00:01:10 ~ 00:02:00 委員長(松村祥史君)
ただいまから決算委員会を開会いたします。委員の異動について御報告いたします。去る二十五日までに、平木大作君、柴田巧君、羽田次郎君及び滝沢求君が委員を辞任され、その補欠として梅村みずほさん、谷合正明君、古賀之士君及び宮本周司君が選任されました。また、本日、梅村みずほさん及び芳賀道也君が委員を辞任され、その補欠として音喜多駿君及び足立信也君が選任されました。理事の補欠選任についてお諮りいたします。委員の異動に伴い現在理事が三名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。 Angry: 0.454 Disgust: 0.275 Fear: 0.438 Happy: 0.615 Sad: 0.497 Surprise: 0.517
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00:02:00 ~ 00:03:03 委員長(松村祥史君)
理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。御異議ないと認めます。それでは、理事に羽生田俊君及び杉尾秀哉君を指名いたします。なお、あと一名の理事につきましては、後日これを指名いたします。国政調査に関する件についてお諮りいたします。本委員会は、今期国会におきましても、国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。御異議ないと認め、さよう決定いたします。政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。令和二年度決算外二件の審査のため、必要に応じ政府参考人の出席を求めることとし、その手続につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 Angry: 0.436 Disgust: 0.280 Fear: 0.443 Happy: 0.592 Sad: 0.511 Surprise: 0.514
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00:03:03 ~ 00:06:26 委員長(松村祥史君)
御異議ないと認め、さよう決定いたします。参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。令和二年度決算外二件の審査のため、必要に応じ政府関係機関等の役職員を参考人として出席を求めることとし、その日時及び人選等につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。御異議ないと認め、さよう決定いたします。速記を止めてください。速記を起こしてください。 Angry: 0.659 Disgust: 0.353 Fear: 0.443 Happy: 0.467 Sad: 0.438 Surprise: 0.434
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Angry: 0.622 Disgust: 0.409 Fear: 0.503 Happy: 0.462 Sad: 0.376 Surprise: 0.517
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00:06:42 ~ 00:07:07 宮本周司君
自由民主党・国民の声の宮本周司です。この参議院では、その独自性を示す重要な審議といたしましてこの決算審査を重視をしてまいりました。その決算委員会全般質疑の機会を与えていただきました参議院自民党関口会長、世耕幹事長、そして松村委員長始め理事、役員の皆様方に感謝を申し上げます。 Angry: 0.771 Disgust: 0.316 Fear: 0.353 Happy: 0.646 Sad: 0.231 Surprise: 0.452
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00:07:07 ~ 00:08:01 宮本周司君
まず冒頭、今般のロシアによるウクライナ侵略によりまして戦禍の犠牲となられました尊い命に対しまして哀悼の誠をささげます。力による一方的な現状の変更であり、国際秩序の根幹を揺るがす行為、これは断じて許すことはできません。即時の停戦と軍の撤退、また原子力発電所等の安全操業、安全確保、これを強く求めますし、日本といたしましても国際社会とともに結束をいたしまして毅然と対応していかなければなりません。その国際社会が結束した姿を見せるため、また来年の議長国としてG7の強い連帯を示すために、先週、岸田総理は、ブリュッセルにて開催をされましたG7の緊急首脳会議に参加をされました。 Angry: 0.559 Disgust: 0.314 Fear: 0.426 Happy: 0.516 Sad: 0.490 Surprise: 0.379
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00:08:01 ~ 00:08:38 宮本周司君
総理、まずはお疲れさまでございました。帰国されて、この国会の場は初めての機会だと思っております。幾つか総理の方に質問をさせていただければと思います。そのベルギー・ブリュッセルに出発をする数時間前、この日本の国会におきましてウクライナのゼレンスキー大統領によりますオンライン形式での国会演説が行われました。まずは、この歴史的な演説に対する総理のお受け止めをお聞かせください。 Angry: 0.411 Disgust: 0.268 Fear: 0.409 Happy: 0.724 Sad: 0.387 Surprise: 0.586
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00:08:38 ~ 00:09:01 内閣総理大臣(岸田文雄君)
まず、ゼレンスキー大統領の国会での演説、私も聞かせていただきまして、大変な困難の中で祖国を、そしてウクライナの国民を守り抜くという強い決意、さらにはこの勇気を示した演説であったと受け止めています。 Angry: 0.421 Disgust: 0.242 Fear: 0.464 Happy: 0.594 Sad: 0.472 Surprise: 0.463
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00:09:01 ~ 00:09:33 内閣総理大臣(岸田文雄君)
大変感銘を受けました。私たちは、決してロシアの暴挙、これは許してはならないと思います。この困難に直面するウクライナの方々を国際社会全体でしっかり支えていかなければならない、こうした思いを新たにしたというのが率直な感想でありました。 Angry: 0.589 Disgust: 0.371 Fear: 0.483 Happy: 0.400 Sad: 0.487 Surprise: 0.409
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00:09:33 ~ 00:10:04 宮本周司君
今、世界がこのことにしっかりと意識を向け、そしてあらゆる機会を設けて、同じくゼレンスキー大統領による言葉を受け止めよう、また、世界はウクライナと共にある、このことが強く広がっていると思っております。岸田総理は、ウクライナ侵攻を続けるロシアに対しましてこのG7で結束して対処する姿勢を示すために、対面での参加、ここにこだわり、ゼロ泊三日という強行の日程ではございましたが、出席をされました。 Angry: 0.208 Disgust: 0.205 Fear: 0.358 Happy: 0.894 Sad: 0.387 Surprise: 0.616
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00:10:04 ~ 00:10:37 宮本周司君
このG7首脳会合が、ロシアの暴挙を決して許さず、そしてG7が主導してこの国際社会の秩序を守り抜くというこの強い決意を確認するという、まさに大変有意義な会合になったと私は受け止めております。改めまして、岸田総理から、今回のこのG7緊急首脳会合の会議の意義とその成果、これをお聞かせください。 Angry: 0.564 Disgust: 0.402 Fear: 0.584 Happy: 0.423 Sad: 0.366 Surprise: 0.516
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00:10:37 ~ 00:11:13 内閣総理大臣(岸田文雄君)
今回のG7首脳会合は、委員御指摘のように、このロシアの暴挙を決して許してはならない、こうした思いをG7が一致結束して国際社会に示す、G7が主導して国際社会の秩序を守り抜く、こうした決意を確認する大変有意義な会合であったと私も思っております。 Angry: 0.770 Disgust: 0.354 Fear: 0.488 Happy: 0.399 Sad: 0.389 Surprise: 0.306
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00:11:13 ~ 00:12:09 内閣総理大臣(岸田文雄君)
その会議の中で、私からは、ロシアによる平和条約交渉中断宣言にひるむことなく、今後ともロシアに対して我が国は断固とした対応を取っていく、こうしたことを申し上げた上で、我が国の更なる対ロシア制裁措置についても説明をさせていただきました。これは各国からも高い評価を得たと受け止めております。いずれにせよ、引き続きまして、国際社会がしっかり連携しながら、ロシアに対してしっかりとしたメッセージ、毅然とした態度を示していくことは重要であると考えております。 Angry: 0.626 Disgust: 0.386 Fear: 0.440 Happy: 0.581 Sad: 0.350 Surprise: 0.422
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00:12:09 ~ 00:13:14 宮本周司君
ありがとうございます。そのG7首脳会合で確認をされたとおり、これは一刻も早くこのロシアの侵略をやめさせる、軍隊を撤退させる、そのためには、日本はこのG7各国と足並みをそろえてこのロシアに対して強い制裁措置をとっていくことが必要だと考えております。これまでも、様々な局面におきましてこの国際間で連携をしてその措置というものをなされてきました。そして、今般、そのちょうどベルギーの方に向かわれている先週の金曜日には、ロシアのぜいたく品の輸出禁止などが閣議で了解をされておりますが、この今後の制裁措置についてどのような考えで臨むのか、当然日本としても強い姿勢で臨むべきだと思いますが、改めましてそのことに対して総理にお伺いをいたします。 Angry: 0.626 Disgust: 0.303 Fear: 0.343 Happy: 0.642 Sad: 0.398 Surprise: 0.444
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00:13:14 ~ 00:14:22 内閣総理大臣(岸田文雄君)
これまでも、我が国はロシアに対して輸出入管理の制限ですとか資産凍結、さらには金融制裁等を行ってきました。そして、この度、委員御指摘のように、ぜいたく品の輸出禁止と併せて最恵国待遇の停止、さらには資産凍結の更なる強化など、新たな対策を示させていただいた、こうしたことであります。是非、今後とも、ロシアにこの停戦をさせ、そして建設的な対応を取らせるために、国際社会としてこうした連携をしっかりと確認しながらこうした制裁措置をとっていく、こうした姿勢は重要であると思います。 Angry: 0.765 Disgust: 0.248 Fear: 0.404 Happy: 0.518 Sad: 0.271 Surprise: 0.470
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00:14:22 ~ 00:15:03 内閣総理大臣(岸田文雄君)
今申し上げた制裁に加えて、金融面でも更なる強化、抜け道がない、抜け道を与えないように、暗号資産を用いたこの措置、ロシアの暗号資産を用いた制裁回避についても、制裁の実効性を強化するべく、今国会に外為法の改正を行うための準備を進めていきたいと考えているところです。 Angry: 0.829 Disgust: 0.262 Fear: 0.450 Happy: 0.296 Sad: 0.424 Surprise: 0.310
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00:15:03 ~ 00:16:14 宮本周司君
ありがとうございます。今般のこのG7首脳会談の声明も踏まえまして、我が国としましても、この抜け穴をしっかりと埋めていくと、G7と緊密に連携をしてロシアへの外交的また経済的な圧力を一層強める、このことも今総理の言葉からも感じたところでございます。今後、やはりこの貿易に関する最恵国待遇の撤回に向けたこの法令整備、これは迅速に進めなければいけないと思っております。そして、先ほども言及いたしましたが、この輸出禁止等々に関する部分ですね、これもしっかりと八十一の軍事関係団体を追加をしてこの輸出禁止対象としていく。また、ぜいたく品の輸出禁止措置、これは速やかな導入ではありますけれども、今言及をいただきましたこのデジタル資産を用いたロシアの制裁回避に対応する、このための金融面での政策の実効性、これは本当に強化をしていかなければいけないと思っております。 Angry: 0.565 Disgust: 0.308 Fear: 0.379 Happy: 0.603 Sad: 0.406 Surprise: 0.465
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00:16:14 ~ 00:17:26 宮本周司君
世界が協力をしてあらゆる措置を講じる中において、その効果がしっかりと発揮をされ、そして我々が目指す結果をしっかりと実現をしてまいらなければいけないと思っております。特にこの暗号資産を通じた経済制裁回避に関しましては、これは報道もあおったところもございますけれども、やはりこの制裁措置が有効に機能するように、この回避策を封ずる、そのために既に具体の策を講じていただいたと思っております。そのことに関しましては先ほども答弁の中でお述べいただいたところでございますが、改めまして、この部分も含めて、総理のお立場で、今回のこの首脳会談を含め、これからまた強い覚悟で、そして来年のG7首脳会談の議長国としての立場も踏まえて、国民の皆様方にその言葉、思い、覚悟、これをお聞かせいただけないでしょうか。 Angry: 0.626 Disgust: 0.183 Fear: 0.455 Happy: 0.506 Sad: 0.320 Surprise: 0.567
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00:17:26 ~ 00:18:53 内閣総理大臣(岸田文雄君)
まず、国際社会が連携してロシアに対して強い措置を講じていかなければならないわけですが、委員御指摘のように、その措置の抜け道があってはならない、抜け道を与えてはならない、こうした考え方もG7の首脳会合の中で確認をされました。それぞれの国がそういった観点からも対策を考えていかなければいけないということで、先ほども少し触れさせていただきましたが、金融措置、既に我が国として金融的な制裁措置は講じているわけですが、デジタル資産との、デジタル資産への転換を自由に許すことによってこういった制裁措置の抜け道になってしまう、そういった問題意識に立って、あっ、失礼、デジタル資産、暗号資産ですね、暗号資産との転換を自由に行うことによってそれが抜け道となってしまう、そういった問題意識から、この暗号資産を用いたロシアの制裁回避についても、今般、制裁の実効性を更に強化すべく、この外為法の改正を今国会に出すべく準備を進めたいと考えているところであります。 Angry: 0.718 Disgust: 0.409 Fear: 0.553 Happy: 0.375 Sad: 0.297 Surprise: 0.385
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00:18:53 ~ 00:19:10 内閣総理大臣(岸田文雄君)
そして、来年のG7議長国としての思いでありますが、まずは本年の議長国ドイツを中心にG7の首脳会合等が開催され、様々な連携が確認をされています。 Angry: 0.545 Disgust: 0.393 Fear: 0.449 Happy: 0.662 Sad: 0.408 Surprise: 0.432
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00:19:10 ~ 00:19:40 内閣総理大臣(岸田文雄君)
こうしたドイツや他のG7各国と連携しながら、ロシアが国際社会の声に耳を傾け、そしてロシアに侵略をやめさせるために、来年の議長国として適切に対応しなければならない。国際状況の変化をしっかり踏まえながら努力をしていきたいと考えます。 Angry: 0.713 Disgust: 0.371 Fear: 0.414 Happy: 0.466 Sad: 0.428 Surprise: 0.393
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00:19:40 ~ 00:20:03 宮本周司君
ありがとうございます。まさに、このG7を中心に、この国際秩序の根幹をめぐる歴史の岐路に立っているというのが今だと思っております。これまでのロシアによる武力侵攻によりまして、また報道等も踏まえてでございますが、例えば大量破壊兵器の使用を報道する内容もございます。 Angry: 0.402 Disgust: 0.299 Fear: 0.415 Happy: 0.701 Sad: 0.444 Surprise: 0.515
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00:20:03 ~ 00:21:00 宮本周司君
当然そういったものに関しましては深刻に懸念もしておりますし、核兵器による威嚇、ましてやその使用、これは断じて許されないことだと思っております。我々この日本は唯一の戦争被爆国であり、被爆地広島県出身の岸田総理といたしましても、その部分に関しては強くこれまでもお訴えをいただいてきたと思っております。生物化学兵器の使用、これも決して許されるものではございません。今後、日本は、このG7緊急首脳会合を一つのまたきっかけといたしまして、ロシアによる、今、日本に対する平和条約交渉中断宣言、こういったものもなされましたけれども、これにひるむことなく、しっかりと断固とした対応を取っていく、このことを強くお願いをしたいと思います。今月十六日に福島県沖地震が発生をいたしました。 Angry: 0.569 Disgust: 0.230 Fear: 0.493 Happy: 0.480 Sad: 0.426 Surprise: 0.464
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00:21:00 ~ 00:22:03 宮本周司君
お亡くなりになられた方々の御冥福を衷心よりお祈りを申し上げます。今回もこの被害が大きかった福島県また宮城県を中心とする地域は、十一年前、東日本大震災で甚大な被害を受けております。その後、地域がそれぞれに協力をし合って地道にこの復興に取り組んできたわけでございますが、令和元年には東日本台風、そして昨年、令和三年には福島県沖地震が発生をいたしまして、この同じ地域が二度、三度と被災をしております。そして、二年前からは長引くコロナウイルス感染症による影響というものがその地元地域にも及んでおる。こういった形で、まさにこの福島県や宮城県を中心とした特定の地域はもう三重苦、四重苦の厳しい状況に置かれている、これが現実だと思っております。 Angry: 0.326 Disgust: 0.255 Fear: 0.643 Happy: 0.330 Sad: 0.573 Surprise: 0.555
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00:22:03 ~ 00:23:05 宮本周司君
あらゆる商店、ホテル、旅館等、これらを中心としまして多くの企業や事業所が幾度も被害を受けてきました。コロナ第六波の出口がようやく見えてきた、まん延防止等重点措置の解除の期待が高まった、そんな頃がこの十六日だったと思いますが、再び大きな地震がこの地域を襲い、それぞれがまた大きな被害に遭ったところでございます。事業の継続、そして事業の再開、ここに対する意欲若しくは気力、こういったものもそがれるほど今深刻な不安を抱えていると思います。先週末、福島県選出の根本匠衆議院議員を会長といたしまして、私も役員を務めております我が自民党の中小企業・小規模事業者政策調査会におきまして緊急の決議を行いまして、それを政府の方にも申入れをさせていただきました。 Angry: 0.405 Disgust: 0.186 Fear: 0.566 Happy: 0.564 Sad: 0.404 Surprise: 0.545
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00:23:05 ~ 00:23:38 宮本周司君
この被災された企業、事業所が再びあしたに向かってしっかりと希望を持って事業の継続や事業の再開に取り組むことができるよう、そして安心して復興に取りかかれるように、グループ補助金など昨年並みの手厚い支援をすぐに実行する必要があると思っております。総理、今すぐこれを実施するべきだと思っておりますけれども、どのようにお考えでしょうか。 Angry: 0.554 Disgust: 0.208 Fear: 0.458 Happy: 0.533 Sad: 0.395 Surprise: 0.529
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00:23:38 ~ 00:24:37 内閣総理大臣(岸田文雄君)
三月十六日、福島県沖を震源とする大きな地震が発生しました。お亡くなりになられた方々に心より哀悼の意を表し申し上げ、被災された方々に心からお見舞いを申し上げたいと思います。東日本大震災の被災地の復興、多くの皆さんの努力によって復興は進んできてはおりますが、そうした大変な努力をされてきた地元の方々が、委員御指摘のように、令和元年東日本台風、大きな被害を受けた、昨年もほぼ同じような時期に大きな地震の被害を受けた、そして今年また大きな地震の被害を受けた、そしてその間、新型コロナの大きな影響も受けた。 Angry: 0.282 Disgust: 0.147 Fear: 0.693 Happy: 0.276 Sad: 0.649 Surprise: 0.513
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00:24:37 ~ 00:25:09 内閣総理大臣(岸田文雄君)
こうした度重なる厳しい状況の中で、この多くの地元の方々がこの事業再開への気力も失いかねない、こうした状況にあるということ、私も多くの関係者の方々から様々なお話を聞いております。これをしっかりと受け止めて、政府として地元の皆様方をしっかりと励まし応援していかなければいけない、このように強く思っています。 Angry: 0.348 Disgust: 0.231 Fear: 0.478 Happy: 0.428 Sad: 0.689 Surprise: 0.461
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00:25:09 ~ 00:26:00 内閣総理大臣(岸田文雄君)
本日も、この決算委員会始まる前に、二之湯防災担当大臣から被害状況と復旧の進捗状況について報告を受けました。その際、私から、この自治体からの要請も踏まえて、御指摘のグループ補助金など昨年並みの支援策、これを速やかに取りまとめるよう指示をしたところであります。こうした被災された方々がこの復興に向けた希望を失われるようなことがないように、被災地、被災者の方々に寄り添った支援、これをスピード感を持って行ってまいりたいと考えます。 Angry: 0.435 Disgust: 0.282 Fear: 0.531 Happy: 0.547 Sad: 0.429 Surprise: 0.538
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00:26:00 ~ 00:27:03 宮本周司君
やはり、昨日までと今日が大きく変わってしまった、そのときの絶望たるもの、これは我々の想像を絶するものだと思っております。それが、一度ならず二度、三度、四度と、本当にこの福島、宮城を中心とする方々には大きな大きな深刻な出来事だと思っておりますので、是非速やかに手厚い支援を実践をしていただきますよう、よろしくお願いをいたします。先週、ちょうど総理がベルギー・ブリュッセルに向かっている途中でございましたが、北朝鮮から発射された弾道ミサイルが北海道沖EEZ内に落下をいたしました。当然、国際社会の平和また安全を揺るがす、それを著しく損なう行為であり、これは強く非難するものでございます。日本海、日本海は本当にこの大きな不安と脅威に長い時間にわたって包まれていると私は思っております。 Angry: 0.319 Disgust: 0.174 Fear: 0.638 Happy: 0.468 Sad: 0.425 Surprise: 0.627
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00:27:03 ~ 00:28:12 宮本周司君
私の地元石川県、能登、能登半島、これは以前、昨年秋にも総理にもお越しをいただいたところでございますけれども、世界農業遺産であったり、また漁業を中心とする海の幸、これも豊富なものでございまして、まさに主要産業を形成をしております。ただ、この主要産業、漁業に携わる方々にとっても、これらミサイル、飛翔体の脅威、また大和堆の問題、ここは最近は少し落ち着いているようでございますが、また漁期が始まればいろいろな不安が直面されるんじゃないかなという予測も立っております。それ以外にも、燃料の高騰、海洋環境の変化、また長引くコロナ感染症による影響、こちらもやはり四重苦、五重苦の状態が長く長く続いております。今後、コロナ禍を脱してウイズコロナ、アフターコロナ社会を迎えて、この地方創生、地域活性化、これを実践をしていく上でも、この漁業を取り巻く多様な不安を早期に解消していく、このことは喫緊の課題でございます。 Angry: 0.191 Disgust: 0.162 Fear: 0.618 Happy: 0.636 Sad: 0.421 Surprise: 0.674
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00:28:12 ~ 00:28:39 宮本周司君
当然、日本海の安全そして安心、これを守るということが何より優先されるべきだと思っております。この問題、課題の解決に向けまして、改めて政府を代表する立場で岸田総理から強い姿勢とその覚悟、そして強力なこの対策、これをお聞かせをいただきたいと思います。 Angry: 0.524 Disgust: 0.238 Fear: 0.417 Happy: 0.592 Sad: 0.393 Surprise: 0.508
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00:28:39 ~ 00:29:29 内閣総理大臣(岸田文雄君)
日本海の漁業、その中で石川県の漁業は、ブリ、スルメイカ、ズワイガニなど多様な水産物を供給し、能登半島を始め地域経済を支えている、そうした存在であると承知をいたします。一方で、漁業者の皆様が、大和堆周辺での外国漁船等の違法操業、燃油価格の高騰、さらには新型コロナによる需要減退、そして海洋環境の変化、温暖化等のこの変化ですが、こうした変化による不漁、さらにはこの北朝鮮の弾道ミサイル発射などに不安を感じていること、これは私自身も十分認識をしているところです。 Angry: 0.235 Disgust: 0.172 Fear: 0.572 Happy: 0.694 Sad: 0.318 Surprise: 0.721
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00:29:29 ~ 00:30:21 内閣総理大臣(岸田文雄君)
今般の北朝鮮によるICBM級弾道ミサイルの発射は、何ら事前の通報もなく我が国本土から約百五十キロのEEZ内に着弾させたものであり、船舶の安全確保の観点からも極めて問題のある危険な行為であると考えます。漁業者の皆様の不安解消に向けては、この海上の船舶等に対する弾道ミサイルの発射や落下推定に係る迅速な情報提供に努めるとともに、違法操業を取り締まるため、大和堆周辺に水産庁の漁業取締り船、海上保安庁の巡視船、こうしたものを重点配備するなどによって安心して操業できる環境を構築していかなければならないと考えます。 Angry: 0.592 Disgust: 0.297 Fear: 0.607 Happy: 0.510 Sad: 0.273 Surprise: 0.458
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00:30:21 ~ 00:30:43 内閣総理大臣(岸田文雄君)
あわせて、先般強化した漁業向け燃油高騰対策、あるいは収入安定対策、これらを着実に実施することによって経営安定の支援も行っていきたいと考えます。 Angry: 0.712 Disgust: 0.492 Fear: 0.466 Happy: 0.386 Sad: 0.486 Surprise: 0.306
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00:30:43 ~ 00:31:07 宮本周司君
ここまでも予算措置をしていただきまして、その大型の取締り船であったり巡視船、これを年度年度でしっかりと増加、また配備もしていただいているということは認識をしております。当然、日本海のみならず日本を取り巻く海域、ここに対する安全、安心を担保するために日々御努力をいただいているということも理解をしております。 Angry: 0.201 Disgust: 0.217 Fear: 0.351 Happy: 0.885 Sad: 0.407 Surprise: 0.627
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00:31:07 ~ 00:32:12 宮本周司君
その一方で、やはりこの度重なる試練、若しくは四重苦、五重苦のその不安や、若しくは直接自分たちの努力では解決できないレベルの事象、こういったものは事業者にとっては非常に精神的にも重くのしかかるものでございます。やはり政治は、この国の若しくは国民のいろんな課題であったり問題を解決をする、このために当然必要ではありますが、新たな富を生み出す、また未来に向けた夢や希望、これを抱けるような前向きな国づくりを進めていく、このことにも強く政治は働かなければいけないと思っておりますので、引き続きこの日本海を守るというところにおきましても総理のリーダーシップを発揮をしていただければと思っております。先週三月二十一日をもちまして、我が国からまん延防止等重点措置が発令された都道府県が全てなくなり、まん防措置が終了いたしました。 Angry: 0.370 Disgust: 0.260 Fear: 0.546 Happy: 0.503 Sad: 0.504 Surprise: 0.504
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00:32:12 ~ 00:33:01 宮本周司君
当然、引き続きこの各県におきまして感染の状況というのは確認をされております。まだまだ高止まりの県もあると思っております。引き続きこの感染の広がりを抑えるためのしっかりと意識をした適切な方策を講じながらも、ただ一方では、同時にこの地域経済の活力を取り戻していく、このことも重要だと考えております。この週末、地元石川県に帰って上京してきましたら、何かいつの間にか桜が満開になっておりまして、非常に暖かく、またその陽気に誘われて人流も増してきている。これは、この東京のみならず全国で確認をされてきていると思っております。ただ、そういった中で地域の経済をしっかりと取り戻していく。 Angry: 0.306 Disgust: 0.311 Fear: 0.489 Happy: 0.657 Sad: 0.463 Surprise: 0.615
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00:33:01 ~ 00:34:02 宮本周司君
当然、この長引くコロナ禍によって、行動変容、価値変容によって、各事業者にとっても企業にとっても、取引先であったり、またエンドユーザー、お客様に対してのアプローチを変えてもいかなければいけないと思っております。様々な挑戦、様々な努力、これが今中小企業・小規模事業者にのしかかっている課題であり、また乗り越えていかなければいけないことだとも思っております。この中小企業や小規模事業者に対する前向きな投資若しくは新事業や生産性向上の取組、これらに対する後押しを本格的に推進をしていくべきではと思っております。当然、先ほども、繰り返しになりますが、感染防止に対する意識レベルと対応、これはしっかりと徹底しながら、ある意味ブレーキとアクセルを同時に踏みながらも、新たな富を生み出すための徹底的な強力な支援、これを進めていく局面に来たと私は思っております。 Angry: 0.413 Disgust: 0.325 Fear: 0.530 Happy: 0.573 Sad: 0.381 Surprise: 0.563
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Angry: 0.716 Disgust: 0.305 Fear: 0.531 Happy: 0.390 Sad: 0.324 Surprise: 0.540
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00:34:17 ~ 00:35:12 国務大臣(萩生田光一君)
ポストコロナを見据えて地域経済の活力を取り戻していくためには、グリーンやデジタルなどの成長分野での中小企業の前向きな取組を積極的に支援していくことが重要だと思っております。経済産業省では、令和三年度補正予算において生産性革命推進事業や事業再構築補助金を積み増し、こうした分野を中心に中小企業の前向きな投資や新事業を支援していく予定です。具体的には、生産性革命推進事業において、ものづくり補助金ではグリーン枠やデジタル枠を新設し、本年二月に公募を開始しました。IT導入補助金では、インボイス制度への対応も見据え、これまで一年分しか補助対象にならなかったクラウド利用料を二年分まとめて補助するとともに、PC、タブレット、レジなどの購入費を補助対象に追加し、本年三月下旬に公募を開始する予定です。 Angry: 0.432 Disgust: 0.369 Fear: 0.429 Happy: 0.713 Sad: 0.384 Surprise: 0.514
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00:35:12 ~ 00:35:59 国務大臣(萩生田光一君)
持続化補助金でも、インボイス対応の特別枠や小規模事業者からの卒業の特別枠を設けるなどの見直しを行い、本年三月二十二日に公募開始を行ったところです。また、事業再構築補助金では、グリーン分野に進出する中小・中堅企業を応援するため、売上高減少要件を撤廃した上で、最大一・五億円まで補助上限額を引き上げた特別枠を設けるなどの制度の見直しを行っています。本日二十八日から公募を開始するので、是非御活用いただきたいと思います。こうした支援策により、引き続き地域経済を支える中小企業の前向きな取組をしっかりと後押ししてまいりたいと思います。 Angry: 0.472 Disgust: 0.252 Fear: 0.359 Happy: 0.700 Sad: 0.472 Surprise: 0.500
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Angry: 0.284 Disgust: 0.316 Fear: 0.206 Happy: 0.886 Sad: 0.687 Surprise: 0.361
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00:36:00 ~ 00:37:11 宮本周司君
今大臣に御答弁いただきました支援事業は、これまでも通年で切れ目なく公募を実施していただいております。とても効果的で使い勝手がいい、事業者から、企業からも高い評価のある補助金事業だと思っております。ただ、いずれも令和四年度で公募が終了するという予定になっております。二年以上に及んでこのコロナ影響を受けた経営基盤を立て直していく、中小企業や小規模事業者の持続的発展を実現していく、そのためには令和五年度以降も継続してこれらの支援策を強力に実践し続けなければいけないと思います。そして、この活気ある地域経済を取り戻していくためには、この個社の対策のみならず、地域に人を呼び込む、若しくはにぎわいを創出するといった面的な支援も重要だと思っております。地域の需要を更に喚起していくために、全国版のGoToトラベルに加えまして、経産省所管のがんばろう!商店街、またイベントワクワク割、こういったものが効果的だと考えますので、一日も早く事業を開始できるように取り組んでいただきますことも併せてお願いをさせていただきます。 Angry: 0.308 Disgust: 0.271 Fear: 0.448 Happy: 0.687 Sad: 0.449 Surprise: 0.596
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00:37:11 ~ 00:38:14 宮本周司君
質問を変えます。GIGAスクール構想による学校のICT化、これに関してお伺いをいたします。現在、このGIGAスクール構想が進む中で小中学校のICT化を進めていっておりますが、現地の方からは数々の不具合が確認をされております。直ちに大規模改修が必要な築四十年、五十年といった学校施設も存在をします。教室が狭い、若しくは旧規格の机の大きさだとタブレットやPCを置いたときに同じく狭い、インターネットの通信速度が遅かったりつながらなかったり、いわゆるその都度その都度措置をすることによってちょっと多少継ぎはぎの措置にならざるを得ないところもあるのかなと思います。近い将来、また再びいろいろな修繕であったり対応することも懸念される中で、私は、これからの時代を捉えた学びのあるべき姿、これに対応できる教育環境を総合的に確保していくことが必要だと考えております。 Angry: 0.443 Disgust: 0.229 Fear: 0.499 Happy: 0.579 Sad: 0.433 Surprise: 0.571
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00:38:14 ~ 00:39:18 宮本周司君
未来への投資として、デジタル人材であったり若しくは高度専門人材の育成も見据えまして、こういった様々な課題を解決してこの教育環境の向上を図るとともに、各自治体にはほかの公共施設もございます。当然それぞれに老朽化とかの問題もあると思いますし、これらを例えば複合化、共用化することによって、また、防災や減災、省電力化、脱炭素化、こういった多様な機能も満たした地域創生の拠点施設としてこういった学校は位置付けていくべきではないかなと思っております。当然、そのためには予算も必要でございますし、地方自治体との連携も必要でございます。地方自治体を応援して強力にこういったことを推進していく、未来への投資としてこのことを意見をしたいと思いますが、末松文科大臣、今決断をしていただくべきだと考えますが、いかがでしょうか。 Angry: 0.453 Disgust: 0.333 Fear: 0.483 Happy: 0.556 Sad: 0.499 Surprise: 0.475
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00:39:18 ~ 00:40:10 国務大臣(末松信介君)
宮本先生にお答え申し上げます。財務大臣を前にして大胆な決断をしたいんですけれども、思いを述べたいと思います。先生おっしゃるとおり、お二つ質問予定でありましたけど、一つになろうかと思います。昭和四十年代後半から五十年代に建築された校舎が多くて、このもう全体の八割が築二十五年を経過をしている状況になってございます。それと、先生御指摘のとおり、教室に行きましたら、大体一メートル、一メートルの間隔を取らなきゃならない。教室は八メートルと八メートルの六十四平米ぐらいなんですけれど、この大型展示装置、つまりモニターとかプロジェクターが入ってきたりとか、あるいは充電の保管庫が整備することによりましてもう空間的余裕がなくなってきてございます。 Angry: 0.392 Disgust: 0.208 Fear: 0.459 Happy: 0.674 Sad: 0.447 Surprise: 0.593
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00:40:10 ~ 00:41:34 国務大臣(末松信介君)
加えて、旧のJIS規格の机を採用しておりますので、教材が机の上から落ちてしまうというような事態がございます。それと、今御指摘いただきましたネットワークにつきましても、容量がオーバーしてつながらないと、まあ例えるとしたら、二車線道路に四車線分の車が入ってくるという状態が続いています。大きな課題であるという認識をいたしているところでございます。そこで、今後、全ての子供たちの可能性を引き出す個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実を図るため、GIGAスクール構想の推進と同時に、学びの基盤となります学校施設についても新しい時代にふさわしい姿を目指していく必要があると考えております。このため、昨年一月に有識者会議を立ち上げまして、余裕を持って情報端末を活用可能な大きさの教室用の机が配置できる空間や多目的スペースの整備など、柔軟で創造的な学習空間の整備に加え、先生御指摘のとおり、他施設との複合化、共用化等による地域や社会の共創空間の整備、そして防災機能などの強化など、安全、安心な教育環境の実現など総合的な議論をいただいておりまして、三月末には報告書が取りまとめられるように聞いております。 Angry: 0.219 Disgust: 0.227 Fear: 0.538 Happy: 0.732 Sad: 0.415 Surprise: 0.651
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00:41:34 ~ 00:42:00 国務大臣(末松信介君)
いずれにしましても、厳しい財政状況にある中で、先生に叱咤激励をいただきました。この姿を実現するには、新築、改築のみならず、これと同等の効果を低コストで実現し得る長寿命化改修が有効な手段と考えております。整備を進めるに当たっては、教育環境の向上と地域拠点としての機能を老朽化対策と一体的に推進すること、大事かと思います。 Angry: 0.440 Disgust: 0.307 Fear: 0.527 Happy: 0.547 Sad: 0.438 Surprise: 0.515
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00:42:00 ~ 00:42:37 国務大臣(末松信介君)
文部科学省としては、新しい時代の学びを実現する学校施設整備が着実に推進されるように必要な予算をしっかり確保するとともに、好事例の情報発信や相談窓口の機能を備えたプラットフォームの構築などを通じて地方公共団体の取組をしっかり支援をいたしてまいりたいと思います。なお、最後に、三十年間で、従来のやり方で建て替えていったら三十八兆円掛かります。長寿命化を中心とした建て替えだったら三十兆円で済むということ、そのことを申し上げたいと思います。財務大臣の前で申し上げました。以上でございます。 Angry: 0.410 Disgust: 0.321 Fear: 0.504 Happy: 0.578 Sad: 0.467 Surprise: 0.562
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00:42:37 ~ 00:43:14 宮本周司君
各地方の自治体からも多い声でございますし、また、現地、現場の声にも耳を傾けながら適宜適切な政策を実践をしていただければと思います。総理にお伺いをいたします。予算案審議を通じまして、みどりの食料システム戦略、これは新しい資本主義に合致すると、これをずっと総理は答弁で述べられてきました。そうであれば、新しい資本主義の実行計画にこのことをしっかりと位置付けて政府として具体的に進めていくべきだと思いますが、いかがでしょうか。 Angry: 0.556 Disgust: 0.252 Fear: 0.351 Happy: 0.654 Sad: 0.432 Surprise: 0.455
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00:43:14 ~ 00:44:21 内閣総理大臣(岸田文雄君)
御指摘のみどりの食料システム戦略については、昨年秋策定した新しい資本主義を起動させるための経済対策にその推進策を盛り込み、戦略の実行に着手したところです。さらに、この今国会に、改革を強力に推進するためのみどりの食料システム法案、これを提出しているところです。この戦略の推進に当たっては、官と民が協働してイノベーションを後押しし、デジタル技術の活用や化学農薬の利用の低減を強力に推進するとともに、生産段階におけるこの環境負荷低減の努力が消費者に的確に評価されるよう、環境負荷低減の把握、評価方法の開発の推進による見える化、これを取り込んで、食料システム全体を環境と調和させて、社会課題を解決しながら農業、水産業の発展を図る、こうしたものであります。 Angry: 0.591 Disgust: 0.412 Fear: 0.503 Happy: 0.603 Sad: 0.301 Surprise: 0.486
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00:44:21 ~ 00:44:45 内閣総理大臣(岸田文雄君)
私が本部長を務めております農林水産業・地域の活力創造本部において目標年次や具体的な取組方針を決定していくこととしており、その内容は、今後取りまとめます新しい資本主義の実行計画、これにもしっかり盛り込んでまいります。 Angry: 0.306 Disgust: 0.205 Fear: 0.363 Happy: 0.876 Sad: 0.276 Surprise: 0.642
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00:44:45 ~ 00:45:00 宮本周司君
ありがとうございます。これらもしながら、また、ずっと日本が進めてきた農産品の輸出拡大、これも力強く進めていかなければいけないと思っております。最後に、総理とまた末松大臣の方にお伺いをいたします。 Angry: 0.258 Disgust: 0.245 Fear: 0.285 Happy: 0.823 Sad: 0.647 Surprise: 0.481
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00:45:00 ~ 00:46:07 宮本周司君
昨年、ようやく農林水産品、食品の輸出額が初の一兆円を突破をいたしました。二〇三〇年には五兆円の目標達成に向けているところでございますが、その推進力として一番期待がされているのが日本酒であったり焼酎の酒類でございます。過日、伝統的酒造り、これが本年度のユネスコ無形文化遺産への日本としての提案候補として選定をされました。当然、この酒類というのは、原材料、資材のみならず、一次産業、二次産業、三次産業と幅広く効果が及びます。過去にはもう既に和食、日本人の伝統的な食文化、これが登録をされておりますので、今、二〇二四年の登録を目指してこの伝統的酒造りを進めていくわけでございますが、当然この和食と連動して相乗効果も見込めますし、このコロナによって毀損したインバウンド需要の回復、これにも大きな効果があると思っております。そして、あわせて、二年前から、食文化の分野から人間国宝を認定しようという、その追加に対する準備が始まっています。 Angry: 0.384 Disgust: 0.338 Fear: 0.502 Happy: 0.699 Sad: 0.331 Surprise: 0.617
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00:46:07 ~ 00:46:40 宮本周司君
この二〇二四ユネスコ登録、ここに合わせて、例えば酒造りであったり食の達人、これの人間国宝への追加認定、これも機運を高める相乗効果があると思っております。それぞれに対しまして、まずは、ユネスコの登録に向けての覚悟と取組、またその先の戦略を総理に、そして人間国宝の追加認定、これに関しては末松文科大臣にお伺いをいたします。 Angry: 0.432 Disgust: 0.194 Fear: 0.333 Happy: 0.857 Sad: 0.303 Surprise: 0.617
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00:46:40 ~ 00:47:03 内閣総理大臣(岸田文雄君)
日本酒、焼酎、泡盛といった日本の伝統的なお酒は、我が国が誇る、我が国が世界に誇る文化資源であり、今国会の施政方針演説の中でも、ユネスコ無形文化遺産への登録を目指す、こうした旨、私から申し上げたところであります。 Angry: 0.151 Disgust: 0.162 Fear: 0.481 Happy: 0.875 Sad: 0.337 Surprise: 0.758
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00:47:03 ~ 00:48:02 内閣総理大臣(岸田文雄君)
文化審議会の選定を受けて、先般、三月十日ですが、伝統的酒造りをユネスコ無形文化遺産への、遺産へ提案することを政府として決定したところであり、今月中にユネスコ事務局に提案書を提出する、こうした予定にあります。今後、登録の実現に向けて国内外の機運を醸成するために、御指摘のこの過去に同じユネスコ無形文化遺産に登録された和食との連携も意識しつつ、シンポジウムの実施あるいはPR動画の作成といった様々な広報活動に取り組んでいきたいと考えます。ユネスコ無形文化遺産への登録は、世界中のより多くの方々に伝統の、日本のこの伝統的なお酒に親しみ、日本に更なる関心を持っていただく大きなきっかけになると考えています。 Angry: 0.545 Disgust: 0.232 Fear: 0.392 Happy: 0.638 Sad: 0.381 Surprise: 0.532
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00:48:02 ~ 00:48:29 内閣総理大臣(岸田文雄君)
さらに、日本の酒文化や技術の継承、発展につながるとともに、日本の地域活性化にも資するものと考えており、登録実現を目指して日本の魅力を世界に発信していきたいと考えます。 Angry: 0.266 Disgust: 0.158 Fear: 0.351 Happy: 0.878 Sad: 0.360 Surprise: 0.697
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00:48:29 ~ 00:49:00 国務大臣(末松信介君)
宮本先生にお答え申し上げます。人間国宝の話、食の達人、夢のある話を頂戴しました。我が国多様な食文化に対する国内外からの関心が高まっている一方で、生活様式の変化であるとかあるいは担い手不足、新コロナ感染症の影響により継承が危ぶまれている伝統食文化もあることから、我が国の食文化の振興及び保護の両立を確実に図ることが必要と思ってございます。 Angry: 0.376 Disgust: 0.282 Fear: 0.498 Happy: 0.659 Sad: 0.390 Surprise: 0.563
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00:49:00 ~ 00:50:04 国務大臣(末松信介君)
このため、昨年四月に文化財保護法を改正しまして、食文化を含む無形の文化財を対象とする登録制度を創設するとともに、昨年十二月、食文化の登録無形文化財として伝統的酒造りを登録をいたしました。国が食文化を無形の文化財として価値付け、積極的に公開、公表することで、文化財としての価値への認識を新たにするきっかけとなることを期待してございます。もう手短に申し上げます。伝統的酒造りについては、もう御指摘のとおり、ユネスコ無形文化財への提案が決定しておりまして、これらの活動を通じて、世界中のより多くの方々が日本の食文化に親しみ、日本に更なる関心を持っていただけるように取り組んでいるところです。文部科学省として、今後、伝統的酒造りに続く他の食文化の無形文化財登録を着実に行うとともに、いわゆる人間国宝の認定につながる食文化の重要無形文化財指定についても調査研究を積み重ねてまいりたいと存じます。 Angry: 0.481 Disgust: 0.309 Fear: 0.406 Happy: 0.736 Sad: 0.383 Surprise: 0.517
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Angry: 0.604 Disgust: 0.492 Fear: 0.513 Happy: 0.516 Sad: 0.413 Surprise: 0.523
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00:50:20 ~ 00:51:12 足立敏之君
参議院自民党・国民の声の足立敏之でございます。質問の機会を与えていただきました参議院自民党の関口議員会長、世耕幹事長始め幹部の皆様、そして松村委員長、理事、委員の皆様に感謝を申し上げたいと思います。私は、これまで建設産業分野の代表としてインフラ整備や防災、建設産業の振興などに取り組んでまいりました。本日は、そうした経験を踏まえ、質問させていただきたいと思います。まずは、G7首脳会議について伺います。宮本委員からも質問がありましたが、岸田総理は、ウクライナ情勢をめぐって開催されましたG7緊急首脳会議にゼロ泊三日という大変強行な日程で御出席をされました。 Angry: 0.428 Disgust: 0.279 Fear: 0.427 Happy: 0.674 Sad: 0.391 Surprise: 0.568
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00:51:12 ~ 00:52:14 足立敏之君
誠にお疲れさまでございました。ロシアによるウクライナへの侵攻、侵略は国際法の違反であり、国連憲章の重大な違反でもあります。私もゼレンスキー大統領の国会演説を伺いましたけれども、心を打たれました。速やかな平和の実現のため、国際社会と連携した厳格な対応が必要だというふうに考えます。まず、ロシアによるウクライナ侵略に伴いまして、エネルギーや小麦等の価格が高騰をしています。経済制裁の実効性を高めるためには、これらについてロシアへの依存度を引き下げていくことが必要と考えます。今回のG7首脳会議では、ウクライナ情勢を受けた穀物需給の逼迫やエネルギー価格の高騰対策、ロシアへのエネルギー依存度の引下げ等についてどのような議論がなされ、どのような成果が得られたのか、岸田総理に伺います。 Angry: 0.528 Disgust: 0.337 Fear: 0.475 Happy: 0.560 Sad: 0.354 Surprise: 0.572
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00:52:14 ~ 00:53:04 内閣総理大臣(岸田文雄君)
今回のG7首脳会合においては、私から、ロシアの侵略はエネルギーや食料の価格高騰に拍車を掛けており、G7が協調し、他国への支援や自由貿易の推進を含め、エネルギー安全保障や食料安全保障の確保に向け行動する重要性を主張いたしました。また、私の方からは、エネルギー市場の安定化に向けて石油輸出国機構、OPECなどの生産国に対する働きかけも重要であり、私自身、サウジアラビアやUAEの首脳に対し増産を含む協力を呼びかけた、こうした点について報告をいたしました。 Angry: 0.406 Disgust: 0.323 Fear: 0.480 Happy: 0.733 Sad: 0.290 Surprise: 0.604
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00:53:04 ~ 00:53:42 内閣総理大臣(岸田文雄君)
首脳間のこの議論の結果、食料不安を抱える国々への支援のために国際機関と協力することや、ロシアのエネルギーへの依存を低減させるために更なる措置を講じ、共に取り組んでいくと同時に、安定した代替となる持続可能な供給源を確保していくこと、こうしたことについて各国で一致をしたというこの会議での状況でありました。 Angry: 0.598 Disgust: 0.371 Fear: 0.515 Happy: 0.352 Sad: 0.482 Surprise: 0.395
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00:53:42 ~ 00:54:06 足立敏之君
ありがとうございました。次に、秋に予定されているG20へのロシアの参加をめぐりまして、ロシアの駐インドネシア大使の、プーチン大統領は参加の意向があるとか、中国報道官の、ロシアは重要なメンバーでどの国も他国の資格を取り上げる権利はないんだというような発言がございました。 Angry: 0.596 Disgust: 0.404 Fear: 0.326 Happy: 0.711 Sad: 0.380 Surprise: 0.452
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00:54:06 ~ 00:54:32 足立敏之君
しかし、ウクライナへの侵略が続いている中、G20への参加を認めることは誤ったメッセージを与えることになりかねないと思います。ロシアのG20参加につきましてG7の首脳会議ではどのような議論がなされ、我が国としてどう考えていくのか、岸田総理にお聞きしたいと思います。 Angry: 0.659 Disgust: 0.306 Fear: 0.451 Happy: 0.555 Sad: 0.346 Surprise: 0.466
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00:54:32 ~ 00:55:01 内閣総理大臣(岸田文雄君)
まず、国際社会は、ロシアによるウクライナ侵略によって、ロシアとの関係をこれまでどおりにするということはこれはもはやできないと考えます。そして、G7の首脳会合においても、国際機関や多国間フォーラムは、もはやこれまでどおりにロシアとの間で活動を行うべきではない、こうした点についても一致をいたしました。 Angry: 0.376 Disgust: 0.376 Fear: 0.609 Happy: 0.572 Sad: 0.366 Surprise: 0.603
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00:55:01 ~ 00:55:35 内閣総理大臣(岸田文雄君)
そして、御指摘のG20へのこのロシアの参加ですが、これは議長国、インドネシアでありますので、議長国のインドネシアを始め、G20メンバーとこれは議論しなければならないわけですが、その議論を通じて、今後の情勢をよく踏まえた上で、日本としても適切に対応していくことを考えていかなければならないと思っております。 Angry: 0.782 Disgust: 0.317 Fear: 0.445 Happy: 0.434 Sad: 0.322 Surprise: 0.416
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00:55:35 ~ 00:56:02 足立敏之君
ありがとうございます。次に、ロシアの侵略に伴いまして、ウクライナ国内外の避難民、一千万人を超えておると聞きます。約四人に一人が避難を強いられていることになります。ウクライナ国外に逃れた人の数は、十九日現在、約三百三十九万人というふうに言われておりますが、ポーランドには二百万人を超える避難民が出ております。 Angry: 0.343 Disgust: 0.308 Fear: 0.543 Happy: 0.556 Sad: 0.473 Surprise: 0.576
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Angry: 0.656 Disgust: 0.281 Fear: 0.430 Happy: 0.531 Sad: 0.414 Surprise: 0.448
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00:56:19 ~ 00:57:05 内閣総理大臣(岸田文雄君)
まず、今回のG7首脳会合は、ロシアの暴挙を決して許さず、G7が主導して国際社会の秩序を守り抜くという強い決意を確認する大変有意義な会合であったと思っております。また、ウクライナ避難民の人道状況についての深刻な懸念がG7首脳間で共有されました。私からは、この我が国の人道支援のありようについて説明をし、高い評価を得たわけですが、あわせて、この避難民の受入れについても説明をいたしました。 Angry: 0.501 Disgust: 0.403 Fear: 0.578 Happy: 0.447 Sad: 0.451 Surprise: 0.474
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00:57:05 ~ 00:58:12 内閣総理大臣(岸田文雄君)
日本へのこの避難民受入れを進めるため、官房長官の下でウクライナ避難民対策連絡調整会議を設置し、その会議の下で関係省庁によるタスクフォースを設置し、政府内の体制を強化いたしました。また、ポーランドにウクライナ避難民支援チームを設け、古川法務大臣を総理特使として近くポーランドに派遣をし、避難民の受入れのための作業を促進いたします。こうした点を私からも先日の首脳会談においてポーランドのモラビエツキ首相に対して伝え、両国で連携して取り組んでいくことで一致をした、こうした次第であります。私がウクライナ避難民の受入れを表明した三月二日以降、三月二十五日までに二百四人のウクライナ避難民を受け入れてきました。 Angry: 0.598 Disgust: 0.342 Fear: 0.419 Happy: 0.602 Sad: 0.365 Surprise: 0.487
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Angry: 0.329 Disgust: 0.260 Fear: 0.414 Happy: 0.647 Sad: 0.607 Surprise: 0.530
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00:58:22 ~ 00:59:12 足立敏之君
ありがとうございました。ウクライナ侵略を議論するG7首脳会議の直前に、先ほど宮本委員からも御指摘がありましたけれども、北朝鮮が我が国の排他的経済水域に落下する要はICBMを発射をいたしました。射程に換算しますと、アメリカの本土全域に届くであろうというふうに言われております。まさに、国際社会に対する明白かつ深刻な挑戦以外の何物でもないというふうに思います。力による一方的な現状変更を絶対に許さないためには、ロシアによるウクライナ侵略とともに、北朝鮮による暴挙にもG7が結束して対処する必要があるというふうに考えます。 Angry: 0.540 Disgust: 0.382 Fear: 0.436 Happy: 0.548 Sad: 0.407 Surprise: 0.444
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Angry: 0.810 Disgust: 0.291 Fear: 0.439 Happy: 0.447 Sad: 0.256 Surprise: 0.440
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00:59:23 ~ 01:00:16 内閣総理大臣(岸田文雄君)
今回のG7首脳会合では、私から、北朝鮮が新型ICBMと考えられる弾道ミサイルを日本海に向け発射し、我が国のEEZ内に着弾したことを報告をいたしました。国際社会の平和と安定に対する深刻な脅威であるとして、北朝鮮を強く非難をしたところです。会合においては、今回の北朝鮮によるミサイル発射は国際社会の安全保障上の深刻な脅威であり、北朝鮮の核開発とともに、開発とともに、G7で連携して対処していくことを確認した次第です。 Angry: 0.611 Disgust: 0.421 Fear: 0.547 Happy: 0.472 Sad: 0.378 Surprise: 0.407
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01:00:31 ~ 01:01:02 足立敏之君
ありがとうございました。これからも、ウクライナ問題を始め、岸田総理のぶれないリーダーシップで国際社会と協力して厳格な対応をお願いしたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。次に、三月十六日に発生しました福島県を震源とする地震について伺いたいと思います。この地震によりお亡くなりになられました皆様の御冥福をお祈り申し上げますとともに、被害に遭われた皆様にお見舞いを申し上げたいと思います。 Angry: 0.318 Disgust: 0.243 Fear: 0.509 Happy: 0.575 Sad: 0.625 Surprise: 0.406
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01:01:02 ~ 01:02:14 足立敏之君
また、緊急対応で御活動いただいた内閣府を始め関係省庁の皆さん、さらには自衛隊や警察、消防のみならず、道路や河川のパトロールや応急復旧、建物被害の緊急復旧などの活動を行った地域の建設業の皆さんにも心から感謝を申し上げたいと思います。さて、今回の地震の被害は、住家被害もかなりの数に上っていますし、水道の断水など生活の影響も出ております。一方、インフラ関係の被害を見ますと、高速道路につきましては東日本大震災のときのような大規模な被害はほとんど発生せず、橋梁部や高架橋部などの損傷も比較的軽微だったと聞いております。東北道は翌日に、常磐道も二日後には路面の段差などの補修を完了し、通行止めを解消しました。一方、東北新幹線ですけれども、白石蔵王駅と福島駅間で大規模な脱線が発生し、高架橋部の被害や電柱の折損も発生しておりまして、現在は郡山駅と一ノ関駅間が運転を見合わせております。 Angry: 0.336 Disgust: 0.240 Fear: 0.631 Happy: 0.484 Sad: 0.446 Surprise: 0.568
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01:02:34 ~ 01:03:05 国務大臣(二之湯智君)
お答えいたします。福島県沖の地震においては、死者が一名、災害との関連死が一名、さらに災害との関連を調査中の方が一名、その他軽傷者二百十五名といった人的被害や、多数の住家被害が報告をされております。亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、被災に遭われた方々に対しまして心よりお見舞いを申し上げたいと思います。 Angry: 0.419 Disgust: 0.289 Fear: 0.489 Happy: 0.467 Sad: 0.576 Surprise: 0.438
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01:03:05 ~ 01:04:03 国務大臣(二之湯智君)
私自身、十九日の土曜日、新幹線とマイクロバスを乗り継いで現地に入ってまいりました。そして、現場を視察し、内堀福島県知事や立谷相馬市長とも面談をいたしました。百聞は一見にしかずという言葉がございますけれども、実際に被災地をお伺いして傾いた建物や傷んだ屋根などをこの目で見て、相当大きな地震であったと改めて実感し、被災された皆さんの御苦労が身にしみたところでございます。今回の被災地では、十一年前の東日本大震災に加えて、令和元年の東日本台風、さらに昨年の地震、さらに現下の新型コロナウイルスの影響を受けて、復旧復興への気力を失いかねない、そんな状況にあると改めて思ったわけでございます。 Angry: 0.288 Disgust: 0.156 Fear: 0.660 Happy: 0.530 Sad: 0.451 Surprise: 0.645
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01:04:03 ~ 01:04:43 国務大臣(二之湯智君)
今朝、私から総理に、せんだって視察したその状況を、あるいは被災自治体からの要望をお伺いし、報告し、総理からその場で支援策を取りまとめるよう強く指示があったわけでございます。被災地の方々の復興に向けた希望が失われるようなことがあってはならず、政府一体となって速やかに支援策を取りまとめ、被災地に寄り添ったそういう支援策がしっかりと行われるよう努力してまいりたいと思っております。 Angry: 0.572 Disgust: 0.204 Fear: 0.496 Happy: 0.333 Sad: 0.525 Surprise: 0.486
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01:04:43 ~ 01:05:00 足立敏之君
ありがとうございました。皆さんの願いは新幹線の早期復旧だというふうに思います。せっかくまん延防止措置が解除されまして、五月の連休に向けて期待が高まっている、そういう段階です。できるだけ早期の復旧が求められます。 Angry: 0.427 Disgust: 0.374 Fear: 0.439 Happy: 0.598 Sad: 0.538 Surprise: 0.466
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01:05:00 ~ 01:06:05 足立敏之君
そのため、既に建設分野の皆さんの総力を結集して復旧工事に対応していただいていると聞いておりますが、引き続きよろしくお願いしたいと思います。申し訳ありません、萩生田大臣への質問は後日にさせていただきまして、次に、建設分野の賃金の引上げについて質問をさせていただきたいと思います。岸田総理は総裁選の際に令和版所得倍増を公約として掲げ、賃金アップを強く訴えられました。そのためにも成長と分配の好循環のための様々な施策を進めるよう訴えられておられます。皆さんの心も、皆さんも心強く感じられたと思います。まず、パネルでございますが、日本の賃金レベルを諸外国と比較しております。日本の平均賃金は、このパネルに示しましたが、二〇二〇年時点でOECD諸国の中でも三十五か国中二十二位と、下位に位置をしております。 Angry: 0.432 Disgust: 0.302 Fear: 0.407 Happy: 0.658 Sad: 0.475 Surprise: 0.497
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01:06:05 ~ 01:07:02 足立敏之君
アメリカはさすがに一位であります。お隣の韓国は十九位ということで、日本は後塵を拝している状況です。次のパネルに移ります。次のパネルですけど、ここ二十五年の人口一人当たりのGDPの伸びと平均賃金の伸びの相関を見た資料であります。GDPが伸びている国は賃金もアップしていることが明らかであります。日本は残念ながらGDPも伸びておらず、平均賃金も全く伸びていないのが実情でございます。次のパネルをお願いします。このパネルは、日本と韓国の賃金の推移を示したものでございます。日本は二〇一五年頃に韓国に平均賃金で抜かれております。 Angry: 0.480 Disgust: 0.433 Fear: 0.523 Happy: 0.511 Sad: 0.469 Surprise: 0.506
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Angry: 0.320 Disgust: 0.213 Fear: 0.426 Happy: 0.467 Sad: 0.798 Surprise: 0.353
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01:07:20 ~ 01:08:23 内閣総理大臣(岸田文雄君)
海外との比較という御質問ですが、我が国はこのバブル崩壊以降、長引くデフレ等を背景に他国と比べて低い経済成長が続きました。この間、企業は賃金を抑制し、消費者も将来不安などから消費を抑制した結果、需要が低迷し、デフレが継続する、こうした悪循環となりました。こうした中で、企業に賃上げを行う余力が生まれにくくなったことから賃金が伸び悩み、他国より低い賃金水準になったと考えています。その後、アベノミクスにより二%程度の賃上げを実現したものの、コロナ禍において賃上げ率が再び低下傾向になっている、これが我が国の現状であり、結果として委員御指摘のような他国との比較の状況になっていると認識をしております。 Angry: 0.509 Disgust: 0.404 Fear: 0.629 Happy: 0.378 Sad: 0.394 Surprise: 0.474
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01:08:23 ~ 01:09:10 足立敏之君
ありがとうございました。次のパネルをお願いしたいと思います。このパネルは、横軸がこの二十五年間の公共投資の伸び、縦軸はGDPの伸びであります。日本は公共投資が半減していますので、横軸〇・五の位置にあります。この図を見ましても、公共投資を進めてきた国は経済成長をしておりますけれども、公共投資をおろそかにしてきた国につきましては経済成長できていないということが明らかだと思います。日本は、公共投資を減らし、GDPも先進国の中で珍しく伸ばすことができておらず、その結果、賃金レベルも低い水準になっているというふうに考えます。 Angry: 0.443 Disgust: 0.456 Fear: 0.395 Happy: 0.703 Sad: 0.442 Surprise: 0.447
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01:09:10 ~ 01:10:04 足立敏之君
一方、建設産業の賃金について見たいと思います。このパネルに示すとおりでありまして、全産業平均の八割程度と、建設産業の賃金は低い水準にあります。建設産業は地域の守り手であり、インフラ整備、管理の担い手でもあり、地域づくりや町づくりの担い手でもあるという大切な役割を担っていることを考えますと、とても残念であります。ただ、よく見ますと、平成二十五年の政権交代後にはアベノミクスにより公共事業予算が拡大し、先ほど総理からも御指摘がございましたけれども、それに伴いまして建設産業の賃金レベルはアップしている、これがはっきり見えると思います。徐々に改善されているというふうに思います。引き続き、公共事業予算の拡大により賃上げを進めていくことが必要だというふうに考えております。 Angry: 0.430 Disgust: 0.371 Fear: 0.488 Happy: 0.599 Sad: 0.445 Surprise: 0.503
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01:10:04 ~ 01:10:29 足立敏之君
斉藤大臣は、二月二十八日に建設関係四団体と意見交換を行い、三%の賃金アップを目指すことで合意したというふうに伺いました。大事なことだと思います。日本の建設産業の賃金水準の引上げの必要性について、斉藤大臣の御見解を伺いたいと思います。 Angry: 0.433 Disgust: 0.300 Fear: 0.402 Happy: 0.743 Sad: 0.453 Surprise: 0.484
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01:10:29 ~ 01:11:08 国務大臣(斉藤鉄夫君)
足立敏之委員御指摘のとおり、日本の建設産業の賃金水準レベルは低いと、このように思っております。したがいまして、九年前より国土交通大臣と建設業四団体のトップが定期的に直接意見交換を行うなど、官民一体となって賃金引上げ、取組を行ってまいりました。そして、直近六年間で年平均二・七%の賃金上昇を実現しました。しかし、建設業の賃金は他産業に比べまだまだ低い水準にあり、賃金引上げの取組はまだ道半ばであると、このように感じております。 Angry: 0.421 Disgust: 0.376 Fear: 0.616 Happy: 0.473 Sad: 0.367 Surprise: 0.578
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01:11:08 ~ 01:12:00 国務大臣(斉藤鉄夫君)
このため、昨年十二月の各界代表によるいわゆる転嫁円滑化会議、正式な名前はパートナーシップによる価値創造のための転嫁円滑化会議でございますが、この会議において、私から、民間発注者団体などに対して適正な請負代金の設定や働き方改革について協力を要請いたしました。また、今月から適用する新たな公共工事設計労務単価については、十年連続となる引上げを行ったところでございます。さらに、先月二十八日に開催した私と建設業団体との意見交換会においては、今年はおおむね三%の賃金上昇の実現を目指して全ての関係者が可能な取組を進めるということを申し合わせたところでございます。 Angry: 0.462 Disgust: 0.283 Fear: 0.528 Happy: 0.605 Sad: 0.325 Surprise: 0.591
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01:12:00 ~ 01:12:14 国務大臣(斉藤鉄夫君)
引き続き、ダンピング対策の徹底や建設キャリアアップシステムの普及促進など、賃金引上げに向けた取組を官民協働で進めていきたいと決意しております。 Angry: 0.700 Disgust: 0.403 Fear: 0.437 Happy: 0.386 Sad: 0.480 Surprise: 0.322
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01:12:14 ~ 01:13:15 足立敏之君
ありがとうございました。国土交通大臣のリーダーシップで建設産業の賃金アップ、これがしっかり実現できるようにお願いしたいと思います。さて、こうした状況下で、財務省主導で、直轄工事の入札に当たりましては、賃金引上げを総合評価落札方式の加点要素とするという取組を進めると発表がございました。大企業は受給者一人当たり三%、中小企業は給与総額一・五%以上の賃上げを表明した企業に総合評価の五%の加点を与えるということになっています。当初、このような取組に対しまして、建設産業は災害や大雪の影響などを受けやすくて賃金の年変動が大きい、賃上げに対して総合評価で加点するのは問題がある、様々な声が上がりまして、建設分野の大先輩の佐藤信秋先生、私にも直接そういった声が寄せられました。 Angry: 0.476 Disgust: 0.289 Fear: 0.482 Happy: 0.586 Sad: 0.387 Surprise: 0.530
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01:13:15 ~ 01:13:50 足立敏之君
私からもそのような声を国土交通省や財務省に伝えましたけれども、それを受けて、賃上げの評価を柔軟に行う運用を財務省と国土交通省でおまとめいただいたと聞いております。賃上げの加点の総合評価につきまして、実績確認に当たり柔軟な運用を行うこととしたと聞きますが、制度の概要と今後の取組について副大臣にお伺いしたいと思います。 Angry: 0.575 Disgust: 0.194 Fear: 0.321 Happy: 0.643 Sad: 0.466 Surprise: 0.451
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01:13:50 ~ 01:14:05 副大臣(大家敏志君)
お答えいたします。賃上げ実績を確認するに当たりまして、加点基準と実質的に同等の賃上げを実施したと認められる場合には、賃上げの目標を達成したものとして取り扱うことといたしました。 Angry: 0.455 Disgust: 0.396 Fear: 0.399 Happy: 0.735 Sad: 0.411 Surprise: 0.483
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01:14:05 ~ 01:15:26 副大臣(大家敏志君)
この実質的同等の賃上げであるかどうかを判定する基準につきましては、関係者の御意見等も踏まえた上で、考え方を整理した通知を各省庁に対して発出いたしました。この通知において、例えば各事業者の賃上げ率を算定する際に、中小企業についても一人当たりの平均受給額を基準とすることが可能であることや、大企業、中小企業を問わず、従業員の年齢構成の変化や働き方改革への取組状況などによる影響も考慮した基準とすることなど、事業者の実情に応じて基準を選択することが可能であることを明確化いたしました。例えばでありますが、先生からも先ほど御指摘がありましたように、現場から様々な声をいただきました。例えば、ベテラン、給料の高いベテラン従業員が退職をし新人と入れ替わった場合に総額のみで判断されればマイナスになるではないかとか、それから、災害対応に追われて手当が増えたのに災害が復旧して今年はその手当が減った、それを総額で判断されたら困るというようなことが様々ありましたので、このようなことを通知、発出をさせていただきました。 Angry: 0.583 Disgust: 0.299 Fear: 0.465 Happy: 0.590 Sad: 0.348 Surprise: 0.445
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01:15:26 ~ 01:15:47 副大臣(大家敏志君)
いずれにいたしましても、この制度ができるだけ多くの事業者にとって賃上げ表明を行う契機となることを期待するとともに、今後、実際の運用状況も見ながら、関係者の方々の御意見も伺いつつ、適切な制度運用に努めてまいりたいと考えております。 Angry: 0.239 Disgust: 0.400 Fear: 0.519 Happy: 0.684 Sad: 0.599 Surprise: 0.400
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01:15:47 ~ 01:16:01 足立敏之君
大家副大臣、細かく御説明をいただきましてありがとうございました。こういったお話を聞いていますと、建設業の皆様方も安心してこうした制度を受け入れやすくなる、そんなふうに思います。 Angry: 0.250 Disgust: 0.172 Fear: 0.313 Happy: 0.905 Sad: 0.357 Surprise: 0.625
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01:16:01 ~ 01:16:47 足立敏之君
財務省の鈴木大臣の御決断にも感謝をしたいというふうに思っております。今後とも、賃上げの宣言が行いやすい運用に努めていただくようお願いしたいと思います。さて、国土交通省でも、こうした総合評価の取組を財務省とともに連携して進めるとともに、賃上げに向けた様々な環境づくりに努めていただいております。建設分野では賃上げに向けて工事の入札契約などの面でどのように取り組んでいるのか、渡辺副大臣にお聞きしたいと思います。 Angry: 0.566 Disgust: 0.276 Fear: 0.330 Happy: 0.651 Sad: 0.443 Surprise: 0.450
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01:16:47 ~ 01:17:08 副大臣(渡辺猛之君)
お答えいたします。国土交通省としても、賃上げの取組を促すために、政府全体で行っている加点措置については柔軟な運用を行うとともに、建設業界の皆様の不安を解消できるよう、問合せ窓口の設置、QアンドAの公表などにより、引き続き丁寧に対応をしてまいります。 Angry: 0.482 Disgust: 0.338 Fear: 0.424 Happy: 0.668 Sad: 0.408 Surprise: 0.493
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01:17:08 ~ 01:18:00 副大臣(渡辺猛之君)
また、建設現場に従事する方の賃金水準確保につながるよう、発注者が適正な予定価格で発注することが重要と考えております。このため、国土交通省では、個々の工事の労務費について、実態調査を踏まえた公共工事設計労務単価を適用しており、今月より最新の単価を適用しているところでございます。また、積算基準や各種の歩掛かりも改定しており、例えば工事の諸経費に含まれます従業員給料手当等を算定する計算式を実態調査を踏まえて見直し、令和四年四月から適用することとしております。さらに、ダンピング対策も重要であり、各工事の低入札価格調査基準を算定する計算式につきましても実態調査を踏まえて見直し、こちらも令和四年四月から適用することとしております。 Angry: 0.417 Disgust: 0.266 Fear: 0.566 Happy: 0.610 Sad: 0.350 Surprise: 0.604
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01:18:00 ~ 01:18:30 副大臣(渡辺猛之君)
あわせて、地方公共団体に対しても、国の基準の見直しを踏まえて低入札価格調査基準等を適切に見直すよう総務省と連名で要請しているほか、様々な機会を通じて周知徹底してまいります。賃上げの実現に向けてはこれまで足立委員大変熱心に取り組んでいただいておりますが、国土交通省としても引き続き適正な予定価格での発注等に取り組んでまいります。 Angry: 0.515 Disgust: 0.261 Fear: 0.496 Happy: 0.517 Sad: 0.397 Surprise: 0.542
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01:18:30 ~ 01:19:09 足立敏之君
ありがとうございました。今後ともしっかりフォローを行って、大きな問題が発生しないように、財務省ともしっかり連携していただいてきめの細かい対応をお願いしたいというふうに思います。ところで、低入札調査基準価格のアッパーを〇・九二から九五にアップさせることにつきましても建設業界から強い要望をいただいております。当面は予定価格をアップさせて工事価格を引き上げていく取組を進めることを優先していくことになるんだろうなと思いますけれども、引き続き御検討をお願いしたいと思います。 Angry: 0.518 Disgust: 0.279 Fear: 0.332 Happy: 0.676 Sad: 0.495 Surprise: 0.451
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01:19:09 ~ 01:20:12 足立敏之君
また、測量設計業務やコンサルタント業務につきましても、諸経費率のアップや低入札調査基準価格の引上げが求められております。今回の改定では歩掛かりの大幅改善を優先して行われたというふうに思いますけれども、今後の課題として引き続き御検討をお願いしたいというふうに思います。なお、このような賃上げの措置を講ずると、当然のことながら発注金額が上昇します。公共事業予算の推移をこちらに示しますけれども、今言いました賃金のアップ分に相当する金額、その分は公共事業予算の増額が不可欠ではないかというふうに考えます。建設産業の賃上げが実効性を持って行われるためには公共事業予算の拡大が不可欠と考えますが、斉藤大臣の御見解を伺いたいと思います。 Angry: 0.542 Disgust: 0.383 Fear: 0.543 Happy: 0.420 Sad: 0.490 Surprise: 0.434
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01:20:12 ~ 01:21:05 国務大臣(斉藤鉄夫君)
足立委員おっしゃるとおり、建設産業で働く方の処遇改善を図るためには、今後の公共事業予算の安定的、持続的な確保について十分な見通しを持てることが大切です。見通しが立たなければ、処遇改善など夢のまた夢になってしまいます。政府においては、防災・減災、国土強靱化のための五か年加速化対策の二年目としての予算等を令和三年度補正予算で確保するとともに、令和四年度当初予算についても前年度を上回る公共事業予算を確保したところでございます。今後とも、建設産業における賃上げなどの処遇改善に向けた取組を進めるとともに、必要かつ十分な公共事業予算の安定的な、持続的な確保に全力で取り組んでまいります。 Angry: 0.568 Disgust: 0.357 Fear: 0.494 Happy: 0.566 Sad: 0.369 Surprise: 0.470
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01:21:05 ~ 01:22:19 足立敏之君
ありがとうございました。大臣のリーダーシップに心からお願いをしたいと思います。さて、日本と韓国の賃金の比較、先ほどさせていただきましたが、現在は韓国の方が勝っているというお話をさせていただきました。韓国の方が経済面でも伸びてきている、そういうようなことではないかと思います。そうなると、今度は、私の立場からすると、インフラの整備水準がどうか、韓国の方が上回ってしまっているのではないか、そういったところが大変気になります。ここに表をまとめさせていただきましたけれども、インフラについて日韓比較をすると、実際かなり日本が分の悪い状況になっております。例えば、高速道路の整備状況、十キロ掛ける十キロのメッシュに高速道路が何キロメートルあるかという道路密度の指標で見ますと、本来の高速道路である四車線化ができている延長で比べますと、韓国が四・一八キロメーター、日本は暫定二車線が三八%ありますので、四車線化されているところだけで比べると、日本は一・八五キロメーターとなります。 Angry: 0.321 Disgust: 0.251 Fear: 0.481 Happy: 0.664 Sad: 0.469 Surprise: 0.581
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01:22:19 ~ 01:23:11 足立敏之君
半分以下です。港湾について見ても、コンテナの取扱量で二〇一九年に我が国最大の東京港でも三十四位、横浜港は六十一位、それに対して釜山港は六位ということであります。これは、大型化するコンテナ船に日本の岸壁の大型化が追従できていないことが原因と考えられます。大型船に対応できる水深が十六メーター以深の岸壁が釜山港には二十六か所あるのに対して、東京港と横浜港を合わせた京浜港で八港です。空港について見ましても、国際線の旅客数の推移を見ますと、二〇〇七年に韓国が日本を上回って、アジアのハブ空港としての地位を韓国が確立しています。 Angry: 0.522 Disgust: 0.300 Fear: 0.477 Happy: 0.537 Sad: 0.456 Surprise: 0.507
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01:23:11 ~ 01:24:02 足立敏之君
韓国の仁川空港と成田を比較しますと、成田は滑走路が二本で六千五百メーター、仁川空港は三本で一万一千五百メーター。成田は今三本目の滑走路を整備していますが、完成は二〇二八年と聞きます。仁川空港は二〇二四年度までにもう一本、四千メーターの滑走路ができるというふうに聞いておりますので、明らかに差が付いてしまっているというふうに思います。さて、このように日本のインフラが後れてしまった背景にあるのは、次のデータをお示ししますが、日本と韓国のインフラ投資の違いにあるのではないかと思います。日本はこの二十年間でインフラ投資を半減させていますが、韓国は二・七倍に増やしてきています。 Angry: 0.324 Disgust: 0.280 Fear: 0.515 Happy: 0.617 Sad: 0.394 Surprise: 0.647
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01:24:02 ~ 01:25:18 足立敏之君
この違いが日本と韓国の先ほど申し上げましたインフラの整備水準の違いにつながっているというふうに思います。岸田総理は、自民党の政調会長でありました四年前でございますけれども、建設専門紙のインタビューに答えて、日本のインフラは残念ながら世界水準で一流とは言える状況にはないというふうに思っていると、外務大臣として延べ九十数か国を訪れたけれども、日本の経済規模から考えた場合に、空港、高速道路、都市などに物足りなさを感じてきたというふうに述べておられました。また、災害が発生するたびに被災地を訪れられまして、つぶさにその状況を見てこられましたが、そうしたこともありまして、防災・減災、国土強靱化の五か年加速化対策の取りまとめにも政調会長として御尽力をいただいたところであります。日本経済を立て直すためにも、防災・減災、国土強靱化を進めるためにも、しっかり公共投資を拡大してインフラ整備を進めるべきと考えますが、総理のお考えをお聞きしたいと思います。 Angry: 0.480 Disgust: 0.285 Fear: 0.518 Happy: 0.485 Sad: 0.400 Surprise: 0.545
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01:25:18 ~ 01:26:23 内閣総理大臣(岸田文雄君)
道路、空港、港湾、こうした交通、物流、都市インフラは、国民の安全、安心を確保し、社会経済活動を支える基盤であり、我が国の持続的な発展のため、しっかりと整備していくことは重要であると考えます。こうした観点に立って、令和三年度補正予算、そして令和四年度予算においても、高速道路の整備、空港の機能強化などのこの経済成長のための基盤づくり、また水災害対策や地震対策など、安全、安心な国土づくりのための必要な公共事業予算、令和三年度補正で二・〇兆円、令和四年度で六・一兆円、こうした予算を確保したところですが、引き続き、先ほど斉藤大臣の答弁の中にもありましたこの中長期的な見通し、こうした見通し、大変重要だと思います。 Angry: 0.255 Disgust: 0.110 Fear: 0.568 Happy: 0.734 Sad: 0.331 Surprise: 0.678
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Angry: 0.422 Disgust: 0.285 Fear: 0.506 Happy: 0.580 Sad: 0.525 Surprise: 0.497
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01:26:37 ~ 01:27:02 足立敏之君
ありがとうございました。強い決意というふうに受け止めております。これからも、しっかり公共事業予算の確保に向けまして、斉藤大臣、総理にも御尽力いただきたいというふうに思います。それでは、資材高騰のお話をちょっとさせていただきたいと思いますが、時間の関係もありますので御質問までたどり着けないかもしれません。 Angry: 0.331 Disgust: 0.316 Fear: 0.417 Happy: 0.656 Sad: 0.582 Surprise: 0.502
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01:27:02 ~ 01:27:45 足立敏之君
お許しください。新型コロナ後のアメリカや中国の景気回復に伴いますウッドショック、それから円安に伴う輸入資材の高騰、さらにはウクライナの問題などの影響もありまして燃料、木材、鋼材など建設資材の高騰が著しく、建設産業や住宅産業などに、トラック産業、海運業などにも影響が出ておりまして、不安の声が寄せられております。燃料や資材の高騰による建設産業への影響に対して国交省ではどのような対応を考えているのか、国交大臣に伺います。 Angry: 0.524 Disgust: 0.263 Fear: 0.471 Happy: 0.566 Sad: 0.344 Surprise: 0.523
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01:27:45 ~ 01:28:19 国務大臣(斉藤鉄夫君)
建設業界における資材や燃料等の物価高騰に対しては、一つは、国直轄工事での適切な対応はもちろん、設計変更等にきちんと応じていくということです。それから、地方公共団体発注工事においても、最新の実勢価格を適切に反映した適正な予定価格の設定や、それから建設工事標準請負契約第二十六条の規定、いわゆるスライド条項と言われているものですが、この適切な適用等によりまして、設計変更の実施など必要な対応を行うよう求めているところでございます。 Angry: 0.576 Disgust: 0.244 Fear: 0.434 Happy: 0.608 Sad: 0.354 Surprise: 0.547
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01:28:19 ~ 01:29:00 国務大臣(斉藤鉄夫君)
そしてまた、昨年十二月、先ほど申し上げました転嫁円滑化会議におきまして、適正な請負代金の設定や契約後の状況に応じた契約変更について私から民間発注者団体に対して直接要請したほか、国土交通省から公共、民間の発注者や建設業団体に対して文書で通知、徹底を図っているところでございます。加えて、来年度からは、現在、元請、下請間の契約を対象に実施しているモニタリング調査について、受発注者間にも対象を広げ、発注者に対しても必要に応じ注意喚起を行っていくことを検討しております。 Angry: 0.443 Disgust: 0.302 Fear: 0.515 Happy: 0.590 Sad: 0.362 Surprise: 0.553
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01:29:00 ~ 01:29:15 国務大臣(斉藤鉄夫君)
引き続き、建設業界の皆様の声を丁寧にお伺いしながら、事業者団体とも連携し、価格転嫁などが適切に行われるよう、必要な取組、全力を挙げてまいります。 Angry: 0.232 Disgust: 0.188 Fear: 0.351 Happy: 0.824 Sad: 0.565 Surprise: 0.573
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01:29:15 ~ 01:29:50 足立敏之君
ありがとうございました。資材高騰の影響は住宅産業などで大変大きくて、住宅産業から今強い要望のあります建築物省エネ法というのがありますけれども、この成立に向けまして国土交通大臣に御尽力いただくようお願いして、私の質問を終わります。どうもありがとうございました。 Angry: 0.431 Disgust: 0.355 Fear: 0.326 Happy: 0.768 Sad: 0.468 Surprise: 0.419
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Angry: 0.648 Disgust: 0.355 Fear: 0.383 Happy: 0.564 Sad: 0.406 Surprise: 0.417
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Angry: 0.338 Disgust: 0.308 Fear: 0.317 Happy: 0.909 Sad: 0.412 Surprise: 0.478
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01:30:00 ~ 01:31:01 今井絵理子君
本日はよろしくお願いいたします。まず初めに、ウクライナの女性や子供に対する日本政府による食や栄養などの人道的支援についてお伺いしたいと思います。ロシアがウクライナを侵攻してから一か月以上が過ぎました。沖縄の地上戦による惨劇や、広島、長崎の原爆被爆を経験した私たちにとって、令和の時代においてもなお武力による一方的な現状変更を行うとされることは無念であり、さらには核兵器使用の可能性も示唆する威圧的な言動が繰り返されることに激しい憤りを覚えます。既に子供の犠牲者も百名以上に上ると報道されています。二十一日時点で国外退避した難民は約三百五十三万人を超え、その九割が女性や子供であるとのことです。 Angry: 0.624 Disgust: 0.323 Fear: 0.455 Happy: 0.448 Sad: 0.395 Surprise: 0.464
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01:31:01 ~ 01:31:48 今井絵理子君
私たち日本ができることは、その一つに、しなければならないことの一つが、子供たちに対する人道支援だと考えます。これまで、岸田総理は、ウクライナ侵攻に伴う人道的支援として一億ドルの拠出を行いました。また、G7首脳会議において新たに一億ドルの追加的な人道支援を行う旨表明されました。そこで、ロシアによるウクライナ侵攻で被害を受ける母子に対する人道的支援の現状と課題についてお伺いしたいと思います。 Angry: 0.504 Disgust: 0.365 Fear: 0.460 Happy: 0.619 Sad: 0.416 Surprise: 0.493
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01:31:48 ~ 01:32:26 内閣総理大臣(岸田文雄君)
我が国が三月十一日決定しました一億ドルの緊急人道支援は、現地で活躍するユニセフ、UNHCRあるいはWFP等の国際機関及び日本のNGOを通じて、ウクライナ国内で影響を受けている人々、また周辺国に避難しているウクライナの人々に対して、一時的避難施設、保健医療、水、衛生、食料、そして子供の保護といった緊急性の高い分野で人道支援を実施するものとなっています。 Angry: 0.362 Disgust: 0.117 Fear: 0.538 Happy: 0.718 Sad: 0.257 Surprise: 0.708
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01:32:26 ~ 01:33:44 内閣総理大臣(岸田文雄君)
避難民の多くが女性と子供たちであるという委員の御指摘、そのとおりであると思います。日本の支援を通じた国際機関の活動の内容には、ミルクを始めとする女性、乳幼児向けの援助物資の配布等が含まれています。また、日本のNGOも同様の支援を検討しており、女性や子供に寄り添った支援内容となっていると考えています。ロシアによる侵略が継続する中、現地の状況悪化を受け、ウクライナにおける人道支援ニーズが高まっていること、またウクライナからの避難民を、避難民を受け入れている周辺国が困難な状況に直面していること、こうしたことを踏まえて、三月二十四日、G7首脳会議においてウクライナ及び周辺国への追加の一億ドル緊急人道支援を行うことを表明し、各国から評価を得たところですが、この追加の支援の具体的な内容、これは現在調整中でありますが、引き続き女性や子供に寄り添った支援となるよう対応していきたいと考えます。 Angry: 0.493 Disgust: 0.308 Fear: 0.481 Happy: 0.664 Sad: 0.357 Surprise: 0.526
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Angry: 0.352 Disgust: 0.287 Fear: 0.357 Happy: 0.834 Sad: 0.331 Surprise: 0.639
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01:34:01 ~ 01:34:54 今井絵理子君
総理答弁と重なるところがあるかもしれませんが、外務大臣にもお伺いしたいと思います。現在進行中のウクライナ情勢は多くの難民や地下ごうに閉じ込められた人々を生んでおり、まさしく深刻な脆弱状態にあります。食料も底を尽きかけているところがあり、地下ごうで八百人もの新生児が生まれているとも聞き、大変心配です。人道支援の中でもこの栄養改善における母子に対する人道支援はとても重要であると考えますが、先ほどミルクであるとか栄養分野に対するそういった支援をされているという考えでありますが、外務大臣の御見解もお聞かせください。 Angry: 0.397 Disgust: 0.280 Fear: 0.568 Happy: 0.442 Sad: 0.567 Surprise: 0.543
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01:34:54 ~ 01:35:21 国務大臣(林芳正君)
今、今井委員から御指摘がありましたように、この困難な状況に直面しているウクライナ避難民への人道支援、これ避難している人々の今状況、今井委員からもお話をいただきましたけれども、この避難している人々の多くが女性と子供たちであると、こうしたことを踏まえて、栄養改善を始めとする母子に対する支援が大変重要であると考えておるところでございます。 Angry: 0.397 Disgust: 0.303 Fear: 0.668 Happy: 0.484 Sad: 0.383 Surprise: 0.533
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01:35:21 ~ 01:36:15 国務大臣(林芳正君)
さきに決定した一億ドルの緊急人道支援には、食料やミルクや衛生用品を始めとする女性、乳幼児向けの援助物資の配布、それから子供の保護、さらには乳幼児健診等の支援、こういうものが含まれておりまして、現地で活動する国際機関や日本のNGOを通じて実施をしてきておるところでございまして、この追加の一億ドルにつきましては、先ほど総理から御答弁がありましたように、具体的な支援内容、割り振りについて現在調整進めておるところでございますけれども、栄養改善の視点、観点も含めて女性や子供に寄り添った支援となるように、国際機関やNGOとの間で迅速に調整をしてまいりたいと考えております。 Angry: 0.231 Disgust: 0.161 Fear: 0.392 Happy: 0.891 Sad: 0.368 Surprise: 0.622
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01:36:15 ~ 01:37:04 今井絵理子君
私は、これまで国際母子栄養改善議員連盟の事務局長として世界の母子の栄養改善に関する取組をしてまいりました。昨年十二月七日、八日には東京栄養サミットが開催され、三十か国の首脳、閣僚級のほか、国際機関、民間企業など百五十六のステークホルダーから三百三十一ものコミットメント、世界合計で三兆円近くの資金拠出が発表されるなど、過去にない大きな成果を上げました。日本政府としても、三年で三千億円の栄養に関する国際支援を行うと表明を出しました。 Angry: 0.645 Disgust: 0.283 Fear: 0.484 Happy: 0.529 Sad: 0.290 Surprise: 0.540
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01:37:04 ~ 01:37:42 今井絵理子君
岸田総理は、先般の栄養サミットで、栄養の力で人々を健康に、幸せにすると明言されています。今こそ、母子栄養改善の分野でリーダーシップを取る日本が、このようなウクライナ、また周辺国に対してその特色や強みを生かした支援を行い、日本国として強いメッセージを発信していくことが求められると考えますが、総理の御見解をお聞かせください。 Angry: 0.531 Disgust: 0.263 Fear: 0.401 Happy: 0.782 Sad: 0.288 Surprise: 0.563
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01:37:42 ~ 01:38:03 内閣総理大臣(岸田文雄君)
御指摘のとおり、昨年十二月、この東京栄養サミット二〇二一を開催し、私から、この開会スピーチの中で、世界の栄養状況の改善のために三年間で三千億円以上の栄養関連支援を行うことを発表いたしました。 Angry: 0.353 Disgust: 0.285 Fear: 0.470 Happy: 0.674 Sad: 0.432 Surprise: 0.610
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01:38:03 ~ 01:39:27 内閣総理大臣(岸田文雄君)
また、各国政府、民間企業、市民社会を含む多様なステークホルダーから栄養改善のための政策的、資金的意図表明が提出され、計二百七十億ドル以上の栄養関連資金拠出が表明されるなど、過去の栄養サミットを上回る成果が得られました。そして、今回のウクライナの事態ですが、このウクライナは豊かな穀倉地帯であり、本来は主要な小麦等の輸出国として食料に恵まれた国でありますが、ロシアによる侵略により、多くの女性や子供を含む方々が住居を奪われ、食料不足を含む深刻な人道状況に置かれている、こうしたことが懸念をされます。こうした人道状況及び栄養サミットの成果も踏まえて、これは先ほど答弁させていただきましたが、三月十一日発表した一億ドルの緊急人道支援においては、食料、水、衛生あるいはミルクを始めとする女性、乳幼児向けの援助物資の配布、あるいはこの女性、子供に寄り添った支援、これを迅速に実施をしているところです。 Angry: 0.544 Disgust: 0.263 Fear: 0.578 Happy: 0.519 Sad: 0.280 Surprise: 0.561
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01:39:27 ~ 01:39:57 内閣総理大臣(岸田文雄君)
そして、二十四日の追加の一億ドルについては調整中でありますが、先ほど申し上げたように、食や栄養に配慮した支援、これを是非強化していきたいと考えております。引き続き、国難に直面する女性や子供を含むウクライナの人々に寄り添った日本らしいきめ細かい支援、これを実施していきたいと考えます。 Angry: 0.306 Disgust: 0.274 Fear: 0.453 Happy: 0.743 Sad: 0.375 Surprise: 0.647
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01:39:57 ~ 01:40:20 今井絵理子君
ありがとうございました。栄養分野において是非日本がリーダーシップを取って、そして人道的支援の中でもこの母子に関する栄養分野のことを、岸田総理、是非リーダーシップを取ってやっていっていただきたいなと思っております。 Angry: 0.340 Disgust: 0.262 Fear: 0.251 Happy: 0.876 Sad: 0.556 Surprise: 0.446
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01:40:20 ~ 01:41:10 今井絵理子君
続いて、防災についてです。最近、東北地方を中心に大きな地震が続くなど、災害に対する不安が拭えない日々が続いております。今月二十五日には、政府の地震調査委員会が、与那国島周辺で今後三十年以内にマグニチュード七から七・五程度の大震災が起こる可能性が九〇%程度以上、確率は不明としながらも、南西諸島周辺及び与那国島周辺でマグニチュード八クラスの巨大地震が発生するおそれがあるという調査結果を公表されるなど、防災・減災の重要性を強く意識する日々が続きます。 Angry: 0.389 Disgust: 0.285 Fear: 0.709 Happy: 0.313 Sad: 0.472 Surprise: 0.579
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01:41:10 ~ 01:42:00 今井絵理子君
防災の中でも、私自身、これまで、障害のある方や御高齢の方など、支援が必要な方々に対する施策の重要性を訴えてまいりました。二〇一一年三月十一日の東日本大震災において、障害のある方で犠牲となった割合は健常者の約二倍に上るという調査もあります。その多くは逃げ遅れによるものでした。Jアラートなどの緊急的な警報システムや発災直後の避難情報といった適切な情報提供と情報伝達、避難行動に対する適切な支援がとても重要なことが分かります。 Angry: 0.481 Disgust: 0.303 Fear: 0.578 Happy: 0.480 Sad: 0.365 Surprise: 0.590
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01:42:00 ~ 01:43:13 今井絵理子君
昨年四月の災害対策基本法の改正により、避難行動要支援者に対する個別避難計画の作成が自治体の努力義務とされました。避難行動要支援者としてまず挙げられるのは、情報の入手や発信が困難な方です。例えば、視覚や聴覚に障害がある方、日本語が分からない外国人、知的障害などで理解や判断がなかなかできなかったり時間が掛かってしまう方などです。さらに、移動などに介助が必要な寝たきりの方々や足が不自由な方、乳幼児などが挙げられます。この法改正により、誰一人取り残さない防災が大きく前進することが期待されます。地方自治体の責務として個別避難計画の作成が進められていますが、未着手の自治体や、着手しているもののその進捗が緩やかな自治体もあると考えます。 Angry: 0.490 Disgust: 0.341 Fear: 0.558 Happy: 0.395 Sad: 0.484 Surprise: 0.511
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Angry: 0.643 Disgust: 0.445 Fear: 0.559 Happy: 0.383 Sad: 0.379 Surprise: 0.421
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01:43:36 ~ 01:44:01 国務大臣(二之湯智君)
個別避難計画につきましては、昨年五月の災害対策基本法の改正によりまして、その作成を市町村の努力義務となりました。そこで、内閣府としては、作成方法などを詳しく説明した指針の作成や優良事例の紹介などを今行っているところでございます。 Angry: 0.365 Disgust: 0.398 Fear: 0.451 Happy: 0.737 Sad: 0.363 Surprise: 0.547
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01:44:01 ~ 01:44:43 国務大臣(二之湯智君)
現在、全国の市町村における個別避難計画の取組状況ですが、計画作成に未着手の市町村や、着手しているものの現時点においては取組の途上にある市町村もございます。内閣府においては、個別避難計画について、優先度の高い避難行動要支援者についておおむね五年程度で作成するよう自治体に依頼しております。引き続き、自治体とよく連携して、計画の作成が着実に進むようしっかりと支援をしてまいりたいと思っております。 Angry: 0.342 Disgust: 0.342 Fear: 0.513 Happy: 0.622 Sad: 0.491 Surprise: 0.537
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01:44:43 ~ 01:45:05 今井絵理子君
この問題については、私が防災担当の政務官を拝命したときにも、サブワーキンググループを立ち上げ、議論を進めてまいりました。個別避難計画の作成が地方自治体の責務となっていること、国は作成に係る費用を交付税措置によって支援する形となっています。 Angry: 0.705 Disgust: 0.391 Fear: 0.450 Happy: 0.509 Sad: 0.362 Surprise: 0.412
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01:45:05 ~ 01:46:01 今井絵理子君
でも、現実問題として、未着手の自治体が三割程度あること、既に着手済みである自治体も、その進捗の程度によっては、あしたにでも、いえ、今起こるかもしれない災害から支援が必要な方々を守ることができないという可能性があります。引き続き、政府として、自治体による個別避難計画の作成の進捗についてしっかりと把握をしていただき、適切な助言や支援をされることを強く要望いたします。次に、災害時の情報保障についてです。近年はテレビに字幕が付与されるなど一定程度進んだと言えますが、発災直後の情報伝達についてはまだ不十分と考えます。 Angry: 0.523 Disgust: 0.339 Fear: 0.526 Happy: 0.469 Sad: 0.452 Surprise: 0.464
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01:46:01 ~ 01:47:01 今井絵理子君
例えば、聴覚障害のある方にとって防災行政無線は届きません。寝ているときにパトランプが点灯しても気付くことができません。就寝中の時間帯や外出先での情報取得はかなり困難です。最も大切なのは、発災直後に確実に情報を伝達できる仕組みが必要なんです。総理、想像してみてください。例えば、総理のお子さんが、耳が聞こえないお子様がいたとして、その子が一人で家で寝ているときに津波が迫ってきたとしたら、どのように逃げるように伝えられるんでしょうか。近所の人もドアをたたいても、そのドアのたたく音さえ気付きません。 Angry: 0.460 Disgust: 0.303 Fear: 0.551 Happy: 0.451 Sad: 0.487 Surprise: 0.558
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01:47:01 ~ 01:48:08 今井絵理子君
アナウンスで逃げてくださいと言われても聞こえません。今では、科学技術の進歩によりスマートフォンやスマートウオッチといったモバイルデバイスも多く開発されています。科学技術を用いた情報伝達に有効な機器やソフトウエアの開発にも期待されますが、需要が多くないため、民間企業による自発的な研究や開発に頼るには無理があると考えます。国による技術開発に対する補助を行うなど、リーダーシップを取ってプロジェクトとして進めていただきたいと考えますが、事前にこのレクを問い合わせたところ、残念ながらこの課題を所管する省庁がありませんでした。誰がやっていただけるのですかと聞くと、それは総理に聞いてくださいと言われました。 Angry: 0.634 Disgust: 0.351 Fear: 0.454 Happy: 0.401 Sad: 0.472 Surprise: 0.467
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01:48:28 ~ 01:49:44 内閣総理大臣(岸田文雄君)
災害時における情報伝達、委員御指摘のように、これ、国民の命に直結するものであるからして、的確になされること、これは重要であり、特に障害者の方々に対する伝達についてはより一層配慮が求められるということです。そして、障害者の方々に対する情報伝達について、民間企業においては、例えば防災情報や視覚障害者、ああ、防災情報を聴覚障害者に届けるために防災行政無線やラジオなどから流れる音声を文字に転換し表示するアプリなどが開発されているところでありますが、こうしたもの、国としてもこれは、障害者の利便の増進に資する情報通信機器、サービスの開発に対する助成、これを行っているところでありますが、これ、引き続きこうした支援を充実することが求められると思います。 Angry: 0.664 Disgust: 0.378 Fear: 0.427 Happy: 0.634 Sad: 0.331 Surprise: 0.354
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01:49:44 ~ 01:50:06 内閣総理大臣(岸田文雄君)
誰がやるのですか、どこがやるのですかという御指摘でありますが、これは当然、こうした取組、この情報通信機器であったりあるいはサービスであったり、これは所管する官庁がまずは直接的にこうした支援を考えていかなければならないと思います。 Angry: 0.832 Disgust: 0.251 Fear: 0.329 Happy: 0.458 Sad: 0.300 Surprise: 0.424
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01:50:06 ~ 01:50:41 内閣総理大臣(岸田文雄君)
しかし、こうした取組の重要性に対する認識は政府全体として持っていかなければならないと考えます。是非、私自身、そうした政府の取組の先頭に立って、関係省庁の取組を督促するべく努力をしていきたいと思います。今後とも、障害者の方々が必要なときに必要な情報にアクセスできるような技術開発、国としてしっかり支援をしてまいります。 Angry: 0.670 Disgust: 0.330 Fear: 0.360 Happy: 0.614 Sad: 0.393 Surprise: 0.421
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01:50:41 ~ 01:51:00 今井絵理子君
ありがとうございます。所管するこの省庁というのが、私がこの質問レクをしたときには、みんな、いや、これは文科省でしょう、総務省でしょうってなかなかこれ決まらなかったんですよね。 Angry: 0.440 Disgust: 0.236 Fear: 0.271 Happy: 0.757 Sad: 0.597 Surprise: 0.389
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01:51:00 ~ 01:52:05 今井絵理子君
なので、今後、こういった情報伝達におけるものって各省庁にまたがる案件だと思っていますので、内閣府であるとか、どなたか総理、是非決めていただいて、そこから研究、また開発、またこの情報伝達を届ける手段を是非確保していただきたいなと思っております。ちょっとお時間も来ていますので、沖縄に関する質問をしたかったんですけれども、時間が来ていますので、あさって沖北委員会もありますので、そこで沖縄に関する質問はちょっとさせていただきます。大臣、済みません。続いて、デフリンピックについてお伺いしたいと思います。このデフリンピックというものは、聴覚障害者のオリンピックです。 Angry: 0.400 Disgust: 0.268 Fear: 0.333 Happy: 0.701 Sad: 0.600 Surprise: 0.439
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01:52:05 ~ 01:53:06 今井絵理子君
夏季大会は一九二四年にフランスで始まり、冬季大会は一九四九年にオーストリアで初めて開催されました。実は、デフリンピックはパラリンピックより長い歴史がある大会なんです。しかし、残念なことに、日本ではまだ一度も開催されておりません。今、全日本ろうあ連盟が中心となって、二〇二五年デフリンピックを日本で開催するための招致に向けた運動が行われています。是非、政府としてもこのデフリンピックの日本開催に向けて招致活動への支援を行っていただきたいと思いますが、文科大臣の見解をお伺いします。 Angry: 0.303 Disgust: 0.200 Fear: 0.468 Happy: 0.663 Sad: 0.500 Surprise: 0.633
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01:53:06 ~ 01:54:05 国務大臣(末松信介君)
今井先生にお答え申し上げます。聴覚障害を含め、障害のある方々がスポーツを通じて社会に参画すること、共生社会を実現する上で大変意義が大きいことを認識をしてございます。他方で、御指摘の二〇二五年デフリンピックの招致に当たりましては、まずは全日本ろうあ連盟が開催候補地として考えている東京都や国民の皆様の理解を得ることが重要であると考えております。全日本ろうあ連盟では、二〇二五年での東京開催に向け、関係者との調整を精力的に続けておられると承知をいたしております。本年五月にブラジルで開催されました夏季デフリンピックで日本選手が活躍することを通じまして国民の皆様のデフリンピックへの関心が高まっていることを大いに期待したいと考えます。 Angry: 0.367 Disgust: 0.280 Fear: 0.424 Happy: 0.720 Sad: 0.446 Surprise: 0.558
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01:54:05 ~ 01:54:28 国務大臣(末松信介君)
文部科学省としましても、こうした状況を踏まえながら、デフスポーツの普及啓発や全日本ろうあ連盟と東京都の調整状況をしっかり注視しつつ、意見交換に引き続き参加するなど適切に積極的に対応いたしてまいりたいと、そのように考えております。 Angry: 0.559 Disgust: 0.400 Fear: 0.411 Happy: 0.564 Sad: 0.542 Surprise: 0.336
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01:54:28 ~ 01:55:23 今井絵理子君
ありがとうございました。是非、機運を高める方法など、また、仮に日本でデフリンピックが開催されるときに対して財政的なそういった支援なども含め、お願いを申し上げます。最後に、手話による国歌斉唱に関する質問です。デフリンピックが仮に日本で開催されることがあれば、手話による国歌斉唱の機会が訪れます。デフリンピックに限らず、オリンピック、パラリンピック等国を挙げての行事や、入学式、卒業式など人生の晴れ舞台で国民が国歌に触れるのと同じように、聞こえない人が国歌に親しみ斉唱するためには統一された国歌の手話が必要なんです。 Angry: 0.376 Disgust: 0.276 Fear: 0.339 Happy: 0.804 Sad: 0.498 Surprise: 0.499
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01:55:23 ~ 01:56:04 今井絵理子君
しかし、現在のところ、君が代の手話は定められておりません。手話は統一されていません。歌詞の意味を正しく解釈しなければ適切な手話表現を実現することはできません。現在でも様々な手話によって国歌が歌われていますが、統一されているわけではございません。国旗・国歌法が成立した平成十一年八月九日の内閣総理大臣談話において、国旗と国歌は国民のアイデンティティーのあかしとして重要な役割を果たしているとあります。 Angry: 0.646 Disgust: 0.258 Fear: 0.517 Happy: 0.362 Sad: 0.440 Surprise: 0.577
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01:56:04 ~ 01:56:46 今井絵理子君
であるならば、聾者の日本人たるアイデンティティーのあかしとして、是非手話による国歌を制定すべきではないでしょうか。インターネットで検索すれば、世界各国の美しい手話国歌を見ることができます。政府によって手話による国歌を定義していただくこと、ひいては国歌・国旗法に、国旗・国歌法に手話に関する規定を新たに設けることも視野に入れてまず検討を始める必要があると考えますが、総理の御見解をお聞かせください。 Angry: 0.627 Disgust: 0.290 Fear: 0.334 Happy: 0.635 Sad: 0.360 Surprise: 0.466
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01:56:46 ~ 01:57:06 内閣総理大臣(岸田文雄君)
国旗及び国歌に関する法律では、慣習法として定着していた君が代が我が国の国歌であることを明確に規定し、その歌詞と楽曲のみが定められていますが、御指摘のように、これまで政府として国歌の手話表現を定めることはしておりません。 Angry: 0.774 Disgust: 0.215 Fear: 0.364 Happy: 0.536 Sad: 0.258 Surprise: 0.579
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01:57:06 ~ 01:57:49 内閣総理大臣(岸田文雄君)
こうした中、国歌斉唱に際し同じ手話表現をすることができないか、試行版、試しに行う、こうした試行版を作成する取組が行われていると承知をしています。手話を用いる方々を含め、国民の皆様に国歌に親しみを持っていただくこと、これは重要なことであると認識をしております。まずは、こうした試行版作成など多くの方々の取組、これを状況を見守った上で、この政府としての対応についても考えていきたいと思っております。 Angry: 0.471 Disgust: 0.186 Fear: 0.306 Happy: 0.762 Sad: 0.456 Surprise: 0.474
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Angry: 0.566 Disgust: 0.436 Fear: 0.356 Happy: 0.666 Sad: 0.510 Surprise: 0.403
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01:58:20 ~ 01:59:04 古賀之士君
立憲民主・社民の古賀之士でございます。ウクライナで、そしてコロナ禍で、大きな地震など自然災害で亡くなられた方々にまず哀悼の誠をささげ、そして、今なお苦しんでいらっしゃる皆様に謹んでお見舞いを申し上げます。まず、岸田総理にお尋ねをいたします。ウクライナのゼレンスキー大統領が、先日、日本に向け演説をされました。その中で特に総理も、強い大統領の決意と、そして勇気を感じられたとおっしゃっていました。 Angry: 0.336 Disgust: 0.258 Fear: 0.524 Happy: 0.602 Sad: 0.460 Surprise: 0.602
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01:59:04 ~ 01:59:30 古賀之士君
そこで、その演説の際にゼレンスキー・ウクライナ大統領が、ロシア軍に資金が流れないようロシア市場から企業を引き揚げる必要がありますと、この要請について岸田総理はどうお考えですか。 Angry: 0.695 Disgust: 0.213 Fear: 0.603 Happy: 0.265 Sad: 0.377 Surprise: 0.546
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01:59:30 ~ 02:00:29 内閣総理大臣(岸田文雄君)
今回のロシアによるウクライナ侵略を受けて、国際社会が連携して毅然とした対応を示す、これは大変重要なことであります。我が国も国際社会と連携しながらこの様々な制裁措置を行っている、こうした状況にあります。そして、その中にあって、委員の方から、この企業のロシアからの引揚げについてゼレンスキー大統領が触れられた、それについてどう思うかということでありますが、この国として、先ほど申し上げたように、国際社会と連携して輸出入管理ですとか資産凍結ですとか最恵国待遇の停止ですとか様々な取組、これは毅然として行いたいと思います。 Angry: 0.621 Disgust: 0.330 Fear: 0.541 Happy: 0.416 Sad: 0.350 Surprise: 0.464
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02:00:29 ~ 02:01:10 内閣総理大臣(岸田文雄君)
しかし、その現実、民間企業がロシアに多く進出をしている、その対応については、実際のところ、民間企業の現状は様々であると思います。実際、引揚げを決断して引揚げを行っている企業もたくさんあります。しかし、そうした中で、現地での活動は停止をしながらも、資産の没収を避けるために幹部職員が現地にとどまっている、こうした中でこの企業を支えておられる、こういった企業もあります。 Angry: 0.574 Disgust: 0.325 Fear: 0.596 Happy: 0.391 Sad: 0.320 Surprise: 0.556
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02:01:10 ~ 02:02:11 内閣総理大臣(岸田文雄君)
また、エネルギー分野であったり、この業界分野も様々であります。こういったことで、民間企業の置かれている状況は極めて多様なものがありますので、そういったものに対して政府としてどのように支えていくのか、これをそれぞれ具体的に考えていかなければいけない、これが政府の立場であります。まずはその民間企業の企業判断、経営判断というものがあると思いますが、政府としては、この企業としっかり意思疎通を図ること、現状をしっかり把握すること、これは重要であると思います。それを行った上で、民間企業とともに今後適切な対応を考えていきたいと思っております。 Angry: 0.717 Disgust: 0.376 Fear: 0.454 Happy: 0.426 Sad: 0.316 Surprise: 0.496
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02:02:11 ~ 02:02:56 古賀之士君
今確かに民間企業には様々な状況があって、現地にもとどまっていらっしゃる方、そういったそのロシア側の資産の凍結やあるいは民間企業をそのまま接収しようという動きを察知する、そういったことも考えられるんですが、ならば、現実にそういったその民間企業や接収されたり資産が凍結された場合のことを考えて、例えば、財務大臣にお尋ねします、日銀が持つこのロシアの外貨準備を、これ、こちら側も対抗措置として接収するということは可能なんでしょうか。 Angry: 0.617 Disgust: 0.136 Fear: 0.581 Happy: 0.269 Sad: 0.358 Surprise: 0.504
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02:02:56 ~ 02:03:22 国務大臣(鈴木俊一君)
対抗措置として、ロシアが、その日銀にございますその外貨準備を凍結できるか、あっ、接収できるかということでございますけれども、一般論として申し上げますと、日本銀行法を始めとする法令等におきまして、外国中央銀行が日本銀行に預けている外貨準備を、外貨準備の接収を可能とする規定はございません。 Angry: 0.543 Disgust: 0.152 Fear: 0.455 Happy: 0.520 Sad: 0.371 Surprise: 0.586
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Angry: 0.514 Disgust: 0.162 Fear: 0.577 Happy: 0.389 Sad: 0.350 Surprise: 0.698
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02:03:38 ~ 02:04:21 古賀之士君
ならば、接収ができる規定なりを設けていき、そして、もしロシア側が強硬な態度を取った際にきちんと速やかに、スピーディーに対抗措置がとれる準備を行っていく。今、岸田総理がおっしゃったように、民間企業の皆さんたちが今リスクを背負って現地にとどまったり、あるいは現地にそのままいながら操業を続けていらっしゃる部分の少しでもリスクを緩和する、あるいは軽減する措置としてもこれは有効な考え方の一つではないかと思いますので、是非御検討いただければと思っております。 Angry: 0.467 Disgust: 0.249 Fear: 0.353 Happy: 0.764 Sad: 0.294 Surprise: 0.574
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02:04:21 ~ 02:05:04 古賀之士君
このウクライナの情勢については後ほど杉尾委員からも詳しくお尋ねをしますので、ウクライナ情勢は私はひとまずこの辺にしておきます。ただ、そのロシアの市場、これについては幾つかお尋ねをしておきたいところがあります。例えばJTです、日本たばこ産業についてです。実は、JTはロシア市場においてトップシェアだと言われております。この点、例えばフィリップ・モリスなど世界の大手の部分はもう接収を検討し始めているという報道も一部ございます。 Angry: 0.348 Disgust: 0.286 Fear: 0.458 Happy: 0.697 Sad: 0.443 Surprise: 0.579
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02:05:04 ~ 02:05:29 古賀之士君
こういったそのロシアでの事業の状況も踏まえて、JTはどのような対応をお取りになるんでしょうか。これは、国、財務大臣が筆頭株主でもございますので、財務省にお尋ねをいたします。 Angry: 0.468 Disgust: 0.220 Fear: 0.464 Happy: 0.605 Sad: 0.440 Surprise: 0.547
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02:05:29 ~ 02:06:08 政府参考人(角田隆君)
お答え申し上げます。JT、ただいま御指摘ございましたJTは、今般のロシア、ウクライナ情勢に鑑み、三月十日のことでございますけれども、ロシア市場における全ての新規の投資及びマーケティングの活動を一時的に停止するということを公表してございます。また、あわせて、事業環境が大幅に改善しない場合、ロシア市場におけるたばこ製造を一時的に停止する可能性がある旨も言及いたしております。今後のことにつきまして、私ども株主として何か存じ上げていることではございませんけれども、国際的な活動を行う企業として適切な御判断をこれからもされていくものと考えております。 Angry: 0.452 Disgust: 0.386 Fear: 0.477 Happy: 0.618 Sad: 0.426 Surprise: 0.454
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02:06:08 ~ 02:07:02 古賀之士君
そこで、資料の一の一から一の三、お手元の資料を御覧いただきたいんです。テレビやラジオ、インターネットで御覧の皆様方には口頭で簡単に御説明をいたします。お手元にお配りした資料は、JTのこれはいわゆるプレスリリースでございます。リストラや工場閉鎖を行っているものでして、今年の二月の十四日といいますから、もう一月ぐらい前に発表されたものです。私の地元でもあります福岡県の筑紫野市の工場、田川市の工場、こういったものも大きな影響を受けております。JTのこういったリストラ、工場閉鎖について、監督官庁としてはどのように考えていらっしゃるんでしょうか、鈴木財務大臣に伺います。 Angry: 0.401 Disgust: 0.243 Fear: 0.482 Happy: 0.638 Sad: 0.436 Surprise: 0.603
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02:07:02 ~ 02:07:22 古賀之士君
そして、先週の二十三日には株主総会もJTは行っております。この株主総会で、筆頭株主である財務大臣、どのような意見を申し上げられたのか、お尋ねをいたします。 Angry: 0.248 Disgust: 0.203 Fear: 0.524 Happy: 0.755 Sad: 0.393 Surprise: 0.677
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02:07:22 ~ 02:08:28 国務大臣(鈴木俊一君)
JTにおきましては、喫煙率の低下等によりまして国内たばこ市場における需要の減少など、大変厳しい環境変化に対応すべく、これまでも関係者の理解を得るよう努めながら、関連工場の廃止を含む組織体制の見直し、葉たばこ農家に対する廃作募集の実施などを進めてきたと承知をしております。古賀先生御指摘の件もこうしたことを背景としたものと理解をしているところでございます。このようなJTの取組は、たばこ産業を取り巻く厳しい環境の下でJTが自らの経営判断として行ったものであると、そのように思ってございまして、この件に関して財務省として株主総会等の場で特段意見を表明をするものではないと、そのように考えているところであります。 Angry: 0.582 Disgust: 0.309 Fear: 0.499 Happy: 0.481 Sad: 0.442 Surprise: 0.440
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02:08:28 ~ 02:09:05 古賀之士君
財務大臣が筆頭株主ですが、特段の御意見はなかったということを伺いまして、確認をさせていただきました。一方で、この大規模な希望退職者等の募集、例えばこの資料にも明示しておりますが、JTの社員一千百六十九名、フィールドパートナー一千五百八十四名、シニア社員百十五名、三千人近い方々の希望退職が発表されているわけです。こういったリストラの一方で、JTは高配当株でも知られております。 Angry: 0.318 Disgust: 0.217 Fear: 0.461 Happy: 0.703 Sad: 0.510 Surprise: 0.571
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02:09:05 ~ 02:10:10 古賀之士君
資料二、お手元にありますように、来年度は増配となっていまして、配当性向は実に七五%弱に達する見込みでございます。財務大臣が筆頭株主であり、経営陣にも実は多くの官僚が天下りをしている実態もあるJTがリストラをするのに多額の配当をするのは、これは疑問があるという声も出てくるでしょうし、また、工場が閉鎖される福岡、地元の選出の国会議員としてもこれは看過することができません。この状況につきまして、特に岸田総理、人への投資ということを明言されていらっしゃいます。この点について誤ったメッセージが、こういうことをされると、ほかの民間企業にもこういうやり方が人への投資なのかというメッセージになりかねないと思うんですね。是非、岸田総理から、この辺についてどういうお考えをお持ちなのか、御答弁いただけますでしょうか。 Angry: 0.408 Disgust: 0.321 Fear: 0.500 Happy: 0.572 Sad: 0.425 Surprise: 0.549
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02:10:10 ~ 02:11:01 内閣総理大臣(岸田文雄君)
まず、おっしゃるように、私自身、これからの経済考えた場合に、この成長の果実を人への投資に向けることは重要であると、これが持続可能な経済実現のために必要である、こういったことは申し上げています。しかし、これは、いろんな分野、いろんな業界によって様々な事情があります。それもしっかり勘案した上で基本的な考え方を進めていかなければならないと思います。たばこ業界については、今この国際社会において、世界的な変化の中で様々な努力をしなければいけない、取組をしなければいけない、こういった課題に直面しています。 Angry: 0.356 Disgust: 0.312 Fear: 0.478 Happy: 0.657 Sad: 0.453 Surprise: 0.536
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02:11:01 ~ 02:12:24 内閣総理大臣(岸田文雄君)
今おっしゃるように、JTは高配当を行っている、七五%弱を配当しているではないか、こういった御指摘でありますが、このたばこ業界全体見ますと、米国や英国のたばこ産業においては八〇%とか七八%、こうした高い配当が行われている、こうしたたばこ業界のこの変化に対する対応という、こういった事情も考えていかなければならないと思います。加えて、御指摘のこの退職、希望退職者を募るということについて、厳しいこの経営の中で、このたばこ事業の競争力、収益力強化に向けた事業運営体制の強化の観点からこうした希望退職の募集が行われたということだと思いますが、いずれにせよ、それ以上につきましては、これはもう個々の企業の経営判断の話ですから、私の立場からこの取組について評価するというのは控えなければならないと思っております。 Angry: 0.605 Disgust: 0.311 Fear: 0.568 Happy: 0.343 Sad: 0.436 Surprise: 0.406
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02:12:24 ~ 02:13:04 古賀之士君
残念なお答えでございました。特に私の方から申し上げたいのは、このJTという、言ってみれば、今筆頭株主、再三申し上げているように財務大臣です。そして、それが、筆頭株主の割合、株主の割合からすると三割以上を占めているという圧倒的な筆頭株主なんですね。ですから、そういったことも踏まえて、配当を決める、あるいはリストラの考え方、そういったものをもう少し積極的に前掛かりでできるお立場にあるのかなと思っていたものですから。 Angry: 0.309 Disgust: 0.287 Fear: 0.507 Happy: 0.636 Sad: 0.493 Surprise: 0.572
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02:13:04 ~ 02:14:01 古賀之士君
先ほどおっしゃったその様々な配当の高い海外のたばこのメーカーさんは一〇〇%民間だというところも少なくありません。したがって、そういうところも踏まえた上での日本の現状を考えていくと、是非、岸田総理、お願いです、工場閉鎖、それからリストラ、こういった方々に対してのその再就職の希望のあっせん、それから地元への最大限の支援と、雇用が失われる特に筑紫野市や田川市、手厚い配慮をしていただくように要請申し上げます。どうぞよろしくお願い申し上げます。さて、続いては、その政府が保有するJT株の配当金というのは一体どのようなシステムになっているのかというのを皆さんと一緒に考えていきたいと思います。こちらの大きなパネルを御覧ください。 Angry: 0.484 Disgust: 0.295 Fear: 0.429 Happy: 0.646 Sad: 0.433 Surprise: 0.475
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02:14:01 ~ 02:15:03 古賀之士君
(資料提示)ちょっと大き過ぎるかもしれませんが、憲政史上これ最大級かもしれませんが、古賀之士事務所秘書特製でございます。そして、一体何かといいますと、このJTの部分が、一番この左の上のところに書いて、リストラのお話をさせていただきました。実は、政府が保有するJT株の配当金、これはちょっと長くて恐縮ですが、財政投融資特別会計投資勘定というものに計上されます。この勘定というのは何の目的で設けられているんでしょうか。そして、官民ファンドへの出資総額は幾らなのでしょうか。お尋ねします。 Angry: 0.466 Disgust: 0.342 Fear: 0.538 Happy: 0.550 Sad: 0.345 Surprise: 0.589
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02:15:03 ~ 02:16:01 政府参考人(角田隆君)
お答え申し上げます。御指摘の産業投資の勘定でございますけれども、特別会計法におきまして産業の開発及び貿易の振興を目的とすると位置付けされておりますけれども、ちょっと分かりづらいと思いますので、財政制度等審議会の財政投融資分科会の取りまとめた報告書に沿って申し上げますと、産業投資というのは、政策的必要性が高く、リターンが期待できるものの、リスクが高く民間だけでは十分に資金が供給されない分野にエクイティー性資金等を供給する産投機関に対する出資及び貸付けであると、資金の性格としてはそういうものであると。その上で、その対象分野につきましては、新産業の創出ですとか、ビジネスの新陳代謝の促進ですとか、日本企業の海外展開等に係るエクイティー性資金の供給が一層必要とされる中で民間資金の呼び水、補完としての役割を果たす必要があるというふうに評価されているものでございます。 Angry: 0.649 Disgust: 0.455 Fear: 0.487 Happy: 0.571 Sad: 0.313 Surprise: 0.426
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02:16:16 ~ 02:17:22 古賀之士君
今お聞きで、だけではなかなか分かりづらい部分もあるかと思うんですが、少なくともJTに関しては、実は配当金一千億円がこの特会の投資勘定の中に入ってきます。一千億円です、配当金で。トータルはおよそ一兆円と言われています。一兆円のうち毎年半額ぐらいの五千億円が使われ、残りが繰越しされて次の年へというふうに、少なくとも今年はなっております、今年度。ところが、今説明がありましたように、様々なその官民ファンドにおけるその業務運営の状況について、これ会計検査院が指摘をしております。国民に対する説明責任を果たす観点から、多額の減損損失や支援を終了したときの多額の損失により政府出資等に重要な影響が生ずるおそれがある場合には、情報の秘匿性に留意しつつも、個別の案件の損失についても可能な限り情報開示を行っていくことと。 Angry: 0.478 Disgust: 0.347 Fear: 0.539 Happy: 0.508 Sad: 0.427 Surprise: 0.506
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02:17:22 ~ 02:18:09 古賀之士君
ところが、例えば、こちらのパネルの左下になるかと思いますが、クールジャパン機構が出資しましたマレーシアのイセタンストア、シンガポールのジャパンフードタウンについて明らかに損失が出ている。しかし、過去に決算委員会で、これどうなっているんだと金額聞いても一向に公開されない。何がどこに使われているのか全く出てこない。つまり、官民ファンドの実態というのは、会計検査院が指摘しても、そしてこの決算委員会の場で指摘をしても、官民ファンド自体がずっと無視し続けているという状況、実態なんですね。 Angry: 0.609 Disgust: 0.307 Fear: 0.598 Happy: 0.336 Sad: 0.381 Surprise: 0.540
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02:18:09 ~ 02:18:41 古賀之士君
これに対して今回も取り上げさせていただきます。まず、左から二番目、左下から二番目にありますJICT、この海外通信・放送・郵便事業支援機構について、これ、官民ファンドの一つであるんですけれども、そもそもそのJICTというのはどのような組織なのか、これ簡潔にお願いします、説明ください。 Angry: 0.609 Disgust: 0.426 Fear: 0.439 Happy: 0.571 Sad: 0.394 Surprise: 0.481
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02:18:41 ~ 02:19:17 政府参考人(田原康生君)
お答え申し上げます。株式会社海外通信・放送・郵便事業支援機構、JICTでございますけれども、株式会社海外通信・放送・郵便事業支援機構法に基づき平成二十七年に設立された総務省所管の官民ファンドでございます。同法では、我が国の事業者の収益性の向上などを図り、もって我が国経済の持続的な成長に寄与することを目的とし、海外において通信、放送、郵便事業を行う者等に対して投資ですとかハンズオン支援などの支援を行うこととされておるところでございます。 Angry: 0.726 Disgust: 0.496 Fear: 0.422 Happy: 0.544 Sad: 0.318 Surprise: 0.394
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02:19:38 ~ 02:20:09 政府参考人(田原康生君)
お答え申し上げます。JICTが設立された平成二十七年以降、令和四年三月末時点までの総額で、政府からの約六百三十九億円の出資をしておるところでございます。このほかに、民間株主からの出資ですとか政府保証債の発行などによる資金調達も行っているところでございます。これらを原資といたしまして、JICTからの現在の実支援総額でございますけれども、約七百十七億円となっているところでございます。 Angry: 0.522 Disgust: 0.378 Fear: 0.480 Happy: 0.609 Sad: 0.343 Surprise: 0.521
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02:20:09 ~ 02:20:43 古賀之士君
JICTは設立されてから六年四か月たつのに対して、支援案件が僅かに八件です。うち一件は取り下げられております。ということは、六年四か月たって一件あるかないかぐらいの感じで今やっています。そして、今お話がありましたとおり、七百十七億円にとどまっている。これはやっぱり少ない印象が拭えないんですが、その辺について簡潔にお答え願います。 Angry: 0.449 Disgust: 0.303 Fear: 0.525 Happy: 0.530 Sad: 0.456 Surprise: 0.554
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02:20:43 ~ 02:21:04 政府参考人(田原康生君)
お答え申し上げます。JICTの投資実績につきましては、先日、三月二十二日に新たに一件の支援を決定いたしまして、現時点では計九件、先ほど御指摘の一件は撤回になっておりますが、九案件となっております。それで、全体の実施総額は約七百十七億円となっておるところでございます。 Angry: 0.366 Disgust: 0.420 Fear: 0.561 Happy: 0.661 Sad: 0.377 Surprise: 0.577
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02:21:04 ~ 02:21:47 政府参考人(田原康生君)
この投資先が少ないという御指摘でございますけれども、この主な原因といたしましては、JICTがこれまで主な支援対象としてきたハードインフラ事業は国際競争において事業規模が大型化するという傾向にございまして、対応できる日本企業が限定的であるという課題がございました。こういった課題認識の下で、総務省としては同機構の設置法に定める法施行五年後の見直しにより同法の施行状況に関する検討を行いまして、財務省財政制度等審議会財政投融資分科会などへの報告を経て、今年の二月にJICTの支援基準を改正して、ハードインフラの整備を伴わないICTサービス事業への支援を可能としたところでございます。 Angry: 0.682 Disgust: 0.377 Fear: 0.469 Happy: 0.424 Sad: 0.330 Surprise: 0.429
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02:21:47 ~ 02:22:00 古賀之士君
JICTが二〇一八年に支援決定いたしましたミャンマーの事業でございますが、JICTとクールジャパン機構及びNHKの子会社である日本国際放送の共同事業となっております。 Angry: 0.365 Disgust: 0.207 Fear: 0.422 Happy: 0.725 Sad: 0.410 Surprise: 0.621
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02:22:00 ~ 02:22:20 古賀之士君
この点、JICTの会長はどのような経歴をお持ちなんでしょうか、ミャンマー事業において出身母体との関係に問題はないでしょうか、また、投資戦略会議におけるウオールは十分に機能していたのでしょうか、お尋ねします。 Angry: 0.224 Disgust: 0.247 Fear: 0.524 Happy: 0.767 Sad: 0.310 Surprise: 0.721
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02:22:20 ~ 02:23:08 政府参考人(田原康生君)
お答えを申し上げます。御指摘のミャンマー事業についてでございますけれども、クールジャパン機構や日本企業、現地企業と共同でミャンマーに新会社を設立し、放送番組制作設備、スタジオ設備の整備、放送コンテンツの提供、制作、人材育成の支援などを行うものでございます。当該事業の支援を決定した当時のJICT会長でございますけれども、高島肇久氏でございますが、日本放送協会、NHKの報道局長ですとか外務省外務報道官、株式会社日本国際放送の社長などを歴任し、国際放送の充実強化に取り組んでこられた実績から、放送事業及び海外事業に関する豊富な経験及び高い見識を有すると認め、平成二十七年のJICT設立時に当職への選任を認可したものでございます。 Angry: 0.594 Disgust: 0.320 Fear: 0.414 Happy: 0.646 Sad: 0.286 Surprise: 0.542
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02:23:08 ~ 02:23:55 政府参考人(田原康生君)
当該事業の支援を決定するに当たりましては、投資戦略会議における検討を経まして、機構法に基づく事業委員会に付議して、そこの事業委員会において審議、意思決定を行っております。事業委員会につきましては、決議に当たって、出席した委員の過半数をもって決することとし、特定の委員の意向が反映されることのない体制を取ることですとか、その構成員に半数以上の社外取締役を含めていることなど、客観的で中立的な意思決定が行われるためのガバナンス体制を整えていると承知しております。また、総務省といたしましても、支援決定の認可のほか、事業計画の認可、取締役及び事業委員会委員の選任の認可などを通じまして公的ファンドとして適切な運営が確保されるよう取り組んでいるところでございます。以上でございます。 Angry: 0.736 Disgust: 0.393 Fear: 0.422 Happy: 0.573 Sad: 0.298 Surprise: 0.418
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02:24:17 ~ 02:25:01 政府参考人(田原康生君)
お答え申し上げます。東南アジアの光海底ケーブル事業でございますけれども、シンガポール等の東南アジア諸国とインドを結ぶ光海底ケーブルを敷設し、その資産及び使用権の販売を行うものでございます。現在も同機構の常務として在任中の大道英城氏でございますけれども、日本電信電話株式会社及びNTTコミュニケーションズ株式会社において情報通信事業や海外事業に従事された豊富な実務経験を持っておるということで、高いマネジメント能力、通信・放送業界におけるということで、平成三十年に同職への選任を認可したものでございます。なお、先ほどの答弁で申し上げました支援に向けた意思決定は機構法による事業委員会で行っておりますが、当該常務は事業委員会のメンバーではございませんので、その決定には関わっておりません。 Angry: 0.512 Disgust: 0.296 Fear: 0.458 Happy: 0.700 Sad: 0.338 Surprise: 0.532
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02:25:01 ~ 02:26:17 政府参考人(田原康生君)
以上でございます。お答え申し上げます。大規模かつ国際的なハードインフラ事業が多くなるということでございますけれども、こういった事業に対応できる日本企業が限定的であるために、NECのように海外事業への投資に意欲があって組織的体力のある大企業への偏りが生じてきたというところと認識しております。 Angry: 0.574 Disgust: 0.497 Fear: 0.483 Happy: 0.551 Sad: 0.374 Surprise: 0.496
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02:25:04 ~ 02:25:51 古賀之士君
支援案件の決定が八件あって、今回また九件になるということなんです。で、社員外取締役も多数いるので情報の遮断もちゃんとできているよというのが今の参考人の答弁でよろしいですね。そういうふうに簡潔におっしゃっていただけると有り難いんです。支援案件のうち、九件のうち、JICTのその株主及び株主関係者が実は六件、一件増えているので、もしかしたらもう七件になっているかもしれませんが、これ割合としては多過ぎるんじゃないでしょうか。その辺について明確な答弁をお願いします。簡潔にお願いします。 Angry: 0.466 Disgust: 0.372 Fear: 0.441 Happy: 0.615 Sad: 0.448 Surprise: 0.511
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02:26:17 ~ 02:27:05 古賀之士君
簡潔にありがとうございます。ただ、おかげさまで、重要なちょっと今指摘を答弁いただきました。つまり、そのNECのように体力が大きくて大きな組織を持っているところにならざるを得ないんだというようなことなんですね。ということは、企業の買収には様々なやり方はありますけれども、その公的な資金が入っているJICTがリスク分散に協力するというのは、これ体力が強いのに大丈夫なのかなと。大丈夫なのかなというのは、逆に言うと、体力がないところにこそ、例えば中小企業で困っていらっしゃるところ、零細企業で困っていらっしゃるところ、そういうところにこそリスクヘッジを掛けていくのが税金の使い道の本当は王道じゃないだろうかというふうに申し上げたいんですが。 Angry: 0.435 Disgust: 0.268 Fear: 0.511 Happy: 0.531 Sad: 0.426 Surprise: 0.564
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02:27:05 ~ 02:27:46 古賀之士君
その辺については、大体、この辺、総務大臣、これはとても重要な案件ですので、ちょっと通告しておりませんけれども、ちょっとこの辺については、例えば、買収費用を軽減して更なる成長投資資金を振り向けることが可能になりますとまでNECおっしゃっているんですね。ですから、この辺については、総務大臣は、済みません、通告しておりませんが、どのように感じていらっしゃるのかをちょっとお尋ねします。この場限りで答弁できる範囲で結構ですので、お願いいたします。 Angry: 0.247 Disgust: 0.197 Fear: 0.436 Happy: 0.812 Sad: 0.351 Surprise: 0.659
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02:27:46 ~ 02:28:03 国務大臣(金子恭之君)
お答え申し上げます。個別の今のことについては答弁できませんが、これまで局長が御答弁申し上げましたとおり、JICTは、法律に基づき、ルールにのっとって適正に運営されていると評価しております。 Angry: 0.493 Disgust: 0.412 Fear: 0.464 Happy: 0.685 Sad: 0.350 Surprise: 0.489
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02:28:03 ~ 02:28:37 国務大臣(金子恭之君)
また、設立から六年以上が経過をし、国内事業者への認知度の向上や同社内部における事業ノウハウ等の蓄積についても一定程度の進捗が得られており、引き続きその役割に期待しているところでございます。総務省としては、今後とも、JICTを適切に指導監督をし、我が国経済の持続的な成長に寄与するという法律の目的の達成に向け、しっかりと取り組んでまいりたいと思います。 Angry: 0.478 Disgust: 0.311 Fear: 0.415 Happy: 0.759 Sad: 0.379 Surprise: 0.507
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02:28:37 ~ 02:29:09 古賀之士君
最初の問題提起を是非もう一度思い起こしていただきたいんですね。つまり、適切に処理されているならば、じゃ、一体どれぐらい焦げ付いているのか、これまでのクールジャパン機構ですとか、あるいはこれから立ち上げていこうという官民ファンドに対しても、ちゃんと金額をオープンにしていただきたいんですよ。会計検査院がちゃんと指摘もしている、不肖私もこの決算委員会で毎年のように質問させていただいている、でも、本当に一円の金額も具体的に出てこないんですね。 Angry: 0.426 Disgust: 0.281 Fear: 0.453 Happy: 0.530 Sad: 0.493 Surprise: 0.531
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02:29:09 ~ 02:30:05 古賀之士君
そこをやっぱり、税金をやっぱり徴取する立場の、私たちは徴取される側の立場としては、やっぱりそういった今度は、よく言われる税の部分では、公正であり中立であり簡素でありと、それにやっぱり今もう大変重要な問題は透明性があるわけです、税金がどう使われているかと。だからこの決算委員会が参議院で重視されている、そういうことなんですよね。ですから、その趣旨も是非お酌み取りいただいて、しっかりとこの官民ファンドの実態を透明性を高めていくこと、そして、もう抜本的に改革していくということ、岸田総理、これこそが新しい資本主義のきっかけになると思うんですが、いかがでしょうか。 Angry: 0.548 Disgust: 0.258 Fear: 0.448 Happy: 0.555 Sad: 0.371 Surprise: 0.473
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02:30:05 ~ 02:31:15 内閣総理大臣(岸田文雄君)
まず、御指摘のこの財政投融資特別会計の投資勘定につきましては、二〇〇六年に行政改革推進法において、民間投資その他の状況を勘案し、その廃止も含めて検討するものとされた、こうした経緯があります。そして、これも委員御承知かとは思いますが、その後様々な議論が行われて、二〇〇八年のリーマン・ショックを経て、この民間投資がまだ十分ではない、そしてこの産業投資の意義が再確認される、こういった議論も行われて今日に至っている、こうしたことであります。ただ、その産業投資の中に、委員御指摘のように、この累積損失の大きい官民ファンドがある、不透明なファンドがある、こうした指摘については、これはしっかり受け止めなければならないと思います。 Angry: 0.600 Disgust: 0.358 Fear: 0.577 Happy: 0.350 Sad: 0.340 Surprise: 0.439
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02:31:15 ~ 02:31:56 内閣総理大臣(岸田文雄君)
ですから、この産業投資全体の中で、そのように不透明な、そして大きな損失を出している民間ファンドがあるということについてはしっかり受け止めた上で、これはやはり国民の理解を得た上でこうした事業は進めていかなければいけないわけですから、より国民の理解を得るために、政府として、その関係者としてしっかりと説明責任を果たしていく、こうした取組は重要であると認識をいたします。 Angry: 0.862 Disgust: 0.344 Fear: 0.349 Happy: 0.468 Sad: 0.329 Surprise: 0.244
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02:31:56 ~ 02:32:11 古賀之士君
是非、岸田ビジョンと、あるいは新しい資本主義、あるいは人への投資という文言がありますが、その実態を今本当に改めていく、抜本的に考えていくチャンスだと思っています。 Angry: 0.187 Disgust: 0.364 Fear: 0.356 Happy: 0.753 Sad: 0.724 Surprise: 0.381
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02:32:11 ~ 02:33:06 古賀之士君
だからこそ、是非、この決算委員会で毎年予算をチェックする機会を与えられていて、なおかつ全国放送までされているわけですから、是非皆様方におかれましてもしっかりとその税金の使い道について、新しい予算で史上最高、史上最高という額はいいんですが、ただ、その中で、やはりその中に無駄があったり、おかしい部分があったり、不透明な部分があったりする部分の是非透明性を高めていただくことでお願いをしたいと思っております。では、ちょっと話の視点を変えていますが、あっ、それと一点申し上げておきます。ちなみに、総理が今おっしゃったその見直しをということもあるんですけど、ファンド事業の中には、今度新たに、この左から三番目なんですけれども、脱炭素支援機構というのもあるんですね。 Angry: 0.298 Disgust: 0.208 Fear: 0.445 Happy: 0.736 Sad: 0.387 Surprise: 0.635
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02:33:06 ~ 02:34:02 古賀之士君
これ、来年度からグリーンファイナンス支援機構に衣替えしてなるんですけれども、この元々のグリーンファイナンス支援機構というのは、十年をめどに廃止を含めて見直すと言われていたんですよ。ところが、結局どんどんどんどん予算が膨れ上がっていっちゃうような現状。確かにそのCO2、カーボンニュートラルは必要な部分はあるんですが、国民が知らない間にこんなふうになっちゃっていると。やっぱり、見直すと一旦決めたことを、じゃ、何で見直さなくなったのか、予算を膨らましていくようになったのかというのを是非、透明性を高めていただくことも併せて要望、強くお願いをして、次への質問と移らせていただきます。さて、先ほどお見舞いを申し上げた中の、自然災害という言葉を申し上げさせていただきました。間もなく新年度を迎えまして、いよいよ日本もまた災害の季節が到来をしてきます。 Angry: 0.401 Disgust: 0.266 Fear: 0.491 Happy: 0.584 Sad: 0.466 Surprise: 0.553
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02:34:02 ~ 02:34:35 古賀之士君
そして、大地震はいつ来るか分かりません。その中で、私の地元久留米では、四年連続で数十年に一度と言われる特別警報が出て、内水氾濫が起きております。農水大臣に伺います。こういったものこそ一般会計で、官民ファンドではなく一般会計で緊急の対策が必要と考えますが、お考えをお伺いします。 Angry: 0.421 Disgust: 0.267 Fear: 0.538 Happy: 0.557 Sad: 0.462 Surprise: 0.536
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02:34:35 ~ 02:35:12 国務大臣(金子原二郎君)
お答えいたします。久留米市を含む筑後川流域では、近年、頻発する豪雨に際しまして、農地等に降った雨水を河川等に排水できず、湛水被害が広域的に発生しています。このため、流域全体で排水対策を検討していく必要がありまして、現在、福岡県とも連携しながら湛水状況や排水能力等の現状を把握しているところであります。 Angry: 0.295 Disgust: 0.336 Fear: 0.527 Happy: 0.595 Sad: 0.498 Surprise: 0.573
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02:35:12 ~ 02:35:40 国務大臣(金子原二郎君)
今後は、排水解析等を行って必要な排水対策を検討していきたいと考えています。また、地域ではクリークの先行排水等による流域治水に取り組まれる中、農地の湛水被害軽減に向け、国としてもこれを支援していきたいと考えております。 Angry: 0.436 Disgust: 0.317 Fear: 0.510 Happy: 0.514 Sad: 0.555 Surprise: 0.485
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02:35:40 ~ 02:36:40 古賀之士君
是非、現状の調査から更に一歩進めていただいて、緊急の予算を設けていただいて、そして、例えば国交省の管轄になるかと思いますが、しっかりとしたその対策を、今日は岸田総理を始め全ての閣僚、大臣の皆様方がそろっていらっしゃいますので、もう是非お願いをしておきたいのは、そういうその農水の問題も国交省の問題も、それから例えば自然災害ですと気象庁、これも国交省の中に入ると思いますが、そういったものをもう連携をしていただいて、しっかりとそこを一次産業の皆様方、先ほどJTを始めとするその民間企業、二次産業、三次産業のお話させていただきましたけれども、こういった農水の問題、林業の問題も含めて、是非縦割りを排したしっかりとした体制づくりをお願いをいたします。 Angry: 0.430 Disgust: 0.105 Fear: 0.330 Happy: 0.813 Sad: 0.332 Surprise: 0.551
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02:36:40 ~ 02:37:07 古賀之士君
そこで、提案が一つございます。例えば、その地元の久留米の農家に伺いますと、例えば線状降水帯が一時間でも早く分かれば農機具の被害が防げるんだと。もうそれぐらい刻々とやる、今もう皆さんは結構アプリを、スマホを持っていらっしゃるので。防災情報のように、線状降水帯が発生したよと、それはもう自治体との協力も当然必要になってくると思いますが、この地域の皆さんたち、今から来ますよと。 Angry: 0.404 Disgust: 0.260 Fear: 0.490 Happy: 0.612 Sad: 0.433 Surprise: 0.568
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02:37:07 ~ 02:38:11 古賀之士君
そういったものを考えると、農水省の問題だけではなく、そして国交省のその気象庁の問題、確かに精度を上げていかれるという報道もありますが、是非そういった部分も含めてお願いをしたいと思います。そして、今農業の部分は、御存じのように肥料がもう三〇%も上がっていると、もうエネルギーや原油の問題も含め、そして飼料も一七%上がるというような状況もあります。こういったものをトータルで考えていただいて、リーダーシップを是非発揮していただきたいと思っております。その際に、できれば一般会計、できればすぐに緊急で対応できるような予算計上をしていただきたい。少なくとも、先ほどからお話をさせていただいている特会と、非常に不透明なもうやり方だとやはり国民の納得はいかないですし、それから、万が一不正なことが起こってしまったときに、国民の政治に対する不信や不満は更に高まると思っております。 Angry: 0.396 Disgust: 0.283 Fear: 0.416 Happy: 0.633 Sad: 0.459 Surprise: 0.503
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02:38:11 ~ 02:39:00 古賀之士君
したがって、財投のこの特別会計の投資勘定、根本的に見直していく必要があると思います。例えば、あの塩じいと言われた塩川正十郎元財務大臣、離れですき焼きを食っておるという名言がございます。いろいろなお声はあるかもしれませんが、是非そういった部分も含めてこの特会の在り方見直していかないと、ますます日本の税やそれから税金の使い道、もう大変なことになるかと思います。是非総理の答弁をお願いいたします。 Angry: 0.466 Disgust: 0.240 Fear: 0.363 Happy: 0.716 Sad: 0.416 Surprise: 0.469
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02:39:00 ~ 02:40:10 内閣総理大臣(岸田文雄君)
特別会計に対するこの問題意識ですが、先ほども少し触れさせていただきましたが、今回も御指摘いただいております財政投融資特別会計の投資勘定については、今日まで様々な議論が行われてきました。二〇〇八年の段階では、行政改革推進法において、民間投資その他の状況を勘案し、その廃止も含めて検討する、このようにされたわけでありますが、その後、二〇〇八年のリーマン・ショックを経て、やはりこうした特別会計についても、民間投資を見ても資本性の資金がいまだに十分供給されているとは言えない状況にある、また、外部有識者による財政投融資分科会においても、日本経済の成長力強化の観点から、資本性資金の出し手として投資勘定で行う産業投資の意義が再確認をされている、こうした議論も行われて今日に至っているわけです。 Angry: 0.574 Disgust: 0.455 Fear: 0.474 Happy: 0.571 Sad: 0.349 Surprise: 0.303
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02:40:10 ~ 02:40:53 内閣総理大臣(岸田文雄君)
そして、将来的な産業投資の在り方については、こうした観点も踏まえて、今後の状況を見、そして適切に検討していく、そして、委員御指摘のような特に大きな問題のあるこの官民ファンドについては透明性を高めていく、こういった取組が重要であると考えます。特別会計のありようについて、それぞれの会計のこの今日までの議論ですとか現状をしっかり踏まえた上で、何よりも国民の理解の得られるこの特別勘定の運用の仕方、これを関係者としても政府としても考えていかなければならない課題であると認識をいたします。 Angry: 0.619 Disgust: 0.293 Fear: 0.415 Happy: 0.524 Sad: 0.443 Surprise: 0.421
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Angry: 0.316 Disgust: 0.278 Fear: 0.452 Happy: 0.618 Sad: 0.655 Surprise: 0.451
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02:41:03 ~ 02:42:15 古賀之士君
明日からは農水委員会で土地改良法についての審議も始まります。そして、総務委員会ではNHKの予算の審議、また環境委員会でも地球温暖化推進法の審議が行われることになっております。各委員会に所属する委員にバトン、たすきを渡すことになりますけれども、私自身も、行政監視委員会の理事、そして財政金融委員会の委員として、例えば先週土曜日、株主の総会で資本金一億円の中小企業となりましたジャパンディスプレイ、ここに官民ファンドから五千億円近い公的資金が投じられているという問題、これもきちっと審議をしていく、そして、熟議の参議院にふさわしい結論を出して導いていきたいと思っております。どうかそういう意見交換、議論の場を正攻法で受けていただいて、しっかりと日本を前に進むために、微力でございますが、尽力していきますので、どうか総理始め、そして各閣僚の皆様方も是非現実に向けての御討議をよろしくお願い申し上げまして、私の質問を終わります。 Angry: 0.683 Disgust: 0.262 Fear: 0.385 Happy: 0.546 Sad: 0.315 Surprise: 0.475
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02:42:31 ~ 02:43:02 塩村あやか君
立憲民主・社民の塩村でございます。今日は質問の機会いただきましてありがとうございます。本日、私は、子供政策、そして女性政策に絞って総理に質問をいたします。私は、当選以降ずっと内閣委員会に所属をしておりまして、本日全ての質問を既に野田聖子担当大臣や各省庁と議論をさせていただいておりますので、本日は全て総理に御答弁をいただきたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。 Angry: 0.339 Disgust: 0.251 Fear: 0.343 Happy: 0.810 Sad: 0.438 Surprise: 0.536
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02:43:02 ~ 02:43:59 塩村あやか君
さて、私が本日取り上げるテーマは、四月より実質的に解禁となる十八歳高校生アダルトビデオ出演問題、そして、普及が進まない痛くない乳がん検診と無痛分娩です。特に最初に取り上げる高校生アダルトビデオ出演解禁は、日本という国の品格、在り方、モラル、子供が幸せに暮らせる国か否かの根本的な問題です。では、質問に入らせていただきます。まず、今週の木曜日、四月一日から、民法の改正により若年層に大きな被害が出る可能性が高いため、この質問をいたします。総理は、今回の民法改正により、十八歳現役高校生出演アダルトビデオが実質的に解禁されることを御存じでしょうか。 Angry: 0.329 Disgust: 0.250 Fear: 0.493 Happy: 0.661 Sad: 0.378 Surprise: 0.619
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02:44:15 ~ 02:45:03 塩村あやか君
ありがとうございます。パネル一、お手元の資料一を御覧ください。これは、AV、アダルトビデオの出演被害者を支援しているNPO法人ぱっぷすさんの資料をパネルにしたものです。②から④、御覧ください。十六歳、つまり児童からリクルート。動画配信、アイドル活動をさせ、十八歳誕生日すぐにアダルトビデオの撮影という被害事案があると。③幼さや高校生を売りにしたアダルトビデオが主流になることにより、更なる被害の低年齢化が懸念。④加害者の脅しは通話。文章の証拠が残らない。十八歳、十九歳にとって立証不能、被害者が泣き寝入りを余儀なくされると。こうした声が支援団体から上がっています。 Angry: 0.523 Disgust: 0.357 Fear: 0.501 Happy: 0.505 Sad: 0.470 Surprise: 0.505
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02:45:03 ~ 02:45:46 塩村あやか君
実際に、十八歳の高校生アダルトビデオ出演解禁はやめてくださいという声が多く国会に届いています。署名も短期間、本当に短期間だったんですが、四万筆近く集まったということで、これは各省庁に提出がされたと聞いております。これはちょっと通告にないんですが、少し確認をさせてください。今回の民法改正によりまして、現実問題として十八歳現役高校生のアダルトビデオが実質的に解禁となってしまいますが、到底これは私は総理は賛成しているとは思わないんですが、議論の前提としてその確認を総理にさせてください。 Angry: 0.412 Disgust: 0.238 Fear: 0.525 Happy: 0.472 Sad: 0.486 Surprise: 0.592
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02:45:46 ~ 02:46:18 内閣総理大臣(岸田文雄君)
今回の法改正によって成年年齢が引き下げられて、十八歳、十九歳の方々は自分の判断で契約を結ぶことが可能になる、こうしたことでありますが、委員の御質問は、そういったことによって今御指摘のような被害を受けられる方がおられる、そういったことを私自身が、何というんですか、望んでいることはないだろうなという確認だと思います。 Angry: 0.301 Disgust: 0.297 Fear: 0.537 Happy: 0.649 Sad: 0.395 Surprise: 0.514
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02:46:18 ~ 02:46:39 内閣総理大臣(岸田文雄君)
当然のことであります。そうしたことがあってはならないということで、その教育や啓発の強化、あるいは法律の適用をしっかり行っていく、こうしたことを政府としてもしっかり取り組んでいかなければならない、このように認識をしております。 Angry: 0.715 Disgust: 0.480 Fear: 0.379 Happy: 0.530 Sad: 0.459 Surprise: 0.337
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02:46:39 ~ 02:47:08 塩村あやか君
ありがとうございます。ストレートに言うと、つまり、いいとは思っていないということは分かりました。しかし、その後の御答弁に少し問題があると思うんです。それをこれまでずっと議論をしてきておりますので、順を追って、なぜかということを質疑していきたいと思っております。なぜこのパネルに書いてあるような声が、先ほど御紹介したような声が上がるのかというと、①に書いてあるとおり、未成年者取消し権が四月一日からの民法改正によって使えなくなるからなんですね。 Angry: 0.419 Disgust: 0.283 Fear: 0.412 Happy: 0.637 Sad: 0.469 Surprise: 0.528
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02:47:08 ~ 02:48:00 塩村あやか君
現在は、十八歳、十九歳がアダルトビデオの出演することはできるんですが、契約を結んだとしても未成年者取消し権の行使で契約の解消ができまして、たとえ撮影が終了していたとしても、これ発売ができないんですね。つまり、被害者の救済措置があるということなんです。これでは制作側も費用の損失を被るため、出演者は二十歳以上ということで自主規制をしているところも多いんです。法律の抑止力は絶大なんですね。これまでは、十八歳、十九歳のAV勧誘や出演に抑止とそして救済措置のある未成年者取消し権が大きな歯止めを掛けていました。パネル二をお願いいたします。お手元の資料を御覧ください。 Angry: 0.493 Disgust: 0.321 Fear: 0.485 Happy: 0.522 Sad: 0.447 Surprise: 0.537
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02:48:00 ~ 02:49:06 塩村あやか君
済みません、三ですね、ごめんなさい。お手元の資料三を御覧ください。その証拠なんですが、支援団体が受けている相談の多くは、今、二十歳以上なんです。多くは二十歳以上です。それでも今、相談の四分の一は二十歳未満の未成年です。未成年者取消し権という法の抑止力がなくなる四月一日以降が本当に心配です。そこで、お伺いをいたします。この未成年者取消し権と同等の効果のある政策を四月一日以降も存続できるべきにするよう、すべきではないか、これ重要だと思うんですね、国の方針として、そして子供を大事にする。総理、総理のお考えをお伺いいたします。本当に抑止、このまま利くんでしょうか。 Angry: 0.434 Disgust: 0.335 Fear: 0.483 Happy: 0.524 Sad: 0.562 Surprise: 0.499
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02:49:06 ~ 02:50:54 内閣総理大臣(岸田文雄君)
まず、先ほども申し上げましたが、法改正が行われます。そして、この十八歳、十九歳の方々は自分の判断で契約を結ぶことが可能となります。そして、そのことによって、委員の御質問の方は、未成年者の取消し権がなくなることによって問題が生じるということについて問題意識を提起されたということだと思います。今回の法改正によって、今申し上げたように、十八歳、十九歳の方々が自ら契約を結ぶことになるわけですが、まず、まず第一には、そのことについて十八歳、十九歳の方々がしっかり理解をしていただくこと、これは基本中の基本であると思います。だからこそ、教育や啓発の強化に取り組んでいるということでありますが、しかし、その中にあっても取消し権、十八歳、十九歳の方のその契約の取消し権がなくなることが大きな問題を生ずることになるのではないか、こういった指摘でありますが、その部分については、まさにこの法律、民法に、民法九十六条における強迫あるいは詐欺による意思表示に該当して取り消すことができないか、さらには消費者契約法における取消し権ですとか、さらには刑法を始め様々な法律をしっかり適用することによってそうした不都合を生じさせないように法治国家として政府もしっかりと取り組んでいかなければいけない、こうしたことであると認識をしております。 Angry: 0.490 Disgust: 0.304 Fear: 0.492 Happy: 0.557 Sad: 0.429 Surprise: 0.477
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02:50:54 ~ 02:51:32 内閣総理大臣(岸田文雄君)
まずは教育、啓発を進めると同時に、刑法、民法、消費者契約法、さらには労働者派遣法、あるいは職業安定法、様々な法律を具体的なこの案件にどう適用するのか、これを適切に適用することによってそうした具体的なこの問題事案にしっかり対応していく方針を政府としても明らかにし、運用を進めていくことが重要であると認識をしております。 Angry: 0.840 Disgust: 0.400 Fear: 0.378 Happy: 0.544 Sad: 0.271 Surprise: 0.301
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02:51:32 ~ 02:52:02 塩村あやか君
御答弁ありがとうございます。私が聞いたことに対しての、重要性というのは御答弁いただけなかったと思います。この未成年者取消し権を、四月一日以降も同じ、同等の政策効果を持つ政策ですよね、これを継続させることが重要ではないかというふうにお伺いをさせていただきました。それに対しての総理の御答弁はなかったものと思います。では、総理、お願いします。 Angry: 0.464 Disgust: 0.267 Fear: 0.348 Happy: 0.734 Sad: 0.477 Surprise: 0.454
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02:52:02 ~ 02:52:35 内閣総理大臣(岸田文雄君)
その部分についてお答えしたと認識をしております。その部分に対する対応として、民法や消費者契約法や刑法や、さらには職業安定法、労働者派遣法、様々な法律を適用して、成人として扱われる方々の様々な権利や立場を守っていく、法治国家としてそれをしっかりと進めていくことが重要であるということを申し上げた次第であります。 Angry: 0.646 Disgust: 0.478 Fear: 0.382 Happy: 0.575 Sad: 0.408 Surprise: 0.336
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02:52:35 ~ 02:53:06 塩村あやか君
非常に残念な御答弁だと思います。今、総理は成人として扱われる方々とおっしゃいました。この次の質疑につながるので、次に進めさせていただきたいと思います。パネル二、お手元の資料二を御覧ください。あっ、ごめんなさい、パネル二の上半分、御覧ください。法務省の資料を借りてきたものなんですが、これ、個別法が並んでいます。四月一日からの民法改正で十八歳に変わるものと二十歳に維持されるものが一覧になったものです。 Angry: 0.457 Disgust: 0.270 Fear: 0.496 Happy: 0.552 Sad: 0.457 Surprise: 0.577
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02:53:06 ~ 02:54:09 塩村あやか君
酒、たばこ、ギャンブルは二十歳が維持されました。下のボックスに書いてあるように、これは、健康面への影響や非行防止、青少年の保護の観点から従来の年齢要件が維持されたということなんですね。であるならば、十八歳高校生のアダルトビデオの出演契約や取消し権も、表の二十歳が維持されるものに分類されるべきだと思うんです。なぜ分類されなかったかというと、アダルトビデオに関しては個別法がないんです。監督省庁もないということなんですよね。なので、民法改正となり、そのまま十八歳成年となってしまった経緯が先日の国会質疑で明らかになりました。先ほど総理がおっしゃった、政府は虚偽や強要により結んだ契約は消費者契約法で解約ができると言いますが、契約させようとするその相手は口八丁です。 Angry: 0.510 Disgust: 0.334 Fear: 0.612 Happy: 0.340 Sad: 0.431 Surprise: 0.550
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02:54:09 ~ 02:55:00 塩村あやか君
私も芸能界に末端にいたのでこれはよく分かるんですが、芸能界に夢を抱かせたりと、そして強要ではなく契約をしたという話も少なくありません。その場合にですよ、契約後にアダルトビデオの撮影現場で、やっぱり現実を見て、やっぱり嫌だとその場で拒んだとしても、契約をしたときに虚偽があったわけでも強要されたわけでもないため、消費者契約法では解約ができないんです。これも先日の私の国会質疑により御答弁をいただいております。これ、皆さん、深刻だと思いませんか。ここで、ある調査を御紹介いたします。一つ目は、世界最大のアダルトサイトの調査です。二〇一九年の総アクセス数は四百二十億回。 Angry: 0.398 Disgust: 0.307 Fear: 0.510 Happy: 0.542 Sad: 0.494 Surprise: 0.566
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02:55:00 ~ 02:56:03 塩村あやか君
万回ではありません、億回です。一日当たりでは一億一千五百万回のアクセスが世界中からあるサイトです、海外の。そのサイトの二〇二一年の検索結果の一位は、アルファベットですよ、もちろん、海外サイトなので。HENTAI。もう一度言います。HENTAI、変態です。二位はジャパニーズです。日本のアダルトビデオは大変な人気があるということです。前年の検索一位もジャパニーズでした。今日は詳しく話すのを控えますが、そうした動画は非日常を求めて視聴されるとの報告もあります。つまり、日本にとって、あっ、世界にとって日本のアダルトビデオは非日常を満たすものです。四日後の四月一日からは、リアル十八歳の現役高校生AVという非日常を日本が世界に提供することにつながっていきます。 Angry: 0.480 Disgust: 0.337 Fear: 0.487 Happy: 0.590 Sad: 0.439 Surprise: 0.532
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02:56:03 ~ 02:57:00 塩村あやか君
犯罪とアダルトビデオの関係を示すデータもございます。警察庁が過去に行った調査によりますと、強姦や強制わいせつの容疑で逮捕をされた五百五十三人に行った調査では、三三・五%がAV、アダルトビデオを見て自分も同じことがしてみたかったと回答したとのことです。少年に限れば、その割合は五割近く跳ね上がってしまいます。つまり、被害を受ける対象が高校生へと低年齢化をして、その加害に少年が関わってくる、まあ影響されるということなんですね。高校生人口は三百万人です。日本の子供を危険にさらす問題だと思います。それでいいんでしょうか、皆さん。高校生アダルトビデオ出演の解禁に賛成の議員の方、この議場の中にいらっしゃいますでしょうか。 Angry: 0.575 Disgust: 0.352 Fear: 0.505 Happy: 0.490 Sad: 0.403 Surprise: 0.494
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02:57:00 ~ 02:58:01 塩村あやか君
いるわけない、そんな反応ですよね。そうですよという声も聞こえてきました。いろんな声が今聞こえてきています。国会議員もみんな内心は高校生アダルトビデオの出演解禁はおかしいと分かっているのに手をこまねいて見ているのは、子供への性犯罪、性暴力を国が助長することになると思います。さらに、先ほど見ていただいたパネル一の二と三に書いてあったように、中高生にスカウトの魔の手が伸びてきています。中高生といえば、まだ児童ですよね。内閣府の子供の貧困対策に関する有識者会議の構成員である日本大学末冨芳教授も、高校生アダルトビデオ出演解禁とこども家庭庁の議論が同時に、同時に今国会で進行する矛盾をコラムで指摘しています。 Angry: 0.515 Disgust: 0.291 Fear: 0.444 Happy: 0.610 Sad: 0.406 Surprise: 0.520
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02:58:01 ~ 02:59:06 塩村あやか君
末冨教授のコラムは皆様のお手元の資料に配付してあります三の一でございます。私は、今回の高校生アダルトビデオ出演解禁の、実質的なこの解禁なんですが、こども家庭庁法案審議の最大の争点、そして論点になると思っております。既に多くの議員が質問の準備に入っているとも聞いております。児童福祉の観点からも、総理肝煎りの、この総理肝煎りのこども家庭庁と逆行する内容ではないのか。末冨芳教授も指摘をしているんですが、児童福祉にも関わってきますよね。スカウトが低年齢化している、そして、十八歳というとまだ児童でございます、子供ですよねと。そして、十八歳に限らず、養護施設出られた方も支援をしていこうという流れにもあるかと思います。そうした視点からすると、やっぱり逆行しているのではないか。総理にお伺いをいたします。 Angry: 0.517 Disgust: 0.282 Fear: 0.458 Happy: 0.643 Sad: 0.348 Surprise: 0.557
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02:59:06 ~ 03:00:00 国務大臣(野田聖子君)
総理からるる御答弁がありましたけれども、こども家庭庁、また女性政策等を担当しているので、経緯について話をしたいと思います。確かに、御指摘のとおり、成年年齢引下げで、十八歳、十九歳、この方たちは自分の判断で契約を結ぶことが可能になります。と同時に、未成年の権利、先ほどの権利を失うわけですけれど、大切なことは、十八歳、十九歳、十七歳、十六歳とやはりいろいろな形で違法に搾取されて、性的搾取されていることが現実であります。今アダルトサイトの御指摘もありましたけれども、大事なことは、やはりそういう子供たちがそういう権利を持っているということを伝えていかなきゃならない、これ一番最初にやらなきゃいけないことが足りていなかったと思います。啓発、教育、これは徹底してやっていくと総理がおっしゃっているように、みんなで力を合わせてやっていきたいと思います。 Angry: 0.437 Disgust: 0.248 Fear: 0.375 Happy: 0.675 Sad: 0.501 Surprise: 0.467
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03:00:00 ~ 03:00:43 国務大臣(野田聖子君)
そもそも、アダルトビデオの出演の強要というのは、年齢問わず重大な人権侵害なんです。このことはあってはならない。今御指摘あったように、まず初めに私たちができることは、取締りの強化、教育、啓発、そしてさらには、先ほど総理がおっしゃったように、一般論ではありますけれども、民法を始め消費者契約法等々を適用して、つまり全方位でそういうことがないように啓発活動をしていかなければなりません。当然、児童に対して、しっかりと一人一人を守っていくことは当然であります。 Angry: 0.595 Disgust: 0.375 Fear: 0.492 Happy: 0.477 Sad: 0.459 Surprise: 0.463
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Angry: 0.400 Disgust: 0.376 Fear: 0.400 Happy: 0.738 Sad: 0.475 Surprise: 0.520
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03:03:25 ~ 03:03:59 委員長(松村祥史君)
ただいまから決算委員会を再開いたします。委員の異動について御報告いたします。本日、武田良介君及び宮本周司君が委員を辞任され、その補欠として田村智子さん及び滝沢求君が選任されました。休憩前に引き続き、令和二年度決算外二件を議題とし、全般質疑を行います。質疑のある方は順次御発言願います。 Angry: 0.512 Disgust: 0.313 Fear: 0.444 Happy: 0.592 Sad: 0.429 Surprise: 0.534
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03:04:02 ~ 03:05:05 塩村あやか君
午前に引き続きまして、質疑を続けます。四月一日より高校生アダルトビデオの出演の解禁、これ実質的に解禁されることになった問題を取り上げさせていただいております。午前中の答弁のポイントは二つあったと思います。一つ目は、そういう権利があるという御答弁がありました。しかしながら、スカウトは中高生にまで低年齢化しておりまして、十八歳でもまだ高校生。お酒とか、ここに書いてあるように、お酒、たばこ、ギャンブルは二十歳が維持されるのに、どうしてアダルトビデオはそうした分け方になっていないのかと、そういう問題がやっぱりあろうかというふうに思います。二つ目は、現行法で対応可能とのことだったんですが、午前中にも御説明をしたとおり、代表的な消費者契約法を取っても、多くのケースで対応ができないことは午前中に説明をしたとおりでございます。 Angry: 0.386 Disgust: 0.283 Fear: 0.496 Happy: 0.632 Sad: 0.427 Surprise: 0.588
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03:05:05 ~ 03:06:05 塩村あやか君
確実にこの先被害が増えてくるというふうに私は思います。これまで政府は答弁で、例えば平成三十年六月五日参議院法務委員会、上川陽子大臣の答弁なんですが、これは喫緊の課題と、こう答弁しているんですね。関係府省対策会議では法的対応を含め必要な対応を検討すると、同年六月十二日も同様の御答弁がありました。つまり、この問題に対して法的対応が必要と認識をしていたということになります。こうした政府見解が出されている以上、啓発だけに頼るのではなくて、被害は一生を左右する問題です、これ。自己責任を若年層、十代に押し付けるのではなくて、酒、たばこ、ギャンブルはこっちに据え置いたんですから、私たちできることがあると思うんです。 Angry: 0.672 Disgust: 0.324 Fear: 0.454 Happy: 0.478 Sad: 0.352 Surprise: 0.504
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03:06:05 ~ 03:07:02 塩村あやか君
四月以降も未成年者取消し権と同等の効力を持つ措置を存続させるための議員立法とか立法措置、法的対応すべきではないかと私は考えています。私たちは今、未成年者取消し権を時限的に存続させる形の臨時特例法などの議員立法を超党派で何とか成立させたいと準備をさせていただいております。子供たちを守るのは政治の仕事のはずです。与野党で力を合わせて、まずは高校生、現役高校生アダルトビデオ出演解禁問題、これを何とか阻止する、こうした議員立法を成立させたいというふうに思っております。問題は年齢だけではないところもあると思うんですね。デジタルタトゥーとか、そうした問題も含めて対応、そこを視野に入れた法律も必要ではないかというふうに将来的には考えています。 Angry: 0.732 Disgust: 0.419 Fear: 0.377 Happy: 0.519 Sad: 0.327 Surprise: 0.380
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03:07:02 ~ 03:07:28 塩村あやか君
こうした私たちの思い、何とか岸田総理に受け止めていただきたいと思っております。先ほどお伝えしたとおり、政府、対応が必要と認識をしていたわけです。岸田総理、何とかこの議員立法も含めてこの法的対応、応援していただけないでしょうか。自民党総裁でもある岸田総理、エールをいただけたら大きな追い風になるかと思います。岸田総理に答弁を求めます。 Angry: 0.619 Disgust: 0.297 Fear: 0.388 Happy: 0.529 Sad: 0.444 Surprise: 0.473
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Angry: 0.624 Disgust: 0.327 Fear: 0.488 Happy: 0.634 Sad: 0.270 Surprise: 0.603
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03:07:38 ~ 03:08:15 国務大臣(古川禎久君)
午前中のやり取りの中で、現行法ではほとんど対応ができないというような今くだりがありましたので、改めて私の方から御説明をさせていただきますけれども、一般論として、強要されたりだまされたりするなどしてビデオ出演契約を締結した場合には、現行制度においても、公序良俗違反による無効、錯誤、詐欺又は強迫を理由とする取消しなど、契約の効力を否定することができると考えられます。 Angry: 0.571 Disgust: 0.177 Fear: 0.517 Happy: 0.377 Sad: 0.468 Surprise: 0.461
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03:08:15 ~ 03:09:03 国務大臣(古川禎久君)
それから、このアダルトビデオの出演という債務は、その性質上、履行を強制することができない債務であると考えられますから、当事者が撮影の段階でアダルトビデオへの出演を望まない場合には、法律上、意に反して出演を強制することはないということでございます。それで、それから民法上もそうですけれども、消費者契約法においても、あるいは刑法、労働者派遣法、職業安定法などというふうに申し上げたい、つまり、現行制度上も様々な対抗手段が存在するということは申し上げておきます。 Angry: 0.593 Disgust: 0.323 Fear: 0.480 Happy: 0.589 Sad: 0.339 Surprise: 0.443
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03:09:03 ~ 03:09:29 国務大臣(古川禎久君)
その上で、その上で、政府としては、これはゆゆしき問題だという認識がありますがゆえに、この対策の推進ということで教育、啓発等にこれまでも取り組んでまいったと、総理が答弁されたとおりであります。現行法で対応ができるということは申し上げます。 Angry: 0.648 Disgust: 0.315 Fear: 0.491 Happy: 0.486 Sad: 0.371 Surprise: 0.507
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03:09:29 ~ 03:10:04 内閣総理大臣(岸田文雄君)
まず、午前中も申し上げたように、私も委員御指摘の問題意識、共有をさせていただいています。新たに成人となる十八歳、十九歳の方々が未成年取消しの保護対象でなくなることによって性的搾取の被害に遭うこと、これは避けなければならないと思います。そして、これも午前中説明させていただきましたが、ておりますが、政府としての考え方は、まずこの教育、啓発の強化にしっかり取り組んでいく。 Angry: 0.477 Disgust: 0.336 Fear: 0.536 Happy: 0.512 Sad: 0.397 Surprise: 0.545
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03:10:04 ~ 03:11:09 内閣総理大臣(岸田文雄君)
しかし、それでもこうした様々な問題に巻き込まれてしまうこうした十八歳、十九歳の方々がおられる、これはしっかりと頭に入れておかなければいけないということで、従来のこの法律の適用をしっかり行っていくということ、これを今法務大臣からも説明させていただいたわけですが、委員の問題意識はそれでは不十分だということだと理解いたします。こうしたこの議論があること、これは政府としてもしっかり受け止めなければならないと思います。そして、今委員が御指摘のように、今超党派でこうした問題について御議論をいただいているということ、これを承知しております。その議論、この立法措置を行わなければいけない、その内容、議論の状況、これをしっかり政府としても見守った上で、政府として対応を考えていきたいと考えます。 Angry: 0.687 Disgust: 0.249 Fear: 0.425 Happy: 0.442 Sad: 0.294 Surprise: 0.486
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03:11:09 ~ 03:12:07 塩村あやか君
いや、少しがっかりしました。政府答弁が後退しているんじゃないですか。法的対応しなきゃいけないというような趣旨の発言がやっぱり議事録に残っているわけですよね。で、法務省さんも、法的対応の検討につきまして必要な協力をしてまいりますというふうに上川大臣おっしゃっているんですよね。政府答弁が後退してしまったわけです。これは私、ちょっと今日驚きました。やっぱり政府は対応しなくてはいけないという認識があったのに、今日質疑をしてみればそれが後退しているわけです。私はそうではないと信じておりますので、今後の委員会などでちゃんとしっかりと質問してただしていきたいというふうに思っています。ちょっと本当に今の答弁はびっくりしました。子供たちを守ろうと言っているのに政府答弁が後退するというのはちょっと予想もしておりませんでしたので、これ、総理、重く受け止めていただきたいというふうに思っております。 Angry: 0.584 Disgust: 0.311 Fear: 0.494 Happy: 0.447 Sad: 0.395 Surprise: 0.511
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Angry: 0.234 Disgust: 0.258 Fear: 0.435 Happy: 0.593 Sad: 0.575 Surprise: 0.635
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03:12:15 ~ 03:13:05 内閣総理大臣(岸田文雄君)
今申し上げたように、委員の問題意識、私も共有いたします。その上で、政府の対応についてですが、今の法律の中で最大限やる、やれること、これは追求しなければいけないと思いますが、それでも足りないという議論が今超党派で行われている、このことは政府としても重く受け止めたいと思います。ですから、先ほど申し上げたように、この超党派の議論、しっかりと注視をさせていただき、その上で政府として対応を考えていきたいと申し上げているところであります。是非、こうした問題意識を社会全体として、政府としてもしっかり共有しながら、こうした状況に対する対応を考えていきたいと思います。 Angry: 0.642 Disgust: 0.317 Fear: 0.377 Happy: 0.552 Sad: 0.419 Surprise: 0.380
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03:13:05 ~ 03:14:08 塩村あやか君
ありがとうございます。まあ少しちょっと踏みとどまったかなというふうに今の答弁を聞いて思いました。笑い事じゃないですよ、皆さん。重要な問題だと思います。四月一日から、これまで未成年者の取消し権が行使できた人たちが行使できなくなるんですよ、これ。この行使というのは非常に抑止力のある上に、撮影した後も、発売前であれば発売ができなくなるんです。これが使えなくなるというのは、未成年者、まあ十八歳、十九歳ですが、今言っているのは、非常に大きなことだと思うので、是非、笑うのではなくて一緒に協力をしていただきたいというふうに思います。国会議員が賛同していただけたら、これ止めることができるんです。議員立法なんですが、自民党さんと公明党さん、私たちもいろいろと協議を始めております。公明党さんは、AV問題、この強要問題には対策チームを立ち上げて大変に熱心に取り組んでいると聞いております。 Angry: 0.513 Disgust: 0.304 Fear: 0.406 Happy: 0.576 Sad: 0.475 Surprise: 0.459
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03:14:08 ~ 03:15:11 塩村あやか君
また、自民党さんも、強要問題についてはワンツー議連を立ち上げて取り組んでいるというふうに聞いております。是非、これ与野党が対立する問題ではもう絶対にありませんので、もう是非超党派で実現をしたいと思っておりますので御協力を、私たちが協力するという立場になるかもしれないんですが、是非お願いをしたいというふうに思っております。ありがとうございます。最後に、一問だけ聞かせてください。無痛分娩でございます。パネル四、御覧ください。日本は、諸外国と比較して無痛分娩の数が非常に少ないという現実があります。総理は、妊娠、出産の支援、そして子育てしやすい環境整備をすると答弁しておりますが、多くの女性が希望するも、日本の普及がこれ追い付いていないんですね。見てください、日本、こんな感じで、六%なんですよ。この無痛分娩の普及促進に対する総理のお考え、支援、あれば、是非よろしくお願いいたします。 Angry: 0.365 Disgust: 0.281 Fear: 0.440 Happy: 0.666 Sad: 0.500 Surprise: 0.525
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03:15:11 ~ 03:16:08 内閣総理大臣(岸田文雄君)
御指摘の無痛分娩も含め、妊婦の方々が安心して、そして安全に出産できる環境を整えること、これは重要であると強く認識をしております。このため、出産する方々の経済的負担を軽減するために出産育児一時金を支給するとともに、無痛分娩については、この安全な実施体制を整備するため、医師等の医療従事者に対する研修や対応可能な施設の情報提供を進めているところです。出産育児一時金につきましても、平成十八年に三十万円から三十五万に引き上げられた後、順次引き上げていき、現在までに原則四十二万円まで引き上げられたところであります。 Angry: 0.444 Disgust: 0.341 Fear: 0.477 Happy: 0.597 Sad: 0.452 Surprise: 0.493
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03:16:08 ~ 03:16:42 内閣総理大臣(岸田文雄君)
是非、こうした出産育児一時金の充実等についてもこれからも更に努めていかなければならない、特に都市部等における負担を考えますときに更なる努力が必要である、こういったことも認識をしております。いずれにしましても、希望する方が安心して無痛分娩を受けることができるよう、妊産婦の皆さんの御意見も踏まえつつ、環境整備、政府としても取り組んでいきたいと考えます。 Angry: 0.267 Disgust: 0.207 Fear: 0.319 Happy: 0.775 Sad: 0.717 Surprise: 0.371
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03:17:12 ~ 03:18:13 杉尾秀哉君
立憲民主・社民の杉尾でございます。予算委員会でも岸田総理に対して、ロシアに対しては最大限の圧力を、そしてウクライナに対しては最大限の人道支援をということを申し上げましたが、その観点で更に質問させていただきます。先週、ロシアが日本に対して、北方領土問題を含む平和条約交渉の中断を突き付けてきました、皆さんも御存じのとおり。日本は、平和条約交渉の進展に向けて、二〇一六年に日ロ首脳間で合意したいわゆる八項目のプランに沿って総額三千億円規模の経済協力を進めてまいりました。それにもかかわらず、まさに顔に泥を塗られたと言っても過言ではないというふうに思いますけれども。そこで、この対ロシア経済協力費として二〇一六年度からの六年間で計上された予算額、そして実際に支出された額、教えてください。 Angry: 0.505 Disgust: 0.283 Fear: 0.498 Happy: 0.549 Sad: 0.340 Surprise: 0.612
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03:18:13 ~ 03:18:33 国務大臣(萩生田光一君)
平成二十八年度から令和三年度までで計上した八項目の協力プランに関連する予算額は約二百六十五億円であります。また、年度が終了している令和二年度までにおいて、交付額、契約額ベースでの執行額は約百九十六億円となっております。 Angry: 0.361 Disgust: 0.232 Fear: 0.599 Happy: 0.548 Sad: 0.367 Surprise: 0.711
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03:18:33 ~ 03:18:55 杉尾秀哉君
今答弁していただいたとおり、これまでで二百六十五億円の予算を計上して、百九十六億円の支出があったということなんですけれども、総理、それで何か具体的な成果あったんですか。 Angry: 0.336 Disgust: 0.149 Fear: 0.596 Happy: 0.563 Sad: 0.260 Surprise: 0.793
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03:18:55 ~ 03:19:11 内閣総理大臣(岸田文雄君)
当時のロシアに対する国際社会の対応は、二〇一四年にクリミア併合が行われ、まず国際社会が連携して制裁を行う、こうした対応を取りました。 Angry: 0.807 Disgust: 0.372 Fear: 0.408 Happy: 0.450 Sad: 0.350 Surprise: 0.350
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03:19:11 ~ 03:20:10 内閣総理大臣(岸田文雄君)
しかし、その後は、国際社会は、ロシア、ウクライナ両方に働きかけることによって事態の緊張緩和に努めたという取組を続けました。国際社会においても、ミンスク1、ミンスク2、こうしたロシア、ウクライナ両方に働きかけることによって緊張緩和に努めた。ヨーロッパ各国も、エネルギー等によってロシアとの様々な経済協力を進めた。これがこの二〇一四年以降の世の中の、国際社会の動きでした。日本もこうした取組の中で、二〇一四年の制裁には参加しながらも、ロシア、ウクライナ両方に働きかける。ロシアに対してそうした経済協力の働きかけも行いましたが、一方で、私自身も外務大臣としてウクライナに二回足を運ぶなど、ウクライナとの連携も深めた。 Angry: 0.338 Disgust: 0.315 Fear: 0.503 Happy: 0.654 Sad: 0.434 Surprise: 0.611
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Angry: 0.499 Disgust: 0.370 Fear: 0.497 Happy: 0.470 Sad: 0.557 Surprise: 0.486
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03:20:18 ~ 03:21:06 杉尾秀哉君
具体的な成果について何もおっしゃいませんでした。緊張緩和をしたというふうにおっしゃいましたけど、その結果がこれですか、ロシアによるウクライナ侵略。あり得ないことが起きているわけです。しかも、その先ほどおっしゃった経済制裁について、日本が一番弱かったわけです。そして、ソチ五輪にも安倍総理だけが出席したわけです。この記事の中にも書いてありますけれども、領土交渉が後退をして、プーチン大統領を増長させて、そして挙げ句の果てにウクライナ侵略を許した。まさにこれ、日本の経済協力って無駄金だったんじゃないですか。 Angry: 0.595 Disgust: 0.395 Fear: 0.528 Happy: 0.411 Sad: 0.358 Surprise: 0.510
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03:21:06 ~ 03:21:46 内閣総理大臣(岸田文雄君)
今の状況をもって二〇一四年以降の国際的な努力を無駄、全て無駄だと一概に切って捨てることは適切ではないと思います。二〇一四年、クリミアの占拠が行われた、占領が行われた後、国際社会としては緊張緩和のために様々な努力をロシアにもウクライナにも働きかけ続けてきた、その取組の一端を日本も担ったということであります。それを全部無駄であった、結果につながらなかったと言って切って捨てることは適切でないと私は考えております。 Angry: 0.436 Disgust: 0.356 Fear: 0.565 Happy: 0.406 Sad: 0.529 Surprise: 0.461
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03:21:46 ~ 03:22:03 杉尾秀哉君
その辺でも声がしています。たらればというふうに言っていますけど、政治は結果なんじゃないですか。いや、笑っている場合じゃないですよ。いや、今の現在の結果について言っているんですよ。 Angry: 0.615 Disgust: 0.484 Fear: 0.516 Happy: 0.492 Sad: 0.366 Surprise: 0.455
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03:22:03 ~ 03:22:34 杉尾秀哉君
委員長、ちょっと注意してください。これだけこけにされても二十一億円の予算を通しているわけですよ。これ、ロシアとか国際社会に対して、先ほどから申し上げているように、最大限の圧力を掛けるという、逆のメッセージになっているじゃないですか。そう思いませんか、総理。 Angry: 0.573 Disgust: 0.353 Fear: 0.558 Happy: 0.470 Sad: 0.358 Surprise: 0.594
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Angry: 0.458 Disgust: 0.290 Fear: 0.452 Happy: 0.583 Sad: 0.622 Surprise: 0.404
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03:22:34 ~ 03:23:09 内閣総理大臣(岸田文雄君)
二〇一四年以降の我が国の取組については今申し上げたとおりであります。そして、今の質問は、令和二年、あっ、四年予算において二十一億円のロシア協力の予算が組み込まれている、これが間違ったメッセージにつながるのではないか、こうした指摘だと思いますが、まず基本的に、日本は国際社会と連携をし、輸出入管理、資産凍結、金融措置、様々な措置を連携しながらしっかりと行い、そしてそれは評価をされています。 Angry: 0.609 Disgust: 0.439 Fear: 0.560 Happy: 0.414 Sad: 0.355 Surprise: 0.437
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03:23:09 ~ 03:23:47 内閣総理大臣(岸田文雄君)
その一方で、この経済協力の予算二十一億円は、このロシアの、ロシアへの協力に参加した日本企業を支援するための情報提供を始め、そうした予算が含まれています。なおかつ、今後のウクライナ情勢は不透明でありますので、今の時点でこの予算について修正等を判断することは難しい、こうしたことで予算の通過をお願いした次第であります。 Angry: 0.526 Disgust: 0.303 Fear: 0.500 Happy: 0.504 Sad: 0.430 Surprise: 0.515
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03:23:47 ~ 03:24:00 杉尾秀哉君
今もるる予算をそのまま成立させた理由をおっしゃいました。それから、萩生田大臣も、三月十四日の予算委員会の質疑の中で、日本企業の撤退への対応のためにこの予算が必要なんだと、こういうふうにおっしゃった。 Angry: 0.630 Disgust: 0.282 Fear: 0.498 Happy: 0.451 Sad: 0.359 Surprise: 0.540
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03:24:00 ~ 03:25:06 杉尾秀哉君
これって予算の目的外使用そのものなんじゃないですか。いいんですか。今はっきりとおっしゃらなかったけれども、これは予算の目的外使用の可能性が極めて高いんです。しかも、民間が、ビジネスにならないのに、八項目の経済協力プランといってこれだけ協力させられているわけですよ。 Angry: 0.661 Disgust: 0.292 Fear: 0.533 Happy: 0.386 Sad: 0.352 Surprise: 0.594
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03:24:11 ~ 03:24:51 内閣総理大臣(岸田文雄君)
経済協力にそもそも参加して、参加しようと名のりを上げた企業が今後どうするのか、これをしっかり政府としても考えていかなければならない、こうした観点から、情報提供等の取組は引き続き政府として考えていかなければならない、このように思います。しかし、いずれにせよ、今後の動き、これは予断を持って申し上げることはできないわけですから、今の段階でこの予算ということについては触らないということで審議、成立をお願いした、こうした次第であります。 Angry: 0.750 Disgust: 0.232 Fear: 0.399 Happy: 0.451 Sad: 0.375 Surprise: 0.410
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03:25:06 ~ 03:25:22 杉尾秀哉君
そうした民間のことを考えて下ろせないという、そういう本音じゃないかと思うんですけれども、事実上、これ大半執行できないでしょう、現実問題として。どうなんですか。 Angry: 0.768 Disgust: 0.318 Fear: 0.518 Happy: 0.287 Sad: 0.396 Surprise: 0.487
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03:25:22 ~ 03:26:04 内閣総理大臣(岸田文雄君)
予算については今申し上げたとおりでありますが、今度の質問は執行の方の話でありますので、執行については、当然のことながら、これは目的外使用にならないように予算の趣旨に沿って適切に執行していかなければなりません。よって、そもそもこのプランに参加した日本企業に対する情報提供、支援など、そうしたこのそもそものプランに対する予算のこの目的として適切な執行を政府としては考えていかなければならないと存じます。 Angry: 0.525 Disgust: 0.330 Fear: 0.431 Happy: 0.634 Sad: 0.388 Surprise: 0.478
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03:26:04 ~ 03:26:31 杉尾秀哉君
適切な執行っておっしゃっていますけど、これ三月二十三日付けの東京新聞なんですけど、各省庁が答えているんですが、これまでどおり認められない、進める状況にない、執行しない、当面は執行が難しい、こういうふうに答えている。はっきり言ったらどうなんですか。そんな何で曖昧な表現するんですか。できないものはできないって言ってくださいよ。 Angry: 0.722 Disgust: 0.318 Fear: 0.498 Happy: 0.264 Sad: 0.450 Surprise: 0.485
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03:26:31 ~ 03:27:06 内閣総理大臣(岸田文雄君)
今、現状において新たなロシアに対する協力等ができる状況にない、これはそのとおりであります。しかしながら、予算の扱いということで議論をさせていただいています。その予算の扱いとして、今後、状況不透明であり、どういった展開が今後控えているのか予断を持って申し上げられない、そういった状況でありますので、予算については触らないということを申し上げさせていただいております。 Angry: 0.473 Disgust: 0.268 Fear: 0.547 Happy: 0.476 Sad: 0.391 Surprise: 0.579
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03:27:06 ~ 03:27:36 杉尾秀哉君
いや、事実上できないんですよ。そして、そもそも共同経済活動自体がロシアの意図を読み違えている。元々、ロシアは領土問題で譲歩する気なかったんですよ。安倍政権の楽観的な見通しに基づく失敗としか言いようがありません。長く外務大臣を務めてきた岸田総理、総理にも責任があると思います。いかがですか。 Angry: 0.664 Disgust: 0.408 Fear: 0.506 Happy: 0.395 Sad: 0.419 Surprise: 0.479
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03:27:36 ~ 03:28:09 内閣総理大臣(岸田文雄君)
ですから、先ほど申し上げたように、二〇一四年以降の世界のロシア、ウクライナ関係に対する取組、先ほど申し上げたとおりであります。その中で、日本としても、ロシアに対してもウクライナに対しても様々な働きかけ、経済を始めとする協力を行うことによって緊張緩和に努めた、それがその当時の世界の動きでありました。 Angry: 0.264 Disgust: 0.342 Fear: 0.536 Happy: 0.664 Sad: 0.490 Surprise: 0.588
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03:28:09 ~ 03:29:20 内閣総理大臣(岸田文雄君)
そのこと自体は、決して今の結果をもって全て間違いだったと切って捨てることはできないと思います。そして、経済協力ということで御指摘がありますが、例えばこの北方領土における経済協力、これも経済協力の中に含まれていましたが、こうした取組は、この四島の帰属の問題を解決して平和条約を解決するという我が国の方針において誠に重要な取組であったと思っています。なぜならば、この北方四島における共同経済活動、これは戦後初めて日本人が、そして日本企業が北方四島において経済活動を行う、こうしたことを確約したものであります。これは、一九五六年日ソ共同宣言から後、度々日本として試みたわけでありますが、二〇一六年、初めてこうした北方領土における共同経済活動を約束した、こうした取組は、平和条約交渉において大変重要な取組であったと思います。 Angry: 0.355 Disgust: 0.189 Fear: 0.471 Happy: 0.646 Sad: 0.445 Surprise: 0.652
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03:29:20 ~ 03:29:54 内閣総理大臣(岸田文雄君)
なぜならば、四島の帰属の問題を考える際に、従来はロシア人しか北方領土にいなかったわけですから、そこに初めて日本人、日本企業が活動を行う、帰属を将来考える上で大変重要な取っかかりになるという、こういった約束も含まれています。等々、こうした平和条約締結という大きな目標に向けて様々な取組を行ってきた、これを全て無駄だと言うことは、これは乱暴な話ではないかと思っています。 Angry: 0.542 Disgust: 0.205 Fear: 0.518 Happy: 0.490 Sad: 0.276 Surprise: 0.659
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Angry: 0.590 Disgust: 0.319 Fear: 0.533 Happy: 0.356 Sad: 0.506 Surprise: 0.520
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03:30:02 ~ 03:30:56 杉尾秀哉君
そして、共同経済活動について曖昧な答弁繰り返していますけれども、そもそもロシアが言い出す前に日本がこれ中止を言い出すべきでしょう、平和条約交渉についてもそうだけれども。日本の側から言い出すべきはずだったのが、曖昧な答弁に終始をして、私は完全にこれは誤ったメッセージだというふうに思っております。そして、ウクライナの人道支援についても伺いますけれども、三月二日に岸田総理、ウクライナからの避難民受入れを表明されました。その私数時間前に予算委員会で、ウクライナの避難民受け入れませんかと、あの第二次大戦中の杉原千畝の命のビザのその例えを持ち出して。あのときは明確答弁されませんでしたけど、その数時間後に発表されました。野党の質問には答えたくなかったんですか。 Angry: 0.632 Disgust: 0.317 Fear: 0.534 Happy: 0.404 Sad: 0.387 Surprise: 0.503
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03:31:02 ~ 03:31:40 内閣総理大臣(岸田文雄君)
政府としては、動いていくウクライナ情勢の中で日本として何をするべきなのか、厳しい制裁と併せて人道支援を行っていかなければいけない、この二つを追求し続けてきました。しかし、今御指摘の避難民の受入れについても、総理として公表する前に、関係省庁のしっかりとしたこの取組を確認し、連携を確認した上で発表しなければなりません。発表が御指摘の時期になったということであります。 Angry: 0.540 Disgust: 0.303 Fear: 0.554 Happy: 0.432 Sad: 0.428 Surprise: 0.527
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03:31:40 ~ 03:32:05 杉尾秀哉君
後でもう一つ同じようなことを聞きますけれども、あと一問だけ聞きます。これ、ウクライナの避難民の皆さんの日本への渡航費用の負担、あるいは日本政府がチャーター機を出す、これは立憲民主党としても正式に申入れをする、その予定です。それから、私の地元の長野県、それから長野県内の自治体もそうです、そして民間企業も次々にこの避難民の受入れの名のりを上げているんですよね。 Angry: 0.544 Disgust: 0.356 Fear: 0.461 Happy: 0.535 Sad: 0.441 Surprise: 0.454
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03:32:05 ~ 03:32:22 杉尾秀哉君
しかし、国の財政措置が不明確で、みんな二の足を踏んでいるのが現状です。この避難民の受入れについて、より積極的な財政措置も含めた対応、これについて説明してください。 Angry: 0.763 Disgust: 0.462 Fear: 0.535 Happy: 0.371 Sad: 0.323 Surprise: 0.384
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03:32:22 ~ 03:33:18 内閣総理大臣(岸田文雄君)
政府としましては、避難民の受入れに関して、官房長官の下にウクライナ避難民対策連絡調整会議を設け、その会議の下に関係省庁によるタスクフォースを設置し、この体制を強化している、こうした状況にあります。そして、ポーランドにもウクライナ避難民支援チームを派遣する、古川法務大臣を総理特使として派遣する、こうしたことによって体制を整えています。そして、御質問のこの渡航費あるいはチャーター費、チャーター機の派遣、これについては今現段階では決まってはおりませんが、連絡調整会議においてそういった指摘についても今後しっかりと検討していきたいと考えております。 Angry: 0.652 Disgust: 0.352 Fear: 0.459 Happy: 0.506 Sad: 0.364 Surprise: 0.449
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03:33:18 ~ 03:33:54 内閣総理大臣(岸田文雄君)
そして、自治体や民間企業へのその財政的な支援ということでありますが、まずはこの避難民お一人お一人に支援をしていくという形で政府としては支援を行っていきたいと存じます。いずれにしましても、この検討会議、あっ、調整会議において、現状何を用意しなければいけないか、日本政府としてもしっかりと用意を進めていきたいと思っています。 Angry: 0.580 Disgust: 0.225 Fear: 0.439 Happy: 0.383 Sad: 0.524 Surprise: 0.537
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Angry: 0.350 Disgust: 0.128 Fear: 0.229 Happy: 0.906 Sad: 0.493 Surprise: 0.497
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03:34:10 ~ 03:35:05 内閣総理大臣(岸田文雄君)
第六波の出口に関する見通しについての御質問ですが、これ、まん延防止等重点措置は全国において解除するというところには来ました。しかしながら、専門家の意見において、意見を参考にする中で、決して油断することはできないと思います。よって、今はまだ移行期間であるということを申し上げております。第六波のために備えた医療提供体制等もしっかりと維持した中で社会を少しずつ動かしていく、こうした移行期間に現在はあると政府としては認識をしております。 Angry: 0.349 Disgust: 0.357 Fear: 0.522 Happy: 0.570 Sad: 0.542 Surprise: 0.507
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03:35:05 ~ 03:35:58 杉尾秀哉君
はっきり答えませんでした。三月十六日の記者会見で、第六波の出口ははっきり見えているとおっしゃったじゃないですか。だけど、先週の厚労省のアドバイザリーボード、出てきた意見を見ると、新規感染者の減少は今おっしゃったような内容なんですけど、いまだに高いレベルで推移していて、今後、BA.2系統に置き換わりが進むことで再度増加に転じる可能性があると、ここまで、いうふうに言っている。そして、昨日も東京、一週間前よりも感染者が増えました。私の地元の長野県、この辺、最近増えているんです。明らかにリバウンドしているんです。総理が三月十六日言ったのは全く間違ったメッセージだったというふうに思います。そこで、第七波の準備できているんですか。具体的に何やっているんですか。 Angry: 0.407 Disgust: 0.314 Fear: 0.556 Happy: 0.490 Sad: 0.433 Surprise: 0.615
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03:35:58 ~ 03:36:31 内閣総理大臣(岸田文雄君)
第六波につきましても、今現在、県によってはこの新規感染者数が増えているという県もある、これは御指摘のとおりでありますが、全国的に見れば、これは一か月以上にわたり緩やかな減少が続いていると承知しておりますし、病床使用率あるいは自宅療養者数についても、地域差はあるものの、低下傾向が継続している、こうしたことであります。 Angry: 0.152 Disgust: 0.256 Fear: 0.613 Happy: 0.690 Sad: 0.344 Surprise: 0.744
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03:36:31 ~ 03:37:08 内閣総理大臣(岸田文雄君)
その中で、今委員からも御指摘がありましたが、三月二十三日の厚生省のアドバイザリーボードにおいてこのBA.2の危険等の御指摘があった、春休みや年度末に対する指摘があった。こういったことを踏まえて、引き続き、政府としては第六波への対応として準備した全体像の医療体制、これを堅持しながら、さらにはオミクロン株の特徴に合わせて強化しながら社会を動かしていこうと、こうした取組を進めているところであります。 Angry: 0.501 Disgust: 0.301 Fear: 0.550 Happy: 0.560 Sad: 0.300 Surprise: 0.553
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03:37:08 ~ 03:37:52 内閣総理大臣(岸田文雄君)
是非、こうした取組を進むことによって第六波をしっかりと乗り越えて、第七波については準備があるのかという御質問でありますが、このワクチン等についても、要は四回目の接種についても専門家に、専門家の皆さんの中で議論を今続けていただいています。そして、その結果がいかようなものになってもワクチンをしっかりと準備できるように、政府としましてもワクチン製造会社としっかり交渉を行い、そのワクチンの確保に今努めている、こういった次第であります。 Angry: 0.421 Disgust: 0.233 Fear: 0.429 Happy: 0.715 Sad: 0.385 Surprise: 0.575
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03:38:04 ~ 03:38:40 内閣総理大臣(岸田文雄君)
堀内大臣は、オリンピック・パラリンピック担当大臣でもあります。これは、法律上、この大臣の任期、大臣の数が三月末で減るということにどう対応していくのか、これを政府として考えていかなければならないということであります。政府として、今後に不安がないような形をしっかりと用意した上で今後に備えていきたいと考えております。 Angry: 0.530 Disgust: 0.260 Fear: 0.521 Happy: 0.453 Sad: 0.433 Surprise: 0.523
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03:38:40 ~ 03:39:00 杉尾秀哉君
否定されませんでした。ワクチン担当大臣、これまで何やっていたんでしょう。そして、誰が次、ワクチン担当するんでしょう。いずれにしても、沖縄の例を見れば非常に分かりやすいと思います。沖縄は下がらずにずっと、沖縄が一番最初に第六波始まって、ずっとそれから高止まりしたままなんですよ。 Angry: 0.567 Disgust: 0.358 Fear: 0.494 Happy: 0.495 Sad: 0.423 Surprise: 0.542
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03:39:00 ~ 03:39:49 杉尾秀哉君
全国的にこの傾向がこれから続いていく可能性が私は高いと思っているので、このワクチン四回目のことも含めて、もう第七波は来るんだという前提で、今のお話を聞いても危機感が感じられないんですが。そこで、コロナ予算のことについて少し伺いたいんですけれども、去年の臨時国会の二十一日の最終日に、決算の本会議の中で私、関連予算の計上とそれから執行がいかにずさんだったかという話をさせていただきました、質疑をさせていただきました。GoToキャンペーンなんですけれども、GoToキャンペーンまず全体と、そのうちのGoToトラベルについて、これまで計上された予算の総額と執行済額及び執行率、さらには未執行額、これ説明してください。簡潔に数字だけでいいです。 Angry: 0.483 Disgust: 0.332 Fear: 0.583 Happy: 0.467 Sad: 0.428 Surprise: 0.543
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03:39:49 ~ 03:40:13 国務大臣(斉藤鉄夫君)
GoToトラベルに限ってお話をさせていただきます。GoToトラベル事業給付金予算については、令和二年度第一次補正予算、予備費、令和二年度第三次補正予算、令和三年度補正予算において、合計で二兆六千四百二十七億円計上いたしました。 Angry: 0.374 Disgust: 0.189 Fear: 0.580 Happy: 0.671 Sad: 0.327 Surprise: 0.706
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03:40:13 ~ 03:40:45 国務大臣(斉藤鉄夫君)
この予算は、GoToトラベル事業を実施するために執行したほか、コロナにより甚大な影響を受けている観光関係者を支援するため、その一部を県民割支援等の事業に活用しています。その結果、お尋ねの給付金予算については、執行済額はキャンセル費用も含めて七千百六十八億円、未執行額は一兆五千五百二十七億円、したがって執行率は約三二%となります。 Angry: 0.580 Disgust: 0.307 Fear: 0.487 Happy: 0.605 Sad: 0.287 Surprise: 0.542
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03:40:45 ~ 03:41:03 杉尾秀哉君
キャンペーン全体について答弁求めようと思ったら、誰がまとめて今回のこのキャンペーンを大臣が統括しているのか分からなかったんです。それなので、トラベルについて今、斉藤大臣に答弁していただいたんですが、執行率三六%ですよ、僅か。 Angry: 0.522 Disgust: 0.220 Fear: 0.467 Happy: 0.581 Sad: 0.372 Surprise: 0.548
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03:41:03 ~ 03:42:13 杉尾秀哉君
キャンペーン全体でも執行率三四%、こういう数字が出ています。トラベルに関して二〇二〇年度予算に計上した七千二百億円、使い切れずに国庫返納される、これ本当ですか。こうやって国庫返納されるんですよ。どんどんどんどん予算を積み増ししていって、結局使えずに二〇二〇年度分については返上なんです。事業が停止されているにもかかわらず、まあ地域割とかあります、それは私も全面的に否定はしませんけれども、次々と予算措置が行われた挙げ句の果てにこんな国庫返納が不用額としてある。税金の使い方として、去年の臨時国会でも申し上げましたけど、総理、余りにもずさんと思いませんか。 Angry: 0.612 Disgust: 0.353 Fear: 0.518 Happy: 0.332 Sad: 0.482 Surprise: 0.472
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Angry: 0.558 Disgust: 0.227 Fear: 0.536 Happy: 0.290 Sad: 0.533 Surprise: 0.494
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03:42:13 ~ 03:43:12 内閣総理大臣(岸田文雄君)
コロナ、新型コロナ関連予算ですが、これは基本的に新型コロナの感染状況と密接に関連した事業への支出ということでありますので、この新型コロナの感染状況の変化、これ見通しを立てるというのは困難な、かなり困難なことでありますので、結果としてこの支出ができないというケースはあります。さらに、この新型コロナ対策の多くは、その事業を利用する方々から申請を受けて支出を行うという性質のものが多く含まれています。よって、この感染状況の変化によって支出がこの想定どおり行われない、こういったことも多い、これが現実であります。 Angry: 0.358 Disgust: 0.358 Fear: 0.601 Happy: 0.481 Sad: 0.537 Surprise: 0.534
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03:43:12 ~ 03:43:24 内閣総理大臣(岸田文雄君)
しかし、万全の体制で予算を用意するという観点からは、こうした予算を作るということは決しておかしなことではなかったと認識をしております。 Angry: 0.283 Disgust: 0.171 Fear: 0.470 Happy: 0.807 Sad: 0.340 Surprise: 0.634
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03:43:24 ~ 03:44:03 杉尾秀哉君
予測困難だって言いますけど、二〇二〇年度の予算が余っていて、また二〇二一年度にも計上しているっておかしくないですか、こういうやり方。そして、GoToトラベルの実態調査見ましたけれども、お金持ちで若くて健康な人ほど利用しているんですよ。お金がない人、低収入の人、そして高齢者の方、そして健康でない方、こういう方は利用したくてもできないんです。逆進性が高い事業だと思います。少なくとも、これまでと同じようなキャンペーン、トラベルの在り方は私は見直した方がいいと思いますけど。 Angry: 0.441 Disgust: 0.269 Fear: 0.558 Happy: 0.502 Sad: 0.411 Surprise: 0.623
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03:44:03 ~ 03:44:45 杉尾秀哉君
もう一つ、無駄遣いで、まあ何度も何度も聞くなというふうに言われるかもしれませんけど、あえて伺いますけれども、いわゆるアベノマスクなんですが、布マスクなんですけど、さきの予算委員会の審議でまた新しい事実が分かりました。在庫にあるはずの五十三万枚、行方不明になっていた。政府の不手際で国民の資産が行方不明になったんです。数千億円規模です。何笑っているんですか。国民の税金、いいんですか。笑っていいんですか。済ませる話なんですか。後藤大臣は原因特定は困難だというふうにおっしゃっていましたけど、こんな居直りでいいんですか。 Angry: 0.631 Disgust: 0.301 Fear: 0.523 Happy: 0.364 Sad: 0.420 Surprise: 0.543
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03:44:45 ~ 03:45:04 国務大臣(後藤茂之君)
御指摘のとおり、令和二年度決算報告上、布製マスクの調達枚数から配布枚数を差し引いた計算上の在庫枚数よりも実際の在庫枚数が約五十三万枚少ない状況はおっしゃるとおりでございます。 Angry: 0.282 Disgust: 0.230 Fear: 0.705 Happy: 0.368 Sad: 0.492 Surprise: 0.581
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03:45:04 ~ 03:46:00 国務大臣(後藤茂之君)
こうした差分については原因を正確に特定することは困難でございます。当時、少しでも早くに国民の皆様にマスクをお届けすべく、毎日全国の作業拠点で並行して大量のマスクの納入、こん包、配送といった作業を行っていたところでございます。こうした作業の過程において、配送枚数の集計のずれなどにより生じたものではないかと推測いたします。いずれにしても、急いで作業を行わなければならない状況とはいえ、計算上の在庫枚数と実際の在庫枚数にずれが生じたことは誠に遺憾でありまして、今回の希望者に対する配布作業に当たっては、こうしたことが生じることのないよう作業管理を徹底してまいりたいと思います。 Angry: 0.574 Disgust: 0.373 Fear: 0.465 Happy: 0.513 Sad: 0.409 Surprise: 0.459
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03:46:00 ~ 03:46:43 杉尾秀哉君
これは、ずれなんていうレベルじゃないですよ。五十三万枚ですよ。そして、現時点で、配布状況とマンパワーに、これ含めて八千万枚在庫ありますけれども、これで五十三万枚減ったという考え方もあるかもしれませんが、厚労省、配布枚数などを精査して配布希望者に順次発送を開始すると言って、もう既に発送しているはずなんですが、その配布状況、要した経費、マンパワーも含めて、どの予算を使って執行したのか、これについて説明してください。 Angry: 0.576 Disgust: 0.326 Fear: 0.544 Happy: 0.558 Sad: 0.297 Surprise: 0.575
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03:46:43 ~ 03:47:11 国務大臣(後藤茂之君)
今お尋ねの八千万枚の配布についてでございますけれども、この事業そのものはそもそも国民の皆様に配布することを目的として行ってきた事業でありまして、希望する国民の方々、これは、希望をしていただいておりますけれども、その皆様方に配布することを基本としております。 Angry: 0.410 Disgust: 0.302 Fear: 0.335 Happy: 0.810 Sad: 0.396 Surprise: 0.431
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03:47:11 ~ 03:47:58 国務大臣(後藤茂之君)
そして、この事業でございますけれども、現在、五十、失礼しました、三十七万件、二億八千枚の申請希望が出てきておりますので、同一人から複数回申出が寄せられたケースや更なる申請者からの同一住所宛てに申出のあったケースの確認など、今作業の整理をしておりまして、現段階で配送件数は確定をいたしておりません。そういうことで、委託して実施する配送業務の費用、そうしたことについて今の段階ではまだ発生をしておりません。 Angry: 0.593 Disgust: 0.342 Fear: 0.588 Happy: 0.435 Sad: 0.358 Surprise: 0.526
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Angry: 0.493 Disgust: 0.396 Fear: 0.438 Happy: 0.697 Sad: 0.354 Surprise: 0.575
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03:48:01 ~ 03:49:11 杉尾秀哉君
ホームページには三月上旬に配布開始って書いてあるんですよ。こんなに時間掛かるということは、物すごいマンパワーを厚労省の中で要しているんじゃないですか。そういうことになりますよ。しかも、当初から配送費に十億円掛かるって、こういうふうに言われているんですよ。これは本当に、うそなんですか、これは誤報なんですか、大臣。結局否定されないんですよね。このマスクの話、十二月二十一日に私聞いたんですよ。そうしたら、そのときに岸田総理、何と答えたかというと、費用対効果の観点から適切に検討するって私の質問に対して答弁されたんですけど、その数時間後に、希望者に配布しますって、残りは廃棄しますって言ったんですよ。 Angry: 0.587 Disgust: 0.319 Fear: 0.543 Happy: 0.423 Sad: 0.375 Surprise: 0.575
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03:48:28 ~ 03:48:51 国務大臣(後藤茂之君)
配送費用十億円というのは報道であったことは承知しておりますが、厚生労働省として十億円ということを申し上げているということはありません。マスクの配送の仕方、どのように配送するかということが分からない状況の下で、配送の費用というのは分からないということでございます。 Angry: 0.529 Disgust: 0.441 Fear: 0.592 Happy: 0.433 Sad: 0.382 Surprise: 0.483
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03:49:11 ~ 03:49:34 杉尾秀哉君
数時間後ですよ、同じ日ですよ。費用対効果をどういうふうに検証したら、今十億円かどうかは分からないとおっしゃいましたけど、相当多額の費用が掛かることは間違いない。だって、全部国が持つわけだから。費用対効果の観点から検証したらこういう対応になるんですか。 Angry: 0.590 Disgust: 0.395 Fear: 0.596 Happy: 0.439 Sad: 0.330 Surprise: 0.548
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03:49:34 ~ 03:50:12 内閣総理大臣(岸田文雄君)
このマスクにつきましては、その当時の議論の中で、保管する際に毎年毎年多くの資金が必要とされる、こうした指摘があり、それについてどうするのか、こういった議論が行われていました。そこで、私としても、この問題についてこのまま放置することはできないということで、厚生労働省に対して、希望の方に配布した上で廃棄するよう、こういった指示を出したということであります。 Angry: 0.578 Disgust: 0.379 Fear: 0.497 Happy: 0.473 Sad: 0.486 Surprise: 0.395
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03:50:12 ~ 03:50:34 内閣総理大臣(岸田文雄君)
費用対効果ということでありますが、このままずっと保管をし、何もしないということを考えた場合に、しっかりと対応しなければいけない、こういった観点から取組を進めた、これは費用対効果という点からも考えるべき方策であったと認識をしております。 Angry: 0.427 Disgust: 0.346 Fear: 0.530 Happy: 0.553 Sad: 0.472 Surprise: 0.434
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03:50:34 ~ 03:51:03 杉尾秀哉君
全く違うと思いますよ。だって、ただ廃棄するだけだったら六千万円。それで、これ配るから、まあ十億かどうか分からないというふうにおっしゃっていますけど、少なくとも相当掛かりますよ。これは全然説明になっていない。それと、アベノマスクと同じようなことが新型コロナの治療薬でも起きている。安倍元総理が特効薬として推しまくった治療薬アビガン、この治験が今月末で打ち切られるということでございます。 Angry: 0.446 Disgust: 0.389 Fear: 0.566 Happy: 0.403 Sad: 0.514 Surprise: 0.528
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03:51:03 ~ 03:51:54 杉尾秀哉君
アビガン、二〇二〇年の緊急経済対策で二百万人分の備蓄が確保されました。しかし、その年の、二〇年十二月に新型コロナ感染症治療薬としての薬事承認が見送られた。そしてさらには、去年十二月には観察研究も中止された。そこで伺います。この二百万人分のアビガンの備蓄、四十七か国に無償供与されたそうですけれども、投じられた税金の額、そして、生産支援のための設備整備事業という、これにもお金が出されているはずです。そしてさらには、実用化を支援するために、観察研究のために、それも補助金が加わっています。一体全体このアビガンに幾ら使いましたか。 Angry: 0.497 Disgust: 0.330 Fear: 0.544 Happy: 0.455 Sad: 0.471 Surprise: 0.546
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03:51:54 ~ 03:52:20 国務大臣(後藤茂之君)
今、杉尾委員から大変たくさんの質問を一遍に受けましたけれども、まず一つ申し上げますと、御指摘のように、アビガンにつきましては新型コロナウイルス感染症の治療薬の候補として購入したものでありまして、その購入費用は百五十九億円でございます。 Angry: 0.142 Disgust: 0.135 Fear: 0.553 Happy: 0.710 Sad: 0.560 Surprise: 0.622
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03:52:20 ~ 03:53:08 国務大臣(後藤茂之君)
元々はこれは新型インフルエンザの薬でございまして、そもそも日本政府はその備蓄もいたしてはおりますけれども、追加で購入をいたしました。また、新型コロナウイルス感染症治療薬の実用化のための支援事業による治験への支援を行っておりまして、十四億七千万円、富士フイルム富山化学株式会社に交付をいたしております。また、御指摘のありましたアビガンの企業治験についてでございます。御指摘のように、本年三月末をもって患者の組入れを終了するということでございました。 Angry: 0.379 Disgust: 0.279 Fear: 0.490 Happy: 0.664 Sad: 0.418 Surprise: 0.577
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03:53:08 ~ 03:53:53 国務大臣(後藤茂之君)
終了したということはどういうことかというと、今後データの解析等を実施するということで、今後その残されたデータで薬の承認について申請を図っていくという作業でございます。現時点で、薬事承認の可否を含めまして、本剤の有効性、安全性について結論が得られているものではないので、まずは企業のデータ解析の結果を待つ必要があると考えております。そのために保管をいたしておりまして、現在、このアビガンについては保管をしている状況でございます。 Angry: 0.331 Disgust: 0.422 Fear: 0.573 Happy: 0.623 Sad: 0.414 Surprise: 0.535
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03:53:53 ~ 03:54:07 杉尾秀哉君
新型コロナ薬として少なくとも承認もされていないし、観察研究も中止されているもので、事前のレクで伺いましたけれども、厚労省の方は事実上使いようがないと言っているんです。 Angry: 0.403 Disgust: 0.230 Fear: 0.473 Happy: 0.544 Sad: 0.605 Surprise: 0.410
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03:54:07 ~ 03:55:03 杉尾秀哉君
事実上使いようがない。だって、これ、季節性のインフルエンザは有効性が示されていないんですよ。しかも、既存のインフル剤が、抗インフル剤が効かない場合にのみ例外的にそれを認めるということを言われているだけで、普通に承認されている薬じゃないんですよ。これ、既にもう百五十九億、そして実用化支援に十四・七億、設備整備事業に八十七・七億円、このうちの半分、四十・六億円というのが富士フイルム富山化学に対して交付された金だと聞いておりますけれども、一言だけ総理に伺います。このアビガン、あれだけ安倍総理が推した。ところが、今申し上げたように、このアビガン開発したのは富山化学、富士フイルムの系列の会社ですよ。富士フイルムの古森さんと安倍さんの関係についてずっと指摘されています。 Angry: 0.540 Disgust: 0.400 Fear: 0.593 Happy: 0.434 Sad: 0.382 Surprise: 0.532
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Angry: 0.668 Disgust: 0.371 Fear: 0.451 Happy: 0.387 Sad: 0.497 Surprise: 0.491
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03:55:20 ~ 03:56:09 内閣総理大臣(岸田文雄君)
今のアビガンの購入、それから先ほどのこの布製マスクの配布を始め、新型コロナの初期の段階における対策として、この未知の感染症への対応の中で、その時々の状況の中で何ができるのか、最大限可能性を追求した結果取り得る対策を講じた、こうしたことであると認識をしております。これは、そうした当時の状況を考えますときに、今それを振り返って全てが無駄であったと一概に切り捨てることは適切ではないと我々は考えております。 Angry: 0.352 Disgust: 0.380 Fear: 0.577 Happy: 0.563 Sad: 0.443 Surprise: 0.513
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03:56:09 ~ 03:57:01 杉尾秀哉君
ウクライナもコロナもそうなんですけれども、みんな予見可能性がない、予見不能だというふうにおっしゃいますけれども、少なくとも今のようなことを国民に対して説明しましたか。説明に対して、全然されていないじゃないですか。だから、これに……いや、今聞いたから説明しているんで、全然元々説明していない。それで、ちょっと時間がないので、これどうしても聞かなきゃいけないんです。先ほどちらっと出ましたけれども、ウクライナの関連なんですが、省エネ基準を義務付けるいわゆる建築物省エネ法、これ今国会にまだ出されてないんですよ。これ、予算委員会でも先日質疑がありまして、斉藤大臣がそのときはお答えになりましたけれども、総理は、この法律を早期に成立させる必要性、これについてどういう認識ですか。 Angry: 0.667 Disgust: 0.321 Fear: 0.474 Happy: 0.410 Sad: 0.440 Surprise: 0.444
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03:57:01 ~ 03:57:58 内閣総理大臣(岸田文雄君)
気候変動に対してしっかり対応していかなければいけない、政府としてあらゆる施策を考えていかなければいけないわけですが、その中にあって、御指摘の建設物省エネ法ですが、これについては、昨年十月に決定したエネルギー基本計画等において、建築物省エネ法を改正し、住宅及び小規模建築物の省エネルギー基準への適合を二〇二五年度までに義務化する、こうした内容を盛り込んでおります。これ、二〇二五年までに、五年度までに義務化するというタイムスケジュールの中で建築物省エネ法の改正を検討しているということであり、しっかりと政府としても検討を続けていきたい、取り組んでいきたい、このように思っております。 Angry: 0.614 Disgust: 0.267 Fear: 0.460 Happy: 0.478 Sad: 0.359 Surprise: 0.522
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Angry: 0.713 Disgust: 0.488 Fear: 0.365 Happy: 0.548 Sad: 0.519 Surprise: 0.361
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03:58:00 ~ 03:58:42 杉尾秀哉君
検討中というのは、斉藤大臣もこの間おっしゃったとおりです。出すんですか、出さないんですか。これ、野党が反対する法案じゃないでしょう。しかも、省エネ、早くこの法律を通して早く進めていかないと、再生可能エネルギー、これも本当に加速しなきゃいけないですけど、省エネも同じようにやらなきゃいけない。しかも、日本、遅れているんですよ、この分野で。先進国の中で義務付けられていないのは日本だけだという話なんですよ。出すって言ってください。 Angry: 0.666 Disgust: 0.333 Fear: 0.464 Happy: 0.420 Sad: 0.399 Surprise: 0.519
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03:58:42 ~ 03:59:15 内閣総理大臣(岸田文雄君)
住宅及び小規模建築物の省エネルギー基準への適合、これを義務化するわけです。二五年度までにこの義務化を実現するために準備をし、そして法律を用意するということであります。できるだけこうした取組を早く進めること、これは当然大事なことでありますが、こうした義務化を国民の皆さんにお願いする、このためにしっかりとした準備を行い、法律を提出していきたい、このように思っております。 Angry: 0.627 Disgust: 0.337 Fear: 0.419 Happy: 0.594 Sad: 0.350 Surprise: 0.506
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03:59:15 ~ 04:00:33 杉尾秀哉君
いや、準備はいいんですよ。だから、法律を作って準備しましょうって言っているんじゃないですか。出さないんですね、じゃ。いいんですか、それで。本気度が問われていますよ、総理の。どうですか。やる気がないというふうに言わざるを得ません。そして、もう一つ聞きます。総理の目玉の新しい資本主義、これは前に野田大臣と内閣委員会でも伺いましたけれども、保育士さんと介護士さんを中心とした三%、月九千円の賃上げなんですけど、自治労が全自治体をこれまで調査したところ、この処遇改善事業の申請があった自治体、全市町村の八割、公立保育所の申請があった自治体は三割、さらに、このうち正規職員の処遇改善を行うのは僅か一割にも満たない。 Angry: 0.544 Disgust: 0.307 Fear: 0.509 Happy: 0.532 Sad: 0.369 Surprise: 0.594
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03:59:30 ~ 03:59:53 内閣総理大臣(岸田文雄君)
先ほど申し上げたように、岸田内閣としては、気候変動問題、省エネを始めとするエネルギー対策、あらゆる法律を用意して、そして重層的に取り組んでいかなければならないと思います。その中にあって、御指摘の法律については、義務化を伴うということから準備を急いでいるということであります。 Angry: 0.434 Disgust: 0.341 Fear: 0.528 Happy: 0.650 Sad: 0.327 Surprise: 0.606
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04:00:33 ~ 04:00:58 杉尾秀哉君
つまり、総理が言う三%、九千円の賃上げというのは実はこういう実情になっている。これは介護士さんも似たような状況だというふうに思っています。賃上げする人でも九千円に全然満たないという人が大多数だというふうに聞いております。これ、総理、こういう実態、御存じでしたか。 Angry: 0.342 Disgust: 0.287 Fear: 0.605 Happy: 0.554 Sad: 0.362 Surprise: 0.682
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Angry: 0.384 Disgust: 0.445 Fear: 0.579 Happy: 0.589 Sad: 0.315 Surprise: 0.606
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04:01:11 ~ 04:01:52 内閣総理大臣(岸田文雄君)
ただ、現場、様々な意見があるということを御指摘しております。例えば、介護の分野においては、この介護職員を対象としていますが、現場からの要望も踏まえて、処遇改善のための原資を活用して他の職種の処遇改善にも充てる、こうした柔軟な運用を認める、こうしたことから対応が、対応にばらつきが生じている、保育分野においても同様のばらつきが生じている、こうしたことであると思います。こうした対応はしっかり進めていますが、こうした実情については、これは丁寧に説明をしていかなければならないと考えております。 Angry: 0.459 Disgust: 0.324 Fear: 0.467 Happy: 0.644 Sad: 0.438 Surprise: 0.458
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Angry: 0.531 Disgust: 0.356 Fear: 0.549 Happy: 0.346 Sad: 0.601 Surprise: 0.465
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04:02:00 ~ 04:02:49 杉尾秀哉君
この九月までの補正予算措置ありますけれど、十月以降の予算措置もはっきりしていない中で、みんな要するに対応困っているんですよね。一つだけお願いなんですけど、これ、とにかく実態をそれぞれの担当の役所にはっきりさせてください、実態調査。そして、完全実施できるように総理の方からも是非強いリーダーシップを発揮していただくことをお願いしまして、質問を終わります。ありがとうございました。 Angry: 0.437 Disgust: 0.317 Fear: 0.407 Happy: 0.620 Sad: 0.547 Surprise: 0.448
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04:02:49 ~ 04:03:14 谷合正明君
公明党の谷合正明です。まず、ウクライナ情勢から伺います。総理は今月十日の自公の党首会談の際に、事態の展開次第では世界も日本も戦後最大の危機に陥るかもしれないとの大変厳しい認識を示されたところでございます。 Angry: 0.548 Disgust: 0.380 Fear: 0.537 Happy: 0.484 Sad: 0.406 Surprise: 0.491
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04:03:14 ~ 04:03:35 谷合正明君
これから我が国がウクライナ危機に対応していくに当たりまして、恐らくこの総理の基本認識というものが出発点になるんだと思います。二月二十四日の侵略行為開始から一か月がたちました。現在の総理の基本認識をまず伺いたいと思います。 Angry: 0.457 Disgust: 0.303 Fear: 0.507 Happy: 0.575 Sad: 0.441 Surprise: 0.532
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04:03:35 ~ 04:04:27 内閣総理大臣(岸田文雄君)
今回のロシアによるウクライナ侵略、これは国際社会の秩序の根幹を揺るがす事態であると認識をしています。そして、今後の展開についても、大量破壊兵器の使用の可能性が取り沙汰されるなど、極めて不透明な状況にあります。そして、こうしたこのロシアの対応に対して国際社会は一致して強い制裁措置をとっているわけですが、そうしたこの国際社会の変化の中で、原油やガス、あるいは穀物市場、こうしたこの市場における価格の高騰が広がっています。 Angry: 0.512 Disgust: 0.292 Fear: 0.593 Happy: 0.512 Sad: 0.285 Surprise: 0.594
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04:04:27 ~ 04:05:15 内閣総理大臣(岸田文雄君)
日本は、エネルギー、穀物両方において純輸入国でありますので、こうした影響は我が国の経済あるいは生活にも影響が出てくる可能性がある、これはしっかり注視しておかなければならないと思います。こういった点を考えますときに、展開次第では、世界も、そして我が国も戦後最大の危機に陥る可能性がある、こうしたことを指摘をさせていただいています。是非、こうした危機感を強く持ちながら、国際情勢、そして日本の経済、国民の暮らし、しっかり考えていかなければならないと思っております。 Angry: 0.321 Disgust: 0.185 Fear: 0.598 Happy: 0.619 Sad: 0.385 Surprise: 0.545
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04:05:15 ~ 04:06:25 谷合正明君
今、ウクライナとロシアの間で停戦交渉がオンラインを活用しながら続けるというような報道も出されているところであります。冒頭、総理の方から大量破壊兵器の行方について不透明だという話もございました。今まさにこのウクライナで生物兵器、化学兵器、そして核兵器の使用の危険性が取り沙汰されております。これらはいずれも非人道的な大量破壊兵器でありまして、いかなるときでも、いかなる人に対しても使ってはならない兵器であります。その中で日本がどういう役割果たしていくのか、まさに総理のリーダーシップが問われます。まずは、生物兵器の禁止条約、化学兵器の禁止条約の批准国である日本がこの条約の履行の強化に向けた具体的な取組を進めていくべきでありますし、また、唯一の戦争被爆国として、この六月にウィーンで核兵器の非人道性に関する国際会議も開催されますが、そこに日本も積極的に参加して日本の役割というものを果たしていくべきではないかと思いますが、総理の見解を伺います。 Angry: 0.563 Disgust: 0.355 Fear: 0.573 Happy: 0.415 Sad: 0.342 Surprise: 0.530
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04:06:25 ~ 04:07:25 内閣総理大臣(岸田文雄君)
大量破壊兵器については、まず三月二十四日のG7首脳声明においてこの警告を発し、G7としてロシアに大量破壊兵器を使用しないよう強いメッセージを送ったところです。唯一の戦争被爆国として、この核兵器による威嚇、使用、決して許すわけにはいきませんし、生物化学兵器の使用も決して容認できません。そして、委員御指摘の様々なこの条約や会議との関わり方ですが、生物兵器禁止条約、化学兵器禁止条約、この履行、極めて重要であり、我が国はこれまで、国連軍縮部や化学兵器禁止機関、OPCWへの拠出等を通じて締約国の対応能力強化等を支援しています。 Angry: 0.795 Disgust: 0.280 Fear: 0.505 Happy: 0.309 Sad: 0.270 Surprise: 0.429
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04:07:25 ~ 04:07:49 内閣総理大臣(岸田文雄君)
そして、御指摘の核兵器の非人道性に関する国際会議については、現時点では招待、参加の要請は受けておりませんが、過去、同様の会議に参加した実績があります。対応については今後検討をしていきたいと考えております。 Angry: 0.460 Disgust: 0.331 Fear: 0.431 Happy: 0.650 Sad: 0.490 Surprise: 0.423
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04:07:49 ~ 04:08:06 谷合正明君
大量破壊兵器を絶対使わせないと、この日本、また総理のリーダーシップを強く期待します。そして、ウクライナでは、現在抱えているこの難民の危機、これは戦後最大の人道危機とも言われております。 Angry: 0.436 Disgust: 0.247 Fear: 0.613 Happy: 0.440 Sad: 0.359 Surprise: 0.627
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04:08:06 ~ 04:09:07 谷合正明君
ウクライナの人口の四分の一に当たります一千万人の方々が国内また国外に避難を余儀なくされているところであります。我が国は、その中で、避難民を受け入れるということを表明いたしました。日経新聞の調査では、国民の九割の方がこの方針については賛同をされているところでございます。既に国内に二百人を超える方々が避難をされたという、今朝委員会でも報告がございましたが、公明党といたしましても、三月十四日に松野官房長官に人道支援の強化と避難民受入れの具体的な方策について提言をさせていただいたところでございます。これだけの危機でございますから、この避難民受入れの具体的な枠組みの検討、これをもっと早くしてほしいんですね。この危機を前にして、少し遅いのではないかと私は思っております。したがいまして、まず、この枠組みの全体像をしっかりと検討を急ぐということが一点。 Angry: 0.507 Disgust: 0.354 Fear: 0.578 Happy: 0.447 Sad: 0.429 Surprise: 0.506
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04:09:07 ~ 04:09:54 谷合正明君
そして二点目は、六年前にシリア危機を迎えたときに、シリアの難民の留学生を日本として受け入れるということを始めました。これはG7の場でも表明したところでございます。今回、ウクライナ危機を迎えまして、例えばウクライナの留学生を受け入れるということを通じて、日本に親族や身内がいない場合であったとしても積極的な受入れにつながるように政府として検討していただきたいと思いますが、この避難者受入れの司令塔であります官房長官に見解を伺います。 Angry: 0.438 Disgust: 0.291 Fear: 0.526 Happy: 0.578 Sad: 0.410 Surprise: 0.532
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04:09:54 ~ 04:10:12 国務大臣(松野博一君)
谷合先生にお答えをさせていただきます。ウクライナからの避難民の方々を迅速かつ円滑に保護することは重要であり、我が国に親族や知人がおられる方にとどまらず、人道的な観点から対応する必要があると認識をしております。 Angry: 0.437 Disgust: 0.265 Fear: 0.443 Happy: 0.747 Sad: 0.381 Surprise: 0.565
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04:10:12 ~ 04:11:15 国務大臣(松野博一君)
このため、先般、私を議長としたウクライナ避難民対策連絡調整会議を開催をしたところであり、現在、この会議の下に設置したタスクフォースにおいて支援の具体的な在り方について議論、調整をしております。また、現地の避難民の方々のニーズに寄り添った支援を行うという観点から、会議の共同副議長である法務大臣に総理特使としてポーランドに出張していただく調整を行っているほか、在ポーランド大使館及びジェシュフ連絡事務所の体制を強化して、新たにウクライナ避難民支援チームを設置をしたところであります。さらに、先日、ウクライナ避難民の方々が本邦で生活をしていく上で必要となる当面の宿泊費などを含むウクライナ避難民受入れ支援事業の委託に係る経費として、五億二千万円の予備費の使用を閣議決定をいたしました。 Angry: 0.744 Disgust: 0.344 Fear: 0.428 Happy: 0.571 Sad: 0.217 Surprise: 0.507
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04:11:15 ~ 04:11:44 国務大臣(松野博一君)
こうした取組を通じて、避難してこられた方々への必要な支援等が速やかに実施できるよう、関係各省庁が緊密に連絡を取ることによりしっかりと対応してまいりたいと考えております。また、そうした中で、委員御指摘の日本に留学を希望する方についても、どのようなニーズがあり、そしてどのような支援が可能なのかについて検討していくこととしたいと考えております。 Angry: 0.396 Disgust: 0.244 Fear: 0.376 Happy: 0.569 Sad: 0.629 Surprise: 0.484
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04:11:44 ~ 04:12:13 谷合正明君
是非前向きに検討していただきたいと思います。日本が避難民を受け入れるとしても、大多数のウクライナの方はウクライナ国内また周辺国の避難を余儀なくされるわけでございます。先週、公明党といたしましてウクライナまた周辺の大使館の代表の方と懇談をさせていただきましたが、やはりこれからまだまだ避難民が増えるのではないかという話がございました。 Angry: 0.329 Disgust: 0.365 Fear: 0.444 Happy: 0.680 Sad: 0.518 Surprise: 0.490
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04:12:13 ~ 04:13:07 谷合正明君
一方で、避難者を受け入れている国の中には、もう既に限界だと、これ以上は経済的にも耐えられないという国もございます。今回、総理がG7の場で追加的な人道支援一億ドルを表明されました。是非、この具体的な支出先については今後検討されると思いますけれども、国際機関のみならず、具体的に二国間支援ということで、モルドバだとかそういった国々に対する直接支援を行っていくべきではないかと思います。このような人間の安全保障に基づく支援というのは、国際協調を維持していくこと、また安全保障環境を強化していくということ、そういう我が国の国益にもつながっていくと考えますけれども、併せてその意義について外務大臣に答弁を求めます。 Angry: 0.502 Disgust: 0.357 Fear: 0.477 Happy: 0.576 Sad: 0.437 Surprise: 0.481
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04:13:07 ~ 04:14:06 国務大臣(林芳正君)
この新たに表明をいたしました追加的な緊急人道支援ですが、日々ウクライナの国内外への避難民の数が増加をしておりまして、現地のニーズに迅速に対応する必要があるということで、既に決定済みの一億ドルの支援同様に、ウクライナ及び今委員からお話のありましたモルドバを含む周辺国に対して、UNHCR、ユニセフ、WFP、ICRC等の国際機関、またそれに加えて日本のNGOを通じて実施する予定であり、具体的内容の調整を行っております。今委員から御指摘のありましたモルドバですが、ウクライナ周辺国の中では最も規模が小さく、そこに多くの避難民が流入して非常に厳しい状況があるわけでございまして、三月十七日にG7の外相会合行いましたが、ここでG7を始めとしてこのモルドバ支援グループを立ち上げることで一致をいたしました。 Angry: 0.276 Disgust: 0.178 Fear: 0.471 Happy: 0.755 Sad: 0.357 Surprise: 0.654
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04:14:06 ~ 04:15:02 国務大臣(林芳正君)
我が国としても、それに呼応する形で、三月十九日からJICAが人道支援・保健医療分野の協力調査団、これを派遣いたしまして、モルドバの保健医療分野のニーズ調査、WHOと連携した医療支援の調整、医療データ管理の分野での活動を行っております。今後、同調査の結果も踏まえて、モルドバ支援グループとも連携しながら、既に表明済みの計二億ドルの緊急人道支援とは別に、具体的な二国間の支援策を迅速に検討していきたいと思います。また、後段で委員からございました人間の安全保障でございますが、これに基づく支援は、人間一人一人、特に脆弱な立場に置かれやすい人々に焦点を当てまして、その保護、また能力強化、これを通じて豊かで持続可能な社会づくりを促すものであります。 Angry: 0.293 Disgust: 0.203 Fear: 0.447 Happy: 0.766 Sad: 0.415 Surprise: 0.575
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04:15:02 ~ 04:15:41 国務大臣(林芳正君)
この人間の尊厳に立脚する法の支配、国際秩序の強化、また国際環境の改善、我が国の平和と繁栄の維持、こうしたものに資するものであり、委員が今おっしゃっていただいたように、これは我が国の安全保障環境の強化や国際秩序の維持という国益にかなうものだと考えております。今回のウクライナ及び周辺国に対する緊急人道支援、モルドバに対する二国間支援においても、こうしたこの人間の安全保障といった考えを十分に踏まえて対応してまいりたいと考えております。 Angry: 0.529 Disgust: 0.400 Fear: 0.455 Happy: 0.586 Sad: 0.425 Surprise: 0.404
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04:15:41 ~ 04:16:09 谷合正明君
是非、支える国を支えるという基本的な考えで対応していただきたいと思いますし、国際秩序の崩壊の影響を最も受ける国が我が国であるという認識を基にしっかり対応していただきたいと思っております。次に、総理に伺います。国家安全保障戦略を防衛大綱と中期防と一体となってこの一年以内に見直しをするということは表明をされているところでございます。 Angry: 0.477 Disgust: 0.329 Fear: 0.433 Happy: 0.644 Sad: 0.469 Surprise: 0.455
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04:16:09 ~ 04:17:00 谷合正明君
この国家安全保障戦略というのは、二〇一三年に新しく作りましたけれども、外交と防衛の基本方針を定めたものでございます。そして、その理念は、国際協調主義に基づく積極的平和主義というものであります。国際協調をどう進めていくのか。具体的な対外的な政策としてODA政策がありますけれども、ODA政策の根幹となるのが、開発協力大綱というものがございます。この開発協力大綱というのは二〇一五年に策定されております。その策定した後に何が起きているかというと、国連総会で全会一致で採択されたSDGsがあります。それから、気候変動の世界ではパリ協定の採択もございます。 Angry: 0.526 Disgust: 0.379 Fear: 0.522 Happy: 0.563 Sad: 0.381 Surprise: 0.526
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04:17:00 ~ 04:18:01 谷合正明君
また、今パンデミックという感染症との闘いを続けております。さらには、人権問題の複雑化ですとか、債務のわなですとか、あるいは覇権主義国家の台頭等々、様々なこの開発をめぐる課題がございます。したがいまして、今回、国家安全保障戦略を改定する際に、新しくこの開発協力大綱も一体となって見直しをしていくべきではないかと。その中に人間の安全保障に基づく開発協力大綱を作り、来年はG7、我が国開催しますし、SDGs達成のための中間年なんですね。そこでしっかりこの国際協調というものを、我が国の具体的な方策というものをG7や国際社会と共有し、発信していくということが大事ではないかと思っております。 Angry: 0.390 Disgust: 0.299 Fear: 0.540 Happy: 0.527 Sad: 0.448 Surprise: 0.562
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04:18:01 ~ 04:18:31 谷合正明君
参議院は、衆議院と違いまして六年という任期がございます。また、独自性発揮ということで、例えば調査会、それからこの決算委員会、そしてODAに関する委員会もございます。こうした参議院の機能を生かしていただければ、その議論に厚みを増すことも可能だと思っております。是非この新たな開発協力大綱を策定していただきたいと思いますが、いかがでございますでしょうか。 Angry: 0.452 Disgust: 0.278 Fear: 0.340 Happy: 0.743 Sad: 0.378 Surprise: 0.547
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04:18:31 ~ 04:19:00 内閣総理大臣(岸田文雄君)
開発協力大綱は、我が国の開発協力政策の基本方針を定めるものです。そして、委員御指摘のように、二〇一五年にこの開発協力大綱がスタートしたわけですが、当時、私、外務大臣でしたので、元々あったODA大綱を開発協力大綱に改正する、改定する、こうした作業に関わりました。 Angry: 0.511 Disgust: 0.350 Fear: 0.453 Happy: 0.686 Sad: 0.341 Surprise: 0.548
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04:19:00 ~ 04:20:06 内閣総理大臣(岸田文雄君)
この現在の開発協力大綱においても人間の安全保障の推進を基本方針の一つとして掲げ、人道支援を始めとする開発協力を進めてきたわけですが、今委員が御指摘になられたように、その後、様々な動きがありました。SDGs策定、パリ協定、新型コロナ対策、そして今般のウクライナ協定を始めとする人道支援ニーズの高まりなど、解決すべき開発課題、これは拡大していますし、複雑化もしています。開発協力大綱の改定については、こうした動きも念頭に、開発協力をめぐる国際潮流や国内の状況等を総合的に勘案していかなければならないと思います。御指摘のこの参議院での議論、これもしっかりと耳を傾けさせていただき、政府としましても必要性について考えていきたいと思います。 Angry: 0.504 Disgust: 0.294 Fear: 0.459 Happy: 0.545 Sad: 0.461 Surprise: 0.490
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04:20:06 ~ 04:21:06 谷合正明君
よろしくお願いいたします。国際協調ということを考えますと、国連の役割というものがあると思います。国連というのはよく、不完全だけども不可欠な組織とよく言われます。そこで、国連の安保理改革について伺いたいと思います。これまで安保理改革は、常任理事国の拒否権の問題もありましてなかなかこれ難しくて、もう総理は一番よく熟知されていると思いますけれども、頓挫してきた。むしろ、海外は余りこの国連改革に対する機運というのが日本ほどに高まっていないのではないかなというふうに思っております。しかし、今回の事態を受けて、総理はあえてこの改革だという問題提起をされました。そして、先週は、ゼレンスキー大統領が、日本に期待するということでこの安保理改革をおっしゃっていただいたわけであります。 Angry: 0.423 Disgust: 0.296 Fear: 0.464 Happy: 0.599 Sad: 0.482 Surprise: 0.522
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04:21:06 ~ 04:21:47 谷合正明君
今、先ほど私、頓挫と言いましたけれども、いろんなグループが安保理改革の案を持っております。日本も持っております。この日本の役割として、いろいろな案が分かれている中で糾合するような、そういう役割も私はあるのではないかなと思っております。この安保理改革、大変難しい課題だと思いますが、あえてこの度総理が国際秩序の再構築としてこの問題意識を発表された。それでは具体的にどう取り組んでいくかということについて、総理の見解を伺いたいと思います。 Angry: 0.371 Disgust: 0.249 Fear: 0.485 Happy: 0.651 Sad: 0.407 Surprise: 0.608
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04:21:47 ~ 04:22:22 内閣総理大臣(岸田文雄君)
まず、今回の事態は、国連の安全保障理事会の常任理事国であるロシア、すなわち国連において世界の平和と安定に大きな責任を担うはずの常任理事国ロシアが国際法を、国際法に違反する、国際秩序の枠組みを大きく変えようとする、こうした暴挙に出たことが大きな問題になっています。 Angry: 0.921 Disgust: 0.308 Fear: 0.451 Happy: 0.267 Sad: 0.274 Surprise: 0.336
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04:22:22 ~ 04:23:08 内閣総理大臣(岸田文雄君)
こうしたことから、従来どおり国連は機能するのかどうか、こうした懸念の声につながっているということであります。安保理改革については、従来から日本、ドイツ、ブラジル、もう一つは何だっけ。あっ、インド。済みません。日本、ドイツ、ブラジル、インド、四か国でG4という枠組みをつくって国連改革に努めてきました。一方で、アフリカ・グループというグループがこの国連改革に様々な提案をしてきていますなど、様々なこの問題提起が行われています。 Angry: 0.500 Disgust: 0.312 Fear: 0.517 Happy: 0.546 Sad: 0.401 Surprise: 0.593
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04:23:08 ~ 04:24:08 内閣総理大臣(岸田文雄君)
拒否権行使の抑制もあれば、その理事国の数をどのように拡大するか、様々な議論が行っている、行われてきた、こうしたことであります。こうした立場を収れんする、異なる立場を収れんするための場として、国連総会の下に政府間交渉の場、これは既に設置をされています。我が国としてはこの場において各国との議論を積極的にリードしてきている、こうした取組を続けてきました。今回、先ほど申し上げましたウクライナ侵略によって国連の在り方が改めて強くこの議論の俎上に上げられている、こうしたときでありますので、こうした日本の立場、あるいはこの国連の場をしっかり活用することによって安保理改革の早期実現に向けて努力をしなければならないと思っています。 Angry: 0.695 Disgust: 0.392 Fear: 0.429 Happy: 0.511 Sad: 0.368 Surprise: 0.402
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04:24:08 ~ 04:24:30 内閣総理大臣(岸田文雄君)
先般、インド、カンボジア、訪問させていただきましたが、この安保理改革の早期実現については首脳間で協力を確認したということであります。日本の常任理事国入りを含む安保理改革の実現に全力を挙げていきたいと考えます。 Angry: 0.452 Disgust: 0.269 Fear: 0.421 Happy: 0.647 Sad: 0.449 Surprise: 0.571
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04:24:30 ~ 04:25:07 谷合正明君
我が国は、常任理事国としての能力も、意思も、また資格も、そして支持もあると言われます。総理のその改革についてはしっかり支持をさせていただきたいと思っております。冒頭、総理の方から基本認識ということで、国民生活にも影響がこれから出てくるかもしれないということで認識を示していただきました。さきに成立いたしました二〇二二年度予算は、ウクライナ危機への対応というものが盛り込まれていないわけでございます。 Angry: 0.435 Disgust: 0.296 Fear: 0.440 Happy: 0.668 Sad: 0.411 Surprise: 0.537
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04:25:07 ~ 04:26:21 谷合正明君
私たち政治家というのは、国民生活、経済を守るという、そういう責務があると思っております。公明党は、先週、国民生活総点検・緊急対策本部というものを立ち上げました。また、各県本部にもその対策本部を立ち上げて、地方議員とのネットワーク力を生かして、順次これから現場の声を政府にも伝えていきたいと思っております。本日、決算委員会の後にも、早速緊急提言の申入れもさせていただきたいと思っております。総理にまず伺いたいと思います。原油価格高騰ですとか穀物価格高騰を受けてしっかり、次なる新たな経済対策というものをしっかりと打っていくべきではないかというふうに思っております。その際、補正予算編成ということも排除せずに、しっかり国民生活を守るというメッセージを出していただきたいと思っておりますが、総理のこの新しい経済対策についての考えを伺いたいと思います。 Angry: 0.614 Disgust: 0.271 Fear: 0.433 Happy: 0.526 Sad: 0.394 Surprise: 0.508
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04:26:21 ~ 04:27:08 内閣総理大臣(岸田文雄君)
新型コロナで傷ついた日本経済を再生していくためには、まさにこれからが正念場であると考えています。まずは、これ、先般成立した過去最大の令和四年度予算を迅速かつ適切に執行していく、できるだけ早く国民の皆様の元に届ける、これが第一であると思っています。その上で、コロナ禍からの経済社会活動の回復を確かなものにするためにも、ウクライナ情勢に伴う原油価格あるいは物価の高騰による国民生活や経済活動への影響に機動的に対応していかなければなりません。 Angry: 0.537 Disgust: 0.299 Fear: 0.478 Happy: 0.488 Sad: 0.450 Surprise: 0.512
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04:27:08 ~ 04:27:39 内閣総理大臣(岸田文雄君)
そのための緊急対応策を四月末までに取りまとめるよう、明日指示をしたいと思っています。そして、その際に、まずは予備費、コロナ予備費を活用した迅速な対応を優先していきたいと思いますが、御党の意見、これも十分伺いながら緊急対策の中身については検討したいと考えます。 Angry: 0.580 Disgust: 0.359 Fear: 0.354 Happy: 0.590 Sad: 0.523 Surprise: 0.412
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04:27:39 ~ 04:28:18 谷合正明君
その中でも原油価格高騰対策でございまして、三月上旬に政府としてこの緊急対策を決定しております。この措置につきましては、既に報道でも出されておりますが、本来三月末までの例えば一リッター二十五円上限とする補助、これですね、これを三月末とせずに四月以降も延長すべきであるという点、また、この二十五円という価格も、今後石油、原油価格がどういうふうになっていくか分からないものでありますから、機動的な措置というものも必要であろうというふうに思っております。 Angry: 0.536 Disgust: 0.337 Fear: 0.489 Happy: 0.576 Sad: 0.256 Surprise: 0.563
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04:28:18 ~ 04:28:44 谷合正明君
改めまして、この原油価格高騰対策について緊急対策を延長、拡充すべきでありますし、また、トリガー条項につきましては、今、自民党、公明党、国民民主党の三党の協議が始まったところでありますから、この三党協議の結果を踏まえてしっかり政府としても検討していただきたいと思いますが、併せて総理の見解を伺います。 Angry: 0.918 Disgust: 0.144 Fear: 0.288 Happy: 0.366 Sad: 0.277 Surprise: 0.408
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04:28:44 ~ 04:29:01 内閣総理大臣(岸田文雄君)
原油価格の高騰に対しては、ガソリン価格を百七十二円程度に抑える激変緩和措置など当面の対応を講じ、国民生活や企業活動への影響を最小限に抑えていくこととしております。 Angry: 0.741 Disgust: 0.334 Fear: 0.526 Happy: 0.375 Sad: 0.237 Surprise: 0.562
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04:29:01 ~ 04:29:41 内閣総理大臣(岸田文雄君)
その上で、新型コロナからの経済社会活動の回復を確かなものとするために、ウクライナ情勢に伴う原油価格や物価の高騰による国民生活や経済活動への影響に機動的に対応していかなければなりません。まずは、現在の激変緩和措置を四月末まで延長したいと存じます。その上で、トリガー条項等につきましては、三党における協議、これを踏まえて早急に対応を検討したいと考えています。 Angry: 0.609 Disgust: 0.370 Fear: 0.466 Happy: 0.491 Sad: 0.374 Surprise: 0.520
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04:29:41 ~ 04:30:05 谷合正明君
よろしくお願いいたします。先ほど、財源については、二二年度の一般予備費でありますとか、コロナ対策予備費を機動的に柔軟に使うということの話がございましたので、財務大臣の答弁は結構でございます。それで、穀物価格高騰対策について伺います。ウクライナとロシアは、それぞれ小麦の主産地でございます。 Angry: 0.354 Disgust: 0.306 Fear: 0.474 Happy: 0.740 Sad: 0.337 Surprise: 0.627
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04:30:05 ~ 04:31:17 谷合正明君
このウクライナ危機をめぐって、世界的なその食料安全保障の危機に陥るのではないかとも言われております。なお、我が国は、国内で消費する小麦のうち約九割を海外の輸入に依存しているところでございます。そうした中で、政府が海外の小麦を買って民間企業に売り渡す、その政府の小麦売渡価格が、年二回決めますけれども、昨年十月と今年の四月と二期連続で一〇%台の上昇を見ております。十月期は更にウクライナ情勢が加味されてきますので、もっと上がるのではないかとも言われております。そこで、この我が国の食料安全保障にも関わってくる問題になります。食料自給率が今四〇%程度の我が国でありますが、小麦を大量に輸入している一方で、国産のお米、国産米については余りぎみでございまして、総理よく御案内のとおりでございますけれども、昨年は、この過剰な、過剰米によって米価が急に下落をしてしまいました。 Angry: 0.509 Disgust: 0.345 Fear: 0.553 Happy: 0.499 Sad: 0.382 Surprise: 0.539
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04:31:17 ~ 04:32:01 谷合正明君
そういう状況の中で、農村経済、また農家の皆さんに直撃したわけであります。私は、ここで農水大臣にお伺いしたいと思いますけれども、国内で使うこの大体五百万トンの輸入小麦で製造するパンとか麺とかの製造ライン、ここに、例えば三%でもいいですから国産の米粉、米の粉ですね、米粉を混ぜて製品化できないかと。そうすると、五百万トンのうちの三%ということは十五万トンになるんですね。この十五万トンの米粉の消費というのは、今米価対策として市場隔離している十五万トンの米と匹敵するわけであります。国内の農村経済、農家も守らなきゃなりませんし、食料自給率も何とかしなければなりません。 Angry: 0.451 Disgust: 0.297 Fear: 0.509 Happy: 0.625 Sad: 0.318 Surprise: 0.602
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04:32:01 ~ 04:32:28 谷合正明君
世界の食料安全保障、日本の食料安全保障を守っていくためにも、この危機を迎えているからこそ、今そういう農業の改革を行っていくべきではないかと。もし、そこにコスト増とか発生するんであれば、技術的な支援をメーカー側にするとか、そういうことを経済対策で打ち出していくべきではないでしょうか。農水大臣の答弁を求めます。 Angry: 0.563 Disgust: 0.320 Fear: 0.523 Happy: 0.531 Sad: 0.357 Surprise: 0.517
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04:32:28 ~ 04:33:07 国務大臣(金子原二郎君)
お答えいたします。議員御指摘のように、現在小麦は八五%が輸入になります。国産の米粉を活用しまして輸入小麦の需要の一部を置き換えることは、食料安定供給確保と水田の有効活用の観点から重要な課題と認識しております。このため、農林水産省といたしましては、粒子が細かく良質な米粉による品種の開発、普及にも努め、加工コストの低減に資する米粉製品の製造施設整備への支援をいたしております。 Angry: 0.382 Disgust: 0.285 Fear: 0.375 Happy: 0.776 Sad: 0.367 Surprise: 0.588
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04:33:07 ~ 04:34:01 国務大臣(金子原二郎君)
また、海外需要も視野に入れて、日本産米粉の特徴を生かしたノングルテン米粉JASの推進やプロモーション等に対する支援等も行っているところであります。米は我が国で唯一自給可能な穀物であり、農林水産省といたしましては、これらの支援を通じて日本産米粉の生産を拡大していくとともに、製造コストの低減や消費者ニーズに合った製品の開発等により、現状を大きく打破できるように努めてまいります。参考までに、現在大体日本で使用されている国内の生産四万トンでございまして、基本計画における生産努力目標は、令和十二年に十三万トンを目指しているところでございます。 Angry: 0.382 Disgust: 0.307 Fear: 0.382 Happy: 0.809 Sad: 0.372 Surprise: 0.564
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04:34:01 ~ 04:35:04 谷合正明君
もう日本の食料自給率を考えたときに、また世界の今の状況を考えたときに、持続可能な農業というものをこの時代にしっかりとつくり上げていく必要があると思っております。次に、医療安全保障に関わるコロナ対策について伺います。この二年間、新型コロナウイルスとの闘いが続いております。技術革新によりまして、ワクチン開発、当初は数年掛かると言われていたワクチン開発が一年で開発、供給できたというのが今回の新型コロナウイルス感染症でございます。この一年という期間を、今後新たなパンデミックが起きたときは百日に短縮しようというのがG7でも共有をされているところでございます。現在、新型コロナウイルス用のワクチンは世界で約三十使われていると聞いております。しかし、この三十のワクチンの中に日本製のワクチンは一つも使われておりません。国産のワクチンがいまだ実用化されていないからであります。 Angry: 0.412 Disgust: 0.352 Fear: 0.517 Happy: 0.576 Sad: 0.435 Surprise: 0.550
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04:35:04 ~ 04:36:00 谷合正明君
このワクチンでありますけれども、世界中にこのワクチンが行き届かなければパンデミックというものは収束をすることはできません。そこで、いろいろ今ワクチンナショナリズムとかいろんな言葉がありますけれども、日本が開発力、供給力をつくるという、できるということは、自国の医療安全保障を守ることだけのみならず、世界に公平に分配していく、そういう役割が果たせるのではないかというふうに思っております。新型コロナの克服、また次なるパンデミックに備えてしっかりグローバルヘルス戦略というものを策定すると、策定されるだけではなく実行するためにその予算や人を増やしていくということが大事でありますし、官民挙げて、CEPIとかGaviとかCOVAXと、そういう国際機関と連携していくことも大事であります。 Angry: 0.492 Disgust: 0.363 Fear: 0.499 Happy: 0.575 Sad: 0.442 Surprise: 0.494
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04:36:00 ~ 04:36:22 谷合正明君
これまで二年間、様々な予算、補正予算をこの分野に投入してきましたけれども、やはりここ、成果を現していかなければなりません。我が国のワクチン、治療薬供給体制強化について政府挙げた取組を求めたいと思いますが、総理の見解を伺います。 Angry: 0.578 Disgust: 0.248 Fear: 0.460 Happy: 0.566 Sad: 0.390 Surprise: 0.490
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04:36:22 ~ 04:37:06 内閣総理大臣(岸田文雄君)
まず、ワクチン、治療薬を国内で開発、生産できる体制を確立しておくこと、これが極めて重要であると考えます。このため、ワクチンについては、ワクチン開発・生産体制強化戦略に基づいて、日本医療研究開発機構、AMEDに先進的研究開発戦略センター、SCARDAを設置するとともに、世界トップレベルの研究開発拠点の形成、さらにはデュアルユースのワクチン製造拠点の整備など、このワクチン開発、生産体制の強化を進めることとしています。 Angry: 0.480 Disgust: 0.342 Fear: 0.607 Happy: 0.594 Sad: 0.331 Surprise: 0.609
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04:37:06 ~ 04:38:10 内閣総理大臣(岸田文雄君)
また、国産のこの新型コロナ治療薬については、研究開発への支援のほか、国内外における治験費用への補助など、実用化を加速するための支援も実施しているところであり、これもしっかり後押しをしていきたいと思います。そして、グローバルヘルス戦略について御指摘がありましたが、公衆衛生危機への対応を含む国際保健への貢献について、現在、グローバルヘルス戦略の策定に向けた検討、これを進めているところであります。この戦略に基づいて各省の連携強化や民間等の多様なステークホルダーとの連携強化を進めてまいります。また、このような協力の下、CEPI、Gavi等の官民連携基金への拠出等を通じた国際保健への貢献や人材強化を積極的に推進していきたいと考えております。 Angry: 0.547 Disgust: 0.343 Fear: 0.420 Happy: 0.574 Sad: 0.472 Surprise: 0.435
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04:38:10 ~ 04:39:01 谷合正明君
是非よろしくお願いします。コロナ対策の中で、今度は経済の話をさせていただきますが、地方経済を支えている観光、交通産業に対する政策です。観光需要喚起策であります。今、県民割を実行しておりまして、また四月からブロックごとの県民割が始まっていくと承知しております。そして、国による新たなGoToトラベル事業というのも今後控えているところだと思います。これらの総予算は私は一・三兆円というふうに承知しておりますけれども、今年度、すなわち三月末までに国の新たなGoToトラベル事業が始められなければ、先ほども議論ありましたけれども、例えば経産省分の四千六百億円の予算は、財政法上、国庫に返納しなければなりません。 Angry: 0.499 Disgust: 0.311 Fear: 0.422 Happy: 0.655 Sad: 0.407 Surprise: 0.487
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04:39:01 ~ 04:39:44 谷合正明君
しかし、この事業の必要性については、開始時期が四月以降になるということでありますので、必要性は私あると思います。したがいまして、例えばこの経済対策の中で、総予算をですね、今回国庫返納せざるを得ませんから、総予算を確保していくということが大事ではないかということでございます。それが一点と、もう一点は、やはり現場からは、いっときの期間に集中するよりも末永くこのGoToトラベル事業に取り組みたいという声がほとんどでございます。国の新たなGoToトラベル事業の開始時期、またこの期間の見通しについて、併せて国土交通大臣の見解を求めます。 Angry: 0.365 Disgust: 0.224 Fear: 0.451 Happy: 0.706 Sad: 0.441 Surprise: 0.590
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04:39:44 ~ 04:40:04 国務大臣(斉藤鉄夫君)
まず、今、谷合委員御質問の二点目の開始時期でございますが、今後の感染状況等を踏まえ、関係省庁や専門家の意見を伺いつつ、先日総理からも御発言があったとおり、注意深く検討していきたいと、このように思っております。 Angry: 0.294 Disgust: 0.190 Fear: 0.570 Happy: 0.526 Sad: 0.530 Surprise: 0.614
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04:40:04 ~ 04:40:44 国務大臣(斉藤鉄夫君)
また、最初の予算でございますが、GoToトラベル事業を含めた観光需要喚起策については、令和四年度も事業を実施できるよう、都道府県による事業も含め、一定の予算を確保しております。このため、国土交通省としては、まずはこれらの今確保している予算を適切に執行してまいりたいと考えております。いずれにせよ、観光をめぐるその時々の情勢に応じて、事業者の皆様の声を伺いつつ、必要な支援を継続的にできるよう、実施できるよう、適切に対応してまいりたいと思っております。 Angry: 0.350 Disgust: 0.261 Fear: 0.401 Happy: 0.790 Sad: 0.407 Surprise: 0.540
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04:40:44 ~ 04:41:05 谷合正明君
まずは今の予算をということでありますけれども、私たち公明党としましては、現場の声を踏まえて、しっかり今後政府にもこの総予算の確保について提言させていただきますので、検討をいずれ是非よろしくお願いしたいと思います。最後になりますけれども、多様性が尊重される社会について総理に一問伺います。 Angry: 0.561 Disgust: 0.269 Fear: 0.332 Happy: 0.612 Sad: 0.574 Surprise: 0.356
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04:41:05 ~ 04:42:09 谷合正明君
総理は施政方針演説の中で、新たな資本主義を支える基盤について、それは多様性が尊重される社会であるというふうに言われました。この多様性が尊重されるという中には、性的指向、性自認に関する性の多様性については当然含まれるものと理解しております。これが含まれるというのであれば、その積極的な認識については次の骨太の方針にもしっかりと反映していくべきではないかと思います。また、今年六月にイギリス政府が世界最大規模の国際会議、この性的指向、性自認に関する国際会議を開く予定にしているところであります。まだ政府には正式な案内がないかもしれませんが、是非日本政府に参加してほしいという意向を持っております。こうした国際会議の場でも政府の代表をしっかり派遣していただきたいと思っておりますが、併せて答弁を伺います。 Angry: 0.488 Disgust: 0.360 Fear: 0.432 Happy: 0.593 Sad: 0.466 Surprise: 0.456
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04:42:09 ~ 04:43:16 内閣総理大臣(岸田文雄君)
新しい資本主義を支える基盤となるのは、全ての人が生きがいを感じられる、多様性が尊重される社会であり、この中に、御指摘のように、性的指向、性自認の多様性も含まれております。骨太の方針二〇二一においては、性的指向、性自認に関する正しい理解を促進するとともに、社会全体が多様性を受け入れる環境づくりを進める、こうした記載がされているところです。次回の骨太の方針には、こうしたこれまでの流れもしっかり念頭に置きながら内容について今後検討を進めてまいりたいと思っています。いずれにせよ、性的指向、性自認を理由とする不当な差別や偏見はあってはならないと考えており、政府としては、多様性が尊重され、全ての人々がお互いの人権や尊厳を大切にし、生き生きとした人生を享受できる共生社会の実現に向け、引き続き様々な国民の声を受け止め、取り組んでまいります。 Angry: 0.530 Disgust: 0.454 Fear: 0.465 Happy: 0.525 Sad: 0.500 Surprise: 0.381
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04:43:16 ~ 04:43:36 内閣総理大臣(岸田文雄君)
また、御指摘の国際会議については、前回開催された二〇一八年にオブザーバーとして参加しております。こうしたことも念頭に、政府として適切に対応したいと考えております。 Angry: 0.700 Disgust: 0.349 Fear: 0.311 Happy: 0.553 Sad: 0.428 Surprise: 0.381
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04:43:36 ~ 04:44:03 谷合正明君
新たな資本主義をつくっていく基盤ということでございますから、この多様性が尊重される社会、また誰一人取り残さない社会を築いていくために、是非総理のリーダーシップを期待しますし、また私自身、また公明党もその先頭に立って闘っていくことをお誓い申し上げまして、私の質問を終えます。 Angry: 0.559 Disgust: 0.288 Fear: 0.322 Happy: 0.704 Sad: 0.481 Surprise: 0.306
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04:44:15 ~ 04:45:12 宮崎勝君
公明党の宮崎勝でございます。本日は質問の機会をいただきまして大変にありがとうございます。早速質問に入らせていただきます。まず、福島県沖地震の被災者支援につきましてお伺いしたいと思います。今月十六日に発生をいたしました福島県沖を震源とするマグニチュード七・四の地震では、宮城県、福島県を中心に最大震度六強の揺れを観測するなど、各地に甚大な被害をもたらしました。この地震でお亡くなりになられました方の御冥福をお祈りし、被災された方々にお見舞いを申し上げたいと思います。今回の地震発生を受けまして、公明党は、令和四年福島県沖を震源とする地震対策本部を設置させていただきまして、地震発生の翌日の十七日以降、被災地に入り、被災状況を調査してまいりました。 Angry: 0.322 Disgust: 0.234 Fear: 0.576 Happy: 0.535 Sad: 0.531 Surprise: 0.485
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04:45:12 ~ 04:46:15 宮崎勝君
今回の地震による被災地は、令和三年二月の福島県沖地震で被災した自治体も多く、復旧や修繕に取り組む途上にある住宅や事務所、施設が少なくございません。過去の災害を乗り越えた建物におきましても、度重なる地震で建物が弱っているためか、一部損壊が多く発生しているところであります。家が傾いたり、揺れやきしみがひどくて住み続けることが困難な世帯もございます。そこで、二之湯防災担当大臣にお伺いいたしますが、被災した住宅の罹災判定に当たりましては、今回の地震による単発の罹災判定だけでは被災建物の正しい判定がつながらない可能性があるため、柔軟な対応をしていただきたいと要望いたしますが、二之湯大臣の御見解をお伺いしたいと思います。 Angry: 0.457 Disgust: 0.204 Fear: 0.679 Happy: 0.242 Sad: 0.555 Surprise: 0.523
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04:46:15 ~ 04:47:01 国務大臣(二之湯智君)
住宅に被害を受けた際には、応急修理などにより、できるだけ速やかに住宅の再建に努めていただくことが必要であるわけでございます。災害対策基本法に基づく罹災証明書の発行は、被災者支援の判断材料として幅広く活用されておりますけれども、迅速な生活再建のためにも、災害ごとに罹災証明書が遅滞なく交付されることが必要であるわけでございます。そのためにも、罹災証明書の交付の前提となる被害認定調査についても災害ごとに速やかに実施すべきものと考えております。 Angry: 0.506 Disgust: 0.353 Fear: 0.533 Happy: 0.478 Sad: 0.397 Surprise: 0.481
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04:47:01 ~ 04:47:25 国務大臣(二之湯智君)
内閣府としても、被災自治体を対象とする説明会等を通じて、迅速かつ丁寧なこの被害認定調査が行えるよう今支援を行っているところでございます。今後とも、きめ細かく相談に乗ってまいりたいと考えております。 Angry: 0.515 Disgust: 0.328 Fear: 0.460 Happy: 0.535 Sad: 0.465 Surprise: 0.463
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04:47:25 ~ 04:48:08 宮崎勝君
是非、災害ごとということが原則ということでございますけれども、迅速、きめ細かな対応をお願いしたいと思います。次に、被災した中小・小規模事業者の支援について総理にお伺いしたいと思います。昨年の福島県沖地震を受けまして、グループ補助金で再建の途上であったり再建したばかりの事業者は、今回の地震に見舞われて事業再開に支障を来しているということもお聞きいたします。先ほど午前中の質疑で宮本委員からも御指摘がございましたけれども、こうした事業者の事業再開を政府としても支援をしていただきたいと思っております。 Angry: 0.457 Disgust: 0.208 Fear: 0.444 Happy: 0.591 Sad: 0.500 Surprise: 0.467
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04:48:08 ~ 04:48:44 宮崎勝君
昨年の福島県沖地震の際に、一定の要件の下で五億円までは定額補助を行うグループ補助金の特例措置を実施をいたしましたが、今回も、やはり度重なる地震被害でダメージを受けた事業者の早期の事業再開を後押しするため、同様のグループ補助金の特例措置を含む迅速で万全な事業者支援策を講じるべきではないかと思いますが、総理の御見解をお願いいたします。 Angry: 0.601 Disgust: 0.258 Fear: 0.754 Happy: 0.336 Sad: 0.335 Surprise: 0.329
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04:48:44 ~ 04:49:03 内閣総理大臣(岸田文雄君)
まず、東日本大震災の被災地の復興は多くの方々の努力によって進展していると認識をしておりますが、この同じ地域にその後大きな災害が度々と襲う、こうした事態が発生しています。 Angry: 0.350 Disgust: 0.152 Fear: 0.730 Happy: 0.319 Sad: 0.461 Surprise: 0.584
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04:49:03 ~ 04:50:04 内閣総理大臣(岸田文雄君)
令和元年には東日本台風、台風の被害がありました。そして、委員御指摘のように、昨年、地震によって大きな被害が生じた。そして、今年は三月十六日、新たな地震の被害が発生した。新型コロナの影響禍もあるわけでありますから、この地元の皆様方の事業再開への気力、これが失われかねない、こうした厳しい状況にあると認識をしております。そういったことから、午前中も少し触れさせていただきましたが、本日、二之湯防災担当大臣から現地の状況について報告を受けると同時に、私から、自治体からの要請も踏まえて、グループ補助金など昨年並みの支援策、これを速やかに取りまとめるよう指示を出したところであります。 Angry: 0.262 Disgust: 0.283 Fear: 0.723 Happy: 0.392 Sad: 0.479 Surprise: 0.601
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Angry: 0.285 Disgust: 0.204 Fear: 0.398 Happy: 0.664 Sad: 0.690 Surprise: 0.419
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04:50:18 ~ 04:51:18 宮崎勝君
ありがとうございます。続きまして、気候変動対策についてお伺いしたいと思います。総理は一月の施政方針演説で、気候変動問題への対応につきまして、新しい資本主義の実現によって克服すべき最大の課題というふうに位置付けた上で、二〇三〇年度の四六%削減、また二〇五〇年のカーボンニュートラルの目標の実現に向けて経済社会全体の大変革に取り組むとして、経済社会変革の道筋をクリーンエネルギー戦略として取りまとめるというお考えを示されました。その後発生をいたしましたロシアによるウクライナ侵略によりまして原油やLNGなどのエネルギー価格が高騰する中で、エネルギーの安全保障の観点から、ロシアの天然ガスに依存してきた欧州などでは温暖化対策の修正が迫られるのではないかという指摘もございます。 Angry: 0.376 Disgust: 0.365 Fear: 0.443 Happy: 0.688 Sad: 0.466 Surprise: 0.487
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04:51:18 ~ 04:51:50 宮崎勝君
我が国におきましても、ウクライナ危機はエネルギーの対外依存による脆弱性を改めて浮き彫りにしたというふうにも思います。そこで、総理にお伺いしますが、ロシアによるウクライナ侵略が、我が国の気候変動対策であるとかあるいは現在策定を進めているクリーンエネルギー戦略、この策定に与える影響について御認識をお伺いしたいと思います。 Angry: 0.411 Disgust: 0.344 Fear: 0.473 Happy: 0.559 Sad: 0.525 Surprise: 0.446
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Angry: 0.351 Disgust: 0.412 Fear: 0.510 Happy: 0.605 Sad: 0.497 Surprise: 0.479
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04:52:00 ~ 04:53:12 内閣総理大臣(岸田文雄君)
G7や欧米でも、エネルギーをめぐって様々な取組や方針の表明が行われています。エネルギー価格の高騰に対しては、我が国経済や国民生活を守るため、機動的に対応してまいります。あわせて、オイルショック後の時代に省エネの取組がその後の成長基盤を構築したように、脱炭素の取組を着実に進め、エネルギーの安全供給を図りながら、我が国の成長につなげていきたいと考えています。中長期的な取組として、我が国として、二〇三〇年度四六%削減、二〇五〇年カーボンニュートラル、こうした大きな目標は堅持をいたします。そして、これまで決定した地球温暖化対策計画、エネルギー基本計画等に基づき、徹底した省エネや再エネ、原子力、水素、アンモニア、CCUSなどあらゆる選択肢を追求し、施策を総動員していきたいと考えます。 Angry: 0.394 Disgust: 0.254 Fear: 0.526 Happy: 0.556 Sad: 0.432 Surprise: 0.576
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04:53:12 ~ 04:53:32 内閣総理大臣(岸田文雄君)
その上で、エネルギー供給の構造改革だけでなく、産業構造、国民の暮らし、そして地域の在り方全般にわたる経済社会全体の大変革に向けてクリーンエネルギー戦略の検討を進めていきたいと考えております。 Angry: 0.435 Disgust: 0.347 Fear: 0.560 Happy: 0.308 Sad: 0.588 Surprise: 0.477
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04:53:32 ~ 04:54:10 宮崎勝君
ありがとうございます。総理の御認識は、目標を堅持して着実に脱炭素を進めていくという、そのための大変革をするという大変力強い御決意で、感銘をいたします。その上で伺いますが、環境大臣にお伺いしますけれども、二〇二一年に開催されました第二十六回国連気候変動枠組条約、COP26では、国際的な炭素クレジットの取引に関するパリ協定六条のルールが大枠合意されました。 Angry: 0.311 Disgust: 0.253 Fear: 0.415 Happy: 0.766 Sad: 0.527 Surprise: 0.521
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04:54:10 ~ 04:55:13 宮崎勝君
とりわけ、国際社会に先駆けて二国間クレジット制度、ジョイント・クレジッティング・メカニズム、JCMとして排出削減量の取引を進めてきた日本にとりましては、取組が国際的に認められた形であり、大きな意義があるというふうに感じております。JCMは、日本政府や民間企業が脱炭素技術や製品、サービスを途上国に提供して、それが稼働した後に得られる温室効果ガスの削減量を二国間で分け合う仕組みでございます。削減、排出削減量の半分ほどを日本の削減分として計上できるということになります。政府は、このJCMを通じて、二〇三〇年度までの累計で、我が国の削減量全体の約一割に当たる一億トン程度を削減することを目標に、官民挙げてJCMの強化に乗り出す方針と伺っております。 Angry: 0.614 Disgust: 0.403 Fear: 0.473 Happy: 0.421 Sad: 0.402 Surprise: 0.472
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04:55:13 ~ 04:55:44 宮崎勝君
しかしながら、JCMの対象国は二〇一七年度以降拡大をしていません。十七か国のままでございます。また、案件も二百件程度にとどまっております。JCMの対象国拡大や案件形成に積極的に取り組むべきだというふうに考えておりますけれども、まず、環境大臣の御見解を伺いたいと思います。 Angry: 0.447 Disgust: 0.323 Fear: 0.508 Happy: 0.524 Sad: 0.471 Surprise: 0.562
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04:55:44 ~ 04:56:03 国務大臣(山口壯君)
COP26においてこのパリ協定六条ルールが合意されたわけですけれども、これは長年の間、宿題として残っておりました。今回、日本からも蓄積に基づいてこの提案をさせていただき、それが基で合意になったという経過もあります。 Angry: 0.429 Disgust: 0.233 Fear: 0.455 Happy: 0.672 Sad: 0.355 Surprise: 0.602
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04:56:03 ~ 04:57:05 国務大臣(山口壯君)
それを踏まえて、これから市場メカニズムを活用したこの世界全体での排出削減の進展が期待されると思います。これから、脱炭素ビジネス、それに向けてのこの加速化が期待されます。我々としては、特にこのJCMのパートナー国の拡大、先般総理もインドに行かれました。そういう意味で、この民間資金を中心としたJCMの拡大、あるいは市場メカニズムの世界的拡大への貢献に取り組んでいく次第です。この十七か国ということですけれども、これから更に拡大していきたいと思います、この合意を受けて。そして、先般、実はこういうことが各国において必ずしもエキスパティーズが蓄積されていないものですから、日本が国際会議を二月と三月にオンライン方式で開催して、合計百二十か国、千人以上の参加も得たところです。こういう取組を通じて、世界の脱炭素化に貢献していきたいと思います。 Angry: 0.395 Disgust: 0.270 Fear: 0.436 Happy: 0.707 Sad: 0.433 Surprise: 0.544
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04:57:05 ~ 04:58:07 宮崎勝君
それで、その上で、総理は一月の施政方針演説におきまして、アジアの脱炭素化に貢献をして、技術標準や国際的なインフラ整備をアジア各国とともに主導していくと述べられた上で、アジア・ゼロエミッション共同体の構築ということを目指す方針を示されました。その後、総理は今月十九日にインドを訪問して、就任後初めてモディ首相と会談をされました。今回の首脳会談では、当然ながらウクライナ情勢に多くの時間を割いたわけでございますけれども、会談の成果をまとめた共同声明では、この脱炭素に取り組むエネルギー協力の分野におきまして、日印クリーンエネルギーパートナーシップの立ち上げや日印間のJCM構築に向けた更なる議論を継続をするということが確認されました、確認されたところであります。 Angry: 0.420 Disgust: 0.348 Fear: 0.509 Happy: 0.662 Sad: 0.314 Surprise: 0.643
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04:58:07 ~ 04:58:48 宮崎勝君
日本は、かねてからインドとの間でJCM締結の交渉を続けておりますけれども、インドは排出大国でありますので、JCMを結ぶことができれば、日本への恩恵だけではなくて、気候変動対策としても世界やアジアに貢献できるというふうに考えております。インドとのJCM締結など環境分野の協力拡大や、今後、総理が提唱されたアジア・ゼロエミッション共同体の構築をどのように進めていくというお考えか、お伺いしたいと思います。 Angry: 0.261 Disgust: 0.238 Fear: 0.389 Happy: 0.733 Sad: 0.609 Surprise: 0.532
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04:59:00 ~ 05:00:01 内閣総理大臣(岸田文雄君)
これまで、環境やエネルギーの分野を含め、首脳級、閣僚級など様々な形で協力を進めてきました。そして、御指摘のJCMですが、今月十九日に私がインドを訪問した際、モディ首相との間で、日印間の二国間クレジット制度構築に向けた更なる議論を継続することにコミットをいたしました。インドとのJCM締結に向けて、政府一丸で取り組んでいきたいと考えています。このほか、環境エネルギー分野では、水素、アンモニアを含め、多様かつ現実的なエネルギートランジションを通じ、日印間のエネルギー協力を推進するための日印クリーンエネルギーパートナーシップを発表するとともに、浄化槽による生活排水管理に関する協力覚書を新たに交わしたところです。今後とも、インドとの協力関係、深めていきたいと考えています。 Angry: 0.503 Disgust: 0.283 Fear: 0.420 Happy: 0.644 Sad: 0.409 Surprise: 0.570
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05:00:01 ~ 05:00:33 内閣総理大臣(岸田文雄君)
そして、アジアには我が国と似たエネルギー構造を持つ国も多くあります。今回のインド訪問の成果も踏まえ、日本の技術、制度やノウハウを生かし、世界、特にアジアの脱炭素化に貢献するとともに、技術水準や国際的なインフラ整備をアジア各国とともに主導し、アジア・ゼロエミッション共同体、この構想の実現に向けて取り組んでいきたいと考えております。 Angry: 0.458 Disgust: 0.413 Fear: 0.530 Happy: 0.541 Sad: 0.415 Surprise: 0.555
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05:00:33 ~ 05:01:23 宮崎勝君
ありがとうございます。続きまして、いわゆる省エネを実現するためには消費者の、国民の皆様の行動変容が必要だということで、グリーンライフポイント推進事業についてお伺いしたいと思います。日本の温暖化ガス排出量の約六割は、衣食住など家計由来というふうに言われております。昨年改定された地球温暖化対策計画では、二〇三〇年度に二〇一三年度比四六パー削減という排出削減目標を達成するため、産業とか運輸、家庭などの部門ごとの削減目標を定めておりますけれども、このうち家庭部門については六六%という大幅な削減が求められております。 Angry: 0.400 Disgust: 0.311 Fear: 0.384 Happy: 0.696 Sad: 0.514 Surprise: 0.444
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05:01:23 ~ 05:02:07 宮崎勝君
これは国民の協力なしでは実現はできません。そこで、環境省は、国民のライフスタイルの変革を促すために、環境に配慮した製品やサービスの選択など、消費者の環境配慮行動に対して企業や自治体がポイントを発行する食とくらしのグリーンライフポイント推進事業を創設をして、今月三十一日から事業への参加を希望する企業や自治体の公募をスタートさせると伺っております。同事業につきましては、我が公明党といたしましても、自治体や企業の取組事例など、ヒアリングを通して導入を積極的に後押ししてまいりました。 Angry: 0.706 Disgust: 0.409 Fear: 0.469 Happy: 0.403 Sad: 0.422 Surprise: 0.405
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05:02:07 ~ 05:02:39 宮崎勝君
環境省はポイント制度の創設に当たって実証事業も行ってきておりまして、その結果も踏まえて、ポイント制度が消費者の行動変容を促す効果ということを研究をしてきていると思いますけれども、まずその効果について、ポイント制度の効果について、山口環境大臣の御見解を伺いたいと思います。 Angry: 0.301 Disgust: 0.182 Fear: 0.484 Happy: 0.788 Sad: 0.451 Surprise: 0.523
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05:02:39 ~ 05:03:10 国務大臣(山口壯君)
公明党からの提案も本当によく、大いに取り入れさせていただいて、このグリーンライフポイント事業、令和の三年度補正予算を認めていただいた次第ですけれども、特にライフサイクル温室効果ガス排出量が、約六割が確かに家計消費に起因しているというところで、消費者の環境配慮行動へのポイント発行が非常に有効であるというのが環境省のナッジ事業において実証されたというところがあります。 Angry: 0.319 Disgust: 0.264 Fear: 0.497 Happy: 0.785 Sad: 0.229 Surprise: 0.695
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05:03:10 ~ 05:03:46 国務大臣(山口壯君)
そういうことで、環境配慮製品あるいはサービスの選択等といった消費者の環境配慮行動に対して新たにポイントを発行しようとする企業や自治体等に対し、その準備経費の支援を行うものです。こういう事業を通じて、省エネ型の機器の選択、あるいは食品ロスの削減、使い捨てプラスチックの削減などの消費者の環境配慮行動に対する企業や自治体等による環境配慮ポイント発行の取組を一気に拡大することによって、消費者の行動変容を加速させていきたいと思います。 Angry: 0.826 Disgust: 0.435 Fear: 0.403 Happy: 0.512 Sad: 0.323 Surprise: 0.292
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05:03:46 ~ 05:04:09 宮崎勝君
それで、その上で、やっぱりこのグリーンライフポイント事業の効果を検証する上でも、また消費者の環境配慮行動のインセンティブを高めるためにも、やはり製品やサービスのCO2の排出量の見える化、定量化ということが重要だと思っております。 Angry: 0.232 Disgust: 0.241 Fear: 0.585 Happy: 0.789 Sad: 0.228 Surprise: 0.761
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05:04:25 ~ 05:05:01 国務大臣(山口壯君)
この見える化については、昨年秋、グラスゴーでCOP26があった際に、私もいろいろカフェ、カフェがそこにいっぱいあるわけですね。そのカフェのメニューに、カーボンフットプリント、それぞれがどれぐらいのそのCO2排出量に関係するかということがはっきり書かれてあるのを見て、非常に正直感銘を受けた次第です。日本もこれはしっかりやらにゃいかぬなと思いました。そういうことで、来年度、令和四年度において、企業が製品、サービスのライフサイクルCO2排出量を算定し、消費者に表示するモデル事業を実施させていただきます。 Angry: 0.264 Disgust: 0.220 Fear: 0.536 Happy: 0.678 Sad: 0.320 Surprise: 0.757
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05:05:01 ~ 05:05:25 国務大臣(山口壯君)
また、この製品、サービスのCO2排出量の見える化に当たっては、排出量の表示だけではなくて、この消費者にとってのインセンティブの提供等を併せて行うことが有用と考えられます。そういう意味で、このグリーンライフポイント事業ということも非常に効果的な推進、取組だと思います。 Angry: 0.366 Disgust: 0.310 Fear: 0.491 Happy: 0.692 Sad: 0.396 Surprise: 0.580
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05:05:25 ~ 05:06:30 宮崎勝君
是非見える化を我が国においてもしっかり進めていただきたいと思います。その上で、国民への協力ということで総理にお伺いしたいと思いますが、原油価格の高騰を受けて、先頃、総理も国民の皆様に省エネへの協力ということを呼びかけられましたけれども、家庭部門のCO2削減は、産業部門に比べて既存の技術で対応できる余地が大きいというふうに言われております。そういった意味で、家庭部門のCO2削減目標の達成のためには、このポイント制度が対象としているような、想定をしているような、個人が例えば地産地消の食材を調達するとか選択するとか、食品ロスを削減するとか、省エネ家電を購入するとか、そうした環境配慮行動の積み重ねということが大変大切になるというふうに思っております。 Angry: 0.342 Disgust: 0.232 Fear: 0.371 Happy: 0.669 Sad: 0.569 Surprise: 0.483
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