00:19:45 ~ 00:20:13 石田主査
これより予算委員会第八分科会を開会いたします。私が本分科会の主査を務めることになりました。よろしくお願い申し上げます。本分科会は、国土交通省所管について審査を行うことになっております。平成二十六年度一般会計予算、平成二十六年度特別会計予算及び平成二十六年度政府関係機関予算中国土交通省所管について、政府から説明を聴取いたします。 Angry: 0.519 Disgust: 0.284 Fear: 0.413 Happy: 0.576 Sad: 0.452 Surprise: 0.497
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00:20:18 ~ 00:21:03 太田国務大臣
国土交通省関係の平成二十六年度予算について、その概要を御説明申し上げます。まず、一般会計予算の国費総額につきましては、社会資本整備事業特別会計の廃止に伴う経理上の変更分約七千億円を除きまして、五兆一千六百十六億円です。また、国土交通省の関係事業として復興庁に一括計上した予算を含め、東日本大震災からの復旧復興対策に係る経費として東日本大震災復興特別会計に五千三百八十五億円を計上しております。このほか、自動車安全特別会計及び財政投融資特別会計に所要の予算を計上しております。 Angry: 0.554 Disgust: 0.248 Fear: 0.573 Happy: 0.560 Sad: 0.267 Surprise: 0.585
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00:21:03 ~ 00:22:15 太田国務大臣
北海道、離島及び奄美に係る公共事業予算につきましては、他省関係予算を含めて、国土交通省予算に所要額の一括計上を行っております。次に、財政投融資計画につきましては、当省関係の独立行政法人等分として二兆九千九百十四億円を予定しております。それでは、平成二十六年度の国土交通省予算の全体方針につきまして、御説明申し上げます。まず、東日本大震災からの復興に総力を挙げて取り組みます。また、大規模災害の発生の懸念、インフラの老朽化の進行に伴い、国民の命と暮らしを守る社会資本整備が大きな課題となっております。さらに、アジア諸国の成長が著しい中、激化する世界的な都市間競争に勝ち抜くための国際競争力の強化が必要となっています。こうした考えのもと、東日本大震災からの復興加速、国民の安全・安心の確保、経済・地域の活性化の三分野に重点化し、各分野の施策の進展を実感していただけるよう効果の早期発現を目指します。 Angry: 0.461 Disgust: 0.243 Fear: 0.558 Happy: 0.536 Sad: 0.364 Surprise: 0.606
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00:22:15 ~ 00:22:30 太田国務大臣
よろしく御審議のほどお願い申し上げます。なお、時間の関係もございますので、主査におかれましては、お手元に配付してあります印刷物を会議録に掲載されますようお願い申し上げます。 Angry: 0.277 Disgust: 0.258 Fear: 0.341 Happy: 0.840 Sad: 0.557 Surprise: 0.447
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00:22:30 ~ 00:23:06 石田主査
この際、お諮りいたします。ただいま太田国土交通大臣から申し出がありましたとおり、国土交通省所管関係予算の概要につきましては、その詳細な説明を省略し、本日の会議録に掲載いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。以上をもちまして国土交通省所管についての説明は終わりました。この際、分科員各位に申し上げます。質疑の持ち時間はこれを厳守され、議事進行に御協力を賜りますようお願い申し上げます。 Angry: 0.572 Disgust: 0.369 Fear: 0.439 Happy: 0.600 Sad: 0.424 Surprise: 0.460
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00:23:06 ~ 00:23:20 石田主査
なお、政府当局におかれましても、質疑時間が限られておりますので、答弁は簡潔明瞭にお願いいたします。これより質疑に入ります。質疑の申し出がありますので、順次これを許します。菅家一郎君。 Angry: 0.676 Disgust: 0.362 Fear: 0.437 Happy: 0.550 Sad: 0.406 Surprise: 0.432
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00:23:20 ~ 00:24:08 菅家分科員
おはようございます。自民党の菅家一郎でございます。質問の機会を与えていただきまして、心から御礼申し上げます。よろしくお願いいたします。まず初めに、平成二十三年三月十一日は東日本大震災ということなんですが、実は、同じ年の七月なんですけれども、平成二十三年七月二十七日から三十日にかけまして、新潟・福島豪雨災害が発生したわけです。どうも東日本震災で隠れてしまって、実はこれはとんでもない、大変甚大な被害を会津地域はこうむったわけです。 Angry: 0.393 Disgust: 0.284 Fear: 0.466 Happy: 0.642 Sad: 0.466 Surprise: 0.493
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00:24:08 ~ 00:25:05 菅家分科員
それから、福島県の中でも、浜中は原発等の津波なんですが、会津は新潟・福島豪雨災害なんですね。解析雨量では、福島県の只見町付近で一千ミリメートルを超えたんですね。ですから、七十二時間降水量、一時間降水量においては、新潟県と福島県会津地方の多くの地点では、何と統計開始以来の観測史上一位を更新したというわけであります。これに伴う災害はもう御承知のとおりで、今時間がありませんから細かいことは申し上げませんが、いわゆるダムも、只見は戦後、電源開発に貢献した地域ですから、田子倉ダムを初め大変なダムがあるわけですが、これもダメージを受けたり、あるいは橋梁もそうですね、道路もそうです。 Angry: 0.281 Disgust: 0.156 Fear: 0.659 Happy: 0.530 Sad: 0.371 Surprise: 0.730
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00:25:05 ~ 00:26:57 菅家分科員
甚大な被害をこうむったわけですが、これにつきましては激甚災害の指定をいただいて、早期復旧に御尽力いただいてまいりましたことを心から御礼申し上げる次第であります。ただ、問題は、JRの只見線というのが通っていまして、それも同じように鉄橋がダメージを受けていて、直接の鉄橋が三カ所で、また、改修しなくちゃならないのを入れますと四つの橋梁がダメージを受けて、現在は、実は会津川口駅から只見駅間が不通になっているんですね。これが、いわゆる激甚災害の指定を受けたけれども、地元の方では何とか開通してほしいということで、前向きに、県もそうですし、地元市町村もそうなんですけれども、みんなでJRを復旧させるために復興基金もつくっていこうじゃないかということで、県と全会津十七市町村がお金を出しましょうということで、現在、七対三の割合でありますが、いわゆる総額、整備費が出されたのが約八十五億円なんですけれども、これの四分の一を目指して積み立てをしようじゃないか、こういった取り組みで、福島県JR只見線復旧復興基金、こういったものもつくって予算化していこうじゃないかというような動きがあるわけですね。 Angry: 0.542 Disgust: 0.235 Fear: 0.521 Happy: 0.444 Sad: 0.387 Surprise: 0.561
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00:26:57 ~ 00:27:24 菅家分科員
こういう激甚災害の指定を受けて、そしてローカル線で、本来であればJRが前向きに、迅速に復旧するべきなんですけれども、残念ながら、いわゆる赤字路線で、甚大な経費もかかるというようなことで二の足を踏んでいるといいますか、これが現実なんですね。 Angry: 0.647 Disgust: 0.230 Fear: 0.500 Happy: 0.362 Sad: 0.383 Surprise: 0.461
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00:27:24 ~ 00:28:32 菅家分科員
見放されるような運命にあると言ったらおかしいですけれども、そういう路線なんですね。地元は何とかそれを守りたいというような思いで、基金をつくっていこうじゃないか、そして活性化もみんなで考えようじゃないかという協議会も立ち上げて、そういう中でいろいろ意見を出しているんですけれども、問題は、国としても何とか支援してほしいというのが地元からの切実な願いなんですね。私は、只見線に限らずに、やはり日本全国でも、このような同じような災害に見舞われた、ただ、やはりドル箱の新幹線とか首都圏の鉄道であれば、それは問題なく早急に整備するんですが、ローカル線で赤字路線で、どうもこれは経営的には切り離しとか切り捨てた方がいいんじゃないかというような路線は、その憂き目に遭うような流れなんですね。 Angry: 0.513 Disgust: 0.246 Fear: 0.506 Happy: 0.478 Sad: 0.384 Surprise: 0.547
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00:28:32 ~ 00:29:38 菅家分科員
私は、本当にこれでいいのかなと思うんですよね。私は、国民の生活を、過疎地域だろうと高齢化の地域だろうと、やはり交通機関なしには生活できませんから、道路も必要だ。ただ、鉄道も、今まで引いてあったものがダメージを受けて、今不通になっている。災害復旧だということで、国も県も、道路だ、橋だ、河川だとやってきたわけですから、何とか鉄道も一体となって支援をしていくことが国民の生活を守ることになるわけで、そういう意味で、このような事例も含めて、大臣として、国交省として、やはり今度は鉄道も、ローカル線の赤字路線であってもしっかり守る、国民の生活を守るためにも支援をしていくべきではないか、このように思うんですが、大臣のお考えをお示ししていただきたいと思います。 Angry: 0.529 Disgust: 0.267 Fear: 0.518 Happy: 0.441 Sad: 0.491 Surprise: 0.498
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00:29:38 ~ 00:30:06 太田国務大臣
大変な要望があるということはよく存じておりますし、また、歴史的な経過ということから考えても、只見というところがいろいろな、電源開発を初めとして日本全体に、首都圏にも大変貢献をいただいているというような歴史的経過もよく承知をしております。 Angry: 0.293 Disgust: 0.149 Fear: 0.556 Happy: 0.711 Sad: 0.336 Surprise: 0.642
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00:30:06 ~ 00:31:07 太田国務大臣
協議会がつくられて今論議をしているということなんですが、JR東日本は、一日当たり大体五十人ぐらいの乗客、利用者であるということで、再開については難色を示しているということは承知していますし、また、黒字の経営のところには助成措置としては適用しないという基本原則があるということも承知をしているところでありますけれども、ここを何とか打開するためには、この協議会が去年から、十一月、十二月、この一月と、三回打ち合わせがされている、そして地元も基金を積み立てるという、今先生から御指摘のあった努力というものを示していただいている。 Angry: 0.456 Disgust: 0.183 Fear: 0.409 Happy: 0.773 Sad: 0.293 Surprise: 0.617
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00:31:07 ~ 00:31:58 太田国務大臣
これらも含めて、何ができるかというその検討を、もう少し熟度を増していただくということを、我々としては、その協議会の進展ということに、促進されるように努力をしていきたいというふうに思っています。非常に大事で、また、観光という点でも、歴史的経過でも極めて重要だという認識はしておりますものですから、協議の調整が促進されるよう、まず努力をすることに努めたいというふうに思っておるところです。 Angry: 0.297 Disgust: 0.200 Fear: 0.437 Happy: 0.723 Sad: 0.456 Surprise: 0.600
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00:32:23 ~ 00:33:04 菅家分科員
私は、黒字会社であれば補助しないということは、黒字会社だから当然復旧すべきだということが前提だと思うんですね。ですから、もうかっているんだからやりなさい、だから国は支援しない。問題は、やらないんですね、これが。やらないんですよ。やらないので、どうするかということで、地元でも基金をつくって何とか応援したいという、私は、JR東日本も大事ですけれども、そういう地域の動きですね。 Angry: 0.533 Disgust: 0.344 Fear: 0.450 Happy: 0.569 Sad: 0.382 Surprise: 0.524
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00:33:04 ~ 00:34:07 菅家分科員
県も地元市町村も、みんなで頑張るから、お金も出すので、何とか支援してほしいというその願いがある。私は、その地域に応えるというんですか、そういう、どこでも災害を受けたようなところに同じように支援をするということではなくて、激甚災害があって指定を受けた地域であったり、あるいはJRがなかなか乗ってこない、費用対効果から考えればかなりの整備費がかかるとか、そして、そういうところでも、地元が基金までつくって、予算化までして何とかしてほしいというような、例えばこういうような限られた条件においては、やはり国の方の、整備法の見直しをして、国から、JRじゃなくてそういう地域に支援する。 Angry: 0.501 Disgust: 0.282 Fear: 0.428 Happy: 0.544 Sad: 0.546 Surprise: 0.443
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00:34:07 ~ 00:35:28 菅家分科員
例えば基金がつくられたならば、では基金には支援しようじゃないかとか、そういうような見直しをしない限り、この問題は解決しないんですね。これは只見線の問題だけじゃないんですよ。これからどのような災害に見舞われるかわからない。地方の赤字ローカル線が切り捨てられるし、見放される運命にあるんですね、このままだと。申請してやるかやらないかの意思はJRにあるんですけれども、しかし、こういうふうにして頑張ってやってくれという可能性、今のままだとその可能性もない。協議会の中では、やはり財源の問題、これからの利用促進の問題もたくさんあるんですね。まず、入り口論の一つとしては、やはり今のような改正をして、見直しをして、そういうような限られた条件の中では国から支援できるというような見直しをして、後はやはり地元で活性化策を、これを協議会の中で、沿線の町は、一生懸命頑張って活性化策を考えますよ、予算化もして誘客に努めるからという熱い思いがあるんですね。 Angry: 0.464 Disgust: 0.276 Fear: 0.552 Happy: 0.456 Sad: 0.397 Surprise: 0.602
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00:35:28 ~ 00:35:52 菅家分科員
そういうことを考えれば、やはりこの鉄道軌道整備法を若干見直しをさせていただいて、補助ができるというような対応をしていただきたいと思いますが、この点についてのお考えをお示しいただきたいと思います。 Angry: 0.475 Disgust: 0.176 Fear: 0.341 Happy: 0.612 Sad: 0.607 Surprise: 0.406
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00:36:00 ~ 00:37:04 太田国務大臣
滋賀県の、雨が降って第三セクターがやっているとか、いろいろなことがあったりしまして、どういうふうにこれを災害から立ち直らせるかという観点で一つの方策を示したり、また、東北の太平洋沿岸の鉄道も寸断をされてきているところも、それぞれの協議体をつくりまして、そこでいろいろな形を模索しているということがございます。JR東と、そして地元と国と入っての三者での協議体ができ上がって、三回、動きが開始をされておりますので、もう少し粘り強く、私たちも入っているわけですから、そこを促進するという努力をさせていただきたいというふうに思っております。 Angry: 0.292 Disgust: 0.106 Fear: 0.373 Happy: 0.814 Sad: 0.403 Surprise: 0.676
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00:37:04 ~ 00:38:02 菅家分科員
先ほど大臣から、歴史的な経過というお話があったんですね。まさに戦後の日本の発展のためのエネルギー基地と言ったらおかしいですけれども、只見川電源開発ということで、田子倉ダムを中心に水力発電が国策として整備されてきた。これの資材の搬入搬出を含めて、そのインフラ整備が実は只見線であり、それがJR、国鉄の方に移管された歴史があるわけですね。つまり、利用客、通常の乗る人が少ない、多いではなくて、もともとそういう国策にのっとって、歴史が違うんですよ、普通のとは。一緒にするのでは、ちょっと私は違うと思うんですね。 Angry: 0.326 Disgust: 0.221 Fear: 0.534 Happy: 0.620 Sad: 0.355 Surprise: 0.715
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00:38:02 ~ 00:39:04 菅家分科員
国策でやってきた。それが戦後の日本の発展に大変寄与してきたのは間違いがないんです。それが、例えば赤字路線ということだとすれば、赤字で議論をして、この路線はもうできないというようなことであれば地元も理解できるんですね。激甚災害に見舞われてこれ幸いだと、赤字路線だから、災害で復旧するのにお金がかかるからだめだ。突然、住民は、自分の地域がダメージを受けて、自分の家も流されて、甚大な被害を受けて、国も県も全力で復興しながら、JRは、それは震災でこれだけお金がかかるからできないという、私、ちょっとこれでいいのかなと思うんですね。災害復旧と、もともとその路線の経営的な問題は別個に考えていかないと、災害においては全部同じような受け身になってしまうんですよ。 Angry: 0.531 Disgust: 0.318 Fear: 0.622 Happy: 0.320 Sad: 0.444 Surprise: 0.522
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00:39:04 ~ 00:40:07 菅家分科員
でも、その大きな課題は何かといったら、それは整備費の補助の問題もあるけれども、これからの利用度、利用するのもあると思うんですけれども、ここは地元もそういう意思があるから復興基金までつくってお金を予算化するんですよ、議会で、この当初予算に。全会津ですよ、全会津の市町村が全て予算化するんです。これが地元の意思ですよ。これは大臣、ほかもいろいろあるからとおっしゃったけれども、私は、重く受けとめていただいて、やはり何とか国からの財政的な御支援をいただきたいというふうに思っておりますので、いろいろ調査されながらも、ぜひひとつここは御検討をいただきたいというふうに申し上げておきたいと思います。ほかと違うと言ってはおかしいけれども、その辺の御認識がもしもおありであれば、一言お考えをいただきたいと思います。 Angry: 0.474 Disgust: 0.284 Fear: 0.411 Happy: 0.603 Sad: 0.454 Surprise: 0.533
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00:40:07 ~ 00:40:59 太田国務大臣
歴史的にも、また地域の重要性ということの中でも、観光資源ということにおいても、私は極めて重要な地域であるという認識はしておりますし、災害があったら、その災害から復旧するということは一つ大事なことだというふうに思っています。別であるということは、それは別の話ではあるんですが、そこから次の段階にどう結ぶかということについて、十分、本当に三者で調整をするということを、さらに進めていくということを申し上げたいというふうに思っているところです。 Angry: 0.329 Disgust: 0.303 Fear: 0.522 Happy: 0.647 Sad: 0.478 Surprise: 0.519
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Angry: 0.233 Disgust: 0.205 Fear: 0.494 Happy: 0.791 Sad: 0.459 Surprise: 0.644
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00:41:14 ~ 00:42:05 滝口政府参考人
委員御指摘のように、鉄軌道整備法、これは、厳しい財政状況などを踏まえますと、鉄道事業者が赤字経営であるなど苦しい経営状況にあること、それから、地域の社会生活や経済活動を支えるために、他の交通手段で代替できず、鉄道が復旧する必要があること、そして何よりも、鉄道事業者自身に復旧の意欲があること、こういったことを総合的に勘案し、この補助制度が適用されるかどうかということを判断されるべきだというふうに考えております。こういったことを考えてみますと、現在の補助制度、すなわち、経営主体が赤字であること、そしてまた国からは四分の一の助成をするということにつきましては、制度の趣旨及びこれまでの経緯から考えますと、維持をすべきものだというふうに考えております。 Angry: 0.637 Disgust: 0.222 Fear: 0.547 Happy: 0.446 Sad: 0.274 Surprise: 0.549
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00:42:05 ~ 00:43:00 滝口政府参考人
なお、実は昨年も、JR西日本の営業区域におきまして、三江線という赤字路線、それから山口線という、またこれは津和野の観光路線と結ばれておるんですけれども、これも赤字路線が同じく豪雨で被災を受けました。これも、鉄橋が落ちたり、同じような被災を受けました。地元と他の事業との連携を図りながら、この鉄軌道整備法の助成制度を受けるのではなく、当然のことながら、JR西日本自体が黒字でございますので、この制度を受けるのではなく、他の事業などの連携を図りながら復旧をするというようなことが、地元とJRとの間で話し合いが進んでおります。こういった例を参考にしながら、ぜひとも只見線についても、たびたび大臣が申し上げております検討会議で議論を進めるということが必要だろうというふうに考えております。 Angry: 0.332 Disgust: 0.180 Fear: 0.521 Happy: 0.628 Sad: 0.422 Surprise: 0.643
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00:43:00 ~ 00:44:01 菅家分科員
阪神・淡路大震災のときも、東日本大震災のときも、ダメージを受けたJRの鉄道には支援しているんですよ。法律をつくって支援しているでしょう。それから、整備新幹線、これも支援していますよね。それから、新幹線を海外に売り込むにも国は財政支援しているんですよ。一方では、そういう収益が上がり国策のものは、国は支援しているんですね。ところが、人が少なくて赤字路線のローカル線は切り捨てられるんですよ。私は、これでいいのかなと思うんですね、平等にすべきだと。リニアモーターカーの固定資産税の減免法案を出したでしょう。これは、ある意味では形の違う財政支援だと私は思いますよ。 Angry: 0.569 Disgust: 0.315 Fear: 0.498 Happy: 0.579 Sad: 0.332 Surprise: 0.566
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00:44:01 ~ 00:45:01 菅家分科員
ところが、今の整備法だけをもって、これからも受けるだろう地方のローカル線は財政支援できない、やる気がないからと。だから、やる気を出すためには、国から財政支援をして、そういう救済するような制度を見直しをすべきであるし、国交省の補助事業で四分の一というのは最低の補助制度ですよ。多いところは三分の二とか二分の一あるわけですね。四分の一、二五%の補助。二五%であれば、半分は国と地元で支援できる制度にあるけれども、重い腰を上げて、赤字路線で、これを切り捨てるような路線に対してJRにやる気を起こさせるためには、やはり補助率を上げる、三分の一とか。 Angry: 0.611 Disgust: 0.327 Fear: 0.485 Happy: 0.538 Sad: 0.349 Surprise: 0.493
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Angry: 0.466 Disgust: 0.410 Fear: 0.475 Happy: 0.610 Sad: 0.514 Surprise: 0.439
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00:45:21 ~ 00:46:16 滝口政府参考人
委員御指摘の阪神・淡路大震災のときにも、いわゆる赤字要件というものは維持をさせていただいております。さらに、補助率についてでございますが、まず、一日五十人規模の利用者ではJR東日本としてはなかなか運営するのが難しいということでございますので、JR東日本自体が復旧の意思を示していないということがございます。そういったことを前提にして本件の議論をするということが必要だろうと思っております。これを、たびたび申し上げております検討会議の場で、それぞれの関係者が抱えております問題意識を示しながら問題点を整理し、何とか解決策がないかということについて議論を進めてまいりたいというふうに考えております。 Angry: 0.451 Disgust: 0.278 Fear: 0.540 Happy: 0.553 Sad: 0.396 Surprise: 0.533
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00:46:16 ~ 00:47:01 菅家分科員
ここに、鉄道軌道整備法施行規則第十五条の三で、東日本大震災、阪神・淡路大震災のときも、確かに、赤字、黒字要件は外してはいないんです。していませんが、これをもって支援しているわけですよ。このように見直ししているんですよ、大臣。だから私は、同じような、もしも黒字要件を外さなかったならば、そのまま新たな見直しをしてやったらいいでしょうという提案をしているんですよ。大臣、なぜ、地方のそういう、みんなでお金まで出して、何とかしてくれというその地域の声に、国民の声ですよ、これ。JR東日本の声じゃないんですよ。 Angry: 0.657 Disgust: 0.259 Fear: 0.520 Happy: 0.425 Sad: 0.375 Surprise: 0.520
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00:47:01 ~ 00:48:07 菅家分科員
福島県の、会津全域十七市町村の声なんです。その下には住民がいるんですよ、二十万人の。その思いに応えてほしい。これは、只見線という一つのモデルかもしれませんが、今後、福島県だけではなくて、日本じゅうの管轄されるところの、同じような激甚災害の指定を受けて、同じような憂き目に遭うようなところの私は救いになってくると思うんですよ。ですから、こういう災害に見舞われたところの地方の赤字ローカル線を救うために、大臣、何とか、まさに国民を救う、これからの弱い立場の国民の生活を守るためにも、これは政治的な判断、ぜひこの太田大臣の大臣の期間中に、救えるような対策を私は熱望申し上げますが、一言、御意見をいただきたいと思います。 Angry: 0.590 Disgust: 0.313 Fear: 0.452 Happy: 0.442 Sad: 0.517 Surprise: 0.473
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00:48:07 ~ 00:48:37 太田国務大臣
今御指摘のところはよくわかります。そしてまた、地元から資金も出すというような、その努力というものもよくわかります。そこも含めて、よくお気持ちを受けて、三者での協議ということの調整の促進ということに努めたいというふうに思います。 Angry: 0.296 Disgust: 0.326 Fear: 0.446 Happy: 0.715 Sad: 0.535 Surprise: 0.540
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00:48:37 ~ 00:49:01 菅家分科員
これについては、議員立法も踏まえながら、できる限り実現に向けて努力してまいりますので、その点については御協力を賜りますようお願いを申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 Angry: 0.528 Disgust: 0.333 Fear: 0.254 Happy: 0.781 Sad: 0.522 Surprise: 0.352
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00:49:17 ~ 00:50:05 佐藤(正)分科員
おはようございます。みんなの党の佐藤正夫です。早速質問に入らせていただきたいと思います。太田大臣、昨年からエレベーターのことでいろいろ御尽力を賜りまして、ありがとうございました。当時は、佐藤はエレベーター男だというぐらいに、予算委員会も初め、ずっとエレベーターの問題を取り扱ってまいりました。質疑を深める中で、太田大臣の方も、これはやはり早急にやるべきだという御判断をいただいて素早い対応をしていただいたことに、本当に感謝を申し上げたいと思います。そこで、まずお尋ねをさせていただきたいのは、大臣の命を受けて、国交省の中で、エレベーターの改善策がとられたと思います。 Angry: 0.473 Disgust: 0.284 Fear: 0.373 Happy: 0.687 Sad: 0.438 Surprise: 0.495
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Angry: 0.404 Disgust: 0.348 Fear: 0.370 Happy: 0.758 Sad: 0.486 Surprise: 0.487
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00:50:20 ~ 00:51:08 鈴木政府参考人
お答えいたします。まず、公共建築のエレベーター工事の発注につきましては、委員からさまざまな御指摘をいただいたことを受けまして、国交省で改善策の検討を行い、昨年十月一日に対応策をまとめて公表し、鋭意取り組んでいるところでございます。このうち、エレベーター工事の価格等の情報につきまして、国、地方公共団体及び国立大学法人等の公共発注機関の協力を得てデータの収集を行い、現在、エレベーター価格等情報データベースの構築を行っております。年度末までには、データの提供に御協力いただきました公共発注機関に提供できる見込みでございます。 Angry: 0.399 Disgust: 0.326 Fear: 0.404 Happy: 0.760 Sad: 0.387 Surprise: 0.580
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00:51:08 ~ 00:51:36 鈴木政府参考人
あわせまして、データベースの活用方法ですとか、あと分析方法等につきましても情報提供することにしておりまして、これによりエレベーターの仕様ごとに適切な予定価格の設定が図られるものと考えております。今後とも、データベースにつきましては、公共発注機関と協力をして、充実改善に努めてまいります。 Angry: 0.279 Disgust: 0.249 Fear: 0.422 Happy: 0.792 Sad: 0.442 Surprise: 0.560
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00:51:36 ~ 00:52:00 佐藤(正)分科員
どうもありがとうございました。大変な業務量だったと思います。当初は、本当にレクの段階でもかんかんがくがく議論をさせていただきまして、強い言葉も言ったことはお許し願いたいと思います。ただ、私が言いたいのは、ただ安ければいいという話をしているつもりは全くありません。 Angry: 0.479 Disgust: 0.347 Fear: 0.394 Happy: 0.672 Sad: 0.438 Surprise: 0.462
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00:52:00 ~ 00:53:06 佐藤(正)分科員
いわゆる適正価格で、しっかり競争原理が働いた中で受注をしていただきたい。この一心で、いろいろなデータをとりながら、全国もこの目で見てまいりまして、大学も見ましたし、法務省も見ましたし、いろいろなところに行かせていただきました。その積み重ねをもって質疑をさせていただいたわけでありますが、しかし、やはりまだまだ十分とは言えないところもあるんだろうと思います。それから、私は福岡出身ですけれども、福岡県においてもいち早くそういう問題意識を持って取り組んできたわけです。なぜかというと、もともと見積価格が、正確ではありませんが、四億円を超えるエレベーターが、実は入札したら一億円で終わったとか、こんなことがあったんです。考えられない。ということは、本来の見積価格というのは一体何だろうかということがあったんですね。 Angry: 0.357 Disgust: 0.226 Fear: 0.506 Happy: 0.596 Sad: 0.455 Surprise: 0.612
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00:53:06 ~ 00:54:08 佐藤(正)分科員
さらには、その議論の中でもいろいろ指摘をさせていただきましたけれども、全てが高どまりをしている。九七%、八%、また一〇〇%で高どまりをしている。その中身を見てみますと、一者応札、一者入札とかの現状だったんです。これは、そこで談合が発生したかどうかは私は計り知れませんけれども、今も談合問題、いろいろ取り扱われています。疑われることがいまだに後を絶ちません。ぜひ、このデータを活用していただいて、全国の自治体に発信をしていただけたらと思います。国だけの問題ではなく、全国の自治体が困っていたのは、例えば、エレベーターの見積もりをお願いしても一者しか来ないとか、入札をお願いしても一者しか来ないとかいうことで、非常に困っていたんです。 Angry: 0.482 Disgust: 0.277 Fear: 0.513 Happy: 0.525 Sad: 0.475 Surprise: 0.530
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00:54:08 ~ 00:55:00 佐藤(正)分科員
さらに言うなら、大学を回らせていただいたときに、大学の施設課の方々が、九州の方はもう皆さん同じ思いでした。そこで一つ考えたのが、例えば、これは全ていいとは思いませんが、分離発注ではなくて一括発注の中にエレベーターを入れ込んだらどういう結果が出たかというと、それだけで実はエレベーター価格が二割から三割落ちた。これは一体何を意味するのかということなんです。これは一つは、例えばゼネコンさんが一括発注で受けると、ゼネコンさんの中で競争原理が働いて、さらには、エレベーターメーカーは各メーカーとおつき合いをしています。一物件だけではないんです。 Angry: 0.386 Disgust: 0.291 Fear: 0.507 Happy: 0.606 Sad: 0.425 Surprise: 0.594
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00:55:00 ~ 00:56:12 佐藤(正)分科員
そうすると、当然、競争原理がエレベーターの中にも働くという結果が出て、最終的には二割から三割、これは佐賀大学だったと思いますけれども、そういう結果が生まれたということなんです。ということは、予算を組むときに何が本当の適正価格かというのがわからないということで、太田大臣に何度も何度も質問させていただきまして、ぜひデータベース化をしていただきたい、こういうお願いでした。何度も申し上げますが、こんなに早く取り組んでいただけるとは実は思っていませんでした。一年以上はかかるだろう、一年間はずっとエレベーターの質問をし続けようかなと思っていましたが、大臣がいち早く、本当に指示をしていただきました。ただし、これからこのデータ化を生かすのが問題です。そのために、年度末までにデータベース化をされるということでありますが、その後の活用方法についてどのような計画を持っているのか、教えてください。 Angry: 0.319 Disgust: 0.206 Fear: 0.482 Happy: 0.610 Sad: 0.527 Surprise: 0.606
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00:56:12 ~ 00:56:38 鈴木政府参考人
データベースを皆さんに提供するだけではなくて、このデータベースの活用方法ですとか、それから分析方法、これも我々の方でつくりまして、これもあわせて情報提供をすることにしております。こういうことをすることで、エレベーターの仕様ごとに適切な予定価格の設定が図られるものと考えております。 Angry: 0.347 Disgust: 0.254 Fear: 0.463 Happy: 0.675 Sad: 0.464 Surprise: 0.576
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00:56:38 ~ 00:57:00 佐藤(正)分科員
実は、これはエレベーターだけの問題じゃないんですね。これだけ各省庁、そして地方自治体も含めて、総合的に横串を刺して、こういうデータベース化を含めてやったのは、これまであるんですか。 Angry: 0.318 Disgust: 0.271 Fear: 0.583 Happy: 0.547 Sad: 0.397 Surprise: 0.703
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00:57:00 ~ 00:57:33 佐藤(正)分科員
やったことありますか。太田大臣、そこで答弁願いたいんですが、これまでにやっていなかったことを、大臣がやはり指示をしたことによってこれだけ動いたということに関して、大臣から一言。 Angry: 0.429 Disgust: 0.367 Fear: 0.472 Happy: 0.543 Sad: 0.553 Surprise: 0.479
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Angry: 0.208 Disgust: 0.279 Fear: 0.560 Happy: 0.653 Sad: 0.376 Surprise: 0.735
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00:57:33 ~ 00:58:12 太田国務大臣
佐藤先生から指摘を受けまして、確かに一者応札の問題、そして価格の設定、そして落札率がもう本当に九九%、一〇〇%、一〇〇という数字が出てきているという現実、いろいろなことから、これは確かに先生おっしゃるとおり、調べて、適正な価格、そしてまた、同じようなエレベーターもあるのに価格がばらばらである。 Angry: 0.179 Disgust: 0.189 Fear: 0.709 Happy: 0.480 Sad: 0.337 Surprise: 0.771
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00:58:12 ~ 00:59:02 太田国務大臣
いろいろなそうしたこともありましたものですから、さまざまな手を打たせていただくということを、御質問いただいたことを受けまして、やらせていただいたところです。私の方が感謝を申し上げたいというふうに思います。委員からの御指摘を踏まえまして、エレベーター価格等のデータベースの構築を進めて、年度内の提供ということを目指しておりまして、年度内ですから、もう三月、間もなくそれを提供し、今営繕部長から話のありましたように、その有効な活用というものを行って、競争性や透明性をしっかり努める。 Angry: 0.332 Disgust: 0.285 Fear: 0.380 Happy: 0.777 Sad: 0.511 Surprise: 0.531
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00:59:02 ~ 00:59:19 太田国務大臣
そしてまた、これは税金でやるわけですから、そこが決して無駄にならないようにということについて努めたいと思います。エレベーターのみならず、そうしたことについてはよく監視をしていきたいというふうに思っています。 Angry: 0.562 Disgust: 0.418 Fear: 0.542 Happy: 0.446 Sad: 0.410 Surprise: 0.487
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00:59:19 ~ 01:00:19 佐藤(正)分科員
大臣、ありがとうございます。まさにエレベーターだけではないと思います。ただし、今は、基本的に、建設工事をするに当たって、材料も人件費も全て上がっています。そういう中での適正価格というのは、非常に日々変わるんだろうと思います。それは時々の問題だろうと思います。それも踏まえながら、先ほど何度も申し上げましたが、安ければいいということを私は決して言っているわけではありませんので、確実な適正価格で仕事をしていただける、これはエレベーターのみならず、他の部分でもお願いをしたいと思いますし、予算委員会も含めて太田大臣の方にいろいろな御質問が出るのは、いわゆる公共工事がある意味では潤沢に出ている、しかし受けたくても受けられないというのが九州でもいっぱいあります。 Angry: 0.323 Disgust: 0.264 Fear: 0.420 Happy: 0.743 Sad: 0.454 Surprise: 0.581
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01:00:19 ~ 01:01:00 佐藤(正)分科員
九州の私の地元でも、小さな町でも入札の不調。ある私の県議の先輩、町長をやられていますけれども、町長がこの間訪ねてきて、うちの町でも入札が不調になっているということです。ですから、そういうところも踏まえながら、適正価格をしっかり提示していただいて公共工事の発注に努めていただきたい、このことを申し上げまして、エレベーターの問題について、また入札の問題については終わらせていただきますが、今後もぜひ前向きに取り組んでいただければと思います。重ね重ねこの早い取り組みに関しては感謝を申し上げて、この質問を終わらせていただきたいと思います。 Angry: 0.395 Disgust: 0.215 Fear: 0.437 Happy: 0.618 Sad: 0.531 Surprise: 0.503
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01:01:00 ~ 01:02:09 佐藤(正)分科員
ありがとうございます。次に、独立行政法人等についてお尋ねをさせていただきたいんですが、今ちょっといろいろ談合の疑惑がある独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構についてお尋ねをさせていただきたいと思います。これまで、国交省の関係筋で、談合で事件になったことが何度もありますよね。何度かある。国立図書館だとか調査課からいろいろな資料をいただきますと、談合に関するこういう資料がいっぱいあるんですね。その中で、なぜこの談合が、官製談合がなかなか後を絶たないのか。 Angry: 0.332 Disgust: 0.237 Fear: 0.488 Happy: 0.644 Sad: 0.453 Surprise: 0.611
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01:02:09 ~ 01:03:02 佐藤(正)分科員
その調査の、この国立図書館のレポートでいきますと、やはりどうしても天下りが絡んでくるんです。そして、例えば国交省のOBの方が天下って談合の指揮をとったという事例も実はあるんですね。なぜそうなるのか。ということは、そこの利益団体に天下っていくものですから、仕事を受ける方に天下っていくものですから、そこでどうしても官製談合が起きるというシステムなんですよ。だから、国会でも地方でもそうですけれども、この天下り問題が国民的議論になりました。 Angry: 0.405 Disgust: 0.234 Fear: 0.501 Happy: 0.602 Sad: 0.397 Surprise: 0.615
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01:03:02 ~ 01:04:12 佐藤(正)分科員
なって、国会の中では、我々、みんなの党ですから、天下りは根絶だと言い続けてきている政党でありますけれども、その中でいろいろな策をとってきましたよね。国家公務員法も変えられた、天下りも、今はあっせんはだめだとか、公募はいいだとか、公募で募集されたところに行くのはいいだとか、いろいろなことをされてきました。しかし、談合の事件がなかなか終わらない。今回の整備機構もいろいろな疑惑があって、まだ捜査中ですからお答えにくいところはあろうと思いますけれども、新聞報道によれば、そこの機構のOBがいわゆる民間企業に行っている、そこで公取から一度注意を受けた、しかし、機構の方で調べたら、そういうことはありませんというお答えを出したけれども、実はもう捜査が入った、しかも、公取だけではなくて、検察庁の方からも調査が入ったということなんです。 Angry: 0.525 Disgust: 0.202 Fear: 0.536 Happy: 0.449 Sad: 0.416 Surprise: 0.540
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01:04:12 ~ 01:05:03 佐藤(正)分科員
この仕組みを何とか改善させなければならないと思いますし、さらに言うなら、公務員の方は逆にかわいそうだなと思います。その一つで全部の信頼をなくしてしまうし、昔よく地方でもあったのは、予定価格の漏えいとかありましたね。漏えいしたばかりに、その方は一生をだめにする。大体、僕の今までの経験で見ますと、そうやってされる方は、結構人のいい人が多いんです、本当に。つい魔が差したというか。しかし、それは決して自分が利益を得ようとは思っていなかったんですよ。一回やると、それがたび重なって、今度は断れなくなるということで、家族まで含めて人生をだめにする。 Angry: 0.566 Disgust: 0.262 Fear: 0.504 Happy: 0.422 Sad: 0.493 Surprise: 0.496
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01:05:03 ~ 01:06:21 佐藤(正)分科員
だから、いろいろな問題が起きて、地方では、入札価格を全てオープンにしましょうと。もう最初から価格設定を全部オープンにする。最低落札価格もオープンにする。これにもいろいろな弊害がありますよ。ありますが、私も県議時代にこの問題に取り組んできたときに、やはりオープンにしちゃおう、オープンにして、やはり公務員の方も、そういうところに力を与えないでしっかり仕事をしてもらった方がいいということも、そしてまた、変な話、いろいろな圧力がかかってきたりするものですから、そういうところから取っ払ってあげた方が公務員の方は能力を発揮できるだろうということで、最低価格の公表なんかはなったんですけれども。ただ、そこで、今回、機構さん、例えば先ほど、談合が起きて、公取から改善命令が出るんですよ。そうすると、改善命令が出ると、大体決まっているのは、退職して五年間はその関係には再就職しないですよ、しませんというようなことを公取の方に、大体どこも同じ報告書を出しています。 Angry: 0.591 Disgust: 0.294 Fear: 0.445 Happy: 0.530 Sad: 0.427 Surprise: 0.495
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01:06:21 ~ 01:06:44 佐藤(正)分科員
国交省もそうだと思いますけれども。そこで、例えば独立行政法人はそういう取り決めというのはあるのかないのか、機構の理事長にお尋ねをしたいと思います。 Angry: 0.676 Disgust: 0.244 Fear: 0.358 Happy: 0.674 Sad: 0.292 Surprise: 0.520
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Angry: 0.717 Disgust: 0.464 Fear: 0.427 Happy: 0.485 Sad: 0.389 Surprise: 0.429
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01:07:01 ~ 01:07:28 石川参考人
ただ、先生御案内のとおり、昨年十二月に閣議決定された独立行政法人改革等に関する基本的な方針という中で、役職員が非公務員である法人の役職員に対して、再就職あっせん等に関する規制を導入するということがこの閣議決定に盛り込まれております。 Angry: 0.917 Disgust: 0.177 Fear: 0.426 Happy: 0.329 Sad: 0.193 Surprise: 0.436
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01:07:28 ~ 01:08:03 佐藤(正)分科員
理事長、実は、こういうことは閣議決定される前にみずからやらなきゃいけないんですよ、みずから。例えば、今回がそうやって事件になるかどうかわかりませんよ。わかりませんが、そういう営利企業を含めて入札をやっている独立行政法人だったら、いち早くそういうものは取り込んで、相手から指摘を受ける前にみずからが変わっていかなきゃいけないと思うんですよ。 Angry: 0.632 Disgust: 0.343 Fear: 0.548 Happy: 0.360 Sad: 0.427 Surprise: 0.484
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01:08:03 ~ 01:09:06 佐藤(正)分科員
だから、今理事長が言われたように、閣議決定されるとかじゃなくて、こういうことがあるんだったら、うちはもう最初からやっていますよと胸を張って言う方がいいんじゃないですか。それを踏まえて、理事長は今後どうされるんですか。機構はどうされるんですか。間違いなくそれをやっていくということですか。ぜひやってもらいたいと思いますが、私から言わせれば遅過ぎると思います。そこで、太田大臣にお尋ねをしたいんですが、これまでの経緯を見ますと、私はやはり、いち早く所管の独立行政法人にはすぐやれと。 Angry: 0.685 Disgust: 0.312 Fear: 0.459 Happy: 0.456 Sad: 0.395 Surprise: 0.496
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01:08:32 ~ 01:08:49 石川参考人
私ども独立行政法人は、当然、政府の御方針に従ってやってまいるわけでありますから、このような閣議決定がなされれば、当然そのような形で進めてまいりたいと考えております。 Angry: 0.849 Disgust: 0.236 Fear: 0.371 Happy: 0.355 Sad: 0.360 Surprise: 0.413
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01:09:06 ~ 01:10:15 佐藤(正)分科員
先ほど、エレベーターの、太田大臣のリーダー、大臣としての指揮命令系統はすばらしいと思います。ぜひ大臣、きちっとやるように、すぐさまやれということを言われたらどうでしょうか。ぜひやっていただきたいと思います。なぜそう言うかというと、この運輸機構も、いわゆる委託先に、例えばレールウェイサービス株式会社とか株式会社レールウェイエンジニアリング、フリーゲージトレイン技術研究組合とか、こういうところに全部運輸機構から再就職をしています。 Angry: 0.358 Disgust: 0.301 Fear: 0.390 Happy: 0.754 Sad: 0.491 Surprise: 0.499
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Angry: 0.669 Disgust: 0.376 Fear: 0.397 Happy: 0.506 Sad: 0.397 Surprise: 0.378
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01:10:15 ~ 01:11:03 佐藤(正)分科員
ここは委託先です。要するに、まさにそのまま流れているんですよ。これは今までずっとそうなんでしょう。こういうところもしっかりメスを入れていただきたいと思いますので、理事長、ここは指摘をしておきますので、前向きに考えてください。それからあと、例えば国交省から鉄道・運輸機構に再就職すると、もしくは僕らは天下りと言っていますけれども、定義が違うんでしょうけれども、退職金がまず国からいただける。そして、この運輸機構に行くと、運輸機構でもまた退職金をもらうんですよ。 Angry: 0.524 Disgust: 0.406 Fear: 0.503 Happy: 0.528 Sad: 0.443 Surprise: 0.495
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01:11:03 ~ 01:12:11 佐藤(正)分科員
これが当たり前なんですか。理事長、どうですか。もう変えたらどうでしょうかね、そういうの。一時期、天下りもそうですし、わたり、羽が生えていって、行くところ行くところ何回も何回も退職金をもらってくる、これが大きな問題になりました。国民、納税者から見たら、あり得ない話なんです。全て税金から何回も退職金をもらっていく、最後は、はたと計算してみたら、退職金だけでもう一億円を超えている人もいる、これが大問題になったんですよ、実は。 Angry: 0.578 Disgust: 0.310 Fear: 0.516 Happy: 0.413 Sad: 0.446 Surprise: 0.537
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Angry: 0.250 Disgust: 0.291 Fear: 0.668 Happy: 0.599 Sad: 0.424 Surprise: 0.629
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01:12:11 ~ 01:13:12 佐藤(正)分科員
いや、理事長はなっていないですよ、ある方はということでね。理事長はもう少しでしょうけれども。それにしても、私が問題提起を差し上げているのは、やはり退職金を二度もらうのはおかしい。これは何でここまで言うかというと、実は、私も県議会議員を十五年ほどやっていましたが、県議会議員、通ったのが平成七年です。その当時、県の外郭団体に天下るたびに退職金を二度、三度もらっていました。この問題を、平成七年から、エレベーター男というよりも退職金男と言われるぐらいに、五年間、県議会でずっと質問をさせていただきました。結果的には、五年かかったんですけれども、福岡県は、県の出資団体に再就職をした場合は、退職金はいただけません。 Angry: 0.545 Disgust: 0.284 Fear: 0.505 Happy: 0.536 Sad: 0.391 Surprise: 0.515
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01:13:12 ~ 01:14:06 佐藤(正)分科員
もらえません。そして、当初はいろいろなことを言われました。いや、国ではもらっているとか、ここは県だから、県は県だという話で。最終的にもらえない。もらえないんですよ。そのことによって、一つの事例を挙げますと、ここは国交省ですから、福岡でも福岡北九州都市高速道路公社というのがある。そこは、全部、福岡県も北九州市も福岡市も出資をしている。そこで福岡県の方が再就職して、福岡県出身者だけが退職金をもらわないのはおかしいという議論もありました。逆ですよね。もらう方がおかしいということになりまして、福岡市、北九州市は、一年後に、同じく退職金はいただけない。 Angry: 0.623 Disgust: 0.374 Fear: 0.476 Happy: 0.459 Sad: 0.469 Surprise: 0.452
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01:14:06 ~ 01:15:11 佐藤(正)分科員
これはどうしてできたかというと、県の方からその出資団体に通知文を出しました。通知文を出して、支給は見直すように考えてくれという指示です。その通知文を踏まえて、福岡県が出し、北九州市が出し、その後福岡市が出して、今や再就職をされても退職金は出ません。私は、普通に考えたらこれが当たり前だろうと思います。今回、この問題を取り扱うに当たっていろいろ調べてみたら、えっ、国はまだいただいているんだと僕は逆にびっくりしました。地方でできて、なぜ国ができないのかという問題提起なんです。そして、今、退職金は一億ない、下げられましたが、基本的に、独法の退職金の規程も、あるとき見直しになりましたよね。 Angry: 0.506 Disgust: 0.324 Fear: 0.578 Happy: 0.397 Sad: 0.457 Surprise: 0.519
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Angry: 0.553 Disgust: 0.233 Fear: 0.523 Happy: 0.447 Sad: 0.360 Surprise: 0.682
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01:15:21 ~ 01:16:01 石川参考人
私どもの機構の退職金につきましては、基本的に、政府、国の退職金の算定の考え方というものに準拠してございます。したがいまして、平成十四年の閣議決定で、俸給月額の百分の三十六というのが百分の二十八に引き下げられ、さらに平成十五年十二月に百分の二十八が百分の十二・五という形で引き下げられているということでございまして、基本的に国の制度に準拠してございます。 Angry: 0.645 Disgust: 0.353 Fear: 0.353 Happy: 0.719 Sad: 0.308 Surprise: 0.390
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01:16:01 ~ 01:17:03 佐藤(正)分科員
国の制度に準じているんだったら、なぜ、機構から再就職をする、そこは国と準じていないんですか、そんなところだけは。おかしいじゃないですか。いいですか、国は、再就職するときには二年間はしっかり監視をされるはずですよね。そういう公務員法に変わっているんです。そういうことは準じなくて、そんなものは準じなくてもいいんですよ、別段、退職金なんかゼロにすればいいんだから。そこは、もう時間がありませんからまた別の機会で議論をさせていただきたいと思いますし、これは国土交通省所管の独立行政法人だけではないんです。全てにかかわる大きな問題だと思いますので、これからはこの問題をずっと提起させていただきたいと思います。また、予算委員会等でもこの問題は取り上げさせていただきたいと思います。 Angry: 0.635 Disgust: 0.300 Fear: 0.438 Happy: 0.474 Sad: 0.435 Surprise: 0.508
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01:17:03 ~ 01:17:34 佐藤(正)分科員
最後になりますけれども、理事長、今、いろいろな意味で、この談合疑惑で世間に大変御迷惑をかけているというか、社内も大変だと思いますね。それについて、理事長の思いがあったらお答え願いたいと思います。 Angry: 0.274 Disgust: 0.164 Fear: 0.540 Happy: 0.633 Sad: 0.500 Surprise: 0.578
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01:17:34 ~ 01:18:08 石川参考人
私ども鉄道・運輸機構は、北陸新幹線の消融雪装置の設備工事に関しまして、現在、公正取引委員会と東京地方検察庁により強制捜索、調査を受けております。私どもは、公正取引委員会及び東京地方検察庁に対しての調査、捜査に全面的に協力してまいりますけれども、今先生お話がありましたように、本件につきまして、世間に対して大変お騒がせいたしました。 Angry: 0.426 Disgust: 0.218 Fear: 0.576 Happy: 0.531 Sad: 0.376 Surprise: 0.540
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01:18:08 ~ 01:18:25 石川参考人
さらに、新幹線を待望しておられる沿線地域の皆様方を初め関係者の方々に多大な御心配と御迷惑をおかけしたということでございまして、深くおわびを申し上げたいと思っております。 Angry: 0.187 Disgust: 0.190 Fear: 0.470 Happy: 0.619 Sad: 0.666 Surprise: 0.565
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01:18:25 ~ 01:18:37 佐藤(正)分科員
大臣にも本当は一言この問題について御意見をいただきたかったんですけれども、もう質問時間が来ましたので、これで質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 Angry: 0.502 Disgust: 0.288 Fear: 0.281 Happy: 0.616 Sad: 0.671 Surprise: 0.339
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Angry: 0.481 Disgust: 0.250 Fear: 0.480 Happy: 0.649 Sad: 0.364 Surprise: 0.634
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01:18:48 ~ 01:19:19 務台分科員
自由民主党の務台俊介でございます。一年ぶりの予算委員会の分科会ということで、張り切っております。私は、自民党の中で災害対策特別委員会の事務局の次長という役割を仰せつかっておりまして、今回の豪雪被害に当たっても、自民党の中の議論を踏まえて、図らずも今回の事案によってあぶり出されたさまざまな問題について、特に国土交通省関係を中心に御質問をさせていただきたいと思います。 Angry: 0.650 Disgust: 0.318 Fear: 0.473 Happy: 0.505 Sad: 0.327 Surprise: 0.485
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01:19:19 ~ 01:20:08 務台分科員
今回の記録的な豪雪により、各地で観測史上最多積雪を記録し、新幹線はもとより、JR、私鉄、高速道路、国道、地方道等が数日間にわたって全面的に閉鎖、麻痺し、人命も失われ、国民生活に甚大な影響が発生しました。予想をはるかに超える短時間の多量の降雪により、閉鎖された高速道路から締め出された車は下道に殺到し、雪の中で立ち往生した大型車により道路機能は麻痺し、多くの人が車中泊を余儀なくされる事態となりました。実は私も、金曜日の晩に「あずさ」がとまったものですから、新幹線で長野に行って、それから車で松本に向かったんですが、十九号の中で立ち往生しまして、朝までいた。 Angry: 0.273 Disgust: 0.154 Fear: 0.688 Happy: 0.450 Sad: 0.409 Surprise: 0.678
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01:20:08 ~ 01:21:13 務台分科員
結局、東京から松本に着くのに十八時間かかった、そういう事態に見舞われました。道路管理者の除雪機能も絶対的に不足し、高速道路、国道、県道、市町村道をまたがるトラフィックマネジメントともいうべきシステムがない中で、私も含めてドライバーの不満が募ったということではなかったかと思います。特に、今回の豪雪は、豪雪地域に指定されていない市町村を中心とした記録ずくめの異常豪雪であったということで、除排雪の機材、オペレーターの圧倒的不足、集落の孤立、食料品、燃料等生活必需物資の品切れ、小中学校等の休校など、住民生活への影響が深刻化、長期化したということではなかったかと思います。農業用生産施設にも多大な被害が発生し、その被害回復が急務でありますが、春の作付の時期を前に、農業を中心に今後の影響が心配されることに加えまして、観光、製造業などの経済活動にもさまざまな影響が懸念されるところでございます。 Angry: 0.381 Disgust: 0.189 Fear: 0.658 Happy: 0.368 Sad: 0.450 Surprise: 0.599
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01:21:13 ~ 01:21:49 務台分科員
いわば、ふだん大雪になれていない広範囲の地域の意表をつくともいうべき今回の豪雪被害の際の教訓を踏まえて、幾つかの点について政府のお考えをお聞きしたいと思います。まず、喫緊の対応ということでございますが、今回の災害の際に、人工透析患者、人工呼吸器を使用している方への安否確認などのきめ細かい対応がどのように行われたのか、厚生労働省に伺いたいと思います。 Angry: 0.587 Disgust: 0.184 Fear: 0.477 Happy: 0.420 Sad: 0.447 Surprise: 0.494
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01:21:49 ~ 01:22:21 三浦政府参考人
御指摘のとおり、災害時には、配慮が必要な方に対して、その特性を踏まえて適切に対応するということが重要であると認識しております。特に、在宅での医療の確保が必要な方としまして、人工透析患者さん、また在宅で酸素療法を受けている方々、このような方々に対しましては、医療提供に空白が生じないよう、各都県によって速やかに対応することとしておりますし、また、対応いたしました。 Angry: 0.454 Disgust: 0.281 Fear: 0.416 Happy: 0.681 Sad: 0.429 Surprise: 0.467
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01:22:21 ~ 01:23:09 三浦政府参考人
国も、積極的に情報収集をするように依頼いたしまして、また医療機器メーカーや関係団体に対しましても協力を依頼し、状況把握に努めてまいりました。同時に、医療機関につきましても、各都県が積極的に情報収集に努めるとともに、国としても、広域災害救急医療情報システムや日本透析医会災害時情報ネットワークを活用いたしまして被災地に所在する医療機関等の情報を把握し、例えば、緊急対応が必要になった場合に備えまして、隣県への受け入れ体制を準備しておりました。障害者や要介護高齢者の状況につきましても、各都県を通じて施設の被災状況を把握しております。 Angry: 0.394 Disgust: 0.259 Fear: 0.529 Happy: 0.563 Sad: 0.443 Surprise: 0.507
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01:23:09 ~ 01:23:45 三浦政府参考人
これまでのところ、いずれの施設につきましても、建物に大きな被害はなく、また、転倒によって負傷された方はおられますものの、適切な対応をしたということを確認しております。地域における高齢者、障害者につきましても、例えばケアマネジャーなどによる戸別訪問などによりまして安否確認などを行っている自治体もあると承知しております。厚生労働省といたしましては、地方自治体や関係府省と連携して、配慮すべき方々への対応が適切に行われるように、引き続き努力してまいりたいと考えております。 Angry: 0.355 Disgust: 0.267 Fear: 0.549 Happy: 0.516 Sad: 0.564 Surprise: 0.476
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01:23:45 ~ 01:24:04 務台分科員
障害者、高齢者など、災害の際に配慮すべき方はたくさんおられるというふうに思います。今回は、特に問題になった事例はなかったわけでございますが、一方で、昨年の通常国会で災対法の改正が行われ、その中で、市町村長は避難行動要支援者名簿を作成しなければならないというふうになっております。 Angry: 0.596 Disgust: 0.354 Fear: 0.503 Happy: 0.508 Sad: 0.400 Surprise: 0.402
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01:24:04 ~ 01:24:44 務台分科員
この部分の改正はことしの四月一日の施行と聞いておりますが、もう準備が進んでいると考えていいのか。特に、安否確認、避難の適切な実行を行うためにはデータ整備が不可欠でありますが、現在のところの準備はどうなっているのか。特に、電子化それからデータのバックアップ機能というのも重要だと思うんですが、そこら辺の対応について、内閣府の考え方を聞きたいと思います。 Angry: 0.427 Disgust: 0.245 Fear: 0.508 Happy: 0.565 Sad: 0.478 Surprise: 0.548
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01:24:44 ~ 01:25:35 日原政府参考人
お答えいたします。委員御指摘のとおり、災害時におきましては、高齢者、障害者等の円滑な避難を進めるために、まず、名簿を作成し、これをもとに、あらかじめ対策を講じておくということが重要でございます。そのために、昨年六月に法改正を講じたところでございますけれども、この四月からの施行に向けまして、昨年の八月に避難行動要支援者の避難行動支援に関する取組指針というマニュアルのようなものを作成いたしまして、どのように名簿を作成するのかという作成の方法、あるいは名簿の更新及び情報の共有のあり方、名簿の情報提供の方法、それから、先ほどの情報提供は事前の提供でございますが、発災時におきます名簿の活用方法等につきましてのガイドラインをお示しし、また、あわせて、全国九カ所で開催したブロック会議におきまして、その周知徹底というものを図ってきたというところでございます。 Angry: 0.391 Disgust: 0.349 Fear: 0.451 Happy: 0.763 Sad: 0.309 Surprise: 0.580
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01:25:35 ~ 01:25:54 日原政府参考人
四月からの施行に向けまして、要支援者名簿の作成が円滑に進みますように、引き続き、消防庁とも一緒になりまして、作成を働きかけてまいりたいと思っています。また、委員御指摘のデータベース化あるいはデータの多重化ということにつきましても、あわせて努めてまいりたいというふうに思います。 Angry: 0.341 Disgust: 0.295 Fear: 0.506 Happy: 0.575 Sad: 0.530 Surprise: 0.522
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Angry: 0.584 Disgust: 0.209 Fear: 0.439 Happy: 0.498 Sad: 0.403 Surprise: 0.462
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01:26:03 ~ 01:26:53 務台分科員
せっかく法律ができたのに、準備が間に合わなくて、後の祭りになったということがないようにお願いします。次に、今回の最も大きな被害は、農林水産物、農業用施設被害だというふうに思います。これについての救済制度の現状がどうなっているか、確認したいと思います。今回の災害を受けて、農水省で新たな対応を行う決定が行われましたが、そのさわりを簡潔にお答えいただきたいと思います。そして、今回の災害は広範囲に広がりを見せておりますが、追加的な対応をどしどしとやるべきではないかというふうに思っております。そこら辺の対応について伺いたいと思います。 Angry: 0.525 Disgust: 0.284 Fear: 0.489 Happy: 0.481 Sad: 0.497 Surprise: 0.449
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Angry: 0.638 Disgust: 0.424 Fear: 0.518 Happy: 0.426 Sad: 0.419 Surprise: 0.427
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01:27:03 ~ 01:27:52 高橋政府参考人
それから、農業用ハウスなどの再建、修繕への助成、これに加えまして、再建の前提となる倒壊したハウス等の撤去に要する経費の助成、これは補助率十分の三としております。それから、共同利用施設への助成として、強い農業づくり交付金を別枠で優先的に活用する。それから、被害果樹の植えかえなどの費用、あるいは、これにより生ずる未収益期間に要する経費の助成。そして、五つ目ですが、被害を受けた農業法人の従業員を他の法人に研修目的で派遣する場合に必要な経費を助成いたします。そして、今後の対応ですが、さらに詳細な被害状況を把握しまして、現場のニーズを伺った上で、追加対策を検討することとしております。 Angry: 0.567 Disgust: 0.432 Fear: 0.550 Happy: 0.460 Sad: 0.414 Surprise: 0.422
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01:27:52 ~ 01:28:16 務台分科員
ありがとうございます。私の地元も、今回の大雪で特に果樹園を中心に大分やられていまして、新たな設備投資をするぐらいならやめてしまった方がいいという人もちらほら出かねない状況にありますので、ぜひ、農家の方を励ますような、温かい支援のスキームを積極的に出していっていただきたいと思います。 Angry: 0.262 Disgust: 0.275 Fear: 0.345 Happy: 0.769 Sad: 0.596 Surprise: 0.432
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01:28:16 ~ 01:28:49 務台分科員
次に、大学の受験生それから国家資格の受験生の中には、今回の大雪のためにたどり着けなかった人もいます。あるいは、たどり着けても、徹夜で移動した結果、疲労こんぱいのままで受験せざるを得なかった人もいるというふうに聞いています。この方々への救済制度、文科省、厚労省、簡潔にお答えいただきたいと思います。 Angry: 0.330 Disgust: 0.191 Fear: 0.588 Happy: 0.431 Sad: 0.493 Surprise: 0.638
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01:28:49 ~ 01:29:09 中岡政府参考人
大雪の影響によりまして、一部地域の受験生が大学の入学試験を受験できなかったことから、十七日付で全大学に再試験実施などの配慮要請を文書により行うとともに、十五日以降試験を実施した大学には、電話によって配慮要請等も個別に行ってまいったところでございます。 Angry: 0.391 Disgust: 0.238 Fear: 0.611 Happy: 0.549 Sad: 0.381 Surprise: 0.585
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01:29:09 ~ 01:30:07 中岡政府参考人
関東甲信越地方の大学で、十五日から十八日に試験を実施いたしました中で、対応の検討を必要とする受験生がいたと把握しておりました二十六大学のうち、一部学部での実施も含めまして、再試験または試験日程の振りかえを行う大学は二十三大学となってございます。なお、再試験または試験日程の振りかえを行わない大学としては、公平性の観点、既に規定の定員に達していること、再試験を実施しない場合の影響等の事情を十分に考慮したと聞いております。文部科学省といたしましては、各大学において受験生の事情に配慮した適切な対応が行われるよう、引き続き状況の確認及び要請をしてまいりたいと考えております。 Angry: 0.333 Disgust: 0.157 Fear: 0.484 Happy: 0.652 Sad: 0.480 Surprise: 0.613
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01:30:07 ~ 01:31:00 原政府参考人
看護師の国家試験についてお答えを申し上げます。二月十六日に、第百三回看護師国家試験が行われたところでございます。厚生労働省としましては、看護職員の確保の一つとして、この国家試験の合格者数をしっかり確保することは重要と認識しているところでございます。このため、当日、宮城、東京、愛知におきます受験会場において、最大二時間、開始時間を繰り下げたところでございます。ただ、それでも試験会場に到着できなかった方がおられますので、この方々につきましては、来る三月十九日に追加の試験を実施することとしております。また、国家試験については、受験者が万全の状態で受験していただきたいわけでございますが、今回の大雪のために、必ずしも万全な状態でなかった受験者もいるということは認識をしております。 Angry: 0.280 Disgust: 0.271 Fear: 0.527 Happy: 0.650 Sad: 0.534 Surprise: 0.551
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01:31:00 ~ 01:31:34 原政府参考人
ただ、この方々について、受験されたわけですけれども万全でなかったという方をこの追加試験の対象者にするかどうかにつきましては、例えば、風邪等による体調不良の方や、あるいは長時間かけて苦労しながら会場に到着した受験者などもございますので、追加試験を受験する人の基準を公平に設定できるのかどうか、非常に困難な課題もあると考えております。ただ、議員からも御意見をいただいておりますので、対応の必要性や、実際に可能かどうかを含めて、早急に省内において相談をしていきたいと考えております。 Angry: 0.380 Disgust: 0.298 Fear: 0.531 Happy: 0.456 Sad: 0.525 Surprise: 0.502
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01:31:34 ~ 01:32:04 務台分科員
受験生にとっては、本人にとっては一生の問題でございますので、ぜひ温かい配慮をお願いしたいと思います。次に、今回、先ほども申し上げましたが、高速道路から下道におりた車が、立ち往生により、道路閉塞の原因となったのではないかというふうに思われます。そして、立ち往生が発生している道路に、後から後から、事情がわからない車が次々と進入してくるという実態がありました。 Angry: 0.363 Disgust: 0.274 Fear: 0.530 Happy: 0.460 Sad: 0.568 Surprise: 0.518
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01:32:04 ~ 01:32:41 務台分科員
私もその一人でした。今回、素人目に思ったのが、いたずらに高速道路を閉鎖するのではなくて、高速道路、国道、地方道の交通事情を全体に見通して、どういうふうにするのが最も交通が安全に保たれるかということを判断する、そういう機能が必要ではないかというふうに感じられました。非常時にドライバーに適切に情報提供するシステムを構築することが求められるのではないかと思っておりますが、国土交通省に御見解を伺いたいと思います。 Angry: 0.437 Disgust: 0.322 Fear: 0.497 Happy: 0.522 Sad: 0.524 Surprise: 0.491
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01:32:41 ~ 01:33:10 徳山政府参考人
お答え申し上げます。非常時の高速道路や一般の道路の情報共有、提供につきましては、例えば、高速道路をとめる際、関係機関にファクス等で連絡を行うとか、立ち往生の状況についても頻繁に連絡を行う、あるいは、日本道路交通情報センターにおきまして情報を一元的に集約してラジオやホームページ等で提供する、こういうことをやっております。 Angry: 0.444 Disgust: 0.396 Fear: 0.402 Happy: 0.721 Sad: 0.421 Surprise: 0.494
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01:33:10 ~ 01:34:08 徳山政府参考人
ただ、先生御指摘のとおり、今回は、このあたりについては大変大きな反省点があると思っております。こういう記録的な雪のために、みずから通行規制を実施する前に、スタック車両によって事実上通行どめの状況が発生してしまったこと、そして今度は、それに対する安否の確認、あるいは、人命救助という観点から、食料配布などの対応に追われたようなこともございまして、関係者間の情報共有や利用者への情報提供は不十分であったと認識をしております。先生おっしゃるとおり、一元的に、道路ネットワークとしてどのように管理をしていくのがふさわしいのか、あるいは、こういう雪の少ない地域、ノーマルタイヤでおいでになるような方もいらっしゃる、そういう方々への事前や途中の提供、こういったものはどういう改善点があるのか。今回の大雪における対応の経緯等をよく整理、分析いたしまして、検討そして改善をしてまいりたいと考えております。 Angry: 0.285 Disgust: 0.201 Fear: 0.573 Happy: 0.527 Sad: 0.547 Surprise: 0.568
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01:34:08 ~ 01:35:11 務台分科員
ぜひ英知を結集して対応をお願いしたいと思います。今回、ちょっと配付資料を示しておりますが、乗り捨てられた車による渋滞という事態が発生しております。緊急車両の通行が妨げられたことを踏まえて、災害時、道路上の車の撤去を可能とする仕組みの検討も行われるべきではないかというふうに言おうと思ったんですが、実は、根拠法はもう既にあるんです。災対基本法六十四条、それから道路法六十七条の二、ここに権限は既にあるんですよね、随分前から。なぜこれが発動されていないのか。何か、手続法ができていないからとかいう話を聞いているんですが、既に権限があるのに運用を怠っていたといううらみがあるのではないかと思いまして、ぜひこの点についての御見解を伺いたいと思います。 Angry: 0.517 Disgust: 0.265 Fear: 0.483 Happy: 0.488 Sad: 0.467 Surprise: 0.491
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01:35:11 ~ 01:36:07 日原政府参考人
お答えいたします。委員御指摘のとおり、除排雪のための放置車両の強制的な撤去に関します道路法の規定、市町村あるいは警察によります災害対策基本法に基づく規定等がございます。まず、今般の大雪に際しまして、この規定が不十分であったのか、あるいはどういうふうに使われたのかということにつきましては、除排雪の必要になった事例につきまして、具体的にどういう点が必要であり、どういう対応策が講じられる可能性があったのかということなどにつきまして、詳細につきまして、関係省庁と連携の上、分析、検証した上で、その法的な有効性なりなんなりを判断してまいりたいというふうに思っております。また、特に、首都直下地震等の大規模地震を念頭に置いた場合におきましても、首都直下地震発生時に放置車両が具体的にどのような発生をし、それを排除するためにどのような方策がとり得るのかということにつきまして、その主体でありますとか体制等も踏まえました実効性も含めて、種々論点を検討し、現行法の限界というものも検討してまいりたいと思っております。 Angry: 0.498 Disgust: 0.381 Fear: 0.570 Happy: 0.483 Sad: 0.364 Surprise: 0.438
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01:36:07 ~ 01:36:21 日原政府参考人
いずれにいたしましても、災害時の放置車両の強制的な排除というのは大変大きな課題でございますので、国土交通省、警察庁など関係省庁と連携をいたしまして、法改正も視野に入れて、速やかに検討してまいりたいというふうに思っております。 Angry: 0.482 Disgust: 0.352 Fear: 0.541 Happy: 0.485 Sad: 0.396 Surprise: 0.370
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01:36:21 ~ 01:37:11 務台分科員
ぜひ早急にお願いします。次に、今回の豪雪では、コミュニティーFM、ケーブルテレビ、ツイッター、フェイスブック、SNSなどの機能が必ずしも十分に活用されたとは言えなかったと思います。私の地元でも、コミュニティーFM、最近できたばかりのものがあるんですが、ほとんど情報が共有されなかったということがございます。せっかくできたツールが非常時に生かされないというのは非常にもったいないと思います。消防庁では、地方自治体が今回の災害情報をどのように住民に提供したか、調査をかけたとは伺っておりますが、簡単に御紹介いただければと思います。 Angry: 0.305 Disgust: 0.209 Fear: 0.471 Happy: 0.598 Sad: 0.565 Surprise: 0.559
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01:37:11 ~ 01:38:09 室田政府参考人
今回の大雪に係ります情報提供の手段等につきまして、山梨県の全市町村、群馬県、埼玉県、東京都の孤立集落が発生した市町村、合計四十七市町村に調査を行ったところでございますけれども、四十一団体で防災行政無線を、また二十四団体で登録制メールを活用いたしまして、大雪に係る注意喚起等が行われたところでございます。このほかにも、二十八団体において、ホームページにより情報提供が行われました。一方で、委員御指摘のコミュニティーFM、ケーブルテレビにつきましては、整備されているのがもともと合わせて十七団体と少なく、実際に活用された団体もそのうちの七団体にとどまっております。また、フェイスブックなどのSNSを活用した団体は六団体にとどまっているなど、利用し得る手段の全てを活用していない市町村も見受けられたところでございます。 Angry: 0.221 Disgust: 0.198 Fear: 0.508 Happy: 0.763 Sad: 0.436 Surprise: 0.641
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01:38:09 ~ 01:38:37 室田政府参考人
さらに、情報提供を行った団体の中でも、被害が既に発生していた十七日になって初めて二次災害防止の注意喚起等を行った町も見受けられるところでございます。このような状況を踏まえまして、今後、さらに実態を把握した上で、迅速かつ確実に全ての住民への情報提供がなされるよう、あらゆる場を通じましてしっかりと指導助言を行ってまいりたいと考えております。 Angry: 0.396 Disgust: 0.300 Fear: 0.556 Happy: 0.552 Sad: 0.356 Surprise: 0.568
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01:38:37 ~ 01:39:02 務台分科員
ぜひ情報基盤の積極的な活用を促すようにお願いします。ところで、総務省で、避難情報等の情報を多様なメディアに一斉配信する公共情報コモンズという制度が平成二十三年より運用を開始しているというふうに聞いています。もしこれが今回しっかり機能したら、相当程度役に立ったというふうに思います。 Angry: 0.280 Disgust: 0.251 Fear: 0.453 Happy: 0.793 Sad: 0.405 Surprise: 0.615
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01:39:20 ~ 01:40:13 上川副大臣
務台委員御指摘でございますけれども、おっしゃるとおり、避難指示等の重要な災害情報が確実に住民に伝わること、これが被害を最小限にとどめるためには極めて重要であるというふうに考えております。東日本大震災の折でございますが、住民への一斉同報の手段である防災行政無線、これがなかなか聞こえにくかったという御指摘もございました。こうしたことを教訓にいたしまして、総務省として、先ほど御指摘いただきました公共情報コモンズ、地方公共団体が発する災害情報を集約して、そして、ラジオあるいはテレビ、携帯電話、インターネット、さまざまな多様なメディアを通じて一括して配信するシステム、これが大変重要であるということでございまして、二十三年の六月に運用を開始したところでございます。 Angry: 0.425 Disgust: 0.232 Fear: 0.595 Happy: 0.485 Sad: 0.378 Surprise: 0.561
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01:40:13 ~ 01:41:03 上川副大臣
その後、現時点では十三府県にこのシステムを御利用いただくに至っておりまして、運用開始後三年となることしの夏ごろには、半数を超える都道府県が公共情報コモンズに参加する見込みでございます。平成二十七年度中には全国の都道府県に御利用いただくということを目標に、今鋭意取り組んでいるところでございます。今回の大雪による深刻な被害を受けた地域の中にも、実は公共情報コモンズを利用していない県も含まれておりまして、総務省といたしましては、公共情報コモンズの全国普及が早期に実現することができ、また、その役割を果たせるように、具体的な戦略を検討する場を設けるなどして、引き続き全力で取り組んでまいりたいと思っております。 Angry: 0.323 Disgust: 0.265 Fear: 0.548 Happy: 0.681 Sad: 0.383 Surprise: 0.629
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01:41:07 ~ 01:41:51 務台分科員
今の話は、お願いしてやってもらうということをベースに話が進んでいると思うんですが、こういうものは半ば義務化して、あるものをきちんと使うということを当たり前のようにしなければいけないと思いますので、ぜひ上川副大臣の政治力をお使いいただきたいというふうに思います。以上の答弁を踏まえて、国民に迅速的確に情報を提供し、共有するシステムの構築、これが本当に重要だと思うんですが、内閣府から一言お願い申し上げます。 Angry: 0.645 Disgust: 0.341 Fear: 0.347 Happy: 0.528 Sad: 0.516 Surprise: 0.326
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01:41:51 ~ 01:42:24 日原政府参考人
お答えいたします。まず、今回の対応につきまして、十四日に大雪が予測されたことから、古屋防災大臣をヘッドとする災害対策警戒会議におきまして、国民への呼びかけ、あるいは関係省庁におきます対策の検討等を行いまして、その情報は国民に伝えたわけでございますけれども、その後、十六日までの間、内閣府からはきちんとした、まとまった情報を伝えてこなかったために、十四日から十五日にかけて政府として取り組んできた数々の対応が国民になかなか知られなかった点については反省したいというふうに思っております。 Angry: 0.548 Disgust: 0.364 Fear: 0.406 Happy: 0.497 Sad: 0.472 Surprise: 0.425
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01:42:24 ~ 01:43:07 日原政府参考人
その上で、十六日以降、大雪対応で、ツイッター、フェイスブック等を活用した情報提供を行いまして、それにつきまして、今後さらに工夫を行っていく必要があるというふうに考えております。また、内閣府におきましては、発災時におきます情報収集を目的として、気象情報や雨量、水位などの洪水情報、あるいは停電、ガスなどのライフライン情報などを収集した総合防災情報システムというものを持っておりますが、これにつきましては、来年度、システムを改修し、一般への配信というものが可能になるような予定をしております。また、先ほど委員から御指摘がございました公共情報コモンズにつきましても、総合防災情報システムに接続になりますような検討を進めているところでございます。 Angry: 0.302 Disgust: 0.267 Fear: 0.451 Happy: 0.818 Sad: 0.351 Surprise: 0.589
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01:43:07 ~ 01:43:23 日原政府参考人
また、フェイスブック、ツイッターを活用した、いわゆるビッグデータの活用というようなことにつきましても、さらに検討を進めていこうというふうに思っております。いずれにいたしましても、災害時におきまして、国民の皆様に安心を与えるための情報をきちんと提供することが大変重要だと思っておりますので、取り組んでまいりたいと思います。 Angry: 0.326 Disgust: 0.201 Fear: 0.444 Happy: 0.744 Sad: 0.477 Surprise: 0.526
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01:43:23 ~ 01:44:12 務台分科員
日原さん、次があるということなので、どうぞ御退席ください。ちょっと時間がなくなったので、幾つか質問を飛ばさせていただきます。実は、今回の災害で松本から首都圏への交通が遮断される中で、松本空港が比較的早期に復旧したために、他地域とのルートが早期に復旧したという事態がございました。私もたまたま再開されたその飛行機に乗り合わせたんですが、ある意味で、災害時のリダンダンシーを強化するという意味でも、地方空港のメリットが大きく、地方空港間の定期路線の拡充、これを災害の観点からぜひ検討していただきたいと思うんですが、国交大臣、もし可能でしたら、お答えいただきたいと思います。 Angry: 0.350 Disgust: 0.250 Fear: 0.484 Happy: 0.607 Sad: 0.536 Surprise: 0.520
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01:44:12 ~ 01:45:12 太田国務大臣
今回、改めて、松本空港を初めとする地方空港、極めて重要で、東日本大震災のときにもそういう現象がございました。そういう点では、住民の足の確保、命を守る、経済の活性化、さまざまな意味で、地方空港をバックアップする必要があるというふうに思っています。二十六年度の予算にもこの措置はとっておりまして、具体的には、条件不利な地域を発着する路線の維持に向けた地域の取り組みを支援するプログラム、あるいは小型機材に係る着陸料や固定資産税の軽減など、いろいろな措置をとって地方空港をバックアップするということにしたいと思っています。 Angry: 0.329 Disgust: 0.248 Fear: 0.573 Happy: 0.625 Sad: 0.439 Surprise: 0.582
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01:45:12 ~ 01:45:53 太田国務大臣
それから、先ほどからずっと出ておりますように、私が考えておりますのは、災害に対して情報をということについて、それぞれがどうしたらいいかという、国交省として、タイムライン、五日前にはこうする、三日前にはこうする、一日前にはどうするということの、豪雨とか台風はそうなんですが、タイムライン感覚というのを地方自治体やそういうことで、情報を的確にというだけではなくて、タイムラインという意識を時間軸の中で国民が感じられるような情報提供というものが大事だ。ことしは取り組んでいきたいと思っています。 Angry: 0.477 Disgust: 0.305 Fear: 0.508 Happy: 0.543 Sad: 0.464 Surprise: 0.540
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01:45:53 ~ 01:46:15 務台分科員
ありがとうございます。タイムラインはいい考えだと思います。一方で、地方航空、周辺環境を整備するというのが国交省の役割かもしれませんが、定期路線をできるだけ網の目のように張りめぐらせていくという観点の航空政策もぜひ展開していただきたいというふうに思います。 Angry: 0.385 Disgust: 0.332 Fear: 0.275 Happy: 0.820 Sad: 0.592 Surprise: 0.387
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01:46:15 ~ 01:47:09 務台分科員
今の話は、ちょっと資料を用意しておりますが、長野県から首都圏に通ずる交通路が、どの交通が一番長く滞ったか、そういう資料を出しております。一番下にあります空港がこんなに早くできた、リダンダンシーがあるというのが地方空港なので、航空局長さん、ぜひよろしくお願いします。それから、逆に、「あずさ」の問題が今回非常に問題視されております。「あずさ」は本当に、常におくれる、運休する、そういう評判が立っております。ぜひ、先ほどは只見線のことで菅家先生からも話がありましたけれども、ストレスに耐え得る中央線の強化ということを何とか考えていただけないか。 Angry: 0.413 Disgust: 0.246 Fear: 0.509 Happy: 0.547 Sad: 0.525 Surprise: 0.513
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Angry: 0.329 Disgust: 0.186 Fear: 0.326 Happy: 0.607 Sad: 0.800 Surprise: 0.410
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01:47:20 ~ 01:48:29 高木副大臣
今委員提出の資料にもございますけれども、鉄道が長い間とまってしまいました。高尾―塩尻間が十四日から運休いたしまして、三晩たった十七日時点でも六百八十人の乗客が取り残されるという事実がありました。鉄道の災害脆弱性というものをしっかり克服するということで、今、情報の話もございました、これも一点だと思いますし、やはり施設の機能強化というものをしっかりやらなきゃならないというふうに思っております。安定的な輸送を確保するためには、防災対策の強化というのが必要でございまして、例えば、今回の事案にありますJR東日本の中央線におきましても、小淵沢―信濃境間で斜面にコンクリートを吹きつける斜面防護工をやっておりますし、また、高尾―大月間で土砂流入を防止する土砂どめ柵の設置等が行われているところでございますけれども、これからも、しっかりと安全を確保しながら安定的な輸送が確保されるように、鉄道事業者を国交省として適切に指導してまいりたいというふうに考えているところでございます。 Angry: 0.421 Disgust: 0.306 Fear: 0.539 Happy: 0.536 Sad: 0.392 Surprise: 0.540
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01:48:29 ~ 01:48:56 務台分科員
ぜひ、JR東の中央線強化について、強力な御指導をお願いします。もう時間が来ましたのでこれで終わりますが、自民党の災害対策特別委員会で今回の被害を受けての教訓をまとめて、十数項目、近いうちに出させていただきたいと思います。その中に国交省関係もたくさんございますので、ぜひしっかりと受けとめていただきたいと思います。これで質問を終わります。ありがとうございました。 Angry: 0.487 Disgust: 0.307 Fear: 0.334 Happy: 0.658 Sad: 0.533 Surprise: 0.433
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Angry: 0.433 Disgust: 0.251 Fear: 0.435 Happy: 0.722 Sad: 0.335 Surprise: 0.643
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Angry: 0.338 Disgust: 0.239 Fear: 0.517 Happy: 0.679 Sad: 0.450 Surprise: 0.645
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01:49:06 ~ 01:50:01 重徳分科員
おはようございます。日本維新の会の重徳和彦でございます。きょうは、国土交通省の皆様方、とりわけ同じ愛知県の三河地方の御出身の太田大臣に、御出身地の状況をお伝えしながら、いろいろと御指導をいただきながら、質問をさせていただきたいと思います。では、早速質問に入らせていただきます。昨今、入札不調、不落と言われるこの建設業、公共事業の発注の状況ですが、この原因につきまして、最近、建専連、建設産業専門団体連合会の才賀会長さんが、ある雑誌におきまして、人手不足で受注できないと言われている、これは心外である、こういうコメントを述べられております。 Angry: 0.306 Disgust: 0.272 Fear: 0.409 Happy: 0.772 Sad: 0.416 Surprise: 0.587
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01:50:01 ~ 01:51:01 重徳分科員
技能者の人手が足りないのではなくて、見積もりが適正価格、適正工期になっていない、これが原因だということをおっしゃっております。特に、近年のゼネコンのダンピング受注が横行した結果、そのしわ寄せが専門工事会社、下請の業者に及んできた、企業として成り立たないところまで追い詰められています、技能者を社会保険に加入させられず、宿舎を用意できない状況です、こうした労働環境では自信を持って若い人たちを募集できません、たとえ高校生が入職を希望しても、その親が入職に反対します、現在の仕事量は一九六四年の東京オリンピックのころと同じくらい、ところが、技能者の賃金水準は、現在の価値に換算して、当時は倍ぐらいあった、当時はゼネコンの技術者よりも技能者の給料の方がよいくらいだったので、プライドもあります、このようなことをおっしゃっております。 Angry: 0.336 Disgust: 0.286 Fear: 0.651 Happy: 0.560 Sad: 0.332 Surprise: 0.586
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Angry: 0.566 Disgust: 0.255 Fear: 0.436 Happy: 0.764 Sad: 0.269 Surprise: 0.528
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01:51:11 ~ 01:52:09 太田国務大臣
工事がいっぱい出て、公共事業がばらまきで大盤振る舞いだから入札不調が起きてくるとか、あるいは、東北の復興に物すごく仕事が出て、人手が足りなくなって、資材が高騰して、今度は東京オリンピック・パラリンピックというものでさらにそういうことになってくる。予算も、公共事業をまた、いっぱいばらまきのようにとっている。大体、これは冷静な分析ではございません。才賀さんがここでおっしゃっていることは全くそのとおりで、現在、入札不調の一番の原因は、人や資材の不足ということではなくて、予定価格が市場実態に合っていない。 Angry: 0.387 Disgust: 0.278 Fear: 0.613 Happy: 0.445 Sad: 0.472 Surprise: 0.630
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01:52:09 ~ 01:53:20 太田国務大臣
ちょっと前までは、余りにもたたかれ過ぎて、赤字覚悟でとっていたというような状況がありまして、そうした異常な状況から脱して、やるべき仕事というものも、横ばいでありますけれども、適正に出ているというふうに私は思っています。そのときに、入札不調は、国よりも地方自治体、地方自治体の中でも大きい市よりも小さいところ、手間のかかるような仕事はちょっと敬遠される、そして、土木よりも建築という状況がございます。そういう意味では、地方公共団体発注の大型建設工事、学校であるとか病院であるとかということが話題になりますが、地方自治体発注の大型建設工事で、今、二回やっても落ちなかった、三回やっても落ちなかった、こういう状況がございます。 Angry: 0.264 Disgust: 0.242 Fear: 0.623 Happy: 0.415 Sad: 0.571 Surprise: 0.574
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01:53:20 ~ 01:54:09 太田国務大臣
価格の設定とのずれがあるということが一番大きいというふうに思っています。その意味では、最新単価の適用や施工実態に応じた工期の設定、そして、市場実態を的確に反映して発注した案件について契約が進んでいるという状況でもありまして、私としては、適正な実態に合う労務単価の引き上げを、昨年の四月に全国で一五%上げ、これは十六年ぶりでありましたが、ことしの二月に七%上げるというようなことをやらせていただいたり、さまざまな手を打って、仕事ができるようにという措置をとらせていただいているところでございます。 Angry: 0.296 Disgust: 0.291 Fear: 0.500 Happy: 0.719 Sad: 0.320 Surprise: 0.692
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01:54:09 ~ 01:54:44 太田国務大臣
全国では、去年四月から十二月までですと、七・二%が一回目の入札等で不調になっているんですが、二回目をやると大体落ちているという状況にございます。愛知県は低くて、三・七%、岡崎は四・〇%という状況で、恐らく二回目にはここは落ちているというのが全国の実態だろうというふうに思います。 Angry: 0.267 Disgust: 0.258 Fear: 0.591 Happy: 0.575 Sad: 0.499 Surprise: 0.566
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01:54:44 ~ 01:55:23 重徳分科員
ありがとうございます。まず、適正な価格で入札をするという御努力、御尽力には感謝を申し上げます。一方で、きょう私が指摘をいたしたいのは、今大臣が言われたように、適切な労務単価などで適切に積算をして、算定すべきものを算定して発注をした、そして一回目、場合によっては二回目で無事落札できた、この場合においてもなお問題になっているのは、まず仕事を受ける元請と、そこから先の下請との関係でございます。 Angry: 0.322 Disgust: 0.309 Fear: 0.396 Happy: 0.755 Sad: 0.517 Surprise: 0.488
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01:55:23 ~ 01:56:07 重徳分科員
まず一般論、全般的な話としてお伺いいたします。専門工事会社、ここの才賀会長もいわゆる下請の専門工事会社の代表格の方でございますが、いわゆる下請会社は、やはりそこには専門的な人材が必要であるということのために、適切なコスト、応分のお金をもらって仕事をする必要があると思うんですが、どうも元請会社との関係で、力不足といいましょうか発言力が不十分だということで、なかなか物が言えない、その結果、適切なコスト、採算がとれるような仕事をもらえない、こういう状況があるという声が上がっているのです。 Angry: 0.447 Disgust: 0.308 Fear: 0.414 Happy: 0.621 Sad: 0.535 Surprise: 0.421
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01:56:22 ~ 01:57:05 毛利政府参考人
御指摘のとおり、元請業者と下請業者というのは、本来対等な立場で取引することが重要でございまして、下請業者は元請業者に対して対等に物を言いづらい環境に置かれてきたというのが、しかしながらの実態でございました。特に、近年、建設投資が急激に減少する中で、元請業者のいわゆるダンピング受注が下請業者へのしわ寄せを招いたことは、このような元下関係に一層拍車をかけてきたというふうに考えております。国交省では、平成十九年に建設業法令遵守ガイドラインというものを作成いたしまして、元下関係の適正な取引のために、書面による契約の締結あるいは社会保険の加入の促進等につきまして業界関係者に周知徹底を図ってまいりました。 Angry: 0.607 Disgust: 0.378 Fear: 0.486 Happy: 0.583 Sad: 0.246 Surprise: 0.497
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01:57:05 ~ 01:57:59 毛利政府参考人
現在の状況を申し上げますと、御承知のとおり、現場の建設工事の担い手となる技能労働者を有する下請業者は、需給関係の逼迫を背景にいたしまして、今ようやく元請側との交渉力を発揮できるようになりつつあると考えております。国としましても、下請業者がみずから担い手を育成して確保していけるように、二度にわたりまして、今年度、設計労務単価の切り上げを行いましたけれども、これが適切に賃金の水準に反映されること、法定福利費相当額を含む適正価格での契約についても、業界団体に繰り返し要請をいたしております。引き続きまして、下請業者が元請業者と対等な立場に立って、ともに建設産業に期待される役割を果たしていきますように、業界と発注者、国が一体となって取り組んでいきたいと考えております。 Angry: 0.412 Disgust: 0.303 Fear: 0.517 Happy: 0.654 Sad: 0.378 Surprise: 0.482
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01:58:00 ~ 01:59:11 重徳分科員
御尽力いただいている途上であるというような御答弁だったと思います。下請の交渉力が発揮できるようになりつつあるというような言い回しでございましたが、もう少し現場の話をしてみたいんです。いわゆる品確法、公共工事の品質確保の促進に関する法律への対応などで、仕事をまず受ける元請会社は、本来もっともっと現場に出ていって現場の管理監督に当たるべき人材の方々が、いろいろと、設計どおりにちゃんと工事が進んでいるかどうか、これはデスクワーク、ペーパーワーク、写真とかそういうもので確認をする、こういう書類作業、書面作業に追われる、そういう傾向が近年起こっていると聞いております。その結果何が起こるかといいますと、一言で言うと、現場への丸投げ、下請業者への丸投げのような実情がございます。ですから、実際には元請じゃなくて下請会社が現場でのさまざまな監督をする、まあ、下請の親方がやらなきゃいけないという状況なんです。 Angry: 0.467 Disgust: 0.316 Fear: 0.510 Happy: 0.611 Sad: 0.382 Surprise: 0.514
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01:59:11 ~ 02:00:04 重徳分科員
ここが、先ほどから問題にしているように、労務単価、もともとの役所からの発注においては積算されているようなものがきちんと元請から下請に行き渡っていないがゆえに、その人材、現場で実際にやる親方の人件費を確保するのがなかなか大変だ。ましてダンピングが続いて、そういう人たちを確保できない状況が続いて、新しい若い人材が入ってこないので、高齢化も進んできて、高齢化が進むということは、そういう方々は近々この業界から引退されるということで、結局人材がいなくなってしまう。こういう状況も招きかねないというようなことが、現場では発生をいたしております。ですから、下請業者にとっては、受注できないのももちろん大変なことなんですが、受注しても大変だ、こんな状況でございます。 Angry: 0.229 Disgust: 0.279 Fear: 0.700 Happy: 0.406 Sad: 0.594 Surprise: 0.551
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02:00:20 ~ 02:01:12 森政府参考人
お答えいたします。今御指摘の現場での状況、私どもの方も、国としましては、直轄事業等々を通じまして、まずこういったような実態も見させていただいている、そういう実態がございます。実際には、監理技術者と言われる一番の元請の中心となる方々、この方々自身は実際に現場に常駐しないといけないという形で法律で決まっておりますので、そういう方々は現場の監督詰所といったようなところに常時詰めていただいているというところではございますが、今委員御指摘のような、そのかわりになかなか外に出ていけない、あるいは現場の状況をなかなか見られないということは、確かにそういう事態は発生している可能性もございます。 Angry: 0.228 Disgust: 0.345 Fear: 0.556 Happy: 0.676 Sad: 0.473 Surprise: 0.571
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02:01:12 ~ 02:02:01 森政府参考人
私どもとしましても、直轄事業の中で、例えば予定価格を積算する際には、その下請会社の運営経費といったようなことも、ちゃんと現場管理費の内数として積算をして、見てあげてくださいというような予定価格をつくっております。また、加えまして、低入の調査価格といったようなこともしっかりと運用するようにということで、直轄事業を中心にいろいろな、御指摘のようなさまざまな問題が解決できるような工夫を過去から取り組んできております。そういう意味では、その中での現場の施工体制の確保といったようなことも含めまして、模範となるような現場を直轄工事でつくらせていただいているという実態でございます。 Angry: 0.353 Disgust: 0.313 Fear: 0.462 Happy: 0.772 Sad: 0.352 Surprise: 0.551
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02:02:04 ~ 02:02:57 重徳分科員
国直轄事業についてはわかりましたけれども、先ほど大臣がおっしゃっていましたように、やはり問題は、大きいものよりも小さいもの、国よりも自治体が、手間のかからないものよりは手間がかかる小さなロットのものというようなことでございまして、実際には、今私が申し上げましたような問題は、恐らく自治体が発注する規模の工事により多く発生しているのではないかと思われます。その自治体発注の工事の今のような実態につきましては、把握をどのぐらいされていますでしょうか。 Angry: 0.287 Disgust: 0.370 Fear: 0.605 Happy: 0.580 Sad: 0.442 Surprise: 0.555
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02:02:57 ~ 02:03:15 毛利政府参考人
公共団体発注工事につきましても、平成十二年以降の入札契約適正化法を通じまして、その発注状況を確認し、それから取り組み状況も確認をいたし、また指導をいたしているところであります。 Angry: 0.282 Disgust: 0.309 Fear: 0.490 Happy: 0.802 Sad: 0.381 Surprise: 0.624
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02:03:15 ~ 02:04:00 毛利政府参考人
現時点におきましては、公共団体におきましては、適正な価格を設定する上で、直轄に準じまして、例えば最低制限価格や低入札価格の運用につきまして、まだ直轄並みに追いついていないというところはありますけれども、徐々に取り組みが広がってきておりまして、特に、最近改定いたしました低入札調査価格基準につきましては、ほとんどの自治体におきまして採用に至ってきているということであります。私どもとしましては、公共団体発注工事も含めまして、適正な施工体制を確保していくために、今国会に建設業法の改正、入札契約適正化法の改正を検討いたしております。 Angry: 0.298 Disgust: 0.197 Fear: 0.411 Happy: 0.820 Sad: 0.368 Surprise: 0.623
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02:04:00 ~ 02:05:15 毛利政府参考人
各発注者が本来は把握すべきものでありますけれども、こういった取り組みを通じまして、公共団体の適正な入札契約の仕組み、取り組み状況を国としてもフォローアップしていきたいというふうに考えております。自治体発注工事におきまして、適正な元下関係を把握することで地域の担い手を維持していこうということは、基本的には各発注者が検討していくべきことではございますけれども、国といたしましても、従来より、建設業法あるいは入札契約適正化法で施工体制台帳といった制度を活用して、発注者において、その体制の確認、そして指導ということを行ってきたところでございます。 Angry: 0.346 Disgust: 0.295 Fear: 0.404 Happy: 0.813 Sad: 0.416 Surprise: 0.502
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02:04:15 ~ 02:04:44 重徳分科員
今おっしゃったのは、適正な入札価格、予定価格など、あるいは最低価格についての御指導をされているということですが、そうではなくて、私が今申し上げましたのは元請と下請との関係ですね。今、私が申し上げました問題につきましては、国においてどの程度把握をされていますでしょうか。 Angry: 0.312 Disgust: 0.350 Fear: 0.548 Happy: 0.635 Sad: 0.486 Surprise: 0.460
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02:05:15 ~ 02:05:55 毛利政府参考人
実際にどうなっているかということでございますけれども、特に、小規模な工事などでは、自治体発注工事だけではございませんけれども、これまで施工体制台帳というものが作成されておりませんでしたので、十分な把握が進んでおりませんでしたが、今後は、小さな工事につきましても施工体制台帳の作成を各発注者の受注をしている業者さんに義務づけまして、これを発注者が確認するというふうに改善していきたい。残念ながら、現時点では、自治体発注工事の施工体制全ては把握できませんが、これによって全てが把握できていくというふうに考えております。 Angry: 0.298 Disgust: 0.279 Fear: 0.568 Happy: 0.517 Sad: 0.558 Surprise: 0.527
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02:05:55 ~ 02:06:10 重徳分科員
今おっしゃった施工体制台帳、これを全国各自治体に整備をしていき、確認をし、場合によっては指導をしていくという体制ができ上がっていくという御答弁と受けとめました。 Angry: 0.270 Disgust: 0.235 Fear: 0.549 Happy: 0.713 Sad: 0.430 Surprise: 0.590
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02:06:10 ~ 02:07:20 重徳分科員
このような改善を進めていくということでございます。実際には、書面だけではわからない部分もあると思いますので、今後、実態として、書面だけではわからないようなさまざまな問題が発生しているという情報がありましたら、随時、個別の状況把握、そして指導にも当たっていただきたいと思います。次に、今少し話題にも及びましたけれども、最低制限価格、低入札調査の基準価格、これにつきましては、少しずつ、改善というか、ダンピングにならないような対応が進んできているとは聞いております。具体的には、平成二十一年に改定されました中央公契連、中央公共工事契約制度運用連絡協議会モデルというものがありまして、最低制限価格については予定価格の七〇%から九〇%の範囲で行うべしというものが示されました。 Angry: 0.417 Disgust: 0.269 Fear: 0.455 Happy: 0.648 Sad: 0.392 Surprise: 0.575
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02:07:20 ~ 02:08:13 重徳分科員
しかしながら、やはり七〇から九〇と幅があるんですよね。九〇%なら大抵大丈夫だと思いますが、やはり七〇%のラインに近くなってきますと、事実上ダンピングというような状態になってくると思います。国は、このモデルの内訳としての計算式も随時見直しをされておりまして、実際にはかなり九〇%に近い、約八八%という線で御指導をされているということも聞いております。しかし、自治体によりましては、この最低制限価格についても、変動型と言われるような方式をとっておりまして、その入札価格最低ラインの七〇%に近い落札も事実上許容するような仕組みをとっているところもあると思われます。 Angry: 0.524 Disgust: 0.325 Fear: 0.468 Happy: 0.585 Sad: 0.347 Surprise: 0.517
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Angry: 0.484 Disgust: 0.304 Fear: 0.421 Happy: 0.667 Sad: 0.478 Surprise: 0.407
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02:08:31 ~ 02:09:03 毛利政府参考人
公共団体に対しましては、総務省と共同で、低入札価格調査基準価格や最低制限価格を、国が定めました最新の中央公契連モデルを踏まえて、適切に見直すよう繰り返し要請してきておりますけれども、この二月七日にも重ねて要請をいたしました。その結果、現在、都道府県におきましては、二県を除きまして、全ての団体で、中央公契連モデル以上の水準の低入札価格調査基準というものが設定をされております。 Angry: 0.471 Disgust: 0.242 Fear: 0.497 Happy: 0.666 Sad: 0.295 Surprise: 0.626
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02:09:03 ~ 02:09:35 毛利政府参考人
また、最低制限価格につきましても、三十八団体でこのモデルの活用が進んでおりますので、引き続き、この中央公契連モデルを踏まえた見直しにつきまして、全国の自治体へ周知徹底を図ってまいりますとともに、先ほども申しましたが、ダンピング防止等を内容といたします法案を今国会に提出させていただきまして、この法案の円滑な施行、そして、要請ということを通じまして、適正価格による契約というものを推進していきたいと思います。 Angry: 0.455 Disgust: 0.198 Fear: 0.392 Happy: 0.719 Sad: 0.400 Surprise: 0.537
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02:09:35 ~ 02:10:03 重徳分科員
ダンピング防止につきまして、政府・与党で議論が進んでいるということも伺っております。先ほど少し申し上げました変動型という仕組みによりまして、最低制限価格を場合によっては相当下げるということも自治体によってはある。今、都道府県のことをおっしゃいましたけれども、市町村までいくと、いろいろなケースがあると思うんです。 Angry: 0.464 Disgust: 0.298 Fear: 0.416 Happy: 0.634 Sad: 0.448 Surprise: 0.501
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02:10:03 ~ 02:10:23 重徳分科員
このような変動型を採用している自治体の実態の把握、あるいはそういうことへの問題意識といったことについて、どのように認識をされていますでしょうか。いかがでしょうか。 Angry: 0.384 Disgust: 0.329 Fear: 0.519 Happy: 0.559 Sad: 0.508 Surprise: 0.546
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02:10:23 ~ 02:11:01 毛利政府参考人
お答えをいたします。変動型といった制度で、いわゆる中央公契連モデルとは違う形の制度を採用しているところというのがあることは承知しておりますけれども、残念ながら、市町村の中でどの団体がというところまでは、まだ把握できておりません。今後、入札契約適正化法の改正もあわせまして、こういった実態の把握を強化していきたい。さらに、ダンピング受注の防止ということをこれから強化してまいりますので、その一環として、こういった調査、そして入札契約適正化法に基づく要請についても検討していきたいというふうに考えております。 Angry: 0.370 Disgust: 0.323 Fear: 0.428 Happy: 0.677 Sad: 0.514 Surprise: 0.500
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02:11:01 ~ 02:12:09 重徳分科員
ありがとうございます。ぜひ、市町村レベルにおきます実態把握に取り組んでいただきたい。今おっしゃっていただきましたので、ぜひお願いしたいと思います。やはり建設業者は、きちんとした、これはもうけ過ぎてもいけないかもしれませんが、しかし、適正な利益が出なければ、結局内部留保に回して、人材確保、人材育成、設備投資、こういった必要なところにお金が回らないということになると、例えば災害が起こったときに十分な対応ができないとか、いろいろな問題が出てくると思いますので、各市町村レベルの把握、指導にも当たっていただきたいと思います。次に、先ほどから問題にしております、下請会社が元請の会社に対しまして、もっと発言力といいましょうか交渉力を備えるために、いろいろな努力がなされています。 Angry: 0.396 Disgust: 0.303 Fear: 0.351 Happy: 0.672 Sad: 0.588 Surprise: 0.397
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02:12:09 ~ 02:13:15 重徳分科員
この才賀会長のインタビュー記事にもありますように、去年の九月に元請団体と下請団体が申し合わせをしまして、標準見積書をこれから広めていこうという流れができてきております。ところが、才賀会長御自身も問題意識を持っておられるように、今まで公共工事の発注というのはトン単価、平米単価で非常に機械的に積算をしておりまして、労務単価とか社会保険とか、実際に必要な経費につきまして、きめ細かな積み上げをしてこなかった。そういうことで、まだまだふなれなものですから、それ自体がまずできていない。さらに言うと、そういう標準見積書をもって、元請会社に対しまして、下請会社としてはこれだけのコストがかかるんだということをちゃんと言ってこなかった、まだまだ言えていないという状況が続いているということでございます。 Angry: 0.325 Disgust: 0.289 Fear: 0.573 Happy: 0.567 Sad: 0.452 Surprise: 0.546
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02:13:15 ~ 02:14:02 重徳分科員
また、これは、地域によっては、標準見積書と必ずしも関係ないことかもしれませんけれども、下請協同組合をつくって元請との交渉力をしっかりと確保しよう、こういう事例も見られます。今申し上げました標準見積書に関する御見解や取り組みの支援の考え方、また協同組合につきましても、その意義や効果だとかについて、どう評価され、進めていくべしという姿勢かどうか。このあたりの国交省の御見解をお願いいたします。 Angry: 0.585 Disgust: 0.236 Fear: 0.407 Happy: 0.652 Sad: 0.378 Surprise: 0.505
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02:14:02 ~ 02:15:14 毛利政府参考人
社会保険の加入原資となります法定福利費の支払いを確実に担保するという観点で、各専門工事業者団体が作成しました標準見積書を活用して、各業者が見積書を元請企業に提出する仕組みが普及、定着しますように、国が主導しまして、昨年九月、元請下請団体が参画しました協議会で一斉活用を申し合わせたわけでございます。もともと、国といたしましては、法定福利費の支払い原資を確保できるように、二度にわたりまして公共工事設計労務単価を引き上げまして、技能労働者の社会保険料負担分を全額含む額といたしまして、各建設業団体に対し、社会保険の支払いを含みます適正な賃金等の支払いを繰り返し要請いたしております。また、標準見積書の活用状況につきましては、申し合わせ後のフォローアップということで全国調査を昨年行いまして、その結果を十二月に公表いたしております。その中で、元請企業におきましては、標準見積書の取り組みに対する理解がまだ十分進んでいない、下請企業におきましても、依然として元請に対して標準見積書を提出していない企業が多いという状況が把握できた一方で、見積書を提出した場合には、多くの契約で元請企業から尊重されるといったような一定の成果も上がっていることが明らかになっております。 Angry: 0.419 Disgust: 0.312 Fear: 0.495 Happy: 0.720 Sad: 0.267 Surprise: 0.536
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02:15:14 ~ 02:16:09 毛利政府参考人
このため、国交省としましては、各建設業団体に対しまして、標準見積書の積極的な活用を繰り返し求めておりますが、専門工事業者が標準見積書をさらに説明しやすく、使いやすいものにできるようにするために、各団体が専門家のアドバイスを受けられるような体制といったことも整備をして支援をいたしております。御指摘のとおり、標準見積書は、漏れなく使われていくことでその存在価値を発揮いたします。引き続きまして、標準見積書の定着を通じた元下関係の適正化に向けまして、さまざまな働きかけと指導や支援を行っていきたいと考えております。もう一つ、事業協同組合のお尋ねでございますが、これは、中小企業等協同組合法に基づきまして、中小事業者が協同して事業に取り組むことによって、技術、情報、人材など、お互いの不足する経営資源の相互補完を図るための制度と理解しております。 Angry: 0.253 Disgust: 0.229 Fear: 0.397 Happy: 0.816 Sad: 0.420 Surprise: 0.588
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02:16:09 ~ 02:16:55 毛利政府参考人
建設業関係におきましては、規模の小さい事業者がスケールメリットを活用しまして、分離発注を実現して工事の共同受注に成功するケースや、人材を育成するための講習会の共同開催によりまして、個々の中小企業の足腰の強化に活用されているというふうに認識をしております。中小企業は、一般に申しまして、過小性とか技術力の低さ、信用力の低さなどによりまして不利な立場に立たされている場合が多いわけですけれども、建設産業におきましても事業協同組合を活用することは、コストを下げながら生産性の向上につながる、あるいは交渉力の強化につながるための有効な方策の一つとなり得るというふうに評価をいたしているところでございます。以上でございます。 Angry: 0.450 Disgust: 0.332 Fear: 0.465 Happy: 0.684 Sad: 0.280 Surprise: 0.604
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02:16:55 ~ 02:17:17 重徳分科員
ありがとうございます。最後に、太田大臣にお伺いしたいのですが、公共事業という分野は、もちろん、大盤振る舞いすればいい、ベクトルをどんどんふやしていくべきだという主張をするつもりはございませんが、やはり政府の財政運営によって非常に大きく左右される業界だと私は思っております。 Angry: 0.527 Disgust: 0.238 Fear: 0.318 Happy: 0.584 Sad: 0.520 Surprise: 0.436
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02:17:17 ~ 02:18:22 重徳分科員
就業者数は、ピークの平成九年六百八十五万人から、平成二十五年は四百九十九万人と三割近く減っているわけですね。さらには五十五歳以上の方が三四%、全産業の二九%と比べても高い、さらに二十九歳以下は一〇%、全産業一七%に比べて非常に低い、こういう状況でございます。他の産業の高齢化の傾向を十年早いスピードで進んでいるということでございますので、やはり先行きが見通せる財政運営と相まって、先行きの見通せる業界にしていかなければならないと思っております。このような今後の公共事業の規模に関するお考えと、あと一点、きょうの議論をお聞きいただいて、元請と下請の関係、特に協同組合設立について取り組もうという団体というか業者が出てきた場合に、ぜひ応援をしていただきたいと思うんですが、そのあたりについてコメントをいただければと思います。 Angry: 0.361 Disgust: 0.273 Fear: 0.530 Happy: 0.599 Sad: 0.404 Surprise: 0.588
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02:18:22 ~ 02:19:01 太田国務大臣
建設業界は、私もこの職になりまして、私は土木工学科の出身なものですから、ずっとウオッチしてきた一人ですが、改めて、大変疲弊していると。雪が降っても、何があっても、昔は重機があって、人もいて、大学病院じゃありませんが、町医者のようにすぐ出動して、ボランティア的にもそういうことができた。しかし、もう重機を離してリースにして、人も高齢化している。 Angry: 0.241 Disgust: 0.181 Fear: 0.636 Happy: 0.603 Sad: 0.446 Surprise: 0.724
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02:19:01 ~ 02:20:14 太田国務大臣
ところが、一方では、災害が多いし、首都直下や、そうした南海トラフの地震に対応しなくてはいけないし、老朽化が構造物で進んできている。さまざまに大事な役割を果たすんですが、それを担う建設業界が疲弊しているという状況にございます。それには、若い人を育てて入っていただけるようにするには、雇う側からいきまして、見通しがきく、予算が急にふえたり、急に減ったりとか、景気のためのそういうことではなくて、大事な仕事をしているんだといって、安定してずっと行われていく、そして、財政制約は当然ありますから、という中に見通しがきいて、それで設備投資ができたり、若い人を入れたり、いや、この仕事は誇りがあるいい仕事だぞということを若い人に言っていただくというようなことが極めて重要でありまして、労務単価の引き上げとか、いろいろなことをやりながら、何とか大事な仕事を担える業界にというふうに思っています。 Angry: 0.504 Disgust: 0.319 Fear: 0.572 Happy: 0.452 Sad: 0.442 Surprise: 0.461
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02:20:14 ~ 02:20:45 太田国務大臣
労務単価を上げても、下請さんのところに行かないというところがありますものですから、そこは、執拗に私の方から言ったり、あるいは一緒に集まっていただいて、私も入ってという場を設定したりしながら、少しずつ改善できているのではないか、さらにしっかり指導していきたいというふうに思っているところです。 Angry: 0.487 Disgust: 0.298 Fear: 0.314 Happy: 0.796 Sad: 0.389 Surprise: 0.445
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Angry: 0.807 Disgust: 0.563 Fear: 0.473 Happy: 0.416 Sad: 0.308 Surprise: 0.413
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02:21:01 ~ 02:22:01 武正分科員
きょうは、国交大臣、副大臣、政務官とおそろいでございますが、御質問をさせていただきたいと思います。今国会には、高速道路無料化を延長する法案が既に閣議決定され、提出というふうに伺っておりますが、小泉内閣のときにスタートで取り上げた道路公団民営化、四十五年たったら高速道路は無料にするんだ、郵政民営化を掲げた小泉内閣にあって、まず最初の主要テーマとして華々しくそれを打ち上げ、そして国会でもそのことにかなりの時間を割いて議論をしたことを覚えております。これが笹子トンネル事故などを経て、大規模改修にはやはりお金がかかる。 Angry: 0.491 Disgust: 0.226 Fear: 0.544 Happy: 0.442 Sad: 0.407 Surprise: 0.600
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02:22:01 ~ 02:22:51 武正分科員
三会社で三兆二百億、首都高で六千三百億、阪神高速で三千七百億と伺っておりますが、こうした費用を捻出するためには、この無料化を十五年延長しなければならないといった法律が国会に提出ということであります。これは、やはりあのときの議論が国民を巻き込んだ大きな議論であっただけに、きちっとした説明が行われないと、一体あのときの議論は何だったのかということになりかねません。今回、こういった法案を提出する背景を、ぜひ国交大臣からお話を伺えればと思います。 Angry: 0.627 Disgust: 0.243 Fear: 0.480 Happy: 0.490 Sad: 0.359 Surprise: 0.537
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02:23:00 ~ 02:24:42 太田国務大臣
おっしゃるとおり、私もその場にいましたので、大変な論議だったと思います。ところが、今回、私、この職になりまして、本当に老朽化とかそういうことがこの論議の中に入っていなかった、率直に反省も含めて、ということだと思います。東日本大震災というものがある。そこで、堅固な建物、あるいは修理、修繕というものをしっかりしておかなくてはいけない。また、笹子トンネルを初めとして高度成長時代につくられた構造物が老朽化している。道路もしかりである。そしてまた、橋脚等の、ちょうど支える部分の支承の部分などは本当に劣化をしていることが心配である。さまざまなことがありまして、そこに四十五年償還というものが十分ではない、その老朽化をどうするか、そういうことの法案を出させていただいたのは、東日本大震災、防災・減災、老朽化対策、メンテナンス、耐震化というものが一層必要になったという認識を共有できた、また共有しなければならない事態が起きた、そこでどうするかという現実的な判断のもとで、十五年延長するという法案を出させていただいたところです。 Angry: 0.437 Disgust: 0.314 Fear: 0.633 Happy: 0.439 Sad: 0.448 Surprise: 0.533
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02:24:42 ~ 02:25:09 太田国務大臣
論議はこれから、趣旨説明がちゃんと委員会でされてからということになりますけれども、四十五年償還ということについては、これもいろいろな論議があって、ずっとという、細く長くというようなこともあったんですが、ここは決めたことですから四十五年償還をして、それで、そこの老朽化対策を中心にした修理、修繕ということでどれだけかかるか。 Angry: 0.491 Disgust: 0.169 Fear: 0.557 Happy: 0.508 Sad: 0.433 Surprise: 0.521
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02:25:09 ~ 02:25:37 太田国務大臣
首都高などは六千三百億ということを考えると、十五年という、これが十四年になるのか十五年になるのか十六年になるのか、いろいろ論議はあるでしょうが、十五年と一応計算をしまして、そこを法案として御審議いただきたいということで考えたというわけでございます。 Angry: 0.533 Disgust: 0.243 Fear: 0.524 Happy: 0.491 Sad: 0.174 Surprise: 0.701
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02:25:37 ~ 02:26:09 武正分科員
私も委員会の質疑などにも立ったこともありましたが、あのときには、民営化後の、あるいは大規模改修、修繕、こういった議論がどこまで深められたのかなというと、余り記憶が定かでありませんし、どちらかというと、民営化ということの新しいスキームというんでしょうか、そちらに議論が集中してしまった感があったと思います。 Angry: 0.245 Disgust: 0.155 Fear: 0.616 Happy: 0.611 Sad: 0.408 Surprise: 0.652
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02:26:09 ~ 02:27:26 武正分科員
ただ、笹子の事件の後、国交省からいろいろ御説明を伺うと、国交省自体が、高速道路に限らず道路、建築物、これを、民間であれば当然、減価償却をして、建てかえの費用を捻出して蓄えて、そしていずれ建てかえる、こういうような計画を普通立てるんですけれども、国交省あるいは日本政府としてそういった考え方がついぞなかった。そういう考え方が出てきたのは最近だ、平成十五、六年、七年ぐらいからそういった考え方を国交省として持ち始めたということを聞いて、非常に驚いたわけでございます。今、一千兆円の借金を抱える日本政府にあって、しかし、その借金には、当然、そうした大規模改修とかいろいろな建てかえとか、そういった費用が入っていない中でのこれだけの借金でありますので、これがさらにまたこれから必要になってくるということを考えると、財政再建というものはやはり何としても焦眉の急ということを改めて考えるわけでございます。 Angry: 0.453 Disgust: 0.176 Fear: 0.566 Happy: 0.420 Sad: 0.317 Surprise: 0.638
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02:27:26 ~ 02:28:00 武正分科員
そういったことをまず伺いながらも、高速道路などにつきましては、ミッシングリンクということで、やはり道路や鉄道などは接続をしていくことでその有効性、有用性が増すということは、道路公団の民営化のときの議論、それからその後のさまざまな議論の中でも政府としてあったというふうに思いますし、私どもも、国会としてそういったことを求めてきたというふうに考えるわけであります。 Angry: 0.626 Disgust: 0.367 Fear: 0.375 Happy: 0.429 Sad: 0.541 Surprise: 0.328
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02:28:00 ~ 02:29:10 武正分科員
そこで、ちょっと地元のことになりますが、首都高埼玉新都心線という路線がありまして、これがさいたま市の見沼といったところで今とまっております。この路線を東北自動車道まで延伸できないかということで、今お手元の資料は国交省の資料というふうに書いてありますが、これはさいたま市が国に宛てた要望書でありますので、国交省宛ての要望書ということであります。首都高速埼玉新都心線の延伸ということで、昨年末、新年度の予算要望で、さいたま市が国に、政府に、そして国交省に提出をした資料というふうに承知をしておりますが、この首都高埼玉新都心線の東北自動車道までの延伸、これについて、現在の状況、あるいは今後についての展望をお聞かせいただければと思います。 Angry: 0.554 Disgust: 0.203 Fear: 0.489 Happy: 0.445 Sad: 0.433 Surprise: 0.540
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02:29:10 ~ 02:30:17 坂井大臣政務官
首都圏におきましては、都心部の慢性的な渋滞緩和や首都機能の強化の観点から、中央環状線、外環道、圏央道という三環状道路の整備に力を入れてまいりました。そして、都心から半径約四十キロメートルから六十キロメートル圏域に位置する圏央道と都心から約十五キロメートル圏域に位置する外環道の間に、さいたま市、千葉市などの大都市が存在をしておりまして、これらの相互の連絡を強化する観点から、首都圏整備計画におきましては、これらの、さいたま市、千葉市など核の都市ということで、核都市広域幹線道路の構想が位置づけられております。今、武正委員御指摘の首都高速埼玉大宮線と東北自動車道の間の区間につきましても、この構想を踏まえたものであろう、こう認識しておりますけれども、首都高速埼玉新都心線の延伸につきましては、まだ具体化が図られていない状況でございます。 Angry: 0.309 Disgust: 0.178 Fear: 0.579 Happy: 0.561 Sad: 0.417 Surprise: 0.680
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02:30:17 ~ 02:30:40 坂井大臣政務官
今後、並行する、北側を走る圏央道が間もなく開通するということを聞いておりますし、その効果を勘案しつつ、埼玉県及びさいたま市と協力をしながら、この首都高速埼玉新都心線の延伸の必要性についてしっかり整理してまいりたいと思っております。 Angry: 0.281 Disgust: 0.234 Fear: 0.458 Happy: 0.604 Sad: 0.608 Surprise: 0.593
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02:30:40 ~ 02:31:02 武正分科員
埼玉県の方の公共交通というのは、この首都高の路線もそうですけれども、この後触れるLRTなどの公共交通、首都圏にあっては、東京はもちろんですけれども、千葉、神奈川に比べても非常に脆弱な地域であります。 Angry: 0.448 Disgust: 0.209 Fear: 0.493 Happy: 0.546 Sad: 0.402 Surprise: 0.622
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02:31:02 ~ 02:32:23 武正分科員
まだまだこうした公共交通のニーズというものは非常に高い地域でありますので、また、人口も今もって伸びております地域でもあるだけに、この首都高の延伸について国としての取り組みをぜひお願いしたいというふうに思います。あわせて、運輸政策審議会十八号答申、中量軌道システム、東西交通大宮ルート(仮称)の新設について、これは平成十二年の運輸政策審議会決定でありまして、資料の三ページにそのものを持ってまいりました。大宮からさいたま新都心、県営サッカースタジアの新設ということで規定をされておりますが、これは、平成十二年からもう既に十四年が経過をし、また、平成二十七年には、この運輸政策審議会決定を見直すというような方向性も示されておりますだけに、運輸政策審議会決定の東西交通大宮ルートの新設について、現在の状況についてお伺いをしたいと思います。 Angry: 0.580 Disgust: 0.183 Fear: 0.398 Happy: 0.560 Sad: 0.332 Surprise: 0.600
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02:32:23 ~ 02:33:08 高木副大臣
ただいま先生御指摘のとおり、この中量軌道システム、仮称でありますけれども、東西交通大宮ルートの新設につきましては、平成十二年に、「今後整備について検討すべき路線」として位置づけられているわけでございます。現在、本路線につきましては、さいたま市におきまして、平成二十五年度から、沿線状況の現況把握や整備の必要性等に関する調査が始められたというふうに聞いているところでございます。本件につきましては、まずは地元におきまして、いわゆる導入空間や、あるいは輸送需要、事業主体、採算性確保等について、さらに調査検討を進めていただく必要がある、国交省としてそのように考えているところでございます。 Angry: 0.417 Disgust: 0.342 Fear: 0.458 Happy: 0.762 Sad: 0.312 Surprise: 0.559
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02:33:21 ~ 02:34:00 高木副大臣
ただいま申し上げました運輸政策審議会答申第十八号は、平成二十七年を目標年次としているところでございまして、現在、平成二十七年以降の首都圏の鉄道ネットワークについては、少子高齢化への対応や、防災・減災対策、相互直通運転の長大化に伴う遅延への対策等の課題があると認識をいたしておりまして、このため、首都圏の鉄道についてどのように考えていくのかについては、現在、有識者を交えて検討している状況でございます。 Angry: 0.515 Disgust: 0.222 Fear: 0.484 Happy: 0.665 Sad: 0.305 Surprise: 0.511
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02:34:00 ~ 02:35:08 武正分科員
そこで、今言いました東西交通大宮ルートについてはLRTでというようなことが地元でも検討をされているわけでありますが、この新交通システム、LRTにつきましては、国会の方でも議員連盟があり私も所属をしておりますが、過日は、富山市の市長さんに来ていただいて、富山のLRTについての説明をつぶさに受けました。市内に環状線をめぐらしたことによって外からの市内へのお客さんがふえたこと、あるいは、LRTが非常に人に優しい公共交通、低床式ということがあって、お年寄りの利用がふえたということ、あと、当然、車に乗ってこないで、公共交通として市内中心部に入れますので、飲食業も非常に売り上げが上がっている。 Angry: 0.263 Disgust: 0.147 Fear: 0.429 Happy: 0.789 Sad: 0.338 Surprise: 0.689
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02:35:08 ~ 02:35:55 武正分科員
こういうような説明を受けて、環境に優しいということからも、このLRTというものは非常に時代の要請にも応えている公共交通ではないかというふうに考えております。また、国にあっては、この国会でしょうか、整備法の改正法でしょうか、こういったこともお考えで、このLRTも含めた総合的なまちづくりといったことも、過日、議員連盟では国交省から説明も受けておりますけれども、新交通システム、LRTについての国交省としてのお考え、お取り組み、これについて御紹介をいただけますでしょうか。 Angry: 0.373 Disgust: 0.147 Fear: 0.388 Happy: 0.762 Sad: 0.321 Surprise: 0.651
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02:36:03 ~ 02:36:37 高木副大臣
LRTの整備につきましては、国交省として、今、関係機関との連携のもと、技術面や財政面など、総合的に支援していきたいというふうに考えております。財政面での支援制度につきましては、社会資本整備総合交付金等によりまして、総合的な都市交通の戦略に基づくLRT等の整備に対して包括的に支援をしてまいります。それ以外のシステムにつきましても、具体的な計画に基づいて、既存のどのような助成制度を適用できるのかどうか、検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。 Angry: 0.461 Disgust: 0.359 Fear: 0.509 Happy: 0.604 Sad: 0.414 Surprise: 0.514
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02:36:37 ~ 02:36:57 武正分科員
ぜひ大臣の御所見も伺いたいんですが、LRTについて、大臣としてどんなお考えをお持ちなのか、また、今後の展望、こういったことについて、大臣としての御所見も伺えればと思います。 Angry: 0.142 Disgust: 0.097 Fear: 0.335 Happy: 0.844 Sad: 0.599 Surprise: 0.649
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02:37:11 ~ 02:38:09 太田国務大臣
また、都市ということからいきましても、駅の方にみんな、バスも電車も向かっていくという時代であったと思います。しかし、都市の中で高齢者が多くなる、そして、もう一遍この町を個性的な町にするにはどうしたらいいのかというときには、もう既に始まっておりますが、例えば、バス一つとりましても、本当に少ない人数のところに回っていくという、そうしたコミュニティーバスというのを、私の北区や足立区でも同じように町の中を回って、そして病院の前にちゃんととまるような、そういうようなバスをつくる。また、本当にもっと集落のところでは、ディマンドバスという、要望を聞いて、そしてルートをつくりながらいくというような、バス一つとっても、そういうものになっています。 Angry: 0.265 Disgust: 0.161 Fear: 0.549 Happy: 0.642 Sad: 0.499 Surprise: 0.660
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02:38:09 ~ 02:39:06 太田国務大臣
富山に行っても、確かにLRTというのは、そうしたことのまちづくりと、そして、豊かで静かな、高齢者にも優しい、歩いて暮らせるまちづくりともあわせて、環境ということも考え、また、介護や医療とのマッチングということも考えてまちづくりを再編する、こういう中で極めて有効であろうというふうに思います。LRTの中には、いろいろな形態があろうと思いますが、今後のまちづくりの中において、この存在、そして、これを有効活用していくという、そうしたまちづくりと交通網の整備、公共交通のあり方という中で極めて重要な位置を占めていると私は認識をしておりまして、まちづくりとあわせてこのことは活用していく必要があるというふうに思っています。 Angry: 0.202 Disgust: 0.164 Fear: 0.429 Happy: 0.863 Sad: 0.370 Surprise: 0.721
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02:39:06 ~ 02:40:01 太田国務大臣
また、先ほどの、これとはまた別のことで論議をしておりました、埼玉を初めとするところにおきましても、検討中という話で答弁をさせていただいていたような状況でありますが、圏央道と外環と首都高の三環状というものと同時に、これを早くつなげていくということが大事で、工場の立地等もありますが、外環と圏央道の間ということで、放射状ではない、ここの交通網の中の道路や鉄路、LRT、こういうものが極めて重要な位置づけを占めているという認識を私はしているところです。 Angry: 0.486 Disgust: 0.131 Fear: 0.438 Happy: 0.722 Sad: 0.321 Surprise: 0.597
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02:40:01 ~ 02:41:24 武正分科員
力強いお言葉をいただいたと思います。先ほど、核都市間連絡道路、今言った外環道と圏央道との間の整備の必要性について触れていただきましたが、先ほどの東西交通大宮ルートを、首都高の延伸、核都市間連絡道路の延伸に伴って、その高速道路の側道に敷設をしたらどうかというようなことも市民団体などから提案があります。ですから、東西交通大宮ルートの現実性、実現味、これも、首都高の延伸と核都市間連絡道路の敷設に伴って可能になってくるということだというふうに思っております。大臣、先ほど北区というお話でしたけれども、南北線が赤羽から浦和美園まで通っておりまして、私どもは、浦和美園でとまっている地下鉄南北線を岩槻あるいは蓮田方面に延伸をすべしということで、かねてより国交省にそうした要望活動をしております。 Angry: 0.427 Disgust: 0.172 Fear: 0.427 Happy: 0.610 Sad: 0.493 Surprise: 0.578
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02:41:24 ~ 02:42:14 武正分科員
このたび、さいたま市が、首都高埼玉新都心線、核都市間連絡道路の延伸を国に、国交省に対して正式に働きかけを行ったその背景には、地下鉄の延伸に伴って、利便増進法によって、お客さんをふやさなきゃいけない。この浦和美園から岩槻に至る地域で利用客をふやすためにも、この高速道路を東西延伸して、お客さんがたくさん利用できるようなことが必要であろう。あるいはまた、LRTも同様だろうというようなことで、この利便増進法の適用も考えて、こうした首都高の延伸、LRTの敷設といったものがセットであるということも、ぜひ大臣にも御認識をいただきたいというふうに思っております。 Angry: 0.483 Disgust: 0.167 Fear: 0.408 Happy: 0.609 Sad: 0.478 Surprise: 0.562
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02:42:14 ~ 02:42:43 武正分科員
そこで、最後、首都高の延伸、LRTの敷設、そして、先ほど触れましたような地下鉄南北線の延伸にも当然これは絡んでくるわけなんですが、こういった総合的な取り組みを、今、地元さいたま市、そして埼玉県を中心に進めようということについて、改めてこの点についての大臣としての御所見を伺えればというふうに思います。 Angry: 0.189 Disgust: 0.053 Fear: 0.447 Happy: 0.670 Sad: 0.699 Surprise: 0.582
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02:42:43 ~ 02:43:14 太田国務大臣
私も、埼玉は土地カンがありますものですから、行きますと、先生のポスターなんかにも出会ったりするほどの土地カンがあって、これから町をどうつくるかというときに、今御指摘のような、新しい、今までとは違った時代のまちづくり。 Angry: 0.088 Disgust: 0.081 Fear: 0.485 Happy: 0.925 Sad: 0.358 Surprise: 0.811
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02:43:14 ~ 02:43:55 太田国務大臣
そしてもう一つ、埼玉県のさいたま市を初めとして、東京以外のところに、大事な、防災も含めた拠点を置かなくてはいけないというような大きな構想の中で、先生のおっしゃった、いろいろな意味での道路網。埼玉に行きますと、渋滞して動かないというところがあって、私も大変困ったときもあったりしまして、鉄道網あるいはまた道路網というものを、いろいろまた御提起いただいて、相談をさせていただければというふうに思っているところです。 Angry: 0.271 Disgust: 0.144 Fear: 0.499 Happy: 0.763 Sad: 0.432 Surprise: 0.608
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Angry: 0.173 Disgust: 0.182 Fear: 0.239 Happy: 0.891 Sad: 0.667 Surprise: 0.494
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02:44:00 ~ 02:45:08 武正分科員
もうすぐ震災から三年を経過しますが、震災時当日、発災時、私も、これは埼玉には帰れないなということで、宿舎に泊まろうというふうに思っていたんですが、午後十時半ぐらいになって、先ほどの南北線が動き出したということで、溜池山王から乗りまして、通常ですと四十五分ぐらいで浦和美園まで着くんですけれども、一時間十五分ぐらい、あるいはもうちょっとかかったでしょうか、一時間半ぐらいかかって、駅で必ず二、三回、あるいは四、五回ドアがあいたり閉まったり、あいたり閉まったりと、それだけたくさんの方が乗っていたものですから、通常よりも三十分、四十分時間がかかって、浦和美園まで着きました。浦和美園に着いて、おりますと、タクシーを待っている方が二百人ぐらい並んでいて、そして、道路は迎えの車でいっぱいでした。ただ、埼玉方面で一番初めに動き出した、あるいは当日唯一動いていたのが、実は地下鉄南北線なんです。 Angry: 0.172 Disgust: 0.121 Fear: 0.609 Happy: 0.701 Sad: 0.482 Surprise: 0.729
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02:45:08 ~ 02:46:16 武正分科員
これは同じく、その年の台風十二号でしたでしょうか、台風のときも同じでした。ですから、割に地下鉄が災害に強いという面があるんだなということを改めて痛感したところであります。多分、今回の雪のときも同様だったと思います。もちろん、地上の鉄道と連絡をしているところは、そちらの方のふぐあいで、それが地下鉄にも影響が及んだということがありますけれども、割に、そういった意味では災害に強いといった特性があります。先ほど触れましたように、埼玉方面は千葉、神奈川に比べても公共交通が脆弱であるという中にあって、今大臣触れられたように、災害対応、災害対策といった面からも、ぜひ、この地下鉄の岩槻方面への延伸、それを促すためにも、首都高埼玉新都心線の延伸、そしてLRTの敷設といったことを総合的に取り組んでいく必要があるというふうに考えておりますので、この点についてのさらなるお取り組みをお願い申し上げまして、私の質疑にかえさせていただきます。 Angry: 0.322 Disgust: 0.251 Fear: 0.579 Happy: 0.533 Sad: 0.499 Surprise: 0.576
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02:46:30 ~ 02:47:10 鷲尾分科員
民主党の鷲尾でございます。きょうは国土交通大臣にも質問できるということで、大変貴重な機会をいただいたと思っておりますが、自然災害等々、今、武正委員の話を聞いていて、都心部もやはり大したものだなということを感じたわけでありますけれども、我が地元新潟でも、毎年毎年、かなりいろいろな災害に見舞われておりまして、その都度その都度、さまざまな今まで整えられたインフラが壊されてまいります。 Angry: 0.479 Disgust: 0.348 Fear: 0.549 Happy: 0.446 Sad: 0.425 Surprise: 0.534
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02:47:10 ~ 02:48:27 鷲尾分科員
それを適宜に改修、維持をしていかなければいけないというところでは、本当に国土交通省さんの責任というのは重いものだと常々思っているわけでありますけれども、きょうは、まず、防波堤の利用につきまして話をさせていただきたいと思います。私も新潟の東港の方に視察をしてまいりましたり、あるいは地元の柏崎港とか視察をしてまいりましたが、以前の話ですけれども、やはり防波堤でいろいろ楽しみたいという方もいらっしゃって、ところが、気象条件が悪いと、そこで波にのまれたりして行方不明になってお亡くなりになる方もいらっしゃるということです。一方でこれを、国交省内でも議論もあると存じますが、一律、防波堤にそういう立ち入り自体を禁止してしまおう、そういう意見もあるということは承知をいたしておりますが、一方で、視察したときに思ったんですけれども、防波堤、大臣も御承知だと思いますけれども、防波堤を歩いていますと、ここからここまで立入禁止だと網があっても、そこを乗り越えて、その先まで行って釣りをしているとか、そういう猛者もいるんですね。 Angry: 0.355 Disgust: 0.179 Fear: 0.560 Happy: 0.580 Sad: 0.451 Surprise: 0.540
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02:48:27 ~ 02:49:21 鷲尾分科員
ですから、やはりそういうことに興じる方の思いというのは大変なものがあると思いますし、一律禁止をしてしまうということも、果たしてこれでいいのかなという思いがございます。これは国交省内でいろいろと検討していただいているとは思うんですけれども、やはりここは、防波堤をうまく利用していく。利用しながら、そのかわり管理はしっかりしていく。そういう建設的な立場が、私は、こういったインフラを利用する部分では望ましいんじゃないかと思っておりますが、防波堤の利活用につきまして、今国交省内でどんな議論がされているかということにつきまして、お答えをいただきたいと思います。 Angry: 0.371 Disgust: 0.220 Fear: 0.429 Happy: 0.748 Sad: 0.436 Surprise: 0.578
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02:49:21 ~ 02:50:20 山縣政府参考人
お答えいたします。防波堤は通常、人が立ち入ることを想定したものではないということでございまして、基本的に人の利用を想定した安全対策が講じられておりませんので、立ち入りが禁止とされてございます。しかしながら、釣りは人気のある海洋レジャーの一つでございまして、良好な釣り場を求める釣り客からの防波堤開放の高いニーズがあります。このため、防波堤等の釣り利用を検討する際に、港湾管理者が参考とできるような手順と方法につきまして、ガイドラインを平成二十四年の六月に策定いたしました。このガイドラインでは、港湾施設本来の用途、それから目的を阻害しないということを前提に、一方で、利用者の安全性というものが確保され、釣り利用を検討する際に留意する事項が整理されてございまして、これを参考に、港湾管理者におきまして防波堤等の開放の可否が判断されているところでございます。 Angry: 0.346 Disgust: 0.280 Fear: 0.426 Happy: 0.738 Sad: 0.412 Surprise: 0.559
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02:50:20 ~ 02:50:39 山縣政府参考人
ちなみに、先生から先ほど御指摘ございましたが、先進事例といたしまして、新潟港東港第二東防波堤、これにつきましては既に開放されてございまして、年間約二万人以上の利用がされているという事例もございます。以上でございます。 Angry: 0.411 Disgust: 0.340 Fear: 0.494 Happy: 0.688 Sad: 0.385 Surprise: 0.566
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02:50:39 ~ 02:51:31 鷲尾分科員
そういった事実もございまして、かなりうまく利用すれば、いい場所になっていくのではないか。もちろん、そこでやはり事故があってはなりませんし、そこは逆に、利用できるがゆえに、危機管理という部分で意識を利用される方が御自身で高められながら、うまく今共存しているというか、うまく運営されているんじゃないかというふうに思っておりまして、今おっしゃるとおりなんですが、こういった取り組みが、別に無制限で広げていくべきだという話をしているわけではありませんが、やはり地元の皆様のニーズや危機管理の意識の高まりと平仄を合わせながら、徐々にうまく活用していく道も探っていっていただきたいなということを、まずもって申し上げたいというふうに思います。 Angry: 0.302 Disgust: 0.272 Fear: 0.494 Happy: 0.630 Sad: 0.470 Surprise: 0.533
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02:51:31 ~ 02:52:04 鷲尾分科員
次の質問に移りたいというふうに思いますけれども、地元の話をする前に、海上保安庁にちょっと質問をさせていただきたいなというふうに思います。大臣も一度、国会での答弁で、海上自衛艦の退役艦を海上保安庁の船として、巡視船として使ってみる検討もしてはどうかななんて話を、たしか太田大臣がされていたような記憶がございます。 Angry: 0.247 Disgust: 0.198 Fear: 0.410 Happy: 0.739 Sad: 0.567 Surprise: 0.566
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02:52:04 ~ 02:53:08 鷲尾分科員
今、尖閣諸島周辺海域、私も一度視察をさせていただきました。大変な状況の中で、海上保安官の皆さん、本当にすごい環境の中で頑張っておられるなということを拝察し、また、本当に現場を見て感激をした次第でありまして、そういった意味では、ぜひとも応援をしてまいりたいなというふうに思っているわけでありますが、特に日本の予算編成上、防衛費をどんとふやしながら、防衛するよと言いますと、また近隣諸国も、そういった予算に向ける目というのは、通常の予算よりもかなり厳しいところがあるんじゃないかと思っております。ですから、見た目では防衛予算をぱっとふやしますと、近隣の国が倍返しだみたいな、これはやゆして言っているわけですけれども、そんな世界もあるんじゃないかというふうに思っております。 Angry: 0.419 Disgust: 0.177 Fear: 0.486 Happy: 0.637 Sad: 0.376 Surprise: 0.647
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02:53:08 ~ 02:54:33 鷲尾分科員
そういう意味では、私は、今、実効支配を守っているのは海上保安庁さんだと思っておりますし、しっかりと警察権の運用をより強固にしていくという意味で、また、今申し上げたような、相手を余り刺激しないような方法をとるためには、やはり海上保安庁の予算をもっとふやしながら、しかもそれは、あるしっかりとした計画を持って整備していかなければいけないというふうに思っております。民主党の政権末期でも、公務員の人員を減らすという話がありまして、いや、海上保安庁の人員を減らすというのは幾ら何でもないだろうという話で、随分と頑張った記憶もあるわけですけれども、そういったことも踏まえまして、その後、緊迫する今の南西諸島の情勢を踏まえて、その人員という部分、人員というのは単に数だけじゃないでしょう、恐らく訓練度とか、そういったものもございますし、あるいは装備、そういったものが今どれだけ充実してきているのかということと、今後の計画につきましても、あわせてお話しいただきたいと思います。 Angry: 0.449 Disgust: 0.234 Fear: 0.491 Happy: 0.489 Sad: 0.480 Surprise: 0.480
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02:54:33 ~ 02:55:06 太田国務大臣
尖閣周辺の海域の警備状況につきましては、今までは、沖縄の方からずっと行っているという状況で、足りないときには全国から集めてという状況でありましたが、専従体制をとることにしまして、船隻にしまして十四隻相当の専従体制をとるということにいたしました。 Angry: 0.271 Disgust: 0.193 Fear: 0.421 Happy: 0.885 Sad: 0.252 Surprise: 0.603
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02:55:06 ~ 02:56:04 太田国務大臣
そこについては当然人員も必要なわけで、予算措置をとらせていただいて、徐々に、そういうのが早急にとっていけるようにという体制で今進んでいるところです。実は、全国のところでも本当によくやっていただいておりまして、三・一一以降、今もなんですけれども、十一日という日には、あの第二管区の海上保安庁のメンバーが海に潜りまして、遺品といいますか、何か関連するものがあればということで、毎月潜っているという状況が続いていたり、伊豆大島なんかでも、まだ本当に泥流が海の中にある中で、そこに救助できる人はいないのかということで懸命に動いている。 Angry: 0.357 Disgust: 0.213 Fear: 0.405 Happy: 0.743 Sad: 0.492 Surprise: 0.550
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02:56:04 ~ 02:57:31 太田国務大臣
波が荒いときもあるし、条件が悪いときもあるんですが、よく頑張っているということで、人をしっかり育てようということと、そして、十四隻相当の専従体制の尖閣周辺海域ということで頑張っているということでございます。同時にまた、三十八万平方キロの日本の国土のほかに、EEZ、排他的経済水域は四百四十七万平方キロという実に大変大きな海域を擁していて、そこには資源もあり、安全保障上の重要なこともありということで、海上保安庁の任務は極めて、これからさらに拡大するというふうに思っています。先生御理解いただいてありがたいんですが、海上保安庁は国土交通省の中にありまして、こちらをふやすとこちらが減るというようないろいろなこともありまして、できるだけ海上保安の体制を強化しようということで今頑張って、ここは政府全体を挙げて、大事なことであるという認識を一致させて、今充実に向けて進んでいるという状況にございます。 Angry: 0.284 Disgust: 0.162 Fear: 0.502 Happy: 0.667 Sad: 0.408 Surprise: 0.629
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02:57:31 ~ 02:58:11 鷲尾分科員
今大臣から御答弁いただいて、国交省内の予算のやりくりというところの懐事情を若干かいま見た気がしますけれども、今大臣も御答弁があったとおり、やはり政府一丸となって、特に緊迫した情勢だというところもこれあり、これだけ広い海域を守る、そして憲法の制約もある、一足飛びに軍事ということになりますと、これは周辺国にもいろいろな誤解もあるでしょうし、そこは非常に難しい問題もあるというところもあって、そこはやはり海上保安庁がしっかりと守ってもらわなきゃ困るという意識がもっとあった方がいいと私は思うんです。 Angry: 0.342 Disgust: 0.193 Fear: 0.605 Happy: 0.403 Sad: 0.459 Surprise: 0.622
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02:58:11 ~ 02:59:07 鷲尾分科員
ですから、これだけいろいろな制約がある中で、防衛省的にいきますと、中期防衛計画というのがあります。海上保安庁は中期海上保安計画のようなものをしっかりと作成した中で、国交省内の予算という、ちょっと言葉は悪いですけれども、そういうみみっちいことを言わないで、やはり政府で、もう別枠でこれだけの、それこそ海洋立国の中でやっていくんだという、その気概を見せていかなきゃいけないというふうに私は思うんです。大臣、これは答弁はいいですけれども、それぐらいの気概がなければ、今の法律の状況の中で、そして周辺各国から日本に対していろいろな見方がある中では、私は、やはり海上保安庁が日本の命綱だと思っておりますので、そこは、そういった旨の主張をぜひ大臣からも強くお願いをいたしたいと思います。 Angry: 0.486 Disgust: 0.341 Fear: 0.378 Happy: 0.615 Sad: 0.461 Surprise: 0.441
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02:59:07 ~ 02:59:49 鷲尾分科員
その上で、大きな話を今してしまったんですが、ミクロでも、先ほどちょっと大臣もお触れになりましたが、やはり各地区、そういった意味では海上保安庁に対する視線も、非常に温かいというか応援していきたい、そういう目線にもなってきていると思うんです。ですから、以前よりも、地域との兼ね合いで、いろいろ防災で、避難訓練するから、では海上保安庁さん、ちょっと来てよという事例も間々あると聞いているんですけれども、そこら辺はいかがでしょうか。 Angry: 0.313 Disgust: 0.127 Fear: 0.342 Happy: 0.823 Sad: 0.428 Surprise: 0.605
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02:59:49 ~ 03:00:11 佐藤政府参考人
お答えします。海上保安庁といたしましては、全国各地の海上保安部署に地域防災対策官を配置いたしまして、地域と一体となった防災体制を構築するため、防災関連会議などに出席しまして、地域防災計画の見直しに積極的に参画しております。 Angry: 0.454 Disgust: 0.414 Fear: 0.390 Happy: 0.780 Sad: 0.340 Surprise: 0.532
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03:00:11 ~ 03:01:08 佐藤政府参考人
また、災害時に備え、所要の地域に油などの防除資機材を配置するとともに、平素から警察、消防、自衛隊、地方自治体等の関係機関と合同で防災訓練を実施するなど、防災対策にも万全を期しております。なお、新潟県には大型オイルフェンスや油回収装置などを配備し、油防除体制の充実を図っておりますが、訓練につきましては、昨年十月、油流出事故などの災害時における関係機関の協力体制の充実強化を図るため、新潟港におきまして、当庁、自治体等十一機関九十四名、船艇十隻、車両四台を動員した海上防災訓練を実施しております。今後とも、関係機関と合同訓練を実施し、連携を深めてまいりたいと考えております。 Angry: 0.300 Disgust: 0.255 Fear: 0.487 Happy: 0.728 Sad: 0.434 Surprise: 0.570
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03:01:08 ~ 03:02:13 鷲尾分科員
日ごろの備えが一番大事でありますので、さまざまな事態を想定しながらやっていただきたいというふうに思います。長官、お願いします。それでは、続きまして、ちょっと地元の話になりますけれども、大河津分水という、信濃川が昔氾濫をしまして、明治時代から住民の要望もありまして、信濃川を分流させて分水路をつくりまして、それで日本海に出すという大河津分水という分水路がございます。これの可動堰を、つい一昨年でしたか、改修していただきまして、そういう意味では、流れる流量を非常にうまくコントロールすることができるようになりました。それは本当に感謝を申し上げたいと思います。その先に、実は、信濃川は巨大な川でありますけれども、急激に新潟平野に、こっちが日本海なんですけれども、長野から新潟におりてきて、日本海に行く直前でぐっと曲がるんですね。 Angry: 0.266 Disgust: 0.217 Fear: 0.372 Happy: 0.787 Sad: 0.498 Surprise: 0.575
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03:02:13 ~ 03:03:24 鷲尾分科員
そのぐっと曲がるところに大河津分水というのをつくりまして、ですから、そこの氾濫がなくなったわけです。ところが、分水路をつくったはいいんですけれども、これも極めて難工事でして、明治時代からたくさん、いろいろな事故もありながら完成させたわけですが、これが先に物すごく細くなっちゃっているんです、工事の関係で、難工事だったわけで。ここの可動堰をうまく改修していただいたので、ここの流量のコントロールはうまくできるようになったんですけれども、ここからやはり、基本的に今の豪雨の状況からいきますと、根本的にもっとこっちに流せると非常にこっちの平野が助かる。こっちが新潟平野です、こっちが新潟市なんですが、都市住民もたくさんいらっしゃるというところなんです。ですから、ここをどかっと太くしていただいて、下流も太くしていただいて分水路を拡幅すると、非常に治水としては有効なんですが、今、ちょっとるる説明してしまいましたけれども、この状況はいかなりやという質問でございまして、答弁をよろしくお願いします。 Angry: 0.348 Disgust: 0.214 Fear: 0.477 Happy: 0.660 Sad: 0.408 Surprise: 0.614
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03:03:24 ~ 03:04:06 森北政府参考人
お答えをいたします。大河津分水路につきましては、ただいま委員からお話がございましたように、河口に向かいまして川幅が狭くなる、そういう形状にございます。そういうことから、洪水を安全に流す能力、これが不足している状況にございます。この大河津分水路は河口部に位置しておりますので、その拡幅、改修することによりまして、信濃川水系全体の洪水処理能力が大幅に向上することになります。したがいまして、その改修を優先的に進めることが必要というふうに考えております。 Angry: 0.310 Disgust: 0.321 Fear: 0.443 Happy: 0.728 Sad: 0.441 Surprise: 0.554
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03:04:06 ~ 03:04:31 森北政府参考人
この大河津分水路の改修を含む信濃川の具体的な河川整備の内容を定めます信濃川水系河川整備計画を、本年一月に策定いたしました。今後、その計画に基づきまして、大河津分水路の改修に向けた調整を進めてまいりたいというふうに考えております。 Angry: 0.270 Disgust: 0.245 Fear: 0.490 Happy: 0.800 Sad: 0.368 Surprise: 0.624
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03:04:31 ~ 03:05:14 鷲尾分科員
計画を立てていただいたということで、早急に事業着手していただいて、難工事だと思います、いろいろと予算も時間もかかると思いますけれども、ぜひ、最後まで完成させていただきたいなというふうに思っておるところでございます。その大河津分水があるところは私の地元の燕市というところなんですが、ここもいろいろ、もちろん災害という観点もありますが、百十六号線という国道がありまして、ところが、この百十六号線という国道なんですが、これは新潟県内に始点から終点まであるわけです。 Angry: 0.176 Disgust: 0.160 Fear: 0.497 Happy: 0.789 Sad: 0.453 Surprise: 0.692
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03:05:14 ~ 03:05:43 鷲尾分科員
ここがちょっと今問題になっていまして、始点から終点まで一つの県内にある国道というのはなかなかないと思うんですね。県またぎのものが国道になると思うんですけれども。この百十六号線で、今ちょうど、いろいろな災害対応もこれあり、また、いろいろな地元のまちづくりの要望もこれありで、バイパスの事業をやるということになっていますけれども、なかなか進捗しないんですね。簡単でいいですから、状況を教えてください。 Angry: 0.347 Disgust: 0.273 Fear: 0.423 Happy: 0.743 Sad: 0.455 Surprise: 0.562
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03:05:43 ~ 03:06:03 徳山政府参考人
お答えを申し上げます。国が管理しております燕市内の百十六号のバイパス計画につきましては、かねてより北陸地方整備局が、環境アセスメントあるいは都市計画決定に向けた調査、手続を進めていたところでございます。 Angry: 0.381 Disgust: 0.345 Fear: 0.436 Happy: 0.776 Sad: 0.388 Surprise: 0.554
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03:06:03 ~ 03:07:04 徳山政府参考人
しかし、今先生からもお話ありましたように、国と地方の役割分担の見直しの議論の中で、平成二十年十一月に、新潟県からの申し出によりまして、国道百十六号については新潟県に移管する方向で今後さらに調整する路線として整理をされたところでございます。そのために、手続が進行中でありましたバイパス計画につきましては、その取り扱いも含め、具体的な移管の方法や時期等について調整が必要である旨を、国、県双方で確認をいたしまして、事業化に向けた手続は現在中断しているところでございます。現在、当該バイパス計画の取り扱いにつきましては、昨年十二月二十日に閣議決定されました事務・権限の移譲等に関する見直し方針ということが出ましたので、少し動き出しておりまして、移管先とされております新潟県と個別に協議を実施しているところでありまして、県の意向も踏まえて検討を進めてまいりたいと考えております。 Angry: 0.341 Disgust: 0.277 Fear: 0.471 Happy: 0.696 Sad: 0.393 Surprise: 0.567
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03:07:04 ~ 03:08:13 鷲尾分科員
その県との協議が進まないんですよね。それで困っちゃっているんですけれども、何とか進める方向で国交省からも御配慮いただきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。続きまして、この百十六号バイパスというのが柏崎市内に入りますと、国道八号と合流いたします。この国道八号というのは、隣県にまたがる国道そのものでございまして、この国道八号というのは原発立地地域を横断する形で通っているわけでございます。この柏崎地域では、大臣も御承知の、あの中越沖地震のときに大臣にも来ていただいたと存じておりますが、中越沖地震があって、やはり、あれはもう原発のすぐ近くで、それこそ柏崎刈羽原発には想定の四倍を超える地震動が加わりまして、それでもあのときはうまくとまったわけでございます。 Angry: 0.551 Disgust: 0.277 Fear: 0.438 Happy: 0.544 Sad: 0.403 Surprise: 0.447
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03:08:13 ~ 03:09:00 鷲尾分科員
その後、冷やすプロセスもうまくいったわけでございます。その結果、大惨事にならずに済んだということでありますけれども、その国道八号バイパス、実は物すごい渋滞であります。地元の方からは、それこそ、福島の東日本大震災原発事故があってから、実際避難というのはどうなっていくのかと。今、県の方でも、原発災害があったときの避難計画の策定を計画中であるようでありますけれども、そもそもこの国道八号バイパス、もう随分前から、たしか一九八〇年代後半、八七年ぐらい、ちょっと記憶が確かではありませんが、八七年ころの計画と聞いておりますが、まだできていないんですね。 Angry: 0.427 Disgust: 0.233 Fear: 0.675 Happy: 0.362 Sad: 0.382 Surprise: 0.651
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03:09:00 ~ 03:09:50 鷲尾分科員
あれだけの災害があって、もしこの八号バイパスができていなければ、もう逃げられないのは言わずもがななんです。ですから、生活道路としてもビジネスの道路としても極めて重要で、その上、やはりああいった原発災害があったことによって、緊急避難道路としても極めて重要性が高いのに、なぜこれまで全然進んでこなかった、そして、このスピードが速まる気配がないのかということで、地元は非常な焦燥感がございまして、その点、ぜひ整備を早く進めていただきたい、今言った観点でも進めていきたいと思っておりますが、いかがでしょうか。 Angry: 0.480 Disgust: 0.209 Fear: 0.606 Happy: 0.241 Sad: 0.569 Surprise: 0.531
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03:09:50 ~ 03:10:01 徳山政府参考人
お答え申し上げます。新潟県柏崎市におきます一般国道八号は、先生おっしゃいましたとおり、主要渋滞ポイントが八カ所もありまして、慢性的な渋滞が発生しております。 Angry: 0.405 Disgust: 0.359 Fear: 0.498 Happy: 0.679 Sad: 0.400 Surprise: 0.539
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03:10:01 ~ 03:11:00 徳山政府参考人
しかも、市内には柏崎刈羽原子力発電所がございまして、非常時における迅速な避難、援助という面でも、このバイパスの早期整備の必要性は明らかであると思っております。この柏崎バイパスにつきましては、これまで、全体延長十一キロメートルのうち三・一キロメートルが開通しておりまして、残る七・九キロメートルにつきましても、現在、用地買収、そして埋蔵文化財の調査、改良工事、橋梁工事を推進しているところでございます。私ども、こうした用地買収、工事をさらに積極的に進めてまいりますが、一つのポイントは、埋蔵文化財調査でございます。非常にたくさん遺跡が出ておりまして、その調査主体であります新潟県に対して、来年度より発掘調査の体制をふやしていただくように現在お願いをいたしておるところでございます。今後とも、地元の協力をいただきながら、早期開通に向けて事業を推進してまいります。 Angry: 0.248 Disgust: 0.290 Fear: 0.525 Happy: 0.747 Sad: 0.429 Surprise: 0.606
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03:11:00 ~ 03:12:34 鷲尾分科員
また県なんですよ。ちょっと新潟県と国交省さんはいろいろありまして、北陸新幹線の件とか、いろいろあるんですが、ひとつそこは国交省から応援していただかないと、どうにもこれは大変なことですから、地元からすると。文化財は、確かに大事な話なので、いたし方ないとして、ぜひ国交省さんから応援をお願いしたいと思います。それから、ちょっと政策論に入ります。大臣からもちょっとお言葉をいただきたいなと思っておりますが、佐渡市、これもまた私の選挙区でございまして、この佐渡に一本の国道がございます。国道三百五十号線といいますが、これがおもしろくて、新潟港から両津港、そして小木港から直江津港という形で、海上を通る国道になってございます。いろいろ国交省さんも、離島振興法、私も改正に携わりましたけれども、離島振興法の中で、本土と島のいろいろ生活にまつわる格差をできる限り是正していこうということで、それこそ国交省さんの管轄じゃないですけれども、ガソリンの流通コスト支援事業等々、離島にはいろいろな配慮をいただいているというところは周知なわけですけれども、この離島航路は国道であるということもあって、やはり地元の方からは生活道路だという意識が大変強いんです。 Angry: 0.369 Disgust: 0.215 Fear: 0.432 Happy: 0.677 Sad: 0.492 Surprise: 0.568
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03:12:34 ~ 03:13:13 鷲尾分科員
今申し上げたように、離島振興法を一昨年改正いたしまして、離島と本土との生活の格差をできる限り少なくしていこうという方向を、今後十年、さまざまな分野でやっていこう、そういう趣旨で、与野党一致して成立をしたと承知しています。そういう意味からいっても、やはり離島航路に対する助成、特に生活道路に対する助成という意味で格段の配慮を賜りたいと思いますが、いかがでしょうか。 Angry: 0.389 Disgust: 0.297 Fear: 0.390 Happy: 0.762 Sad: 0.441 Surprise: 0.469
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03:13:13 ~ 03:14:12 森重政府参考人
お答え申し上げます。離島地域にとりまして、航路は、委員御指摘のように、生活、産業等を支える重要な交通手段の役割を担っていると認識しております。この離島航路に対します国の支援につきましては、ナショナルミニマムの観点から、唯一かつ赤字の生活航路を補助対象とすることを基本として対応しております。具体的には、運営費への補助、住民運賃割引に対する補助、航路の構造改革に資する船舶建造への補助などの支援を行っているところでございます。こうした支援制度を活用いたしまして、御地元であります地方自治体、そして事業者等々とも相談しながら離島航路の維持確保を図ってまいりたい、そういうふうに考えております。 Angry: 0.454 Disgust: 0.374 Fear: 0.403 Happy: 0.721 Sad: 0.459 Surprise: 0.421
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Angry: 0.661 Disgust: 0.303 Fear: 0.530 Happy: 0.382 Sad: 0.505 Surprise: 0.544
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03:14:16 ~ 03:15:42 太田国務大臣
国道になっているということには、田中角栄さん等が、海も道なりという、また奄美大島への航路も、海も道なり、海にも道があるんだという特別の配慮をして、そうしたことの知恵を使って補助ができるようにという、今までのいろいろな政治家の動きがあってというふうに思います。この佐渡と新潟との間の航路がもっと安くならないかとか、あるいは佐渡において、人口が六万三千ぐらい佐渡にはあるかと思いますが、小笠原の数千人に比べましたらはるかにそれは多い、佐渡は極めて重要だというふうに私は認識をしておりまして、ことしじゅうには一度、佐渡にお伺いして、その辺の航路のこととかいうことを全体的に調べて、力になりたいというふうに思っているところです。 Angry: 0.274 Disgust: 0.194 Fear: 0.445 Happy: 0.712 Sad: 0.354 Surprise: 0.733
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03:15:42 ~ 03:16:27 太田国務大臣
離島は、だんだんだんだん人口が高齢化して大変な状況にあるので、ことし三月には、小笠原と奄美の特別措置法の延長論議というものをさせていただくわけですが、離島全体、日本の離島振興法を初めとして、離島の生活、そしてまた若者がそこで育っていく、お産のときにはどうする、いろいろなことも含めて、どうすれば佐渡について御支援できるかということを研究させていただきたいというふうに思います。 Angry: 0.359 Disgust: 0.119 Fear: 0.484 Happy: 0.455 Sad: 0.492 Surprise: 0.628
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03:16:27 ~ 03:16:58 鷲尾分科員
大臣、大変前向きな御答弁をいただきまして、本当にありがとうございます。質問の時間が来てしまいましたので、最後の、新潟市内の四ツ郷屋浜の状況につきましては、後で国交省さんから説明を受けたいというふうに思いますので、またちょっと議員室の方に来ていただけたらというふうに思います。大臣、本当にありがとうございました。ぜひ頑張っていただいて、また離島にもお越しいただけたら本当にありがたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。質問を終わります。ありがとうございました。 Angry: 0.288 Disgust: 0.248 Fear: 0.322 Happy: 0.740 Sad: 0.683 Surprise: 0.441
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04:19:46 ~ 04:20:04 吉川(赳)分科員
自由民主党の吉川でございます。まずもちまして、この分科会におきまして、このように大臣、副大臣、政務官を前にしての質問の機会をいただいたこと、本当にありがたいなと感謝を申し上げながら、時間がない中でございますので、早速質問に入らせていただきたいと思います。 Angry: 0.466 Disgust: 0.326 Fear: 0.341 Happy: 0.679 Sad: 0.570 Surprise: 0.416
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04:20:04 ~ 04:21:13 吉川(赳)分科員
まず一番初め、ちょっと富士山に関してお伺いするわけなんですが、実は私、衆参合わせても非常に数の少ない、世界文化遺産の富士山の麓の町で生まれ育って住んでいるという議員でございます。間違いなく静岡県では私だけかなと思われるわけでございまして、富士山に関して、今回、国交関連ということでございまして、富士山の噴火の防災対策に関してまず冒頭お伺いしたいなと思う次第でございます。東日本大震災が発生してから、こういった大規模な自然災害に対する防災・減災対策が注目される中で、富士山の噴火、これに関してもいろいろな議論がされているわけでございます。そこに至って、関係する自治体、静岡、山梨、神奈川の三県を中心としまして、富士山火山防災対策協議会、こういったものが定期的に開催をされて、そこにおいてさまざまな発生時の避難ルート等が協議されているわけでございます。 Angry: 0.434 Disgust: 0.261 Fear: 0.547 Happy: 0.595 Sad: 0.332 Surprise: 0.555
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04:21:13 ~ 04:22:25 吉川(赳)分科員
この協議の内容というものを私も一通り目を通しているわけなんですが、これは一定の評価ができる、すばらしい内容になっているかと思います。しかしながら、富士山の噴火ということなんですが、まず、この避難の担保となるのが、気象庁が設定をする噴火の警報のレベルでございます。警戒レベルですね。もちろん、火山というものは、地震より、より事前の予知ができるというようなことが通常でございます。例えば火山性微動、山だけが揺れる噴火の前の予兆を感じ取ったり、富士山ですと、GPSをつけて膨張率をはかったりして、それを基準にして富士山の噴火の警戒レベルというものを設定してあるわけです。これは、一から五ありまして、一が平常、そして、二になりますと火口周辺の立入禁止、三で入山禁止、四で避難、五で広域の避難、こういった形に上がっていくわけでございますが、これに基づいて、例えば火山が噴火するのではないかというようなことが切迫した際には避難が必要となって、現在この対策協議会で協議をしているルートによって住民の避難を開始するわけでございます。 Angry: 0.486 Disgust: 0.352 Fear: 0.659 Happy: 0.476 Sad: 0.247 Surprise: 0.601
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04:22:25 ~ 04:23:12 吉川(赳)分科員
しかしながら、私は地元におりまして非常に強く感じることが、富士山の周辺の自治体の皆様方が、そもそもこの警戒レベルの存在自体を余り知っていない、知らないんだという方が非常に多いわけでございます。そこに至って、気象庁さんにお伺いしたいんですが、この避難の際の、事前の避難の担保となる活火山の噴火の警戒レベルに関して、この啓発において、何か特段行っていることがあればお伺いしたいわけなんです。 Angry: 0.399 Disgust: 0.292 Fear: 0.662 Happy: 0.296 Sad: 0.488 Surprise: 0.571
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04:23:12 ~ 04:24:23 羽鳥政府参考人
お答えいたします。気象庁では、先生お話しのように、富士山の火山活動を二十四時間常時監視し、火山の活動に何らかの異常があれば、速やかに噴火警報を発表するということをしています。この噴火警報は、平成十九年十二月から開始したということで、先ほどの警戒レベルも含めて、その周知というのは課題であるということは私も認識してございます。この警戒レベルの策定なんですが、これは一七〇七年の宝永噴火、こういった過去の噴火事例をもとに、地元自治体、当然、県、関係市町村と協議の上設定しておるものでございます。さらに、富士山では、先ほど先生お話ありましたような富士山火山防災対策協議会が設置されていまして、静岡、山梨、神奈川の三県、さらには関係市町村、当然のこととして、気象庁本庁並びに地元気象台、さらには国土交通省の関係地方事務所、内閣府等も参画して、警戒レベルと連動した広域避難計画の策定を進めているということで、この具体化のために、やはり先生御指摘のように、警戒レベルの周知啓発というのは極めて重要と考えています。 Angry: 0.379 Disgust: 0.262 Fear: 0.571 Happy: 0.620 Sad: 0.288 Surprise: 0.645
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04:24:23 ~ 04:25:03 羽鳥政府参考人
このため、気象庁としましては、関係機関と連携してさまざまな取り組みを進めているわけなんですが、例えば、気象台も加わってございます協議会、ここにおいて防災に対する市民向けの講演あるいは防災訓練等を実施してございますので、これらを通じた周知、さらには、気象庁はもとより、関係機関におけるインターネットによるホームページ、さらにはリーフレット等での周知、また、独自で関係機関あるいは学校等に赴きまして出前講座あるいは講演をやっているということでございますので、気象庁としても、引き続き火山防災対策協議会と連携して周知啓発に努めてまいりたいと思います。 Angry: 0.370 Disgust: 0.234 Fear: 0.391 Happy: 0.802 Sad: 0.368 Surprise: 0.572
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Angry: 0.604 Disgust: 0.492 Fear: 0.513 Happy: 0.516 Sad: 0.413 Surprise: 0.523
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04:25:06 ~ 04:26:19 吉川(赳)分科員
ありがとうございます。そういうことでございまして、昨年、一昨年ぐらいから、静岡県の防災訓練というと、俗に言われる東海大地震に対する防災訓練を、学校、さらには自治体で行ってきました。しかしながら、富士山の周辺の自治体では、富士山の噴火も想定したような防災訓練が最近では行われるようになりまして、ぜひ、そういったものを活用しながら、避難のもととなる避難警戒レベルの徹底に今後も努めていただきたいんです。しかし、一つ言えることが、この警戒レベルの一から五ですが、これが順次上がって、五になったら噴火するということではないわけです。これはあくまで目安でございまして、最近の調査では、急にレベル三になったり、レベル三の状態から急に噴火をしたり、一から四に飛んだり、もしくは、場合によってはまるっきり予兆がないなんということもなきにしもあらずだということでございますので、警戒レベルの徹底はもちろんなんですが、しっかりと、例えば私が今こうして質問をしている間にも、ぼんとはでる可能性もあるわけでございますから、どうか富士山というもの、この徹底に努めていただきたいわけです。 Angry: 0.317 Disgust: 0.234 Fear: 0.507 Happy: 0.619 Sad: 0.448 Surprise: 0.567
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04:26:19 ~ 04:27:04 吉川(赳)分科員
我々富士山周辺に住む住民というものは、富士山の恵みを受けて万人が幸せになる権利というものを有しているわけでございます。今回、世界文化遺産化しまして、それによって、さまざまな富士山の新たな取り組み、さらには地域活性化ということで行っているわけでございますが、その反面、富士山というものは、こういった自然災害というものも含んでいるわけでございます。かの有名な登山家、深田久弥さんという方が、富士山は万人の摂取に任せる、こういった言葉を残しているわけでございまして、ただ眺めてきれい、登ってきれい、見てきれいだけではなくて、富士山を全体的に捉えて、こういった防災面も、ぜひ今後、国交省さらには気象庁の方で重点的に強化をしていただけたらとお願いをする次第でございます。 Angry: 0.323 Disgust: 0.304 Fear: 0.465 Happy: 0.732 Sad: 0.431 Surprise: 0.537
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04:27:04 ~ 04:28:26 吉川(赳)分科員
続いて、次の質問に移らせていただきます。これに関して、発生後、かなり関係委員会等で質問がされているところなんですが、今回の雪害に関しまして何点か質問をさせていただきたく思います。今回の雪害、御承知のとおりでございますが、全国の広い範囲で大雪警報が発令をされたわけでございます。大雪警報発令後の対策の内容は、各基礎自治体によって定められているということでございます。それに沿って、各自治体、さらには国が連携をして、さまざまな、より減災に努めてきた、このように思っているわけでございますが、大雪警報のさらに上に特別警報というものがあるわけですね。この特別警報、国の指定する特別警報の条件といいますか内容なんですが、「府県程度の広がりをもって五十年に一度の積雪深となり、かつ、その後も警報級の降雪が丸一日程度以上続くと予想される場合に、大雪特別警報を発表します。」というのが、大雪警報の一段階上の特別警報ということになっております。 Angry: 0.345 Disgust: 0.236 Fear: 0.610 Happy: 0.521 Sad: 0.348 Surprise: 0.645
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04:28:26 ~ 04:29:26 吉川(赳)分科員
そして、先週の雪害に関しましては、大雪警報の方が発令されたわけでございます。もちろん、三十年に一度と言われる中で、五十年に一度程度ではありませんし、それが府県にまたがって一日以上続く状態ではなかったわけですから、今回はまさに大雪警報ということで適切だったかとは思うんです。しかしながら、一点、一部の地域では人家の倒壊のおそれ等が予想されて、住民の避難等を要したわけでございます。そこに至って、現在の雪に関する警報レベル、大雪注意報、今回の大雪警報、そして先ほど説明した特別警報、三段階に分かれておるわけなんですが、今回の積雪が、この三段階の区分けだけでは、私の印象なんですが、大雪警報以上特別警報未満だったのではないのかなというようにちょっと感ずるわけでございます。 Angry: 0.375 Disgust: 0.212 Fear: 0.722 Happy: 0.355 Sad: 0.372 Surprise: 0.660
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04:29:26 ~ 04:29:51 吉川(赳)分科員
そこに至って、現在のこの三つの警報の段階なんですが、もうちょっと細かくこれを細分化する必要もあるのではないか、そういったことを感じたんですが、今後、これに関しまして何かお考えがあればお伺いしたいと思います。 Angry: 0.152 Disgust: 0.083 Fear: 0.425 Happy: 0.832 Sad: 0.400 Surprise: 0.720
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04:29:51 ~ 04:30:07 羽鳥政府参考人
お答えいたします。委員の御指摘は、気象庁が発表する注意報、警報等の一連の防災気象情報、これについて気象現象の状況に応じて、いかに迅速かつわかりやすく情報をお伝えするかということが重要だという御指摘と受けとめてございます。 Angry: 0.356 Disgust: 0.388 Fear: 0.530 Happy: 0.617 Sad: 0.371 Surprise: 0.584
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04:30:07 ~ 04:31:00 羽鳥政府参考人
気象庁では、今回の大雪事例、これを教訓としまして、十分調査を行いますが、まずは予測技術の向上に努めるということと、防災気象情報の適切な発表、さらには自治体等との連携強化、これに向けて改善を進めたいと思ってございます。その際、特に重要な点は、自治体や住民の方々に、注意報や警報の段階から早目早目の対応をとっていただく、これが重要かと考えています。このため、気象庁としましては、時間を追って段階的に注意報、警報、さらに特別警報、さらにはその間を補完するような各種情報を出していますが、これらについて、気象現象の状況に応じて的確に期間をお伝えし、自治体や住民の方々が具体的に対応いただけるというふうに、先生御指摘の点も含めて工夫してまいりたいと思っています。 Angry: 0.316 Disgust: 0.226 Fear: 0.586 Happy: 0.581 Sad: 0.337 Surprise: 0.685
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Angry: 0.604 Disgust: 0.492 Fear: 0.513 Happy: 0.516 Sad: 0.413 Surprise: 0.523
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04:31:00 ~ 04:32:20 吉川(赳)分科員
ありがとうございます。この自然現象というものは、同じことは二度起きない、やはり毎回毎回、現象が若干違ってくるわけでございまして、細分化したら切りがないという部分も非常によくわかるんですが、ぜひ、その場その場での適切な行動というものをとれる体制を常時とっていただきたいなと思うわけでございます。それに関連した質問に移らせていただきたいんですが、今回発令されました大雪警報において、気象庁などが、ニュース番組、さらには記者会見を通して、不要不急の外出を控えてください、こういったことを呼びかけてきたわけでございます。個人レベルでは、不要不急の外出というものはもちろんなるべく控えていただいて、これはもちろん、自助の精神を持って、そういったことにしっかりと心がけていただきたい。特に今回のことを教訓にそうしていただきたいと思うんですが、この不要不急の外出を控えてくださいということが、とかく経済活動になってくるとまた事情が違うわけでございまして、例えば立場の弱い下請さん、こういった会社さんが、運送業、さらには自社商品の配送、これをどうしても納品をしなければならないんだ、こういう状況もあったんだと思います。 Angry: 0.423 Disgust: 0.273 Fear: 0.487 Happy: 0.501 Sad: 0.559 Surprise: 0.428
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04:32:20 ~ 04:33:09 吉川(赳)分科員
現に、私の選挙区の国道百三十八号線というところがあるんですが、これはかなり、業務の大型のトラックがそこで停滞をしてしまって道路を寸断してしまったというような現象が見られたわけでございます。やはり、とかく下請さん、納品業者となると、雨が降ってもやりが降っても、どうしてもクライアントさんのところにそれを届けなければならないんだ、こういったマインドになってしまいますし、これに関しては、仕事の出し手、クライアントさんの方に、そういった気象の状況に応じて寛容な対応をしていただくということはもちろん、さらには、各会社の防災マニュアルの徹底ということを頼っていくということが大前提だと思うんです。 Angry: 0.320 Disgust: 0.222 Fear: 0.676 Happy: 0.385 Sad: 0.414 Surprise: 0.642
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04:33:09 ~ 04:34:11 吉川(赳)分科員
しかしながら、場合によっては、今回、今のところそういった調査事例はないとは思うんですが、例えばこういった大雪警報によって何か大きな仕事が行えなかった、それによって、ある業者さんが会社が倒産するぐらいの損失が出たり、もしくは、客観的に見てかなり大きな損失が出てしまったということが仮に起こったとします。もちろん、そのときに、これを納品を控えていただくということは、それが全体の利益に鑑みて、やはり道路の寸断等を事前に予防するわけでございますから、企業意識の中で利益よりもそれを優先して、こういった納品等を行わなかったことによって企業さんにそのような大規模な損失が出てしまった場合、今後、もし似たような状況が起きたときに、これに対する対策は何かないのかなというのをぜひお伺いしたいわけなんです。 Angry: 0.299 Disgust: 0.218 Fear: 0.689 Happy: 0.343 Sad: 0.504 Surprise: 0.569
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04:34:11 ~ 04:35:08 吉川(赳)分科員
例えば農林関係ですと、今回ハウスが倒壊した、それの修繕等の補助金を緊急に今策定をしているわけでございまして、今後、気象状況が非常に不安定な昨今において、二次産業を中心とした、そういった下請さんたちの、何というんですか、そういうときに全体の利益を鑑みて運送をとめても、そこで出た損失をしっかりと、場合によっては補填してくれるんだよというような、気持ちの上での担保性があればまた違ってくるのかな、こう思いますので、もしそういったことが起きてしまった場合、何かそういった策は検討していただけるのかなということをちょっとお伺いしたいんです。内閣府さんですか、これは。 Angry: 0.364 Disgust: 0.224 Fear: 0.599 Happy: 0.529 Sad: 0.413 Surprise: 0.619
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04:35:08 ~ 04:35:57 佐々木政府参考人
御指摘の補償の関係でございますが、例えば農業との関係でいいますと、若干性格も異なるものかな、こういうふうに思っております。一般的には、企業のリスク管理の中で、そういったリスクを経済活動の中にビルトインしていただく。私どもの方でも、企業防災の推進という観点の中で、BCPの策定というものを企業の方に強く今求めてきております。そういった中で対応していただくということになるのが基本かと思っております。今御指摘のところにございましたが、運送の関係でいえば、例えば運送事業者と荷主さんの間の民民の契約の中であらかじめそういったことを定めておくというようなこととか、そういった形で対応していただくというようなことも重要かなというふうに思っております。 Angry: 0.404 Disgust: 0.345 Fear: 0.522 Happy: 0.543 Sad: 0.491 Surprise: 0.526
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04:36:01 ~ 04:37:15 吉川(赳)分科員
確かにそのとおりだと思います。しかしながら、私の地元はかなり道路が寸断したわけなんですが、こういった業者さんに聞くと、大混乱だったりですとか、やはりどうしても意識の中で、届けなければならないから車を出してしまって、従業員の方が約二日にわたって車に缶詰になった、こういった事例もあるわけでございます。ですから、先ほどの民民契約の中で防災の意識を共有していただくことですとか、リスク管理のビルトイン、これは十分まだ徹底されていないのかなと感じますので、おっしゃるとおりで農業と性質は違いますので、もし、こういった際の損失の補填、こういったものが検討できない状況であるとするのならば、よりそういったものの徹底に今後も努めていただきたいなと思う次第でございます。そして、次の質問に移らせていただきます。これは、ちょっとまた震災関連、防災関連の質問になるわけなんですが、東日本大震災発生以降、沿岸部の津波に対する防災、これはかなり注目が高まりまして、現在、防潮堤のかさ上げ、さらには新たな建設、これがかなり急がれておりますし、現に猛スピードで進んでいる部分だと思います。 Angry: 0.341 Disgust: 0.307 Fear: 0.538 Happy: 0.602 Sad: 0.429 Surprise: 0.564
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04:37:15 ~ 04:38:08 吉川(赳)分科員
そして、私の地元は静岡県なんですが、御承知のとおりでございますが、南海トラフの巨大地震、これを想定した中で、静岡県がレベルを、連動に合わせてL1、L2と設定しておりまして、これはL2の方が大きいわけなんですが、このL2の津波を想定して、それに耐え得るだけの防潮堤の建設、こういったものが計画、さらには現在実行されているわけでございます。これは、まさに全国津々浦々、こういった津波の被害が予想できるところは共通だとは思うんですが、しかしながら、防潮堤の本来の役割、これをもう一度ちょっと確認させていただきたいんです。先ほど言った、私の地元の富士市、富士海岸というところがございます。ここは、防潮堤が十七メートルございまして、そして、県の、南海トラフ巨大地震での津波の高さは六メートルというような予想がされております。 Angry: 0.200 Disgust: 0.181 Fear: 0.632 Happy: 0.642 Sad: 0.412 Surprise: 0.695
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04:38:08 ~ 04:39:15 吉川(赳)分科員
六メートルの津波予想で十七メートルの防潮堤でございますから、これは十分に防げるんだというような形になっているわけでございます。しかしながら、この十七メートルの防潮堤ができた経緯というものは、実はこれは津波ではなくて、昭和四十一年の二十六号台風、このときに高波が起こりまして、その当時十三メートルあった防潮堤を乗り越えて、人家の倒壊ですとか浸水被害、こういったものが起こったわけでございます。これによって人命が奪われるような事態にもなりまして、そこで防潮堤のかさ増しということで、十七メートルの防潮堤にしたわけでございます。言うなれば、東日本大震災の前に、防潮堤を台風の高波の被害に鑑みて十七メートルにかさ増しをしたというような経緯があるわけでございます。その防潮堤がありましたから、今回の南海トラフ巨大地震の六メートルの津波は防げるということで、クリアをしているということなんですが、これも最近の気象状況の変化と言えると思うんですが、台風とか起こると、間々、この十七メートルの防潮堤を高波が越えることが現在起こっているわけでございます。 Angry: 0.380 Disgust: 0.250 Fear: 0.681 Happy: 0.499 Sad: 0.274 Surprise: 0.661
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04:39:15 ~ 04:40:28 吉川(赳)分科員
それが、水量が大量に越えて人家が流されるですとか浸水に至るまでの被害は今のところ幸いにも起こっていないわけなんですが、どうしても、東日本大震災の後、地震に連動した津波にフォーカスをしてこの防潮堤というものが考えられているわけなんですが、やはり台風でも高波ということは起こるわけでございまして、富士市の例を挙げましたが、全国的にも、台風による高波被害で津波と同じような被害が起こった地域もあると思いますし、今後それが予想される地域もあると思います。重ね重ねになりますが、この高波、どちらかというと地震の津波より、どれぐらいの高さになるかということ、これはなかなか予想しづらいところではあるんですが、しかしながら、これも起こることでございますので、現在、地震に連動した津波にフォーカスをして防潮堤の高さを計算しているところが多いと思うんですが、津波だけではなくて、そうやって台風で高波が頻発している地域においては、そういったものもぜひ勘案しながら防潮堤のかさ上げや建設を行っていただきたいなと思うんです。 Angry: 0.203 Disgust: 0.152 Fear: 0.741 Happy: 0.504 Sad: 0.402 Surprise: 0.625
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04:40:42 ~ 04:41:05 山縣政府参考人
お答えいたします。防潮堤ですけれども、これは津波対策のみならず、高潮対策ということで整備をされてございます。ちなみに、静岡県の津波、高潮対策でございますが、海岸管理者でございます静岡県の方で、津波の高さと高潮の高さを比較した上で、防潮堤等の天端高さを決定し、整備が進められてございます。 Angry: 0.275 Disgust: 0.290 Fear: 0.464 Happy: 0.775 Sad: 0.384 Surprise: 0.634
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04:41:05 ~ 04:41:57 山縣政府参考人
御指摘の富士海岸を含めた田子の浦港の地区の海岸ですけれども、これも昭和四十一年の台風二十六号の高潮により被災を受けたことから、十七メーターということで防潮堤を整備してございます。一方、静岡県では、平成二十五年十一月にまとめられました第四次地震被害想定におきまして想定津波高さの見直しが行われたこともございまして、防潮堤等の天端高さにつきましては、高波対策も含めまして必要な見直しを行い、これを海岸保全基本計画に位置づけるというふうに聞いてございます。私ども国土交通省といたしましては、海岸保全基本計画に位置づけられました海岸保全施設の整備等に対しまして、防災・安全交付金を活用いたしまして必要な支援を行ってまいりたいと思ってございます。以上です。 Angry: 0.347 Disgust: 0.245 Fear: 0.480 Happy: 0.690 Sad: 0.387 Surprise: 0.576
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04:41:57 ~ 04:42:21 吉川(赳)分科員
ありがとうございます。実は、まだ静岡県内、私の選挙区、地元以外では、こういった大規模な地震に連動した津波の高さもクリアしていないような防潮堤もあるわけでございまして、もちろんそこにもしっかりと予算を配分していただく中で、富士市の例えば十七メートル、ある程度高さがあって恵まれている感はあるわけでございます。 Angry: 0.203 Disgust: 0.220 Fear: 0.461 Happy: 0.780 Sad: 0.511 Surprise: 0.552
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04:42:21 ~ 04:43:03 吉川(赳)分科員
ですから、全体のバランスを鑑みながら、しかしながら、そこにやはり住民の皆様方の不安がありますので、どうかひとつ勘案して、地震に連動した津波だけではなくて、高潮ということにもしっかりとフォーカスをしてこういった計画を立てていただきたいなと思う次第でございます。そして、次の質問でございますが、ちょっとまた災害関連になってしまうんですが、先ほど別の質問で挙げさせていただいたとおり、今回の雪害において、国道百三十八号線、これは小山町というところから山梨県につながる道路なんですが、ここが約二日間にわたって寸断をされました。 Angry: 0.355 Disgust: 0.186 Fear: 0.641 Happy: 0.460 Sad: 0.461 Surprise: 0.560
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04:43:03 ~ 04:44:01 吉川(赳)分科員
これは国道であり、主要幹線道路なんですが、片側一車線通行の道路でございます。幹線道路で、ある程度の通行量がありつつも片側一車線の道路というところが、全国津々浦々、かなりあるかと思うんですが、しかしながら、これは主要幹線道路でございますから、できれば二車線だったらありがたいなというようなところだと思います。とかく、例えばなんですけれども、この百三十八号線、先ほどの富士山の噴火にもちょっと関連してくるんですが、仮に富士山の噴火が起こったとすると、約二十四時間で国道百三十八号線は溶岩流が到達するというような計算がされております。さらに、噴火が冬場になりますと、融雪型の雪崩、これが起きるというようなことです。噴火と同時に雪が解けて、津波のような形で山からざあっとおりてくるわけなんですね。これはまさに、溶岩流と違って、二十四時間ではなくて、本当に数分で到達してしまう。 Angry: 0.369 Disgust: 0.255 Fear: 0.647 Happy: 0.457 Sad: 0.382 Surprise: 0.669
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04:44:01 ~ 04:45:13 吉川(赳)分科員
そうなると、この百三十八号線というものは寸断されてしまうという予測がされるんです。先ほど申し上げましたとおり、噴火というものは、事前に予知ができれば、例えば一日前とかに住民の避難が可能なわけなんですね。そうなったときに、主要幹線道路でもあり、そういうときのある意味避難経路となるこういった道路、これがどうも片側一車線通行では、多分、いざとなったときにほとんど使い物にならないんじゃないかな、こういった予想がされるわけでございます。もちろん、私の挙げた地元の道路だけではなくて、全国には、そういった例えば緊急時の避難路だったりですとか、非常に交通量に見合っていないような片側一車線の道路、本来は二車線、三車線あればありがたいなというような道路があるかと思うんですが、国土強靱化計画も言われている中で、こういった片側一車線道路、これを全体的に、一車線道路を二車線化というような形で、ぜひそういった計画、拡幅等を図っていただきたいなと思うんですが、国交省の道路局でございますか、よろしくお願いします。 Angry: 0.287 Disgust: 0.269 Fear: 0.629 Happy: 0.531 Sad: 0.440 Surprise: 0.608
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04:45:13 ~ 04:46:15 徳山政府参考人
お答えを申し上げます。今回の降雪におきましても、先生御指摘のとおり、静岡県内だけを見ましても、高速道路で、東名、新東名、東富士五湖道路の三区間、直轄では、百三十八号、百三十九号の二区間で通行どめになりました。今回の大きな特徴といたしまして、ふだん雪が少ない地域の大雪でございまして、いろいろと多くの課題を突きつけられた雪でございました。これに対しましては、通行どめのあり方や情報提供、いろいろな課題があるわけでございますけれども、その中の一つとして、先生おっしゃいましたとおり、もしもう一車線、あるいは路肩が広ければ、雪を除雪するという面でも効果があったのではないかということも考えております。また、今おっしゃいました、噴火時の道路、避難道路としての意味でありますけれども、従来、やはり平時の考え方で道路網あるいは道路構造を考える風潮があったわけでございますけれども、このあたりは東日本大震災を契機として大きく変わったと思います。 Angry: 0.305 Disgust: 0.228 Fear: 0.542 Happy: 0.735 Sad: 0.356 Surprise: 0.628
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04:46:15 ~ 04:46:50 徳山政府参考人
一本の道路が通行できなくなっても代替性がある、リダンダンシーという考え方ですとか、あるいは、一つの道路そのものの構造も強い道路である、あるいはそこが避難に使える、そういった考え方に変わってまいったわけでございます。今後、首都直下や南海トラフ、あるいは噴火などの災害も切迫しておりますわけでございますので、平時だけではなくて、非常時の人命を守るという観点からも、御指摘のような、余裕のある、あるいは必要な道路整備を考えてまいりたいと思っております。 Angry: 0.262 Disgust: 0.334 Fear: 0.669 Happy: 0.491 Sad: 0.468 Surprise: 0.559
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04:46:50 ~ 04:47:07 吉川(赳)分科員
ありがとうございます。時間もないので、最後の質問に移らせていただきます。ちょっと簡潔に。俗に言われます計画道路というのがございますね。しかしながら、計画されていながらも、まだ事業化されていないというところが、全国津々浦々、いっぱいあるんだと思います。 Angry: 0.397 Disgust: 0.362 Fear: 0.414 Happy: 0.629 Sad: 0.538 Surprise: 0.478
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04:47:07 ~ 04:48:09 吉川(赳)分科員
私の地元でも、伊豆縦貫道というのがあるんですね。沼津市の西側から、伊豆をぐっと行って、伊豆の下田までつながる道路でございます。伊豆縦貫道、とかく、この西側の区間、東駿河湾環状道路なんと言われるんですが、例えば、この一部区域、東駿河湾環状道路西区間なんという言い方をするんですが、沼津市原の一本松というところにつながる七・九キロ区間、これは計画はされているんですが、一向に事業化のめどが立っていないところでございます。これに関しましては、やはり、これは計画されているものですから、そのさまざまな必要に応じて計画をされたんだと思います。そこにおいて、これに希望を持っている方たちというのがいっぱいおりまして、例えば、地元の地方議員さんでもそれに向けて尽力している方もいれば、まさにこの道路ができれば、本当に、日常の生活、利便性の向上、こういったことにつながっていくんだと期待している地域住民の皆様方がいるんですね。 Angry: 0.342 Disgust: 0.179 Fear: 0.502 Happy: 0.681 Sad: 0.343 Surprise: 0.704
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04:48:09 ~ 04:48:51 吉川(赳)分科員
この計画道路ということなんですが、これは非常に難しい話かもしれないんですが、ぜひ、この事業採択の見込みというものを、未定ではなくて、もう少し全体的に示していただけたらありがたいなと思います。僕も、地元の方に、この計画道路はいつ事業化するんだと言われて、さすがに近いうちだとも言えずに答えに窮する場面があるわけでございますので、どうか計画されているものに関しての事業化の見通しをもう少し明確にしていただきたいなと思うんですが、それに関して御答弁いただけますでしょうか。 Angry: 0.447 Disgust: 0.192 Fear: 0.462 Happy: 0.445 Sad: 0.607 Surprise: 0.453
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04:48:51 ~ 04:49:13 徳山政府参考人
ただいま先生御指摘の東駿河湾環状道路でございますけれども、今月二月の十一日に、まさに一番東の区間が開通をいたしました。これで国道一号の渋滞緩和に寄与すると考えておりますけれども、地元はまさに、今度は一番左の、今先生おっしゃった七・九キロの新規事業化に大きな期待が集まっている、こういうふうに認識をしております。 Angry: 0.278 Disgust: 0.125 Fear: 0.453 Happy: 0.830 Sad: 0.277 Surprise: 0.747
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04:49:13 ~ 04:49:38 徳山政府参考人
当該区間につきましては、事業化の条件となります環境調査を現在実施しております。これは地元の生態系あるいは貴重種などについての環境調査を進めておるわけでございまして、この部分については、なかなか私どもだけでいつまでと申し上げにくい状況でございます。これらの進捗状況を見ながら、事業化について検討させていただきたいと思っております。 Angry: 0.269 Disgust: 0.333 Fear: 0.460 Happy: 0.659 Sad: 0.539 Surprise: 0.542
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04:49:38 ~ 04:50:01 吉川(赳)分科員
ありがとうございました。最後に、計画道路ということなんですが、先ほど言ったように、一部区間は今、開通しているんですよね。私は、やはり結局、計画道路がもう最初から最後までぴしっと通ることが重要だと思います。この進捗ぐあい、予算の関係ですとかいろいろあるかと思いますので、もちろん長い目で見ながらということなんですが、でも、必ず事業化を行っていただきたいなと思います。 Angry: 0.342 Disgust: 0.298 Fear: 0.408 Happy: 0.689 Sad: 0.568 Surprise: 0.497
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04:50:01 ~ 04:50:19 吉川(赳)分科員
道路ですから、僕は最後まで通すということが非常に大切なんだと思います。上から読んでも道路、下から読んでもロードでございますから、順番は関係ありません。意味は一緒でございます。そういうことでございまして、しっかりとこの道路をつくっていただくということ、今注目されていることなので、お願いをしながら、質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。 Angry: 0.480 Disgust: 0.352 Fear: 0.324 Happy: 0.719 Sad: 0.512 Surprise: 0.430
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Angry: 0.389 Disgust: 0.296 Fear: 0.417 Happy: 0.776 Sad: 0.391 Surprise: 0.607
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04:50:26 ~ 04:51:11 大口分科員
公明党の大口でございます。大臣初め、静岡県のもろもろの問題につきまして質問をさせていただきたいと思います。二月の二十一日に、今お話がございました東駿河湾環状道路の三島塚原インターから函南塚本インターチェンジまで六・八キロ、皆さんの御努力によりまして供用され、これによって、東名、新東名から天城北道路大平インターチェンジまで一本につながり、伊豆半島の春の観光に大きな追い風になるということで、地元も喜んでいるわけでございます。 Angry: 0.377 Disgust: 0.291 Fear: 0.399 Happy: 0.778 Sad: 0.359 Surprise: 0.621
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04:51:11 ~ 04:52:09 大口分科員
そういう中で、今回さらに、伊豆縦貫道路、そしてまた東駿河湾環状道路につきましてお伺いをさせていただきたいと思っております。まず、東駿河湾環状道路の大場・函南から函南の区間、天城北道路の大平インターから天城湯ケ島インター、そして河津下田道路の二期区間の河津インターから下田北インターの区間の整備計画区間があるわけであります。特に、大平インターチェンジから天城湯ケ島インターチェンジは、早期の供用をお願いしたいわけであります。そしてまた、河津下田道路二期区間につきましては、河津インターチェンジ―逆川インターチェンジの早期の工事の着工を望む声が地元に非常に強いわけでございます。 Angry: 0.305 Disgust: 0.192 Fear: 0.464 Happy: 0.727 Sad: 0.428 Surprise: 0.673
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04:52:09 ~ 04:52:25 大口分科員
これらの区間の見通しについてお伺いさせていただきたいと思います。そしてまた、天城湯ケ島インターチェンジから河津インターチェンジの区間がまだ事業決定されていない。この見通しについてもお伺いさせていただきたいと思います。 Angry: 0.355 Disgust: 0.219 Fear: 0.374 Happy: 0.633 Sad: 0.695 Surprise: 0.463
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04:52:25 ~ 04:53:03 徳山政府参考人
お答え申し上げます。伊豆地方の観光シーズンの渋滞の問題、あるいは南海トラフ巨大地震に伴います甚大な被害が想定される地域であること、こういった面から考えますと、伊豆地方の交通網は非常に脆弱であると思います。その中で、伊豆縦貫自動車道は、延長約六十キロでございますけれども、これらの課題を解決する上での重要な道路であると認識をしております。現在、約三割が開通をした状況でございます。 Angry: 0.362 Disgust: 0.309 Fear: 0.578 Happy: 0.567 Sad: 0.415 Surprise: 0.594
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04:53:03 ~ 04:54:02 徳山政府参考人
お尋ねの個別区間について、大急ぎで申し上げます。まず、天城北道路でございますけれども、現在、用地買収と工事を実施しております。ただ、一部、用地取得が難航しているところがございまして、これの様子によりまして、なかなか明確な開通年度をお示しできておりません。ただ、用地は九九%買えておりますので、あと一息ということでございます。また、河津下田道路二期につきまして、今先生からお話のございました河津インターから逆川インターの間、平成二十五年度から用地買収に着手したところでございます。現在、ここの用地進捗率は九%というところでございまして、まとまった用地が買収できましたら着工していく、こういう手順になろうかと思います。一方、調査中の伊豆市から河津町間は、現在、整備方針等の検討を実施しているところでございまして、引き続き、必要な調査を推進するなど取り組んでまいりたいと思います。 Angry: 0.279 Disgust: 0.289 Fear: 0.465 Happy: 0.782 Sad: 0.415 Surprise: 0.572
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04:54:09 ~ 04:55:01 大口分科員
房総半島、三浦半島に比べまして、伊豆半島は非常に整備がおくれているということで、本当に、これから観光立国ということを考えましても、ぜひとも推進方をお願いしたいと思います。そして、今、吉川議員からも御指摘がありました、東駿河湾環状道路の沼津岡宮インターから東側は開通をしたわけでございます。いよいよこれから西側です。岡宮から沼津市原一本松まで七・九キロメートルを残すことになったわけでございます。この地域は、国道一号線が主要な道路であって、県内有数の交通量で、慢性的な渋滞を起こしている。 Angry: 0.421 Disgust: 0.270 Fear: 0.464 Happy: 0.672 Sad: 0.424 Surprise: 0.593
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04:55:01 ~ 04:55:40 大口分科員
また、この国一は、想定される南海トラフ地震の際に、津波とか液状化によって多大な影響を受ける道路である。それで、災害に強い道路が早急に求められる。こういうことで、この沼津岡宮インターから原一本松区間は都市計画道路として決定されているにもかかわらず、いまだ事業化がされていないということでございます。ぜひとも、これは地元の要望が非常に強うございますので、この事業の見通しについてお伺いしたいと思います。大臣、よろしくお願いします。 Angry: 0.326 Disgust: 0.199 Fear: 0.523 Happy: 0.573 Sad: 0.505 Surprise: 0.580
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04:55:40 ~ 04:56:09 太田国務大臣
東駿河湾環状道路の沼津岡宮から原一本松区間は、沼津市街部の国道一号の渋滞の緩和、沿道環境の改善に大きな役割を果たし、また、今後想定される南海トラフ地震時におきましても、避難とか救援、物資の輸送に極めて重要な道路であるという認識をしております。 Angry: 0.226 Disgust: 0.179 Fear: 0.682 Happy: 0.667 Sad: 0.352 Surprise: 0.623
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04:56:09 ~ 04:56:28 太田国務大臣
この新規事業化につきましては、現在実施中の猛禽類の生息調査など、希少種等に関する環境調査の進捗状況等を踏まえまして、引き続き検討したいというふうに思っているところです。 Angry: 0.390 Disgust: 0.329 Fear: 0.375 Happy: 0.756 Sad: 0.464 Surprise: 0.503
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04:56:28 ~ 04:57:09 大口分科員
くれぐれもよろしくお願いしたいと思います。地元の市長を初め、お正月もいろいろとお話を聞かせていただきましたが、よろしくお願いしたいと思います。次に、三遠南信自動車道についてでございます。これにつきましては、水窪北インターチェンジから佐久間インターチェンジの間につきまして、ルートは検討中ということであります。昨年の十二月二十六日に、社会資本整備審議会の道路分科会、平成二十五年度の第二回中部地方小委員会で、第二案の現道改良プラス別線整備案を基本として検討するということが決まったわけでございます。 Angry: 0.379 Disgust: 0.257 Fear: 0.350 Happy: 0.797 Sad: 0.400 Surprise: 0.558
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04:57:09 ~ 04:57:54 大口分科員
静岡県も浜松市もこのルートで推進したいと考えているわけでございますけれども、ルートの最終決定はいつになるのか、お伺いしたいと思います。そしてまた、この佐久間道路・三遠道路の東栄インターチェンジ―鳳来峡インターチェンジ間、ここが事業中区間でありますけれども、この開通時期のめどについてお伺いしたい。そしてさらに、青崩峠道路は、全体事業区間十三・一キロのうち、小嵐インターチェンジから水窪北インターチェンジまで五・九キロについて、当面整備区間として国が事業を進めているわけでありますけれども、この開通時期の見通しについてもお伺いしたいと思います。 Angry: 0.376 Disgust: 0.182 Fear: 0.413 Happy: 0.612 Sad: 0.609 Surprise: 0.508
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04:58:01 ~ 04:59:01 徳山政府参考人
三遠南信自動車道でございますけれども、高次医療施設への速達性の確保、あるいは災害時の輸送ルート、こういった意味でも非常に重要な路線であると認識をしておりまして、全体延長百キロのうち、これまで約三割に当たる二十六キロが開通したというところでございます。まず、お尋ねの、調査中の区間でございます水窪北から佐久間間でございますけれども、計画段階評価手続を実施してきたところでございまして、昨年十二月二十六日に地方小委員会を開いて、ルート帯の案を取りまとめたところでございます。したがいまして、今後は、浜松市などの地方自治体と協力して、詳細なルート、構造の検討や環境アセスメントなどの必要な調査を進める、こういう段取りになろうかと思います。事業中区間につきまして、三区間、御質問いただきました。まず、飯喬道路でございますけれども、現在、用地買収及び工事を推進しております。 Angry: 0.306 Disgust: 0.233 Fear: 0.436 Happy: 0.795 Sad: 0.376 Surprise: 0.610
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04:59:01 ~ 05:00:02 徳山政府参考人
このうち、龍江インターチェンジと飯田東インターチェンジ間につきましては、平成二十九年度の開通を予定しております。また、次の青崩峠道路でございますけれども、おかげさまで、用地買収は一〇〇%完了いたしました。あとの開通に向けての課題はトンネルでございますけれども、崩れやすい地盤におきまして延長五キロの長大トンネルを掘削することから、慎重に工事を進めております。開通時期につきましては、このトンネル工事の進捗を踏まえながら検討してまいります。また、佐久間道路・三遠道路のうち、佐久間インターチェンジから東栄インターチェンジは、平成三十年度の開通を予定しておりまして、さらに、残る東栄インターチェンジから鳳来峡インターチェンジにつきましては、二十五年度より用地買収に着手をしたところということでございます。引き続き、地域の皆様の御協力も得ながら、三遠南信自動車道の早期開通に向けて努力をしてまいります。 Angry: 0.324 Disgust: 0.236 Fear: 0.439 Happy: 0.787 Sad: 0.401 Surprise: 0.584
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05:00:02 ~ 05:01:15 大口分科員
次に、中部横断自動車道につきましては、大臣に大変お世話になりまして、二十九年度には甲府までということで、大変応援していただいているわけでございますけれども、この中部横断自動車道と国際拠点港湾の清水港を直結する地域高規格道路の静岡東西道路の一部を構成します国道一号静清バイパスの清水立体事業についてお伺いしたいと思います。この清水立体は、御案内のとおり、静岡市清水区の横砂東町から八坂西町の高架化事業でございまして、特に渋滞が著しく、唯一平面区間として残されているわけでございます。当該箇所を立体化することによりまして、慢性的な交通渋滞を解消するのみならず、清水港と高速道路が直結されるということによりまして、事前防災の促進、発災後の救援、復興活動の迅速化、さらには地域経済、この静岡県中部地域の発展に大きく寄与するものと期待されておるわけでございます。 Angry: 0.435 Disgust: 0.252 Fear: 0.510 Happy: 0.564 Sad: 0.438 Surprise: 0.537
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05:01:25 ~ 05:02:07 太田国務大臣
国道一号静清バイパスは、静岡県の中心であります静清都市圏の交通混雑の緩和や、国際拠点港湾である清水港へのアクセス向上を目的にした道路ですが、渋滞がかなり厳しいという状況でございます。静清バイパスとしましては、平成九年の三月までに全線暫定二車線で開通をしましたが、渋滞状況を勘案しまして、順次四車線化や立体化を進めているところです。これまでに、七割、延長約十八キロメートルの区間が四車線となっているわけであります。 Angry: 0.383 Disgust: 0.230 Fear: 0.630 Happy: 0.462 Sad: 0.379 Surprise: 0.677
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05:02:07 ~ 05:02:46 太田国務大臣
清水立体につきましては、平成二十年一月に立体化の都市計画変更がなされて、これまで約七割の用地買収が完了した。七割完了したということは、まだ用地買収が三割残っているということです。この用地買収は極めて重要でありますものですから、引き続き、地域の皆様の御協力を得ながら、とにかく早期供用できるように努力をしたいというふうに思っているところです。 Angry: 0.281 Disgust: 0.215 Fear: 0.459 Happy: 0.774 Sad: 0.461 Surprise: 0.590
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05:03:02 ~ 05:04:09 大口分科員
ただ、小型船の船だまり整備事業、人工海浜、緑地整備事業は非常に大幅におくれている、これが現状でございます。やはり港内の船舶の運航の安全性、利便性の向上を図るという点では、小型船だまりの移転、集約が必要でございますし、また、観光交流拠点の整備、水産業の六次産業化を促進する基盤整備ということでもあるわけでございます。そこで、とにかく、興津地域の皆さんにとっては、小型船だまり整備事業と人工海浜完成は悲願でございます。中部横断自動車道の整備によって観光交流人口の拡大も見込まれますので、再びにぎわいのある町を取り戻したいということでございます。一日も早い完成について強く要望をさせていただきたいと思いますが、事業の見通しについてお伺いしたいと思います。 Angry: 0.212 Disgust: 0.175 Fear: 0.420 Happy: 0.796 Sad: 0.498 Surprise: 0.633
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05:04:09 ~ 05:04:52 山縣政府参考人
お答えいたします。清水港では、新興津地区の国際海上コンテナターミナルでの耐震強化岸壁の整備、あるいは防波堤の粘り強い構造への補強を国の事業として進めているところでございます。お話のございました港湾環境整備事業といたしまして、新興津地区におきましては、小型船だまりあるいは人工海浜、緑地の整備を、社会資本整備総合交付金あるいは防災・安全交付金によりまして、静岡県が整備を進めております。私ども国交省といたしましては、地元からの要望を踏まえつつ、小型船だまりあるいは人工海浜、緑地の整備につきまして、これらの交付金により、引き続き支援をしてまいりたいと考えてございます。 Angry: 0.374 Disgust: 0.276 Fear: 0.442 Happy: 0.749 Sad: 0.334 Surprise: 0.590
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05:04:52 ~ 05:05:10 大口分科員
次に、富士山静岡空港についてお伺いさせていただきたいと思います。昨年の九月二十六日に、交通政策審議会の航空分科会基本政策部会におきまして、首都圏空港をめぐる航空政策上の課題の整理が行われました。 Angry: 0.360 Disgust: 0.155 Fear: 0.358 Happy: 0.661 Sad: 0.602 Surprise: 0.509
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05:05:10 ~ 05:06:03 大口分科員
その中で、平成二十六年度末に予定されている羽田、成田の空港容量七十五万回は、二〇二〇年代前半に超過する見通しである、あるいは、今後の首都圏空港容量拡大の検討に当たっては、羽田、成田だけではなく、静岡、横田、茨城の空港等の活用も検討すべきである、こういう意見があるわけでございます。二〇二〇年に東京オリンピック・パラリンピックも行われるなど、首都圏を中心とした大規模イベントのときの輸送計画における富士山静岡空港の位置づけについてお伺いしたいと思うわけでございます。国土交通省として、この首都圏空港の容量拡大の対応策としての富士山静岡空港の活用をどうお考えなのか。 Angry: 0.434 Disgust: 0.241 Fear: 0.479 Happy: 0.582 Sad: 0.450 Surprise: 0.574
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05:06:03 ~ 05:06:17 大口分科員
そしてまた、静岡空港を首都圏空港のリダンダンシーとして、富士山の噴火による降灰への対応も含め、防災拠点としての活用を視野に検討すべきと考えます。大臣のお考えをお伺いしたいと思います。 Angry: 0.484 Disgust: 0.244 Fear: 0.357 Happy: 0.626 Sad: 0.572 Surprise: 0.467
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05:06:17 ~ 05:07:17 太田国務大臣
首都圏空港の機能強化は極めて大事な上に、東京オリンピック・パラリンピックが二〇二〇年ということを考えると、かなり力を入れて強化を図らなくてはならない。今御指摘のように、その中の一つとして静岡、そして横田や茨城もありますが、静岡空港の位置づけは極めて意義あるものだというふうに私は思っているところです。したがって、現在、交通政策審議会航空分科会基本政策部会のもとで、学者、専門家で構成する小委員会で論議をしているところでありますけれども、この検討の中で、静岡空港も含めて、機能強化ということについて、またその可能性について、議論を深めていただきたいというふうに思っているところです。 Angry: 0.560 Disgust: 0.300 Fear: 0.463 Happy: 0.526 Sad: 0.387 Surprise: 0.509
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05:07:17 ~ 05:08:07 太田国務大臣
また、防災という観点では、大口委員が常に言われています、富士山の噴火という面もございます。また、南海トラフの地震、あるいはまた首都直下の地震でも、静岡空港が防災拠点として果たす役割というのは私は極めて大きいというふうに思いますし、富士山の噴火の場合、灰が降るのはどちらかというと東側になるということからいきまして、静岡空港の防災拠点としての位置づけは極めて重要だというふうに思っております。ここは、その観点からも、十分利用について検討をしていきたいというふうに思っているところです。 Angry: 0.280 Disgust: 0.240 Fear: 0.551 Happy: 0.653 Sad: 0.382 Surprise: 0.624
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05:08:07 ~ 05:09:00 大口分科員
ソチのオリンピックが終わって、これからパラリンピックということでございますけれども、本当に二〇二〇年の東京オリンピック・パラリンピックというのは、やはり世界に向けて日本を発信していく非常にチャンスでもあるわけです。特に、地方におきましても、これは大きく世界に向けてアピールし、スポーツの交流、そして文化の交流、草の根の国際的な交流をしてまいりたい、こういうふうに考えているわけであります。そういう中で、静岡県におきましては、日本のトップアスリートの練習拠点の施設を充実させて、東京からのアクセスもよくて、富士山もある、観光資源も充実しているということで、昨年十月二十五日に推進本部を設置しまして、合宿誘致のための準備も進めているところでございます。 Angry: 0.294 Disgust: 0.182 Fear: 0.349 Happy: 0.863 Sad: 0.351 Surprise: 0.611
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05:09:00 ~ 05:09:58 大口分科員
こういうように、地方はそれぞれ二〇二〇年のオリンピック・パラリンピックに向けて準備をしているところでありますけれども、観光庁は、二〇二〇年に向けて、外国人旅行者数二千万人を目標に掲げている。昨年、一千万を突破したわけでありますけれども、東京を目指して来る旅行客に、どのようにして日本各地の観光地を訪問してもらうのか、地方都市と協力して取り組む大きなテーマであると思います。本年六月に、観光立国実現に向けてのアクションプログラムの改訂版の策定も予定されているわけです。今後、どのように地方へのインバウンド戦略を進めていくのか、お伺いしたいと思います。 Angry: 0.427 Disgust: 0.247 Fear: 0.369 Happy: 0.749 Sad: 0.402 Surprise: 0.594
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05:09:58 ~ 05:10:27 久保政府参考人
今先生お話しいただきました、観光立国推進閣僚会議におきまして、総理から、二〇二〇年に向けて、訪日外国人旅行者数二千万人の高みを目指して、政府一丸となって観光立国を推進する、そのために、外国人旅行者に不便な規制や障害の徹底的な洗い出し、そして、現在のアクションプログラムの改定について御指示をいただきました。 Angry: 0.557 Disgust: 0.155 Fear: 0.382 Happy: 0.633 Sad: 0.348 Surprise: 0.478
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05:10:27 ~ 05:11:30 久保政府参考人
このアクションプログラムにつきましては、六月を目途に、有識者の皆さんの御意見も踏まえながら改定を行う予定ですが、その改定の際には、富士山の世界文化遺産への登録、そしてまた、お話をいただきました二〇二〇年の東京オリンピック・パラリンピックの開催決定、それと、和食がユネスコの無形文化遺産になっておりますので、そういった登録、これらのことを踏まえた上で見直しをしていきたいと思っています。今後は、こうした日本への国際的注目度、各地域への注目度を生かしつつ、地方の魅力を積極的に発信するとともに、例えば、富士山周辺の静岡県、山梨県において地域間の広域連携を進める、面としての観光振興を図る、あるいは、オリンピック・パラリンピック前後に東京に来られる場合であっても、東京プラスワン、プラスツーという形で地方への誘客を進める、こういった形で地方への訪問を促進していきたいというふうに考えております。 Angry: 0.279 Disgust: 0.146 Fear: 0.382 Happy: 0.851 Sad: 0.374 Surprise: 0.631
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05:11:30 ~ 05:11:46 久保政府参考人
私どもといたしましては、外国人旅行者の方に魅力ある日本各地を訪問していただくため、地方、地域との連携もさらに強化して、訪日促進に取り組んでまいりたいというふうに考えております。以上です。 Angry: 0.487 Disgust: 0.331 Fear: 0.403 Happy: 0.661 Sad: 0.470 Surprise: 0.511
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05:11:46 ~ 05:12:06 大口分科員
次に、三保の松原についてお伺いをしたいと思います。御案内のとおり、日本三大松原の一つでございまして、美しい砂浜と背後の松林、そして霊峰富士を仰ぐということで、日本有数の景勝地であるわけでございます。 Angry: 0.252 Disgust: 0.154 Fear: 0.366 Happy: 0.888 Sad: 0.430 Surprise: 0.616
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05:12:06 ~ 05:13:25 大口分科員
まさしく白砂青松の海岸であります。これにつきまして、本当におかげさまで、昨年六月に世界文化遺産に富士山が登録されたわけでありますが、その構成資産として、本当に大逆転という形で認定をされたわけでございます。ここは、安倍川における砂利の採取というのがございまして、海岸侵食によって消失の危機に瀕した、そういうことから、国交省もいろいろと御努力いただいて、砂浜の保全や、三保の松原にふさわしい景観を残すために、ヘッドランド工法であるとか養浜などの対策を行っていただいたわけでございます。しかしながら、今回、世界文化遺産の登録の過程において、砂浜の保全に大きな役割を果たしてきた消波ブロックの存在が、審美的観点においては望ましくない、こういう指摘を受けまして、静岡県として、三保松原白砂青松保全技術会議を開催して、三保の松原の海岸における、世界文化遺産としての資産価値の保護と安全、安心が両立する新しい姿、これを模索しているところでございます。 Angry: 0.389 Disgust: 0.226 Fear: 0.543 Happy: 0.615 Sad: 0.388 Surprise: 0.595
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05:13:25 ~ 05:14:00 大口分科員
会議が二回開かれまして、既存の消波ブロックにかわる工法として、L型突堤と養浜の併用で臨もうとしているところでございます。このL型突堤においては、今後、形状、寸法などの基本構造や、色合いなどの意匠設計、施工順序などの施工計画といった工法上の検討や養浜のあり方、さらに、補助的工法の必要性など、景観改善基本方針に沿った効果を上げるために、技術的支援、経済支援が持続的に必要であると考えているわけでございます。 Angry: 0.454 Disgust: 0.337 Fear: 0.464 Happy: 0.717 Sad: 0.264 Surprise: 0.564
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05:14:00 ~ 05:15:04 大口分科員
太田国交大臣におかれましては、昨年七月三十一日、三保の松原を視察していただきまして、静岡県の海象、地形状況が非常に厳しい海岸において、海岸の防護と世界文化遺産にふさわしい景観の両立ということで、非常に困難な課題に取り組んでいるところを見ていただいたわけでございます。国交省からは、海岸工学とか土砂管理の見地からのさまざまな助言をいただいております。今回の検討に当たっても、技術会議への委員の派遣でありますとか技術的支援もいただいています。今後とも、同様の支援を続けていただきたい。そのことをお願いするとともに、第二回のこの技術会議におきまして、短期対策において、概算事業費で約三十億ぐらいかかる、こういうことが示されているわけです。侵食対策については国の予算確保をしていただいておるわけでございますけれども、今後の対策の実施において必要な予算の確保、これについてもお願いをしたいと思います。 Angry: 0.506 Disgust: 0.293 Fear: 0.440 Happy: 0.609 Sad: 0.452 Surprise: 0.499
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05:15:08 ~ 05:16:21 太田国務大臣
富士山の世界文化遺産登録に当たりまして、三保の松原があわせて登録をされたことは大変喜ばしいことだというふうに思いますし、昨年七月末、大口先生と一緒に現地に行かせていただきまして、改めて、美しい海岸、これを本当に美しい状況で残していかなくてはいけないという思いを深くしました。技術の会議が行われて、表に出ない形での、L字形のそうした突堤というものの工法の研究が行われて、モデルで二つぐらいそれが始まっているわけでありますけれども、さらに技術的な見地をしっかりと確立すること、そして、御指摘のように、予算をしっかり確保する、補助金になると思いますが、そうした交付金についてもしっかり予算を確保して、ああ、三保の松原は間違いなくいい景色のままで残ったなと。 Angry: 0.169 Disgust: 0.087 Fear: 0.476 Happy: 0.769 Sad: 0.557 Surprise: 0.668
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Angry: 0.239 Disgust: 0.224 Fear: 0.417 Happy: 0.662 Sad: 0.687 Surprise: 0.523
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05:16:31 ~ 05:17:04 大口分科員
大変力強い御答弁をいただきまして、まことにありがたく思っております。最後になりますけれども、南海トラフの巨大地震の被害想定で、静岡県の死者数は最大十一万と推計され、全国で最も大きな被害となっているわけでございます。そういう中で、静岡県も、第四次の地震被害想定において、南海トラフ巨大地震での死者数を最大約十万五千としているわけであります。 Angry: 0.278 Disgust: 0.333 Fear: 0.720 Happy: 0.354 Sad: 0.462 Surprise: 0.585
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05:17:04 ~ 05:18:06 大口分科員
県として、地震・津波対策のアクションプログラム二〇一三、これを策定しました。そして、この基本方針の一番目として、地震、津波から命を守る。一人でも多くの県民の命を守るために、社会資本整備総合交付金、防災・安全交付金などを活用しながら、防潮堤を初めとする津波防災施設などの整備に加えて、適切な住民避難を確保するための対策というものを今進めているところでございます。このアクションプログラムの計画期間の十年、総額四千二百億円が見込まれているわけでございまして、今後、国土交通省所管の事業について、事業の促進を図るとともに、県への支援のお願いをしたいと考えております。国交省のお考えをお伺いします。 Angry: 0.413 Disgust: 0.291 Fear: 0.580 Happy: 0.561 Sad: 0.425 Surprise: 0.540
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05:18:06 ~ 05:19:04 山縣政府参考人
お答えいたします。議員御指摘のとおり、静岡県におかれましては、東日本大震災を機に、想定する地震の見直しを行いまして、この地震により想定される被害をできるだけ軽減するために、地震・津波対策アクションプログラム二〇一三というものを策定してございます。この中で、新たな津波被害想定への対策とか超広域災害への対応、そして、複合災害、連続災害対策を重点施策として位置づけてございまして、総合的な地震、津波対策を進めております。このアクションプログラムの中には、国土交通省所管の事業といたしまして、防波堤の粘り強い構造への改良、あるいは海岸堤防の耐震化などが含まれているのは承知してございます。今後、直轄港湾整備事業によりまして必要な対策を推進していくとともに、静岡県が実施する事業につきましては、防災・安全交付金等を活用いたしまして、大規模地震、津波への対策を支援してまいりたいと考えてございます。 Angry: 0.390 Disgust: 0.294 Fear: 0.590 Happy: 0.583 Sad: 0.364 Surprise: 0.480
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05:19:26 ~ 05:20:09 村岡分科員
日本維新の会の村岡敏英でございます。きょうは、第八分科会で国土交通省関連を御質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。思いがあるのは、国土交通省というのは、建設省、運輸省と合併して、その当時、巨大官庁になるんじゃないかということで大変懸念された部分もあったんですけれども、私も内閣官房長官秘書官として、橋本内閣のときに、ちょうど合併のところに事務方として参加した者として、国土交通省の幅広さというのは大変だ、こう思っております。 Angry: 0.326 Disgust: 0.167 Fear: 0.505 Happy: 0.652 Sad: 0.419 Surprise: 0.639
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05:20:09 ~ 05:21:02 村岡分科員
例えば、道路も河川も、そして住宅も下水等も、町の基本となるたくさんの整備をされている。運輸では、交通体系の中で、鉄道、バス、さらにはタクシー等、いろいろな部分で密接に住民とかかわり合う。国民の生活に密着していることを全てやっている大変な省庁だ、こう思っています。そして、その間、鉄道では、JR東日本、西日本と、JRを民営化した。さらには、道路公団の民営化等、いろいろな意味で、新しい実験もしながら、この南北に広い国土をしっかりと支えている省庁だ、こう思っております。 Angry: 0.387 Disgust: 0.206 Fear: 0.536 Happy: 0.610 Sad: 0.391 Surprise: 0.670
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05:21:02 ~ 05:21:27 村岡分科員
その意味で、太田大臣は、この国土交通行政を一年間やられまして、国土交通省をこれからどのように発展させ、そして、生活に密着した、国民から信頼を受ける国土交通省としていきたいか、一年間の感想を含めてお願いしたいと思っています。 Angry: 0.424 Disgust: 0.125 Fear: 0.341 Happy: 0.677 Sad: 0.511 Surprise: 0.566
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05:21:27 ~ 05:22:01 太田国務大臣
一年間、ある意味では毎日のように、いろいろな事故等が起きまして、対応というものに追われましたが、今まで公共事業悪玉論ということが一方では言われてきまして、しかしまた、我が省に、私のところにも、ここの道路を何とかしてほしい、ここの港湾を充実してほしい、いろいろなそういう要望が、また、ほかの省庁より、増して多い官庁だったというふうに思います。 Angry: 0.479 Disgust: 0.286 Fear: 0.501 Happy: 0.442 Sad: 0.587 Surprise: 0.368
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05:22:01 ~ 05:23:02 太田国務大臣
私は、昨年はメンテナンス元年、こういうふうに呼びまして、今までの国土交通行政ではメーンストリームになっておりませんでした、東日本大震災やあるいはまた笹子トンネルの天井板落下事故を受けまして、防災・減災、老朽化対策、メンテナンス、耐震化、こうしたことが極めて重要であるという位置づけをさせていただいたところです。その方向性の上に、未来に向けてどういう国土行政を展開していったらいいかという、国土に関するトータルビジョンというものを出す必要があるということで、この三月に、どういう形になるかわかりませんけれども、二〇五〇年ぐらいを視野に置いたビジョンというものをつくろうということで、今鋭意努力をしているところでございます。 Angry: 0.401 Disgust: 0.230 Fear: 0.604 Happy: 0.545 Sad: 0.341 Surprise: 0.585
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05:23:02 ~ 05:24:08 太田国務大臣
そうした、現在と未来ということにつきましても感ずることは、日本はつくづく脆弱国土であるということです。首都直下地震、南海トラフの地震というものが緊迫するという状況になってきている上に、災害も、今まで、竜巻とか、あるいは、山梨県やこういうところに一メートル以上の降雪があるなどということはなかなか考えられない気象状況の変化というものがありまして、それらにどう対応するかということでございます。また、日沿道は極めて重要だということで、私は工事化を進めるという決断をさせていただいたんですが、これから、太平洋の港と同様、またそれ以上に、日本海側の港というものが、これからの世界の大きな物流の動きから見ると、大事なことである。 Angry: 0.295 Disgust: 0.242 Fear: 0.639 Happy: 0.540 Sad: 0.387 Surprise: 0.618
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05:24:08 ~ 05:25:21 太田国務大臣
また、日沿道の小坂―大館のところが開通をしました。そうしますと、大館、小坂から、青森へも、秋田へも、盛岡へも、そこが一番中心になるというようなことで、私は、秋田あるいは日本海側というところに、これからさらに国土交通行政としての光をしっかり当てて、防災というだけでなく、未来へ向けてのインフラ整備に努力をしたいというふうに思っているところです。それを担う建設業界が、公共事業は無駄であるというようなことの中で、予算が急に減らされてきたりして、また、景気のために公共事業という言葉が使われたりするんですけれども、もっと安定した、そして持続的な公共事業というものをしっかりにらんで、そして、安定した職業で誇りのある職業だぞ、こう若い人に思っていただくような、そうしたこともことしは大事なことだというふうに思っております。 Angry: 0.330 Disgust: 0.240 Fear: 0.440 Happy: 0.760 Sad: 0.392 Surprise: 0.579
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Angry: 0.348 Disgust: 0.295 Fear: 0.456 Happy: 0.626 Sad: 0.596 Surprise: 0.481
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05:25:33 ~ 05:26:00 村岡分科員
ありがとうございました。一年間やられて、防災というのが、東日本大震災から三年たとうとしております。そういう意味では、安心、安全の国土をつくっていくということは、道路、堤防もあります、いろいろな意味で国土交通省がしっかりと頑張っていただきたい、こう思っております。さらには、先ほど出していただきましたあの東日本大震災のとき、私は秋田におりました。 Angry: 0.285 Disgust: 0.209 Fear: 0.479 Happy: 0.708 Sad: 0.514 Surprise: 0.539
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05:26:00 ~ 05:27:08 村岡分科員
秋田でも、物流で食料が入らない、停電もありました。しかし、実際に大変だったのは、福島、宮城、岩手を中心とする太平洋岸でした。これは、太平洋岸に、地震はあってはいけないですけれども、あったときに、日本海側も、物流として、また救済として、しっかりとした機能を果たすようにお願いしたい、こう思っております。さらには、国交省には、そういう部分と、観光という大きな分野があります。観光に関しては、今、観光庁というふうな形で力を入れている、こう思っているんですが、日本にとって一つの産業で、成長戦略の中で、観光という視点は非常に大切です。日本の美しい国土、そして観光資源あふれる日本に海外からいろいろな方に来ていただく。そのために、観光でいろいろな海外の人が来たときに、ホテルにしても、また道路にしても、いろいろな表示にしても、問題になっています。 Angry: 0.301 Disgust: 0.172 Fear: 0.497 Happy: 0.662 Sad: 0.414 Surprise: 0.667
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Angry: 0.246 Disgust: 0.262 Fear: 0.261 Happy: 0.925 Sad: 0.439 Surprise: 0.545
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05:27:24 ~ 05:28:06 太田国務大臣
観光ということについて言えば、外国の方が一千万人を突破したというのは、昨年二百万人ふえまして、目標が達成して大変よかったと思います。それは、日本という国の魅力が再び出てきた。元気なところに人が集まる、こう言いますけれども、本当に元気になったということが一つ。それから、ビザの緩和等のそうした誘客措置というものがとられたということが一つ。そして、何よりも、日本にはさまざまな、世界に誇るべき、発信できるブランドというものがある。 Angry: 0.400 Disgust: 0.297 Fear: 0.448 Happy: 0.680 Sad: 0.402 Surprise: 0.585
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05:28:06 ~ 05:29:16 太田国務大臣
そういうことが相まって、見るものと食べるものと買えるもの、見るものと同時に、買い物と、そして食べ物があるということが非常に大事なんです。私は、これがそろっているのが日本だというふうに思っています。そういう意味では、秋田なら秋田のここがということだけ言って東北中央道を回るか、あるいは、点ではなくて、山形、秋田、青森というのをどういうふうにつないでいったらいいかという、点から線へ、線から面へという幅広い転換という観光戦略というものを立てていかなくてはいけないと思います。夢は戦略ではない、政治家は夢を語るのも大事だが、戦略性を持て、こう言われますが、夢だけに終わらないで、戦略を立てるのが国土交通行政を担っている私たちの役割だというふうに思っております。 Angry: 0.433 Disgust: 0.259 Fear: 0.522 Happy: 0.552 Sad: 0.424 Surprise: 0.575
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05:29:16 ~ 05:30:10 村岡分科員
大変ありがとうございます。国内の観光の中で、国内でいろいろ動くのも大切、それから、海外からお客さんに入っていただくというのも大切だと思います。そこで、EUだとか東南アジアですと、観光大臣までいるという状況があります。そういう意味では、国土の保全を預かる大臣ですけれども、海外へもどんどん観光で出ていって、日本のよさを国土交通大臣が観光担当として言っていただきたい、こう思っております。そのときには私も賛成いたしますので、海外で観光をぜひ、特に東京オリンピックが六年後ということもありますし、大臣が行けなければ野上副大臣、政務官、そういう形でどんどん海外にも国土交通省の政治家が行くべきだ、こう思っております。 Angry: 0.402 Disgust: 0.221 Fear: 0.395 Happy: 0.652 Sad: 0.488 Surprise: 0.529
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05:30:10 ~ 05:30:43 村岡分科員
日本は、観光というと、民間にはもちろんある程度主導権を握っていただくわけですけれども、どうも観光を売り出すときに、政治が海外に積極的に行かれていないような気がいたしております。そういう意味では、今後、大臣のもとで、観光で、副大臣、政務官を初め、いろいろな方が日本を東京オリンピックに向けて売り出すために、何か政治家が海外に行って動くことを国土交通省では考えていらっしゃるでしょうか。 Angry: 0.479 Disgust: 0.196 Fear: 0.355 Happy: 0.758 Sad: 0.341 Surprise: 0.529
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05:30:43 ~ 05:31:11 太田国務大臣
私は、東南アジア等、昨年度も集中的に行きましたけれども、対談しますと、全部、観光大臣というのが出てくるんですね。鉄道大臣も運輸大臣も建設大臣も観光大臣も出てきて、一人で相手をするわけなんですけれども、観光というのが非常に大きな役割だなと。 Angry: 0.290 Disgust: 0.128 Fear: 0.430 Happy: 0.772 Sad: 0.272 Surprise: 0.783
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05:31:11 ~ 05:32:26 太田国務大臣
そしてまた、観光というものが交流、友好ということに一番つながりやすいという感を大変深くしております。今、副大臣、政務官がいますが、今までとは違ってかなり海外に行くようになって、特に観光分野について大きく交流を進めていくという布陣をし、また、JNTOなんかの事務所を、この間インドネシアに出しましたけれども、そのように拠点をつくるというようなこと。また、海外のメディアに日本を取材してもらう。昔から「おしん」とかも出しているということもあるんですが、それはかなり予算もかかることでありますので、大いに取材をしていただく、メディアというものを大きく使うというようなことも含めて、世界の方たちに、観光ということを、日本のよさを訴えていくということにより一層努めていきたいと思っているところです。 Angry: 0.342 Disgust: 0.213 Fear: 0.488 Happy: 0.686 Sad: 0.408 Surprise: 0.632
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05:32:26 ~ 05:33:04 村岡分科員
ぜひ政治家が中心となって、国土交通省の人たちも各国の大使館に行っていると思いますけれども、観光に力を入れていただきたい、こういうふうに思っております。力強いお言葉を聞いたので、一層観光の部分で国土交通省も力を入れていくと思いますので、よろしくお願いします。質問はかわりますけれども、先ほどの東京オリンピック、六年後ですけれども、先ほどの質問にもありましたけれども、東京オリンピックに向けて、成田、羽田というのが大切な海外のお客様を迎える拠点になる、こう思っております。 Angry: 0.242 Disgust: 0.174 Fear: 0.268 Happy: 0.877 Sad: 0.606 Surprise: 0.493
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05:33:04 ~ 05:34:00 村岡分科員
私も成田には思い入れがありまして、今から二十四年前、運輸大臣秘書官をやりまして、その当時は成田で反対闘争がありまして、その反対闘争の中でお亡くなりになった元京大生の東山さんという方が奈良に住んでおりまして、私が秘書官として、国として初めてお悔やみに行った。そこで、いろいろな人の努力があって成田の建設が進んだということもあり、成田というのは日本の国際的な玄関口であり、大切なものだと。それから、今度は羽田が滑走路をつくり、羽田も国際化が進んでいるわけですけれども、成田、羽田と発着枠も大分ふえてきております。しかしながら、まだまだエアラインも、もっと離着陸したいという要望もたくさんあるように聞いております。 Angry: 0.284 Disgust: 0.214 Fear: 0.441 Happy: 0.655 Sad: 0.559 Surprise: 0.579
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05:34:00 ~ 05:34:30 村岡分科員
そういう中で、先ほど横田や静岡という話もありました。六年後を見据えて、外国人を飛行機で受け入れるときの滑走路の整備をどのようにしていくのか。それとも、静岡や横田の航空権の部分を米軍との話し合いの中でふやしていくのか。その辺はどう思っていらっしゃるのか。教えていただければと思います。 Angry: 0.452 Disgust: 0.330 Fear: 0.475 Happy: 0.650 Sad: 0.418 Surprise: 0.587
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05:34:30 ~ 05:35:15 田村政府参考人
お答え申し上げます。今先生御質問ございましたように、国内だけではなくて、外国からもたくさんお客様が来るということで、そういう多様な航空サービスを受け入れるためには、まず首都圏空港の機能強化というものが重要であるということでございます。羽田につきましては、今年度末に四十四・七万回化いたしますし、それから、成田につきましては、来年度中に三十万回化するということではございますけれども、さらなる機能強化につきまして、二〇二〇年の東京オリンピック・パラリンピック、さらには、その先を見据えまして技術的な検討を行っているところでございます。 Angry: 0.326 Disgust: 0.339 Fear: 0.482 Happy: 0.760 Sad: 0.358 Surprise: 0.587
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05:35:15 ~ 05:36:01 田村政府参考人
具体的には、交通政策審議会航空分科会基本政策部会の下に学者や専門家で構成する小委員会を設置いたしまして、ここで検討を行っていただいているところでございますけれども、今年度中にも、羽田、成田、それから周辺の空港も含めまして、首都圏全体の空港機能の強化策の技術的な選択肢の洗い出しというものをやっていただく予定にしております。その後、その検討結果をもとに、今度は自治体でございますとか航空会社でございますとか、そういう関係者も入って、実現可能性の精査というものをやっていきたい、こういうふうに考えているところでございます。 Angry: 0.307 Disgust: 0.317 Fear: 0.489 Happy: 0.695 Sad: 0.398 Surprise: 0.570
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05:36:01 ~ 05:36:55 村岡分科員
おもてなしの一番最初は空港です。海外から来た人に、空港がきちんと整備されて、そして、日本にぜひ行ってみたいというときに、枠がなければ来られないという人がいますので、そこは重要な最初のおもてなしだということで、ぜひ頑張っていただきたいと思っています。そして、プラスして、枠がふえたとしても、高ければなかなか来られないという方がたくさんおられると思います。そういう意味で、LCCというのが、今、羽田はなく、成田ということで進んでいるみたいですけれども、例えば羽田とか静岡だとか、六年後に向けて、LCCというのはどのようなことを考えていらっしゃるのか、教えていただければと思います。 Angry: 0.233 Disgust: 0.282 Fear: 0.417 Happy: 0.777 Sad: 0.577 Surprise: 0.523
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Angry: 0.257 Disgust: 0.274 Fear: 0.273 Happy: 0.896 Sad: 0.454 Surprise: 0.498
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05:37:07 ~ 05:38:01 田村政府参考人
やはり、サービスがふえるというだけではなくて、合理的なといいますか、リーズナブルな価格でそういうサービスを利用できるというのは非常に重要でございますので、LCCというものがもう少し大きな役割を果たすように、国としてもいろいろな支援をしていきたいと思っております。羽田の場合には、都心から近いというアクセス性を生かしまして、高需要のビジネス客を相手とするような、どうしてもそういうサービスというものが割合中心になってまいります。ただ、地上も混んでおりますし、それから枠も非常に限られておりますから、折り返し時間をなるべく短くして、高頻度で低価格を実現するというLCCのビジネスモデルを展開するにはなかなか難しい状況もございます。 Angry: 0.183 Disgust: 0.262 Fear: 0.543 Happy: 0.673 Sad: 0.546 Surprise: 0.592
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05:38:01 ~ 05:38:34 田村政府参考人
そういう意味で、LCCは、今のところ、成田空港が二十七万回化、それから三十万回化となっていく過程で、今度はLCCの専用ターミナルも整備しながら受け入れをして、そこの充実を図ってまいりますし、それから周辺空港も非常に可能性があるというふうに思っております。いずれにしましても、国としても、いろいろと多様なサービスが展開できるように支援をしてまいりたいと思っております。 Angry: 0.189 Disgust: 0.306 Fear: 0.552 Happy: 0.730 Sad: 0.491 Surprise: 0.604
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05:38:34 ~ 05:39:17 村岡分科員
LCCは、そういう関東周辺だけじゃなくても、地方の部分に入ってきて、観光してからオリンピックを見るという形でも、何か検討していただければと。もちろん、中心は大人が来ると思いますけれども、オリンピックですから、世界の子供たちも受け入れるような形で、日本に来て、日本の観光地を見たり、日本の子供たちと交流するということになると、やはり航空券の高さが大変でありますし、また、東京周辺を見るだけじゃなくて、東京オリンピックというのを全国に広げるという意味であれば、地方空港も考えていただきながらということをぜひ検討していただければと思います。 Angry: 0.143 Disgust: 0.131 Fear: 0.349 Happy: 0.882 Sad: 0.574 Surprise: 0.606
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05:39:17 ~ 05:39:52 村岡分科員
質問はちょっとかわりますけれども、阪神・淡路以来、久しく、港湾のTEUというのがなかなか増加しない。日本の港湾は、今までの物流の大きな位置を占めていたのが低まっている。それに対して、対策はいろいろとられていると思いますけれども、日本の港湾の発展のために、港湾局としてはどのように考えているのか。お願いします。 Angry: 0.508 Disgust: 0.280 Fear: 0.453 Happy: 0.575 Sad: 0.482 Surprise: 0.513
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Angry: 0.464 Disgust: 0.395 Fear: 0.386 Happy: 0.694 Sad: 0.464 Surprise: 0.438
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05:40:02 ~ 05:41:00 山縣政府参考人
例えば、今例にございました神戸港でございますけれども、一九七三年では世界第一位の取扱量がございましたけれども、二〇一二年では五十二位というふうになってございます。我が国の港湾は、船舶の大型化への対応あるいは港湾コストの面などにおきまして、釜山港あるいは上海港といったアジア主要港におくれをとってございます。我が国港湾のコンテナ取扱量というものは増加はしているんですけれども、我が国に寄港する欧州航路、これは現在週二便になってございまして、国際基幹航路の減少というものが非常に大きな問題だというふうに認識してございます。このため、選択と集中という考え方で、京浜港あるいは阪神港を国際コンテナ戦略港湾ということで指定をいたしまして、大型船に対応した水深十六メーター以上の大水深の岸壁の整備、あるいは、民の視点によります効率的な港湾運営ということなど、ハード、ソフト一体となった施策に取り組んでいるところでございます。 Angry: 0.491 Disgust: 0.234 Fear: 0.381 Happy: 0.759 Sad: 0.297 Surprise: 0.543
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05:41:00 ~ 05:41:37 山縣政府参考人
さらに、このコンテナ戦略港湾政策につきましては、深化、加速を図るために、昨年七月に国際コンテナ戦略港湾政策推進委員会というものを立ち上げまして、本年一月に、集貨、創貨、競争力強化の三本柱から成ります最終取りまとめを公表してございます。これらの実現に向けまして、国が前面に立って、全国からの集貨、そして海外の船会社へのセールス活動を行うとともに、大水深コンテナターミナル整備、あるいは液状化対策などの耐震機能の強化といったものの取り組みを進めてまいりたいと考えてございます。 Angry: 0.251 Disgust: 0.231 Fear: 0.547 Happy: 0.738 Sad: 0.314 Surprise: 0.644
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05:41:37 ~ 05:42:10 村岡分科員
港湾は流通の拠点だと思いますので、もちろん自動車産業も含めて、農業の分野でも、いろいろな輸出ということになりますと、また輸入ももちろんあると思いますけれども、そういう意味で、港湾の整備の方をぜひ推進していただければ、このように思っております。時間がだんだんなくなってきたので、次に移ります。先ほど大臣からも出していただきました日沿道ですけれども、着工の決定もなされ、着々と整備をしていただいておりますけれども、本当にそこは感謝いたします。 Angry: 0.228 Disgust: 0.171 Fear: 0.377 Happy: 0.755 Sad: 0.526 Surprise: 0.623
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05:42:10 ~ 05:43:20 村岡分科員
やはりあの地域の、秋田県側から山形県側まで行く日沿道というのは、もちろん生活道路としても、また緊急の道路としても非常に大切なものですけれども、プラス、あの庄内、秋田の部分の由利本荘、象潟、それから酒田、遊佐とか含めたところは、庄内文化もあり、鳥海山という大きな観光の資源があります。しかしながら、道路の不便さによって観光客がまだ来ていないということですから、ぜひ早期に完成させることによって、そして農産物もたくさんある地域でありまして、お米はもちろんですけれども、果樹もあります。また、水産業も盛んな地域でありますので、この日沿道の整備を進めていただいておりますけれども、今のところの工程といいますか、早目に完成していただきたいわけですけれども、どんな状況になっているか、お教え願えればと思います。 Angry: 0.217 Disgust: 0.157 Fear: 0.418 Happy: 0.820 Sad: 0.442 Surprise: 0.601
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05:43:20 ~ 05:44:04 徳山政府参考人
先生御指摘のとおり、日沿道は、平生の生活のためにも必須の道路でございますし、東日本大震災に際しましても、一般車両の通行が制限された東北自動車道の代替として大活躍をいたしました。日本海側沿岸部の、現在のところでは、唯一全線がつながっている主要幹線道路は国道七号でございますけれども、津波の浸水が想定されるほか、冬期の交通障害あるいは越波というような問題もございまして、非常に脆弱でございまして、災害時に一つの道路が寸断された場合でも、もう一つ選択肢があるという、リダンダンシーの確保も非常に重要だと思っております。 Angry: 0.331 Disgust: 0.143 Fear: 0.638 Happy: 0.448 Sad: 0.360 Surprise: 0.694
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05:44:04 ~ 05:44:56 徳山政府参考人
こうした点も踏まえて、日本海沿岸東北自動車道の早期整備には、今最善の努力をいたしております。これまでに約七割、二百二十キロメートルが開通をしておりまして、残る八区間、延長百一キロで、同時に事業を推進中でございます。特に、お尋ねの象潟仁賀保道路につきましては、今年度、地元の御理解のおかげで用地買収が完了をいたしました。現在、改良工事、橋梁工事を推進しております。また、今年度、新たに新規事業化されました遊佐象潟道路につきましては、現在、測量及び地質調査を推進しております。引き続き、地域の皆様の御協力を得ながら、一日も早い早期開通を目指して努力してまいります。 Angry: 0.242 Disgust: 0.195 Fear: 0.475 Happy: 0.787 Sad: 0.407 Surprise: 0.663
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05:44:56 ~ 05:45:15 村岡分科員
あの地域は、局長がお答えになったように、七号線しかないということと、また、鉄道の羽越線というのが非常に風に弱いということで、交通網としては、二つ目のしっかりとした高速道路ができるということが大切だと思いますので、ぜひともよろしくお願いします。 Angry: 0.125 Disgust: 0.068 Fear: 0.522 Happy: 0.862 Sad: 0.478 Surprise: 0.640
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05:45:15 ~ 05:45:57 村岡分科員
あと、時間がなくなってきたので、これはお答えにならなくてもいいんですけれども、東北自動車道の新庄―湯沢間も、山形との部分で、大変地域が期待を持っております。というのは、ミニ新幹線といいますか、東京から新庄までは新幹線がつながっているわけですけれども、それ以降はなかなか進むような状況じゃない。やはり道路は大切なものだと思っておりますので、ぜひこの東北中央道の部分をお願いしたい、こう思っております。お答えしていただけますか。 Angry: 0.265 Disgust: 0.242 Fear: 0.420 Happy: 0.708 Sad: 0.567 Surprise: 0.558
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Angry: 0.319 Disgust: 0.344 Fear: 0.404 Happy: 0.807 Sad: 0.478 Surprise: 0.520
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05:46:02 ~ 05:46:45 徳山政府参考人
東北中央道の重要性はもう言うまでもございません。御指摘の秋田、山形県境付近の未事業化区間、三区間ございます。昭和から金山間、及位から上院内間、そして下院内から雄勝こまち間でございますけれども、本当に冬期の雪の厳しいところでございまして、地元からも早期整備の御要望をいただいていることから、昨年十一月に、おおむねのルートを決めるための計画段階評価に着手したところでございます。今後、地元の意見を踏まえつつ、ルートの決定に向けて、必要な調査を引き続き進めてまいりたいと思っております。 Angry: 0.363 Disgust: 0.293 Fear: 0.496 Happy: 0.612 Sad: 0.482 Surprise: 0.584
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05:46:45 ~ 05:47:09 村岡分科員
両道路とも大切なので、ぜひともよろしくお願いいたします。私は、実は国土審議会の豪雪の分科委員で、先日、新潟の長岡に視察に行ってまいりました。ことしの雪でも、秋田ではもう二十人お亡くなりになり、死傷者の方も、けがされた方も百人以上。 Angry: 0.389 Disgust: 0.189 Fear: 0.491 Happy: 0.518 Sad: 0.525 Surprise: 0.562
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05:47:09 ~ 05:48:24 村岡分科員
また、全国でいくと、毎年のように百人ぐらい、屋根の雪おろしや除雪でお亡くなりになっている、こういう状況です。よく、雪は何カ月も降るので災害じゃないような印象があるんですけれども、降り過ぎたときには、やはりこれは災害なので、いろいろな意味で、予算委員会でも御質問させていただきましたら、すぐさま視察も来られまして、そして特交のかさ上げとかいろいろなことを考えていただいているようで、これは本当にありがたいことだと思っております。その予算づけはぜひともこれからもお願いしたいと思っていますが、やはり少し、屋根とか、そういう形状とか、いろいろな意味で危険じゃないことの研究を進めていかなきゃいけない。長岡で実験しているということで、五軒か六軒の方々が実験で今やっているということですけれども、毎年必ず百人ぐらい亡くなられているとすると、十年間で千人も亡くなられるという異常な事態ですので、その部分は、国交省として、ぜひ除雪に関して取り組んでいただきたい、こういうふうに思っております。 Angry: 0.295 Disgust: 0.176 Fear: 0.585 Happy: 0.491 Sad: 0.558 Surprise: 0.529
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05:48:24 ~ 05:49:19 村岡分科員
そして、国土審議会の豪雪分科会というのも、普通一年に一遍しかやらないということで、去年一回やりました。大体一年に一遍だったんですけれども、今回、豪雪で、私も要望いたしまして、行っていただきましたけれども、この委員は衆参で十人ぐらいなんでしょうか。そのぐらいの委員ですけれども、これも雪のあるときにきちんと行き、また年に三回、四回やって、しっかりとその審議会も動かさなければならない、こう思っております。一年に一回、雪のない夏か秋にやって、現実感がないときに、こういう状況でしたと聞いても、これでは本当の意味での対策につながらないと思いますので、ぜひ大臣に、国土審議会の豪雪の部分も動かしていただくようにお願いしたい、こう思っております。 Angry: 0.478 Disgust: 0.164 Fear: 0.488 Happy: 0.573 Sad: 0.376 Surprise: 0.563
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Angry: 0.431 Disgust: 0.342 Fear: 0.308 Happy: 0.597 Sad: 0.770 Surprise: 0.310
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05:49:27 ~ 05:50:09 太田国務大臣
雨が集中的、そして局地的、激甚化しているように、雪も全く同じだというふうに思います。今回、二月に入ってから、雪が通常降らないところに降ったということなんですが、秋田の南部を初めとして本当に大変な雪の量で、そこは、新しい気象状況になったという事実を踏まえて対策を講じるように、また検討を夏だけというのじゃなく、しっかり進められるようにしたいと思っております。 Angry: 0.309 Disgust: 0.120 Fear: 0.674 Happy: 0.420 Sad: 0.425 Surprise: 0.678
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Angry: 0.480 Disgust: 0.445 Fear: 0.328 Happy: 0.751 Sad: 0.541 Surprise: 0.395
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Angry: 0.352 Disgust: 0.217 Fear: 0.433 Happy: 0.738 Sad: 0.456 Surprise: 0.629
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05:50:22 ~ 05:51:36 玉木分科員
民主党の玉木雄一郎です。ことしも、本四の高速道路料金、そして坂出北インターチェンジの話をまた大臣にもお答えいただきたいと思っております。四月から高速道路料金が見直されます。本四料金については、これはいろいろな経緯もあり、地方公共団体も出資をしていて、その出資をどうするのか、いろいろとこの間、議論がありました。ただ、昨年のこの分科会でも私、申し上げましたけれども、この本四の料金見直しに当たっては、できるだけ他の料金と余り差がないような料金にしてほしいということで、陸上部については通常の料金のキロ二十四・六円に、そして、海峡部については伊勢湾岸道路並みのキロ百八円ぐらいで何とかおさめてもらえないかなという話を申し上げておったわけでありますけれども、大体そういう形でおさめていただいたことについては、大変評価をいたしておりますし、感謝を申し上げたいと思います。 Angry: 0.341 Disgust: 0.256 Fear: 0.521 Happy: 0.625 Sad: 0.484 Surprise: 0.596
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05:51:36 ~ 05:52:08 玉木分科員
他方で、利便増進事業がなくなりますので、その分、一部そういった補助を入れて割引をしていたところがなくなってしまいますので、その意味では現行水準と余り変わらないというようなところも出ておりますけれども、ただ、根っこのところの料金を、陸上部、海峡部、少し分けましたけれども、他のNEXCOの料金に近づけていっていただいたということについては、大変私は評価をしたいというふうに思っております。 Angry: 0.115 Disgust: 0.170 Fear: 0.571 Happy: 0.708 Sad: 0.649 Surprise: 0.515
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05:52:08 ~ 05:53:00 玉木分科員
その上で、まず質問なんですけれども、去年も質問させていただきましたが、全体の橋の料金はそういった形で格差のないような方向に少し進んだというふうに思いますけれども、瀬戸大橋のかかっております、北から申し上げると櫃石島、岩黒島、与島という三つの島があるんですけれども、この三島の島民の皆さんに対する高速道路料金が一体幾らになるのかについては、全国の方針の中には必ずしも出てこないので、これが一体どのようになるのかということを聞きたいというふうに思います。というのも、私、当選以来、もうことしで五回目になりますけれども、毎年同じ質問を五年連続やっています。 Angry: 0.232 Disgust: 0.153 Fear: 0.419 Happy: 0.774 Sad: 0.503 Surprise: 0.613
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05:53:00 ~ 05:54:10 玉木分科員
というのは、瀬戸大橋ができたのが、開通したのが昭和六十三年の四月です。四半世紀を経るということになるんですけれども、最初、橋がかかる前は独立した島だったわけですね。そこに橋をかけたわけで、その意味では、いろいろな航路がなくなったり、この間、いろいろな経緯がありましたけれども、島の人にとってみれば、あの立派な立派な橋が生活道路なんです。例えば特別養護老人ホームに親御さんを見舞いに行くとか、病院に行くとか、あるいは毎日お仕事に、坂出やあるいはその周辺の市町に仕事に行くときも、毎日使うわけです。ですからこそ、できれば、これは島民に関していえば無料にしてくれないかということが、実は架橋当時からの島民の皆さんの要望でありました。そして、そのことを検討するということが、当時、坂出市や、あるいは本四公団も入れた覚書といいますか、取り決めの中に書かれてございます。 Angry: 0.352 Disgust: 0.257 Fear: 0.486 Happy: 0.664 Sad: 0.486 Surprise: 0.551
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05:54:10 ~ 05:54:39 玉木分科員
ですから、四半世紀たちましたけれども、やはり島民の皆さんにとっては無料化ということが大きな願いであります。質問に戻りますが、今回の四月からの料金見直しの中で、この三島の島民の皆様への料金というものは現行と比べてどうなるのか、無料になるのかならないのか、教えていただければと思います。 Angry: 0.285 Disgust: 0.173 Fear: 0.448 Happy: 0.681 Sad: 0.577 Surprise: 0.553
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05:54:39 ~ 05:55:08 徳山政府参考人
お答え申し上げます。本四高速の島民料金につきましては、さまざまな経緯もございまして、本四会社と地元地方自治体が八割を負担するということで大幅な割引を実施してまいりました。四月以降の新たな高速道路料金案につきましては、二月十四日から二十七日までの間、高速道路会社及び高速道路機構が国民の皆様からの意見募集を行っているところでございます。 Angry: 0.509 Disgust: 0.461 Fear: 0.497 Happy: 0.560 Sad: 0.431 Surprise: 0.454
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05:55:08 ~ 05:55:43 徳山政府参考人
基本的な料金水準を引き下げ、さらに、今申し上げました、本四会社と地方自治体の八割の負担というものを継続するということになりますから、現在の料金よりもかなり、さらに値下げになるということでございまして、坂出北インターチェンジとの間の島民料金を申し上げますと、普通車の場合、櫃石島につきましては二百七十円、岩黒島については二百三十円、与島については百八十円ということで現在進めておるところでございます。 Angry: 0.160 Disgust: 0.188 Fear: 0.569 Happy: 0.769 Sad: 0.453 Surprise: 0.620
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05:55:43 ~ 05:56:19 玉木分科員
ありがとうございます。現行水準に比べて、冒頭申し上げたように、他のNEXCOと比べて格差のないところまで下げていただいたので、ある種、反射的効果といいますか、その効果で、今答弁いただいたように、五百八十円は二百七十円に、四百九十円は二百三十円に、三百八十円は百八十円にと下がるということは高く評価をしたいと思いますし、この間御努力をいただいた政務、事務の皆さんに感謝を申し上げたいというふうに思っております。 Angry: 0.244 Disgust: 0.195 Fear: 0.294 Happy: 0.886 Sad: 0.555 Surprise: 0.526
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05:56:19 ~ 05:57:08 玉木分科員
私も長年これを要望してきたので、一定の進歩があったということで、大変うれしく思います。他方で、繰り返しになりますけれども、島民の皆さんは、やはりここは無料化にしてほしいなということが願いでありますから、これはここで終わることなく、引き続き、架橋時の、ある意味での約束といったようなことをできるだけ果たす意味で、これからも無料化に向けての検討、取り組みを続けていただきたいというふうに思います。その意味で、少し関連して一つ質問を申し上げるんですが、島民の皆さんについては先ほど、料金が下がるという話がありましたけれども、実は、例えば岩黒島、この真ん中の島なんかは民宿があるんですね、ほかの島にもありますけれども。 Angry: 0.167 Disgust: 0.156 Fear: 0.399 Happy: 0.809 Sad: 0.580 Surprise: 0.587
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05:57:08 ~ 05:58:03 玉木分科員
そうすると、観光客が、おいしい海産物を食べながら宿泊しようと来る。ある種、離島振興の中で観光振興というのは極めて大きいと私は思うんです。そういう、島に来ようという人、結果としてそのことは島民の便益につながりますし、あるいは、島で小さな商店をされているところに物を持ってくる納入業者の方、こういう方々についても、今おっしゃったような、根っこを下げることによって料金が下がりますけれども、そういったものが適用されるという理解でよろしいんでしょうか。その点についても、島民と密接に関係のある人について、あるいは車についての料金がどうなるのか、あわせてお答えください。 Angry: 0.322 Disgust: 0.319 Fear: 0.483 Happy: 0.685 Sad: 0.417 Surprise: 0.586
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05:58:03 ~ 05:58:36 徳山政府参考人
先生御指摘の、島民生活に密接に関連する利用につきましては、これまでは割引を適用せず、現金車料金としてまいりましたけれども、今回の料金水準の引き下げに伴う取り扱いにつきましては、現在、本四会社において検討を行っていると聞いております。いずれにいたしましても、二十七日までの期間行われております国民の皆様からの意見募集の内容も勘案した上で、最終的に決断をしてまいることになろうと思っております。 Angry: 0.418 Disgust: 0.319 Fear: 0.514 Happy: 0.528 Sad: 0.476 Surprise: 0.491
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05:58:36 ~ 05:59:07 玉木分科員
ありがとうございます。私の声もパブリックコメントの一つだと思ってぜひ聞いていただきたいなと思うんですが、これはいろいろな検討が必要だと思いますけれども、島民の皆さんに対してもETCの有無にかかわらず適用するということは、島民の生活あるいはお仕事に密接にかかわる人についても、同じような考えを適用して割引料金を適用することは可能だと思います。 Angry: 0.272 Disgust: 0.269 Fear: 0.295 Happy: 0.788 Sad: 0.648 Surprise: 0.431
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05:59:07 ~ 06:00:02 玉木分科員
かつ、そんなに数が多くないと思いますから、減収効果といいますか、そういったものも私は限定的なのかなと思いますので、島民と密接な関係のある人についても今回の割引が適用されるように、ぜひ前向きな検討を国交省としてもお願いしたいというふうに思います。これはぜひ強くお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。それでは、次に移りたいと思います。もう一つ、これは去年もたしか質問の中で触れさせていただきましたけれども、料金を下げますと、どうしても他の公共交通機関、具体的に申し上げますと、JR四国であるとか、あるいはフェリーとか、こういったところにやはり影響が出る可能性があります。 Angry: 0.228 Disgust: 0.212 Fear: 0.352 Happy: 0.772 Sad: 0.585 Surprise: 0.521
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06:00:02 ~ 06:00:55 玉木分科員
今回、基本料金を下げていただく、片方で利便増進の割引はなくなるので、まあ現行水準ということなんですが、平日の昼間はやはり下がるわけですね、確実に。そこのところについては、一部、鉄道あるいはフェリーをされている方は心配されているという声も聞きます。こういった他の公共交通機関についての影響、あるいは、仮に影響があるとしたらその対策といったようなことをやはり常に考えていく必要があると思うんですけれども、この点について、四月からの影響についてどうお考えなのか、考えを聞かせていただければと思います。 Angry: 0.371 Disgust: 0.288 Fear: 0.536 Happy: 0.613 Sad: 0.491 Surprise: 0.473
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06:00:55 ~ 06:01:09 徳山政府参考人
料金の問題は、大変いろいろな関係の方に影響を及ぼすわけでございまして、この料金のあり方について審議をいただきました審議会の中でも、これは各方面の方から何度も何度もヒアリングをさせていただいたわけでございます。 Angry: 0.612 Disgust: 0.143 Fear: 0.473 Happy: 0.432 Sad: 0.355 Surprise: 0.553
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06:01:09 ~ 06:02:04 徳山政府参考人
その中には、鉄道の事業者さん、フェリーの事業者さん、あるいは地方公共団体、いろいろな利害関係者の意見をかなり綿密にいただいて、そういう微妙なバランスの中で、安いほどいいと地元の方はお考えになる、しかし、その中で、フェリーなどの営業に差し支える部分、ぎりぎりの線はどこなのか、こういったことを、各方面の意見を踏まえて、提言を昨年の六月にいただき、その後も議論した上で、昨年末に政府としての基本的な料金の考え方を取りまとめたわけでございます。そういうプロセスの中で、多方面の利害についてはかなりの部分を踏まえながら、適切な案になったのではないかと思いますけれども、なおパブリックコメントを今しておりまして、四月からの新料金に向けて、最後のいろいろな配慮をしてまいりたいと思っております。 Angry: 0.431 Disgust: 0.272 Fear: 0.440 Happy: 0.700 Sad: 0.408 Surprise: 0.510
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06:02:04 ~ 06:03:31 玉木分科員
私、大事なことは、四月以降、基本的にはこれでいくんだと思いますけれども、その影響調査ですね、社会実験とは言いませんけれども、予定していたことと違った効果が出るかもしれない、あるいは出ないかもしれない、そういうことがあるので、モニタリングをしっかりして、仮におかしな影響、あるいはバランスが崩れるようなことがあれば、それをしっかりと受けとめて、それを次の政策に生かしていくということが大切だと思いますので、モニタリングをまずやっていただきたいなということと、今回、交通政策基本法が通りました。これは、我々の政権のときにやろうとして、そしてまた、自民党政権になってから、しっかりとしたものを与野党一緒になってつくったというふうに私は理解しております。地域の足を、あるいは地域の足の多様性をどうやって確保していくのかということは、総合的な交通体系を考えていく上で極めて大事だと思いますので、今回の料金体系の変更が、これは我々の、瀬戸内海とか瀬戸大橋に限りません、全国のそういった交通体系にどういう影響を与えるのかということについては、しっかりとモニタリングをして、また次のよりよい政策にぜひ生かしていっていただきたいというふうに、これはお願いをしたいというふうに思っております。 Angry: 0.496 Disgust: 0.196 Fear: 0.419 Happy: 0.599 Sad: 0.417 Surprise: 0.511
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06:03:31 ~ 06:04:14 玉木分科員
それでは次の、二つ目の大きなテーマであります坂出北インターチェンジの整備について質問をしたいと思います。これは去年の分科会でも取り上げさせていただきまして、私の敬愛する太田大臣から前向きな答弁をいただいて、当時私は大変感動したことを覚えております。昨年お伺いしたのは、北インターチェンジは、いわゆる岡山方面との関係でいえば乗りおりができるんですけれども、例えば徳島の方向とか高松の方に行こうとすると、ここから乗っては行けないというふうになっています。 Angry: 0.204 Disgust: 0.172 Fear: 0.316 Happy: 0.775 Sad: 0.651 Surprise: 0.512
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06:04:14 ~ 06:05:13 玉木分科員
ちょっと南の方に、離れたところにあるインターチェンジから乗っていくと行けるんですけれども、その意味では、フルインターチェンジになっていないのが坂出北インターチェンジです。これも、つくった当時と比べて、若干、周りの経済状況は変わってきておりまして、工場立地がむしろ北インターの方に進んでいったり、あるいはこれからそういったものが坂出の番の州のあたりに新規立地が行われるんじゃないか、こういうことがあります。また、防災の観点から、何かあったときには、例えば、そういった番の州の方から船で積んできたものを速やかに徳島、高知方面に運んでいくという意味では、坂出北インターから乗って徳島方面等々に行けることは、防災を考える上でも、特に我々は南海トラフを常に意識していますから、そういった意味でも極めて大事だと思っているんですね。 Angry: 0.254 Disgust: 0.152 Fear: 0.428 Happy: 0.827 Sad: 0.400 Surprise: 0.652
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06:05:13 ~ 06:06:22 玉木分科員
ただ、去年の答弁にもありましたけれども、距離が短いと、なかなかインターチェンジはルール上つくりにくいということでありました。ただ、あのとき、それを踏み越えて大臣に御答弁いただいたのは、地域の協議会をつくって、坂出市であるとか商工会議所でありますとか、関係のところが集まって協議会をつくれば、例えば整備局あるいは本四の皆さんとか、そういった関係の皆さんの、いろいろな意味での協議会を進めていく上での協力は惜しまないということを大臣におっしゃっていただいて、私はそこまで明確に答えていただけると思っていなかったので、あのときは大臣の明確な答弁に本当に感銘を受けたんですけれども、実は、この協議会が、何とか四月ぐらいから坂出市も入れて動き始めるかなというようなことに、ようやく地元の調整がついて、今なりつつあります。 Angry: 0.279 Disgust: 0.185 Fear: 0.470 Happy: 0.727 Sad: 0.452 Surprise: 0.641
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06:06:22 ~ 06:06:52 玉木分科員
その上で、改めての質問になって恐縮なのでございますが、来年度からでも、こういったスマートインターチェンジにあるような地域協議会ができた際には、整備局を初めとした国土交通省関係の皆さんの御協力をいただけるのか、ぜひいただきたいということを改めてお願いして、大臣の御答弁を求めたいと思います。 Angry: 0.296 Disgust: 0.079 Fear: 0.285 Happy: 0.730 Sad: 0.642 Surprise: 0.515
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Angry: 0.319 Disgust: 0.139 Fear: 0.453 Happy: 0.745 Sad: 0.421 Surprise: 0.728
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06:07:01 ~ 06:07:49 太田国務大臣
商工会議所の方からは国交省に要望があったりしますが、市当局を初めとして全体にそうしたことになっているのかなということを、一年、実は気にしてきました。今、私は初めて、四月からそういうふうになりそうだというお話を聞きました。距離が短いからといって拒否するということはいたしません。協議をして、まあ負担の問題もあっていろいろ市当局としても簡単ではないかと思いますが、国土交通省地方整備局として協力することは惜しまないということは変わりはございません。 Angry: 0.466 Disgust: 0.296 Fear: 0.506 Happy: 0.517 Sad: 0.477 Surprise: 0.545
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06:07:49 ~ 06:08:01 玉木分科員
太田大臣、ありがとうございます。予算委員会の始まる前とか、大臣にいつも御配慮をいただき、温かい言葉をかけていただいて、私、本当に、感謝、感動しております。 Angry: 0.133 Disgust: 0.123 Fear: 0.261 Happy: 0.858 Sad: 0.720 Surprise: 0.572
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06:08:01 ~ 06:09:12 玉木分科員
また、坂出市は公明党の市会議員の先生も非常に頑張っておられて、そういった意味でも、ぜひ、うまく成功につなげていきたいなというふうに思っております。ただ、やはり財源がどうしてもネックになりますし、地元の坂出市もそうですけれども、県負担がありますし、国、そして高速道路会社といろいろな費用負担が出てきます。いずれにしても、それぞれの立場で、財政が厳しい中、最後お金の話になると、なかなかまとまってこないというところがやはり現実なのかなというふうに思っております。その意味では、坂出市だけではなくて、国、県、高速道路会社、それぞれに汗をかく必要があるのかなというふうに思っております。この点に関して質問をしたいのは、二十五年度末まで、まさに利便増進事業の中に、たしか、三千億程度だったと思いますが、スマートインターチェンジの予算が入っていたと思いますが、これが今年度末で切れますね。 Angry: 0.243 Disgust: 0.210 Fear: 0.504 Happy: 0.651 Sad: 0.530 Surprise: 0.581
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06:09:12 ~ 06:10:11 玉木分科員
ただ、来年度の二十六年度予算を見ますと、このスマートインターチェンジの整備のお金がきちんと新しい形で計上されております。それがまさに今二十六年度予算案として審議をされておりますけれども。私は、これはフルインターチェンジ化ということなので、必ずしも直接スマートインターチェンジではないんですけれども、こういった二十六年度予算に計上されたスマートインターチェンジの予算の使途、何に使うのかというところを少し柔軟化させることによって、スマートインターチェンジ事業で目指した政策効果と同じような効果が出るのであれば、ある種、簡易なインターチェンジの整備という観点で、地域の活性化や利便を向上していくという意味では、同じような一つの方向性なのかなというふうに思っております。 Angry: 0.431 Disgust: 0.243 Fear: 0.461 Happy: 0.686 Sad: 0.327 Surprise: 0.599
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06:10:11 ~ 06:10:43 玉木分科員
予算の観点でいいますと、この二十六年度予算に計上されているようなスマートインターチェンジ予算の柔軟な活用も含めて、国としても最大限の財政的支援をしていただくということを、ぜひこれは前向きに検討をいただければなというふうに思っておりますので、この点について、改めて大臣にお願いします。 Angry: 0.119 Disgust: 0.110 Fear: 0.324 Happy: 0.893 Sad: 0.510 Surprise: 0.736
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06:10:43 ~ 06:11:01 太田国務大臣
フルインターということに実質的にはなるわけですが、片側があってということは、スマートインターとみなすというような弾力的運用というのは可能ではないかというふうに思います。 Angry: 0.219 Disgust: 0.392 Fear: 0.405 Happy: 0.816 Sad: 0.544 Surprise: 0.492
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06:11:01 ~ 06:11:31 太田国務大臣
したがって、スマートインターのこの制度の活用ということについては可能ではないかというふうに思っているんですが、その辺は、私はそう思っていますが、道路局長に再度、念を押して、道路局長からも答弁をしていただきます。 Angry: 0.479 Disgust: 0.188 Fear: 0.429 Happy: 0.759 Sad: 0.338 Surprise: 0.526
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06:11:31 ~ 06:11:50 玉木分科員
もうすばらしい答弁を今いただいて、私は感動しておるんですけれども、道路局長、大臣のお気持ちを曲げないような範囲で答弁を、ぜひいただきたいと思います。 Angry: 0.352 Disgust: 0.104 Fear: 0.226 Happy: 0.682 Sad: 0.777 Surprise: 0.427
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06:11:50 ~ 06:12:09 徳山政府参考人
少し制度のことは丁寧に申し上げておこうと思います。追加のインターチェンジ、普通にやりますと全額地方の負担が出てまいるわけでございますけれども、スマートインターは、料金所のまず内側、高速道路側については、今まで利便増進事業で手当てをしておりましたので、地方の負担がないわけでございます。 Angry: 0.403 Disgust: 0.462 Fear: 0.505 Happy: 0.647 Sad: 0.484 Surprise: 0.385
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06:12:09 ~ 06:13:02 徳山政府参考人
料金所の外側は、取りつけ道路側で負担をいたしますから、例えば県道であれば県道事業として行う者に、当然、我々、交付金などでおつけすることもできるが、一部地方負担が生ずる。しかしながら、内側が全部地方負担がありませんから、スマートインターチェンジは地方にとっては非常に喜ばれるものであるということでございまして、先生もおっしゃいましたとおり、今回提出した法案の中で、来年以降も、利便増進が終わっても、今までどおり地方負担なしに料金所の内側の応援ができるように今していこうということを考えておるわけでございます。法律が通った上でのことになりますけれども、スマートインターチェンジとして応援をさせていただくということにつきまして大臣が可能ではないかと申し上げたことについて、私が否定することは全くございません。 Angry: 0.495 Disgust: 0.255 Fear: 0.426 Happy: 0.537 Sad: 0.568 Surprise: 0.446
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06:13:02 ~ 06:14:22 玉木分科員
ありがとうございます。いや、政務と事務のバランスというかコンビネーションがすばらしく密接にとれていて、感動いたします。本当に、このスマートインターチェンジ事業は、非常に効果があるし、人気が高いですね。やはりそれだけ地域の要望も強いと思いますし、たしか、スマートインターチェンジをつくることによって工場立地が三割ふえたとか、そういったような効果が出ているところも実際に出てきているやに聞いておりますので、これからの地域活性化の一つの核として、広い意味でのスマートインターチェンジ事業、つまり、フル化も含めた広義のスマートインター事業ということで、私は、ぜひ積極的に推進をしていっていただきたいなというふうに思っております。時間が少し余っておりますけれども、もう余りにも明快で、非常に前向きな答弁を大臣にいただきましたので、本当に、常日ごろ、坂出市のことまた香川県のことを気にしていただいている、そのことに対して、改めて太田大臣に感謝を申し上げまして、私の質問を終わりたいと思います。 Angry: 0.194 Disgust: 0.185 Fear: 0.357 Happy: 0.785 Sad: 0.606 Surprise: 0.567
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Angry: 0.419 Disgust: 0.400 Fear: 0.259 Happy: 0.837 Sad: 0.569 Surprise: 0.377
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Angry: 0.405 Disgust: 0.251 Fear: 0.442 Happy: 0.725 Sad: 0.412 Surprise: 0.622
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06:14:35 ~ 06:15:10 鈴木(望)分科員
それでは、私は、遠州灘の津波対策について質問をさせていただきたいと思います。静岡県の遠州灘でございますけれども、もう大臣も十分御承知のことと思いますが、東海地震の震源域の真上にありまして、三・一一、東日本大震災を見るまでもなく、地震と津波の直撃を食らうことは避けられないところでございます。 Angry: 0.240 Disgust: 0.138 Fear: 0.608 Happy: 0.573 Sad: 0.548 Surprise: 0.535
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06:15:10 ~ 06:16:12 鈴木(望)分科員
今後三十年間に確率九〇%で起こる、これは政府の公式見解でありますけれども、そういった地域でありまして、津波につきましては、南海トラフの巨大地震が起こった場合の内閣府の津波の高さの推計では、最大で十六メートルから十二メートル。これは、同じ遠州灘の地域によりましても違いがあるということでありますけれども、十六から十二メートルの高さの津波が襲来するというふうに推定をされているわけであります。そういう意味では我々、我々といいますのは、地域に住む我々は、今後三十年間に九〇%の確率で生じるであろう地震と津波に、ある意味では着々と備えていかざるを得ない。 Angry: 0.593 Disgust: 0.271 Fear: 0.574 Happy: 0.455 Sad: 0.282 Surprise: 0.567
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06:16:12 ~ 06:17:12 鈴木(望)分科員
そのような中で、非常にありがたいことであるということで感謝しなきゃいけないんですけれども、一条工務店さんが三百億円の御寄附をされまして、天竜川の西側、浜松側に、右岸ですけれども、昨年の夏ごろから、レベル2、L2レベルに対応した防潮堤の工事が現在進捗をしております。一方で、天竜川を挟んだ東側の磐田市側では、計画レベルではL1レベルの対策しか講じられていない、そんな状況でございます。 Angry: 0.341 Disgust: 0.208 Fear: 0.568 Happy: 0.477 Sad: 0.518 Surprise: 0.562
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06:17:12 ~ 06:18:12 鈴木(望)分科員
土地カンのあります大臣でありますので御承知かと思いますけれども、天竜川の河口を挟んで両岸は、掛塚橋という橋を通じて人々の行き来が頻繁で、朝晩は通学通勤の車で渋滞をしておりまして、静岡県下でも掛塚橋は渋滞で有名なところでございます。それだけ日常生活における一体感の強い地域でありまして、日常生活圏の一体感が強いという一つの証明でもあろうかと思うんですけれども、平成の大合併のときに、現在は磐田市になっております竜洋町が、橋の西側の浜松市の方に合併をしたいと。 Angry: 0.239 Disgust: 0.178 Fear: 0.481 Happy: 0.785 Sad: 0.433 Surprise: 0.651
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06:18:12 ~ 06:19:18 鈴木(望)分科員
それで、相当強い動きになったという事実もございます。現在は磐田市の一部になっているわけですけれども。そんなことも含めまして、天竜川河口の掛塚橋の両岸の地域は日常生活圏も一体になっているということでありまして、そういう意味では、住民感情からいっても、一体となって両岸の津波対策を進めるべきであろうというふうに素朴に考えるわけでありますけれども、まず最初に、防潮堤の工事の進捗状況は現在どうなっているのか。天竜川を挟んで西岸、右岸の防潮堤の工事の進捗状況と、それに対比して、天竜川の東側、左岸のいわゆる災害防災対策は現在どういうふうな状況になっているのか、お答えをいただきたいと思います。 Angry: 0.515 Disgust: 0.321 Fear: 0.566 Happy: 0.507 Sad: 0.333 Surprise: 0.576
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Angry: 0.306 Disgust: 0.277 Fear: 0.272 Happy: 0.932 Sad: 0.448 Surprise: 0.453
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06:19:26 ~ 06:20:15 森北政府参考人
お答えをいたします。天竜川の河口東側、これは磐田市でございますけれども、そこの遠州灘におきましては、既に現況の堤防高が、L1、これは比較的発生頻度の高い数十年から百数十年に一度の程度の津波の高さということでございますが、そのL1より高く整備をされております。そういうことから、今後、防潮堤を津波が乗り越えた場合にも粘り強くその効果を発揮するような構造に改良する整備を進める予定であるというふうに、海岸管理者であります静岡県からは聞いております。 Angry: 0.238 Disgust: 0.308 Fear: 0.483 Happy: 0.730 Sad: 0.496 Surprise: 0.573
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06:20:15 ~ 06:21:05 森北政府参考人
一方、天竜川河口の西側、これは浜松市でございますけれども、そこの遠州灘におきましては、L1の堤防の整備に加えまして、今先生からお話ございましたように、民間企業からの寄附金によりまして、海岸保全区域外の陸側でL1よりも高い堤防の整備を行うということで、昨年の七月から、基礎地盤の強度の確認、本体施工を行うに当たってのセメントの配合等の、そういったものを決めるための試験施工、これを二カ所、計八百メーターの区間で現在実施しておるところというふうに聞いております。 Angry: 0.251 Disgust: 0.184 Fear: 0.570 Happy: 0.763 Sad: 0.285 Surprise: 0.733
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06:21:05 ~ 06:22:01 鈴木(望)分科員
今の御説明を要約しますと、昨年の質問でも同旨のお答えがあったわけですけれども、要するに、天竜川の東側はL1レベルプラス多重防衛ということですね。それに対して、天竜川の右岸、西側は、今言葉を濁されていましたけれども、L2レベルということで住民の方に説明しているんですね。L2レベルの津波が来た場合でも、いわゆる災害を最小に抑える、津波の高さより一メートルぐらい低いぐらいのレベルでもって防潮堤を築いていきますよということを説明している。要するに、それが悪いと言っているわけじゃないんです。 Angry: 0.484 Disgust: 0.311 Fear: 0.545 Happy: 0.580 Sad: 0.282 Surprise: 0.598
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06:22:01 ~ 06:23:01 鈴木(望)分科員
要するに、西側はL2レベル、千年に一度とか、三・一一の東日本大震災レベルのものにも対応できるようなもの。それに対して、東側の磐田市側はL1レベルプラス多重防衛ということで、昨年の予算委員会の分科会、ここでも質問させていただきました。川を挟んで両岸に住んでいる人の命に差があるわけでは当然ございません、だけれども、防災対策に差が実際上あるというのはいかがなものなのかな、ぜひ同じ対応策をとってほしい、せめて、西側の防潮堤建設の影響がどのように及ぶのか、調査すべきではないかというふうに御質問をさせていただきました。 Angry: 0.391 Disgust: 0.239 Fear: 0.555 Happy: 0.579 Sad: 0.385 Surprise: 0.559
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06:23:01 ~ 06:24:07 鈴木(望)分科員
それに対して太田大臣がお答えになって、調査はしますよというお答えをしていただいたわけでございまして、ありがたいなと思っているんですが、どういうふうにお答えをしていただいたかというのを議事録に沿ってちょっと読ませていただきますと、「同時に、こちらに堤防が高いものができた、こちらには低いもの、その影響ということについては、これは本当に専門的に調査をする必要があると思います。いずれにしましても、科学的知見というものを明確にした上で、」点々点々「必要な支援を行っていきたい」というふうに御答弁をいただいております。そこで、質問をさせていただきますけれども、地震による津波が遠州灘に襲来した場合、一方でL2レベルの防潮堤があって津波を防いだ、そうすると、その影響はどこかに分散するわけですね。 Angry: 0.274 Disgust: 0.177 Fear: 0.564 Happy: 0.653 Sad: 0.376 Surprise: 0.604
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06:24:07 ~ 06:24:41 鈴木(望)分科員
それがL1レベルでの対応策しかしていない東側にどのような影響が及ぶのかの調査、それは今、現在どうなっているでしょうか。どのような内容の調査をいつから行っているのか、調査はいつ終了するのか、それについてお答えをいただきたいと思います。 Angry: 0.345 Disgust: 0.234 Fear: 0.595 Happy: 0.457 Sad: 0.469 Surprise: 0.642
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06:24:41 ~ 06:25:18 森北政府参考人
お答えをいたします。静岡県からは、天竜川河口西側、浜松市側でございますけれども、そこにL1より高い防潮堤を建設することによります天竜川河口東側への影響につきまして、現況堤防と堤防整備後の浸水区域、浸水深を比較するシミュレーションを行っているということでございまして、現在、その内容について精査している状況というふうに聞いております。 Angry: 0.267 Disgust: 0.354 Fear: 0.503 Happy: 0.810 Sad: 0.367 Surprise: 0.625
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06:25:18 ~ 06:25:36 森北政府参考人
県は、昨年六月からこのシミュレーションの調査を実施しておりまして、近いうちにその調査結果について関係機関に示していくという予定と聞いておるところでございます。以上でございます。 Angry: 0.397 Disgust: 0.413 Fear: 0.490 Happy: 0.691 Sad: 0.384 Surprise: 0.590
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06:25:36 ~ 06:26:26 鈴木(望)分科員
ありがとうございます。今のお答えを受けますと、県は昨年六月からシミュレーションを含めていろいろな調査をして、近いうちに結論が出るということで、ぜひ私ども、その結論を期待しているわけですけれども、これでもって東側に、本当に一条工務店さん、ありがたいんですけれども、L2レベルの立派な防潮堤ができたときの影響が東側に及んだ、及ぶというときには、質問通告はそこまで細かくしてありませんのでお答えは結構ですけれども、ぜひ対策はとってもらわないと困るわけですね、命に差があるわけではないので。 Angry: 0.360 Disgust: 0.232 Fear: 0.316 Happy: 0.816 Sad: 0.495 Surprise: 0.472
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06:26:26 ~ 06:27:15 鈴木(望)分科員
そこはぜひよろしくお願いをしたいと思います。大臣に、この項目について最後にお答えをいただきたいと思うわけですけれども、ごくごく素朴に考えまして、同じ生活圏の人々が、一方ではL2レベルの防潮堤、一方ではL1レベルの防潮堤。多重防御というのは、言葉はいいですけれども、避難タワーとかそういうのをつくって逃げるようにするとか、そういうもので被害を少しでも防ぐということでありまして、そこに厳然たる差があるわけであります。 Angry: 0.425 Disgust: 0.294 Fear: 0.419 Happy: 0.659 Sad: 0.493 Surprise: 0.447
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06:27:15 ~ 06:28:03 鈴木(望)分科員
その差が日常生活圏を同じくしているところに結果としてできてしまったというのは、私もその地域に、海岸から七キロのところに住んでおりますけれども、正直言って皆さん納得はしていないですね。ぜひ、そういった意味で、できれば両岸に同じ安全対策が実施をされるように、仮に実施をした場合には大変なお金がかかる、東側の方に西側と同じような防潮堤をつくったら倍の六百億円かかるというのは、昨年のこの分科会での質問に対しての御答弁でした。 Angry: 0.314 Disgust: 0.147 Fear: 0.563 Happy: 0.678 Sad: 0.440 Surprise: 0.560
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06:28:03 ~ 06:28:30 鈴木(望)分科員
確かに大変なお金がかかってきますので、一地方自治体としては、なかなかこれは右から左に、すぐにつくりますというようなことも言えないんだろうと思います。ぜひ、国としても御支援をよろしくお願いを申し上げるところでありまして、調査全般を含めまして、この件に関する太田大臣の御見解をお伺いしたいと思います。 Angry: 0.160 Disgust: 0.143 Fear: 0.448 Happy: 0.725 Sad: 0.645 Surprise: 0.560
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06:28:30 ~ 06:29:09 太田国務大臣
生活圏が一緒であるというようなことは、私も隣に生まれ育ったものですから、よく理解できます。全国的にはL1対応という基準を国として示しまして、そして、それを超えるものについてはソフトで対応するということで、各地域ごとに戦略を立て、まちづくりの計画を立てて、今鋭意、津波防災地域づくり法というのに基づきましてやっているということでございます。 Angry: 0.353 Disgust: 0.249 Fear: 0.358 Happy: 0.868 Sad: 0.338 Surprise: 0.541
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06:29:09 ~ 06:30:16 太田国務大臣
東日本大震災の後を受けまして、景観の問題とかいろいろなことの中で、また、防潮堤のあり方、高さだけではなくて、付加してやるというようなことがあったり、ある決断によっては、地域によっては、L1よりもっと低くするということをしたところもございます。国としてはL1ということの基準を示す、そして決めるのは、県が海岸管理者として住民とよく話し合って高さを決めるという構造になっております。その上にプラスして、天竜川の西の方は高くなる、L2になるというふうに聞いておりますけれども、その影響がどれだけかということで、地震の、波高のレベルによっても相当違うので、この場合、この場合、この場合、この場合と。 Angry: 0.297 Disgust: 0.234 Fear: 0.646 Happy: 0.599 Sad: 0.385 Surprise: 0.604
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06:30:16 ~ 06:31:02 太田国務大臣
そのときに、何年に一回とかいうことについて、大体百年に一回ぐらいということが今までの東海、東南海、南海トラフの例であったというふうに思いますけれども、規模もいろいろ違いがございます。そこは、むしろ感情ではなくて科学的な知見のもとで、どのくらいの影響があるかということは、国の基準のL1ということにプラスして当然考える必要がある。そういうことを踏まえて、静岡県が住民と相談のもとで、どういうふうに高さを判断するかということだと思います。 Angry: 0.409 Disgust: 0.339 Fear: 0.451 Happy: 0.704 Sad: 0.394 Surprise: 0.524
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06:31:02 ~ 06:31:23 太田国務大臣
いずれにしましても、県がよく住民と話し合って決めた高さということについては、国がそこを国民の安全と安心という角度で支援するということは当然のことで、やりたいというふうに思っているところです。 Angry: 0.730 Disgust: 0.364 Fear: 0.316 Happy: 0.598 Sad: 0.403 Surprise: 0.358
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06:31:23 ~ 06:32:07 鈴木(望)分科員
ありがとうございました。この面についての、もう名実ともに専門家の大臣に御認識いただいたということで、ありがたいことだというふうに思っているわけですけれども、まずは調査をきちんと実施していただいて、その結果に基づいた万全の対策、私も住民の一人ですので、住民としては西側と東側と同じ対策をとってもらいたいという気持ちを持っているということをまず言わせていただきまして、この質問を終わりにしたいと思います。 Angry: 0.326 Disgust: 0.330 Fear: 0.282 Happy: 0.878 Sad: 0.489 Surprise: 0.448
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06:32:07 ~ 06:33:09 鈴木(望)分科員
よろしくお願いいたします。次に、リニア新幹線工事に係る大井川の水量減少の問題について質問をさせていただきたいと思います。大井川の名前というのは、もう江戸時代から東海道五十三次等で、これはなかなか急流のところであるということで知れ渡っているわけですけれども、その水につきましては、発電や上水道、農工業用水など多面的に利用されておりまして、現在では一滴の無駄な水もないというような表現もされるくらい利用もされているということでございます。昨年六月から九月の渇水では、最大で上水道一〇%、農業、工業用水二〇%の節水対策を講じました。 Angry: 0.303 Disgust: 0.298 Fear: 0.500 Happy: 0.718 Sad: 0.409 Surprise: 0.585
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06:33:09 ~ 06:34:13 鈴木(望)分科員
その地域、東遠地域というふうに俗に地元では呼んでいるわけですけれども、遠州地域の中の西遠、中遠、東遠の東遠地域は、古来、水不足に悩んだところでございまして、掛川市とか菊川市は、上水道に限っても、大井川用水への依存度が九割近い状況でございます。深刻な水不足に襲われたというようなこともございまして、一九九四年とか九八年、また二〇〇五年にも、いろいろな水に関する、水不足の問題が生じたわけでございます。そこで、今回のリニア新幹線の工事で毎秒二トンの流量が減少するというようなことが言われております。 Angry: 0.238 Disgust: 0.241 Fear: 0.661 Happy: 0.450 Sad: 0.526 Surprise: 0.647
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06:34:13 ~ 06:35:02 鈴木(望)分科員
この毎秒二トンというのは、流域の七市の六十三万人に対して上水道を供給しております大井川広域水道企業団の水利権の量と実は同じでございます。そのぐらい、毎秒二トンの流量が減るということは、深刻な、大きな影響をこの地域に与えるということでございます。一方で、私は、リニア新幹線、これは大いに推進をすべき事柄じゃないのかなというふうに思っているところでございます。 Angry: 0.342 |