00:00:48 ~ 00:01:08 委員長(馬場成志君)
ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。委員の異動について御報告いたします。昨日までに、中西哲君及び浅田均君が委員を辞任され、その補欠として武見敬三君及び音喜多駿君が選任されました。 Angry: 0.499 Disgust: 0.277 Fear: 0.393 Happy: 0.620 Sad: 0.487 Surprise: 0.506
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00:01:08 ~ 00:01:36 委員長(馬場成志君)
国政調査に関する件についてお諮りいたします。本委員会は、今期国会におきましても、外交、防衛等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。御異議ないと認め、さよう決定いたします。外交、防衛等に関する調査を議題といたします。まず、外務大臣から外交の基本方針について所信を聴取いたします。林外務大臣。 Angry: 0.475 Disgust: 0.281 Fear: 0.506 Happy: 0.558 Sad: 0.433 Surprise: 0.562
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00:01:36 ~ 00:02:04 国務大臣(林芳正君)
外交防衛委員会の開催に当たり、馬場委員長を始め、理事、委員各位に御挨拶申し上げるとともに、外交政策の所信について申し述べます。まず、現下のウクライナ情勢について申し上げます。今回のロシアによるウクライナ侵略は、力による一方的な現状変更の試みであり、国際秩序の根幹を揺るがす行為です。明白な国際法違反であり、断じて許容できず、厳しく非難します。 Angry: 0.698 Disgust: 0.347 Fear: 0.525 Happy: 0.396 Sad: 0.393 Surprise: 0.436
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00:02:04 ~ 00:03:07 国務大臣(林芳正君)
今こそ、国際秩序の根幹を守り抜くため、結束して毅然と行動しなければなりません。我が国として、このことを示すべく、断固として行動していきます。こうした暴挙には高い代償が伴うことを示していきます。国際社会は、ロシアの侵略により、ロシアとの関係をこれまでどおりにしていくことはもはやできないと考えています。我が国は、G7各国、国際社会とともに、ロシアに対して強い制裁措置をとっていきます。また、政府としては、現地の情勢が刻々と変わる中、引き続き、可能な限りの在留邦人の安全確保に努めていきます。国際社会が時代を画する変化に直面する中、先人たちの努力により世界から得た日本への信頼を基礎に、普遍的価値を守り抜く覚悟、日本の平和と安定を守り抜く覚悟、そして人類に貢献し、国際社会を主導する覚悟、これら三つの覚悟を持って、対応力の高い低重心の姿勢で日本外交の新しいフロンティアを切り開いていきます。 Angry: 0.652 Disgust: 0.330 Fear: 0.487 Happy: 0.475 Sad: 0.386 Surprise: 0.468
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00:03:07 ~ 00:04:04 国務大臣(林芳正君)
まず、日米同盟の強化について申し上げます。日米同盟はインド太平洋地域の平和と繁栄の礎であり、日本の外交・安全保障の基軸です。岸田内閣においても、日米同盟の抑止力、対処力を一層強化していきます。日本の平和と安全の確保、自由で開かれたインド太平洋の実現、新型コロナや気候変動などの地球規模課題に対し、日米両国の強固な信頼関係の下、緊密に連携、協力していきます。また、普天間飛行場の一日も早い辺野古移設を始め、地元の負担軽減と在日米軍の安定的駐留に全力を尽くします。さらに、新型コロナ感染症の拡大防止のために引き続き緊密に協力していきます。また、一月の日米首脳テレビ会談では、これらの点に加え、閣僚レベルの日米経済政策協議委員会、いわゆる経済版2プラス2の立ち上げについて一致しました。 Angry: 0.394 Disgust: 0.305 Fear: 0.476 Happy: 0.622 Sad: 0.473 Surprise: 0.556
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00:04:04 ~ 00:05:02 国務大臣(林芳正君)
経済面でも日米関係の強化に向けて取組を進めます。さらに、日本を取り巻く厳しい安全保障環境に対処するためには、日本自身の防衛力の抜本的な強化も必要です。新たな国家安全保障戦略の策定に、関係大臣との協力の下、取り組んでいきます。次に、自由で開かれたインド太平洋の実現です。米国を始め、豪州、インド、ASEAN、欧州などの同盟国、パートナー国と連携し、その実現に向けた取組を一層推進していきます。先般、外相会合を開催し、本年前半に首脳会合を日本で開催する予定の日米豪印等もしっかり活用していきます。近隣諸国との関係については、難しい問題に正面から毅然と対応しつつ、安定的な関係を築くべく、積極的に取り組みます。日中両国間には、隣国であるがゆえに様々な懸案も存在します。 Angry: 0.387 Disgust: 0.331 Fear: 0.502 Happy: 0.631 Sad: 0.428 Surprise: 0.567
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00:05:02 ~ 00:06:02 国務大臣(林芳正君)
尖閣諸島周辺海域を含む東シナ海における一方的な現状変更の試みは、断じて認められません。冷静に、かつ毅然と対応していきます。また、南シナ海問題についても、緊張を高めるいかなる行為にも強く反対し、力や威圧によらない国際法に基づく紛争の平和的解決の重要性を強調していきます。台湾海峡の平和と安定も重要です。加えて、香港情勢や新疆ウイグル自治区の人権状況についても深刻に懸念します。同時に、日中関係は、日中双方にとってのみならず、地域及び国際社会の平和と繁栄にとって重要です。主張すべきは主張し、責任ある行動を求めつつ、共通の諸課題については協力するという建設的かつ安定的な日中関係を双方の努力で構築していくことが重要です。先般、在中国日本大使館員が、その意に反して中国側当局により一時拘束されるという事案が発生しました。 Angry: 0.568 Disgust: 0.353 Fear: 0.513 Happy: 0.491 Sad: 0.413 Surprise: 0.477
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00:06:02 ~ 00:07:09 国務大臣(林芳正君)
本件は、外交関係に関するウィーン条約の明白な違反であり、到底看過できず、断じて受け入れられません。改めて謝罪と再発防止を強く求めます。韓国は重要な隣国です。北朝鮮への対応を始め、地域の安定にとって日韓、日米韓の連携は不可欠です。日韓関係は、旧朝鮮半島出身労働者問題や慰安婦問題などにより非常に厳しい状況にありますが、このまま放置することはできません。国と国との約束を守ることは国家間の関係の基本です。日韓関係を健全な関係に戻すべく、日本の一貫した立場に基づき、韓国側に適切な対応を強く求めていきます。また、竹島は、歴史的事実に照らしても、かつ国際法上も日本固有の領土です。この基本的な立場に基づき、毅然と対応していきます。ロシアについては、両国間の最大の懸案である北方領土問題を解決して平和条約を締結するとの方針の下、これまで粘り強く交渉を進めてきました。 Angry: 0.584 Disgust: 0.329 Fear: 0.449 Happy: 0.491 Sad: 0.492 Surprise: 0.445
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00:07:09 ~ 00:08:06 国務大臣(林芳正君)
しかし、今回のロシアによるウクライナ侵略に対しては、G7を始め国際社会と結束して、毅然と行動する必要があります。北方領土問題に関する我が国の立場や、御高齢になられた元島民の方々の思いに何とか応えたいという私自身の思いはいささかも変わりませんが、今このときの状況に鑑みれば、平和条約交渉の展望について、申し上げられる状況にはないと考えます。ロシアが国際社会の非難を真摯に受け止め、侵略をやめて問題の外交的解決に向かい、我が国を含む国際社会との関係を正常なものに戻す日が早急に来ることを望みます。近隣諸国との外交に加え、北朝鮮との間では、日朝平壌宣言に基づき、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して国交正常化の実現を目指します。 Angry: 0.669 Disgust: 0.279 Fear: 0.500 Happy: 0.415 Sad: 0.396 Surprise: 0.448
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00:08:06 ~ 00:09:12 国務大臣(林芳正君)
北朝鮮が繰り返す弾道ミサイルの発射等は断じて許されず、今後とも、日米、日米韓で緊密に連携するとともに、国際社会とも協力しながら、関連する国連安保理決議の完全な履行を進め、北朝鮮の完全な非核化を目指します。また、政権の最重要課題である拉致問題について、全ての拉致被害者の一日も早い帰国を実現すべく、全力で取り組みます。日本外交が培ってきた信頼を基礎に、地域外交を推進していきます。ASEANとは、自由で開かれたインド太平洋とインド太平洋に関するASEANアウトルックが共有する本質的な原則の強化に資する具体的協力を進めます。また、ミャンマー情勢については、国際社会と連携しつつ、事態打開に向けて取り組んでいきます。中東地域の緊張緩和と情勢の安定化のため、中東諸国との伝統的な友好関係及び米国との強固な同盟関係を生かし、様々な外交努力を通じて貢献していきます。 Angry: 0.569 Disgust: 0.299 Fear: 0.479 Happy: 0.523 Sad: 0.355 Surprise: 0.522
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00:09:12 ~ 00:10:06 国務大臣(林芳正君)
本年開催予定の第八回アフリカ開発会議、TICAD8を通じ、アフリカ開発の針路を示していきます。太平洋島嶼国、南西アジア、中南米、中央アジア・コーカサス諸国との連携も強化していきます。一月に火山噴火及び津波により大きな被害を受けたトンガに対しては、迅速に緊急援助活動を実施したところであり、今後も、中長期的な観点から復旧復興を支援していきます。さらに、自由で公正な経済秩序の拡大に向けた国際的取組を主導していきます。経済安全保障については、外務省として、安全保障政策、対外経済関係や国際法を所管する立場から、同盟国、同志国との連携強化や新たな課題に対応する規範の形成等、積極的に取り組んでいきます。 Angry: 0.457 Disgust: 0.215 Fear: 0.440 Happy: 0.710 Sad: 0.333 Surprise: 0.601
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00:10:06 ~ 00:11:04 国務大臣(林芳正君)
同時に、自由貿易の旗振り役としてリーダーシップを発揮し、引き続き、TPP11協定のハイスタンダードの維持やRCEP協定の完全な履行の確保に取り組むとともに、WTO改革を主導していきます。日本企業の海外展開支援にも引き続き積極的に取り組むとともに、日本産食品に対する輸入規制措置の全ての国・地域における撤廃に向け、政府一丸となって働きかけていきます。また、二〇二五年大阪・関西万博の成功に向け、引き続き力強く取り組みます。デジタル分野においては、信頼性のある自由なデータ流通、DFFTの実現に向け、国際的なルール作りで中心的な役割を果たします。また、新しいサイバーセキュリティ戦略の下、自由、公正かつ安全なサイバー空間の確保に取り組みます。 Angry: 0.459 Disgust: 0.329 Fear: 0.410 Happy: 0.716 Sad: 0.349 Surprise: 0.566
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00:11:04 ~ 00:12:07 国務大臣(林芳正君)
人間の安全保障の理念に立脚し、地球規模課題への対応に主導力を発揮し、日本の存在感を高めていきます。ODAの活用を通じ、SDGs達成や自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた取組を加速します。新型コロナの収束に向け、ワクチン、診断薬、治療薬への公平なアクセスの確保の支援に引き続き取り組むとともに、次なる健康危機への備えとしても、より強靱、より公平でより持続可能なユニバーサル・ヘルス・カバレッジに向けて取り組みます。気候変動問題については、COP26交渉の成果を踏まえ、引き続き、パリ協定の目指す脱炭素社会の実現に向けた取組を強力に推進し、国際社会を主導していきます。海洋プラスチックごみ、生物多様性の保全、難民・避難民、男女共同参画推進など、SDGs達成に向けた諸課題にも積極的に取り組みます。 Angry: 0.375 Disgust: 0.257 Fear: 0.526 Happy: 0.675 Sad: 0.345 Surprise: 0.610
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00:12:07 ~ 00:13:06 国務大臣(林芳正君)
普遍的な価値である人権の擁護は、達成方法や政治体制の違いにかかわらず、全ての国の基本的な責務です。深刻な人権侵害に対してしっかり声を上げ、努力する国の取組を対話と協力により促す日本独自の貢献を生かし、現下の国際情勢も踏まえた日本らしい人権外交を進めていきます。国連においては、安保理を改革し、日本の常任理事国入りなど今日の世界を反映したものとする必要があります。改革実現に向けた具体的交渉を開始すべく取り組むとともに、本年の安保理非常任理事国選挙での当選に万全を期します。また、国連の平和構築の取組に貢献するとともに、国際機関で活躍する日本人を増やす取組も行っていきます。NPT体制を維持強化し、核兵器のない世界の実現に向け、引き続きしっかりと取り組んでいきます。 Angry: 0.665 Disgust: 0.415 Fear: 0.364 Happy: 0.636 Sad: 0.354 Surprise: 0.408
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00:13:06 ~ 00:13:58 国務大臣(林芳正君)
二月一日にユネスコに推薦した佐渡の金山については、登録実現に向け、内閣官房に設置された世界遺産登録等に向けたタスクフォースの下、外務省としてもしっかり役割を果たしていきます。以上の諸課題について、着実に具体的な成果を上げるため、人的体制、財政基盤、DX推進を含めた外交実施体制の強化と戦略的な対外発信に取り組むとともに、親日派、知日派育成や日系社会との連携強化に努めます。新型コロナの影響が続く中、水際防疫措置や在外邦人の安全確保にも引き続き万全を期します。馬場委員長を始め、理事、委員各位の御指導と御理解を心からお願いを申し上げます。 Angry: 0.484 Disgust: 0.296 Fear: 0.485 Happy: 0.630 Sad: 0.393 Surprise: 0.540
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Angry: 0.358 Disgust: 0.347 Fear: 0.380 Happy: 0.803 Sad: 0.454 Surprise: 0.471
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Angry: 0.463 Disgust: 0.351 Fear: 0.502 Happy: 0.627 Sad: 0.362 Surprise: 0.631
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00:14:15 ~ 00:15:10 国務大臣(岸信夫君)
防衛大臣の岸信夫でございます。馬場委員長始め、理事、委員の皆様に格段の御配慮いただきましたことに心より感謝申し上げます。着座にて発言をさせていただきます。防衛大臣としての所信を申し上げる前に、航空自衛隊F15戦闘機の墜落事故について申し上げます。F15につきまして、一月三十一日、航空自衛隊小松基地所属のF15戦闘機が墜落し、二名の隊員が亡くなりました。地元の皆様には御心配、御不安をお掛けいたしましたが、我が国の防衛のために尽くしてきた最精鋭の操縦者であるお二人の貴重な命が失われたことは痛恨の極みであり、また、御遺族の皆様には心よりお悔やみを申し上げたいと思います。 Angry: 0.419 Disgust: 0.308 Fear: 0.513 Happy: 0.535 Sad: 0.500 Surprise: 0.482
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00:15:10 ~ 00:16:13 国務大臣(岸信夫君)
この重大な結果を重く受け止め、事故の原因究明と再発防止に全力を挙げるとともに、今後の自衛隊機の教育訓練及び任務体制の維持に万全を尽くしてまいります。我が国を取り巻く安全保障環境は、国際社会のパワーバランスが大きく変化しつつある中、厳しさと不確実性を増しております。中国は、透明性を欠いたまま継続的に高い水準で国防費を増加させ、軍事力を広範かつ急速に強化し、周辺海空域等における活動を拡大、活発化させております。東シナ海においては、海軍艦艇の恒常的な活動の下、我が国の抗議にもかかわらず、中国海警局に所属する船舶が尖閣諸島周辺の我が国領海への侵入を繰り返しており、このような現状変更の試みは断じて容認できません。 Angry: 0.559 Disgust: 0.292 Fear: 0.556 Happy: 0.433 Sad: 0.341 Surprise: 0.515
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00:16:13 ~ 00:17:23 国務大臣(岸信夫君)
さらに、昨年は、我が国に対する示威行動とも取れる、中ロの艦艇による我が国の周回航行や、中ロの爆撃機による日本海等での共同飛行が相次いで確認されました。防衛省としても、現状変更の試みに対する強い懸念を中国側に対し、引き続き、しっかり伝えていくとともに、関係国との連携を図ってまいります。北朝鮮は、特に、今年に入ってから、巡航ミサイルの発射発表も含めれば、八回に及ぶかつてない頻度で、また、新たな態様での発射を繰り返しています。北朝鮮によるミサイル技術の著しい向上は、我が国及び地域の安全保障にとって看過できないだけでなく、更に国際社会に対する挑発を一方的にエスカレートさせるような度重なる弾道ミサイル等の発射は、我が国と地域及び国際社会の平和と安全を脅かすものであり、断じて許されるものではありません。 Angry: 0.557 Disgust: 0.368 Fear: 0.506 Happy: 0.548 Sad: 0.330 Surprise: 0.498
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00:17:23 ~ 00:18:05 国務大臣(岸信夫君)
そして、ますます手法を巧妙化させながら、国連安保理決議違反の瀬取りを含む違法な海上活動を継続しております。防衛省・自衛隊としては、今後とも引き続き、国民の生命、財産及び我が国の領土、領海、領空を断固として守り抜くとの方針の下、冷静かつ毅然と対応してまいります。また、ロシアによるウクライナ侵略も発生しています。ロシア軍による侵略は、力による一方的な現状変更を認めないとの国際秩序の根幹を揺るがすものであり、ロシアを強く非難いたします。 Angry: 0.601 Disgust: 0.284 Fear: 0.492 Happy: 0.493 Sad: 0.371 Surprise: 0.505
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00:18:05 ~ 00:19:08 国務大臣(岸信夫君)
このような力による現状変更は、欧州とインド太平洋地域が直面している共通の課題であるとの認識の下、防衛省としても、引き続き、事態の展開を深刻な懸念を持って注視してまいります。そして、ゲームチェンジャーとなり得る最新、最先端技術の開発に各国が注力するなど、テクノロジーの深化が安全保障の在り方を根本的に変えようとしていることも見過ごすことはできません。このような環境の下、国民の命と平和な暮らしを守り抜くため、主に次の施策を推進してまいります。まず、我が国自身の防衛体制の強化について申し上げます。我が国を取り巻く安全保障環境は、急速なスピードで変化、進化するミサイル技術の問題や一方的な現状変更の深刻化、軍事バランスの急速な変化など厳しさを増しています。 Angry: 0.455 Disgust: 0.313 Fear: 0.544 Happy: 0.586 Sad: 0.383 Surprise: 0.564
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00:19:08 ~ 00:20:09 国務大臣(岸信夫君)
岸田総理が施政方針演説で述べられたとおり、おおむね一年を掛けて新たな国家安全保障戦略、防衛大綱及び中期防衛力整備計画を策定していくこととしています。いわゆる敵基地攻撃能力を含め、我が国の領土、領海、領空、そして国民の生命と財産を守り抜くため、あらゆる選択肢を排除せず、現実的に検討を進めてまいります。また、軍事技術の進展も踏まえた技術基盤の強化、さらには、装備品の生産、運用、維持整備を担い、防衛力の一部ともいうべき産業基盤の強化にも努めてまいります。日米同盟は我が国の安全保障の基軸であり、引き続き、様々な分野において両国の協力を深め、日米同盟の抑止力、対処力を一層強化してまいります。 Angry: 0.564 Disgust: 0.293 Fear: 0.450 Happy: 0.585 Sad: 0.374 Surprise: 0.489
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00:20:09 ~ 00:21:02 国務大臣(岸信夫君)
一月七日に実施した日米2プラス2においては、日米の強固な連帯を内外に示すとともに、今後の日米同盟の進むべき方向について認識を共有しました。同時に、地元の基地負担の軽減にも引き続き取り組んでまいります。特に、沖縄については、目に見える成果の一つ一つ着実に積み上げていくことが重要であると考えており、これからも、日米同盟の抑止力を維持しながら、沖縄の皆さんの心にも寄り添い、基地負担軽減に取り組んでまいります。普天間飛行場の一日も早い全面返還を目指し、辺野古への移設工事を進めます。続いて、安全保障協力の推進について申し上げます。 Angry: 0.385 Disgust: 0.346 Fear: 0.460 Happy: 0.636 Sad: 0.496 Surprise: 0.508
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00:21:02 ~ 00:22:01 国務大臣(岸信夫君)
自由で開かれたインド太平洋というビジョンを踏まえて、地域の特性や相手国の実情を考慮しながら、普遍的価値や安全保障上の利益を共有する国々と緊密に連携しつつ、戦略的な安全保障協力を推進してまいります。具体的には、豪州やインド、英、仏などの欧州諸国といったパートナー国との協力を一層強化しながら、ASEAN諸国や南アジア諸国、太平洋島嶼国との防衛協力・交流に取り組んでまいります。特に、普遍的価値、安全保障上の戦略的利益を共有する特別な戦略的パートナーである豪州については、日豪円滑化協定の署名や運用面における協力等、防衛協力関係が近年一層深化しております。 Angry: 0.426 Disgust: 0.281 Fear: 0.459 Happy: 0.698 Sad: 0.360 Surprise: 0.556
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00:22:01 ~ 00:23:06 国務大臣(岸信夫君)
自由で開かれたインド太平洋の維持強化に向けて、豪州との防衛協力を新たな段階に引き上げていく考えであります。また、トンガ王国の火山島の噴火による被害に関し、一月二十日の活動開始以降、緊急援助物資をトンガの皆様にお届けし、先日活動を終了いたしました。防衛省・自衛隊としては、引き続き、これらの地域全体の安全、安定と繁栄に貢献してまいります。同時に、グローバルな安全保障上の課題についても、ソマリア沖・アデン湾における海賊対処行動、エジプト・イスラエル間の停戦監視活動等を行う多国籍部隊・監視団及び南スーダンPKOへの司令部要員の派遣など、国際社会の平和と安定のための取組を推進してまいります。 Angry: 0.501 Disgust: 0.302 Fear: 0.489 Happy: 0.613 Sad: 0.398 Surprise: 0.541
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00:23:06 ~ 00:24:27 国務大臣(岸信夫君)
また、日本関係船舶の安全確保のための情報収集活動にも万全を期してまいります。最後に、国会提出法案について申し上げます。防衛省の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案は、人事院勧告の趣旨を踏まえ、防衛大学校及び防衛医科大学校の学生等に係る期末手当について引き下げるものでございます。なお、自衛官及び事務官等の期末手当の引下げにつきましては、一般職給与法の改正に連動して行われることとなります。また、防衛省設置法等の一部を改正する法律案は、自衛隊の任務の円滑な遂行を図るため、自衛官定数の変更、外国における緊急事態に際し防衛大臣が行う在外邦人等の輸送の要件等の見直し、麻薬等の譲渡に係る特例規定の整備及び保険医療機関等から診療を受けようとする自衛官等に係る電子資格確認の導入等の措置を講ずるものでございます。 Angry: 0.663 Disgust: 0.356 Fear: 0.511 Happy: 0.442 Sad: 0.388 Surprise: 0.459
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00:24:27 ~ 00:24:56 国務大臣(岸信夫君)
委員各位におかれましては、御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。以上申し述べましたように、防衛省・自衛隊が直面する課題は山積しており、私は、防衛大臣として、こうした課題に全力で取り組んでまいる所存であります。馬場委員長を始め、理事及び委員の皆様におかれましては、一層の御指導、御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 Angry: 0.367 Disgust: 0.245 Fear: 0.403 Happy: 0.817 Sad: 0.329 Surprise: 0.530
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00:25:13 ~ 00:25:50 副大臣(小田原潔君)
外務副大臣を拝命いたしました小田原潔であります。様々な外交課題に直面する中、副大臣としての職責を果たしてまいります。特に、担当である北米、中南米諸国との関係強化に努めます。また、安全保障、国連外交、沖縄の基地負担軽減、軍縮・不拡散、科学技術外交、経済外交、法の支配の強化に取り組んでまいります。馬場委員長を始め、理事、委員各位の御支援と御協力を心からお願い申し上げます。 Angry: 0.434 Disgust: 0.226 Fear: 0.448 Happy: 0.609 Sad: 0.468 Surprise: 0.560
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00:26:03 ~ 00:26:47 副大臣(鈴木貴子君)
様々な外交課題に直面をしておりますが、小田原副大臣、そして三政務官とともに自らの職責を全うしてまいります。特に、担当であります欧州、アフリカ諸国との関係を強化してまいります。また、戦略的対外発信や文化外交、そしてODAの戦略的活用、地球規模課題、在留邦人の安全確保、省内の働き方改革にも取り組んでまいります。なお、二人の副大臣の中で、私が主に本委員会を担当させていただきますので、よろしくお願いを申し上げます。馬場委員長を始め、理事の先生方、そしてまた委員各位の先生方の引き続きの御指導、御鞭撻、何とぞよろしくお願い申し上げます。 Angry: 0.413 Disgust: 0.246 Fear: 0.419 Happy: 0.761 Sad: 0.358 Surprise: 0.563
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Angry: 0.605 Disgust: 0.358 Fear: 0.603 Happy: 0.389 Sad: 0.357 Surprise: 0.633
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00:26:49 ~ 00:27:05 副大臣(鬼木誠君)
防衛副大臣を拝命いたしました鬼木誠でございます。厳しさと不確実性を増す安全保障環境の中にあっても、防衛省・自衛隊の隊員と一丸となって国民の生命と平和な暮らしを守り抜く所存であります。 Angry: 0.514 Disgust: 0.391 Fear: 0.479 Happy: 0.506 Sad: 0.476 Surprise: 0.465
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00:27:05 ~ 00:27:21 副大臣(鬼木誠君)
中曽根政務官、岩本政務官とともに全力で岸大臣を補佐してまいります。馬場委員長を始め、理事、委員の皆様におかれましては、何とぞ御指導、御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 Angry: 0.566 Disgust: 0.284 Fear: 0.337 Happy: 0.679 Sad: 0.310 Surprise: 0.447
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00:27:28 ~ 00:28:02 大臣政務官(三宅伸吾君)
外務大臣政務官を拝命いたしました三宅伸吾でございます。様々な外交課題に直面する中、政務官としての職責を果たしてまいります。特に、担当でありますアジア大洋州、南部アジア諸国との関係強化に努めます。また、経済外交、ODAの戦略的活用、地球規模の課題に取り組んでまいります。馬場委員長を始め、理事、委員各位の御支援と御協力を心よりお願い申し上げます。 Angry: 0.409 Disgust: 0.219 Fear: 0.405 Happy: 0.672 Sad: 0.448 Surprise: 0.584
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00:28:09 ~ 00:28:47 大臣政務官(本田太郎君)
外務大臣政務官を拝命いたしました本田太郎でございます。困難かつ様々な外交課題に直面する中、政務官としての職責を果たしてまいります。特に、担当であります中東、南西アジア、中央アジア・コーカサス諸国との関係強化に努めてまいります。また、法の支配、その強化、在留邦人の安全確保に取り組んでまいります。馬場委員長を始め、理事、委員各位の御支援と御協力を心からお願い申し上げます。 Angry: 0.481 Disgust: 0.278 Fear: 0.429 Happy: 0.615 Sad: 0.452 Surprise: 0.544
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00:28:53 ~ 00:29:03 大臣政務官(上杉謙太郎君)
外務大臣政務官を拝命いたしました上杉謙太郎でございます。様々な外交課題に直面する中、政務官としての職務を果たしてまいりたいと思っております。 Angry: 0.621 Disgust: 0.244 Fear: 0.450 Happy: 0.519 Sad: 0.337 Surprise: 0.572
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00:29:03 ~ 00:29:28 大臣政務官(上杉謙太郎君)
特に、担当であります中南米、西欧、中東欧諸国との関係強化に努めます。また、戦略的対外発信や文化外交、安全保障、国連外交、そして軍縮・不拡散、科学技術外交に取り組んでまいります。馬場委員長を始め、理事、委員各先生方の御指導、そして御協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。 Angry: 0.384 Disgust: 0.165 Fear: 0.405 Happy: 0.718 Sad: 0.423 Surprise: 0.583
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00:29:32 ~ 00:29:57 大臣政務官(中曽根康隆君)
防衛大臣政務官を拝命いたしました中曽根康隆でございます。我が国を取り巻く安全保障情勢が極めて速いスピードで変化する中、鬼木副大臣、そして岩本政務官とともに岸大臣を精いっぱい全力で支えてまいる所存でございます。馬場委員長を始め、理事、そして委員の皆様方には引き続きの御指導、御鞭撻を賜りますよう、心からよろしくお願い申し上げます。 Angry: 0.440 Disgust: 0.246 Fear: 0.365 Happy: 0.706 Sad: 0.440 Surprise: 0.514
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00:30:00 ~ 00:30:30 大臣政務官(岩本剛人君)
防衛大臣政務官を拝命いたしました岩本剛人でございます。防衛省・自衛隊に寄せられる国民の皆様からの高い期待に力強く応えていけるよう、鬼木副大臣、中曽根政務官とともに岸大臣をお支えし、我が国の防衛をめぐる様々な課題に対し、強い使命感と責任感を持って全力で取り組んでまいる所存でございます。馬場委員長始め、理事、委員の皆様におかれましては、御指導、御鞭撻をどうぞよろしくお願い申し上げます。 Angry: 0.442 Disgust: 0.193 Fear: 0.338 Happy: 0.735 Sad: 0.413 Surprise: 0.521
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この要約は、この会議の議事録全体から自動的に生成されたものです。
まず、現下のウクライナ情勢について申し上げます。 |
今回のロシアによるウクライナ侵略は、力による一方的な現状変更の試みであり、国際秩序の根幹を揺るがす行為です。 |
いわゆる敵基地攻撃能力を含め、我が国の領土、領海、領空、そして国民の生命と財産を守り抜くため、あらゆる選択肢を排除せず、現実的に検討を進めてまいります。 |
具体的には、豪州やインド、英、仏などの欧州諸国といったパートナー国との協力を一層強化しながら、ASEAN諸国や南アジア諸国、太平洋島嶼国との防衛協力・交流に取り組んでまいります。 |
防衛省・自衛隊としては、引き続き、これらの地域全体の安全、安定と繁栄に貢献してまいります。 |
また、日本関係船舶の安全確保のための情報収集活動にも万全を期してまいります。 |
最後に、国会提出法案について申し上げます。 |
我が国として、このことを示すべく、断固として行動していきます。 |
日頃から先生方には大変御指導をいただいておりますことに心から感謝を申し上げます。 |
中曽根政務官、岩本政務官とともに全力で岸大臣を補佐してまいります。 |
国際社会は、ロシアの侵略により、ロシアとの関係をこれまでどおりにしていくことはもはやできないと考えています。 |
特に、担当でありますアジア大洋州、南部アジア諸国との関係強化に努めます。 |
本田外務大臣政務官。 |
様々な外交課題に直面する中、政務官としての職務を果たしてまいりたいと思っております。 |
防衛大臣政務官を拝命いたしました中曽根康隆でございます。 |
本日はこれにて散会いたします。 日韓関係を健全な関係に戻すべく、日本の一貫した立場に基づき、韓国側に適切な対応を強く求めていきます。 |
また、ミャンマー情勢については、国際社会と連携しつつ、事態打開に向けて取り組んでいきます。 |
まず、外務大臣から外交の基本方針について所信を聴取いたします。 |
また、二〇二五年大阪・関西万博の成功に向け、引き続き力強く取り組みます。 |
林外務大臣。 |
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