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これより会議を開きます。科学技術、イノベーション推進の総合的な対策に関する件について調査を進めます。小林国務大臣及び若宮国務大臣から、それぞれ所信を聴取いたします。小林国務大臣。
科学技術政策、宇宙政策を担当する内閣府特命担当大臣として、所信の一端を申し述べます。先端技術をめぐる国家間の覇権争いが激化し、気候変動などの課題に直面する中で、科学技術・イノベーションを核として、国民の安全、安心や経済成長を実現する重要性が高まっています。第六期科学技術・イノベーション基本計画に基づき、政府の研究開発投資約三十兆円、官民の総額約百二十兆円を目指すとともに、ソサエティー五・〇の実現に取り組みます。特に、十兆円の大学ファンドを通じて、若手研究者支援、研究基盤の強化、大学改革を進めるとともに、地域中核大学等の振興により、イノベーションの源泉となる知を創出します。また、我が国の勝ち筋となる技術を育てるため、シンクタンク機能やAI、量子等の分野戦略を強化し、政府一体となって実行するとともに、戦略的イノベーション創造プログラム、ムーンショット型研究開発制度などの研究開発を推進します。
さらに、先日成立した経済施策を一体的に講ずることによる安全保障の確保の推進に関する法律を踏まえ、経済安全保障重要技術育成プログラムなど経済安全保障強化に向けた研究開発を推進します。さらに、イノベーションの源泉となる大学等を中核とするイノベーションエコシステムを形成し、ディープテック分野を中心とする大規模なスタートアップを創出するため、拠点都市の機能強化や日本版SBIRの抜本拡充に加え、成長志向の資金循環形成や人材等の基盤強化を大胆に進めます。なお、日本学術会議の在り方については、総合科学技術・イノベーション会議有識者議員懇談会からの報告などを踏まえて検討を進め、引き続き、梶田会長とコミュニケーションを取りながら、未来志向で改革に取り組んでまいります。
宇宙政策については、宇宙基本計画に基づく取組を強力に推進します。宇宙は経済、社会を支える基盤であり、経済安全保障の観点からもその重要性を増しています。我が国独自の小型衛星コンステレーションの構築や衛星間での光通信等の次世代基盤技術の確保、アルテミス計画による日本人宇宙飛行士の月面着陸の実現、準天頂衛星の整備、衛星データの利用拡大、宇宙の利用に関する国際ルールの整備等を推進します。このほか、「原子力利用に関する基本的考え方」に基づく原子力政策を推進してまいります。手塚委員長を始め理事、委員各位の御理解と御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
次に、若宮国務大臣、お願いします。以上で両大臣の所信表明は終わりました。次に、令和四年度科学技術関係予算の概要について説明を聴取いたします。小寺内閣府大臣政務官。
知的財産戦略を担当する内閣府特命担当大臣として、所信の一端を申し述べます。知的財産戦略については、日本のイノベーションを活性化し、国際競争力を強化するため、スタートアップ、大学を中心とする知財エコシステムの構築、企業における知財、無形資産戦略の開示、ガバナンスの強化、国際標準の戦略的な活用を推進するとともに、デジタル時代に適合したコンテンツ戦略等の推進に向けて取組を進めてまいります。手塚委員長を始め理事、委員各位の御理解と御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
科学技術政策、宇宙政策を担当する内閣府大臣政務官の小寺裕雄でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。大野副大臣とともに小林大臣を支え、力を尽くしてまいりたいと考えておりますので、手塚委員長を始め理事、委員各位の御指導と御協力をよろしくお願い申し上げます。それでは、令和四年度科学技術関係予算について、その概要を説明いたします。令和四年度の科学技術関係予算の総額は四兆二千百九十八億円となっております。このうち、一般会計分が三兆四千百五十八億円、特別会計分が八千四十億円となっております。この一般会計のうち、科学技術関係予算の中核となる科学技術振興費が一兆三千七百八十八億円となっております。
昨年三月二十六日、第六期科学技術・イノベーション基本計画が閣議決定され、今後五年間の政府研究開発投資の目標を約三十兆円に設定しております。令和四年度科学技術関係予算の編成に当たっては、基本計画に掲げる施策を確実に推進し、科学技術・イノベーションを核として、国民の安全、安心や経済成長を実現していくため、総合科学技術・イノベーション会議が司令塔機能を発揮し、予算要求、編成を主導してまいりました。具体的には、戦略的イノベーション創造プログラム及びムーンショット型研究開発制度等の実施に必要な経費を内閣府において計上し、社会実装までを見据えた研究開発等を推進するとともに、デジタルトランスフォーメーション、カーボンニュートラル実現に向けた研究開発や、スマートシティーの展開、スタートアップエコシステムの形成など、社会を変革させる取組に必要な経費を計上しています。
また、科学技術立国の実現に向けて、若手研究者支援、研究基盤の強化、大学改革の推進や、我が国の勝ち筋となる技術を育てるためのAI、バイオ、量子技術、マテリアルといった重点分野における取組等の推進に必要な経費を関係府省において計上しております。以上で令和四年度科学技術関係予算の説明を終わります。よろしくお願いを申し上げます。
以上で説明は終わりました。次に、赤池内閣府副大臣及び宮路内閣府大臣政務官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。赤池内閣府副大臣。次に、宮路内閣府大臣政務官。
知的財産戦略を担当する内閣府副大臣の赤池誠章でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。若宮大臣を支え、力を尽くしてまいりたいと考えておりますので、手塚委員長を始め理事、委員各位の御指導と御協力をよろしくお願い申し上げます。
知的財産戦略を担当する内閣府大臣政務官の宮路拓馬でございます。どうぞよろしくお願いいたします。赤池副大臣とともに若宮大臣を支え、力を尽くしてまいりたいと考えておりますので、手塚委員長を始め理事、委員各位の御指導と御協力をよろしくお願い申し上げます。
次回は、来る六月七日火曜日午前八時五十分理事会、午前九時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
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