00:20:42 ~ 00:22:51 田中委員長
これより会議を開きます。内閣提出、所得税法等の一部を改正する法律案を議題といたします。この際、お諮りいたします。本案審査のため、本日、参考人として日本銀行総裁黒田東彦君、副総裁若田部昌澄君の出席を求め、意見を聴取することとし、また、政府参考人として内閣官房内閣審議官河村直樹君、内閣人事局人事政策統括官山下哲夫君、内閣府大臣官房審議官黒田岳士君、大臣官房審議官村山裕君、金融庁総合政策局長森田宗男君、総務省大臣官房審議官稲岡伸哉君、総合通信基盤局電波部長田原康生君、法務省大臣官房審議官竹内努君、外務省大臣官房参事官河邉賢裕君、大臣官房参事官河津邦彦君、財務省主税局長矢野康治君、国税庁次長田島淳志君、文部科学省大臣官房審議官森晃憲君、厚生労働省大臣官房審議官奈尾基弘君、大臣官房審議官横幕章人君、大臣官房審議官中村博治君、子ども家庭局児童虐待防止等総合対策室長依田泰君、農林水産省大臣官房生産振興審議官鈴木良典君、経済産業省大臣官房審議官中原裕彦君、通商政策局長広瀬直君、中小企業庁次長鎌田篤君、国土交通省大臣官房審議官小林靖君、鉄道局次長寺田吉道君、観光庁審議官加藤進君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。 Angry: 0.683 Disgust: 0.277 Fear: 0.412 Happy: 0.544 Sad: 0.312 Surprise: 0.499
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00:22:51 ~ 00:23:09 田中委員長
御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。引き続き、お諮りいたします。本案審査のため、本日、会計検査院事務総局第一局長三田啓君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。 Angry: 0.570 Disgust: 0.338 Fear: 0.435 Happy: 0.578 Sad: 0.442 Surprise: 0.489
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Angry: 0.656 Disgust: 0.424 Fear: 0.423 Happy: 0.595 Sad: 0.389 Surprise: 0.442
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00:23:25 ~ 00:24:06 末松委員
立憲民主党の末松義規でございます。きょうは一時間の時間をいただいているということで、順次、所得税法の改正の件、コロナウイルスについて、それから最近の経済情勢、そういったことについてお話をさせていただきます。まず冒頭なんですが、けさのニュースで、新型コロナウイルス対策で頑張っておられた厚労省の方がお二人罹患されて、感染されたというお話を聞きました。 Angry: 0.462 Disgust: 0.331 Fear: 0.468 Happy: 0.623 Sad: 0.381 Surprise: 0.544
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00:24:06 ~ 00:24:52 末松委員
まことに、本当に、お仕事に精励されていながらそういう形になったのはお気の毒の極致でございますが、この報道の中で、それが厚労省の幹部で、審議官レベルの方がおられたという話なんですが、これは厚労省としてはどういう、名前は別に結構ですが、官職あるいは担当、そういったことをぜひお聞きしたいと思います。 Angry: 0.674 Disgust: 0.234 Fear: 0.381 Happy: 0.449 Sad: 0.550 Surprise: 0.312
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00:24:52 ~ 00:25:10 奈尾政府参考人
お答え申し上げます。昨日公表いたしました、横浜港におきましてダイヤモンド・プリンセス号の船内で業務に従事していた厚生労働省職員一人と内閣官房職員一人が新型コロナウイルスに感染したということが確認されてございます。 Angry: 0.431 Disgust: 0.409 Fear: 0.492 Happy: 0.677 Sad: 0.339 Surprise: 0.570
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00:25:10 ~ 00:25:39 奈尾政府参考人
この職員でございますが、厚生労働省職員につきましては四十代の男性で、内閣官房職員につきましては三十代の男性と聞いてございます。この二人につきましては、常時マスクを装着する等の標準防護のルールに従って業務をやっていたわけでございますが、今般の事態の発生を踏まえまして、今後の発生防止策につきましては、専門家の知見も踏まえつつ、検討していきたいと思っております。 Angry: 0.457 Disgust: 0.251 Fear: 0.447 Happy: 0.754 Sad: 0.289 Surprise: 0.569
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00:25:39 ~ 00:26:15 末松委員
済みません、私が聞いたのは、官職がどういう官職なのか、それから担当はどうだったんだということを聞いているんですね。なぜそんなことを聞くかというと、その方は、もしある程度幹部ということであれば、厚労省の幹部の会合なんかにも出席したり、国会にも来ている可能性があったのかどうか、そこはどうなんでしょうか。 Angry: 0.388 Disgust: 0.206 Fear: 0.630 Happy: 0.419 Sad: 0.343 Surprise: 0.758
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00:26:15 ~ 00:26:55 奈尾政府参考人
今回の新型コロナウイルス感染者の方々につきましては、それを公表することによる公衆衛生上の利益と個人情報の保護というバランスというもとで全ての事案を公表してございますけれども、今申し上げました年齢につきましては、年齢によってリスクファクターが異なるだろうということで公表してございます。あと、在住につきましては、例えば厚生労働省職員、東京都在住だったわけでございますが、在住については、行動範囲に影響するということで公表してございますけれども、それ以外の情報につきましては、個人情報ということで公表していないところでございます。 Angry: 0.230 Disgust: 0.202 Fear: 0.418 Happy: 0.860 Sad: 0.404 Surprise: 0.581
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00:27:00 ~ 00:28:00 末松委員
つまり、その方が国会に来て、いろいろな答弁とか、あるいはヒアリングで来た経緯があるか、それは我々国会の今度は問題になるわけですよ。実際にそういうことを、ちょっと委員長からもそこはしっかり答えるように言っていただけませんか。ちょっとこれはらちが明かないんだがね。国会に来ていたら、国会の、我々議員も含めて、職員の方も含めて、これはまた罹患するという危険性もあるわけですよ。 Angry: 0.651 Disgust: 0.375 Fear: 0.525 Happy: 0.436 Sad: 0.362 Surprise: 0.456
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00:27:33 ~ 00:27:46 奈尾政府参考人
お答えいたします。繰り返しで恐縮でございますが、公表することによる公衆衛生上の利益と個人情報との関連で、公表範囲については決定しているところでございます。 Angry: 0.316 Disgust: 0.370 Fear: 0.502 Happy: 0.706 Sad: 0.398 Surprise: 0.572
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00:28:00 ~ 00:28:37 末松委員
そんな公衆の利益があるのに、それが何か、いかにも、個人の情報保護というだけで済まされる問題じゃないんだよ。それだけ、厚労省は全くそういう認識はないのかな。政務三役と接触はしなかったという保証はあるんですか。今ここで、政務三役とかいろいろな厚労省の人も呼んでいるんですよ。ちょっと真面目に答えてくださいよ。 Angry: 0.702 Disgust: 0.348 Fear: 0.526 Happy: 0.384 Sad: 0.357 Surprise: 0.525
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00:28:37 ~ 00:29:06 奈尾政府参考人
お答え申し上げます。横浜港におきまして業務に当たっているということで、この感染しました職員につきましては、副大臣、政務官とは業務上の接触はあったというふうに聞いてございます。ただ、その場合におきまして、副大臣、政務官の方とも、あるいは、この感染者職員も、いずれも、全ての、常時マスクを装着した上で業務を遂行したというふうに聞いております。 Angry: 0.403 Disgust: 0.343 Fear: 0.471 Happy: 0.704 Sad: 0.389 Surprise: 0.520
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00:29:06 ~ 00:29:53 末松委員
今の奈尾審議官の答弁だと、マスクをしたらかからないという前提に立っているんですか。それが厚労省の認識ですか。ちょっとあなた、真面目にやってくれませんかね。委員長、ちょっと。そこの官職で、実際に、例えば厚労省でいろいろな会議にその人がどんなレベルで参加していたのか。もしそれがいろいろな会合に出ていたら、そういう方々が罹患している危険性もあるわけですよ。そこをちょっと、きちんと、官職等、それを言うように言ってください。 Angry: 0.647 Disgust: 0.296 Fear: 0.540 Happy: 0.428 Sad: 0.314 Surprise: 0.591
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00:29:53 ~ 00:30:24 奈尾政府参考人
大変失礼いたしました。マスクの例は標準的な防護の一つの例でございますけれども、いずれにいたしましても、副大臣、政務官とは業務上の接触があったということで、これも一例でございますが、濃厚接触者について、その後、どんな行動があったのかとか、どういう接触があったのかというのは当然調べていまして、その濃厚接触者の行動につきましても、今後、積極的疫学調査ということで、必要な対応をとるということにしてございます。 Angry: 0.448 Disgust: 0.241 Fear: 0.521 Happy: 0.559 Sad: 0.316 Surprise: 0.657
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00:30:24 ~ 00:31:05 末松委員
その方は国会のヒアリング等に説明に来たことがありますか。済みません、全然ちょっと答えていないんですよ。そこを答えるように委員長から指示してくれませんか。 Angry: 0.602 Disgust: 0.363 Fear: 0.491 Happy: 0.404 Sad: 0.518 Surprise: 0.487
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00:30:43 ~ 00:30:55 奈尾政府参考人
その職員の詳細につきましては現在調査中でございますが、いずれにしても、横浜港におきまして、このところ事務業務に従事していたというふうに認識してございます。 Angry: 0.286 Disgust: 0.298 Fear: 0.365 Happy: 0.854 Sad: 0.395 Surprise: 0.545
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00:31:27 ~ 00:32:37 奈尾政府参考人
詳細は調査中でございますが、いずれにいたしましても、濃厚接触者を含めまして、感染の拡大防止を図らなければならないというふうに認識してございます。 Angry: 0.377 Disgust: 0.337 Fear: 0.461 Happy: 0.726 Sad: 0.399 Surprise: 0.473
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00:32:37 ~ 00:49:24 田中委員長
速記をとめてください。速記を起こしてください。ただいま、御意見、御要望、提案があったものに関して、引き続き、筆頭間において、今、調査をしたいと思います。よりまして、一旦、暫時休憩といたします。 Angry: 0.554 Disgust: 0.365 Fear: 0.429 Happy: 0.612 Sad: 0.395 Surprise: 0.506
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00:49:33 ~ 00:50:12 末松委員
先ほどから私が聞いていたのは、官職をしっかりと言ってくれないと。それはどういうことかというと、例えば審議官だったら、その省の最高幹部とかあるいは政務三役、先ほど、政務三役とは接触があったという話でしたから、その政務三役が罹患しているかいないかという話に、また問題になってくるわけですよね。だから、まず官職を、しっかりとそこは言ってください。もう一度聞きます。 Angry: 0.787 Disgust: 0.369 Fear: 0.345 Happy: 0.436 Sad: 0.431 Surprise: 0.356
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00:50:12 ~ 00:50:30 奈尾政府参考人
お答えいたします。公表の範囲につきましては、公衆衛生上のリスクと個人情報の観点から公表の範囲は決めてございますけれども、官職につきましては、厚生労働省として公表しないという扱いとしてございます。 Angry: 0.462 Disgust: 0.354 Fear: 0.382 Happy: 0.777 Sad: 0.357 Surprise: 0.527
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00:50:30 ~ 00:51:15 末松委員
プライバシーとはちょっとそこは関係ないし、国会におけるリスク管理もあると思うんですね。だから、この厚労省の関係者の人で、その方と接触をして、ひょっとしたらそういう形で、今度はその人たちが今、国会に、この委員会にも来ている危険性も全く排除されるわけではないんですね。そういった場合、委員長とされても、やはり、この委員会が開かれた後で罹患されたとかいう話になるとまた大変なことになりますので、厚労省としては官職は絶対言わないんだという話なので、そこはぜひそれを再検討してもらえるように指導していただけませんか。 Angry: 0.455 Disgust: 0.209 Fear: 0.536 Happy: 0.494 Sad: 0.330 Surprise: 0.632
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00:51:15 ~ 00:51:42 田中委員長
ただいま末松委員より御発言があった件に関して、また改めて奈尾審議官の方から、また省に持ち帰って、大臣等、その官職に関しての調査、検討を改めてお願いしたいと思います。 Angry: 0.420 Disgust: 0.109 Fear: 0.254 Happy: 0.734 Sad: 0.590 Surprise: 0.515
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00:51:42 ~ 00:52:07 末松委員
加藤厚労大臣がそこで発表しないというんだったら、ぜひ、ここにおられる長老の麻生副総理から、加藤大臣もぜひそういう形で言うべしというふうに言ってもらいたいと思いますが、麻生大臣、全くそこは、急な質問なんですが、いかがでしょうか。 Angry: 0.332 Disgust: 0.159 Fear: 0.418 Happy: 0.754 Sad: 0.429 Surprise: 0.577
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00:52:07 ~ 00:53:00 麻生国務大臣
よう聞いていなかったけれども、何ですって。テストを受けろと言っておられるわけですか。今、末松先生からそういう御意見があったということを加藤大臣に伝えろという話ですね。基本的にはそういうことですね。お伝えします。 Angry: 0.475 Disgust: 0.333 Fear: 0.467 Happy: 0.593 Sad: 0.445 Surprise: 0.545
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00:52:21 ~ 00:52:46 末松委員
罹患をされた職員の官職について一切言わない、厚労省の決定だというので、そこは、副総理のお立場から、加藤厚労大臣に対して、官職はきちんと言うべきではないかと。ぜひ私の方から麻生大臣にお願いしたいということを言っているわけです。 Angry: 0.697 Disgust: 0.314 Fear: 0.369 Happy: 0.484 Sad: 0.430 Surprise: 0.416
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00:53:00 ~ 00:53:59 末松委員
じゃ、この問題については、これ以上進まないということもあるので、また同僚の議員からこの話をさせていただくことになるかもしれません。いずれにしましても、国会としても、こういったリスク管理をしっかりやっているんだということを国民に示す上でも、そこはきちんとした対応をしないといけないと思っておりますので、ぜひそこは手抜かりのないようにやっていただきたいと思います。それから、奈尾審議官に聞きますけれども、きょう呼んでいる厚労省関係者、政務三役も含めて、そこは特に罹患が疑われるようなことはありませんよね。 Angry: 0.605 Disgust: 0.217 Fear: 0.394 Happy: 0.616 Sad: 0.391 Surprise: 0.454
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00:53:59 ~ 00:54:17 奈尾政府参考人
厚生労働省職員について言いますと、十二日から横浜港の方で業務に従事しているということで、少なくとも、その後については、小島政務官等との接触はないというふうに承知してございます。 Angry: 0.580 Disgust: 0.282 Fear: 0.343 Happy: 0.768 Sad: 0.278 Surprise: 0.504
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00:54:17 ~ 00:55:02 末松委員
先ほど、あなたの答弁で、政務三役が横浜で接触をされたという話がございました。そういう方々からの感染というものが全く否定されないわけじゃないので、そこを踏まえて、ぜひ、そこはきちんといろいろな検査を受けるとかいう形もして、ここでも安全な審議が行われるように、そこは厚労省として最大限の配慮を行うべきです。そこはくれぐれも言っておきます。では、ちょっと、私の想定した質問の方に移らせていただきます。 Angry: 0.615 Disgust: 0.346 Fear: 0.420 Happy: 0.564 Sad: 0.415 Surprise: 0.428
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00:55:02 ~ 00:55:57 末松委員
まず、所得税法改正の中で、ひとり親控除で、子供の数に関係なく控除額が三十五万円というのはおかしいという指摘をして、麻生大臣の方から私の本会議質問で回答があったわけですけれども、今回の改正は、公平性の観点からしっかりとした対応をやったんだということなんですが、子供が一人の人の控除額が三十五万円、四人持っていても三十五万円、これは法の概念からいっておかしいと思うんですけれども、税の概念からいっておかしいと思うんですが、いかがですか。 Angry: 0.813 Disgust: 0.225 Fear: 0.538 Happy: 0.332 Sad: 0.214 Surprise: 0.480
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00:55:57 ~ 00:56:25 麻生国務大臣
これは前に御質問があっておりましたけれども、今般のいわゆる一人親の控除というのは、これは、単身で子供を育てながら働いておられる場合、両親がそろっておられる家庭に比べていわゆる選択できる職業とかいろいろなものが制約があることなどで、所得を得る上で、本人に対する、本人ですよ、本人に対する事情を配慮して設けたものであります。 Angry: 0.605 Disgust: 0.308 Fear: 0.481 Happy: 0.601 Sad: 0.245 Surprise: 0.535
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00:56:25 ~ 00:57:00 麻生国務大臣
御指摘のとおり、複数の子供があった場合においては、これは制約も多くなることは否めないんですが、こういった状況によるいわゆる単身者本人への配慮であるため、子供の人数にかかわらず一律にさせていただいたということであって、子供の扶養に関して生じる実際の出費は、それは子供の人数がふえればその分明確にふえる、これは当然のことだと思いますけれども、その出費などへの配慮として扶養控除とか児童手当とか、そういった制度があるので、これらは子供の人数に応じた仕組みになっているんだと思っております。 Angry: 0.513 Disgust: 0.297 Fear: 0.650 Happy: 0.471 Sad: 0.229 Surprise: 0.567
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Angry: 0.523 Disgust: 0.346 Fear: 0.336 Happy: 0.691 Sad: 0.517 Surprise: 0.432
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00:57:10 ~ 00:58:34 末松委員
その点について、私、まだ納得はしていませんが、ちょっと、時間もなくなってきたので、次に進めさせていただきます。新型コロナウイルスに関する経済的な影響についてお伺いします。きょうは日銀総裁がお見えですから、私の方で、経済的な、例えば中国経済の深刻なダメージとかを含めて、それから世界経済、サプライチェーンですね、あと、中国経済も米中貿易戦争でかなりよたよたになっているという中で、ここに中国のそういった生産の減少、さらには中国に対する各国の輸出の減少、そういったところから、かなり、途上国を中心に連鎖的に厳しい状況が生まれるんじゃないかと思うんですけれども、そういったコロナウイルスの影響が数カ月間これからも続いていけば、それこそ、世界同時株安とか、あるいは経済的なダメージは非常に大きくなると思うんですけれども、そのダメージをいかに、世界経済を見据えた形で仕事をしなければいけない日銀総裁としてどう考えているか、それをお聞かせください。 Angry: 0.338 Disgust: 0.184 Fear: 0.487 Happy: 0.579 Sad: 0.460 Surprise: 0.596
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00:58:34 ~ 00:59:02 黒田参考人
御指摘の新型コロナウイルスが世界経済に及ぼす影響については、委員御指摘のとおり、まず、中国で生産あるいは消費などの活動が抑制されて中国経済を下押しするということが考えられるわけですが、それが貿易あるいはグローバルな生産活動などを通じて世界経済全体に波及する可能性が高いというふうに考えております。 Angry: 0.298 Disgust: 0.388 Fear: 0.639 Happy: 0.600 Sad: 0.311 Surprise: 0.604
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00:59:02 ~ 01:00:18 黒田参考人
特に、かつてSARSが流行したときの世界経済に対する影響と比べますと、その当時と現在とで中国経済の世界経済に占めるシェア、あるいは世界貿易に占めるシェアが格段に大きくなっております。したがいまして、世界経済全体に波及する可能性、さらにはその影響も大きくなる可能性がある。既に国際金融市場では、こうした懸念などから、振れの多い展開が続いております。現時点でこの問題が世界経済にどの程度の影響を及ぼすかということを定量的に評価するというのはなかなか難しいわけですけれども、問題が長引く場合には、影響も大きくなる可能性があるというふうに思っております。ちなみに、今週末にサウジアラビアでG20が開かれますので、私も麻生副総理とともに出席いたしますが、そこでの恐らく最大の議題というのは、このコロナウイルスが世界経済にどのような影響を及ぼすかということになるのではないかと。 Angry: 0.239 Disgust: 0.291 Fear: 0.585 Happy: 0.618 Sad: 0.427 Surprise: 0.632
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01:00:18 ~ 01:00:51 黒田参考人
そこで十分な情報あるいは意見交換をしてまいりたいと思いますが、委員が懸念されているとおり、世界経済に対する下押し圧力、特に、これも委員が御指摘されたように、アジアに対する影響というものを十分慎重に点検していかなければならないというふうに思っております。 Angry: 0.394 Disgust: 0.370 Fear: 0.617 Happy: 0.428 Sad: 0.465 Surprise: 0.523
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Angry: 0.204 Disgust: 0.170 Fear: 0.227 Happy: 0.897 Sad: 0.685 Surprise: 0.449
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01:01:01 ~ 01:01:23 末松委員
では、国内の影響については、今、日銀の支店長会議とか、いろいろな各地から情報を取り寄せて、それでいろいろな形の国内産業へのダメージ、それについてはいかがですか。 Angry: 0.215 Disgust: 0.248 Fear: 0.474 Happy: 0.821 Sad: 0.433 Surprise: 0.597
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01:01:23 ~ 01:02:18 黒田参考人
この新型コロナウイルスの感染症の拡大が具体的に日本経済に及ぼす影響というのは、主として三つのルートがあると思うんです。まず第一に、中国の経済活動が抑制されることに伴って、我が国から中国への輸出が影響を受けるということであります。第二に、サプライチェーンを通じた我が国の生産活動への影響であります。第三には、中国人訪日客を中心とするインバウンド需要の減少でありまして、実際、私どもの支店などを通じて各地の企業のヒアリングなどをやっておりますけれども、中国からの訪日客減少を通じた影響への懸念の声がホテルとかあるいは百貨店とかから具体的に聞かれております。 Angry: 0.470 Disgust: 0.331 Fear: 0.543 Happy: 0.555 Sad: 0.384 Surprise: 0.575
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01:02:18 ~ 01:02:46 黒田参考人
この影響というのは、先ほど申した三つのルートでの影響というのはこの問題がどの程度長引くかにも左右されるために、現時点で定量的に評価することは難しいわけですけれども、先ほど来申し上げているとおり、中国経済のプレゼンスを踏まえますと、影響が大きくなる可能性を十分に意識しておく必要があるというふうに思っております。 Angry: 0.337 Disgust: 0.360 Fear: 0.647 Happy: 0.509 Sad: 0.397 Surprise: 0.524
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01:02:46 ~ 01:03:13 末松委員
二千人以上の新型コロナウイルスの犠牲者を出した中国では、非常に初期対応も早くて、中央銀行である中国人民銀行が二月三日に金融市場に対して一兆二千億元、大体十八・六兆円相当の緊急的な資金供給を行ったと言われております。 Angry: 0.504 Disgust: 0.197 Fear: 0.618 Happy: 0.399 Sad: 0.249 Surprise: 0.715
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01:03:13 ~ 01:03:59 末松委員
私も、多分この状況がある程度続くという状況の中で、多分早期に追加的な日銀の緊急な金融緩和というものが必要になるのではないかと思うんですね。先ほど、インバウンドでいろいろな資金的な、需要に困り始めた企業がいるという日銀総裁の御指摘もありましたけれども、この辺について、緊急なさらなる金融緩和が必要じゃないかと思うんですけれども、その必要性の有無についてどう思われていますか。今はまだ必要ないというお考えですか。 Angry: 0.427 Disgust: 0.350 Fear: 0.540 Happy: 0.525 Sad: 0.456 Surprise: 0.519
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01:03:59 ~ 01:04:14 黒田参考人
先ほど来申し上げましたとおり、新型コロナウイルスの問題が我が国の経済、物価に与える影響、それから今後の金融市場の動向、これには最大限の注意を払っていく必要があるというふうに思っております。 Angry: 0.314 Disgust: 0.325 Fear: 0.580 Happy: 0.729 Sad: 0.339 Surprise: 0.551
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01:04:14 ~ 01:04:58 黒田参考人
その上で、必要なときには必要な措置がとれるように万全を期してまいりたいと思っております。現時点で金融政策面からの対応について具体的に議論する段階にはないと考えておりますけれども、これまでも申し上げているとおり、必要があればちゅうちょなく追加的な措置を講ずる所存でございまして、御指摘の、実は中国だけでなくてアジアの周りの国もさまざまな対応策をとりつつありますので、そういうことも十分踏まえて、必要なときにちゅうちょなく追加的な措置を講ずる考えでございます。 Angry: 0.565 Disgust: 0.516 Fear: 0.418 Happy: 0.627 Sad: 0.402 Surprise: 0.373
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01:04:58 ~ 01:05:29 末松委員
それは別に特定を求めているわけじゃないんですけれども、先ほど言われたG20ですか、サウジであるんですかね、そこでの会合でまたいろいろな情報収集をされている中で、それを踏まえた形で各国との間での協調的な緊急の金融緩和、これも十分あり得るという判断ですよね。 Angry: 0.609 Disgust: 0.255 Fear: 0.400 Happy: 0.619 Sad: 0.335 Surprise: 0.475
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01:05:29 ~ 01:06:09 黒田参考人
先ほど申し上げたとおり、この週末のサウジアラビアのリヤドでのG20財務大臣・中央銀行総裁会議の議題はたくさんあるわけですけれども、どうしても、現状、この新型コロナウイルスの影響についての議論が最大の議題になる可能性がある。そこで御指摘のとおりさまざまな意見交換をし、情報収集をした上で、必要な場合には当然必要な措置をとるということであります。 Angry: 0.534 Disgust: 0.359 Fear: 0.505 Happy: 0.582 Sad: 0.243 Surprise: 0.615
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01:06:09 ~ 01:06:30 黒田参考人
現状、特にアジアの諸国に対する影響が非常に大きくなってきておりまして、そのあたりもアジア諸国の人たちと十分意見交換をしていきたいというふうに思っております。 Angry: 0.363 Disgust: 0.328 Fear: 0.434 Happy: 0.546 Sad: 0.447 Surprise: 0.666
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01:06:30 ~ 01:07:19 末松委員
そこはしっかりやっていただきたいと思います。それでは、経産省に聞きますけれども、関係業界とか産業界を預かっております経産省として、今、この新型のコロナウイルスの国内的なダメージ、これについてどう見ていて、その対策はどうするのか。基本的に今、この前ヒアリングをいただいた関係では緊急支援ということで五千億円と聞いていますけれども、それで足りるのかどうか、それについても同時にお答えいただきたいと思います。 Angry: 0.384 Disgust: 0.291 Fear: 0.437 Happy: 0.623 Sad: 0.555 Surprise: 0.490
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01:07:19 ~ 01:08:08 広瀬政府参考人
お答え申し上げます。新型コロナウイルスの日本経済への影響につきましては、先ほど日銀総裁からも御答弁ございましたけれども、インバウンドの需要の減少、これに加えまして、中国での事業活動がもとに戻るまで時間がかかれば、日本との輸出入あるいはサプライチェーンにも影響が生じる懸念があるというふうに認識をしております。このため、経済産業省といたしまして、ジェトロ、あるいは企業、そして地方経済産業局、中小企業団体など多方面から情報収集を行っておりまして、これらの情報を踏まえまして、二月十三日に政府全体で緊急対応策を取りまとめたところでございます。中小企業の資金繰り対策につきましては、五千億円規模の融資、信用保証枠を確保することによりまして的確に支援をしていく所存でございます。 Angry: 0.494 Disgust: 0.342 Fear: 0.404 Happy: 0.726 Sad: 0.355 Surprise: 0.525
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01:08:08 ~ 01:08:42 広瀬政府参考人
また、中小企業にしわが寄せられることがないように、下請取引に関する配慮要請、これも行っていく所存でございます。次に、サプライチェーン対策でございますけれども、国内での生産体制の強化に向けまして、設備投資や販路開拓などを支援していくといったことをやっていく所存でございます。このような対策を即座に実行に移すとともに、今後の影響を丁寧に見きわめた上で、必要な対策を機動的に打てるよう万全を期してまいる、このように考えてございます。 Angry: 0.509 Disgust: 0.369 Fear: 0.435 Happy: 0.696 Sad: 0.301 Surprise: 0.535
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01:08:42 ~ 01:09:20 末松委員
そこをしっかりやっていただきたいと思います。農水省に対して聞きます。野菜等、いろいろなテレビ報道でもあるんですけれども、日本の野菜がかなり中国から来ているのが多いということで、この辺は供給不安にならないかなという不安が出てきているんですけれども、その辺についていかがですか。 Angry: 0.512 Disgust: 0.277 Fear: 0.444 Happy: 0.507 Sad: 0.560 Surprise: 0.448
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01:09:20 ~ 01:10:32 鈴木政府参考人
お答えをいたします。中国からの輸入量が多いタマネギ、ネギ及び国内供給量に占める中国産のシェアが四六%程度のニンニク、二九%程度のショウガにつきましては、輸入量のうち、中国産の割合が八割以上を占めております。このうち、タマネギとニンニクの輸入量につきましては、春節後の二月第二週には平年比一割程度まで減少いたしましたが、春節に備えて、事前の一月第五週に平年比二倍程度が輸入されており、在庫が確保されておりますことから、これまでのところ大きな混乱は見られておりません。野菜につきましては、通常、各業者は国内外の複数産地から調達をしていること、現在は国産が潤沢に出回っていることから、卸売市場における価格は安値水準で推移しており、現時点で供給不足から値上がりするとは考えておりませんが、輸入の遅延が長期化することも懸念されることから、今後の動向に十分注意してまいりたいと考えております。 Angry: 0.469 Disgust: 0.303 Fear: 0.535 Happy: 0.500 Sad: 0.411 Surprise: 0.578
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01:10:32 ~ 01:11:05 末松委員
いろいろなところから輸入しているという話があったので、そういったところ、中国も湖北省以外にもいろいろなところがやっている場合、特に中国産ということで、風評被害とかそういった現象が起こっている感じではないですね。 Angry: 0.289 Disgust: 0.155 Fear: 0.678 Happy: 0.533 Sad: 0.315 Surprise: 0.714
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Angry: 0.393 Disgust: 0.355 Fear: 0.354 Happy: 0.707 Sad: 0.565 Surprise: 0.464
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Angry: 0.381 Disgust: 0.384 Fear: 0.464 Happy: 0.662 Sad: 0.498 Surprise: 0.502
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01:11:36 ~ 01:12:15 加藤政府参考人
お答えいたします。観光産業への影響としましては、中国政府による海外への団体旅行等の禁止措置、日中間の航空路線の便数の大幅な減少などにより訪日中国人旅行者の大幅な減少のほか、日本人旅行者の旅行の手控え、こういったことなどにより、各地域の観光産業に宿泊キャンセル等の大きな影響が出ているものと認識しております。このため、観光庁では、一月三十一日に各地方運輸局に特別相談窓口を設置して、観光関連事業者からのさまざまな相談に対応できる体制を整えるとともに、政府において取りまとめました緊急対策などの関連支援策の御紹介なども行っているところです。 Angry: 0.553 Disgust: 0.299 Fear: 0.368 Happy: 0.671 Sad: 0.387 Surprise: 0.497
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01:12:15 ~ 01:12:50 加藤政府参考人
また、国内での感染拡大の防止に向けまして、日本政府観光局に設置されましたコールセンター、これは三百六十五日、二十四時間、多言語での問合せに対応することができるものですが、発熱等を訴える観光客等に対しまして、具体的な医療機関を案内し、受診を勧めるなどの取組も行っています。さらに、宿泊事業者等に対し、マスク着用や手洗いなどの感染予防対策、この徹底を要請するとともに、正確な情報発信を行うことで、風評被害の発生防止にも取り組んでまいります。以上でございます。 Angry: 0.557 Disgust: 0.320 Fear: 0.485 Happy: 0.643 Sad: 0.280 Surprise: 0.586
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01:12:50 ~ 01:13:41 末松委員
本当によろしくお願いしたいと思います。さて、国内感染が更に広まってきた場合、感染予防という観点から、集会とか観劇、スポーツ観戦とかイベント、これが中止するとか延期するとか、そういったものもふえてきているわけですけれども、私の周りからも、そういった何かガイドラインみたいなものを政府としてつくるべきではないか、国としてつくるべきではないか、こういうふうな意見が高まっているんですけれども、厚労省、その辺はいかがですか。 Angry: 0.532 Disgust: 0.238 Fear: 0.339 Happy: 0.635 Sad: 0.530 Surprise: 0.402
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01:13:41 ~ 01:14:39 奈尾政府参考人
お答え申し上げます。厚生労働大臣から、昨日、メッセージという形で流させていただきましたが、十九日の第二回新型コロナウイルス感染症対策専門家会議というところで専門家の御意見を踏まえて、昨日、メッセージを発表したところでございます。具体的には、例えば屋内などで、お互いの距離が十分にとれない状況で一定時間いることが感染のリスクを高めるということもございまして、厚生労働省としては、イベントごとに入場規模や入場者の密着度合いなどが、あるいは会場の状況等がさまざまであるということから、一律にイベントの自粛を要請や強制するのではなく、感染拡大の防止という観点から個別にイベントの主催者においてその必要性を改めて検討していただくということにしつつ、同時に、イベントを開催する場合には、例えば参加者への手洗いの推奨とかアルコール消毒薬の設置等、感染拡大防止に向けた対策の準備をお願いしているところでございます。 Angry: 0.335 Disgust: 0.388 Fear: 0.533 Happy: 0.677 Sad: 0.403 Surprise: 0.553
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01:14:39 ~ 01:15:29 末松委員
今答弁がありましたように、お隣さんとの距離が保てない、こういう状況というのは、すぐに思い浮かぶのは満員電車。これなんか本当に保てないわけですよね。国土交通省に聞くんですけれども、満員電車を含めて、電車とかバス、こういったところの、どうしても仕事をする場合にはそういうところを使わなきゃいけない、こういうときに、何か感染防止のためのガイドラインというのが必要じゃないかとも思うんですけれども、そこのところは、国土交通省として何もしない状況ですか。 Angry: 0.532 Disgust: 0.302 Fear: 0.539 Happy: 0.381 Sad: 0.526 Surprise: 0.486
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01:15:29 ~ 01:16:06 寺田政府参考人
お答えを申し上げます。ただいま委員から御指摘ございましたが、鉄道におきます感染症対策は、私どもも当然のことながら大変重要な課題だというふうに認識しております。現時点での取組を申し上げますと、国土交通省におきまして、全国の鉄道事業者などに対して、従業員だけでなく利用者の感染症対策の要請を行ってございます。各事業者におきまして、マスクの着用を含むせきエチケットの利用者への周知、それから新幹線駅や主要な在来線駅での消毒液の設置などを行ってございます。 Angry: 0.366 Disgust: 0.347 Fear: 0.515 Happy: 0.651 Sad: 0.429 Surprise: 0.540
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01:16:06 ~ 01:16:38 寺田政府参考人
また、政府といたしましても、発熱などの症状がある場合には外出を控えることや、それから、生徒さんあるいは従業員の方々が休みやすい環境の整備、テレワークや時差通勤の呼びかけを行っている、そういった取組の現状でございます。今後とも、関係省庁と連携をして、どういう対応が必要なのかしっかりと考えて、鉄道における感染予防対策に引き続きしっかりと取り組んでまいりたいと考えてございます。 Angry: 0.467 Disgust: 0.259 Fear: 0.521 Happy: 0.584 Sad: 0.358 Surprise: 0.531
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01:16:38 ~ 01:17:01 末松委員
その対策で、私も、満員電車に乗っていて、国土交通省の何か別にステッカーがあるわけでもないし、どうなっているんだと。満員電車なんていうのは本当にもうぎゅうぎゅう詰めなので、一人がせきとかくしゃみをすると、全部蔓延するんですね。それこそ温床になりますよね。 Angry: 0.548 Disgust: 0.301 Fear: 0.557 Happy: 0.412 Sad: 0.395 Surprise: 0.591
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01:17:01 ~ 01:18:09 末松委員
そういった点は、本当に、時差出勤も含めて、かなり徹底できるような形で、政府全体としてそこは考えていただきたいと思っております。同じような観点から、大観衆とかあるいは世界のトップアスリートが集まるオリンピック、パラリンピックに向けた動きの中、ちょっと懸念の声が広がっているのは事実だろうと思います。その観点から、二月十四日にIOCとオリンピック組織委員会が話したときに、ジョン・コーツ調整委員会委員長から、IOCがWHOと直ちに調整、連携を始めたという発言がございましたけれども、どのような調整や連携がIOCとWHOの間で行われたんでしょうか。 Angry: 0.399 Disgust: 0.229 Fear: 0.439 Happy: 0.681 Sad: 0.399 Surprise: 0.594
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01:18:09 ~ 01:18:39 河村政府参考人
お答えいたします。IOCとそれからWHOとのコミュニケーションでございますが、これは適切に機会を捉えてやっておるわけでございますけれども、このIOCからの発言をすることに関しまして、組織委員会を通じて適実な情報を提供することで、きちんとしたコミュニケーションがなされるように取り組んでおるところであります。 Angry: 0.397 Disgust: 0.390 Fear: 0.342 Happy: 0.824 Sad: 0.363 Surprise: 0.520
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01:18:39 ~ 01:19:17 末松委員
今の答弁だと何もわからないんですけれども、要するに、WHOで何かオリンピックの開催に関して見解とかそういったものが、日本政府として、そこは接触して何か情報というのは得られているんでしょうか。 Angry: 0.831 Disgust: 0.207 Fear: 0.507 Happy: 0.320 Sad: 0.244 Surprise: 0.511
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01:19:17 ~ 01:19:54 河村政府参考人
お答えいたします。まずもって、オリンピック、パラリンピックに関しましては、IOCにおいてこれを決定する権限があるわけでございますが、IOCに対して、私どもを含めて、まずは組織委員会のチャネルを通じて適実な情報を提供しておるところであります。なお、先ほど、コーツ委員長が来られたプロジェクトレビューの御紹介がございましたが、IOCの方からは、日本の対応につきまして、適切に対応しており、信頼感を抱いているという御評価が示されたところであります。 Angry: 0.455 Disgust: 0.386 Fear: 0.370 Happy: 0.797 Sad: 0.362 Surprise: 0.521
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01:19:54 ~ 01:20:36 末松委員
予定どおりオリンピック、パラリンピックをぜひ東京でやっていただきたいというのは、当然私も国民の一人として熱い思いを持っているんですけれども、ちょっと私の周りでもいろいろな声が出てきていて、常識的に考えて、中国の死者が何千人、これがまたふえていくという状況になってきたときに、今WHOが非常事態宣言を行っている、こういった状況の中で何かオリンピックというものが、あるいはパラリンピックというものがなされるというのは、ちょっと不自然な、要するに、そういう、ちょっと疑問なしとしないという見解も出てきているんですね。 Angry: 0.533 Disgust: 0.127 Fear: 0.608 Happy: 0.425 Sad: 0.272 Surprise: 0.619
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01:20:36 ~ 01:21:02 末松委員
だから、そういったものがやはり、そういった非常事態が収束したんだということがWHOでもしっかりと発信されないとなかなかオリンピック、パラリンピックが開けないんじゃないか、そういう疑問視する声があるんですね。それに対してどういうふうな見解をお持ちなのか。 Angry: 0.592 Disgust: 0.219 Fear: 0.589 Happy: 0.351 Sad: 0.305 Surprise: 0.641
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01:21:02 ~ 01:21:38 末松委員
IOCが決めるからということで、また、IOCとWHOとの対話については、日本政府としては単に日本の情報を提供するだけだ、IOCはその情報に対して適正だということで評価しているという答弁だけがあったんですけれども、この辺について本当に大丈夫かなという不安の声があるんですが、それに対してどう思われますか。 Angry: 0.351 Disgust: 0.186 Fear: 0.627 Happy: 0.357 Sad: 0.663 Surprise: 0.388
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01:21:38 ~ 01:22:03 河村政府参考人
新型コロナウイルスの感染症につきまして、WHOの見解というのは非常に重要なものであるというふうに考えてございます。当然、WHOに対しては、政府といたしましては、厚労省のチャンネルから適実に情報が提供されておりますし、あわせて、オリンピック、パラリンピックに関しましてはIOCの判断が非常に重要でございますので、その点に関しましては、組織委員会のチャネルできちんと情報を提供していく。 Angry: 0.399 Disgust: 0.270 Fear: 0.426 Happy: 0.707 Sad: 0.423 Surprise: 0.546
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01:22:03 ~ 01:22:13 河村政府参考人
まず、きちんとした判断をしていただくためにも、正確な情報をタイムリーに提供していくことが非常に重要だと考えておりますので、その方向でやっていきたいと思っております。 Angry: 0.335 Disgust: 0.325 Fear: 0.464 Happy: 0.633 Sad: 0.540 Surprise: 0.527
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01:22:13 ~ 01:23:16 末松委員
そこはしっかりやっていただきたいんですけれども、ただ、オリンピックというのに、パラリンピックも、日本だけの問題じゃなくて、例えば中国は本当に参加できるんですかとか、あるいは、オリンピックの選手が各国から日本に、いろいろな強化訓練とか、そういった動きの助走から始まっていくわけですよ。それができないという話だったら、本当に大丈夫なのかというふうな懸念があるので、そこはできるだけ、適宜しっかりとした情報を送るということしか今はないのかもしれませんけれども、引き続き、そういったことに怠りなく、しっかりとした形で対応していただきたいと思います。さて、話題をかえますけれども、日銀総裁に聞きますけれども、二月十七日に内閣府から公表された二〇一九年十月から十二月、第四・四半期ですね、実質GDPの成長率が年率にしてマイナス六・三%と、大幅なマイナス成長になったわけですね。 Angry: 0.389 Disgust: 0.172 Fear: 0.442 Happy: 0.633 Sad: 0.477 Surprise: 0.514
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01:23:16 ~ 01:24:06 末松委員
これは、エコノミストの予想の平均がマイナス三・九%だったので、それを大きく下回るネガティブなサプライズだったわけですが、特に個人消費がマイナス二・九%と非常に大きく落ち込んでいる。当然、消費増税の影響もあるんでしょうけれども、どうも、消費増税を前回の消費増税時と比べてみると、引上げ幅が前回よりも小さいにもかかわらず、また、政府としてさまざまな、巨額な緩和措置をやったにもかかわらず、想定以上の落ち込みとなった、こういうふうに深刻に見るのが妥当なのじゃないかと思うんですけれども、いかがですか。 Angry: 0.497 Disgust: 0.191 Fear: 0.535 Happy: 0.364 Sad: 0.443 Surprise: 0.609
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01:24:06 ~ 01:25:06 黒田参考人
御指摘のとおり、昨年十―十二月の実質GDPの成長率は大幅なマイナスとなりました。その背景としては、海外経済の減速や自然災害などの影響が輸出、生産を下押ししたことに加えまして、委員御指摘のとおり、消費が大きく減少したということが挙げられておりまして、この消費の大きな減少の要因としては、昨年十月の消費税率引上げに加えて、自然災害あるいは暖冬の影響などもあったというふうに見ております。具体的に消費税率引上げ後の消費の動向を見てみますと、スーパーとかそういったところでは、前回に比べまして駆け込み反動減の大きな状況は見られておりません。 Angry: 0.357 Disgust: 0.388 Fear: 0.594 Happy: 0.517 Sad: 0.451 Surprise: 0.536
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01:25:06 ~ 01:26:15 黒田参考人
また、家電製品も同様でありまして、既にプラスに回復しているわけですが、自動車が前回よりも大きく減少しているということで、これは政府においてさまざまな対策がとられたにもかかわらずそうなっているわけでして、そこには新車投入のおくれとか、あるいは一部の自動車会社で生産が滞ったことがあったとか、そういったこともあったと言われています。それから、百貨店などを見ますと、現時点では、実はインバウンドの減少が非常に大きいんですけれども、十―十二月期にとっては、一番大きなマイナス要因は、やはり暖冬によって冬物衣料の売上げが非常に悪かったといったようなこともあったようであります。 Angry: 0.478 Disgust: 0.181 Fear: 0.533 Happy: 0.483 Sad: 0.292 Surprise: 0.671
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01:26:15 ~ 01:26:33 黒田参考人
したがいまして、御指摘のとおり消費税率引上げの影響があったことは事実だと思いますが、自然災害あるいは暖冬の影響などから個人消費が大きく減少したということではないかというふうに見ております。 Angry: 0.277 Disgust: 0.382 Fear: 0.613 Happy: 0.591 Sad: 0.444 Surprise: 0.500
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01:26:33 ~ 01:27:08 末松委員
それでは、ことしの第一・四半期は、やはり新型コロナウイルス騒動の関係で更に落ち込みがあるということが容易に想定されるわけですけれども、こういった経済下押しというのを考えると、二期連続のマイナス成長になることは避けられないんじゃないかと私は思っているわけですね。また、下手をすると、ことしの四―六で、第二・四半期もまたこの新型コロナウイルスの影響が長引く危険性が高いという。 Angry: 0.227 Disgust: 0.256 Fear: 0.700 Happy: 0.486 Sad: 0.406 Surprise: 0.644
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01:27:08 ~ 01:27:44 末松委員
こうすると、二期から三期かけてそういったダウンの傾向が出てきますと、基本的に政府の方は日本経済は緩やかに回復していると常に強調しているんですけれども、これはもう景気が後退局面に入ってきたという形、こういう見方をとらざるを得ないんじゃないかという気になりますが、どうですか。 Angry: 0.564 Disgust: 0.117 Fear: 0.494 Happy: 0.627 Sad: 0.229 Surprise: 0.602
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01:27:44 ~ 01:28:15 黒田参考人
先行きの我が国経済の動向につきましては、基本的には、昨年十―十二月に見られました経済の下押し要因の圧力が薄れる中で、基調として、堅調な設備投資、それから政府の大規模な経済対策が講じられておりますので、積極的な政府支出などに支えられまして、緩やかな拡大基調が続くというふうに判断をしております。 Angry: 0.353 Disgust: 0.254 Fear: 0.386 Happy: 0.794 Sad: 0.303 Surprise: 0.576
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01:28:15 ~ 01:28:57 黒田参考人
ただ、御指摘のとおり、新型コロナウイルスによる感染症の拡大が輸出、生産活動あるいはインバウンド消費を通じて当面の我が国経済に与える影響については、大きな不確実性が残っております。現時点で新型コロナウイルスの影響を定量的に評価することは難しいわけですけれども、日本銀行としては、その影響を重大な関心を持って注視し、下振れリスクについてはしっかりと点検していく考えでございます。 Angry: 0.313 Disgust: 0.373 Fear: 0.587 Happy: 0.550 Sad: 0.389 Surprise: 0.598
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01:28:57 ~ 01:29:10 末松委員
本当にもう、どうも景気が後退局面ですねというのはますます明らかにならざるを得ないなと思うんですけれども、そこは、日銀は日銀として、しっかりまた頑張っていただきたいと思います。 Angry: 0.418 Disgust: 0.152 Fear: 0.372 Happy: 0.704 Sad: 0.523 Surprise: 0.443
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01:29:10 ~ 01:30:02 末松委員
それから、ちょっとこのお配りした資料の、消費増税の軽減税率についてお話を申し上げたいと思います。この資料の一が東京税理士会に所属の税理士さんがおつくりになった資料なんですけれども、つまりどういうことかというと、非常に今、軽減税率によって物すごく事業者の事務作業が大変な、ある人に言わせると三倍以上になっているというようなこと、そして、それをチェックする税務署の方々のチェックの機能もまた物すごい煩瑣で、事務が大変になっているんだと。 Angry: 0.463 Disgust: 0.284 Fear: 0.579 Happy: 0.456 Sad: 0.387 Surprise: 0.579
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01:30:02 ~ 01:31:08 末松委員
この一端としてお示しをするために、今この資料を提出いたしました。この一枚目は、セブンイレブンという形でちょっと書いていますけれども、ここで、八%の場合、それから一〇%の場合、たばこは税込み、非課税が切手代とかあって、いろいろなバリエーションのまずは税込みの経理になるということなんですけれども、これが、科目が例えば手巻きおにぎり、コカコーラというのは会議費という話、パラドゥミニネイルが消耗品とか、あるいはメビウスワンが交際費、五十円の切手代が通信費、キャッシュレス還元額は雑収入という形で、分けてこれを記入しなきゃいけない。 Angry: 0.638 Disgust: 0.378 Fear: 0.582 Happy: 0.392 Sad: 0.344 Surprise: 0.454
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01:31:08 ~ 01:32:17 末松委員
二枚目をお開きいただきたいんですが、これが軽減税率前の経理処理で、この場合の経理については、処理は、セブンイレブンでメビウスワンほかということで、一つの項目だけでこれはいけたんですけれども、資料の三を見ていただくと、今度、軽減税率後の経理処理となると、さっき言いました会議費、消耗品の費用、それから交際費、通信費、雑収入と、四つ、これを分けて、一つ一つに対して記入していかなきゃいけない。基本的に手書きで、またそれをパソコンに打ち込むというようなことになるし、また、更に厄介なのは、過去仕入れた品物なんかも、同じ八%なんですけれども、軽減税率、消費税率と地方消費税率の違いがあるものですから、それを全部区分けをまたしていかなきゃいけない。 Angry: 0.376 Disgust: 0.281 Fear: 0.683 Happy: 0.437 Sad: 0.401 Surprise: 0.529
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01:32:17 ~ 01:33:18 末松委員
例えば、従来のものだと、消費税率八%であっても、地方消費税率は一・七%で消費税率は六・三%なんですけれども、軽減税率の場合の八%は、地方消費税率が一・七六%、そして消費税率が六・二四%と、違うわけですね。これをまた分けていかなきゃいけない。こんな作業を一つ一つの取引について延々とやられたら、本当にナーバスブレークダウンというか、もうとんでもなくなるよというふうな悲鳴が上がっているわけです。だから、この資料を見ておわかりのとおり、こんな複雑な区分経理をするために、膨大な事務量、膨大な時間、多大な追加人件費、あるいは事業活動心理の萎縮とか、経営の圧迫とか、廃業者の増加とか、こういった追加経営コストが非常に必要となってくる。 Angry: 0.564 Disgust: 0.359 Fear: 0.607 Happy: 0.344 Sad: 0.439 Surprise: 0.525
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01:33:18 ~ 01:33:41 末松委員
お聞きしたいのは、財務省は、こういった軽減税率導入の前にこれらの事業者の追加コストとかあるいは国税関係者の追加徴税コストなんかをはじき出したのか、その点についてお聞きしたいと思います。 Angry: 0.722 Disgust: 0.347 Fear: 0.399 Happy: 0.564 Sad: 0.317 Surprise: 0.398
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01:33:41 ~ 01:34:01 矢野政府参考人
お答えを申し上げます。軽減税率の導入につきましては、今委員からるるお話がございましたように、事業者の方々あるいは消費者の方々に時々刻々多大な手間がかかるという面があることは、導入する前からわかっておったところでございます。 Angry: 0.418 Disgust: 0.420 Fear: 0.495 Happy: 0.692 Sad: 0.402 Surprise: 0.532
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01:34:01 ~ 01:35:07 矢野政府参考人
ただ、それにつきましては、どのくらい軽減税率の対象となる物品を売上げあるいは仕入れでそれぞれ扱っておられるか、あるいは、どのような事業をどのような規模で行っておられるか、そして、日々の業務をシステムで処理しておられるか手作業で行っておられるかなどなど、個々の事業者の事情によってまちまちでもございますので、日本全体におきましてどの程度の事務負担が生じるかという見積りをするといったことにつきましては、定量的な分析は行っておりません。他方で、例えば、中小の小売事業者が複数税率に対応するための必要なレジの導入についての支援を行うなど予算上の措置でありますとか、あるいは、税制上の記帳に関しましての当面の特例措置を設けて、売上げ又は仕入れの一定割合を軽減税率対象であるというふうに処理することができる特例を設けるなどによって対応を図っているところでございます。 Angry: 0.467 Disgust: 0.435 Fear: 0.558 Happy: 0.629 Sad: 0.374 Surprise: 0.462
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01:35:07 ~ 01:36:19 末松委員
そういう定量的な根拠も要するにしたことがないというのは、ちょっと配慮に欠けるんじゃないか。だから、そこは、これからいろいろな形の工夫で事業者のそんな煩瑣なものを取り除いていくということをやるべきだと思いますけれども、ただ、我々の立場は、軽減税率ではなくて給付つき税額控除をやればこんな煩瑣なことをする必要はないわけですから、ぜひ改めてそこは考え直していただきたいと思います。もうちょっと追及する予定でしたけれども、ちょっと時間がございませんので。こういった、国税についても大変な手間がある、これはチェックする方ですけれども、こういう時間のかかる審査とか審理、あるいは新しいシステムに対する丁寧な対応というのが要求されるわけですけれども、こういった場合、応急的な対応として、国税従事者の増員を、なお一層ふやすべきじゃないかと思いますけれども、そこはいかがでしょうか。 Angry: 0.675 Disgust: 0.304 Fear: 0.410 Happy: 0.446 Sad: 0.447 Surprise: 0.396
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Angry: 0.677 Disgust: 0.397 Fear: 0.452 Happy: 0.562 Sad: 0.339 Surprise: 0.533
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01:36:27 ~ 01:37:10 麻生国務大臣
国税庁というか税務署というか、これまで、消費税率の軽減税率制度に向けたいわゆる広報、周知徹底等々、これは税務署における相談対応に全力を挙げて取り組んできたところなんですけれども、税務を執行する現場におきましては、こうした取組に加えて、いわゆる確定申告書の提出を受けて事務が本格化しますので、申告の誤りとか、還付の申告とかそういった審査や何とかいろいろありますので、そういったものに極めて丁寧な指導が要る。 Angry: 0.824 Disgust: 0.261 Fear: 0.436 Happy: 0.509 Sad: 0.175 Surprise: 0.426
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01:37:10 ~ 01:38:00 麻生国務大臣
また、特に飲食料品というのを取り扱う課税事業者への書面の照会とか、いろいろなものがありますので、軽減税率、引上げに伴ういわゆる滞納の未然防止とか整理促進など、これはいろいろなものを取り組んでいかなきゃならぬというのは、もう間違いないと思っております。したがいまして、今御指摘になりましたように、国税庁の定員につきましては、令和二年度の予算において、軽減税率制度の対応のための体制整備として新たに四百十一人、全体で五十人の純増というのを確保しておりますので、これらの定員を活用させていただいて、軽減税率制度の定着に向けて更に万全を期していかねばならぬところだと思っております。 Angry: 0.397 Disgust: 0.354 Fear: 0.502 Happy: 0.722 Sad: 0.317 Surprise: 0.511
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01:38:00 ~ 01:39:15 末松委員
同様に、税関の職員も、水際で、ああいう新型コロナウイルス感染症とか、あるいは密輸とかテロとか、こういう危険が伴っておりますので、マスクとか手袋、あるいは目の保護ということでゴーグル、こういったものはパーフェクトに充実してもらわないと困るなというふうに思いますし、同時に、二十四時間三百六十五日働いている税関職員の増員も、特にことしは、この新型コロナウイルス対応と、あと、オリンピック、パラリンピック、これが一挙に来ます。これは、通常二百名余の増員をやっていただいて、そこはいいんですけれども、ことしだけは四百名ぐらい、倍ぐらいの職員を臨時にも採用するなど、そうしていかないと、やはりそこで手落ちがあるとまた大変なことになりますので、あわせて、財務大臣の決意と、それから内閣人事局からも、先ほどの税務職員及び税関職員の増員について、そこの決意を聞かせていただきたいと思います。 Angry: 0.383 Disgust: 0.162 Fear: 0.548 Happy: 0.657 Sad: 0.299 Surprise: 0.602
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01:39:15 ~ 01:40:23 麻生国務大臣
まず、税関の職員に対する配慮について感謝を申し上げるところです。まず、先ほどの税関の定員の話ですけれども、これは、東京オリンピックだ、パラリンピックだという開会に当たりまして訪日される外国人のいわゆる旅行者の急増というのを考えないけませんが、同時に、その人たちが持ち込んでくるという可能性が否定できない覚醒剤とかそういった不正薬物の密輸の増加、またテロというものもありますでしょうし、金地金の密輸というのが最近極めて巧妙化しておりますので、そういった困難な課題に対処する必要があるんだと認識をいたしております。したがいまして、このような状況の中で、税関の定員に関しましては、令和二年度の予算におきまして、いわゆる税関の業務量への対応に対応するため、三年連続で二百人を超えます増員で、今回は二百九の純増というのを計上させていただいております。 Angry: 0.483 Disgust: 0.321 Fear: 0.429 Happy: 0.689 Sad: 0.328 Surprise: 0.486
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01:40:23 ~ 01:41:01 麻生国務大臣
また、二次感染の防止のため、いわゆる入出国者に対応する職員に対しまして、マスク等を着用するほか、うがい、手洗い等々を徹底するように指示をさせていただいているところですが、いずれにいたしましても、そういった備品は職員に今のところ行き渡っている、今現在ですよ、今現在行き渡っていると思っておりますけれども、今後とも職員が安心して職務を全うできるように、いわゆる健康面等々、十分注意をしてまいりたいと考えております。 Angry: 0.447 Disgust: 0.184 Fear: 0.423 Happy: 0.756 Sad: 0.304 Surprise: 0.531
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01:41:01 ~ 01:42:00 末松委員
備品も現場の職員さんに聞くと行き渡っていないというのもありますので、特にお願いしたいというのと、増員は本当にぜひお願いをしたいと思います。内閣人事局は答えていなかったよね。どうもありがとうございました。最後に、桜の会での当初予算額と実際の予算執行額の違いを会計検査院に聞こうとしたんですけれども、時間がないので、それは今度、予算分科会で聞くことにいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。 Angry: 0.395 Disgust: 0.268 Fear: 0.404 Happy: 0.637 Sad: 0.537 Surprise: 0.438
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01:41:21 ~ 01:41:46 山下政府参考人
お答えいたします。国税庁、税関の令和二年度の定員につきましては、先ほど財務大臣から御答弁いただいたとおりでございます。今後も引き続き、財務省から、軽減税率制度導入後の税務執行の現場の実情や今後の訪日外国人の見込みなども含め、政策課題を丁寧に伺いながら、効率的な業務運営の観点も含め、定員審査を行ってまいりたいと考えております。 Angry: 0.497 Disgust: 0.320 Fear: 0.385 Happy: 0.731 Sad: 0.337 Surprise: 0.524
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01:42:31 ~ 01:43:00 櫻井委員
立憲民主・国民・社保・無所属フォーラムの櫻井周です。本日は、財務金融委員会におきまして質問の機会をいただきまして、まことにありがとうございます。委員長、済みません。ちょっと与党席が何か結構すかすかのように見えるんですが、定足、足りていますでしょうか。これは野党が席を外したら足りないんじゃないですか。いかがでしょうか。ちょっとそこを、確認をお願いします。 Angry: 0.512 Disgust: 0.272 Fear: 0.489 Happy: 0.526 Sad: 0.419 Surprise: 0.569
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01:44:31 ~ 01:45:04 櫻井委員
大分戻ってきていただいたようですので、質問をさせていただきたいと思います。先ほど末松委員からも取り上げましたけれども、まず新型コロナウイルスの問題について質問させていただきます。この問題が決着がつかないと、収束しないと、経済がどうなるのかわからない、また、財政もどうなるかわからない、予算の方も足りないんじゃないのかというような話になってまいりますので、やはりこの問題抜きにしてこの先議論できないということから、まず質問させていただきます。 Angry: 0.332 Disgust: 0.246 Fear: 0.485 Happy: 0.588 Sad: 0.545 Surprise: 0.503
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01:45:04 ~ 01:46:09 櫻井委員
その上で、昨晩、テレビの報道で、厚生労働省の幹部職員が新型コロナウイルスに感染しているというような報道がございました。私もびっくりをいたしまして、これをまず、先ほど末松委員の方から確認をさせていただいたんですが、必ずしも明確な答弁がいただけませんでした。ちょっとそこで角度を変えて質問をさせていただきますが、現時点でいろいろな方が感染しているという報道が出ております。厚生労働省それから内閣官房、さらには検疫官、まあ厚生労働省の職員ということにも広い意味ではなるんでしょうけれども、さらにはDMATの医療スタッフも感染しているということが明らかになったという報道、出ております。政府職員で感染者は一体今何名いらっしゃいますか。 Angry: 0.466 Disgust: 0.236 Fear: 0.480 Happy: 0.500 Sad: 0.417 Surprise: 0.594
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01:47:01 ~ 01:47:51 櫻井委員
ちょっと当初よりも細かい話をお聞きしたいと思って、けさ政府参考人もというふうに申し上げたんですが、政務官が全部お答えしますというお返事でしたので、済みません、ちょっと細かい話にもなってしまいますが、小島政務官によろしくお願いいたします。その上でお尋ねをいたしますが、厚生労働省の職員の方、四十代男性、東京都在住というふうに先ほど御答弁ありました。東京都在住で、しかもダイヤモンドクルーズ号の船内での事務に携わっているというお話でしたので、そうすると、通勤経路、どうだったのかというのが心配になります。これは、まず厚生労働省の職員の方、どういう通勤経路だったんでしょうか。 Angry: 0.302 Disgust: 0.205 Fear: 0.526 Happy: 0.666 Sad: 0.378 Surprise: 0.669
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01:47:51 ~ 01:48:11 小島大臣政務官
お答えいたします。同職員は、こちらの方には帰っておりません。地域の、近くの宿泊施設へ入っておりまして、クルーズ船とそこを往復をしておりまして、永田町には戻っておりません。 Angry: 0.362 Disgust: 0.296 Fear: 0.447 Happy: 0.664 Sad: 0.525 Surprise: 0.555
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01:48:11 ~ 01:49:03 櫻井委員
そうしますと、今の御答弁ですと、近くのホテルに泊まっていて横浜港まで通勤をされていたということなんですが、東京の方の自宅には戻っていないということですが、これは、通勤経路は、そうすると徒歩で通勤をされていたということなんでしょうか、それともバスか何かを御利用されていたんでしょうか。じゃ、その厚生労働省の職員の方の通勤経路は確認していただくということで。 Angry: 0.334 Disgust: 0.218 Fear: 0.561 Happy: 0.651 Sad: 0.434 Surprise: 0.616
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01:49:03 ~ 01:49:54 櫻井委員
あともう一人、内閣官房の方は、先ほどの答弁ではどちらにお住まいかという答弁がなかったように聞こえたんですけれども、こちらはどちらにお住まいなのか、また、その通勤経路も教えていただけますでしょうか。 Angry: 0.211 Disgust: 0.096 Fear: 0.471 Happy: 0.698 Sad: 0.570 Surprise: 0.556
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01:49:54 ~ 01:50:09 小島大臣政務官
このことにつきましても、今確認いたします。今調べていますので……それは、今質問があったので、通告がなかったことですから、ちょっと待ってください。 Angry: 0.237 Disgust: 0.269 Fear: 0.605 Happy: 0.565 Sad: 0.553 Surprise: 0.538
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01:50:09 ~ 01:51:14 櫻井委員
それから、小島政務官は、この感染されたという報道のあった厚生労働省の職員、それから内閣官房の職員、この方々と接触はしたことはございますでしょうか。また、厚生労働省それから内閣府、内閣官房、本日もいろいろ御答弁いただいたり、いただく予定になっておりますけれども、こうした出席者の方々と、それから感染されたという職員の方々との接触はありますでしょうか。 Angry: 0.408 Disgust: 0.234 Fear: 0.418 Happy: 0.682 Sad: 0.422 Surprise: 0.506
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01:51:25 ~ 01:52:17 櫻井委員
ちょっと今の確認ということで、国会としてのリスク管理の観点から質問させていただきました。続きまして、厚労省それから内閣官房の職員の方、これは船の中で事務をされていたというふうに御答弁いただいておりますけれども、そうすると、乗員乗客の方々と直接接するというのを主たる業務としてはしていないというふうに思います。そうしますと、どういう経路で感染されたのかというところがちょっとまたわからなくなってくるわけですけれども、これはどういう経路で、この方々、感染されたんでしょうか。 Angry: 0.387 Disgust: 0.334 Fear: 0.483 Happy: 0.597 Sad: 0.453 Surprise: 0.488
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01:52:30 ~ 01:53:03 櫻井委員
ちょっと今お尋ねしましたのは、そうすると、感染された乗員乗客の方と、それから今回明らかになった政府職員の方々の間に、もう一人、一人とは限りませんけれども、どなたか間に立っている人がいるのではないのか。すなわち、まだ感染が明らかになっていないけれども、報道はされていないけれども、報告はされていない方が間に入っているのであれば、政府関係者の中で今お二人ということでございますが、それ以外にもいたかもしれないということになってくるわけですね。 Angry: 0.649 Disgust: 0.188 Fear: 0.459 Happy: 0.423 Sad: 0.383 Surprise: 0.490
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01:53:03 ~ 01:53:52 櫻井委員
そうしたこともございますので、ぜひとも明らかにしていただきたいというふうに思います。また、勤務内容、勤務形態についてもお伺いをいたします。船内で勤務をしているということで、この勤務のスタイル、既にテレビの報道等では、三人が一組になって活動されている、こういう報道がされています。そして、その三人一組の中に、厚生労働省の職員の方、内閣官房の職員の方、あともう一人いらっしゃるというふうに聞くんですが、三人一組でお二人感染されている、あともう一人はどういう状況なんでしょうか。感染はされていないんでしょうか。 Angry: 0.376 Disgust: 0.246 Fear: 0.495 Happy: 0.532 Sad: 0.573 Surprise: 0.523
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01:54:03 ~ 01:54:56 櫻井委員
先ほど来、厚生労働省で、今回の新型コロナウイルスのことについては一義的には厚生労働省が全体を把握している、そういう立場にあるんだというふうに理解をしておりますし、政務官でいらっしゃいますので、そういったことを、もう一方の政務官の方は現場に行かれているということですから、本省では小島政務官が統括する立場にいらっしゃるということだと思いますが、その上で、先ほど内閣官房の職員の詳細についても把握をされていないということでございましたけれども、そういうことでよろしいんですか。一元的に把握をできていないということなんでしょうか。 Angry: 0.519 Disgust: 0.258 Fear: 0.551 Happy: 0.390 Sad: 0.450 Surprise: 0.569
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01:56:50 ~ 01:57:10 櫻井委員
ちょっと、ここまで細かい質問をするかということについて通告していなかったのではないのかというふうに言われると、確かにそうでございますが、新型コロナウイルスの問題について、政府の対応について聞きますよということは、昨日申し上げ、通告にも書いておりますし、レクでもいろいろ聞きますよということで申し上げているところです。 Angry: 0.554 Disgust: 0.154 Fear: 0.401 Happy: 0.647 Sad: 0.287 Surprise: 0.587
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01:57:10 ~ 01:58:02 櫻井委員
その上で、ただ、事実関係として今確認をしていただくということで、確認をお願いいたします。それから、ただ、これはテレビでもう既にけさも報道されていることですので、やはり政府として把握していないというのはまずいんじゃないのか、世の中の人たちもテレビを見て知っているわけですから。三人一組で働いて、あっ、では、答弁をよろしくお願いします。そうしますと、厚生労働省からもう一人いらっしゃるということですね。 Angry: 0.371 Disgust: 0.228 Fear: 0.472 Happy: 0.683 Sad: 0.383 Surprise: 0.580
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01:57:36 ~ 01:57:57 小島大臣政務官
ただいま判明いたしました。厚労関係で二名、さっき一名と言いましたけれども、二名でございます。そして官房が一名、そして検疫が一名、合計四名でございます。 Angry: 0.377 Disgust: 0.285 Fear: 0.393 Happy: 0.815 Sad: 0.340 Surprise: 0.605
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01:58:02 ~ 01:59:04 櫻井委員
この方の年齢、性別、それからどこに住んでいるのか、通勤ルートはどうなのかということについてもお答えいただけますでしょうか。今、もう一人については公表していないということですが、これは、先ほどの審議官の御答弁では、感染症対策ということで、どこに住んでいるのか、年齢、性別については公表しているという話でした。 Angry: 0.300 Disgust: 0.181 Fear: 0.506 Happy: 0.615 Sad: 0.502 Surprise: 0.601
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01:58:19 ~ 01:58:46 小島大臣政務官
これにつきましては、今は公表をいたしておりません。さっき申し上げたように、今のクルーズ船の近くに、ホテルへ泊まっておるということですから、それも一緒に泊まっておるということだと思っています。 Angry: 0.274 Disgust: 0.225 Fear: 0.453 Happy: 0.845 Sad: 0.360 Surprise: 0.637
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01:59:04 ~ 01:59:33 櫻井委員
このもう一人の、厚生労働省のもう一人の方についても、そこはちゃんと公表してもらわないといけないんじゃないですか。ちょっとそこをまず御答弁いただけますか。 Angry: 0.643 Disgust: 0.282 Fear: 0.477 Happy: 0.454 Sad: 0.391 Surprise: 0.521
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02:01:42 ~ 02:01:59 田中委員長
ただいまの櫻井周君の発言に関しまして、今、再度調査する、この質疑中にするということですので、改めて調査、確認の方をお願いしたいと思います。櫻井周君。 Angry: 0.355 Disgust: 0.206 Fear: 0.432 Happy: 0.765 Sad: 0.400 Surprise: 0.603
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02:01:59 ~ 02:02:22 櫻井委員
そうしましたら、審議をいたずらにおくらせてもいけませんので、ほかの質問に移らせていただきますが、その前にちょっとついでに確認をさせていただきたいことは、このもう一人の職員ということに加えて、先ほど申し上げたように、三人一組で活動しているということで、その三人一組のチームのうち二人、厚生労働省と内閣官房の方は既に感染が明らかになった。 Angry: 0.351 Disgust: 0.240 Fear: 0.508 Happy: 0.698 Sad: 0.382 Surprise: 0.586
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02:02:22 ~ 02:03:12 櫻井委員
もう一人の方はどうなっているのかということが気になるわけです。三人一組でやっているんだから濃厚接触というふうに考えられるけれども、テレビ報道では、厚生労働省としては、三人一組でやっているけれども濃厚接触者とは認定していないから、感染しているかどうか、PCRの検査もやっていないという報道がされています。そういうことで本当に大丈夫なのかどうなのかということで、その方はどういう状況にあるのか、検査したのかしていないのかについても教えていただきたいと思います。また、それぞれの方について、国会に出席したりとかいうようなことがあるのかないのか、また、国会に出席している方との接触はあったのかどうなのか、政務三役の方々との接触はあったのかについてもお調べいただきたいというふうに思います。 Angry: 0.492 Disgust: 0.267 Fear: 0.539 Happy: 0.357 Sad: 0.479 Surprise: 0.574
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02:03:12 ~ 02:04:00 櫻井委員
その上で、次の質問に移らせていただきます。当初通告もさせていただいたところの、昨日申し上げた新型コロナウイルス関連の質問でございますけれども、結局、今回のこの件についてはさまざまリスクが高まっている。結局、厚生労働省は、二月五日以降はちゃんと、皆さんお部屋に戻っていただいて、船内でウイルスが蔓延する、感染が広まるというようなことはないような対策は十分打ってあるということから、きのう、陰性ということが確認された方は下船をされたということでございます。 Angry: 0.370 Disgust: 0.317 Fear: 0.500 Happy: 0.667 Sad: 0.404 Surprise: 0.566
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02:04:00 ~ 02:05:04 櫻井委員
これについても、本当にこういう対応でいいのかどうなのかということは既に予算委員会で審議が行われたところです。よその国、例えばアメリカについては、一旦カリフォルニア州に戻って、そこで十四日間の経過観察を改めて行うというような対応もされているところでございますが、そのことについても、我々野党の方でもいろいろ提案を申し上げたところです。ただ、実際、このように厚生労働省の職員も感染をしている、また検疫官も感染をしている、DMATの医療スタッフも感染をしているということからすると、二月五日以降にこうしたきちっと対策をとっていたはずの人たちですら感染をしているんだから、やはりそれなりに船内で二月五日以降も感染が広まっていたのではないのか、こういうふうに心配せざるを得ないんですね。実際、感染確認の数もここに来て急増しているわけです。こうした状況を踏まえれば、やはり検査の体制というのを充実していかなければならない。 Angry: 0.503 Disgust: 0.336 Fear: 0.503 Happy: 0.481 Sad: 0.463 Surprise: 0.492
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02:05:04 ~ 02:06:02 櫻井委員
これまでも、湖北省縛りというのがあって、感染が疑われているけれども検査されない。現場のクリニックの医師がこれは検査した方がいいんじゃないですかと保健所に問い合わせても、湖北省縛りというのがあるからだめですと。最近では浙江省もその中に入るということでございますが、こうしたことで、現状把握ができていない、誰が感染しているのかもわからない状態がいまだに続いているのではないのか。やはり、こうしたウイルスの検査をしっかりと整備をして、そして、感染が確認された方、特に重篤な方についてはすぐに入院できる、こういう体制をつくっていくことが大事だと思います。政府の方では、緊急対策ということで百五十三億円、予算として、予備費も活用しながら、計上して実行するというふうに言われておりますけれども、しかしながら、本当にこれで十分足りるのか。 Angry: 0.388 Disgust: 0.246 Fear: 0.565 Happy: 0.464 Sad: 0.483 Surprise: 0.584
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02:06:02 ~ 02:06:34 櫻井委員
特に、今申し上げた検査体制、医療体制の強化ということで三十・六億円しか積んでいないわけですね。これで十分足りるんでしょうか。政務官、ちょっとお答えいただけますでしょうか。 Angry: 0.439 Disgust: 0.320 Fear: 0.495 Happy: 0.543 Sad: 0.501 Surprise: 0.511
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02:06:34 ~ 02:07:24 小島大臣政務官
お答え申し上げます。新型コロナウイルスへの対応につきましては、先般取りまとめました緊急対応策を実行していく中で、政府全体といたしましては総額百五十三億円を措置しているところでございます。このうち、PCR検査は、現在、国立感染症研究所を中心にしており、特にクルーズ船において多数の新型コロナウイルス感染症患者が発生しているため、判定を速やかに行う多量検体検査システムの緊急整備を行うとともに、検査可能検体数を大幅に増加させるため、地方衛生研究所にリアルタイムPCR装置等の整備を支援をしているところでございます。 Angry: 0.480 Disgust: 0.337 Fear: 0.492 Happy: 0.598 Sad: 0.335 Surprise: 0.578
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Angry: 0.454 Disgust: 0.448 Fear: 0.388 Happy: 0.731 Sad: 0.424 Surprise: 0.500
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02:07:31 ~ 02:07:58 櫻井委員
私の質問は更にその先なんですけれども。それで、そういった検査体制を整備するのに三十・六億円で足りるんですか、こういう質問だったんですが、これで足りるということなんでしょうか。来年度の当初予算にも新型コロナウイルスの対策費というのは計上されておりませんけれども、大丈夫なんでしょうか。 Angry: 0.483 Disgust: 0.290 Fear: 0.568 Happy: 0.376 Sad: 0.488 Surprise: 0.528
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02:08:13 ~ 02:09:06 櫻井委員
実際、先ほどおっしゃられた国立感染症研究所、それから地方自治体が保有する衛生研究所だけでなく、例えば大学病院クラスの大きな病院であれば、十分こうしたウイルス検査ができる能力はあるかと思います。もちろん、日々の診療の中でほかのウイルス検査もしなきゃいけないということで、全てをそちらに回せるわけではないにしても、しかし、そうした大学病院、それから民間の研究機関の中にもこうしたウイルス検査ができるところはあるわけです。こういったところを総動員してやっていかなきゃいけない。そのためにはこの三十・六億円では到底足りないのではないのか、こういうふうに申し上げているので、ぜひここは万全の体制、まず現状把握ができないとどんな対策を打っていいかわからないわけです。 Angry: 0.386 Disgust: 0.324 Fear: 0.532 Happy: 0.514 Sad: 0.561 Surprise: 0.469
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02:09:06 ~ 02:10:10 櫻井委員
全てが後手後手に回っている原因の一つには、例えばダイヤモンド・プリンセス号の話についても、我々野党からは、二月五日、着岸するときから、まず全員検査を早急にやるべきじゃないのか、そして感染が確認された方については即刻治療するということで、感染拡大を防止するべきだということを申し上げたんですけれども、実際、厚生労働省はそういう対応はとらなかった。その結果、これだけの大勢の方が感染されてしまったということになっているわけですので、ぜひこの対策をよろしくお願いいたします。厚生労働政務官、お忙しいでしょうから、これで最後になりますけれども、ちょっと話はかわりまして、資料四に移りまして、これはちょっと要望させていただきます。子供の貧困率について、この後、いろいろな質疑の中で質問させていただこうと思っているんですが、厚生労働白書、平成二十三年のものを載せております。 Angry: 0.359 Disgust: 0.268 Fear: 0.557 Happy: 0.537 Sad: 0.446 Surprise: 0.568
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02:10:10 ~ 02:11:01 櫻井委員
ちょっとこれは古い話ですので、ここから数字が大分変わってきているかと思うんですね。子供の貧困率、所得再配分をする前と後の数字なんですけれども、このときより多分改善はされているはずだと思うんですけれども、ただ、厚生労働省としてこの後調査はしていませんということだったので、古い数字を載せております。安倍政権で、我々、全然足りていないというふうにいろいろ申し上げていますけれども、ただ、何もやっていなかったわけではなくて、着実に少しは改善しているはずですので、ぜひ、こうしたデータをとっていただいて、白書に載せる載せないは別として、とっていただきたいなというふうにお願いするんですけれども、政務官、いかがでしょうか。 Angry: 0.431 Disgust: 0.215 Fear: 0.465 Happy: 0.575 Sad: 0.447 Surprise: 0.534
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02:11:01 ~ 02:11:57 小島大臣政務官
これも通告がなかったんですけれども、しっかりお互い、我々も子供の貧困につきましては十分に認識していますので、しっかりと応援していきたいと思っています。先ほどは失礼しました。年代という質問があったわけですが、今わかりましたので、御報告申し上げます。厚生省は五十代、四十代の方でございます、二名。そして、内閣官房は三十代でございます。以上でございます。 Angry: 0.419 Disgust: 0.330 Fear: 0.503 Happy: 0.581 Sad: 0.465 Surprise: 0.574
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02:11:16 ~ 02:12:06 櫻井委員
ありがとうございます。ぜひ、まず現状把握、データをとるところからしっかりやらないとその先への対策には進めないということで、よろしくお願いいたします。もう一点、はい。もう一度確認します。厚生労働省からは二名の方で、四十代男性、東京都在住の方は先ほど確認をさせていただいたところです。 Angry: 0.382 Disgust: 0.303 Fear: 0.413 Happy: 0.677 Sad: 0.553 Surprise: 0.500
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02:12:06 ~ 02:13:01 櫻井委員
もう一人、五十代とおっしゃった方は、これは男性、女性どちらなのか、また、どちらに在住されているのかもあわせて教えていただけますか。それは政務官、ちょっとおかしいでしょう。だって、先ほど奈尾審議官は、感染症対策の観点から、性別それから年齢、年齢というかざっくりとした年齢ですね、それから、どこに住んでいるのかということについては公表していますというふうに言ったわけですよ。必要だから公表すると言っているんですよ。 Angry: 0.603 Disgust: 0.307 Fear: 0.466 Happy: 0.486 Sad: 0.367 Surprise: 0.532
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Angry: 0.580 Disgust: 0.466 Fear: 0.430 Happy: 0.583 Sad: 0.445 Surprise: 0.480
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02:13:01 ~ 02:14:13 櫻井委員
だから、その部分については公表してもらわないと。名前まで出せと言っているわけじゃないんですから。お願いしますよ。ぜひ教えていただきますようよろしくお願いいたします。そうしましたら、ちょっとその調査が終わるまでもうしばらくよろしくお願いします。次の質問に移らせていただきます。経済への影響でございます。先ほども末松委員から質問がありましたとおり、また、前回、先週の私の質問の中でも、インバウンド観光それからサプライチェーンに係る製造業について影響があるということで御説明をいただきました。一方で、その後、先週の私の質問以降のことでございますが、総理もいろいろ発言をされている、それから厚生労働大臣も発言をされて、不要不急の外出は控えて、集会等は控えた方がいいんじゃないのかというような発言をされているわけでございます。 Angry: 0.461 Disgust: 0.360 Fear: 0.399 Happy: 0.674 Sad: 0.478 Surprise: 0.456
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Angry: 0.467 Disgust: 0.424 Fear: 0.539 Happy: 0.563 Sad: 0.449 Surprise: 0.547
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02:14:13 ~ 02:14:40 櫻井委員
全国で自粛ムードが高まっていることから、飲食業や小売業等についても売上げ減少の影響が出始めているわけです。こうした分野においても経済対策が必要になってくるのではないのかというふうに考えるんですが、これはどのように分析をされていますでしょうか。 Angry: 0.394 Disgust: 0.425 Fear: 0.663 Happy: 0.373 Sad: 0.441 Surprise: 0.580
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02:14:40 ~ 02:15:04 宮下副大臣
お答えします。まず、観光やサプライチェーン以外の特に消費に着目してのお話でありますけれども、御指摘のように、新型コロナウイルス感染症が我が国の消費に与える影響としましては、イベントや外出の自粛によります下押しが懸念されております。 Angry: 0.518 Disgust: 0.498 Fear: 0.518 Happy: 0.567 Sad: 0.415 Surprise: 0.446
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02:15:04 ~ 02:16:10 宮下副大臣
この評価ですけれども、まだ定量的な情報は一部しかございませんけれども、例えば、百貨店の各社公表情報によりますと、二月上旬の売上高は、新型コロナウイルス感染症の影響と見られる客数の減によりまして、前年比でマイナス一〇%から二〇%程度の減となっておりまして、そのマイナス幅は一月から拡大をしております。ヒアリングによりますと、このマイナス幅拡大の要因はインバウンド消費の減少、すなわち日本人以外の消費の減少が大きいということでありますけれども、このところは日本人客数も減少傾向にあるということでありますので、日本人の個人消費の影響も懸念されるところであります。感染拡大の防止のために、人の密着を避けるために、テレワーク、時差通勤、こういったさまざまな工夫は見られておりますけれども、同時に、こうした出歩くことが少ないということで、消費に与える影響もございます。 Angry: 0.445 Disgust: 0.389 Fear: 0.491 Happy: 0.590 Sad: 0.399 Surprise: 0.466
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02:16:10 ~ 02:17:05 宮下副大臣
これにも十分注意していくことが必要だと思っております。その上で、どういった対策を打つかということですが、先ほど来お話がありました予備費百三億円、今年度の予算を含めると百五十三億円、この活用によりまして対応しておこうということであります。国内感染症対策、水際対策、そして、国民の皆様、また訪日外国人旅行者の皆様への迅速かつ正確な情報提供と風評対策、これも盛り込まれておりますし、また、一月末から、中小企業庁、観光庁において、中小企業や小規模事業者、また宿泊事業者の皆様への専用の相談窓口を設置して、きめ細かい相談を行っております。 Angry: 0.327 Disgust: 0.206 Fear: 0.537 Happy: 0.682 Sad: 0.310 Surprise: 0.702
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02:17:05 ~ 02:18:07 宮下副大臣
これについては、ぜひホームページを皆様御参照いただきたいと考えております。また、今年度予算の活用によりまして、日本政策金融公庫、また信用保証協会等を通じまして、資金繰り支援、緊急融資・保証枠五千億円を確保しております。今年度補正予算で措置しました中小企業生産性革命推進事業、これは補正予算で三千六百億円盛っておりますけれども、この中の補助事業を活用することによりまして、サプライチェーンで部品が来ない、そうしたところを自前で設備投資をして生産をする、こうした皆さんに支援をしていこう、また、TPP11とか日・EU・EPA、日米貿易協定の締結国への輸出促進の支援、これも補正予算で別途ございますけれども、こうしたことを活用して支援をしていこうということであります。 Angry: 0.358 Disgust: 0.260 Fear: 0.368 Happy: 0.788 Sad: 0.482 Surprise: 0.481
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02:18:07 ~ 02:19:07 宮下副大臣
さらには、経済上の理由によりまして事業活動の縮小を余儀なくされました事業者の皆様が休業等によって労働者の雇用の維持を図った場合には、休業手当等の一部を助成する雇用調整助成金、これは中小企業だと三分の二、大企業だと二分の一が助成されますけれども、この基準を緩和しまして、昨年度の中国関係売上げが一割以上の事業所の場合、雇用調整助成金支給要件、これまでは直近三カ月の売上げの平均をとって前年比で一〇%以上減少、こういうことが必要だったわけですけれども、一カ月のデータで減少していればこれを出す、こういうふうに運用も改善しております。引き続いて、観光業を始めとする経済への影響を十分注意して、緊急度に応じまして必要な施策を臨機応変に講じるなど、政府一体となって一丸で万全の対応をとってまいります。 Angry: 0.662 Disgust: 0.406 Fear: 0.463 Happy: 0.639 Sad: 0.246 Surprise: 0.416
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02:19:07 ~ 02:19:32 宮下副大臣
これとともに、インバウンドの減少など、地域経済への影響も既に見られておりますので、経済全体の下支えを図る観点からも、令和元年度補正予算の迅速かつ着実な実行、また、令和二年度当初予算の早期成立を図る、こういうことで経済運営に万全を期してまいりたいと考えております。 Angry: 0.291 Disgust: 0.228 Fear: 0.449 Happy: 0.746 Sad: 0.463 Surprise: 0.564
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02:19:32 ~ 02:20:06 櫻井委員
こうした分野についてもしっかりと対策を打っていただきたいというふうにお願いするところです。ただ、気になるのは、今年度の予算を使って、今年度といっても、もう、今月と来月と、あと残り四十日ぐらいしかございませんから、その先はどうなのか。いや、もちろん、その中で収束もして、来年度は平時に戻った形で迎えられるということが理想ではあるんですけれども、ただ、最悪の場合、やはり来年度にも影響が残るのではないのか、四月以降も影響が残るのではないのか。 Angry: 0.410 Disgust: 0.272 Fear: 0.521 Happy: 0.459 Sad: 0.604 Surprise: 0.500
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02:20:06 ~ 02:21:00 櫻井委員
こう考えたときに、来年度予算、今まさに審議中でございますが、ここでは何ら十分な予算は確保されていないのではないのか。予備費で対応します、こういうことなのかもしれませんけれども、やはりそういった片手間の対策では不十分なのではないのか。こういうふうに心配するんですけれども、最後に、来年度予算でもちゃんと確保しますということで、そのためには、修正、今の予算、審議している予算を変えなきゃいけないと思うんですが、それについても、やはり対策をやるためにちゃんと積み増しします、こういうことにならないでしょうか。どうでしょうか、副大臣。 Angry: 0.486 Disgust: 0.258 Fear: 0.494 Happy: 0.470 Sad: 0.506 Surprise: 0.481
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02:21:00 ~ 02:22:21 麻生国務大臣
新型コロナウイルスに関しましての対応につきましては、私どもといたしましては、緊急対応策を二月の十三日にまとめさせていただいておりますが、何よりもこれは国民の命と健康を守るのが最優先ということになりますので、必要な対策というものはちゅうちょなく実行していくということにいたしております。また、経済全般につきましては、昨年十二月以来、さまざまな下振れリスク等々を確実に乗り越えて持続的な経済成長というものにつなげていくためには、総合経済対策というものを策定させていただいたところでありまして、これらを着実に実行することが重要なんだと思います。その上で、令和二年度の当初予算につきましては、例えば今の水際対策の推進とか新型コロナウイルスへの対応に資する経費がいろいろ計上されておりますけれども、現時点でこれらの予算が直ちに不足が生じるという、予想はいろいろ立てられますけれども、今直ちに生じているというわけではありませんから、そういった意味では仮定の話になりますので、私どもは、既に国会に提出した令和二年度予算というものをきちんとやらせていただくということが一番大事かと思っております。 Angry: 0.342 Disgust: 0.177 Fear: 0.399 Happy: 0.753 Sad: 0.415 Surprise: 0.601
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02:22:21 ~ 02:23:07 櫻井委員
いずれにしても、対策はしっかりやっていただきたいというふうにお願いします。それから、もう一つ、この新型コロナウイルス関連で質問でございますが。実は、おととい、にわかに、円相場、円がドルに対して、またユーロに対しても急落をしたという報道もございました。この理由について、例えば日本経済新聞などでは、この新型肺炎の感染拡大などが日本売りを促すとのシナリオも浮上し始めたというような報道も出てきております。さらに、円をもはや安全通貨と言うことはできないとの見方が急速に市場で拡散中だ、こんな日経新聞の報道も出てきているところです。 Angry: 0.441 Disgust: 0.253 Fear: 0.474 Happy: 0.547 Sad: 0.458 Surprise: 0.564
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02:23:07 ~ 02:24:21 櫻井委員
さらには、ヘッジファンドには日本売りをしかける絶好のタイミングと映る。いっとき語られた日本株を持たざるリスクも、今や日本株を持つリスクに変わった。円については市場センチメントによる円売りが続きそうだ。こういう報道も出ているところでございます。一方で、そういったことを考えると、通貨防衛を考えなきゃいけない。これまで、通貨といえば、財務省は、円高が行き過ぎたときの対応というのが、この数十年、ニクソン・ショック以来の我が国の財務省、大蔵省の対応だったかと思いますが、円安に対して備えなきゃいけないかもしれない、こういう懸念も、リスクも出てきたのではないかというふうに思います。一般的に、通貨防衛といいますと、金利を上げるということで、公定歩合を上げるというようなことがいわゆる伝統的な通貨防衛の手段だったと思うんですが、ところが、我が国の場合は、毎年、借換債も含めて、新規発行額、新規発行の国債は百五十兆円を上回る、こういった状況でございます。 Angry: 0.472 Disgust: 0.303 Fear: 0.590 Happy: 0.453 Sad: 0.407 Surprise: 0.567
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02:24:21 ~ 02:24:49 櫻井委員
金利を上げれば利払い負担が増大をすることになる。一%上がっただけで、百五十兆円掛ける一%だったら一・五兆円の利払い増ということになってしまいます。なかなか、金利引上げということも難しい局面に来ているのではないのか。そういったときに、財務省としてこの通貨防衛策、どのようなことをとり得るのか、これを教えていただけますでしょうか。 Angry: 0.364 Disgust: 0.285 Fear: 0.572 Happy: 0.544 Sad: 0.410 Surprise: 0.617
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02:24:49 ~ 02:25:20 麻生国務大臣
通貨の話というのは極めて機微に触れる話ですから、よく御存じのとおりだと思いますが、仮定の質問に対してお答えすることはありませんから。その上であえて申し上げれば、通貨の安定というのは極めて重要でありますので、引き続き、G20とかG7とかいろいろな場所におきまして、政府として、合意に沿って、私どもとしては適切に対応していくということだと思います。 Angry: 0.551 Disgust: 0.324 Fear: 0.367 Happy: 0.751 Sad: 0.383 Surprise: 0.437
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02:25:20 ~ 02:26:03 櫻井委員
通貨の話は機微に触れるということですので、それ以上お答えいただけませんでしたけれども、G20、サウジアラビアで行われるということで、ぜひこの通貨の話もしていただければというふうに思います。また、その結果について、またの機会にお聞かせいただければというふうに思います。続きまして、本日、いろいろな資料も用意をさせていただきました。まず、財政演説、麻生大臣の財政演説において、日本経済につきましては、海外経済の減速等を背景に外需が弱いものの、雇用・所得環境の改善、高水準の企業収益等により、内需を中心に緩やかな回復を続けております、こういう演説をされております。 Angry: 0.306 Disgust: 0.254 Fear: 0.375 Happy: 0.754 Sad: 0.523 Surprise: 0.497
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02:26:03 ~ 02:27:02 櫻井委員
また、昨日の報道でございますけれども、政府は、二十日に公表した二月の月例経済報告では、景気は緩やかに回復しているとの判断を維持したということでございます。ただ、いろいろな経済指標を見ると、到底、緩やかに回復していると言えるのかどうなのかというふうに思うわけでございます。まず、雇用の方で見ましても、毎月勤労統計を見ますと、これは、二月七日の速報値によりますと、実質賃金は前年比で〇・九%減ということで、三カ月連続で下がっております。また、二〇一九年通年での月平均での実質賃金も〇・九%減ということで、二年ぶりのマイナスになっております。 Angry: 0.327 Disgust: 0.316 Fear: 0.507 Happy: 0.676 Sad: 0.398 Surprise: 0.590
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02:27:02 ~ 02:27:30 櫻井委員
名目で見ましても〇・三%減ということで、これは雇用環境、所得環境の改善と大臣はおっしゃっておりますが、改善どころか悪化をしている、マイナスではないでしょうか。これは、大臣、認識、ちょっと違っているのではないですか。 Angry: 0.389 Disgust: 0.270 Fear: 0.618 Happy: 0.500 Sad: 0.371 Surprise: 0.629
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02:27:30 ~ 02:28:01 宮下副大臣
このGDP速報等々を踏まえて、足元の景気認識ということでございますので、私から答弁をさせていただきたいと思います。御指摘のように、十―十二月期のGDP速報は、前期比マイナス一・六、年率に換算するとマイナス六・三と大変厳しい数字が出たわけですけれども、これは分析してみますと、公需はまず経済を下支えをしている。 Angry: 0.325 Disgust: 0.240 Fear: 0.555 Happy: 0.517 Sad: 0.462 Surprise: 0.576
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02:28:01 ~ 02:29:15 宮下副大臣
一方で、民需が弱い動きとなったということで、内需全体としてマイナスとなっております。外需においては、海外経済の減速等から引き続き輸出には弱さが見られるものの、輸入が民需の弱さに応じて減少した、輸入の減少、この方が大きくて、外需全体としてはプラス、こういう構造になっております。民需の弱さの主因であります個人消費につきましては、七―九月期に前期比プラス〇・五%増加した後に、消費税率の引上げに伴う駆け込み需要の反動減、また、台風、暖冬の影響等もあって、十―十二月にはマイナス二・九の数字となっております。ただ、このプラス〇・五、七―九で上がって、十―十二月にマイナス二・九になる、これを、前回の消費税率の前後の駆け込み、落ち込み、これと比較しますと、前回は駆け込みが二・〇、今回〇・五ですけれども、二・〇上がって、次の四―六の落ち込みはマイナス四・八でした。 Angry: 0.320 Disgust: 0.404 Fear: 0.588 Happy: 0.499 Sad: 0.540 Surprise: 0.461
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02:29:15 ~ 02:30:05 宮下副大臣
そういうことを考えますと、駆け込みと反動減は前回ほどではなかったというふうに思っております。それから足元、十月以降の個人消費の動きを見てみますと、月次では、傾向としては、マイナスは縮小傾向ということであります。特に、その景気判断の中で一番要因として大きいのは、雇用・所得環境は引き続き改善しているということであります。あわせて、この経済対策もあって、公需の下支えもございますので、我が国の景気は、輸出が弱含む中でも、製造業を中心に弱さが一段と増した状態が続いているものの、緩やかに回復している、こういう総合判断をさせていただいたということであります。 Angry: 0.313 Disgust: 0.315 Fear: 0.507 Happy: 0.687 Sad: 0.474 Surprise: 0.544
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02:30:05 ~ 02:31:14 宮下副大臣
一つ付言させていただきますと、こういった雇用環境が改善して雇用労働者数がふえておりますので、一人当たりで見ますと、賃金は雇用拡大期には下落ちになる傾向もございますので、そうしたところで一人当たりの賃金のマイナスが若干出ているということはあるのではないかなと思います。いろいろ言いましたが、ただ、先ほど来御議論ありますように、経済の落ち込みからの回復過程にあるものの、新型コロナウイルス感染症の影響という新たな経済の下押しリスクが生じております。インバウンドとかサプライチェーンを通じた影響もありますし、中国経済の減速による世界経済全体の減速の影響等も十分注意していく必要があります。引き続き、経済の動向をきめ細かく注視して、経済財政運営に万全を期してまいりたいというふうに考えているところでございます。 Angry: 0.367 Disgust: 0.321 Fear: 0.559 Happy: 0.543 Sad: 0.397 Surprise: 0.591
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02:31:14 ~ 02:32:06 櫻井委員
小島政務官、調べはつきましたでしょうか。まだ確認中ですか。じゃ、まだ、もうちょっと質問を続けます。私の質問時間もだんだん残りわずかになってしまいましたので、お調べの方、よろしくお願いいたします。今、副大臣から御答弁いただきました。ただ、この日本の実質賃金の推移ですが、資料一をごらんいただきましたらわかるとおり、これは目先の短期的な話だけでなく、バブル崩壊以降ずっと、日本の実質賃金、上がるどころか下がっている、じわじわと下がっている、こういう状況でございます。ほかの先進国は大体軒並み順調に上がっているにもかかわらず、日本は下がっているということで、これは何でこんなことになっちゃったのかと。 Angry: 0.320 Disgust: 0.232 Fear: 0.542 Happy: 0.573 Sad: 0.450 Surprise: 0.640
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02:32:06 ~ 02:33:15 櫻井委員
三年とか五年とか、そういうことだったら、まあ、バブルの調整期間ということでもあるんですけれども、もうこれ、二十年以上こういう状況が続いている。やはり、我が国の構造的な問題があるのではないのか、このようにも考えるところです。先ほど、雇用拡大局面においては実質賃金は下がる方向にあるとおっしゃいましたけれども、必ずしもそうとだけ言えないのではないのか。ずっと下がってきて、二〇〇八年から二〇〇九年、まさに麻生内閣のときにもどんと下がって、その後民主党政権で多少持ち直したものの、またずっとこう下がっている、こういう状況でございます。やはりこれは、実質賃金、賃金が上がっていくような、そういう、ある種わくわくするような社会を取り戻していくために、これはどうしたらいいんでしょうか。通告で申し上げているんですが、日本だけがこういうふうに低迷しちゃっているのは何ででしょうかねということでお答えいただきたいんですけれども、いかがでしょうか。 Angry: 0.448 Disgust: 0.324 Fear: 0.564 Happy: 0.456 Sad: 0.467 Surprise: 0.523
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Angry: 0.673 Disgust: 0.374 Fear: 0.483 Happy: 0.475 Sad: 0.362 Surprise: 0.559
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02:35:44 ~ 02:36:13 麻生国務大臣
内閣府のあれだと思いますけれども、基本的に、今の御質問で、どうして上がっていないのか、どうやったら上がるのかということを聞いておられるんでしょう、多分、だと思うんですが、これまで、この約七年間の取組によって、少なくとも、求職難だった、我々の内閣の前は求職難でしたから、今は求人難に変わっていますから、これは明らかに世の中の景気は変わってきているんだと思っております。 Angry: 0.349 Disgust: 0.295 Fear: 0.596 Happy: 0.421 Sad: 0.504 Surprise: 0.537
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02:36:13 ~ 02:37:15 麻生国務大臣
有効求人倍率は、難しい言葉を使っていろいろ言っていますけれども、基本的には、百人の学生が社会に出てきたときに、昔は〇・八六ですから八十六社しか来なかった話が今百何十社にふえていますから、約倍ぐらいになってきていますので、求職難が求人難に変わったということは、これは明らかに世の中の景気がよくならないと求人難にはなりませんので、そういった意味では、景況感というものは、中小企業でも人が足りないという時代になっておりますので、私の選挙区でも、明らかに昔は求職難だったんですけれども今は求人難、人口が減りませんので、そういった意味では、変わってきたなという感じは正直しております。それでまた、経営を見ましても、経常利益がふえてきておりますので、問題は、経常利益がふえ、内部留保がふえてきた、その内容が賃金に回ったり、また設備投資に回る比率が、純利益、経常利益等々に対する比率としては少ないという点は確かです。 Angry: 0.313 Disgust: 0.375 Fear: 0.638 Happy: 0.496 Sad: 0.461 Surprise: 0.458
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02:37:15 ~ 02:38:14 麻生国務大臣
これはしかし、給料を上げろと交渉しているのは我々がやっているのであって、労働組合がやっているより我々が経団連と交渉しているんじゃないの。今、現実、外に出ている話を、今、神津さん始め一緒にやらせていただいておりますけれども、経団連に対して直接交渉しているのは総理であり私でありというのがやらせていただいているというので、そうしていますけれども、我々は少なくとも自由主義経済をやっておりますので、強制的に幾らにしてくれとかいうような話が、社会主義経済と違いますので、そこらのところはできません。少なくとも、今までに比べて内部留保の数が四十何兆円までふえてきた、その前は二十五兆ぐらいでずっと推移していたものが四十何兆におととし上がりましたけれども、去年はその分が少なくとも下がったし、現預金の比率もかなり下がりましたので、その分は少し給料が上がってきたかなという感じがしますけれども、これは経営者のメンタリティーの話ですから、そこらのところをやっていくのはちょっと時間がかかるとは思います。 Angry: 0.484 Disgust: 0.187 Fear: 0.550 Happy: 0.458 Sad: 0.386 Surprise: 0.596
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02:38:14 ~ 02:38:41 麻生国務大臣
私は、少なくとも、七年かかってやっとここまで来るぐらいやはりこの二十年間にわたりますデフレ不況というものの影響は大きかった、経営者に与えた心理的影響、景気という気の部分は極めて大きな要素だったと思いますので、これを引き続きやっていかないかぬというように、今の努力を更に継続させていただくということだと思っております。 Angry: 0.122 Disgust: 0.114 Fear: 0.561 Happy: 0.700 Sad: 0.559 Surprise: 0.675
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02:38:55 ~ 02:39:13 小島大臣政務官
先ほどの答弁で、奈尾審議官から性別についての話があったと聞いておりますけれども、個人が特定されるおそれがないように、引き続き、公表につきましても検討してまいりたいと考えています。 Angry: 0.548 Disgust: 0.312 Fear: 0.420 Happy: 0.523 Sad: 0.435 Surprise: 0.432
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02:47:54 ~ 02:48:18 櫻井委員
先ほど、厚生労働省の中で、検疫官、それから四十代男性、東京都在住の方、あともう一人、五十代の方について、男性か女性か、それからどちらにお住まいか、お答えいただけますか。 Angry: 0.158 Disgust: 0.190 Fear: 0.585 Happy: 0.696 Sad: 0.484 Surprise: 0.709
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02:48:18 ~ 02:48:40 奈尾政府参考人
お答え申し上げます。取り急ぎ調査した結果でございますが、厚生労働省の本省職員につきまして、一人が五十代の男性、東京在住でございます。それからもう一人が、これは先ほど御答弁申し上げましたが、四十代の男性で東京都在住ということでございます。 Angry: 0.411 Disgust: 0.368 Fear: 0.512 Happy: 0.666 Sad: 0.350 Surprise: 0.606
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Angry: 0.426 Disgust: 0.392 Fear: 0.306 Happy: 0.833 Sad: 0.460 Surprise: 0.399
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02:49:31 ~ 02:50:13 吉田委員
立憲民主党の吉田統彦でございます。本日は、当財務金融委員会での所得税法等の一部を改正する法律案の質疑ということで、四十分時間をいただきました。本法案そして税金に係るその使い道なども含めた広い観点から、財務省、厚生労働省などに質問してまいりたいと思います。まず、先ほど来質疑が行われております新型コロナウイルスに関して、これはやはり経済にも多大な影響を与えます、また、国民生活に極めて重大な影響を及ぼす議案でありますので、引き続き、重複がないように質問をしてまいりたいと思います。 Angry: 0.684 Disgust: 0.284 Fear: 0.431 Happy: 0.553 Sad: 0.274 Surprise: 0.514
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02:50:13 ~ 02:50:49 吉田委員
まず、今も議題に上っておりました、厚生労働省や内閣官房、こういった感染された職員の方々、四人というふうに先ほどおっしゃっていましたね。厚生労働二人、検疫官一人、そして内閣官房一人ということですが、感染の程度とか症状はどんな感じになっていますか。お答えいただけますか。 Angry: 0.316 Disgust: 0.285 Fear: 0.484 Happy: 0.671 Sad: 0.448 Surprise: 0.588
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02:50:49 ~ 02:51:06 奈尾政府参考人
お答え申し上げます。けさ御答弁申し上げました、昨日発表いたしました厚労省職員につきましては、二月十一日又は十二日からクルーズ船の内外において業務に従事したというふうに承知してございます。 Angry: 0.481 Disgust: 0.361 Fear: 0.440 Happy: 0.704 Sad: 0.342 Surprise: 0.508
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02:51:06 ~ 02:51:44 奈尾政府参考人
ただ、症状等がいつから出たかについては、恐縮ですが、ちょっと調査中でございますけれども、いずれも陽性が確定した後は速やかに入院しているものでございます。大変恐縮でございますが、現時点では把握してございません。 Angry: 0.237 Disgust: 0.264 Fear: 0.733 Happy: 0.435 Sad: 0.478 Surprise: 0.614
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02:51:18 ~ 02:52:00 吉田委員
症状、所見、重篤さ、極めてこれは重要ですよ、審議官。それを把握していないということですか、まさか。もう一回答えてください。把握していないなら把握していないと正直に言ってください。これは困りますよ、審議官。とんでもないことですよ、これ。把握していないって、重篤かどうか、その後どういった対応をしているか、処置をするのか、そして感染のリスク、そういったものにかかわるところなんだから、そんなことを把握していないって堂々とこんな委員会で言っちゃって大丈夫ですか。 Angry: 0.661 Disgust: 0.327 Fear: 0.586 Happy: 0.276 Sad: 0.423 Surprise: 0.515
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02:52:00 ~ 02:52:30 吉田委員
大丈夫ですか、本当に。では、続き行きますけれども、感染された職員の方、厚生労働省の職員の方が副大臣及び政務官と接触をしたということは、当委員会、午前、審議の中で行われておりますが、どの、どなたですか。 Angry: 0.257 Disgust: 0.132 Fear: 0.626 Happy: 0.500 Sad: 0.487 Surprise: 0.706
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02:52:30 ~ 02:53:03 奈尾政府参考人
まず、症状につきましては、現在、専門家を含めて精査中でございます。それから、政務との接触でございますけれども、まず、船の内外で業務をやっておりましたので、橋本副大臣と自見政務官については業務上の接触はあったというふうに承知してございます。ただし、この厚労省職員につきましては、横浜で宿泊しておりましたので、それ以後については厚労省職員との接触はないものと思っております。 Angry: 0.484 Disgust: 0.305 Fear: 0.474 Happy: 0.709 Sad: 0.295 Surprise: 0.542
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02:53:03 ~ 02:53:44 吉田委員
ありがとうございます。審議官、そうすると、副大臣、政務官、感染されていないことを心から本当に祈念をいたしますが、感染のリスクはどのように考えていらっしゃるのか。感染のリスクがあるということであれば、国会審議への影響も当然あります。そういった形で、その感染のリスクはどのように捉えられているのか。PCR検査、陽性、陰性、そういったことも含めて、どのように考えておられるのか、お答えください。 Angry: 0.450 Disgust: 0.348 Fear: 0.484 Happy: 0.517 Sad: 0.509 Surprise: 0.507
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02:53:44 ~ 02:54:00 奈尾政府参考人
これは政務以外も含めてでございますが、人と会話する際には、常時、例えばマスクを着用するといった感染防止策はもちろんとってございますけれども、他の職員も含めて濃厚接触はしていないのではないかと見てございます。 Angry: 0.343 Disgust: 0.210 Fear: 0.480 Happy: 0.738 Sad: 0.305 Surprise: 0.622
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02:54:00 ~ 02:54:14 奈尾政府参考人
いずれにいたしましても、現地で活動する厚労省職員や他省庁の職員含めまして、感染症の専門家の意見も聞きながら、適切な感染予防策をチェックして対処してもらいたいと思っております。 Angry: 0.384 Disgust: 0.352 Fear: 0.495 Happy: 0.574 Sad: 0.461 Surprise: 0.451
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02:54:14 ~ 02:55:10 吉田委員
そんなこと、審議官、全然聞いていないですから、ちゃんと答えてください。まず、マスクをしているから濃厚接触じゃないというエビデンスは、もう崩れていませんか。だって、今回罹患されてしまった、感染、陽性になった皆さん、マスクをされていましたよね、当然ですが。そうすると、これはもうエビデンスとして、マスクをしていたから濃厚接触ではないという理論は崩壊しています。だから、まずそこを、審議官、マスクをしていたら濃厚接触じゃないということをいつまでもお題目のようにお唱えになっていても、問題は大きくなるばかりだと思いますよ。そして、まず、本当にそういうマスクをしていれば濃厚接触じゃない、感染しないと厚生労働省は考えているのか聞きたいし、そして、副大臣と政務官に関してはリスクをどう捉えているのかという、この二人に限定して聞いているんです。 Angry: 0.511 Disgust: 0.277 Fear: 0.540 Happy: 0.432 Sad: 0.459 Surprise: 0.507
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02:55:10 ~ 02:56:01 吉田委員
ほかのことは聞いていない。審議官、お答えください。ちょっと今のはひどいですよ。何言っているんですか。全然答えていないじゃないですか。まず、マスクをしたら濃厚接触じゃないと厚生労働省はまだ言うのかということ、そして、本当にマスクがあれば感染しないというエビデンスがあると厚生労働省は考えているのか、ここははっきり答えてください。 Angry: 0.760 Disgust: 0.340 Fear: 0.480 Happy: 0.331 Sad: 0.382 Surprise: 0.479
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02:55:21 ~ 02:55:45 奈尾政府参考人
お答え申し上げます。常時マスクを着用するというのは、これは例示でございますけれども、このクルーズ船の内外において業務に当たっているのは、感染症の専門家も含めて当たってございますので、専門家の意見も聞きながら感染予防策はとっているというところでございます。いずれにいたしましても、今後も専門家の意見を聞きながら、適切に対処してまいりたいと思います。 Angry: 0.343 Disgust: 0.348 Fear: 0.452 Happy: 0.741 Sad: 0.463 Surprise: 0.505
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02:56:01 ~ 02:56:55 吉田委員
これは国民に対して大事なメッセージですよ。大事なメッセージですよ、極めて。そして、副大臣と政務官が、感染のリスク、PCRをしたのかどうか、それも含めて答えてくれと言っているんです。余計なことは言わないでください。この三点にちゃんと答えてください。PCR検査はしないということですか。 Angry: 0.684 Disgust: 0.349 Fear: 0.449 Happy: 0.460 Sad: 0.417 Surprise: 0.442
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02:56:24 ~ 02:57:06 奈尾政府参考人
単にマスクをすれば一〇〇%防げるかというと、当然、必ずしもそうではないと思っております。いずれにしましても、専門家の意見も踏まえながら対処していくものだと思いますが。副大臣と政務官については、これまでPCR検査をしたという話は聞いてございません。今後につきましては、改めて感染症の専門家の意見も聞きながら、適切な策を、適切な対処をしてまいりたいと思っております。 Angry: 0.462 Disgust: 0.360 Fear: 0.498 Happy: 0.564 Sad: 0.505 Surprise: 0.469
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02:57:06 ~ 02:58:08 吉田委員
では、今、副大臣と政務官はどこで何をなさっていますか。濃厚な接触と私は考えますが、をしてしまった後、どのような業務について、今現在もどこにいらっしゃいますか。お答えください。そうするとなおさら、そういう業務に当たっていらっしゃる、そして、感染者とそういう接触をしたということであればなおさら、感染のリスクを確認すべきではないですか。例えば、これは副大臣、政務官の御健康、お体を守るという意味、健康を守って職務を遂行していただくという意味でも重要なことではないですか、審議官。 Angry: 0.519 Disgust: 0.288 Fear: 0.441 Happy: 0.637 Sad: 0.388 Surprise: 0.573
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Angry: 0.486 Disgust: 0.238 Fear: 0.404 Happy: 0.772 Sad: 0.247 Surprise: 0.625
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02:58:08 ~ 02:59:00 奈尾政府参考人
副大臣、政務官の健康状態につきましては、感染症の専門家の意見も聞きながら対処してまいりたいと思います。現状におきましては、橋本副大臣、自見政務官におきまして、感染した厚生労働省職員と濃厚接触はしていないのではないかという評価と聞いております。大変失礼いたしました。はい。 Angry: 0.513 Disgust: 0.364 Fear: 0.463 Happy: 0.568 Sad: 0.440 Surprise: 0.468
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02:58:19 ~ 02:58:58 吉田委員
では、感染症の専門家たちは、今どうやっておっしゃっているんですか。ないのではないかと、ちょっと表現が後退したようですが、なぜ、ないのではないかになったんですか。 Angry: 0.240 Disgust: 0.244 Fear: 0.631 Happy: 0.499 Sad: 0.489 Surprise: 0.710
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02:59:00 ~ 02:59:42 奈尾政府参考人
濃厚接触はしていないと聞いております。済みません、マスクの種類の詳細は聞いておりませんが、サージカルマスクを使用しているというふうに承知しています。 Angry: 0.414 Disgust: 0.286 Fear: 0.508 Happy: 0.631 Sad: 0.421 Surprise: 0.534
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02:59:04 ~ 03:00:13 吉田委員
審議官、マスクといってもいろんなマスクがありますよね。ありますね。どのようなマスクをしていれば、では濃厚接触じゃないというふうに厚生労働省は考えているんですか。余り細かいことはあれですけれども、サージカルマスクというのはいろいろありますけれども、サージカルマスクでは完全な防御というのはできないと思いますよ、一般のサージカルマスクでは。本当に高度な、完全にウイルスをシャットアウトできるマスクは確かにあるんです。しかし、それを本当に全員がなさっているとはちょっと、ここは考えづらい部分もありますし、そうすると、なおさら、マスクをしていたら濃厚接触ではないという話は完全に破綻すると思うんですが。 Angry: 0.420 Disgust: 0.267 Fear: 0.545 Happy: 0.553 Sad: 0.383 Surprise: 0.634
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03:00:13 ~ 03:01:14 吉田委員
本当に、マスクをしていたら濃厚接触じゃないという、これは、国民にも誤ったメッセージを発することになりかねないと思いますが、審議官、どうなんでしょう。どうも、感染症の専門家の意見、意見ということを伺っていると、厚生労働省が正しく実態を把握していないんじゃないかというふうに、私は、今の審議官の御答弁では感じてしまいます。では、それに関してもう一問だけちょっとお伺いしたいんですけれども、先ほど来、櫻井委員の質疑の中でもありましたが、厚生労働省と内閣官房、そしてもう一人で、三人一組で作業に当たっていると伺っております。 Angry: 0.592 Disgust: 0.232 Fear: 0.476 Happy: 0.478 Sad: 0.414 Surprise: 0.507
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03:00:26 ~ 03:00:43 奈尾政府参考人
お答え申し上げます。マスクのみならず、例えば、話をするときにある程度間隔をとるとか、そういうのも含めてでございますが、いずれにしても、感染症の専門家とよく相談してまいりたいと思っております。 Angry: 0.363 Disgust: 0.419 Fear: 0.508 Happy: 0.648 Sad: 0.480 Surprise: 0.520
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03:01:14 ~ 03:01:58 吉田委員
また、その中で、この三人の中のお二人が感染をしていたというふうに聞いておるんですが、残りのもう一人に関しては、感染に関してはチェックをされたんでしょうか。調査中というのはどういうことですか。PCRが陰性だったんですか、陽性だったんですか。陰性だったということですか。 Angry: 0.441 Disgust: 0.282 Fear: 0.660 Happy: 0.372 Sad: 0.352 Surprise: 0.725
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03:01:35 ~ 03:02:04 奈尾政府参考人
三人一組で業務に当たっていたというふうに聞いておりますけれども、もう一人については、現在調査中でございます。PCR検査等が必要かどうかを含めて、現在調査中と聞いております。 Angry: 0.188 Disgust: 0.237 Fear: 0.481 Happy: 0.785 Sad: 0.496 Surprise: 0.648
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03:02:04 ~ 03:03:04 吉田委員
いや、必要でしょう。ごめんなさい、これは、三人セットでお仕事をされていたんですよね。そのうち二人が感染しているんですよね。残りの一人がPCR検査が不要だとする根拠は何ですか。ちゃんと答えてくださいよ。だから、PCR検査、やっているんですか、やっていないんですかということぐらい、答えられるでしょう、まず。そして、やっていないんだったら、何でやっていないのかを、エビデンスを示してくれと言っているんです。そんなことを示せないんですか。おかしいですよ、厚生労働省。 Angry: 0.620 Disgust: 0.333 Fear: 0.554 Happy: 0.338 Sad: 0.416 Surprise: 0.530
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03:03:04 ~ 03:04:02 奈尾政府参考人
PCR検査をやっているかやっていないかを含めて、現在確認中でございます。現場における感染の状況につきましては、実際に現場で作業に当たっている感染症の専門家の意見を聞くのが一番よいのではないかと考えているところでございます。 Angry: 0.286 Disgust: 0.368 Fear: 0.580 Happy: 0.501 Sad: 0.582 Surprise: 0.510
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03:03:09 ~ 03:03:48 吉田委員
確認中というのはどういうことですか。わからないということですか。ほかにもうちょっと専門家、この場にいらっしゃらないんですか。ちょっとこの審議官では全く、国会での質疑という意味で、意味をなしません。審議官の今御存じの内容のレベルではとても審議にたえられないですよ。本当に専門家はいないんですか、ほかに。 Angry: 0.595 Disgust: 0.225 Fear: 0.587 Happy: 0.274 Sad: 0.369 Surprise: 0.646
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03:04:02 ~ 03:04:42 吉田委員
だから、PCRをしていないのかしているのかということは、御存じないんですか。審議官は御存じないんですか。では、きょう、確認して教えていただけますか。この質疑時間中にお答えいただけますか。 Angry: 0.457 Disgust: 0.216 Fear: 0.496 Happy: 0.517 Sad: 0.446 Surprise: 0.617
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03:05:39 ~ 03:06:01 吉田委員
では、すべからく、早急に確認ということで。いや、これは現場で必死に作業に当たっている皆さんに対する敬意という意味でも、大変に私は疑問に感じますよ。先ほどちょっと横で電話して、現場も忙しい、混乱しているんだからというようなことをおっしゃいましたけれども、それは違うと思いますよ。 Angry: 0.372 Disgust: 0.345 Fear: 0.506 Happy: 0.679 Sad: 0.338 Surprise: 0.566
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03:06:01 ~ 03:07:07 吉田委員
現場で当たっている方の身を守ることが最も重要なことの一つではないでしょうか。であればこそ、こういう議論を国会でして、すべからく、任務に当たっている、本当に命がけで御自身の命、健康をかけて現場で作業に当たっている人の、その安全を確認することを、そして、その安全をどのように担保していくかということを議論していく、これは極めて重要なことだと思いますが、審議官、違いますか。では、結構です。このまま続けて、ちょっと次の質問にさせていただきますが、これは本当に、現場で闘っていらっしゃる皆様に対する敬意を我々は表さなきゃいけないと思います。ですので、この問題はちゃんとお答えをいただければと思います。では、質問のテーマをかえさせていただきます。まず、たばこ税、今回の改正に含まれるたばこ税の改正についてお聞きします。 Angry: 0.474 Disgust: 0.299 Fear: 0.423 Happy: 0.652 Sad: 0.427 Surprise: 0.521
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03:07:07 ~ 03:08:00 吉田委員
我が国は全体の喫煙率が低下しております。しかし、女性の喫煙率というのは高どまりしているのを皆様御存じだと思います。厚生労働省の調査によると、平成三十年の男性で習慣的な喫煙をされている方、二九%、ここ二十年前から約二二%程度減っています。ただ、女性の喫煙率は八・一%と、二・七%しか減っていません。一方で、たばこは女性の妊娠に影響を与え、また多くの生活習慣病との相関を指摘されています。加えて、厚生労働省の「喫煙と健康喫煙の健康影響に関する検討会報告書」、二〇一六年のものですが、これにも記載されていますが、肺、口腔・咽頭、喉頭、鼻腔などの多くの悪性腫瘍に関して喫煙との因果関係が明らかに、大臣、なっております。そこでお伺いしますが、大臣、今回のたばこ税の改正によって税収はどのくらい増加するという見込みなのか。 Angry: 0.453 Disgust: 0.320 Fear: 0.566 Happy: 0.494 Sad: 0.414 Surprise: 0.568
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03:08:00 ~ 03:08:19 吉田委員
また、先ほど申し上げたような、喫煙にはそもそもの大変なリスクがあります。その事実を踏まえて、今回の法改正の目的は税収増なのか、又は国民の健康増進なのか。お答えください。 Angry: 0.621 Disgust: 0.418 Fear: 0.558 Happy: 0.402 Sad: 0.378 Surprise: 0.509
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03:08:19 ~ 03:09:12 麻生国務大臣
これは御存じのように、たばこ税というものは、従来、財政物資というんですけれども、財政物資なので、他の商品に比べて税率が高いというものであるのは御存じのとおりで、国また地方にとりまして貴重な財源となっております。今回のたばこ税法の改正の目的ですけれども、販売数量を急速に伸ばしてきている、今、たばこを吸われないなら御存じないかもしれない、軽量の葉巻たばこにつきましては、紙巻きたばこと類似しているものなんですが、いわゆる紙巻きたばこに比べて税負担が極めて安いということになっていますので、課税の公平に問題が生じているのではないかということが一点。 Angry: 0.437 Disgust: 0.191 Fear: 0.474 Happy: 0.680 Sad: 0.282 Surprise: 0.644
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03:09:12 ~ 03:10:22 麻生国務大臣
これをこのまま、軽量紙巻きたばこの市場拡大によって、中長期的には国並びに地方への税収というものに大きな影響を与えますし、低価格競争によるたばこ市場というものへの影響等々が危惧されますので、今回は課税の適正化というものを目的としてたばこ税の見直しというものをやらせていただきましたけれども。具体的には、一本当たり一グラム未満の軽量紙巻きたばこについて、重量に応じて課税をされております現行の課税方式だと更に安くなりますので、紙巻きたばこと同等の税負担となるように、たばこ税率の引上げに合わせて段階的に税率を引き上げることとさせていただいております。税収見込みがどれくらいかということだと思いますけれども、この見直しによります増収見込み額は、これは、近年のたばこ販売数量の動向とか課税方式の見直し等々による影響等を勘案して、地方税はよくわかりませんが、国税分では平年度ベースで約十億円程度と見込んでおります。 Angry: 0.380 Disgust: 0.208 Fear: 0.596 Happy: 0.602 Sad: 0.313 Surprise: 0.627
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03:10:22 ~ 03:11:15 吉田委員
大臣、ありがとうございました。もう少し簡潔にお答えいただければと思います。状況はわかりましたけれども、私が趣旨として聞いた、今回の法の目的は税収増なのか国民の健康増進なのか、そういった観点では財務省では議論されていないのですか。そこをお答えいただけますか。簡潔にお答えください、簡潔に。結構です。それで結構です。では、ちょっと厚生労働省の参考人にお伺いしたいんですが、今回の増税対象の葉巻たばこですが、今、麻生大臣は、財務省は健康には興味がないとはっきりお答えをいただきましたので、そのことに関してちょっと聞きたい。 Angry: 0.458 Disgust: 0.319 Fear: 0.395 Happy: 0.667 Sad: 0.473 Surprise: 0.505
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Angry: 0.756 Disgust: 0.299 Fear: 0.431 Happy: 0.459 Sad: 0.286 Surprise: 0.455
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03:11:15 ~ 03:11:53 吉田委員
近年の紙巻きたばこのたばこ税の課税強化について。まず、シェアが増加していますよね。一部の研究者、これはまだちょっと確定的な情報はいろいろないんですが、葉巻たばこの副流煙の方が紙巻きたばこの副流煙よりリスクが大きいという話もあるわけです。この四月、ちょうど改正健康増進法が施行されました。分煙の強化がされることになっていますが、葉巻たばこの副流煙についての健康の影響を厚生労働省はどのようにお考えになっているか。財務省が全く興味ないとおっしゃったので、ちょっとこれは大事なことなのでお伺いさせてください。 Angry: 0.448 Disgust: 0.301 Fear: 0.518 Happy: 0.563 Sad: 0.404 Surprise: 0.573
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03:12:14 ~ 03:13:21 小島大臣政務官
葉巻たばこの副流煙が紙巻きたばこと比べてどの程度あるのかという検証は行っておりませんけれども、紙巻きたばこと同様にたばこ葉を使用していることから、葉巻たばこについても受動喫煙による健康への影響が当然あると考えております。平成三十年国民健康・栄養調査によれば、現在習慣的に喫煙している者が使用しているたばこが、たばこの製品の種類では紙巻きたばこと加熱式たばこが大半であるため、これらのたばこ製品による健康影響について調査研究を行っているところでありまして、これら以外のたばこ製品による健康影響の評価については、必要に応じて検討してまいりたいと考えております。 Angry: 0.396 Disgust: 0.190 Fear: 0.563 Happy: 0.585 Sad: 0.341 Surprise: 0.645
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03:13:21 ~ 03:14:13 吉田委員
かなりシェアが、やはりネットを見ても、かなりこの葉巻たばこに切りかえたなんという方がいらっしゃって、それをブログなんかで書いている方もいますので、健康影響はやはり確認された方がいいと思いますよ。これは希望です。委員長、ちょっと、時間をさっきとめていただいていなかったみたいで、大分私の質疑時間が減ってしまいましたので、適正な運営をお願いをいたします。予算の基金化について麻生大臣にお伺いいたします。民主党政権下の平成二十三年に、いわゆる科研費ですね、科学研究費補助金の一部が基金化されました。基盤研究C、挑戦的研究、若手研究Bが基金化されました。これはやはり研究者にとっては画期的な出来事だったんです。それまでは、例えば、年度末に業者に預け金として支出をして、年度をまたいで必要な機器を納入させる、また、年度末に駆け込みで予算を使い切るといった、当時としては無駄若しくは違法なことが行われた事実があります。 Angry: 0.396 Disgust: 0.280 Fear: 0.470 Happy: 0.594 Sad: 0.494 Surprise: 0.523
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03:14:13 ~ 03:14:52 吉田委員
これが、必要なときに申請すれば基金を受け取ることができるようになったわけですよね。会計年度にとらわれない物品調達や研究の進捗に合わせた科研費の前倒しもできるようになった。次年度への繰越しもできるようになった。研究者にとってはもう福音ともいうべきすばらしい制度だったんです。これを受けて、翌年には基盤研究B、若手研究Aの一部が基金化されて、平成二十七年度には四つの新設された研究種目も基金化されていると思います。基金化は一気に進みました。この科研費の基金化については、財務省はどのように御評価されているのか、簡潔に大臣の御意見を聞きたいです。 Angry: 0.455 Disgust: 0.386 Fear: 0.535 Happy: 0.549 Sad: 0.412 Surprise: 0.528
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03:14:52 ~ 03:15:15 麻生国務大臣
基金化されたおかげで、今話題になっているといえば、山中先生、神戸大学から京都大学かな、移られて、山中先生のあれとか、山海先生のロボットの話とか、世界的なやつが全部ここから生まれましたので、その意味では、結果は、この世界は千三つといって、千やったら三つ当たればいいというような世界なんだそうです。 Angry: 0.107 Disgust: 0.101 Fear: 0.554 Happy: 0.814 Sad: 0.413 Surprise: 0.744
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03:15:15 ~ 03:15:51 麻生国務大臣
私もよくわからないんですが、千三つですと言われたので、当時、その言葉だけ覚えておるんですけれども。私ども、基金というものについては、確かにおっしゃるようにこれは利点もあるんですけれども、執行、管理の困難さというのはどうしてもついて回りますので、これはよかったじゃないかといえば、それは、結果だけ見ればよかったところもあります、確かに。だけれども、これをやっていなかったら絶対あれはできていなかっただろうと思いますから、それはよかったと思っていますけれども、管理の難しさというのは残っているという点で、なかなか一概によかったよかったというだけの話ではないと思っておかぬといかぬと思います。 Angry: 0.334 Disgust: 0.229 Fear: 0.450 Happy: 0.591 Sad: 0.583 Surprise: 0.484
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03:15:51 ~ 03:16:05 吉田委員
大臣おっしゃるとおり。ありがとうございます。本当に、しっかりと御答弁いただきまして、感謝申し上げます。難しい部分はあるんですが、やはりできるところやいいこと、大臣もおっしゃったように、やれることはやった方がいいんじゃないかという趣旨を私も申し上げたいんです。 Angry: 0.264 Disgust: 0.280 Fear: 0.348 Happy: 0.798 Sad: 0.611 Surprise: 0.476
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03:16:05 ~ 03:17:01 吉田委員
参議院事務局企画調整室が編集、発行している「立法と調査」の二〇一五年八月、ナンバー三百六十七に、基金に関しては、これまで大きく三つの時点で多用されていたと分析され、一つは、バブルの時代、平成元年度補正予算では、バブル経済による自然増収の使い道として多くの基金が設置されました。これは、財政規律の大変緩んだ予算編成だという評価もあるものだそうでございます。また、リーマン・ショック後の平成二十年度と平成二十一年度、まさに麻生大臣が総理をお務めだった時期、そして、平成二十三年度補正予算以降においても、震災対策及びそれに続く不況対策として多くの基金が設置されました。例えば、平成二十一年度補正予算、大臣、覚えていらっしゃると思いますが、五兆六千億計上されて、延べ六十三の基金に拠出されていますね。ただ、これは景気対策、消費税引上げに対する経済政策で、多くの補正予算で新規に設置されていたわけであります。 Angry: 0.412 Disgust: 0.226 Fear: 0.650 Happy: 0.474 Sad: 0.290 Surprise: 0.676
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03:17:01 ~ 03:18:00 吉田委員
緊急性の部分で多くの問題もあったのではないかという評価がされています。一方で、震災対策として、平成二十三年度補正予算でも多くの基金が設置されておりますが、これは逆に言うと、大臣、さっきおっしゃったような基金の使いやすさの証明だった部分もあるのではないか、そのように考えております。きょうお伺いしたいのは、公共工事に関する予算。例えば、インフラは、これからは新規に建設するというよりはメンテナンスが非常に重要に、これは大臣、なってまいりますね。このような公共工事に関する予算、特にメンテナンスの部分で、使い切り、つまり、予算執行のための不要不急の工事といった、年度末などに今でも多く見られる弊害を避けるために、たとえ一部でも基金化して、必要な際に必要な分の費用を捻出することができるようにできないかと私は思うんです。このような制度を創設すれば、大臣、不必要な公共工事等を減らして、余剰な予算は基金に資金としてプールすることができます。 Angry: 0.528 Disgust: 0.361 Fear: 0.534 Happy: 0.483 Sad: 0.430 Surprise: 0.488
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03:18:00 ~ 03:18:33 吉田委員
逆に、大臣、本当に必要な巨額な費用を要する公共工事等が喫緊の課題として浮上した場合にも、プールされている資金に加えて、基金から前倒しで予算を捻出して、それを実現することができます。こういった公共工事に関して、国民があきれ返るような年度末の使い切りや不要不急かつ無駄な予算執行を防いで、真に必要な部分に予算を使用するために必要な施策ではないかと私は考えますが、財務省の御意見を聞かせてください。 Angry: 0.738 Disgust: 0.318 Fear: 0.493 Happy: 0.405 Sad: 0.329 Surprise: 0.379
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03:18:33 ~ 03:19:49 麻生国務大臣
このいわゆる公共工事というのは、道路にしても、橋にしても、港湾にしても、中長期にわたりますので、毎年度の所要額をあらかじめ見込めるということは別に困難な話ではありませんので、そういった意味では、いわゆる基金方式の利用というのは予定をしているわけではありません。また、御指摘のありました、公共工事が年度末に集中しているということに関しましては、これは昔からよく言われている話なんですけれども、最近は随分減ってきたんだと思っていますが、それでも国土交通省等々、事業を所管しておられる役所において、年度をまたいで予算として翌年度に繰越し使用できるということは昔に比べれば随分緩やかになってきていますし、国庫債務負担行為というものを活用した年度中の早期執行とか、それから、仕事を受ける受注者が工事の見通しが立てられるように発注見通しというものをあらかじめ公表しちゃう、そういったようなことなどによって、年度内の施工時期の平準化というのは結構前に比べては進んだとは思っておりますけれども。 Angry: 0.574 Disgust: 0.237 Fear: 0.468 Happy: 0.659 Sad: 0.245 Surprise: 0.551
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03:19:49 ~ 03:20:02 麻生国務大臣
いずれにいたしましても、そういった形でやらせていただこうと思っておりますので、今、基金方式をこの公共工事に当てはめるという予定をしているわけではありません。 Angry: 0.445 Disgust: 0.307 Fear: 0.527 Happy: 0.619 Sad: 0.439 Surprise: 0.500
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03:20:02 ~ 03:21:02 吉田委員
大臣、ありがとうございます。いろいろなお考えでちゃんとやっていただいているということもわかりましたので、ますます、ぜひこれは、大臣、日本の財政のある意味守り神、守護神なわけですから、こういったところをしっかりと監視を財務省でしていただいて、今おっしゃったような工夫、あらゆることを総動員して、無駄と国民に映るようなことはやはりよいことではございませんので、そういったところは大臣に本当にこれからも注力をしていただければと希望させていただきます。それでは、黒田総裁、済みません、お待たせいたしまして。黒田総裁に御質問させていただきたいんですが、私が日ごろから心配している我が国の金融政策であるいわゆる量的緩和政策、特にETFについてお伺いしたいと思います。日本銀行は、特に二〇一〇年十二月からETF買入れを開始して、二〇一三年一月からインフレターゲット二%を目指して量的緩和を続けてきておられます。その結果、日銀は、九月末で株式の時価ベースで三十四兆円を超える株式を保有されています。 Angry: 0.427 Disgust: 0.210 Fear: 0.373 Happy: 0.713 Sad: 0.457 Surprise: 0.524
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03:21:02 ~ 03:21:35 吉田委員
我が国の最大の株主であると報道もされています。同時に、国債などその他の資産も考慮すると、二〇一九年九月末で五百六十九兆円という莫大な資産を有していらっしゃいます。この資産の額は、約十年前の二〇〇九年三月の百二十三兆円と比べると約四・六倍に達しています。そこで改めてお伺いしたいんですが、日本銀行がこのような莫大な資産を所有し、更に増加させようとしている意義に関して、最高責任者である総裁の御所見を伺いたいと思います。 Angry: 0.568 Disgust: 0.248 Fear: 0.448 Happy: 0.599 Sad: 0.380 Surprise: 0.517
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03:21:35 ~ 03:22:04 黒田参考人
御案内のとおり、日本銀行は、二%の物価安定の目標を実現するために大規模な金融緩和を実施しております。その手段として、長期国債あるいはETFの買入れを行っております。長期国債の買入れにつきましては、現在の金融調節方針では、長期金利が操作目標であるゼロ%程度で推移するように、弾力的に買入れを行っております。 Angry: 0.320 Disgust: 0.314 Fear: 0.456 Happy: 0.771 Sad: 0.360 Surprise: 0.590
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03:22:04 ~ 03:23:05 黒田参考人
また、ETFの買入れにつきましても、株式市場のリスクプレミアムに働きかける観点から行っております。こちらも、リスクプレミアムの状況を見ながら弾力的に行っております。こうした金利の低下とリスクプレミアムの縮小を促すことによって、極めて緩和的な金融環境をつくり出して、経済活動にプラスの影響を及ぼしていくということが、物価安定の目標の実現のために必要というふうに考えております。一方、御指摘の、こういったかなり巨額の資産を持っている、特にETFなど価格の変動があり得るものを持っているということに関する財務リスクというものについても、十分財務の健全性には配慮しながら適切な政策運営に努めてまいりたいというふうに考えております。 Angry: 0.379 Disgust: 0.354 Fear: 0.430 Happy: 0.736 Sad: 0.403 Surprise: 0.494
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03:23:05 ~ 03:24:07 吉田委員
総裁、ありがとうございます。引き続いて、本当はFRBの資産圧縮に対する日本銀行の評価をちょっとお伺いしたかったんですが、時間がちょっとないので、そこを、評価をあわせた中で、我が国のETFの出口戦略に関して、総裁、お答えください。資産は、国債等、二〇年度末には我が国最大の株主となるとされていますね。今後は株式を売却しなきゃいけない場面も出てくる。しかし、株式の売却は、国債以上に市場への、マーケットへの影響は大きいですね、総裁。慎重に行う必要があるということを考えると、米国の比較にならないほど慎重に、また、長期にわたって資産圧縮をしていく必要が想定されるのではないかと私は考えます。そこで、今回、特にETFに絞って、日本銀行としての出口戦略を既に立てているのか、また、出口戦略の開始の時期をどのように考えられているのか、そして、どのように進めていくつもりか。当然、これは御説明をやはりしていただく必要があると思いますが、総裁のお考えをお聞かせください。 Angry: 0.431 Disgust: 0.259 Fear: 0.508 Happy: 0.543 Sad: 0.406 Surprise: 0.635
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03:24:07 ~ 03:25:42 黒田参考人
先ほど申し上げましたとおり、現在の長短金利操作つき量的・質的金融緩和というものは、二%の目標の実現を目指す上で必要な政策であると考えておりますが、その一方で、財務の健全性にも十分留意していく必要があると考えております。そこで、ETFの買入れに関しまして、当然、先行き、物価安定の目標の実現が近づく際には、ETF買入れの出口についても具体的に検討していくということになると思います。一般的、抽象的には、仮に、出口ということで、日本銀行が買い入れたETFを処分する場合には当然具体的な処分の方針を定めますけれども、その基本的な考え方については既に明らかにしておりまして、まず第一に、市場などの情勢を勘案した適正な対価によること、第二に、市場などに攪乱的な影響を与えることを極力回避すること、第三に、損失発生を極力回避することといった方針を明らかにしておりまして、委員御指摘のとおり、急に処分するということはない、かなり時間をかけて、マーケットの状況を見ながら、出口においてそういうことに対処していくということになろうと思います。 Angry: 0.257 Disgust: 0.217 Fear: 0.504 Happy: 0.791 Sad: 0.397 Surprise: 0.589
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03:25:42 ~ 03:26:03 吉田委員
当委員会でもしばしば議論になっているところでございますし、また、ちょっと本当は、いろいろ更に聞きたいことを準備してきたんですが、時間がございませんので、また次回の機会でということで。総裁、お忙しいでしょうから、どうぞ御退席いただいて結構です。それでは、厚生労働省、政務官にも来ていただいていますので、GPIFに関してお聞かせください。 Angry: 0.416 Disgust: 0.220 Fear: 0.346 Happy: 0.741 Sad: 0.427 Surprise: 0.545
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03:26:03 ~ 03:27:14 吉田委員
GPIFの場合も、ETF同様に、出口戦略、大変重要であると考えます。特に、その資金の性格上、将来の一定の時期に取崩しをしなければならない可能性が高いわけです。また、株式投資の中でも外国株式も購入していて、株式市場のマーケットリスクだけじゃなくて為替リスクも内包をしているわけです。しかしながら、帳簿上、すなわち時価ベースで利益が出た、含み得が出たとしても、実際に売却しなければ利益など確定は当然いたしません。逆に、評価損が拡大した場合、含み損が出てきた場合はそもそも売却できるのかという問題も生じます。したがって、ETF以上に出口戦略をしっかりと立てて、市場、マーケットに影響が及ばないように実行しなければならないわけであります。また、相場環境を見ながら売却を進める必要もあるということで、非常に難しいかじ取りだと私は感じます。また、資産の運用について、会計検査院は、基本ポートフォリオの変更により株式の占める割合が増加し、リスクが大きくなるなどしており、収益が減少するリスクに対し国民に対して丁寧に説明を行っていく必要があることから、二十九年度の業務概況書に記載されている保有期間一年のバリュー・アット・リスクに加えて、ストレステストの結果等中長期のリスクについて継続して記載することとして、懸念を示しています。 Angry: 0.499 Disgust: 0.365 Fear: 0.570 Happy: 0.508 Sad: 0.359 Surprise: 0.519
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03:27:14 ~ 03:27:36 吉田委員
こういった会計検査院の指摘も含めて、厚生労働省として、GPIFの出口戦略、どこからがリスクになると考えているのか、また、リスクヘッジができるのか、リスクが生じたときどう対応するのか、そして、最終的に責任がとれるのか、誰が責任をとるのか。厚生労働省の見解をお伺いします。 Angry: 0.631 Disgust: 0.313 Fear: 0.503 Happy: 0.474 Sad: 0.363 Surprise: 0.535
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03:27:36 ~ 03:28:16 小島大臣政務官
お答えいたします。本来は、基本的には、年金積立金の運用につきましては、その時々の経済状況によって短期的な収益に変動が生じることは避けられないと考えておりますが、長期的な観点から評価されるべきものであり、短期的な変動にとらわれるべきではないというふうにまず考えております。その上で、年金積立金の運用につきましては、一義的には実際に運用を行うGPIFが受託者責任を負っておりますが、最終的には年金制度を所管する厚生労働大臣が責任を有するものと考えております。 Angry: 0.492 Disgust: 0.368 Fear: 0.455 Happy: 0.651 Sad: 0.380 Surprise: 0.453
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03:28:16 ~ 03:28:53 小島大臣政務官
その責任とは、経済や運用環境の変化に適切に対応し、複数の資産を適切に組み合わせた分散投資を行うことにより、安全かつ効率的な運用が行われるよう努めていくことであると考えております。なお、長期にわたり継続して日本及び世界の経済が下降し続けることで年金積立金の運用に影響が及ぶことは想定しがたいため、仮定の質問にはお答えすることは差し控えたいと思います。 Angry: 0.396 Disgust: 0.337 Fear: 0.530 Happy: 0.592 Sad: 0.430 Surprise: 0.546
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03:28:53 ~ 03:29:06 吉田委員
時間が近くなってきましたので、またこの議論もぜひ次回させていただきたいと思います。麻生財務大臣に質問させていただく機会は大変貴重でございますので、一問、最後に大臣、お願いいたします。 Angry: 0.239 Disgust: 0.106 Fear: 0.306 Happy: 0.778 Sad: 0.678 Surprise: 0.540
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03:29:06 ~ 03:30:00 吉田委員
簡潔に申し上げますが、例えば少子化対策、あらゆることをやっていくべきだと思います。例えば、出産育児一時金は今四十二万円ですが、五十万に増額しても七百億円程度の予算でこういったことは可能になります。ぜひ御検討いただきたいですし、不妊治療、生殖治療に関して、大臣にちょっと意見をお伺いしたいんです。こういった生殖医療というのは、挙児を希望する方たちに非常に大きな福音となるものであります。将来の国を支える根幹たるこの生殖医療、不妊治療等に関して、現状、自費で全て行っていること、一部の体外受精とかが全部自費であることをどう考えるのか。また、生殖医療を保険適用とした場合に、国家財政にどのような影響を与えるのか。また、保険適用とならなかった場合でも、例えば選定療養とかを用いて体外受精の本体の一部や周辺の検査等については保険適用して負担軽減を図るとか。 Angry: 0.471 Disgust: 0.290 Fear: 0.540 Happy: 0.463 Sad: 0.488 Surprise: 0.523
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03:30:12 ~ 03:31:28 麻生国務大臣
子供を産み育てるというのは、これはもう間違いなく、そういった環境をつくっていくということは、これは非常に重要な政策課題なんだと思っております。今先生御指摘の出産育児の一時金の増額というのは、これまでも順次、三十万円から今四十何万円になっていると思いますが、それまでずっとさせていただいているんですが、累次の増額プラス、今言われました体外受精等々、保険適用とならない不妊治療を行われる方に対する経済的負担を軽減するための費用の一部というようなことをこれまでも行ってきたところではあります。少子化対策というのは、これは日本にとりまして中長期的な最大の国難と言えるほど大きな問題なんだ、私はそう思っているんですけれども、出産育児の一時金の主なる原資である保険料の負担ということになりますので、これは新たな取組に対する安定的な財源をどういうように確保するかとか、疾病に対する治療というものを保険適用の対象としておりますいわゆる公的医療保険のあり方等というものについてもどう考えるかなどの課題がいろいろあると承知をいたしております。 Angry: 0.435 Disgust: 0.269 Fear: 0.547 Happy: 0.523 Sad: 0.367 Surprise: 0.606
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03:31:28 ~ 03:31:47 麻生国務大臣
どのような取組を行うかというのは、これはどういった効果が本当にあるのか、これは主として厚生労働省においてしっかり御検討いただくということになりますので、その上で、財務省としてきちんと議論をさせていただくということになろうかと存じます。 Angry: 0.697 Disgust: 0.182 Fear: 0.408 Happy: 0.346 Sad: 0.311 Surprise: 0.636
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04:20:04 ~ 04:20:27 日吉委員
冒頭、午前中の質疑の中で同僚議員が行った質疑で、PCR検査をしたのかしなかったのか、これについて午後一番で御報告をいただけるということでしたので、まずその結果について教えてください。 Angry: 0.499 Disgust: 0.309 Fear: 0.583 Happy: 0.386 Sad: 0.324 Surprise: 0.611
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04:20:27 ~ 04:21:10 奈尾政府参考人
お答え申し上げます。検査の対象になります濃厚接触者の範囲から少し御説明いたしますと、濃厚接触者、幾つか類型がございますが、患者の方が発病した日以後に接触した者のうちで幾つかの類型に当たる方を濃厚接触者と呼んでいる、これは国立感染症研究所の定義でございます。今回、厚生労働省職員や内閣官房職員と一緒に業務に当たっていた方が一人いらっしゃるわけでございますけれども、通常は、濃厚接触者の方については症状を認めた場合にPCRをするという原則でございます。 Angry: 0.460 Disgust: 0.406 Fear: 0.522 Happy: 0.618 Sad: 0.329 Surprise: 0.546
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04:21:24 ~ 04:22:09 日吉委員
結論としては、まだ結果はわからない、調査続行中ということでよろしいですか。であれば、委員長、引き続き調査をしていただくようお取り計らいをお願いいたします。それでは、本日は所得税法等の一部を改正する法律案についての質疑ということで、この前の委員会で、税のあり方、国家のビジョン、こういったことをお伺いしましたが、まず、税のあり方についてもう一度、この前の議論を踏まえて御質問をさせていただきたいと思います。 Angry: 0.486 Disgust: 0.203 Fear: 0.387 Happy: 0.673 Sad: 0.467 Surprise: 0.541
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04:22:09 ~ 04:23:12 日吉委員
先日の委員会で、麻生大臣は、国家の向かう方向、課題というようなことで、幾つかキーワードをお話しになられました。その中で、経済の好循環を達成させるとか、今一番大きな問題は人口問題ということで少子高齢化だ、先ほども同僚議員の中でその質問がありましたけれども、あと、生活が多様化しているとか国際化が進んでいる、そういった中で、やはり安心して暮らせるような社会をつくっていかなければいけない、こういったことだったと思います。こういった中で、今ある税制について、どういったところに、どういった方針で、その税のあり方、どこに重きを置くとか、どういった効果を望んでこういった税制にしているとか、こういった現状について、どのように考えられているのか、現状の方針を教えてください。 Angry: 0.372 Disgust: 0.134 Fear: 0.526 Happy: 0.602 Sad: 0.416 Surprise: 0.631
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04:23:12 ~ 04:24:41 麻生国務大臣
過日の財金委でしたか、日吉先生の方から国家ビジョンについてのお話が基本的にあったんだと思いますが、その際には、たしか、経済再生と財政再建の両立というのが一点と、それから、人口問題に限らず、世の中が構造変化しておりますので、それに適切な対応ということ、この二点を主にお答えさせていただいたように記憶します。より具体的なことを言えば、経済財政運営に当たっては、例えば民間主導、民需主導の持続的な経済成長というものを実現していくということで、例えば、今お諮りをしておりますこの令和二年度の予算は百二兆ということになっておりますが、この百二兆七千億の支出に対して、入ってくる金というのは六十三・五兆ということにとどまっておりますので、これは、さらなる高齢化とか少子化とかいうものを考えていきますと、保険というか、いわゆる社会保障関係の給付が大きく増加していくということになって、そういった状況の中で、国民のいわゆる老後とかそういった安心、安全といった社会保障というものを次世代に引き渡していくためには、持続の可能性というのを維持していくということが、これは財政的には一番重要だと思っております。 Angry: 0.401 Disgust: 0.221 Fear: 0.515 Happy: 0.677 Sad: 0.275 Surprise: 0.622
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04:24:41 ~ 04:25:07 麻生国務大臣
同時に、今言われましたように、人口減少とか働き方とか人生設計とか、多様化になってきていますし、国際化していますし、グローバル化していますし、また、経済自体もデジタル化とかいろいろな問題が出てきておりますので、経済社会の構造変化というものにどうやって適切に対応していくかというのも、これは欠かせない視点だろうと思っております。 Angry: 0.193 Disgust: 0.209 Fear: 0.625 Happy: 0.618 Sad: 0.431 Surprise: 0.686
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04:25:07 ~ 04:26:25 麻生国務大臣
その上で、税制のあり方を考えるに当たっては、いわゆる財源というものの調達の機能とか再分配の機能とかいった税の基本的役割とか、公平、公正、簡素といったような基本的原則というものを十分に踏まえた上で、先ほど申し上げましたように、個別の税制に加えて、税制全体のあり方というものを検討する必要があるんだということを思っております。このような認識に基づきまして、例えば消費税で言わせていただければ、国民が広く受益する社会保障の費用を、いわゆる働く世代だけに集中するのではなくてあらゆる世代が広く分かち合うという観点から、社会保障の財源と位置づけて、昨年十月に、全世代型の社会保障へと転換していくため、一〇%に引上げを行わさせていただいたので、今後の税制のあり方、これまでの改正の効果というものを見きわめつつも、経済社会の情勢の変化等々を踏まえて検討する必要があるものだと考えております。 Angry: 0.561 Disgust: 0.277 Fear: 0.480 Happy: 0.652 Sad: 0.275 Surprise: 0.516
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04:26:25 ~ 04:27:02 日吉委員
具体的な話としまして、社会保障を持続可能な形で、経済成長していく中で、社会保障に力を入れていくために消費税を使っていく、これはわかるんですけれども、それ以外に、所得課税があったり資産課税があったり、消費課税といろいろ、その中で税目というのがいろいろあるわけですけれども、そういった中で、国家ビジョン、まあ社会保障はわかるんですけれども、安心して暮らしていくという。でも、その上で、成長もしていかなければいけない、経済を再生していかなければいけない。 Angry: 0.275 Disgust: 0.195 Fear: 0.475 Happy: 0.638 Sad: 0.615 Surprise: 0.493
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04:27:02 ~ 04:27:22 日吉委員
そのために、どういったところに今税制の問題点があるのか、どういったところにもっと税のあり方、変えていかなければいけないとか、そのあたりの認識を教えてください。 Angry: 0.556 Disgust: 0.325 Fear: 0.500 Happy: 0.362 Sad: 0.511 Surprise: 0.482
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04:27:22 ~ 04:28:34 麻生国務大臣
例えば令和二年度の税制改正で言わせていただければ、提案理由の説明の中で申し上げさせていただきましたように、持続的な経済成長を実現して、経済社会の構造変化というものに対して対応するという観点からこの税制改正は行わさせていただくものだ、そう思っております。具体的には、経済成長の実現に向けて、いわゆる企業は自分の中だけでやるのではなくて、いろいろな意味でのオープンイノベーションというものの促進に係る税制上の措置とか、また、連結納税制度の抜本的な見直しを行うこととさせていただいております。また、経済構造の変化というものを踏まえまして、例えば、全ての一人親家庭に対するいわゆる公平な税制の実現とか、NISA、つみたてNISA等々の見直し等々を行うこととしておりますが、こうした改正は、先ほど申し上げたようないわゆる国家ビジョン等々、長期的なものに沿った考え方に沿ったものだと考えております。 Angry: 0.670 Disgust: 0.243 Fear: 0.391 Happy: 0.624 Sad: 0.298 Surprise: 0.466
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04:28:34 ~ 04:29:13 日吉委員
基本的な考え方もお伺いしたかった中で、令和二年度の改正の方向性について今触れていただいたんですけれども。大臣が先ほどおっしゃられたように、税の公平、中立、簡素、こういった原則の中において、今、全体の税制の中でどういった項目に問題があるとか、それについてどういった方向性に持っていこうかというようなこと、国家ビジョンの中におきましてどういうふうに問題を認識して今後の方向性を考えているのか。 Angry: 0.574 Disgust: 0.296 Fear: 0.421 Happy: 0.504 Sad: 0.517 Surprise: 0.411
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Angry: 0.161 Disgust: 0.212 Fear: 0.452 Happy: 0.655 Sad: 0.722 Surprise: 0.477
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04:29:25 ~ 04:30:08 麻生国務大臣
これは、残りの税制というのは所得税とか法人税とかいうことになるんだと思いますけれども、所得税の再分配機能というものを考えるという観点から、平成二十五年度以降、所得税の最高税率というものを、いわゆる四〇%から四五%に引き上げさせております。また、よく言われる金融所得課税というものに関しましても、これは税率を引き上げさせていただいて、二〇%から二五%というものに、上場株式等々に関してはそういうように税制を変えさせていただきました。 Angry: 0.745 Disgust: 0.319 Fear: 0.381 Happy: 0.637 Sad: 0.241 Surprise: 0.427
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04:30:08 ~ 04:31:23 麻生国務大臣
また、高所得者に対します基礎控除というものの適用制限というものを、二千五百万円に、基礎控除を適用させるというのを下げさせていただくということで、二千五百万超で基礎控除は適用なしということの施策を既に講じてきたところだと思っております。法人税もありますが、これはもう、広く負担を分かち合う構造へと改革して、企業の収益力というものが拡大するのに向けて前向きな投資というものを積極的に促すという観点から、課税ベースの拡大により税源をしっかり確保しつつ税率というものを引き下げるというような、企業の成長志向に資するようないわゆる改革を行ってきたと思っておりますので、そういったような形で、先ほど申し上げたような国家ビジョン全体に沿った形で、基幹三税のうち残りの二税につきましては、今申し上げたようなことを考えて、長期的にもその方向で進んでいくべきものだと思っております。 Angry: 0.494 Disgust: 0.268 Fear: 0.549 Happy: 0.588 Sad: 0.234 Surprise: 0.625
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04:31:23 ~ 04:32:08 日吉委員
そういった、今、方向性をお話しいただきましたが、今の社会を考えたときに、所得については所得格差が広がっているのではないか、こういうふうな指摘があります。そんな中で、こういう格差というのは、地域の格差といったものもあります。そういった格差をこれからどういうふうな、まあ、縮めていくんだと思うんですけれども、そういった方向を考えたときに、今の方向性でそこは縮まるのかどうなのか、このあたりの認識、教えていただけますか。 Angry: 0.362 Disgust: 0.206 Fear: 0.446 Happy: 0.716 Sad: 0.370 Surprise: 0.627
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04:32:08 ~ 04:33:00 麻生国務大臣
これはもう実にいろいろな意見が出ていますので、一つの話ですけれども、例えば、金融所得課税というもので、株の売買、売却によって得た利益に関しましては、これまで税金が一〇%かかったものが二〇%に上げられていると思いますが、これを更に上げるべきではないか等々の御意見というのが出されておりますので、これは令和二年度の、自民党の中でも税制調査会の中の提案として、この点を考えるべき等々の意見が出されておりますので、いろいろな形が考えられる。一つの例として申し上げれば、そういう例があろうかと思います。 Angry: 0.584 Disgust: 0.337 Fear: 0.456 Happy: 0.631 Sad: 0.356 Surprise: 0.447
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04:33:00 ~ 04:33:26 日吉委員
例えば、もう一つ、地域の格差、こういったものを是正していく、ないしは、地域が過疎化していっている、こういった中で税制の向かうべき方向、こういったことについて、大臣、何か考えているようなことがあれば教えてください。 Angry: 0.301 Disgust: 0.147 Fear: 0.598 Happy: 0.504 Sad: 0.494 Surprise: 0.634
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04:33:26 ~ 04:35:15 麻生国務大臣
これは、もっと話が、地域間格差がありますので、静岡と福岡と大分違いますから、状況が。そういった意味では、これは一概にこうすればどうなるというような話ではないから、これは難しい話なんですけれども。今、この中で地方拠点の強化税制というものを延長させていただく方向で検討を我々させていただいているんですが、これは税制だけで簡単に問題が解決するというような話では全くありませんので、そういった意味では、各地域における戦略的な話とか、効果的な企業の誘致であるとか、企業自身の政策とか、また、雇用がどうやったら創出できるかとか、そういったような話とあわせて、今、企業の本社移転、そういったものをされたら、東京一極集中というのを是正していくために税制というものを平成二十七年度から見直させていただいておるんですが、今回の改正で、この東京一極集中というものの是正に資するべく、首都圏から地方に移転する企業に対しては、地方拠点において、静岡県の浜松なら浜松というところにおいて雇用の増加に資するというような、インセンティブを強化するなどの見直しを行った上で二年延長ということにしておりますが、こうした改正も通じて、例えば会社とか工場とか本社機能とか、そういった地方に移転又は地方における雇用創出というものが図られるということを期待をいたしておるところです。 Angry: 0.536 Disgust: 0.298 Fear: 0.544 Happy: 0.501 Sad: 0.404 Surprise: 0.529
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Angry: 0.417 Disgust: 0.301 Fear: 0.466 Happy: 0.611 Sad: 0.497 Surprise: 0.499
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04:35:34 ~ 04:36:01 麻生国務大臣
これは日吉先生、なかなか難しいんだと思いますが、何で浜松の方が静岡より元気があるんだと言われて、なかなか難しいですよね。私のところも、北九州と福岡と比べて、何で福岡の方が元気があって北九州は元気ないのや、市長の能力の違いかとか、いろいろ言われると話が込み入るでしょう。だから、こういったことをうかつに言うと、すぐまた、おまえなんかと言われるように、突っ込まれますのでね。 Angry: 0.317 Disgust: 0.228 Fear: 0.538 Happy: 0.615 Sad: 0.443 Surprise: 0.629
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04:36:01 ~ 04:37:04 麻生国務大臣
たまたま北九州の方は、バックが新日鉄とかいうことになりますので、新日鉄労組というべきかな、そういったような形で出てこられた方ですから。こんな差がついたら、同じ百万でスタートして、片っ方は九十四万、片っ方は百五十万になったのは何でだと言われて。条件はほぼ同じ。新幹線も通っている、空港もできています、何でもあります、みんなある。にもかかわらず、こんなに差がついちゃった、どうしてと。どうしてですと言われて、私はもとはそこが選挙区でしたから、今は違いますけれども、そういった意味で突っ込まれると、これはなかなか答えのしようができないところなんですが。これは地方によって、間違いなく、首長さんの能力もあるだろうし、その地域の置かれた環境もあるだろうし。産業構造が変わって、鉄というものは、昔、七万人からおられましたからね、鉄鋼所というのは。今はあそこに七千人しかおられないと思うんですけれども、十分の一になっていますから、人口としてはもう激減したということが言えるんだと思いますが。 Angry: 0.445 Disgust: 0.299 Fear: 0.553 Happy: 0.480 Sad: 0.443 Surprise: 0.580
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04:37:04 ~ 04:38:07 麻生国務大臣
そういったような、企業が大きく変化した。私ども筑豊でいえば、炭鉱で何十万とおられた労働者が間違いなく数百人に減りましたから、そういった意味では、いろいろな産業構造の変化によって地域構造が変化するというのも、これはある程度避けて通れないところだと思いますが、今の場合のように、どういう評価をしておられるかといえば、税制改正ぐらいでなかなか移っていかない。一点。もう一つは、やはり産業構造が変化して、二次産業から三次産業と言われるようなものに移行していますから。日本人は昔から、御存じのように、ひなびたところよりみやびたところの方が好きですから、間違いなく。みんな京都を目指したわけですからね、昔は。だから、それと同じように、みやびたところに行くということになっていますと、都市というところの方の魅力というのは、ひなびた田舎よりみやびた都の方に行きたがるという心理というものは、これはなかなか日本の場合は難しい。 Angry: 0.412 Disgust: 0.302 Fear: 0.539 Happy: 0.563 Sad: 0.429 Surprise: 0.605
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04:38:07 ~ 04:38:40 麻生国務大臣
お断りしておきますけれども、海外はそうじゃありませんよ、別に。ひなびたところの方にどんどん人が行っていますから。そういうところもありますので、みやびたところばかり行っているわけではない。だから、それは国の国民性にもよるんだと思いますけれども、なかなかこの話は、これをすればすぐよくなるというようなアイデアがあるわけではないと思いますが、時間をかけて、ちょっと、一極集中の弊害というのも確かにありますので、それを薄めていくという努力というものは、これはみんなでやらないかぬ大事なところだと思っております。 Angry: 0.573 Disgust: 0.381 Fear: 0.482 Happy: 0.528 Sad: 0.406 Surprise: 0.461
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04:38:40 ~ 04:39:00 日吉委員
ありがとうございました。今、大臣がおっしゃられたように、そんな簡単な話ではないということで、それで、産業構造も変わっていろいろ多様化している中で、税制もきめ細かくなければいけないのかな。しかし、その中で、簡素化、簡素なものでもなければいけない。 Angry: 0.347 Disgust: 0.292 Fear: 0.453 Happy: 0.646 Sad: 0.507 Surprise: 0.571
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04:39:00 ~ 04:40:16 日吉委員
そういったある種矛盾することをどう解決していくかということなんだと思うんですけれども、それについてまたいろいろ知恵を絞っていかなければいけないということを申し上げさせていただいて。先ほど、今回の税制改正についての方針をお伺いしましたが、幾つかちょっと具体的に教えていただきたいなというところがございまして、賃上げ及び投資の促進に係る税制の見直しというのを今回されております。これによって、大体、今度、七十億円ぐらいの増収になるということで、促進するハードルもちょっと上げたんだと思うんですけれども、それによって入ってくるお金がふえるようになったということだと思うんですけれども、これは、大きなビジョンとの関係におきまして、なぜ今回この見直しを行ったのか、この点について、ひとつ教えてください。 Angry: 0.386 Disgust: 0.291 Fear: 0.532 Happy: 0.412 Sad: 0.514 Surprise: 0.560
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04:40:16 ~ 04:41:22 矢野政府参考人
今委員御指摘のいわゆる賃上げ、投資促進税制、二年前につくられたものを要件を厳しくするという案になっております。これにつきましては、他の法人減税をするに当たっての財源確保という意味もございますけれども、ビジョンという御指摘ですので、そういう視点で申しますと、成長促進、あるいは成長と分配という大きな眼目のもとで、成長して、それをみんなで分かち合っていくんだという意味で、賃上げの促進あるいは投資の促進、両方をやっていくということが大事なわけでありまして、それを更に推し進めていくと言うとちょっとおこがましいですけれども、ガバメントリーチとして可能な範囲でそれを側面支援していくという改正だったと存じます。 Angry: 0.786 Disgust: 0.375 Fear: 0.346 Happy: 0.542 Sad: 0.268 Surprise: 0.357
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04:41:22 ~ 04:41:59 日吉委員
支援していくというような言われ方をされておりますけれども、厳しくしていくということは、そこへの手当てを薄くしていくということになるんですけれども、ほかのところに回していくということにもつながっていくのかなと思いますが、そういった意味では、この見直しというのは、余り効果が上がらなかったという認識なのかどうか、ここのところを教えていただけますか。 Angry: 0.332 Disgust: 0.212 Fear: 0.526 Happy: 0.420 Sad: 0.694 Surprise: 0.446
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04:42:00 ~ 04:42:42 矢野政府参考人
効果が上がらなかったという認識では必ずしもございません。委員も御指摘になりましたけれども、財源確保という意味も実際ございましたので、裏を返せば、その部分によって恩典が損なわれるといいますか、そぎ落とされる対象者がおられるということでございますので、効果は実際、そういう意味ではあったわけです。しかし、要件を深掘りするといいますか、厳しくさせていただくことによって、より多くの設備投資をしっかりとやっていただいた方に恩典が行くようにリフォームをさせていただくという意味でございます。 Angry: 0.419 Disgust: 0.357 Fear: 0.550 Happy: 0.480 Sad: 0.526 Surprise: 0.461
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04:42:42 ~ 04:43:08 日吉委員
ありがとうございます。もう一つ、交際費等の損金不算入、これの見直しをすることによりまして税収はふえるということになっておりますけれども、これについて、国家ビジョンとの関係でどういう方針でこういう見直しをされたのか、教えてください。 Angry: 0.490 Disgust: 0.317 Fear: 0.339 Happy: 0.605 Sad: 0.591 Surprise: 0.358
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04:43:08 ~ 04:44:04 矢野政府参考人
お答え申し上げます。交際費に係る特例につきましても、新しい減税をさせていただく上での財源確保という意味もございましたけれども、今、ビジョンということでございましたので、そういう観点から申しますと、一部の大企業においての接待飲食費の特例によって、交際費が大きく変化しているとは必ずしも言えないといいますか、これはもう相対的な評価になるんですけれども、ポジティブではあるんですけれども、そのポジティブな度合いが、大きな規模の企業になればなるほど、その度合いが低減していくということが統計上見られましたので、その大きな企業、とりわけ大きな企業についての恩典を一部割愛させていただいた、こういうことでございます。 Angry: 0.454 Disgust: 0.367 Fear: 0.438 Happy: 0.630 Sad: 0.348 Surprise: 0.572
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04:44:04 ~ 04:44:46 日吉委員
財源確保ということもあるという中で、今のお話ですと、一部、効果も薄いから、ほかのところに財源を向けていく、こういった理解をしましたが、その中で、では、全体として、持続的成長をしていくに当たって効果が出ているという判断なのか、それとも効果は上がっていないのか、これまでの状況を教えてください。 Angry: 0.111 Disgust: 0.098 Fear: 0.595 Happy: 0.792 Sad: 0.467 Surprise: 0.730
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04:45:01 ~ 04:45:35 矢野政府参考人
中小企業についても、別途改正をして緩める形をとりました。それらの効果というものは、必ずしも、ほかの要因と相まって効果が出てくるということでしょうから、税制による効果というものを特定して申し上げることはできませんけれども、その後、実際支弁されている交際費支出の動向を見ますと、プラスにきいている部分はあると認識しております。 Angry: 0.395 Disgust: 0.241 Fear: 0.450 Happy: 0.744 Sad: 0.392 Surprise: 0.550
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04:45:35 ~ 04:46:34 日吉委員
なかなか効果の測定は難しいんだとは思うんですけれども、ただ、一つ一つ評価をした上で次の改正を行っていかなければいけないと思いますので、そのあたりはしっかりやっていただけたらなということを申し上げさせていただきます。それともう一点、連結納税制度改正というのが今回ありますけれども、この趣旨説明をしていただいた際に、今回の連結納税制度の改正は、持続的な経済成長の実現のためにというような項目の中で位置づけられていましたけれども、この制度の改正というのは手続を簡略化するようなイメージがあるんですが、これと持続的な経済の成長と、どのようにこの改正がかかわっているのか教えてください。 Angry: 0.274 Disgust: 0.183 Fear: 0.510 Happy: 0.602 Sad: 0.547 Surprise: 0.607
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04:46:34 ~ 04:47:21 矢野政府参考人
お答え申し上げます。連結納税制度は、企業グループの一体性に着目をいたしまして、企業グループを一つの法人であるかのように見立てて、法人税を一括して課税する仕組みでございます。この制度は、平成十四年度の導入から十数年たっておりますけれども、企業グループがみずからの一体的経営を進展させ、競争力を強化する中で有効に活用されてきたと認識しておりますけれども、一方で、親法人に情報等が集約していないですとか、税額計算が煩雑で修正、更正に時間がかかり過ぎるですとか、あるいは、組織再編税制と若干の違いがあって中立性が損なわれている部分があるといった御指摘がございました。 Angry: 0.483 Disgust: 0.367 Fear: 0.457 Happy: 0.641 Sad: 0.339 Surprise: 0.534
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04:47:21 ~ 04:47:57 矢野政府参考人
こういったことを踏まえまして、今回、連結納税制度の適用実態ですとかあるいはグループ経営の実態を踏まえまして、日本の企業が効率的にグループ経営を行い、競争力をより十分に発揮できるように見直しをすることといたしたものでございます。その見直しによりまして、一体的な、効率的な経営を後押しすることで、企業の国際競争力の維持強化が図られることを期待しております。その観点から、持続的な経済成長に資するものと考えております。 Angry: 0.411 Disgust: 0.325 Fear: 0.498 Happy: 0.673 Sad: 0.359 Surprise: 0.529
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04:48:05 ~ 04:49:00 日吉委員
ありがとうございます。続きまして、今回の税制改正で、いろいろ改正した方がいいのではないかと指摘されている項目の中で改正されていない点について、幾つか、その状況を教えていただきたいなと思います。まず一つ目は、ちょっと法人税関係についてお伺いいたします。企業会計は、一般に公正妥当と認められる企業会計の基準にのっとって会計を行っています。しかしながら、税務の観点から、その会計の結果をそのまま使うのではなくて、さまざまな調整をした中で税金の計算をする、法人税の計算をするということになっております。 Angry: 0.419 Disgust: 0.257 Fear: 0.434 Happy: 0.643 Sad: 0.485 Surprise: 0.521
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04:49:00 ~ 04:49:32 日吉委員
その中で、やはり簡素であるべきだというようなことから考えますと、企業会計の結果をできるだけ尊重し、なるべく税務の調整が少なくなるようにした方がいいという考えを持っているんですけれども、それについてどのように方針を考えられているのか、まず教えてください。 Angry: 0.374 Disgust: 0.263 Fear: 0.604 Happy: 0.414 Sad: 0.533 Surprise: 0.498
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04:49:32 ~ 04:50:08 矢野政府参考人
お答え申し上げます。委員御指摘のとおり、企業会計と税制といいますか、税務会計といいますか、根本的な狙いとするところが違っておりますので、おのずと何を表に出していくかという部分が違ってまいります。ただ、その違いを前提として、国際的な標準もにらみながら、企業が効率的に運営ができ、かつ成長に資するような税制にしていかなければいけないというふうに考えております。 Angry: 0.542 Disgust: 0.440 Fear: 0.498 Happy: 0.553 Sad: 0.387 Surprise: 0.461
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04:50:08 ~ 04:51:36 日吉委員
そうですね。効率的にできるようにしていかなければいけないという中で、かなり会計と税務の違いというのが残っておりまして、例えば引当金についても、賞与引当金、退職給付引当金、これが廃止される、会計上は計上されておりますけれども、税務上の損金算入が認められなくなったというような状況があります。貸倒引当金についても、金融機関等につきましては損金算入は認められますけれども、一般の企業でも、貸倒引当金、重要な金額を計上されているところもございますので、それの損金算入を認めた方がいいのではないか、こういった意見があります。引当金全般について、やはり、その金額が不確かということではなくて、賞与引当金でも退職給付引当金でも、法的債務としてほぼ同額の支給がなされるというような金額的な妥当性というものも会計上検証された上で計上されている金額でございますので、これも税務上も損金算入を認めた方がいいと思うんですけれども、これについて御見解をお願いいたします。 Angry: 0.523 Disgust: 0.423 Fear: 0.561 Happy: 0.468 Sad: 0.462 Surprise: 0.353
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04:51:36 ~ 04:52:11 矢野政府参考人
お答え申し上げます。引当金に関しましてですけれども、企業が計上いたします各種の引当金につきましては、具体的に債務が確定していない費用又は損失の見積りというのが基本ではございます。公平性、明確性という課税上の要請から申しますと、不確実な費用又は損失の見積計上ということは極力抑制すべきでございますし、また、引当金制度が企業・産業間の実質的な税負担の格差を生み出し、非中立な影響を与えているおそれもございます。 Angry: 0.557 Disgust: 0.428 Fear: 0.467 Happy: 0.658 Sad: 0.345 Surprise: 0.393
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04:52:11 ~ 04:53:04 矢野政府参考人
そうしましたことから、社会経済的な意義、影響等を視野に入れて、これまでも見直しを行ってきたところでございます。もう既に御案内のことでございますけれども、賞与引当金については、課税の明確化、統一性を図る観点から、賞与について、原則実際に支給をした日の属する事業年度の損金に入れるということで、平成十年度に廃止をいたしました。退職給与引当金につきましても、税制が企業の給与の支給形態に対して影響を及ぼしているなどの指摘を踏まえまして、平成十四年度に廃止をさせていただきました。そして、貸倒引当金につきましても、平成二十三年十二月の税制改正で、損金算入ができる法人を中小企業や銀行などの一定の金銭債権を有する法人に限定するという見直しをさせていただいております。 Angry: 0.573 Disgust: 0.301 Fear: 0.466 Happy: 0.613 Sad: 0.310 Surprise: 0.487
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04:53:04 ~ 04:53:26 矢野政府参考人
こういった流れにございますので、一部確定しているではないかという御指摘が先ほどございましたけれども、基本的な流れは、きちんと、透明性と公正性と、しこうして公平性を確保するという流れに来ているかと存じます。 Angry: 0.264 Disgust: 0.326 Fear: 0.476 Happy: 0.802 Sad: 0.371 Surprise: 0.580
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04:53:26 ~ 04:54:13 日吉委員
ありがとうございます。それと、厚生労働省の審議官、済みません、遅くなりました。退室していただいて結構です。申しわけございませんでした。今、引当金についてお話を伺いました。中立性の立場から見直しも行われたという、そのあたりはちょっとよく理解できなかったんですけれども、どちらかというと、これは財源確保のためにというような性格が強いのかなというような思いもございますので、そういったことからしますと、やはり税務と会計の一致という意味でも、金額の正確性という意味でも認めていただいた方がいいんじゃないのかなというふうに思います。 Angry: 0.422 Disgust: 0.364 Fear: 0.453 Happy: 0.564 Sad: 0.575 Surprise: 0.435
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04:54:13 ~ 04:54:55 日吉委員
もう一つ、電話加入権についてですけれども、これも、昔はたしか十万円ぐらいで電話加入権を購入していたような気がするんですけれども、今、もうその金額というのはかなり下がりましたし、市場で売買するにしても低価格になっていたと思います。これについても、税務上も償却できるような形に変更してはどうかという意見が多々ありますが、これについて御見解をお願いいたします。 Angry: 0.504 Disgust: 0.324 Fear: 0.503 Happy: 0.576 Sad: 0.416 Surprise: 0.459
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04:54:55 ~ 04:55:13 矢野政府参考人
お答え申し上げます。電話加入権につきましては、法人税法上、固定資産として位置づけられておりまして、一般の機械のように、時の経過とともに徐々にその価値が減少するものではございませんし、また、御指摘のとおり、権利の譲渡が可能でございます。 Angry: 0.569 Disgust: 0.419 Fear: 0.395 Happy: 0.596 Sad: 0.504 Surprise: 0.385
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04:55:13 ~ 04:55:56 矢野政府参考人
といったことなどから、土地などと同様に非減価償却資産とされておりまして、損金算入を認めていないところでございます。また、資産の評価損につきましては、企業会計は、株主等の利害関係者の保護といった観点から、原則として積極的に行うものとされておりますけれども、法人税法におきましては、租税回避等につながりやすいといったことから、原則として損金の額に算入をいたさないということになっております。こうした電話加入権の法的な性格ですとか法人税法の考え方を踏まえますと、慎重な検討を要するものと存じております。 Angry: 0.705 Disgust: 0.357 Fear: 0.448 Happy: 0.465 Sad: 0.414 Surprise: 0.363
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04:56:08 ~ 04:57:14 日吉委員
それも含めて、税務上も損金算入できるようにした方がいいんじゃないかなという考えを持っておりますので、これについてもまた機会があれば質問をさせていただきたいと思います。そして次に、少子高齢化、人口問題にもかかわるところなんですけれども、世帯単位での課税を、今度は所得税の話ですけれども、所得税の課税をしてはどうか、こういったこともかねてから検討もされていると思います。大臣も、少子高齢化、非常に重要な問題だと位置づけられております。税務上どういったことが対応できるのか、いろいろ検討されていると思いますけれども、フランスなどでは、世帯単位での所得税の課税によって、子供が多ければ多いほど所得税がどんどん下がっていくというようなメリットがあるということで、人口増加にも一定の効果があった、こういったデータもございます。 Angry: 0.299 Disgust: 0.218 Fear: 0.479 Happy: 0.720 Sad: 0.465 Surprise: 0.558
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04:57:34 ~ 04:58:05 矢野政府参考人
お答え申し上げます。いわゆるN分N乗方式をとっているフランスのような、世帯単位、なおかつ子育てにポジティブであろうとされる税制ということはもうかねてから言われておりまして、主税局におきましても二十年以上検討されてきました。ただ、やはりどうしても幾つかの問題がございまして、なかなか難しいというのが本音でございます。 Angry: 0.390 Disgust: 0.391 Fear: 0.528 Happy: 0.590 Sad: 0.501 Surprise: 0.499
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04:58:05 ~ 04:58:55 矢野政府参考人
これは、日本の所得税が採用しております個人単位の課税ではなく、フランスでやられている世帯単位の課税でありまして、家族の構成に応じて税負担が調整される仕組みであることはよく知られておりますけれども、政府税調のレポートにも指摘がございますけれども、共働きに比べて片働きの世帯が有利になるということがございましたり、あるいは、より大きな利益が高額所得世帯にもたらされるということなどなどの問題がございますのでなかなか難しいというのが、今、私どもが考えているところでございます。 Angry: 0.337 Disgust: 0.211 Fear: 0.530 Happy: 0.689 Sad: 0.275 Surprise: 0.671
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04:58:55 ~ 04:59:10 日吉委員
今、幾つか課題があるというふうにおっしゃられました。それも理解はできるんですけれども、ただ、大臣が重要な課題だということで挙げられているわけですから、それについての対応というのも、税務上できることを考えていただいた方がいいかなと思います。 Angry: 0.395 Disgust: 0.304 Fear: 0.450 Happy: 0.683 Sad: 0.438 Surprise: 0.537
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04:59:28 ~ 05:00:00 麻生国務大臣
先ほどもお話をしましたけれども、人口減少とか少子高齢化というのは、中長期的には日本にとっても最大の国難とも言えるような話なんだと思っているんですが、この問題は、短いスパンの話じゃなくて、税制とか財政とかそういった話だけじゃなくて、いろいろな分野を含めまして総合的に取り組んでいかねばならぬ問題なんだと思っております。 Angry: 0.641 Disgust: 0.249 Fear: 0.477 Happy: 0.603 Sad: 0.294 Surprise: 0.523
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05:00:00 ~ 05:01:23 麻生国務大臣
かなり時間がかかると思われるのは、少なくとも、フランスがこれを成功しているという話がよく出ますけれども、フランスは、一九四〇年代後半、第二次欧州大戦に敗戦の後、敗戦って、一応勝ったことになっていますけれども、かなりフランスは男性の兵隊さんが亡くなっていますので、その対応からこれを考えたという話で、あのころからやって、七十年かけて今、二コンマ幾つまで持ってきていますから、そういった意味では、かなりの時間がかかるものだと思っております。その上で、今、税制に限った話かもしれませんけれども、税制優遇というものは、与えるということだけには限りません。御存じのように、少子化対策というものの財源というものとしてもこれはしっかり確保しておかないと、税の果たすべき重要な役割なんだと思っていますが、少なくとも、高齢者というか、年配の方も若い方も含めまして、全世代型の社会保障制度というものの構築というものへ向けて、今、少子化対策とかいろいろな意味で、社会保障というもののいわゆる安定財源を確保するというためには、いろいろなことを考えて、昨年十月、消費税率を一〇%に上げさせていただいたところです。 Angry: 0.431 Disgust: 0.211 Fear: 0.524 Happy: 0.621 Sad: 0.413 Surprise: 0.558
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05:01:23 ~ 05:02:12 麻生国務大臣
これによって得た増収分というものがありますので、それを利用して、いわゆる幼児教育とか、それから保育というものの無償化をやってみたり、また、待機児童というものが浜松でもあるんだと思いますけれども、そういったものの解消に向けた受皿というものの整備とか、また、四月以降、高等教育を無償化するとか、そういったことを実施するなどして、これで教育費が下がるということによって子供が産みやすくなる、そういったような取組が一つの使い方として考えられると思っておりますが、引き続き、これは予算とか税を含みます政策全体というもので取り組んでいかないとなかなか解決しない問題であろうと思っております。 Angry: 0.444 Disgust: 0.268 Fear: 0.508 Happy: 0.633 Sad: 0.371 Surprise: 0.453
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05:02:12 ~ 05:03:18 日吉委員
ありがとうございます。もちろん、税制だけで解決できる話ではなくて、政策全般で検討していかなければいけないとは思います。また議論をさせてください。そしてもう一つ、今度は自動車関連税制についてお伺いをいたします。かねてからいろいろ言われておりまして、取得段階、保有段階、そして走行段階でさまざまな税がかけられている。自動車重量税、自動車税、軽自動車税、そしてガソリン税とそれにプラスアルファされている暫定税率、当分の間の税率、こういったものがある中で、複雑ではないか、そして二重課税になっているのではないか、こういった話がありますが、これについて、税の簡素化というような意味で、もう少し簡素にしていく、そして二重課税を解消していく、こういったことをどのように考えられているのか、現状の方向性を教えてください。 Angry: 0.366 Disgust: 0.271 Fear: 0.384 Happy: 0.713 Sad: 0.528 Surprise: 0.499
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05:03:18 ~ 05:04:31 矢野政府参考人
お答え申し上げます。自動車関係諸税につきましては、委員御指摘のように、税体系が複雑でわかりにくいですとか、それを簡素化すべきだといった御指摘があることは承知しております。それぞれの税目につきましては、課税根拠ですとかあるいは創設、改編の経緯が複雑に存していることも事実でありますので、そうした点も踏まえて考えていく必要がございます。ちなみに、自動車関係諸税のあり方につきましては、一年前にも税制改正がございましたけれども、与党の税制改正大綱におきまして、技術革新や、保有から利用への変化などの自動車を取り巻く環境変化の動向ですとか、それから環境負荷の低減に対する要請の高まりなどを踏まえつつ、国、地方を通じた財源を安定的に確保していくことを前提に、その課税のあり方について、中長期的な視点に立って検討を行うとされておりまして、こういった諸点を踏まえながら、中長期的な視点で検討していきたいと思っております。 Angry: 0.516 Disgust: 0.342 Fear: 0.463 Happy: 0.562 Sad: 0.431 Surprise: 0.451
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05:04:31 ~ 05:05:17 日吉委員
少なくとも、一般財源化された中において、そもそもの課税をしていた理由がなくなってきているところ、こういったものは早く廃止した方がいいのかなというふうに考えます。時間もなくなってまいりましたが、あと、最後に、また森友学園の話を一つさせていただきたいなと思います。二月十九日、森友学園の籠池前理事長とその奥さんが国などの補助金をだまし取ったという罪で、籠池さん本人が五年の懲役、実刑判決が出まして、奥さんの方は執行猶予つきの三年の懲役判決が出ております。 Angry: 0.523 Disgust: 0.206 Fear: 0.493 Happy: 0.451 Sad: 0.516 Surprise: 0.494
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05:05:17 ~ 05:06:03 日吉委員
これは補助金をだまし取ったということなんですけれども、補助金適正化法での立件ではなくて詐欺罪で裁判が行われたというふうに聞いております。実際、補助金も一部返還もしているということでありますが、なかなか厳しい判決だったのかなというふうに考えます。その一方、財務省は、この森友問題に関連しまして公文書の改ざんを行って、それにかかわった方が結局不起訴処分になりました。 Angry: 0.574 Disgust: 0.297 Fear: 0.477 Happy: 0.458 Sad: 0.435 Surprise: 0.440
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05:06:03 ~ 05:06:50 日吉委員
今回の虚偽公文書の作成や国有地を不当に安く売却したとする背任などの疑いで、こういう不起訴になった方々がいますが、麻生大臣自身は、一年間の閣僚分の給与を自主返納されるというような、こういった対応をされております。それぞれ、財務省としてはこの籠池さんの裁判の結果は関係ないともしかしたらおっしゃるかもしれないんですけれども、麻生大臣のこの裁判の結果に関する感想を、ちょっと率直な感想をお聞かせくださいますか。 Angry: 0.829 Disgust: 0.256 Fear: 0.351 Happy: 0.440 Sad: 0.305 Surprise: 0.375
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05:06:50 ~ 05:07:25 麻生国務大臣
今聞かれた、最後に聞かれた、感想ですか。報道がなされたことは承知しておりますけれども、これは正直申し上げて財務省としてコメントするという立場にありませんので、大阪地裁で出された結審なんだと思いますので、その意味では、財務省として、ちょっとこれに関して、大阪地裁の判決に対してのコメントというのであれば、ちょっと私どもとしては、財務省としてのコメントは差し控えさせていただきたいと存じます。 Angry: 0.641 Disgust: 0.195 Fear: 0.436 Happy: 0.430 Sad: 0.445 Surprise: 0.500
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05:07:25 ~ 05:08:04 日吉委員
財務省としての答弁は差し控えられるということではございますけれども、一方で、この公文書の改ざんをめぐって相当な時間を国会の審議でも使いましたし、財務省の職員の方々もそれの対応に相当な時間と労力を使われました。それを、もし改ざんがなければ生じなかったであろうある種の損害というものというのは莫大な金額になるのかなというふうに思います。 Angry: 0.612 Disgust: 0.334 Fear: 0.503 Happy: 0.389 Sad: 0.427 Surprise: 0.369
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05:08:04 ~ 05:08:45 日吉委員
それが、籠池さんの補助金をだまし取った金額と単純に比べる話でもないかなとは思うんですけれども、一方は懲役五年、一方は不起訴処分ということになります。それぞれの刑法にのっとって判断されることなんだとは思いますけれども、一般の国民の方々の目から見たときに、ちょっとそれはバランスが悪いんじゃないのかなというような思いもあるんですけれども、このバランスという意味で、麻生大臣、もう一度御見解を教えてください。 Angry: 0.622 Disgust: 0.183 Fear: 0.480 Happy: 0.397 Sad: 0.452 Surprise: 0.503
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05:08:45 ~ 05:09:01 麻生国務大臣
今御指摘になりました、これは、詐欺罪で問われているいわゆる補助金の不正事件という話と文書改ざんという話は、全く全然別の話なんだと、性質が異なりますので。 Angry: 0.835 Disgust: 0.391 Fear: 0.553 Happy: 0.249 Sad: 0.276 Surprise: 0.350
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05:09:01 ~ 05:10:15 麻生国務大臣
司法手続に基づくいわゆる刑罰というものと職員に対します行政上の処分というものを比較することは、ちょっと適切ではないんだと思っております。片っ方は行政、片っ方は司法の話ですから。いずれにしても、改ざんの話というものは、私どもとしては、一連の問題につきましては、検察当局の検査というものが、捜査というんですか、手段が行われた結果、財務省としてはこれは不起訴処分ということになっておりますのは、もう御存じのとおりです。したがいまして、私どもとしては、この問題に対する私どもなりの調査をやらせていただいて、厳正な処分を行って、今言われましたように、私自身も給与の自主返納等々をさせていただいておりますので。いずれにしても、この問題というものに関しましては、だました方が悪いかとか改ざんした方が悪いかは、両方悪いに決まっているんですけれども、そういった意味では、こうしたことが起きないように、私どもとしては、決裁等々のやり方を変えるとか、いわゆる財務省の持っております風土というようなものを改革していくというようなことをやって、きちんとやらせていただかなければいかぬなと思っております。 Angry: 0.640 Disgust: 0.268 Fear: 0.470 Happy: 0.468 Sad: 0.351 Surprise: 0.490
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05:10:15 ~ 05:11:16 日吉委員
ありがとうございます。時間が来たので終わりますが、最後に一言だけ。前回の委員会のときに、財務省がガバナンスを強化していくに当たって、麻生大臣に、その責任者として、それを、責任があるということを明文化しながらやってくださいということを申し上げましたが、そんなことはないとおっしゃっていました。しかしながら、一般の企業では、内部統制報告書において、企業の社長に内部統制を構築する責任があるということをうたっているわけです。ですから、そういうことも踏まえまして、金融庁にそれを提出しているわけですから、そのトップである麻生大臣も、責任を明確化して取り組んでください。よろしくお願いいたします。以上で終わります。 Angry: 0.587 Disgust: 0.373 Fear: 0.399 Happy: 0.585 Sad: 0.449 Surprise: 0.429
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05:11:21 ~ 05:12:44 古本委員
国民民主党の古本伸一郎でございます。共同会派の枠の中で御質問させていただきます。午前中の委員会で、大変、日本じゅうというか世界じゅうの耳目が集まっているクルーズ船の問題で、断続的に委員会が、少し今もとまったわけですけれども、やはり厚生労働省は出すべきデータは出すべきだと思いますし、一方で、未知の感染症で日々奮闘されている職員、医官、事務官を含め、大変な状況だというのもこれまた想像にかたくないわけでありまして、お互い、誰が悪いではなくて、事実関係がはっきりした上で、何よりもこのハウスの危機管理ということでも問われていると思って、実は大臣もずっとスタンバイいただき、大変、ある意味で時間を要したわけでありまして、それぞれ理事間で真摯な議論があったことをここでまた報告をするわけであります。 Angry: 0.560 Disgust: 0.462 Fear: 0.459 Happy: 0.482 Sad: 0.416 Surprise: 0.430
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05:13:06 ~ 05:14:00 古本委員
うえの筆頭もうなずいておられる。そういうことで、一瞬、理事会室で若干どよめきが出たんですけれども。つまり、熱が出る前日まで、例えば奥さん、御夫婦であれば当然ベッドも同じくしていてもおかしくないわけであって、御主人が熱が出るまでは濃厚、濃密に接触していたけれども熱が出ていなくて、それで、逆に御主人が出張に行った後に発熱した場合は濃厚接触者にならないという定義を言われたのを聞いて、驚いたんです。だから、そういう事実関係も含めて、やはりいろいろな意味で、むしろオープンにした方がいいんじゃないかなということは、これは感想として述べておきたいと思います。 Angry: 0.413 Disgust: 0.344 Fear: 0.455 Happy: 0.514 Sad: 0.447 Surprise: 0.565
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05:14:00 ~ 05:15:07 古本委員
そこで、副総理の立場で大臣に少し所感を求めるわけなんですが、昨日付で厚生労働省が、イベントの開催に関する国民の皆様へのメッセージということで、要は、先生方は今、地元の行事も全部キャンセルになっていると思います、ある一定の人数が集まるいろいろな行事がですね。その意味で、厚労省が出されたこの文書によれば、イベント等の主催者においては、感染拡大の防止という観点から、感染の広がり、会場の状況等を踏まえ、開催の必要性を改めて検討していただくようお願いします、なお、イベント等の開催については、現時点で政府として一律の自粛要請を行うものではありませんと。つまり、自粛してくれというんなら自粛してくれと言った方がいいでしょうし、求めるものではありませんと言われたら、これまた判断が難しいですね。 Angry: 0.533 Disgust: 0.250 Fear: 0.488 Happy: 0.420 Sad: 0.518 Surprise: 0.442
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05:15:07 ~ 05:16:00 古本委員
下の方には、なお、学校や企業、社会全体における理解に加え、生徒、従業員の方々が休みやすい環境整備が大切であります、テレワークや時差通勤も有効な手段でありますと。そのとおりだと思うんですけれども、なかなか、この強制力というのがどこまで行使できるかというのも、本当に議論が分かれるところであります。こういう、国民の皆様へのメッセージということで厚生労働省からウエブ上も拝見できる情報としてもう出ているわけでありますけれども、例えば、大臣が主催しておられる御自身の何かいろいろな行事であれば、地元の秘書に連絡してちょっと今回はやめておこうというのは、これはいいでしょう。 Angry: 0.565 Disgust: 0.291 Fear: 0.390 Happy: 0.575 Sad: 0.385 Surprise: 0.497
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05:16:00 ~ 05:17:04 古本委員
だけれども、何か、第三者が主催しているんだけれども、そこに行っていいものかなと思いながら行くというのは、これはまた難しいですね。これは、まだ本当に未知の病、感染症と闘っておりますので、何をもって疑似陽性か陰性かと、きのうも予算委員会で同僚委員が大分やっていましたけれども。恐らく、いろいろな御経験が一番ある麻生太郎大臣でありますので、こういう場合はどうしたら一番いいのかと。今、マーケットもあいていますので、まだ一時間。私、萎縮しますと、本当に、年後半に向けて経済、景気に対して非常に心配がありますし、本気で時差出勤というのであれば、例えば、丸の内でも八重洲でもいいですけれども、ブロックで分けて、九時出勤、十時出勤と、本当に一大事ならそこまでやった方が、朝のあの満員電車が緩和されますよね。 Angry: 0.273 Disgust: 0.291 Fear: 0.518 Happy: 0.611 Sad: 0.535 Surprise: 0.524
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05:17:04 ~ 05:17:58 古本委員
ただでさえ、マスクがないと言っているんですから。まあ、きょう官房長官は、マスクは追加で手配すると会見されているようではありますけれども、それを見守りたいと思いますが、マスクを買いたくても買えないという世の中の人が大変多い中で、さあ、副総理におかれては、大規模イベントというのは何をもって大規模とするのかとか、判断は主催者に任せますと少なくとも書いてあるんです、厚生労働省は。これは非常に悩ましいところですね。まだマーケットがあいている時間なので若干はばかりますけれども、麻生太郎副総理なら、どういう処し方がこういう一大事のときには一番いいのかと。少し御所見を求めたいと思います。 Angry: 0.436 Disgust: 0.274 Fear: 0.508 Happy: 0.579 Sad: 0.462 Surprise: 0.537
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05:17:58 ~ 05:18:48 麻生国務大臣
病院経営者ではありますけれども、この種の疾患というか、疫病、伝染病等々に対する知識があるわけでは全くありませんので、私の立場としては、こういった話は、甚だしく過剰反応する人もいれば、台湾で前に、あれは何をしていましたかね、自民党の政調会長かな、していたときに、台湾で民進党が初めて選挙で勝ったというお祝いがあったんだと思うので、あれに行ったんですけれども、ちょうど台湾は風邪が大流行で、マスクをしていないのは私だけでしたと思いますけれども、別に無事で帰ってきましたので。 Angry: 0.298 Disgust: 0.139 Fear: 0.475 Happy: 0.624 Sad: 0.480 Surprise: 0.559
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05:18:48 ~ 05:19:14 麻生国務大臣
そういった記憶が出てきたので、あのときも大量の方が亡くなられたんですけれども。そういった意味では、今回のこの話も、風邪で亡くなっている方より今のところはまだこちらの方が少ないとか、いろいろな人がいろいろなことを言っていますけれども、これは正しく恐れなきゃいかぬところなんだと思うんですけれども、何が正しいのかというのは、古本先生、これは、要は、医者の言っている話もみんな違いますから。 Angry: 0.667 Disgust: 0.230 Fear: 0.542 Happy: 0.176 Sad: 0.593 Surprise: 0.425
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05:19:14 ~ 05:20:11 麻生国務大臣
マスクなんか全然効果がありませんよとテレビで言っている人がいっぱいいらっしゃいますからね。何だこれはと思いますけれども、どれが正しいのかよくわかりませんから。みんないろいろ言っておられますので、私どもも聞いていて、何だねと思いながら聞いてはいますけれども。一つだけ言えることは、今、町の病院に行かれたらわかりますけれども、例年に比べて、この二月ごろというのは大体風邪で、C型だ、B型だ、いろいろありますけれども、風邪で今ごろ病院の待合室というのは物すごく忙しいはずなんですけれども、今行ってみてください、ほとんどすいていますから。何でこんなにすいているのとこの間聞いたら、ウイルスのおかげですと。ウイルスが何で関係あるんだよと聞いたら、みんな手を洗うから、風邪にならないから誰も来ないんですよと言って、その医者は昔からのつき合いのある医者ですけれども、ぼろっと言ったのがすごく印象的でしたけれども。 Angry: 0.504 Disgust: 0.220 Fear: 0.473 Happy: 0.473 Sad: 0.474 Surprise: 0.545
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05:20:11 ~ 05:20:28 麻生国務大臣
いろいろな意味で正しく恐れないかぬというのが正しいんだと思っていますので、これに対して今どうすべきかという判断を、私どもが今、ちょっと私の立場で、これが正しいという答えを持っているわけではございません。 Angry: 0.548 Disgust: 0.281 Fear: 0.689 Happy: 0.263 Sad: 0.391 Surprise: 0.548
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05:20:28 ~ 05:21:13 古本委員
ありがとうございます。今後、政府挙げてさまざまな対応をとっていただくわけですし、我々もハウスとしていろいろな提案をしていくと思うんですけれども、立法が必要になることは、やはり与野党でさまざま議論して立法を行っていくということも今後必要なんだろうなと、ハウス側の宿題として感じますね。この件はもうこれぐらいにしますけれども、例えば、濃厚感染者という、濃密感染者という定義が、これは政省令で決めているのか、法律に明快に規定があるのか、今情報は持ち合わせておりません。 Angry: 0.565 Disgust: 0.287 Fear: 0.369 Happy: 0.629 Sad: 0.430 Surprise: 0.449
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05:21:13 ~ 05:22:02 古本委員
が、例えば、そうであれば、医者によってもいろいろな、疫学の専門度合い、感染症の専門家によって異なるということもわかります、ただ、そうであれば、立法に明快に書き込むぐらいのことをしてでも対応が求められるんだろうなと、これは自戒の念も込めて申し上げるわけであります。更につけ加えますと、大臣、以前、当委員会で、税の小委員会を設けてはどうかと。各小委員会を設けて、それで通年で議論をし、大臣、閣僚をとめ置いて外交日程も妨げてまで何かやるのではなくて、そのかわり小委員会で議論しようではないかと。 Angry: 0.451 Disgust: 0.231 Fear: 0.528 Happy: 0.552 Sad: 0.382 Surprise: 0.608
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05:22:02 ~ 05:23:13 古本委員
きょう、正直、この世の中の空気感の中で、率直に申し上げて、冷静に租税を議論するこの財務金融委員会の委員室かというと、なかなか難しいと思います。私も、冒頭この件は触れましたけれども。これはハウスの意思で決めればできるので、もう改めて大臣には聞きませんけれども、あのとき大臣も発想としてはいいんじゃないかいという趣旨のことを御答弁いただき、議事録に残っていると思います。そういう意味では、やはり冷静に租税のことは、一方でコロナウイルスの議論もしつつ、一方で、政治は動いておりますので、租税は御案内のとおり歳入法、税法でありますので、残りの時間、御質疑させていただきたい、このように思います。今、あえて言うと、新しく出てきた党、新興政党というんでしょうか、その党の党首を中心に、消費税を五%に下げて野党共同戦線を組もうじゃないかというような意見もあるようであります。 Angry: 0.580 Disgust: 0.239 Fear: 0.390 Happy: 0.638 Sad: 0.356 Surprise: 0.504
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05:23:13 ~ 05:24:03 古本委員
かくいう私が所属する国民民主党の幹部も、そういった意見に揺れ動いているようでありますけれども。消費税を今一〇%に上げたばかりであります。軽減税率でそもそも大混乱であると言っております。このさなかに、消費税を五%に下げますから選挙で一票入れてくださいと呼びかけたときに、若い人たちに響くと思いますか、大臣。私は、むしろ若い人ほど真面目に未来を考えているような気がいたしまして、財源はどこにあるんですかという話になるんじゃないかなと。細かな技術論は御存じなくても。 Angry: 0.442 Disgust: 0.332 Fear: 0.499 Happy: 0.581 Sad: 0.359 Surprise: 0.590
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05:24:03 ~ 05:24:43 古本委員
また政治はできもしないことを言っているんじゃないのかということもあるでしょう。加えて、かわりの財源を見つけないと、例えば、基礎年金についても国庫補助が入っていますし、さまざまな社会保障が維持できなくなるんじゃないかと、詳しくなくても、感覚でわかる若い世代の人が多いのではなかろうかと思うんですけれども、昨今、消費税を下げたら選挙に勝てるんじゃないかという議論があることについて、少し大臣の御所見を求めたいと思います。 Angry: 0.605 Disgust: 0.309 Fear: 0.475 Happy: 0.550 Sad: 0.301 Surprise: 0.490
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05:24:43 ~ 05:25:00 麻生国務大臣
若い人の方が少なくとも、私は八十ですけれども、私よりは現実的ですよ。生きている時間が長いから、あっちの方が。俺らより六十年ぐらい長く生きるわけですから、自分の生きている間に財政の話は自分に降ってきますから。 Angry: 0.468 Disgust: 0.381 Fear: 0.516 Happy: 0.552 Sad: 0.432 Surprise: 0.542
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05:25:00 ~ 05:26:06 麻生国務大臣
こっちはもう、あと、さようならしますので、無責任な立場はむしろこっちなんだと。僕には、いろいろなおっさんたちと話していて、そう思いますね。孫の話を聞いたことがあるかよといって、何回も、この間も話をしたんですけれども。そういった意味では、今言われたように、現実問題として、財源の話とか、いわゆる働いている若い人たちにとってはそこだけ集中してきますから、所得税と何とか。そういった意味では、いわゆる給付と負担のバランスの話等々を考えて、やはり真面目に考えて、ここに至るまで、簡単に思いつきでやったわけでも何でもなくて、二回ほど延長させていただいたりなんかして、やっとここにたどり着いたことになっておりますので。今の話は、古本先生、若い人の方が意外と、町で全然知らない人に会って話しても、極めて対応はプラクティカル、現実的だ、私にはそう見えますので、今おっしゃった意見というのであれば、私は、どっちにしますかというので選挙をやったら、それは意外と違うかもしれませんよ。 Angry: 0.484 Disgust: 0.282 Fear: 0.461 Happy: 0.584 Sad: 0.415 Surprise: 0.545
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Angry: 0.445 Disgust: 0.293 Fear: 0.280 Happy: 0.845 Sad: 0.439 Surprise: 0.408
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05:26:13 ~ 05:27:14 古本委員
まあ、どっちがどっちはここで詰めませんけれども、おっしゃっていることはわかります。多分同じ価値観をシェアさせていただいているように拝察をいたします。ついては、今、いみじくも大臣から若い人という切り口がありました。きょうも傍聴席に若い人もいらっしゃるようなので、これはやはり、若い人、衣食住の消費性向、支出の中に圧倒的に占めますのは、もちろん中低所得層の方が食料品が、食べ物が多いとは思うんですが、中所得層からちょっと上がっていきますと、持家志向になりますね。きょうは少し、住宅税制について。国交省にもお越しいただいていますけれども。かつて、家を買い、そして取得簿価があります、わかりやすく紹介しますと、取得簿価五千万で買った家を仮に二千万で売りました。 Angry: 0.390 Disgust: 0.274 Fear: 0.431 Happy: 0.728 Sad: 0.407 Surprise: 0.576
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05:27:14 ~ 05:28:01 古本委員
いろいろな償却も終わって、土地代金ぐらいしか残っていません。そうすると、これは例えて言うと、三千万円のいわゆる損切りをしなきゃいけない。譲渡損が出るんですけれども、この三千万については、税制上の優遇措置、控除、つまり経費化するということは現状ではできますか。 Angry: 0.618 Disgust: 0.363 Fear: 0.522 Happy: 0.338 Sad: 0.541 Surprise: 0.425
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05:28:01 ~ 05:28:32 矢野政府参考人
お答え申し上げます。それぞれの個々の実情に合わせてということになりますけれども、幾つかの特例がございます。いわゆる買いかえ特例ですとかいうものなどがございますので、そういった形に該当するものであれば、控除がきく場合、あるいは繰越控除がきく場合がございます。 Angry: 0.476 Disgust: 0.370 Fear: 0.409 Happy: 0.720 Sad: 0.387 Surprise: 0.479
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05:28:32 ~ 05:29:03 古本委員
これは居住用財産の買いかえ特例ということで、大臣、ちなみに、これは、きのう私、三時間かけて通告しています。矢野局長におかれては多分、こういう細かい税制はちょっと失念されているかもしれませんが、担当課長は精通されているんです。だから、私、小委員会で課長とやった方がいいと言っているんです。矢野局長がだめだと言っているんじゃないです。細か過ぎる話に入ってくるので、これは改めて小委員会がいいなと思いますね。 Angry: 0.417 Disgust: 0.226 Fear: 0.447 Happy: 0.646 Sad: 0.395 Surprise: 0.583
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05:29:03 ~ 05:29:37 古本委員
それを、若干苦言を申し上げた上で更に問いますけれども、居住用で買いかえた場合は売却損が出たら圧縮できる税制が残っていますけれども、実は、平成十六年に、単なる売り切りの場合、つまり非居住用の物件の場合は圧縮できない税制に変えてしまったんですよね。国交省、そうですよね。きょう、国交省は来ていますね。 Angry: 0.388 Disgust: 0.262 Fear: 0.488 Happy: 0.639 Sad: 0.396 Surprise: 0.572
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05:29:37 ~ 05:30:15 小林政府参考人
お答えを申し上げます。譲渡損が発生した場合の扱いにつきましては、平成十六年度税制改正で、土地建物の譲渡に係る譲渡損を他の所得と損益通算できる一般的な仕組みは廃止をされておりまして、一定の要件のもとで、居住用財産について、譲渡損失について、売却した年に損益通算が認められておりまして、かつ、翌年以降三年間繰越控除ができることとされております。 Angry: 0.643 Disgust: 0.477 Fear: 0.427 Happy: 0.505 Sad: 0.534 Surprise: 0.297
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05:30:15 ~ 05:31:27 古本委員
買いかえた場合は圧縮できます。売り切った場合も圧縮できるということでいいですか。居住用以外の買いかえ、居住用外、つまり、セカンドハウスを持っておられる人がそれを売った場合でも圧縮できますか。今、要求官庁の国交省住宅局に聞いていますので、きちんと答えていただきたいと思いますが、要は、買いかえた場合に、今の住んでいるお宅を売却して、その売却資金を元手にまた次に居住用に買いかえるというのが居住用財産の買いかえ特例だと思っていますけれども、正直言えば、ライフスタイルの変化とともに、家族の人数構成あるいは子供の成長によって家を住みかえるという場合は、これは間々あるわけであります。 Angry: 0.360 Disgust: 0.391 Fear: 0.577 Happy: 0.583 Sad: 0.352 Surprise: 0.624
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Angry: 0.182 Disgust: 0.264 Fear: 0.320 Happy: 0.881 Sad: 0.533 Surprise: 0.576
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05:31:27 ~ 05:32:01 古本委員
とりわけ、バブル期と言われる、ざっくり言うと昭和六十年代から平成元年代に社会人になったような、はっきり言うと、今五十代、六十前後、私も含めた世代の者たちは、ある意味バブル期に家なりマンションを買った人は、セカンダリーという意味で、大変、都心四区とかの物件は別格ですよ、一般的な先生方の地方都市にある物件で見れば、基本的には価格は下がっていますよ。 Angry: 0.126 Disgust: 0.193 Fear: 0.608 Happy: 0.837 Sad: 0.316 Surprise: 0.709
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05:32:01 ~ 05:33:10 古本委員
つまり、取得簿価から割れている。だけれども、自分は、子供の成長とともに、最初に買ったマンションはそのままに、ある意味、今、別の一戸建てに住んでいますという人は、これが塩漬けになっている。これの損切りができて所得等圧縮できたならば、極めて、この最初に買ったエントリーハウスといいましょうか、若いころに買った家で塩漬けになっているやつを、例えばリフォームして、そしてそれを低廉で若い人たちに貸してあげれば、実は、若い人たちは、まずは家を買うという呪縛の中から、みんな、地方から都会に出てきている人たちは、やはり四千万、五千万のローンを組んで、これは政府としてもローン減税で政策誘導してきた、よく承知しています。それで、まさにみんな、住宅取得、住宅神話と言われる持家神話でこれを引っ張ってきたわけなんですけれども、年代によってこれは分かれると思います。大臣、この問題意識は、例えば敬老会とかへ行きましても、八十代のおじいちゃま、おばあちゃまと話していましたら、もうかれこれ二、三年、二階に上がったことがないという人が結構いますよ。 Angry: 0.355 Disgust: 0.242 Fear: 0.527 Happy: 0.666 Sad: 0.338 Surprise: 0.645
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05:33:10 ~ 05:34:21 古本委員
それはやはり、二階に上がるとリスクがあるからです。じゃ、もう子供たちが巣立ったその二階建ての家を売却して、キャッシュアウトして、損切りして、それをリフォームして若い人たちに低廉で貸してあげたならば、例えば子育て世代の若い人は、ちょっと郊外でも、バーベキューのそういう庭つきのところで、ちょっと賃貸戸建て住宅に入って、それで子供が高校生ぐらいになったら駅前のマンションに住みかえてとか、いろいろな変化があっていいと思うんですけれども、今、一度家を買ったら、サラリーマン、夢のマイホーム、一生に家一軒ということで、もうフローしませんから。これはある意味、住宅局が政策で、ローン減税で誘導してきたんだと思いますけれども、賃貸もあれば、購入もあれば、いろいろなパターンのライフスタイルがあっていいと思うし、そのときに所得と通算できないように平成十六年からしてしまったのは、実は、もうそれから十五年以上たっているんですから見直してはどうですかという問いかけをしているんです。 Angry: 0.472 Disgust: 0.282 Fear: 0.393 Happy: 0.692 Sad: 0.422 Surprise: 0.500
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Angry: 0.821 Disgust: 0.334 Fear: 0.464 Happy: 0.403 Sad: 0.357 Surprise: 0.494
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05:34:33 ~ 05:35:00 小林政府参考人
先ほどお話ししましたように、一定の要件のもとで損益通算、繰越控除などができます特例につきましては、令和元年の十二月三十一日に適用期限が到来をしておりますので、今回の所得税法の一部改正法案にも盛り込ませていただいて、二年の延長をお願いをしているところでございます。 Angry: 0.264 Disgust: 0.144 Fear: 0.370 Happy: 0.880 Sad: 0.418 Surprise: 0.568
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05:35:00 ~ 05:35:33 小林政府参考人
そのほかの、先ほどございました既存住宅の賃貸、例えば若年世帯に対する賃貸のための改修とか、そういったものについては、これは支援メニューを別途用意をさせていただいて、今、支援をしているところでございます。私どもとしては、さまざまな居住ニーズがあるということは認識をしておりますので、財政制約も勘案しながら、必要な支援のあり方について引き続き検討をしてまいりたいと考えております。 Angry: 0.373 Disgust: 0.283 Fear: 0.507 Happy: 0.633 Sad: 0.455 Surprise: 0.540
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05:35:33 ~ 05:36:01 古本委員
主税局長、今、賃貸の場合、家賃は所得控除できますか。これは、サラリーマン、一般給与所得者はできませんね。一方、いわゆるフリーランスとか、いわゆる個人事業主になった方は、家事部分といわゆる事業部分に案分すれば、その部分は経費化できませんか。 Angry: 0.513 Disgust: 0.297 Fear: 0.573 Happy: 0.452 Sad: 0.398 Surprise: 0.572
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05:36:01 ~ 05:37:24 古本委員
損金に入りますよね。と思っていますけれども。もしそうであれば、問題提起は、やはり若い世代が賃貸住宅に入って、満員電車で揺られて通勤しているわけでありますね。同じくローンを組んで、まあ、四千万か五千万か六千万かわかりませんけれども、おうちを買ったという人はローン減税を受けられますよね。十万、十五万か二十万、この都心四区ならちょっとした間取りでももう十万円じゃ入れませんよ。ちょっと外れてもいい値段します。これは、一般のサラリーマンは、所得、圧縮できますか、フリーランスの人はできますよね、このことを言っているんです。一般の、いわゆる個人事業主じゃない方の家賃相当分を経費化とするという考え方もあっていいと思うんですけれども、経費の概念として、現在は存在しないですけれども、御所見を求めます。 Angry: 0.526 Disgust: 0.348 Fear: 0.539 Happy: 0.481 Sad: 0.420 Surprise: 0.525
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05:37:24 ~ 05:37:56 矢野政府参考人
お答え申し上げます。委員御指摘のとおり、事業を経営しておられる個人事業主の方ですと経費に入れられる部分がありますけれども、いわゆる給与所得者等々でございますと、その家賃というものは、家事関連費等々の範疇に入って、消費支出あるいは投資支出ということで可処分所得の処分ということになりますので、それを経費性という形には今のところなっておらないのが現実でございます。 Angry: 0.517 Disgust: 0.532 Fear: 0.507 Happy: 0.565 Sad: 0.438 Surprise: 0.375
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05:37:56 ~ 05:38:09 古本委員
というような話も、これは本当に、大臣臨席のもとでのこの委員会でぎりぎりぎりぎりやっていたらもう何時間あっても足りませんけれども、めちゃくちゃ大事な、とても大事な観点だと思いますね。 Angry: 0.427 Disgust: 0.146 Fear: 0.478 Happy: 0.451 Sad: 0.496 Surprise: 0.604
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05:38:09 ~ 05:39:08 古本委員
つまり、住宅というのは購入するものだということでローン減税ということで、じゃ、主税局長、このローン減税の年間の財源はどのくらいですか。今年度、幾ら求めていますか。多分、〇・七とか〇・八、年によっては〇・九ぐらいじゃないですか。七千から八千の、つまり、コンマ七からコンマ八兆円の政策減税を入れているというのはなかなかないですよ。超大物ですね。そのくらい住宅に関しては、世の中のみんなの、一般的な庶民、みんな家を買いたいなという夢のマイホームですよ。 Angry: 0.426 Disgust: 0.341 Fear: 0.496 Happy: 0.582 Sad: 0.473 Surprise: 0.546
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05:39:08 ~ 05:40:08 古本委員
それをローン減税で応援してきたんですけれども、賃貸の人には何にもないというのは、問題提起にきょうはとどめますけれども、今後とも議論したいと思います。実は、大臣、こういった幾つかの、いわゆるかつてあったけれどもやめた制度、あるいは、かつてあったけれどもちょっと縮減したというのを幾つかまとめて、令和二年度の税改正に関しての国民民主党の提言ということで、実は自由民主党甘利税制調査会長に提言を申し込んだところ、受けてくださいました。提言書はとっていただきました。遠山副大臣、公明党も、西田税調会長に提言書を受けていただきました。その中でまとめたものの一つに、今申し上げた、いわゆる住宅が簿価割れするのが怖くてもまた家は買えませんよね、家は上がるものだというのは、ある意味、住宅神話ですから。 Angry: 0.555 Disgust: 0.242 Fear: 0.460 Happy: 0.644 Sad: 0.329 Surprise: 0.506
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05:40:08 ~ 05:41:13 古本委員
下がったとき嫌だなと思うからちゅうちょする人もいるならば、下がって売った場合、それは損切りできる、圧縮できるという税制があったら、住宅がフローするんじゃないかな。それはセカンダリーで回していけばいいし、そうすると、さらなる需要喚起になると同時に、若い人が低廉で賃貸でそこに入れるということのメリットが出るし、シニアはそれを財源に駅前の一LDKか何かに引っ越せばいいですよ。それはもうシニアの皆さん、私の親を見ても、行動半径は五メートル以内ですよ。手の届くところ以外、動かないですよ。そういうことを考えたら、そっちに全体をフローさせたら物すごくマネーも流れますし、一つの経済政策になるんじゃないか。その意味で、ローン減税が悪いと全く言っていませんよ、ローン減税をきちんと維持しつつ、賃貸という概念も少し誘導していくのと同時に、平成十六年の改正で単純売り切りについては恐らく圧縮したはずなので、さっきそういう答弁もありましたので、ぜひ検討をまた加えていただきたい。 Angry: 0.460 Disgust: 0.280 Fear: 0.516 Happy: 0.585 Sad: 0.378 Surprise: 0.549
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05:41:13 ~ 05:42:05 古本委員
そのときに提案した一つに、遠山副大臣、実は、当委員会委員の公明党の伊佐委員におかれては、先般、本会議で、いわゆる災害損失控除の御質疑をされておられました。恐らく御党としてのテーマなんだろうと思いますけれども、実は私どもも全く同感で、実は去年から、厳密にはおととしから提言しています。何となれば、岡山の真備で、広島の呉で、もうこれはおととしになりますけれども、大変な豪雨災害があり、私どももボランティアに微力ですけれども参り、あの惨状を目の当たりにし、風化させてはいけないと本当に思いました。去年は、千葉県を始め各地で、千曲川ほか、先生方の地元も大変被災されました。 Angry: 0.404 Disgust: 0.189 Fear: 0.611 Happy: 0.463 Sad: 0.420 Surprise: 0.590
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05:42:05 ~ 05:43:13 古本委員
どうして被災された方が、流された家を再取得するために、ただでさえも泣きっ面に蜂の状況のときに、また家のローンを組んで再取得するわけですね。もちろん、火災保険がおりればそれは除外されるというのはよく理解していますけれども、現在は雑損控除という扱いになっていて、例えば、五千万で買った家が、何年か住んでいて、時価評価三千万の家になっていたとしましょう、この家が流失された場合には、三千万を控除してあげたならば、何年間かは所得税、住民税が減免されるわけでありますよね。本当に、温暖化で毎年のように記録外の雨が襲来して、それで涙ながらにマイホームを再取得する人たちからまた所得税、住民税を取り続けるというのは、これは忍びないですよ。 Angry: 0.631 Disgust: 0.273 Fear: 0.516 Happy: 0.264 Sad: 0.579 Surprise: 0.374
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05:43:13 ~ 05:43:52 古本委員
ついては、この雑損控除というのは三年なんです。引き切れないですよ。三年で一気に引ける人なんて、それは何千万、課税ベースでいうと、恐らく課税所得が二千万、三千万ある人でないと、ワンショットで引き切れないですよ。そんな人、ほとんどいないですよ。そういう意味では、実は、やはり雑損控除でなく災害損失控除的な税制を創設し、できれば十年間ぐらいずっと所得を圧縮してあげるというものをやってはどうかと思うんですけれども、主税局長、政府部内での検討状況を聞かせてください。 Angry: 0.595 Disgust: 0.320 Fear: 0.565 Happy: 0.332 Sad: 0.478 Surprise: 0.459
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05:43:52 ~ 05:44:39 矢野政府参考人
お答え申し上げます。災害によって生じました損失につきまして、御提案のように、繰越控除、現行、基本三年間でありますところを延長するという話は、御提案としては多方面からあるところでございますけれども、事業上の損失など、所得税の他の損失の繰越期間が原則三年でありますこととか、あるいは、雑損控除の損失は、事業上の損失とは異なりまして、青色申告を行った年に生じた損失である必要はございませんし、また、被災者である納税者の状況を踏まえまして、災害損失の額を証明する書類の添付を求めていないというのが現状でございます。 Angry: 0.619 Disgust: 0.498 Fear: 0.533 Happy: 0.442 Sad: 0.441 Surprise: 0.373
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05:44:39 ~ 05:45:05 矢野政府参考人
仮に、三年を延ばして、長期にわたって控除を認めるということにいたします場合には、その損失額の実情、実額を確認する仕組みをどうするかといった現実的な問題がありますので、そういった点を乗り越えていかなければならないということ、他とのバランスなどがございまして、にわかには難しいと思っております。 Angry: 0.354 Disgust: 0.290 Fear: 0.683 Happy: 0.362 Sad: 0.559 Surprise: 0.418
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05:45:05 ~ 05:46:41 古本委員
このITの時代に、かつ、被災地というのはどこがエリアかというのはもう衆目が一致するわけであって、それで、課税台帳はそれぞれ市区町村に備えつけてあって、そして現在評価額というのはわかるわけですから、なかなかその評価額が把握しづらい云々の理由は、本当に被災者の人に話せるのかという話にだんだんなってきますよね。ぜひ、与党内でも公明党の皆さんからそういう声が出ているということを、改めて本会議で伊佐先生の御発言を聞いて我が意を得ましたので、この話は引き続き取り上げたいなというふうに思います。きょう、総務省にも来ていただいておりますけれども、大臣、いわゆる設備投資は、実は、私どもが政権を担わせていただいたときも、設備投資をしたら法人税を減税します、あるいは雇用を維持したら減税しますと、いろんなあの手この手でやってきたんですけれども、つまるところ、日本の法人、これは大法人、中法人全部合わせて納税法人、益金法人は三割前後という実態を考えたら、実は、法人税をおまけしますから設備投資してくださいというのは余り強烈なインセンティブにはならないというのが、当時制度の担ぎ手の一人であった者として、全く効果がないとは言いませんけれども、振り返るわけであります。 Angry: 0.575 Disgust: 0.302 Fear: 0.368 Happy: 0.556 Sad: 0.408 Surprise: 0.452
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05:46:41 ~ 05:47:13 古本委員
その上で、むしろ効果があるのは固定資産税ではないかなという問題提起をしたいと思います。固定資産税の設備、つまり、償却資産に係る固定資産税税収の、少し調べてみましたら、これは総務省から資料をいただきましたけれども、例えば、工場に係る有形固定資産税の年末残高が多い五都道府県というと、愛知県です。 Angry: 0.415 Disgust: 0.262 Fear: 0.474 Happy: 0.724 Sad: 0.299 Surprise: 0.619
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05:47:13 ~ 05:48:15 古本委員
物づくりが多いからでしょうか、七・六兆。神奈川、四・三兆。兵庫、四・一兆。静岡、三・七兆。大阪府が三・六兆円となってございます。つまり、設備償却に課税をしていて、そのいわゆる財源が市町村あるいは県の大変貴重な財源になっておられるという自治体は、これを下げてくれと言ったら大変痛いですよね、歳入欠陥になりますので。他方で、余り寄与度、あえて言うと依存度がそうはない自治体においては、大胆な設備償却資産に対する減免税を、今回の政府提案のワンショットではなくて、あえて言います、三年限定ですからスリーショットではなく、ずっと続けますということがなぜできないかという、少し問題提起であります。 Angry: 0.336 Disgust: 0.289 Fear: 0.548 Happy: 0.571 Sad: 0.510 Surprise: 0.590
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05:48:15 ~ 05:49:01 古本委員
なぜならば、今回、主税局長、生産性が上がれば減税するんですよね。法人税は国税です。生産性が上がれば、今回、法人税を下げてくれます。つまり、最新型の例えばプレス機械とか、最新型の溶接機械、最新型のコピー機ということを入れることにより、能率が上がる、作業性が上がる、それはそうです、最新型ですから、法人税を減じていただけるのに、どうして固定資産税は最新型になればなるほど増税になるのか。これは評価額が上がるからです。 Angry: 0.595 Disgust: 0.406 Fear: 0.407 Happy: 0.626 Sad: 0.375 Surprise: 0.447
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Angry: 0.708 Disgust: 0.389 Fear: 0.422 Happy: 0.481 Sad: 0.327 Surprise: 0.441
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05:49:24 ~ 05:50:15 稲岡政府参考人
お答えを申し上げます。固定資産税は、固定資産、これは土地、家屋、それから償却資産でございますけれども、その固定資産の保有と行政サービスとの間に存在します受益関係に着目をして、応益原則に基づいて、その資産価値に応じて課税する財産税でございます。償却資産についてでございますけれども、これは事業用の土地や家屋と一体のものとして企業の事業活動に供されるものであり、市町村から広範な行政サービスを受けることでその収益力を継続していると考えられることから、課税客体とすることが適当であるとして課税を行っているということでございます。 Angry: 0.569 Disgust: 0.391 Fear: 0.434 Happy: 0.682 Sad: 0.328 Surprise: 0.491
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05:50:15 ~ 05:51:04 古本委員
要は、より最新の設備を入れたいという事業者がいて、その方が安全だし、例えば指を挟まなくなるよだとか、いろいろな、安全衛生上も非常に最新型の設備の方がいい、そういうセーフティー機能もいろいろついている、町工場のおやじさん、それを入れてあげたいけれども、法人税を減税しますから入れてくださいと言われても、土台、赤字法人であったらそのメリットはきかないんです。一方、最新型の設備で、そして労働災害も起こりにくい、いろいろなセーフティーネットがついている設備を自分のところの従業員のために入れたいなと思ったら、今度は固定資産税が上がるんですよ。国税は生産性に着目し減税するのに、固定資産税はなぜに担税力があると思うのか。 Angry: 0.593 Disgust: 0.229 Fear: 0.461 Happy: 0.523 Sad: 0.356 Surprise: 0.578
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05:51:04 ~ 05:52:20 古本委員
そのときに、結果として、これは年後半に向けて、今回のこのコロナウイルスの問題がさらに拍車をかけて設備投資意欲が冷え込んだ場合、年後半の景気、経済を本当に懸念をいたしますね。そういう意味では、この固定資産税を時限で今回減免するということを、これは総務委員会がメーンでしょうけれども、今回三年限りですけれども、個人の住宅の場合は新築を建ててから二分の一軽減が二年間でしたか、個人の場合は軽減が入りますけれども、戻ったとき、みんな、家を建てたことがある人はわかりますけれども、ああ、固定資産税上がったなですよ。痛いですけれども、上がったなですよ。これは、本当に、何とか益金法人になって経営努力しようと思って頑張っている、歯を食いしばっている中小事業者からしたら、せっかく新しい設備を入れて従業員のためにと思っているのに、固定資産税がまたぼんと上がると、これはなかなか激変は痛いですよ。 Angry: 0.393 Disgust: 0.258 Fear: 0.543 Happy: 0.465 Sad: 0.490 Surprise: 0.551
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05:52:20 ~ 05:53:05 古本委員
きょうは細かなデータは言いませんけれども、実は、自治体によっては、設備償却に係る固定資産税依存度が三%未満という、税収全体に占める寄与度がですね、自治体も少なくないので、例えばそういう自治体からまず実験的に進めてみるとか、さまざまな検討を重ねてもらいたいなと思うんですけれども。大臣が御不在になったので、ちょっとそれを再度大臣に聞きたいと思いますが。では、総務省は、今回、三年でもとに戻るわけですよね、ゼロの。 Angry: 0.448 Disgust: 0.424 Fear: 0.392 Happy: 0.551 Sad: 0.562 Surprise: 0.409
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05:53:05 ~ 05:53:30 古本委員
三年間だけ、設備償却に関して固定資産税を取りません、ある一定の生産性向上する設備。これは四年後にはぽんと上がるんですけれども、そのことについては事業者にどうやって説明するつもりですか。 Angry: 0.614 Disgust: 0.368 Fear: 0.549 Happy: 0.393 Sad: 0.392 Surprise: 0.531
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05:53:30 ~ 05:54:16 稲岡政府参考人
お答えを申し上げます。償却資産に係る固定資産税につきましてさまざまな御議論があるということはよくよく承知しておりますけれども、これは、市町村にとって、総額一・七兆円ということでございますので、大変重要な財源であるというふうに考えておるところでございます。御指摘の生産性革命の実現に向けた償却資産に係る特例措置、この創設は平成三十年度税制改正でございましたが、その際、市町村からは、現行制度を堅持すべきであるとか、国の経済対策は国の責任において行って、地方の基幹税である固定資産税を用いるべきではないなどとの強い意見をいただいたところでございます。 Angry: 0.581 Disgust: 0.360 Fear: 0.434 Happy: 0.670 Sad: 0.328 Surprise: 0.463
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Angry: 0.685 Disgust: 0.395 Fear: 0.568 Happy: 0.480 Sad: 0.253 Surprise: 0.470
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05:54:37 ~ 05:55:06 古本委員
例えば神奈川県の例を紹介しますと、工業地帯がありますよ、川崎を始め、工業地帯があります。神奈川県の税収に占める、市町村税収ですよ、全体に占める、きょう私が問題にしました機械及び装置、工具、器具、備品、つまり設備に係る、償却資産に係る固定資産税税収のシェアは二・五%ですよ。 Angry: 0.434 Disgust: 0.238 Fear: 0.445 Happy: 0.806 Sad: 0.259 Surprise: 0.593
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05:55:06 ~ 05:56:03 古本委員
それは法人住民税が入るからですよ、どんと。あるいは、固定といったって、地べたの本当の固定の方がどんと入るからですよ。つまり、設備償却から、これでもかというぐらい町工場のおやじさんから取るのをもうやめたらどうですかという問題提起をしておりますので、少なくとも、あえて言います、たった二・五%の設備償却の税収シェアなので、大神奈川県だったら、例えば、思い切って、どうぞ固定の減免を三年と言わず半永久的に続きますので神奈川県で設備投資してくださいと言ったら、一つのメッセージになるんじゃないかと思いますけれども。これは自治事務でやれませんよ、租税法律主義が邪魔しますから。神奈川県知事の判断で、神奈川県議会でこうだと言えない。筆頭も御出身ですから、大きくうなずいておられますけれども、だったら憲法を変えてでも租税法定主義を変えようじゃないか、こういう議論を大いにやればいいと思いますよ。 Angry: 0.737 Disgust: 0.352 Fear: 0.399 Happy: 0.561 Sad: 0.310 Surprise: 0.428
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05:56:03 ~ 05:57:02 古本委員
つまり、そのくらい縛っているんですよ、いろいろなことができないように。残り五分ぐらいになりましたので、現年課税。これは、私、麻生大臣、もしかしたら総務大臣時代に御質問したかもしれませんが、前年の一月から十二月の所得で当年六―五月の課税になるんですね、住民税は。したがって、定年退職された多くの先輩諸公におかれては、退職金を切り崩し住民税を払うんです。翌年、もう所得がぼんと落ちますから、年金しかありませんので。逆に、新入社員で入った新卒の高校生、大学生、専門学校生たちは、前年所得がありませんから、わあと思って使っていたら、その翌年にはどんと住民税が来るんです。 Angry: 0.414 Disgust: 0.302 Fear: 0.542 Happy: 0.531 Sad: 0.456 Surprise: 0.563
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05:57:02 ~ 05:57:49 古本委員
あえて言いますけれども、我々、同僚議員、惜敗された翌年はきついということになるわけです、前年の所得で請求書が来ますから。こういうことを考えますと、このITの時代に、どうして所得税と同じく現年課税ができないのか。この問題提起も、実は自民党税調、公明党税調にも問題提起させていただきましたら、少し検討しているということであったんですけれども、検討状況、総務省。 Angry: 0.539 Disgust: 0.303 Fear: 0.530 Happy: 0.379 Sad: 0.525 Surprise: 0.455
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05:57:49 ~ 05:58:18 稲岡政府参考人
お答えを申し上げます。委員御指摘のとおり、個人住民税につきましては、前年の所得を基準として翌年度に課税する翌年度課税と現行なっております。この翌年度課税の仕組みは、課税団体ごとに税率が異なり得る中で、その課税団体を明確化しつつ、所得税における確定申告等を活用することで、納税義務者や企業、地方団体の税務事務に過大な負担が生じないよう配慮して講じられているものでございます。 Angry: 0.535 Disgust: 0.394 Fear: 0.487 Happy: 0.600 Sad: 0.412 Surprise: 0.473
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05:58:18 ~ 05:58:52 稲岡政府参考人
それで、個人住民税の現年課税の問題につきましては、現在も学識経験者や企業、地方団体等を構成員とする個人住民税検討会というところで検討を行っております。これまで、所得税と同様の課税方式を念頭に、企業、納税者、地方団体それぞれにどのような事務が発生し、事務負担をどのように軽減することが可能かなどなどにつきまして議論を行ってきたところでございます。 Angry: 0.582 Disgust: 0.279 Fear: 0.393 Happy: 0.642 Sad: 0.398 Surprise: 0.465
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05:58:52 ~ 05:59:04 古本委員
大臣、これは私が十何年前に質問したときとそう変わっていないんですね。もうそろそろ変えていいと思うんですけれども、大臣の経営センスからいったらこのスピード感ってないですよ。 Angry: 0.534 Disgust: 0.239 Fear: 0.499 Happy: 0.459 Sad: 0.432 Surprise: 0.548
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05:59:19 ~ 06:00:00 麻生国務大臣
これは極めて技術的な話であるんですよ、この話は。したがって、私も落選したときに、あなたの言われた話と全く同じ感想を持ったから、あのとき。ほう、えらい税金高いななんて思った記憶があるので、うかつに落選もできぬなとあのときつくづく思った記憶があるんですけれども。いずれにしても、この種の話は、そんな簡単に、ちょっとどう思いますかと言われて、これはごもっともと簡単に言ってすぐまた変わるものでもありませんから、ちょっと時間をいただいて、よくよく総務省というか自治省で検討させないかぬところでしょうね、これは。 Angry: 0.610 Disgust: 0.298 Fear: 0.530 Happy: 0.391 Sad: 0.390 Surprise: 0.570
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Angry: 0.379 Disgust: 0.340 Fear: 0.336 Happy: 0.780 Sad: 0.508 Surprise: 0.473
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Angry: 0.466 Disgust: 0.331 Fear: 0.511 Happy: 0.604 Sad: 0.456 Surprise: 0.579
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06:00:39 ~ 06:01:12 階委員
立国社共同会派の階猛です。本日もよろしくお願いします。日銀総裁、きょうお越しいただいていますけれども、先ほど事務方から、三時二十分には出なくちゃいけないということで、質問の順番を変えて、日銀総裁からお伺いしたいと思います。ただし、前回のように聞かれたことに関係ないことをだらだらしゃべっていますとおくれることもあり得る点、重々認識した上で、簡潔な答弁をお願いいたします。 Angry: 0.525 Disgust: 0.260 Fear: 0.365 Happy: 0.712 Sad: 0.462 Surprise: 0.463
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06:01:12 ~ 06:02:09 階委員
さて、私の通告では三点目なんですが、政府の税収見込みの前提となる経済、物価見通しの妥当性ということに関して伺いたいと思います。皆さんのお手元には、資料の二枚目ですけれども、政府の見通しは、ここに書かれていますとおり、実質GDPで見ますと、二〇年度一・四%、二一年度〇・八%の伸びということになっていますが、日銀の見通しでは、それぞれ〇・九%、一・一%と、低い伸びにとどまっています。私は、この場でも前回たしか海江田先生も議論されていたと思いますが、政府の見通しは、税収を過大に見積もるために、あえて実態よりも高く出しているんじゃないかなというふうに思っているわけです。 Angry: 0.520 Disgust: 0.259 Fear: 0.465 Happy: 0.622 Sad: 0.341 Surprise: 0.584
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06:02:09 ~ 06:02:47 階委員
きょう櫻井さんが資料で提出したようなものを見ても、過去の政府の見通しというのは大体下方修正されて、実績値はそれに及ばないことが大半なんですね。大体七割ぐらいは下に行っている、こういう結果も出ているわけです。そういう中で、日銀総裁に伺いたいと思います。日銀は、経済見通しについてもプロの人たちがやっていると思うんですが、今申し上げました政府の見通しが高く出ていることについて、どのようにお考えになりますか。 Angry: 0.468 Disgust: 0.327 Fear: 0.527 Happy: 0.495 Sad: 0.454 Surprise: 0.552
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06:02:47 ~ 06:03:02 黒田参考人
御指摘のとおり、政府の見通しと展望レポートにおける日本銀行の見通しを比べますと、二〇二〇年度と二〇二一年度の成長率に差があるのは御指摘のとおりでございます。 Angry: 0.750 Disgust: 0.367 Fear: 0.465 Happy: 0.519 Sad: 0.197 Surprise: 0.541
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06:03:02 ~ 06:04:04 黒田参考人
ただ、これらの見通しは、見通し作成における前提の置き方が異なっていることもありまして、一概に比較するというのはなかなか難しいのではないかと思います。大事なことは、先行きの経済、物価見通しの基本的な方向性として、所得から支出への前向きの循環メカニズムが働くもとで緩やかな拡大基調が続く、それから、二〇二〇年度を中心に政府の経済対策の効果が発現すると考えていることなどは基本的に違わないと思いますけれども、御指摘のとおり、確かに成長見通しが異なっており、日本銀行の見通しですと、二〇二〇年度より二〇二一年度の方に経済が加速していくという姿になっております。 Angry: 0.570 Disgust: 0.338 Fear: 0.451 Happy: 0.624 Sad: 0.334 Surprise: 0.492
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06:04:04 ~ 06:05:09 階委員
今、自分たちの見通しが正しいとまでは言っていないんだと思うんですが、そういう趣旨ですよね。確認まで。済みません、飛行機おくれますよ。日銀の見通しの方が正しいとお考えにはなっていないということでいいですかということで伺っているわけですから、イエスかノーかで答えてください。 Angry: 0.449 Disgust: 0.314 Fear: 0.478 Happy: 0.611 Sad: 0.476 Surprise: 0.499
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06:04:15 ~ 06:04:53 黒田参考人
これは御案内のとおり、各政策委員がそれぞれの前提を用いて見通しを作成し、その中央値を展望レポートでお示ししているわけでございます。そういう意味で、それぞれの政策委員は最大限の情報を活用してそれぞれ適正と思われる見通しをつくっているというふうに思っておりますけれども、結果的に見通しの数字が違っているということは、そのとおりでございます。 Angry: 0.380 Disgust: 0.254 Fear: 0.441 Happy: 0.817 Sad: 0.258 Surprise: 0.670
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Angry: 0.481 Disgust: 0.299 Fear: 0.307 Happy: 0.850 Sad: 0.403 Surprise: 0.437
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06:05:20 ~ 06:06:08 階委員
また微妙にずらすわけですよね。なぜこういうことを聞いているかというと、もう一つ、CPIについて、政府の見通しと日銀の見通しが大きく食い違っているんですね。こちらは逆に、日銀の方が高く出ていて、政府の方が低く出ているわけです。ねじれ現象が起きていますね。普通はこういうことはないわけでありまして、高く出ている方は物価の方も高く出ている、経済がいいということですから。低く出ている方は低く出ているということだと思うんですが、これはねじれになっていますよね。これもあれですか、日銀の見通しが正しいとか政府の見通しが正しいとか、そういうことは一概に言えないというような立場でいらっしゃいますか。 Angry: 0.585 Disgust: 0.341 Fear: 0.489 Happy: 0.467 Sad: 0.395 Surprise: 0.510
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06:06:08 ~ 06:07:09 階委員
端的にお答えください。しかし、これぐらい大きな違いがあることを、しようがないんだで済ませることは私はできないと思っていまして、というのも、政府と日銀では共同声明を平成二十五年の一月二十二日付で出していますよね。 Angry: 0.517 Disgust: 0.309 Fear: 0.477 Happy: 0.558 Sad: 0.436 Surprise: 0.548
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06:06:13 ~ 06:06:52 黒田参考人
先ほど来申し上げておりますとおり、政府の見通しの前提というのはそれぞれ具体的に示されているわけですけれども、各政策委員はそれぞれの前提を用いて作成しておりまして、先ほど来申し上げているように、成長見通しについても、また物価の見通しについても、それぞれの政策委員が最も正しいと思う見通しを示していることはそのとおりであると思いますけれども、結果的に、政府の見通しよりも物価については高目の見通しになっているということであります。 Angry: 0.590 Disgust: 0.365 Fear: 0.314 Happy: 0.782 Sad: 0.326 Surprise: 0.396
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06:07:09 ~ 06:07:55 階委員
その冒頭に何と書いているかといいますと、「デフレからの早期脱却と物価安定の下での持続的な経済成長の実現に向け、以下のとおり、政府及び日本銀行の政策連携を強化し、一体となって取り組む。」、連携を強化して一体となって取り組んで、物価であるとか経済成長であるとか、これを実現していくということなわけですよ。ということは、現状認識であるとか先々の見通しについてはある程度一致していないと、連携も一体化もできないじゃないですか。だから、こういうずれは放置しておくべきではないのではないかと思いますけれども、日銀総裁、どうですか。 Angry: 0.674 Disgust: 0.334 Fear: 0.490 Happy: 0.469 Sad: 0.355 Surprise: 0.487
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06:07:55 ~ 06:08:11 黒田参考人
先ほど来申し上げているとおり、この日本銀行の見通しは、各政策委員がそれぞれの前提を用いて最善と思われる見通しを立て、その中央値を展望レポートの中で示しているわけであります。 Angry: 0.412 Disgust: 0.278 Fear: 0.526 Happy: 0.687 Sad: 0.274 Surprise: 0.682
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06:08:11 ~ 06:08:42 黒田参考人
したがいまして、政府の経済見通しと全く同じように合わせなければならないというものではないと思いますが、先ほど来申し上げているとおり、経済の全体の流れという面については、基本的な認識はそれほど違っていないというふうに思っております。ただ、確かに、見通しが違っているということは、そのとおりであります。 Angry: 0.401 Disgust: 0.378 Fear: 0.538 Happy: 0.590 Sad: 0.415 Surprise: 0.529
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06:08:42 ~ 06:09:13 階委員
私は、これは見過ごせないぐらい大きなそごが出ていると思いますよ。一方では、物価が〇・四ポイントずつ日銀は上がると言っているのに、政府は〇・二ポイントずつしか上がらないと言っていたり、実質GDPにおいては、政府は、二〇年度大きく伸びた後、伸び率が低下するという見方であるのに対して、日銀は、スローペースで段階的に上がっていくということですよね。 Angry: 0.489 Disgust: 0.262 Fear: 0.524 Happy: 0.614 Sad: 0.285 Surprise: 0.540
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06:09:13 ~ 06:09:50 階委員
さっきも言いましたけれども、共同声明で、協力して同じ目標の達成を目指していくというのであれば、ここの認識が一致しないとおかしいのではないか。ずれがあるのであれば、そこは協議して、これは客観的な事実ではなくて見通しですから、協議する中で妥当な着地点を見出せばいいわけですよ。だから、共同声明を出している以上は、こんなずれは放置するべきではないと思いますよ。いかがですか。 Angry: 0.595 Disgust: 0.353 Fear: 0.392 Happy: 0.664 Sad: 0.376 Surprise: 0.467
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Angry: 0.301 Disgust: 0.207 Fear: 0.393 Happy: 0.835 Sad: 0.411 Surprise: 0.566
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06:10:00 ~ 06:10:47 黒田参考人
これは、日本銀行法で認められているように、各政策委員は独立して決定にも参加するし、それぞれの人が違った、金融政策決定においても見通しにおいても違った考え方を提示することが許されているわけであります。したがいまして、中央値として、政策委員の方々の中央値がこの辺ですということは重要だと思いますけれども、各政策委員の経済見通しを政府見通しとすり合わせて一致させていかなければならないということではないというふうに思っております。 Angry: 0.783 Disgust: 0.326 Fear: 0.360 Happy: 0.431 Sad: 0.369 Surprise: 0.410
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06:11:00 ~ 06:12:05 階委員
三ページ目に、これは毎回出しているもので、今回もアップデートしたものをつけました。一月分の数字を入れましたけれども、これはきれいに予想は右肩上がり、物価上昇ですね、予想は右肩上がりなんだけれども、現実は先細りなんですよ。だから、願望レポートだと思いますよ、こういう願望レポートしか出せなくなっている。日銀総裁へのそんたくで政策委員もそういう見通しになるのかもしれませんけれども、こういうことだと全く信用ができない。そこで、IMFの方からも言われていますよね、黒田総裁が任期満了の二〇二三年に物価目標二%に達成する可能性は五割に満たないということが言われております。また、私が十一月二十九日に総裁に質問した際に、出口戦略は時期尚早だという御答弁でした。 Angry: 0.406 Disgust: 0.298 Fear: 0.484 Happy: 0.586 Sad: 0.419 Surprise: 0.587
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06:12:05 ~ 06:12:32 階委員
時期尚早だというならばなおのこと、ずっと目標が達成できないということに対して、改めて総括的な検証をすべきだし、検証をした上で、必要があれば金融政策の見直しもするべきではないかと思いますけれども、総裁、いかがですか。 Angry: 0.644 Disgust: 0.156 Fear: 0.404 Happy: 0.575 Sad: 0.363 Surprise: 0.537
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06:12:32 ~ 06:13:16 黒田参考人
御案内のとおり、日本銀行は二〇一六年九月に、それまでの政策の経験などを踏まえて総括的な検証を行いまして、現在の長短金利操作つき量的・質的金融緩和を導入したところでございます。現在の政策枠組みは有効に機能しておりまして、現時点で改めて検証を行う必要があるとは考えておりませんが、常に、御指摘のように、物価安定目標、そしてそのための金融政策手段というものについて、その効果あるいは副作用というものを検証していく必要があるというふうに考えております。 Angry: 0.398 Disgust: 0.299 Fear: 0.478 Happy: 0.759 Sad: 0.279 Surprise: 0.621
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06:13:16 ~ 06:14:03 階委員
今、検証の必要はないという答弁でしたけれども、四ページ目をごらんになってください。上から五つ目のポツですけれども、これは金融政策決定会合における主な意見という中で出てきている意見、「低成長・低インフレが長期化しているわが国においても、財政政策や成長戦略も踏まえ、金融政策のレビューを行う必要があるのではないか。」、こういう意見がありますね。それから、今総裁がおっしゃったように、二〇一六年九月に一回目の総括的検証がなされています。この背景に、実は、二〇一六年の六月にIMFから金融政策見直しを提言されています。 Angry: 0.563 Disgust: 0.271 Fear: 0.484 Happy: 0.620 Sad: 0.281 Surprise: 0.588
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06:14:03 ~ 06:14:31 階委員
それに加えて、今回、十二月ぐらいにIMFから金融政策見直しの提言がまた出されていますね。ということも踏まえれば、決して必要がないということは言えないと思いますよ。今こそまさに金融政策の見直しのタイミングではないですか。いかがですか。 Angry: 0.476 Disgust: 0.313 Fear: 0.453 Happy: 0.650 Sad: 0.382 Surprise: 0.567
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06:14:31 ~ 06:15:11 黒田参考人
先ほど申し上げたように、現時点で総括的検証というものを行う必要があるとは考えておりませんが、御指摘のように、IMFから一定のアドバイスがされております。それはそれぞれ、それなりに意義のあるアドバイスだと思いますので、私どももそれは十分承知をしておりますけれども、現時点でこういった変更を行う必要があるということは考えておりません。 Angry: 0.418 Disgust: 0.282 Fear: 0.490 Happy: 0.647 Sad: 0.436 Surprise: 0.532
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06:15:11 ~ 06:15:40 黒田参考人
したがいまして、常時検証を続けていき、必要なときに、当然、出口の問題も含めて対応を考えていく必要があるということはそのとおりでありますけれども、今の時点でIMFがアドバイスしたようなことを直ちに行うということは考えておりません。 Angry: 0.658 Disgust: 0.343 Fear: 0.492 Happy: 0.477 Sad: 0.474 Surprise: 0.410
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06:15:40 ~ 06:16:08 階委員
IMFの提言の具体的な内容、これは日経新聞の記事で私が見たものですけれども、物価安定目標を幅を持たせて提示するとか、金利の誘導対象を十年債より短い年限の国債に変更するとか、国債の買入れ規模に関するめどの撤回をするとか、物価上昇率が安定的に二%を超えるまで資金供給量をふやすという約束を見直すとか。 Angry: 0.849 Disgust: 0.208 Fear: 0.537 Happy: 0.315 Sad: 0.229 Surprise: 0.447
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06:16:08 ~ 06:16:46 階委員
いずれも、今、いつまでたっても二%の目標が達成されない中で、国債の買入れ量は減ってきている、あるいはそれに伴ってマネタリーベースもふえなくなってきている、あるいは副作用もたくさん出てきているという中で、私は、IMFの提言というのはまことに的を得た提言だと思いますし、こういうことをするかどうかの前提としても総括的検証をぜひやっていただきたいんですが、どうですか。 Angry: 0.375 Disgust: 0.260 Fear: 0.513 Happy: 0.590 Sad: 0.483 Surprise: 0.493
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06:16:46 ~ 06:17:02 黒田参考人
先ほど申し上げたとおり、IMFのアドバイスというのが一定の合理性があるということは認めておりますし、特に物価安定目標についての考え方は、国際的にもさまざまな議論が現在行われております。 Angry: 0.276 Disgust: 0.246 Fear: 0.505 Happy: 0.707 Sad: 0.528 Surprise: 0.533
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06:17:02 ~ 06:17:56 黒田参考人
ただ、二%の物価安定目標というのはいわばグローバルスタンダードになっていますが、それをレンジで示した方がいいという意見も一方でありますけれども、私の承知している限りでは、欧米の主要な中央銀行は、やはり、レンジで示すことによって、むしろ下の方のレンジでいいんだというふうにとられかねないということも懸念されておるようでございます。そういう意味で、先ほど来申し上げているように、IMFのアドバイスは貴重なものであると思っておりますけれども、それぞれの点については、現時点でこのような見直しをしなければならないというふうには考えていないところでございます。 Angry: 0.399 Disgust: 0.355 Fear: 0.567 Happy: 0.589 Sad: 0.421 Surprise: 0.457
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06:18:08 ~ 06:18:52 階委員
だから、私も建設的な提案をしているじゃないですか。でも、結局、聞く耳を持たないじゃないですか。聞く耳を持たないし、十一月二十九日のときには、最後、目標が達成できないんだったら、責任をとってやめるのが常識じゃないですかと言ったことに対して、「委員のような考え方は全く持っておりません。おっしゃったことも全て間違っていると思いますし、意見を全く同一にしておりません。」、一刀両断のことを言っていますね。これが国会監視を受ける日銀総裁の言うべきことですか。独善的に過ぎるんじゃないですか。撤回して謝罪すべきではないですか。 Angry: 0.771 Disgust: 0.324 Fear: 0.501 Happy: 0.306 Sad: 0.330 Surprise: 0.564
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06:19:05 ~ 06:20:17 黒田参考人
その際には、当然、副作用といったことにも十分配意しつつ、いわば効果とコストというものを総合的に勘案して最善と思われる金融政策を議論し、政策委員会で決定してきているわけであります。先ほど来申し上げているとおり、IMFの言っておられることは一定の合理性を持っていると思いますけれども、今の時点でこういうことをするタイミングではないというふうに考えております。先ほど来申し上げているとおり、レンジ化するという点については欧米の主要先進国の中央銀行も反対しているところでありまして、私どもも、レンジ化するということについては適切と考えておりません。 Angry: 0.541 Disgust: 0.342 Fear: 0.482 Happy: 0.586 Sad: 0.366 Surprise: 0.487
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06:20:17 ~ 06:21:00 黒田参考人
一方で、コミュニケーションの改善という点については確かにさまざまな努力が必要だと思いますが、イールドカーブコントロールというか、長短金利操作つき量的・質的金融緩和の見直しという形で長期金利操作目標を短期ゾーンにシフトするということは将来的にはあり得ると思うんですけれども、それから、出口に差しかかった場合にはさまざまな出口の手法があると思いますけれども、今の時点でこういったことをやるべきとは考えていないということであります。 Angry: 0.645 Disgust: 0.282 Fear: 0.445 Happy: 0.542 Sad: 0.328 Surprise: 0.458
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06:21:00 ~ 06:22:16 階委員
では、将来というのはいつのことを言っているんですか。また質問に答えないから、どんどん出発時間が迫ってくるわけですよ。いいですか、私、出口戦略の話はしていないじゃないですか。出口戦略は時期尚早だとおっしゃっていて、でも、目標達成にめどが立たない状況だから、検証して、そして見直すべきところは見直すべきではないですかということを言っているわけですよ。出口戦略なんて、きょうは一言も言っていないですよ。私は、一刻も早く、この金融政策、IMFからも提言がある、金融政策決定会合でも委員からの発言もあるという中で、検証して見直しをしていくべきではないかと思っておりますけれども、将来将来って、いつのことかはっきりしないじゃないですか。 Angry: 0.665 Disgust: 0.295 Fear: 0.493 Happy: 0.446 Sad: 0.356 Surprise: 0.514
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06:21:10 ~ 06:21:29 黒田参考人
例えば出口について具体的な議論をするというのは、物価安定目標に向かってかなり接近しているというところになっていかないと、今の時点で出口のことを議論するというのはやはり時期尚早だと思います。 Angry: 0.359 Disgust: 0.375 Fear: 0.493 Happy: 0.709 Sad: 0.397 Surprise: 0.459
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06:22:23 ~ 06:23:14 黒田参考人
先ほど来申し上げているとおり、経済、物価情勢を勘案して最適の金融政策を議論していかなければならないということでありまして、将来のいずれかの時点で、IMFが言うような長期金利操作目標の短期ゾーンへのシフトということは検討材料になり得るとは思うんですけれども、それは、今の時点でそれを具体的に議論する段階ではない。いつと言われても、それは実際に経済、物価情勢が展開していく中で政策委員の方々が議論していくということになると思います。 Angry: 0.534 Disgust: 0.277 Fear: 0.553 Happy: 0.526 Sad: 0.290 Surprise: 0.588
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06:23:14 ~ 06:24:07 階委員
結局、自分では今までのやり方を変えられないわけですよ、ずっと目標が達成できないで七年間も経ているにもかかわらず。だから、私は、前々回、やめるべきではないかと。予算委員会でも、タイは頭から腐るという発言が物議を醸したわけですけれども、日銀総裁といえば、日銀の中では頭脳なわけですよ。脳細胞は、一回壊れてしまったら再生不可能なんですね。手足は、これはけがをしたり骨折したりすれば、細胞が再生してもとに戻るということはあるんだけれども、脳は一回壊れてしまったら治らないということは医学上の知見として常識です。 Angry: 0.498 Disgust: 0.305 Fear: 0.538 Happy: 0.394 Sad: 0.482 Surprise: 0.537
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06:24:07 ~ 06:24:53 階委員
私、ずっとやりとりをしていて、やはり、日銀総裁が黒田さんのままでは、自分のやってきたことを変えられない、そして、このまま副作用を放置して任期満了までいってしまったら、日本経済、金融システムは大変なことになるなということをつくづく思いましたよ。やはり、虚心坦懐に今までの結果、実績を振り返ってみて、総括的検証をして見直すべきは見直す、あるいは、それが御自身ではできないというなら後進に道を譲る、どちらかだと思いますよ。いかがですか。 Angry: 0.362 Disgust: 0.218 Fear: 0.471 Happy: 0.645 Sad: 0.534 Surprise: 0.552
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06:24:53 ~ 06:25:40 黒田参考人
先ほど来申し上げているとおり、経済、物価情勢そして金融市場の動向を見ながら最善と考えられる金融政策を遂行していくということに尽きるわけでして、委員の意見は意見として理解いたしますけれども、私としては、先ほど来申し上げているとおり、物価安定目標に向けて最適、最善の金融政策を遂行していくことが最も大事であるというふうに考えております。 Angry: 0.233 Disgust: 0.242 Fear: 0.426 Happy: 0.869 Sad: 0.430 Surprise: 0.526
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06:25:40 ~ 06:26:05 階委員
最後に日銀総裁にもう一回聞きますけれども、前々回の発言で、国民の代表である国会議員に対して、委員のような考え方は全く持っていないとか、おっしゃったことは全て間違っているとか、そういうようなことを誹謗中傷のように言われたわけですけれども、この発言は適切だったと思いますか。 Angry: 0.897 Disgust: 0.302 Fear: 0.389 Happy: 0.272 Sad: 0.290 Surprise: 0.310
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06:26:11 ~ 06:27:06 黒田参考人
従来から申し上げているとおり、私は日本銀行総裁として、最適の金融政策を委員会で議論して行っております。その点については従来から申し上げているとおりであり、私自身の発言も、そういった政策委員会の議論を踏まえて申し上げているわけであります。前から申し上げているとおり、政策委員会の議論を踏まえて政策を遂行してきましたし、それを踏まえて発言しているわけであります。 Angry: 0.767 Disgust: 0.417 Fear: 0.408 Happy: 0.500 Sad: 0.276 Surprise: 0.415
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06:27:06 ~ 06:28:06 階委員
何で素直に答えられないんですかね。合理的な根拠を示して、私の考え方が全て間違っているとかと言うならわかりますよ。一刀両断で、何の根拠もなくですね。私は常識的なことを言っていると思いますよ。目標で立てた二年で二%が達成できずに七年たっても全くめどが立たないんだったら、これは責任をとるべきだと、普通の常識のことを言っていると思うんですが、何の理由もなしに、おっしゃったことも全て間違っているとか、意見を全く同一にしないと言われても、これは政策委員の皆さんと話し合ったとも思えませんし、全く説得力がないですよ。でも、あえてこの場で撤回もしない、謝罪もしないということであれば、それはそれで、そういう人だということで受けとめますけれども、撤回も謝罪もしないという結論でいいですか。 Angry: 0.713 Disgust: 0.299 Fear: 0.450 Happy: 0.472 Sad: 0.320 Surprise: 0.474
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06:28:06 ~ 06:29:19 階委員
そこだけお答えください。私たち国会議員は、国民の代表として、さまざまな人の声を聞いて、この場に立って責任を持って発言しているつもりですよ。それに対して、日銀総裁御自身のことを独善化して、全く私たちの言うことには耳も傾けず、そして誹謗中傷しておいて撤回も謝罪もしないということでは、到底、日銀総裁として職責を果たしているということにはならないと思いますよ。 Angry: 0.801 Disgust: 0.358 Fear: 0.428 Happy: 0.358 Sad: 0.339 Surprise: 0.408
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06:28:11 ~ 06:28:41 黒田参考人
撤回とか謝罪とか、そういったことはもとより考えておりませんが、先ほど来申し上げているとおり、私どもとしては、経済、物価、金融情勢を踏まえて最適と考えられる金融政策を遂行してきたわけでありまして、今後ともそれを粘り強く遂行していくということに尽きるということでございます。 Angry: 0.639 Disgust: 0.343 Fear: 0.440 Happy: 0.531 Sad: 0.393 Surprise: 0.342
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06:29:19 ~ 06:30:09 階委員
よろしいですか、総裁。もう帰りたい時間ですかね。どうぞ帰ってください。またお呼びしますけれども。どうぞ帰ってください。結構です。済みません、質問の順番が変わったので、最初の質問に戻ります。先ほど日吉委員からも指摘がありましたけれども、森友学園事件に関して判決が出まして、私も改めて、あの文書改ざんのときの調査報告書、これを読み返してみました。 Angry: 0.460 Disgust: 0.335 Fear: 0.394 Happy: 0.678 Sad: 0.476 Surprise: 0.494
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Angry: 0.331 Disgust: 0.334 Fear: 0.504 Happy: 0.706 Sad: 0.415 Surprise: 0.584
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06:30:09 ~ 06:31:08 階委員
調査報告書の中で、こういうくだりがあります。行政府における文書の管理のあり方としても、一旦決裁を経た行政文書について、事後的に誤記の修正等の範疇を超える改ざんを行ったことは、公文書管理法の趣旨に照らして不適切な対応だったであるとか、国会審議等において各種応接録の存否が問題になった後に廃棄を進め、存在しない旨を回答したことは不適切であるとか、そういう、その当時、一連の行為に関する評価というのが明記されているわけです。その調査報告書が発表されたときの記者会見、この記者会見でも、大臣が、辞任しないのかというふうに問われた際、何とおっしゃったか。 Angry: 0.616 Disgust: 0.427 Fear: 0.506 Happy: 0.502 Sad: 0.324 Surprise: 0.482
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06:31:08 ~ 06:32:19 階委員
財務省、ひいては行政全体の信頼を損なったことを真摯に反省するということを述べられた上で、今後二度とこうしたことが起こらないよう、文書管理の徹底など必要な取組を全力で進めていくことにより、大臣としての職責を全うしてまいりたいというふうに記者会見でお答えになられています。今でもその考えに変わりがないかどうか、確認させてください。そうであれば、ぜひ今の国会の状況に関する認識をお尋ねしたいんですが。御案内のとおり、連日、桜を見る会に関する文書について、白塗りによる改ざんであるとか、国会議員が請求をした後に文書が廃棄されたといったようなことで、先ほど申し上げました不適切であったと言われた行為がまた再発しているわけですね。 Angry: 0.585 Disgust: 0.397 Fear: 0.431 Happy: 0.506 Sad: 0.484 Surprise: 0.379
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06:32:19 ~ 06:32:44 階委員
再発防止を誓ったにもかかわらず、行政の信頼を損なっていることを二度と起こさないということを誓ったにもかかわらず、こういうことが起きているわけです。副総理として責任を感じないのかということをお尋ねします。 Angry: 0.725 Disgust: 0.325 Fear: 0.471 Happy: 0.414 Sad: 0.347 Surprise: 0.393
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06:32:44 ~ 06:33:06 麻生国務大臣
今のは官房長官の記者会見の話なんだと思いますが、公文書管理法に基づいてしっかり対応していくことが極めて大事、加えて、国会提出資料の特定の記載を消去して提出したことについて、極めて不適切な行為であると申し上げていると私ども承知しております。 Angry: 0.845 Disgust: 0.347 Fear: 0.357 Happy: 0.457 Sad: 0.334 Surprise: 0.274
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