず重要かと思いますけれども、しっかりとそういった御意見を伺いながら、更にいいものの活用ということで推進をしていただきたい、取り組んでいただきたいということを再度要望申し上げておきたいと思っております。 Angry: 0.296 Disgust: 0.285 Fear: 0.310 Happy: 0.798 Sad: 0.615 Surprise: 0.460
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02:46:08 ~ 02:47:08 鰐淵分科員
続きまして、大阪の地元の具体的な質問に入らせていただきます。大阪南部地域ですけれども、大阪では数少ない高速道路空白地帯でございまして、大阪南部高速道路の整備は、大阪南部地域と大阪都市部や関西国際空港との接続性の向上だけでなく、世界遺産を有する奈良県や和歌山県を含めた地域の持つ歴史や文化財とのネットワークにも寄与し、地域全体の経済発展と地域振興、防災対策に多大な効果をもたらすものでございます。そして、何より、安全で安心な住民生活と、快適な、機能的な都市機能を支える道路ネットワークの構築のため、大阪南部高速道路の事業化は必須でございます。昨年十一月二十六日に、赤羽国土交通大臣に、地元首長の皆様とともに要望書を提出させていただいておりますが、この高速道路の事業化に向けた現状をお伺いしたいと思います。 Angry: 0.220 Disgust: 0.210 Fear: 0.449 Happy: 0.812 Sad: 0.437 Surprise: 0.631
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02:47:08 ~ 02:48:01 池田政府参考人
ただいま委員からお話のありました大阪南部地域でございますけれども、南北に縦断する幹線道路は国道百七十号のみでございまして、この国道百七十号は朝夕の通勤時間帯を中心に渋滞が慢性化しております。この交通の課題は、大阪南部地域の方々のさまざまな移動において大きな妨げになっているというふうに認識をしております。このような状況の中で、今委員の方からお話のありました大阪南部高速道路が構想されているというふうに考えております。平成三十年度から、国と大阪府などで構成される検討会を設置いたしました。大阪南部高速道路計画の具体化をこの検討会の中で進めておるところでございます。 Angry: 0.420 Disgust: 0.288 Fear: 0.407 Happy: 0.707 Sad: 0.447 Surprise: 0.542
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02:48:08 ~ 02:49:06 鰐淵分科員
ありがとうございました。御存じかと思いますが、五十年来の地元の熱い、強い要望でございます。着実に進むよう、よろしくお願い申し上げたいと思います。同じく大阪南部地域の課題でございまして、大阪南部地域で、大阪で唯一の村、千早赤阪村がございます。ここには、国定公園内に村営の金剛山ロープウエーがございます。標高九百七十五メートルの金剛山駅まで六分で到着をする。四季折々の花や木もございまして、自然いっぱいで、本当にここが大阪なんだろうかと信じられないぐらい、自然豊かな、自然を堪能できるすばらしい地域でございます。このロープウエーですけれども、建設から五十年が経過をしておりまして、ロープウエーの耐震診断を行った結果、一部のコンクリートの強度が低いことが判明しまして、昨年の三月十五日から運行を停止しております。 Angry: 0.292 Disgust: 0.211 Fear: 0.418 Happy: 0.814 Sad: 0.410 Surprise: 0.604
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02:49:06 ~ 02:49:51 鰐淵分科員
このロープウエーの耐震改修には多額の費用がかかりまして、財政が厳しい千早赤阪村では頭を抱えている状況でございます。このまま放置することは安全性や防犯の観点からも問題があると思いますけれども、いずれにしても、改修するにしても廃止するにしても多額の費用がかかるということで、大変な状況でございます。こういった老朽化したロープウエー施設は、国定公園内、また全国にもさまざま、ほかの地域にもあるかと思いますが、このような老朽化したロープウエー施設の改修支援、どのようになっているのか、お伺いをしたいと思います。 Angry: 0.395 Disgust: 0.271 Fear: 0.612 Happy: 0.441 Sad: 0.428 Surprise: 0.528
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02:49:51 ~ 02:50:07 水嶋(智)政府参考人
お答えを申し上げます。国土交通省におきましては、ロープウエーなどの索道事業者に対する定期的な保安監査などによりまして、技術的な助言や指導を行うなど、索道施設の安全確保に努めているところでございます。 Angry: 0.522 Disgust: 0.538 Fear: 0.398 Happy: 0.723 Sad: 0.424 Surprise: 0.395
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02:50:07 ~ 02:51:00 水嶋(智)政府参考人
また、索道施設の維持管理に関する知見や諸課題を関係者間で共有、検討する会議の開催や、索道に係る技術者育成のための教本、マニュアルの作成などにも取り組んでいるところでございます。先生御指摘の金剛山のロープウエーにつきましては、耐震強度の不足が判明して、現在は運行を休止していると伺っているところでございます。耐震に関する安全上の基準を満たしていない状況でございますと、運行の再開は難しいのではないかというふうに考えられますが、今後の対応につきましては、ロープウエーの利用状況などを踏まえまして、事業者である千早赤阪村を始めとする関係者の皆様で十分に御議論していただく必要があると考えている次第でございます。 Angry: 0.381 Disgust: 0.369 Fear: 0.586 Happy: 0.552 Sad: 0.435 Surprise: 0.508
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02:51:12 ~ 02:51:55 鰐淵分科員
ありがとうございました。今お話を伺っておりますと、技術の助言、維持管理、そういったことが主な支援内容かと思いました。繰り返しになりますけれども、こういった国定公園内のロープウエー、主に観光施設も多いかと思いますが、老朽化が進んでいるところもたくさんあるかと思います。そういった中で、具体的に耐震改修やまた廃止をするのか、そういったことを含めて取り組んでいく地域が数々あると思いますので、維持管理だけではなくて具体的に支援をしていく、そういったこともぜひとも検討していただきたいと思いますので、今後の課題としてぜひともお願いを申し上げておきたいと思います。では、時間となりましたので、以上で終わらせていただきます。大変にありがとうございました。 Angry: 0.280 Disgust: 0.292 Fear: 0.418 Happy: 0.729 Sad: 0.549 Surprise: 0.490
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02:52:24 ~ 02:53:15 尾辻分科員
おはようございます。立国社の尾辻かな子です。国土交通の方で質問させていただくのは初めてとなります。大臣、どうぞよろしくお願い申し上げます。それでは、時間も限られておりますので、質問に移っていきたいというふうに思います。私の方からも、まずはバリアフリーについてちょっと議論をさせていただきたいというふうに思っております。私も、実は議員になる前は介護施設などで働いておりました。介護現場でやはり外出支援とかさせていただくときは、その外出先で、本当に車椅子用のトイレがあるんだろうかとか、施設に段差はないんだろうかとか、かなり下見をしてやらないとなかなか外出ができない、こういうような状況を現場で感じてまいりました。 Angry: 0.317 Disgust: 0.310 Fear: 0.424 Happy: 0.697 Sad: 0.528 Surprise: 0.523
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02:53:15 ~ 02:53:48 尾辻分科員
まさに、これから高齢社会になる、そしてパラリンピックも目前に迫った中で、バリアフリー政策を前に積極的に進めていくことが求められているというふうに思います。そこで、まず大臣にお聞きをしたいと思います。このバリアフリー、本当に大事なものだと思うんですけれども、大臣からも、そのバリアフリーについての大臣の思い、そして認識など、大変恐縮ですが、簡潔にお聞かせいただければと思います。 Angry: 0.392 Disgust: 0.312 Fear: 0.477 Happy: 0.630 Sad: 0.485 Surprise: 0.480
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02:53:48 ~ 02:54:10 赤羽国務大臣
バリアフリー政策、私も初当選以来、二十年以上かかわってまいりました。私の今思っていることは、バリアフリー政策は、福祉政策という観点で行うのではなくて、バリアフリーが当たり前の世の中をつくるんだという視点で取り組むということが一番大事だというふうに思っております。 Angry: 0.279 Disgust: 0.229 Fear: 0.469 Happy: 0.776 Sad: 0.350 Surprise: 0.697
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02:54:10 ~ 02:55:12 赤羽国務大臣
特にことしは東京オリパラ競技大会の開催年でありますし、この東京オリパラのレガシーが共生社会の実現ということを掲げている以上、ユニバーサルなデザイン、バリアフリーの社会づくりが大きな飛躍ができる一年にしなければいけない、こう思っております。そういう意味で、今通常国会では、ハード対策に加えて、心のバリアフリーに踏み込んだ法案の改正案も提出をしておりますし、先日も、新幹線のバリアフリー、これは、多くの世界じゅうのパラリンピアンまた応援する方が来られたときに、恥ずかしくないような状況という思いで新幹線のバリアフリー、しっかりと前に進めてほしいという検討会も進め、先日も現地に足を運んだところでございます。いずれにしても、大事なことは、高齢者の皆さんですとか障害者の皆さんの声をしっかりと聞きながら、ハード、ソフト面、両面に立って、そういう人たち、我々も含めなんですけれども、その立場に立ったバリアフリーづくりをしっかりと進めていくという決意で臨んでいきたいと思います。 Angry: 0.365 Disgust: 0.202 Fear: 0.437 Happy: 0.746 Sad: 0.420 Surprise: 0.581
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02:55:14 ~ 02:56:30 尾辻分科員
思いは聞かせていただきました。では、具体的に、バリアフリーを進めていく中で課題になっているところを議論させていただきたいというふうに思います。一つは、空港アクセスバス、いわゆるリムジンバスとも呼ばれますけれども、これのバリアフリー化についてお聞きをしていきたいというふうに思います。乗り合いバス、こちらのバリアフリー化は全国平均で五八・八%。私の地元の大阪市でありますと、バスは全てノンステップバスというふうにかわっております。ただ、その一方で、空港アクセスバスはやはりなかなか進んでおりません。私も、地元の障害者の団体の方々から、とにかく空港のアクセスバスが車椅子でなかなか使えないんだということで声を聞いておりますし、DPI、障害者インターナショナル日本会議さんの、こちらの最重要課題として取り上げられている中に、世界におくれた三課題の一つとして、空港アクセスバス、長距離バス、定期観光バスのバリアフリー化というふうに指摘をされております。 Angry: 0.382 Disgust: 0.249 Fear: 0.426 Happy: 0.661 Sad: 0.499 Surprise: 0.557
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02:56:30 ~ 02:56:55 尾辻分科員
なぜ空港アクセスバスのバリアフリー化がこれだけおくれているのかということについては、原因の一つとしては、移動等円滑化基準適用除外認定車両として、バリアフリーの整備義務がないことなども挙げられております。まず、現状どうなっているのかということをお聞きしたいと思います。 Angry: 0.551 Disgust: 0.390 Fear: 0.560 Happy: 0.430 Sad: 0.393 Surprise: 0.487
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02:56:55 ~ 02:57:22 赤羽国務大臣
今、尾辻委員お話がございましたように、移動等円滑化基準の適用除外につきましては、これは、席の下、床下に収納スペースを設けるという必要があるバスについて低床化が実際に物理的に困難であったということで、そうした場合については、運輸局長等が認定した車両についてはバリアフリーの基準の適用を除外することができるといったことが盛り込んであった。 Angry: 0.314 Disgust: 0.304 Fear: 0.755 Happy: 0.462 Sad: 0.332 Surprise: 0.637
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02:57:22 ~ 02:58:23 赤羽国務大臣
それは現実的な対応だったと思いますが、その結果として、御指摘のように、空港アクセスのバスのバリアフリー化というのは大変おくれておりました。具体的に申し上げますと、三年前の平成二十八年度の時点では羽田空港の二台のみ、リフトつきバスが導入されたのは二台のみでございました。令和元年の十二月、昨年の十二月現在では、羽田空港、成田空港、関西国際空港、伊丹空港、高松空港において計十七台が導入をされています。また、来年度には、羽田空港、成田空港、関西国際空港、長崎空港で十台のリフトつきバスが導入をされ、計二十七台になる予定でございまして、加えて、ちょっとまだ、いつとは確定しておりませんが、関西国際空港で更に一台のリフトつきバスが導入され、計二十八台となる予定でございます。 Angry: 0.314 Disgust: 0.169 Fear: 0.559 Happy: 0.600 Sad: 0.481 Surprise: 0.624
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02:58:23 ~ 02:59:17 赤羽国務大臣
私も先日、十二月にエレベーターつきのバスの乗降体験もし、実は以前から、平成三十年の三月にバスタ新宿に行きまして、車椅子をリフトへ乗せて乗降するのも視察をしてまいりまして、その有用性は確認をしているところでございます。いろいろな障害があるかと思いますが、先ほど申し上げましたように、ことしは東京オリパラの大事な一年でもございますので、鉄道駅に直接アクセスしている例えば中部国際空港なんかは比較的バリアが少ないんですけれども、そうじゃないようなところは特にこうしたリフトつきのバスを優先的に入れていただけるような支援策も講じていきたいと思いますし、そうしたこともそれぞれの空港会社に申し上げていきたいと思っております。 Angry: 0.262 Disgust: 0.172 Fear: 0.457 Happy: 0.728 Sad: 0.497 Surprise: 0.562
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02:59:33 ~ 03:00:06 一見政府参考人
お答え申し上げます。徐々にリフトつきバス等は導入はされておりますが、全体で申し上げますと、まだ導入は低調でございます。例えば、羽田空港、成田空港、これはバスの総便数が約千二百便ございますが、リフトつき等のバスの運行便数は、羽田で十四便、成田で十四・五便ということですので、二・四%でございます。 Angry: 0.330 Disgust: 0.309 Fear: 0.546 Happy: 0.688 Sad: 0.412 Surprise: 0.590
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03:00:06 ~ 03:00:28 一見政府参考人
関西国際空港、伊丹空港につきましては、総便数が千便ございますが、リフトつきバス等の運行は一・一%、こういう状況です。ちなみに、高松空港では二・六%あるいは五・一、これは季節によって違いますが、二・六から五・一%の運行状況でございます。 Angry: 0.157 Disgust: 0.200 Fear: 0.542 Happy: 0.765 Sad: 0.512 Surprise: 0.675
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03:00:28 ~ 03:01:04 尾辻分科員
パーセントで見ると、二%とか一%とかやはり非常に少ない、便数の中の割合でいうと少ないということがわかりますので、やはりこれは何かしら数値目標なども必要じゃないかというふうに感じております。さらに、私、地元の関西空港や大阪の空港のリムジンバス、車椅子対応車両になりましたということで報道資料を見せていただきました。これで見ると、使い方、乗られる際は、実は前日の夕方までに連絡をしてくださいということになっております。 Angry: 0.250 Disgust: 0.174 Fear: 0.494 Happy: 0.626 Sad: 0.561 Surprise: 0.624
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03:01:04 ~ 03:02:01 尾辻分科員
これは多分、新幹線のときもあったと思うんですけれども、結局、こういうのに乗ろうとすると、前日までに連絡をしないと、リフトつきバスとか車椅子対応車両、これはエレベーターのときもありますけれども、こういうのが何か乗れないというのはさすがにいかがなものかなという、まあ、オペレーションの問題はあるかと思うんですが、やはりこの辺も課題じゃないのかなというふうに思っております。ですので、大臣、ここはきちっと数値目標を定めたり、私は、やはり移動等円滑化基準適用除外認定車両の廃止を見越していくことや、バリアフリーの整備義務、補助金、また、新車購入時はバリアフリー車両の導入とか、この辺、もう少し政策を前に進めるべきだと思いますが、いかがでしょうか。 Angry: 0.355 Disgust: 0.195 Fear: 0.538 Happy: 0.675 Sad: 0.378 Surprise: 0.570
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03:02:01 ~ 03:03:20 赤羽国務大臣
国交省に設置をしておりますバリアフリー法及び関連施策のあり方に関する検討会、これは、学識経験者ですとか高齢者・障害者団体、事業者団体の方から、さまざま専門的また現場の具体的な御意見をいただいておりまして、今、尾辻委員から御指摘があったように、適用除外認定自動車ということが理由でバリアフリー化がおくれているという指摘や目標値を設定をしてほしいという、そうした意見がございました。こうした御意見を踏まえて、本年一月二十日に、バリアフリー法及び関連施策のあり方に関する検討会の二〇二〇報告書というものを公表したところでございまして、その中で、乗り合いバス車両の今後の対応策として、一つは、バリアフリー法に基づく移動等円滑化基準の適用除外認定の見直しも含めたリフトつきバス等の導入を促進するための仕組みを検討することというのが一つと、二〇二一年度以降の目標の策定の際に、空港アクセスバス等に関する新たな目標の設定を検討することということが盛られたところでございまして、この報告書を受けて、しっかりと省内で検討を進めていきたいと考えております。 Angry: 0.568 Disgust: 0.272 Fear: 0.375 Happy: 0.586 Sad: 0.471 Surprise: 0.429
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03:03:20 ~ 03:04:02 尾辻分科員
しっかり進めていただきたいというふうに思います。もう一つ、バリアフリーのことをお聞きしたいと思います。レンタカーのことです。これも、私、地元の障害者団体の方としゃべっていて、レンタカーがなかなか借りられへんという話をしておられるんですね。その方は車椅子ユーザーの方なんですけれども、いわゆるレンタカーを借りようとしたときに、そういう方であれば手動運転装置つきのレンタカーが必要になるんですけれども、日本のいわゆるレンタカーの大手のところには、こういう手動運転装置つきのレンタカーがほとんどないというふうに聞いております。 Angry: 0.505 Disgust: 0.281 Fear: 0.387 Happy: 0.611 Sad: 0.536 Surprise: 0.489
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Angry: 0.278 Disgust: 0.243 Fear: 0.564 Happy: 0.421 Sad: 0.660 Surprise: 0.566
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03:04:13 ~ 03:04:36 一見政府参考人
お答え申し上げます。大手のレンタカー事業者、これは大手五社がございまして、五社で全事業者が所有している車両に占める割合は六〇%近くございますが、ここに聞き取ったところによりますと、手動運転装置つきの車両を所有している事業者はございませんでした。 Angry: 0.490 Disgust: 0.437 Fear: 0.527 Happy: 0.603 Sad: 0.374 Surprise: 0.517
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03:04:44 ~ 03:05:16 赤羽国務大臣
今、ないという報告は局長から答弁したとおりでございます。ちょっといろいろ、今回の質問もありましたので調べてみたところ、個々の障害を持たれている方の障害の状況と程度というのは、これは一般的に言ってもそうなんですけれども、さまざまでございまして、私もバリアフリー政策に長年かかわってくると、障害の種類によって、よかれと思ってやったことがかえってバリアを高くするというようなこともございました。 Angry: 0.434 Disgust: 0.314 Fear: 0.422 Happy: 0.722 Sad: 0.420 Surprise: 0.495
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03:05:16 ~ 03:06:03 赤羽国務大臣
そして、このレンタカー事業者に対して、今我々の考えが、一律に器具を常設させるという考えというよりも、障害者の皆さんがみずから所有する手動運転補助器具をレンタカーで使用できるようにというふうな考え方で進めていった方がより現実的ではないのかと。運転免許に、それぞれ、その障害に合わせて付された条件があるというふうに承知をしていますので、その条件を踏まえて、それぞれのレンタカー事業者の現場で適切な対応ができるように徹底するように指導を進めていきたい、こう考えております。 Angry: 0.466 Disgust: 0.318 Fear: 0.515 Happy: 0.535 Sad: 0.475 Surprise: 0.493
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03:06:03 ~ 03:06:15 赤羽国務大臣
そうしたことを踏まえながら、多分知見が集まってくると思いますので、その中で、より改善すべきところがあれば不断の改善努力はしていきたい、こう考えております。 Angry: 0.527 Disgust: 0.362 Fear: 0.337 Happy: 0.600 Sad: 0.628 Surprise: 0.286
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03:06:15 ~ 03:07:01 尾辻分科員
大臣おっしゃっていただいたように、手動運転装置つきとなると確かに厳しいかもしれません。ただ、取り外し式の手動運転装置などもありますので、試験的に例えば導入するとか、今、そういう団体の皆さんがどういうふうにしてそれで苦労されているのかとか、もう少しここに対してアンテナを立てて状況を把握していく。そしてさらに、やはり誰もがレンタカーで移動できるというような状況をつくっていくことが大事だと思いますので、しっかり取組をお願いしたいというふうに思います。バリアフリーの議論は以上とさせていただいて、次は、ちょっと大阪のIRのことについてお聞きをしてまいりたいというふうに思います。 Angry: 0.311 Disgust: 0.265 Fear: 0.514 Happy: 0.589 Sad: 0.588 Surprise: 0.521
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03:07:01 ~ 03:07:53 尾辻分科員
まず、この間、さまざまなことがありました。現職衆議院議員の方が逮捕されるというような、もう十年ぶり、そんな大きな出来事もあった中で、本当にIR、このまま進めていいのかという声は地元大阪からもかなり出てきております。そのことについて順次お伺いをしていきたいというふうに思います。うるさい方がいらっしゃるんですが、注意していただけますか。私の時間ですので、よろしくお願いいたします。政府のIR基本方針、これは、方針の策定がおくれるということを聞いております。いつ決定されるのか、そして、なぜおくれているのか、この辺についてお聞かせいただきたいと思います。 Angry: 0.432 Disgust: 0.264 Fear: 0.417 Happy: 0.561 Sad: 0.521 Surprise: 0.512
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03:07:53 ~ 03:08:08 秡川政府参考人
お答え申し上げます。基本方針につきましては、IR整備法の規定に基づきまして、カジノ管理委員会を含めました関係行政機関との協議を行い、その上で、IR推進本部の決定を経た上で策定、公表することとしております。 Angry: 0.498 Disgust: 0.370 Fear: 0.456 Happy: 0.711 Sad: 0.347 Surprise: 0.541
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03:08:08 ~ 03:09:03 秡川政府参考人
現在は、その関係省庁との協議の段階なんですけれども、カジノ管理委員会や国会での御議論を十分に踏まえて丁寧に進めることにしておりまして、基本方針の策定の時期につきましては、現時点では決定をしておりません。IRの基本方針につきまして、今後、自治体による事業者選定など具体的な手続が始まるという段階であります。 Angry: 0.499 Disgust: 0.371 Fear: 0.524 Happy: 0.648 Sad: 0.327 Surprise: 0.521
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03:08:28 ~ 03:08:57 尾辻分科員
まだ決定されていないということで、まだ方針は方針案のままであるということです。国会審議の中で、接触ルールを入れるという話が出てきております。これも確認です。今出ている基本方針案に接触ルール、事業者との、職員とかな、接触ルールを入れるということですけれども、よろしいでしょうか。 Angry: 0.484 Disgust: 0.298 Fear: 0.485 Happy: 0.530 Sad: 0.446 Surprise: 0.557
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03:09:14 ~ 03:10:03 尾辻分科員
この接触ルールが一体誰と誰を縛るのかということも、これは非常に大事だと思っておりまして、事業者とその担当職員だけなのか、それとも、IR事業者関連というと、代理店のようなことをしている方や、ロビイストみたいな人もいますし、コンサルタントもいます。また、公職者などもいるわけですけれども、こういった人々は入ってくるのかとか、また、その接触ルールに違反した場合に、相手方を公表したりとか事業者の応募無効、こういう罰則を入れたりするのか。これは今どうなっておりますか。 Angry: 0.595 Disgust: 0.313 Fear: 0.565 Happy: 0.486 Sad: 0.275 Surprise: 0.578
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03:10:03 ~ 03:10:19 秡川政府参考人
今御指摘いただきましたようなことも含めて、基本方針にどのように位置づけるかということについて今検討中でございます。カジノ管理委員会の意見や国会での御議論を踏まえて検討を進めてまいりたいと思っております。 Angry: 0.426 Disgust: 0.258 Fear: 0.457 Happy: 0.574 Sad: 0.499 Surprise: 0.561
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03:10:19 ~ 03:11:00 尾辻分科員
大阪は基本方針が決まる前からどんどん進んでいるわけですけれども、例えば大阪府市のIR推進局における事業者対応等指針についてでは、実は、公職者等からの要望等の記録というのもあるんですね。実は、平成三十一年二月四日、大阪府議会の上島一彦議員がIR推進100社会との面会依頼をしたということで公表されています。この方は大阪維新の会の府議団の政調会長をしています。これは確かに公表はされているんですけれども、罰則はありません。 Angry: 0.509 Disgust: 0.236 Fear: 0.459 Happy: 0.623 Sad: 0.280 Surprise: 0.657
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03:11:00 ~ 03:12:14 尾辻分科員
ですから、こういう、本当に実効性のある接触ルールというのはどういうものになるのか。それは、ただ公表すればいいのかということは、これでいっても、ただ公表されるだけで終わっているわけですから、実効性ある接触ルールというもの、それが非常に大事になるかと思います。済みません、ちょっと質問の邪魔になるので注意していただけますか。今、大阪はどういう状況になっているかというと、基本方針が定まっていないうちに参加資格申込みというのが進んでおりまして、二月十四日に大阪府市がIR事業者の参加資格審査結果というのをもう公表しております。そして、応募者の数は一者であった。応募者の名称は、MGM・オリックスコンソーシアム、MGMリゾーツ・インターナショナルとオリックス株式会社ということで、大阪は事実上カジノ事業者が決定した状態になっております。 Angry: 0.401 Disgust: 0.303 Fear: 0.545 Happy: 0.601 Sad: 0.391 Surprise: 0.599
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Angry: 0.774 Disgust: 0.507 Fear: 0.404 Happy: 0.384 Sad: 0.401 Surprise: 0.351
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03:12:14 ~ 03:12:41 尾辻分科員
本来は、政府の基本方針が固まってから実施方針の策定、自治体の公表があって、そしてIR事業者の公募、選定に行くはずが、これ、順番が逆転しているというふうに思いますが、このような逆転は許されるものなんでしょうか。 Angry: 0.478 Disgust: 0.143 Fear: 0.586 Happy: 0.348 Sad: 0.425 Surprise: 0.651
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03:12:41 ~ 03:13:05 秡川政府参考人
現在、今委員から御指摘があった自治体以外の自治体も含めて、IR区域整備計画の認定申請を予定又は検討しておられる自治体において、さまざまな検討や準備が進められているものと承知しております。今後、基本方針が正式に決定された後に、これに即した適正な手続を進められていただくことになるというふうに考えております。 Angry: 0.314 Disgust: 0.280 Fear: 0.545 Happy: 0.631 Sad: 0.477 Surprise: 0.567
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03:13:05 ~ 03:14:01 尾辻分科員
それはどこで決まっていることなんでしょうか、基本方針に即した形でやってもらうとかですね。もう少し詳しく言ってください。いや、おかしくないですか。だって、事業者はもう決まっているんですよ。まだ方針案は決定されていないんですよ。 Angry: 0.581 Disgust: 0.410 Fear: 0.527 Happy: 0.378 Sad: 0.524 Surprise: 0.462
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03:13:20 ~ 03:13:54 秡川政府参考人
IR整備法におきまして、都道府県等は、その事業者を選定するに当たって、基本方針に即して実施方針を定めるということになっています。同じ法律の中で、都道府県等は、実施方針に即して、民間事業者を公募の方法により選定するということになっております。ですので、基本方針、昨年パブリックコメントでオープンに内容を見ていただいていますけれども、最終的に確定した後に、即しているものになっているかどうかというのを御確認いただくということになると思います。 Angry: 0.314 Disgust: 0.307 Fear: 0.547 Happy: 0.706 Sad: 0.409 Surprise: 0.574
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03:14:01 ~ 03:15:21 尾辻分科員
でも、即して定めなければならない。本当であれば、前段階で基本方針が決まってから事業者を公募しなければいけない、そういうものじゃないんですか。事実上決まったという言い方を私もしております。結局、これは順番が逆になっても大丈夫なようになっているんですよ。本来の、IRでこんなにいろんなことがあって、慎重に進めなければいけない、接触ルールも入れなければいけないと言っているのに、自治体は、基本方針が政府は決まっていないのに、もう既に事業者の事実上決定しているなんということが許されるようなやり方をやっていること自身が問題じゃないですか。 Angry: 0.557 Disgust: 0.340 Fear: 0.503 Happy: 0.406 Sad: 0.503 Surprise: 0.458
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03:14:20 ~ 03:14:43 秡川政府参考人
大阪府市の場合は、今御指摘いただいたように、応募されている事業者が一者ということは認識しております。ただ、今から大阪府市の方で適切な事業内容なのか等々選定手続に入ると思いますので、現時点で事業者が完全に決まったという段階ではないというふうに承知しております。 Angry: 0.259 Disgust: 0.346 Fear: 0.481 Happy: 0.775 Sad: 0.435 Surprise: 0.547
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03:15:21 ~ 03:15:59 尾辻分科員
これは抜け穴だらけなんですよ。ほかにも抜け穴があります。IR整備法では、第十二条で地元協議会を設置できるという言い方、実施方針の策定とかいろんなことをやるときに、これはできるになっているんです。本来、必須にしなければいけないと私は思うんですけれども、なぜできるという言い方になっているのか。ここのところを御説明お願いします。 Angry: 0.549 Disgust: 0.372 Fear: 0.549 Happy: 0.425 Sad: 0.427 Surprise: 0.548
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Angry: 0.458 Disgust: 0.290 Fear: 0.452 Happy: 0.583 Sad: 0.622 Surprise: 0.404
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Angry: 0.287 Disgust: 0.257 Fear: 0.478 Happy: 0.733 Sad: 0.449 Surprise: 0.627
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03:16:11 ~ 03:16:23 秡川政府参考人
状況に応じて協議会を設置する場合には、その協議会の意見を聞くこともできるということなので、協議会の設置は任意というふうに法律で位置づけられているところです。 Angry: 0.778 Disgust: 0.450 Fear: 0.434 Happy: 0.491 Sad: 0.342 Surprise: 0.373
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03:16:23 ~ 03:17:08 尾辻分科員
そうなんです。結局、だからこれも任意にしたために、大阪は協議会を設置していないんですよ。協議会を設置せずに、もう事実上事業者が決まるところまでやってきた。こういうプロセスが、私、これは非常に問題があると思います。結局、公募、選定のプロセスも抜け穴だらけじゃないか。それで、では協議会なしで大阪がどのような議論をしてきたかということでいうと、今問題になっている500ドットコムジャパン、500ドットコム社があります。実は、二〇一七年十月二十六日、中国を本拠地とする500ドットコム社及び日本法人である500ドットコムジャパン株式会社は、日本におけるギャンブル依存症研究への取組を発表。 Angry: 0.555 Disgust: 0.336 Fear: 0.512 Happy: 0.502 Sad: 0.402 Surprise: 0.537
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03:17:08 ~ 03:18:11 尾辻分科員
NPO法人依存学推進協議会との共同研究、研究助成金の協力などを実施する。大阪のIR基本構想をつくったIR推進委員会は、この依存学推進協議会のメンバーである谷岡一郎氏が全十一回中十回まで、そして勝見博光氏は第七回まで、推進委員会のメンバーをしています。これは、質問のときにちょっと調べたら、勝見さんという方はグローバルミックス社の代表取締役で、この会社は統合型リゾートIRのコンサルティングカンパニー、取引先には、ゲンティン、メルコ、シザーズ、ラスベガス・サンズなどがホームページに記載をされています。500ドットコム社と共同研究、共同助成金など一緒にしてきたNPOのメンバーでIR企業のコンサルティングをしている会社の取締役が、こうやって推進委員会に入って大阪のIRを前に進めてきた。 Angry: 0.498 Disgust: 0.281 Fear: 0.456 Happy: 0.736 Sad: 0.314 Surprise: 0.588
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03:18:11 ~ 03:19:05 尾辻分科員
それも、この依存学推進協議会の谷岡氏と勝見氏がこうやって推進会議の中で意見を述べていた時期は、500ドットコムがこのNPOと接触し、先ほど言った共同研究を掲げていた時期と重なっているんですね。そのシンポジウム、500ドットコム社の方も出たやつには、当時の内閣官房内閣審議官ギャンブル等依存症対策推進チーム副チーム長の中川真氏も出ておられたりしているということなんです。さらに、このNPOは、二〇一三年のホームページを見ると、理事に溝畑宏氏、大阪の観光局の理事長でIR推進会議の座長でIR選考委員会の委員、こういう人が大阪の事業を推進している。 Angry: 0.682 Disgust: 0.295 Fear: 0.528 Happy: 0.455 Sad: 0.263 Surprise: 0.549
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03:19:05 ~ 03:19:51 尾辻分科員
結局、これからわかることは、ギャンブル依存症までも500ドットコム社やIR関係者、推進派の研究者に取り込まれて、大阪のIR関連の会議にも深くかかわっていたということがわかるわけです。これで、いや、今、基本方針、接触ルールをやりますと言っても、地元はこういう問題があるわけです。今やはりやらなければいけないのは、もう一度しっかりプロセスを見直して、抜け穴をなくしてやらなければいけないと思いますが、再度、いかがですか。 Angry: 0.343 Disgust: 0.282 Fear: 0.582 Happy: 0.551 Sad: 0.466 Surprise: 0.571
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03:19:51 ~ 03:20:01 秡川政府参考人
今御指摘ありましたその大阪の推進会議というのは詳細を承知しておりませんが、これは法律に基づく手続の組織とは関係ないというふうに理解しております。 Angry: 0.294 Disgust: 0.314 Fear: 0.490 Happy: 0.758 Sad: 0.349 Surprise: 0.628
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03:20:01 ~ 03:20:22 秡川政府参考人
いずれにいたしましても、IR整備法に基づき、自治体におきましては、公聴会の開催や議会の議決など、地域の合意形成のための手続が義務づけられておりますので、こういう手続をしっかり経て、地元の住民の十分な理解を得た上で認定申請を行っていただきたいというふうに考えております。 Angry: 0.473 Disgust: 0.210 Fear: 0.402 Happy: 0.731 Sad: 0.371 Surprise: 0.549
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03:20:22 ~ 03:21:01 尾辻分科員
こういうこともありますし、例えば、では今、大阪でどういうことがあるのか。このMGMは、エヴェッサというバスケット球団があるわけですけれども、プラチナのスポンサーになりました。スニーカーコンという、スニーカーの展示会みたいな、若者がたくさん来る、そういうイベントのスポンサーにもMGMが出ております。広告規制があるというふうにおっしゃっていますけれども、実際は、私もヒアリングで聞きましたけれども、カジノの部分だけの広告を規制していて、IR事業者の名前だけの広告は広告規制の対象にならない。 Angry: 0.482 Disgust: 0.220 Fear: 0.519 Happy: 0.590 Sad: 0.283 Surprise: 0.667
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03:21:01 ~ 03:22:01 尾辻分科員
ですから、大阪はこういうふうにカジノ事業者が広告で見えるような状態になっているということを一つ指摘をしておきたいと思います。ちょっと時間がないので、確認をしていきますけれども、一つ飛ばして、事業期間の話も確認をしていきたいと思います。実は、大阪の事業期間というものは三十五年、募集要項では三十五年、延長期間も三十年とかなり長期間になっているんですね。一方、国は、整備計画の認定から十年、更新して五年ごとということになっています。さらに、大阪府議会、市議会は、構成が変わって例えば更新できなくなった場合は、大阪府市が事業者にその補償をすることになる。つまり、大阪のIRは三十年続くことが前提になっている。この自治体の募集の仕方は法の趣旨を逸脱していないでしょうか。 Angry: 0.332 Disgust: 0.270 Fear: 0.518 Happy: 0.620 Sad: 0.473 Surprise: 0.587
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Angry: 0.412 Disgust: 0.218 Fear: 0.441 Happy: 0.669 Sad: 0.464 Surprise: 0.583
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03:22:09 ~ 03:22:28 秡川政府参考人
IR事業は、長期間にわたる安定的で継続的な実施の確保が必要ということを踏まえまして、実施協定の有効期間につきましては、自治体とIR事業者との合意によりまして、区域整備計画の認定の有効期間を超えた期間を定めることも可能というふうに考えております。 Angry: 0.390 Disgust: 0.325 Fear: 0.513 Happy: 0.545 Sad: 0.528 Surprise: 0.473
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03:22:28 ~ 03:22:51 尾辻分科員
これもまた抜け穴なんですね。カジノは、胴元だけがもうかって利用者の金を吸い上げるものです。ギャンブル依存症を引き起こして、その人や家族も不幸にします。ギャンブル依存症のことはまた議論したいと思いますけれども、こういういろいろなことがあったというところで、カジノを進めるのはやめるべきだということを申し上げて、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 Angry: 0.500 Disgust: 0.351 Fear: 0.502 Happy: 0.511 Sad: 0.466 Surprise: 0.490
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Angry: 0.446 Disgust: 0.235 Fear: 0.617 Happy: 0.514 Sad: 0.351 Surprise: 0.706
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03:23:31 ~ 03:24:10 足立分科員
日本維新の会の足立康史でございます。赤羽大臣には、新型コロナも大変な中、いろいろ国土交通省の立場から力を尽くしていただいていることに心から敬意を申し上げたいと思います。新型コロナについては予算委員会等でやっていますので、きょうは分科会ということですから、少し、ふだん気になっていることを議論させていただきたいと思います。 Angry: 0.321 Disgust: 0.236 Fear: 0.481 Happy: 0.673 Sad: 0.442 Surprise: 0.610
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03:24:10 ~ 03:25:01 足立分科員
それから、今、ほかの委員から、何か大変レッテル張りみたいな、ひどいと国民から言われても仕方がない、そういう質疑がありました。刑事事件は刑事事件、政策は政策、これをしっかり立て分けていかないと日本社会はぐちゃぐちゃになりますから、しっかり我々も、私は大阪の選出でございますが、国に先駆けて、透明な接触ルール、こういうものをつくってやってきていますので、レッテル張りについては異議を申し上げておきたいと思います。さて、ちょっと、きょう、ごめんなさいね、順番を変えていいですかね。気楽にやってください、難しいことは聞きませんので。 Angry: 0.473 Disgust: 0.252 Fear: 0.511 Happy: 0.430 Sad: 0.565 Surprise: 0.472
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03:25:01 ~ 03:26:21 足立分科員
準備されたものはちょっと置いておいても答えられるような質問しかしません。実は、地域ですごく最近気になることがあるんですね。私の地元でも数百億、百五十とか二百億の市民会館の建てかえとか大工事が、まあ、ありますね、どこでも。特に大阪は、五十年前の大阪万博のときにつくられた町が今、更新期に入っていまして、そういうのが多いんですね。私の地元、大阪府の茨木市というところですけれども。まあ、個別案件はきょうやりませんが。百五十億、最終的には二百億を超えると言われています。その大工事が随契で行われているんですね、随契で。国交省、事務方で結構ですけれども。きょうは国交省は、模範的なルールに基づいて仕事をされている代表選手として国交省、国交大臣にいていただいていて、むしろちょっと、総務省を、何しているんだという話ですから、御法川副大臣、気楽に。 Angry: 0.420 Disgust: 0.272 Fear: 0.474 Happy: 0.648 Sad: 0.356 Surprise: 0.651
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03:26:21 ~ 03:27:07 足立分科員
国交省の直轄事業では、私も霞が関にいましたからよくわかります、そんな、工事に随契、まあ、公募型プロポーザルとかいってオブラートをかぶせていますが随契ですよね、調査とか調査事業とかではよくありますが、大規模な工事に、公募型プロポーザルであれ何であれ、随契を適用するというのは聞いたことがないんですけれども、国交省、どうですか。ありますか、そういうの。 Angry: 0.500 Disgust: 0.234 Fear: 0.464 Happy: 0.573 Sad: 0.425 Surprise: 0.605
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03:27:07 ~ 03:27:56 東川政府参考人
お答え申し上げます。国土交通省の発注工事でございますけれども、平成三十年度、直轄の八地方整備局の発注の契約の状況でございますけれども、一般競争入札が九〇%、指名競争入札一%、随意契約九%となっている状況でございます。大規模なものも一部随意契約でさせていただいているものもございまして、これは技術提案・交渉方式という方式でございまして、仕様の確定が困難な工事に関しまして、技術提案の審査及び価格などの交渉により仕様を確定し予定価格を定める方式というものでございます。 Angry: 0.358 Disgust: 0.346 Fear: 0.504 Happy: 0.674 Sad: 0.370 Surprise: 0.596
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Angry: 0.326 Disgust: 0.281 Fear: 0.507 Happy: 0.738 Sad: 0.449 Surprise: 0.573
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03:28:01 ~ 03:28:47 足立分科員
これは当たり前ですよね。総務省、ちょっと来ていただいています。総務省では、自治体のそういう工事、これは一般競争入札、入札をやるのが当たり前だと思いますが、こういう例えば百何十億、二百億の事業について、随契をとることができることになっているんですか。 Angry: 0.646 Disgust: 0.307 Fear: 0.400 Happy: 0.642 Sad: 0.323 Surprise: 0.502
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03:28:47 ~ 03:29:10 森政府参考人
総務省でございます。答弁させていただきます。地方公共団体の契約の締結につきましては、最も競争性、透明性、経済性等にすぐれた一般競争入札によるということが原則でございますけれども、地方自治法施行令百六十七条の二第一項各号におきまして、そこで定める要件に該当する場合について随意契約により契約を締結することができるというふうになっておるところでございます。 Angry: 0.561 Disgust: 0.381 Fear: 0.422 Happy: 0.624 Sad: 0.372 Surprise: 0.507
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03:29:10 ~ 03:29:36 森政府参考人
また、地方公共団体が一定以上の金額の契約を締結する場合には、地方自治法九十六条一項五号によりまして、議会の議決ということが御案内のとおり必要とされておりますので、各契約に対するチェックが議会において行われているところでございますけれども、各地方団体においては法令にのっとった最も適切な契約の締結を選定されているというふうに承知をしております。 Angry: 0.513 Disgust: 0.217 Fear: 0.379 Happy: 0.678 Sad: 0.396 Surprise: 0.495
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03:29:36 ~ 03:30:01 足立分科員
実は、事前に大分これは議論しました。総務省が、結構、僕は適当だと思うんだけれども、総務省が悪いというよりは、地方公共団体が自分で決めていけば、ちゃんとやっているところはちゃんとやっている。最後は今みたいに、いや、議会があるから大丈夫だということを言うわけですよ。議会がチェックする。でも、議会がチェックするためにはちゃんと情報公開されていなければあきませんよね。 Angry: 0.616 Disgust: 0.348 Fear: 0.453 Happy: 0.507 Sad: 0.412 Surprise: 0.484
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03:30:01 ~ 03:31:02 足立分科員
あるいは、議会にそういう調査権、それを調べる権限を付与しないといけない。それからもう一つ、例えば公募型プロポーザルの随契ということをやっているんだけれども、市長さん自身が採点するんですよ。それで、市長さんが何点つけたかはわからないんですよ。それで、ちょっと国交省、もう一度。国交省は、直轄事業だから、発注者。発注者が国交省ですよ。だから、ちゃんと国交省の中でも部署をファイアウオールで整理して、発注する部署が採点することがないようにということをしていると聞きましたけれども、そうですね。 Angry: 0.557 Disgust: 0.313 Fear: 0.499 Happy: 0.551 Sad: 0.348 Surprise: 0.586
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03:31:02 ~ 03:32:13 東川政府参考人
お答え申し上げます。国土交通省では、全国の河川国道事務所などで多くの事業も発注しているところでございますけれども、その際の発注の責任者といいますのは、契約の責任者でございますが、事務所長ということでございます。技術評価の結果についても事務所長が責任を持つことにはなるのでございますけれども、基本的に、評価原案につきましては同じ事務所の部下職員が作成するということになっております。評価原案の作成及び最終的な評価を決定する際には、競争参加者が特定可能な箇所、具体的には建設業者等の名前のところをマスキングするということ、また、積算業務を行う部署とこの技術評価審査を行う部署を分けること、また、マスキングした上で、最終的には、事務所長や複数名の副所長等の幹部が入った入札・契約手続運営委員会において、評価原案の確認及び最終的な評価を行い、決定しているという状況でございます。 Angry: 0.571 Disgust: 0.365 Fear: 0.460 Happy: 0.646 Sad: 0.311 Surprise: 0.491
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Angry: 0.525 Disgust: 0.425 Fear: 0.422 Happy: 0.651 Sad: 0.416 Surprise: 0.517
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03:32:17 ~ 03:33:10 足立分科員
国交省はプロですから、これはもう徹底してそういう公正性、特に外形的公正性といいますが、国民から見て、ああ、適正にやられているなと思えるような状況をつくることが大変重要です。ところが、先ほどの自治体、多分、私の地元でも、市長さんと担当の部長さんかな、担当ですよ、まさにそれを推進している人たちが採点しているわけです。では、これを取り締まるときに、これは官製談合のおそれとかが僕はあると思うんですが。僕、知らなかったんですけれども、公正取引委員会ってありますね、官製談合防止ということを公取はやっています。では、私の地元みたいなところで、例えば市長さんと特定の事業者が何かやっているとするじゃないですか。 Angry: 0.412 Disgust: 0.259 Fear: 0.492 Happy: 0.656 Sad: 0.336 Surprise: 0.610
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03:33:10 ~ 03:33:46 足立分科員
不公正な、不公正と思われても仕方がないような取組をしているとするじゃないですか。それを僕が、公取がちゃんと見てくれよと公取に言ったら、僕たちは知りませんと言うわけですよ。談合は見ているけれども、相対の、複数の事業者ではない特定の事業者と役所の関係は公取の所管ではないと聞きましたが、そういうことですか。 Angry: 0.703 Disgust: 0.321 Fear: 0.539 Happy: 0.412 Sad: 0.287 Surprise: 0.505
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03:33:46 ~ 03:34:06 粕渕政府参考人
お答え申し上げます。国、地方公共団体等の職員が入札談合等に関与していると公正取引委員会が認める場合には、いわゆる官製談合防止法第三条の規定に基づきまして、当該国、地方公共団体等の長に対しまして改善措置を講ずべきことを求めることができます。 Angry: 0.768 Disgust: 0.302 Fear: 0.316 Happy: 0.487 Sad: 0.300 Surprise: 0.301
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03:34:06 ~ 03:35:08 粕渕政府参考人
言いかえれば、この公正取引委員会による改善措置の要求といいますのは、事業者による入札談合等があることを前提として行うことができるものでございます。お答え申します。入札談合といいますのは、もともと事業者が共同して行う行為ということになりますので、したがって、複数の事業者が共同して談合を行うということが前提ということになります。 Angry: 0.598 Disgust: 0.388 Fear: 0.358 Happy: 0.660 Sad: 0.394 Surprise: 0.398
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03:34:16 ~ 03:34:54 足立分科員
ごめんなさい、ちょっと事前のあれがもし不適切ならもう一回教えてほしいんですけれども。要すれば、複数の事業者が関与していると、という議論があったんですけれども、それは違いますか。複数の事業者の談合を談合といい、それが特定の事業者一社だと、それは公取の力が及ばないと聞いたんですけれども、それは違うんですか。ちょっとわかりやすく。 Angry: 0.520 Disgust: 0.250 Fear: 0.572 Happy: 0.367 Sad: 0.462 Surprise: 0.594
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03:35:08 ~ 03:36:01 足立分科員
そういうことで。これは問取りレクのときも、実は関係省庁の人たちとへえと言って、結構感動していて。みんな知らなかったんですけれどもね。複数の事業者が関与したときに公取が出てくるんですよ。例えば、市長さんが特定の事業者とつるんでいる。これをエンフォースする、取締りをエンフォースするといったら、それは公取じゃないらしいんです。間違っていますか。そうだよね。さっき言ったように、一定の関与があるのかな。ちょっと、私の断定が間違っていたらまたゆっくりやりますが。したがって、結論は、国は、それはテレビは追っかけてくるし、ね、御法川副大臣、きっちりやっていないと大変なことになる。だから、きっちりやっているところが多いですよ。 Angry: 0.518 Disgust: 0.306 Fear: 0.532 Happy: 0.443 Sad: 0.455 Surprise: 0.562
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03:36:01 ~ 03:36:37 足立分科員
公文書はちょっと別だけれども。だけれども、地方公共団体というのは結構ルーズで、なかなかそういう取締りが及ばないというふうに私は認識をしています。総務省、そういう工事に随契を使うというのは、最近、はやりなんですか。 Angry: 0.555 Disgust: 0.353 Fear: 0.536 Happy: 0.523 Sad: 0.364 Surprise: 0.566
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03:36:37 ~ 03:37:23 森政府参考人
お答えを申し上げます。評価点を用いた競争方式ということでございますけれども、これは、価格のみならず、性能、機能や技術力を評価することで、地方公共団体にとってよりよい調達を実現できる可能性があるということでございまして、昨年六月に改正されました公共工事の品質確保の促進に関する法律に基づく基本方針におきましても、発注する工事の内容に照らし技術提案を求めるよう努めるものとされまして、また、その際には、技術提案の評価は事前に提示した評価項目、評価基準、得点配分に従い評価を行うものとし、また、各発注者は説明責任を適切に果たすという観点から、落札者の決定に際してはその評価の方法や内容を公表しなければならない、このような形になっておるわけでございます。 Angry: 0.635 Disgust: 0.447 Fear: 0.460 Happy: 0.635 Sad: 0.312 Surprise: 0.463
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03:37:23 ~ 03:37:46 森政府参考人
また……はい。そういうことで、この品確法も含めまして、こういった技術提案方式というものは、性能、機能や技術力を評価する必要があるような場合には推奨しているものというふうに承知をしております。 Angry: 0.409 Disgust: 0.364 Fear: 0.463 Happy: 0.564 Sad: 0.476 Surprise: 0.537
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03:37:46 ~ 03:38:00 足立分科員
とにかく、私の地元では五十年ぶりの大工事がこれからあるんです。だから、これは余りいいかげんなことをやっているといかぬのじゃないかと思っているんですが。 Angry: 0.493 Disgust: 0.259 Fear: 0.397 Happy: 0.629 Sad: 0.404 Surprise: 0.567
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03:38:00 ~ 03:39:00 足立分科員
今あったように、要は、ちゃんと説明責任を果たす。議会がちゃんとそれをチェックする。そのためには、例えば採点するじゃないですか。例えば数人の方が採点する技術点、市長さんと部長さんが入ってばあんと得点とか上げたら、入っちゃいますよね。要は、当事者が何点つけたかぐらい、これは公表を義務化しておかないと。そんな苦しまないで。だって、チェックしようがないじゃないですか。議会が、今、中身を見せてということをやっているようですが、出てきません。どうしたらいいですか、これ。どうしたらいいですかって、ちょっと。要すれば、説明責任を果たすとか、議会が調査できるとか、それをやれるような枠組みは総務省がちゃんとつくらないと。 Angry: 0.633 Disgust: 0.346 Fear: 0.541 Happy: 0.411 Sad: 0.400 Surprise: 0.539
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03:39:00 ~ 03:39:33 足立分科員
だって、できるという制度は皆さんがつくっているんだから。そういう随契ができるという制度は皆さんがつくっているんだから、それを公正、公平、外形的公正性を保つためにちゃんとやる、やらせる、やるような制度的枠組みをつくるのは皆さんの責任じゃないですか。いや、今それがちゃんとしていないのはわかっているよ。ちゃんとしませんか、ちょっと。 Angry: 0.771 Disgust: 0.365 Fear: 0.422 Happy: 0.411 Sad: 0.439 Surprise: 0.418
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03:39:33 ~ 03:40:21 森政府参考人
お答えいたします。はい。先ほどの品確法に基づく発注関係の運用指針の中でも、評価の方法を明らかにすることとか、評価の結果を早期に公表することとか、入札監視委員会等の第三者機関の活用、こういったことを求めておりまして、総務省も国交省とともにこれは適切な運用を求めるというような通知を発出しておるところでございます。また、適正性の担保というところでございますけれども、官製談合の防止に向けた取組として、入札に関する情報管理の徹底とか職員のコンプライアンスの徹底といった各般の措置を総合的に講ずることで公正な競争の促進を図れというようなことを、不正競争に対して厳正に対処するように、これも国交省とともに要請をしているところでございます。 Angry: 0.572 Disgust: 0.404 Fear: 0.391 Happy: 0.641 Sad: 0.403 Surprise: 0.430
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03:40:21 ~ 03:41:06 足立分科員
そういうことがしっかり行われていないですよ。だから、一回目はちゃんと、何か、もう一回ちゃんとやれと言った方がいいですよ、通達かなんかでね。やはりこれから地方の時代ですから、大阪府市、大阪府下の維新の会が首長をやっているところはちゃんとやっていますけれどもね。みずからルールをつくって。ルールがないんだから。だから、みずからルールをつくってやっていますよ。身を切る改革なんてその最たるものですよ。要すれば、市役所の職員、まあ、職員の人は頑張っているけれども、そういう、まあいいや、やめておこう。とにかく、政党は政党として役割を果たしますよ、しっかり政治の責任を果たしますよ。 Angry: 0.735 Disgust: 0.373 Fear: 0.391 Happy: 0.505 Sad: 0.393 Surprise: 0.407
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03:41:06 ~ 03:42:06 足立分科員
しかし、総務省も地方丸投げで、要は、できる方ばかりやって、それを取り締まる方の枠組みをつくらないのであれば、そもそも制度をつくるところから全部地方に任せた方がいいですよ。総務省がそれをちゃんとやらないんだったら、もう総務省なんか潰した方がいいですよ。特にあなたの部署。ね。というのは言い過ぎですね、御法川さん。何でこういうことを言ったかというと、ほかにもいっぱいあるんです。例えば、森友学園で有名になりました野田中央公園。野田中央公園については私がいろいろ。大臣、細かいことは大臣には聞きませんから、引き続きのんびり聞いておいてください。もう大論争になりまして、要は森友学園に昭恵夫人が関与していたと。 Angry: 0.629 Disgust: 0.333 Fear: 0.420 Happy: 0.546 Sad: 0.376 Surprise: 0.500
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03:42:06 ~ 03:43:08 足立分科員
していたって、関係ありましたよね、名誉校長だっけ。そのときに、国有地の払下げが若干問題があったと言われています。ちょっと時間がないのでいろいろ飛ばしますが。それは財務省も一定課題はあったということで、また何か対応はちょっと考えているというふうに言っていましたが。それを国会で追及するのであれば、いや、したらいいですよ、でも、同じような案件がほかにもいっぱいあるんだったら、全部やらないと意味ないでしょう。だから、私がずっと言っているのは、いや、わかった、森友学園にずさんさがあったのは事実だと、払下げにですよ。では、同じ一筆の土地の、それは西側だったかな、東側に全く同じごみが埋まっている、一筆の土地ですから。 Angry: 0.467 Disgust: 0.270 Fear: 0.532 Happy: 0.535 Sad: 0.362 Surprise: 0.601
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03:43:08 ~ 03:44:05 足立分科員
公園用地があったんですよ。その払下げは、民主党政権のとき、二〇一〇年三月に払下げが行われているんです。それで、国の税金がもう一〇〇%入っています、ほぼ。それを配ったのは民主党政権です。そのときの副大臣は辻元さんです。では、同じようなことが言えちゃうよねと。いや、僕は辻元さんが悪いことしたなんて一言も言っていないですよ。こっちが疑惑と言うなら、こっちはもっと疑惑でしょうということを言った。なぜ私がこっちはもっと疑惑でしょうと言ったかというと、辻元さんはこう言うんですよ。それは、契約をしたのは二〇一〇年三月だけれども、予算を決めたのは二〇〇九年の五月でしょう、麻生政権でしょう、だからこれは麻生政権の責任よと言って逃げたわけです。 Angry: 0.709 Disgust: 0.394 Fear: 0.483 Happy: 0.413 Sad: 0.351 Surprise: 0.410
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03:44:05 ~ 03:45:04 足立分科員
では、麻生政権のその二〇〇九年五月、不動産鑑定、行われていましたか。これ、国交省が確認してくれましたか。行われていましたか。それだけでいいですよ。見てください。だから、麻生政権のときは、単なる経済対策の積み上げの、言ったら要望額みたいなものを聞いただけですよ。だって、経済対策をつくるときには地方に聞かなあかんでしょう。そのときのやりとりを挙げて、麻生政権の責任だと言って逃げたわけです、辻元さんは。 Angry: 0.638 Disgust: 0.353 Fear: 0.414 Happy: 0.553 Sad: 0.416 Surprise: 0.442
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03:44:23 ~ 03:44:45 眞鍋政府参考人
野田中央公園の不動産鑑定についてでございます。豊中市に確認いたしましたところ、平成二十一年四月のそもそも補助金の要望の時点では不動産鑑定は行われていなかった、その後、平成二十二年二月の補助金の交付申請に当たりまして不動産鑑定が行われたというふうに聞いております。 Angry: 0.338 Disgust: 0.301 Fear: 0.551 Happy: 0.573 Sad: 0.468 Surprise: 0.600
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03:45:04 ~ 03:46:02 足立分科員
でも、今あったように、実際に申請をして、要は、地下にごみがあるとわかったのは調査報告、地下のごみの調査報告が出たのは二〇一〇年、政権交代後の二〇一〇年一月なんです。二月に不動産鑑定をし、三月に契約ができたわけです。民主党政権じゃないですか、全部。だから、僕はずっと、逃げるなと。東側に問題があるというなら西側はもっと問題だ。東側は不動産鑑定がずさんだといって安倍政権はたたかれたわけでしょう。西側は不動産鑑定をやっていないんですよ、十四億を決めたときには。でも、それはだから、決めたのは二〇一〇年一月、二月、三月なんです。 Angry: 0.697 Disgust: 0.356 Fear: 0.483 Happy: 0.407 Sad: 0.367 Surprise: 0.475
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03:46:02 ~ 03:46:30 足立分科員
それを、うそをついて逃げたんです。だから、そこだけは明らかにしておきたいと思います。ちょっと、せっかくだから、法務省に来ていただいています、籠池夫妻の判決、関連の公務員等に係る捜査の状況を教えてください。 Angry: 0.711 Disgust: 0.354 Fear: 0.446 Happy: 0.485 Sad: 0.414 Surprise: 0.413
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03:46:30 ~ 03:47:18 保坂政府参考人
まず、お尋ねの補助金等の詐欺事件につきましては、本年二月十九日に大阪地裁で、被告人籠池康博につきまして懲役五年、被告人籠池真美につきまして懲役三年、五年間執行猶予という判決が言い渡されたものと承知をいたします。また、お尋ねの財務省職員などに対する告発事件につきましては、平成三十年五月三十一日に大阪地検が被告発人らを不起訴処分としまして、その後、一部の被告発人らに対する検察審査会の不起訴不当の議決を受けまして、大阪地検におきまして再捜査を行いましたが、令和元年八月九日に再度不起訴処分としたものと承知をいたしております。 Angry: 0.763 Disgust: 0.194 Fear: 0.469 Happy: 0.491 Sad: 0.234 Surprise: 0.459
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03:47:18 ~ 03:48:22 足立分科員
こういうことで、森友学園、これだけ国会を騒がせた、私は、あれだけの時間を使ったのであれば、総括しておかないと。僕らの責任ですよ、あれだけの国会の時間を浪費をした。だから僕は、二つの面で責任を果たしていきたいと思っています。あれだけの時間を使った責任。国会議員七百人いる中で、あれだけの非生産的な時間を使った責任を果たそうとしているのは僕だけじゃないですか、七百人の中で。僕は、二つ必要だと思っています。一つは、公文書管理です。これは確かに問題があった。だからこそ我々は、公文書管理法の、要は公文書管理における廃棄という概念自体を廃止する公文書管理法改正案を提出し、憲法に、今会計検査院がありますが余り機能していませんが、同じように国立公文書館を憲法機関化して、公文書管理の理念を憲法にも書こうじゃないかということを言っています。 Angry: 0.681 Disgust: 0.332 Fear: 0.471 Happy: 0.480 Sad: 0.306 Surprise: 0.500
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03:48:22 ~ 03:49:07 足立分科員
もう一つは、不動産鑑定等がずさんであったことについては、森友学園はずさんでした、野田中央公園はどうしようもないぐらいひどかった、辻元さんの言うとおりであれば。言うとおりであれば、やっていないんだから。私の仮説は、全国の国有地払下げがひどかったという結論なんです。たまたま豊中に光が当たっただけで。それはそうですよ。不動産鑑定というのは、高度成長期、日本が高度成長をずっとしてくるこの戦後七十年、さまざまな事業をやってきた。 Angry: 0.616 Disgust: 0.343 Fear: 0.508 Happy: 0.425 Sad: 0.444 Surprise: 0.488
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03:49:07 ~ 03:50:10 足立分科員
それはいろいろ、ちょっと微妙な方々が寝転がっていたりするわけですよ。そのときに、どうやって道路を通すんですか。お金を積んだわけですよ。どうやってお金を積むんですか。それはもう不動産鑑定のところで丸めるしかないじゃないですか。極端な話、そこにない建物をあるかのように偽装して、除却費を積むとか、いろいろやってきたわけですよ、日本の社会は。別にそれは悪いとは、悪いけれども、もうそういう時代じゃないんだから。だから、それを、森友学園といって騒いだ人たちはもうどうしようもないけれども、我々国会議員、赤羽大臣も、僕は、赤羽大臣は閣僚の中でもピカ一だと思いますね。私がいろいろ質問したときに、いろいろな人、公明党の先生方でもわあわあお叱りいただいて、懲罰動議がいっぱい出てきたんですよ。 Angry: 0.671 Disgust: 0.313 Fear: 0.526 Happy: 0.382 Sad: 0.324 Surprise: 0.547
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03:50:10 ~ 03:51:01 足立分科員
でも、赤羽大臣は僕を守ってくれた。いや、守ったって言うと怒られるね……今、筋とおっしゃった。筋として足立さんの言っていることは間違っていないといって、そのまま発言を続けさせてくれたんですよ。天才ですね、赤羽大臣は。赤羽大臣、でも、僕が言っているのはそういうことなんですよ。結局、日本社会のうみを出し切っていく作業は実はこれからなんです。公文書管理もそうです。そういう公正さ、事業の公正さを徹底する。国交省はカメラが追っかけてくるから徹底してやっていますよ。でも、地方にそれが今広がっている。大阪はちゃんとやっている。何でか。まず、橋下さんがいた、松井さんがいた、吉村さんがいた。しっかりとした政治家がいれば、それはちゃんとできるんです。でも、法治国家ですから。人治じゃありませんから。 Angry: 0.601 Disgust: 0.340 Fear: 0.464 Happy: 0.504 Sad: 0.425 Surprise: 0.493
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03:51:01 ~ 03:51:40 足立分科員
首長が誰であっても、市民の税金、府民の税金、国民の税金がおかしなことに使われないような法治国家をこれからつくっていく作業は、僕はこれからだと思っている。それを大阪でもどこでも日本じゅうでやっていく作業は、これからまさに維新の会と公明党でやらないと。ちょっときょう、森友学園事件とは何だったのかということを私の私見を申し述べましたが、ちょっと大臣、最後に、きょうの私の三十分を総括いただいて、お願いしたいと思います。 Angry: 0.499 Disgust: 0.238 Fear: 0.510 Happy: 0.519 Sad: 0.324 Surprise: 0.583
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03:51:40 ~ 03:52:13 赤羽国務大臣
足立委員の御意見は、多分現場を歩かれての御発言だというふうに思いますので、しっかりと尊重させていただき、ちょっと、大臣としてそれは全面的に受け入れがたい内容ではありますが、しっかり。法治国家であるべきというのは全く正しいことでありますし、我々も一政治家として、ゆがんだ法があるならばそれをしっかり直していくというのは、私は、立法府の立場としてはそうであるということを肝に銘じながら、政治家活動をしていかなければいけないと思います。 Angry: 0.627 Disgust: 0.268 Fear: 0.379 Happy: 0.480 Sad: 0.469 Surprise: 0.414
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03:52:13 ~ 03:53:02 足立分科員
もう時間が来ますので、終わりますが。辻元清美さんとはいろいろありました。いろいろありました。でも、私がずっと言い続けてきたことはもう一貫しているんです。きょう申し上げたことを言い続けてきただけなんです。そうしたら、懲罰動議ですよ。でも、もう、ああいう万年野党の人たちを相手にしている暇は私たちにはありません。これからは、御法川副大臣始めやはり自民党の皆様としっかり四つに組んで、日本の未来を、どういう日本社会をつくっていくのか、こういう、正面から、自民党と維新の会、自民党、公明党と維新の会で、公明党にはぜひこっちへ来てほしいんですけれども、ぜひ競い合いながら、新しい日本をつくっていくことをお誓いして、質問を終わります。 Angry: 0.557 Disgust: 0.311 Fear: 0.424 Happy: 0.474 Sad: 0.514 Surprise: 0.515
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Angry: 0.329 Disgust: 0.333 Fear: 0.266 Happy: 0.877 Sad: 0.538 Surprise: 0.433
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03:53:24 ~ 03:54:02 城井分科員
国民民主党の城井崇です。分科会での質問の機会を頂戴して、ありがとうございます。きょうは、北九州市にかかわる国土交通省への地元からの要望の部分、ぜひ大臣と直接、その要望をお伝えしながら、そして議論を含めてさせていただきたいと思いまして、きょうは赤羽国土交通大臣とということでお願いをさせていただきました。どうぞよろしくお願いしたいと思います。さて、北九州市におきましては、北九州空港を国の空港としてこれまでも整備を続けていただいています。 Angry: 0.372 Disgust: 0.263 Fear: 0.273 Happy: 0.818 Sad: 0.501 Surprise: 0.454
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03:54:02 ~ 03:55:10 城井分科員
珍しい海上空港として騒音の対策などもしっかりできた空港でありますし、早朝便や深夜便への対応もできるという、二十四時間の運用が可能だ、そうした特徴も持っております。こうした特性を生かしながら北部九州地域の活性化を図っていくには、この北九州空港をもっと使い倒していく必要があるというふうに思いまして、これまでも累次にわたって質問などでも申し上げてきたところであります。きょうは、その中でも特に北九州空港の機能拡充と活性化について、ぜひ国にも更に踏み込んだ支援をお願いしたいということで、大臣にお伺いしたいと思います。まず、滑走路の延伸の件についてお伺いさせてください。これまでにも、私から令和元年十一月十九日に提出しました質問主意書、「北九州空港の三千メートル級滑走路の早期実現に関する質問主意書」ということで、この答弁におきましても、「政府としては、地元関係者の意見等を踏まえつつ、その効果や影響等について十分に検証する必要がある」との政府見解でございました。 Angry: 0.326 Disgust: 0.230 Fear: 0.416 Happy: 0.653 Sad: 0.482 Surprise: 0.626
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03:55:10 ~ 03:56:00 城井分科員
ただ、この「効果や影響等について十分に検証」というのは、実は、数年前から答弁の線としては変わっていないという状況であります。分科会におきましても、前回、前々回、通常国会のときにも、当時の石井国土交通大臣に御答弁いただきましたときにも、こうした答弁の線でございました。ただ、この二年も、私から申し上げてまいりまして、今回も改めて赤羽大臣に御認識いただきながらお力添えいただきたいと思いますのは、この滑走路が今二千五百メートル、でも、これを、地元要望も含めてですが、三千メートルに延ばしてほしいというところにお力添えいただきたいという御議論を申し上げておるわけでありますが、これが足りないがために地元で実害が生じ続けていまして、ここを何とか取り除きたいというのがきょうの私の質問の趣旨の一つであります。 Angry: 0.366 Disgust: 0.283 Fear: 0.451 Happy: 0.645 Sad: 0.455 Surprise: 0.563
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03:56:00 ~ 03:57:02 城井分科員
どうしたことかと申しますと、新規の航空路線が就航したいということで当然北九州空港や地元自治体にも相談があるわけですが、そのときに、滑走路の長さが二千五百メートルだと、例えば大型の貨物機やジャンボジェット機だと、燃料満載、荷物満載だと離発着は難しいということで、成田や中部や関空に、せっかく北部九州に就航したいというお話があるにもかかわらず、残念ながらお断りをしてそうした他空港に切りかえざるを得ない、こうした状況が今まで続いているからであります。こうした航空路線によるビジネスチャンスをしっかり地元に引き入れてほしいというのは、国からも地元自治体や空港に対しての強い要望だったはずなんですが、それを続けるために、残念ながら、基本的な条件が整わないとそうしたありがたいビジネスチャンスの引き合いを引き込むことができない、そんな状況になっているわけであります。このことを、この数年にわたっても国土交通省や大臣にもお伝えしてきたところであります。 Angry: 0.472 Disgust: 0.234 Fear: 0.479 Happy: 0.438 Sad: 0.545 Surprise: 0.497
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03:57:02 ~ 03:58:11 城井分科員
昨年質問させていただいてからあれから一年、この間も、平成三十一年度、令和元年の間にも四件の引き合いがありましたが、全て引っ張り込むことができませんでした。その前の年には五件、その前の年にも五件ということで、この十年で二十三件のビジネスチャンスを逃し続けているという状況になっています。北部九州でしっかりそのビジネスチャンスを取り込んでいく、そして、大型貨物機でも安定して離着陸ができるように三千メートル級滑走路を、来年度からの整備をしっかり開始できるように、調査予算を含めて予算措置をすべきだと考えます。このタイミングであえて少し踏み込んだことを申し上げねばならないと思っておりますのは、ちょうど、例のRESA対策を含めた空港の安全対策の検討が国土交通省内でもこの間進んできているからであります。もしこの安全対策のエリアが確定をしてしまいますと、そこから後、延ばしたいと言っても、その安全対策が確定した以上のところに延ばすのは、後づけで議論するのは難しいというふうに私も思っていますし、地元自治体もそのように考えているからであります。 Angry: 0.391 Disgust: 0.234 Fear: 0.483 Happy: 0.621 Sad: 0.479 Surprise: 0.544
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03:58:11 ~ 03:58:35 城井分科員
その意味では、空港の安全対策が確定する前にこの滑走路延伸についても、きちんと三千メートルに延ばしていくぞということをぜひ確定させていくその取組を国にもお願いしたいと思います。こうした点からも、滑走路三千メートルへの延伸に向けた予算措置、ぜひお願いしたいというふうに思いますが、大臣、見解をお伺いしたいと思います。 Angry: 0.415 Disgust: 0.180 Fear: 0.281 Happy: 0.678 Sad: 0.675 Surprise: 0.405
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03:58:35 ~ 03:59:17 赤羽国務大臣
まず、海上空港の利便性というのは、私もあの北九州の空港も使わせていただいておりますし、私の地元の神戸空港も同じように海上空港で、その利便性は私もよく理解しているところでございます。また、この北九州空港の滑走路の延伸につきましては、これまでも幾たびと地元の首長さん、北橋市長、また、地元選出の与党の国会議員の皆さんや経済界の方々から何度も何度も、私、就任してからまだ半年たっていませんが、数多くの御要望をいただいておりまして、地元の皆さんの滑走路延伸に対する熱意は承知をしておるところでございます。 Angry: 0.244 Disgust: 0.128 Fear: 0.375 Happy: 0.794 Sad: 0.475 Surprise: 0.685
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03:59:17 ~ 04:00:19 赤羽国務大臣
このことにつきまして、これまでの国会でも当時の大臣がそれぞれ答弁していると思いますが、事業の必要性、費用対効果、周辺環境への影響等について十分な検討を行う必要がある。これはもうよく御理解いただけると思います。そうした意味で、北九州空港、具体的に三千メートル級の滑走路の実現のためには、長距離の国際貨物便が定期的に運航していただくというような需要が必要だというふうに認識をしております。そうした意味で、北九州におきまして、貨物便の誘致活動、利用促進にこれも熱心に取り組んでいただいておりまして、最近、ロシアの貨物便で拠点化するという、これも、先ほどのお話、私、委員が言われたことはちょっとよく承知しておりませんが、これは、単発のチャーターではなくて定期便であることがやはり大事だと思っておりますので、そうしたことが一定の成果が出てきているというふうに承知をしております。 Angry: 0.362 Disgust: 0.279 Fear: 0.462 Happy: 0.731 Sad: 0.377 Surprise: 0.609
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04:00:19 ~ 04:00:46 赤羽国務大臣
そうした環境が改善されているという認識のもとで、予算措置、具体的にあっては、これはもちろん地元関係者の意見をしっかりと踏まえつつ、ちょっと繰り返しになって恐縮ですが、相当な予算を投じることになるわけですから、その費用対効果、周辺環境への影響等について十分な検証を行うことが必要であるというふうに認識をしておるところでございます。 Angry: 0.308 Disgust: 0.372 Fear: 0.688 Happy: 0.547 Sad: 0.316 Surprise: 0.587
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04:00:46 ~ 04:01:14 城井分科員
地元の熱意と、そして、取組の一定の成果ということを大臣に言及いただきました。ありがとうございます。今大臣からも言及ありましたいわゆる世界最大級の貨物機アントノフの124級を運航しているボルガ・ドニエプル航空との北九州空港利用促進についての協定が結ばれたということで、これが令和二年に入ってからの話ですので、直近の大きな前進だというふうに思っています。 Angry: 0.323 Disgust: 0.263 Fear: 0.326 Happy: 0.857 Sad: 0.421 Surprise: 0.564
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04:01:14 ~ 04:02:01 城井分科員
また、新型コロナウイルスの対応で現在運休をしているんですが、大韓航空のジャンボジェット機の就航などもありまして、今大臣からもありました貨物の路線的な受入れ環境は整いつつあるというふうに考えています。その貨物が積み上がってくる中で、あとは実は施設の整備主体というところに今段階が差しかかっているというのが、地元自治体であり、地元経済界の認識であり、そして、私からの提案の部分でもあります。滑走路への三千メートルの延伸もそうでありますし、新型コロナウイルスが収束してからということになると思いますが、これまでも御提案申し上げてきたCIQ体制の充実、そして、シー・アンド・エアの動線の整備、これは貨物地区から岸壁までの動線ということになりますが、こうした部分、施設整備についても国の力をぜひ寄せていただくようにお願いしたいというふうに思っているんです。 Angry: 0.185 Disgust: 0.211 Fear: 0.415 Happy: 0.844 Sad: 0.449 Surprise: 0.646
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04:02:01 ~ 04:03:06 城井分科員
こうした要望を踏まえながら、ぜひ大臣に、今の施設整備の一つ目、滑走路延伸について、ぜひ調査予算を含めた積極的な取組をお願いしたいと思うんです。この積極的な取組にぜひ一言言及をいただきたいというふうに思うんですが、大臣、お願いできないでしょうか。私、国政野党におるものですから、こうした要望は、党派を超えて、超党派での要望ということで申し上げております。ぜひ、前向きに受けとめていただけるということを一言おっしゃっていただけないでしょうか。 Angry: 0.410 Disgust: 0.269 Fear: 0.364 Happy: 0.642 Sad: 0.581 Surprise: 0.409
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04:02:21 ~ 04:02:48 赤羽国務大臣
今この場で決定するというようなことはちょっとしにくいものですから、先ほど答弁したとおり、予算措置については、地元関係者の意見等を踏まえつつ、費用対効果、周辺環境への影響等についてしっかりと国交省としても十分検証を行うことが必要だというふうに認識をしております。これまでの地元の御努力は、先ほど申し上げましたように、一定の成果が出ているというふうに承知をしております。 Angry: 0.320 Disgust: 0.280 Fear: 0.479 Happy: 0.794 Sad: 0.367 Surprise: 0.593
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04:03:06 ~ 04:03:56 赤羽国務大臣
同じ答弁になるわけですが、地元の御熱意もよく承知をしておりますし、これまで、熱意はわかっているけれども形がついてこないみたいなやりとりもあったかというふうに聞いておりますけれども、最近、先ほどのお話に出ていますようなロシアの貨物便の拠点化、そうした具体的な成果も出てきておるので、それは改善しているというふうに思っています。そうした環境改善のことを受けて、予算措置については、これはもう原則でありますので、費用対効果、周辺環境への影響について十分な検証を行うということ。国の予算を使う以上は、つくればいいということではありませんので、つくって使っていただかなければいけない。それは国交省の責任でございますので、そうした原則はしっかりと踏まえながらよく検討していきたい、こう思っております。 Angry: 0.474 Disgust: 0.312 Fear: 0.459 Happy: 0.595 Sad: 0.413 Surprise: 0.523
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Angry: 0.265 Disgust: 0.285 Fear: 0.211 Happy: 0.875 Sad: 0.697 Surprise: 0.368
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04:04:01 ~ 04:05:01 城井分科員
続いて、今の北九州空港の貨物エリアの整備と物揚げ場までの輸送経路の確保についてお伺いしたいと思います。これについても、令和二年二月六日に私から質問主意書でお尋ねをいたしました。その折に、答弁書の中では、「「貨物機の二機同時駐機荷役対応」及び「アントノフ一二四級の機材駐機」が基本的に可能である。」ということ、そして、「「空港用地から物揚げ場までの直線的な輸送経路の整備」については、政府としては、地元関係者の意見等を踏まえつつ、その効果等について十分に検証する必要がある」ということで、先ほどの答弁内容と実はかなり近い表現になっているというふうに思っています。ただ、このことを申したのには一つ理由がございまして、やはり海上空港の利点を生かした輸送形態の実現は、空港の機能拡充の鍵の一つだと考えているからであります。大型航空機を扱う事業者による船舶への積みかえ輸送の需要もあります。これまでの試行的な取組は事業者からも評価を得ている状況です。 Angry: 0.494 Disgust: 0.323 Fear: 0.422 Happy: 0.652 Sad: 0.417 Surprise: 0.490
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04:05:01 ~ 04:05:42 城井分科員
一方で、路線がふえ、そして、貨物便がふえ貨物がふえということになり、現行の貨物地区の機能不足、そして、ふえつつある大型案件の引き合い、先ほどお話ししたとおりでありますが、ということを勘案しますと、対応が厳しい状況がふえているというのが現場の声であります。だからこそ、今後の円滑な積みかえを可能とし、本格的な海上空港の利点を生かした輸送形態の実現を図れるように、貨物エリアの整備と物揚げ場までの直線的な輸送経路を整備すべきというふうに考えておりまして、この直線的なというところを踏まえた部分について国にも配慮いただきたいと思うわけですが、御見解を大臣からお伺いしたいと思います。 Angry: 0.289 Disgust: 0.253 Fear: 0.539 Happy: 0.509 Sad: 0.607 Surprise: 0.524
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04:05:42 ~ 04:06:10 赤羽国務大臣
ちょっと済みません。その質問に先立って、先ほど、RESAの整備について御懸念を示されました。RESAにつきましては、今、航空機の安全確保の観点から、用地確保が容易な空港から順次対策を進めておりまして、北九州空港においても、平成三十年十一月に整備方針を決定して、現在準備に入っておりまして、早期完了に向けて引き続き整備を進めていきたい。 Angry: 0.501 Disgust: 0.278 Fear: 0.494 Happy: 0.573 Sad: 0.487 Surprise: 0.557
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04:06:10 ~ 04:07:30 赤羽国務大臣
しかし、RESAを整備した後も滑走路の延長を行うということになれば、それは物理的に可能だというふうに考えております。これが一つです。もう一つ、北九州空港の貨物エリアと輸送経路の整備について、これも、かねてより地元の首長さん、経済界、また、議員の皆さんからも御要望がございます。北九州空港におきましては、大型貨物機の受入れを可能とするために、まず、平成二十八年度に貨物用エプロンを整備したところでありますが、これは、率直に言って現状は、当該エプロンについて、実際は中型貨物機の利用が中心となっているというのが現状です。これは鶏と卵みたいなことがあると思いますが、今お話に出ました貨物エリアの整備と物揚げ場までの直線的な輸送経路の整備につきまして、この現状のルートと直線的なルートがどれだけ違うのかということ、率直にまだちょっと十分理解しているとは私自身は思えないんですが、これも同じ答弁になって恐縮でありますが、地元関係者の意見等を踏まえながら、利用者のニーズ、また、整備の効果といったことをしっかりと検証を行うことが必要だと認識しておるところでございます。 Angry: 0.351 Disgust: 0.242 Fear: 0.517 Happy: 0.706 Sad: 0.304 Surprise: 0.675
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04:07:30 ~ 04:08:00 城井分科員
ありがとうございます。RESA対策と滑走路延伸の関係については、地元でも少し懸念の声があったところについて重要な答弁をいただけたと思っております。ありがとうございます。また、先ほどの直線的なと言った部分については、ぜひ現場の声に改めて耳を傾けて、細かな部分を部下の方にも指示いただきながら確認をいただければありがたいと思います。実際に現場からの声を伝えさせていただいているつもりでありますので、よろしくお願いしたいと思います。 Angry: 0.229 Disgust: 0.231 Fear: 0.313 Happy: 0.850 Sad: 0.602 Surprise: 0.491
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04:08:00 ~ 04:08:54 城井分科員
さて、空港でもう一点であります。災害時における代替アクセス手段の確保についてどのように整備するかという点であります。これについても、質問主意書で、「北九州空港の災害時における代替アクセス手段の確保に関する質問主意書」ということで答弁をいただきました。「「北九州空港の災害時における代替アクセスの手段の確保」については、船舶による輸送が災害時における代替アクセス手段の有力な選択肢の一つになり得るものとして、地方自治体を含めた関係者と検討を進めているところである。」こうした政府見解をいただいております。この代替アクセス手段として、私もやはり船舶だというふうに思っておりますが、ほかに有力な手段があるのであればお示しをいただければと思います。また、関係者との今後の検討見通しについても示していただきたいと思います。災害時の準備でありまして、急ぐべきだと考えておりまして、この点、大臣のお考えをお聞かせください。 Angry: 0.495 Disgust: 0.350 Fear: 0.429 Happy: 0.624 Sad: 0.459 Surprise: 0.471
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04:08:54 ~ 04:09:08 赤羽国務大臣
特に海上空港の代替アクセスの手段の確保というのは大変重要だということは、一昨年九月に発生した、関西国際空港の連絡橋が途絶したときに大変はっきりとしたというふうに思っています。 Angry: 0.237 Disgust: 0.124 Fear: 0.694 Happy: 0.348 Sad: 0.591 Surprise: 0.707
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04:09:08 ~ 04:10:23 赤羽国務大臣
私も全く、あのときは地元で、フェリーを使って神戸空港に七、八千名脱出していただいたオペレーションにかかわったという経験からも、本当にそのことは強く認識をしております。このことは、北九州空港におけるBCPの策定協議会、これは昨年一月に設置をされまして、同年の三月に空港BCPが策定されたところでございます。この空港BCPは、よく御存じだと思いますが、北九州空港の連絡橋が途絶をし、また、民間の航空機の再開までの期間が長期化する場合には、輸送力の観点から、このBCPでは、船舶による輸送以外に有力な代替アクセス手段がないものということで、具体的な検討を進めるということにされております。代替アクセス手段の確保は空港内の滞留者が速やかに避難する上で重要と、先ほど申し上げたように認識をしておりまして、この船舶を保有する関係行政機関ですとか、また、民間企業との平素からの調整というのは非常に重要だと思っておりますので、こうした地元からの協議会の報告書を受けて国交省としてもしっかりと協力をしていきたい、こう考えております。 Angry: 0.372 Disgust: 0.166 Fear: 0.448 Happy: 0.657 Sad: 0.445 Surprise: 0.624
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04:10:23 ~ 04:11:23 城井分科員
ありがとうございます。私も船舶以外にないというふうに考えますが、今の北九州空港の空港島の状況を見ますと、岸壁の整備のところに少し手をかけないと、実際に船舶が寄りついてということが現実的ではない状況にあります。ちょうど空港島の向かい側に長距離フェリーターミナルがございまして、フェリー三社を中心に就航いたしておりますが、そうしたフェリーが仮に乗りつけようとしても、そのうちの、専用ターミナルが必要ではないフェリー一社がもしかすると接岸が可能かもしれないということを現場の声として聞いておりますが、仮に船舶だということならば、そうしたあらかじめの岸壁の整備のところも念頭に置かないと先ほどのBCPでの計画が机上の空論に終わってしまうという可能性があると思っていまして、そうした部分の計画に基づくところがどこまでかかわってくるかということをぜひ御検討いただければということを、この場をかりてお願いしたいというふうに思います。 Angry: 0.195 Disgust: 0.276 Fear: 0.437 Happy: 0.683 Sad: 0.698 Surprise: 0.472
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04:11:23 ~ 04:12:03 城井分科員
よろしくお願いします。続いて、洋上風力発電関連産業を始めとしたエネルギー産業の総合拠点化に向けた支援についてお伺いしたいと思います。北九州市における今後の取組で大変大きな役割を果たしている一つが、洋上風力発電産業の活性化であります。そこにかかわるところで一つ質問であります。この洋上風力発電の普及を支援する基地港湾に対する支援についてであります。平成三十一年三月、国土交通省港湾局より、洋上風力発電設備の部材を取り扱う岸壁の直轄施工範囲について通達が出されました。 Angry: 0.423 Disgust: 0.306 Fear: 0.426 Happy: 0.675 Sad: 0.409 Surprise: 0.570
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04:12:03 ~ 04:12:33 城井分科員
これによりまして、風車部材を使う基地港湾の整備について直轄による施工範囲が示され、これまで一地方自治体では負担が大きかった費用面及び技術面での負担軽減につながるものだと考えています。北九州市の基地港湾において、当該制度の活用に当たっての技術的助言及び促進地域の指定と整合した基地港湾の整備への支援を国として充実すべきだというふうに考えますが、大臣、お考えをお聞かせください。 Angry: 0.523 Disgust: 0.242 Fear: 0.517 Happy: 0.538 Sad: 0.355 Surprise: 0.595
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04:12:33 ~ 04:13:02 赤羽国務大臣
今お話しございましたように、洋上風力発電の設備の設置、また、その維持の管理には、発電設備の重厚長大な資機材を扱うことのできる高い耐荷重性を備えた岸壁、また、長尺の資機材の保管、組立てが可能な規模の荷さばき地を備えた埠頭を有する、いわゆる、今おっしゃっていただいた基地港湾が必要となるわけでございます。 Angry: 0.248 Disgust: 0.212 Fear: 0.472 Happy: 0.710 Sad: 0.324 Surprise: 0.743
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04:13:02 ~ 04:13:49 赤羽国務大臣
お話にありましたように、平成三十一年三月に、重厚長大な風力発電設備の資機材の荷役形態を考慮した岸壁のエプロン幅員や延長の考え方について通達を発出いたしまして、必要な技術的助言を行っているところでございます。今後、基地港湾の候補となっております北九州港におきましても、こうしたことに必要となる、重厚長大な資機材を扱うことのできる高い耐荷重性を備えた岸壁等の機能強化について、国が主導して、港湾管理者等と連携しつつ取組を加速してまいりたい、こう考えております。 Angry: 0.263 Disgust: 0.324 Fear: 0.466 Happy: 0.754 Sad: 0.370 Surprise: 0.581
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04:13:49 ~ 04:14:09 城井分科員
続きまして、連続立体交差事業を中心とした広域拠点、折尾地区の整備促進についてお伺いをいたします。平成三十一年三月十六日に筑豊本線の高架切りかえが完了し、駅へのアクセス道路における踏切が一部除去されたことで、交通渋滞の解消が大きく前進をいたしました。 Angry: 0.363 Disgust: 0.108 Fear: 0.493 Happy: 0.681 Sad: 0.403 Surprise: 0.651
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04:14:09 ~ 04:14:36 城井分科員
街路事業や土地区画整理事業も大きく進み、新たなまちづくりと早期完成への期待が高まっているところであります。令和二年度の鹿児島本線切りかえ及び新駅舎の開業に向けて、JR筑豊本線、そして鹿児島本線の連続立体交差事業や街路事業、そして、土地区画整理事業による面整備について確実に進捗できるよう国が更に推進すべきと考えますが、大臣、見解をお聞かせください。 Angry: 0.307 Disgust: 0.233 Fear: 0.465 Happy: 0.796 Sad: 0.319 Surprise: 0.669
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04:14:36 ~ 04:15:10 赤羽国務大臣
本件につきましても、地元の首長さんや与党議員、経済界から私自身もたび重なって御要望をいただいておりまして、ちょっと記憶に残っているぐらいでございます。連続立体交差事業につきましては、令和二年度に鹿児島本線が高架化されまして新駅舎が完成をいたします。さらに、令和三年度には全ての路線の立体交差化が完了して、これによりまして、折尾地区に存在している九カ所全ての踏切の除去が完了する予定となっております。 Angry: 0.391 Disgust: 0.246 Fear: 0.452 Happy: 0.691 Sad: 0.335 Surprise: 0.609
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04:15:10 ~ 04:15:33 赤羽国務大臣
この連続立体交差事業とともに進めております街路事業による道路ネットワークの形成、また、土地区画整理事業による市街地の整備も着実に進捗しているところでございます。引き続き、国交省としましても、この折尾地区の整備が確実に進められるようにしっかりと支援をしてまいりたい、こう考えております。 Angry: 0.323 Disgust: 0.249 Fear: 0.591 Happy: 0.590 Sad: 0.452 Surprise: 0.593
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04:15:33 ~ 04:16:11 城井分科員
引き続きよろしくお願いしたいと思います。続きまして、下関北九州道路の整備についてお伺いいたします。二問一括でお伺いしたいと思います。いろいろございまして、地元民としてはかなり心配をしています。どうなるんだろうかということであります。ですので、きょうはとても基本的な質問です。地方自治体としての要望、地元からも、県や市から出ていると思いますが、その要望をどのように認識しているかということ、そして、その自治体要望に対し国はどのように対応する考えかという点について、大臣からお聞かせをいただけますでしょうか。 Angry: 0.352 Disgust: 0.326 Fear: 0.381 Happy: 0.721 Sad: 0.578 Surprise: 0.436
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04:16:11 ~ 04:17:02 赤羽国務大臣
下関北九州道路の整備につきましては、これも、私が昨年九月の大臣就任以来、福岡県知事、また山口県知事、御両名からも早期実現の要望を受けております。ですから、地元から強い要望がある案件だというふうに認識をしております。また、関門海峡につきまして、私も実際に足を運びましたが、関門トンネルと関門橋の二つの道路で連絡をされていますけれども、関門トンネルを含む国道二号そして三号については、慢性的な渋滞が発生していると承知をしております。また、平成三十年の七月の豪雨で、関門橋から続く九州側の高速道路が四日間通行どめとなりまして、これは、本州と九州の間の広域的な交通に大変な支障が生じたことも現実にございました。 Angry: 0.338 Disgust: 0.226 Fear: 0.504 Happy: 0.704 Sad: 0.362 Surprise: 0.645
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04:17:02 ~ 04:17:32 赤羽国務大臣
こうしたことから、下関北九州道路につきましては、今後整備をしなければいけない、整備について検討する必要があるプロジェクトと考えておりまして、まず今年度、国におきまして、海上部の構造の検討などの調査に着手をしたところでございます。引き続き、御地元の福岡県、山口県などと協力しつつ、必要な調査を推進してまいりたい、こう考えております。 Angry: 0.210 Disgust: 0.263 Fear: 0.432 Happy: 0.807 Sad: 0.552 Surprise: 0.554
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04:17:32 ~ 04:18:10 城井分科員
続きまして、国道三号黒崎バイパスの建設促進についてお伺いしたいと思います。国の力添えもありまして、これまでに五・八キロの予定のうち五・二キロが開通をいたしました。国道三号や周辺道路の渋滞緩和、東西方向の所要時間の短縮と定時性の向上が図られ、都市高速道路に接続されたことで、小倉都心部などへの速達性、定時性が向上いたしました。しかし、国道三号の現道や国道二百号に未接続でありまして、国道のネットワークが形成されていないため、本来の効果が十分に発揮されていません。 Angry: 0.391 Disgust: 0.219 Fear: 0.471 Happy: 0.653 Sad: 0.458 Surprise: 0.585
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04:18:10 ~ 04:18:48 城井分科員
そのため、前田ランプ出入り口やその周辺の市道、国道三号の筒井町交差点及び樋口町交差点で依然交通混雑が発生しています。このバイパスの早期開通は、黒崎副都心の再生など、北九州市の活性化の鍵を握っております。残る春の町ランプ、黒崎西ランプ、陣原オンランプの早期供用が図られるよう、道路予算総額を拡大、確保して本道路整備予算を確保すべきと考えますが、大臣、見解をお聞かせください。 Angry: 0.433 Disgust: 0.264 Fear: 0.572 Happy: 0.637 Sad: 0.331 Surprise: 0.613
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04:18:48 ~ 04:19:03 赤羽国務大臣
黒崎バイパスの整備促進につきましても、同じように、地元から強い要望を頂戴しております。国道三号の交通混雑解消等を目的とした重要なバイパス事業だというふうに認識をしております。 Angry: 0.340 Disgust: 0.196 Fear: 0.415 Happy: 0.753 Sad: 0.371 Surprise: 0.606
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04:19:03 ~ 04:20:00 赤羽国務大臣
お話しありましたように、全体五・八キロのうち、平成二十四年までに東田から陣原間の延長五・二キロ間も開通をしておりまして、東側の、国道三号に接続する〇・六キロメートルの区間と黒崎西ランプ、陣原ランプの三区間が未開通となっております。これは御地元ですからよく御承知だと思います。そのうち、東側の、国道三号に接続する〇・六キロ区間におきましては、これは、JR鹿児島本線をまたぐ橋梁の工事などを推進しておりまして、令和元年度も補正予算を投入するなど、整備の加速を図っているところでございます。また、残る黒崎西ランプと陣原ランプにつきましては、工事着手の準備を行っておりまして、準備が整い次第、順次工事を進めていく予定としております。 Angry: 0.316 Disgust: 0.223 Fear: 0.451 Happy: 0.808 Sad: 0.300 Surprise: 0.682
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04:20:11 ~ 04:21:19 城井分科員
引き続きよろしくお願いしたいと思います。最後に、北九州市の主要幹線道路の整備推進についてお伺いしたいと思います。二問一括でお伺いをいたしたいと思います。広域道路ネットワークの形成や緊急輸送道路の確保のため、国による確実な予算配分をすべきだと考えています。特に、補助国道では国道二百十一号、地方道では恒見朽網線、湯川飛行場線など、そして、都市計画道路では戸畑枝光線、砂津長浜線、日明渡船場線、九号線高野工区などの整備推進を図るべきだと考えております。このうち、補助国道では国道二百十一号、そして地方道では恒見朽網線、湯川飛行場線、都市計画道路では戸畑枝光線、砂津長浜線については、特に、広域道路ネットワークの形成と災害時における緊急輸送道路を確保するためということで、重要物流道路への指定を迅速に行って、引き続き確実な予算配分をすべきだと考えますが、大臣、これらの道路についての取組、いかがでしょうか。 Angry: 0.450 Disgust: 0.217 Fear: 0.412 Happy: 0.675 Sad: 0.446 Surprise: 0.538
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04:21:19 ~ 04:22:00 赤羽国務大臣
ちょっと若干地理的に間違っているかもしれませんが、今委員御指摘の恒見朽網線ほか四路線につきましては、これは工業団地へのアクセス道路であり、また、ストック効果を高める道路事業として重点的に既に支援をしているところでございます。また、地域高規格道路でございます戸畑枝光線は、これは補助事業として計画的かつ集中的に支援をさせていただいております。また、五路線でいいんですかね、地元の北九州市からも重要物流道路への指定をもういただいているとこの五路線については承知をしております。 Angry: 0.366 Disgust: 0.253 Fear: 0.510 Happy: 0.718 Sad: 0.325 Surprise: 0.615
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04:22:00 ~ 04:22:31 赤羽国務大臣
これらの五路線につきましては、地方中心都市や空港、港湾等の主要な拠点間を結ぶ道路であるかなどの重要物流道路の要件に照らして、指定の有無については今後判断してまいりたいと考えております。いずれにしましても、道路のネットワークを形成するということは、物流、観光、そして、いざ災害というときに大変重要だというふうに認識をしておりますので、地元の御要望を踏まえて、国として適切に支援してまいりたいと考えております。 Angry: 0.460 Disgust: 0.219 Fear: 0.510 Happy: 0.561 Sad: 0.443 Surprise: 0.497
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04:22:31 ~ 04:22:56 城井分科員
ありがとうございました。物流、観光、災害対応などに加えて、物づくりという部分でも今ほど申しましたネットワークの形成というのは大変重要だというふうに考えておりまして、北九州市の特性を生かして日本の発展に資する、その取組にもつながっていくというふうに思いますので、引き続きの御支援をお願い申し上げまして、質疑を終わりたいと思います。ありがとうございました。 Angry: 0.366 Disgust: 0.332 Fear: 0.359 Happy: 0.785 Sad: 0.521 Surprise: 0.437
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05:19:36 ~ 05:20:19 田中(英)分科員
自由民主党の田中英之でございます。今回、予算の分科会にて国交省に質疑をさせていただきたいと思います。我が党でも、無電柱化については本当に深く、長い間議論をしてきました。この無電柱化というのは、ほぼ三十四、五年前から、電線の地中化という、こんな名称から始まったことを、今から二十年前に京都で市会議員をし始めたときに、そういうことがあるんだということを実は思いながら、そういう地方議会の中でも質問させていただいた経過がございます。 Angry: 0.551 Disgust: 0.231 Fear: 0.450 Happy: 0.583 Sad: 0.365 Surprise: 0.565
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05:20:19 ~ 05:20:56 田中(英)分科員
この三十四年という、本当にある意味では長い月日がたっているわけでございますけれども、町を見てみると、進んでいるのかな、進んでいないのかな、これは恐らくそれぞれの市町村や都道府県によっては違いはあるんだというふうに思いますが、国全体から見て、この取組を長年やってきている中で、現在の進捗状況なんというものをどのように捉えておられるか、お伺いしたいと思います。 Angry: 0.168 Disgust: 0.111 Fear: 0.551 Happy: 0.674 Sad: 0.571 Surprise: 0.630
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05:20:56 ~ 05:21:16 池田政府参考人
我が国における道路の無電柱化率は、最も進んでいる東京二十三区で八%、大阪市で六%と、欧米の主要都市はもとより、香港、シンガポールなどアジアの主要都市に比べても著しくおくれております。 Angry: 0.208 Disgust: 0.114 Fear: 0.366 Happy: 0.840 Sad: 0.508 Surprise: 0.601
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05:21:16 ~ 05:21:58 池田政府参考人
今委員の方からお話しありましたように、昭和六十一年に電線類地中化計画を初めて策定して以降、平成三十年度までに約九千九百キロの無電柱化を実施してきたところでございます。現在、無電柱化のペースを加速をしております。平成三十年度に策定した無電柱化推進計画及び防災・減災、国土強靱化のための三カ年緊急対策に基づきまして、二〇二〇年度までの三カ年で二千四百キロの無電柱化に着手することとしております。 Angry: 0.495 Disgust: 0.267 Fear: 0.499 Happy: 0.611 Sad: 0.332 Surprise: 0.559
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Angry: 0.361 Disgust: 0.303 Fear: 0.379 Happy: 0.816 Sad: 0.537 Surprise: 0.437
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05:22:01 ~ 05:23:16 田中(英)分科員
私の住む京都なんかでも、進んでいるように映る場所と進んでいないというのがはっきりしていまして、かつてで言うと、後で実はその質問につながるんですが、どうもお客さんの来ていただくような観光の場所というのがやはり優先的になっていたような気がします。そして、この事業というのは、地域地域でグループになって四カ年でやったり五カ年でやったりで、それぞれのところがやりたいところを出し合って協議をして、やるところを決めた中で実は進めてこられたという経過がありますので、意外や、そこになかなか前に進まない用件があっても、では、そこが進まないのならこちらをというわけにはなかなかいかないということが、かつてお伺いするとあったやに聞いております。大阪が実は余り進んでいないというのは意外や意外でありまして、東京都なんかは間違いなく、オリンピック、パラリンピックということを最終目標にして、ある程度一〇〇%に近いように持っていくことになるんだろうと思います。 Angry: 0.122 Disgust: 0.092 Fear: 0.468 Happy: 0.710 Sad: 0.447 Surprise: 0.776
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05:23:16 ~ 05:24:16 田中(英)分科員
しかしながら、全体を見ると、先ほどおっしゃっていただいたとおり、他の国に比べるとやはりなかなか、電柱が残り電線が地中におさめられるというのがやはり進んでいないやに思いますので。令和二年度なんかは、特にこの三カ年計画の最終の年度でもあれば、現時点においてはちょうど折り返しのところにあるんだというふうに思います。ですから、一千四百キロのこの計画どおりのところと国土強靱化の一千キロのところ、合わせて二千四百キロ、ここを何とか三カ年の中でぐっと前にやはり進めていっていただければなというのは我々の思いでもございますので、まずは気持ちの部分で引かないようにやはりやっていただきたいなというふうに思っております。 Angry: 0.224 Disgust: 0.179 Fear: 0.443 Happy: 0.704 Sad: 0.605 Surprise: 0.597
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05:24:16 ~ 05:24:42 田中(英)分科員
一方で、そういったやる気を持って前に進めようとしても、いろいろな課題というのはやはりどんなものにもあると思いますが、前になかなか進みにくいなと思われているこれまでの課題というものがあればお教えいただければなと思います。 Angry: 0.222 Disgust: 0.170 Fear: 0.516 Happy: 0.678 Sad: 0.606 Surprise: 0.536
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05:24:42 ~ 05:25:05 池田政府参考人
無電柱化を推進するに当たっての課題でございますけれども、まず第一に、コストが高いことでございます。第二には、事業期間が長くかかっていることでございます。第三には、無電柱化に伴って地上にトランス等の地上機器が必要になりますが、その設置場所の確保ができないということの課題がございます。 Angry: 0.397 Disgust: 0.273 Fear: 0.604 Happy: 0.433 Sad: 0.469 Surprise: 0.616
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05:25:05 ~ 05:26:02 池田政府参考人
コストの課題については、電線を収納する管路を入れておりますけれども、それを浅く埋設する浅層埋設方式や、管路にかわる小型ボックス活用方式などを導入して低コスト化を図っているところでございます。また、事業期間の短縮については、無電柱化は関係者が多数いることが原因でありますので、例えば、本体工事と引込み管の工事を一括発注するなどによって事業期間の短縮に努めているところでございます。また、地上機器の設置場所については、沿道の民地や公園の設置を今後は進めることを考えております。このような対策によって、無電柱化が効率的に進むように努めてまいりたいと考えております。 Angry: 0.405 Disgust: 0.389 Fear: 0.516 Happy: 0.634 Sad: 0.392 Surprise: 0.540
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05:26:02 ~ 05:27:09 田中(英)分科員
コストなんでしょうね、一番課題なのは。それから工事をする期間、そして地上部に置く変圧器、トランスということで、今挙げていただきました。間違いなくコストの部分というものは、限られた財源を、この三カ年計画でも、防災面に使ったり、またまた快適に安全に歩いていただくために使ったり、そして観光とかそういう景観、そしてオリンピック、パラリンピックと、三カ年計画では大きく四つに分けて進めていこうというところであります。でも、だからといって、限られた予算でやるとやはりある一定の期間しかこれはできないということがありますので、そういった意味では、財源をふやすということが一つあるのと、やはり今やっているこのことのコストをいかに抑えていくかという、この部分を一生懸命研究をしていただきながらやっていただいているところなんだというふうに思います。 Angry: 0.324 Disgust: 0.258 Fear: 0.460 Happy: 0.749 Sad: 0.393 Surprise: 0.583
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05:27:09 ~ 05:28:01 田中(英)分科員
期間、それから地上機器ということ、後ほど地上機器については少しお伺いしますけれども。コストの部分なんですが、今、約四種類の工法を、今までの共同溝の形よりも改良されて、御紹介をいただきました浅層の埋設であったり小型ボックス、それから直接埋設であったり、また角型多条電線管ですか、こういったものをしながら、できるだけコスト削減をしながら、コストをちょっとでも抑えながらそのような快適な空間をつくっていこうとしていただいているということはよくわかっておりますが、あと、実はこの財源についてなんですね。 Angry: 0.221 Disgust: 0.250 Fear: 0.399 Happy: 0.837 Sad: 0.388 Surprise: 0.658
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05:28:01 ~ 05:29:02 田中(英)分科員
先ほど申し上げましたとおり、実は、三カ年計画でも大きくは四つに分かれてこの事業を推進しようとしていただいています。中でも、オリンピック、パラリンピックというのは特別な事情だと思いますし、三カ年で完了させるんだという意気込みがある、目標がある。そして、その次に実は前にずっと進めているのは、やはり景観であったり観光の分野です、先ほど申し上げたとおり。この無電柱化を進める予算は、先ほど申し上げたとおり、一定決まった額しかございません。お聞きすると、令和元年度からは例の国際観光旅客税の一部を活用しながらこれをさせていただいているんだというふうに聞いておりますが、お聞きすると、わずかな額でございまして、国の方の事業者は四億程度を頂戴しながらやっていると。 Angry: 0.343 Disgust: 0.253 Fear: 0.404 Happy: 0.752 Sad: 0.438 Surprise: 0.558
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05:29:02 ~ 05:30:13 田中(英)分科員
一キロを大体やるのに全体工事が五・三億からかかる中で四億となると、これはイコールの話じゃないにしても、ちょっと寂しいなというのが本音でありまして。いろいろな観光の掲示板なんかはこの間いろいろと進めてきておりますし、また、どちらかというとそういったことを先んじてやってきましたから、一定、結果が出れば、観光地のこういう無電柱化なんかは、これは海外からお越しいただく皆さんもそうであれば、我々も海外に行くときには徴収いただくわけでありますけれども、そういった予算を少しこういうところに重点的に充てていただけるような働きかけをしていただいて、残す防災であったり、安全に安心に歩ける、そういったところを築くというところと、少しシフトをしてほしいなという実は思いがあります。 Angry: 0.258 Disgust: 0.190 Fear: 0.449 Happy: 0.535 Sad: 0.679 Surprise: 0.563
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05:30:13 ~ 05:31:33 田中(英)分科員
そういう意味では、これまでのウエートというのはどちらかというと観光、景観。ですから、でき得れば、これから以降、観光はまたそういった予算をも活用させていただきながらやっていただけるように努力をしていくというのは一つとして、これからの実は無電柱化を進めていくというところは、近年の台風やさまざまなところから、電柱が倒壊して危険な思いをされてきたことも事実ですし、防災面であったり、まだまだ歩道の真ん中に実は電柱が立っているようなところというのは、道路が、また歩道が細くなっていけばいくほどそんなところはたくさんあるんだと思いますけれども、そういう割合を少しこれから以降は変えて、人に優しい、そんな道路、歩道というものをつくっていくためには、この無電柱化の方向性というものを少し検討いただければなというふうに思いますが、この点についてはいかがでしょうか。 Angry: 0.295 Disgust: 0.234 Fear: 0.502 Happy: 0.710 Sad: 0.367 Surprise: 0.586
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05:31:33 ~ 05:32:06 池田政府参考人
無電柱化の予算でございますけれども、道路の防災機能を向上させる観点や、交通安全にも資するということで、これまで、道路事業の一つとして防災・安全交付金で支援をしてきております。令和二年度からは個別補助制度の創設も予定をしております。また、全体の道路事業の中での無電柱化に充てる予算も最近増加をさせてきているところでございます。 Angry: 0.488 Disgust: 0.342 Fear: 0.460 Happy: 0.631 Sad: 0.373 Surprise: 0.539
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05:32:06 ~ 05:32:46 池田政府参考人
さらに、今先生御指摘がありました観光の観点からも重要だということで、国際観光旅客税につきまして、観光庁と連携をいたしまして、令和元年度より観光地域振興無電柱化推進事業というものを創設しまして、観光地における、電線管理者が実施する無電柱化の支援を始めました。引き続き取り組んでまいりたいと思います。このようなことで、道路事業あるいはその他観光関係も含めまして、無電柱化のスピードが少しでも上がるように予算の確保に努めてまいりたいと考えております。 Angry: 0.326 Disgust: 0.248 Fear: 0.391 Happy: 0.783 Sad: 0.439 Surprise: 0.549
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05:32:46 ~ 05:33:02 田中(英)分科員
ありがとうございます。そういった意味では、予算の部分というものは、特にこの令和二年度ですか、今まで交付金で事業をしていたものを一つは補助制度にしていくと。 Angry: 0.323 Disgust: 0.267 Fear: 0.388 Happy: 0.751 Sad: 0.521 Surprise: 0.530
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05:33:02 ~ 05:34:26 田中(英)分科員
恐らくこれは、地方からすると交付金なんかの方が使い勝手がよくて、いろいろなものに実はちょっと振り分けて、国としてはこういうところに本来なら使ってほしいなと思うところを、そことは違うところにつけたりするのでこういう事業が前に進まなくなっていると思うと、直接補助をすることによってこの事業が前に進むように、これは国と地方がある意味では連携して進めていくという手法を考えていただいたと思います。お聞きすると、別にここに関しては予算が増減するということもないやに聞いておりますので、そのお金の部分はしっかりと個々であっても確保をいただけるものだというふうに思っております。先ほどの観光旅客税なんか、もうちょっと有効に使わせていただけるものであれば、少し歩行や通行に、要するに弱い立場の人の空間をしっかりと整備していただくことが可能になるかと思いますので、この財源に関しては、いろいろと省内でも議論をいただく中で、今後の無電柱化の重点的な方向性、こういったものをお示しいただけるように、また研究、検討をいただければと思います。 Angry: 0.342 Disgust: 0.261 Fear: 0.476 Happy: 0.624 Sad: 0.575 Surprise: 0.478
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05:34:26 ~ 05:35:21 田中(英)分科員
その中で、少し先ほど質問で重なりましたけれども、やはり、私が実は一番気にしているのは、占用制限というものを先般対象を拡大するということがございましたが、その中でも、やはり、少し申し上げた、幹線道路の端に行くと当然ながら四車線の道路も二車線になったりしますし、それに伴って、歩道なんかも狭くなっていく。ある意味ではやむを得ないというところもあるのはわかっているんですが、障害を持っている方々、若しくは障害を持つ方が学校に行かれるとき、そういうときに、実は、見ていると、歩道のど真ん中にやはり電柱が立っているところというのはたくさんございます。 Angry: 0.305 Disgust: 0.201 Fear: 0.487 Happy: 0.749 Sad: 0.414 Surprise: 0.598
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05:35:21 ~ 05:36:23 田中(英)分科員
そういった方々がどのように実はそこを通行するかというと、当たり前のように、車椅子の方は実はなかなか、段差があって、歩道から車道におりてまた歩道に戻るなんということはできません、でも、乳母車を押しているお母さんなんかは間違いなくそういうふうにして、歩道から車道に出て、車道から今度はまた歩道へ戻ると。やはり危ないなと思うのは幾度となく見てきました。恐らく歩道が後づけで、電柱があるところに歩道をつけなければならなかったというようなことなんだろうと思いますが、こういうところこそ実はやっていただきたいなと思いますし、占用制限の対象拡大の部分では、絶対こういうところに新しく電柱というものが立たないようにはやはりしていただきたいなという思いがあります。 Angry: 0.347 Disgust: 0.221 Fear: 0.603 Happy: 0.528 Sad: 0.476 Surprise: 0.536
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05:36:23 ~ 05:37:42 田中(英)分科員
後ほど少しこれは聞きますけれども、だからといって、そういう細い歩道のところを無電柱化にして、では変圧器なんてどうするのと。先ほどおっしゃっていただいたように、公園があったり公の空地があったりすると、そこにそれを設置することは可能なんでしょう。でも、恐らくそういうところが全く確保できないところなんかでは、ではずっとそのまま危険な歩道のままなのか。少し、歩行、通行に弱い立場の人が通れるようなことをちょっとでも改善できるようにできないのかと思うと、大変残念な思いでもありますので、そういうところに関しては後ほど、もうここであわせてお聞きしますけれども、実は、そこでトランス、変圧器がちっちゃくなったり薄くなったり、そんなことができるのであれば、そういうところでも通行がしやすいようになるんじゃないかなというふうに思っておりますが、こういう対象拡大に関して、また、そういう優先順位についてどのようにお考えか、お伺いしたいと思います。 Angry: 0.317 Disgust: 0.220 Fear: 0.560 Happy: 0.504 Sad: 0.493 Surprise: 0.588
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05:37:42 ~ 05:38:14 池田政府参考人
まず、道路におきましての電柱の新規立柱の制限についての拡大の経過について御説明をさせていただきます。平成二十八年の四月から、災害が発生した場合の被害の拡大防止を目的として、緊急輸送道路、これはあらかじめ指定したものがございますが、そういう道路と災害対策基本法に基づく避難路、こういう道路につきまして、新規立柱の制限の措置をスタートいたしました。 Angry: 0.647 Disgust: 0.359 Fear: 0.546 Happy: 0.507 Sad: 0.288 Surprise: 0.449
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05:38:14 ~ 05:39:01 池田政府参考人
続きまして、平成三十年度に、今お話しありました歩行者の安全かつ円滑な通行を図ることを目的として、歩道幅員が著しく狭い歩道についての電柱の新規立柱の占用制限を追加したところでございます。第二に、今御質問の中で、歩道が拡幅した場合に真ん中に電柱が残るような場合の対応でございます。これは、こういう歩道を拡幅したときに、電柱の管理者に対し、歩道が拡幅した場合に電線を地中化するか、若しくは適切な場所に移設するか、こういうことを求めるということをルールとしております。 Angry: 0.495 Disgust: 0.295 Fear: 0.512 Happy: 0.637 Sad: 0.303 Surprise: 0.578
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Angry: 0.277 Disgust: 0.277 Fear: 0.469 Happy: 0.505 Sad: 0.724 Surprise: 0.441
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05:39:12 ~ 05:40:40 田中(英)分科員
ぜひとも働きかけをしていただければと思います。私の住む京都市内でも、また今でもイメージがあるのは、観光地優先の無電柱化のイメージが強いです。先般も、二年前には、上七軒という花街ですね、そこがされたということで、大変大きくニュースにも取り上げていただいたことがございます。ただ、日々の生活でそこを通学や通勤で使ったり、お買物で乳母車を押しながら行かれるような方々がいたり。そういうことを思うと、幸いそんな頻繁に事故が起こっていないのは、そういった方々が注意をしながら実はその電柱を避けて通っていただいているからなんだと思っていますし、そういう意味では、この地中化であったり移設ということを自治体の皆さんとも連携をしていただきながら、そういう形で整備をしてもらうように、推進を図っていただけるように、国としても働きかけを更に一層強くお願いしたいというふうに思っておりますので、お願いしたいと思います。 Angry: 0.235 Disgust: 0.210 Fear: 0.451 Happy: 0.738 Sad: 0.507 Surprise: 0.594
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05:40:40 ~ 05:41:04 田中(英)分科員
それで、実は、今も出ました、地中化に伴うと、やはりこのトランス、変圧器が地上に置かれるというケースがよくあります。実は、京都市内は、ど真ん中の繁華街は「歩くまち」ということで、車道を減らして歩道を倍にしたという。 Angry: 0.321 Disgust: 0.212 Fear: 0.485 Happy: 0.837 Sad: 0.259 Surprise: 0.715
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05:41:04 ~ 05:42:14 田中(英)分科員
やったときには大変市民も混乱して、事業者の方々も、当時は不評でありました。でも、もともとからタクシーであったり自家用車であったりが路上駐車をするので二車線あるところも一・五車ぐらいであったので、今、そこを通ると自分の行きたい目的地に速やかに行けないので、自家用であったりはほとんど通らなくなって、公共交通がほとんどを占めております。ですから、そう思うと、もともと一・五車しかなかったところと思うと、歩行空間がふえて、車道の方もスムーズにいっているのであったら、車道の方はまずマルなんだと思います。歩行空間です。歩行空間も大変喜ばれております。単に行き来がよくなったのではなくして、障害を持つ方々や、また、先ほど言った妊婦さんや、子供さんをお連れの方、本当は前であればぶつかりながら歩いていたというようなところがスムーズに歩けるようになったということで、ある意味では、初めは批判が強かったけれども、喜んでいただけるようなものになっています。 Angry: 0.350 Disgust: 0.270 Fear: 0.519 Happy: 0.630 Sad: 0.494 Surprise: 0.520
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05:42:14 ~ 05:43:23 田中(英)分科員
それはそれでよかったんですが、まだ、その歩道を広げた真ん中あたりに、実は変圧器がぼおんと置いてあるというのが実態です。邪魔だなと思うのが大半ですが、たまにうまいこと使いはる人がいて、祇園祭なんか人の多いときはその周りをわざと確保してテーブルがわりに使って飲み物を置いたりされる方もおられるんですが、日々はやはりこれは邪魔なんですよね。そういう意味では、そういう、広い歩道を確保しているところでもやはり邪魔だと思うと、間違いなく、狭いところでそれを地中化をしながら無電柱化を推進したいなと思うとやはり小型化にならなければならないとは思うんですが、この小型化の取組が一体どのようになっているのかなということをお伺いしたいと思います。 Angry: 0.376 Disgust: 0.286 Fear: 0.519 Happy: 0.560 Sad: 0.443 Surprise: 0.535
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05:43:23 ~ 05:44:26 覺道政府参考人
お答えを申し上げます。無電柱化に伴う地上機器の設置に当たりましては、歩行者の通行の妨げにならないようにするということが重要であると認識してございます。このため、先生おっしゃいましたトランスの小型化を進めるべく、電力十社から電力中央研究所へ二年間、これは二〇二〇年度から二〇二一年度ですけれども、二年間の委託研究を行いまして、その成果を電力業界内で統一的に展開をしていく予定である、このように承知をしてございます。また、小型化以外の手法といたしましては、歩道上にトランスの設置が困難な狭い道路については、街路灯にトランスを設置するソフト地中化、こう呼ばれる手法ですとか、あるいは歩道以外の、民有地へのトランスの設置など、歩行者の通行の妨げとならないような工夫も行われているものと承知してございます。 Angry: 0.583 Disgust: 0.348 Fear: 0.405 Happy: 0.649 Sad: 0.306 Surprise: 0.508
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05:44:26 ~ 05:44:42 覺道政府参考人
引き続き、良好な道路環境にも配慮しつつ、電力会社や国土交通省など関係省庁とも連携をしながら、無電柱化の取組を進めてまいりたいと考えてございます。 Angry: 0.544 Disgust: 0.304 Fear: 0.368 Happy: 0.694 Sad: 0.436 Surprise: 0.424
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05:44:42 ~ 05:45:03 田中(英)分科員
いろいろと、三カ年かけて研究をいただいて、その結果が出るというのはもうしばらくかかるんでしょうけれども、できるだけやはり急いでほしいなというのが本音であります。限られたこの期間、三年間というのは二〇二〇年ですかね。 Angry: 0.432 Disgust: 0.394 Fear: 0.551 Happy: 0.377 Sad: 0.546 Surprise: 0.557
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05:45:03 ~ 05:46:13 田中(英)分科員
二〇年から二二年ですね。済みません、二一年。この間に、本当に、何といいますか、これならばというものを、十社の皆さん始め、そういう中央研のところで研究をして出していただきたいなと思います。やはりどうしても、細いほど、そこの真ん中にある電柱、物すごく気になるんですよ。ですから、そういったところであっても通行しやすいような空間をどのようにしてつくっていただくかということを、経産省の方でもエネ庁の方でもいろいろと考えていただいて、国交省と連携を図っていただいて、本当に近いときに、快適な空間を、どんなところでもおつくりいただけるような形で望んでいるものでありますので、お願いしたいと思います。また一方で、無電柱化法の十二条で新設の電柱というのは抑えてくれというふうになっているんですが、どうしても、年間七万本ぐらいふえてしまっている。 Angry: 0.374 Disgust: 0.268 Fear: 0.485 Happy: 0.580 Sad: 0.447 Surprise: 0.627
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05:46:13 ~ 05:46:33 田中(英)分科員
トータル三千六百万本あるんですが、七万本ぐらいどうしてもふえてしまっているんです。これは何でなんだろうと。その点についてお答えいただけますか。 Angry: 0.438 Disgust: 0.348 Fear: 0.536 Happy: 0.426 Sad: 0.524 Surprise: 0.583
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05:46:33 ~ 05:47:12 覺道政府参考人
先に、先ほど、電力中央研究所への二年間の委託研究ということで、二〇二〇年度から二一年度でございます。済みません。誤っておりましたら訂正いたします。今の御質問でございますけれども、御指摘のとおり、二〇一八年度におきましては、電力会社所有の電柱が約七万本増加していると認識してございます。その内訳としましては、約七割が家屋の新築などに伴う需要家からの新規供給申込み対応に応じるためのもの、約二割が太陽光などの再エネの新規接続のためのものというふうに認識をしてございます。 Angry: 0.464 Disgust: 0.348 Fear: 0.516 Happy: 0.567 Sad: 0.387 Surprise: 0.597
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05:47:12 ~ 05:48:11 覺道政府参考人
無電柱化をせずに電柱を設置することが選択される理由としましては、やはり無電柱化に必要となるコストが高いことが原因の一つというふうに考えてございます。このため、経済産業省としましては、無電柱化に必要となるコストを大幅に引き下げていくことが重要である、こう考えてございまして、各電力会社のケーブル、変圧器といった器材の仕様、これはサイズなどですけれども、仕様の統一を推進することで、量産効果により製造コストの低減を図っていきたいというふうに考えてございます。また、電気事業者に対しまして、無電柱化を含む既存設備の計画的な更新を義務づけるとともに、必要な送配電投資を着実に実施すると同時に、コスト効率化に取り組むための託送料金制度の改革を行うべく、本日、電気事業法等の改正法案を閣議決定いたしたところでございます。 Angry: 0.682 Disgust: 0.293 Fear: 0.425 Happy: 0.589 Sad: 0.281 Surprise: 0.450
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05:48:11 ~ 05:48:28 覺道政府参考人
こうした取組を通じまして、無電柱化の推進に関する法律第十二条の趣旨を踏まえまして、引き続き、関係省庁と連携をしながら、電柱の新設の抑制に向けた取組を進めてまいりたいと考えております。 Angry: 0.533 Disgust: 0.312 Fear: 0.373 Happy: 0.696 Sad: 0.455 Surprise: 0.415
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05:48:28 ~ 05:49:01 田中(英)分科員
新築のときにどうしてもそっちを選択するというみたいですね。でも、無電柱化を推進するのであれば、電柱を立てて電線を使って電力を新しいところ、家に引き込むということよりも、推進すべきは無電柱化なんだと思いますし、実は、その分、事業者に差額はどうしても払ってもらわなければならないというのがあるんですよね。 Angry: 0.464 Disgust: 0.330 Fear: 0.446 Happy: 0.561 Sad: 0.453 Surprise: 0.484
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05:49:01 ~ 05:50:00 田中(英)分科員
この辺、何か少し考えられないかなと思うと、事業者にも一定の負担はいただかなければならないのかもわかりませんけれども、国としてこれを推進していこうとしているのであれば、少しそこのサポートをすることができないのかなんということもちょっとお考えいただければなという思いを持っておりますので、そこはちょっと宿題みたいな形で、再度御検討いただく機会を持っていただきたいなというふうに思っております。もう時間の方が来ましたので、最後、まとめさせていただきますが、無電柱化を進めていく中で、本当にきれいになったなとかおっしゃっていただくことが多々ございます。でも、実際のところ、京都では二つのパターン、京大の前は直接埋設でやってみました。実証です。その前に、先ほどの上七軒という花街。 Angry: 0.322 Disgust: 0.251 Fear: 0.452 Happy: 0.631 Sad: 0.585 Surprise: 0.544
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05:50:00 ~ 05:51:02 田中(英)分科員
どちらの工事の方がいいのかというのは、これはいろいろあると思いますが、まだコストが、直接埋設は一番安くなるという可能性もあるんですが、一方で、共同溝よりもちょっと高いと言われるパターンもあるやに聞いております。特に京大の前でやられた実証に関しては、いろいろな課題が出てきたと思います。常設で工事をそのまま置いておいていいのかとか、またまたそんなこともありますし、経産省の方のルールで、直接、電気の方の線は実はちょっと違反でできないというふうにも聞いたりもしておりますが、そういったところも少しいろいろと、国交省と経産省とまた自治体ともいろいろと協議をいただいて、これからも無電柱化が一歩、二歩強く前に踏み出せる、そんな環境をおつくりいただいて、本当にその事業が推進できますことを期待して、質問を終わらせていただきたいと思います。 Angry: 0.330 Disgust: 0.163 Fear: 0.575 Happy: 0.539 Sad: 0.441 Surprise: 0.632
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Angry: 0.419 Disgust: 0.400 Fear: 0.259 Happy: 0.837 Sad: 0.569 Surprise: 0.377
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05:51:22 ~ 05:52:30 秋本分科員
政務の方々に質問の予定はありませんので、どうぞ三役の皆さん、退席していただいて結構です。自民党の秋本真利です。質問をさせていただきますけれども、ちょっと順番を変えまして二番から、自動車政策についてからお伺いをいたします。自動運転が、レベル3がことし世の中に出てくるだろうというふうに思われていますし、総理の施政方針演説でも力強い文言が中に組み込まれていました。自動運転がこれから世の中にどんどんどんどん普及していくに当たっては、なるべく自動運転の車が多い方がいいわけでありまして、人のコントロールしている車と混在していると予期せぬことが起きるということで、自動運転側がいろいろなプログラムを構築しなきゃいけませんし、なかなか難しいという面がありますから、自動運転の車が一台でも多くなるといいという中では、やはり政策的に誘導してなるべく多くの車が市中に出回るように、つまり、FCVも今補助金を出していますよね。 Angry: 0.445 Disgust: 0.275 Fear: 0.436 Happy: 0.649 Sad: 0.401 Surprise: 0.547
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05:52:30 ~ 05:53:06 秋本分科員
少し聞いたところによると、レベル3の自動運転の車も一千万円以上するというような話でありますから、ただそのままにしていては、なかなか手の届かない車ということで普及しにくいのではないか。そういう意味では、補助金を出す等の政策的な誘導があってもいいのではないかというふうに思います。自動運転を普及拡大させるためにとるべき施策の一つとして補助金を出すべきではないかなということを思いますけれども、その点について経産省にお伺いをしたいと思います。 Angry: 0.632 Disgust: 0.379 Fear: 0.365 Happy: 0.533 Sad: 0.529 Surprise: 0.329
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05:53:06 ~ 05:53:51 上田政府参考人
お答え申し上げます。自動走行車のうち、一定の条件下で運転者の操縦を必要としないいわゆるレベル3につきましては、自動車メーカーにおいて今後の市販化を目指し、搭載される機能、あるいはその販売価格などについて検討が進められている段階というぐあいに承知をしております。このため、普及に向けてどのような取組が有効であるかにつきましては、今後の自動車メーカー各社の市販化の動向でありますとか、あるいはユーザーのニーズなどを踏まえまして、見きわめてまいりたいというぐあいに考えております。 Angry: 0.504 Disgust: 0.367 Fear: 0.476 Happy: 0.640 Sad: 0.368 Surprise: 0.520
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Angry: 0.325 Disgust: 0.305 Fear: 0.339 Happy: 0.559 Sad: 0.789 Surprise: 0.345
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05:54:00 ~ 05:55:07 秋本分科員
経産省もこれで終わりですので、どうぞ退席してもらって結構です。次に、財務省、来てもらっていると思いますけれども、自動車安全特別会計における一般会計の繰入れ、繰戻し、どちらの立場から見るかによって違いますけれども、私、実は国交省にいて大臣政務官だったときにこれを担当していたんですよ。それまで長く財務省さんに貸し付けていたお金が戻ってこなくて、なかなか、事業展開するにも厳しくなっていくだろうということが目に見えていたわけであります。被害者の家族の方たちも心配をしていますし、もともと返すというお約束で貸したお金ですから、ぜひしっかり財務省にはお返しをいただきたい。私が大臣政務官だったときに国交省と約束をしましたよね、返しますと。だから、返すからということで利子もお安くしたはずであります。であれば、少なくとも、元本が減っていくぐらいの金額を返していただかなければなりません。 Angry: 0.583 Disgust: 0.327 Fear: 0.396 Happy: 0.528 Sad: 0.495 Surprise: 0.414
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05:55:07 ~ 05:55:37 秋本分科員
ことし、百億からの三桁の台に乗ってくるかなと思っていましたら、残念ながら、私にとっては残念ながら四十億円ということで、財務省さんにしてみれば、前年度よりも一円でも多く返しているからふえているじゃないかということを思うかもしれませんけれども、ぜひより多くの返済を、繰戻しをしていただきたいというふうに思いますけれども、財務省の考えをお伺いいたします。 Angry: 0.513 Disgust: 0.181 Fear: 0.292 Happy: 0.467 Sad: 0.715 Surprise: 0.393
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05:55:37 ~ 05:56:04 角田政府参考人
お答え申し上げます。繰戻しでございます。一般会計の厳しい財政事情のもとでも、やはり大臣間の合意に基づきまして、事故被害者の保護に係る事業が安定的、継続的に実施されるようにということで、せめて積立金の取崩し額の減少を図りたいということで、ぎりぎり努力させていただいております。引き続き、大臣間合意に基づきまして、努力を重ねてまいりたいと考えてございます。 Angry: 0.387 Disgust: 0.369 Fear: 0.458 Happy: 0.595 Sad: 0.588 Surprise: 0.438
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05:56:04 ~ 05:57:00 秋本分科員
努力を重ねていきたいということですから、頑張って精励していただいて、来年や、補正でもいいですよ、たくさん返してもらいたいと思いますので、戻って幹部の方々にもしっかりとお伝えいただきたいというふうに思います。先日、予算委員会に副大臣に来ていただいて、通告していたんですけれども、ちょっと質問ができなかったのでおわびを申し上げたいと思います。それも伝えておいていただきたい。彼もこのことについては強い思い入れを持っているということで、しっかり財務省の中から応援していきますという発言もしてくださいましたので、より多くの返済があるということを期待をして、財務省さんにはこれで帰っていただいて結構ですので、次の質問に参りたいというふうに思います。洋上風力についてお伺いをします。二つ束ねて質問を港湾局長にしたいというふうに思います。 Angry: 0.434 Disgust: 0.263 Fear: 0.329 Happy: 0.664 Sad: 0.588 Surprise: 0.447
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05:57:00 ~ 05:58:11 秋本分科員
一般海域、洋上風力ができるぜという法律が昨年施行されて、今、十一の海域で四つの有望区域ということで動き始めました。その中でどういう事象が起きているかというと、ある一つの有望な海域、有望海域というか、そのポテンシャルのある海域を幾つかの事業者が見初めたときに、ばらばらにアクションしてしまって、地元からすると、アセススクラムというような、アセスをどんどんどんどんいろいろな事業者がいろいろな角度からやってくる、あるいは、いろいろな開発行為の手前の許可申請等をどんどんどんどんいろいろな事業者がばらばらばらばらやっているということが起きてしまっています。私は、やはりこの辺はもうちょっと経産省とも話をして交通整理をして、一定程度のところまでは今よりももう少し先まで国が関与して、例えばアセスであれば、一定程度のところまで国交省、経産省の方で行って、そして、どこかの時点で事業者にそれをバトンタッチするというようなことがあってもいいのではないかなというふうに思います。 Angry: 0.251 Disgust: 0.201 Fear: 0.544 Happy: 0.678 Sad: 0.422 Surprise: 0.648
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05:58:11 ~ 05:59:02 秋本分科員
もうちょっと交通整理をした方がいいのではないか、この点について、まず一つ目、港湾局長に聞きたいと思います。もう一つあわせて聞きますけれども、基地港湾ができたときに、そこの岸壁を貸す賃借料、そして海域の占用料がありますが、今までは県条例でやっていて、県条例の中にも高いところと低いところがありましたが、今回、国でやるということですから、その中でもできるだけ安い方に寄せていく、あるいはそれ以下にするというのが私は必要なのではないかなというふうに思います。岸壁の賃借料や促進区域の占用料についてどのような考え方を持っているか。この二点、あわせて港湾局長にお伺いをしたいと思います。 Angry: 0.406 Disgust: 0.244 Fear: 0.478 Happy: 0.598 Sad: 0.476 Surprise: 0.553
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05:59:02 ~ 06:00:06 高田政府参考人
お答え申し上げます。海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用を促進するため、再エネ海域利用法第八条に基づき、気象、海象等の自然的条件、航路、港湾の利用や保全、管理への影響、発電設備と港湾との一体的利用等に関し、国があらかじめ調査を行い、基準に適合するものを経済産業大臣及び国土交通大臣が促進区域として指定することができることとなっております。他方、環境影響評価法第二条に基づく環境影響評価につきましては、事業に係る環境の保全について適切な配慮がなされることを確保するため、当該事業の実施が環境に及ぼす影響について、環境要素ごとに事業者が必要な調査、予測及び評価等を行うこととされております。したがいまして、再エネ海域利用法と環境影響評価法における調査目的や調査内容は異なっておりますことから、事業者が環境影響評価法に基づいて行う環境に関する調査は引き続き必要であると考えております。 Angry: 0.722 Disgust: 0.381 Fear: 0.436 Happy: 0.372 Sad: 0.310 Surprise: 0.319
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06:00:06 ~ 06:01:06 高田政府参考人
なお、国が海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用を促進するために取得した調査結果でございますが、これは、事業者が環境影響評価において活用できるものがあれば提供できる可能性があると考えておりまして、今後、具体的に検討をしてまいりたいと思います。また、先ほどの貸付料の話がございました。洋上風力発電設備に係る水域の占用料でございますが、これは、発電設備の投影面積及びチェーン等の長さに基づき占用面積を算定し、近傍類地の地代を考慮して占用料の単価を定めることとされております。基地港湾の埠頭の貸付料及び水域の占用料等につきましては、今後、関係機関の御意見も拝聴しつつ、海洋再生可能エネルギー発電事業が円滑に推進できるように適切に設定してまいる所存であります。 Angry: 0.330 Disgust: 0.260 Fear: 0.522 Happy: 0.693 Sad: 0.335 Surprise: 0.672
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06:01:06 ~ 06:02:01 秋本分科員
アセスについては今もろもろと局長の方から説明がありましたが、それはわかってはいるんです。わかっているんだけれども、私は、もし必要であれば、もう一段法整備をしてでももうちょっと国が交通整理をする必要があるんじゃないかなと。きょうは経産省、この件では呼んでいませんけれども、系統もそうなんですよ。系統も、確保できるところを促進区域と指定しますと言っていますが、ヨーロッパの方とかだと、もう系統がそこまで迎えに行っちゃって、あとはもうそこの現場で接続するというところまで国が引っ張って、あとは事業者が建ててつないでねということにしている国もあるわけです。だから、私が言っているのは、そういうのも含めて、アセスも必要なら、法整備をしてでももうちょっと国が、この海域はもう一定程度アセスは済んでいますよ、あるいは、済んでいますよというのは極端に言えばあると思うんですよ。 Angry: 0.455 Disgust: 0.307 Fear: 0.455 Happy: 0.661 Sad: 0.372 Surprise: 0.563
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06:02:01 ~ 06:03:19 秋本分科員
そうするとちょっと時間がかかってしまうという面もあるかもしれないので、そこは考えてもらわなきゃいけないなと私もちょっと悩ましいところだなと思っていますが、いずれにしても、もうちょっと国が一歩踏み込んで、事業者はもう本当に純粋にそこで風車を建てて目の前まで来ているアクセスにつないで、何ぼでできますかというところで札入れさせるというのがセントラル方式というわけですけれども、欧州のセントラル方式になるべく、私はあれはすばらしい制度だなと思いますので、近づいていく努力を私はするべきじゃないかなというふうに思いますので、今後ぜひそういった観点も入れて精励されていってほしいなというふうに思います。次に、環境省、来ていますかね。自然公園の沿岸に風車を建てますよというふうにしたときに、県条例になるんですかね、それで視野角一度とか一・五度、二度とかでちょっと規制をかけている都道府県があったりしますが、それが海域によって、都道府県によってばらばらだったりすると、これはなかなかややこしいわけですよ。 Angry: 0.279 Disgust: 0.249 Fear: 0.470 Happy: 0.715 Sad: 0.461 Surprise: 0.556
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06:03:19 ~ 06:03:43 秋本分科員
ですから、環境省の方として一定程度の基準を示すであるとか何か統一的な見解を出すであるとか、環境省の方で示唆できるようなことというのは何かないのか、お伺いをしたいというふうに思います。 Angry: 0.348 Disgust: 0.316 Fear: 0.298 Happy: 0.807 Sad: 0.516 Surprise: 0.477
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06:03:43 ~ 06:04:02 白石政府参考人
お答え申し上げます。国立・国定公園内におきましては、普通地域におきましても、風力発電施設を設置する場合には、主要な展望地から望見する場合の著しい妨げにならないこと等、自然風景の保護上の支障とならないように審査してございます。 Angry: 0.586 Disgust: 0.365 Fear: 0.449 Happy: 0.583 Sad: 0.352 Surprise: 0.483
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06:04:02 ~ 06:05:04 白石政府参考人
自然風景の保護、つまり、平たく申し上げますと眺望でございますが、この保護上の支障となるかどうかにつきましては、具体的な事案によりまして保全すべき眺望地あるいは眺望対象を踏まえまして、その程度を個別に判断する必要がやはりございますが、こういった観点から、性質上、一律に、定量的に基準を設定することが難しい面があることも事実でございます。他方で、国や都道府県の審査において風力発電施設につきまして審査に著しくばらつきが生じるということを避ける観点から、環境省におきましては、風力発電施設につきまして、審査の判断の基準となる具体的な考え方といたしまして、主要な眺望地の抽出方法、それから、当該施設が眺望施設に与える視覚的影響の程度の目安、それから、規模や配置、色彩などの保全措置の方法、こういったものを示しました技術的なガイドラインを都道府県にも示しているところでございます。 Angry: 0.333 Disgust: 0.231 Fear: 0.475 Happy: 0.824 Sad: 0.251 Surprise: 0.625
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06:05:04 ~ 06:05:24 白石政府参考人
いずれにいたしましても、議員御指摘のようにさまざまなケースが考えられますし、当省といたしましても、引き続き、情報収集を進めるとともに、必要に応じまして都道府県に技術的助言を行うなど、制度の適切な運用を図ってまいりたいというふうに考えてございます。 Angry: 0.425 Disgust: 0.259 Fear: 0.421 Happy: 0.691 Sad: 0.466 Surprise: 0.447
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06:05:24 ~ 06:06:14 秋本分科員
わかりました。一方で、やはり今おっしゃったとおりだと思うんですけれども、都道府県によってその環境省が出しているものの読み方が違って、出てくる見解がAという県とBという県で全然違いますという話になっては、やはり事業者の事業予見性を非常に大きく妨げるわけでありますから、もし問題が生じているというようなことがあれば、その辺は環境省としての統一見解というものを先々出す必要が生じるのであれば、そういう作業もいとわずに、全国のそういう事例についてもぜひ調査の上、精査していただきたいということをお願いを申し上げて、環境省にもこれで質問を終わりにして先に進みたいというふうに思います。 Angry: 0.393 Disgust: 0.307 Fear: 0.310 Happy: 0.823 Sad: 0.499 Surprise: 0.445
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06:06:14 ~ 06:07:03 秋本分科員
どうぞ、退席していただいて結構です。次に、ちょっとローカルな千葉のことについて、分科会ですのでやらせていただこうと思います。今、千葉県のビッグプロジェクトで非常に関心が高まっているものの一つに、いわゆる第二湾岸道路です。今、私も千葉県から朝東京に上がってこようと思うと、物すごい渋滞に巻き込まれて、時間も読めない。ましてや、ロスして大変な状況です。多分、経済的損失も相当大きいと思うんです、これは試算すると。やはり、慢性的にも毎日毎日ああいう状況が発生しているというのは、どう考えても、交通量と道路の規格が合っていないんだろうというふうに思います。 Angry: 0.324 Disgust: 0.262 Fear: 0.552 Happy: 0.491 Sad: 0.533 Surprise: 0.572
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06:07:03 ~ 06:07:37 秋本分科員
そうした中で、第二湾岸というものが十数年前にも俎上に上がったんですけれども、当時は三番瀬の問題で一度話がなくなってしまいました。今また、もう一度、再度この話が盛り上がってきたわけですけれども、これについてはぜひ、私は推進する立場でありますので、しっかり国土交通省には旗振りをしていただいて、この第二湾岸道路が一日も早く完成するように御尽力いただきたいというふうに思います。国交省の取組についてお伺いをしたいと思います。 Angry: 0.338 Disgust: 0.196 Fear: 0.373 Happy: 0.665 Sad: 0.613 Surprise: 0.493
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06:07:37 ~ 06:08:08 池田政府参考人
ただいま委員御指摘ありました千葉県の湾岸地域におきましては、国道三百五十七号を始め、広範囲に慢性渋滞が発生し、大型車が一般道に混入するなど、大きな交通課題があると認識をしております。こうしたことから、昨年三月に、国交省道路局、関東地方整備局、千葉県、千葉市などによる検討会を設立いたしました。 Angry: 0.329 Disgust: 0.118 Fear: 0.463 Happy: 0.787 Sad: 0.318 Surprise: 0.707
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06:08:08 ~ 06:09:00 池田政府参考人
この中で、東京湾沿岸部における規格の高い道路ネットワークの計画の具体化に向けた検討に着手をしたところでございます。現在、ルートや構造の基本的な考え方及び環境に配慮すべき事項、これらについて検討を進めております。今年度内には、沿線自治体も参加した幹事会の検討状況を第二回の検討会に報告できるように準備を進めたいと考えております。今後は、このルートや構造の基本的な考え方及び環境に配慮すべき事項、これがまとまった段階で、その内容について沿線の方々から広く意見をお聞きしてまいりたいというふうに考えております。早期の計画の具体化を目指して、着実に進めてまいりたいと考えております。 Angry: 0.325 Disgust: 0.292 Fear: 0.523 Happy: 0.621 Sad: 0.504 Surprise: 0.580
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06:09:00 ~ 06:10:02 秋本分科員
大事なことを一つ聞き忘れてしまいました、済みません。洋上風力のメーンの質問をすっ飛ばしてしまいました。港湾局長にお答えいただきたいと思いますけれども、この間、さきの予算委員会の本委員会の方で私が、これから洋上風力をしっかりとこの国に導入していくためには、やはり中長期のビジョンを掲げなきゃいけないよねと。諸外国は、例えば中国は百ギガ、韓国ですら、私は予算委員会でも言いましたが、韓国が掲げた数字はちょっと疑義があると思いますけれども、それでも二十五ギガと掲げていますよね。世界的に、世界から、あるいは事業者から見ると、中国百ギガ、韓国二十五ギガ、で日本はとなると、日本は中長期の目標を掲げていないんですよ。陸上と洋上を合わせて一千万キロワット、つまり十ギガが一応エネルギーミックス、経産省が掲げているトータルの目標ではあるけれども、洋上だけのターゲットがありません。 Angry: 0.359 Disgust: 0.187 Fear: 0.521 Happy: 0.563 Sad: 0.468 Surprise: 0.637
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06:10:02 ~ 06:11:01 秋本分科員
そうした中では、諸外国から見たときに、中国や韓国というマーケットと日本のマーケットを比べたときに、やはり日本はちょっと魅力がないよねということになりかねませんし、世界の企業がどこに設備投資をしようかと考えたときに、百ギガの中国、二十五ギガの韓国、台湾ですら二十ギガ弱掲げていて、日本は、これは政府が掲げている数字じゃないですけれども、世界的なIEAとかああいうところから見た日本のターゲットは四ギガというふうに示されちゃっているんですよ。そうすると、四ギガの市場に企業が出ていくのかいなというのは、普通、誰が考えたって火を見るより明らかですよね。日立が残念ながら風力の業界から撤退をしてしまって、今残っているのは、三菱がデンマークのヴェスタスと一緒にやっているMHIヴェスタスだけであります。 Angry: 0.495 Disgust: 0.280 Fear: 0.591 Happy: 0.369 Sad: 0.393 Surprise: 0.565
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06:11:01 ~ 06:12:12 秋本分科員
でも、MHIヴェスタスは、洋上に限ってみれば世界最大の風車メーカーですし、陸上とあわせても世界の三本の指の中に入る巨大なメーカーです。三菱の名前が入っているわけですから、三菱ヴェスタスに、日本に戻ってきて日本に生産拠点を置いてくれよという話をしたら必ず言われるのが、いや秋本さん、そうは言ったって、日本は政府が長期のターゲットを掲げていないから無理ですよ、こうなっちゃうんですよ。そうなると、タワーをつくる会社もナセルをつくる会社もブレードをつくる会社も、日本には進出してきません。日本の中でそういうものをつくれる企業も、いや、国がターゲットを全然掲げていないからこの国では仕事がないよねとなってしまうわけです。仮に今から洋上に風車がたくさん建つようになっても、SEP船の商圏は半径五百キロなんですよ。日本でつくらなければ違うところでつくって持ってくるということまで考えれば、SEP船だけじゃなくて、輸送してくるということまで考えれば、中国や韓国や台湾にできた工場から日本に物を輸出して、日本の軒先だけ貸して、そういう経済的な波及効果は全部ほかの国々にとられてしまうということがあるわけです。 Angry: 0.469 Disgust: 0.305 Fear: 0.479 Happy: 0.543 Sad: 0.430 Surprise: 0.526
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06:12:12 ~ 06:13:02 秋本分科員
だから、民間としっかりと話合いをして政府として中長期の目標を掲げるべきだ、ターゲットをつくるべきだというふうにかねがねずっと言ってきて、この間の予算委員会でやっと経産大臣から、鋭意努力をしてそういう場を近日中につくれるようにしていきたいという答弁を頂戴をしました。非常にこれは意味のあることで、非常に前向きに答弁してもらったなというふうに思っています。あのときは経産省にしかお伺いできませんでしたので、一方の主役である国土交通省の見解、可能であれば、そのテーブルというのはいつぐらいにセットされるのか。もし高田局長が少しでもお話しできることがあれば、お伺いをしたいというふうに思います。 Angry: 0.508 Disgust: 0.278 Fear: 0.415 Happy: 0.575 Sad: 0.451 Surprise: 0.521
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06:13:02 ~ 06:14:00 高田政府参考人
お答えいたします。世界第六位の領海及び排他的経済水域を有する四面環海の我が国におきまして、沿岸域の空間を再生可能エネルギー源とみなして新たな利活用を図ることは、エネルギーの安定供給の観点やエネルギー自給率の改善の観点からも、重要と認識しております。このため、再生可能エネルギーの導入拡大に向けまして、昨年四月に再エネ海域利用法を施行し、その後、長崎県五島市沖を促進区域として指定いたしました。また、昨年十一月に港湾法を一部改正し、促進区域と一体として機能する、いわゆる基地港湾の候補となる秋田港や能代港におきまして既存の港湾施設の改良に係る事業に着手するなど、取組を加速しているところでございます。一方、世界では再生可能エネルギーの発電コストが急速に低下する中、日本でも、世界に比べて高い再生可能エネルギーの発電コストを低減し、国民負担を抑制していくことが重要な課題となっております。 Angry: 0.421 Disgust: 0.255 Fear: 0.451 Happy: 0.662 Sad: 0.348 Surprise: 0.635
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06:14:00 ~ 06:14:34 高田政府参考人
このため、急増する洋上風力発電のニーズに対応し、基地港湾における埠頭の整備等を確実に図るとともに、委員御指摘のような、官民が課題や対応について議論する場の構築や、洋上風力発電産業に係る中長期ビジョンの作成も有効と考えております。引き続き、経済産業省とも連携しつつ、産業界ともしっかりと対話を継続しながら、我が国における洋上風力発電の導入促進に向けて取組を加速してまいります。 Angry: 0.508 Disgust: 0.249 Fear: 0.489 Happy: 0.661 Sad: 0.233 Surprise: 0.669
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06:14:34 ~ 06:15:01 秋本分科員
国土交通省からも非常に有効な手段なのでという答弁をもらいましたので、感謝をしたい。ぜひ鋭意努力をしていただいて、一日も早くそのテーブルをセットして、セットするだけではなくて、その結論をしっかりと出して世界に向かって日本のターゲットを掲げて、しっかりと企業等を呼び込んで日本の中に経済効果が波及して、日本が、国民がそして潤うように頑張っていただきたいというふうに思います。 Angry: 0.406 Disgust: 0.177 Fear: 0.235 Happy: 0.803 Sad: 0.514 Surprise: 0.508
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06:15:01 ~ 06:16:10 秋本分科員
次に、りんかい線と京葉線の直通運転化についてですが、これも、かねてから千葉県、千葉市の方から強いお願いを国交省の方に出していますが、ずっと大体同じ答えなんですよ。線路の容量的にもうオーバーフローしちゃっていてちょっと物理的に無理という話と、もう一つは乗りかえです。ラッチの設定の仕方によってになりますが、入りと出でその人たちを捕捉できないので、つかまえられないからちょっとシステム的にも無理という話、この二つの大きな理由で無理だ無理だと言われてい続けているんですよ。私、かねてから何度もこれはお願いしていますが、東京都でこのことについて議論してもらおうということですが、石原都知事時代に協議会というものを設置していますが、なかなか検討が進まないということで、平成二十四年八月をもってその後一度も会議を開かれていないなど、この関係機関での話合いというものがあれから一向に進みません。 Angry: 0.308 Disgust: 0.365 Fear: 0.525 Happy: 0.523 Sad: 0.512 Surprise: 0.565
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06:16:10 ~ 06:17:12 秋本分科員
関係者というのは、JR東と臨海鉄道と東京都、千葉県、千葉市が、直接的にはこの五つが関係者だということになると思うんですが、やはりここは、事業者、それと東京都と千葉県、千葉市の利害関係というのはぶつかるんですよ。ですから、どこかが話し合おうよというふうに言っても、いやいやいや、うちは話に応じませんとか、あるいは、やってよと言っても、どこか二つがやってもどこか一つがやらないとか、三者三様で、五者五様というんですか、難しい面もあるので、かねてから私はお願いをしていますが、国土交通省の方で行司役になって、ちょっとその五者を集めてテーブルをセットしていただいて、みんなでちょっと知恵を出して話し合えよというような形で交通整理をしていただく必要があるし、ぜひそれをお願いしたいと思いますが、鉄道局の見解をお伺いしたいと思います。 Angry: 0.391 Disgust: 0.161 Fear: 0.434 Happy: 0.650 Sad: 0.467 Surprise: 0.584
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06:17:12 ~ 06:18:01 水嶋(智)政府参考人
お答えを申し上げます。委員御指摘のJR京葉線と東京臨海高速鉄道りんかい線の相互直通運転化につきましては、平成二十八年の四月に取りまとめられました交通政策審議会答申において、国際競争力強化に資するプロジェクトの一つとして位置づけられておるところでございます。一方、答申では、これも委員御指摘のとおりでございますけれども、プロジェクトの実現に向けて、運賃収受方法の課題等があると指摘されているところでございます。さらに、現在、JR京葉線東京駅行きは、ラッシュ時には線路容量の上限で運行されておりますので、この一部をりんかい線と相互直通運転させると、東京駅行きの減便により東京方面への利便性が低下するおそれがございます。 Angry: 0.453 Disgust: 0.340 Fear: 0.505 Happy: 0.633 Sad: 0.376 Surprise: 0.563
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06:18:01 ~ 06:18:26 水嶋(智)政府参考人
このため、まずは千葉県、千葉市、東京都やJR東日本及び東京臨海高速鉄道の関係者において、これらの課題を踏まえて検討が進められることが有効であると考えております。国土交通省といたしましても、必要に応じ関係者間の検討を促すなど、適切な協力や助言を行ってまいりたいと考えておるところでございます。 Angry: 0.425 Disgust: 0.255 Fear: 0.484 Happy: 0.570 Sad: 0.517 Surprise: 0.533
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