00:01:18 ~ 00:02:35 委員長(山本順三君)
ただいまから予算委員会を開会いたします。参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。令和四年度総予算三案審査のため、本日の委員会に独立行政法人地域医療機能推進機構理事長尾身茂君を参考人として出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。御異議ないと認め、さよう決定いたします。令和四年度総予算三案に関する理事会決定事項について御報告いたします。本日は、新型コロナウイルス感染症対応等に関する集中審議を往復方式で四百十四分行うこととし、各会派への割当て時間は、自由民主党・国民の声六十四分、立憲民主・社民百四十七分、公明党五十六分、国民民主党・新緑風会四十九分、日本維新の会四十九分、日本共産党四十九分、質疑順位につきましてはお手元の質疑通告表のとおりでございます。 Angry: 0.549 Disgust: 0.301 Fear: 0.413 Happy: 0.590 Sad: 0.450 Surprise: 0.472
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00:06:21 ~ 00:06:52 委員長(山本順三君)
速記を起こしてください。令和四年度一般会計予算、令和四年度特別会計予算、令和四年度政府関係機関予算、以上三案を一括して議題とし、新型コロナウイルス感染症対応等に関する集中審議を行います。これより質疑を行います。阿達雅志君。 Angry: 0.729 Disgust: 0.351 Fear: 0.451 Happy: 0.472 Sad: 0.327 Surprise: 0.497
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00:07:00 ~ 00:08:00 阿達雅志君
ウクライナをめぐる情勢は刻一刻と変わっており、行き着く先が見えない危険な状態が続いています。ともかく、これ以上のエスカレーションを国際社会としていかに阻止するかが最重要です。パワーバランスが崩れたときに争いが起き、意図の読み違えや計算間違いが戦争をエスカレートさせます。相手にしっかり意図を示すことが極めて重要です。アジアで中国、ロシア、北朝鮮と向かい合っている日本にとって、ウクライナの問題は他人事ではありません。総理には、引き続きしっかりと首脳外交に取り組んでいただくようお願いいたします。先週金曜に松野官房長官が自衛隊の装備品等をウクライナへ提供する方針を発表しました。その意義とウクライナ支援に向けた決意について、総理の御所見を伺います。 Angry: 0.642 Disgust: 0.327 Fear: 0.472 Happy: 0.481 Sad: 0.412 Surprise: 0.470
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00:08:00 ~ 00:09:02 内閣総理大臣(岸田文雄君)
今般のロシアによるウクライナ侵略は、国際秩序の根幹を揺るがすものです。国際社会は、ウクライナ支援のために結束し、前例のない対応を行っています。我が国も、既に公表している人道支援等に加えて、ウクライナからの要請を踏まえて、ウクライナへの強い連帯の意を表するために、防弾チョッキ、ヘルメット、防寒服、非常用糧食などを提供する方向で調整を行っております。先週金曜日にこうした支援について私からゼレンスキー大統領に直接伝えたところ、日本の貢献に対する謝意が示されたところです。困難に直面するウクライナの皆さんを支えるため、一日も早く必要な物資を届けたいと考えています。我が国は、主権と領土、そして祖国と家族を守ろうと懸命に行動するウクライナ国民と共にあります。 Angry: 0.642 Disgust: 0.343 Fear: 0.448 Happy: 0.531 Sad: 0.385 Surprise: 0.464
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00:09:29 ~ 00:10:24 国務大臣(岸信夫君)
今総理からも御答弁があったとおりなんでございますが、我が国も、このウクライナからの要請を受けまして、非殺傷の防弾チョッキやヘルメット、防寒服、天幕、カメラほか、衛生資材、糧食、発電機を自衛隊より、自衛隊機等により提供することについて調整、検討を行っておるところでございます。今回、要請のあった装備品を提供、迅速に提供することには、ウクライナの国民を最大限支援することに寄与するとともに国際社会の連帯を示すものであり、政府として、政府内外の関係者との調整、検討を進めてまいります。 Angry: 0.654 Disgust: 0.309 Fear: 0.465 Happy: 0.495 Sad: 0.290 Surprise: 0.446
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00:10:24 ~ 00:11:13 阿達雅志君
どうも、岸防衛大臣、ありがとうございます。先ほど岸田総理から国際連携の話がございました。ロシア制裁の国際連携では中国が鍵となると思います。総理は先日の本会議において、中国に対して関係国と連携して責任ある行動を呼びかけると答弁されましたが、中国の影響は制裁の効果にとどまりません。ウクライナ情勢緊迫化の二月四日に中ロ首脳会談が行われ、コミュニケではG7と異なる世界観が示され、NATOの拡大に反対し、現在の中ロ関係は冷戦時代の軍事同盟に勝る関係とまで明記されました。 Angry: 0.559 Disgust: 0.308 Fear: 0.437 Happy: 0.596 Sad: 0.337 Surprise: 0.550
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00:11:13 ~ 00:11:53 阿達雅志君
中国はロシアから大量の天然ガスの追加購入を決め、国連総会のロシア非難決議も棄権、経済制裁にも反対しています。中国をロシアとの大連合に向かわせるべきではないとは思いますが、一方で、台湾や東シナ海情勢を踏まえた日本あるいは米国の対中戦略もあります。日本はロシアとも直接対峙しています。日本外交として中ロ緊密化にどう対していくのか、総理にお尋ねいたします。 Angry: 0.638 Disgust: 0.288 Fear: 0.435 Happy: 0.571 Sad: 0.316 Surprise: 0.513
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00:11:53 ~ 00:12:09 内閣総理大臣(岸田文雄君)
今回のロシアによるウクライナ侵略は、力による一方的な現状変更の試みであり、欧州のみならずアジアを含む国際社会の秩序の根幹を揺らがす行為です。 Angry: 0.780 Disgust: 0.343 Fear: 0.594 Happy: 0.351 Sad: 0.320 Surprise: 0.335
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00:12:09 ~ 00:13:07 内閣総理大臣(岸田文雄君)
明確な国際法違反であり、断じて容認できず、厳しく非難をいたします。また、今回のウクライナ侵略のような力による一方的な現状変更をインド太平洋、とりわけ東アジアで許してはならないと思います。今こそ国際秩序の根幹を守り抜くため、国際社会、国際社会が結束して毅然と対応することが重要です。関係国と連携し、中国に対しても責任ある行動を呼びかけてまいります。制裁の実効性を確保していく上でも、関係国と連携して適切に対応していかなければならないと考えます。中国とロシアは近年緊密な関係を維持しており、直近の首脳会談ではNATO拡大の反対などを盛り込んだ共同声明を採択しました。 Angry: 0.646 Disgust: 0.330 Fear: 0.436 Happy: 0.512 Sad: 0.410 Surprise: 0.474
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00:13:07 ~ 00:13:35 内閣総理大臣(岸田文雄君)
また、共同航行、共同飛行といった日本周辺での一連の動きなど、軍事協力も緊密化しています。両国の対外政策を含む動向については、我が国として引き続き関心を持って注視し、米国を始めとする関係国と連携しながら適切に対応していきたいと考えます。 Angry: 0.505 Disgust: 0.332 Fear: 0.360 Happy: 0.725 Sad: 0.442 Surprise: 0.451
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00:13:35 ~ 00:14:04 阿達雅志君
ありがとうございます。一九九四年のブダペスト合意やその後の様々な国際合意で約束されたウクライナの安全保障が今踏みにじられている、この国際政治の現実をしっかりと我々も考えて、そして日本の在り方も考えていかなければいけないというふうに思います。残念ながら、世界のブロック化のリスクは極めて高まっていると言わざるを得ません。 Angry: 0.596 Disgust: 0.456 Fear: 0.366 Happy: 0.440 Sad: 0.658 Surprise: 0.297
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00:14:04 ~ 00:15:01 阿達雅志君
また、アジアの国は、現在、現実問題として中国の影響を強く受けるようになっています。そういう中で、日米同盟を基本に、アジアの国としっかり中道を追求するという日本外交も是非考えていただきたいというふうに思います。既にG7各国でロシアに対する経済制裁を実施しており、ロシアも一部報復措置を発しました。今後、経済制裁でロシアを抑止できないとなると更に制裁レベルを上げざるを得ませんが、その場合ロシアの報復措置も予想され、今後、金融取引やエネルギーの禁輸を含む貿易取引の禁止、また北方四島への墓参を含めた往来の全面禁止などまで進む可能性すらあります。 Angry: 0.532 Disgust: 0.330 Fear: 0.466 Happy: 0.555 Sad: 0.426 Surprise: 0.472
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00:15:01 ~ 00:15:54 阿達雅志君
ビジネスも止まり始めました。エネルギー、金属、食料などの供給で日本経済全体に深刻な影響が出かねません。先日の一般教書演説でバイデン大統領は、ロシアの行為によって世界が大きなコストを負うことになると指摘をしました。総理は、先日、省エネルギーを国民に呼びかけられましたが、今後の展開によっては、想定される制裁コスト、国民生活の犠牲は更に大きなものとなります。多大な犠牲を払ってでも、なぜ経済制裁を行いロシアを止めないといけないのか、経済制裁の意義を総理にお伺いいたします。 Angry: 0.538 Disgust: 0.250 Fear: 0.495 Happy: 0.469 Sad: 0.386 Surprise: 0.605
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00:16:03 ~ 00:17:10 内閣総理大臣(岸田文雄君)
ウクライナのザポリージャ原子力発電所への攻撃については、福島第一原発を、原発事故を経験した我が国として、このようなロシアの暴挙、断じて認められず、強く非難をいたします。我が国の安全保障にも関わる国際秩序の根幹を守り抜くため、我が国として自ら断固として行動していく必要があります。今回の事態を受けて、国民の皆様、日本企業等に様々な影響が及ぶことは避けられませんが、こうした大きな目的のため、ウクライナ国民への連帯を示すべく行動することの重要性について国民の皆様の御理解を賜りたいと思います。政府としては、国民の皆様への影響をできる限り抑えるよう全力で取り組んでまいります。 Angry: 0.804 Disgust: 0.339 Fear: 0.396 Happy: 0.407 Sad: 0.392 Surprise: 0.331
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00:17:10 ~ 00:18:07 阿達雅志君
どうもありがとうございます。この国際秩序を守るという強い決意を今、岸田総理からお伺いをいたしました。多分その場合に、将来、各国でこの制裁に対する犠牲、制裁コスト、相当違う部分もありますから、現実には各国の間での制裁コストのシェアリングというような話もまた出てくるかと思います。その場合においてもやはりこの国際秩序を守るという観点での御対応をよろしくお願いしたいと思います。ウクライナや各国において重要インフラに対するサイバー攻撃が頻発しています。政府は昨年サイバーセキュリティ基本法を改正し、サイバーセキュリティ戦略を策定しましたが、政府としてどの役所が一義的にサイバーセキュリティー事態に対処するかが明確でなく、NISCが調整しようにも攻撃の詳細が分からなければ所管官庁が決まりません。 Angry: 0.612 Disgust: 0.305 Fear: 0.365 Happy: 0.643 Sad: 0.361 Surprise: 0.428
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00:18:07 ~ 00:18:30 阿達雅志君
今後ガイドラインが示されても、重要インフラに関わる企業の自主的取組に依存するということでは、緊急時に万全な対応を取ることはできません。サイバーセキュリティー担当大臣のお考えをお聞かせください。 Angry: 0.779 Disgust: 0.427 Fear: 0.488 Happy: 0.434 Sad: 0.338 Surprise: 0.434
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00:18:30 ~ 00:19:08 国務大臣(牧島かれん君)
委員御指摘のとおり、昨今の状況を踏まえますと、サイバー空間における脅威は高まっているというふうに私どもとしても認識をしております。サイバーセキュリティー対策の強化については既に二度注意喚起を出しておりますが、自由、公正、安全なサイバー空間を確保するためには、御指摘のとおり、政府一体となった推進体制が必要であるというふうに考えております。官房長官を本部長とする関係省庁の大臣を本部員としたサイバーセキュリティ戦略本部が設置をされておりまして、ここで事務局であるNISCも体制を強化してきております。 Angry: 0.547 Disgust: 0.292 Fear: 0.508 Happy: 0.560 Sad: 0.299 Surprise: 0.531
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00:19:08 ~ 00:20:06 国務大臣(牧島かれん君)
現在のNISCの職員数は基本法制定時の倍を超える約百八十人までとなっておりますし、関係機関の一層の対応能力強化、連携強化を図ることとし、九月に閣議決定したサイバーセキュリティ戦略において、サイバー攻撃等に対して国全体として網羅的な対処が可能となるよう、ナショナルサートの枠組みの整備を行うなど、推進体制の強化を取り組んでいるところでございます。さらに、今御指摘のございました重要インフラのサイバー攻撃につきましては、それぞれ関係する省庁と連携をしながらではございますが、重要インフラ事業者との共通の行動計画を策定し、毎年、分野横断的演習を実施しております。ここで、行動計画に基づいた政府の施策や各事業者の取組を検証し、課題を見出し、改善を図っております。 Angry: 0.620 Disgust: 0.305 Fear: 0.421 Happy: 0.690 Sad: 0.263 Surprise: 0.505
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00:20:06 ~ 00:20:37 国務大臣(牧島かれん君)
分野横断的演習は参加者や参加業界の広がりが年々見られておるところで、今年度は全十四分野から五千名近くの者が自主的に参加をしました。さらに、環境変化に柔軟に対応すべく行動計画を見直す必要もあるかと存じます。サイバーセキュリティーを担当する大臣として、我が国全体のサイバーセキュリティーの確保に万全を期してまいりたいと存じます。 Angry: 0.387 Disgust: 0.317 Fear: 0.401 Happy: 0.759 Sad: 0.420 Surprise: 0.558
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00:20:37 ~ 00:21:11 阿達雅志君
このサイバーセキュリティーについては、ロシアはハイブリッド戦、中国は極限戦という中で、武力攻撃の一環ということで考え始めております。サイバーセキュリティー、今まで犯罪なのかテロなのか、そういうアプローチで来ましたけども、これからは武力攻撃の一環としても捉えていく必要があると思いますので、サイバーセキュリティー担当大臣、引き続きしっかりとした政府全体での取組をお願いしたいと思います。 Angry: 0.467 Disgust: 0.182 Fear: 0.494 Happy: 0.619 Sad: 0.317 Surprise: 0.610
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00:21:11 ~ 00:21:47 阿達雅志君
経済安全保障法案において、重要な先端技術の育成支援やサプライチェーンの確保が規定をされています。経済安全保障も安全保障の一環であり、日米同盟を大前提としています。日米コアパートナーシップなど、今まで行ってきた米国との官民含めた協力を加速するべきだと思います。経済安全保障における日米協力について、総理のお考えをお聞かせください。 Angry: 0.648 Disgust: 0.361 Fear: 0.482 Happy: 0.526 Sad: 0.409 Surprise: 0.430
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00:21:47 ~ 00:22:20 内閣総理大臣(岸田文雄君)
まず、経済安全保障は待ったなしの課題であり、新しい資本主義の重要な柱でもあります。まず、自律性の向上、そして優位性、ひいては不可欠性の確保、そして基本価値やルールに基づく国際秩序の維持強化、これらを目標とし、経済界やアカデミアなどの様々な分野の有識者の提言も踏まえ、取り組んでいるところです。 Angry: 0.536 Disgust: 0.397 Fear: 0.477 Happy: 0.579 Sad: 0.405 Surprise: 0.438
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00:22:20 ~ 00:23:16 内閣総理大臣(岸田文雄君)
委員御指摘のとおり、我が国の経済安全保障を確保するためには、日米協力を核とした同盟国、同志国との連携強化が重要です。特に、日米間では、昨年四月の日米首脳会談で立ち上げられた日米競争力・強靱性パートナーシップを踏まえ、重要技術の競争力強化やサプライチェーンの強靱化などに取り組んでいます。今後は、一月にバイデン大統領との間で立ち上げた経済版2プラス2も活用しつつ、政府間のみならず、民間とも連携しながら経済面での幅広い連携協力を進め、日米協力拡大し、そして深化させてまいります。 Angry: 0.524 Disgust: 0.315 Fear: 0.457 Happy: 0.598 Sad: 0.379 Surprise: 0.530
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00:23:16 ~ 00:24:02 阿達雅志君
ただいま岸田総理が御指摘された、やはりこの基本価値やルールを共有する国との連携というのは今後一層重要になってくると思いますので、よろしくお願いをいたします。今、ウクライナの状況を含めると、この経済財政分野、まあ今までのコロナ対策に加えて難問山積だと思います。コロナ禍で生じた累積債務問題やウイズコロナでの経済再開に加え、ウクライナ紛争によるエネルギー価格高騰など、新たな要素が加わりました。金利動向に加え、コスト増によるインフレで実質賃金は下がり、経済は悪化するということも起こりかねません。 Angry: 0.454 Disgust: 0.352 Fear: 0.519 Happy: 0.548 Sad: 0.401 Surprise: 0.540
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00:24:02 ~ 00:24:37 阿達雅志君
カーボンニュートラルへの取組と安定供給に取り組む電力やガスでは、燃料費調整の上限を超えて価格転嫁ができない状況も生じています。海外との往来は、日本のスポーツ、文化芸術、学術研究、ビジネスにとっても極めて重要です。個々の施策については質問いたしませんが、経済担当大臣の山際経済再生担当大臣、しっかりと取り組んでいただきたいということで、意気込みをお聞かせください。 Angry: 0.563 Disgust: 0.224 Fear: 0.455 Happy: 0.539 Sad: 0.380 Surprise: 0.555
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00:24:37 ~ 00:25:11 国務大臣(山際大志郎君)
これ、もう委員おっしゃるとおり、コロナ禍に対してどうこの経済を活性化させるかという課題に取り組んでおるわけですけれども、それにプラスしてこのウクライナの情勢というものが出てまいりました。こういうときはどうしても経済的に弱い方々にしわが寄るということがございますので、そういう意味でしっかりと、中小企業を始め弱者であられる方々まで目端を利かせて、そしてマクロ経済運営というものを進めてまいりたいと、このように思います。 Angry: 0.480 Disgust: 0.337 Fear: 0.431 Happy: 0.675 Sad: 0.421 Surprise: 0.454
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00:25:11 ~ 00:26:01 阿達雅志君
ありがとうございます。今回、コロナもそうですけれども、このウクライナの問題もやはり非常に動きが速い。そういう中で、市場においてもボラティリティーが高まっています。政府全体としてしっかりと細部まで目配りをいただき、また、状況の急激な変化にも迅速に対応いただきたいと思います。コロナ禍、人口減少、高齢化の下で、鉄道、バス、タクシー、航空、内航旅客船舶などの公共交通の在り方が根本的に問われています。コロナ感染が減ってもリモートワークや生活様式の変化で人流は戻らず、また加えて、ウクライナ情勢も含めた燃料価格高騰で公共交通の維持は困難を極めています。 Angry: 0.416 Disgust: 0.300 Fear: 0.437 Happy: 0.634 Sad: 0.450 Surprise: 0.547
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00:26:01 ~ 00:26:29 阿達雅志君
公共交通と言いながら事業主体は民間、民間と言いつつ運賃は公共料金として上限が設定されており、路線の改廃も自由に行えません。経営の効率化や内部補助で対応するのには限界が来ています。公共交通の今後の在り方について、総理の御所見をお聞かせください。 Angry: 0.733 Disgust: 0.527 Fear: 0.493 Happy: 0.407 Sad: 0.394 Surprise: 0.374
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00:26:29 ~ 00:27:12 内閣総理大臣(岸田文雄君)
地域の公共交通は地域住民の生活や経済活動を支える不可欠なサービスであり、デジタル田園都市国家構想を推進し、地方の活性化を図っていく上で重要な社会基盤であります。委員御指摘のように、我が国においては多くの場合、民間事業者が公共交通の運営を担っていますが、少子高齢化による運送需要の減少に加え、新型コロナウイルスの影響により、公共交通を担う民間事業者の経営環境、非常に厳しい状況に置かれています。 Angry: 0.493 Disgust: 0.393 Fear: 0.648 Happy: 0.330 Sad: 0.463 Surprise: 0.468
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00:27:12 ~ 00:27:59 内閣総理大臣(岸田文雄君)
今後、ウクライナの情勢を受けて、エネルギー等の価格の高騰等も指摘をされるところです。このため、国としてもこれまでにない手厚い支援を行っているほか、自治体においても地域の事情に応じた支援を行っております。今後とも、地域の公共交通の維持確保を図るべく、民間と国や自治体との役割分担の観念も、観点も踏まえ、民間の創意工夫や地元の主体的な取組を生かしつつ、しっかりと国としても支援を行っていきたいと考えます。 Angry: 0.463 Disgust: 0.304 Fear: 0.481 Happy: 0.612 Sad: 0.422 Surprise: 0.539
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00:28:00 ~ 00:28:49 阿達雅志君
総理のデジタル田園都市構想の重要な社会基盤として公共交通を位置付けていただいたこと、本当にありがとうございます。やはり、この公共交通のところをこれから、単にこれ国が決めていくだけではなくて、民間あるいはこの事業者を含めてしっかりと、何が一番最適なのか、地域にとっていいのかを考えていく、そういう場を是非つくっていっていただきたいというふうに思います。また、具体的に今の対応ということになると、適正運賃と適正利潤を実現するための公共交通の運賃見直しの議論が出てくると思います。国土交通大臣の御所見をお伺いします。 Angry: 0.385 Disgust: 0.228 Fear: 0.380 Happy: 0.703 Sad: 0.504 Surprise: 0.520
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00:29:02 ~ 00:29:59 国務大臣(斉藤鉄夫君)
利用者ニーズに即した、そして運輸事業を取り巻く大きな事業環境の変化に対応したより良いサービスを持続的に提供する運賃・料金体系をどのように設定するかということで今検討しております。バスにつきましては、昨年末に人材確保や労働環境改善の観点から人件費の算定方法の見直しを行ったところでございます。また、鉄道につきましては、今後の運賃・料金制度がどうあるべきか交通政策審議会の方で今検討し、夏までに大まかな方向性を打ち出したいと考えております。いずれにしましても、この地域で、我々国、事業者、地方自治体、どう支えていくかということを、この運賃・料金体制も含めてしっかり検討していきたいと思います。 Angry: 0.386 Disgust: 0.250 Fear: 0.472 Happy: 0.573 Sad: 0.518 Surprise: 0.525
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00:30:01 ~ 00:31:01 阿達雅志君
やはり、こういう運賃を、適正な運賃を考えつつ、そしてまた、それぞれの利用者の皆さんの利便もしっかりと考えていく、また、利用者の皆さんに過重な負担にならないようにということもまた非常に大事なところだというふうに思います。是非引き続きの御検討、特にこれだけ従来の前提が変わってきている、その事実をしっかり考慮いただいて御検討いただきたいというふうに思います。人手不足の下で、日本の物流をしっかり維持していくということも極めて大事です。そういう中で、鉄道、トラック、船舶、航空機といった交通モードがそれぞれの特性に沿って適正価格、適正利潤で有機的に連携することが必要です。最近は、フィジカルインターネットあるいはモーダルコンビネーションということが議論をされています。結節点となる港湾整備も欠かせません。 Angry: 0.465 Disgust: 0.282 Fear: 0.405 Happy: 0.636 Sad: 0.484 Surprise: 0.518
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00:31:21 ~ 00:32:11 副大臣(渡辺猛之君)
物流は我が国の経済活動や国民生活を支える不可欠な社会インフラであり、その機能の確保は極めて重要であります。担い手不足が深刻化している中、人材や車両、船舶、倉庫などの物流リソースを最大限活用して、物流の効率化や生産性の向上を図っていくことが重要であります。このため、国土交通省においては、効率化を追求した共同輸配送システムの構想であります、ただいま阿達委員御指摘のフィジカルインターネットの実現を目指して経済産業省等と共同で議論を進めているほか、多様な輸送モードを組み合わせた効率的な輸送への転換や貨客混載への支援などを行っているところです。 Angry: 0.543 Disgust: 0.420 Fear: 0.547 Happy: 0.513 Sad: 0.349 Surprise: 0.520
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00:32:11 ~ 00:32:35 副大臣(渡辺猛之君)
今後も、こうした取組や物流業務のデジタル化、自動化等により、従来の物流の在り方を変革する物流デジタルトランスフォーメーションの推進を通じて、我が国の経済活動等を支える物流の機能の確保、向上にしっかりと取り組んでまいります。 Angry: 0.332 Disgust: 0.166 Fear: 0.445 Happy: 0.849 Sad: 0.244 Surprise: 0.740
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00:32:35 ~ 00:33:05 阿達雅志君
どうも、渡辺副大臣、非常に心強い御答弁ありがとうございました。特にこれからそういう物流政策を考えていく上でもう一つお願いをしたいのは、やはりそれぞれのモードにおける適正価格、適正利潤、やはりこれが今までなかなか満たされてこなかった、これが大きな意味でのデフレにつながってきた部分もあると思います。 Angry: 0.275 Disgust: 0.164 Fear: 0.305 Happy: 0.869 Sad: 0.385 Surprise: 0.600
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00:33:05 ~ 00:33:51 阿達雅志君
今回の取組は一つの転換点になるかとも思いますので、よろしくお願いをいたします。カーボンニュートラルを成長戦略として進める上で、カーボンニュートラルポートとカーボンニュートラルコンビナートの組合せは、地域が脱炭素化を推進するプラットフォームとして極めて有効だと思います。港と臨海コンビナートが連携して特区的に脱炭素化に取り組めるよう、国においても是非バックアップをお願いしたいと思います。国土交通大臣、そして経産大臣、意気込みをお聞かせください。 Angry: 0.460 Disgust: 0.241 Fear: 0.365 Happy: 0.731 Sad: 0.427 Surprise: 0.499
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00:34:03 ~ 00:35:11 国務大臣(斉藤鉄夫君)
このため国土交通省では、カーボンニュートラルポート、ポートというのは港ですけれども、カーボンニュートラルポートという考え方で港湾臨海部において、水素、アンモニア等の受入れ環境の整備や港湾地域の脱炭素化を図る、そういうその取組に取り組んでおります。現在、全国の十八港湾で、コンビナート構成企業にも参加いただき、カーボンニュートラルポートの形成に向けた官民連携の検討会を開催しております。また加えて、カーボンニュートラルポートの形成を促進するため、各港湾におけるカーボンニュートラルポート形成計画の策定に係る支援や脱炭素化の新技術を導入するための実証事業等を令和四年度、この予算案に盛り込んだところです。引き続き、経済産業省のカーボンニュートラルコンビナートとよく連携をし、関係省庁と連携しながらカーボンニュートラルポート形成の取組を促進してまいります。 Angry: 0.343 Disgust: 0.254 Fear: 0.432 Happy: 0.802 Sad: 0.339 Surprise: 0.619
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00:35:11 ~ 00:36:10 国務大臣(萩生田光一君)
二〇五〇年カーボンニュートラルを実現するためには、供給サイドによるアンモニア、水素等の受入れに合わせて、それを利用する石油精製、鉄鋼、発電など、CO2多排出事業者が集積したコンビナートのカーボンニュートラル化を進め、供給面、利用面一体となったサプライチェーンの構築が重要です。このため経済産業省では、これらの分野における脱炭素化を進めるため、二兆円のグリーンイノベーション基金を活用して、水素とCO2を合成した合成燃料、水素還元製鉄、アンモニアの高混焼、専焼化に関する技術開発や実証を進めているところであり、将来的にはこれらの技術を活用してコンビナートを水素、アンモニアの供給、そして利用の拠点にしたいと考えております。こうした考えに基づき昨年十二月にカーボンニュートラルコンビナート研究会を設置をし、カーボンニュートラルポートを実現するための取組を進めている国土交通省にも御参加をいただいて議論を進めてきたところです。 Angry: 0.420 Disgust: 0.262 Fear: 0.444 Happy: 0.805 Sad: 0.266 Surprise: 0.636
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00:36:10 ~ 00:36:35 国務大臣(萩生田光一君)
先生から意気込みをと言われましたのであえて申し上げれば、水素、アンモニアの効率的な供給体制を確保するためには、先を見据えた計画的なインフラ整備を進めることが重要であります。制度面の整備を含めた支援方策の在り方について、国交省とも連携しながら、引き続き深い検討をしてまいりたいと思います。 Angry: 0.520 Disgust: 0.375 Fear: 0.383 Happy: 0.641 Sad: 0.460 Surprise: 0.419
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00:36:35 ~ 00:37:01 阿達雅志君
ありがとうございます。現在のウクライナ情勢をめぐって、またエネルギーの供給問題というのが今浮上をしているところです。このエネルギー供給側と利用側がしっかりと同時に動いていくことによってやはりカーボンニュートラルの達成というのも可能だと思いますので、そのエネルギーの安定供給をしっかり見据えた上での取組をお願いしたいと思います。 Angry: 0.360 Disgust: 0.311 Fear: 0.287 Happy: 0.778 Sad: 0.604 Surprise: 0.393
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00:37:01 ~ 00:37:52 阿達雅志君
大分時間が迫ってまいりました。オミクロン株の感染拡大では、高齢者施設におけるクラスターの発生や、高齢者が亡くなられるケースが非常に増えています。高齢者、障害者、保育におけるセーフティーネットとして大きな役割を果たしてきた社会福祉法人においても、新型コロナウイルス感染によって福祉サービス提供に支障が出ています。社会福祉法人従業者の、従事者の給与水準はまだまだ他業種に及ばず、公定価格の見直しを引き続き進めるとともに、総合的な支援の継続、施設内療養に対する追加的支援、医療提供サポートなどをお願いしたいのですが、厚労大臣、いかがでしょうか。 Angry: 0.393 Disgust: 0.259 Fear: 0.572 Happy: 0.485 Sad: 0.469 Surprise: 0.594
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00:37:52 ~ 00:38:25 国務大臣(後藤茂之君)
まず、今委員から御指摘のありました高齢者施設等の施設内療養についての支援の件でございますけれども、感染拡大に伴い高齢者にも多く感染が生じている地域では、病床の逼迫の状況などによりまして、高齢者施設等で感染された方について施設内で療養されることを余儀なくされる場合があり、これらの方々に対して必要な医療支援等が提供されることが重要でございます。 Angry: 0.523 Disgust: 0.518 Fear: 0.583 Happy: 0.421 Sad: 0.439 Surprise: 0.398
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00:38:25 ~ 00:39:07 国務大臣(後藤茂之君)
このため、高齢者施設に対し医療従事者を派遣する際の派遣元医療機関に対する支援の充実、高齢者施設の掛かり増し経費に対する補助、施設内療養者一人当たり最大十五万円から最大三十万円に増額などの取組を行っているところです。さらに、三月二日には、都道府県に対しまして、専門チームの派遣、また継続的な往診・派遣体制を組み、施設内で必要な医療を提供する体制等を構築すること、そうしたことを改めて依頼をいたしております。 Angry: 0.491 Disgust: 0.290 Fear: 0.418 Happy: 0.753 Sad: 0.360 Surprise: 0.505
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Angry: 0.394 Disgust: 0.368 Fear: 0.338 Happy: 0.669 Sad: 0.684 Surprise: 0.395
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Angry: 0.537 Disgust: 0.257 Fear: 0.532 Happy: 0.524 Sad: 0.374 Surprise: 0.606
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00:39:44 ~ 00:40:02 そのだ修光君
どうも。おはようございます。自由民主党のそのだ修光です。この予算委員会で質問の機会をいただきまして、本当に心から感謝を申し上げます。早速質問に入らせていただきます。 Angry: 0.445 Disgust: 0.343 Fear: 0.337 Happy: 0.751 Sad: 0.458 Surprise: 0.466
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00:40:02 ~ 00:41:01 そのだ修光君
初めに、ウクライナ情勢が日々本当に深刻化しております。先日も、参議院でもロシアによるウクライナ侵略、非難する決議案を採択をいたしました。岸田総理には、周辺国に避難するウクライナ人への支援を含め、国際機関を経由して一億ドルの緊急人道支援、あるいはまた人道的な観点から難民の受入れを決定をしていただいております。ウクライナと共にあると総理はおっしゃっておられる。また、全くそのこと同感であります。また、ロシア、ベラルーシの国内にも平和を求めている国民いっぱいおられるわけで、おります。また、その人たちは本当に命懸けだろうと思っているんです。 Angry: 0.492 Disgust: 0.323 Fear: 0.471 Happy: 0.537 Sad: 0.486 Surprise: 0.500
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00:41:01 ~ 00:42:09 そのだ修光君
その方々とも共にあるということも総理からのメッセージをまた届けていただきたいと思っているところであります。もちろん、隣国に避難している方々への支援も最大限行っていただきたい。また、先ほどプーチン大統領は、ロシア当局が自由に、フェイクニュースとみなした場合、記者に禁錮刑を科す法案に署名いたしました。これは、ロシアの中で平和を希求する人々を更に厳しい状況に追い込むものだと私は思っております。この措置にも反対するとの強い決意を総理にお聞かせいただいて、いま一度、また、ロシアのウクライナ侵略に対する総理の現状認識と今後の対処方針、お聞かせいただきたいと思います。 Angry: 0.613 Disgust: 0.325 Fear: 0.466 Happy: 0.463 Sad: 0.449 Surprise: 0.467
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00:42:09 ~ 00:43:01 内閣総理大臣(岸田文雄君)
まず、現状ですが、ロシア軍は徐々にその勢力を拡大させてきており、首都キエフの制圧を目指し攻勢を強める一方、ウクライナ側も各地で懸命の防戦を続けていると承知をしています。これまで二回にわたって行われてきた停戦交渉については、今週中にも三回目の交渉が行われるとの種々の報道があると承知をしています。そうした中、三月四日に行われた原子力発電所に対する攻撃は決して許されない暴挙であり、福島第一原子力発電所事故を経験した我が国として強く非難をいたします。また、現地六日にも核施設が攻撃されたとの報道もあり、強く懸念をいたします。 Angry: 0.621 Disgust: 0.195 Fear: 0.470 Happy: 0.453 Sad: 0.384 Surprise: 0.486
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00:43:01 ~ 00:44:13 内閣総理大臣(岸田文雄君)
こうしたロシアによるウクライナ侵略は、国際秩序の根幹を揺るがす行為です。明白な国際法違反であり、厳しく非難をいたします。国際秩序の根幹を守り抜くため、毅然と行動しなければなりません。九月七日を始めと、失礼、G7を始めとする国際社会と緊密に連携し、ロシアに対する強い制裁措置をとっております。我が国は、主権と領土、そして祖国と家族を守ろうとするそのウクライナの国民と共にあります。ウクライナとの更なる連帯を示すために、防弾チョッキ、ヘルメットなどを提供する方向で調整をしてまいりますし、また、御指摘いただいたように、困難に直面するウクライナの方々を支えるため、一億ドルの緊急人道支援も行います。さらに、ウクライナから第三国に避難された方々の我が国への受入れ、これも進めていきたいと考えます。 Angry: 0.649 Disgust: 0.299 Fear: 0.485 Happy: 0.422 Sad: 0.419 Surprise: 0.482
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00:44:13 ~ 00:45:02 そのだ修光君
少し最後の方に私は言いましたけれども、報道の統制まで、これをやっぱり非難をしていただきたいと思います。今もう世界が見て、毎日の毎日報道で、報道されるのを見て、やっぱりこれ大変な状況なんだという、そのところにプーチンがまた、フェイクニュースをそういう形で、記者に罰則を与えるなんということはあり得ないわけでありますから、そのことに対しても総理から厳しく非難をしていただきたいと思っておりますから、よろしくお願いをいたします。今回、私は、介護、高齢者福祉、そしてまた障害者の現場を代表してこの質問を立たせていただいております。 Angry: 0.627 Disgust: 0.211 Fear: 0.412 Happy: 0.431 Sad: 0.514 Surprise: 0.387
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00:45:02 ~ 00:46:00 そのだ修光君
岸田総理の目玉政策として、今年度の予算の中に、公的部分における分配機能の強化として、看護、介護、保育などの現場で働く方々の収入の引上げに取り組んでいただきました。本当にありがとうございます。特に今回の処遇改善においては、厚労省から総務省に理解をいただき、また、これまで処遇改善の対象外であった一般財源化された養護や軽費、ケアハウスについても地方交付税で対応をしていただくということを約束をしていただいて、通知を出させていただいたところであります。しかし、一般財源化されておりますから、予算が付けられても自治体の裁量に任されているわけであります。 Angry: 0.437 Disgust: 0.281 Fear: 0.462 Happy: 0.527 Sad: 0.505 Surprise: 0.527
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00:46:00 ~ 00:46:47 そのだ修光君
本当に自治体が付けてくれるのかということで、チェックをする必要があろうかと思います。是非、厚労大臣、このことについても、今のこの二月の補正からは、保険財政の方から出た人たちには二月から、補正から収入アップされたんですけれども、まあ二月には間に合いませんでしたけれども、四月の段階では必ずその皆さんの処遇も上げていただくということは、どれぐらい今状況の中で判断されているのか、少し教えていただきたいと思います。 Angry: 0.485 Disgust: 0.176 Fear: 0.413 Happy: 0.653 Sad: 0.403 Surprise: 0.558
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00:46:47 ~ 00:47:09 国務大臣(後藤茂之君)
今、そのだ委員から御指摘ありました養護老人ホーム及び軽費老人ホームは、居宅での生活が困難な低所得の高齢者に対する受皿として非常に重要な役割を果たしておりまして、そこで働く職員の皆様には本当に敬意を表するところでございます。 Angry: 0.632 Disgust: 0.187 Fear: 0.508 Happy: 0.439 Sad: 0.379 Surprise: 0.509
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00:47:09 ~ 00:48:02 国務大臣(後藤茂之君)
養護老人ホーム及び軽費老人ホームに勤務する職員については、令和三年度補正予算等による介護職員の処遇改善の対象、直接ではありませんけれども、その業務内容は介護職員と類似していることなどから、必要な処遇改善を図ることが重要であるというふうに考えております。このため、昨年十二月に都道府県等に対しまして、都道府県等が養護老人ホーム及び軽費老人ホームに対して交付する運営費について適切に改定いただくようお願いするとともに、この改定に伴い生じる経費については令和四年度からの地方交付税措置が講ぜられる予定であることを通知をいたしております。 Angry: 0.680 Disgust: 0.322 Fear: 0.543 Happy: 0.517 Sad: 0.264 Surprise: 0.489
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00:48:02 ~ 00:48:33 国務大臣(後藤茂之君)
しっかりとこの趣旨が行き渡るように進めてまいりたいと思います。こうした取組の効果等も含め、養護老人ホーム及び軽費老人ホームの職員の処遇の実態を把握していくことが重要であると考え、今後とも、都道府県等の取組状況の調査を行うなど、厚生労働省としてしっかりと対応してまいります。 Angry: 0.502 Disgust: 0.352 Fear: 0.458 Happy: 0.646 Sad: 0.441 Surprise: 0.467
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00:48:33 ~ 00:49:00 そのだ修光君
これ、本当に今までずっと、消費税分も三%上げられたときも市町村でまちまちだった。理解のある市町村では三%の消費税分を見るという形のものがあったり、ある市町村では全くそれを見ないというような状況が生まれてきていますから、そのこともしっかりと、また今回のことはしっかりチェックをしていただきたいと思っております。 Angry: 0.248 Disgust: 0.221 Fear: 0.465 Happy: 0.671 Sad: 0.575 Surprise: 0.609
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00:49:00 ~ 00:50:21 そのだ修光君
さて、介護、高齢者施設、障害の現場では、この新型コロナウイルス、もう二年以上、三年目を迎えているんです。その中で、やっぱり死亡や重症化リスクの高い高齢者、命や生活を、医療の専門家じゃないんですけれども、その人たちが力を尽くして守っていただいております。職員の間では、実はもうこの本当に二年間、職場の飲み方、職員が飲みに行くことも控えてくださいねと、この時期は控えてくださいねという形。そしてまた、盆暮れには子供たちも都会から帰省されて、蔓延が、蔓延しているところ、陽性者が、しているところから帰ってくる人たちには、いやいや、お母さんは職場で、介護の現場で働いているから、お父さんは介護の現場で働いているからもう今年は帰省しないでいいよと、会えないからねということをずっと続けていて、その現場で働いてきてくれているんです。 Angry: 0.289 Disgust: 0.208 Fear: 0.525 Happy: 0.526 Sad: 0.591 Surprise: 0.554
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00:50:21 ~ 00:51:07 そのだ修光君
そういう状況が長年ずっと続いておりまして、まずそのことに対しても、今回のコロナというこの感染症は厄介なものであることには間違いないわけであります。そして、自宅で療養しなけりゃならない、そのところにはまた在宅のヘルパーの皆さんが行ったりして、高齢者をしっかり守っているという現状があります。このように、日本の社会を支えるために自己犠牲を払いながら大きな貢献を私はしてきていると自負しているところであります。 Angry: 0.478 Disgust: 0.402 Fear: 0.539 Happy: 0.374 Sad: 0.554 Surprise: 0.476
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00:51:07 ~ 00:51:38 そのだ修光君
岸田総理から、その皆さんに、この介護、高齢者福祉、あるいは障害者の現場の皆さん、新型コロナウイルス感染症における位置付けですね、そしてまた、そこで働いている皆さんに少し総理からメッセージを届けていただきたいと思っております。どうかお願いいたします。 Angry: 0.264 Disgust: 0.224 Fear: 0.477 Happy: 0.620 Sad: 0.606 Surprise: 0.562
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00:51:38 ~ 00:52:04 内閣総理大臣(岸田文雄君)
介護、そして障害福祉の現場で御努力いただいている皆様方におかれましては、新型コロナの感染が続く中にあっても利用者のために強い使命感を持って御尽力をいただいており、改めて心から敬意とそして感謝を表し申し上げたいと思います。 Angry: 0.194 Disgust: 0.167 Fear: 0.357 Happy: 0.727 Sad: 0.719 Surprise: 0.520
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00:52:04 ~ 00:52:49 内閣総理大臣(岸田文雄君)
こうした方々がそれぞれの現場等に対する、あっ、失礼、こうした方々がそれぞれの現場でしっかりと対応できるよう支援が行き届くことが重要であると考えています。感染者等への対応を行う施設等に対する掛かり増し経費の支援ですとか、介護職員、障害福祉職員の処遇改善として本年二月から収入を三%程度引き上げるための措置等を実施しているわけですが、引き続き、介護、障害福祉の現場をしっかり国としても支えてまいりたいと考えております。 Angry: 0.637 Disgust: 0.361 Fear: 0.410 Happy: 0.555 Sad: 0.501 Surprise: 0.341
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00:52:49 ~ 00:53:35 そのだ修光君
総理、ありがとうございます。コロナ対策といえば医療の皆さんというのが先に出るんです。もちろん、それ大事なことでありますけれども、総理の記者会見でも、やっぱり医療、また介護の皆さんもというような形で、介護の皆さんの言葉にもしっかり耳を傾けていただいて、しっかりコロナを乗り切っていかなきゃならないし、コロナ、ウイズコロナであっても、医療、介護の現場というのは大変な思いをしているということが今の総理からのメッセージは職場で働いている皆さんにはすごく届いたと思いますから、しっかりとこれからもやっていただきたいと思っております。 Angry: 0.381 Disgust: 0.295 Fear: 0.375 Happy: 0.722 Sad: 0.568 Surprise: 0.448
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00:53:35 ~ 00:54:07 そのだ修光君
それと、これは少し、総理の認識がちょっと、あれ、どうなのかなと思うところがあって少し聞きたいわけでありますけれども、二月の十七日に医療関係者との意見交換会の会見で総理が、高齢者施設で感染された方のうち、軽症で入院を要しない方々ということをおっしゃったんですね。 Angry: 0.170 Disgust: 0.222 Fear: 0.504 Happy: 0.756 Sad: 0.442 Surprise: 0.666
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00:54:07 ~ 00:54:59 そのだ修光君
それが二月の十八日には、新型コロナウイルス感染症対策の基本的な対処方針が改定され、同様の言葉が入れられているという形なんですけれども、介護の現場はまさに医療の素人なんですよ。病院じゃないんです。これまで、高齢者施設における陽性患者は本来なら全員入院が原則でありました。そのことは変更されていないという認識でいいですよね、総理。これ、厚労大臣答えますか。じゃ、厚労大臣。 Angry: 0.478 Disgust: 0.330 Fear: 0.553 Happy: 0.497 Sad: 0.448 Surprise: 0.540
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00:54:59 ~ 00:55:29 国務大臣(後藤茂之君)
今委員から御指摘がありましたけれども、高齢者施設に入所している高齢者は、新型コロナに感染した場合、一般的に重症化する方が多いというふうに考えておりまして、このため、重症化するおそれのある高齢者施設の入所者については基本的には入院での対応を行うことが適切であるというふうに考えております。 Angry: 0.292 Disgust: 0.474 Fear: 0.699 Happy: 0.345 Sad: 0.456 Surprise: 0.468
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00:55:29 ~ 00:56:14 国務大臣(後藤茂之君)
一方で、地域の感染拡大に伴いまして、病床等の逼迫状況等によりまして、高齢者施設で感染された方について施設内で療養されることを余儀なくされる状況もあるというふうに考えております。そして、こうした高齢者施設等での療養が行われる場合には、必要な医療支援等も提供することが必要であるということで、医療従事者の派遣単価の拡充とか、高齢者施設等の掛かり増し経費に対する補助を一人当たり最大十五万円から三十万円に増額するなどの対応もいたしております。 Angry: 0.394 Disgust: 0.433 Fear: 0.550 Happy: 0.546 Sad: 0.508 Surprise: 0.430
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Angry: 0.816 Disgust: 0.376 Fear: 0.334 Happy: 0.527 Sad: 0.388 Surprise: 0.303
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00:56:30 ~ 00:57:23 そのだ修光君
厚労大臣今言われたとおり、やむを得ずなんですよね、これは。そのとおりだと思っておりますから、是非ともこれしっかり守っていただきたいと思っております。今大臣からも話がありましたけれども、クラスターが起きて、施設内療養が倍増をしていただきました。これ、五波のときに、菅前総理のときでありましたけれども、やむを得ず施設で陽性者を見なけりゃならない事実が出てきましたから、そこに対して掛かり増しという、一人一万上乗せ、上限が十五万という形で療養費というのを認めていただいたんです。 Angry: 0.376 Disgust: 0.275 Fear: 0.478 Happy: 0.626 Sad: 0.422 Surprise: 0.587
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00:57:23 ~ 00:58:10 そのだ修光君
そして、それにはまた掛かり増し経費、そこで職員の皆さんが不足をしたり、職員の皆さんは園の中でいろんな状況の中で、掛かり増した経費は基金の中からいただくような形のものをつくっていただいたわけでありますけれども、今回、クラスターが起きたところ、六波では、オミクロンの株では、今言われたとおり、倍額、一人一万が二万になって上限が三十万、小型の施設では上限二百万、あるいは大型施設だと上限五百万という形で、これ倍額にしていただいたわけであります。 Angry: 0.271 Disgust: 0.257 Fear: 0.671 Happy: 0.600 Sad: 0.243 Surprise: 0.757
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00:58:10 ~ 00:59:18 そのだ修光君
そしてまた、濃厚接触者の介助に係るこの検査の費用ですね、検査キット、もちろんもちろん、これ濃厚接触者の検査キットを自前で買うということも、これ行政検査に含めていただいて、いや、これ国の方から支払いますよという形のものをつくっていただいたのは大変これ有り難いことだと思って感謝をしております。ただし、この政策の中で、まん延防止等重点措置地域に限定をされますということなんですね。しかしながら、今、どこでクラスターが起きる、二月に入って毎日毎日、大体私のところに仲間の施設の皆さんから、千葉県のどこどこ施設です、あるいは茨城県のどこどこ施設でという形で報告が毎日毎日入るようになってきているんです。 Angry: 0.242 Disgust: 0.180 Fear: 0.576 Happy: 0.653 Sad: 0.397 Surprise: 0.678
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00:59:18 ~ 01:00:07 そのだ修光君
ただ、そのまん延防止の中だけじゃないんですよ、これ、クラスターどこでも起きてしまいますから。そして、クラスターが起きて、クラスターが起きたらすぐに保健所に言う。県に言って、県に言ったら病院を紹介をしてもらう。保健所に言ったら病院が紹介できる。どこも病院が紹介できないから自分のところで見なけりゃならない現状があるんです。これ、まん延防止だからとか、まん延防止じゃないからじゃなくて、全くどこでも起き得る。しかしながら、この補助に対しての、今回の倍額のこともそうなんですけれども、いや、まん延防止の中でありさえすれば倍額もらえますよと。 Angry: 0.657 Disgust: 0.317 Fear: 0.530 Happy: 0.368 Sad: 0.393 Surprise: 0.540
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01:00:07 ~ 01:00:52 そのだ修光君
あるいは、いや、まん延防止じゃないから従来どおりですよという、これは少し、厚労大臣、不公平だと私は思っているんですよ。これ、どこでも起き得ることですから。どこでも、いや、まん延防止だから医療機関が逼迫して出せないんですねという話なら分かりますけれども、まん延防止でなくても、そこの施設からは動かせないような状況でこんなに差が付くということは僕はあり得ないと思っているんですけれども、そこのところをちょっと厚労大臣から、どういう形でそういうことになったのか、ちょっと説明していただきたいと思います。 Angry: 0.643 Disgust: 0.258 Fear: 0.423 Happy: 0.553 Sad: 0.342 Surprise: 0.505
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01:00:52 ~ 01:01:17 国務大臣(後藤茂之君)
感染拡大に伴いまして高齢者にも多く感染が生じている地域では、病床等の逼迫の状況などによりまして、高齢者施設等で感染された方について施設内で療養されることを余儀なくされる場合がありまして、これらの方々に対して必要な支援が提供されることは重要であるというふうに考えております。 Angry: 0.419 Disgust: 0.499 Fear: 0.599 Happy: 0.424 Sad: 0.547 Surprise: 0.388
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01:01:17 ~ 01:02:24 国務大臣(後藤茂之君)
そして、今委員からも丁寧に御説明がありましたけれども、感染者が発生した高齢者施設に対しましては、これまでも全地域にわたりまして掛かり増し経費への補助や一名当たり一万円、最大十五万円の補助を行ってきたところでございます。それで、今回の拡充は、これらの支援に加えまして、やむを得ず施設内療養を行う者が同時に一定数を超える場合に追加的に支援する目的で実施するものでございます。そのため、病床の逼迫状況等が判断基準となり、比較的重症な施設内療養者が同時に多く生じると考えられる、そういう事態が想定されるまん延防止等重点措置等を実施すべき区域に対して、その他の地域よりも追加的、重点的な支援を行う観点から実施したものでございます。 Angry: 0.364 Disgust: 0.312 Fear: 0.541 Happy: 0.628 Sad: 0.395 Surprise: 0.551
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01:02:24 ~ 01:03:00 国務大臣(後藤茂之君)
追加的な支援策は、その目的から、まん延防止等重点措置地域に限定しているものでございますが、その他の地域においては、従来からの措置を十分活用していただきまして感染防止等の取組を進めていただくとともに、大変御苦労されている高齢者施設等を支援していくために、引き続き現場の皆さんの声を聞きながら進めてまいりたいと思っております。 Angry: 0.261 Disgust: 0.261 Fear: 0.493 Happy: 0.701 Sad: 0.532 Surprise: 0.456
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01:03:00 ~ 01:04:07 そのだ修光君
公平じゃなきゃならないんですよ、これはね。だから、現場サイドから言わせてみりゃ、このまん延防止の中とか外とかいう話じゃない。今回もまた解きましたよね、総理。解いているんですよ、まん延防止をね、また、私のところは要りませんよと、まん延防止じゃないよという形で。しかしまた、まだ私のところは残してくださいという都道府県知事の要望はあるわけでありますから、そういう状況の中で、やっぱり国民から不公平なことはあっちゃならないということ、それは少しこれからもちょっと考えていただきたいと思っておりますから、しっかりやっていただきたいと思っております。それと、さっきから、私は、二月になって急激に、このオミクロンの株のときにクラスターの情報がどんどんどんどん入ってきていたんです。第五波のときには、実は第五波のときには医療・介護現場というのは、これ、どこよりも重点置いてワクチン接種をさせましょうねということがあった。 Angry: 0.545 Disgust: 0.293 Fear: 0.482 Happy: 0.496 Sad: 0.478 Surprise: 0.462
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01:04:07 ~ 01:05:12 そのだ修光君
そして、施設内接種をどんどんどんどんさせていただいて、陽性者は出たけれども、死亡事例というのは世界において日本は何でこんなに死亡事例が少ないんだというところまで来ていたんですよ。そして今、先週報道がありましたけれども、第五波のときに亡くなったのが三千四百人、今このオミクロンの第六波ですね、もう二か月で六千人が亡くなっているような状況なんです。ですから、その状況の中で、やっぱりこのワクチン、これはどうしてもこのブースター接種、三回目のワクチンをしっかり、高齢者の施設、高齢者あるいは医療関係者もそうでありますけれども、しっかり接種を打たせるということが何よりも命を守ることだと私は思っておりますから、今現在、この三回目のワクチン接種どんな状況なんですか、少し教えていただきたいと思います。 Angry: 0.313 Disgust: 0.221 Fear: 0.554 Happy: 0.426 Sad: 0.574 Surprise: 0.592
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01:05:12 ~ 01:06:04 国務大臣(後藤茂之君)
新型コロナワクチンの三回目接種につきましては、ワクチンの供給、二月末までには三千七百の供給をいたしております。地方自治体と連携した接種体制の強化、九七・四%の自治体が対応をしているというふうに回答いたしております。また、接種券の前倒し送付、二月末までに既に六千百万人の分の接種券の前倒し送付も努めておりまして、接種日ベースで二月十八日と二月二十六日の一日当たり接種回数が百万回を超えるところまで来ておりまして、これからますますペースアップしていくというふうに考えております。 Angry: 0.261 Disgust: 0.229 Fear: 0.539 Happy: 0.729 Sad: 0.380 Surprise: 0.640
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01:06:04 ~ 01:07:17 国務大臣(後藤茂之君)
引き続き、こうした接種加速化の取組を進めるとともに、三回目接種の必要性や交互接種の有効性等、広報に努めて、一日も早くできるだけ多くの方に接種いただけるよう全力で取り組んでまいりたいと思っております。特に、今、そのだ委員から指摘のありました高齢者へのワクチンの接種でございますけれども、発症予防、重症化予防の観点から、重症化リスクの高い高齢者へのワクチン接種を進めることは極めて重要でございます。政府といたしましても、この高齢者施設、医療機関と並んでまず優先的に前倒し接種、同時に進めるということで、十二月に開始をいたしております。今後の高齢者へのワクチン接種、その時々の感染状況をよく踏まえながら、本当に迅速に接種が進むように、本当にしっかりと関係者の皆さんと連携を図りながらしっかり進めてまいりたいというふうに思っております。 Angry: 0.328 Disgust: 0.290 Fear: 0.536 Happy: 0.572 Sad: 0.466 Surprise: 0.560
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01:07:17 ~ 01:08:08 そのだ修光君
これはもう、今打つ手はもうこれが最重要だろうと思うんです。もう少し早くできれば、死亡者も少しでも減らせたと私は思っているんです。ですから、このことに対しては、今日はワクチン大臣もおられますけど、やっていただきたいと思っているところであります。それと同時に、やっぱりこれだけクラスターが出てですね、出たって、まあ厚労省の方も一生懸命いろんなことを考えてくださってはおりますけれども、やっぱり医療と介護の連携ですね、クラスターが起きたらすぐに医療班が駆け付けてくれるような状況をしっかりとつくっていくことがこれから大事、もうこれからそういうことをしっかりとやっていただきたい。 Angry: 0.397 Disgust: 0.323 Fear: 0.441 Happy: 0.537 Sad: 0.601 Surprise: 0.475
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01:08:08 ~ 01:09:09 そのだ修光君
それと、やっぱり薬ですね。薬を、どうしてもやっぱり医者のいない現場で見るというのは薬がやっぱり頼りですから、そのこともしっかりと、まあ今薬の、国内の薬も飲みやすい薬があるということを聞いておりますから、早くそういう段階で使えるような形で、特にまた優先、どう使える、じゃ、高齢者施設では優先して使っていいですよというようなことができりゃ、なおのこそ有り難いわけでありますけれども、このこともお願いをしていただきたいと思っております。そして、今、ちょうど新しいこのウイズコロナの時代、やっぱり社会経済を回すためにということをやっていかなきゃこれなりません。 Angry: 0.291 Disgust: 0.290 Fear: 0.496 Happy: 0.565 Sad: 0.655 Surprise: 0.441
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01:09:09 ~ 01:10:02 そのだ修光君
そのためには、もうどうしても、分科会の尾身会長が言われるとおり、やっぱり高齢者や高齢者施設、あるいは介護の現場の感染者をしっかり守ることだねと。それと、子供たちなんですよ。実は、社会経済活動を回す、私の介護の現場というのは慢性的に人が少ないんです。そして、働いている人たちというのは、やっぱり若いお母さんたちが多い。そして、子供が幼稚園に通い、子供が保育園に通い、子供が小学校に通い、そこで濃厚接触起きたら、また職場に行けないわけでありますよ。その職場に行けない方々の対策、職場が回らなくなる。 Angry: 0.434 Disgust: 0.340 Fear: 0.538 Happy: 0.431 Sad: 0.579 Surprise: 0.499
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01:10:02 ~ 01:11:04 そのだ修光君
今共働きが、介護の現場だけじゃないですよ、どんどんどんどん共働きは増えているわけですから、そういう人たちを動かすためには、やっぱり子供たちと高齢者の部分をしっかり守り抜くという政策をこれしっかりやらないと社会経済活動回すことには僕はできないと思っていますから、そのことを、総理、どういう形でこれから、やっぱり政策としてこれを重点的にやっていただくようにお願いをしたいわけであります。それと、ちょうど介護の現場のことだけをどんどんどんどん言っておりますけれども、実は、外国人の労働者、これ三千五百人、一日三千五百人入国を認めていただいた。それが一日から五千人になって、そしてまた七千人にしていただくということであります。 Angry: 0.512 Disgust: 0.255 Fear: 0.411 Happy: 0.597 Sad: 0.465 Surprise: 0.514
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01:11:04 ~ 01:11:26 そのだ修光君
介護の現場で働きたいという外国からの人たち、いっぱい待っているわけでありますけれども、そういう施策にもしっかりとやっていただきたいと思っておりますから、どうかよろしくお願いをしたい。総理から一言あれば、よろしくお願いいたします。 Angry: 0.433 Disgust: 0.317 Fear: 0.315 Happy: 0.691 Sad: 0.578 Surprise: 0.366
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01:11:26 ~ 01:12:15 内閣総理大臣(岸田文雄君)
まず、感染防止とできる限りの社会経済活動の維持、この二つのバランスを取っていく、そのために、この介護の現場、保育所あるいは学校、こうした施設においてしっかりとした対策を講じていく、この点は大変重要な観点だと思います。是非、政府としましても、続けてこうした対策、充実させていきたいと考えています。それから二点目、水際対策、海外から入ってこられる外国人の方、介護の現場で働きたいと期待している方々もおられる、こうしたことについては政府もしっかりと認識をしております。 Angry: 0.344 Disgust: 0.242 Fear: 0.435 Happy: 0.713 Sad: 0.504 Surprise: 0.501
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01:12:15 ~ 01:12:39 内閣総理大臣(岸田文雄君)
内外の感染の状況、あるいは各国の水際対策の状況、そして我が国の水際の防疫体制等の状況、これも踏まえながら、この経済活動と感染対策の両立のために、適切に緩和の方向で努力を続けていきたいと考えております。 Angry: 0.260 Disgust: 0.213 Fear: 0.497 Happy: 0.629 Sad: 0.646 Surprise: 0.521
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Angry: 0.628 Disgust: 0.555 Fear: 0.488 Happy: 0.386 Sad: 0.610 Surprise: 0.360
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01:13:14 ~ 01:14:10 水岡俊一君
立憲民主の水岡俊一でございます。今日は、石垣のりこ委員にパネルのお手伝いをいただいて、質問をさせていただきたいと思います。どうぞ、総理を始め閣僚の皆さん、よろしくお願い申し上げます。通告をしている質問をする前に、ウクライナの問題について若干お聞きをしたいというふうに思います。ウクライナから国外に避難をされている方が百五十万人を超えているのではないかと、こういうお話が今出ております。百五十万人といえばどれぐらいか。日本でいえば川崎市あるいは神戸市丸ごとですね、県でいえば沖縄県あるいは鹿児島県の全人口が避難をされているといった、膨大な数になっております。 Angry: 0.449 Disgust: 0.287 Fear: 0.454 Happy: 0.647 Sad: 0.404 Surprise: 0.551
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01:14:10 ~ 01:15:05 水岡俊一君
非常に多い避難の方々を支援するために、具体的な取組をしなきゃいけない。また一方、ウクライナの国というのは、人口は四千三百五十万人、非常に大きな国であります。ということになれば、国内にまだ九六%もの国民の方々が残っていらっしゃる。この方々が今もう、水あるいは食料、あるいは医薬品、そういったものが欠乏している。非常に命に関わる状態にある。もちろん戦火の下ですので大変な状況はありますが、戦火が起こっていない状況の中でも命の危険が迫っているといったことが今報道されております。 Angry: 0.530 Disgust: 0.344 Fear: 0.627 Happy: 0.339 Sad: 0.446 Surprise: 0.540
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01:15:05 ~ 01:15:33 水岡俊一君
そういった部分で、総理は今後どういう形で支援を拡大をさせていこうと思っていらっしゃるのか。これまでに発表されたことはさておいて、これからの方向性、総理が考えておられることがあれば是非お聞かせをいただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 Angry: 0.298 Disgust: 0.207 Fear: 0.439 Happy: 0.744 Sad: 0.463 Surprise: 0.637
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01:15:33 ~ 01:16:08 内閣総理大臣(岸田文雄君)
おっしゃるように、ウクライナ、ウクライナの方々、今回の事態を受けて大変厳しい状況に置かれています。こうした方々に対して、我が国としましても国際社会と協力しながらしっかり支援を行っていかなければいけないということで、既に人道支援等、この一億ドルの緊急支援を国際機関を通じて行うなど、様々な対策を発表しています。 Angry: 0.382 Disgust: 0.283 Fear: 0.572 Happy: 0.459 Sad: 0.596 Surprise: 0.445
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01:16:08 ~ 01:17:01 内閣総理大臣(岸田文雄君)
そして、この度、防寒服や防弾チョッキを始めとするウクライナ側が要望されている品々についても、我が国としても支援を調整しているという状況にあります。ウクライナの情勢については、今後どのようなことになるのか、予断は許されない緊迫した状況にあると思います。しかし、そういった方々に対して、まずは日本としてもしっかり支援をしなければいけないと思っていますし、そして、そういったこの事態を逃れるために第三国に出国されたウクライナの方々のこの受入れ、我が国もこの受入れを考えたいということを申し上げております。 Angry: 0.462 Disgust: 0.285 Fear: 0.545 Happy: 0.477 Sad: 0.441 Surprise: 0.532
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01:17:01 ~ 01:17:47 内閣総理大臣(岸田文雄君)
これは、まずは親族や知人が日本におられる方の受入れが考えられますが、それにとどまらず、人道的支援から、あっ、人道的見地から、こうした受入れを求められる方についても対応を考えていきたいと思っております。今後とも、状況の変化に応じて、特に人道的見地から日本としてできることは何なのか、これを、国際社会の対応もしっかりと念頭に置きながら、日本としても検討を続けていきたいと考えております。 Angry: 0.416 Disgust: 0.179 Fear: 0.449 Happy: 0.620 Sad: 0.478 Surprise: 0.582
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01:17:47 ~ 01:18:13 水岡俊一君
参議院においても、去る三月の二日にロシアによるウクライナ侵略を非難する決議を採択をいたしました。改めてウクライナ及びウクライナ国民と共にあることを表明をしたところであり、また、総理も度々そういった御発言をいただいていると、こういうふうに承知をしております。 Angry: 0.621 Disgust: 0.295 Fear: 0.414 Happy: 0.663 Sad: 0.293 Surprise: 0.483
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01:18:13 ~ 01:19:01 水岡俊一君
その中で、ウクライナ国民と共にある、言葉では我々は口にできますけれども、私たちは、ウクライナに行って共に戦ったり、あるいは支援をするということが今できません。そういった意味では、ウクライナの方々に対し、あるいは全世界で平和を願う方々に対して、私たちがウクライナの方々と共にある、平和を求めている日本の国民だということを形で表していくということも、見える化をしていくということも非常に重要なことではないのかなと、こういうふうに思うんですね。 Angry: 0.429 Disgust: 0.270 Fear: 0.386 Happy: 0.573 Sad: 0.546 Surprise: 0.514
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01:19:01 ~ 01:19:48 水岡俊一君
至らぬ考えですけれども、例えば、赤い羽根募金に倣って、ウクライナの青、黄色を模した羽根をみんなが胸に付けながら、支援、募金を募っていくというようなことも見える化の一つだと、こういうふうに思います。もう既に、日本国内で多くの団体や、我が党も、我が立憲民主党も募金を始めております。そういった形が日本においても必要なことではないのかなというふうに思いますが、総理はどういうふうにお考えでしょうか。 Angry: 0.386 Disgust: 0.262 Fear: 0.483 Happy: 0.590 Sad: 0.450 Surprise: 0.609
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01:19:48 ~ 01:20:12 内閣総理大臣(岸田文雄君)
まず、我々はウクライナの厳しい状況について連日報道等で目の当たりにするわけですが、あの戦火の中で御苦労されているウクライナの方々の状況、また思いに私たち自身も思いを巡らせていかなければならないと思います。 Angry: 0.505 Disgust: 0.346 Fear: 0.516 Happy: 0.289 Sad: 0.751 Surprise: 0.275
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01:20:12 ~ 01:21:21 内閣総理大臣(岸田文雄君)
そして、ああした状況、力による現状変更、あれは決して欧州での出来事ということで他人事と捉えてはならないと。これはアジアを含め国際秩序が揺さぶられている、こうした事案であるという思いであの厳しい状況を見詰めていかなければならないと考えます。よって、委員おっしゃるように、こうした思い、また、私たちのこの危機感をその形に示すということは私も大変重要なことだと思います。一つ今御提案をいただいたわけですが、政府としましても、今後とも、先ほど申し上げたように、ウクライナの方々に対して人道支援を中心にしっかり支援は続けていきたいと思いますが、それをまた示す形、そういった思いを示す形として何がふさわしいのか、こうしたことは考えてみたいと思います。 Angry: 0.300 Disgust: 0.249 Fear: 0.539 Happy: 0.606 Sad: 0.516 Surprise: 0.510
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01:21:21 ~ 01:22:15 水岡俊一君
総理、是非お願いをいたします。参議院の決議のお話を先ほどいたしましたが、その決議の中で私たちは、プーチン大統領が核使用を前提とするかのような発言をしているのは言語道断である、唯一の被爆国として非難をすると、こういうふうに訴えたところであります。核で脅されている中で、我が国が核の共有を議論するというようなことがもしあったらば、私は、ウクライナの人々に対して、あなた方は核を持っていないから攻め込まれても仕方がないんだというようなことを言わんばかりの、間違ったメッセージを与えるというふうに思えてならないんですね。 Angry: 0.592 Disgust: 0.320 Fear: 0.404 Happy: 0.531 Sad: 0.365 Surprise: 0.434
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01:22:15 ~ 01:23:11 水岡俊一君
被爆国の政府として、絶対に核共有の議論をするということのないように強く求めて、私は次の質問に入りたいと、こういうふうに思います。次の質問ですが、新型コロナ感染症、オミクロン株が蔓延する中、学校の子供たちを守ろうと、現場で、また自治体で様々な御苦労をいただいていることと思います。しかし、感染対策といっても様々なアプローチがあります。そんな中で、私、先日聞いて首をかしげたことがあったので、ちょっと皆さんにお伝えをし、御質問したいと思うんですが、総理、十四分給食ルールというのはお聞きになったことあるでしょうか。 Angry: 0.456 Disgust: 0.237 Fear: 0.460 Happy: 0.529 Sad: 0.520 Surprise: 0.518
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01:23:11 ~ 01:24:06 水岡俊一君
いや、私もびっくりしたんですけれども、ある小学校で行われていたという報道がございました。いただきますと声を上げて食べ始めるんですが、それと同時に先生がタイマーをセットして、十四分になったら、はい、終わりというようなことが起こっているということで、大変問題になっております。こういったことは様々な問題をはらんでいるんですが、政府としてどういうふうにお考えかお聞きをしたいんですが、まず、文科大臣はどんなふうにお感じになっているでしょうか。 Angry: 0.399 Disgust: 0.216 Fear: 0.551 Happy: 0.457 Sad: 0.387 Surprise: 0.617
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01:24:06 ~ 01:25:23 国務大臣(末松信介君)
水岡先生にお答え申し上げます。御指摘の十四分間ルール、私も初めて聞いて少し驚きましたんですけれども、このルールにつきましては、その詳細を実際把握しているものではございませんけれども、学校給食の時間でどのような感染症対策を行うかは、各学校で、学校給食の時間でどんな感染症対策を行うかは、各学校で児童生徒の実態とかあるいは感染状況などを踏まえて適切に判断されるべきものであると考えてございます。その際、給食の時間の設定に当たりましては、子供の発達段階や指導に掛かる時間、あるいは当番活動に配慮する必要があると思ってございます。文部科学省としましては、学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル、先生よく御存じのことでありますけれども、これに基づきまして、特に給食時間前から換気を徹底しつつ、その前後の手洗いの徹底、食事中に飛沫を飛ばさないように、例えば、机を向かい合わせにしないとか、大きな声で会話をしないように、控えておくように、こういった指導を行ってございます。 Angry: 0.298 Disgust: 0.221 Fear: 0.502 Happy: 0.650 Sad: 0.353 Surprise: 0.681
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01:25:23 ~ 01:26:06 国務大臣(末松信介君)
学校給食は子供の健やかな育ちを支える重要な機能を有しておりまして、文部科学省は、引き続き感染症対策を促しつつ、学校給食の充実、食育の推進を図ってまいりたいと思います。現場でいろいろなお話聞くんですけれども、三月生まれの子と四月生まれの子供では、食べる量も違うし、速度も当然違ってきますし、学校では一方で、三十回しっかりかみなさいということを私たち言っているんですよということでありますから、多少、この十四分間ルール、学校現場に委ねておりますけれども、その辺のところはよく常識を働かせていただきたいなというのは私の思いでございます。 Angry: 0.452 Disgust: 0.173 Fear: 0.351 Happy: 0.728 Sad: 0.437 Surprise: 0.543
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01:26:06 ~ 01:27:27 水岡俊一君
文科大臣、よく御理解をいただいていると思うんですね。なぜ十五分間ではないのだという声もちょっと上がっておりましたが、総理、十五分もし食べるとどうなるかというと、濃厚接触者になるんですね。そのとおりです。濃厚接触者になるとこれは問題なので、それまでの十四分でやめる。合理的な話でしょうか。何か科学的でもないような気もしますし、こういった問題についてもういろんなところで議論がされていると思いますが、私は、問題としたいのは、それをどう理解するかということよりも、実際子供たちはそれを、どういう影響を受けるかということなんですね。一番心配するのは、今文科大臣にも御指摘いただきましたが、三月生まれの低学年の子供であればなかなか体力的にも追い付かないこともあったりして、学校現場に聞きますと、小学校の低学年は十四分で食べられる子というのはクラスの中に三人ぐらい、三年生、四年生でも十人ぐらいしかいないと、こういうことなので、クラスの中のほとんどの子が食べられないわけですね。 Angry: 0.327 Disgust: 0.263 Fear: 0.558 Happy: 0.608 Sad: 0.428 Surprise: 0.648
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01:27:27 ~ 01:28:11 水岡俊一君
そういったことの中でせかされると、無理やり口の中に入れて、何とか速く食べたいというふうに無理をしちゃう、そういう子供が出てくる。そこで問題なのは、喉に詰まらせて窒息をしたりあるいは嘔吐をしたり、かえって大変なことになるんではないか。子供の命とか健康とかを守るということを目的にしているはずなのに、濃厚接触者を出さないというようなことが優先されるとすれば、それは本末転倒だというふうに思うんですが、総理、いかがですかね。 Angry: 0.316 Disgust: 0.581 Fear: 0.667 Happy: 0.290 Sad: 0.483 Surprise: 0.524
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01:28:11 ~ 01:29:44 内閣総理大臣(岸田文雄君)
ただいま文科大臣から説明がありましたように、この学校給食においてどのような感染対策を行うか、これはその地域の感染状況等も様々ですので、その状況も見ながら学校で判断するものではありますが、ただ、大臣からもありました、また委員からもありました、子供たちの発育状況、発育段階ですとか、そういった点に対する配慮、これは大変重要なことであると認識をします。国としては、換気ですとかあるいは手洗い、大声での会話を控えるなど、国としてこの適切な感染症対策の在り方ということについては、この感染症対策、あっ、失礼、衛生管理マニュアル、こうした形で示しているところですが、こうした形で国として、推奨する感染症対策、学校給食等において注意すべきこと、これはしっかりと示しながらそれぞれの学校において適切な対応を促していく、こうした姿勢は大事なのではないかと考えます。 Angry: 0.317 Disgust: 0.250 Fear: 0.494 Happy: 0.704 Sad: 0.358 Surprise: 0.602
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01:29:44 ~ 01:30:22 水岡俊一君
現場の担任の先生やら養護教諭の方々、大変心配をされて、何とか子供たちを守りたいというふうに頑張っていただいているところですが、この話はどうやら管理職の方から提案があったということでございますので、感染対策というより、学校から濃厚接触者を出さないという、そういったことの苦肉の策という意味で、もしかすると教育委員会とか自治体からの要請があったかもしれない。 Angry: 0.221 Disgust: 0.308 Fear: 0.699 Happy: 0.398 Sad: 0.532 Surprise: 0.534
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01:30:22 ~ 01:31:07 水岡俊一君
そういった意味で、政府、文科省には、是非そういった意味で間違ったことにならないように是非御指導いただきたいな、こんなふうに思うところであります。次の問題に行きたいと思います。先日、ある学校現場から次のような声が寄せられました。クラスで一人でも陽性者が出たら、そのクラスは学級閉鎖。クラス全員、そして関わった先生、全員PCR検査。そして、その検査の実施、検体の受取、搬送、結果の連絡まで、全て学校の責任。 Angry: 0.336 Disgust: 0.268 Fear: 0.559 Happy: 0.549 Sad: 0.497 Surprise: 0.602
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01:31:07 ~ 01:32:05 水岡俊一君
子供たちは学年末なのに授業が受けられないことになってしまってとんでもないことになっていると、こういうような声が寄せられました。いや、ちょっとびっくりしてこれ調べてみたんですね。そうしますと、これは実は山梨県で新山梨方式なるものが実施されていることが分かりました。皆さん、資料を御覧になっていただきたいと思いますが、資料一でございます。これは、山梨県のホームページからそのままコピーをして持参をしたものでございます。非常にたくさんのことが書いてあるので簡単にかいつまんで申し上げると、学校で陽性者が判明した、これ、ここ、一番上の赤いところですね。 Angry: 0.235 Disgust: 0.265 Fear: 0.545 Happy: 0.636 Sad: 0.423 Surprise: 0.680
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01:32:05 ~ 01:33:31 水岡俊一君
陽性者が判明をしたら学校は何をするか、陽性者の把握をします。そして、陽性者の実情に応じ、検査の必要性を判断。発症をした二日前から学校に来ていたのかどうかということを確認をしながら、来ていたとすれば検査は必要。②に行くと、検査の対象集団の特定、つまり誰を検査するのか。基本は同じクラス全員、そして交流学級、あるいは担任の先生、あるいは教科担任の先生。そして、それを濃厚接触者のリストとして保健所に報告をする。そして、PCR検査の依頼書あるいは採取容器を準備をしたり受け取ったりする。そして、学校でドライブスルー方式あるいは家庭持ち帰り方式で検査を実施をして、その検査の準備、実施、容器、それから説明、ラベル、全部用意しなさい、検体の回収も確認も、ラベルを確認をして、リストと照合して、依頼書の作成をして、そして保健所に、医療機関に引渡しをするというようなことが事細かくこれに記されているんですね。 Angry: 0.526 Disgust: 0.391 Fear: 0.578 Happy: 0.473 Sad: 0.342 Surprise: 0.612
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01:33:31 ~ 01:33:59 水岡俊一君
こういったことが今学校で行われているということが現実として分かりました。これ、こんなことが全国で行われているんでしょうか。このことについて政府の見解を求めたいと思います。 Angry: 0.532 Disgust: 0.374 Fear: 0.476 Happy: 0.476 Sad: 0.523 Surprise: 0.480
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Angry: 0.456 Disgust: 0.301 Fear: 0.532 Happy: 0.579 Sad: 0.448 Surprise: 0.570
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01:34:02 ~ 01:35:15 国務大臣(末松信介君)
今資料拝見しましたが、お尋ねの新山梨方式でありますけれども、判明した感染者が一人の場合でも同じ学級の児童生徒全員を検査対象としまして、検査結果が判明するまでその学級を閉鎖するといった対応が取られていることを聞きました。こうした対応は、文部科学省のガイドラインにおいても、濃厚接触者等の速やかな特定が困難な場合など、初動の取組として考えられる旨はお示しを実はしてございます。一方で、この新型コロナへの対応に当たりましては、感染症対策を徹底しつつ、最大限子供たちの健やかな学びを保障することが大変重要でございます。このため、先月、二月四日でございました、教育委員会に対して、やむを得ず登校できない場合にも学習に著しい遅れが生ずることがないように、オンラインと対面のハイブリッド等によりまして学びの保障を行っていただくように、そういうことを周知をいたしたところであります。 Angry: 0.391 Disgust: 0.247 Fear: 0.548 Happy: 0.607 Sad: 0.397 Surprise: 0.548
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01:35:15 ~ 01:35:43 国務大臣(末松信介君)
文部科学省としては、引き続き、学校関係者と緊密に連携取りながら、児童生徒の健やかな学びが保障されるようにしっかり取り組んでまいりたいと、そのようには考えてございます。大変難しい問題でありまして、現場の意見を尊重するというのが私の考えでございます。 Angry: 0.325 Disgust: 0.346 Fear: 0.585 Happy: 0.466 Sad: 0.605 Surprise: 0.483
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01:35:43 ~ 01:36:13 水岡俊一君
今御説明をいただきましたけれども、必ずしも文科省の考えていることと一致はしていないということかもしれませんが、やはり文科省が言わんとしていることをそんたくをし、参酌をし、各都道府県で積極的に取り組んでいるというところがないわけではないと、こういう実態だと思うんですね。 Angry: 0.483 Disgust: 0.305 Fear: 0.524 Happy: 0.534 Sad: 0.413 Surprise: 0.465
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01:36:13 ~ 01:37:01 水岡俊一君
このとき、この問題については様々な問題を秘めているんですが、一つには、一人でも感染者が出ると全員を検査をしなきゃいけない、全員検査をするということで学級閉鎖になる、学校に来れませんね。そして、一時間でもそのクラスで授業をしている先生も全部濃厚接触者として勤務ができなくなる。そういったことからすると、またそれに加えて、ここにあるようにドライブスルー方式を学校でやるんですね。そして、保護者からの家庭持ち帰りの検体を受け取ったりする。そういったことを学校でやろうとすると、もう学校はそれだけで手いっぱいですよね。 Angry: 0.346 Disgust: 0.279 Fear: 0.566 Happy: 0.496 Sad: 0.456 Surprise: 0.651
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01:37:01 ~ 01:37:54 水岡俊一君
ほかの先生方も授業できません。そういった意味では、そのクラスだけじゃなくて、学校全部の子供たちが授業を受けられない。もうこの三月、学年末ですよ、こういった状況で何とか子供を守りたいという気持ちは分からないでもないけれども、これで授業ができないというような実態があるとすれば、これはもう早急に是正を図らなきゃいけないと、こういうふうに思うんですね。子供の学習権を守るという観点から、文科大臣、積極的にこれは調査をして、そして必要であれば適切な指導をお願いしたいんですけど、いかがでしょうか。 Angry: 0.433 Disgust: 0.194 Fear: 0.572 Happy: 0.334 Sad: 0.551 Surprise: 0.634
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01:38:04 ~ 01:39:23 国務大臣(末松信介君)
これ、先生、検体の回収などの検査の実施に関する業務というのは本来保健所が行うべきものでもございまして、一方で、保健所業務の逼迫の事情等により学校が、本当大変御苦労を掛けています、先生方には、補助をすることがやむを得ない場合も実は考えられます。文部科学省としては、このような場合においても特定の教職員のみ過度な負担が掛かることがないように、組織的な実施に努めることが大変重要だという認識でございます。加えて、教育委員会や衛生主管部局が必要に応じてサポートすることも大変重要であるというふうに、そのように考えてございます。具体的に、先生、見直してはどうかというお話につきましては、今日のお話は一旦承りますけれども、現状何とかここまで学校現場を乗り切ってきています。先生方、今日、一月にオミクロンにかかった方だけでも六千人以上かかっておられますし、累計では一万数千人と聞いてございますので、大変な苦労を掛けておりますけれども、もう一度、今のやり方どうかということにつきましては、自分の頭の中で一度整理をしてみたいというふうに考えておるところでございます。 Angry: 0.311 Disgust: 0.212 Fear: 0.563 Happy: 0.552 Sad: 0.510 Surprise: 0.593
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01:39:23 ~ 01:40:04 水岡俊一君
末松大臣、もう既にこれは二月の段階から山梨県で行われていて、もう学校現場がもう行き詰まっているという状況が幾つも声が上がっているんですね。そういった声に文科省としては敏感になっていただいて、本当に子供の学習権を確保するという観点においてもしっかりと指導をしていただかなきゃいけないんじゃないかなと、こんなふうに思うところです。 Angry: 0.269 Disgust: 0.212 Fear: 0.567 Happy: 0.491 Sad: 0.508 Surprise: 0.683
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01:40:04 ~ 01:41:03 水岡俊一君
保健所が行う業務ではないかというお話も今ありました。この資料を見ていただくと、保健所が、この資料の一番左側の列が保健所の仕事として挙がっているわけですけれども、本来であれば、この検査を実施する、検体を運ぶといったようなことも含めて、ほとんどが保健所の業務だというふうに思うんですね。それを学校がやるということについて、これは一体なぜこういうことになったのか。保健所がもう手いっぱいでどうにもならないという状況があるとして、それを学校にお手伝いをいただきたいということかなと思いますが、こういったことを厚生労働省としては、これ大臣、これは保健所の業務をこういったことで学校にやらせるということを厚生労働省は考えておられるんですか。 Angry: 0.511 Disgust: 0.306 Fear: 0.576 Happy: 0.399 Sad: 0.390 Surprise: 0.607
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01:41:03 ~ 01:42:02 水岡俊一君
いかがですか。是非、早急に調べていただいて、適切な指導をお願いをしたいと思います。一方、保健所の方々はもう今非常に多忙になっているというふうに思います。自宅療養者に対する連絡も含めて、様々な業務が保健所に掛かっているということを私も承知をしております。私も二月にコロナに感染をいたしました。 Angry: 0.414 Disgust: 0.277 Fear: 0.415 Happy: 0.696 Sad: 0.472 Surprise: 0.526
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01:41:08 ~ 01:41:33 国務大臣(後藤茂之君)
今先生の御指摘で、新山梨方式、よく今見せていただいております。個別の具体的な状況については今私よく承知しておりませんので、また具体的なことについては、検討の上、お答えをさせていただきたいと思います。 Angry: 0.177 Disgust: 0.191 Fear: 0.449 Happy: 0.835 Sad: 0.447 Surprise: 0.643
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01:42:02 ~ 01:43:22 水岡俊一君
二週間自宅に、まあ自宅謹慎といいますか自宅療養をさせていただきましたが、その中で、検査所から、検査機関から保健所に連絡が行って、私が感染をしたというデータは行ったようであります。そのデータに基づいて保健所から私に電話がありました。いかがですかと、こういう電話をいただきましたが、比較的まあ軽症だったということもあるんですけれども、後にも先にも電話が掛かってきたの、それ一回だけです。これ、今、自宅療養者で死亡される方が少なくないということも今話題となっております。本当に保健所の方々、手いっぱいなんじゃないかなというふうに思うんですね。これは、今、現有体制だけではできない可能性があって、いろんな自治体を聞いてみますと、例えば、図書館を閉めて、図書館の職員をそういった手続なり作業のバックヤードで活躍をしてもらうというような苦肉の策をやっている自治体もあるようなんですね。 Angry: 0.300 Disgust: 0.255 Fear: 0.535 Happy: 0.588 Sad: 0.481 Surprise: 0.620
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01:43:22 ~ 01:43:54 水岡俊一君
もうその思いというのはよく分かるんですが、これ、厚生労働省として、これまで過去に政治の一つの方法として保健所なるものをどんどんとカットしていった、そういったことの結果でもあるわけで、そういった中で保健所の職員の充実、支援という意味で考えていかなきゃいけないと思うんですが、大臣、いかがですかね。 Angry: 0.552 Disgust: 0.231 Fear: 0.496 Happy: 0.541 Sad: 0.363 Surprise: 0.507
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01:44:05 ~ 01:45:04 国務大臣(後藤茂之君)
特にオミクロン株は感染力が強く、感染者が多い、そういうことでありますので、大変な状況にあります。そうしたことを前提に、昨年、なかなか保健所から感染された方への連絡が取れないとか、あるいは健康観察がすぐに始まらないとか、医療にそれが進んでいけないというようなことで、例えば健康観察を地域の医療機関に委託する、そういうような取組をしたり、今まさに先生御指摘でありました、その人材を厚くしていくような対応、あるいは民間等に仕事が委託できるような形で少しでも現場の負担を軽くするような取組、そうしたことに取り組んでいるところでございます。 Angry: 0.233 Disgust: 0.287 Fear: 0.568 Happy: 0.548 Sad: 0.596 Surprise: 0.564
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01:45:04 ~ 01:45:29 国務大臣(後藤茂之君)
それぞれ保健所の設置そのものについては地方が判断されることではありますけれども、我々としても、しっかりと保健所の機能が果たしていけるように、特にこのオミクロン禍での厳しい状況、一緒になってこの危機をしのぐように進めてまいりたいと思っております。 Angry: 0.570 Disgust: 0.193 Fear: 0.617 Happy: 0.244 Sad: 0.514 Surprise: 0.468
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01:45:29 ~ 01:46:05 水岡俊一君
大臣、是非早急にお願いをしたいというふうに思います。私、自分に健康の問合せの電話が少なかったということを怒っているわけではないんですね。神戸市の場合は、メールが来て、その中に、こういったところを見てくださいと、そのホームページの中に対応策がいろいろと紹介をしてあるので是非チェックをしてほしいと、こういうようなことで、そのチェックをするんですね。 Angry: 0.365 Disgust: 0.118 Fear: 0.329 Happy: 0.639 Sad: 0.532 Surprise: 0.593
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01:46:05 ~ 01:47:00 水岡俊一君
そうすると、PDFで詳しい資料が紹介をされておりました。ページ数にして二十ページを超えるものだったんでありますけれども、そういった中を見ると、もし食料が手に入らない、あるいは身近でケアをしてくれる人がいない場合にはお電話をくださいと、若干の食料と、あるいはトイレットペーパー始め必需品をお届けをしますと、こういう紹介がありました。私は一人だったものですからお願いをしたら、二日後ぐらいにその品物が届きました。まあ何もないところからすれば、十分とは言えないけれども、必要な分をお届けをいただいて感謝をいたしました。 Angry: 0.343 Disgust: 0.259 Fear: 0.455 Happy: 0.736 Sad: 0.426 Surprise: 0.551
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01:47:00 ~ 01:48:04 水岡俊一君
しかし、私がやれたように、スマホを見ながらその中身をチェックをして、パソコンに移動してPDFをダウンロードをして、そして印刷をして、その中にある細かいデータをチェックをして電話をする、そんなに誰にでもできる状態で、状況ではないんじゃないかな。とりわけ、もう熱があって、私も熱がずっと出ていました。ですから、もうもうろうとするんですね。もう気力が湧かないから電話をする元気もない、そんな状況の中で今のようなことがメニューとして紹介をされていたとしても、それは現実的にその自宅療養者の助けにはならないんじゃないか。だから、やはり保健所からの問合せ、そういったものが私は必要だというふうに思っているので、もうこういったことを是非お願いをしたいというふうに思います。 Angry: 0.331 Disgust: 0.282 Fear: 0.495 Happy: 0.599 Sad: 0.505 Surprise: 0.567
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01:48:04 ~ 01:49:04 水岡俊一君
それでは、少し今の話にちょっと戻りたいというふうに思います。学校現場で、今、そういった意味では学習権が保障されないという観点で今議論をしましたが、私が心配していることの中の一つに、例えば、ここで、クラスの中で感染した人がA君だったと、こういうようなことになりますよね。このA君に対するみんなの思いというのは、大変だなというふうに思ってくれる子供たちもいるかもしれないし、それから、何で感染しちゃったのっていうふうに思う子供たちもいるかもしれないし、あるいは、ちゃんと決まりを守っていないからだと責める子供たちもいるかもしれない。そういった意味では、感染をしたということに対する非常に重い気持ちになる子供たちが出てくると思うんですね。 Angry: 0.306 Disgust: 0.211 Fear: 0.549 Happy: 0.471 Sad: 0.606 Surprise: 0.498
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01:49:04 ~ 01:49:48 水岡俊一君
もうこれは今に始まったことではなくて、もうコロナ感染のお話が出てからずっとこの間、子供たちの心のケアをもっともっとやらなきゃいけないんじゃないかということが叫ばれてきました。いじめという問題、これは、学校の中でこのコロナ感染に関わっては極めて気を付けなきゃいけない問題だろうというふうに思っていますけれども、そういった意味で、総理、お考えがございましたらちょっとおっしゃっていただきたいんですけれども、子供たちの心のケア、必要だと思われませんか。 Angry: 0.509 Disgust: 0.267 Fear: 0.535 Happy: 0.369 Sad: 0.489 Surprise: 0.496
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01:49:48 ~ 01:50:06 内閣総理大臣(岸田文雄君)
オミクロン株の感染拡大によって学校に通うことができず、先生や友達と会えないなど、学校生活に様々な不便が出ていること、これは子供たちにとって不安も大きく、つらいことも多いと考えます。 Angry: 0.238 Disgust: 0.180 Fear: 0.623 Happy: 0.170 Sad: 0.788 Surprise: 0.664
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01:50:06 ~ 01:51:04 内閣総理大臣(岸田文雄君)
その中で、委員御指摘のように、この感染者などに対する差別や偏見につながるような行為が行われることがないように、国としては、その防止に向けた取組を学校現場に促すとともに、児童生徒向けの啓発動画の作成、あるいはその周知、これを行ったところであります。また、様々な悩みや不安を抱える児童生徒に対し、養護教諭やスクールカウンセラーによる支援を行うなど、心のケアの充実に努めていかなければならない、こういった意識を持って取組を用意をしているところです。今後とも、子供たちが笑顔で学校生活を送れるように、政府としても様々な工夫を凝らし、全力を尽くしていきたいと考えております。 Angry: 0.362 Disgust: 0.244 Fear: 0.450 Happy: 0.656 Sad: 0.508 Surprise: 0.486
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01:51:04 ~ 01:52:00 水岡俊一君
総理から積極的な御意見をいただきました。それで、総理としては、スクールカウンセラーも含めていろんな形で子供たちを支援あるいはケアをしていくということを考えておられるんだと思いますが、そこで、総理、これ、本当に私たちとしては、もうずっとこういう問題を問い続けていてもむなしい思いが拭えません。というのはどういうことかといいますと、スクールカウンセラーって学校に配置をされていると、この放送を聞いておられる国民の皆さんもそういうふうに思っておられると思うんですね。ですから、学校にお一人スクールカウンセラーがいるんだというふうに思っておられる国民の皆さんが私は実は多いんだろうと思うんですね。総理、スクールカウンセラーって学校に常駐なんかしていませんよね。 Angry: 0.520 Disgust: 0.291 Fear: 0.455 Happy: 0.556 Sad: 0.409 Surprise: 0.526
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01:52:00 ~ 01:53:09 水岡俊一君
私は、それは願わくば、各学校に一人いて、月曜日から金曜日までずっと相談室に先生がいらっしゃって、カウンセラーがいらっしゃって子供たちが自由に相談に行けるというのが、これが理想だというふうに思うんですね。できれば複数いてほしいなというふうに思うんです。しかし、今の状況、一足飛びに全校配置はならないかもしれない。しかし、一週間の五日のうち二日ぐらいはいてほしいなというふうに思うんですね。そうやって私たちは運動をし、そしてこれまでの予算質疑、予算案の質疑の中ではずっとスクールカウンセラーの増員をお願いをしてきたんですよ。総理、御存じですか、この実態、今、スクールカウンセラーが一校当たりどれぐらいいるかと。もし総理御存じでなければ、文科大臣、どうでしょう。 Angry: 0.346 Disgust: 0.255 Fear: 0.499 Happy: 0.585 Sad: 0.503 Surprise: 0.614
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01:53:09 ~ 01:54:04 国務大臣(末松信介君)
先生にお答え申し上げます。予算上では、基礎配置としてスクールカウンセラーは全公立小中学校二万七千五百校に配置、スクールソーシャルワーカーは全中学校区の一万中学校区に配置できることとなっております。なっております。また、それに追加して、学校の規模や、特に問題、課題に応じた対応が必要な学校等の実情に応じまして配置時間を拡充するための重点配置も措置をいたしているところでございます。取りあえずそういうことでございます。ただ、実情は、先生、二万七千五百校ぐらいには、一時間、SCさんというかスクールカウンセラーさん、週一回四時間程度となるんですけれども、掛け持ちが多いというのは実情を聞いてございます。 Angry: 0.468 Disgust: 0.312 Fear: 0.479 Happy: 0.645 Sad: 0.392 Surprise: 0.574
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01:54:14 ~ 01:55:18 水岡俊一君
細かい数字までお答えいただきたいと通告をしていたわけではございませんのでもうそれは結構ですけれども、今、でも、お答えはもうされました。一校当たり週四時間程度というのが可能な範囲ということなんですね。だから、〇・五日学校にいらっしゃる、週に、週にですよ。ちょっと想像してみてください。スクールカウンセラーとして子供たちに心のケアをしようというのに、学校に、例えば月曜、ある学校は月曜日の午前中、次の学校は月曜日の午後、あるいは隣の学校は火曜日の午前中、こういうようなことで配置がされている実態だとすれば、心のケアって絵に描いた餅のようになってしまっているんじゃないかなと、こういうふうに思うわけです。 Angry: 0.357 Disgust: 0.261 Fear: 0.516 Happy: 0.595 Sad: 0.402 Surprise: 0.630
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01:55:18 ~ 01:55:49 水岡俊一君
ですから、総理、ここでやはりその現実をもっとしっかりと捉えて、この国として子供たちを守るんだ、子供たちを育んでいくんだと、将来を担っていく子供のために税金を使おうではないか、こういう姿勢を是非示していただきたいと思うんですが、総理、いかがですかね。 Angry: 0.731 Disgust: 0.123 Fear: 0.302 Happy: 0.602 Sad: 0.363 Surprise: 0.447
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01:55:49 ~ 01:56:06 内閣総理大臣(岸田文雄君)
子供たちは私たちの国の未来を担う希望であり、私たちの世代の責任として、健全に、そして心豊かに育ってもらわなければならないと認識をいたします。 Angry: 0.506 Disgust: 0.273 Fear: 0.274 Happy: 0.742 Sad: 0.583 Surprise: 0.371
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01:56:06 ~ 01:56:57 内閣総理大臣(岸田文雄君)
そして、今委員の方から、コロナ禍の中で心のケアとして今の体制が十分なのかと、こういう御指摘をいただきました。こうした点も踏まえて、我が国の子供たちのこの現状、未来への期待と希望ということを考えた場合に、政治としてより充実したものを考えなければいけない、これは当然のことだと思います。具体的に、スクールカウンセラーの現状、今御指摘のように、週一回四時間程度ということでありますが、これをどこまで拡充できるのか、これはしっかりと検討し、具体的にこの人数とか、数字において結果を出せるよう、文部科学大臣とともに検討したいと考えます。 Angry: 0.370 Disgust: 0.264 Fear: 0.464 Happy: 0.693 Sad: 0.401 Surprise: 0.582
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Angry: 0.121 Disgust: 0.178 Fear: 0.214 Happy: 0.921 Sad: 0.638 Surprise: 0.594
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01:57:00 ~ 01:58:01 水岡俊一君
スクールカウンセラーだけじゃないんですね。養護教諭も、まあ全校配置になかなかなっておりません。そして、兼務、つまりA校とB校と二つの学校を見ているという養護教諭もいるんですね。ある養護教諭が声を寄せてくれました。自分が次の兼務校に行かなきゃいけないということで移動している間に救急車と擦れ違った、どきっとしたけれども、結局はその離れた、勤務を離れた学校の子供たちが救急車搬送になっていると。もう何か、悔やみ切れないですよね。自分のその学校にいて何とかその子供たちのケアをできる状態にあったのに、兼務のためにほかの学校に行って、その移動中にその救急車と擦れ違う。 Angry: 0.456 Disgust: 0.300 Fear: 0.581 Happy: 0.403 Sad: 0.465 Surprise: 0.573
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01:58:01 ~ 01:59:16 水岡俊一君
もう泣くに泣けない、やりきれないと、こういう声も寄せられています。これはもうスクールカウンセラーだけじゃありません。学校の教職員全体の定員の配置をもっともっと積極的に考えていただきたいということを是非お願いをしたいし、今回の予算案では本当にまだまだ足りないんじゃないかなと、こんなふうには思っているところであります。次の質問に参りたいと思います。物価高と国民生活について若干お聞きをしたいと思います。家庭で消費をする物やサービスの値動きを見る一月の消費者物価指数は、昨年の同じ月を〇・二%上回って、五か月連続で上昇しています。この消費者物価指数の値上がりの幅は非常に少ないように、まだ小さいように見えますけれども、既にウクライナ情勢もあり原油価格が高騰をし、そしてガソリンが二二%以上、灯油が三三・四%以上上昇しているという、そういう調査が出てきております。 Angry: 0.505 Disgust: 0.341 Fear: 0.447 Happy: 0.511 Sad: 0.504 Surprise: 0.461
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Angry: 0.656 Disgust: 0.237 Fear: 0.607 Happy: 0.370 Sad: 0.269 Surprise: 0.614
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01:59:31 ~ 02:00:01 国務大臣(山際大志郎君)
エネルギー価格の高騰に伴って徐々に物価が高騰しているという認識は、我々も共有させていただいております。その上で、まずはエネルギー価格から始まって、それが原材料価格全般に広がって、さらには企業物価と言われる企業が活動する上での調達コストが高くなっているというところ、そこからどんどんどんどん、今度は消費者にまでその影響が及ぶ、そのことも我々としては注視しなくてはいけないと思ってございます。 Angry: 0.375 Disgust: 0.153 Fear: 0.549 Happy: 0.553 Sad: 0.313 Surprise: 0.751
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02:00:01 ~ 02:00:25 国務大臣(山際大志郎君)
先生が今御披瀝いただいた消費者物価指数も徐々に上がってきているということもございまして、これは注視していかなくてはいけないと思っておりますが、ここ、それらに対しまして、我々としても緊急対策を累次まとめておりまして、それを速やかに実行していくことが必要な状況にあると、このように思っております。 Angry: 0.247 Disgust: 0.150 Fear: 0.443 Happy: 0.741 Sad: 0.382 Surprise: 0.692
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02:00:46 ~ 02:01:52 内閣総理大臣(岸田文雄君)
既にエネルギーを中心に様々な物価が高騰しているということによって生活や経済に影響が出ていると認識をしています。だからこそ、この政府としましても、こうした物価が高騰することを受けて、価格転嫁が中小企業、零細企業においてもしっかりと進むようにということでこのパッケージを用意し、そして、これ物価だけが上がるのではなくして、物価が上がるのであるならば賃金が上がらなければこの経済は回っていかない、こういった認識の下に、この賃金のこの引上げを実現するために、政府として呼び水となる賃上げ税制を始めとする様々な政策を導入し、民間にも協力をしていただきながら社会全体として賃上げの雰囲気をつくっていく、こうした取組が大事であると思います。 Angry: 0.589 Disgust: 0.270 Fear: 0.469 Happy: 0.548 Sad: 0.330 Surprise: 0.481
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02:01:52 ~ 02:02:19 内閣総理大臣(岸田文雄君)
この経済の成長を伴う物価の高騰ということでなければ経済のこの循環は実現できないという認識の下に、こうした物価に対しても様々な対策を講じていかなければならないと考えております。 Angry: 0.352 Disgust: 0.295 Fear: 0.574 Happy: 0.437 Sad: 0.544 Surprise: 0.518
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02:02:19 ~ 02:03:01 水岡俊一君
委員の皆さん、資料の四を御覧をいただきたいと思います。これは、厚生労働省毎月勤労統計調査、令和三年十二月分の結果の確報でございます。この資料の中の一の四図として掲載をされているグラフを資料として今回採用をいたしました。基本は調査報告のままでありますけれども、見やすくするために私が色を付けたということで、元々はモノクロでした。そこで、ちょっと見ていただきたいんですが、赤い実線がございますね、赤い実線。これは実質賃金の伸びを示しています。 Angry: 0.460 Disgust: 0.314 Fear: 0.439 Happy: 0.739 Sad: 0.348 Surprise: 0.568
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02:03:01 ~ 02:04:00 水岡俊一君
実質賃金というのは、もう御案内のとおりですが、名目賃金に対して、その実際受け取ったお金でどれだけのものが買えるかということを考慮した賃金だというふうに思っていただいたらと思います。そうしますと、このグラフの左側に年平均と書いてあります。年平均でいえば、平成三十年、令和元年、二年、三年と山が下から上に上がってきています。三年にはゼロに戻しているということが見て取れるんですが、問題は、これを月別に見るとどうかということですね。右側のグラフを見てください。令和二年の十二月に下がっていたものがどんどんと上がって上昇していき、四月、五月のときには二%ぐらいまで伸びが示されているんですね。 Angry: 0.311 Disgust: 0.312 Fear: 0.548 Happy: 0.652 Sad: 0.421 Surprise: 0.614
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02:04:00 ~ 02:05:08 水岡俊一君
しかしながら、六月にどんと落ちています。七月、八月、少し伸びているという数字は出ていますが、もう九月以降、どんどんどんどんと落ちていって、十二月にはマイナス二%を下回っているという状況であります。つまり、この実質賃金から見ると、国民生活的に言うと収入が実質下がっていると同じだと、非常に生活が苦しくなっているということを示しているわけですね。ここで、じゃ、このグラフの非常にその特徴なのは、それは何によるものなのかということがちゃんと書いてあるんですね。そこで、見ていただいたらと思いますが、少し赤で、赤の棒グラフにちょっと黒のしまが入っているところでありますけれども、令和三年の六月辺りから下方に影響を及ぼしているということが見て取れます。 Angry: 0.355 Disgust: 0.295 Fear: 0.611 Happy: 0.533 Sad: 0.393 Surprise: 0.636
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02:05:08 ~ 02:06:05 水岡俊一君
どんどんと、九月、十月、十一月、十二月とその影響度が増えているということがこのグラフから分かります。つまり、物価、消費者物価の影響が非常に国民生活に影響を、大きな影響を及ぼしつつあって、実質賃金がもう十二月の段階でマイナス二%を下回るというようなことになっているということがこのグラフで示されているわけであります。つまり、これは厚生労働省の極めて精緻な集計調査に基づいた表でありますので、これをしっかりと私たちは見て、今の国民生活をしっかり判断しなきゃいけないと、こういうふうに思うわけですね。 Angry: 0.503 Disgust: 0.408 Fear: 0.498 Happy: 0.566 Sad: 0.362 Surprise: 0.496
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02:06:05 ~ 02:07:07 水岡俊一君
やはりここで、今、先ほど総理からは、その呼び水となるような賃金上昇を向けた、賃金上昇に向けた施策をやっているんだ、こういうふうにおっしゃっていただきました。二〇二〇年の春闘の賃金上昇分というのはたしか二%ぐらいでしたね。二一年は一・八%ぐらいだったというふうに思います。とすれば、その程度の賃金上昇があったとしても、このグラフからは何が見て取れるかというと、一向に実質賃金は伸びないということであります。ですから、今既にもうこの令和三年に入って下降が更に続いているような状況にあるわけで、実際に賃金が五%、一〇%上がるんなら話は別です、それはなかなか難しいでしょう。 Angry: 0.329 Disgust: 0.357 Fear: 0.572 Happy: 0.613 Sad: 0.386 Surprise: 0.600
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02:07:07 ~ 02:07:40 水岡俊一君
そうなると、実質的に国民生活を支えるためにはここで思い切った大幅な減税が必要ではないかと、こういうふうに思います。消費税と限ったわけではありませんが、消費税を中心とした減税をやるべきだというふうに、国民生活を救うためにはそれしかないんじゃないかなというふうに思いますが、総理、いかがでしょうか。 Angry: 0.478 Disgust: 0.294 Fear: 0.515 Happy: 0.404 Sad: 0.559 Surprise: 0.453
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02:07:40 ~ 02:08:04 内閣総理大臣(岸田文雄君)
まず、先ほど物価が上がっているからこそ賃上げが大事だということは申し上げました。ただ、委員の方から、この賃上げでは十分ではないのではないか、こうした御指摘がありました。その上で減税という御提案をいただいたわけですが、政府としては、まずはこの賃上げの努力はしっかりと続けたいと思います。 Angry: 0.451 Disgust: 0.356 Fear: 0.501 Happy: 0.581 Sad: 0.453 Surprise: 0.484
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02:08:04 ~ 02:09:07 内閣総理大臣(岸田文雄君)
その上で、この物価高、特に今回の物価高はエネルギー価格の国際市場の高騰が背景にあるわけですから、こうしたエネルギーを中心に、まずはその激変緩和措置を始め、政府として様々な政策を用意してこの物価高をできるだけ緩和して、国民生活や日本経済に影響が大きく及ばないように努力する、これも併せてやらなければいけない、これは先ほど山際大臣からも申し上げたとおりであります。こうした認識の下に、原油価格高騰に対する緊急対策、これを取りまとめたわけでありますが、まずはこうしたこの支援措置、これをしっかりと国民の皆様にお届けする、これがまず重要であると認識をしています。 Angry: 0.654 Disgust: 0.262 Fear: 0.450 Happy: 0.591 Sad: 0.219 Surprise: 0.561
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Angry: 0.472 Disgust: 0.510 Fear: 0.560 Happy: 0.462 Sad: 0.448 Surprise: 0.453
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02:09:18 ~ 02:10:06 水岡俊一君
厚労省のこの統計が更に今年の分が出てくると状況がまた明らかになってくると思うので、そういったことをしっかりと把握をしながらこれからの対応を考えていくべきだというふうに思います。もう既に、今総理がおっしゃったように、物価に何が影響して上昇しているのか、これはもうエネルギーの関係ですね。そういった意味では、コストプッシュ型のインフレにもうなっているというふうに思います。悪いインフレ、悪い物価上昇になっている状況をしっかりとこれからの日本の政府として考えていかなきゃいけないと、こういうふうに強く申し上げたいと思います。 Angry: 0.612 Disgust: 0.375 Fear: 0.463 Happy: 0.451 Sad: 0.409 Surprise: 0.441
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02:10:06 ~ 02:11:17 水岡俊一君
最後に、私、いろいろお医者さんの御意見を見ておりましたら、新庄徳洲会病院の笹壁先生という方が書いておられることに非常に感銘を受けました。それを簡単に申し上げるとどういうことかというと、オミクロン株が蔓延する中で重症者数と死亡者数という問題に着目をしなきゃいけないんじゃないかということでございました。重症者が少ないのに死亡者がどんどんと増えているという実態をどう考えるのか。これは、もう皆さん御承知のとおりに、高齢者の死亡が増えている。これは、大阪で第六波を見ているだけでも、死者の六割以上が、あっ、六十歳以上が九七%、七十歳以上に絞ると九三%、八十歳以上に絞ると七二%。 Angry: 0.296 Disgust: 0.341 Fear: 0.685 Happy: 0.441 Sad: 0.407 Surprise: 0.659
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02:11:17 ~ 02:12:04 水岡俊一君
つまり、もう高齢者がたくさん亡くなられているという実態があるという、ここに着目をしなきゃいけないので、元々高齢者、高齢の方々が持っているいろんな持病の中で、頑張ってきたけれどもコロナに感染をして命を落とされる方が多いということ、このことは事実であります。しかし問題は、もう時間がありませんので簡単に申し上げると、二〇二〇年の人口動態統計を見ますと、二〇二〇年は、死亡者数は前年度に対して八千人以上減っているんですよ。これはもう今後、これまでの過去十年間になかったことであります。 Angry: 0.425 Disgust: 0.418 Fear: 0.627 Happy: 0.335 Sad: 0.493 Surprise: 0.519
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02:12:04 ~ 02:13:05 水岡俊一君
例年二万人から三万人死亡者が増えていく。二〇二〇年は百三十七万二千七百五十五人亡くなられているということで、例年ずうっと増えてきたのに、この年は減っているんです。ところが、二一年に反動といいますか、物すごく増えたということがこの間の速報値で出ました。四・九%増、七万九千人も増えているんです。これをどう見るかですね。これをどう見るか。これまで行動制限とワクチン接種がもうコロナ対策の根幹だというふうに言ってきたけれども、本当にそうなんだろうか。高齢者に対して行動制限をして、運動量が減って、実際に内臓の諸器官の動きが悪くなる。転倒して骨を折ったり、あるいは身内と会えなくなって会話ができなくなる。 Angry: 0.515 Disgust: 0.373 Fear: 0.581 Happy: 0.364 Sad: 0.454 Surprise: 0.553
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02:13:05 ~ 02:13:37 水岡俊一君
そういうようなことの中で高齢者がどんどんと活動が制限されるというようなことがある中で、実際に高齢者の死亡者数が増えているということを今しっかりと考えなきゃいけないときではないか。行動制限とワクチン接種が高齢者を救うことに本当になるのかどうか、このことをしっかりと見ていかなきゃいけないということを申し上げて、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 Angry: 0.469 Disgust: 0.372 Fear: 0.521 Happy: 0.436 Sad: 0.521 Surprise: 0.472
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Angry: 0.392 Disgust: 0.217 Fear: 0.468 Happy: 0.671 Sad: 0.446 Surprise: 0.598
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Angry: 0.394 Disgust: 0.173 Fear: 0.420 Happy: 0.759 Sad: 0.380 Surprise: 0.658
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02:14:09 ~ 02:15:13 小西洋之君
立憲民主党の小西洋之でございます。冒頭、今、この高騰しているガソリンの価格等によって圧迫を受けている国民生活、コロナ禍の中の国民生活という観点でお伺いをさせていただきます。金子大臣にまず、総務大臣ですね、お伺いをさせていただきます。配付資料の二ページというところにあるんですけれども、先日三月一日のこの予算委員会の場で同僚の森屋隆議員の質問に対して、いわゆるトリガー条項を四月以降発動することについて、総理とある公党の代表の方の間に政治的な約束があるのかという質問を官房長官に対して森屋議員は繰り返し行っているところでございます。それに対してお答えにならないので、最後、鈴木財務大臣に対して、財務大臣、そういう約束をしているんでしょうかと質問したところ、財務大臣は、その約束とかについては私は存じ上げていないところでありますというふうに答弁をしております。 Angry: 0.570 Disgust: 0.247 Fear: 0.458 Happy: 0.556 Sad: 0.296 Surprise: 0.561
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02:15:13 ~ 02:15:47 小西洋之君
金子総務大臣に伺います。トリガー条項の凍結解除を発動すれば、地方自治体の収入は五千億円なくなることになります。まさにそのトリガー条項の制度そのものを所管する総務大臣として、岸田総理とある公党の代表との間に、四月以降、まあいつかは分かりませんが、トリガー条項の凍結解除を行うという政治的な約束があるのかないのか、そうしたことを御存じでしょうか。 Angry: 0.511 Disgust: 0.265 Fear: 0.541 Happy: 0.422 Sad: 0.460 Surprise: 0.556
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02:15:47 ~ 02:16:03 国務大臣(金子恭之君)
お答え申し上げます。今、小西委員からお話がありましたように、トリガー条項を発動しない場合は五千億の減額になるわけでございますが、今お話ししましたように、総理からはそのような指示はいまだいただいておりません。 Angry: 0.394 Disgust: 0.391 Fear: 0.559 Happy: 0.547 Sad: 0.484 Surprise: 0.532
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02:16:03 ~ 02:16:54 国務大臣(金子恭之君)
いただいておりません。お答え申し上げます。トリガー条項の凍結解除に向けた具体的な御指示はいただいておりませんが、あらゆる選択肢を排除することなく政府全体でしっかりと検討し、対応していくものと承知しております。 Angry: 0.661 Disgust: 0.350 Fear: 0.441 Happy: 0.465 Sad: 0.471 Surprise: 0.452
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02:16:07 ~ 02:17:03 小西洋之君
総理からトリガー条項検討の指示がないというのは、先日の森屋隆議員の質問に対して大臣答えていますので、答弁拒否をするとどんどん疑念が膨らみますから、これ予算審議ですので、もし政治的な約束があるのかないのかであれば、それは我々は知る必要がありますから端的に答えてください。鈴木財務大臣は予算担当大臣としてそういう約束を存じ上げていないというふうに言っているわけですから、金子大臣はトリガー条項に関する約束を御存じですか、その有無を。我々は、各党会派超えて山本委員長の下で、憲法八十六条、財政民主主義の規定に基づいてこの予算審議をしております。 Angry: 0.824 Disgust: 0.267 Fear: 0.456 Happy: 0.396 Sad: 0.267 Surprise: 0.460
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02:17:03 ~ 02:18:08 小西洋之君
三回目聞きますので、もし答えなければ委員長から職権を発動していただいて、ちゃんと答えるようにおっしゃってください。金子大臣、よろしいですか。予算担当の鈴木財務大臣は、公党との、ある公党の代表と岸田総理との間にトリガー条項の凍結解除をするかどうかの約束があるかないかについて、その約束とかについては私は存じ上げていないと言っているんです。私は金子大臣に、そうした約束があるかどうかを御存じですかということを、三回目です、答えてください。なぜこの答弁を初めからされないのかが疑念が膨らむばかりでございますが、じゃ、その疑念を解決していただきたいと思います。岸田総理に伺います。岸田総理は、ある公党との代表の間に、四月以降、まあいつかは分かりませんよ、トリガー条項の凍結解除を行うという政治的な約束をされていますか。 Angry: 0.562 Disgust: 0.255 Fear: 0.426 Happy: 0.574 Sad: 0.399 Surprise: 0.515
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Angry: 0.715 Disgust: 0.365 Fear: 0.492 Happy: 0.286 Sad: 0.595 Surprise: 0.445
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02:18:08 ~ 02:18:53 内閣総理大臣(岸田文雄君)
私は、トリガー条項については、こうした予算委員会の場で発言をした内容以上のことは何も約束はしておりません。予算委員会において発言したこと、すなわち、今政府としては激変緩和措置等対応しております、しかし、今後更に価格が高騰した場合には、今の対策の効果等を見極め、何が効果的なのか、これをしっかり検討した上であらゆる選択肢を排除せず検討いたします、これを再三申し上げております。私としてお約束しているのはそれに尽きていると考えております。 Angry: 0.599 Disgust: 0.241 Fear: 0.421 Happy: 0.544 Sad: 0.374 Surprise: 0.529
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02:18:53 ~ 02:19:18 小西洋之君
明確な答弁をいただいたと思うんですが、念のため確認をさせていただきます。そのある公党の幹事長の方なんですが、参議院議員でございます、その方が、ある公党の代表から、必ずトリガー条項をやると、四月からというふうに書いていますけれども、トリガー条項の凍結を解除するというふうに総理がある公党の代表に言ったというふうにその幹事長の方は記者会見で述べております。 Angry: 0.525 Disgust: 0.229 Fear: 0.470 Happy: 0.606 Sad: 0.402 Surprise: 0.519
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Angry: 0.480 Disgust: 0.338 Fear: 0.383 Happy: 0.732 Sad: 0.383 Surprise: 0.526
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02:19:29 ~ 02:20:08 内閣総理大臣(岸田文雄君)
先ほども申し上げたとおり、私が予算委員会等で、公の場で発言したことが全てであります。更に言うならば、三月四日の日に、国民新、あっ、失礼、国民民主党が予算に賛成したことを重く受け止め、与党として、公明党山口代表とともに玉木代表の話を聞かせていただきました。玉木代表からはトリガー条項を含む様々な政策について提言をいただき、意見交換をした上で、今後も意見交換を続けていくことを確認をいたしました。 Angry: 0.605 Disgust: 0.402 Fear: 0.402 Happy: 0.623 Sad: 0.353 Surprise: 0.453
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02:20:18 ~ 02:21:06 小西洋之君
ありがとうございます。今総理からおっしゃっていただいた先週金曜日の総理と公明党の山口代表とある公党の代表の方の三者の会議なんですが、ある公党の代表の方は記者会見で、今後は実務的に詰めていくことになりましたとおっしゃっております。で、あとまとめて聞きますが、そのある公党の幹事長の方はこの土日の間に、五日の報道にありますけれども、来週以降、自民党と公明党とある公党でトリガー条項の凍結解除について幹事長の会談が開かれることになるということをおっしゃっていますが、実務的な協議を行うのか、幹事長の会談を行うのか、そういうことを総理は決めていらっしゃるのか、あるいはすることはあり得るのか、答弁をお願いいたします。 Angry: 0.484 Disgust: 0.254 Fear: 0.374 Happy: 0.741 Sad: 0.371 Surprise: 0.537
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02:21:06 ~ 02:22:03 内閣総理大臣(岸田文雄君)
三月四日の会談については、先ほども申し上げましたが、玉木代表からトリガー条項を含む様々な政策について御提言をいただいた上で意見交換をし、今後も意見交換を続けていくことを確認いたしました。そして、その進め方については今後調整していくということを確認した次第であります。今申し上げたように、これからも話合いを続けていく、その話合いの進め方については今後調整をしていく、こうしたことを確認いたしました。 Angry: 0.327 Disgust: 0.382 Fear: 0.460 Happy: 0.750 Sad: 0.455 Surprise: 0.519
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02:21:33 ~ 02:21:49 小西洋之君
念のため。ですから、実務者の協議をつくる、行っていくですとか、あるいは幹事長会談をするですとか、そういう具体的なことは三党の党首の会談では何も決まっていないということでよろしいですか、具体的には。 Angry: 0.595 Disgust: 0.312 Fear: 0.454 Happy: 0.462 Sad: 0.539 Surprise: 0.469
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02:22:03 ~ 02:23:35 小西洋之君
私ども立憲民主党もずっと終始一貫、どこが一番最初に言ったかというつもりはないんですが、私もずっと前からトリガー条項の凍結解除をすべきだというふうに立憲民主党は主張しております。法案も出しております。また、衆議院の予算委員会でも、立憲民主党の同僚議員が一番たくさんの数、政府に対してトリガー条項の凍結解除を行うべきだという質問をしております。で、これについて、二月十八日の衆議院予算委員会の総理の答弁で、それまでは二月七日が直近なんですが、トリガー条項を四月以降は触れるつもりがない、トリガー条項の発動を明確に総理は否定していたんですが、十八日の答弁で初めて、今おっしゃっているような答弁ですね、あらゆる選択肢を排除しない、トリガー条項含めですね、という答弁をなさいました。で、その答弁の趣旨について予算委員会の審議などの場で再三質問を受ける中で、いろんな議員から再三受けたわけですけれども、そういう質問を受ける中で、そういうトリガー条項を含むあらゆるものを排除せずに議論をしていくという答弁をなさっているんですが、通告していますが、その再三質問を受ける中で、この二十五日、二十八日、参議院の予算委員会で答弁されておりますが、十八日の、トリガー条項を含む全てのものについて、あらゆるものについて検討していく、議論をしていくという総理の答弁の契機となった、再三質問を受ける中で、のその質問には、当然、我が立憲民主党の同僚議員のトリガー条項を発動すべきだと、そういう質問も含まれるという御理解でよろしいですね。 Angry: 0.754 Disgust: 0.242 Fear: 0.393 Happy: 0.580 Sad: 0.228 Surprise: 0.488
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02:23:35 ~ 02:23:57 内閣総理大臣(岸田文雄君)
御質問の再三の質問とは、これまで国会において御指摘の二月十八日の玉木議員からの質問以前も含め、立憲民主党議員やそれ以外の議員からも御質問を受けた、これを指しております。 Angry: 0.730 Disgust: 0.310 Fear: 0.428 Happy: 0.535 Sad: 0.153 Surprise: 0.598
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02:23:57 ~ 02:24:17 小西洋之君
明確な答弁をいただきました。我々野党第一党の立憲民主党の同僚議員の、我々は法案まで出しておりますので、トリガー条項の凍結解除を発動すべきだという質問を受けて、十八日の、今の、あらゆる選択肢を排除しないという答弁をなさっている、明確な答弁をいただきました。 Angry: 0.582 Disgust: 0.216 Fear: 0.368 Happy: 0.760 Sad: 0.243 Surprise: 0.539
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02:24:17 ~ 02:25:11 小西洋之君
委員長を始め同僚の皆さんに申し上げたいんですが、もしですね、政治的な約束はないともう二回答弁されたのでもうこれで終わりなんですが、あったら大問題なんですね。だって、我々は国民からの負託を受けて、憲法八十六条に基づいてこの予算委員会の予算の審議を行っているわけです。もしトリガー条項が発動されれば、一・五兆円を超える歳入が、収入がなくなるんですね。国民生活に多大な影響、また金子大臣が担当されている地方自治体の予算も全部、四月以降全部吹っ飛ぶことになります。もしそんな約束があるんであれば、普通は予算の修正案を内閣から出していただかなければいけないんですね。もちろん、税法に関する法改正案も出していただかなければならない。つまり、予算審議の前提を欠くようなことがこの数日間、平然とマスコミなどで議論されているのを、私は、国会議員として、決してあってはならない、日本の財政民主主義、議院内閣制を守る観点からこうした質問をさせていただきました。 Angry: 0.569 Disgust: 0.269 Fear: 0.501 Happy: 0.435 Sad: 0.440 Surprise: 0.484
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02:25:11 ~ 02:26:00 小西洋之君
委員長にお願いなんですが、今後もこうしたゆゆしきおかしな事態が続いてはいけませんので、続いてはいけません。先ほど総理はですね、総理は……理事は黙ってください。総理は、自民党、公明党とある公党で議論はしていくということをおっしゃっていましたので、その議論の状況について予算委員会の理事会に報告して、その内容を我々委員に説明していただきたいんです。そうでなければ予算審議の前提が成り立っているかどうか分かりませんので。特に、特に、予算の委嘱審査がこの後に行われます。立憲民主党の私の同僚議員も何人かの常任委員会の委員長を務めております。私も外交防衛委員会の筆頭理事です。もし、何らかのそういう政治的な約束があるような疑惑がある予算が私の外交防衛委員会に送られてくるのであれば、私は筆頭理事間の協議は絶対受けません。 Angry: 0.720 Disgust: 0.345 Fear: 0.434 Happy: 0.456 Sad: 0.349 Surprise: 0.440
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02:26:00 ~ 02:27:04 小西洋之君
それは、国民に対して、自衛隊員の皆さん、あるいは外交官の皆さん、NGOの皆さん、そういう人たちに責任が果たせませんので。なので、委員長にお願いなんですが、そうした三党間の協議の状況について予算委員会の理事会に報告し、そしてその内容を我々予算委員会の委員に説明することを求めます。山本委員長の誠意に敬意を表させていただきたいと思います。では、次の質問に移らせていただきたいというふうに思います。ウクライナの問題についてでございます。もう日本中の国民の皆さんがテレビの画面を見るたびに、あの爆弾の下で赤ちゃんやあるいはお父さん、お母さん、あるいは高齢者の皆さんがどんな目に遭っているんだろうと、もう本当に胸が潰れる思いだというふうに思います。三月一日、この予算委員会の場で林外相は、初めてですが、ロシアの侵略行為が、国連憲章の二条の四、武力の威嚇及び武力の行使を禁じた国連憲章に違反するという政府としての初めての答弁をいただきました。 Angry: 0.669 Disgust: 0.314 Fear: 0.383 Happy: 0.461 Sad: 0.469 Surprise: 0.429
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02:27:04 ~ 02:27:30 小西洋之君
岸田総理に伺いますが、総理も当然そうした認識でいるかどうか、それが一つ。もう一つは、その次の問いですが、プーチン大統領は核兵器を使った威嚇行為を行っております。このプーチン大統領が行っている核兵器の使用をにおわせるような言動等々は国連憲章に違反するという認識でよろしいでしょうか。 Angry: 0.607 Disgust: 0.265 Fear: 0.413 Happy: 0.517 Sad: 0.405 Surprise: 0.518
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02:27:30 ~ 02:28:04 内閣総理大臣(岸田文雄君)
まず、ロシアがウクライナの同意なくウクライナ領域内に軍隊を派遣し軍事行動を行っていることは、国連憲章第二条四項が禁じる違法な武力の行使であり、重大な国際法違反です。また、ロシアが武力の行使を開始する以前にも、威嚇的な軍の展開を進めながらウクライナに様々な要求をしていたことは、これは国連憲章第二条四項が禁ずる武力による威嚇に当たるものであると考えます。 Angry: 0.811 Disgust: 0.264 Fear: 0.463 Happy: 0.349 Sad: 0.273 Surprise: 0.509
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02:28:04 ~ 02:28:44 内閣総理大臣(岸田文雄君)
そして、御質問のプーチン大統領のこの核抑止力部隊の態勢を引き上げるという発言についてですが、これ、ロシアがウクライナに対して国連憲章第二条四項が禁じる違法な武力行使を継続する中で、更にプーチン大統領が様々な要求を行いながら核抑止力部隊の態勢を引き上げる発言をした、このことはこの国連憲章第二条四項違反である武力による威嚇にも当たると考えます。 Angry: 0.935 Disgust: 0.295 Fear: 0.448 Happy: 0.260 Sad: 0.174 Surprise: 0.415
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02:28:44 ~ 02:29:18 小西洋之君
ある程度明確な答弁をいただいたと思います。プーチン大統領は今の局面で核の使用をにおわすような発言等をすることは国連憲章二条四項に違反すると、そういう答弁をいただいたものと思います。では、重ねて伺います。今もう世界中の国民の皆さんが、何とかして一刻も早くロシアのこの武力攻撃を止めなければいけない、即時撤退をさせなければいけないというふうに思っているわけでございますけれども、それを実現するためにこの国際社会として何か実効性のある取組をとにかく死に物狂いでやっていく必要があると思います。 Angry: 0.493 Disgust: 0.337 Fear: 0.409 Happy: 0.702 Sad: 0.354 Surprise: 0.468
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02:29:18 ~ 02:30:19 小西洋之君
総理に伺いたいんですが、我が日本として、問いの六番ですが、ロシア軍を撤退させるために、即時に、どのような主体的な行動を行っているか。例えば、私も外交防衛委員会に所属しておりますので、いろいろ考えます。国連から特使を派遣する。あるいは、ロシア、ウクライナ双方に関係を持つ国の仲介国を皆でつくって、立てていく。あるいは、もちろんそういう中国のようでない、両方に関係のない、純然というか第三者的な国が役に立つこともあろうかと思います。あるいは、かつてのミンスク合意のときのように、関係国とそうでない国も交じって、複数国によるこの和平の、即時停戦の枠組みを何とかつくっていく、何かそうした構想が今、日本政府にあり、それに対して総理、日本国として主体的に動いていることがあれば、是非、説明、答弁をお願いいたします。 Angry: 0.554 Disgust: 0.273 Fear: 0.427 Happy: 0.661 Sad: 0.329 Surprise: 0.547
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02:30:19 ~ 02:31:00 国務大臣(林芳正君)
委員から様々な御提案もあったところでございますが、断固この今回の侵略に我々結束して行動しなければならないということで、特にG7を始めとする国際社会と緊密に連携しながら、厳しい措置を既に打ち出しております。今日は往復ですのでいろいろ読み上げることはいたしませんけれども、既に御存じのようなことはやってきております。さらに、制裁と並んで、外交努力として、総理は二月二十八日と三月四日にゼレンスキー大統領と直接会談をされておられます。 Angry: 0.450 Disgust: 0.277 Fear: 0.471 Happy: 0.585 Sad: 0.431 Surprise: 0.534
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02:31:00 ~ 02:31:55 国務大臣(林芳正君)
また、一日にはマクロン大統領と電話会談、三月一日には米国主催の多国間首脳電話会談、三月三日に日米豪印首脳テレビ会議ということで、三月二日にはドイツのシュタインマイヤー大統領、ポーランドのモラビエツキ首相ともそれぞれ電話会談を実施しておりますので、バイやいろんなグループでやっております。私も、ウクライナのクレーバ、またアメリカのブリンケン等々、そしてG7はこのところ立て続けに行われているところでございますので、今後の状況を踏まえながらでございますが、G7を始めとする国際社会、同じ価値を共有する同志と連携して、有効と考えられる取組、これを適切に検討、対応してまいりたいと思います。 Angry: 0.246 Disgust: 0.217 Fear: 0.439 Happy: 0.787 Sad: 0.475 Surprise: 0.578
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02:31:55 ~ 02:32:16 小西洋之君
総理にお伺いしましたので、総理として、今大臣が、外務大臣がおっしゃったその有効として思われるような取組を日本が主体的に構想し、その実現のために日本が主体的に全力で国際社会へ働きかけながら取り組んでいく、その決意、そしてお考えがあるかを答弁ください。 Angry: 0.420 Disgust: 0.246 Fear: 0.414 Happy: 0.754 Sad: 0.386 Surprise: 0.543
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02:32:16 ~ 02:33:02 内閣総理大臣(岸田文雄君)
まず、このウクライナの事態に対しては、再三申し上げているように、力による一方的な現状変更であり、決して認めることはできない国際法違反であり、強く非難する、こういった意思をしっかり表明した上で、ウクライナの国民の皆さんの厳しい状況に対しては人道支援、これをしっかりと行う、こうした取組を続けております。そしてあわせて、ロシアに対して国際社会が一致して制裁を行うなど厳しい批判を形にしなければいけないということで、制裁措置を日本も行っているということであります。 Angry: 0.667 Disgust: 0.274 Fear: 0.465 Happy: 0.382 Sad: 0.465 Surprise: 0.393
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02:33:02 ~ 02:33:48 内閣総理大臣(岸田文雄君)
そして、委員の御質問は、その先に更に日本として主体的に平和に向けて努力する覚悟はあるかということでありますが、今申し上げたような様々な取組は引き続き続けながら、今後の状況の変化もしっかりと見据えながら、日本としてこの平和実現のために貢献できること、これについては引き続き考えていかなければならないと思います。ただ、状況の変化、今現状、今戦闘が続いている、大変厳しい状況が続いています。その先行きは不透明でありますので、その状況をしっかり踏まえながら日本として考えてまいります。 Angry: 0.426 Disgust: 0.290 Fear: 0.572 Happy: 0.437 Sad: 0.557 Surprise: 0.512
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02:33:48 ~ 02:34:00 小西洋之君
いや、今まさにその首都のキーフが凄惨な市街戦に直面するんじゃないかということが、今国際社会でみんなが懸念していることなんですね。状況の変化を待っている暇はないわけですよ。 Angry: 0.443 Disgust: 0.381 Fear: 0.672 Happy: 0.399 Sad: 0.312 Surprise: 0.668
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02:34:00 ~ 02:35:01 小西洋之君
いろんな政治的な背景等々があってのことなんでしょうけれども、イスラエルの首相はロシアに行っております。ウクライナから中国の外相に対して仲介を、中国がそういう役割を果たせるかどうか、私もそれは定かではないです。ただ、いずれにしても、国際社会の政治力の総力を挙げて即時停戦を実現しなきゃいけない。そうしなければ、何の罪もないウクライナ国民の皆さんが殺されていくわけですから、それを救う、助けるために、総理、日本国の首相として決然としたリーダーシップを発揮していただきたい、そのことを強くお願いをさせていただきたいと思います。また、この即時停戦、平和を実現するためには、こうした各国のこの政治の動きと同時に、今全世界で沸き起こっている、このロシアの侵略を許さない、そしてウクライナの国民の皆さん、命、尊厳への思い、連帯のこの気持ち、その行動が大変重要であると思います。その関係で、我が日本国憲法の前文の平和主義について総理がどういう見解をお持ちなのかを質問させていただきたいと思います。 Angry: 0.637 Disgust: 0.274 Fear: 0.436 Happy: 0.444 Sad: 0.421 Surprise: 0.456
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02:35:01 ~ 02:36:01 小西洋之君
憲法前文には、「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚する」という平和主義の規定、そして、「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。」という平和主義の規定、実はこれらの規定が論理的に結晶化してできたのが憲法九条であると。実は、九条のお母さんが、法的なお母さんが前文の平和主義だというのが歴代政府の憲法解釈でございます。総理に伺います。今私が申し上げた平和的生存権、全世界の国民の皆さんが有すると宣言している平和的生存権は、当然、ウクライナ国民の皆さんにも及ぶ、ウクライナ国民の皆さんもそれを持つものであるのかどうかということ、また、この「人間相互の関係を支配する崇高な理想」、これ歴代政府の答弁によれば、友愛や信頼、協調というような、民主的社会の存立のために欠くことのできない、人間と人間との関係を規律する最高の道徳律というふうな答弁がなされております。 Angry: 0.668 Disgust: 0.236 Fear: 0.459 Happy: 0.533 Sad: 0.339 Surprise: 0.459
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02:36:01 ~ 02:36:51 小西洋之君
まさに、ロシアの侵略直後から世界中で沸き起こっている、ロシアの国内ですら沸き起こっている、この殺されてはいけない、平和は守られなければいけない、そうした世界の国民の皆さん、国という垣根を越えたまさに人間と人間相互の、このお互いを思い合うその愛、あるいはその友愛、協調、そうした活動、心の表れだと思います。すなわち、全世界の国民の皆さんの、侵略を許さない、ウクライナ国民の皆さんの命を思い連帯しようという今起きている動きというのは、日本国憲法前文の「人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚する」、そうした精神の具体的な表れの行動だと思いますでしょうか。総理の見解をお願いいたします。 Angry: 0.677 Disgust: 0.232 Fear: 0.401 Happy: 0.544 Sad: 0.410 Surprise: 0.412
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02:36:51 ~ 02:37:14 内閣総理大臣(岸田文雄君)
まず、先ほどのちょっと発言にちょっと付け加えるならば、先ほど日本として仲介等を、に努力すべきだという話がありましたが、しかし、何といっても今回は、ロシアの行動が力による一方的な現状変更であり国際法違反であると、このことはまず強調しておかなければなりません。 Angry: 0.478 Disgust: 0.283 Fear: 0.607 Happy: 0.400 Sad: 0.373 Surprise: 0.617
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02:37:14 ~ 02:38:02 内閣総理大臣(岸田文雄君)
仲介という以前の問題としてロシアの行動に対して強く非難する思い、これはしっかり示した上で対応しなければいけないということだけは一つ強調しておきたいと思います。その上で、その上で今の御質問でありますが、憲法前文の「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。」、こうした憲法前文のこの文言は、全世界の国民は基本的人権を維持され保障されるための条件である平和を享受する権利を有していることを述べたと解しており、この全世界の国民には当然ウクライナ国民も含まれると解されます。 Angry: 0.721 Disgust: 0.361 Fear: 0.517 Happy: 0.335 Sad: 0.396 Surprise: 0.302
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02:38:02 ~ 02:38:29 内閣総理大臣(岸田文雄君)
また、国際社会及び日本の国民において今回のロシアによるウクライナ侵略を非難し即時の撤退を求める声が多数上がっていることは、議員御指摘の憲法前文に掲げられている「人間相互の関係を支配する崇高な理想」の一つの表れであると考えております。 Angry: 0.792 Disgust: 0.327 Fear: 0.484 Happy: 0.394 Sad: 0.293 Surprise: 0.409
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02:38:29 ~ 02:39:09 小西洋之君
大変格調高い答弁をありがとうございました。その答弁を踏まえて、まさに日本国憲法の前文が示す平和主義、また国際協調主義の理念に従って、総理として、このウクライナ侵略の、ロシアが絶対悪いことは、国際法違反で絶対悪いことはこれみんな分かっていますから、ただ、その下で殺されている国民を、ウクライナ国民を救うために国際政治の活動、仲介等の活動が、停止が、停戦が必要だということをさっき申し上げたんですが。いずれにしても、この前文の平和主義、国際協調主義などの理念に従って、日本政府としてこのロシアの即時撤退に向けた外交を懸命にやっていくと、そういう理解でよろしいでしょうか。 Angry: 0.523 Disgust: 0.292 Fear: 0.481 Happy: 0.419 Sad: 0.484 Surprise: 0.453
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02:39:23 ~ 02:40:22 内閣総理大臣(岸田文雄君)
今回による、今回のロシアによるウクライナ侵略は国際秩序の根幹を揺るがす行為です。明白な国際法違反であり、厳しく非難をいたします。そして、国際秩序の根幹を守り抜くため国際社会が結束して、我が国としても毅然として対処してまいります。このことはまた、平和主義の理念にも従ってロシアによるウクライナ侵略に対処をしているということも言えると思っています。このロシア軍の即時撤退等の平和実現のため日本は、G7を始めとする国際社会と緊密に連携し厳しい措置を今も打ち出しているわけですが、こうした措置を引き続き最大限の対応として主体的に適時適切に実行してまいりたいと考えます。 Angry: 0.635 Disgust: 0.348 Fear: 0.531 Happy: 0.394 Sad: 0.447 Surprise: 0.437
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02:40:22 ~ 02:41:00 小西洋之君
林外相も三月一日に、この憲法の平和主義の理念に従って、この理念を国際社会に訴えていくというすばらしい答弁をいただきました。総理、このロシアとの関係で、総理、よろしいですか、ちょっと質問させていただきますが、岸田総理は、北方領土の四島ですね、国後、択捉、色丹、歯舞、北方領土の四島は日本固有の領土であるとお考えですか。固有の領土という言葉を使いながら答弁してください。 Angry: 0.607 Disgust: 0.254 Fear: 0.475 Happy: 0.615 Sad: 0.276 Surprise: 0.586
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02:41:16 ~ 02:42:07 小西洋之君
我が国が主権を有する領土という言い方しかしなくなったのは、第二次安倍内閣の岸田外務大臣の時代からです。私は沖縄及び北方問題の特別委員会の委員長も務めておりましたけれども、北方四島は日本固有の領土である、小学生や中学生の学習教材にも書いてあります。それを安倍内閣から言わなくなりました。もう残念ながら、我々はもう、安倍政権から始まったプーチンと安倍総理との北方領土問題の交渉というのは、言わば売国的なものではないかと、実効性が期待されないようなものではないかとずっと一貫して批判しておりましたが、その北方領土の交渉についてはもはや前提を失っているというような趣旨の答弁をもう政府は行っております。でしたら、答弁を変えるべきです。北方領土は日本固有の領土だというふうに岸田総理はお考えでしょうか。そのようにおっしゃっていただいて何の問題もないと思いますが、どうぞ答弁ください。 Angry: 0.708 Disgust: 0.415 Fear: 0.424 Happy: 0.492 Sad: 0.361 Surprise: 0.404
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02:42:07 ~ 02:42:28 内閣総理大臣(岸田文雄君)
我が国固有の領土であるか、我が国が主権を有する領土であるか。私自身、この用語を使い分けたという記憶はありませんが、いずれにせよ、我が国の固有の領土である、我が国が主権を有する領土である、共にこれ我が国の対応であると認識をいたします。 Angry: 0.709 Disgust: 0.286 Fear: 0.521 Happy: 0.430 Sad: 0.299 Surprise: 0.511
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02:42:28 ~ 02:43:00 小西洋之君
第二次安倍政権以降、初めて政府が国会で北方四島が日本固有の領土であるという答弁をようやくするようになったと。当たり前のことですが、北方四島は我が国の、日本固有の領土です。私たちの祖先がずっと住んで育んできた領土です。その領土が答弁の上で改めて、まあ本当は取り戻したと言いたいんですが、元々我々のものですから、そんな安倍総理のような下品なこと私は言いませんので、大事な答弁がなされたということを御指摘をさせていただきます。ただ、総理、今の答弁は本当に大事だと思うんですね。 Angry: 0.621 Disgust: 0.347 Fear: 0.423 Happy: 0.512 Sad: 0.411 Surprise: 0.476
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02:43:00 ~ 02:43:52 小西洋之君
ロシアがやっていることは主権と領土を侵略する侵略戦争ですから、そうした国際情勢にあって、我が国として日本固有の領土であると決然と総理が言わなければいけないのはこれはもう当然のことでございますので、大事な答弁をいただいたというふうに思います。では、この問題に関して、今核共有というようなことが言われております。総理に伺いますが、総理は核共有について政府として議論もする気もないというようなことをおっしゃっていますが、理由で非核三原則をおっしゃっております。非核三原則と、総理が国会で述べている自衛隊の戦闘機などが核を日本防衛のために使用するというケースですが、そうしたケースは非核三原則の何に違反するとお考えですか。 Angry: 0.663 Disgust: 0.319 Fear: 0.472 Happy: 0.509 Sad: 0.312 Surprise: 0.465
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02:43:52 ~ 02:44:39 内閣総理大臣(岸田文雄君)
核共有という言葉の中身ですが、これはいろんな議論が行われておりますので確認した上で申し上げるならば、NATO諸国等で行われている、平素から自国の領土に、日本の場合であれば米国の核兵器を置き、有事には自国の、日本の戦闘機等により核兵器を搭載運用可能な体制を保持することによって日本の防衛のために米国の核抑止力を共有する、こういった枠組みであるとしたならば、こういった枠組みは非核三原則と相入れず、これは認められないと申し上げております。 Angry: 0.800 Disgust: 0.415 Fear: 0.347 Happy: 0.514 Sad: 0.427 Surprise: 0.224
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Angry: 0.565 Disgust: 0.323 Fear: 0.614 Happy: 0.233 Sad: 0.463 Surprise: 0.562
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02:44:53 ~ 02:45:29 小西洋之君
持たずはどうですかね。総理が今御説明されたように、日本の国内にアメリカの核兵器を持ち込んで、平素から訓練して、自衛隊が自衛隊の戦闘機にその核兵器を搭載して、いざという国家究極の事態においては日本防衛のために自衛隊が使用するということですから、アメリカの核兵器ですけれども、国内に持ち込んでその運用の訓練を積んで、命懸けの訓練を積んで、いざというときには自衛隊が使うわけですから、これ核兵器持っていることと同じではないんですか、実態として。 Angry: 0.690 Disgust: 0.360 Fear: 0.511 Happy: 0.453 Sad: 0.342 Surprise: 0.532
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02:45:29 ~ 02:46:05 内閣総理大臣(岸田文雄君)
これ再三申し上げているように、核共有、ニュークリアシェアリングについては政府としては認めておりませんので、詳細について政府として、これ内容、この検討したことはありませんので、この非核三原則との関係においても詳細に申し上げることはできませんが、先ほど申し上げたように、一般論としましても持ち込ませずの部分にこれは相入れないのではないかと考えているところであります。 Angry: 0.636 Disgust: 0.457 Fear: 0.391 Happy: 0.482 Sad: 0.557 Surprise: 0.273
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02:46:05 ~ 02:47:05 小西洋之君
いや、非核三原則の持ち込ませずに該当するのは、これは小学生でも分かることですね。検討したことがないんでしたら、今検討していただけますか。自衛隊が使うわけですから、事実上持っている、実質的に持っていると、もう管理権も持っているし運用権も持っていると、実質的に持っているという、持たず、非核三原則の持たずに当たり得るとお考えになりませんか。安倍総理にはこんな優しい質問はしないんですが、私が申し上げているのは、自衛隊がその運用、実質的な運用管理を行って、自衛隊の戦闘機などでその核を日本防衛のために使用するというケースを総理が述べております。 Angry: 0.445 Disgust: 0.332 Fear: 0.482 Happy: 0.533 Sad: 0.475 Surprise: 0.535
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02:46:29 ~ 02:46:50 内閣総理大臣(岸田文雄君)
ちょっと済みません。今の質問の趣旨ですが、当たり得るというのは何に当たり……済みません、ちょっともう一回だけ整理して質問をお願いします。 Angry: 0.503 Disgust: 0.363 Fear: 0.520 Happy: 0.445 Sad: 0.561 Surprise: 0.475
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Angry: 0.226 Disgust: 0.133 Fear: 0.460 Happy: 0.822 Sad: 0.412 Surprise: 0.675
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02:47:05 ~ 02:47:25 小西洋之君
そうしたケースは、実質において日本が核兵器を持っている、運用管理をやって、自衛隊が、日本防衛のために自衛隊が使うわけですから、実質的に持っているというものに当たり得るのでは、そういう考えもできるのではないでしょうか。 Angry: 0.303 Disgust: 0.192 Fear: 0.630 Happy: 0.591 Sad: 0.336 Surprise: 0.690
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02:47:25 ~ 02:48:12 内閣総理大臣(岸田文雄君)
政府として詳細検討したことはありませんので確たることは申し上げられませんが、一般論として申し上げるならば、我が国の非核三原則、これはもう全体としてそういった考え方は認められないというふうに考えます。その中で、持つという部分に当たるのではないかと、当たり得るのではないか、この辺については、これ詳細な議論しておりませんので分かりませんが、ただ、どっちにせよ、これ、非核三原則全体としてこれは認められない、これは政府としては考えない、この結論は変わらないと思っています。 Angry: 0.811 Disgust: 0.319 Fear: 0.404 Happy: 0.371 Sad: 0.351 Surprise: 0.378
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02:48:12 ~ 02:49:00 小西洋之君
私、明確に、委員長に、質問通告しておりますので、総理が述べているその核共有の態様は実質において非核三原則の核兵器を持たないに当たり得るかどうかについて、政府の見解の委員会提出を求めます。私は明確に質問通告をしましたが、総理は検討していないと。まあ答えにくい問いなんでしょう。しかし、国家として決断して答弁しないと駄目ですよ、こういうことは。 Angry: 0.696 Disgust: 0.333 Fear: 0.493 Happy: 0.391 Sad: 0.396 Surprise: 0.468
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02:49:00 ~ 02:49:16 小西洋之君
国の在り方に関わることですから。委員長、申し上げたとおりなんですが、私も委員長を信頼申し上げておりますけれども、総理が答弁している核共有のケースは非核三原則の持たずに実質的に該当し得るのかどうかについて、政府の見解を委員会に提出を求めます。 Angry: 0.729 Disgust: 0.409 Fear: 0.480 Happy: 0.477 Sad: 0.304 Surprise: 0.467
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02:49:29 ~ 02:50:13 国務大臣(林芳正君)
先ほど総理から御答弁があったとおりでございますが、いわゆるNATOのニュークリアシェアリングは、このNATOの加盟国である非核兵器国の領土内に米国の管理下にある核兵器を配備し、有事においてはアメリカの大統領やイギリスの首相による承認を前提にと、こういうことでございますので、先ほど総理から御答弁があったように、この持ち込ませずには当然当たると、こういうふうに、おっしゃったとおりでございますが、持たずということになりますと、この部分はですね、やっぱり管理権が全てあるとは言えないということでございます。 Angry: 0.335 Disgust: 0.143 Fear: 0.342 Happy: 0.814 Sad: 0.338 Surprise: 0.615
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02:50:25 ~ 02:51:06 小西洋之君
外務大臣から重要な見解が示されましたけれども、ちょっと詳細を詰めておりますと本当に時間がなくなってしまいますので、ただ、委員長、委員会で政府の見解を、今外務大臣もちゃんと答えていないわけですよ、それを私は求めたのに、その議事整理権を発動していただけないというのは非常に遺憾であると申し上げざるを得ません。岸田総理に伺います。通告しております。岸田総理、福田元、かつての総理大臣は国会で、非核三原則は憲法に似た我が国の国是でありますというふうに答弁をされております。また、塩崎官房長官も、平成十八年ですが、非核三原則を言ってみれば国是として守ってきたことであるというふうにおっしゃっています。 Angry: 0.682 Disgust: 0.278 Fear: 0.371 Happy: 0.591 Sad: 0.354 Surprise: 0.441
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02:51:06 ~ 02:52:01 小西洋之君
岸田総理は、非核三原則を日本国の国是とお考えでしょうか。岸田内閣、政府においても国是として堅持する、そうした認識、決意でよろしいでしょうか。次の質問に移らせていただきます。今、安倍元総理ら、あるいは菅前総理らが、この核共有が必要だというふうに言っております。実は安倍総理在任時代にウクライナのクリミアが武力併合をされました。 Angry: 0.612 Disgust: 0.345 Fear: 0.397 Happy: 0.561 Sad: 0.420 Surprise: 0.471
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02:52:01 ~ 02:52:48 小西洋之君
また、菅総理の時代に、今岸田総理が引き継いでいる国家安全保障戦略、日本の外交安保の根幹の検討がスタートしております。二人の総理が在任時に一言も言わなかったことを総理が辞めた後に無責任に言うと。今、もちろんこのウクライナ全土に対する侵攻が起きているということは私も承知しておりますが、その前にクリミアの武力併合があるわけでございますので、岸田総理に伺いますけれども、政府としての見解ですが、なぜ安倍元総理や菅前総理は総理在任中に核共有の必要性などについて訴えることをしなかったんでしょうか。 Angry: 0.680 Disgust: 0.306 Fear: 0.435 Happy: 0.520 Sad: 0.335 Surprise: 0.436
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02:52:48 ~ 02:53:31 内閣総理大臣(岸田文雄君)
委員の御質問の趣旨は、両元総理が在任中は核共有等の必要性を訴えなかったのに退任後はなぜ核共有の議論の必要を訴えているのか、そういった趣旨だと理解をいたしますが、両元総理の退任後の発言についてはコメントは控えますが、政府としては、一貫して非核三原則は堅持していたと思いますし、これからも堅持していくということ、これは変わりないと認識をしております。 Angry: 0.706 Disgust: 0.194 Fear: 0.354 Happy: 0.693 Sad: 0.178 Surprise: 0.515
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02:53:31 ~ 02:54:04 小西洋之君
岸田総理に、全部質問通告していますから伺いますが、核共有は、戦略核を共有する場合は九条に違反することになると私は考えますけれども、核共有は九条に違反するのではないかについて総理の答弁をお願いいたします。 Angry: 0.893 Disgust: 0.213 Fear: 0.369 Happy: 0.460 Sad: 0.269 Surprise: 0.372
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02:54:04 ~ 02:55:17 内閣総理大臣(岸田文雄君)
これ九条との関係でありますが、ちょっと待ってください、これ、まず憲法と核の関係で申し上げるならば、この純法理的な問題として、我が国には固有の自衛権があり、自衛のための必要最小限の実力を保持することは憲法第九条第二項によっても禁止されているわけではありません。したがって、核兵器であっても仮にそのような限度にとどまるものがあるとすれば、それを保有することは必ずしも憲法の禁止するところではない、これが従来の政府の見解であります。しかし、我が国としては、非核三原則、これは国是であると考えており、この核共有等については政府としては考えないということを申し上げている次第であります。 Angry: 0.921 Disgust: 0.345 Fear: 0.373 Happy: 0.267 Sad: 0.256 Surprise: 0.292
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02:55:17 ~ 02:56:08 小西洋之君
ちなみに、今、持ち込ませずについて検討すべきだというような、高市先生、政務調査会長などがおっしゃっているんですが、日本はアメリカの核抑止力に依存しているというのが歴代政府の一貫した答弁でございますけれども、日本防衛のために、日本防衛のためにアメリカが核を使用しなければいけない、そうしたときには、非核三原則、持ち込ませずはありますけれども、そういう国家究極の、まさに日本国民の命が、何の罪もない国民の命が危険にさらされているときには、その核、非核三原則との関係についてはどのように考えることになっていますでしょうか。総理、答弁をお願いいたします。 Angry: 0.651 Disgust: 0.219 Fear: 0.506 Happy: 0.529 Sad: 0.339 Surprise: 0.466
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02:56:08 ~ 02:56:59 内閣総理大臣(岸田文雄君)
これはですね、かつて、二〇一〇年の当時の岡田外務大臣のこの発言でありますが、余り仮定の議論をすべきではないと思いますが、緊急事態ということが発生して、しかし、核の一時的寄港ということを認めないと日本の安全が守れないというような事態がもし発生したとすれば、それはそのときの政権が政権の命運を懸けて決断し、国民の皆さんに説明する、そういうことであるという発言があります。これが当時の岡田外務大臣の発言でありますが、こうした答弁について岸田内閣においても引き継いでいるというのが立場であります。 Angry: 0.721 Disgust: 0.376 Fear: 0.508 Happy: 0.444 Sad: 0.234 Surprise: 0.467
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02:57:03 ~ 02:58:08 小西洋之君
同じ趣旨の答弁があるところでございます。では、ちょっと残りが限られてきましたが、コロナ対策についての質問をさせていただきたいと思います。フリップをお願いいたします。これは二月の二十四日のこの予算委員会の場で使わせていただいたフリップでございますけれども、岸田内閣のこのコロナ対策、ワクチン、医療、あるいはその検査の取組というものが全く戦略性を欠く、救えるはずの命、健康、そして救えるはずの経済、それを救うために全力の取組でなっていないということを追及をさせていただきました。初めての方にも御説明しますが、これは解散・総選挙ですね、昨年十月の十四日に私が提出した質問主意書でございます。私の問題意識は、当時第五波が、デルタ株がようやく収束を迎えた頃でございましたけれども、第六波がいつ来るか分からない。特に冬に来たときに、冬は感染症の流行期であり、かつ、昨年の四月からワクチンを接種している高齢者の皆さんのワクチンの抗体効力が落ちていく、このことはもう科学的に分かっておりました。 Angry: 0.346 Disgust: 0.266 Fear: 0.461 Happy: 0.655 Sad: 0.470 Surprise: 0.562
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02:58:08 ~ 02:59:06 小西洋之君
すると、我が国のコロナ政策の国家戦略としては、冬までに、冬までにこの高齢者の皆さんに一刻も早くワクチンの三回目を打つ、お届けをする、それが命と経済を守る国家戦略ではないかという質問をしたんですが、それに対して岸田内閣の答弁は、第六波がいつ来るか、生じる時期を予測することは困難であるので、御指摘の第六波を前提としたお尋ねについてはお答えすることは困難であるという驚くべき答弁拒否を行いました。まさに、総選挙のさなかに国民が一番知らなければいけない、国民の皆さんに一番問われなければいけないそのコロナ対策の根幹について答弁拒否をしているわけでございます。そして、先日の二月二十四日の私の質疑の中で岸田総理は、十月二十八日にですね、初めて政治家として高齢者のワクチンの効果が二回目打ってから減退をしていく、減衰をしていく、そういうことを知ったというふうに答弁をされておりました。 Angry: 0.628 Disgust: 0.276 Fear: 0.576 Happy: 0.364 Sad: 0.260 Surprise: 0.559
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02:59:06 ~ 03:00:08 小西洋之君
岸田総理にお尋ねしますが、岸田総理の岸田ノートには、岸田ノートには、よろしいですか、岸田ノートには、第六波が冬に来るかもしれない、それまでに高齢者の皆さんに三回目のワクチンを打たなければいけないという政策の必要性の認識に関する記述が岸田ノートの中にはありますでしょうか。いや、二月二十四日のときには全くそうした考えはなかったとの趣旨の答弁をしているんですが、ちょっと次のフリップ、三枚目のフリップを掛けていただけますか。 Angry: 0.295 Disgust: 0.176 Fear: 0.536 Happy: 0.627 Sad: 0.466 Surprise: 0.590
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02:59:34 ~ 02:59:58 内閣総理大臣(岸田文雄君)
委員が今発言されたとおりには書いてはありませんが、全体として問題意識、委員のこの今御指摘になったような意識について、ノートには何か所かに分けて書いてあります。それを総合しますと、御指摘のように、今後の対応にも注意しなければいけない、こういった内容になると考えます。 Angry: 0.541 Disgust: 0.303 Fear: 0.573 Happy: 0.459 Sad: 0.379 Surprise: 0.530
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03:00:08 ~ 03:01:04 小西洋之君
こうしたことが生じないように、昨年の内閣委員会において、政府のコロナ対策について国会決議を付さしていただいております。全部私が起草した決議ですが、これ第三波のさなかだったんですが、第三波の医療などの諸課題を分析して、今後の感染拡大を最大限に封じ込めるために医療体制などを計画的につくる、そのための国の基本的な方針を示すということを求めました。しかし、その国の方針に戦略性がなかった。しかも、十一月の十二日に総理が示した全体像は、高齢者の皆さんのワクチンの効果が減退しないことを前提に作っていた。まるでこの附帯決議を守っていないわけでございますけれども、総理に伺います。今、第六波のさなかですが、またステルスオミクロンなどの感染拡大、あるいは第七波も懸念されております。今度こそ、第七波などのこの医療体制、保健所体制、検査体制の構築にこの附帯決議を遵守して取り組むということでよろしいですね。 Angry: 0.532 Disgust: 0.266 Fear: 0.450 Happy: 0.588 Sad: 0.406 Surprise: 0.536
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Angry: 0.708 Disgust: 0.440 Fear: 0.370 Happy: 0.467 Sad: 0.574 Surprise: 0.329
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03:01:11 ~ 03:01:48 内閣総理大臣(岸田文雄君)
政府においては、国の基本的な方針、そして昨年十一月に全体像を取りまとめて、医療提供体制を用意いたしました。そしてその後も、このオミクロン株の特性等を踏まえて、絶えず改善を行ってきました。結論として、御指摘の附帯決議にあるPDCAサイクル、これを回したものであると考えております。そして、今後についても、その御指摘、PDCAサイクルをしっかり回して、附帯決議の趣旨にしっかり応えていきたいと考えます。 Angry: 0.409 Disgust: 0.249 Fear: 0.456 Happy: 0.658 Sad: 0.456 Surprise: 0.567
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03:05:02 ~ 03:06:00 宮沢由佳君
今、コロナとロシアで世界が揺れています。こうした混乱と困難の非常事態の中では、いつも子供たちや女性、立場の弱い人たちが大きな影響を受けて、苦しい、つらい思いをしています。一方で、この混乱をあおるような発言が見られることは大変残念なことです。私たちは、間違っても非核三原則を破るようなことがあってはなりません。私たち大人は、どんなことがあっても平和のパスポートを子供たちに渡さなければならないと思います。それでは、岸田内閣に、主に子供政策について伺ってまいります。昨年十二月十六日の予算委員会で、私が、子育て罰と子育てボーナスについて岸田総理に伺いました。覚えていらっしゃるでしょうか。 Angry: 0.387 Disgust: 0.253 Fear: 0.540 Happy: 0.482 Sad: 0.497 Surprise: 0.601
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03:06:00 ~ 03:07:00 宮沢由佳君
そのとき、総理からは、子育て罰ではなく子育てボーナス、こうした雰囲気が日本にも現出することはすばらしいことだ、そのためにも一つ一つ政策を積み上げていかなければならないと思います、是非努力をいたしますと、すばらしい答弁をいただきました。ところが、立憲民主党の森ゆうこ委員が二月二十四日の予算委員会で、児童手当の特例給付も十月から廃止するんじゃないですか、子育て罰の厳罰化って言われているんですよ、少なくとも年少扶養控除を復活させませんかと質問された際に、厚労大臣からは、適用の上限見直しで廃止ではない、今後の子育て政策、しっかりと関係省庁とも連携しつつ施策を充実してまいりたいと思う旨の答弁がございました。児童手当の特例給付の上限見直し、総理のおっしゃることに全く反するのではないでしょうか。 Angry: 0.515 Disgust: 0.169 Fear: 0.461 Happy: 0.572 Sad: 0.326 Surprise: 0.573
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03:07:00 ~ 03:07:24 宮沢由佳君
子育てボーナス、子育てボーナス政策の真逆の子育て厳罰政策を積み上げていく、それが今の岸田政権ではないでしょうか。子育てボーナスはすばらしいと答弁された総理の御所見をお願いします。 Angry: 0.633 Disgust: 0.292 Fear: 0.417 Happy: 0.539 Sad: 0.419 Surprise: 0.414
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03:07:24 ~ 03:08:08 内閣総理大臣(岸田文雄君)
子ども・子育て支援策については、政権交代以降、新子育て安心プラン等に基づいて約一・四兆円程度を確保し、幼児教育、保育の無償化、あるいは保育の受皿確保などを進めてきました。そして、御指摘のこの年収千二百万円以上の者に対する月額五千円の児童手当の特例給付の見直しですが、子ども・子育て支援の充実を図る中で、長年の課題である待機児童問題の解決を図ることと併せて行ったものであります。 Angry: 0.503 Disgust: 0.288 Fear: 0.456 Happy: 0.626 Sad: 0.392 Surprise: 0.513
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03:08:08 ~ 03:09:09 内閣総理大臣(岸田文雄君)
すなわち、子育て政策の中で付け替えをしたものではなくして、所要額一千四百四十億円のうち一千億円は新たに事業主から拠出を増やしたということであります。すなわち、社会全体で支えるという趣旨でこの対策を考えたということです。全体として子育て世帯への支援をニーズに対応して充実させるものであり、子育て罰政策とは考えてはおりません。子育てボーナスと言われる社会を構築していくことが希望、未来に希望を持てる社会の実現にとって重要であり、今後、こども家庭庁の下、子供に関する取組、政策、我が国の社会の真ん中に据えて、一つ一つ政策を積み上げていきたいと考えております。 Angry: 0.578 Disgust: 0.350 Fear: 0.440 Happy: 0.603 Sad: 0.379 Surprise: 0.447
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03:09:09 ~ 03:10:01 宮沢由佳君
全部子供たちは等しい、大切だとおっしゃいました。こちらの子供たちの手当をカットして、そしてこちらの子供たちの待機児童の対策に充てる、納得いきません。これは、私たち、引き続き追及していきたいと思っています。また、森委員へ、厚労大臣から今後の子育て政策云々の答弁が、今後の子育て政策云々の答弁がありました。今後のなんて悠長な話ではないんです。今必要なんです。もちろん、今後の議論も大切です。しかし、コロナ禍の中で国民の皆さん大変な思いをされています。児童手当の特例給付の見直し対象の方にとっては廃止なんです、廃止です。子育て罰なんですよ。今、困っている子育て世帯の皆さんも、これを見て不安になります。 Angry: 0.545 Disgust: 0.329 Fear: 0.435 Happy: 0.554 Sad: 0.487 Surprise: 0.469
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03:10:01 ~ 03:11:00 宮沢由佳君
これからも安心して子育てできるような、不安をなくすべきだと思います。早急に、児童手当の特例給付を復活させるか、年少扶養控除を復活すべきだと考えます。厚労大臣の意見を求めます。厚労大臣がそんな気持ちでは、これを見ている子育て中の親、特に今回子育て罰を受ける親は納得いかないと思います。もっと丁寧な答弁を求めます。子育て罰に関連して、物価の影響についても質問いたします。 Angry: 0.615 Disgust: 0.339 Fear: 0.417 Happy: 0.580 Sad: 0.386 Surprise: 0.447
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03:10:22 ~ 03:10:43 国務大臣(後藤茂之君)
児童手当制度につきましては、内閣府の所管でありますので、制度の在り方については私からは答弁を差し控えさせていただきたいというふうに思います。 Angry: 0.417 Disgust: 0.338 Fear: 0.240 Happy: 0.760 Sad: 0.665 Surprise: 0.344
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03:11:00 ~ 03:12:07 宮沢由佳君
午前中に水岡議員も質問されました。コロナ禍において、輸入小麦も値上がりし、原油価格も上がっている、食料品や日用品も値上げする企業もある。今、生活必需品の値上げが国民の家計を直撃しています。しかし、可処分所得はほぼ横ばい。先ほど申し上げたように、児童手当の特例給付を見直すこととなる子育て世帯の収入は減るばかりです。コロナ禍において、まさに子育て罰がまた一つ増えます。山際経済再生担当大臣からは、物価高を危惧する立憲民主党の森委員の質問に対して、急激なインフレにつながる兆候はつかんでいないと答弁していますが、本当に庶民感覚とずれていると思います。庶民感覚とずれたまま政策を立案すると、困るのは国民です。政府として、このような状況にどのように政策面で対応するのでしょうか。賃上げなどの収入面を上げる、生活必需品等の価格を下げる助成を行うなど、具体的な選択肢があると思います。 Angry: 0.601 Disgust: 0.332 Fear: 0.538 Happy: 0.456 Sad: 0.375 Surprise: 0.523
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Angry: 0.517 Disgust: 0.344 Fear: 0.475 Happy: 0.678 Sad: 0.388 Surprise: 0.548
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03:12:15 ~ 03:13:02 内閣総理大臣(岸田文雄君)
新型コロナの影響でお困りの方々の暮らしを支えるために、住民税非課税世帯に対する十万円の給付、生活困窮者自立支援金の再給付、再就職や正社員化に向けた学び直しや職業訓練の支援など、重層的な支援を講じてきたところです。この十万円の給付は、まさにこの二月、三月、おおむね支給される見込みになっています。コロナ禍で様々な困難に直面している子育て世帯については、このほか、こうした支援のほか、子供一人当たり十万円相当の臨時給付金の支給などを実施いたしました。 Angry: 0.333 Disgust: 0.279 Fear: 0.623 Happy: 0.525 Sad: 0.418 Surprise: 0.593
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03:13:02 ~ 03:13:59 内閣総理大臣(岸田文雄君)
また、低所得者の高齢者の方々に対しては、住民税非課税世帯に対する十万円の給付のほか、社会保障全体で総合的に支援していく観点から、年金生活者支給給付金の支給、医療、介護の保険料の負担軽減、こういった支援措置を実施しております。これらに加えて、今まさに委員がおっしゃったように、給与の引上げに社会全体として取り組まなければならない。また、燃料費高騰等に対しては、激変緩和措置を重層的に用意しなければいけない。こういった施策を用意することによって、少しでもこのお困りの方々を支援するための対策、続けていきたいと考えております。 Angry: 0.600 Disgust: 0.347 Fear: 0.577 Happy: 0.385 Sad: 0.429 Surprise: 0.453
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Angry: 0.282 Disgust: 0.403 Fear: 0.572 Happy: 0.497 Sad: 0.632 Surprise: 0.520
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03:14:02 ~ 03:14:28 宮沢由佳君
収入は減り、支出が増える。年金生活者の生活にも直撃します。子育て世帯、年金生活者、国民の皆さんへどのような支援を行いますか。政策と支援合わせて二点、総理に伺います。 Angry: 0.485 Disgust: 0.357 Fear: 0.458 Happy: 0.595 Sad: 0.475 Surprise: 0.528
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03:14:28 ~ 03:15:01 内閣総理大臣(岸田文雄君)
今申し上げた対策、これはまさに年金生活者に対してもこの様々な支援になる、こうした政策は重なると考えております。今申し上げた、この前段で申し上げた様々な政策、これはまさに年金生活者の生活支援にもなる政策であります。こうした政策をしっかりと実行していきたいと考えております。 Angry: 0.386 Disgust: 0.322 Fear: 0.553 Happy: 0.471 Sad: 0.483 Surprise: 0.569
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03:15:01 ~ 03:16:03 宮沢由佳君
丁寧な説明をいただくと、あっ、それでいいのかなと思ってしまう国民いるかもしれません。でも、子育て罰なんですよ、年金減らされるんです。生活必需品始め物価の上がった分以上の収入増、賃上げを、賃上げや手当を充実しなければ生活が困窮する方は今より増えます。なぜ今、児童手当を見直すのか、年金を減額するのか理解できません。総理には国民の声をもっとよく聞いてほしいと思います。さて、私たち立憲民主党は、三月一日、議員立法、子ども総合基本法案を衆議院に提出しました。皆様の配付資料、パネルを御覧ください。今回、衆議院に私たちが提出した議員立法は、昨年五月に提出した子ども総合基本法案を大きくバージョンアップしました。チルドレンファーストを形にするべく、子供政策の充実、それを担う組織についてワンパッケージで改めて提出したものです。 Angry: 0.532 Disgust: 0.291 Fear: 0.441 Happy: 0.588 Sad: 0.395 Surprise: 0.532
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03:16:03 ~ 03:17:07 宮沢由佳君
法案のポイントは、まず子供関係予算の倍増、次に子供の権利を擁護するための独立機関である子供の権利擁護委員会、子供コミッショナーの設置、そして子供の意見表明権の確保、そして子供の貧困対策などを明記しています。次のパネルを御覧ください。子供政策を一元的に担う新組織名を立憲民主党は子ども省としました。内閣府、文部科学省、厚生労働省がゼロ歳から十八歳までに関わる事務分掌について一本化を進め、幼稚園、保育園、認定こども園などを一つの組織で所管することを目指すものです。厚生労働省の資料によりますと、令和二年度中に全国二百二十か所の児童相談所が児童虐待相談として対応した件数は二十万五千四十四件、過去最多です。 Angry: 0.649 Disgust: 0.378 Fear: 0.437 Happy: 0.604 Sad: 0.339 Surprise: 0.422
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03:17:07 ~ 03:18:03 宮沢由佳君
さらに、コロナ禍における潜在的な児童虐待数を含めると、もっと多くの数の児童が虐待されているのではないかと推測できます。私たちの法案は、平時においても、コロナ禍などの緊急事態においても、子供たちの命と権利を守り、生活を守るための法案と自負しています。政府も、こども家庭庁設置法案等を閣議決定し提出しています。そこで、両案について比較して、総理、関係大臣の御所見を伺ってまいります。政府案では、子供政策を一元的に行う、担うこども家庭庁と言いながら、幼稚園さえ文科省から移管することができていません。縦割りの弊害を解消するなら、私たちの法案のように子供政策を一元化できるようにすべきと考えます。 Angry: 0.681 Disgust: 0.323 Fear: 0.414 Happy: 0.493 Sad: 0.395 Surprise: 0.399
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03:18:14 ~ 03:19:00 国務大臣(野田聖子君)
今まさに委員からもお言葉がありました児童虐待始め子供をめぐる課題というのは、いじめ、貧困、少子化等複雑化しており、また多岐にわたっています。多くの省庁が関わっているということです。このため、各省庁より一段高い立場から子供政策を推進する司令塔機能というのが重要と思われます。このため、今回の政府案では、こども家庭庁は、子供の権利、利益擁護や児童福祉に関する事務を一元的に所管するとともに、関係省庁に対して、子供の視点に立ち、各省庁より一段高い立場から、総理のイニシアティブの下、政府部内の総合調整を行うこととしています。 Angry: 0.664 Disgust: 0.299 Fear: 0.439 Happy: 0.510 Sad: 0.383 Surprise: 0.492
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03:19:00 ~ 03:19:50 国務大臣(野田聖子君)
子供政策については、文部科学省、厚生労働省の所管に関わるものだけでなく、例えば人権擁護の観点からは法務省、少年非行の関係では警察庁、そして通学路の安全確保の観点で国土交通省など、多くの省庁が関わっています。全ての省庁の子供政策を一元化するということは現実的ではありません。児童福祉など育ちに係る行政と教育などの学びに係る行政についても、相互に関係する部分があるものの、それぞれの目的を追求する中で、それぞれの専門性を高めつつ、必要な場面でしっかり調整し、密接に連携する方が、政府全体としての施策の充実、質の向上に資すると考えています。 Angry: 0.678 Disgust: 0.342 Fear: 0.445 Happy: 0.567 Sad: 0.317 Surprise: 0.487
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03:20:00 ~ 03:20:23 宮沢由佳君
もし縦割りをなくせないのであれば、重複する行政コストは残したままとなります。縦割りが残ることによる重複した行政コスト、総理はどのように取り扱うお考えでしょうか。 Angry: 0.411 Disgust: 0.326 Fear: 0.630 Happy: 0.328 Sad: 0.552 Surprise: 0.559
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03:20:23 ~ 03:21:06 内閣総理大臣(岸田文雄君)
今、野田大臣からお答えしたように、そもそも、こども家庭庁というもの、子供の政策が文部科学省、厚生労働省、法務省、国土交通省、多岐にわたることからして、司令塔機能として存在する、そうしたことを考えての対策であるということを申し上げました。その中で、このいわゆる学びの部分について、コストが重なる部分についてはどう考えるのか、こういった御質問でありました。 Angry: 0.462 Disgust: 0.262 Fear: 0.516 Happy: 0.570 Sad: 0.370 Surprise: 0.567
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03:21:06 ~ 03:22:34 内閣総理大臣(岸田文雄君)
この教育、保育という問題、幼稚園、保育所、認定こども園、こうしたこの教育の内容と保育の内容の整合性を制度的に担保していかなければならないわけでありますが、このこども家庭庁設置法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律案においては、学校教育法及び児童福祉法に、両省が相互に協議を行って幼稚園における教育内容と保育所における教育内容を定める、こうした実質的な対応を明記しています。要は、これは政策の必要性からこういったことを用意しているわけでありますが、その中でコストが重なるのではないか、こういった御質問でありますが、これは、このそうした政策目的を実現するために必要最小限のものをしっかりと追求しなければいけない、どうするかではなくして、求められるものをできるだけこのコストを削ることによって効率的に予算を使っていく、こうした方針で臨んでいくのがあるべき姿であると考えております。 Angry: 0.649 Disgust: 0.313 Fear: 0.439 Happy: 0.616 Sad: 0.306 Surprise: 0.470
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03:22:34 ~ 03:23:02 宮沢由佳君
行政コストが残るということが分かりました。次の質問です。専任大臣によるこども家庭庁の勧告権、これはどのくらい実効性が担保されるのでしょうか。法的拘束力がなく、過去の他省庁の勧告権も実際に発動されたケースはほとんどなく、実効性は乏しいと考えますが、担当大臣、いかがでしょうか。 Angry: 0.448 Disgust: 0.358 Fear: 0.491 Happy: 0.530 Sad: 0.524 Surprise: 0.496
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03:23:02 ~ 03:24:12 国務大臣(野田聖子君)
今般の政府提出法案においては、こども家庭庁を担当する内閣府特命担当大臣について必ず置くことを規定しています。こども家庭庁を担当する大臣は、法律上、政府部内の統一を図るため必要と認めるときには各省大臣に対して勧告する権限を持ちます。また、勧告に基づいてとった措置について各省大臣に報告を求める権限と、特に必要があると認めるときは内閣総理大臣に対して意見を具申する権限を持ちます。さらに、これまで、内閣府、厚生労働省、国家公安委員会に総合調整権限、これが分散していましたけれども、こども家庭庁を担当する大臣が広く子供に係る基本的な政策全般について一元的に権限を持つことにいたします。また、子供や若者から意見を聞く様々な取組を行い、子供や若者の意見を踏まえて政府部内の統一を図るための企画立案、総合調整を行い、必要に応じ教育政策や雇用政策等にも関与することになります。 Angry: 0.819 Disgust: 0.367 Fear: 0.354 Happy: 0.551 Sad: 0.283 Surprise: 0.370
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03:24:12 ~ 03:24:31 国務大臣(野田聖子君)
こういうことによって、こども家庭庁が勧告権等を基にして、常に子供の視点に立ち、子供の最善の利益を第一に考え、こどもまんなかの社会を実現に向けて強い司令塔機能を発揮することができるというふうに考えています。 Angry: 0.695 Disgust: 0.246 Fear: 0.444 Happy: 0.677 Sad: 0.229 Surprise: 0.537
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03:24:31 ~ 03:25:02 宮沢由佳君
実効性と有効性がよく伝わらないので分かりませんけれども、統一という言葉が随分たくさん出てくるので、とにかく統一する、統一する、統一するための家庭庁だということは分かりました。次の質問です。子供政策の予算について伺います。総理は、子供の予算を増やすと言及されています。しかし、立憲民主党案のように、子供の施策に係る予算を対GDP比三%以上などの目標について政府案には明記されていません。 Angry: 0.547 Disgust: 0.296 Fear: 0.435 Happy: 0.610 Sad: 0.425 Surprise: 0.514
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03:25:02 ~ 03:26:01 宮沢由佳君
担当大臣、なぜでしょうか。まさに規模と期限、すごく大切だと思います。立憲民主党では、児童手当月一万円を高校三年生まで延長することを盛り込んでいます。 Angry: 0.351 Disgust: 0.283 Fear: 0.500 Happy: 0.541 Sad: 0.539 Surprise: 0.610
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03:25:12 ~ 03:25:51 国務大臣(野田聖子君)
我が国の少子化の現状は静かな有事と捉えており、国家戦略として、子供を第一に考え、子供政策を社会の真ん中に据えるこどもまんなか社会実現に取り組んでいく必要があると考えています。同時に、思い切った子供政策の充実も目指していきます。私としては、子供政策に関する予算については、期限とか規模ありきではなくて、子供の視点に立って取り組むべきものは何かを考えており、必要な子供政策の充実にしっかりと取り組むことが重要だと思います。 Angry: 0.533 Disgust: 0.215 Fear: 0.398 Happy: 0.690 Sad: 0.353 Surprise: 0.532
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03:26:01 ~ 03:26:27 宮沢由佳君
きちんと基本的なことを記載して予算を確保していくべきだと思います。子供予算の財源と使途を含めた具体的、中期的計画をすぐにでも作成していただきたいとの声がたくさん届いています。総理、予定についてお聞かせください。 Angry: 0.601 Disgust: 0.378 Fear: 0.380 Happy: 0.573 Sad: 0.512 Surprise: 0.412
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03:26:27 ~ 03:27:11 内閣総理大臣(岸田文雄君)
今担当大臣から申し上げたように、子供政策をこの社会の真ん中に据えて、縦割り行政等を排してしっかりと政策を進めていく、そのために、組織論ももちろんでありますが、様々な政策を用意する、こうした基本的な方針について申し上げています。そして、予算については、今申し上げたように、額ですとか時期ありきではなくして、しっかりとこの予算全体の中で、コロナ対策やウクライナ対策、様々な対策の中であるべき姿を考えていく、これが政府の方針であります。 Angry: 0.497 Disgust: 0.299 Fear: 0.451 Happy: 0.672 Sad: 0.377 Surprise: 0.507
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03:27:11 ~ 03:27:37 内閣総理大臣(岸田文雄君)
将来的には倍増を目指すということは申し上げているわけでありますが、しかし、現実に、このコロナ禍で苦しんでおられる方々、物価高騰によって苦しんでおられる方々等々、様々な立場の方に思いをめぐらしながら、政府として予算の配分の在り方についてしっかり考えていきたいと思っております。 Angry: 0.622 Disgust: 0.412 Fear: 0.495 Happy: 0.344 Sad: 0.473 Surprise: 0.358
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03:27:37 ~ 03:28:07 宮沢由佳君
予算がきちんと取られて、そして計画があって、そして目標数値があって、そして計画をいつまでに立てるんだという明確な答弁が欲しかったです。どうも、やっている感、やるぞ感というものばっかり伝わってきます。しっかりと計画を立てていただきたい。次に、子供の意見表明権について伺います。パネルを御覧ください。先日、子供基本法の成立を求めるプロジェクトチームの皆様からいただいた要望書の中の情報でございます。 Angry: 0.507 Disgust: 0.314 Fear: 0.396 Happy: 0.646 Sad: 0.453 Surprise: 0.507
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03:28:07 ~ 03:28:57 宮沢由佳君
ユニセフの子供の幸福度に関する調査二〇二〇の結果です。先進国三十八か国中、日本は身体的健康が一位なのに対し、精神的幸福度が三十七位。その詳細データによると、生活満足度が下から二番目、自殺率、十五歳から十九歳が高い方から十二番目、社会的スキル、すぐに友達ができると答えた子供の割合も下から二番目となっており、生きづらさを感じている子供たちがたくさんいるということが分かります。総理、子供の精神的幸福度、三十八か国中三十七位という結果についての御所見をお願いします。 Angry: 0.385 Disgust: 0.255 Fear: 0.460 Happy: 0.680 Sad: 0.420 Surprise: 0.577
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Angry: 0.197 Disgust: 0.162 Fear: 0.500 Happy: 0.839 Sad: 0.398 Surprise: 0.700
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03:29:10 ~ 03:29:33 内閣総理大臣(岸田文雄君)
こうした結果を踏まえると、全ての子供が自己肯定感を持ちながら幸せな状態で成長できるよう社会全体で子供の成長をしっかり支えることが必要であり、こども家庭庁の下、子供視点に立って政策を展開していくことの必要性を改めて感じております。 Angry: 0.416 Disgust: 0.197 Fear: 0.256 Happy: 0.798 Sad: 0.616 Surprise: 0.386
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03:29:33 ~ 03:30:14 宮沢由佳君
日本では、一九九四年に国連子どもの権利条約に批准したにもかかわらず、子供の権利全てを保障するための法律が今でも存在しません。そのため、問題が起きたときに、子供の権利の視点に立たず大人の視点が優先される、そういうことが多くあります。例えば、児童虐待の場面では、千葉県野田市の事件で教育関係者が子供の書いたアンケートを父親に見せてしまったように、児童相談所や学校の先生が親の権利や意向を優先してしまい、子供の生命を危険にさらし、子供自身が守られていないシーンが多くあります。 Angry: 0.705 Disgust: 0.301 Fear: 0.541 Happy: 0.381 Sad: 0.412 Surprise: 0.433
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03:30:14 ~ 03:30:40 宮沢由佳君
だからこそ、私たち立憲民主党は、子供の成長に応じて、子供の意見を聞く機会と子供が自ら意見を述べる機会を設け、その意見を子供の施策に反映するべきだと考えています。総理、子供の意見表明権、どう思いますか。 Angry: 0.655 Disgust: 0.305 Fear: 0.444 Happy: 0.631 Sad: 0.288 Surprise: 0.518
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03:30:40 ~ 03:31:21 内閣総理大臣(岸田文雄君)
子供の意見表明権については、児童の権利条約が掲げる基本原則の一つであると承知をしております。子供の声に耳を傾けることは子供を大切にする第一歩であり、こども家庭庁において子供や若者から意見を聞く様々な取組を行い、年齢や発達の程度に応じて積極的かつ適切に子供政策に反映されるよう取り組んでいくことが重要であると認識をいたします。 Angry: 0.548 Disgust: 0.292 Fear: 0.347 Happy: 0.811 Sad: 0.316 Surprise: 0.492
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03:31:21 ~ 03:32:00 宮沢由佳君
立憲民主党は、子供の権利利益を保護するため、子供の現状に関する調査、子供の権利利益の代弁、行政機関に対する監視等の権限を有する独立性が確保された機関として、子供コミッショナーの設置を目指しています。海外では、ノルウェー、スウェーデン、イングランドなど、多くの国で設置されています。自民党内では、伝統的な家族観を重視する議員の中から、子供の権利を過度に重視し、教育上の影響が出るとの意見があり、設置に後ろ向きとの報道もあります。総理は、子供コミッショナーについてどうお考えでしょうか。報道にあるように、後ろ向きなのでしょうか。 Angry: 0.495 Disgust: 0.269 Fear: 0.488 Happy: 0.637 Sad: 0.337 Surprise: 0.577
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03:32:00 ~ 03:33:13 宮沢由佳君
お答えください。子供コミッショナー、これどうしても必要なんですよ。是非、議論を進めて、そしてしっかりと入れていただきたいと思います。学校のいじめや不登校、教員のわいせつ行為や体罰などについて、政府案のこども家庭庁に事案の事実関係を調査する権限がなければ、率先して対応するのが難しくなります。深刻ないじめがあった場合は文部科学省と問題の内容を共有して対策を実施するほか、こども家庭庁は、地方自治体での情報共有の促進、必要に応じて文科大臣に勧告を行うことも可能になると野田大臣から御説明ありましたけれども、これがどの程度機能するか、私たちにはよく分かりません。 Angry: 0.542 Disgust: 0.335 Fear: 0.383 Happy: 0.563 Sad: 0.502 Surprise: 0.443
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03:32:07 ~ 03:32:33 内閣総理大臣(岸田文雄君)
子供コミッショナーについては、御指摘のように、与野党間で様々な議論、提案がなされていると承知をしております。国会の場で議論が行われているということでありますので、政府の立場から直接申し上げることは控えますが、しかし、議論の行方は政府としても注視をしております。 Angry: 0.687 Disgust: 0.204 Fear: 0.396 Happy: 0.615 Sad: 0.272 Surprise: 0.503
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03:33:13 ~ 03:33:46 宮沢由佳君
対応のミス隠蔽などを想定し、そして、深刻ないじめやいじめの隠蔽、子供の人権侵害の重大事態に対してこれまでの厚労省や文科省の対応が不十分だったから対策が進んでいない。官僚の権限だけではもう対応は無理なんです。政府は、これらの問題に対し、子供コミッショナーなどを設置しないのであれば、どう対応するおつもりでしょうか。担当大臣、お願いします。 Angry: 0.675 Disgust: 0.400 Fear: 0.421 Happy: 0.415 Sad: 0.499 Surprise: 0.354
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03:33:46 ~ 03:34:13 国務大臣(野田聖子君)
まさに今委員御指摘のように、今までのとおりでは子供が守られないということもあってこども家庭庁を創設し、そして総合的な調整をするということが第一義だと思います。御指摘のいじめ、不登校、教員のわいせつ行為や体罰に係る個別の事案については、学校教育の問題であることから、学校や教育委員会、文部科学省においてしっかりと対応することが必要です。 Angry: 0.577 Disgust: 0.251 Fear: 0.476 Happy: 0.519 Sad: 0.320 Surprise: 0.531
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03:34:13 ~ 03:34:56 国務大臣(野田聖子君)
こども家庭庁が自ら調査を実施することは二重行政となりますから、適切ではないと考えます。他方、他方、重大ないじめ事案の対応等においては、情報を文部科学省と共有しつつ、共に対策を講じるほか、文部科学省が行う指導、助言、調査等に対し、特に必要がある場合には、御指摘のように、こども政策担当大臣が勧告等の関与を行うこととしています。これがかつてなかったということですね、勧告する人がいない。今後、こども家庭庁が実際に設置されるまでに、具体的な事務の実施方法について文部科学省とともに連携しつつ、準備を進めてまいります。 Angry: 0.344 Disgust: 0.279 Fear: 0.569 Happy: 0.560 Sad: 0.445 Surprise: 0.605
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Angry: 0.887 Disgust: 0.292 Fear: 0.422 Happy: 0.329 Sad: 0.290 Surprise: 0.387
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03:35:02 ~ 03:36:09 宮沢由佳君
教育委員会、社会福祉法人、学校法人等に対し調査権限は十分に発揮できるとお考えでしょうか、担当大臣、お答えください。申し訳ないです、私には明らかになっていないです。就学前の児童の教育について伺います。保育園や幼稚園、こども園など、施設を問わず教育の質の向上を進めようとしても、政府案のこども家庭庁設置法案では幼稚園だけ足並みがそろわなくなるおそれがあります。 Angry: 0.517 Disgust: 0.288 Fear: 0.518 Happy: 0.476 Sad: 0.455 Surprise: 0.491
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03:35:17 ~ 03:35:50 国務大臣(野田聖子君)
今お話があったように、それぞれ案件に関わる人たちが多様、多種多様で、そこでしっかりと連携もできていなかったり、情報共有ができていなかったということが様々な事案を悪化させる原因でもあったわけです。それを総合調整して、で、それぞれの情報共有をしっかりと監督する、そういう立場のこども家庭庁という、創設することによって、今起きているような相互の距離感による手遅れな、事案の遅れとかは改善されるということは明らかであります。 Angry: 0.409 Disgust: 0.327 Fear: 0.618 Happy: 0.349 Sad: 0.537 Surprise: 0.514
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03:36:09 ~ 03:37:06 宮沢由佳君
実際に幼保の区別は以前ほどはっきりとしなくなってきています。二〇一九年度の文部科学省の調査では、幼稚園で一日四時間の標準教育に加えて預かり保育を実施するところが八八%に上っています。保育所同様に働く親を支える機能を強化しています。就学前教育から義務教育への橋渡しを考えれば、幼稚園、義務教育部分と、保育園、こども園部分は同じ役所が担当すべきと考えます。海外でも幼保の所管を統一する傾向があります。強いです。日本は逆行しているように思えます。少なくとも、幼稚園、保育園、こども園の内容や施設等については共通化を行い、中長期的に幼稚園と保育園、こども園の所管の統一を検討、実施すべきと考えますが、総理の御所見をお願いします。 Angry: 0.469 Disgust: 0.292 Fear: 0.461 Happy: 0.625 Sad: 0.444 Surprise: 0.557
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03:37:06 ~ 03:38:06 内閣総理大臣(岸田文雄君)
昨年末に閣議決定したこども政策の新たな推進体制に関する基本方針においては、こども家庭庁と文部科学省において、幼稚園、保育所、認定こども園の教育、保育内容の基準の整合性を制度的に担保するとされました。これを踏まえて、先日、国会に提出したこども家庭庁設置法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律案においては、学校教育法及び児童福祉法に、両省が相互に協議を行って幼稚園、幼稚園における教育内容と保育所における教育内容を定める、こうした規定を設けております。これによって、幼稚園、保育所、認定こども園といった施設類型にかかわらず、共通の教育、保育を受けることが可能になるよう取組を進めてまいります。 Angry: 0.597 Disgust: 0.190 Fear: 0.388 Happy: 0.688 Sad: 0.346 Surprise: 0.510
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03:38:06 ~ 03:38:28 内閣総理大臣(岸田文雄君)
また、組織及び体制の在り方については、法律の施行後五年をめどとして、小学校就業、就学前の子供に対する質の高い教育、保育の提供を含めた施策の実施の状況を勘案し検討を行うこととしております。 Angry: 0.471 Disgust: 0.207 Fear: 0.475 Happy: 0.654 Sad: 0.392 Surprise: 0.616
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03:38:28 ~ 03:38:49 宮沢由佳君
子育て支援、子供の貧困対策などは、育休の取得促進、それから長時間労働の是正、就労支援など雇用政策とも深い関わりがありますが、厚生労働省はどのように連携するおつもりでしょうか。大臣、お答えください。 Angry: 0.448 Disgust: 0.406 Fear: 0.480 Happy: 0.636 Sad: 0.481 Surprise: 0.458
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03:38:49 ~ 03:39:18 国務大臣(後藤茂之君)
育児休業や長時間労働の是正、就労支援などの労働施策については、厚生労働省で引き続き所管することとしているわけでございますけれども、子供を産み育てながら働き続けることのできる雇用環境の整備、若い世代の雇用の安定は、子供が健やかに生まれ育つ上でも必要不可欠なものと考えております。 Angry: 0.391 Disgust: 0.345 Fear: 0.440 Happy: 0.711 Sad: 0.412 Surprise: 0.462
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03:39:18 ~ 03:39:56 国務大臣(後藤茂之君)
現在でも、例えば少子化社会対策大綱や子ども・若者育成支援推進大綱などについて、政府全体で連携を図りながら政策を推進しているところでございます。現在、関連法案を提出しているこども家庭庁は、子供や子育て家庭の視点に立ち、政府全体の総合調整を行うことになります。労働政策を所管する立場として、厚生労働省としてもしっかり連携して対応してまいりたいと考えます。 Angry: 0.699 Disgust: 0.405 Fear: 0.381 Happy: 0.614 Sad: 0.322 Surprise: 0.443
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03:39:56 ~ 03:40:28 宮沢由佳君
総理にお伺いします。今後、こども家庭庁ができれば、つまり、今後は子育て、子供政策に対して所管がどうだとかこうだとかはなく、もう一体して、先ほど統一、統一というお話がありましたけれども、国民からの問合せにも答えられるし、委員会での質問にも答えられるし、政策は素早く実行できるということをここで保証していただけますでしょうか、総理。 Angry: 0.472 Disgust: 0.227 Fear: 0.371 Happy: 0.718 Sad: 0.459 Surprise: 0.511
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03:40:28 ~ 03:41:03 内閣総理大臣(岸田文雄君)
答弁させていただいているように、こども家庭庁は複雑化し深刻化する子供政策の司令塔として機能すべき組織であると思います。この具体的な個別の政策についてはそれぞれの担当省庁もあるかと思いますが、子供政策ということについては代表してこども家庭庁が様々な課題に応えていく、こうした立場にあると認識をしております。 Angry: 0.544 Disgust: 0.216 Fear: 0.386 Happy: 0.586 Sad: 0.446 Surprise: 0.477
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03:41:16 ~ 03:42:05 内閣総理大臣(岸田文雄君)
おっしゃるように、明日三月八日は一九七五年に国連が定めた国際女性の日です。男女平等と女性の経済的自立に日頃から尽力されている全ての方々の熱意と取組に、心から敬意と感謝を表する次第です。そして、政府としましても、こうした国連制定の国際女性の日の意味や重みをしっかり受け止めて、今後の政策、しっかりと進めていきたいと考えております。 Angry: 0.451 Disgust: 0.259 Fear: 0.325 Happy: 0.690 Sad: 0.590 Surprise: 0.423
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03:42:05 ~ 03:42:56 宮沢由佳君
女性デーなんですから、もっと爽やかに女性の背中を押すような答弁いただきたかったと思います。すごく残念に感じました。世界銀行が三月一日に公表した男女格差の調査によりますと、日本は昨年八十位だったのが百三位になりました。報道によると、職場での待遇や給与などで評価が低いようです。職場での待遇、給与改善など、ずっと前から課題になっていたものです。コロナ禍において一層の男女格差が生じていないか心配です。相対評価が下がっているということは、政策の失敗か、他国と比べて政策面で追い付いていないかなど、課題があると思います。総理、この数字、この国の政策に対してどうお考えでしょうか。 Angry: 0.444 Disgust: 0.283 Fear: 0.492 Happy: 0.480 Sad: 0.569 Surprise: 0.501
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03:43:06 ~ 03:44:17 内閣総理大臣(岸田文雄君)
各国が男女平等に向けた取組を進める中、我が国としても取組を格段加速させていかなければならない、このように認識をしております。そして、我が国の女性が直面している課題への対応の鍵は、女性の経済的自立であると考えています。そのために、我が国においても事業主の行動計画策定義務の対象拡大ですとか、有価証券報告書の非財務情報の一環として、女性の継続的な活躍を促進するための情報公表の強化、さらには非正規の方の正社員化に向けて、キャリアアップ助成金による支援、あるいは人への投資のための施策パッケージ、さらには、コーポレートガバナンスについて昨年六月に改訂を行い、管理職など中核人材への登用に当たり女性を含む多様性を確保する、こうした企業の取組を促していく、こうした政策を進めております。 Angry: 0.689 Disgust: 0.318 Fear: 0.409 Happy: 0.637 Sad: 0.316 Surprise: 0.428
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03:44:27 ~ 03:45:01 宮沢由佳君
冒頭で非常事態の中で多くの子供たちや女性が苦しい思いをしていると述べました。しかし、苦しい思いをしている子供たちや女性は、実は緊急事態になる前から置き去りにされていた傾向があります。政府は、もっと本気で子供政策、そして女性政策に取り組まなければならないと思います。私たち立憲民主党の子ども総合基本法案、一緒に考えていただきたい。そして、岸田総理には、是非、子供が、女性が私たちの希望だと笑顔で明るく政策を前に進めていただきたいと思います。 Angry: 0.506 Disgust: 0.227 Fear: 0.418 Happy: 0.490 Sad: 0.407 Surprise: 0.587
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03:45:42 ~ 03:46:07 三浦信祐君
公明党の三浦信祐です。冒頭、ウクライナ情勢について伺います。先週金曜日、我が国は自衛隊の装備品等をウクライナに提供する方針を発表しました。スピードが大切であります。その意義と準備状況、そしてウクライナ支援に向けての決意について総理に伺います。 Angry: 0.531 Disgust: 0.363 Fear: 0.393 Happy: 0.687 Sad: 0.431 Surprise: 0.494
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03:46:07 ~ 03:47:03 内閣総理大臣(岸田文雄君)
今般のロシアによるウクライナ侵略は、国際秩序の根幹を揺るがすものです。国際社会はウクライナ支援のために結束し、前例のない対応を行っております。我が国も、ウクライナからの要請を踏まえ、ウクライナへの強い連帯の意を表するため、防弾チョッキ、ヘルメット、防寒服、非常用糧食などを提供する方向で調整を行っています。先週金曜日、こうした支援について私からゼレンスキー大統領に直接伝えたところ、日本の貢献に対する謝意が示されたところです。困難に直面するウクライナの皆さんを支えるため、一日も早く必要な物資を届けたいと考えています。我が国は、主権と領土、そして祖国と家族を守ろうと懸命に行動するウクライナの国民と共にあります。 Angry: 0.642 Disgust: 0.338 Fear: 0.444 Happy: 0.537 Sad: 0.385 Surprise: 0.457
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03:47:12 ~ 03:48:04 三浦信祐君
是非スピード感を持って当たっていただきたいと思います。三月二日、国連総会の緊急特別会合にて、ウクライナに対する侵略決議が採択をされました。その状況も踏まえつつ、ロシアによるウクライナ侵略は力による一方的な現状変更であり、インド太平洋地域でも許さないことを正確に、世界へ明確に示す必要がある中、三日の日、日米豪印、クアッド首脳テレビ会談が開催されました。結束が固いことを示す機会でありましたが、結果を伺いたいと思います。その上で、クアッドのみならず、G7、同志国を始め強力な経済金融制裁などを行い、ロシア軍の即時撤退を強く求めることを発信、行動すべきであります。総理に伺います。 Angry: 0.543 Disgust: 0.288 Fear: 0.373 Happy: 0.652 Sad: 0.425 Surprise: 0.480
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03:48:04 ~ 03:49:00 内閣総理大臣(岸田文雄君)
今回のロシアによるウクライナ侵略は、欧州のみならずアジアを含む国際社会の秩序の根幹を揺るがす行為であります。明白な国際法違反であり、厳しく非難をいたします。先日の日米豪印、いわゆるクアッドのテレビ会議においては、ウクライナ情勢について率直な議論を行い、緊密に連携していくことを確認し、インド太平洋地域においても力による現状変更は認めない、こうした点で一致をした次第です。国際秩序の根幹を守り抜くため、国際社会が結束して毅然と行動しなければなりません。ロシアに対し強い制裁措置をとりつつ、即時の停戦と撤退を強く求めていかなければならないと考えています。 Angry: 0.714 Disgust: 0.322 Fear: 0.513 Happy: 0.344 Sad: 0.420 Surprise: 0.451
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03:49:00 ~ 03:49:25 内閣総理大臣(岸田文雄君)
我が国としては、今後の状況を踏まえつつ、G7、日米豪印を始めとする国際社会と緊密に連携して対応してまいります。今後、数か月のうちに東京で日米豪印首脳会合を開催いたします。こうした機会も活用し、日米豪印の連携、確認をしたいと考えております。 Angry: 0.300 Disgust: 0.338 Fear: 0.469 Happy: 0.747 Sad: 0.476 Surprise: 0.518
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03:49:25 ~ 03:49:52 三浦信祐君
しっかり取り組んでいただきたいと思います。日本のエネルギー確保、原油価格抑制が緊急の課題であります。米国に対するシェールガスの増産の依頼など、また、原油取引先の安定的な確保、LNGのロシア供給途絶を想定した必要分量確保など、政府は具体的な取組を急ぐべきであります。現状の取組について、萩生田大臣に伺います。 Angry: 0.516 Disgust: 0.330 Fear: 0.447 Happy: 0.549 Sad: 0.478 Surprise: 0.515
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03:49:52 ~ 03:50:11 国務大臣(萩生田光一君)
お答えします。ロシアによるウクライナ侵略などを受けて、原油価格は一層上昇傾向にあることを踏まえ、原油市場の安定化に向けて主要消費国との連携の強化や産油国に対する原油の増産の働きかけを行ってまいりました。 Angry: 0.574 Disgust: 0.511 Fear: 0.468 Happy: 0.650 Sad: 0.323 Surprise: 0.506
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03:50:11 ~ 03:51:14 国務大臣(萩生田光一君)
また、六千万バレルのIEA石油備蓄の協調放出に関し、我が国としては米国に次ぐ七百五十万バレルを民間備蓄から放出する予定であります。ロシアへの制裁強化に伴うLNGの影響については、現時点では我が国のエネルギー安定供給に直接的な影響が出ることは想定されていないものの、ロシアの金融機関がSWIFTから排除されたことなどにより間接的にエネルギー関連プロジェクトの操業に影響が出る可能性があり、ここはしっかり注視をしてまいりたいと思います。一方で、LNGは、電力、ガス会社において二、三週間程度の在庫を有しているほか、あらゆる可能性も視野に入れつつ、スポットマーケットからの代替調達や事業者間の融通など、安定供給確保に全力を尽くしてまいりたいと思います。国際的なロシア制裁強化の動きの中でエネルギーの安定供給と安全保障を最大限守るべき国益として、G7とも歩調を合わせ、適切に対応してまいりたいと思います。 Angry: 0.472 Disgust: 0.297 Fear: 0.506 Happy: 0.616 Sad: 0.361 Surprise: 0.531
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03:51:14 ~ 03:52:03 三浦信祐君
材料や部品、そして電気代など、国民生活に直結をする原油の価格であります。是非、上昇を抑制する取組、不断なく取組を是非お願いをしたいと思います。公明党は、教育費負担の軽減を推進し、年収五百九十万円未満の世帯を対象に私立高校授業料実質無償化を推進し、実現をしてまいりました。コロナ禍ではセーフティーネットとしても効果が発揮をされております。一方で、私立高校入学時に授業料の先払いを求める学校が多いのが実態であります。初期負担をなくすために事前払い解消への取組などを国は進めるべきであります。そのためには親御さんへの事前情報の確実な提供、支払猶予ができる学校の増加は必須であります。 Angry: 0.527 Disgust: 0.343 Fear: 0.465 Happy: 0.541 Sad: 0.432 Surprise: 0.520
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03:52:03 ~ 03:52:24 三浦信祐君
自治体の事務処理加速、デジタル化を早急に進め、世帯年収の確定を図り、迅速な情報提供に取り組んでいただきたいと思いますが、文科大臣、いかがでしょうか。 Angry: 0.264 Disgust: 0.139 Fear: 0.559 Happy: 0.539 Sad: 0.534 Surprise: 0.702
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03:52:24 ~ 03:53:03 国務大臣(末松信介君)
三浦先生御指摘のように、何人かの御父兄の方からどういうことになっているんだというようなお話がございます。したがいまして、この私立学校授業料の実質無償化に関しまして、先生の御指摘のとおり、その声があること、承知をいたしております。これは、保護者が私立学校授業料の実質無償化によりまして入学時に授業料の支払が発生しないと思っていたところに学校が授業料の先払いを求め、その後、都道府県による就学支援金の支給額の決定後に差額を還付するとの手続を取っていることに起因するものと理解いたしてございます。 Angry: 0.557 Disgust: 0.175 Fear: 0.540 Happy: 0.492 Sad: 0.244 Surprise: 0.644
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03:53:03 ~ 03:54:09 国務大臣(末松信介君)
授業料の徴収時期などは各学校設置者の裁量に委ねておりますが、御指摘のような声を踏まえまして、文部科学省としては以下の二つの点を指摘したいと思います。指摘していきたいと思ってございます。一つは、授業料を納付することが困難な生徒、保護者に対しまして授業料の徴収を猶予すること、これ一点目。二つ目は、就学支援金の取扱いにつきましては、生徒募集要項や学校の説明会で適切な案内を行うこと。この二つを大事にしたいと思います。また、令和四年度から就学支援システムの、就学支援金ですね、この判定システムにマイナポータルとの連携機能を追加しまして、支援手続の更なる早期化を図っていく予定でございます。文部科学省としては、引き続き、システムの改善など、より支給手続の早期化に努めるとともに、正確な情報が生徒、保護者に伝わるように都道府県や学校関係者に周知を一層強化してまいりたいと思います。 Angry: 0.537 Disgust: 0.272 Fear: 0.411 Happy: 0.675 Sad: 0.340 Surprise: 0.562
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03:54:09 ~ 03:54:43 国務大臣(末松信介君)
やはり父兄の方にとりましては、一時的に経済的な負担が大きいということと、先生御指摘のとおり、周知されていないという問題がございます。ただ一方で、短期間で退学する生徒も多いため、何人かおられるため、数か月間の授業料の納付を猶予し、後日まとめて徴収することが困難であるという、そういった問題もあります。いずれにしても、丁寧に親切な対応が必要だと思いますので、よろしく御指導のほどお願い申し上げます。 Angry: 0.215 Disgust: 0.265 Fear: 0.559 Happy: 0.660 Sad: 0.488 Surprise: 0.564
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03:54:43 ~ 03:55:02 三浦信祐君
大臣、よく御理解をいただいて、ありがとうございます。神奈川県では、百四校あるうちに、今、事前払いをしなくていいですよというのは十一校、そして猶予しているのは七割程度であります。これ一〇〇%に持っていくということと、そして現場の声、しっかりと承っていただいて、多くの方々が、無償化だから払わなくていいというのが、急に言われると大変なことになります。 Angry: 0.275 Disgust: 0.204 Fear: 0.472 Happy: 0.701 Sad: 0.479 Surprise: 0.565
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03:55:02 ~ 03:56:09 三浦信祐君
制服も買わなきゃいけない、そういう実態もありますので、是非、先ほど御答弁いただいた内容、全国あまねく広めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。コロナ禍でメンタルヘルスリスク、メンタルヘルスリスクが増加し、ケアの重要性が高まっております。一昨年の九月、私が事務局長を務めます公明党うつ対策プロジェクトチームの要請に基づいて厚生労働省は即座に対応していただいて、心の状態をAIを活用してセルフチェックできる非接触型の相談システムであるKOKOROBOを創設し、研究の推進を共に図ってまいりました。テレビを御覧の方、KOKOROBO、メンタルと検索をしていただければホームページで出てまいります。現状、KOKOROBO実用化に向けた研究活用がなされている中、当初の想定以上に、中等症以上の方、また希死念慮を抱いている方が多いとの結果も出ております。多くの方を救うためにKOKOROBOに参画する自治体を増やし、多くの地域で活用できるようにするとともに、更なる研究促進を図っていただきたいと思います。 Angry: 0.305 Disgust: 0.289 Fear: 0.420 Happy: 0.698 Sad: 0.539 Surprise: 0.516
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Angry: 0.272 Disgust: 0.303 Fear: 0.270 Happy: 0.827 Sad: 0.645 Surprise: 0.440
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03:56:21 ~ 03:57:05 政府参考人(田原克志君)
お答えいたします。KOKOROBOでございますけれども、遠隔型のメンタルヘルスケアシステムでございまして、AMED、日本医療研究開発機構で研究開発中のものでございます。ウエブ上で現在の生活や不安などの状態を入力して自分で心の健康を確認し、その結果に基づいて専門の相談員が遠隔で相談を行い、必要に応じて医療機関の受診を勧奨するといった機能を持つことを目指したものでございます。現在、自治体や医療機関との連携を行いながら研究の対象地域を増やしているところでございまして、このシステムを利用いただくことにより、自治体の保健師等の負担軽減や、相談しやすい環境づくりにつながると考えております。 Angry: 0.246 Disgust: 0.320 Fear: 0.482 Happy: 0.672 Sad: 0.546 Surprise: 0.527
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03:57:05 ~ 03:57:18 政府参考人(田原克志君)
今後とも、様々な地域の方に研究に参加していただきたいと考えておりまして、AMEDと連携をして効果的なシステムとなるよう研究を推進してまいりたいと考えております。 Angry: 0.213 Disgust: 0.295 Fear: 0.438 Happy: 0.742 Sad: 0.604 Surprise: 0.523
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03:57:18 ~ 03:57:59 三浦信祐君
是非推進をお願いします。新型コロナ感染者の増加に伴い、コロナ後遺症の方が増えております。対策は急務であります。後遺症の対策には、情報がほとんどない精神状況に関するデータの収集が欠かせません。脳波や血液等の情報も含めて一元的に集約し、オールジャパンで横断的にデータベース化を図り、病態解明、治療方法の開発につなげていただきたいと思います。開発には、KOKOROBO等の既存の研究事業等も活用していただきたいと思います。厚生労働大臣、是非取り組んでいただけませんでしょうか。 Angry: 0.394 Disgust: 0.377 Fear: 0.476 Happy: 0.556 Sad: 0.558 Surprise: 0.481
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03:57:59 ~ 03:58:18 国務大臣(後藤茂之君)
新型コロナウイルス感染症の罹患後症状、特に精神に関する症状については、現在実態把握を進めており、令和四年度も引き続き実態を把握する厚生労働科学研究を行う予定でございます。 Angry: 0.224 Disgust: 0.382 Fear: 0.703 Happy: 0.457 Sad: 0.521 Surprise: 0.529
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03:58:18 ~ 03:58:48 国務大臣(後藤茂之君)
また、症状や各種検査データを一元的にデータベース化し、病態解明等につなげていくことも、委員御指摘のとおり、重要な課題であると考えております。こうした取組を推進できるように、厚生労働省としては、御指摘のKOKOROBOの活用も含め、AMED、日本医療研究開発機構、事業等とともに連携を図ってまいりたいと思います。 Angry: 0.297 Disgust: 0.311 Fear: 0.573 Happy: 0.591 Sad: 0.448 Surprise: 0.561
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Angry: 0.238 Disgust: 0.282 Fear: 0.545 Happy: 0.561 Sad: 0.659 Surprise: 0.459
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03:59:00 ~ 03:59:51 三浦信祐君
そして、これは保険収載されております。うつ病と闘う方から、CBTを受けたいが、調べても一覧化されていないため、どこの病院で受けられるか分からない、午前中はどうしても体を動かすことができず、午後や週末に診療を受けられるようにしてほしいとの切実な声をいただきました。また、この声に応えていただくために、CBT受診可能な医療機関のリスト化を行い情報提供すること、受診機会の拡充へ精神医療へオンライン診療を活用すること、そしてCBTオンライン診療を通院外来保険点数に反映することで体制確保と促進を図ること、以上三つについて、是非、厚労大臣、進めていただけませんでしょうか。 Angry: 0.345 Disgust: 0.276 Fear: 0.511 Happy: 0.492 Sad: 0.534 Surprise: 0.557
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03:59:51 ~ 04:00:11 国務大臣(後藤茂之君)
オンライン診療に関する診療報酬上の取扱いは、令和四年度診療報酬改定におきまして、初診料の新設を行い、各種の点数について引き上げ、そして診療報酬の要件を緩和することといたしております。 Angry: 0.565 Disgust: 0.282 Fear: 0.519 Happy: 0.639 Sad: 0.245 Surprise: 0.513
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04:00:11 ~ 04:01:17 国務大臣(後藤茂之君)
これにより、精神疾患を持つ患者さんもオンライン診療を活用しやすくなると考えております。現在、厚生労働科学研究費補助金やAMEDの研究班におきまして、認知行動療法の活用も含めた精神疾患のオンライン診療による治療の有効性を研究いたしております。この研究結果や関係学会等の御意見も伺いながら、精神疾患を持つ患者のオンライン診療に対する診療報酬の在り方について引き続き検討してまいりたいと思います。また、認知療法、認知行動療法、CBTを受けることのできる医療機関については、保険診療の届出医療機関をリストにまとめてウエブサイトなどで公表するなど、国民の皆様への分かりやすい情報提供方法について検討してまいります。 Angry: 0.384 Disgust: 0.380 Fear: 0.498 Happy: 0.704 Sad: 0.411 Surprise: 0.515
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04:01:17 ~ 04:02:06 三浦信祐君
リスト化、是非お願いしたいと思います。医療の高度化、複雑化、さらにはコロナ禍により顕在化した医療従事者の負担の軽減を欠かすことはできません。科学技術イノベーション実現のために創設した国家プロジェクトであるSIP事業において、AIホスピタル実用化への取組が進んでおります。AIホスピタルでは、病棟における身体のチェック、また、診察等にマイクを通した音声入力によってAIを活用したカルテ入力ができるなど、医療の質、また、それの確保、従事者の負担軽減、加えて時間削減に多大な効果をもたらします。実用化へは、企業、病院、そして研究開発が一体として進めていくことができるAIのプラットフォームの開発が必須であります。 Angry: 0.370 Disgust: 0.284 Fear: 0.509 Happy: 0.546 Sad: 0.517 Surprise: 0.537
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04:02:06 ~ 04:02:36 三浦信祐君
そして、公的認証、いわゆるデジュールスタンダードではなくて、市場における実質的な業界標準、デファクトスタンダード化を図ることが極めて大切であり、政府一体となって後押しをしていただくことが急務であります。医療現場のデジタル化、AIホスピタルの実用化へ、支援、そして強力な推進をお願いしたいんですけれども、総理、いかがでしょうか。 Angry: 0.491 Disgust: 0.265 Fear: 0.395 Happy: 0.615 Sad: 0.454 Surprise: 0.530
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04:02:36 ~ 04:03:08 内閣総理大臣(岸田文雄君)
委員御指摘のように、医療現場の負担を軽減する取組、これは誠に重要であり、戦略的イノベーション創造プログラム、SIPにおいて、AI、IoTなどを医療現場に実装することにより、業務の効率化を図り、医療従事者の抜本的負担軽減の実現を目指すAIホスピタルシステムの構築に取り組んでおります。 Angry: 0.652 Disgust: 0.356 Fear: 0.452 Happy: 0.593 Sad: 0.328 Surprise: 0.450
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04:03:08 ~ 04:03:45 内閣総理大臣(岸田文雄君)
御指摘のAIプラットフォームについては、AIを用いた画像診断ソフトウエアなどの新しい技術が医療現場で利用され、定着するためには、現場にとって使いやすいプラットフォームをつくることが重要であり、このために民間企業等と日本医師会が連携して開発などを担う主体を組織し、プラットフォームの社会実装に向けて取り組んでいるところです。引き続き、政府一体となってAIホスピタルシステムの社会実装に取り組んでまいりたいと考えます。 Angry: 0.704 Disgust: 0.389 Fear: 0.401 Happy: 0.589 Sad: 0.309 Surprise: 0.421
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04:03:45 ~ 04:04:18 三浦信祐君
研究に当たられる方は一生懸命やられていますので、是非後押しをお願いしたいと思います。がん対策に用いる医療用ラジオアイソトープの国産化について伺います。パネルを御覧いただきたいと思います。核医学治療についてですけれども、核医学治療とは、医療用の放射性同位体、これラジオアイソトープ、RIとも言いますけれども、物質を含む医薬品を静脈の注射若しくは経口投与し、病変だけに集まって放射線を当て、がんをたたく治療方法であります。 Angry: 0.419 Disgust: 0.274 Fear: 0.397 Happy: 0.646 Sad: 0.539 Surprise: 0.474
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04:04:18 ~ 04:05:16 三浦信祐君
病変以外の臓器の機能を保ち、正常細胞への影響が小さく、体への負担が小さい、そういう利点があります。しかし、医療用ラジオアイソトープの大半が輸入であるということ、世界最先端のがん治療で細胞殺傷効果の高いアルファ線を用いたアクチニウム225内用療法などの研究は世界から二十年遅れとも言われ、核医学治療推進への対策が急務であります。そこで、私と同僚の公明党の秋野公造参議院議員とともに、昨年の五月、参議院の決算委員会にて、核医学治療に使う医療用ラジオアイソトープの国産化、そのために必要な高速研究炉「常陽」の運転再開を強く求めさせていただいた結果、成長戦略フォローアップに試験研究炉等を使用したラジオアイソトープの製造に取り組むと明記され、担当大臣も明確化もできました。 Angry: 0.588 Disgust: 0.236 Fear: 0.602 Happy: 0.409 Sad: 0.324 Surprise: 0.568
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04:05:16 ~ 04:05:48 三浦信祐君
その責任者であります総理に伺います。ラジオアイソトープの国産化に当たり、技術伝承できる人材の期限が迫り、技術者の確保、試験研究炉「常陽」を期限内に、確実にかつ早急に運転再開が必要であります。がん患者の皆さんから、一日も早い創薬の希望が寄せられております。スケジュールを死守していただきたいと思います。是非、総理、取り組んでいただけませんでしょうか。 Angry: 0.446 Disgust: 0.295 Fear: 0.431 Happy: 0.620 Sad: 0.477 Surprise: 0.516
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04:05:48 ~ 04:06:13 内閣総理大臣(岸田文雄君)
ラジオアイソトープと呼ばれるこの放射性同位元素には、がんの診断や治療にも使用される医療用のものもありますが、これらの医療用ラジオアイソトープの多くは海外からの輸入に頼っていることから、その国産化に向けた取組は経済安全保障の観点からも重要であると考えています。 Angry: 0.374 Disgust: 0.157 Fear: 0.553 Happy: 0.662 Sad: 0.366 Surprise: 0.652
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04:06:13 ~ 04:07:06 内閣総理大臣(岸田文雄君)
この点、国産化に向けては、高いエネルギーの中性子を活用してがん治療に高い効果が期待されるラジオアイソトープを国内で大量に生産することができる施設が必要であり、原子力機構が保有する高速実験炉「常陽」が最も高い能力を有した施設であることから、この施設の安定的運用がラジオアイソトープの国産化に資するものと承知をしています。しかしながら、この施設については、現在、新たな規制基準に適合するため、運転を停止し安全審査を行っていることから、早期の運転再開について関係学会を始め各方面から多くの要望が寄せられています。 Angry: 0.421 Disgust: 0.166 Fear: 0.530 Happy: 0.647 Sad: 0.337 Surprise: 0.672
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04:07:06 ~ 04:07:38 内閣総理大臣(岸田文雄君)
この御指摘の技術、そして今委員の方から御指摘がありました技術承継の課題については、「常陽」の安全かつ安定的な運用を通じて、人材育成と技術基盤の構築に取り組むことが重要だと考えています。こうしたことを踏まえ、「常陽」については、安全審査への適切な対応を前提とした早期の運転再開に向けて取組を進めてまいります。 Angry: 0.574 Disgust: 0.318 Fear: 0.475 Happy: 0.682 Sad: 0.284 Surprise: 0.527
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04:07:38 ~ 04:08:03 三浦信祐君
昨年の十一月、小林大臣に医療用ラジオアイソトープの国産化と安定供給、大量生産可能な「常陽」の運転再開の予算確保を要望させていただきました。大臣からは後押しをしたいとお答えをいただいて、決算委員会での質疑を網羅した上で、内閣府の原子力委員会で、医療用等ラジオアイソトープ製造・利用専門部会を即座に発足をしていただきました。 Angry: 0.386 Disgust: 0.137 Fear: 0.403 Happy: 0.790 Sad: 0.366 Surprise: 0.640
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04:08:03 ~ 04:08:41 三浦信祐君
ラジオアイソトープの製造から医薬品化、現場での活用まで一貫性を実現するためには、各省庁の役割に横串を刺して、そして横断体制が必要であります。経済安全保障の観点からも、ラジオアイソトープ製造国産化の推進には、司令塔機能をつくり、予算化、人材確保、そして特に必要な規制緩和も行うべきであります。アクションプランを早急に作り、オールジャパン体制を整えていただきたいと思いますが、小林大臣、是非取り組んでいただけませんでしょうか。 Angry: 0.330 Disgust: 0.240 Fear: 0.446 Happy: 0.715 Sad: 0.444 Surprise: 0.612
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04:08:41 ~ 04:09:12 国務大臣(小林鷹之君)
三浦先生を始め与党の議員の皆様からも高い関心を示していただいている御指摘の医療用のラジオアイソトープでございますけれども、この医療用RIの国内製造や安定供給体制の確立につきましては、我が国の医療体制の充実だけではなくて、今おっしゃっていただいたように、経済安保の観点からも重要な政策と認識しておりまして、昨年十一月、原子力委員会の下に専門部会を設置したところであります。 Angry: 0.635 Disgust: 0.217 Fear: 0.393 Happy: 0.755 Sad: 0.194 Surprise: 0.597
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04:09:12 ~ 04:10:01 国務大臣(小林鷹之君)
この専門部会では、医療用を始めとするラジオアイソトープを製造するための研究開発から、放射性医薬品の実用化、サプライチェーンの確立、そして医療現場での活用に至るまでの取組が切れ目なくつながっていくように、克服すべき課題や必要となる対策などについて議論を行っているところでございます。今後、原子力委員会としてアクションプランを早急に取りまとめまして、関係府省庁が連携して実施に移していくこととなります。我が国において医療用RIの製造と利用が着実に進むように、関係省庁とも連携しながらアクションプランの早期策定に向けて議論を深めてまいります。 Angry: 0.499 Disgust: 0.327 Fear: 0.470 Happy: 0.616 Sad: 0.384 Surprise: 0.554
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04:10:01 ~ 04:10:36 三浦信祐君
是非、大臣、先頭に立ってやっていただきたいと思います。がん対策に資する医療用ラジオアイソトープの製造、研究、そして活用について、科学技術イノベーション政策に明確に位置付けた上で、健康・医療戦略、がん対策推進基本法に明示をしていただきたいと思います。国民の皆様の命を守ることに直結します。具体的な経済安全保障の一つの位置付けとして総理が先頭に立って国産化、戦略化を推進をしていただきたいと思います。総理、いかがでしょうか。 Angry: 0.553 Disgust: 0.237 Fear: 0.381 Happy: 0.573 Sad: 0.529 Surprise: 0.454
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04:10:36 ~ 04:11:04 内閣総理大臣(岸田文雄君)
国産の医療用ラジオアイソトープの製造を進め、患者の元に届けることは、我が国の医療充実の観点のみならず、経済安全保障の観点からも大変重要だと認識をいたします。政府の定める、関係する各種戦略等に適切に位置付け、政府一体となって取り組むよう検討を進めてまいります。 Angry: 0.531 Disgust: 0.252 Fear: 0.412 Happy: 0.587 Sad: 0.422 Surprise: 0.507
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04:11:04 ~ 04:12:08 三浦信祐君
力強い御決意をいただきました。是非お願いしたいと思います。コロナ感染症の流行で、日本の創薬力強化の必要性を国民の皆様を始め痛感をしております。世界では人材と技術、資金が集中する創薬のエコシステムが確立をされているのに、日本では強いエコシステムは存在していないと言っても過言ではありません。しかし、神奈川には、理化学研究所の生命医科学研究センター、IMSや、iPS細胞全ゲノム解析能力等の研究基盤や実用化に不可欠な動物実験の供給源であります、日本で唯一WHOから認証を、認定を受けている実験動物中央研究所などがあり、そして湘南アイパークもあります。今後、再生医療拠点として総合的な中核拠点機能を果たし得る能力も高いと思います。難病や難治性のがん、脊髄損傷など、治療方法がないものへの治療手法導出が期待でき、多くの方々への希望につながってまいります。 Angry: 0.448 Disgust: 0.277 Fear: 0.492 Happy: 0.546 Sad: 0.469 Surprise: 0.517
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04:12:08 ~ 04:12:28 三浦信祐君
その上で、官民連携体制の環境が整っている神奈川の湾岸地域について、経済発展に寄与できる創薬のホットスポット化を国家戦略として実現をしていただきたいと思います。御地元の山際大臣、是非御答弁願います。 Angry: 0.346 Disgust: 0.206 Fear: 0.298 Happy: 0.795 Sad: 0.477 Surprise: 0.565
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04:12:28 ~ 04:13:12 国務大臣(山際大志郎君)
神奈川に限らず、ライフサイエンス、特にその創薬という部分においては、バイオの部分で相当日本は遅れたということは間違いない話だと思っております。その問題意識を持って、全国でその意思のある地域に関しては応援をしようというふうに思っておりますが、特に、地元ということだけではなくて、神奈川は、お示しいただいた資料にもあるように、藤沢、横浜、川崎と相当バイオの拠点がそろっておりますから、ここの場をしっかり利活用して、バイオ医薬品に限らずですけれども、創薬の部分に関してもしっかり後押しをしていきたいと思っております。 Angry: 0.174 Disgust: 0.226 Fear: 0.614 Happy: 0.604 Sad: 0.558 Surprise: 0.602
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04:14:00 ~ 04:14:57 横山信一君
公明党の横山信一でございます。初めに、コロナに関連する質問をさせていただきます。水産加工業では、コロナ禍により厳しい減収の事業所があります。温暖化の影響によりまして急速に魚種が変化しており、加工原魚の転換に対応できず減産に陥っていたところへ、コロナ禍による水産物の需要低迷と価格下落に、下落となり、大変に厳しい経営を強いられております。これらが資本性劣後ローンの申請をしようとしても、コロナ禍の影響との線引きができないと断られるケースがあると聞いております。急速に変化する資源状況や社会状況に対応しようとしていたやさきにやってきたコロナ禍であるということを考慮すべきと考えますけれども、経産大臣にお伺いいたします。 Angry: 0.418 Disgust: 0.388 Fear: 0.570 Happy: 0.462 Sad: 0.518 Surprise: 0.476
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04:14:57 ~ 04:15:23 国務大臣(萩生田光一君)
新型コロナによる影響の長期化を踏まえ、中小企業の資金繰り円滑化の観点から、官民の金融機関に対しては、資本性劣後ローンを含めて、それぞれの事業者の現下の決算状況、借入れ状況などの事象のみで機械的、硬直的に判断せず、事業の特性等も踏まえて丁寧かつ親身に対応すべきという趣旨の要請を累次にわたって行ってまいりました。 Angry: 0.622 Disgust: 0.319 Fear: 0.540 Happy: 0.352 Sad: 0.298 Surprise: 0.540
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04:15:23 ~ 04:15:56 国務大臣(萩生田光一君)
各金融機関はその趣旨も踏まえ、対応いただいているものと認識しております。他方で、実際の融資の際、金融機関は将来的に返済される見込みがあることなどについて審査を行っており、その結果、融資をお断りする場合もあることは御理解いただきたいと思います。いずれにせよ、中小企業の事業継続を支援していくことが重要だと思っておりまして、引き続きコロナ禍において厳しい状況に置かれている事業者の皆様の資金繰り支援にしっかりと取り組んでまいりたいと思います。 Angry: 0.444 Disgust: 0.282 Fear: 0.478 Happy: 0.546 Sad: 0.510 Surprise: 0.478
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Angry: 0.438 Disgust: 0.247 Fear: 0.312 Happy: 0.710 Sad: 0.567 Surprise: 0.437
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04:16:08 ~ 04:17:02 横山信一君
東日本大震災で被災をした小規模事業者や農林水産事業者の二重ローン問題に対応するために、東日本大震災事業者再生支援機構を設立をし、これまで多くの事業者が利用してきました。支援期間が最大十五年のため、二〇二七年には利用した事業者の返済が本格的に始まります。ところが、再生のめどがようやく見えてきたところでコロナ禍に見舞われ、厳しい経営を強いられている事業者がおります。とりわけ今ほどの水産加工業者、被災地ではとりわけ厳しい状況にあります。このコロナ禍の価格低迷のまま、そしてまた加工原魚の転換のための施設整備を迫られる中、返済の開始となるのではと不安が増しているところであります。 Angry: 0.437 Disgust: 0.307 Fear: 0.670 Happy: 0.339 Sad: 0.468 Surprise: 0.572
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Angry: 0.572 Disgust: 0.304 Fear: 0.304 Happy: 0.648 Sad: 0.516 Surprise: 0.386
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04:17:19 ~ 04:18:02 国務大臣(西銘恒三郎君)
横山委員にお答えをいたします。委員御指摘の震災支援機構の支援先には小規模事業者が多く、支援期間を最長十五年間とする事業再生計画に沿って対応しております。基本的には、直ちに返済、早期償還していただく状況にはないものと認識をしております。また、御指摘のように、コロナ禍等の影響を受けているものもたくさんありますが、資金繰り支援等の当面必要な措置を講じてきております。六月末までの延長と承知をしております。 Angry: 0.437 Disgust: 0.333 Fear: 0.458 Happy: 0.683 Sad: 0.433 Surprise: 0.475
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04:18:02 ~ 04:18:21 国務大臣(西銘恒三郎君)
被災地の声をよく聞きながら必要な支援を実施しつつ、本業支援等により可能な限り多くの事業再生につなげていきたいと考えております。以上です。 Angry: 0.577 Disgust: 0.357 Fear: 0.419 Happy: 0.542 Sad: 0.517 Surprise: 0.460
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04:18:21 ~ 04:19:10 横山信一君
被災地の事業者の皆様に少しでも安心していただけるように、引き続きよろしくお願いしたいと思います。コロナ禍で空気清浄機の需要が急激に拡大をしております。外国製品の輸入も盛んに行われています。しかし、現状のJIS規格には空気清浄機のウイルスに関する基準はなく、国際的な性能基準すら存在しておりません。消費者はメーカーが独自に出す性能を目安に購入するしかありませんが、実際のところはウイルス等の除去、抑制性能の効果が確認されていないものも多く、消費者被害は、消費者被害やあるいは健康問題にもつながる可能性すら懸念されております。 Angry: 0.495 Disgust: 0.388 Fear: 0.461 Happy: 0.573 Sad: 0.459 Surprise: 0.440
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04:19:10 ~ 04:19:45 横山信一君
JEMA、日本電機工業会は空気清浄機の国際的な性能試験方法の開発を目指していますが、国際的に信頼の足る基準を迅速に策定すべきと考えます。これは消費者保護につながるだけではなく、日本メーカーの市場拡大にも資するというふうに思います。その上で、JIS規格を改定して、消費者が正しく機器を選択できるよう性能基準を示すべきと考えますが、経産大臣にお伺いいたします。 Angry: 0.550 Disgust: 0.291 Fear: 0.398 Happy: 0.698 Sad: 0.350 Surprise: 0.514
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04:19:45 ~ 04:20:00 国務大臣(萩生田光一君)
空気清浄機におけるほこりや花粉などの粉じんの除去性能に関する基準は、日本産業規格、いわゆるJISで規定されておりますが、委員御指摘のとおり、ウイルスの除去に関する基準はいまだ国際的に存在をしません。 Angry: 0.778 Disgust: 0.364 Fear: 0.468 Happy: 0.431 Sad: 0.380 Surprise: 0.380
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04:20:00 ~ 04:20:46 国務大臣(萩生田光一君)
こうした基準作りに向けては、機器のウイルス除去性能についてどういった条件下で評価するかの試験方法の標準化がまず必要となります。この点、我が国の産業界は世界に先駆けて性能試験方法の業界標準を開発しており、経済産業省としては、これを国際標準とするための支援を行っているところです。その上で、次のステップとして、国際標準化された試験方法に基づき、ウイルス除去性能についての基準作りに向けた検討に着手することができると考えています。引き続き、消費者が、そのニーズに応えて、適切な空気清浄機を選択することができるように、これらの取組をしっかり進めてまいりたいと思います。 Angry: 0.371 Disgust: 0.288 Fear: 0.429 Happy: 0.777 Sad: 0.412 Surprise: 0.529
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04:20:46 ~ 04:21:02 横山信一君
この空気清浄機の性能基準については日本が非常に優位に立っているという状況でありますので、しっかりと推し進めてまいりたいと思います。さて、東日本大震災から十一年目の節目を間もなく迎えます。 Angry: 0.321 Disgust: 0.230 Fear: 0.490 Happy: 0.692 Sad: 0.460 Surprise: 0.571
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04:21:02 ~ 04:22:07 横山信一君
そこで、震災関連の質問をさせていただきますが、まず、福島特措法の改正案では、創造的復興の中核拠点として福島国際研究教育機構の設置が提案をされています。この機構の主要な研究内容はロボット技術の開発など五分野となっていますが、世界から注目される研究分野が必要となります。この点、既に世界中の研究者から熱い視線を浴びているものが福島にあります。それは燃料デブリです。燃料デブリは世界中で福島にしかなく、しかも人工的に作ることはできないものだからです。燃料デブリに注目すれば、原子力災害という悲劇を福島発展の原動力に変えることができると思います。しかし、現状では、この機構の研究分野には燃料デブリに着目したものがありません。 Angry: 0.571 Disgust: 0.303 Fear: 0.550 Happy: 0.464 Sad: 0.337 Surprise: 0.580
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04:22:07 ~ 04:22:47 横山信一君
これは、燃料デブリの研究がJAEA、日本原子力研究開発機構の担う分野とされているためであります。ここは縦割りを超えて、福島復興再生のために、世界中から注目されている燃料デブリをテーマとした放射線科学を福島国際研究教育機構の目玉研究に据えるべきと考えます。被爆地を地盤とする総理だからこそ、悲劇を発展の原動力にとの思いを分かってもらえるのではないかというふうに思います。総理の御所見をお伺いいたします。 Angry: 0.517 Disgust: 0.266 Fear: 0.421 Happy: 0.616 Sad: 0.435 Surprise: 0.513
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Angry: 0.668 Disgust: 0.328 Fear: 0.320 Happy: 0.679 Sad: 0.454 Surprise: 0.428
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04:23:02 ~ 04:23:42 内閣総理大臣(岸田文雄君)
委員御指摘の燃料デブリの取り出しは世界でも前例のない困難な取組でありますが、原発の廃炉、ひいては福島の復興を実現するためには避けては通れない課題です。機構では、こうした課題の解決にも貢献すべく、過酷な環境で活用できる遠隔操作ロボットの研究開発や総合的な放射線科学研究などを行うことを想定しています。国内外に誇れる研究テーマの具体化のために、政府一丸となって取り組んでまいりたいと考えております。 Angry: 0.621 Disgust: 0.354 Fear: 0.470 Happy: 0.406 Sad: 0.493 Surprise: 0.397
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04:23:42 ~ 04:24:12 横山信一君
この燃料デブリはまさに福島再生の核だと私は思っておりまして、是非ともこの新しい機構の下で研究できるように推し進めていただきたいと思います。我が国に目を転じますと、この分野の研究者は、放射線の使用に対する厳しい法的管理など、先ほどの三浦議員の質問にもありましたが、様々な規制に苦労しているのが実情です。 Angry: 0.588 Disgust: 0.325 Fear: 0.359 Happy: 0.607 Sad: 0.450 Surprise: 0.364
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04:24:12 ~ 04:24:46 横山信一君
機構では、放射線科学に限らず、ドローンや空飛ぶ車など規制により研究が阻まれている分野では、個々の規制を関係機関に働きかけ、緩和する努力が求められます。規制緩和は、福島国際研究教育機構を中核拠点にするための鍵となります。そのため、機構に規制緩和のための専門のセクションをつくるべきと考えますが、復興大臣に伺います。 Angry: 0.653 Disgust: 0.326 Fear: 0.426 Happy: 0.551 Sad: 0.390 Surprise: 0.454
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04:24:46 ~ 04:25:10 国務大臣(西銘恒三郎君)
福島国際研究教育機構において、魅力のある研究環境を整備して、また、実証フィールドの活用などを通じた研究開発成果の産業化を推進するためには、研究開発や産業化に関する規制改革を積極的に推進することが重要だと考えております。 Angry: 0.498 Disgust: 0.449 Fear: 0.546 Happy: 0.664 Sad: 0.241 Surprise: 0.555
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04:25:10 ~ 04:25:38 国務大臣(西銘恒三郎君)
機構の具体的な組織体制につきましては、本通常国会に提出している福島復興再生特別措置法の一部を改正する法律案を早期に成立させていただき、横山委員御指摘の点も踏まえて最適な体制を検討してまいりたいと考えております。 Angry: 0.676 Disgust: 0.278 Fear: 0.411 Happy: 0.554 Sad: 0.385 Surprise: 0.431
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04:25:38 ~ 04:26:01 横山信一君
世界の拠点となるにはここはもう避けては通れない分野だと思いますので、よろしくお願いいたします。国内で放射線科学を専門とする研究者は多くありません。その理由は、先ほど申し上げた多重規制です。復興副大臣のときに東京大学のRIC、アイソトープ総合センターを視察させてもらいました。 Angry: 0.544 Disgust: 0.273 Fear: 0.467 Happy: 0.609 Sad: 0.428 Surprise: 0.474
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04:26:01 ~ 04:26:56 横山信一君
決して恵まれた環境とは言えない中で優れた成果を生み出しておられました。こうした優れた研究者がより良い環境で研究を行う場をつくるために、そしてまた新たに放射線科学を学ぶ人材育成のためにも福島国際研究教育機構を活用するべきではないでしょうか。そのために、国内の放射線科学のツートップ、この東京大学のアイソトープ総合センターと大阪大学のラジオアイソトープ総合センターは、大学を飛び出して福島国際研究教育機構に統合してはどうでしょうか。そうすることで、放射線科学に関する世界拠点の基盤を確立できると思います。復興大臣に伺います。 Angry: 0.451 Disgust: 0.305 Fear: 0.397 Happy: 0.694 Sad: 0.491 Surprise: 0.506
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Angry: 0.272 Disgust: 0.183 Fear: 0.444 Happy: 0.876 Sad: 0.360 Surprise: 0.623
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04:27:04 ~ 04:27:54 国務大臣(西銘恒三郎君)
福島国際研究教育機構が、福島の中長期の課題の解決、ひいては世界共通の課題の解決に資する国の内外に誇れる研究開発を推進するためには、国の内外から優秀な研究者が参画することが重要であると考えております。放射線科学、創薬、医療の分野におきましても、東京大学や大阪大学に限らず、オールジャパンで多様な研究機関が機構における研究開発等に参画いただくことが重要であります。そうした観点から、必要な研究環境等の整備に取り組んでまいりたいと考えております。 Angry: 0.350 Disgust: 0.315 Fear: 0.511 Happy: 0.665 Sad: 0.414 Surprise: 0.604
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Angry: 0.382 Disgust: 0.352 Fear: 0.368 Happy: 0.763 Sad: 0.514 Surprise: 0.425
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04:28:05 ~ 04:28:52 横山信一君
創造的復興の中核拠点になるためには、福島県に既にある各省庁の研究施設や実習施設の統合は不可欠です。現状では、船頭多くして船山に登るという状況になりかねません。既存施設がばらばらに復興のための研究をするのではなく、統合により異分野の連携や重複する分野の整理をすれば、司令塔機能を最大限発揮できるようになると思います。言い換えれば、所管省庁の伝統や政策を超えて福島の復興再生の旗の下に集まるということであります。本来ならば、既存施設を所管する各大臣にお聞きしたいところですけれども、代表して総理にお伺いいたします。 Angry: 0.535 Disgust: 0.265 Fear: 0.454 Happy: 0.565 Sad: 0.422 Surprise: 0.529
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04:28:52 ~ 04:29:10 内閣総理大臣(岸田文雄君)
福島国際研究教育機構は、創造的復興の中核拠点として、福島に既に立地している研究施設等の取組について横串を刺す司令塔としての役割を有することとしております。 Angry: 0.795 Disgust: 0.254 Fear: 0.437 Happy: 0.480 Sad: 0.267 Surprise: 0.498
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04:29:10 ~ 04:29:38 内閣総理大臣(岸田文雄君)
本通常国会に提出している法案においてこうした機構の位置付けを明確にするとともに、研究の加速や総合調整を図る観点から、統合が必要な既存の研究施設等について丁寧な調整の上で可能な限り統合を目指していく、こうした取組を進めていきたいと考えます。 Angry: 0.376 Disgust: 0.143 Fear: 0.305 Happy: 0.733 Sad: 0.610 Surprise: 0.520
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04:29:38 ~ 04:30:05 横山信一君
困難は多いでしょうけれども、是非統合を目指して進んでいただきたいと思います。復興副大臣のときに、福島県の県外避難者のための生活再建支援拠点のブロック会議に何度か出席をさせてもらいました。県外避難者の多くは既に生活を再建されておりますが、長期に及ぶ避難生活の中で一部に複雑な課題を抱えていらっしゃる方もいらっしゃいます。 Angry: 0.416 Disgust: 0.192 Fear: 0.474 Happy: 0.542 Sad: 0.498 Surprise: 0.554
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04:30:05 ~ 04:30:59 横山信一君
生活再建支援拠点の中には、ケースマネジメントによってこうした課題解決に尽力されているところがありました。昨年末に災害ケースマネジメントの導入について総理から、民間団体等を含めた多様な主体が連携した災害ケースマネジメントの仕組みづくりを進めてまいりたいと非常に前向きな御答弁をいただいたところであり、現在、中長期的な検討をする場の設置が進んでいるものと思います。災害大国日本にあって、災害ケースマネジメントは、総理が掲げる新しい資本主義のキーワード、官民連携の象徴になると思います。自治体が災害ケースマネジメントに取り組もうとしたとき、今後国はどのように関わっていくのか、お伺いいたします。 Angry: 0.556 Disgust: 0.291 Fear: 0.532 Happy: 0.468 Sad: 0.376 Surprise: 0.503
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04:30:59 ~ 04:31:22 内閣総理大臣(岸田文雄君)
災害ケースマネジメントについて、政府としては、被災者の方が自らに適した支援制度を活用して生活再建に取り組むことができるよう、見守り、相談の機会や被災者台帳を活用したきめ細かな支援等を行ってきたところです。 Angry: 0.766 Disgust: 0.214 Fear: 0.347 Happy: 0.474 Sad: 0.436 Surprise: 0.362
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04:31:22 ~ 04:31:49 内閣総理大臣(岸田文雄君)
内閣府において、災害ケースマネジメントの好事例に関する取組事例集に加え、被災者支援の仕組みづくりを検討する場における議論も踏まえて手引書を作成することとしており、今後、これらを全国の自治体に配付するなどして、災害ケースマネジメントをしっかり推進していきたいと考えております。 Angry: 0.796 Disgust: 0.236 Fear: 0.484 Happy: 0.331 Sad: 0.333 Surprise: 0.409
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04:31:49 ~ 04:32:07 横山信一君
ここは自治体任せにするのではなく、国としてどうしていくのかというところをしっかり検討していただきたいということであります。ブルーカーボンについて伺います。公明党では、ブルーカーボン利活用プロジェクトチームを立ち上げ、政府の二〇五〇年カーボンニュートラルを推進しております。 Angry: 0.608 Disgust: 0.365 Fear: 0.375 Happy: 0.574 Sad: 0.453 Surprise: 0.427
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04:32:07 ~ 04:33:11 横山信一君
ブルーカーボンとは、二〇〇九年のUNEP、国連環境計画の報告書により、藻場、浅場等を吸収源対策の新しい選択肢として提示されたものであります。ブルーカーボンを隔離、貯留する生態系には、藻場、湿地、干潟、マングローブ林が挙げられています。先日、東京湾UMIプロジェクトを視察させてもらい、その自律的な取組にとても感心をいたしました。これまでの藻場再生としてのいそ焼け対策を見てみると、どんなに効果があっても事業が終わると元に戻ってしまう事例が多くありました。カーボンオフセット制度は、藻場、干潟のブルーカーボンを自律的に管理する上で重要な制度と考えています。藻場の管理団体の育成、CO2吸収量の測定、クレジット購入者の拡大など課題は多くありますけれども、今後どのようにブルーカーボンのオフセット制度を進めていくのか、国交大臣に伺います。 Angry: 0.461 Disgust: 0.303 Fear: 0.529 Happy: 0.582 Sad: 0.384 Surprise: 0.581
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04:33:11 ~ 04:34:05 国務大臣(斉藤鉄夫君)
横山委員にお答え申し上げます。藻場や干潟に生息する海洋生物が取り込むCO2、これをブルーカーボンといいますけれども、これをCO2削減に生かしていくということは、海洋、日本、海に囲まれた日本にとっては大変重要なCO2削減策だと思います。委員御指摘のオフセット制度、そこにお金を出すことによって、そこで減ったCO2を自分のものにするというオフセット制度、森林などでは既に実行されておりますが、このブルーカーボンでは実行されておりません。そこで、今、横山委員御視察をいただきました、令和二年七月に国土交通省が設立を認可した技術研究組合を通じて、横浜港等においてNPOと企業との間でCO2吸収量のクレジット取引が試行されております。 Angry: 0.449 Disgust: 0.286 Fear: 0.562 Happy: 0.506 Sad: 0.426 Surprise: 0.585
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04:34:05 ~ 04:34:41 国務大臣(斉藤鉄夫君)
この試行を通じて、現地調査手法やCO2吸収量の算定手法等をまとめたガイドラインが策定されております。国土交通省では、港湾工事で発生するしゅんせつ土砂などを活用した藻場、干潟の造成や、この技術研究組合の活動への支援等を通じてブルーカーボンのオフセット制度の普及を図ってまいりました。引き続き、環境省等関係省庁と連携しつつ、ブルーカーボンの活用、積極的に取り組んでまいります。 Angry: 0.404 Disgust: 0.331 Fear: 0.528 Happy: 0.697 Sad: 0.314 Surprise: 0.629
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04:34:41 ~ 04:35:12 横山信一君
力強い答弁、ありがとうございます。現在、政府においては、ブルーカーボン生態系からの排出・吸収量の算定に向けた検討を続けていると承知しております。これは、二〇二三年提出の温室効果ガス排出・吸収目録、インベントリーと言っておりますが、これへの反映を目指すものですが、進捗状況はどうなっているのか、環境大臣に伺います。 Angry: 0.364 Disgust: 0.219 Fear: 0.402 Happy: 0.757 Sad: 0.386 Surprise: 0.602
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04:35:12 ~ 04:36:04 国務大臣(山口壯君)
横山議員のこのブルーカーボン生態系、海中の新たな吸収源としてマングローブやこの海草藻場等、環境省としても注目しているところです。排出量、吸収量の算定を可能とするためには、日本におけるブルーカーボン生態系の面積あるいは面積当たりの吸収量の科学的根拠を整理して、また算定方法を確立することが必要です。そのために、国土交通省あるいは水産庁等の関係省庁における議論あるいは研究開発が進められている、そういう中で必要な知見が集積しつつあるところです。環境省としては、最速で二〇二三年、先ほど御指摘いただいた二〇二三年の国連に提出する我が国の排出量・吸収量目録、インベントリーへ載せていくことを目指して今取組を進めております。 Angry: 0.557 Disgust: 0.389 Fear: 0.502 Happy: 0.602 Sad: 0.308 Surprise: 0.530
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04:36:04 ~ 04:36:42 横山信一君
しっかりとお願いしたいと思います。それでは、ウクライナ情勢に関連して何点かお伺いいたします。我が国の水産加工業はロシア産の加工原魚を扱っているところが多くありますが、国際社会と結束して経済制裁を我が国は行っております。こうした措置が水産加工業に与える影響についてどう考えるのか、水産庁長官に伺います。 Angry: 0.597 Disgust: 0.341 Fear: 0.347 Happy: 0.613 Sad: 0.486 Surprise: 0.394
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04:36:42 ~ 04:37:24 政府参考人(神谷崇君)
お答えいたします。ロシアから輸入されるカニ、サケ・マス、タラの卵、ウニ、イクラなどのロシア産水産物は、我が国の水産加工業の重要な加工原料となっていると承知しております。現時点ではロシアに対する制裁措置による水産加工業への影響は確認されていないと承知しておりますが、様々な分野への影響が想定される中、状況を丁寧に把握し、仮に影響が生じる場合にはどのような対応が考えられるかを検討してまいります。 Angry: 0.401 Disgust: 0.337 Fear: 0.499 Happy: 0.648 Sad: 0.418 Surprise: 0.526
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04:37:24 ~ 04:38:07 横山信一君
その検討が非常に大事でありまして、関係者が安心できるかどうかはまさにそこに懸かっているわけでありますので、よろしくお願いいたします。もう一つ、喫緊で皆さん気をもんでいるものがあります。それは日ロサケ・マス漁業交渉です。例年であれば今月中にこの交渉が始まり、四月の漁期を迎えるわけでありますが、ロシアによるウクライナ侵略に伴いまして、今年の交渉が例年どおりとなるのかどうか、関係者は大変に心配をしております。サケ・マス流し網漁業は、流通、加工、漁業資材など関連産業が大変に多く、地域経済に大きく貢献をしているものでもあります。 Angry: 0.329 Disgust: 0.255 Fear: 0.507 Happy: 0.649 Sad: 0.492 Surprise: 0.568
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04:38:26 ~ 04:39:08 政府参考人(神谷崇君)
お答えいたします。日ロサケ・マス漁業交渉につきましては、日ロ両国の二百海里内における我が国漁業者によるロシア系サケ・マスの操業を確保するものとして毎年操業条件を協議しており、本年は四月からの漁期に向け交渉日程を調整しているところでございます。ロシアのウクライナ侵略による漁業交渉への影響を確定的に現時点に申し上げることは困難でありますが、まずは関係者で連携して交渉を実施すべく調整してまいります。 Angry: 0.500 Disgust: 0.408 Fear: 0.409 Happy: 0.714 Sad: 0.397 Surprise: 0.479
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04:39:08 ~ 04:40:02 横山信一君
再び震災の話を申し上げますけれども、十一年という月日は、長いようでもあり、またあっという間のときであったような気もいたします。この間、被災地の復興は着実に進展をしてまいりました。地震・津波被災地域は住まいの再建などがおおむね完了し、総仕上げの段階に入っております。一方、原子力災害被災地域は本格的な復興再生のために中長期的な対応が今後も必要であり、引き続き国が前面に立って取り組む必要があります。発災から十一年目、第二期復興・創生期間二年目に当たって、総理の復興に懸ける決意をお願いいたします。 Angry: 0.413 Disgust: 0.164 Fear: 0.534 Happy: 0.529 Sad: 0.477 Surprise: 0.589
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04:40:02 ~ 04:41:01 内閣総理大臣(岸田文雄君)
本年三月で東日本大震災の発災から十一年を迎える中、復興は着実に進展をしている一方で、委員から御指摘あったように、被災地の主要産業である水産加工業の支援など持続可能で活力ある地域社会づくりを推進するとともに、福島の本格的な復興再生に向けて福島国際研究教育機構の整備など、政府一丸となって中長期的に対応してまいります。諸般の事情が許せば、今週十一日、十二日に被災地を訪問し、十一日に福島県が主催する追悼式に出席するとともに、十二日に岩手県、宮城県の国営追悼・祈念施設を訪問し、献花、黙祷を行う予定にしております。 Angry: 0.712 Disgust: 0.163 Fear: 0.404 Happy: 0.400 Sad: 0.491 Surprise: 0.413
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04:41:01 ~ 04:41:19 内閣総理大臣(岸田文雄君)
引き続き、被災地の皆様の声をしっかりと受け止め、東北の復興なくして日本の再生なしとの強い決意の下で、被災地の復興に向けて全力を尽くしてまいりたいと考えます。 Angry: 0.579 Disgust: 0.141 Fear: 0.369 Happy: 0.564 Sad: 0.590 Surprise: 0.460
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04:41:19 ~ 04:42:06 横山信一君
政府の追悼式典は昨年が最後になったわけでありますけれども、今年の追悼式には総理自らが福島県に行っていただけるというお話を今伺いまして、大変にうれしく思うところであります。総理自らがこの節目のときに被災地でその日を迎えられるという意義は、被災者にとっても被災地にとっても非常に大きな意味がありますし、また、我々、復興に懸ける様々な仕事に携わっている皆様方にとっても、改めて自分たちが取り組んでいることの原点になるというふうに考えております。今後もしっかりと復興に取り組んでいくことをお誓いをし、質問を終わらせていただきます。 Angry: 0.482 Disgust: 0.216 Fear: 0.367 Happy: 0.490 Sad: 0.616 Surprise: 0.447
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04:42:41 ~ 04:43:08 浜口誠君
国民民主党・新緑風会の浜口誠です。よろしくお願いしたいと思います。まず最初に、ウクライナ情勢についてお伺いしたいと思います。ロシアによる力による一方的な現状変更、これは断じて認められないというふうに思っています。是非政府としても、国際社会と一致結束して、ウクライナの皆さんに対してしっかりとした対応をお願いをしたいというふうに思っております。 Angry: 0.545 Disgust: 0.365 Fear: 0.332 Happy: 0.660 Sad: 0.506 Surprise: 0.386
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04:43:08 ~ 04:43:58 浜口誠君
そこで、まず総理にお伺いしますけれども、この十日間で、ウクライナから国内に避難された皆さん、百五十万人を超えているというふうに聞いております。また、今後、国連は四百万人を超えるんじゃないかというような見込みも示しております。そうした中で、国連は国際社会に対して十七億ドルの支援を呼びかけております。ウクライナの直接的な支援と併せて、その周辺国ですね、ポーランドを始め、ウクライナから国外に避難される皆さんを受け入れている周辺国に対しても、日本としてしっかりとした支援をしていくべきだというふうに考えますけれども、総理の見解をお伺いしたいと思います。 Angry: 0.485 Disgust: 0.300 Fear: 0.400 Happy: 0.695 Sad: 0.387 Surprise: 0.491
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04:44:06 ~ 04:45:20 内閣総理大臣(岸田文雄君)
困難に直面するウクライナの皆さんを支えるため、ポーランドなど周辺国に避難された方や子供への支援を含め、UNHCRやユニセフなどの国際機関と協力して一億ドルの緊急人道支援を行ってまいります。そして、委員の方から国連が十七億ドルのアピールを出しているという御指摘がありましたが、我が国は一億ドルの緊急人道支援を行うことを他国に先駆けて表明したわけですが、その後、各国から追加的な支援表明があり、国連からの支援要請はある程度満たされる見通しになっていると承知をしております。今後、ウクライナをめぐる情勢、まだまだ不透明であります。今申し上げた国連のこのアピールについては今言った形で応えていきたいと思いますが、今後、情勢の変化もしっかり見ながら、我が国として、あるべき人道支援の在り方あるいは避難民の皆さんに対する支援の在り方、これはしっかり考えていきたいと思っております。 Angry: 0.534 Disgust: 0.343 Fear: 0.460 Happy: 0.579 Sad: 0.409 Surprise: 0.491
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04:45:20 ~ 04:46:07 浜口誠君
ありがとうございます。是非しっかり国際社会の動きも見ながら、日本として対応していただきたいと思います。ロシアへの経済制裁が強まるに応じて、日本企業への影響もこれ大きくなってくると思います。ロシアに現地法人を持っている企業でも影響が出ている企業も増えてきていますし、また、ロシアとの取引をしている日本企業も多くあるというふうに思っております。こうした日本企業へのロシアへの経済制裁による影響を政府としてどのように捉えているのかということと、どのような支援をやっていくのか、これ大変重要だというふうに思っておりますので、総理の今後の対応方針についてお伺いしたいと思います。 Angry: 0.530 Disgust: 0.261 Fear: 0.383 Happy: 0.603 Sad: 0.438 Surprise: 0.488
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04:46:07 ~ 04:47:12 内閣総理大臣(岸田文雄君)
今回のロシアによるウクライナ侵略は、国際秩序の根幹を揺るがす行為であり、明白な国際違反であり、厳しく非難をいたします。経済制裁については、政府として、国際社会への影響を見極めつつ、ロシアに対して今回のウクライナ侵略のような暴挙には高い代償を伴うことを示すべく、G7を始めとする国際社会と緊密に連携しつつ対応していく必要があると考えております。そして、委員御指摘の日本企業への影響ということでありますが、今回のロシアに対する経済制裁により、ロシアに進出している日本企業、またロシアと取引がある日本企業の受ける影響、これは最小限にとどめるために、政府系金融機関などに全国約千か所の相談窓口を設けるとともに、低利融資などによる中小企業支援を行ってまいりたいと思っています。 Angry: 0.800 Disgust: 0.294 Fear: 0.530 Happy: 0.270 Sad: 0.296 Surprise: 0.460
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04:47:12 ~ 04:47:27 内閣総理大臣(岸田文雄君)
引き続き、産業界とも連携しつつ、日本企業に与える影響をしっかりと注視しながら、その影響を最小限にとどめるよう政府としても全力で取り組んでまいりたいと考えております。 Angry: 0.605 Disgust: 0.402 Fear: 0.493 Happy: 0.442 Sad: 0.404 Surprise: 0.447
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04:47:27 ~ 04:48:13 浜口誠君
是非企業側とのいろんな連携、連絡を密に取っていただいて、政府としてしっかりとした対応をお願いしておきたいというふうに思います。あわせて、ロシアへの経済制裁が強まることによって、ロシアに在住している日本人の方への安全面、生活面への影響がどうなっていくのかというのは大変懸念されます。実際、制裁前と後では影響が出ているんじゃないかなというふうに思っているんですけれども、ロシアに暮らしている日本人の方への影響とその支援策について、総理のお考えをお伺いしたいと思います。 Angry: 0.481 Disgust: 0.221 Fear: 0.441 Happy: 0.517 Sad: 0.523 Surprise: 0.505
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04:48:13 ~ 04:49:03 内閣総理大臣(岸田文雄君)
各国による制裁措置及びそれに対するロシアによる対抗措置を受けて、航空便の運航停止が相次いでいます。よって、この出国手段が著しく制限されているという現状にあります。また、各国の制裁措置によりロシアの市民生活にも影響が出始めており、種々の緊張した状況が生じていると見込まれます。本七日、ロシア全土の危険情報をレベル3、渡航中止勧告に引き上げるとともに、在留邦人に対し、商用便による出国について検討するよう呼びかけております。 Angry: 0.619 Disgust: 0.330 Fear: 0.548 Happy: 0.375 Sad: 0.361 Surprise: 0.478
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04:49:18 ~ 04:50:05 浜口誠君
是非ロシアの在留邦人の皆さんの安全確保、国としてしっかりやっていただく必要があると思いますので、今後の情勢も見極めながら対応をお願いをしておきたいと思います。それでは、トリガー条項、ガソリンの価格の上昇に対する対応について質問させていただきたいと思います。今日、パネルは礒崎哲史参議院議員にサポートしていただきますので、よろしくお願いします。まず、総理、三月の十日から激変緩和措置を始めとする重層的なエネルギー価格対応というのを政府として拡充していくという方針が示されておりますが、この激変緩和措置で今後のエネルギーの高騰対策として十分だというふうに総理としてはお考えでしょうか。 Angry: 0.559 Disgust: 0.236 Fear: 0.371 Happy: 0.650 Sad: 0.372 Surprise: 0.499
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Angry: 0.385 Disgust: 0.298 Fear: 0.490 Happy: 0.684 Sad: 0.400 Surprise: 0.604
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04:50:13 ~ 04:51:03 内閣総理大臣(岸田文雄君)
まず、先週の金曜日、官房長官の下の関係閣僚会議において、原油価格高騰に対する緊急対策、これを取りまとめました。緊急避難的にガソリン、軽油、灯油、重油を対象とする激変緩和措置の支給上限を最大二十五円に拡大することでこの小売価格の急騰を抑制していくという方針を明らかにした次第です。委員の御質問、それで十分かという御質問かと思いますが、まずはこの対策の効果はしっかりと見極めなければならないと思っておりますが、ウクライナの情勢も流動的であります。 Angry: 0.537 Disgust: 0.284 Fear: 0.532 Happy: 0.597 Sad: 0.262 Surprise: 0.606
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04:51:03 ~ 04:51:46 内閣総理大臣(岸田文雄君)
今後更に原油価格が上昇し続けた場合の対応については、何が効果的で有効な措置かという観点から、あらゆる選択肢を排除することなく、政府全体でしっかり検討し対応していくという方針、これは既に明らかにしているところであります。今回の対策の効果を見極め、ウクライナ情勢等の変化もしっかりと確認した上で、必要な対策を政府としても引き続き用意をする、こういった姿勢は取り続けていきたいと思っております。 Angry: 0.708 Disgust: 0.309 Fear: 0.414 Happy: 0.480 Sad: 0.311 Surprise: 0.498
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04:51:46 ~ 04:52:02 浜口誠君
パネル一をお願いします。(資料提示)総理も是非、資料①ですね、その横に置いてあります。これ見ていただくと、これ、ガソリンのレギュラー価格の直近の状況と過去の最高額を示しています。 Angry: 0.404 Disgust: 0.337 Fear: 0.372 Happy: 0.753 Sad: 0.457 Surprise: 0.506
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04:52:02 ~ 04:53:06 浜口誠君
昨年の一月時点では、レギュラーガソリン百三十六・一円です。で、直近のレギュラーガソリン、二月二十八日時点で百七十二・八円。もう既に昨年の一月と比べると三十六・七円上がっています。さらに、これまでの最高額は二〇〇八年の八月、このときは最高のレギュラーガソリンの価格になったんですね。そのときが百八十五・一円です。それで見ると、もう昨年の一月と比べると、過去最高のときとの比較では四十九円上がることになるんですね。更にこれ上がる可能性もあります。今、原油の先物価格はもうウクライナ情勢の前と比べると二五%もう上がっているというような、もう一バレル百十ドルを超えているという状況ですから、相当、今後、過去最高を上回るような状況にもなってくると思います。今政府がやろうとしている二十五円の激変緩和措置ではやはり足りないと思います、不十分だと思います。 Angry: 0.331 Disgust: 0.253 Fear: 0.534 Happy: 0.663 Sad: 0.381 Surprise: 0.650
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04:53:06 ~ 04:53:47 浜口誠君
しっかり、まずはこのトリガー条項の凍結解除で価格をしっかり下げて、値段を下げて、その上で今後の原油価格の上昇あるいはガソリン価格の上昇に対して激変緩和の対応を行っていく。まさにトリガー条項と激変緩和措置、この二つを実施していく、このことが国民の皆さんが望んでいる、あるいは企業の皆さんが今政府にやってほしい対策だというふうに考えますけれども、総理の御所見はいかがでしょうか。 Angry: 0.553 Disgust: 0.185 Fear: 0.496 Happy: 0.488 Sad: 0.291 Surprise: 0.688
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04:53:47 ~ 04:54:20 内閣総理大臣(岸田文雄君)
今回、政府において明らかにした激変緩和措置は、小売価格の急騰を抑制するための対策であります。この対策によって、この対策をスタートする時点の水準、たしか百七十二円程度だったと思いますが、この水準をしばらく維持していくという形で激変、その価格の急騰の影響を抑えていくという対策であります。 Angry: 0.633 Disgust: 0.463 Fear: 0.569 Happy: 0.356 Sad: 0.315 Surprise: 0.523
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04:54:20 ~ 04:54:59 内閣総理大臣(岸田文雄君)
しかし、先ほど申し上げたように、今後の情勢は流動的であります。あらゆる事態に備えなければいけないということで、引き続き、何が最も有効なのか、効果的なのかという観点から、あらゆる選択肢を排除せず、この議論をしていかなければならないと思っています。トリガー条項についても、再三委員会で申し上げておりますとおり、あらゆる選択肢を排除することなく議論していくと考えております。 Angry: 0.508 Disgust: 0.270 Fear: 0.540 Happy: 0.518 Sad: 0.333 Surprise: 0.608
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04:55:05 ~ 04:55:50 浜口誠君
今、先ほど言いましたとおり、もう去年の一月から比べても、もう百七十二円だと三十六円も上がっているんですよね。だから、今求めているのは、やっぱり家計の負担を下げてくれと、企業も上がったコストを今下げてほしいということですから、百七十二円、二十五円というのは、この百七十二円からは下がらないんですよね。そこを、国民の皆さんはそれだと駄目なんだと、もう一歩踏み込んで、今のガソリンの価格を下げる政策を求められているというのが今の実態だというふうに思いますので、総理、そこは、百七十二円でとどめればそれでいいんだというのは国民の皆さんの今の期待値とは違うと思いますけれども、いかがでしょうか。 Angry: 0.462 Disgust: 0.173 Fear: 0.463 Happy: 0.558 Sad: 0.453 Surprise: 0.548
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04:56:03 ~ 04:56:55 内閣総理大臣(岸田文雄君)
しかし、その先については、委員おっしゃっているように様々なことが考えられますし、更なる対策が求められる、こういった場面も想定されるわけですから、今からあらゆる選択肢を排除することなく準備も進めていく、こういったこの用意をしながら、先について、先行きについては見詰めていきたいと存じます。いずれにせよ、今の段階で確定的にどうなるかということは申し上げることはできないわけですので、政府としては、国民生活あるいは日本経済を守るために何が求められるのか、引き続きこの関係閣僚とともに準備を進めていきたいと考えます。 Angry: 0.584 Disgust: 0.247 Fear: 0.387 Happy: 0.450 Sad: 0.561 Surprise: 0.427
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04:57:04 ~ 04:57:36 内閣総理大臣(岸田文雄君)
これは再三この予算委員会の場でも申し上げております。日本経済を守るために、そして国民生活を守るために何が効果的なのか、何が有効なのかという観点から、あらゆる選択肢を排除することなく、トリガーに、トリガーを始め様々な選択肢を排除することなく検討を進めてまいります。 Angry: 0.542 Disgust: 0.221 Fear: 0.476 Happy: 0.553 Sad: 0.317 Surprise: 0.631
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04:57:36 ~ 04:58:04 浜口誠君 今後、しっかりとした対策がもう一段踏み込んで必要だと思います。これはもう改めて総理には申し上げておきたいと思います。来週の十六日が賃上げの、春闘の集中回答日になっております。総理は常々賃上げは大事だと、やっぱり成長と分配の好循環を回していくためには賃上げ大事と、今日 |