00:01:07 ~ 00:02:02 委員長(松村祥史君)
ただいまから決算委員会を開会いたします。委員の異動について御報告いたします。去る十日までに、豊田俊郎君、小池晃君、鈴木宗男君、竹内真二君、佐々木さやかさん、武田良介君、芳賀道也君、勝部賢志君、足立敏之君及び山田俊男君が委員を辞任され、その補欠として岩渕友さん、梅村みずほさん、里見隆治君、下野六太君、大門実紀史君、矢田わか子さん、田名部匡代さん、進藤金日子君、小野田紀美さん及び比嘉奈津美さんが選任されました。令和二年度決算外二件を議題とし、本日は締めくくり総括質疑を行います。 Angry: 0.504 Disgust: 0.250 Fear: 0.421 Happy: 0.636 Sad: 0.433 Surprise: 0.557
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00:02:02 ~ 00:03:25 委員長(松村祥史君)
本日は、まず、私が委員長として総括的な質問を岸田総理にいたします。どうぞよろしくお願いをいたします。民間企業においての決算は、その業績を示すとともに、経営戦略を決定する上で判断の基となる非常に重要な資料であります。同様に、国の決算は、国会において議決された予算の執行結果を一会計年度ごとに事後的に整理したもので、言わば国の業績を示していると言え、今後の国家戦略を立てる上で基となる重要なものです。このような観点から令和二年度決算を見た場合、新型コロナウイルス感染症対策をまず取り上げる必要があると考えます。本委員会においては、会計検査院からの決算検査報告等を踏まえ、新型コロナウイルス感染症対策予算全体の執行状況や持続化給付金、ワクチンの開発などについて質疑が行われましたが、これらの質疑を通じて感じたことは、いかに人、企業、地域社会に対する支援を速やかにかつ適切に実施していくことが重要かということであります。 Angry: 0.503 Disgust: 0.323 Fear: 0.479 Happy: 0.612 Sad: 0.328 Surprise: 0.532
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00:03:25 ~ 00:04:00 委員長(松村祥史君)
持続化給付金や雇用調整助成金などの事業は地域の中小・小規模企業の業績回復や雇用の維持に確かに効果を発揮しましたが、いまだ多くの企業は業績がコロナ前の水準に回復しておらず、言わば止血策にとどまっております。また、岸田内閣が掲げる新たな資本主義を実現するためには、大企業の賃上げによる人材の囲い込みに付いていけない企業への支援が欠かせません。 Angry: 0.739 Disgust: 0.388 Fear: 0.602 Happy: 0.225 Sad: 0.348 Surprise: 0.435
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00:04:00 ~ 00:04:54 委員長(松村祥史君)
地域の産業と雇用を担う中小・小規模企業の経営状況が向上することにより、結果として地域経済が発展し日本経済の成長につながると考えますが、近年の中小企業対策予算は補正予算によってその多くが賄われているのが現状であります。中小・小企業の育成は国の重要な政策課題であり、当初予算にしっかり予算を計上すべきではないでしょうか。そこで、新型コロナウイルス感染症対策におけるこれまでの中小・小規模企業支援策についての評価と今後の支援策の方針、予算の計上の在り方を伺うとともに、人材確保についてどのように考えておられるのか、総理の所見を伺います。 Angry: 0.508 Disgust: 0.275 Fear: 0.541 Happy: 0.495 Sad: 0.358 Surprise: 0.575
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Angry: 0.338 Disgust: 0.197 Fear: 0.249 Happy: 0.897 Sad: 0.344 Surprise: 0.638
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00:05:00 ~ 00:06:03 内閣総理大臣(岸田文雄君)
新型コロナの感染拡大という世界的な危機に直面する中、中小企業の事業継続を支えるため、これまで事業者向けの給付金、あるいは雇用調整助成金の特例、実質無利子無担保融資など臨時異例の措置、こうした措置を切れ目なく実施をしてまいりました。これらの施策の効果もあり、コロナ禍においても、昨年の倒産件数、五十七年ぶりの低水準になったものと考えております。足下では原油、原材料価格が高騰しているため、四月には総合緊急対策を取りまとめ、資金繰り支援などの支援策を講じているほか、脱炭素やデジタル化などに対応した中小企業の新事業展開や生産性向上などにしっかり取り組んでいるところであります。また、中小企業は、人手不足や新型コロナの影響による一時的な人材余剰などの課題を抱えています。 Angry: 0.458 Disgust: 0.312 Fear: 0.611 Happy: 0.471 Sad: 0.345 Surprise: 0.610
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00:06:03 ~ 00:06:57 内閣総理大臣(岸田文雄君)
このため、中小企業の経営課題に即した人材の確保、マッチングですとか能力開発ですとか他社への派遣ですとか、こうしたものを支援してまいります。さらに、賃上げを通じた中小企業の魅力向上に向け、賃上げ税制の抜本的拡充に加え、賃上げした企業に対して各種補助金において優先的な取扱いをするなど、賃上げの環境を整えてまいりたいと思います。中小企業は日本経済の屋台骨です。予算、税制、価格転嫁の円滑化などに向けた取引適正化など、あらゆる施策を組み合わせ、中小企業を支えていきたいと思います。そのために、委員長御指摘のように、今後も当初予算においてもしっかりと必要な予算計上してまいりたいと考えております。 Angry: 0.505 Disgust: 0.278 Fear: 0.467 Happy: 0.599 Sad: 0.394 Surprise: 0.529
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00:07:03 ~ 00:08:00 委員長(松村祥史君)
新型コロナウイルス感染症拡大の影響、ロシアのウクライナ侵略といった国際情勢の悪化により、他国に依存している原材料や製品等の供給が途絶するリスクが顕在化しており、半導体不足により自動車の生産が止まる事態が発生しています。今期国会では経済安全保障推進法が成立をし、国民の生存や国民生活、経済活動に甚大な影響のある物資の安定供給の確保について制度が整備されました。半導体については、本年三月に施行された関連法により、生産施設設備等についてNEDOに設置した基金から助成する制度が整備され、半導体受託製造世界最大手のTSMCの新工場が熊本県に進出することになり、既に着工しております。 Angry: 0.491 Disgust: 0.337 Fear: 0.583 Happy: 0.472 Sad: 0.361 Surprise: 0.523
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00:08:00 ~ 00:09:04 委員長(松村祥史君)
しかし、海外では、高性能蓄電池について、工場用地の取得から道路、港湾などの物流インフラ整備、エネルギーや人材の確保まで、国が前面に出て支援を行っている例などがあります。諸外国が自国ファーストで半導体の確保を図っている現状を踏まえれば、国内工場による安定供給を図るための伴走支援が重要と考えます。我が国も、従来の研究開発への支援に加え、例えば、産業拠点づくりの観点から物流網の確保のための道路整備や、来日する技術者を始め従業員等の家族を含めた生活環境整備、病院や学校などの整備の支援が必要と考えます。地域のイノベーションにより生まれた成長の糧を分配することで、新しい資本主義の実現につながります。それを実現するために大胆な政策が今求められています。 Angry: 0.462 Disgust: 0.381 Fear: 0.527 Happy: 0.629 Sad: 0.337 Surprise: 0.589
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00:09:04 ~ 00:09:31 委員長(松村祥史君)
そこで、戦略物資の国内製造、安定供給に向けた伴走支援についての認識と今後の展開、大胆な産業拠点づくりのための地方の道路整備や生活環境の整備に向けた支援などについてどのように取り組まれるおつもりなのか、総理の所見を伺います。 Angry: 0.254 Disgust: 0.124 Fear: 0.485 Happy: 0.808 Sad: 0.329 Surprise: 0.760
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00:09:31 ~ 00:10:00 内閣総理大臣(岸田文雄君)
広く国民生活、経済活動が依拠している戦略物資のサプライチェーン強靱化、この重要性は増していると認識をいたします。このために、先端半導体については、昨年の臨時国会で生産基盤を整備するための法整備を行ったところであり、官民合わせて一兆四千億円を超える大胆な投資、後押しすることとしております。 Angry: 0.468 Disgust: 0.339 Fear: 0.500 Happy: 0.622 Sad: 0.338 Surprise: 0.580
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00:10:00 ~ 00:11:14 内閣総理大臣(岸田文雄君)
また、蓄電池などの国内生産基盤の整備や研究開発強化を進めるほか、今国会で成立した経済安保推進法に基づき、安定供給を図ることが特に必要な物資を特定重要物資として指定をし、物資の特性等に応じて国内生産基盤の整備を後押ししてまいります。物流インフラ、人材の確保、従業員の生活環境の整備など、地域の産業基盤の強化は、こうした戦略物資の国内製造拠点整備を進める上で非常に重要です。例えば、人材確保に向けては、地域大学や高専等と産業界の距離を縮め、即戦力となる人材や次世代技術の研究開発を担う人材を育成してまいります。このように、物流インフラや従業員の生活環境整備も含め、地域のニーズに寄り添い、産業基盤の強化に向け、政府としてしっかり責任を持って伴走支援行ってまいりたいと考えます。 Angry: 0.588 Disgust: 0.363 Fear: 0.455 Happy: 0.673 Sad: 0.283 Surprise: 0.539
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00:11:14 ~ 00:12:14 委員長(松村祥史君)
最後に二点、物価高騰対策及び食料安全保障における支援策についてお伺いをいたします。今般、石油や天然ガス等の資源価格の高騰、輸入穀物価格の高騰等が国民生活及び各産業に大きな影響を与えております。政府におかれては、本年三月に原油価格高騰に対する緊急対策、四月に原油価格・物価高騰等総合緊急対策を相次ぎ取りまとめ、エネルギー、原材料、食料等の安定供給対策等を講ずることとしましたが、今後の災害の発生、新型コロナウイルス感染症の再拡大や原油価格、物価等の更なる高騰等について見通しが極めて付きにくい状況に、見通しが付く状況にはありません。 Angry: 0.561 Disgust: 0.232 Fear: 0.608 Happy: 0.363 Sad: 0.307 Surprise: 0.601
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00:12:14 ~ 00:13:01 委員長(松村祥史君)
資源価格等の高騰に対し、迅速かつ的確な対策を引き続き構築していくことが重要と考えますが、今後の方針について総理の所見を伺います。また、食料につきましても、輸入穀物価格の上昇に伴う飼料価格の高騰による畜産農家への影響や、燃油価格の高騰による施設園芸への影響が生じました。そもそも、我が国の農林水産業は、農林漁業者の減少、高齢化、農地の減少、荒廃など、厳しい現状にあります。食料自給力指標が長期的に低下傾向にある現状、状況です。 Angry: 0.429 Disgust: 0.293 Fear: 0.610 Happy: 0.472 Sad: 0.369 Surprise: 0.618
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00:13:01 ~ 00:13:59 委員長(松村祥史君)
また、新型コロナウイルス感染症拡大による需要減少が生産基盤を更に弱体化させるおそれもありますし、全国的に相次ぐ豪雨災害や地震等の自然災害は、生産基盤だけでなく、令和二年七月豪雨における球磨川流域のように、鉄道や道路の地方の生活基盤に大きく影響をいたします。近年の自然災害の増加、国内の農林水産業の現状は、将来にわたる食料の安定供給に対する不安を高めかねません。こうした状況を踏まえ、食料安全保障を確立していくために、災害対策を含め、具体的にどのような方策を進めていく必要があるか、総理の所見を伺います。 Angry: 0.482 Disgust: 0.248 Fear: 0.637 Happy: 0.402 Sad: 0.424 Surprise: 0.495
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Angry: 0.449 Disgust: 0.651 Fear: 0.752 Happy: 0.256 Sad: 0.303 Surprise: 0.638
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00:14:09 ~ 00:15:32 内閣総理大臣(岸田文雄君)
欧米では七から八%台、新興国を含むG20諸国で見ても半数以上が七%を上回るインフレに直面する中、日本国内では四月の消費者物価は二・五%の上昇にとどまっています。これは、これまで実施してきたガソリン価格や小麦の国内価格、家庭向け電気代の上昇を抑制する政策も寄与しているものと考えており、引き続きこれらをしっかり実施していくことが重要であると思っております。そして、食料について御質問をいただきましたが、食料につきましては、輸入小麦から国内の米粉、小麦などへの切替えや、原材料コストを抑制できる生産方法への支援による食品産業の原材料価格高騰対策に加えて、官民の積立てにより飼料価格の高騰の影響を緩和する配合飼料価格安定制度や肥料原料の調達国の多角化、肥料コストの低減した生産体制への転換、こうしたものを支援するなど、生産コストの抑制対策、これを強化してきたところです。 Angry: 0.571 Disgust: 0.312 Fear: 0.576 Happy: 0.586 Sad: 0.220 Surprise: 0.647
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00:15:32 ~ 00:16:09 内閣総理大臣(岸田文雄君)
その上で、今後の情勢変化に迅速に対応するため、今般の補正予算において予備費計五・五兆円を確保したところであり、国民生活を守り抜くための万全の備え、これを固めております。このように、今般の原油、食料価格の高騰等に対し、昨年十一月の七十九兆円の経済対策、過去最大の令和四年度当初予算、そして今年四月の十三兆円の総合緊急対策、そして今般の補正予算、切れ目なく対策を講じて、国民生活を守り抜くために全力を尽くします。 Angry: 0.685 Disgust: 0.269 Fear: 0.493 Happy: 0.479 Sad: 0.305 Surprise: 0.523
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00:16:09 ~ 00:16:53 内閣総理大臣(岸田文雄君)
そして最後に、食料安全保障でありますが、将来にわたる食料安全保障を強化するため、流域治水や農業水利施設の耐震化など、ハード、ソフト一体で防災・減災対策を進め、頻発する大規模自然災害への備えを強化するとともに、スマート農林水産業、輸出力強化、グリーン化など、農林水産業の持続可能な成長のための改革を更に進め、国際競争や災害に負けない足腰の強い農林水産業、構築してまいりたいと考えております。 Angry: 0.440 Disgust: 0.197 Fear: 0.560 Happy: 0.611 Sad: 0.312 Surprise: 0.568
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Angry: 0.813 Disgust: 0.505 Fear: 0.479 Happy: 0.278 Sad: 0.503 Surprise: 0.315
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00:17:07 ~ 00:18:06 進藤金日子君
自由民主党・国民の声の進藤金日子です。本日は質問の機会を与えていただきまして、委員長、理事の皆様方、委員の皆様方に感謝申し上げます。岸田総理、アジア安全保障会議での基調講演とシンガポールでの首脳会談、誠にお疲れさまでございました。強行日程の中で大きな成果が得られたんじゃないかというふうに認識しているところでございます。早速質問に入ります。松村委員長の質問と少し関連しておりますが、私の方からもしっかり確認をさせていただく趣旨で質問をさせていただきます。ロシアのウクライナ侵略によりまして、小麦を始めとする穀物の国際価格が高騰し、国内においても、小麦や油などの原材料価格の高騰を受けて、多くの食品メーカーは既に今年に入って値上げを実施しました。今月と来月の二か月間だけでも三千品目以上が値上げされる予定と報じられており、国民生活への影響が懸念されております。 Angry: 0.436 Disgust: 0.270 Fear: 0.458 Happy: 0.626 Sad: 0.393 Surprise: 0.586
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00:18:06 ~ 00:19:13 進藤金日子君
また、農業の生産現場に目を向けましても、五月末にJA全農は、六月から十月に販売する肥料について、今年の春に比べて最大で九四%の値上げ、つまり価格が二倍になるという衝撃的な発表をしたわけであります。これは過去最高の値上げとなります。こうした肥料価格の高騰は、原材料価格や輸送費の値上がりが原因だということは理解するところでございますが、大幅に生産コストが上昇する一方で、農産物価格に上昇分のコストを上乗せできなければ、多くの農家が営農を継続できなくなることが危惧されるわけであります。現に、営農継続に危機感を抱く多くの農家の不安の声が私の耳にも届いているところでございます。このような状況下におきまして、国民生活や我が国の農業生産を守るため、食品や肥料等の価格高騰にどのように対応していくおつもりか、岸田総理の御見解を伺いたいと思います。 Angry: 0.464 Disgust: 0.276 Fear: 0.647 Happy: 0.400 Sad: 0.357 Surprise: 0.633
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00:19:13 ~ 00:20:11 内閣総理大臣(岸田文雄君)
ロシアによるウクライナ侵略が世界的な経済の混乱を引き起こし、エネルギー、食料、肥料の供給に影響を及ぼす中、我が国の食品価格は、四月に前年比プラス四・四%となっています。その間、米国においては一〇・八%、ユーロ圏では七・四%、新興国を含むG20諸国で見ても半数以上が六%を上回っており、我が国は相対的に低い水準となっています。これは、ウクライナ情勢に伴い価格が足下で二割から三割程度上昇する前の国際価格に基づく輸入小麦の政府売渡価格を維持していること、こうしたことも寄与していると考えます。 Angry: 0.515 Disgust: 0.287 Fear: 0.535 Happy: 0.582 Sad: 0.293 Surprise: 0.643
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00:20:11 ~ 00:21:01 内閣総理大臣(岸田文雄君)
その上で、総合緊急対策には、輸入小麦から米粉、国産小麦などへの切替え、原材料コストを抑制できる生産方法への支援による食品産業の原材料価格高騰対策に加え、官民の積立てにより飼料価格の高騰の影響を緩和する配合飼料価格安定制度、また肥料原料の調達国の多角化、そして肥料コストを低減した生産体制への転換支援など生産コストの抑制対策の強化、こうしたものを盛り込んでおり、迅速に実行してまいりたいと思います。 Angry: 0.658 Disgust: 0.244 Fear: 0.542 Happy: 0.504 Sad: 0.304 Surprise: 0.497
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Angry: 0.459 Disgust: 0.249 Fear: 0.609 Happy: 0.305 Sad: 0.529 Surprise: 0.556
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00:21:16 ~ 00:22:01 進藤金日子君
総理、ありがとうございました。食料安全保障の基本は自国の農業生産の増大であります。しかし、目の前に広がる実態は、その前提となる生産基盤の維持が困難になっている現実でありまして、放置すれば大量の農家の離農あるいは食品価格の更なる高騰へとつながり、国民生活への影響の深刻化が避けられません。総理御答弁のとおり、先般成立した補正予算も有効に活用しながら、状況の変化に即応して先手先手の対策をちゅうちょなく講じていただくことを強くお願い申し上げたいと思います。さて、食料安全保障の問題を少し深掘りしたいというふうに思います。まず、お手元の資料一を御覧ください。我が国のカロリーベースの食料自給率の変化です。 Angry: 0.441 Disgust: 0.371 Fear: 0.504 Happy: 0.572 Sad: 0.444 Surprise: 0.517
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00:22:01 ~ 00:23:00 進藤金日子君
一九六五年度から二〇二〇年度に至るまでに我が国の食料自給率はほぼ半減しました。この要因は三つで説明可能であります。第一に元々自給率が高い米の消費が半分以下になったこと、第二に輸入飼料で生産された畜産物の消費が約三倍になったこと、第三に輸入大豆等を原料とする油脂類の消費が約二・五倍になったことであります。つまり、日本人はこの五十五年間に大幅に食生活を変えて、輸入した原材料による食料を多く消費してきた結果、食料自給率が大幅に低下したということであります。それでは、主要先進国の状況を見てみたいと思います。資料二を御覧ください。G7の中でこの半世紀に自給率を下げたのはイタリアと日本のみで、日本は桁違いに自給率が低く、G7の中で最下位であります。ドイツ、イギリスは二〇ポイント引き上げております。 Angry: 0.502 Disgust: 0.369 Fear: 0.544 Happy: 0.547 Sad: 0.378 Surprise: 0.531
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00:23:00 ~ 00:23:38 進藤金日子君
一〇〇%を超えているフランス、アメリカ、カナダは食料輸出国ということであります。穀物自給率を見ると、日本だけが半分以下になっているわけであります。今月六月七日に閣議決定された骨太の方針では、食料安全保障の強化と農林水産業の持続可能な成長の推進が項目立てされておりまして、岸田内閣の食料安全保障に対する強い姿勢が示されていると認識しております。そうした中で、食料安全保障の確立に対する岸田総理の御認識と決意をお聞かせ願いたいと思います。 Angry: 0.503 Disgust: 0.330 Fear: 0.527 Happy: 0.538 Sad: 0.351 Surprise: 0.584
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00:23:38 ~ 00:24:14 内閣総理大臣(岸田文雄君)
まず、食料の安定供給の確保、これは国家の国民に対する最も基本的な責務の一つであると認識をいたします。ウクライナ情勢等を受け、原油や穀物等の国際価格が高騰し予断を許さない状況にある中、我が国の食料安全保障の確保、これはますます重要になっており、まずは輸入小麦から米粉、国産小麦への切替えなど総合緊急対策、これを実行、迅速に実行していかなければならないと考えます。 Angry: 0.754 Disgust: 0.336 Fear: 0.417 Happy: 0.422 Sad: 0.285 Surprise: 0.444
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00:24:14 ~ 00:25:23 内閣総理大臣(岸田文雄君)
その上で、食料を将来にわたって合理的な価格で安定的に供給していくためには、農林水産業の持続可能な成長のための改革、これ更に進めていくことが重要です。そして、委員御指摘の骨太の方針の中で、今後のリスクを検証し、将来にわたる食料の安定供給確保に必要な総合的な対策の構築に着手し、食料安全保障の強化を図る、こうした方針を示したところであり、今後、私が本部長を務める農林水産業・地域の活力創造本部、この本部を改組し、骨太方針に沿って、新しい資本主義のビジョンの下、気候変動、国内市場の縮小、農林漁業者の減少など、こうした社会課題に対応しながら、スマート農林水産業、輸出力強化、農林水産業のグリーン化とともに、御指摘の食料安全保障、これしっかり強化するべく、政府一体となって取り組んでいきたいと考えます。 Angry: 0.588 Disgust: 0.295 Fear: 0.438 Happy: 0.621 Sad: 0.353 Surprise: 0.487
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00:25:23 ~ 00:26:05 進藤金日子君
総理、ありがとうございます。次に、資料三を御覧いただきたいと思います。私の持論である食料安全保障政策推進の具体的な考え方であります。食料自給率を上げるということは、図の中の青色の面積を多くするということであります。国民の食生活を大幅に変えることなく食料自給率を上げていくには、黄色の部分、これ輸入飼料による生産分でございますが、この黄色の部分を青色に変え、白色の部分を青色に変えていかなければなりません。つまり、輸入している農産物等を国内生産に置き換える必要があるということであります。資料三の右側は、全て現在予算が措置されて実施されている対策であります。 Angry: 0.496 Disgust: 0.339 Fear: 0.484 Happy: 0.592 Sad: 0.419 Surprise: 0.520
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00:26:05 ~ 00:27:00 進藤金日子君
これらの対策は主食用米の生産調整対策としての色彩が濃いわけでございますが、私は、消費者から見ても理解しやすいように、食料安全保障を強化、確立するための対策として政策を再構築すべきだと考えております。閣議決定されている現行の食料・農業・農村基本計画においては、令和十二年度にカロリーベースの食料自給率を四五%に引き上げることを目標といたしております。資料三での青色の部分の割合を四五%にするということで、これは消費者側から、消費側から見たものであります。そこで、資料四を御覧ください。この資料四は、現行の食料・農業・農村基本計画に位置付けられている供給側、つまり農業の生産側のもので、自給率四五%に引き上げるためにどの作物をどの程度生産するのかという生産努力目標を示しています。 Angry: 0.530 Disgust: 0.348 Fear: 0.475 Happy: 0.677 Sad: 0.320 Surprise: 0.518
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00:27:00 ~ 00:28:11 進藤金日子君
この努力目標に生産量が届かなければ自給率目標は達成できません。現に、過去に閣議決定された基本計画では全体として生産量が努力目標に届いていません。したがって、自給率目標を一回も達成できませんでした。私は、作物別の生産努力目標の達成度合いを生産者にも消費者にも分かりやすく示して、農家は需要に応じた生産を行い、消費者は国産の農産物を選択できるようにすべきだと考えております。そして、こうした状況をつくり出すために、強い決意を持って国が徹底的に支援を行うべきだと考えます。なお、小麦のところを見ていただきますと、相当、今、目標を超えているんですが、これは今増収しておりますが、これ、昨今のウクライナ危機の状況から、更にこれは高い目標を設定すべきではないかというふうに考えるわけであります。そこで、食料自給率の向上を図るには、食料・農業・農村基本計画における作物ごとの生産努力目標の達成に向けた支援を集中的に行うべきと考えますが、金子農林水産大臣の御見解を伺いたいと思います。 Angry: 0.512 Disgust: 0.314 Fear: 0.430 Happy: 0.567 Sad: 0.461 Surprise: 0.477
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00:28:11 ~ 00:29:24 国務大臣(金子原二郎君)
お答えいたします。食料・農業・農村基本計画におきましては、生産努力目標と併せまして、品目ごとにその達成に向けて克服すべき課題を具体的に明記しておりまして、例えば、小麦や大豆につきましては生産性向上に向けた作付け団地化、また加工・業務用野菜につきましては安定供給に向けた生産、流通体系の構築、飼料作物につきましては効率的な生産に向けた飼料生産組織の機能強化等の課題を明示しております。生産努力目標の達成にはこうした品目ごとの課題を解決することが不可欠でありまして、農林水産省といたしましては、こうした課題を克服するための支援をしっかりと実施していくことで生産努力目標の達成と食料自給率の向上を図ってまいりたいと思います。 Angry: 0.306 Disgust: 0.302 Fear: 0.371 Happy: 0.831 Sad: 0.405 Surprise: 0.562
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00:29:24 ~ 00:30:04 進藤金日子君
金子大臣、ありがとうございます。私は、ウクライナ危機を発端とした世界的な食料危機発生のリスクを十分に考慮した上で、消費者、消費側の食料自給率の目標と生産側の生産努力目標を更に分かりやすく毎年度示して、この具体的な工程を明らかにして、いつまでにどの水準に引き上げるのかを再検討すべきではないか、このように考えるわけでございます。次に、資料五を御覧ください。食料安全保障強化の基本は国内生産の増大であり、そのためには、資料にありますように国内生産力、つまり食料自給力を高めることが不可欠であります。 Angry: 0.469 Disgust: 0.356 Fear: 0.515 Happy: 0.554 Sad: 0.429 Surprise: 0.507
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00:30:04 ~ 00:31:16 進藤金日子君
国民に食料を安定供給するという国家の基本的な責務を果たすためには、輸入、それから備蓄も重要であります。我が国の現状を踏まえれば、あくまでも国内生産の増大を基本として、依存度合いを引き下げながらも一定量の輸入を中長期的に安定して確保する外交努力も極めて重要であります。私は、これが現実的な政策判断だというふうに考えるわけであります。そこで、食料自給力ですが、資料五にありますように、農地、農業用水等の農業資源、それから農業者、これ担い手であります、そして農業技術、この三要素が一体的に確保されて初めて食料の自給力というものが成り立つわけであります。最近の状況を見ますと、肥料や生産資材というのも項目立てして食料自給力の一つの要素として評価すべきかもしれません。そうした各要素の機能を必要十分に確保していく必要があるというふうに考えるわけであります。そこで、国内の農業生産増大に不可欠な食料自給力の向上を図るための具体的方策につきまして金子農林水産大臣の御見解を伺いたいと思います。 Angry: 0.579 Disgust: 0.480 Fear: 0.533 Happy: 0.489 Sad: 0.353 Surprise: 0.492
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00:31:16 ~ 00:32:34 国務大臣(金子原二郎君)
お答えいたします。食料自給力は、我が国の農地、農業者等を最大限活用した場合にどれだけの食料を供給できるかを示したものであります。このため、食料自給力を向上させるためには、生産基盤である農地や農業者を確保するとともに、限られた農地と農業者を最大限活用するため、農業技術による生産性向上を図っていく必要があります。また、具体的には、農地の維持や荒廃農地の発生防止のために、中山間地域等直接支払制度による地域の共同活動等への支援や農地バンクによる担い手への農地の集積、集約化を進めるとともに、農業の担い手の育成、確保のため、就農に向けた研修資金や経営開始資金の交付等のほか、今年から新たに経営発展のための機械、施設等の導入支援も行っております。 Angry: 0.463 Disgust: 0.376 Fear: 0.453 Happy: 0.727 Sad: 0.363 Surprise: 0.535
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00:32:34 ~ 00:33:02 国務大臣(金子原二郎君)
また、農業技術による生産性向上のため、スマート農業実証プロジェクトなどによりましてロボットやAIなど先端技術の生産現場への導入等を促進することを取り組んでおります。これらの取組を着実に推進することによりまして、食料自給率の向上を図ってまいりたいと思います。 Angry: 0.432 Disgust: 0.362 Fear: 0.382 Happy: 0.791 Sad: 0.388 Surprise: 0.477
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00:33:02 ~ 00:34:11 進藤金日子君
金子大臣、ありがとうございました。私は、食料自給力の基本的な三つの要素をばらばらではなくて一体的にパッケージで強化していく政策を思い切って講じるべきであるというふうに考えます。今大臣御答弁の政策、そのような形になっていると思いますけれども、農地、農業用水の持っている機能の維持向上を図るのが土地改良対策であります。農業者を確保、育成するのが担い手対策であります。農業技術の向上を図るのが試験研究であり、普及、生産対策であるわけであります。これに経営対策が加わり、横断的にスマート農業技術を積極的に導入していくこと、これが必要だということだと思います。これらをばらばらではなくてパッケージで強化する施策を十分な予算を措置して早急に実施していくことを強く要請したいというふうに思います。次に、森林・林業政策についてお尋ねしたいというふうに思います。コロナ禍やウクライナ危機等を踏まえた今後の森林・林業政策の展開方向につきまして岸田総理の御見解を伺いたいと思います。 Angry: 0.487 Disgust: 0.372 Fear: 0.426 Happy: 0.670 Sad: 0.385 Surprise: 0.504
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00:34:11 ~ 00:35:00 内閣総理大臣(岸田文雄君)
森林は、我が国の国土の約三分の二を占めており、国土の保全、そして水源の涵養、地球温暖化の防止などの多面的機能が将来にわたり発揮されるよう、切って使って植える、こうした循環利用を確立する必要があると考えます。足下では、いわゆるウッドショックやウクライナ情勢を受け木材需給の不透明さが増しており、国内資源により木材需要に的確に対応できるよう、まずは国産材製品の緊急増産への支援など、総合緊急対策を着実に実施し、直面する危機に緊急かつ機動的に対応してまいります。 Angry: 0.552 Disgust: 0.153 Fear: 0.624 Happy: 0.473 Sad: 0.305 Surprise: 0.538
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00:35:00 ~ 00:35:56 内閣総理大臣(岸田文雄君)
その上で、昨年六月に閣議決定した森林・林業基本計画に基づき、森林経営管理制度や樹木採取権制度による森林組合や意欲のある経営者への集積、集約や路網整備、さらには地域一帯でデジタル技術を活用して取り組むスマート林業への総合的な支援、また、まちの木造化推進法に基づく木材利用協定制度の活用、これらを推進して林業者の所得を向上し、森林・林業、木材産業によるグリーン成長、これを実現してまいりたいと考えます。 Angry: 0.689 Disgust: 0.208 Fear: 0.431 Happy: 0.734 Sad: 0.271 Surprise: 0.500
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00:35:56 ~ 00:36:16 進藤金日子君
次に、水産政策についてお尋ねしたいと思います。海洋環境の激変等を踏まえた今後の水産政策の展開方向につきまして岸田総理の御見解をお伺いしたいと思います。 Angry: 0.399 Disgust: 0.294 Fear: 0.321 Happy: 0.764 Sad: 0.513 Surprise: 0.452
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00:36:16 ~ 00:37:15 内閣総理大臣(岸田文雄君)
私自身、車座等を通じて水産業をめぐる課題を直接伺ってまいりましたが、我が国の水産業は国民の健康を支える水産物を供給するとともに地域経済を支えており、着実な資源管理、海洋環境の変化による不漁、またロシアのウクライナ侵略の影響を始めとした課題に対応しながら持続性のある水産業の成長産業化、そして漁業の活性化、これを実現していくことが重要であると考えます。このため、養殖業の成長産業化を含めた複合的な漁業など、単一の資源に頼らない操業形態への転換を推進しつつ、資源管理ロードマップに基づく資源管理、これを着実に実施してまいります。 Angry: 0.523 Disgust: 0.329 Fear: 0.529 Happy: 0.688 Sad: 0.314 Surprise: 0.526
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00:37:15 ~ 00:38:15 内閣総理大臣(岸田文雄君)
また、燃油価格高騰対策などにより漁業経営の安定化を図りつつ、地域一体でのデジタル技術の実装や養殖拡大に向けた支援による生産性向上を推進するとともに、地元水産物の飲食店での販売や地場の魚のレストランでの提供、漁業体験の受入れなど、海や漁村の地域資源の価値や魅力を活用するいわゆる海業の漁村、漁港での展開、これを推進してまいります。政府としては、本年三月に閣議決定した水産基本計画に基づき、これらの施策を総合的に展開し、自給率の回復、そして漁業の、漁業者の所得向上、こうしたものを図ってまいりたいと考えます。 Angry: 0.601 Disgust: 0.245 Fear: 0.409 Happy: 0.714 Sad: 0.276 Surprise: 0.530
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00:38:15 ~ 00:39:08 進藤金日子君
総理、ありがとうございます。多くの森林・林業あるいは水産の関係の皆様方から、今国会においてどうもその林業と、森林・林業、水産の議論が余り深くなかったんじゃないかという話がございまして、今総理から力強い御答弁いただきました。しっかりと森林・林業、水産業に関しても、岸田総理、しっかり車座も通じながら、今御答弁いただいたようにしっかり政策を展開するということでございますので、是非関係の皆様方も御理解いただきたいというふうに思います。森林・林業政策と水産政策は、産業政策という側面からの重要性とともに、国土や領海を健全に維持していく上での国土政策や海洋政策、さらには二酸化炭素の森林吸収源対策としての環境政策の側面からも極めて重要であるというふうに考えます。 Angry: 0.326 Disgust: 0.226 Fear: 0.389 Happy: 0.800 Sad: 0.426 Surprise: 0.573
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00:39:08 ~ 00:40:04 進藤金日子君
こうしたことを国民の皆様に御理解いただくように、政府を挙げて更に周知、広報していただくとともに、十分な予算措置と現場の実情に合ったきめ細かな制度の構築を強く要請させていただきたいというふうに思います。さて、資料六を御覧いただきたいと思います。これは米の流通経路別流通量であります。基本的に米価は、ちょっと上のところにある、相対取引価格とありますが、この相対取引価格のところで産地と銘柄ごとに決まっているわけであります。米の消費は急速に減少しておりますけれども、こうした中で生産者が作付けを維持すると、供給過剰になって米価は下落していきます。そこで、主食用米から他の作物への転換政策、いわゆる転作奨励政策を半世紀以上継続したわけでございます。 Angry: 0.493 Disgust: 0.371 Fear: 0.461 Happy: 0.553 Sad: 0.451 Surprise: 0.500
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00:40:04 ~ 00:41:14 進藤金日子君
ところが、この流通形態では生産者のコストを転嫁する余地がほとんどなくて、多くの農家が赤字となっていくわけです。肥料や資機材の高騰で生産コストが上昇すれば赤字は更に大きくなって、経営をやめざるを得ない農家が多く出てきます。こうした状況に対して、私は、消費者の皆様にも我が国の環境や伝統文化を支えているお米の価値というものを見出して、見直していただきまして、農家が再生産可能な状況をつくり出す必要があるというふうに考えるわけでございます。資料七を御覧いただきたいと思います。お米の価値のお話をしたのですが、茶わん一杯のお米の値段、これ一杯二十五円なんですね。この値段をどう見るのかと。これ、いろいろあると思いますが、五キロや十キロで買えば何となく高く感じるお米も、茶わん一杯当たりに換算する、そして一日当たりどれぐらい食べるんでしょうかという、この一日当たりの食べる量で計算すると一体幾らになるのかということ、これ非常に参考になるんじゃないかなというふうに思います。 Angry: 0.407 Disgust: 0.248 Fear: 0.551 Happy: 0.573 Sad: 0.362 Surprise: 0.657
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00:41:14 ~ 00:42:03 進藤金日子君
それで、資料八を御覧いただきたいと思います。家計支出に占める米、パン、麺類の金額と割合です。一九六五年には米類は食料支出額の約一八%であったものが、二〇二一年には約二%に激減しました。今や家計支出では米類よりもパン類の方が多い状況なわけであります。何を言いたいかといえば、私は、生産者である農家と消費者の顔が見える関係の構築、ここを急ぐ必要があるんじゃないかなと考えるわけであります。また資料六、申し訳ございませんが、資料六に戻っていただきたいと思います。生産者が再生産可能な価格でお米を出荷して、流通過程等の必要な経費を上乗せして消費者が購入する、そういう健全な姿にすることが必要なわけであります。 Angry: 0.467 Disgust: 0.328 Fear: 0.522 Happy: 0.537 Sad: 0.441 Surprise: 0.556
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00:42:03 ~ 00:43:04 進藤金日子君
そのためには、岸田内閣が進める新しい資本主義を実現することであります。物価上昇に見合う価格で購入可能とするには、賃金の上昇が不可欠であります。成長と分配の好循環を是非とも生み出さなければなりません。そのプロセスにおいて、肥料や資機材の高騰等に対しては、先ほど総理からも御答弁ございましたが、いろいろな対策をちゅうちょなく、思い切った対策を講じなければならないと思います。緊急対策と中長期的な対策を果敢に講じて早急に我が国の食料安全保障を確立することを強く要請して、私の質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。 Angry: 0.523 Disgust: 0.343 Fear: 0.458 Happy: 0.597 Sad: 0.394 Surprise: 0.500
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00:43:06 ~ 00:44:10 小野田紀美君
自民党の小野田紀美です。進藤先生の食料安全保障の問題、私も大変重要だと思いますので、農業政策頑張っていきたいと思います。私からは、新型コロナウイルス感染症のことに関しまして、感染症法上の分類の見直しについての質問です。この前、海外からの観光客、もう入ってこれるように水際対策緩和されまして、そうなったときに、やっぱり国民の中で水際対策と国内のその感染症の扱いのバランスが取れていないんじゃないかという怒りの声は結構届いております。多分、岸田総理の耳にも届いているのではないかと思うんですけれども。その中で、今よく二類二類と言われるんですけど、実は二類ではなくて、新型インフルエンザのこの基づく措置の概要の中で分類があるんですけれども、今新型インフルエンザ等感染症の分類になっていて、これが二類に近いから二類相当という言われ方をよくしています。 Angry: 0.479 Disgust: 0.266 Fear: 0.481 Happy: 0.557 Sad: 0.423 Surprise: 0.518
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00:44:10 ~ 00:45:06 小野田紀美君
ただ、よくよく見てみると、無症状病原体保有者への適用までしているのはこれ二類でもなくて、むしろその一類のエボラ出血熱、ペストなどと同じようなところがこの新型インフルエンザ感染症の今の分類では入っていたりですとか、かなり二類相当と言いながら二類以上の扱いを今はしているんじゃないかというふうに私は認識をしております。そうなってくると、今皆様が何を恐れているのかというのを意見をいろいろ聞いてみますと、もちろん重症化率が下がって、死亡率が下がって、それでみんな安全かといったら、そうではないです。もちろん、この高リスクな方たちは不安を抱えています。でも、やっぱり若い人たち何が心配かというと、もし自分がかかってしまったら、もし子供がかかってしまったら、学校が止まってしまう、会社が止まってしまう、工場が止まってしまう、保育園が止まってしまうという、この濃厚接触者になったり、その周りへの影響をすごく心配している。 Angry: 0.236 Disgust: 0.269 Fear: 0.716 Happy: 0.359 Sad: 0.572 Surprise: 0.538
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00:45:06 ~ 00:46:00 小野田紀美君
で、保育園が休園ってなったら仕事休まなきゃいけないとか、そういう、かかって重症化してということ自体よりも、この今の分類上の取扱いで被る、何というんでしょう、リスクをすごく心配されていらっしゃるというふうに私は思っています。例えば、ちょうど同級生から来たんですよ、五月に。またコロナであしたから突然二日間休園なんだけど、これいつまで続くの、突然休める仕事なんてこの世にないよと、これは働きながらお子さんを育てていらっしゃる方なんですけれども。ちょうど昨日もまた話したら、この取扱いというのは結構うちの園が厳しいだけみたいで、いろいろなところでは違うんだけれども、うちはまた学級閉鎖になるよと、もう駄目だよというような、そういう声が届く中で、いろんな学校や保育の現場に対してマスクのこととか通達を出してくれている、指針を出してくれているというのは分かっています。 Angry: 0.436 Disgust: 0.256 Fear: 0.504 Happy: 0.464 Sad: 0.554 Surprise: 0.484
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00:46:00 ~ 00:46:21 小野田紀美君
その中で、濃厚接触者の取扱いに関して、今、厚労省としては、分類上こうなっているけれども、実際にはどういう取扱いをしていいですよというふうに示しているのか、教えていただけますでしょうか、厚労省さん。 Angry: 0.657 Disgust: 0.165 Fear: 0.377 Happy: 0.589 Sad: 0.343 Surprise: 0.411
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00:46:21 ~ 00:47:31 政府参考人(佐原康之君)
お答えいたします。濃厚接触者の特定と濃厚接触者に対する外出自粛要請につきましては、感染した可能性のある方をあらかじめ特定して感染拡大防止を図ることを目的として、パンデミック当初より実施をしているものでございます。オミクロン株が主流となった現状では、オミクロン株は潜伏期間が短く、感染拡大の状況等により濃厚接触者の特定に一定の時間を要する場合には濃厚接触者の特定等による感染拡大防止効果が限定的であること、一般的な職場等における濃厚接触者が陽性となる可能性は同一世帯内の濃厚接触者が陽性となる可能性に比べ低いこと、一方で、医療機関や高齢者施設等においては、感染が拡大した場合の重症化リスクが高く、また閉鎖された空間であり、濃厚接触者の特定と行動制限による感染拡大防止効果が期待できることといった専門家の指摘やエビデンスが確認されております。 Angry: 0.408 Disgust: 0.370 Fear: 0.564 Happy: 0.560 Sad: 0.360 Surprise: 0.559
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00:47:31 ~ 00:48:11 政府参考人(佐原康之君)
このため、本年三月より、濃厚接触者の特定や外出自粛要請につきましては、感染リスクが高い家庭や、限られた空間であって重症化リスクの高い方が多い高齢者施設などについては濃厚接触者の特定等を求める一方で、一般の事業所については基本的には濃厚接触者の特定等を求めないこととしております。その上で、保育所や小学校等においては、自治体の関係部局が連携し、自治体ごとに方針を決定することとしております。 Angry: 0.418 Disgust: 0.400 Fear: 0.654 Happy: 0.352 Sad: 0.459 Surprise: 0.501
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00:48:11 ~ 00:49:04 小野田紀美君
というように、会社とかではもう濃厚接触者を調べたり待機しなくていいよとなっているんですけれども、学校とか保育園とかの現場は自治体ごとの対応になっているとなったときに、もう現場の実態に合わせてちゃんとしていいよと、普通に回していいよというふうな雰囲気に聞こえたとしても、なかなかそれが実態としてまだまだ、その濃厚接触者が出たとか感染者が出たといったら、はい、休園というような状況が起きている。これ、なぜかというと、マスクに関して、さっきちらっと言ったんですけど、マスクもそうで、通学のときはしなくていいよとか、運動会とか体育のときにはしなくていいよと、おかげさまで出していただきました。これ、非常に熱中症対策としても心配していたので、それは良かった。ただ、私もこの前、めいっ子の運動会行ってきたんですけれども、やっぱり皆、入場のときとかずっとマスクしているんですよ。これ、何でって思うかもしれないんですけれども、怖いんですよ、やっぱり。 Angry: 0.338 Disgust: 0.239 Fear: 0.577 Happy: 0.602 Sad: 0.398 Surprise: 0.537
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00:49:04 ~ 00:49:53 小野田紀美君
もし出たときに、もうこれ以上カリキュラムを遅らせられない、やっぱり園は閉じられないってなったときに、それぞれの自治体の判断でってなったら、まだやっぱり止めなきゃいけない、閉園しなきゃいけない、休園しなきゃいけないというようなところがあるから、そこが自主判断でと言われたらやっぱりどうしても守りに入ってしまう。だから、その指針を出してくれたのはうれしいんですけれども、これもういいかげんに国側から、もう濃厚接触者を追ったりとか自宅待機とか止めたりというのは学校現場も保育現場もしなくていいですよって言ってもらわないと、学校はマスク外していいよと言っても怖くて外せないと思うんです。これ、どう思われますか。 Angry: 0.416 Disgust: 0.303 Fear: 0.534 Happy: 0.395 Sad: 0.663 Surprise: 0.400
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Angry: 0.156 Disgust: 0.147 Fear: 0.393 Happy: 0.887 Sad: 0.444 Surprise: 0.685
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00:50:03 ~ 00:51:12 国務大臣(後藤茂之君)
自治体ごとに方針を決定する取扱いですけれども、子供は感染した場合の重症リスクが高くない、あるいは保護者が動けなくなることで社会経済的な影響が大きい。一方で、保育所、小学校等は、大人を対象とするような一般の事業所と同様の感染拡大防止対策が取りにくい面もあること、また、比較的限られた空間であって、速やかな濃厚接触者の特定ができれば感染拡大防止効果が一定程度期待されること、そうしたことから、現時点においては、保育所、小学校等における濃厚接触者の特定については、地域の感染状況等に応じて各自治体にて御判断いただくべきものと考えております。ただ、濃厚接触者の取扱いについては、引き続き、科学的知見を踏まえながら、その状況の変化に応じて必要な見直しを行っていきたいというふうに考えております。 Angry: 0.493 Disgust: 0.218 Fear: 0.565 Happy: 0.444 Sad: 0.454 Surprise: 0.532
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00:51:12 ~ 00:52:03 小野田紀美君
部会などで私もこれさんざん五類にしてよという話ししていたんですけれども、そのときに言われるのが、やっぱりある程度の段階で把握して止めていくということが重要だと、隔離もできなくなったりするし、そこ大事なんだとおっしゃるんですけれども。日本人の心を考えたときに、私何か喉ちょっとおかしいけど、これ言っちゃったら、周り、学校止まっちゃうんじゃないかなとか、これ保育園止まったらほかのお母さんたち仕事休まなくなって辞めなきゃいけなくなったら、ちょっと喉痛くないよねみたいな、逆に言えないような状況になったら余計私は感染が広がっていくんじゃないかと思うので、感染しましたって言っても周りにもう何か影響があるわけではない、だからちゃんと自宅で休もうねということを早急にするような雰囲気づくりというか、そういう仕組みづくりの方がよっぽど私は感染拡大に今資することだと思うので、やっぱり求めていきたいと思いますし。 Angry: 0.461 Disgust: 0.277 Fear: 0.494 Happy: 0.401 Sad: 0.625 Surprise: 0.363
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00:52:03 ~ 00:53:14 小野田紀美君
それと同時に、もうコロナ、二年半、三年近くなりました。私たち大人はいいんですよ、一年、二年、三年なんてあっという間です、長い人生の中で。だけど子供たちは、子供たちはですね、一年、二年、三年ってしたら、もう中学校終わる、高校終わるってなったときに、もう今、中三の子たちとかが同級生の顔ほとんど見ずに卒業すると。総理、前、六月ぐらいにこの辺の見直し、感染症の分類の見直し考えていきたいなみたいなことおっしゃっていたように記憶私はしているんですけれども、もう卒業シーズンまで半年ぐらいしかないんですよ。私たちの社会の中でやっぱり一生に一回しかない学生生活、子供たちの生活が、ずうっとみんな我慢してきた、部活の大会がなくなった、発表会がなくなった、何かの練習ができない、修学旅行に行けないって我慢してきた子たちが、最後、学校を友達と過ごす時間を、もう指定感染症の分類を五類に下げて、五類が駄目なら五類相当でオプション付けてもいいから下げて、それの上で当たり前の学校生活をさせてあげて卒業をしてほしいんですね。 Angry: 0.259 Disgust: 0.175 Fear: 0.488 Happy: 0.526 Sad: 0.575 Surprise: 0.632
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00:53:14 ~ 00:53:31 小野田紀美君
最後の子供たちの当たり前の学校生活を取り戻すかどうかという決断ができるのは、もう私は総理しかいないと思っているので、総理、是非ここは前向きなお考えをいただきたいんですけれども、いかがでしょうか。 Angry: 0.240 Disgust: 0.131 Fear: 0.325 Happy: 0.723 Sad: 0.665 Surprise: 0.485
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00:53:31 ~ 00:54:05 内閣総理大臣(岸田文雄君)
まず、委員の御指摘、子供たちの生活、そして逆に感染を言い出しにくい雰囲気、こうした点については政府としてもこれしっかり受け止めなければならないと思います。そういった点も踏まえて、先ほど来議論が出ておりますように、自宅待機期間の短縮の問題ですとかマスク着用の奨励ルールの明確化など様々な取組を進めてきた。 Angry: 0.450 Disgust: 0.318 Fear: 0.508 Happy: 0.558 Sad: 0.440 Surprise: 0.475
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00:54:05 ~ 00:55:17 内閣総理大臣(岸田文雄君)
しかし、まずそれが徹底していないのではないかということについては、よりこの政府としての考え方をはっきりと示す、説明責任を果たしていかなければならないと思います。そして、質問の核心はこの感染症法上の分類の話ですが、この分類について、私も国会の中で、これは大変重要な指摘であるからして、これは議論は続けていきたい、申し上げてきました。今もこれ、専門家の皆さんの中で議論を続けていただいています。そして、その上で、今このタイミングをどう考えるか、こうしたことなんだと思います。今、政府としましては、平時への移行期間と位置付けており、その中で最大限の警戒、すなわち感染症対策については現状をしっかり維持した上で行動を、社会経済活動を動かしていく、少しずつ動かしていき平時に近づけていく、こうした段階です。 Angry: 0.546 Disgust: 0.255 Fear: 0.487 Happy: 0.523 Sad: 0.357 Surprise: 0.532
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00:55:17 ~ 00:56:15 内閣総理大臣(岸田文雄君)
ですから、先ほどおっしゃったように、水際対策始め様々な活動を今再開し始めている、この段階ですので、今この分類についても、この今の段階で動かすことは現実、現実的ではない、このように申し上げています。是非、今、経済社会活動と感染症対策の両立の中で、今言った感染症対策は今現状を維持したままこっちの経済社会活動を動かしていく、この段階ですので、これをもう少ししっかり進めた上で、この感染症上、感染症法上の分類についてもタイミング、分類を見直すことについてもタイミングをしっかり考えていくべきであると考えております。 Angry: 0.302 Disgust: 0.175 Fear: 0.539 Happy: 0.691 Sad: 0.401 Surprise: 0.578
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00:56:15 ~ 00:57:07 小野田紀美君
先ほど私が質問していたときに野党の側から、科学的にやった方がいいよ、感情では駄目だよというやじが飛んできたんですけれども、科学的なところの、ここまで来たら、じゃ、下げるよというのを示してくれないと、ゴールが見えないままずうっとみんな生活しているんですね。だから、科学的って、ゼロなんてできないんですから、それを、じゃ、こっちの観光客のはいいですよといって我慢させられるという、そこのバランスが保てていないというところを、やっぱりこれ科学的科学的といっても、しっかり目標をがんって示した上でここまでというのができない以上、選挙ポスターに決断って書いてあるんですし、そろそろ私は決断を求めたい。それがまだできないのであれば、濃厚接触者の通達の中で、ちゃんともう濃厚接触者、小学校とかはいいよということを指針を示してあげるということはせめてやっていただきたいというふうに強く要望をいたします。 Angry: 0.516 Disgust: 0.225 Fear: 0.440 Happy: 0.378 Sad: 0.618 Surprise: 0.436
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00:57:07 ~ 00:58:01 小野田紀美君
そして、もう次行きます。次ですね、日本の尊厳と国益を守るための体制づくりというところでございます。これも端的なことなんですけれども、いろんな歴史戦とか、日本はいろんな国からネガティブキャンペーンを悲しいかな張られております。その中で、対応するときに、例えば全然日本に対して誤った情報を言われたときにどう対応するか。例えば、今日NHKの中継入っているそうですけれども、NHKが昭和三十年に放送した「緑なき島」というので誤った映像を作成したせいで、韓国がそれを反日プロパガンダに使っている軍艦島というのがあるんですけれども、それに関しても、強制労働があったんだ、児童労働があったんだとか、そういう誤った日本の情報が拡散されてしまっている。そういうプロパガンダが行われていることを把握して対応をするという国としての体制が私はなかなか薄いと思います。 Angry: 0.581 Disgust: 0.350 Fear: 0.449 Happy: 0.438 Sad: 0.509 Surprise: 0.416
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00:58:01 ~ 00:59:04 小野田紀美君
例えば、じゃ、Aという国でそこの有識者とか公的な人が何かそういう間違った情報を発信しているとなると、大使館とかを通じてそれに対して対応を地上戦でしていくというのはやっていると思うんですけれども、今もうインターネットの中で情報が散乱する中で、どこの国の誰が上げたか分からないけど何かすごい違う情報が拡散されているというものがたくさんあるんですよ。それは、日本語だけじゃなくて、英語だったりとか韓国語だったり中国語だったりアラビア語だったり、もういろんなところでやられている。それを把握して対応できるという体制が日本の省庁の中にできているのかというところなんです。現状は、何か民間の方ばっかり戦っているんですよ。現地の日本人の方とか語学ができる方がそういうのを見付けてきて、これは違います、間違っています。例えば旭日旗の問題とか、そうじゃない、これはネガティブキャンペーンで、本当はそういうものじゃないというのを民間の方が頑張っている。でも、それって本来国がやるべきことじゃないんですかとなったときに、外務省の今の体制の中で一々ネットにあふれる情報を全部チェックしてそれを把握してというのは多分無理だと思う、そういうことを言われたこともあります。 Angry: 0.574 Disgust: 0.303 Fear: 0.549 Happy: 0.374 Sad: 0.395 Surprise: 0.580
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00:59:04 ~ 01:00:00 小野田紀美君
だったら、せめて、民間の方たちが、心ある方たちが見付けてきてくれた情報を通報できる窓口、目安箱みたいなのをネット上に作れませんかというのをこれまでずっとお願いしていたんですよ。外務省のホームページでも、日本について誤った情報が拡散されている場合はこちらまでとかというのをやって、メールフォームで画像なんかを添付して、こういうことがこの国の言葉でやられています、何とかできませんかと。そうなったときに、それを受けたところが、あっ、これは何々省が担当した、これはどこどこだなとか、これはいろんな状況が同時多発的にこういう間違った情報が来ているから、じゃ、旭日旗に関して反論資料を国として出そうとか、そういうマーケティングにもなるし、対応を振るという司令塔が今見られないので、せめてそういう情報を集める民間の人の心ある方々の情報提供を受け取る体制というのをつくっていただきたいんですけれども、これ、どう思われますでしょうか。 Angry: 0.411 Disgust: 0.232 Fear: 0.496 Happy: 0.378 Sad: 0.617 Surprise: 0.478
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01:00:00 ~ 01:01:04 国務大臣(林芳正君)
政府といたしましては、我が国の政策や立場について、客観的な事実に基づく正しい認識が形成されまして国際社会から正当な評価を受けられるように、我が国に関する国際世論の把握に努めるとともに戦略的な対外発信に取り組んできております。私自身が記者会見を行ったりインタビュー等を発信をしたり、また政策広報動画や広報資料の作成、ソーシャルメディア等、今御指摘があったようなですね、オンラインでの情報発信、様々な手段を活用して対外発信を実施しておりまして、誤った見方に基づいたいわれのない中傷に毅然と対応していく、これ当然のことでございます。民間の方からの情報提供ということでございましたが、関係部局や在外公館もございますので、そうしたところに対する連絡を徹底していくほか、今、小野田委員からもお話がありましたように、ホームページに御意見や御感想ページというのを設けて御意見を受け付けておるところでございます。 Angry: 0.411 Disgust: 0.288 Fear: 0.485 Happy: 0.668 Sad: 0.357 Surprise: 0.575
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01:01:04 ~ 01:01:33 国務大臣(林芳正君)
今お話のあったような我が国に関する誤った見方についての情報、これ実際寄せられております。そうした情報を関係する部署に速やかに共有するようにいたしております。さらに、戦略的に対外発信を、そういう指摘も受けながら、一層強化をしていくためにも、こうした情報提供窓口のより適切な在り方について不断に検討していきたいと考えております。 Angry: 0.280 Disgust: 0.309 Fear: 0.433 Happy: 0.729 Sad: 0.466 Surprise: 0.562
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01:01:33 ~ 01:02:10 小野田紀美君
いろんな御意見どうぞというところだと、私も事務所でメールフォームを持っているんですけど、いろんなのが来るので、それを振り分けて担当のところにまくのって容易じゃないんですよね。だからこそ、そういうことにちゃんと専門特化した、物が来たときに本当にちゃんと振り分けられるという体制をつくってほしい、目安箱を作ってほしいというお願いです。これずっと言い続けているので、是非対応を検討していただきたいと思います。そして、もう時間がなくなってしまいましたが、国費留学生とか留学政策の在り方について、実は私、三年前にも決算でこの国費留学の問題を取り上げたことがありまして、当時は結構つらい状況にあったんですね。 Angry: 0.391 Disgust: 0.226 Fear: 0.411 Happy: 0.584 Sad: 0.583 Surprise: 0.509
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01:02:10 ~ 01:03:07 小野田紀美君
それは、元々この国費留学制度というのは、我が国と諸外国の友好と親善を促進するために、東アジア、東南アジア及び中東諸国からの留学生を受け入れて、それを、それらの諸国の社会的及び経済的発展に寄与する人材育成に積極的に協力云々という目標でやっているのに、一番受入れの多い中国や韓国と全然親日関係築けていないじゃないか、効果は出ているのかとか、経済の、経済支援なんですよ、これ経済協力費に入っているんです、決算の、予算の中で。なのに、うちより何かGDPが高い国のところをどんどん受け入れていたりとか。ちょっとこれ当初の、決算としてはやっぱりお金が正しい目的の下に使われたかというのを見なくてはいけないので、それってちゃんと目的にかなったようにやっていますかというふうに質問をして、当時も納得いく答弁はいただけなかったんですけれども、この辺がちょっと実態に合わせてこの制度が使われているのか、もう一度その効果が検証されているのかというのを見ていただきたい。 Angry: 0.679 Disgust: 0.235 Fear: 0.499 Happy: 0.327 Sad: 0.426 Surprise: 0.487
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01:03:07 ~ 01:03:53 小野田紀美君
将来、国に帰って日本との懸け橋と言いながら、結構日本にずっととどまっていたり帰化している人もいたりするので、ちょっと目的がどうかなと思うんです。もう一つが、予算に関して全体の多さなんですが、当時、平成二十九年度の決算は、日本人への奨学金の給付型、これの予算が七十億で、国費留学関係の予算が百八十億円だったんですよ。何で日本人への給付型よりも国費留学の方が多いのというところを問い合わせたんですけど、これ今は変わっていますでしょうか。 Angry: 0.594 Disgust: 0.230 Fear: 0.574 Happy: 0.382 Sad: 0.370 Surprise: 0.584
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01:03:53 ~ 01:04:13 政府参考人(増子宏君)
お答え申し上げます。先生御指摘の外国人留学制度につきましては、平成二十九年度の決算額約百八十億円だったところ、令和二年度の決算額は百五十五億円、令和四年度の予算額は百八十四億円となっているところでございます。 Angry: 0.449 Disgust: 0.405 Fear: 0.570 Happy: 0.562 Sad: 0.341 Surprise: 0.590
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01:04:13 ~ 01:04:46 政府参考人(増子宏君)
一方、日本人学生に対する支援、具体的には給付型奨学金につきましては、平成二十九年度決算額は、先生御指摘のとおり、七十億円でございましたところ、令和二年四月に開始いたしました高等教育の修学支援新制度によりまして支援対象者は大幅に拡充いたしまして、令和二年度決算額では一千五百八十五億円、令和四年度の予算額では二千五百二十五億円となっているところでございます。 Angry: 0.245 Disgust: 0.214 Fear: 0.524 Happy: 0.832 Sad: 0.197 Surprise: 0.716
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01:04:46 ~ 01:05:05 小野田紀美君
大変うれしく思います。やっぱり、日本で頑張る、将来この国に還元して頑張って働こうという日本の子供たちが、自分たちの方が恵まれていない、愛を向けられていないと思わないような予算をしっかり組んでいただきたいと。総理、日本の宝は日本の学生さんですよね、日本の子供たちが日本の宝物ですよね。 Angry: 0.401 Disgust: 0.286 Fear: 0.430 Happy: 0.524 Sad: 0.646 Surprise: 0.442
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01:05:05 ~ 01:06:00 小野田紀美君
そこをちょっと、日本の宝は。ありがとうございます。是非、人材への投資をよろしくお願いします。そして、もうちょっと、一個だけ。中国人留学生と日本人留学生の間にひどい乖離がありまして、中国人留学生は日本で学費とか稼ぐためにアルバイトしても所得税が掛かりません。日本人学生は掛かります。そして、上限なく掛からないのは中国だけなんですけれども、ほかの国もその上限があって所得税が掛からない国があります。これ、租税条約上なんですけど、これについてやっぱり私、見直すべきだと思いますが、いかがでしょうか。 Angry: 0.508 Disgust: 0.315 Fear: 0.446 Happy: 0.545 Sad: 0.483 Surprise: 0.518
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01:06:00 ~ 01:06:57 政府参考人(大鶴哲也君)
お答え申し上げます。日本人の学生が日本国内で得る給与につきましては、御指摘のとおり、所得税法上、日本において課税対象となります。外国から来日しました学生につきましても、日本で得る給与につきましては、所得税法上、日本において課税対象となりますが、日中租税協定のように、日本が外国との間で締結した租税条約の規定によりまして、中国など幾つかの国から来日した学生については日本で得る給与が免税となる場合がございます。このような規定は二国間の人的交流を促進する観点から交渉の結果導入されたものというふうに承知しておりますが、他方、留学生が受け取る給与につきましてはその居住している国において課税を受けるということが現下の国際的なスタンダードでございまして、我が国としましては、日中租税協定を含め、先述のような免税を規定しているものにつきましては租税協定の改正の機会を捉えて適切に見直してまいりたいと考えます。 Angry: 0.562 Disgust: 0.310 Fear: 0.452 Happy: 0.629 Sad: 0.348 Surprise: 0.528
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01:07:01 ~ 01:07:58 小野田紀美君
相互じゃないんですよ。日本人が中国行っても同じような日本人学生は利益を受けられないけど、あっちからこっちに来たら利益を受けられる。しかも、国によって、中国は受けられるけどこの国は受けられないとか、ちょっとやっぱりアンバランスが生じているので、世界のスタンダードに合わせていただきたい、日本人学生を大事にしていただきたいと言って、終わります。 Angry: 0.541 Disgust: 0.311 Fear: 0.516 Happy: 0.420 Sad: 0.501 Surprise: 0.523
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01:08:00 ~ 01:09:14 杉尾秀哉君
長野県選出でございます。時間が短いので、単刀直入に総理に伺います。最近の物価上昇は、いわゆるいい物価上昇なのか悪い物価上昇なのか、どちらかでお答えください。まあはっきりはおっしゃいませんでしたけれども、需要の拡大とか賃金上昇を伴うようなコストプッシュ型のインフレということで、いわゆる悪いインフレだというふうに思います。六月一日の泉代表との質疑の中で、総理大臣は、欧米は七、八%の、先ほどもおっしゃいましたけれども、物価高騰なのに、日本は経済対策等の効果で二%台を維持していると、こういうふうに政府の手柄のように答弁をされました。 Angry: 0.550 Disgust: 0.295 Fear: 0.438 Happy: 0.619 Sad: 0.335 Surprise: 0.564
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01:08:23 ~ 01:08:46 内閣総理大臣(岸田文雄君)
現在の物価上昇、国民生活あるいは事業者の企業活動等に大きな影響を与えています。物価上昇が様々な生活あるいは事業の将来に不安をもたらしているというのは現実であると思っております。 Angry: 0.553 Disgust: 0.361 Fear: 0.648 Happy: 0.248 Sad: 0.398 Surprise: 0.566
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01:09:14 ~ 01:10:01 杉尾秀哉君
これは事実なんでしょうか。ちょっと資料の一の一を見てください。これ三月の時点なんですけれども、まあ四月もそんなに大きく変わっているわけではありません、物価上昇率は上がっておりますけれども。日本でも、企業物価指数、これ昔は卸売物価指数と言っていたやつです、これが一〇%程度まで上昇をしております。三月の時点では九・七%。しかし、消費者物価は〇・九%と非常に低く抑えられています、これが二・一%になったということなんですが。 Angry: 0.523 Disgust: 0.326 Fear: 0.569 Happy: 0.469 Sad: 0.328 Surprise: 0.640
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01:10:01 ~ 01:10:49 杉尾秀哉君
そして、資料の今度一の二を見ていただきたいんですけれども、これ日米で比較しますと、日本とアメリカの企業物価の上昇率というのはほぼ同じなんですよね。にもかかわらず、消費者物価が日本は非常に低く抑えられていて、逆にアメリカの方は企業物価と消費者物価が近い、二・一ポイントのギャップなんですが、日本は八・八ポイントのギャップもあるということなんですね。つまり、アメリカでは仕入価格の上昇分を小売価格に転嫁できているのに日本はできていないということで、これは企業努力の結果であって、それ以外の何物でもないと思いますけど、いかがでしょうか。 Angry: 0.393 Disgust: 0.275 Fear: 0.606 Happy: 0.383 Sad: 0.403 Surprise: 0.662
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01:10:49 ~ 01:11:15 内閣総理大臣(岸田文雄君)
各国の数字を見ましても、企業物価と消費者物価の変化にはタイムラグが生じています。そして、あわせて、この企業物価と消費者物価の格差を埋めるべく、政府としては、昨年来、様々な経済対策を用意して企業活動を支えていく、こうした取組も行っています。 Angry: 0.745 Disgust: 0.324 Fear: 0.475 Happy: 0.434 Sad: 0.275 Surprise: 0.517
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01:11:15 ~ 01:12:04 内閣総理大臣(岸田文雄君)
これを併せてこうした数字を考えていくべきであると考えます。企業活動に影響を与えているものとして、まずはエネルギー価格があり、そして食料を始めとする原材料価格があります。政府としては、こうした部分に特に手厚く経済対策を用意している、こうした対策を続けています。 Angry: 0.625 Disgust: 0.330 Fear: 0.437 Happy: 0.592 Sad: 0.323 Surprise: 0.510
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01:11:20 ~ 01:11:44 杉尾秀哉君
総理、違いますよ。これ、日本の企業は経費や人件費削減などで仕入れコストを吸収をしていて、それが小売価格に転嫁できていないんですよ。つまり、政府の努力で消費者物価が下がっているわけじゃないんですよ。それ、認めた方がいいですよ。 Angry: 0.667 Disgust: 0.367 Fear: 0.546 Happy: 0.410 Sad: 0.388 Surprise: 0.472
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01:12:04 ~ 01:12:22 内閣総理大臣(岸田文雄君)
こうした部分も、この企業物価と消費者物価のこの格差、違い、乖離にもつながっていると思います。政府のこうした取組、企業活動を支える上で重要であり、これからもしっかり続けていきたいと考えています。 Angry: 0.732 Disgust: 0.243 Fear: 0.349 Happy: 0.533 Sad: 0.361 Surprise: 0.459
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01:12:22 ~ 01:13:02 杉尾秀哉君
違いますよ。これ、もう一度議事録見ますけど、我が政府の取組、影響が出ている、効果が出ているということをもってして日本は消費者物価が下がっているというふうに言っているんですが、再三申し上げているんですけれども、これ企業の努力でですね、その分人件費上がってないんですよ。アメリカなんかは人件費どんどん上がっているわけですよ、ユーロも。そういうことも含めて、これはちゃんと正確に答弁していただきたいというふうに思っております。そして、日本はさらに賃金上昇、これ、四月の実質賃金はマイナス一・二%でした。年金生活の方に至ってはカットされています。 Angry: 0.545 Disgust: 0.366 Fear: 0.549 Happy: 0.484 Sad: 0.407 Surprise: 0.496
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01:13:02 ~ 01:14:01 杉尾秀哉君
庶民生活ますます苦しくなる一方なんですが、そこで、黒田日銀総裁にお越しいただいておりますけれども、総裁は先日、値上げ許容発言撤回されました。その際、誤解を招いたというふうに釈明されましたけれども、誰も誤解していないと思います。誰も許容しておりません。これはむしろ耐えているんです。この基になった東大の先生のアンケートを見ると、肝腎な部分に触れていないんですよ。確かに、同じ店でその商品を値段が上がっても買い続けるとは言っているんですけれども、その横に同じグラフがあって、しかし、買う量を減らしたり、買う額ですね、それから頻度落としたりして節約すると、こういうふうに書いてある。つまり、都合のいいところだけ取って、節約志向であるとか、それから耐えているようなそういう状況について何にも触れていないんですね。 Angry: 0.525 Disgust: 0.338 Fear: 0.529 Happy: 0.418 Sad: 0.460 Surprise: 0.512
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Angry: 0.641 Disgust: 0.443 Fear: 0.573 Happy: 0.379 Sad: 0.354 Surprise: 0.553
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01:14:17 ~ 01:15:03 参考人(黒田東彦君)
御指摘の発言につきましては、家計が自主的に値上げを受け入れているという趣旨ではなく、苦渋の選択としてやむを得ず受け入れているということは十分認識しております。したがいまして、家計の値上げ許容度が高まっている、あるいは受け入れているという表現は適切でなかったと考えておりまして、撤回いたしたところであります。最近の物価上昇が家計の行動に及ぼす影響についてはやはり、一層きめ細かく把握するとともに、私どもの真意が適切に伝わるよう、丁寧な情報発信に努めてまいりたいというふうに思っております。先日の講演でも、デフレ期以降、企業が十分に価格転嫁できない状況が続いてきたけれども、こうした状況が変化する可能性について述べたわけであります。 Angry: 0.450 Disgust: 0.390 Fear: 0.551 Happy: 0.497 Sad: 0.423 Surprise: 0.503
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01:15:03 ~ 01:15:42 参考人(黒田東彦君)
そして、そのためには何よりも賃金の上昇が重要であるということを繰り返し指摘しており、該当箇所も賃金上昇の重要性を強調する文脈の中で言及したものであります。また、我が国経済は感染症からの回復途上にありますので、資源価格上昇という下押し圧力も受けております。こうした中で、賃金の本格的な上昇を実現するためには、金融緩和を粘り強く続けることで経済をしっかりとサポートしていく必要があるというふうに考えております。 Angry: 0.362 Disgust: 0.455 Fear: 0.584 Happy: 0.553 Sad: 0.425 Surprise: 0.543
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01:15:42 ~ 01:16:10 杉尾秀哉君
先ほども申し上げましたけれども、その原材料価格ですね、仕入価格の上昇分を実際に小売価格に転嫁できてないわけですよ。つまり、人件費上げられてないんですよ。アメリカとかヨーロッパは物すごく人件費上がっているんです。最低賃金も上がっているんですよ。そうした中で、日銀は、先週の金曜日ですけれども、円安の進行を憂慮すると、こういう声明を政府と併せて、これ異例だと思いますけれども、出されました。 Angry: 0.594 Disgust: 0.314 Fear: 0.494 Happy: 0.442 Sad: 0.426 Surprise: 0.467
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01:16:10 ~ 01:17:00 杉尾秀哉君
その一方で、黒田総裁は強力な金融緩和を粘り強く続ける、こういうふうにおっしゃっている。全く逆のメッセージです。これ、市場に対しては、はっきり言って見透かされちゃっているんですよね。その結果どうなっていますか、今日。百三十五円台に突入している。午前中突入しました。一回若干上がりましたけれども、また百三十五円台になっています。そして、株価が八百円近く下がっています。これ、日本売りに近い状況になりつつあるんじゃないですか、日本売り。しかも、今日の昼のニュースでもやっていましたけれども、百三十五円になって、次は百四十円台が視野に入ってくる、こういう状況ですよ。にもかかわらず、黒田総裁は強力な金融緩和を続ける、つまり金利は一切上げないということを何度も何度もメッセージとして出している。 Angry: 0.462 Disgust: 0.310 Fear: 0.530 Happy: 0.553 Sad: 0.413 Surprise: 0.590
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01:17:12 ~ 01:18:13 参考人(黒田東彦君)
為替相場の水準あるいは評価について具体的なコメントを申し上げることは差し控えておりますけれども、従来から申し上げているとおり、為替相場は経済、金融のファンダメンタルズに沿って安定的に推移することが重要であります。この点、最近の急速な円安の進行は、先行きの不確実性を高め、企業による事業計画の策定を困難にするなど、経済にマイナスであり、望ましくないというふうに考えております。我が国経済にとって大事なことは、円安による、円安によって収益の改善した企業が設備投資を増加させたり賃金を引き上げたりすることによって、経済全体として所得から支出への前向きな循環が強まっていくことであります。日本銀行としては、政府とも緊密に連携しつつ、引き続き為替市場の動向やその経済、物価への影響を十分注視してまいりたいというふうに考えております。 Angry: 0.540 Disgust: 0.386 Fear: 0.487 Happy: 0.515 Sad: 0.401 Surprise: 0.467
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01:18:26 ~ 01:19:07 国務大臣(鈴木俊一君)
今の円安の水準についてのコメントでありますが、私の不用意な発言が相場に影響を与えてはいけませんのでそのことについては申し上げませんが、やはり円安にはプラスの面、それからマイナスの面、両方あるんだと思います。そういう中において、円安が進んで輸入価格が上がっても、賃金がそれを補うだけの上昇、その力があればそれはまあいいんだと思いますけれども、今は賃金上昇の力が弱いと、ややマイナス面が出ているのではないかと、そういうふうに認識をいたしております。 Angry: 0.306 Disgust: 0.189 Fear: 0.543 Happy: 0.675 Sad: 0.288 Surprise: 0.679
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01:19:18 ~ 01:19:41 杉尾秀哉君
一般的なコメントとして受け取りますけれども。黒田総裁に伺いますが、このまま行ったら、景気が悪化しているのに物価だけが上昇していくいわゆるスタグフレーションになるんじゃないですか。どうですか。 Angry: 0.558 Disgust: 0.301 Fear: 0.535 Happy: 0.418 Sad: 0.456 Surprise: 0.529
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01:19:41 ~ 01:20:08 参考人(黒田東彦君)
ウクライナ情勢も受けまして、原油や小麦等の国際的な資源、穀物価格が大幅に上昇しておりまして、足下にかけても高止まりしております。こうした資源、穀物価格の上昇は、エネルギーや食料品を中心に物価の押し上げ要因となっているため、家計の実質所得の減少や企業収益の悪化を通じて国内需要の下押し要因になり得るというふうに見ております。 Angry: 0.347 Disgust: 0.309 Fear: 0.495 Happy: 0.690 Sad: 0.338 Surprise: 0.585
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01:20:08 ~ 01:21:15 参考人(黒田東彦君)
もっとも、我が国経済は、こうした国際的な資源、穀物価格上昇による下押し圧力を受けつつも、基調としては持ち直しているというふうに判断しております。先行きも、感染症や供給制約の影響が和らぐ下で、財政金融政策による下支えもあって回復していくと見ております。GDPで見ますと、昨年度のプラス二・二%の成長に続き、今年度もプラス二・九%の成長が続くというふうに予測しております。したがいまして、現状、物価上昇と景気後退が併存するスタグフレーションにあるとは考えておりませんし、先行きもそうした状況に陥るとは考えておりません。ただし、御承知のとおり、ウクライナ情勢の帰趨や先行きの資源、穀物価格の動向をめぐっては極めて不確実性が大きいため、それが我が国の経済、物価に与える影響については今後とも注意深く点検していく考えであります。 Angry: 0.379 Disgust: 0.299 Fear: 0.545 Happy: 0.544 Sad: 0.404 Surprise: 0.606
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01:21:15 ~ 01:22:03 杉尾秀哉君
いい方向に向かうことを願いますけれども、私はいささか楽観的ではないかというふうに思っています。実効レートでもう五十年前の水準になっているということで、この円安は明らかな国力の低下以外の何物でもないということですよね。安い日本という言葉がずっとこのところ言われているんですけれども、それでも金融政策を変更できないというのは、これは明らかにもう身動きが取れない状況だ、それを市場が見透かしているというふうにしか取れないんですね。先ほど賃金の上昇の話されましたけれども、本当にその賃金が上がってもどれだけの人がその恩恵を受けるのかということで、私、長野の駅前で街頭演説をしていたら若いお母さんからこう言われたんですけれども、この四月から子供が小学校に通うようになって給食費が高い。 Angry: 0.465 Disgust: 0.280 Fear: 0.521 Happy: 0.444 Sad: 0.448 Surprise: 0.536
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01:22:03 ~ 01:23:04 杉尾秀哉君
実は長野市というのは全国で一番給食代高いんですよ、自治体。そして、ちいちゃい子供がいるんで、このおむつ代がばかにならないと。で、前も言いましたけれども、実は長野はガソリン代がやはりこれも日本一高くて、この四月なんですけれども、これ、物価上昇率は全体で三%の上昇で、エネルギー分野は二二%も上がっているんですよね。これだけ厳しい状況の中で、おまけに消費税を取られて、どうやって生活をすればいいんですか、こういうふうにおっしゃっている。それからまた、別のフードドライブの、これ長野市なんですけど、現場に行きましたら、光熱費が払えないので電気が、ガスが止められている御家庭があって、そういうところに食べ物を配るのに、カップ麺を送ってもお湯が沸かせないから、そのまま食べられる缶詰や生野菜をお届けしているんですと、こういう話だったんですよ。岸田総理、こういう庶民の状況ってお分かりですか、本当に。 Angry: 0.411 Disgust: 0.290 Fear: 0.568 Happy: 0.458 Sad: 0.476 Surprise: 0.587
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01:23:04 ~ 01:23:33 杉尾秀哉君
そして、もう一回、もう一つ聞きますけれども、黒田総裁、本当は日銀の総裁というのは物価の番人でもあるはずですよね。全く、何というんですか、今の日本の格差の状況、そして庶民の生活の状況、まあ御自身も買物をされないみたいですし、こういう方で本当に日銀の総裁務まるんですか。どうですか。 Angry: 0.424 Disgust: 0.201 Fear: 0.534 Happy: 0.479 Sad: 0.441 Surprise: 0.667
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01:23:33 ~ 01:24:19 内閣総理大臣(岸田文雄君)
まず、御指摘のように、今、国民生活、また全国の事業者の企業活動、物価の高騰によって大きな影響を受けている、これは政府としても深刻に受け止めなければならない課題だと思います。そして、この物価高騰の背景に何があるかから政府としてはしっかり対策を考えていかなければならないと思い、まずはロシアによるウクライナ侵略、これを大きな原因として世界的な物価高騰が今広がっている、その中で各国がそれぞれの国民の命を、暮らしを、事業を守るために様々な対策を講じているということであります。 Angry: 0.739 Disgust: 0.278 Fear: 0.611 Happy: 0.267 Sad: 0.268 Surprise: 0.527
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01:24:19 ~ 01:25:21 内閣総理大臣(岸田文雄君)
その中で、政府として、先ほど申し上げました企業価格と消費者価格の乖離、この部分についてもしっかりと支援しなければいけない。だからこそ、ガソリン等においても激変緩和措置、これをしっかり講じる、また、小麦のその売渡価格についても政府がしっかりと、その価格をしっかりとグリップをして価格を抑制していくなど様々な対策、原油や原材料価格のこの抑制策をしっかり講じている、こうしたことであります。そして、その結果として、先ほど数字を幾つか挙げさせていただきましたが、我が国の政策においてこの一定の成果が出ている、だからこそもっとしっかりと対策を進めなければいけない、このように認識をし、今後ともこういった政策を進めていきたいと考えております。 Angry: 0.571 Disgust: 0.341 Fear: 0.484 Happy: 0.501 Sad: 0.385 Surprise: 0.523
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01:25:21 ~ 01:25:35 杉尾秀哉君
政策の効果が出ているんじゃなくて、しかも、小売の価格も維持していると言いながら、四月、一七・三%売渡価格上がっているじゃないですか。これは維持って言わないんですよ。 Angry: 0.545 Disgust: 0.344 Fear: 0.506 Happy: 0.547 Sad: 0.287 Surprise: 0.626
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01:25:35 ~ 01:26:12 内閣総理大臣(岸田文雄君)
この世界的な物価高騰を背景として、世界各国がそれぞれの国民の暮らしや事業を守るため努力をしている、その中で日本においてこの様々な政策が講じられている、その意味がどうかということを申し上げています。ガソリン価格についても、これ、もし市場価格そのまま適用したならば今二百十円は超えている、その中で百六十八円の価格を維持している、こうした政策の意味はあるんだということを申し上げています。 Angry: 0.516 Disgust: 0.294 Fear: 0.558 Happy: 0.566 Sad: 0.265 Surprise: 0.613
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Angry: 0.506 Disgust: 0.349 Fear: 0.325 Happy: 0.705 Sad: 0.545 Surprise: 0.303
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01:26:24 ~ 01:27:00 杉尾秀哉君
悪質ですよ。小麦の売渡価格が上がっているじゃないですか、維持しているというのは違いますよねと言ったら、何でガソリンの、もういいです。いいです。要りません、要りません、答弁要りません。ちょっと資料の二見てください。各国の、まあいろんな対策を打っているという話なんですけれども、例えばこれ調べてみたら、少なくとも五十三か国で付加価値税の減税というのが実施されています。この後の共産党の大門委員の資料見たら八十七か国と書いてあったので、もっと確かに多いと思うんですけれども。 Angry: 0.717 Disgust: 0.335 Fear: 0.401 Happy: 0.529 Sad: 0.355 Surprise: 0.467
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01:27:00 ~ 01:27:38 杉尾秀哉君
それから、ここにありますように、公共料金等の引下げ等も行っている国が多数あるんですね。消費減税、これ、物価が上がるとその分だけ消費税上がってくるわけですよね。税収増えますよ。特に、庶民の皆さん、逆進性が強いですから負担が増えますよね。消費減税、公共料金の引下げも含めて、本当に光熱費が払えないという声、いっぱい届いているんですよ。こういうあらゆる政策を今こそ取るべきなんじゃないですか。どうですか。 Angry: 0.523 Disgust: 0.352 Fear: 0.515 Happy: 0.500 Sad: 0.373 Surprise: 0.528
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01:27:38 ~ 01:28:09 内閣総理大臣(岸田文雄君)
政府としては、この物価高騰、国民生活を守るためにしっかりと対応していかなければいけない、こういったことで先ほどはガソリンの価格について申し上げさせていただきましたが、御質問の小麦価格につきましても、価格、足下では二割から三割上昇する、しているわけですが、その上昇する前の国際価格に基づく政府売渡価格を維持するなど、様々な取組を進めています。 Angry: 0.743 Disgust: 0.238 Fear: 0.459 Happy: 0.368 Sad: 0.242 Surprise: 0.544
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01:28:09 ~ 01:29:10 内閣総理大臣(岸田文雄君)
是非こうした取組はしっかりと進めていかなければなりません。そして、御指摘の消費税の引上げでありますが、政府としては、今言いましたような様々な政策を進めるべきだと思いますが、消費税につきましては、その財源、国民の生活の安心の糧となる社会保障費の大きな財源となっているということ、さらに、今機動的に消費税の引下げ等を触るということになりますと、システムの変更等、中小企業、零細企業にとって大きな負担を生じる、こういった現実もあります。こうしたことから、対応する政策としましては、政府が先ほど進めていると紹介させていただきました様々な政策、重層的に進めることが現実であると考えて政策を進めていきたいと考えます。 Angry: 0.616 Disgust: 0.313 Fear: 0.352 Happy: 0.533 Sad: 0.504 Surprise: 0.338
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01:29:10 ~ 01:30:00 杉尾秀哉君
先ほど紹介したお母さんのような声は、やっぱり全国津々浦々にあふれているわけですよ。そして、アベノミクスの円安そして株高誘導政策、大企業、そして富裕層、株を持っていらっしゃる方、こういう皆さんにはとてもフレンドリーないい政策だったというふうに思います。しかし、もうそれも完全に行き詰まりが来ています。しかし、多くの庶民の皆さんが、全くそこに取り残されていて、アベノミクスの恩恵を受けていない。こうした厳しい状況の人が今物価高の影響をもろに受けているわけですよ。これは完全に理不尽だというふうに思いますよ。結局、アベノミクスというのは強者のための政治で、弱者のための政治ではありません。 Angry: 0.511 Disgust: 0.359 Fear: 0.539 Happy: 0.435 Sad: 0.421 Surprise: 0.535
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01:30:00 ~ 01:31:00 杉尾秀哉君
そのことを申し上げまして、日銀黒田総裁、御退席いただいて結構です。物価高の次に、ちょっと骨太方針で伺います。七日に閣議決定されました。こんなくだりがあります。NATO諸国において国防予算をGDP比二%以上とする合意がなされたと、こういう記述があります。これは、元々脚注にとどめていたものを本文に格上げしたものだということです。そしてまた、別の段落にはこうあります。防衛力を五年以内に抜本的に強化するというくだり。これも、原案になかったものが五年以内ということに追加されたというふうに聞いております。この二つの文章は確かにつながっていないんですけれども、これを併せて読めば、日本の防衛費を五年以内にGDP二%以上に上げると宣言しているのに等しいと思います。総理、違いますか。 Angry: 0.505 Disgust: 0.347 Fear: 0.485 Happy: 0.524 Sad: 0.440 Surprise: 0.539
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01:31:00 ~ 01:31:26 内閣総理大臣(岸田文雄君)
その骨太の方針の部分につきましては、委員御指摘のように読むものではないと理解をしています。国防費二%を引き上げる、NATO諸国においてそういった動きがあるということを紹介させていただいた、そして、五年以内に我が国の抜本的な、抜本的に防衛力を強化する、これは御指摘のとおりであります。 Angry: 0.424 Disgust: 0.310 Fear: 0.495 Happy: 0.717 Sad: 0.329 Surprise: 0.599
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01:31:26 ~ 01:32:00 杉尾秀哉君
後ろの方でそうだという声が聞こえていますよ。いや、みんなそう思っていますよ。だって自民党の議員の方おっしゃっているんだから。そもそも、NATOは相互防衛義務があるんですけど、日本はないんですよ。NATOと同列に扱うのが根本的に私は違うと思うんですが。昨日、テレビで自民党の高市政調会長がこの趣旨のことをおっしゃっています。必要な防衛費は十兆円規模だと。これ、符合していますよ。必要なものを積み上げれば十兆円規模だ、こういうふうにも発言しています。必要なものを積み上げたんですか。 Angry: 0.568 Disgust: 0.376 Fear: 0.491 Happy: 0.535 Sad: 0.370 Surprise: 0.538
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01:32:06 ~ 01:32:58 内閣総理大臣(岸田文雄君)
先ほどの骨太の方針については、先ほど申し上げたような読み方をするものであると政府として考えております。そして、予算、防衛予算の具体的な数字については、これは従来から申し上げていますように、年末に向けて、国家安全保障戦略を始め重要な安全保障文書をしっかり改定していくということを申し上げています。その中で、国民の命や暮らしを守るためには何が必要なのか、これをしっかりと積み上げてまいりますと、そして、積み上げた結果、それに必要とされる予算をしっかり確保してまいります、このように申し上げています。年末に向けてそうした取組を進めていきたいと政府としては考えております。 Angry: 0.508 Disgust: 0.287 Fear: 0.504 Happy: 0.534 Sad: 0.439 Surprise: 0.495
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01:33:07 ~ 01:34:02 杉尾秀哉君
高市政調会長はそうおっしゃっていますよ。また借金増やすんですね。いや、これ前も出ましたけれども、この財源確保するには、増税するか、ほかの予算を削るか、社会保障とかですね、新たな借金するか、それ以外、三つに一つしかないんですよ。 Angry: 0.360 Disgust: 0.436 Fear: 0.525 Happy: 0.647 Sad: 0.422 Surprise: 0.506
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01:33:13 ~ 01:33:48 内閣総理大臣(岸田文雄君)
これも従来から申し上げております。何が必要なのか、これをしっかり具体的に積み上げてまいります。そして、それに必要な予算を用意いたします。これ、何が積み上がってくるのか、そして予算の規模がどれぐらいなのか、これを年末にかけて議論していくわけでありますから、この予算の規模をしっかりと確認した上でなければ財源について申し上げることはできない。よって、何が必要なのか、予算はどれだけ必要なのか、財源どうするのか、これは三つ一体的に考えるべき課題であると考えます。 Angry: 0.461 Disgust: 0.295 Fear: 0.546 Happy: 0.507 Sad: 0.420 Surprise: 0.585
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01:34:02 ~ 01:34:18 杉尾秀哉君
それを全く何も言わない。そして、参議院選挙で勝ったら数の力で決めようというんですか。有権者の皆さんに判断材料がありませんよ。白紙委任状を渡すようなものですか、渡してくれというようなものですか。どうですか。 Angry: 0.594 Disgust: 0.362 Fear: 0.550 Happy: 0.434 Sad: 0.380 Surprise: 0.583
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01:34:18 ~ 01:35:01 内閣総理大臣(岸田文雄君)
先ほど申し上げましたように、政府の骨太の方針においては具体的な数字まだ何も記載しておりません。だからこそ、これから議論を積み上げていくということを申し上げさせていただいております。今、この科学技術の変化、また厳しい安全保障環境の変化、この中で国民の命や暮らしを守る、これは政治にとって最も大切な責任であります。それを果たすためにどれだけのものが必要なのか、具体的に、そして現実的に、なおかつ冷静にしっかり議論を積み上げていきたいと思っています。 Angry: 0.624 Disgust: 0.329 Fear: 0.472 Happy: 0.386 Sad: 0.483 Surprise: 0.438
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01:35:01 ~ 01:35:38 杉尾秀哉君
認められません。認められません。参議院選挙の前に可能性だけでも言っていただかないと認められません。それから、もう一つあります。この骨太の方針、財政健全化の目標年限に関する記述が消えました。具体的な記述です。看過できません。一連の修正の背後に安倍元総理の動きがあったと、こういうふうに伝えられています。提言案に激怒して骨抜きにしたという、こういう報道もありました。元々、防衛予算の五年で二%増というのは安倍元総理が言い出したことです。岸田政権は安倍元総理の言いなりなんですか。 Angry: 0.699 Disgust: 0.457 Fear: 0.501 Happy: 0.380 Sad: 0.415 Surprise: 0.410
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01:35:38 ~ 01:36:09 内閣総理大臣(岸田文雄君)
全く当たらないと思っております。財政につきましても、骨太の方針の中で、本方針とそして骨太方針二〇二一と、これを併記する形で予算について考えていく、こうしたことを明らかにしております。従来の財政に対する考え方、この基本は変わってはいないと認識をしております。 Angry: 0.534 Disgust: 0.363 Fear: 0.497 Happy: 0.510 Sad: 0.466 Surprise: 0.466
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01:36:09 ~ 01:36:49 杉尾秀哉君
骨太の方針には新しい資本主義についても書かれています。ところが、あれだけ強調していた分配についての具体的な記述がありません。そして、いいです、まだ聞いてください。令和版所得倍増計画に至っては影も形もありません。代わりに、これ有名ですけれども、資産所得倍増プランというのが入りました。ちなみに、資産所得というのは金融資産が生み出す収益のことであって、本来の所得倍増とは似て非なるものです。令和版所得倍増は、去年の衆議院選挙向けのスローガンあるいは総裁選挙に勝つためのスローガンだったんですか。どうですか。 Angry: 0.488 Disgust: 0.369 Fear: 0.528 Happy: 0.543 Sad: 0.378 Surprise: 0.611
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01:36:49 ~ 01:37:07 内閣総理大臣(岸田文雄君)
私は、最初から成長も分配もということを申し上げています。成長か分配かという議論はもう終わりにして、成長も分配も共にないと持続可能な経済モデルはできない、これを申し上げております。 Angry: 0.361 Disgust: 0.351 Fear: 0.416 Happy: 0.659 Sad: 0.615 Surprise: 0.401
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01:37:07 ~ 01:38:07 内閣総理大臣(岸田文雄君)
そして、それぞれについて様々な政策を用意しなければいけないということで、様々なものを紹介させていただいています。そして、御指摘いただきました資産所得倍増でありますが、これは資産倍増ではなくして資産所得倍増というところが一つのポイントであります。国民の所得を増やして、そして可処分所得を増やして、そしてそれを消費に回すためには、所得そのものを上げること、もちろん大事でありますが、金融資産、二千兆円の金融資産のうち一千兆円の預貯金、これを活用することによって可処分所得を増やす、こうした手だても併せて行うことによってこうした消費を喚起し、そして次の成長につなげる、こうした循環ができると考え、その様々な用意した政策の一つとして資産所得倍増ということも用意した、こうした次第であります。 Angry: 0.352 Disgust: 0.380 Fear: 0.473 Happy: 0.715 Sad: 0.417 Surprise: 0.543
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01:38:07 ~ 01:39:00 杉尾秀哉君
令和版所得倍増計画が様々なものになっちゃったわけですね。資産所得倍増も含めてですね、極めて不評なんですよ。分配のことについてまずこの骨太書いていませんし、投資には元々リスクがあります。これは皆さんもよくお分かりのとおりです。そもそも投資できる環境にありません。貯蓄がありません。例えば、世論調査を見ますと、TBS、JNNの系列なんですけど、貯蓄を投資に回そうと思う人二三%、回そうと思わない人四〇%、そもそも投資に回す貯蓄がない人三四%。結局四人に三人が否定的なんですよ。回さないか、回す原資がないんですよ。そういう現状であるにもかかわらず、何で所得資産倍増って言えるんですか。 Angry: 0.633 Disgust: 0.489 Fear: 0.500 Happy: 0.413 Sad: 0.424 Surprise: 0.456
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01:39:00 ~ 01:39:28 杉尾秀哉君
これ、だから、もう一つ申し上げますよ。これ、運用できる人はいいです、資産運用できる人はいいです。貯蓄できる人はいいです。できない人はますます取り残されますよ。運用できる人の例えばつみたてNISAの枠の拡大とか、そういう政策だったら、格差を縮小するよりも格差拡大になりますよ。全然言っていることと違いますよ。格差縮小するんじゃなかったんですか。 Angry: 0.547 Disgust: 0.349 Fear: 0.483 Happy: 0.576 Sad: 0.399 Surprise: 0.544
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01:39:28 ~ 01:40:16 内閣総理大臣(岸田文雄君)
だから、所得を引き上げるのと資産所得を引き上げる、この両方をセットにすることが大事だということを申し上げています。所得を引き上げる、もう昨年来、賃上げ税制を始め様々な政策しっかりと申し上げてきています。今年の春闘においても、久方ぶりに二・〇九%のアップ、こうした賃上げのトレンドも出てきた、こういったことであります。是非、この賃上げ、これはしっかりと進めますが、あわせて、資産所得についてもこれを様々な活用を図ることが大事である、これを両方合わせることが大事だということを申し上げている次第であります。 Angry: 0.441 Disgust: 0.292 Fear: 0.478 Happy: 0.700 Sad: 0.369 Surprise: 0.529
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01:40:16 ~ 01:41:03 杉尾秀哉君
さっき紹介したような方は全く置いてきぼりなんですよ。いや、全く置いてきぼりなんですよ。だって、これだけ格差広げちゃったわけですよ。そして、そもそもですね、いや、ちょっと黙っていてくださいよ。元々、金融所得課税強化って言っていましたよね。金融所得課税強化するはずだったんじゃないんですか。ちょっと待ってください。まだ、まだ否定していませんからね。金融所得課税を強化するはずだったのに、その一方で金融所得増やしてくださいって言っているんですよ。完全に矛盾しているじゃないですか。 Angry: 0.740 Disgust: 0.369 Fear: 0.471 Happy: 0.420 Sad: 0.370 Surprise: 0.473
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01:41:03 ~ 01:41:55 内閣総理大臣(岸田文雄君)
金融所得課税については、いわゆる一億円の壁という部分について考えていくべきだということを申し上げています。そして、資産所得倍増、これはまさに中間層にこうした資産の活用を広げていこう、こうしたことを申し上げています。この両者は決して矛盾するものではないと思っております。金融所得課税については引き続き与党あるいは自民党の税制調査会で議論を続けていきたいと思いますが、まずは所得を引き上げる、あわせて資産所得を活用する、この二つによってできるだけ幅広い層の可処分所得を広げて大きくして、それを消費につなげる、こうした流れをつくっていきたいと考えています。 Angry: 0.570 Disgust: 0.270 Fear: 0.462 Happy: 0.596 Sad: 0.319 Surprise: 0.558
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Angry: 0.664 Disgust: 0.371 Fear: 0.545 Happy: 0.270 Sad: 0.418 Surprise: 0.562
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01:42:05 ~ 01:43:08 杉尾秀哉君
高齢者の皆さんは、高齢者には貯蓄があるんですけど、金融資産持っていらっしゃるのはほとんど高齢者ばかりですよ。そして、インベスト・イン・キシダというふうにロンドンでおっしゃいましたけど、あんなの、バイ・マイ・アベノミクスと全く同じじゃないですか。猿まねですよ、猿まね。つまり、今回の骨太の方針でもアベノミクスを更に強化するようなことが書いてあって、本来だったらアベノミクスを脱却して新しい資本主義のはずが、完全にアベノミクスを追随しているどころか、更にそれを強化しようとしているんでしょう。全く言っていることが違います、全く言っていることが。もう一つだけ聞きます。総理は、少子化の現状について、この後も質問するかも分かりませんけれど、出るかも分かりませんけれども、出生率が一・三〇、そして新生児の数が八十一万人、史上最低になって、六年連続で出生率下がって、安倍総理は希望出生率一・八の実現と言いながら全くその逆になっていて、国の推計よりも六年早いペースになっています。 Angry: 0.618 Disgust: 0.407 Fear: 0.521 Happy: 0.466 Sad: 0.331 Surprise: 0.518
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01:43:22 ~ 01:44:04 内閣総理大臣(岸田文雄君)
じゃ、先ほどの部分はちょっとおいておくとして、今の質問にお答えさせていただきますが、子供につきましては、当然のことながら、この子育て世帯……ええ、もちろん出しております。これは、昨年七十九兆円のこの経済対策の中にも、四月の十三兆円の総合緊急対策の中にもしっかりと子育て、子育て世帯に向けての支援、これをしっかりと用意をしています。そうしたものを通じて子育て世帯を支えることが少子化問題についてもしっかりと対応することになるということを申し上げています。 Angry: 0.341 Disgust: 0.269 Fear: 0.473 Happy: 0.768 Sad: 0.435 Surprise: 0.533
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Angry: 0.359 Disgust: 0.380 Fear: 0.391 Happy: 0.788 Sad: 0.442 Surprise: 0.505
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01:44:08 ~ 01:44:45 委員長(松村祥史君)
皆様に申し上げます。不規則発言は……杉尾委員、不規則発言は控えていただきますようにお願いをいたします。関連質疑を許します。田名部匡代さん。 Angry: 0.636 Disgust: 0.359 Fear: 0.417 Happy: 0.525 Sad: 0.436 Surprise: 0.410
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01:44:45 ~ 01:45:12 田名部匡代君
立憲民主党、田名部匡代です。今日はよろしくお願いいたします。今日は、予備費の問題、そして、まさに値上げの夏、異次元の物価高、そして岸田インフレ、それによる農林水産業の生産現場が非常に苦しい状況になっている、また生活困窮への懸念などありますので、そういったことについてお伺いをしたい。 Angry: 0.379 Disgust: 0.231 Fear: 0.441 Happy: 0.650 Sad: 0.489 Surprise: 0.541
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01:45:12 ~ 01:46:05 田名部匡代君
そして、海外からの米の輸入、ミニマムアクセス米についてお伺いをしようと準備をしておりました。しかしながら、やはり、何をやるにも政治は信頼が大事であります。そういった中で、いろいろと不祥事についての報道等もありましたので、これは与野党関係なく、やはりしっかり政治の信頼を取り戻すために少し取り上げさせていただきたいと思いますが、まず、十八歳と飲酒したこと等が報道された自民党の吉川赳衆議院議員、岸田派の所属ということで、岸田派のホープと言われているようでありますが、総理、この方は岸田派のホープなんでしょうか。 Angry: 0.553 Disgust: 0.225 Fear: 0.426 Happy: 0.618 Sad: 0.341 Surprise: 0.582
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01:46:05 ~ 01:47:08 内閣総理大臣(岸田文雄君)
週刊誌にそういった記述があったことは承知しておりますが、そのメンバーに対して何か評価するようなことはした覚えがありません。まず、一部週刊誌において報道がありました。その報道があったこと、これが内容が事実であるとならば、あるならば、これは大変遺憾なことであります。よって、党の幹部に対しまして、本人から事実関係を確認するようにという指示を、あれはシンガポールに向かう機内から行ったと記憶しております。 Angry: 0.595 Disgust: 0.247 Fear: 0.501 Happy: 0.476 Sad: 0.304 Surprise: 0.592
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Angry: 0.545 Disgust: 0.428 Fear: 0.543 Happy: 0.375 Sad: 0.477 Surprise: 0.449
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Angry: 0.473 Disgust: 0.374 Fear: 0.486 Happy: 0.565 Sad: 0.442 Surprise: 0.577
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01:47:16 ~ 01:47:57 内閣総理大臣(岸田文雄君)
そうした取組を進めている中で、本人から、今回の件で大変お騒がせをした、党にも御迷惑を掛けた、党を離党したい、こうした申出がありました。こうした申出を党としては受理をした、こうしたことであります。しかし、離党したといえども、本人は国民の皆さんに何も説明をしていないわけでありますから、引き続き、これ説明責任を果たす、国民の皆さんに自らの行動について説明することは重要であると考えます。 Angry: 0.660 Disgust: 0.288 Fear: 0.417 Happy: 0.539 Sad: 0.338 Surprise: 0.489
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01:48:00 ~ 01:49:01 田名部匡代君
それは、責任放棄した上で本人説明責任果たすべきだと言うのは無責任じゃないですか。それは、まずは事実なのかどうかきちんと確認をするべきだったんじゃないでしょうか。じゃ、事実かどうかも確認しないまま離党届を受理すると、受理したということなんですね。じゃ、離党届を受理したから、あとは党としてはもう何ら関与はしない、あとは政治家本人として説明責任を果たせばいいということなんですね。 Angry: 0.570 Disgust: 0.272 Fear: 0.497 Happy: 0.464 Sad: 0.310 Surprise: 0.565
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01:48:18 ~ 01:48:37 内閣総理大臣(岸田文雄君)
離党をするしないにかかわらず、本人は国会議員でありますから国民の皆さんに対して説明をしなければならない、このように考えます。是非本人から事実はどうだったのか、これを説明してもらいたいと考えています。 Angry: 0.518 Disgust: 0.362 Fear: 0.401 Happy: 0.661 Sad: 0.422 Surprise: 0.417
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01:49:01 ~ 01:49:32 内閣総理大臣(岸田文雄君)
本人から、党に迷惑を掛けたことから、として離党したいという申出がありました。これを党の手続に基づいて受理したということでありますが、たとえ離党したとしても、この国会議員としての説明責任はしっかり果たしていかなければいけない、これは変わらないと思っています。是非本人からしっかり事実を明らかにしてもらわなければならないと考えています。 Angry: 0.694 Disgust: 0.359 Fear: 0.398 Happy: 0.551 Sad: 0.390 Surprise: 0.400
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01:49:32 ~ 01:50:13 田名部匡代君
まあ岸田派に所属をされていたわけですから、総理からしっかりその旨伝えればいいんじゃないですか、直接。その説明、本人が説明すればいいとここで言うだけではなくて、そうすべきだと、しっかりやれということを言えばいいんじゃないですか。これ事実であれば、国会議員としてやはり社会的、そしてまた道義的にも問題があるというふうに思っています。離党だけで許されるのかということもありますが、決してうやむやに終わらせることなく、事実をしっかり求めていくべきだというふうに思いますが、この吉川議員の件は総理から事実確認を求めたということであります。 Angry: 0.680 Disgust: 0.337 Fear: 0.453 Happy: 0.505 Sad: 0.336 Surprise: 0.473
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Angry: 0.732 Disgust: 0.336 Fear: 0.645 Happy: 0.220 Sad: 0.302 Surprise: 0.488
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01:50:29 ~ 01:51:02 内閣総理大臣(岸田文雄君)
細田議長につきましては、様々な報道等があることは承知しておりますが、三権の長たる議長においてどう対応されるか、これは判断されるものであると考えています。少なくとも、行政の長たる私の立場から直接申し上げることは控えなければならないと思っています。 Angry: 0.697 Disgust: 0.325 Fear: 0.427 Happy: 0.438 Sad: 0.432 Surprise: 0.438
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01:51:02 ~ 01:51:52 田名部匡代君
これ、社会の中でもあらゆるハラスメント、セクハラやパワハラ、大変問題になっていて、幾ら法律ができてもそういうことで苦しんでおられる方いらっしゃるんです。だからこそ、やっぱりこういう問題は許さないと、重要、重大な問題なんだ、しっかりと調査をして、そしてそういう問題をなくしていく、こういう姿勢が大事ではないかと思うんですけれど、立憲民主党は、党から独立した組織でハラスメント防止対策委員会ってもう設置をしています。自民党の中にはそういう委員会、ハラスメントを調査するような組織はないんでしょうか。 Angry: 0.585 Disgust: 0.317 Fear: 0.482 Happy: 0.515 Sad: 0.392 Surprise: 0.427
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01:51:52 ~ 01:52:13 内閣総理大臣(岸田文雄君)
自民党においてもハラスメント防止について所定の規定を定めており、相談窓口を設けたり研修を行ったり、こうした対応を平素から行っていると承知をしております。 Angry: 0.497 Disgust: 0.224 Fear: 0.341 Happy: 0.815 Sad: 0.370 Surprise: 0.456
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01:52:13 ~ 01:53:05 田名部匡代君
三権の長である細田議長でありますけれども、自民党の総裁としてのお立場も総理あるわけですから、しっかりと私はこの選挙買収も含めて確認をされるべきだというふうに思っております。特に選挙買収についても、先日、ニュースで、労務費を受け取ったその市議会議員の方がインタビューで、選挙運動して終わったということでポスター貼りに出たというふうに答えているんですね。そこで、ちょっと総務省に確認したいんですけれども、選挙でポスター貼りをした人が同日選挙運動した場合、ポスター貼りの労務費というのは支払えるんでしょうか。 Angry: 0.576 Disgust: 0.160 Fear: 0.462 Happy: 0.619 Sad: 0.268 Surprise: 0.565
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01:53:05 ~ 01:53:53 政府参考人(森源二君)
お答えいたします。総務省としては、個別の事案について実質的な調査権を有しておらず、具体的な事実関係を承知する立場にありませんのでお答えを差し控えさせていただきたいと存じますが、その上で、一般論として公職選挙法の規定について申し上げると、労務者に対して報酬を支給することはできますが、選挙運動に従事する者に対しては、車上運動員などを除き、報酬を付することはできないこととされております。これは従事の実態により判断とすることとなりますが、一般的には、同じ人を同じ日に労務のほかに選挙運動にも従事させる場合にはその者に対して報酬を支給することはできないと解されるところでございます。いずれにしても、個別の事案については具体の事実に即して判断されるべきものと考えます。 Angry: 0.543 Disgust: 0.344 Fear: 0.448 Happy: 0.608 Sad: 0.400 Surprise: 0.449
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01:53:53 ~ 01:54:15 田名部匡代君
今答弁にあったとおり、個別の事案についてはまたその従事の実態により判断されるということになってくると思うんですけれども、実態によってはもしかしたら違法性がないかもしれないし、ただ一方で、受け取った御本人が選挙運動して終わったということでポスター貼りに出たという、こういう御発言もあるわけなんですよね。 Angry: 0.335 Disgust: 0.293 Fear: 0.499 Happy: 0.656 Sad: 0.372 Surprise: 0.545
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01:54:15 ~ 01:55:22 田名部匡代君
三権の長として、いつまでも疑惑を報じられるようなことがないように、もしこれは違法性がなかったんであればなかったと事実をきちんと説明をされるべきだというふうに思うんですけど、総理、いかがでしょうか。残念ですね。これまでも、鶏卵業者から大臣在任中に五百万受け取った吉川農水大臣、河井克行元法務大臣や河井案里元参議院議員、カジノ立地、リゾートをめぐる汚職事件、秋元議員、そして菅原一秀議員、こうした相次いだ不祥事の際にも同じことを繰り返しているんですよ。 Angry: 0.567 Disgust: 0.301 Fear: 0.563 Happy: 0.316 Sad: 0.503 Surprise: 0.435
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01:54:35 ~ 01:54:55 内閣総理大臣(岸田文雄君)
先ほど申し上げたように、行政の長として立法の長に対して直接申し上げることは控えなければならないと思いますが、御指摘の点につきましても細田議長において適切に説明されるものと考えます。 Angry: 0.804 Disgust: 0.405 Fear: 0.469 Happy: 0.375 Sad: 0.337 Surprise: 0.385
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01:55:22 ~ 01:56:01 田名部匡代君
本人が説明責任を果たすべきだと言って誰もその説明責任を果たしていない、誠意を尽くしていないんですよね。だから、こういうことを繰り返してはならないというふうに思うんです。特に、細田議長の前の議長は、私の地元、大島理森議長でありました。議長在任中に異例の談話、所感の発表をされた、出されたことがありますけれど、多分、与野党超えて心に響く大変重みのある言葉だったなと思うんです。 Angry: 0.683 Disgust: 0.334 Fear: 0.433 Happy: 0.374 Sad: 0.488 Surprise: 0.392
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01:56:01 ~ 01:57:14 田名部匡代君
政治家としての使命、責任、こうしたものをそれぞれが重く受け止めて政治家としての活動をしなければならないと私は当時、大島議長の出されたその所感に、大変それを重く受け止めました。比べたくないですけれど、残念ですよ。三権の長の今の細田議長が一刻も早く事実を、まあ違うなら違うということを明らかにしていただきたい、そのことを強く求めて、質問に移りたいと思います。決算委員会でこれまで我が党、小沼委員がもう何度も予備費について質問をしておりまして、大変これは分かりやすい的確な指摘だったなと思うんですけれど、この国会開会中の予備費の使用についてでありますけれど、予備費は、申し上げるまでもなく、憲法八十七条の一項、予見し難い予算の不足に充てるためと定められておりますし、平成十九年には、時間的に対処し難い緊急な場合を除き使用しないこと、これを閣議決定しているんですね。 Angry: 0.602 Disgust: 0.298 Fear: 0.482 Happy: 0.288 Sad: 0.557 Surprise: 0.389
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01:57:14 ~ 01:58:03 田名部匡代君
にもかかわらず予備費に頼って、予備費を使っている、国会開会中にということなんですけれども。この予備費については、予算委員会の理事懇で議事録にも残らない形での報告、これは不十分ではないかという指摘が小沼議員からありました。実はこれ、財務大臣も、説明責任を果たしていると言い切るのは無理があるというふうに四月の十一日、御答弁されているんです。その後の五月十六日の委員会でも同じようにこの予備費の問題は追及をされ続けておりまして、私もこれは、予備費の使用に透明性を持たせる、これは非常に重要なことではないかというふうに思うんですね。 Angry: 0.529 Disgust: 0.256 Fear: 0.560 Happy: 0.472 Sad: 0.350 Surprise: 0.576
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01:58:03 ~ 01:58:25 田名部匡代君
補正予算を組まずに予備費を国会開会中に使用した例えばその合理的理由ですよね、これらを議事録にきちんと残す形で今後透明性を持たせていく必要があるのではないかというふうに思うんですけど、総理の御見解を伺います。 Angry: 0.792 Disgust: 0.241 Fear: 0.367 Happy: 0.676 Sad: 0.219 Surprise: 0.446
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01:58:25 ~ 01:59:01 内閣総理大臣(岸田文雄君)
これは、その時々の政治課題をしっかり考えた上で予算、予備費について考えなければならないと思います。我が国として、新型コロナへの対応、またロシアによるウクライナ侵略、これ、先を見通すのは大変難しいこの世界的な課題を前にしてどう対応するのか、こうしたことを考えた場合に、機動的に対応するためにも予備費という形で対応を考えていく、これはあるべき形であったと認識をしております。 Angry: 0.676 Disgust: 0.349 Fear: 0.551 Happy: 0.424 Sad: 0.298 Surprise: 0.437
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01:59:01 ~ 01:59:25 内閣総理大臣(岸田文雄君)
そして、おっしゃるように、使ったものをどうしっかり国民の皆さんに説明していくのか、これはまた大切な課題だと思います。是非、今後も、予備費の使用については国会等を通じましてしっかり説明責任を果たしていきたいと考えております。 Angry: 0.553 Disgust: 0.255 Fear: 0.333 Happy: 0.695 Sad: 0.418 Surprise: 0.450
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01:59:25 ~ 02:00:02 田名部匡代君
そこをきちんとやっぱり、今申し上げたように具体的に透明性を持たせる、議事録に残すだとかやっていただきたいということなんですね。予見し難いっておっしゃいますけど、私、三月の予算委員会、この場で、燃油価格高騰について、長引くことが想定されるから予算に対策費盛り込むべきではないですかということを申し上げました、三月の時点で。総理は、五百億という少なくはない一般予備費があると。このとき……あっ、五千億。 Angry: 0.389 Disgust: 0.285 Fear: 0.632 Happy: 0.343 Sad: 0.506 Surprise: 0.620
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02:00:02 ~ 02:00:44 田名部匡代君
このときは財務大臣も経産大臣も、四月以降のことは、なかなか先のことは分からないと言ってそのまま放置をしたんですよ。結果、燃油価格高騰長引く、そして今のような状況になっているわけじゃないですか。それを予見できなかったと本当に言えるのかというふうに思うんですよね。やはり、こういう、国民生活が見えていない、見通しが甘い、そのことによって結果として慌てて予備費を使わざるを得ないなんてことでは駄目なわけなんですよ。これは、予見できなかったことに対する反省なり見解なりをちょっと総理からお聞かせいただきたいと思います。 Angry: 0.668 Disgust: 0.328 Fear: 0.566 Happy: 0.265 Sad: 0.435 Surprise: 0.498
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Angry: 0.504 Disgust: 0.285 Fear: 0.503 Happy: 0.538 Sad: 0.402 Surprise: 0.620
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02:00:49 ~ 02:01:14 国務大臣(鈴木俊一君)
私の名前も出ましたので答えさせていただきますが、令和四年度の当初予算の審議過程におきまして、田名部先生を始め複数の委員から、ウクライナ情勢等を踏まえ、原油価格や物価高騰へ対応するための予算が不十分であって予算を修正すべきであると、そういう御提案をいただいたところでございました。 Angry: 0.767 Disgust: 0.250 Fear: 0.420 Happy: 0.501 Sad: 0.189 Surprise: 0.526
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02:01:14 ~ 02:01:59 国務大臣(鈴木俊一君)
しかしながら、当初予算を審議していた段階では、ウクライナ侵略によって原油価格が急騰していたものの、その影響の及ぶ範囲でありますとかあるいは期間を見通すことは困難であったことも、これも事実です。したがいまして、当初予算の修正を行うことは困難であったと思います。このため、当時は、一般予備費により激変緩和事業等を充実等しながら機動的に対応することが適当であると判断し、一般予備費の活用による対応を行ってきたものでありまして、今時点でも当時の対応として対応は適切なものであったと考えております。 Angry: 0.562 Disgust: 0.355 Fear: 0.497 Happy: 0.551 Sad: 0.359 Surprise: 0.488
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02:01:59 ~ 02:02:21 田名部匡代君
いや、全くそれは理解できないですし、この五月の決算委員会で小沼議員から私のこと取り上げていただきまして、田名部匡代の方がそれでは予見能力があるのではないかと言っていただきましたけど、いや、それはやっぱり甘いですよ、あの状況の中でですね、当時から言われていたわけですから。 Angry: 0.506 Disgust: 0.270 Fear: 0.567 Happy: 0.559 Sad: 0.224 Surprise: 0.542
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02:02:21 ~ 02:03:04 田名部匡代君
もっと言ったら、二月の時点から、物価の高騰ですとか燃油価格の高騰ですとか、生活が追い詰められていく状況を何度も衆参で我々の同僚議員が取り上げてきた。そういったことに耳も貸さずに、そして、長引くことが想定されるにもかかわらず、自分たちの決めた予算を手を入れたくないから通しちゃったんじゃないですか。で、結果、足りなくなって補正予算という話じゃないですか。やっぱりもっと国民生活に責任を持っていただきたいというふうに思います。それで、大事なことは、小沼議員が指摘したとおり、幾ら使ったか、繰越額や不用額は幾らなのか使用調書に明記するなどの運用改善をちゃんとやって透明性を持たせる。 Angry: 0.654 Disgust: 0.317 Fear: 0.560 Happy: 0.290 Sad: 0.397 Surprise: 0.534
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02:03:04 ~ 02:03:20 田名部匡代君
今までやっちゃったことを今言ったってもうどうにもできないわけですからこれからのことを御提案申し上げているので、是非その使用調書の運用改善、これ見直していただけないでしょうか。 Angry: 0.389 Disgust: 0.197 Fear: 0.416 Happy: 0.547 Sad: 0.525 Surprise: 0.453
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02:03:20 ~ 02:04:18 国務大臣(鈴木俊一君)
予備費は予算の事前議決の例外として内閣の責任で支出するものではありますけれども、コロナ予備費の使用については、国会の御判断を踏まえ、予算委員会理事懇談会等で報告や説明を行っているところでございます。コロナ予備費について、田名部先生御指摘のように、国会に対する説明責任を果たすこと、これは極めて重要であると考えておりまして、予算委員会理事懇談会における御報告のほか、本予算や補正予算と同様、国会での御質問があった際には議事録に残る形で答弁させていただくほか、予備費使用調書について、事後に決算委員会で質疑の上、承諾の判断をいただくなど、様々な機会を捉えましてしっかりと説明責任を果たしていくことが重要であると考えます。 Angry: 0.880 Disgust: 0.295 Fear: 0.433 Happy: 0.518 Sad: 0.183 Surprise: 0.429
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02:04:29 ~ 02:05:15 田名部匡代君
何でこんなことぐらいできないのか、ちょっと不思議です。議事録に残す形で透明性を持たせる、何でこれがやりましょうという話にならないんですかね。全く理解できません。いや、でも、是非これからも、財政民主主義の観点から、国会軽視と言われないようにしっかり御対応いただくことを求めて、次の質問に行きたいと思いますが。生産現場、農林水産業の生産現場も大変厳しいんですけれども、先ほど杉尾委員がお話しになったように、水道、ガス、電気、食料、ガソリン、一万点にも及ぶ食料品の値上げ、一方で、年金の引下げ、働いても賃金は上がらず、こういう状況の中で、更に経済的に追い込まれる方々が増えていくのではないかということが懸念されます。 Angry: 0.529 Disgust: 0.311 Fear: 0.546 Happy: 0.320 Sad: 0.528 Surprise: 0.486
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02:05:15 ~ 02:06:22 田名部匡代君
実は、五月の末、食料支援をしているNPOの方のお話で、やはり増えてきたと、食料支援を求める方が。だけれども、そのお弁当を提供しようにも、結局は上がっているわけですから、提供する側も大変というような状況だということでありました。これまで政府も、住民税非課税世帯であるとか子育て世代であるとか、そういうところにはしっかりした支援があったと思うんですけれど、私たちがこれまでも訴えてきたように、ワーキングプア、まさに働いてもなかなか生活が苦しいところに対する支援というのはないんです。私のところにも、直接そういう方々のところから何とかこの生活支援できないものかという声があるんです。是非、この私たちが提案をしているコロナ困窮労働者給付金法、これ提案しているんですけど、このワーキングプアの世帯がどういう状況になっているのか、せめて実態調査をして必要な支援が行き届くようなことを検討していただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。 Angry: 0.416 Disgust: 0.305 Fear: 0.497 Happy: 0.533 Sad: 0.523 Surprise: 0.485
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02:06:22 ~ 02:07:03 国務大臣(後藤茂之君)
いわゆるワーキングプア、その範囲や定義はなかなか様々な議論がありますけれども、政府として、自治体へのコロナ禍におけるアンケート調査、福祉事務所等を所有している自治体に調査をいたしておりまして、シフト減を含む非正規雇用労働者からの相談が増加していると回答した自治体が約九割程度、それから、生活困窮者の相談窓口である自立相談支援機関は、コロナ前と比較して就労している者からの相談が増加していると、そういう状況も把握しているところでございます。 Angry: 0.472 Disgust: 0.314 Fear: 0.438 Happy: 0.660 Sad: 0.450 Surprise: 0.397
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02:07:03 ~ 02:07:40 国務大臣(後藤茂之君)
新型コロナの影響により収入が減少した方に対して、緊急小口資金等の特例貸付け、さらにその特例措置の延長などを講じておるところでございますし、低賃金で働く方々に対しては、最低賃金の引上げ、キャリアアップ助成金の活用、無料の職業訓練と月十万円の給付金を支給する求職者支援制度によるステップアップ支援、困窮者自立支援制度など講じ、対策を引き続き講じてまいります。 Angry: 0.788 Disgust: 0.411 Fear: 0.562 Happy: 0.469 Sad: 0.239 Surprise: 0.348
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02:07:40 ~ 02:08:14 田名部匡代君
今困っているところにきちんと行き渡るという支援がなかなか足りていないんじゃないかなというふうに思うんです。今ある制度は是非広く周知をしてください、使えるように。でも、やはり本当に困っている人たちの生活が守られるように考えていただきたいんですけど、例えば、米国政府は、本年九月に国内の飢餓を二〇三〇年までに根絶するための国家戦略というのを取りまとめて、そこで困窮者に対する食料支援ですとか栄養指導を強化する方針であるということが報じられています。 Angry: 0.425 Disgust: 0.304 Fear: 0.435 Happy: 0.548 Sad: 0.556 Surprise: 0.437
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02:08:14 ~ 02:08:59 田名部匡代君
日本では、子供食堂など、政府備蓄米の無償交付などをやりながら、いずれも直接的ではない、しかも生活困窮者支援とは言わない、食育の一環としての取組があるんですけれども、やはり、食料自給率だとか自給力のように食料安全保障ではマクロ的に考えることというのは大事なんですけど、一人一人の食料安全保障という意味では、米国のように食料に困窮する方の食料確保のための施策をしっかりとこの国でも講じていくということが大事ではないかというふうに思うんですけど、いかがでしょうか。 Angry: 0.682 Disgust: 0.328 Fear: 0.510 Happy: 0.391 Sad: 0.444 Surprise: 0.341
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Angry: 0.379 Disgust: 0.207 Fear: 0.557 Happy: 0.639 Sad: 0.317 Surprise: 0.672
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02:09:10 ~ 02:10:01 国務大臣(後藤茂之君)
生活困窮者支援の窓口がフードバンクと連携して食料の提供と併せて相談を、支援を行う場合における食料の保管や送付に係る支援、これを自立相談支援機関に対する支援として行っております。また、食料支援を始め生活困窮者への支援を行う民間団体の活動への支援に取り組んでいるところでございます。さらに、この四月末に取りまとめた総合緊急政策におきまして、新型コロナウイルス感染症セーフティネット強化交付金を積み増ししまして、支援ニーズの増大に対応した食料支援等を行う地域の民間団体を支援する事業を新たに創設したところでございます。 Angry: 0.559 Disgust: 0.436 Fear: 0.475 Happy: 0.591 Sad: 0.357 Surprise: 0.428
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02:10:01 ~ 02:10:22 国務大臣(後藤茂之君)
引き続き、政府備蓄米の活用やフードバンクに対する支援を担う農林水産省を始めとした関係省庁とも連携しながら、未利用食品も活用した生活困窮者支援の現場での取組をしっかりと支援をしてまいりたいと思います。 Angry: 0.708 Disgust: 0.312 Fear: 0.313 Happy: 0.607 Sad: 0.435 Surprise: 0.324
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02:10:22 ~ 02:11:16 田名部匡代君
是非それお願いします。十分な食料を摂取できない人がいるということはまさに国民に必要な食料供給が行えていないということで、私は、本来このことは農林水産省が中心となって積極的に国民の食料の安定供給、命を守るということに関してやってもらいたいと思っているんですけど、生活困窮は厚労省という話になってなかなかうまくいかないので、是非連携していただいてその体制をつくっていただきたいと思います。そして、次に行きます。まさに食料安全保障のことでいいますと、過去に自民党政権、これ安倍政権のときですが、農業所得倍増計画、随分倍にしていくのが好きのようでありまして、九年たったんですね。 Angry: 0.455 Disgust: 0.327 Fear: 0.366 Happy: 0.659 Sad: 0.502 Surprise: 0.445
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02:11:16 ~ 02:12:02 田名部匡代君
で、どうなっているかというと、二〇二三年までに担い手への農地集積、これを八〇%にする、しかし今はまだ五八%。四十代以下の農業従事者四十万人にする、しかし今二十二・七万人。これ、この農業従事者は二十万人を四十万人という目標だったんだけれども、二十二・七万人。米の生産コスト、六十キロ、当時一万六千円、これを四割削減で九千六百円までするんだ、二〇二〇年、全国平均一万五千四十六円。これ、私、できていないじゃないかと責め立てるつもりはないんです。 Angry: 0.451 Disgust: 0.245 Fear: 0.589 Happy: 0.468 Sad: 0.370 Surprise: 0.671
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02:12:02 ~ 02:13:09 田名部匡代君
真剣に何が問題で実現できないのかということを考えていただきたいというふうに思うんですね。さっきも、農水大臣いろいろ、担い手育成やるとかって進藤先生の質問に答えていました。大事なんですよ。でも、ずっと同じこと言っているんです、ずっと歴代。それでは駄目なんですよ。それで、予算を見ていただきたいんですが、ちょっと比較が。まあ私は、国、防衛費だって、必要なものは議論して積み上げていいと思いますよ。でも、見てくださいよ、農林水産予算。今こそ真剣に日本の食料安全保障のために必要な農林水産省予算、これ大臣、大臣、これね、これでは駄目なんですよ。これでは日本の食料安全保障は守れない。しっかりと、なので、安全保障と言ったときに、防衛費だとか防衛力のことだけを見て、じゃ、そこに予算積もうという話だけでは困るんですということです。 Angry: 0.507 Disgust: 0.334 Fear: 0.478 Happy: 0.521 Sad: 0.488 Surprise: 0.478
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02:13:09 ~ 02:13:28 田名部匡代君
全体を見て、食料安全保障というのは何なのかということを議論していただかないと、どこかにだけ集中したって、食料、安全保障守れないですよ。総理、一言お願いします。 Angry: 0.561 Disgust: 0.339 Fear: 0.497 Happy: 0.462 Sad: 0.466 Surprise: 0.449
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02:13:28 ~ 02:14:19 内閣総理大臣(岸田文雄君)
委員御指摘のように、国の安全保障を考える場合に、食料安全保障という切り口、国民の生活を守るという観点からも大変重要な取組であると認識をしています。であるからして、自民党においても、過去、様々なこの計画、プランを打ち出してきた。平成二十五年の目標について委員の方から御指摘があったということでありますが、こうした取組の結果、人口減少に伴う国内市場の縮小あるいは農業者の減少など社会課題が顕在化する中にあっても、令和元年の農業、農村所得は平成二十五年の一・三倍に増加していると承知をしています。 Angry: 0.551 Disgust: 0.294 Fear: 0.454 Happy: 0.630 Sad: 0.360 Surprise: 0.484
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02:14:19 ~ 02:14:53 内閣総理大臣(岸田文雄君)
ただ、これで、これで十分だと申し上げるつもりはありません。今後とも食料安全保障を強化することは重要であり、先ほども少し答弁させていただきましたが、スマート農林水産業、輸出力強化、そして農林水産業のグリーン化、これらと併せて食料安全保障もしっかりと確保することによって、結果として農業の、そして農村の所得の向上に取り組んでいきたいと考えます。 Angry: 0.425 Disgust: 0.336 Fear: 0.408 Happy: 0.762 Sad: 0.435 Surprise: 0.447
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02:14:53 ~ 02:15:07 田名部匡代君
自民党の皆さんは、さっき言った農業、農家の所得の倍増じゃないんですよ。何か農村の所得倍増とか言っているんですけど、やっぱり農家の皆さんが所得がきっちり増えていくことが大事で、輸出の促進、大賛成ですよ。 Angry: 0.590 Disgust: 0.314 Fear: 0.457 Happy: 0.674 Sad: 0.257 Surprise: 0.509
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02:15:07 ~ 02:16:03 田名部匡代君
でも、その一兆円目標という何かその輸出金額の問題じゃなくて、そのことがいかに農家を豊かにして農村を豊かにしていくかということの方が大事なんですね。だから、きちんとできていないことを検証した上で、何が大事か、何に集中的にお金を使っていくのかというのをやってほしいんです。でも、自民党政権下で、じゃ、何をしてきたかというと、企業による農地取得の、民間企業の参入、種子法の廃止、生乳流通改革、農協改革、水田活用交付金の見直し、こういうことなんですよ。これでやっぱり農業、農村は壊れてきたんですよ。それで良くなっているならいいです。良くなっていないじゃないですか。行き過ぎた規制緩和だとか規制改革、もういいかげんにやめてください。 Angry: 0.657 Disgust: 0.300 Fear: 0.450 Happy: 0.461 Sad: 0.418 Surprise: 0.464
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02:16:03 ~ 02:17:08 田名部匡代君
現場の声をもっと大切にする農政をやっていただきたいと思います。金子大臣ならそれができると思うので、もっともっとやっていただきたいというふうに思うんですけれど。是非、そういう中で、今度はミニマムアクセス米、もう二分しかなくなったんで。これ本当は、非常に私は強い問題意識を持っていて、ガット・ウルグアイ・ラウンドのこの交渉の結果、毎年約七十七万トン輸入されているんですね。WTO協定上は輸入機会を与えているにすぎないのであって、数量の輸入を義務的に考える、当該数量の輸入を行うべきものとする政府の統一見解は本当に妥当なのかと。今、これだけの国内の状況で毎年同じ米の量を入れているわけですけれども、既に、本来はですよ、国内生産に影響を及ぼさないようにというふうになっているけれども、結局、米粉用米だとか、もう飼料用米にまで使われているわけですよ。 Angry: 0.429 Disgust: 0.248 Fear: 0.419 Happy: 0.610 Sad: 0.507 Surprise: 0.517
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02:17:08 ~ 02:17:54 田名部匡代君
競合しているじゃないですか。で、多額の経費が掛かっている。交渉事だから一気にやりませんとかやめますというわけにはいかないかもしれないけれども、当時この約束をしたときの国内消費量からして、今どれだけの消費量かというと、もう二六・四%も減少しているんですよ、国内消費量が。なのに、ずうっと同じ数量が入ってきている。いいかげん、やはり国内産業優先に、しっかりこれ守っていくということで、言うべきことは言ったらいかがでしょうか。農水大臣。 Angry: 0.601 Disgust: 0.377 Fear: 0.546 Happy: 0.439 Sad: 0.384 Surprise: 0.545
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02:17:54 ~ 02:18:06 国務大臣(金子原二郎君)
時間がないんで余りお話しできませんが、このウルグアイ・ラウンドのとき、米のこの輸入の自由化をいかに阻止するかという大変な苦労があったんですよ。 Angry: 0.355 Disgust: 0.242 Fear: 0.575 Happy: 0.315 Sad: 0.728 Surprise: 0.431
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02:18:06 ~ 02:18:45 国務大臣(金子原二郎君)
このときに、ある一定の量を輸入することによってそれぞれの国々の、加盟国の同意をいただいた。そのときの約束は守っていかなきゃいかぬよ。あのときにちょうど私も国会議員しておりました。田名部さんのお父様も国会していました。いかに米を守るかというところがウルグアイ・ラウンドの一番の使命だったんですよ。その中でこの数字が出てきてこういう結果になっているわけですから、これは国際的な約束ですから、これはやっぱり我々としては守っていかなきゃならないというのが今の立場でございます。 Angry: 0.517 Disgust: 0.336 Fear: 0.445 Happy: 0.554 Sad: 0.451 Surprise: 0.523
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Angry: 0.526 Disgust: 0.407 Fear: 0.300 Happy: 0.712 Sad: 0.506 Surprise: 0.357
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02:19:34 ~ 02:20:14 里見隆治君
公明党の里見隆治でございます。質問の機会をいただきありがとうございます。早速、議題であります令和二年度決算について岸田総理にお伺いいたします。令和二年度決算について会計検査院が決算検査報告を作成しています。この報告の中で特に注目をされるコロナ関連事業につきましては、予備費の使用が決定される一方で、多額の繰越額や不用額を計上している状況について、国民の理解と協力を得ながらコロナ対策を進めていくために、国民に対して十分な情報提供を行うことが望まれると会計検査院が所見を示しております。 Angry: 0.459 Disgust: 0.278 Fear: 0.374 Happy: 0.695 Sad: 0.459 Surprise: 0.492
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02:20:14 ~ 02:20:34 里見隆治君
政府は、令和三年度、四年度予算においても引き続きコロナ対策と予備費を計上しており、現在も事業を継続しておりますので、この報告を重く受け止め、今後に生かしていくべきと考えます。岸田総理、いかがでしょうか。 Angry: 0.387 Disgust: 0.219 Fear: 0.486 Happy: 0.594 Sad: 0.522 Surprise: 0.551
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02:20:34 ~ 02:21:19 内閣総理大臣(岸田文雄君)
会計検査院による令和二年度決算検査報告においては、新型コロナ対策に関連する施策に係る予算の執行状況等を検査した結果、多額の繰越額と不用額を計上している状況等について、国民に対して十分な情報提供を行うこと、また、多額の繰越額や不用額を計上したコロナ関連事業について、その原因を分析するなどして、適時適切な実施に努めるとともに、各事業に係る予算の執行状況を国民に対して広く情報提供すること、こうした所見が示されたと承知をしております。 Angry: 0.818 Disgust: 0.285 Fear: 0.465 Happy: 0.461 Sad: 0.274 Surprise: 0.373
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02:21:19 ~ 02:21:48 内閣総理大臣(岸田文雄君)
予備費を使用したものも含め、新型コロナ対策事業の透明性、また国民への説明責任、これは重要であると認識をいたします。政府としては、検査報告の趣旨をしっかり受け止め、令和三年度及び令和四年度における新型コロナ対策について国民に対して丁寧な説明を行ってまいりたいと考えております。 Angry: 0.643 Disgust: 0.337 Fear: 0.456 Happy: 0.551 Sad: 0.307 Surprise: 0.483
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02:21:48 ~ 02:22:02 里見隆治君
総理、コロナ関連事業につきましては、これは関係大臣も同じですけれども、次の令和三年度以降の決算においてもしっかりと検証してまいりたいと思っております。適正な予算執行、どうぞよろしくお願いいたします。 Angry: 0.233 Disgust: 0.198 Fear: 0.294 Happy: 0.921 Sad: 0.412 Surprise: 0.575
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02:22:02 ~ 02:23:11 里見隆治君
次に、ウクライナ関連の人道支援についてお伺いいたします。ロシアによるウクライナ侵略の暴挙を強く非難し、即時撤退を求めます。長引く侵略による避難民の状況が深刻化をしておりまして、人数だけで見ても、ウクライナ国内では、五月上旬の八百万人程度をピークに減少しているものの、五月下旬に七百十三万人、一方、周辺国では更に増加を続け、最新の数字で七百三十六万人と、いずれも高水準に及んでおります。こうした深刻な状況を踏まえて、政府は国際社会と連携し、人道支援を継続して積極的に対応いただくことを強く望みます。ウクライナのお隣、欧州最貧国とされるモルドバの在京の大使が私たち公明党議員との懇談の中で、避難民を受け入れる中での自国の窮状を訴えておられたのが大変気掛かりでございます。政府として、モルドバに対しては、既にJICAを通じて現地で医療面のニーズなど調査を終えており、これを踏まえて支援を進める予定と伺っておりますが、早期の実行を求めます。 Angry: 0.533 Disgust: 0.319 Fear: 0.464 Happy: 0.527 Sad: 0.466 Surprise: 0.462
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02:23:11 ~ 02:23:41 里見隆治君
林外務大臣におかれては、四月にポーランド、五月にドイツを訪問して現地の避難民の状況も把握され人道支援をリードしていただいており、感謝申し上げます。さらに、今月下旬にドイツで開催されるG7首脳会合、これを契機に、G7各国と協調して現地の避難民の方々に寄り添った支援をより積極的に進めていただきたいと考えます。林大臣、いかがでしょうか。 Angry: 0.316 Disgust: 0.262 Fear: 0.486 Happy: 0.647 Sad: 0.522 Surprise: 0.559
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02:23:41 ~ 02:24:14 国務大臣(林芳正君)
今、里見委員からお話のありましたウクライナやモルドバを始めとした周辺国の支援については、引き続き喫緊の課題であるという認識をG7の各国と共有をしておるところでございます。今御指摘のありました今月下旬のG7サミットでございますが、他のG7諸国と連携しながら、ウクライナやモルドバを含む周辺国の支援に関する議論、積極的に日本として貢献するとともに、委員が今お話のあったとおり、避難民の方々に寄り添った支援、これを行っていきたいと思っております。 Angry: 0.407 Disgust: 0.365 Fear: 0.468 Happy: 0.712 Sad: 0.368 Surprise: 0.543
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02:24:14 ~ 02:25:29 国務大臣(林芳正君)
現在、日本政府は、ウクライナやモルドバを含む周辺国に対する計二億ドルの緊急人道支援におきまして、モルドバに対して特別の配慮を払いまして、避難民の保護や食料、保健医療等の分野で支援を実施中であります。そして、モルドバに対する二国間支援ですが、今委員から御指摘がありましたように、三月から五月にかけてJICAが計三回調査団を派遣をしておりまして、この報告を受けまして、現在、保健医療分野での支援策、これをできる限り早く実施に移せるように努めておるところでございます。また、それに加えまして、できることからやっていくという観点で、五月末に田中JICA理事長がモルドバを訪問した際に、モルドバに対する技術協力事業の一環といたしまして、首都キシナウの緊急病院に対しまして簡易超音波診断装置を供与するとともに、草の根・人間の安全保障無償資金協力のスキームによりまして公立医療機関二か所に対して理学療法機器一式や超音波検査装置を供与することを決定いたしまして、六月六日に現地で署名式を開催したところでございます。 Angry: 0.477 Disgust: 0.283 Fear: 0.389 Happy: 0.769 Sad: 0.320 Surprise: 0.524
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02:25:29 ~ 02:26:03 里見隆治君
大臣、ありがとうございます。特にモルドバへの支援、この医療関係で透析が必要な患者さんがいらっしゃるということであります。これはもう刻一刻、一秒を争うということだと思いますので、早急な対応お願い申し上げます。次に、日本の国内のウクライナ避難民への今後の対応について総理にお伺いいたします。六月十一日時点でウクライナ避難民の日本への入国者数は千二百五十六人に上っております。私も先月、愛知県大府市でウクライナ避難民の親子と面会をいたしまして、避難民の生活の状況をお伺いしております。 Angry: 0.387 Disgust: 0.252 Fear: 0.438 Happy: 0.684 Sad: 0.490 Surprise: 0.522
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02:26:03 ~ 02:26:34 里見隆治君
やはり先行きが見通せないことへの不安がとても大きいと思います。国内の避難民への支援については、三月上旬、総理の発言によって当面の措置として開始をされましたが、今後の先行きの不安をなくすためにも、身元引受人の有無にかかわらず、当面半年とされていた期限を越えて、生活費の支給など継続的な支援を行うべきと考えます。総理、いかがでしょうか。 Angry: 0.369 Disgust: 0.248 Fear: 0.606 Happy: 0.474 Sad: 0.551 Surprise: 0.508
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02:26:34 ~ 02:27:29 内閣総理大臣(岸田文雄君)
我が国へ受け入れたウクライナ避難民の方々への支援については、ウクライナ避難民対策連絡調整会議を司令塔として政府一体となって避難民の円滑な受入れと生活支援を行っている次第ですが、その中で、まず、身元引受先のない避難民の方々に対しては一時滞在場所の提供、生活費や医療費の支給等の支援を実施しており、また、身元引受先がある避難民の方々であっても実質的に身元引受先がないような状態に陥るなどした場合、要は状況が変化した場合、個別の状況に応じて生活費等の支給を含め必要な支援を行っているところです。 Angry: 0.718 Disgust: 0.381 Fear: 0.565 Happy: 0.471 Sad: 0.326 Surprise: 0.338
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02:27:29 ~ 02:27:56 内閣総理大臣(岸田文雄君)
そして、御指摘の支援期間についてですが、当面六か月程度は支援が必要になることを想定しておりますが、当該期間経過後の支援の在り方については、今後のウクライナ情勢、また避難民の方々の我が国での生活状況、これを踏まえて適切に判断してまいりたいと考えます。 Angry: 0.270 Disgust: 0.260 Fear: 0.553 Happy: 0.546 Sad: 0.642 Surprise: 0.467
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02:27:56 ~ 02:28:11 里見隆治君
総理はこれ、別に半年で切りますとおっしゃっていませんし、適切にということでありますので、是非避難者の皆さんに寄り添って、必要な分だけ、必要に応じてしっかりとサービス、支援を提供いただくようにお願い申し上げます。 Angry: 0.269 Disgust: 0.196 Fear: 0.322 Happy: 0.845 Sad: 0.584 Surprise: 0.437
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02:28:11 ~ 02:28:58 里見隆治君
次に、避難民の支援策の中でも日本語学習の支援について、これは末松文部科学大臣にお伺いしたいと思います。避難されたウクライナの方から、私自身、直接日本語学習についての必要性をお伺いしてまいりました。慣れない土地である日本にいらして、生活をする上でも、また仕事に就く上でも日本語学習は必須であります。既に自治体が先行して進めておられるところもありますが、かなり空白地帯も多いようでございます。国が責任を持ってウクライナ避難民の方への日本語教育の体制を整備し、また提供いただくべきと考えます。末松大臣、いかがでしょうか。 Angry: 0.367 Disgust: 0.259 Fear: 0.480 Happy: 0.581 Sad: 0.542 Surprise: 0.545
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02:29:00 ~ 02:30:06 国務大臣(末松信介君)
日頃から日本語学習についていろいろと御意見をいただきましてありがとうございます。ウクライナからの避難民が我が国で円滑に社会生活を送るためには、日本語の学習を希望される方々に日本語教育の機会をしっかり提供することが重要と考えております。このため、生活に必要な初期日本語教育につきましては、一つには、入国後の一時滞在先に滞在する方々に対しましては、出入国在留管理庁と連携しながら日本語教育コースを提供しております。そしてまた、その各地域で定住を開始した方々に対しましては、日本語教室等を行う自治体を補助するとともに、都道府県と政令市に対して二分の一の補助を行っております。そして、補助事業の追加募集も行っておるところでございます。さらに、自治体が避難民に日本語教育を行うことが難しい場合の対応といたしましては、国によるオンラインの日本語教育支援を行っているところでございます。 Angry: 0.316 Disgust: 0.328 Fear: 0.475 Happy: 0.668 Sad: 0.495 Surprise: 0.537
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02:30:06 ~ 02:30:23 国務大臣(末松信介君)
文部科学省といたしましては、引き続き、出入国在留管理庁を始め関係省庁と連携しながら、希望する避難民の方々が日本語教育を受けられるように努めてまいりたいと存じます。よろしくお願いします。 Angry: 0.315 Disgust: 0.306 Fear: 0.339 Happy: 0.803 Sad: 0.532 Surprise: 0.463
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02:30:23 ~ 02:31:19 里見隆治君
今、実は御指摘の日本語教育の拠点となる日本語学校ですね、これは、この二年半、コロナ禍で留学生の入国も途絶え、また学生数が激減しておりまして、日本語教師もそれに応じて減少するなど大変な苦境に見舞われておりました。今回の避難民の対応にかかわらず、中長期的な展望に立ちますと、今後、留学、また就学などを目的とした外国人の来日が今後増加をしてくると考えます。そうしますと、恒常的、安定的に日本語教育を提供できる体制を整備することが必要だと思います。このため、先般、厚労省の、失礼しました、先般、公明党文部科学部会として末松大臣に要請をさせていただきましたけれども、日本語教師の国家資格制度化、そして日本語教育機関の水準の維持向上を図る認定制度について早急に法制化をすべきと考えます。 Angry: 0.419 Disgust: 0.278 Fear: 0.502 Happy: 0.645 Sad: 0.376 Surprise: 0.572
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02:31:29 ~ 02:32:00 国務大臣(末松信介君)
五月二十五日に要望書を頂戴しまして、ぎっしり紙四枚書かれておりまして、拝読させていただきました。御提言いただいたとおり、日本語に通じない外国人に対しまして質の高い日本語教育を恒常的、安定的に提供する体制を整備するため、まず、日本語教師の新たな資格制度や日本語教育機関の水準の維持向上を図る認定制度に関する新たな法案の提出が必要と考えております。 Angry: 0.395 Disgust: 0.193 Fear: 0.419 Happy: 0.799 Sad: 0.262 Surprise: 0.628
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02:32:00 ~ 02:32:29 国務大臣(末松信介君)
このことが一番重要でございます。このため、現在、日本語教育の質の維持向上の仕組みの更なる具体化のために有識者会議を設置をいたしまして議論を進めているところでございます。今後、関係者の御意見を丁寧に伺いながら、法案の速やかな提出に向けまして関係省庁としっかりと連携をいたしてまいりたいと思います。 Angry: 0.549 Disgust: 0.340 Fear: 0.343 Happy: 0.772 Sad: 0.344 Surprise: 0.494
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02:32:29 ~ 02:33:07 里見隆治君
このコロナ禍を越えて、今後、中長期的な視野に立ちますと、是非この日本語の教育基盤づくり、早期の法制化進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。次に、愛知県の明治用水の取水施設であります頭首工の漏水事故への対応について金子農水大臣にお伺いいたします。愛知県の西三河地域では、矢作川の水を豊田市の頭首工で取水して、明治用水を通じ、農業、工業、上水用に水を供給し、農業面では、稲作はもとより、イチジクや梨など園芸作物などの農業が盛んに行われております。 Angry: 0.355 Disgust: 0.197 Fear: 0.382 Happy: 0.788 Sad: 0.450 Surprise: 0.528
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02:33:07 ~ 02:34:11 里見隆治君
その明治用水の頭首工の取水施設では、川底に漏水が発生をし、去る五月十八日に完全に取水ができなくなる状況に至りました。実は私、この地域が地元でございまして、翌十九日に公明党地元議員と現地に駆け付け、また農業者の現地の声を伺ってきております。金子大臣も先週八日に現地視察をいただいておりまして、その翌日、私も大臣にお目にかかった際に本件のお願いを申し上げておりますけれども、改めて現地愛知県からの声をお伝えしたいと思います。今回の漏水は田植の時期を直撃したため、果物を含めて今後の生育に悪い影響が出ないよう最大限の対応をお願いしたいと思います。まずは農業に必要な水を一刻も早く確保するため、既に応急措置としてポンプによる緊急取水を進めていただいておりますが、抜本的な対策として漏水箇所を確実に塞いで取水の機能を復旧させることが必要だと考えます。 Angry: 0.345 Disgust: 0.273 Fear: 0.498 Happy: 0.583 Sad: 0.522 Surprise: 0.528
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02:34:24 ~ 02:35:10 国務大臣(金子原二郎君)
地元の皆様に大変御心配をお掛けしておりますが、現在、ポンプ等での緊急取水によりまして、農業用水については、現在、対象地域を四つのブロックに分けまして順番に供給していますが、今後の営農に影響が出ないよう、現場の御意見をよく聞きながら、適正量の確保と適切な配水に今後とも努力してまいりたいと思います。また、頭首工の機能復旧に向けましては、矢板を設置することにより、順次ポンプによる取水から自然取水に切り替えていきたいと考えております。 Angry: 0.207 Disgust: 0.124 Fear: 0.475 Happy: 0.715 Sad: 0.598 Surprise: 0.547
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02:35:10 ~ 02:35:46 国務大臣(金子原二郎君)
このことと併せまして、必要な調査を速やかに行いながら漏水箇所を確実に閉塞する抜本的な対策を実施いたしまして、頭首工の機能復旧を適切に進めたいと考えております。その際の具体的な工法に関しましては、国土交通省の助言も踏まえつつ、有識者による検討委員会において御検討いただきながら今後決定してまいりたいと考えております。 Angry: 0.437 Disgust: 0.320 Fear: 0.385 Happy: 0.616 Sad: 0.461 Surprise: 0.479
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02:35:46 ~ 02:36:09 里見隆治君
金子大臣、是非よろしくお願いします。これから梅雨の時期を迎えて、工事も困難になると予想されます。七月以降、稲などが生育してくる時期を考えますと、早急な対応が必要です。よろしくお願いいたします。この漏水の事案は、今回の明治用水の件だけではなくて全国の問題だと捉えるべきですし、しかも農業施設に限ったことではないと思います。 Angry: 0.337 Disgust: 0.267 Fear: 0.416 Happy: 0.748 Sad: 0.449 Surprise: 0.534
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02:36:09 ~ 02:36:54 里見隆治君
そこで、総理にお伺いいたします。今回の漏水の原因を早急に徹底的に解明し、その成果を生かして全国的に同様の老朽化が進んでいる可能性のある農業用、そしてその他の取水施設の徹底的な洗い出しを行い、その上で十分な予算を確保して施設の更新整備を進める必要があると考えます。そもそも、防災・減災、国土強靱化、これは私ども公明党としても強く主張いたしまして、この老朽化対策を含め、昨年度から五か年加速化計画により進めていただいております。重点的な対策をお願いしたいと考えますけれども、岸田総理、いかがでしょうか。 Angry: 0.402 Disgust: 0.249 Fear: 0.489 Happy: 0.639 Sad: 0.412 Surprise: 0.570
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02:36:54 ~ 02:37:27 内閣総理大臣(岸田文雄君)
明治用水頭首工の漏水を受け、農林水産省において全国の頭首工の緊急点検を実施するとともに、有識者委員会を立ち上げ、事故原因究明と復旧対策に取り組みつつ、他の頭首工を含む農業水利施設の機能判断を計画的に実施し、必要な補修や更新等を行っていくこととしていると承知をしております。 Angry: 0.585 Disgust: 0.191 Fear: 0.636 Happy: 0.561 Sad: 0.223 Surprise: 0.586
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02:37:27 ~ 02:38:03 内閣総理大臣(岸田文雄君)
農業など地域を支える産業の持続可能な成長に向け、農業生産に不可欠な農業用水を供給する農業水利、既設の機能を安定的に発揮させていくことが重要であり、全国的に施設の老朽化が進行する中、計画的かつ効率的な補修などによりライフサイクルコストを低減する戦略的な保全管理、これを徹底して推進してまいりたいと考えます。 Angry: 0.538 Disgust: 0.438 Fear: 0.512 Happy: 0.594 Sad: 0.452 Surprise: 0.354
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02:38:03 ~ 02:39:10 里見隆治君
この緊急的な対応が必要だと思いますけれども、逆に計画的に、これは五か年加速化計画でも盛り込まれておりますので、これ優先順位をしっかり付けて取組を進めていただきたいと思います。もう一点、農水大臣にお伺いいたします。これは、もちろん被害を最低限、最小限に抑えることが最優先なわけですが、今後農業の収穫面などで悪影響が出てきた場合も想定をして、地元愛知県から次のような御要望をいただいております。一つには、農作物の収穫量や収入の減少が生じた場合の農業者への補填、補償、これは農業保険の加入の有無にかかわらずという点でございます。また二つ目には、今回作業負担が増えたことで掛かり増し経費が掛かっている、これに対しても十分な支援をいただきたい。そして三つ目には、今当面の応急的な措置として県が農業用水の確保に向けた取組、また農業者への支援を行っていますが、これは最終的には国の責任と、様々な今検証を行っていただいていますので、これしっかりと最終的には国で責任を持って御負担をいただきたいと。 Angry: 0.489 Disgust: 0.296 Fear: 0.433 Happy: 0.557 Sad: 0.492 Surprise: 0.456
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02:39:10 ~ 02:40:09 里見隆治君
こうした要望に対して、しっかりと現場の農業者に寄り添って最大限の支援を行っていただきたいと考えます。農水大臣、いかがでしょうか。たしか検証等はこれからということでありますが、姿勢としてはしっかり現場に寄り添っていくと、農業者の立場に立って考えていくと、この姿勢で臨んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 Angry: 0.403 Disgust: 0.217 Fear: 0.366 Happy: 0.671 Sad: 0.525 Surprise: 0.539
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02:39:26 ~ 02:39:55 国務大臣(金子原二郎君)
今般の漏水に起因する農作物等への影響に関する対応や、県や市及び土地改良区によるポンプの設置に係る費用への支援につきましては、漏水の原因究明を図りつつ、過去の災害に対する支援を参考といたしまして、どのような対応が必要か検討を進めてまいりたいと思います。 Angry: 0.595 Disgust: 0.307 Fear: 0.469 Happy: 0.554 Sad: 0.382 Surprise: 0.370
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02:40:09 ~ 02:41:09 里見隆治君
それでは、テーマを移しまして、後藤厚生労働大臣にお伺いいたします。今月六月四日はムシという語呂合わせで虫歯予防デー、先週金曜日まで一週間は恒例の歯と口の健康週間でありました。パネルを出していただきたいと思いますが、(資料提示)八十歳になっても自分の歯を二十本以上保とうという八〇二〇運動、実はこれは昭和六十三年から、愛知県の取組から始まりまして、今や全国に広まっております。八〇二〇を達成するためには、生涯を通じての歯の健診、これが大変重要でございます。この歯の健診がどうなっているか、パネルを、また配付資料を御覧いただきたいと思いますが、実は法律に根拠を持つ義務としての歯科健診は、一番上の段の乳幼児期と二段目の学齢期にあるとおり、一歳六か月、そして三歳児の乳幼児健診と、学校に通っている期間の毎年実施させている学校歯科健診だけでございます。 Angry: 0.309 Disgust: 0.237 Fear: 0.490 Happy: 0.664 Sad: 0.427 Surprise: 0.588
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02:41:09 ~ 02:42:03 里見隆治君
真ん中の段の成人期には基本的には法定の歯科健診はなく、四十歳以上で十歳刻みに歯周病を中心とした健診が市町村が用意をする場合にある程度でございます。今後、人生百年時代を迎えるに当たって、歯と口の健康を維持するためには、他の一般の健康診断と同様に、現在抜け落ちている成人期を含め、生涯を通じて歯科健診が受けられるような仕組みをつくるべきだと考えます。そこで、先日、骨太の方針二〇二二では国民皆歯科健診との表現で明記をいただきましたが、今後その制度設計を早急に詰めていただきたいと思います。あわせて、特に高齢者のお口の衰え、オーラルフレイルと言われておりますが、その対策についても強力に推進し、多くの方がいつまでも自分の歯でおいしく御飯が食べられるような、そんな社会にしていただきたいと思います。 Angry: 0.362 Disgust: 0.213 Fear: 0.611 Happy: 0.534 Sad: 0.422 Surprise: 0.583
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02:42:03 ~ 02:42:24 里見隆治君
ちょうど歯科口腔保健推進法の成立から既に十年を経過しておりまして、これまでの十年間の歯科保健対策についてもしっかりと検証して対策の拡充を行うべきと考えます。後藤大臣、いかがでしょうか。 Angry: 0.444 Disgust: 0.232 Fear: 0.470 Happy: 0.560 Sad: 0.533 Surprise: 0.561
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02:42:24 ~ 02:43:09 国務大臣(後藤茂之君)
歯と口腔の健康を保つことは、全身の健康を保つためにも大変重要であると認識しております。歯科疾患などを早期に発見、治療するためにも、生涯を通じて歯科健診を受けていただけるような環境を整えることが重要であるというふうに考えております。また、今、里見委員御指摘のとおり、先般閣議決定された経済財政運営と改革の基本方針二〇二二、骨太方針におきましては、生涯を通じた歯科健診、いわゆる国民皆歯科健診の具体的な検討との文言が盛り込まれたところでございます。 Angry: 0.427 Disgust: 0.193 Fear: 0.585 Happy: 0.514 Sad: 0.382 Surprise: 0.624
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02:43:09 ~ 02:44:06 国務大臣(後藤茂之君)
厚生労働省では、広く国民の皆様に口腔のチェックを受ける機会を持っていただける環境整備に向けて具体的な検討を進めてまいります。また、歯科口腔保健につきましては、御指摘の歯科口腔保健の推進に関する法律に基づきまして、国において平成二十四年に、過去一年間に歯科健診を受診した方の割合の増加や、六十歳代におけるそしゃくが良好な方の割合の増加など、令和四年、これはちょうど十年計画の最終年に当たるわけでございますけれども、その目標を定めるとともに、自治体が実施する歯科健診や、かむ、話す、飲み込むといった口腔機能の維持向上に向けた取組に対する財政支援を進めております。 Angry: 0.368 Disgust: 0.268 Fear: 0.408 Happy: 0.737 Sad: 0.419 Surprise: 0.546
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02:44:06 ~ 02:44:43 国務大臣(後藤茂之君)
現在、歯科口腔保健の推進に関する専門委員会において目標の達成状況や各種取組の実施状況に関する評価を進めているところでございまして、今年度末には、こうした評価結果を踏まえまして、御指摘の高齢者のオーラルフレイル対策も含めて新たな目標を策定し、対策を強化していくこととしております。引き続き、歯科保健医療関係者や自治体の皆様と連携しながら歯科保健対策を推進してまいりたいと存じます。 Angry: 0.457 Disgust: 0.344 Fear: 0.462 Happy: 0.592 Sad: 0.427 Surprise: 0.498
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02:44:43 ~ 02:45:00 里見隆治君
特に歯科健診のこれからの具体的な進め方、これは表にもありますように、実施主体を誰にするか、どういう頻度でやるのか、これをどのぐらいの程度の義務にするのか、様々な論点あろうかと思います。具体的な詰めを早急にお願いしたいと思います。 Angry: 0.404 Disgust: 0.285 Fear: 0.494 Happy: 0.610 Sad: 0.363 Surprise: 0.655
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02:45:00 ~ 02:46:02 里見隆治君
次に、観光振興、観光産業の支援について斉藤国土交通大臣にお伺いします。地方での地域経済を支える観光産業、その関連産業は、二年半のコロナ禍で疲労した上に、疲弊した上に、さらに現在の物価高騰で大変な思いをしておられます。観光産業、地域の関連産業を何とかお支えいただきたいと考えます。一方、次のステージに向けて、地域で官民一体となって大規模改修、また個別施設の改修などを計画し、観光地の再生、観光サービスの高付加価値化の取組も始まっております。このための国の支援策も打ち出されており、私の地元愛知でも、こうした観光産業に精力的に取り組んでいる温泉地などを抱える蒲郡、あるいは伊勢湾、三河湾に囲まれ海産物も豊富な南知多町の日間賀島、篠島がそれぞれ応募して、もう既に候補地として、候補地域として採択をされております。これを是非、全国にも広がるよう積極的な御支援をお願いしたいと思います。 Angry: 0.268 Disgust: 0.245 Fear: 0.429 Happy: 0.702 Sad: 0.489 Surprise: 0.567
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02:46:02 ~ 02:46:22 里見隆治君
今後は、また複数年度でこれは計画実施をする方がより使いやすいと、そのようなお声も伺っておりますので、基金を設けて継続的に支援をいただく、こうしたことも御検討いただきたいと思います。斉藤大臣、いかがでしょうか。 Angry: 0.212 Disgust: 0.153 Fear: 0.421 Happy: 0.680 Sad: 0.697 Surprise: 0.588
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02:46:22 ~ 02:47:02 国務大臣(斉藤鉄夫君)
里見隆治議員にお答えいたします。観光地や観光関連事業者の皆様は新型コロナウイルスの感染拡大により甚大な影響を受けていますが、観光はこれからの成長戦略の柱、また地域活性化の切り札と我々は考えております。先ほど里見委員御指摘の地域一体となった観光地の再生・観光サービスの高付加価値化事業については、宿泊施設のみならず観光地の面的な再生を可能とし、廃屋を撤去するとか、そういう地域全体への波及効果も大きいことから、各地で大いに活用を期待されているところです。 Angry: 0.395 Disgust: 0.207 Fear: 0.394 Happy: 0.753 Sad: 0.413 Surprise: 0.576
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02:47:02 ~ 02:47:42 国務大臣(斉藤鉄夫君)
しかしながら、本事業については、地域の多くの関係者の調整が必要であるなどにより事業の実施に長期間を要する場合も少なくないため、複数年度事業化などについて業界団体からも強い要望をいただいております。このため、政府としては、六月七日に閣議決定された骨太の方針において、観光地の再生、高付加価値について、基金化などの計画的、継続的な支援策が可能となるよう制度を拡充すると盛り込んだところでございまして、今後具体化に向けてしっかりと取り組んでまいります。 Angry: 0.500 Disgust: 0.331 Fear: 0.505 Happy: 0.617 Sad: 0.323 Surprise: 0.526
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02:47:42 ~ 02:48:05 里見隆治君
基金化というお話もいただきました。積極的な御検討をお願いいたします。もう時間ありませんので、最後、私からの要望にとどめますけれども、一方で、観光地をしっかり支えながら交流人口を増やしていく、観光をより盛んにしていく、そのためのGoToトラベル事業、これも感染対策もしっかりと見極めながら進めていく必要があると。 Angry: 0.418 Disgust: 0.322 Fear: 0.364 Happy: 0.697 Sad: 0.581 Surprise: 0.437
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02:48:05 ~ 02:48:30 里見隆治君
今回の骨太の方針で、この国内交流需要喚起策の実施として、事業期間も最大限確保し、また、それに見合う予算も十分に確保すべきと、その点もしっかり明記されましたので、この点もお進めいただくことお願いを申し上げまして、質問とさせていただきます。ありがとうございました。 Angry: 0.372 Disgust: 0.308 Fear: 0.362 Happy: 0.757 Sad: 0.536 Surprise: 0.475
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02:48:30 ~ 02:48:48 委員長(松村祥史君)
この際、委員の異動について御報告いたします。本日、田名部匡代さん及び比嘉奈津美さんが委員を辞任され、その補欠として勝部賢志君及び三木亨君が選任されました。 Angry: 0.397 Disgust: 0.195 Fear: 0.466 Happy: 0.683 Sad: 0.375 Surprise: 0.656
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02:49:06 ~ 02:50:02 矢田わか子君
令和二年度の一般会計は、新型コロナという予期せぬ出来事の中で三回にわたって補正予算が組まれまして、そして約百七十六兆もの歳出規模となりました。しかも、この補正予算では、九兆六千五百億円が国会の事後報告で済む予備費として計上されています。この予備費なんですが、資料一、御覧いただきまして、(資料提示)主として地方創生の臨時交付金や医療・検疫体制の強化、そして停滞した経済活動への支援などに使われています。特に、地方公共団体が柔軟に使えるこの地方創生臨時交付金は、補正予算と予備費で約八兆円です。翌年の令和三年度を含めると十五兆一千七百六十億円が地方に回されたということであります。 Angry: 0.406 Disgust: 0.264 Fear: 0.583 Happy: 0.584 Sad: 0.342 Surprise: 0.658
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02:50:02 ~ 02:50:48 矢田わか子君
国の決算書には、残念ながらこの当初の予算と補正予算と予備費といった財源別に区分されてはおらず、当初予算時の不足を補うために使用された予備費について、それが本当に必要であったのか、あるいは目的に沿った使い方がされたのかどうか、検証することができないということになっています。予備費を財源とした執行額を特定し、目的、具体的な使途を国会に報告することをやはり検討すべきだったと思います。予算の編成、執行、そしてコロナ対策を中心とした対策の成果についてどのように評価されているのか、総理からお答えいただきます。 Angry: 0.580 Disgust: 0.319 Fear: 0.532 Happy: 0.408 Sad: 0.408 Surprise: 0.512
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02:50:48 ~ 02:51:06 内閣総理大臣(岸田文雄君)
まず、令和二年度の一般会計については、未知の新型コロナウイルスによる感染拡大の状況等が予測できない中で万全な対応を期すため、切れ目ない支援を行うべく十分な予算を措置してきました。 Angry: 0.538 Disgust: 0.369 Fear: 0.514 Happy: 0.408 Sad: 0.430 Surprise: 0.490
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02:51:06 ~ 02:52:08 内閣総理大臣(岸田文雄君)
これらこのコロナ関係事業の中には、地方自治体や事業者等からの申請を受けて支出するものが多いなどの事情もあり、予定した年度中に支出に至らなかったものもありましたが、繰越分については、令和三年度において、一部を除きおおむね着実に執行されたと承知をしております。その上で、コロナ予備費を含め、予算が何に使われているか、どのような効果があったのかといったことを政府全体で検証し、国民の皆様に丁寧に説明することは極めて重要であると考えております。例えば地方創生臨時交付金、これは、飲食店等への協力金のほか、地方公共団体における地域の事情を踏まえたきめ細かな対応を通じて、感染拡大防止や中小企業の事業継続等に貢献した。 Angry: 0.590 Disgust: 0.237 Fear: 0.476 Happy: 0.432 Sad: 0.403 Surprise: 0.559
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02:52:08 ~ 02:52:50 内閣総理大臣(岸田文雄君)
さらには雇用調整助成金、これは、コロナ禍の影響が大きい業種や地域に重点的に、重点を置いた特例措置によって、国民生活によって、最も重要な雇用を維持した。また、低所得の子育て世帯に児童一人当たり五万円の給付金を支給することで、新型コロナが長期化する中で困難な状況にある子育て世帯への生活を支えた。このようにそれぞれ効果があったものと承知しておりますが、今後、各省庁においてしっかりと事業の評価を行うとともに、国民への説明責任果たしていくべきであると考えております。 Angry: 0.580 Disgust: 0.296 Fear: 0.489 Happy: 0.485 Sad: 0.401 Surprise: 0.456
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02:52:50 ~ 02:53:04 矢田わか子君
先ほど総理おっしゃった地方創生交付金ですが、コロナのためだったのか、それとも地方創生のためだったのかというような、やはり目的や政策ビジョンがしっかりと必要だったんじゃないかというような指摘もされております。 Angry: 0.152 Disgust: 0.243 Fear: 0.674 Happy: 0.614 Sad: 0.392 Surprise: 0.753
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02:53:04 ~ 02:54:17 矢田わか子君
これだけ、総額十五兆ですよ、それがどんなふうに本当に使われたのか、元々の本予算だったのか、補正だったのか、それとも予備費を活用されたのか、こういうひも付けが今全くされていないということについて私はかなりの課題意識を持っておりますし、そういうことが専門家からも指摘をされているということであります。一覧表で出ておりますとおり、会計検査院からも含めて、医療・検疫・検査体制や産業対策、経済対策についても様々な指摘がされています。中でも、特に今大きな問題になっているのがやはり持続化給付金ですよね。重層的な再委託の問題、それから審査の甘さや抜け穴によって膨大な不正受給が発生している。また、中小企業の事業再構築促進事業についても、一・一兆に上るものを出しましたけど、本当に政策の効果どう検証していくのか、課題だと思います。事業レビューシート、それから地方自治体の持つデータ、民間データも駆使して、データをやはりきっちりつなぎ合わせながら、エビデンスを将来の知見として蓄積して、EBPMしっかりとやっていくべきだと思いますが、総理、いかがでしょうか。 Angry: 0.445 Disgust: 0.269 Fear: 0.606 Happy: 0.491 Sad: 0.394 Surprise: 0.583
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02:54:17 ~ 02:55:28 国務大臣(鈴木俊一君)
予算の執行、御指摘のとおり、しっかりやっていかなければならないと思っております。先ほど先生御質問の中で、財源別の執行を明らかにしたらより明確になるのではないかと、今後財源別の執行状況を明らかにすべきではないかという御提案がございました。これにつきましては、補正予算や予備費の使用につきましては、当初予算に計上していない新規事業について予算措置をする場合を除いて、既定予算の不足を補う場合が多いことから、既存の項や目に予算を追加等することとなりまして、既定予算と一体となって支出をされることとなります。御指摘のように、補正予算や予備費のみを区分管理をするということにつきましては、各省庁の執行管理が複雑化することによって追加的な事務負担が生じるなど実務上の課題がありまして、予算執行の効率性を損ないかねないということ等を考えますと慎重に検討すべき課題であると、そのように考えております。 Angry: 0.545 Disgust: 0.338 Fear: 0.548 Happy: 0.457 Sad: 0.396 Surprise: 0.498
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02:55:28 ~ 02:56:10 矢田わか子君
予備費は不測の事態に備えて機動的に対応する、必要だと思いますよ。けれども、国会審議を経ずして出すということは、それ以上に予算執行の厳密なチェックが要るわけです。でも、ひも付けされていないと、ほんまに必要だったのかということが分からへんわけですよね。かつ、異次元の予算で異次元の予備費なんです。異次元のやっぱり検証の仕方を私は検討すべきだというふうに思いますので、御要請はしておきたいと思います。会計検査院です。この異次元の予備費なり異次元の予算に対してどのような方針を持って今回会計検査に臨まれたのか、お答えください。 Angry: 0.516 Disgust: 0.345 Fear: 0.570 Happy: 0.374 Sad: 0.482 Surprise: 0.520
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02:56:10 ~ 02:57:01 会計検査院長(森田祐司君)
会計検査院は、昨年時の検査において、新型コロナウイルス感染症対策に対する各種の施策について、事業規模の大きさ、緊急性等の特徴を踏まえて、各事業の内容やその実施状況等に応じた様々な観点、着眼点から、各事業の進捗状況に応じて検査を実施するなどしてまいりました。そして、様々なコロナ関連事業について、その検査の結果を令和二年度決算検査報告に掲記しているところです。その中で、新型コロナウイルス感染症対策予備費等に係る予算の執行について、透明性を十分に確保するとともに、特に多額の不用を計上した場合には十分な説明を行うことが望まれることなどを掲記したり、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金について、令和三年度への繰越額が多額に上っているなどの状況を記述したりしているところです。 Angry: 0.314 Disgust: 0.302 Fear: 0.572 Happy: 0.645 Sad: 0.370 Surprise: 0.613
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02:57:01 ~ 02:57:17 会計検査院長(森田祐司君)
会計検査院といたしましては、このようにコロナ関連事業等の検査に取り組んできたところですが、今後も、これまでの検査の結果や国会での御議論等も踏まえつつ、引き続き適切に検査を実施してまいりたいと考えております。 Angry: 0.295 Disgust: 0.274 Fear: 0.533 Happy: 0.656 Sad: 0.539 Surprise: 0.509
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02:57:17 ~ 02:58:00 矢田わか子君
やはり目的に沿った政策、景気効果についても、私は検証すべきだと思います。国会法百五条に基づき、改めて予備費の執行状況の透明性の向上について要請をいたします。後刻理事会で是非御検討をお願いしたいと思います。続いて、コロナ関係の給付金で多くの国民の皆さんから問題視をされました事例として、昨年末に実施されました子育て世帯に対する臨時特別給付について質問します。これ、政策目的が曖昧で、経済対策だったのか、子育て政策だったのか、それとも困窮対策だったのかと言われて、ちょっと給付の仕方が二転三転したものですよね。 Angry: 0.368 Disgust: 0.272 Fear: 0.445 Happy: 0.697 Sad: 0.396 Surprise: 0.581
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Angry: 0.467 Disgust: 0.348 Fear: 0.524 Happy: 0.427 Sad: 0.581 Surprise: 0.547
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02:58:00 ~ 02:58:39 矢田わか子君
資料二を御覧いただきますと、この子供一人当たりの十万円の給付金、半額の五万円をクーポン券として支給すること、最初指示されたわけですが、その事務経費九百六十九億円掛かるとの説明がありました。一方、この給付金は、所得制限が適用されるために、約二百万人の子供たち、支給対象外になったわけです。クーポン券方式を採用しなかったならば、不支給の子供たち一人当たり、単純計算ですが、四万八千四百五十円渡せたということでもあります。この給付金の執行について、課題、反省点、総理からお願いします。 Angry: 0.459 Disgust: 0.227 Fear: 0.580 Happy: 0.494 Sad: 0.403 Surprise: 0.605
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02:58:39 ~ 02:59:11 内閣総理大臣(岸田文雄君)
子育て世帯への給付については、できる限り早期に給付を実行するとともに、地域の事情に応じて柔軟な対応を行うこととし、自治体の判断で、プッシュ型を基本とした、現金かクーポンか、一括か二段階かといった給付方法の選択ができることといたしましたが、結果としてほとんどの自治体で現金給付方式が採択されたと承知をしております。 Angry: 0.381 Disgust: 0.274 Fear: 0.543 Happy: 0.687 Sad: 0.408 Surprise: 0.538
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02:59:11 ~ 03:00:13 内閣総理大臣(岸田文雄君)
そもそも今回の給付は、新型コロナが長期化し、その影響が様々な人々に及ぶ中、真に困難な状況にある子供たちを支援するために児童手当の仕組みを活用して迅速に支給することとしたものであり、結果として所得制限を設けたわけですが、こうした所得制限を設けた場合でも、給付を行う必要性の高い子育て世帯に対して幅広く支援を行うことができたものと考えております。各制度における所得制限の在り方については、個々の制度の目的や支援方法に応じてそれぞれの制度において必要な、必要性が判断されるものと考えており、様々な制度やサービスの充実を重層的に行うことによって、子供に対する支援策全体として必要な支援が届けられるよう努力してまいりたいと考えております。 Angry: 0.485 Disgust: 0.298 Fear: 0.507 Happy: 0.546 Sad: 0.457 Surprise: 0.439
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03:00:13 ~ 03:01:02 矢田わか子君
児童手当の仕組みを活用してとおっしゃいましたが、今は九百六十万円以上の方々にも、今現在はですよ、特例給付ということで皆さんの、子供たち全員に行き渡っているんですよ、減額はされますけれどもね。ですから、それは違うと思います。かつ、クーポン券、結局採用したところは自治体のうち七自治体しかなくて、〇・四%しかなかったんです。ということは、このお金丸まま浮いたということでもあって、そういうことも含めて是非検討するべきだった。今からでも遅くないので、浮いたお金があるのであれば、所得制限掛けた世帯にでもやはりきちっと給付すべきだというふうに思います。そして、今回も、同様な支援策が今後も多分出てくるという場合において、行政におけるデジタル化を推進するなど、やっぱりこの事務手続のコスト引き下げていく必要があるというふうに思います。 Angry: 0.341 Disgust: 0.292 Fear: 0.510 Happy: 0.562 Sad: 0.534 Surprise: 0.513
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03:01:02 ~ 03:02:07 矢田わか子君
事務コストを増やす要因の一つにもこの所得制限というのはなっているわけです。資料二の上の段を御覧ください。今年の十月からです、実施されるこの児童手当の所得制限、システム改修で二百八十九億円使われるんですね。これをやらなければ、所得制限によって児童手当が不支給となる六十一万人の児童生徒に何らかの配分も可能となるわけです。この子育て支援、教育支援に関わる公的給付の所得制限はやはり複雑になっているんです。資料三、御覧ください。特に、岸田総理いつもおっしゃっている中間所得者層を分厚くするんだと、可処分所得を使えるようにするとおっしゃっていますけど、結局これだけ細やかな所得制限が引かれている中で、中間所得者層が本当に重い教育の費用を強いられて、支援を十分に受けられないというような実態となっているわけです。私、ずっと所得制限の撤廃、抜本的見直しをお願いしておりますが、先週金曜日に国民民主党として所得制限撤廃法案を参議院に提出させていただきました。 Angry: 0.627 Disgust: 0.335 Fear: 0.504 Happy: 0.442 Sad: 0.377 Surprise: 0.483
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03:02:22 ~ 03:03:19 国務大臣(牧島かれん君)
今委員からは、しっかりと行政コスト、事務負担をデジタルを通じて負担軽減になるように方向性を示すということを御提示いただいたというふうに受け止めております。大事な観点だというふうに私どもも考えております。既に公金受取口座登録制度の登録を開始させていただいておりますので、こうした公金受取口座情報を今年度中に円滑に利用開始することで、システム整備の準備、今しておりますが、利用が開始されれば、口座情報の確認、訂正作業など、こうしたものが省略できますので、給付に係る手続の簡素化、給付の迅速化が実現できると考えております。また、給付主体がその目的に沿った給付を行うために、現在でもマイナンバー制度による情報連携の仕組みを活用すること、これは可能でございますので、デジタル基盤の活用を積極的に行えるよう、デジタル庁としてできる協力は行ってまいります。 Angry: 0.220 Disgust: 0.223 Fear: 0.485 Happy: 0.776 Sad: 0.432 Surprise: 0.633
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03:03:19 ~ 03:04:00 国務大臣(野田聖子君)
お答えいたします。先ほど総理も答弁されましたけれども、例えば児童手当は、児童手当法に基づき、父母その他の保護者が子育てについての第一義的責任を有するという基本的な認識の下に、家庭等の生活の安定に寄与するとともに次代の社会を担う児童の健やかな成長に資することを目的として支給するものです。児童手当を始めとする各制度において所得制限を設けるかどうかは、個々の制度の目的や支援方法などに応じてそれぞれ判断されるものと考えています。 Angry: 0.554 Disgust: 0.445 Fear: 0.386 Happy: 0.728 Sad: 0.375 Surprise: 0.441
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03:04:00 ~ 03:05:15 矢田わか子君
さきの内閣委員会の参考人で明石市の泉市長が来られまして、本気で子供を応援すれば人口減少に歯止め掛かるし、経済も良くなるんやとおっしゃったんですね。もう今、日本は出生率一・三です、六年連続下落。そして、出生数も過去最少ですよ、八十一万一千六百四人ですよ。何とかやっぱりこれをもう一回立て直すために、本気でやはり日本が少子化対策についても取り組むべく、所得制限やっぱり撤廃について強く政府に求めたいと思います。最後に、時間なくなりましたけれども、留学生の受入れについて少しだけ触れたいと思います。先ほど小野田委員もおっしゃいましたけれども、この留学生の政策は、二〇〇八年の福田首相が当時、二〇二〇年までに留学生三十万人を受け入れるんだという計画を打ち出されて、もう去年、二〇一九年、三十一万人超えて、もう計画は達成されています。で、問題なのは、先ほどもあったとおり、やはりこの重層的な支援が留学生にはなされていて、この受入れをした国費の留学生に対しては、授業料、入学金の免除、入国と帰国の航空券、そして毎月々の奨学金も日本人の学生の倍以上出されているわけですよ。 Angry: 0.498 Disgust: 0.274 Fear: 0.472 Happy: 0.556 Sad: 0.411 Surprise: 0.539
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03:05:15 ~ 03:06:00 矢田わか子君
これまでこういうことをやってきたことに意義があるのかもしれませんが、今や中国、韓国については特にです、両国とも大きな経済発展を遂げて、相当の技術力も向上させてきています。賃金水準も韓国では今や日本を抜いているんですよ。そこに対して重層的にやる必要がありますかということなんです。留学生の日本企業の就職率、三割台しか推移しておりませんし、技術流出の実は可能性もあるわけです。こうした留学生に対し、我が国の政府が無償で教育を提供する必要が本当にあるのかどうか。一方で、このコロナ禍で日本の学生、中退したり休学した学生増えているんですよね。中退者はもう一・四倍の一千九百三十七人、休学者も一・三倍、五千八百五十五人ですよ。 Angry: 0.518 Disgust: 0.347 Fear: 0.501 Happy: 0.465 Sad: 0.435 Surprise: 0.535
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03:06:00 ~ 03:06:55 矢田わか子君
大学を諦める高校生、アルバイトしながら勉強する勤労学生、利子付きの奨学金を借りることしか知らない学生からしたら、これもう夢のような話。どうか見直しをお願いして、私の質問としたいと思います。一言総理からいただければと思います。ありがとうございました。 Angry: 0.414 Disgust: 0.347 Fear: 0.393 Happy: 0.656 Sad: 0.562 Surprise: 0.449
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03:06:23 ~ 03:06:50 内閣総理大臣(岸田文雄君)
外国人留学生の受入れについては、その趣旨にのっとって予算が有効に使われなければなりません。御指摘の点も踏まえて、本当に趣旨に沿った予算の使い方なのか、これは絶えず検証していかなければいけない課題だと思います。引き続き、文部科学省を中心にこうした課題についても議論を続けていきたいと思っております。 Angry: 0.345 Disgust: 0.238 Fear: 0.510 Happy: 0.565 Sad: 0.452 Surprise: 0.612
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Angry: 0.379 Disgust: 0.265 Fear: 0.455 Happy: 0.718 Sad: 0.403 Surprise: 0.584
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03:07:21 ~ 03:07:46 梅村みずほ君
日本維新の会の梅村みずほでございます。今日は初めて岸田総理に質問させていただきます。よろしくお願いいたします。まずは、シンプルな質問を総理にお願いしたいと思います。私は、この国の子供たちは誰一人たがわずこの国の宝だと思っておりますが、この認識は共有していただけますでしょうか。 Angry: 0.352 Disgust: 0.268 Fear: 0.319 Happy: 0.778 Sad: 0.527 Surprise: 0.527
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03:07:46 ~ 03:08:07 内閣総理大臣(岸田文雄君)
共有いたします。日本の将来を担う子供たちは国の一番の宝であると考えております。この考え方は、令和元年の子供の貧困対策に関する大綱の冒頭にも、日本の将来を担う子供たちは国の一番の宝である、明記をされています。 Angry: 0.479 Disgust: 0.329 Fear: 0.401 Happy: 0.653 Sad: 0.506 Surprise: 0.467
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Angry: 0.411 Disgust: 0.319 Fear: 0.251 Happy: 0.764 Sad: 0.671 Surprise: 0.355
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03:08:11 ~ 03:09:05 梅村みずほ君
力強く、ありがとうございます。けれども、現在日本の子供を取り巻く現状というのは大変シビアなものがございます。パネル御覧ください。資料一枚目になります。今国会は子供国会とも呼ばれておりまして、こども家庭庁の議論も様々私どもとさせていただいておりますけれども、政府の皆様も、何とか子供を大切にしよう、そして子供を増やそうと努力されていると理解しております。この子供ですけれども、先ほど矢田委員からもありましたけれども、出生数が八十一万人と、衝撃が先日走りました。政府は毎年五兆円超の予算をこの少子化対策関連予算として計上しておりますが、五兆円超、五兆円超と投じてきて、なかなか結果が表れていないというように思っております。この原因、野田大臣、どのように分析されていますか。 Angry: 0.388 Disgust: 0.226 Fear: 0.502 Happy: 0.581 Sad: 0.448 Surprise: 0.610
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03:09:05 ~ 03:10:08 国務大臣(野田聖子君)
お答えいたします。二〇二一年の出生数は、今御指摘のとおり、八十一万千六百四人と、過去最少となりました。少子化の進行、人口減少は我が国の有事ともいうべき大きな課題であります。少子化の原因としては、未婚化、晩婚化の進行、また夫婦の持つ子供の数の減少等がありますが、その背景には個々人の結婚や出産、子育ての希望の実現を阻む様々な要因が絡み合っていると考えています。このために、政府としては、少子化社会対策大綱に基づいて、安定的な財源を確保しつつ、結婚支援、妊娠、出産への支援、男女共に仕事と子育てを両立できる環境の整備、地域社会による子育ての支援、多子世帯への支援を含む経済的な支援など、ライフステージに応じた総合的な少子化対策に大胆に取り組むことで、個々人の結婚や出産、子育ての希望の実現を阻む隘路の打破に強力に取り組んでまいりたいと思います。 Angry: 0.469 Disgust: 0.327 Fear: 0.487 Happy: 0.575 Sad: 0.422 Surprise: 0.525
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03:10:08 ~ 03:10:33 国務大臣(野田聖子君)
これまで効果があったかどうかというと、当然、下がっているわけですから、その使い方に何かずれがあったのだと考えられるとするならば、こども家庭庁等々御議論いただく中でしっかりと総合的に見直して、必要なところに必要な予算が行くように取り組まなければならないと痛感しています。 Angry: 0.326 Disgust: 0.184 Fear: 0.650 Happy: 0.452 Sad: 0.482 Surprise: 0.637
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03:10:33 ~ 03:11:00 梅村みずほ君
大臣、御答弁ありがとうございました。本当に複合的な要因があるかと思いますけれども、私は抜本的な改革やっぱり必要だと思っているんですね。国民負担率、令和二年度の実績でいいますと四七・九%ということで、稼ぎの半分近くがやっぱり国庫に入っているわけです。自分一人の人生を何とか回していくのも大変だ、そんな中で人の人生も考えていくことができないというような現状もあろうかと思います。 Angry: 0.324 Disgust: 0.256 Fear: 0.470 Happy: 0.652 Sad: 0.457 Surprise: 0.587
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03:11:00 ~ 03:12:06 梅村みずほ君
結婚も遠のいていくし、子供もやはり二人産みたいけれども一人という人も多いんではないかと思います。そうしたときに、社会保障見直したいなと思っています。年金制度、綻んでいると私は思っております。現役世代はもう感じていると思います。自分が高齢者になったときに、今の高齢者の方が受け取っているだけの額を受け取ることができないだろう。そして、自分の子供たちの世代になれば負担はもっと重くなる。人口動態というのが逆ピラミッドになっているという現状を直視して、社会保障にメスを入れなくてはいけない。私どもは、ベーシックインカム、最低所得保障というものを訴えさせていただいております。もう全ての方に、子供からお年寄りから赤ちゃんから、生まれている人、今この日本にいる人全てに毎月定額給付していく。そして、もちろん、未来に対する夢を描いていただける、そういった社会保障のシステムが必要だと思っております。政府がやっていらっしゃる対策というのは重要なことばかりだと思うんですけれども、抜本改革あってそのお金が生きてくるのではないかというふうに思っております。 Angry: 0.479 Disgust: 0.350 Fear: 0.533 Happy: 0.512 Sad: 0.462 Surprise: 0.493
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03:12:06 ~ 03:13:04 梅村みずほ君
さて、今日は子供の未来のことを一緒に考えていただきたいと思いまして、いじめについてお話をしたいと思います。二〇一三年にいじめ防止対策推進法が制定されて九年たっておりますが、凄惨ないじめというのがまだなくなっておりません。自死を選ぶ子供たちが後を絶っておりません。いじめ問題の論点なんですけれども、お手持ちの資料二枚目にございます。私がざっと列挙するだけでも四、五十項目にわたるというふうに思っております。ちょっとパネル、文字が見にくいんですけれども、例えばLINEなどのサイバー空間を含めましたいじめの多様化、初期対応の遅さ、教職員の多忙化や教師自らが加担するケースというのもあるやに聞いております。加害者の対応など、これまで私、委員会質疑でも重ねてまいりました。中でも、教育委員会や学校の隠蔽体質、これは大変に深刻であると考えております。もちろん、日夜子供たちのために必死に頑張っていらっしゃる先生方たくさんいらっしゃることは承知しております。 Angry: 0.487 Disgust: 0.277 Fear: 0.443 Happy: 0.561 Sad: 0.445 Surprise: 0.480
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03:13:04 ~ 03:14:17 梅村みずほ君
また、教育委員会の皆さんも、必死に子供の命と人生と心と体守ろうと頑張っていらっしゃるところもあります。けれども、やはりニュースに上がってくるのは教育委員会の隠蔽体質であったりとかずさんな対応、これは余りに多いというふうに感じております。三枚目の資料、御覧くださいませ。いじめの重大事態とされるものというものは主に死亡事案と不登校事案とあるわけなんですけれども、学校の協議会などで解決を見ない場合は市区町村の教育委員会主催の第三者調査委員会で調査することになることが多うございます。その結果やプロセスに疑いがあると市区町村長が認める場合は市長直轄の第三者調査委員会というのが開かれるわけなんですけれども、現在全国的に散見されるのは、教育委員会主催の調査委員会による不誠実対応であったりとか隠蔽体質です。例えば、公平、公正性を欠きます委員の選定がなされましたり、あとは加害を疑われる児童生徒へのヒアリングが行われていなかったり、また調査がいたずらに長期化したり、また調査結果で殊更に家庭環境を疑われるような記述に遺族が傷つくということもございます。 Angry: 0.579 Disgust: 0.291 Fear: 0.475 Happy: 0.468 Sad: 0.408 Surprise: 0.476
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03:14:17 ~ 03:14:48 梅村みずほ君
昭和三十一年の地教行法のスタートから教育長公選制がなくなって民意を反映しにくいシステムとなっているのではないかと思いますし、今や制度疲労を来して、教育行政の組織を守るための組織となっている側面もあるのではないかというふうに思っております。そこで、総理にお伺いしたく思います。教育委員会制度の廃止若しくは必置規制の見直しは必要ではないでしょうか。 Angry: 0.650 Disgust: 0.291 Fear: 0.454 Happy: 0.462 Sad: 0.417 Surprise: 0.452
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Angry: 0.788 Disgust: 0.368 Fear: 0.377 Happy: 0.485 Sad: 0.357 Surprise: 0.425
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03:15:02 ~ 03:16:15 内閣総理大臣(岸田文雄君)
このため、教育行政については、選挙で選出される首長の判断によって教育内容等が大きく左右されることがないよう教育委員会制度が設けられていると承知をしています。こうしたことから、御指摘の教育委員会制度の廃止などは慎重に対応すべきであると思いますが、例えばいじめ問題のように教育委員会と児童相談所などの関係機関が一体となって対応すべき事案については、行政の混乱が生じないよう留意しつつ、首長部局と教育委員会相互の連携等を強化していくことが重要だと考えます。今後は、こども家庭庁、法案の、法律の成立をお認めいただいたならば、こども家庭庁が司令塔機能を発揮して、全ての子供の健やかな成長を、学びと育ちの両面から文部科学省など関係省庁や地方自治体と協力、連携して子供たちを支援していきたいと考えております。 Angry: 0.636 Disgust: 0.270 Fear: 0.417 Happy: 0.543 Sad: 0.375 Surprise: 0.444
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03:16:15 ~ 03:16:40 梅村みずほ君
ありがとうございます。総理、総理のお考えでは、今のところ必置規制の見直しというのは必要ないというふうに考えていらっしゃるのかなと思いますけれども、政治的中立性というお言葉ありました。けれども、この教育行政の最上位に位置しているのは文科大臣です。文科大臣は政治家です。この段階で政治的中立性というのは担保できていないと思うのですが、総理はいかがお考えですか。 Angry: 0.617 Disgust: 0.294 Fear: 0.391 Happy: 0.536 Sad: 0.464 Surprise: 0.424
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03:16:40 ~ 03:17:03 内閣総理大臣(岸田文雄君)
まず、国は、全国的な教育の機会均等と教育水準の維持向上を図る観点から、学校教育法等の制度の枠組みや学習指導要領といった全国的な基準を定めるなどの役割を果たしています。 Angry: 0.737 Disgust: 0.311 Fear: 0.477 Happy: 0.631 Sad: 0.222 Surprise: 0.516
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03:17:03 ~ 03:17:56 内閣総理大臣(岸田文雄君)
学校の設置管理者である各教育委員会のように、児童生徒に直接教育を実施するなどの立場にはないと承知をしています。このような教育行政における国と地方の役割分担を踏まえて、文部科学大臣が全国的な見地から教育行政を行っているものであり、直接的に政治的中立性が問題になるということはないと考えています。いずれにせよ、日頃から首長部局と教育委員会が相互の連携等を強化していくことが重要であり、国においても、今後、こども家庭庁が司令塔機能を発揮し、全ての子供の健やかな成長を、学びと育ちの両面から文部科学省など関係省庁と協力、連携して子供たちを支援していきたいと考えております。 Angry: 0.629 Disgust: 0.263 Fear: 0.401 Happy: 0.637 Sad: 0.343 Surprise: 0.503
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03:17:56 ~ 03:18:08 梅村みずほ君
総理、ありがとうございます。先ほど私、社会保障の点で、生きたお金にするためには抜本的な改革、こういった制度の変更も必要なのではないかというようなことを申し上げましたけれども、これ、まさにそうなんです。 Angry: 0.244 Disgust: 0.269 Fear: 0.499 Happy: 0.680 Sad: 0.511 Surprise: 0.558
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03:18:08 ~ 03:19:12 梅村みずほ君
スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、年々予算上がってきています。大体七十億円ほど毎年計上していただいているんですけれども、たくさんの保護者の方、いじめの被害に遭われた方、保護者の方等お話聞いていますと、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、全然機能していないという声多いんですね。それ何でかといったら、臨床心理士さんが割と多数を占めていらっしゃるんですけれども、傾聴するんです。アドバイスは具体的になさらないんですよ。でも、アドバイス具体的にしてもらわないと、いじめって解決しないんですね。予算ばっかり増やして人配置したとしても、役に立っていないと意味がないんです。そして、教育委員会という体質というものがこびりついていると、幾らいい制度を導入してもはじかれてしまうということがあるんじゃないかと思っているんです。なので、体制を見直す、制度を見直すことと、お金をその制度設計したこのプランでというところに適切に投じてもらう、そうでないと生きたお金にならないのではないかというふうに危機感を強めているわけなんです。 Angry: 0.492 Disgust: 0.271 Fear: 0.511 Happy: 0.463 Sad: 0.431 Surprise: 0.551
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03:19:12 ~ 03:20:01 梅村みずほ君
ありがとうございます。今日は、実はこの委員会室に、中学一年生でいじめを受けて自殺なさった名古屋の女の子の御家族が傍聴にいらっしゃっています。優しくて活発で大好きだったお姉さんを亡くした六つ年下の弟さんもいらっしゃいます。亡くなった子供たちにも兄弟がいたりするんですね。そして、亡くなった子供たちにも同級生がいます。しっかりとこういったいじめ対策をしていただかないと、柔らかな心に鉛のようなものを抱えたまま大人にならなくてはいけないのではないかと思っております。大切な人を失った御遺族の止まった時計を動かすために必要なのは、まず真実を知ることです。そして、かなうなら家族を追い詰めた人から心からの謝罪をしてほしい、二度とこのような悲劇を起こさないでほしい。 Angry: 0.361 Disgust: 0.233 Fear: 0.483 Happy: 0.449 Sad: 0.661 Surprise: 0.466
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03:20:01 ~ 03:20:19 梅村みずほ君
遺族が真実を知ることの必要性と重要性について、先日は松野官房長官から前向きなお言葉をいただきました。この遺族が真実を知る必要性と重要性、総理はいかがお考えですか。 Angry: 0.451 Disgust: 0.289 Fear: 0.480 Happy: 0.604 Sad: 0.378 Surprise: 0.602
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03:20:19 ~ 03:21:43 内閣総理大臣(岸田文雄君)
まず、いじめを背景とした自殺が、自殺をした、こうした事案が発生した場合に、御遺族の、事実関係を明らかにしたい、何があったのかを知りたい、こうした切実な思い、これを理解し、御遺族に寄り添い、対応を当たること、これはまず極めて重要な姿勢であると認識をいたします。いじめ防止対策推進法では、いじめにより生命や心身、財産に重大な被害が生じた疑いがある場合には、事実関係を明確にすることに加えて、同種の事案が二度と起こらないよう再発防止に努めることを目的として学校や教育委員会において調査を行うということにしているわけですが、その事案によっては、家庭環境などを背景として教育委員会や学校のみでは根本的な解決が難しいものもあることを踏まえて、各自治体などにより更に調査を行う必要があると判断した場合には再調査に着手し、徹底して事案の解明と再発防止に努める、このようにしております。 Angry: 0.617 Disgust: 0.289 Fear: 0.498 Happy: 0.535 Sad: 0.329 Surprise: 0.424
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03:21:43 ~ 03:22:10 内閣総理大臣(岸田文雄君)
今後とも、いじめによって痛ましい事案が起こらないよう、いじめ防止対策推進法などの趣旨の周知徹底を図るとともに、こども家庭庁が司令塔機能を発揮し、関係省庁が協力、連携し、子供の視点に立ったいじめ防止対策が効果的に実施されるよう、これしっかり取り組んでまいらなければならないと強く感じております。 Angry: 0.668 Disgust: 0.272 Fear: 0.461 Happy: 0.471 Sad: 0.383 Surprise: 0.401
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03:22:10 ~ 03:23:12 梅村みずほ君
総理、ありがとうございました。本当におっしゃるとおりだというふうに思っております。誰にいつ何を言われて苦しかったのか、そして命を絶つことだけが唯一の希望になってしまったのはどうしてなのか、これを知るというのは遺族にとっても大変苦しいことでもあります。けれども、そういった個人の尊厳に向き合い、受け入れていかなければ、御遺族は前に進むことができないという現状があります。亡くなった子供の真実を明らかにするというのは遺族にとってのグリーフケアでもあると、そのように思っています。しかし、このいじめ問題でよく聞きますのは、資料の開示請求などもよくなさるんです。いじめのこの調査というのも大変長く調査期間が取られることもありまして、遺族は何とか知りたいと様々な情報を集めようとするんですけれども、いわゆるマスキング、黒塗りですね、資料で取り寄せたけれども何のことか全く分からないということもありますし、弁護士を通した二十三条照会をしても拒否をされると。 Angry: 0.472 Disgust: 0.278 Fear: 0.501 Happy: 0.444 Sad: 0.521 Surprise: 0.480
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03:23:12 ~ 03:24:01 梅村みずほ君
あれは義務であるにもかかわらず拒否をされるというようなケースもございます。そして、調査の記録自体がないというふうに言われることもあって、遺族は大変苦しんでいらっしゃいます。そして、私、子供が二人おりますので、選挙戦を戦いましたときにも、いじめ問題、不登校問題、虐待問題を何とかしたいんだというふうに国会に送り込んでいただいたんですが、様々な御遺族、被害者とお話をしていますと、やはり先ほど言ったような、真実を知りたい、できるならば謝ってほしい、手を合わせてほしい、そして再発を防止してほしいと。それでもやっぱりこじれてどうにもならない場合、訴訟を起こされる場合というのがあるんですね。御遺族は、市長を恨む、市区町村長を恨むということは余りないというふうに聞いております。 Angry: 0.623 Disgust: 0.283 Fear: 0.503 Happy: 0.355 Sad: 0.475 Surprise: 0.423
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03:24:01 ~ 03:25:01 梅村みずほ君
学校の対応であったりとか教育委員会の対応が恨めしい、そして、真実を知りたいというふうに訴訟を起こしても、金が目的だと言われるようなことがあるというふうにも聞いています。けれども、やはり学校の先生を訴えたいというような指導死というケースもありますけれども、公務員というのはやはり守られていて、なかなか個人に対しての賠償というのもありません。そういったところで歯がゆい思いをしている御遺族もいらっしゃいます。これは子供だけに限ったことではありません。大切な家族を失って、それが誰かからの影響によるものであれば、その真実を知りたい、追い詰めた人から謝罪をしてほしい、再発防止をしてほしい。総理は聞く力があるとお伺いしています。是非胸に手を当てて聞いてみてください。第三者による調査をしてほしいと、国のために尽くしていた家族の死の真相を明らかにしてほしいと言っていた方がいらっしゃると思います。 Angry: 0.587 Disgust: 0.293 Fear: 0.386 Happy: 0.514 Sad: 0.512 Surprise: 0.422
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03:25:01 ~ 03:26:02 梅村みずほ君
お心当たりありませんでしょうか。総理、ありがとうございます。お名前をおっしゃってくださって、私は良かったというふうに思っています。文部科学省も教育委員会も、やはり上を見ることがあると思います。 Angry: 0.383 Disgust: 0.299 Fear: 0.355 Happy: 0.747 Sad: 0.522 Surprise: 0.512
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03:25:19 ~ 03:25:44 内閣総理大臣(岸田文雄君)
今お話聞いていて様々思いを巡らせてみますが、例えば森友問題における赤木さんのケース、御遺族の方々が真相を知りたいということをおっしゃっている、こうしたケースはあったと思います。 Angry: 0.174 Disgust: 0.203 Fear: 0.352 Happy: 0.915 Sad: 0.511 Surprise: 0.560
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03:26:02 ~ 03:26:27 梅村みずほ君
水は川上から川下に流れますので、遺族の方たちが苦しんでいる、本当のことを知りたいという要求に総理が現場では応えてくださいねと言うのであれば、私は総理こそその範を示していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 Angry: 0.446 Disgust: 0.270 Fear: 0.377 Happy: 0.549 Sad: 0.667 Surprise: 0.329
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03:26:27 ~ 03:27:17 内閣総理大臣(岸田文雄君)
まず、赤木さんがお亡くなりになったことについては、改めて謹んで御冥福をお祈りし、御遺族の皆様方にお悔やみを申し上げます。そして、委員御指摘のように、例えばこのいじめによってお亡くなりになった方のその被害者家族の皆さんの、事実を明らかにしたい、何があったか知りたい、こういった切実な思いを理解し、御遺族に寄り添い、対応することは重要であると思い、同様に、この赤木さんのケースにおいてもこうした御遺族の思いに応えなければならない、このように思います。 Angry: 0.305 Disgust: 0.141 Fear: 0.471 Happy: 0.343 Sad: 0.818 Surprise: 0.379
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03:27:17 ~ 03:28:07 内閣総理大臣(岸田文雄君)
そして、これは委員会でも、国会でも度々申し上げておりますが、これまで、財務省において自ら非を認めた調査報告書を取りまとめている、また会計検査院も二度にわたる検査報告を国会に提出している、また第三者である検察の捜査も行われ、結論が出ている、こうしたことではありますが、その上で、この問題に対して政府としては引き続き真摯に向き合い、今後も必要に応じてしっかり説明をしていく、こういった姿勢については説明をさせていただいている次第であります。 Angry: 0.749 Disgust: 0.184 Fear: 0.525 Happy: 0.425 Sad: 0.166 Surprise: 0.608
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03:28:07 ~ 03:29:00 梅村みずほ君
ありがとうございます。やはり教育委員会が主催している第三者調査委員会では、公平、公平性に欠く委員がいるということが度々遺族から上がっています。非を認めた調査だということなんですけれども、奥様が知りたいことは、誰に何をいつどう言われたのか、どういうふうに追い詰められていったのかというようなこの心情の変化でもあります。それに応えているかどうかということを、是非とも胸に手を当てていま一度聞いていただきたいというふうに思いますし、やはりそういった姿勢を見ています。この霞が関で働いている方々もそうです。私は、子供のいじめをなくしたい、その一心です。いじめ自体はなくなることはないでしょう。けれども、その後の対応が必要です。子供に罰を与えるということも大事だと思います。最後に、法務大臣に聞きたいと思います。 Angry: 0.572 Disgust: 0.330 Fear: 0.399 Happy: 0.571 Sad: 0.497 Surprise: 0.433
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03:29:00 ~ 03:29:35 梅村みずほ君
十四歳の刑事責任年齢ですが、私は中学入学相当で発生させるべきだと思っています。保護者も子供もいる場所で、あなたたちは今から中学生、社会的にも責任を負っていくんですよと、刑事責任が発生するんですよと。同じ月で生まれた子でも一年近く離れた子でも、体格の違い、精神の成熟度の違いございます。いかがでしょうか。十四歳という刑事責任年齢、たまに問題になることございます。刑事責任年齢の発生のタイミングについてお聞かせください。 Angry: 0.599 Disgust: 0.300 Fear: 0.484 Happy: 0.477 Sad: 0.386 Surprise: 0.498
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03:29:40 ~ 03:30:00 国務大臣(古川禎久君)
はい。委員の問題意識は、十四歳未満の者は刑事責任能力がないとされているために、同じ学年にもかかわらず、十四歳か十三歳か、それで犯罪となるかどうかが分かれてしまうというふうなところに問題意識をお持ちなのだというふうに思います。 Angry: 0.527 Disgust: 0.300 Fear: 0.434 Happy: 0.585 Sad: 0.409 Surprise: 0.506
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03:30:00 ~ 03:31:02 国務大臣(古川禎久君)
刑事責任を負わせるためには、是非弁別能力と行動制御能力が必要であると。そして、そのためには、一定の年齢に達しない者は一般的、類型的にこれらの能力が未熟であることなどから、刑法上、十四歳未満の者の行為は罰しないこととされているわけです。お尋ねのように、特定の日を区切るということにする場合に、そうなりますと、一般的、類型的な成熟度を示す年齢ではなくて年度を基準とすることにその合理性があるのかどうかという問題、あるいは、人によっては、その誕生日が違いますから、それぞれ、人によっては最大で一年近くの差が生じてしまう、そのことに合理性があるのかどうかといった、この刑事責任能力を有する年齢を定める趣旨に照らしたときに様々問題があるというふうに考えております。 Angry: 0.706 Disgust: 0.263 Fear: 0.375 Happy: 0.592 Sad: 0.224 Surprise: 0.511
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03:31:13 ~ 03:31:58 委員長(松村祥史君)
この際、委員の異動について御報告いたします。本日、矢田わか子さんが委員を辞任され、その補欠として芳賀道也君が選任されました。理事の補欠選任についてお諮りいたします。委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。御異議ないと認めます。それでは、理事に芳賀道也君を指名いたします。質疑を続けます。 Angry: 0.440 Disgust: 0.305 Fear: 0.474 Happy: 0.596 Sad: 0.479 Surprise: 0.521
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03:32:01 ~ 03:33:11 大門実紀史君
まず、現在の物価高騰対策に関連して幾つか質問をいたします。既に我が党は暮らしを守る緊急提案を打ち出して、政府にも申入れをし、質問でも取り上げさせていただいてきたところでございます。一つは、消費税を五%へ引き下げるということと、同時に、中小企業、特に個人事業者から猛反発が起きているインボイス制度の中止。二つ目は、賃金が上がらない下での物価高でございますので、賃上げを急ぐ必要があるということです。提案してまいりました、大企業の内部留保に課税をして、その財源で中小企業に手厚い支援をしながら最低賃金大幅に引上げを断行すべきだということでございます。三つ目は、まあよくもこんなときに年金を減額するのかという話で、年金削減ストップ、困窮する学生が増えておりますので、せめて学費を半額にということ、子供たちの学校給食費をゼロにということ。 Angry: 0.553 Disgust: 0.363 Fear: 0.562 Happy: 0.432 Sad: 0.336 Surprise: 0.543
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03:33:11 ~ 03:34:03 大門実紀史君
四つ目は、海外のエネルギー価格が高騰しておりますので、今こそ純国産の再生可能エネルギーの大普及に踏み出すこと。そして五つ目は、男女の賃金格差を今なくすということでございます。時間の関係で、この場では男女賃金格差の是正と消費税の問題を取り上げさせていただきます。まず、男女賃金格差の是正でございますけれど、政府は大企業に対して男女間の賃金格差の開示を義務付けることを決定されました。このことはもう二年ぐらい前から我が党が繰り返し求めてきたことでもありますので、一歩前進の方針を打ち出されたことを評価したいというふうに思います。 Angry: 0.579 Disgust: 0.360 Fear: 0.454 Happy: 0.491 Sad: 0.369 Surprise: 0.503
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03:34:03 ~ 03:35:00 大門実紀史君
その上で、今後の課題を考えたいと思いますけれども、企業に対する男女間の賃金格差の開示を義務付けるということは一歩前進ではあるんですけれども、義務付けされたから開示をすると、半分嫌々開示すると、こういうレベルでとどまっていいのかということでございます。欧米では、企業が自ら積極的に開示をする、男女格差の少ないことを自らアピールしようという企業が増えております。それはなぜかと申し上げますと、男女の賃金格差が少ない、また、女性社員、正社員が多い、役員が多い企業ほど将来性のある企業だとみなされるんですね。成長する企業だとみなされて、企業価値が高いと。 Angry: 0.587 Disgust: 0.364 Fear: 0.589 Happy: 0.427 Sad: 0.278 Surprise: 0.567
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03:35:00 ~ 03:36:09 大門実紀史君
ですから、投資家もそういう企業に投資をするということになりますので、経営者も主体的に積極的に男女格差をなくして、そのことを社会にアピールしようとする、欧米ではそういう企業が増えているところでございます。ところが、日本の企業、経済界は、そもそもこのジェンダー平等と経済の関係をよく理解していないんではないかというふうにまず思います。このグラフは、横軸がジェンダー平等の度合いを表します。縦軸が一人当たりのGDPでございます。もう見てもらったとおり、ジェンダー平等が進んだ国ほど一人当たりのGDPが高い。つまり、生活が豊か、言い換えれば一人当たりの労働生産性も高いということでございまして、つまり、ジェンダー平等が進んだ国ほど経済成長しているということが一目瞭然で分かります。 Angry: 0.471 Disgust: 0.375 Fear: 0.488 Happy: 0.612 Sad: 0.404 Surprise: 0.535
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03:36:09 ~ 03:36:41 大門実紀史君
日本は、ジェンダーギャップ指数、世界で百二十位ということでございます。OECDの中でいえばジェンダー平等が遅れて、そのことも一因となって経済も遅れているというふうに見て取れるわけでございます。野田大臣にお聞きいたしますけれども、なぜジェンダー平等が進んだ国ほど経済成長しているのか、野田大臣はいかがお考えでしょうか。 Angry: 0.318 Disgust: 0.215 Fear: 0.528 Happy: 0.630 Sad: 0.392 Surprise: 0.691
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03:36:41 ~ 03:37:09 国務大臣(野田聖子君)
お答えいたします。女性活躍、男女共同参画は、岸田内閣が掲げる新しい資本主義の基盤である個性と多様性を尊重する社会において不可欠な要素であります。特に、女性を含め、多様性の確保により、様々なバックグラウンドを持つ人がそれぞれの考えを言語化し、意見を闘わせる中からイノベーションが生まれることが期待されます。 Angry: 0.428 Disgust: 0.412 Fear: 0.408 Happy: 0.686 Sad: 0.447 Surprise: 0.491
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03:37:09 ~ 03:38:14 国務大臣(野田聖子君)
それが我が国の経済社会に活力をもたらし、持続的成長へとつながってまいります。ただし、幾ら女性の数がいても、いるだけ、そんたく発言だけでは何も生まれません。女性が組織の中で自らの考えをしっかりと述べる力を身に付けることを後押しするとともに、その力を発揮できる環境づくりを進めていく必要があります。フォン・デア・ライエン欧州委員長も、多様性は公平性の問題だけでなく、成長と技術革新を促進するものだと述べ、EUにおける企業役員への性別クオータ制を進めていると承知しています。先般政府決定いたしました女性版骨太の方針二〇二二において、今お話しいただきましたけど、男女間賃金格差に係る企業への開示の義務付けや女性デジタル人材の育成など女性の経済的自立、企業の女性役員比率ランキングの掲載や公共調達を活用した女性活躍の促進など女性登用目標達成を大きな柱として位置付けたところです。 Angry: 0.511 Disgust: 0.291 Fear: 0.440 Happy: 0.640 Sad: 0.387 Surprise: 0.544
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03:38:14 ~ 03:38:31 国務大臣(野田聖子君)
これに基づいて、女性が経済活動に参画することのメリットを官民で共有して一つ一つの課題を解決してまいりたいと存じます。なお、御著書をいただき、ありがとうございました。百二十二ページからしっかり読ませていただいたところです。 Angry: 0.318 Disgust: 0.262 Fear: 0.311 Happy: 0.829 Sad: 0.486 Surprise: 0.537
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03:38:31 ~ 03:39:06 大門実紀史君
配付いたしました資料が、今言及していただきました私の著書からの引用で恐縮でございますけれど、この本でございまして、「やさしく強い経済学」と申します。おかげさまで、先月発売でもう売り切れ状態で入手困難な状況でありますけれども、野田大臣と、ついでにといいますか、総理にも謹呈をしておりますので、読んでいただければと思いますが。 Angry: 0.210 Disgust: 0.223 Fear: 0.488 Happy: 0.737 Sad: 0.504 Surprise: 0.515
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03:39:06 ~ 03:40:12 大門実紀史君
この資料にありますけれども、アイスランドの女性首相が、今年一月四日、NHKの「クローズアップ現代」のインタビューに出てこられまして、アイスランドというのは経済成長が三・五%で、日本は〇・〇六ですから、大変な経済成長をしておりますし、ジェンダー平等世界一の国でございますね。なぜジェンダー平等が経済成長させるのかということをそのNHKの「クローズアップ現代」のインタビューで答えておられるのを、お配りした資料にございます。要するに、このアイスランドの女性首相、ヤコブスドッティル首相がおっしゃっているのは、男女が平等に働く環境になれば、女性が持っているリソース、要するに女性の発想力とか感性とか創造力だと思いますが、それが企業活動や経済に生かされて、新しい商品開発、新しい事業分野の展開を切り開くと、それが経済全体を成長させるのでアイスランドは高い成長を遂げてきたと。 Angry: 0.505 Disgust: 0.204 Fear: 0.458 Happy: 0.745 Sad: 0.214 Surprise: 0.661
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03:40:12 ~ 03:41:01 大門実紀史君
つまり、男女の賃金格差をなくすのは当たり前で、出産してもキャリアを続けることができる、育児休暇制度など公的支援、男性の家事への参加などはもちろんですけれども、要するに、経済面のジェンダー平等を進めれば、それが次の事業、産業を切り開く経済成長につながるということをおっしゃっているわけでございます。このことは、アイスランドだけじゃなくてIMF、国際通貨基金のレポートも示しておりまして、男女格差の解消は成長の推進力となると述べております、IMFのレポートですね。欧米の経済界の定説になってきているということであります。 Angry: 0.389 Disgust: 0.366 Fear: 0.464 Happy: 0.748 Sad: 0.324 Surprise: 0.566
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03:41:01 ~ 03:41:43 大門実紀史君
日本の財界、企業経営者も、この男女間格差を解消した方が自分の企業も伸びる、日本経済も伸びるということをもっとよく理解すれば、嫌々義務付けられてやるとかじゃなくて、もっと主体的に男女の賃金の格差にも取り組むのではないかというふうに思いますし、政府もそういう観点で女性が就労しやすいように公的支援を強化すべきではないかというふうに思います。岸田総理のお考えを聞きたいと思います。 Angry: 0.649 Disgust: 0.299 Fear: 0.301 Happy: 0.631 Sad: 0.442 Surprise: 0.390
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03:41:43 ~ 03:42:01 内閣総理大臣(岸田文雄君)
まず、近年は、多くの投資家が企業の女性活躍の状況を投資判断として重視してきているとか、また役員に女性がいる企業のパフォーマンスは高い傾向にあるとか、こうした指摘があります。 Angry: 0.395 Disgust: 0.319 Fear: 0.514 Happy: 0.600 Sad: 0.249 Surprise: 0.704
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03:42:01 ~ 03:43:10 内閣総理大臣(岸田文雄君)
このように女性を含めた多様性の確保、これは、多様な視点によるイノベーションを創出する、そしてそれが委員御指摘のように経済社会に活力をもたらす、こうしたことであると思います。日本の経済界においてもこうした考え方が徐々に広がっていると認識をしています。先ほど委員の方から、男女間賃金格差に係る企業への開示義務付け、これは嫌々ながらではないかという御指摘もありましたが、政府としても、今言った形で企業が評価されることが経済成長につながる、こういった観点からこうした制度の導入を考えているわけでありますが、こうした官民の取組によって社会全体が変化していき、そして日本のこの経済の成長につながっていく、こういった社会を実現するべく努力を続けていきたいと考えております。 Angry: 0.439 Disgust: 0.248 Fear: 0.448 Happy: 0.703 Sad: 0.378 Surprise: 0.538
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03:43:10 ~ 03:44:30 大門実紀史君
引き続きこの点ではよろしくお願いしたいと思います。次は、この問題とは違って、何度我が党が求めても総理が拒否をされている消費税減税の問題でございます。総務省の家計調査を基に作りました。物価上昇の生活への影響を年収階層別に見たものでございます。所得が低い層ほど物価高騰による家計の負担が重くなっている、大きくなっているということが分かるグラフです。消費税の負担率も所得が低い層ほど負担が、元々逆進性がありますので重くなっておりまして、一番向かって右、テレビからいくと右の方ですかね、年収二百万以下の層は、物価高の影響が四・三%の負担増、消費税の負担率が八・六%でございまして、この層はもう五%近くなっているんじゃないかと思いますが、消費税が五%に増税されたのと同じぐらいの負担増になっております。 Angry: 0.493 Disgust: 0.358 Fear: 0.480 Happy: 0.556 Sad: 0.429 Surprise: 0.474
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03:44:30 ~ 03:45:09 大門実紀史君
だからこそ今、逆進性の強い消費税を減税すべきではないかと、今もう決断すべきじゃないかと思います。もう一つ、今世界の国々で、あるいは国と地域でですね、どれぐらいの国が何らかの形で、いろんな形でありますが、付加価値税、消費税の減税に踏み出してきたかというグラフであります。実は、昨年の三月の予算委員会のときに、菅内閣のときに同じパネルを示しましたが、そのときは五十六でございました。 Angry: 0.573 Disgust: 0.314 Fear: 0.443 Happy: 0.640 Sad: 0.241 Surprise: 0.593
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03:45:09 ~ 03:46:11 大門実紀史君
それが今、これは八十七なんですけれど、実は今日の朝一つ増えたのが分かって、パナマが増えて八十八になったと思ったら、さっき入った情報で、また一つ増えて八十九になっております。何とか共和国というところですね、もうどんどん増えてちょっと覚え切れないんですけれども。これは、ウクライナ危機の物価高騰でまた急速に減税に踏み出している国がもう刻々と増えているわけであります。総理、もう何回もこの問題では決断をお願いし、決断をと言ってきましたけど、もうここまで来ると、あれこれじゃなくてですね、決断すべきときに日本も来ているんではないかと思いますが、いかがでしょうか。 Angry: 0.444 Disgust: 0.306 Fear: 0.556 Happy: 0.468 Sad: 0.403 Surprise: 0.567
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03:46:11 ~ 03:47:15 内閣総理大臣(岸田文雄君)
まず、ロシアによるウクライナ侵略がもたらした世界的な物価上昇によって、我が国においても電気代、ガス代、食料品などの生活に必要不可欠な必需品の物価が上昇しており、特に低所得者の負担感が相対的に増加している、このことはしっかり受け止めなければならないと思います。だからこそ、政府としては、四月に取りまとめた総合緊急対策において、今日も委員会の質疑の中において度々出てまいりましたが、ガソリン価格や小麦価格の価格上昇を抑制する様々な取組を用意をし、また低所得の子育て世帯に給付金を支給する、また地方創生臨時交付金を拡充して地方の事情に応じた給付金ですとか給食費支援、こうした支援をきめ細かく行う、こうした取組を進めています。 Angry: 0.669 Disgust: 0.331 Fear: 0.493 Happy: 0.463 Sad: 0.326 Surprise: 0.454
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03:47:15 ~ 03:48:11 内閣総理大臣(岸田文雄君)
このように、総合緊急対策では、コロナ禍にあり、そして物価が高騰している、こうした困難に直面し真に困窮されている方々にきめ細かく支援をお届けする、こうした取組を進めています。そして一方、御指摘の消費税についてですが、これ、御指摘のように多くの国々が付加価値税について様々な取組をしている、それはそのとおりかと思いますが、税制は国によって様々です。我が国においては、消費税は社会保障の安定財源と位置付けられています。そういったことから、この消費税減税については政府としては考えず、先ほど申し上げました様々な政策を重層的に用意する形で困窮されている方を支えていきたいと考えております。 Angry: 0.542 Disgust: 0.350 Fear: 0.548 Happy: 0.426 Sad: 0.447 Surprise: 0.474
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03:48:11 ~ 03:49:04 大門実紀史君
この八十九の国は同じなんですよ、何らかの形で付加価値税は社会保障を支える財源の一部になっているし、コロナ対策含めていろんな給付とかいろんな対策、低所得者対策もやってきているし、同じなんですよ、みんなやっているんですよ。それでも、それでもみんな決断して踏み出しているわけであります。総理はよく社会保障の安定財源とおっしゃいますけれど、社会保障、これレトリックなんですよね、財務省のですね。ひも付けされていると言っても、消費税の中の一部分と社会保障費の一部分をひも付けしているだけで、ほかの部分はひも付けされておりません。お金に色は付いておりませんので、どこがどう支えているかというのは全体ではですね、目的税じゃありませんからね。 Angry: 0.641 Disgust: 0.393 Fear: 0.562 Happy: 0.363 Sad: 0.440 Surprise: 0.451
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03:49:04 ~ 03:49:51 大門実紀史君
あと、安定財源というのは、これ取る方は安定していますよね、景気悪くても。取られる方は景気悪くても取られるので、何も安定していない、非常にきつい税になるわけですね。そういう点も含めて、もういろんなこと言われないで、決断するかどうかだと思うんですよね。私たちは、やっぱりずっと五%に減税すべきというのはありますが、衆議院では野党が当分の間でも減税という法案を出しましたけど、当分の間でも減税にもう決断すべきではありませんか。いかがですか。 Angry: 0.515 Disgust: 0.431 Fear: 0.512 Happy: 0.484 Sad: 0.497 Surprise: 0.430
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Angry: 0.474 Disgust: 0.381 Fear: 0.640 Happy: 0.282 Sad: 0.543 Surprise: 0.424
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03:50:03 ~ 03:51:09 内閣総理大臣(岸田文雄君)
そして、委員の方からそれはレトリックだという説明もありましたが、少なくとも社会保障を安定的に維持していく、こうしたために財源として消費税があるという考え方、こうした考え方は大変重要であると考えております。これを触ることの意味はどういうことなのか、こうしたことをしっかり考えていかなければならないと思います。また、当分の間等の御指摘もありましたが、これは、消費税はこれ機動的に変化させるということについてはかなり難しいシステムになっていると承知をしています。こうしたことも考え合わせたときに、現実的に対応するためには、先ほど申し上げました様々な政策を重層的に用意することが現実的であると考え、政府としては対策を用意をしている、こうしたことであります。 Angry: 0.466 Disgust: 0.328 Fear: 0.570 Happy: 0.452 Sad: 0.444 Surprise: 0.477
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03:51:09 ~ 03:52:29 大門実紀史君
システムとかも、それもどこの国も同じなんですよ。それでも決断してやっているということなんですね。一番効果があるからということなんですね。社会保障の話が出てきますけど、ちょっと、そもそもこの消費税って何なのかということなんですが、導入されたときに社会保障なんてこと一言もなかったんですよ。直間比率の是正だけだったんですよね。これは、この経過書いて、細かく、時間がないので読みませんけど、最初は一九八六年九月の税制根本改革と六十二年税制というところで、経団連が所得税の累進税率を緩和してほしいと、法人税の税率も下げてほしいと、その財源として国民が広く薄く負担する税体系という、直間比率の見直し、直接税を減らして、間接税、国民に広く負担してもらう消費税を導入しろと言い始めたところからずっと始まって直間比率の見直しになって、自民党がそれに応えて税制改正大綱を出して、竹下内閣で法案を出して実現したというときに、このときに社会保障、私、当時現場で運動していましたけど、社会保障のためなんて一言もなかったんですよね。 Angry: 0.468 Disgust: 0.317 Fear: 0.522 Happy: 0.486 Sad: 0.450 Surprise: 0.549
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03:52:29 ~ 03:53:19 大門実紀史君
結局、それから三十三年たって実際に行われたのは、実行されたのは、当初の目的どおり、直間比率の見直しなんですよね。つまり、消費税を増やして直間比率を、一九九〇年、消費税が導入された年ですね、それから去年ですね、七四対二六から五四対四六。経団連が、財界が求めたとおり、直間比率の是正、法人向け減税、大金持ち減税、最高税率引下げ、代わりに消費税がこういう形になって増えてきたということでありまして、何のことはないんですよ、直間比率の見直しと言って、そのまま実行したというだけのことなんですよね。 Angry: 0.481 Disgust: 0.330 Fear: 0.546 Happy: 0.462 Sad: 0.491 Surprise: 0.446
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03:53:19 ~ 03:54:09 大門実紀史君
ですから、よく見てくださいね。こちら側、これ収入の方ですよね。支出を考えますと、簡単に言いますと、社会保障を、社会保障をそれまでは直接税を主に支えてきたものを間接税が、消費税が肩代わりして、肩代わりさせられていると、これだけの話でございまして、で、総理言われたように、その一部をひも付けしているというのはあるかも分かりませんが、全体としては、経団連が、財界が求めてきたとおり、直間比率の見直しやって、消費税で肩代わりして社会保障を支えていると、支えるようなことを実行したと、結果としてですね、そういうことだと思いますが、一言いかがでしょうか。 Angry: 0.302 Disgust: 0.309 Fear: 0.434 Happy: 0.764 Sad: 0.461 Surprise: 0.504
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03:54:14 ~ 03:55:05 内閣総理大臣(岸田文雄君)
はい。御指摘のように、消費税の議論、当初においては直間比率の見直し、これが大きな論点であったということは私もそのとおりだと思いますが、その後の様々な議論の中で、消費税の取扱いについては、この予算との兼ね合いにおいて様々な努力、取組が続けられ、結果として今、社会保障を安定的に支える財源となっていると承知をしています。よって、これ、政府として何もしないと言っているわけではありません。消費税の引下げではなくして、他の様々な政策しっかりと用意して困っておられる方々の生活を支えていく、こうした政策を重層的に用意していきたい、このように申し上げている次第であります。 Angry: 0.673 Disgust: 0.379 Fear: 0.453 Happy: 0.497 Sad: 0.421 Surprise: 0.400
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03:55:13 ~ 03:56:10 委員長(松村祥史君)
他に御発言もなければ、質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。御異議ないと認めます。速記を止めてください。速記を起こしてください。これより討論に入ります。各会派の討論に先立ち、この際、御報告いたします。令和二年度決算についての内閣に対する警告及び令和二年度決算審査措置要求決議案については、理事会において協議の結果、お手元に配付の案文とすることに意見が一致いたしました。 Angry: 0.720 Disgust: 0.441 Fear: 0.453 Happy: 0.433 Sad: 0.379 Surprise: 0.429
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03:56:10 ~ 03:57:04 委員長(松村祥史君)
それでは、警告の案文を朗読いたします。内閣に対し、次のとおり警告する。内閣は、適切な措置を講じ、その結果を本院に報告すべきである。1国土交通省の建設工事受注動態統計調査において、所定の期限後に提出された過去分の調査票が同省の指示により書き換えられたことなどにより、平成二十五年四月以降の一部の受注高が二重に計上されていた事態が明らかとなり、また、三十一年一月に実施された政府統計の一斉点検では事態の発見に至らず、政策立案の根拠となる統計の信頼性が著しく損なわれたことは、極めて遺憾である。 Angry: 0.640 Disgust: 0.242 Fear: 0.486 Happy: 0.522 Sad: 0.300 Surprise: 0.573
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03:57:04 ~ 03:58:06 委員長(松村祥史君)
政府は、毎月勤労統計調査の不適切事案の発生以降、再発防止策を進める中で、統計制度の根幹を揺るがす事態が再び発生し、その発見及び対応が遅れたことを重く受け止め、建設工事受注動態統計調査の不適切事案が、GDPなど他の統計等に与えた影響を究明し、同統計調査が適正に遡及改定されるよう必要な対策を講じるとともに、政府統計全体に対する信頼を確保するため、不適切事案の徹底した検証と再発防止のほか、全ての基幹統計及び一般統計を対象とした政府統計の改善施策に取り組み、必要に応じて人員を増やすなど統計行政体制の強化を図るべきである。 Angry: 0.945 Disgust: 0.281 Fear: 0.577 Happy: 0.254 Sad: 0.121 Surprise: 0.448
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03:58:06 ~ 03:59:13 委員長(松村祥史君)
2新型コロナウイルス感染症拡大に伴うマスクの品薄状態に対処するための布製マスク配布事業によって生じた大量の在庫について、有効活用されないまま九億円を超える保管費用が発生していることに加え、実際の在庫枚数が計算上の在庫枚数よりも約五十三万枚少ないことが判明したにもかかわらず、必要な記録が残されておらず原因究明ができないことは、遺憾である。政府は、布製マスク配布事業における不適切な在庫管理により在庫枚数の差異が発生し、国に損失を与えた可能性が否定できない事態を生じさせたにもかかわらず、国会からの指摘があるまで明らかにしなかったことを真摯に反省し、緊急的に実施する事業であっても必要な記録を残すことを含め作業の進捗管理を徹底すべきである。 Angry: 0.855 Disgust: 0.312 Fear: 0.607 Happy: 0.136 Sad: 0.386 Surprise: 0.393
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03:59:13 ~ 04:00:22 委員長(松村祥史君)
3新型コロナウイルス感染症拡大に伴い多くの事業者が苦しい経済状況にある中で、経済産業省の職員二名が、虚偽の申請書類により持続化給付金四百万円及び家賃支援給付金約一千百五十万円を不正に受給する詐欺行為を行い、懲戒免職処分とされた上、有罪判決を下されたことは、極めて遺憾である。政府は、経済産業省職員が所管の制度を悪用したことは、給付金制度や不正受給対策を実施する同省に対する信用を失墜させ、国家公務員に対する国民の信頼を損なう事態であることを重く受け止め、二度と同様の事態が生じないよう再発防止に万全を期すとともに、職員一人一人が服務規律を遵守し、高い倫理観を持って業務に取り組むよう組織風土を改善し、信頼回復を図るべきである。 Angry: 0.922 Disgust: 0.327 Fear: 0.475 Happy: 0.283 Sad: 0.184 Surprise: 0.353
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04:00:22 ~ 04:01:01 委員長(松村祥史君)
4国土交通省の建築工事費調査について、令和三年一月から従来の都道府県経由ではなく同省が直接実施する方法に変更したことに伴い、調査票の配布が計画より大幅に遅れていることが明らかとなり、また、建設工事受注動態統計調査に係る不適切処理問題を受け、組織内の情報共有等の課題が指摘されている中で、同省において一年以上この事態が改善されなかったことは、遺憾である。 Angry: 0.871 Disgust: 0.142 Fear: 0.540 Happy: 0.200 Sad: 0.252 Surprise: 0.509
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04:01:01 ~ 04:02:02 委員長(松村祥史君)
政府は、公的統計の信頼回復が急務となっている中、不適切な事態が繰り返されていることを重く受け止め、国土交通省において早急に業務体制を立て直し、自ら原因究明及び組織体質の抜本的な改善を図るなど実効性のある再発防止策を講じるべきである。5飛行中の航空機に地上からの距離等の情報を電波によって与えるタカン装置について、海上自衛隊が管理する硫黄島飛行場の既設装置を新設装置へ換装する計画に係る検討が不十分で、既設装置等が障害物となり、令和元年九月の初度飛行点検において電波障害が発生して不合格と判定され、二年以上運用できない状況となっていたことは、遺憾である。 Angry: 0.879 Disgust: 0.347 Fear: 0.552 Happy: 0.184 Sad: 0.272 Surprise: 0.406
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04:02:02 ~ 04:03:16 委員長(松村祥史君)
政府は、新設タカン装置等が既設装置等を撤去しなければ所期の計画どおり運用できない事態となったことを重く受け止め、装置の換装計画はもとより、他の機材についても今般の事態を教訓として問題点の共有及び教育を徹底し、十分な検討を行った上で計画が立案されるよう再発防止に万全を期すべきである。6航空自衛隊のT4中等練習機等で使用するため既存の救命無線機の後継機として調達した新無線機について、調達要求事項の検討が不十分で、着水後正常に機能しない可能性があり、また、寸法が既存の無線機より大きく適切に収納できず、平成二十九、三十両年度に調達した五百十五個のうち四百九十六個が運用に支障が生じるおそれがあるとして、使用されていないことは、遺憾である。 Angry: 0.847 Disgust: 0.369 Fear: 0.510 Happy: 0.284 Sad: 0.299 Surprise: 0.371
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04:03:16 ~ 04:04:05 委員長(松村祥史君)
政府は、搭乗員の生命・安全を守るための重要な装備品である救命無線機について、収納方法等を十分に理解、確認せずに二か年度調達し、大多数が使用できない状況となっていることを重く受け止め、収納方法等を改善した上で早期に使用するとともに、装備品の調達に関する確認体制を強化するなど再発防止に徹底的に取り組むべきである。以上であります。議決案はお手元に配付のとおりでございます。それでは、御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います。 Angry: 0.681 Disgust: 0.451 Fear: 0.464 Happy: 0.484 Sad: 0.395 Surprise: 0.433
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04:04:05 ~ 04:05:09 杉尾秀哉君
私は、立憲民主・社民の会派を代表しまして、令和二年度、二〇二〇年度の歳入歳出決算四案と国有財産増減及び現在額総計算書に反対、また、国有財産無償貸付状況総計算書と内閣に対する警告決議、措置要求決議に賛成の立場から討論いたします。三次にわたる補正を経た二〇二〇年度の決算は、歳入百八十四・五兆円、歳出百四十七・五兆円、翌年度繰越額三十・七兆円、不用額三・八兆円と、いずれも過去最大となりました。その結果、決算のプライマリーバランスは八十・四兆円の赤字となっています。まず、新型コロナウイルスによる未曽有の感染拡大の中で、緊急対応が必要であったことを我々も決して否定するものではありません。しかし、巨額の予備費の計上を含め、いたずらに規模を膨らませた予算とそのずさんな執行の結果、史上空前の途方もない無駄遣いが行われました。 Angry: 0.566 Disgust: 0.301 Fear: 0.529 Happy: 0.458 Sad: 0.361 Surprise: 0.563
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04:05:09 ~ 04:06:01 杉尾秀哉君
まず、中小企業庁による持続化給付金事業です。電通やパソナなどが設立に関わった法人が事業を受託しましたが、再委託費率は何と九九・八%、必要なところに必要な給付が迅速に行われなかった一方、チェックが甘くなり、多額の給付金が詐取される事案が多数発生しました。その中に経産省のキャリア官僚や国税局職員まで加わっていたことが分かるに至っては、まさに開いた口が塞がりません。さらに、いわゆる中抜きの実態も全く分かっておりません。我々は、この事業の不透明な委託契約についても警告決議とするよう求めましたが、措置要求決議にとどまったことに対しては残念と言わざるを得ません。また、アベノマスクを象徴にと比喩されるいわゆる布マスク配布事業に至っては、世紀の愚策とまで言われました。 Angry: 0.710 Disgust: 0.331 Fear: 0.550 Happy: 0.308 Sad: 0.374 Surprise: 0.496
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04:06:01 ~ 04:07:03 杉尾秀哉君
誰も使わない布マスク事業に四百六十六億円もの巨額が投じられた上、結局八千三百万枚、百十五億円相当が使われないまま倉庫に山積みされ、巨額の保管費用まで垂れ流し続けられてきました。異物混入などの不良品は一五%にも上り、在庫管理に必要な記録を残していないという前代未聞のずさんさでした。さらに、コロナ予算関連では、ワクチン確保費用の問題も指摘せざるを得ません。これまでに八億八千二百万回分のワクチン購入に二兆四千億円の国費を支出していますが、政府は秘密保持契約を理由にワクチンの単価を一切公表しておりません。その一方で、モデルナ製ワクチンの大量廃棄も報じられておりまして、巨額の税金を投入された事業に必要な説明責任が果たされたとは到底言い難い状況です。本委員会での質疑では、巨額の予算を計上したコロナ予備費の使用についても論戦が闘わされました。 Angry: 0.711 Disgust: 0.336 Fear: 0.594 Happy: 0.281 Sad: 0.355 Surprise: 0.491
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04:07:03 ~ 04:08:00 杉尾秀哉君
そもそも予備費は、予見し難い予算の不足に充てるために使途を定めず計上するもので、予算の事前議決の例外として憲法で認められておりますけれども、当初予算のほかにも補正予算という制度があることから、国会開会中は原則として予備費の使用は行わないことが閣議決定されています。このことについては、我が会派の小沼議員ですね、小沼議員が何度も何度も取り上げてまいりました。ところが、実際には、国会開会中に多額の予備費を使用し、その理由も十分に説明されていない上、今国会中にコロナ対策の予備費を緊急経済対策に流用した上、その予備費が減った分を補正予算で埋め戻すという前代未聞の事態が発生しました。事ほどさように、憲法に保障された財政民主主義の形骸化は甚だしいものがあります。まさに議会制民主主義の危機でもあります。 Angry: 0.757 Disgust: 0.349 Fear: 0.561 Happy: 0.300 Sad: 0.294 Surprise: 0.455
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04:08:00 ~ 04:08:50 杉尾秀哉君
以上のような理由から、二〇二〇年度の決算四案と国有財産増減及び現在額総計算書に反対、また、地方公共団体等の公園緑地などに関する国有財産無償貸付状況総計算書については賛成をいたします。なお、今回は措置要求決議の数が二十と、この制度が始まった平成十五年度決算を除いては過去最多となりました。それだけ本委員会での質疑が活発に行われたことを示すと同時に、政府による予算支出の在り方に問題が多かったことを申し添えておきます。以上です。ありがとうございました。 Angry: 0.634 Disgust: 0.400 Fear: 0.424 Happy: 0.543 Sad: 0.427 Surprise: 0.412
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04:08:50 ~ 04:09:06 芳賀道也君
国民民主党・新緑風会の芳賀道也です。会派を代表し、令和二年度決算案などに反対の討論をいたします。また、内閣に対する警告、措置要求決議には賛成の立場です。 Angry: 0.703 Disgust: 0.405 Fear: 0.367 Happy: 0.618 Sad: 0.341 Surprise: 0.394
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04:09:06 ~ 04:10:08 芳賀道也君
国民民主党は、令和二年度予算案に反対しました。予算案の反対理由を超えるだけの予算執行での工夫が認められないため、決算案に反対いたします。反対の主な理由は三つです。第一に、執行された施策の多くが持続可能性に欠けることです。我が国の政治、行政が真摯に向き合うべきは、一千兆円を超える巨大な債務です。しかし、経済成長なくして財政再建なしの耳当たりの良いフレーズの下、この間に行われた財政支出では、持続的な成長や我が国の深刻な課題を十分に解決できていません。その結果、直ちに財政再建を目指すことが難しい状況にまで追い込まれています。過去には、戦後のハイパーインフレで、一九四五年から一九五一年の六年間に円の価値が百分の一に減り、消費者物価が百倍になりました。 Angry: 0.611 Disgust: 0.290 Fear: 0.507 Happy: 0.446 Sad: 0.422 Surprise: 0.498
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04:10:08 ~ 04:11:01 芳賀道也君
今年の四月から年金支給額が〇・四%下がりましたが、それどころではない塗炭の苦しみを今後国民全員が経験させられるかもしれません。少子化、人口減少の対策も効果が出ていません。住む人がいなくなれば、この国は滅びます。人口減少と少子化はあらゆる政策を実施して対処しなければなりません。そして、日本の次の産業をどう育てるか。かつてこの国を支えてきた電機産業などは既に中国やアジア各国に抜かれ、輸出産業は自動車一本立ちのような状況です。自動車産業を強くすると同時に、次の日本を支える産業を興す必要があります。反対の理由は、第二に、情報開示をおろそかにし、予算執行状況の透明性に欠けている問題です。 Angry: 0.593 Disgust: 0.367 Fear: 0.533 Happy: 0.406 Sad: 0.448 Surprise: 0.475
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04:11:01 ~ 04:12:03 芳賀道也君
本委員会では、ここ十年で最も多い二十件の措置要求決議があり、その中で予備費について複数の指摘があります。この新型コロナ対策予備費が、令和二年度、三年度合わせて十四兆六千五百億円も計上されたことも問題です。憲法に定める財政民主主義に反する巨額の予備費は到底容認できません。さらに、当初予算、補正予算、予備費の財源別に予算執行されていないため、予備費により執行額を切り分けて把握できない問題も措置要求決議で指摘、国民の血税の使い方を国民の代表たる国会議員が細かく把握できないことは民主主義国として深刻な問題です。一方、この間に行われていたのが統計不正。本委員会の警告決議でも、国交省の建設工事受注動態統計調査での二重計上の問題が指摘されました。 Angry: 0.670 Disgust: 0.304 Fear: 0.575 Happy: 0.338 Sad: 0.330 Surprise: 0.512
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04:12:03 ~ 04:13:05 芳賀道也君
この二重計上により、結果として建設工事受注統計の数字が水増しされています。二〇一九年の衆参国会審議で、厚労省の毎月勤労統計の不正が追及されたことも記憶に新しいところです。反対の理由は、第三に、コロナ対策の予算執行過程で専門的な知見や客観的な現状分析が生かされなかったことです。新型コロナ対策として、不織布マスクなら効果があるが布マスクでは効果が少ないという科学的な指摘があったにもかかわらず、一千四十四億円もの予算を掛けてアベノマスクを全世帯に郵送する愚策が行われました。本委員会の警告決議では、アベノマスクの不適切な在庫管理で九億円を超える保管費用が発生した問題や、在庫枚数が約五十三万枚不足していたのに必要な記録が残されていなかった問題を指摘。 Angry: 0.604 Disgust: 0.289 Fear: 0.588 Happy: 0.322 Sad: 0.413 Surprise: 0.525
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04:13:05 ~ 04:14:12 芳賀道也君
専門家の知見が軽んじられているということについては、学術会議のメンバー六人を政府が任命拒否したことで欠員が続いていることも忘れてはなりません。以上、第一に執行された施策の多くが持続可能性に欠けていたこと、第二に予算執行状況の透明性にも欠けていたこと、第三に新型コロナ対策で専門的な知見や客観的な現状分析に基づく予算執行がされなかったこと、この三つの理由で決算案に反対いたします。国民民主党は、正直な政治、偏らない政治、現実的な政治を追求します。予算でも決算でもこの視点から真摯に向き合うことを申し上げ、私の反対討論といたします。 Angry: 0.670 Disgust: 0.354 Fear: 0.485 Happy: 0.337 Sad: 0.424 Surprise: 0.430
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04:14:12 ~ 04:15:08 梅村みずほ君
日本維新の会の梅村みずほです。私は、会派を代表して、令和二年度決算の是認に反対、令和二年度国有財産増減及び現在額総計算書の是認に反対、令和二年度国有財産無償貸付状況総計算書の是認に反対、内閣に対する警告決議案、措置要求決議案には賛成の立場から討論をいたします。会計検査院が指摘した令和二年度決算検査報告書によれば、不当事項、意見表示、処置要求事項等の記載件数は二百十件、指摘金額は二千百八億円に上ります。これまでずっと指摘されてきた税金の無駄遣いや不適切な会計処理は一向に減っておりません。これが決算等に反対する第一の理由です。決算等に反対する第二の理由は、歳出における不用額と歳入の上振れが非常に巨額であるということです。 Angry: 0.738 Disgust: 0.393 Fear: 0.466 Happy: 0.400 Sad: 0.348 Surprise: 0.451
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04:15:08 ~ 04:16:01 梅村みずほ君
歳出の不用額は三兆八千八百八十億円、このうち新型コロナ対策予備費の不用額は五千七十九億円と、一三%にすぎませんでした。令和二年度は、確かに新型コロナにより様々な事業、イベント等が延期や中止となりましたが、新型コロナ対策予備費以外で三兆円以上の予算が未執行となった点は見過ごすことができません。歳入についても、税収、税外収入合わせて六兆二千百十二億円の増収があり、六兆円を超える税収の上振れが起きたことは、政府の経済財政見通し、政策実現の能力に疑問符を付けざるを得ません。決算等に反対する第三の理由は、政府の国民負担を増やす姿勢に賛同できないからです。令和元年十月、政府は消費税率を一〇%に引き上げました。 Angry: 0.690 Disgust: 0.342 Fear: 0.517 Happy: 0.322 Sad: 0.403 Surprise: 0.472
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04:16:01 ~ 04:17:06 梅村みずほ君
社会保障の負担も徐々に引き上げられています。租税負担率と社会保障負担率を合計した国民負担率の令和二年度の実績は四七・九%、昭和四十五年の二四・三%からは二倍近くに膨らんでいます。政府の主張は、消費税率引上げ分は全ての世代を対象とする社会保障のために使うというものです。しかし、消費税増税、支給年齢引上げ、受給金額引下げでしか継続できない綻びだらけのこの制度を続けるのは余りに無責任ではないでしょうか。現行の年金制度は本当に全世代型なのでしょうか。むしろ、世代間格差型社会保障ではないでしょうか。人口構成が逆ピラミッドとなっている現状を直視し、今こそベーシックインカム、最低所得保障や給付付き税額控除を検討すべきです。日本維新の会が掲げるベーシックインカムや給付付き税額控除は、大人、子供、高齢者関係なく、それこそ全世代が受け取ることのできる社会保障であり、少子化対策にも有効な政策です。 Angry: 0.607 Disgust: 0.425 Fear: 0.549 Happy: 0.384 Sad: 0.405 Surprise: 0.458
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04:17:06 ~ 04:18:06 梅村みずほ君
人口減少は国家の衰退と同義です。子供がいると豊かになれる、そんなインセンティブがないとこの国は未来を描けない現状にあるという危機感が欠如しているのではないでしょうか。かつての大阪は瀕死の状態でした。財政は逼迫し、住民サービスが低下、それでも政治家が自分の身分や地位や報酬にしがみつき、甘い汁のステークホルダーとともに政治を私物化。今の国は十年前の大阪さながらです。国民負担率は上がっているのに無駄遣いを垂れ流し、議員定数はこの夏の参議院選挙でも三議席増えます。他方、月百万円の文通費については、使途公開や余剰分の国庫返納を今国会で決断できず、時代遅れの金銭感覚を引きずっているのです。大阪で我々が御支持をいただいている理由は、吉村知事の人気だけではありません。身を切る改革で議員報酬や議員定数を減らして財源をつくり出し、教育無償化など次の世代に向けた予算を増やしてきたからです。 Angry: 0.591 Disgust: 0.380 Fear: 0.514 Happy: 0.417 Sad: 0.426 Surprise: 0.459
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04:18:06 ~ 04:18:52 梅村みずほ君
企業・団体献金を受け取らず、全方位の改革を行い、経済成長を促してきたからです。大阪では、現在、所得制限のない学校給食の無償化を継続しており、今年度からスタートした大阪公立大学では、府民を対象に、授業料、入学料の無償化を進めています。必要なことに府民、市民の税金が使われているという実感が御負託につながっていると自負しております。決算について厳しい目でチェックするとともに、政治家の姿勢についても厳しい目で見るべきだということを改めて主張しまして、私からの反対討論といたします。ありがとうございました。 Angry: 0.563 Disgust: 0.366 Fear: 0.442 Happy: 0.569 Sad: 0.430 Surprise: 0.398
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04:18:52 ~ 04:19:12 岩渕友君
私は、日本共産党を代表して、二〇二〇年度決算、二〇二〇年度国有財産増減及び現在額総計算書の是認に反対、二〇二〇年度国有財産無償貸付状況総計算書の是認に賛成、内閣に対する警告決議に賛成の立場から討論を行います。 Angry: 0.904 Disgust: 0.492 Fear: 0.463 Happy: 0.333 Sad: 0.203 Surprise: 0.341
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04:19:12 ~ 04:20:10 岩渕友君
二〇二〇年度決算に反対する第一の理由は、新型コロナウイルスの感染拡大によって国民の暮らしと雇用、中小・小規模事業者やフリーランス、医療機関等が深刻な打撃を受ける下で、手厚い支援を行うどころか、消費税一〇%を維持し、国民に自助と自己責任を押し付ける冷たい決算となっているからです。一般会計税収のうち消費税収が三分の一を占め、コロナ禍で国民に莫大な負担を強いる消費税頼みの財政運営が続いてきました。このことが消費を冷え込ませて、景気を悪化させ、格差と貧困を広げてきました。コロナ禍で安倍、菅政権が推し進めた全世代型社会保障は、社会保障費の自然増分を削減し、マクロ経済スライド連続実施による年金削減、生活保護費の段階的引下げなど、国民への給付減と負担増となりました。 Angry: 0.750 Disgust: 0.435 Fear: 0.503 Happy: 0.334 Sad: 0.379 Surprise: 0.308
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04:20:10 ~ 04:21:00 岩渕友君
三次にわたる補正予算でも、安倍、菅政権は、フリーランスや非正規労働者が求めた最低賃金の引上げ、減収に苦しむ医療機関への赤字補填、中小・小規模事業者に対する社会保険料減免、持続化給付金、家賃支援給付金の再支給等を拒否する冷たいものとなっているとともに、巨額の不正受給が明らかとなり、多重下請構造による委託費用の中抜きが問題となる中で、本来支給されるべき中小・小規模事業者に給付金が届かないという事態が多発しました。一方、四百五十六兆円もの内部留保を抱える大企業に5G普及のための減税などを行ってきました。大企業への優遇税制を改め、富裕層の累進課税強化へ踏み出すべきです。 Angry: 0.736 Disgust: 0.328 Fear: 0.493 Happy: 0.323 Sad: 0.364 Surprise: 0.460
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04:21:00 ~ 04:22:07 岩渕友君
また、GoTo事業やいわゆるアベノマスクの配布等に見られるコロナ対策に逆行する予算計上や、キャッシュレスポイント還元事業など新型コロナ対策に名を借りた予算の計上は容認できません。第二の理由は、巨額の軍事費です。二〇年度末の後年度負担は五兆五千三百三十億円となり、過去最高を更新しました。政府は、有償軍事援助、F35B戦闘機など高額の米国製武器の爆買いを進めてきました。菅政権が提出した第三次補正予算は、P1哨戒機等を前倒し取得する歳出化経費を計上しました。補正予算で兵器購入の前倒し、分割払を計上する安倍政権のやり方が常態化していることは問題です。発注済みの兵器の後年度負担分を繰り上げて払うことに緊急性はなく、まして経済対策ではありません。巨額な軍事費は財政を圧迫し、国民に必要な施策を行えない、危険性を増大するものです。 Angry: 0.726 Disgust: 0.443 Fear: 0.497 Happy: 0.464 Sad: 0.302 Surprise: 0.391
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04:22:07 ~ 04:22:47 岩渕友君
第三の理由は、東京外郭環状道路等の大企業向けの大型開発事業を進め、原発再稼働を強行し、核燃サイクルを温存するものだからです。東京電力福島第一原発事故によって今もふるさとに戻ることのできない方々がいます。原発ゼロを決断し、省エネ、地域と共生する再生可能エネルギーの導入こそ進めるべきです。なお、二〇二〇年度国有財産無償貸付は、公共の福祉に寄与するため、賛成とすることを述べて、討論といたします。 Angry: 0.762 Disgust: 0.398 Fear: 0.397 Happy: 0.409 Sad: 0.434 Surprise: 0.361
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04:23:01 ~ 04:24:16 委員長(松村祥史君)
御異議ないと認めます。それでは、これより採決に入ります。まず、令和二年度一般会計歳入歳出決算、令和二年度特別会計歳入歳出決算、令和二年度国税収納金整理資金受払計算書、令和二年度政府関係機関決算書の採決を行います。第一に、本件決算は、これを是認することに賛成の方の起立を願います。多数と認めます。第二に、内閣に対し、先刻朗読のとおり警告することに賛成の方の起立を願います。全会一致と認めます。よって、令和二年度決算につきましては、多数をもってこれを是認することとし、内閣に対し、先刻朗読いたしましたとおり警告すべきものと議決いたしました。 Angry: 0.533 Disgust: 0.349 Fear: 0.442 Happy: 0.650 Sad: 0.391 Surprise: 0.516
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04:24:16 ~ 04:25:00 委員長(松村祥史君)
次に、お手元に配付の令和二年度決算審査措置要求決議案につきまして、本委員会の決議とすることに賛成の方の起立を願います。全会一致と認めます。よって、本決議案は全会一致をもって本委員会の決議とすることに決定いたしました。次に、令和二年度国有財産増減及び現在額総計算書の採決を行います。本件につきましては、これを是認することに賛成の方の起立を願います。 Angry: 0.619 Disgust: 0.363 Fear: 0.429 Happy: 0.591 Sad: 0.359 Surprise: 0.495
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04:25:00 ~ 04:26:05 委員長(松村祥史君)
多数と認めます。よって、本件は多数をもって是認すべきものと決定いたしました。次に、令和二年度国有財産無償貸付状況総計算書の採決を行います。本件につきましては、これを是認することに賛成の方の起立を願います。多数と認めます。よって、本件は多数をもって是認すべきものと決定いたしました。なお、これらの案件の審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。御異議ないと認め、さよう決定をいたします。この際、令和二年度決算についての内閣に対する警告及び令和二年度決算審査措置要求決議について関係国務大臣から発言を求められておりますので、順次これを許します。 Angry: 0.617 Disgust: 0.367 Fear: 0.410 Happy: 0.591 Sad: 0.402 Surprise: 0.441
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04:26:10 ~ 04:26:38 国務大臣(鈴木俊一君)
ただいまの国会開会中における予備費の適切な使用について、予備費等の予算の執行状況に係る透明性の向上について及び貨幣回収準備資金において保有している金地金の有効活用についての措置要求決議につきましては、御趣旨を踏まえ、適切に対処いたします。 Angry: 0.559 Disgust: 0.256 Fear: 0.443 Happy: 0.733 Sad: 0.210 Surprise: 0.580
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04:26:47 ~ 04:27:08 国務大臣(金子恭之君)
ただいまの個人番号カードの普及等における不十分な取組についての措置要求決議及び建設工事受注動態統計調査における二重計上についての警告決議につきましては、御趣旨を踏まえ、適切に対処してまいります。 Angry: 0.695 Disgust: 0.315 Fear: 0.440 Happy: 0.588 Sad: 0.226 Surprise: 0.475
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04:27:16 ~ 04:27:29 国務大臣(古川禎久君)
ただいまの技能実習生の行方不明事案に対する不十分な実態調査についての措置要求決議につきましては、御趣旨を踏まえ、適切に対処してまいります。 Angry: 0.651 Disgust: 0.351 Fear: 0.480 Happy: 0.377 Sad: 0.373 Surprise: 0.394
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04:27:35 ~ 04:27:53 国務大臣(林芳正君)
ただいまの独立行政法人国際協力機構が管理する無償資金協力支払前資金の滞留についての措置要求決議につきましては、御趣旨を踏まえ、無償資金協力の適正かつ効率的な執行のため、適切に対応してまいります。 Angry: 0.792 Disgust: 0.475 Fear: 0.353 Happy: 0.500 Sad: 0.471 Surprise: 0.202
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04:28:04 ~ 04:28:27 国務大臣(末松信介君)
ただいまの国立研究開発法人日本原子力研究開発機構の不徹底な安全管理について及び旧国立競技場の解体に伴う収蔵品の保管場所確保に係る不適正な契約手続についての措置要求決議につきましては、御趣旨を踏まえ、適切に対処してまいります。 Angry: 0.721 Disgust: 0.379 Fear: 0.406 Happy: 0.628 Sad: 0.192 Surprise: 0.472
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04:28:34 ~ 04:29:30 国務大臣(後藤茂之君)
ただいまの布製マスク配布事業における不適切な在庫管理についての警告決議につきましては、御趣旨を踏まえ、適切に対処してまいります。また、放課後児童健全育成事業に係る子ども・子育て支援交付金の過大交付について、個人番号カードの普及時における不十分な取組について、技能実習生の行方不明事案に対する不十分な実態調査について、水道施設における耐震化対策等の進捗状況について、雇用調整助成金等における不正受給等の発生について、引きこもり状態にある方への支援について及び日本年金機構による可搬型端末の不適切な調達等についての措置要求決議につきましては、御趣旨を踏まえ、適切に対処してまいります。 Angry: 0.600 Disgust: 0.360 Fear: 0.523 Happy: 0.534 Sad: 0.312 Surprise: 0.423
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04:29:39 ~ 04:30:05 国務大臣(金子原二郎君)
ただいまの農地情報公開システムの低調な利用状況等について及び農地耕作条件改善事業における農地集積目標の低調な達成状況等についての措置要求決議につきましては、御趣旨を踏まえ、適切に対処してまいります。 Angry: 0.625 Disgust: 0.288 Fear: 0.392 Happy: 0.755 Sad: 0.237 Surprise: 0.491
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04:30:11 ~ 04:30:36 国務大臣(萩生田光一君)
ただいまの経済産業省職員による給付金詐欺事件についての警告決議、持続化給付金事業における不透明な委託契約等について及び災害時の住民拠点サービスステーションの不適切な運営状況等についての措置要求決議につきましては、御趣旨を踏まえ、適切に対処してまいります。 Angry: 0.851 Disgust: 0.339 Fear: 0.525 Happy: 0.260 Sad: 0.247 Surprise: 0.308
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04:30:43 ~ 04:31:13 国務大臣(斉藤鉄夫君)
ただいまの建設工事受注動態統計調査における二重計上について及び建築工事費調査に係る調査票配布の遅延についての警告決議並びに航空保安施設等の予備電源として保管している可搬形電源設備の不十分な耐震性についての措置要求決議につきましては、御趣旨を踏まえ、適切に対処してまいります。 Angry: 0.769 Disgust: 0.302 Fear: 0.603 Happy: 0.350 Sad: 0.170 Surprise: 0.458
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04:31:17 ~ 04:31:43 国務大臣(岸信夫君)
ただいまの新設TACAN装置等の換装計画に係る検討が不十分で運用できない事態について及びT4中等練習機等で使用するための救命無線機の不適切な調達についての警告決議につきましては、御趣旨を踏まえて適切に対処してまいります。 Angry: 0.660 Disgust: 0.336 Fear: 0.550 Happy: 0.369 Sad: 0.381 Surprise: 0.386
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04:31:51 ~ 04:32:09 国務大臣(牧島かれん君)
ただいまのデジタル庁における情報漏えい対策の徹底について及び個人番号カードの普及等における不十分な取組についての措置要求決議につきましては、御趣旨を踏まえ、適切に対処してまいります。 Angry: 0.776 Disgust: 0.381 Fear: 0.412 Happy: 0.506 Sad: 0.312 Surprise: 0.336
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04:32:09 ~ 04:33:01 委員長(松村祥史君)
二之湯国家公安委員会委員長。野田内閣府特命担当大臣。以上をもちまして関係国務大臣の発言は終了いたしました。次に、会計検査の要請に関する件についてお諮りいたします。 Angry: 0.546 Disgust: 0.355 Fear: 0.466 Happy: 0.601 Sad: 0.344 Surprise: 0.583
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04:32:15 ~ 04:32:31 国務大臣(二之湯智君)
ただいまの警察施設における非常用発電設備等及び通信機器の不十分な浸水対策についての措置要求決議につきましては、御趣旨を踏まえ、今後とも適切に対処してまいります。 Angry: 0.790 Disgust: 0.384 Fear: 0.470 Happy: 0.506 Sad: 0.215 Surprise: 0.405
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04:32:35 ~ 04:32:49 国務大臣(野田聖子君)
ただいまの放課後児童健全育成事業に係る子ども・子育て支援交付金の過大交付についての措置要求決議につきましては、御趣旨を踏まえ、適切に対処してまいります。 Angry: 0.738 Disgust: 0.389 Fear: 0.372 Happy: 0.691 Sad: 0.249 Surprise: 0.395
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04:33:01 ~ 04:34:34 委員長(松村祥史君)
国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査のため、会計検査院に対し、お手元に配付のとおり、予備費の使用等の状況について会計検査を行い、その結果を本委員会に報告するよう議長を経由して要請いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。御異議ないと認め、さよう取り計らいます。本日はこれにて散会いたします。 Angry: 0.567 Disgust: 0.366 Fear: 0.434 Happy: 0.469 Sad: 0.554 Surprise: 0.423
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00:00:00 | 中小企業,新型コロナウイルス感染症,委員長,支援策,資本主義,持続化給付金,安全保障,道路整備,岸田,生活環境,令和,日本経済,雇用調整助成金,経済活動,新型コロナ |
00:10:00 | 農林水産業,食料安全保障,ウクライナ,自然災害,原油価格,ロシア |
00:20:00 | 食料安全保障,努力目標,食料自給率,自給率,消費者,農林水産業,基本計画 |
00:30:00 | 食料自給力,農業技術,農業者,水産業,岸田,ウクライナ,スマート,生産性 |
00:40:00 | 濃厚接触者,お米,感染拡大,可能性,消費者,生産者 |
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01:30:00 | 骨太の方針,NATO,元総理,安倍,令和,金融資産 |
01:40:00 | 岸田,アベノミクス,説明責任,国会議員,中間層,事実確認 |
01:50:00 | 予備費,細田,三権の長,説明責任,自民党,議事録,透明性 |
02:00:00 | 予備費,説明責任,生活困窮者,ワーキングプア,予算委員会,田名部,補正予算,透明性,運用改善,私たち,決算委員会,食料安全保障,原油価格,ウクライナ,生産現場,給付金,小沼,財務大臣,議事録 |
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02:20:00 | ウクライナ,モルドバ,日本語教育,令和,G7 |
02:30:00 | 日本語教育,金子,愛知県,明治,農業者,老朽化,農水,日本語教師,公明党 |
02:40:00 | 観光地,観光産業,骨太の方針,付加価値,令和,補正予算,予備費 |
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04:20:00 | 令和,補正予算,全会一致,大企業,不正受給,行方不明,実態調査,金子,予備費,委員会,国有財産,事業者,菅政権,技能実習生,個人番号カード,軍事費 |
04:30:00 | 警察施設,斉藤,発電設備,二重,牧島,建設工事,個人番号カード,給付金,萩生田,国有財産,国土交通大臣,通信機器,建築工事,子育て支援,二之湯,換装,練習機,経済産業大臣,無線機,航空保安施設,会計検査院,経済産業省,予備費,野田,内閣府特命担当大臣,防衛大臣,持続化給付金,委員会,詐欺事件,国家公安委員会委員長 |
この要約は、この会議の議事録全体から自動的に生成されたものです。
そこで、総理にお伺いしたく思います。 |
非を認めた調査だということなんですけれども、奥様が知りたいことは、誰に何をいつどう言われたのか、どういうふうに追い詰められていったのかというようなこの心情の変化でもあります。 |
刑事責任を負わせるためには、是非弁別能力と行動制御能力が必要であると。 |
それはなぜかと申し上げますと、男女の賃金格差が少ない、また、女性社員、正社員が多い、役員が多い企業ほど将来性のある企業だとみなされるんですね。 |
それが我が国の経済社会に活力をもたらし、持続的成長へとつながってまいります。 |
そして、こうした状況をつくり出すために、強い決意を持って国が徹底的に支援を行うべきだと考えます。 |
また、当分の間等の御指摘もありましたが、これは、消費税はこれ機動的に変化させるということについてはかなり難しいシステムになっていると承知をしています。 |
質問終わります。 |
内閣は、適切な措置を講じ、その結果を本院に報告すべきである。 |
以上であります。 |
お答えいたします。 |
第二の理由は、巨額の軍事費です。 |
その中で、濃厚接触者の取扱いに関して、今、厚労省としては、分類上こうなっているけれども、実際にはどういう取扱いをしていいですよというふうに示しているのか、教えていただけますでしょうか、厚労省さん。 |
ありがとうございます。 |
今の円安の水準についてのコメントでありますが、私の不用意な発言が相場に影響を与えてはいけませんのでそのことについては申し上げませんが、やはり円安にはプラスの面、それからマイナスの面、両方あるんだと思います。 |
この世界的な物価高騰を背景として、世界各国がそれぞれの国民の暮らしや事業を守るため努力をしている、その中で日本においてこの様々な政策が講じられている、その意味がどうかということを申し上げています。 |
是非こうした取組はしっかりと進めていかなければなりません。 |
元々、防衛予算の五年で二%増というのは安倍元総理が言い出したことです。 |
従来の財政に対する考え方、この基本は変わってはいないと認識をしております。 |
令和版所得倍増は、去年の衆議院選挙向けのスローガンあるいは総裁選挙に勝つためのスローガンだったんですか。 |
格差縮小するんじゃなかったんですか。 |
これは、予見できなかったことに対する反省なり見解なりをちょっと総理からお聞かせいただきたいと思います。 |
自民党の皆さんは、さっき言った農業、農家の所得の倍増じゃないんですよ。 |
予備費は不測の事態に備えて機動的に対応する、必要だと思いますよ。 |
そして、様々なコロナ関連事業について、その検査の結果を令和二年度決算検査報告に掲記しているところです。 |
私、ずっと所得制限の撤廃、抜本的見直しをお願いしておりますが、先週金曜日に国民民主党として所得制限撤廃法案を参議院に提出させていただきました。 |
大事な観点だというふうに私どもも考えております。 |
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