00:01:26 ~ 00:02:01 会長(鶴保庸介君)
ただいまから国際経済・外交に関する調査会を開会いたします。委員の異動について御報告いたします。昨日、宇都隆史君が委員を辞任され、その補欠として三木亨君が選任されました。参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。国際経済・外交に関する調査のため、今期国会中、必要に応じ参考人の出席を求め、その意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。御異議ないと認めます。なお、その日時及び人選等につきましては、これを会長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 Angry: 0.434 Disgust: 0.302 Fear: 0.455 Happy: 0.552 Sad: 0.573 Surprise: 0.483
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00:02:01 ~ 00:03:02 会長(鶴保庸介君)
御異議ございませんか。御異議ないと認め、さよう決定いたします。政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。国際経済・外交に関する調査のため、今期国会中、必要に応じ政府参考人の出席を求めることとし、その手続につきましては、これを会長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。御異議ないと認め、さよう取り計らいます。国際経済・外交に関する調査を議題といたします。本日は、「海を通じて世界とともに生きる日本」のうち、「次世代を担う海洋人材の確保及び海洋に関する国民の理解の増進」について三名の参考人から御意見をお伺いした後、質疑を行います。御出席いただいております参考人は、独立行政法人国立高等専門学校機構富山高等専門学校長賞雅寛而君、全日本海員組合組合長松浦満晴君及び公益財団法人日本財団常務理事海野光行君でございます。 Angry: 0.534 Disgust: 0.290 Fear: 0.440 Happy: 0.567 Sad: 0.433 Surprise: 0.522
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00:03:02 ~ 00:04:00 会長(鶴保庸介君)
この際、参考人の皆様に御一言御挨拶を申し上げたいと思います。本日は、御多忙のところ御出席をいただき、誠にありがとうございます。皆様から忌憚のない御意見を賜りまして、今後の調査の参考にいたしたいと存じます。よろしくお願いをいたしたいと思います。ありがとうございます。次に、議事の進め方について申し上げます。まず、賞雅参考人、松浦参考人、海野参考人の順にお一人二十分程度で御意見をお述べいただき、その後、午後四時頃までをめどに質疑を行いますので、御協力をよろしくお願いをいたします。また、御発言の際は、挙手をしていただき、その都度、会長の許可を得ることとなっておりますので、御承知おきをいただきたいと思います。なお、御発言は着席のままで結構でございます。それでは、まず賞雅参考人からお願いをいたします。挙手で。賞雅参考人、よろしくお願いいたします。 Angry: 0.327 Disgust: 0.288 Fear: 0.358 Happy: 0.788 Sad: 0.476 Surprise: 0.529
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00:04:03 ~ 00:05:00 参考人(賞雅寛而君)
富山高等専門学校校長をしております賞雅でございます。議員の皆様には、常日頃、海事・海洋産業への御支援、それから海事・海洋人材の育成に御支援をいただきまして、大変ありがとうございます。本日は、商船系高等専門学校における船員養成ということで、海事・海洋人材育成について少しお話をさせていただきます。一ページ目を御覧ください。本日の概要でございます。まずは、商船系高等専門学校とは何かということと、教育、それから特色のある取組、校内練習船の話、現在の次世代海事人材の育成についてまとめてまいりました。まず最初に、商船系高等専門学校についてでございます。三ページを御覧ください。商船系高専についてということでまとめてございます。 Angry: 0.321 Disgust: 0.323 Fear: 0.476 Happy: 0.721 Sad: 0.401 Surprise: 0.628
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00:05:00 ~ 00:06:09 参考人(賞雅寛而君)
商船高専は、明治の最初の頃から各県、各地域に商船学校として設立されてまいりました。大正の頃は十一校ございました。その後、紆余曲折を経まして、昭和四十二年に高等専門学校となっております。その後、昭和四十五年に六百人体制ということで五商船高専の三学級体制、昭和六十年に二学級ずつ八十人ということで五校合わせて四百人体制、昭和六十三年に二百人体制ということで、これは外航船員の養成の方で併せて人数を削減してまいった歴史がございます。現在、三級海技士の養成につきましては、航海、機関合わせて二百名の入学定員を持っています。 Angry: 0.306 Disgust: 0.237 Fear: 0.465 Happy: 0.797 Sad: 0.360 Surprise: 0.643
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00:06:09 ~ 00:07:00 参考人(賞雅寛而君)
大学の方は二校で三百六十名、うち乗船実習科の定員は百六十名でございます。四ページを御覧ください。四ページは、商船高専の現状でございます。先ほど申しましたように、二百人体制の入学定員でもって、商船高専は五年半の教育をしておりますので六年生までということで、大体一校二百四十名の商船学科学生が在籍をしております。進路の状況としては、二百名の卒業生のうち、進学、これは商船系の大学、東京、神戸に大体八割方入ります。 Angry: 0.278 Disgust: 0.217 Fear: 0.528 Happy: 0.712 Sad: 0.404 Surprise: 0.687
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00:07:00 ~ 00:08:20 参考人(賞雅寛而君)
それから、就職をする者が百六十四人ということで、二百人のうちの八四%が就職をして、一六%が進学をしております。その進学をした者の内訳でございますけれども、五ページを御覧ください。五ページは、就職した者のうち海上及び関連産業に九五%、百五十五人が入っているということでございます。そのうち外航の船舶が一五%、内航が五六%、その他、研究船ですとか港湾、公官庁の船で一四%になっています。続きまして、現在の商船系高等専門学校における教育でございます。バックグラウンドといたしまして、七ページを御覧ください。七ページは、我が国の外航海運と商船系高専の役割についてということで、現在、世界の人口増加、それから穀物輸送量やエネルギー使用量の増加が見込まれていて、この海上輸送量は非常に増えているということがここに書かれてあります。 Angry: 0.330 Disgust: 0.268 Fear: 0.496 Happy: 0.752 Sad: 0.321 Surprise: 0.667
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00:08:20 ~ 00:09:24 参考人(賞雅寛而君)
特に日本は輸出、輸入が経済の肝でございますので、そのうちの大体一割程度を担っているということでございます。八ページを御覧ください。これは私の大好きな天ぷらそばでございますけれども、天ぷらそばのうちで日本でできているのが非常に少ないよということが書いてございます。例えば、エビは九五%、ほとんど一〇〇%が輸入でございますし、そば、大豆、小麦粉、これも八〇%から一〇〇%輸入でございます。カロリーベースでまいりますと天ぷらそばの八〇%は海外からということで、一次エネルギーの八五%、これは石炭、石油、LNGでございますけれども、これを世界から輸入をしているということで、こういう国はほかの、世界中で日本だけでございます。 Angry: 0.369 Disgust: 0.330 Fear: 0.458 Happy: 0.732 Sad: 0.365 Surprise: 0.605
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00:09:24 ~ 00:10:12 参考人(賞雅寛而君)
九ページを御覧ください。九ページは、商船高専が五校ございます。富山、鳥羽、それから広島、大島、弓削があって、一万名以上の海事人材を輩出して日本の海事産業を支えてきたということでございます。そこに各校の校内練習船が一隻ずつ書かれております。続きまして、十ページ目を御覧ください。十ページ目は、人間の脳の形成でございます。大体十歳から十二歳頃までに脳の神経というのは確立されて、十二歳から十四歳、二十歳ぐらいまで、ソフトウエアをインストールするような錬成の時期というのがございます。 Angry: 0.326 Disgust: 0.312 Fear: 0.520 Happy: 0.706 Sad: 0.373 Surprise: 0.644
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00:10:12 ~ 00:11:02 参考人(賞雅寛而君)
この十二歳から二十歳若しくは二十二歳までの錬成の時期は教育効果が非常に高くて物覚えも速いですし、教育の吸収が非常に効率的だということです。この錬成の時期に五年半の商船教育を行うということで、非常に効率的な商船教育が可能になるということでございます。十一ページを御覧ください。十一ページは、商船系大学と同じ三級海技士、航海系と機関系の資格ができる船舶職員養成機関として、教室の勉強とそれから基礎的な航海実習を組み合わせた実践的専門教育を実施しているということになっています。 Angry: 0.318 Disgust: 0.254 Fear: 0.538 Happy: 0.680 Sad: 0.360 Surprise: 0.676
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00:11:02 ~ 00:12:05 参考人(賞雅寛而君)
低学年、大体一年生、二年生は、航海系、機関系コース共通で、船舶の概論ですとか、そういうことを習います。高学年になりますと航海コースと機関コースに分かれまして、それぞれの専門教育を行って、専門的な航海実習を校内練習船及び海技教育機関の練習船で行います。この座学と実習を組み合わせながら実践的専門教育を実施しているということでございます。十二ページを御覧ください。十二ページは、実験実習の実習のうちの一つで、安全教育、サバイバル教育、命を守る教育ということで、海面へ飛び込んで、二百メートルほど泳いで救命艇に乗り込んで、救命艇を移動させて、ライフネットを使用して船にまた戻ってくるというような、危険な実習をいかに安全に行うかということを行っています。 Angry: 0.317 Disgust: 0.246 Fear: 0.510 Happy: 0.692 Sad: 0.396 Surprise: 0.636
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00:12:05 ~ 00:13:04 参考人(賞雅寛而君)
船は非常に危険なものでございますので、この危険をどうやって克服して作業を行うかというような実習を行っております。十三ページを御覧ください。十三ページは、座学と練習船実習の組合せでございます。現在は、海技教育機構の大型練習船による実習を、二年生で一か月、四年生で五か月、六年生六か月でやって、合計一年の乗船履歴を付けて三級海技士免状を取得しております。船というのは非常に危険なものだということをしっかり学んでいただいて、一年生から五年生までの座学と校内練習船実習船の反復教育により、特にメンタルですね、こちらの方の習得、技術の習得を行います。 Angry: 0.331 Disgust: 0.216 Fear: 0.607 Happy: 0.615 Sad: 0.355 Surprise: 0.648
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00:13:04 ~ 00:14:06 参考人(賞雅寛而君)
昨今、非常に大事に育てられている子供たちでございますので、小中学校で危険なことは余りやっていないということで、いかに危険な実習を安全に行うかということがこの教育の基本でございます。十四ページからは、社会貢献と特色ある取組について記載されております。十五ページを御覧ください。船は、水、それから電気ですとか、そういうものの供給源ということで、災害が行ったときに練習船を活用して支援物資の搬入を行うですとか、それから給水、シャワーの無料開放、それから、現在はNTTですとかそちらの方と協力して災害時の海上基地を設置しております。 Angry: 0.418 Disgust: 0.320 Fear: 0.569 Happy: 0.537 Sad: 0.453 Surprise: 0.496
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00:14:06 ~ 00:15:01 参考人(賞雅寛而君)
また、保安庁や大学練習船と連携をして、震災、天災による災害地域の救援活動がいつでもできるような体制を整えております。十六ページを御覧ください。十六ページは、広報活動ということで、この海事、海洋が日本を支えているというようなことを小学校、中学校に教えるということで、議員の皆様の御協力によって、小学校五年生のところに、社会の時間でございますけれども、指導要領で海事、海運の仕事について紹介をする、教育をするということがようやっと認められて、小学生の方でも海事、海洋に関する興味がここのところ高まってきているところでございます。 Angry: 0.322 Disgust: 0.211 Fear: 0.580 Happy: 0.569 Sad: 0.434 Surprise: 0.636
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00:15:01 ~ 00:16:01 参考人(賞雅寛而君)
十七ページを御覧ください。十七ページは、昨今のSNS、ICTを利用した海事・海洋イベントということで、今中学生はスマホを持っている学生が多いものですから、学生によるウエブ海事イベントということで、コロナの時代にいかに海事、海洋の魅力を伝えるかということを各校で行っております。その次に、商船系高等専門学校による社会貢献、特色ある取組で、教育学生支援の取組でございます。海員組合様ほかの海事関連団体にお願いをいたしまして、日本船主協会、海技教育機構などの専門家の皆さんからいろんな教育を受けてキャリア教育を行っています。 Angry: 0.384 Disgust: 0.264 Fear: 0.450 Happy: 0.754 Sad: 0.332 Surprise: 0.617
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00:16:01 ~ 00:17:11 参考人(賞雅寛而君)
海事関連の機関の皆様には非常に御協力をいただいているところでございます。また、国際的な取組として、十九ページに書いてございますように、ハワイ大学ですとかシンガポールで、海洋系の教育機関と連携して国際的なインターンシッププログラムを行っているところでございます。また、技術革新に対応した教材開発、最新の海運に関する知識、技能を教員が習得、教員自身が習得するために、先生方、教員の皆さんに実際の船に乗っていただいて、その体験を学生に教えるということもしております。また、二十ページには、社会連携の取組ということで、海洋環境の研究について工業高専や大学と協働しながら行っているということが書かれております。 Angry: 0.265 Disgust: 0.323 Fear: 0.433 Happy: 0.825 Sad: 0.334 Surprise: 0.635
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00:17:11 ~ 00:18:24 参考人(賞雅寛而君)
二十一ページには、志願者確保の取組ということで、特色ある取組の一つでございますけれども、瀬戸内三校、大島、弓削、広島は第二志望、第三志望をお互いに取り合うというようなことも試みております。続きまして、二十二ページから、練習船、校内の練習船の状況と更新でございます。二十三ページを御覧ください。二十三ページは、これ一般的な機械の故障率経過曲線でございますけれども、初期故障が終わって、少し安定なときがあって、摩耗故障が始まるというようなことでございます。船舶は、寿命、有効寿命が大体十年から十五年というふうにされています。これは、二十四ページに書かれてございますように、海洋は非常に腐食環境が強いということで、耐用年数がどうしても十五年から二十年になってしまうということで、自動車でいいますと大体四十年から五十年に対応するようなことが海上では起きてしまうということでございます。 Angry: 0.229 Disgust: 0.256 Fear: 0.546 Happy: 0.705 Sad: 0.470 Surprise: 0.625
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00:18:24 ~ 00:19:27 参考人(賞雅寛而君)
実際に五商船高専の練習船もかなり傷んでいて、外板修理ですとか、そういうことを行って補修をしながら使っているという状況でございます。また、最後にでございますけれども、商船系高等専門学校による次世代海事人材育成ということで、これは社会実装ということで、社会で必要とされる人材を育成をしなきゃいけないということで、先ほども申しましたように、日本船主協会、それから海員組合様、それから海技教育機構様、それから両商船大学などと意見を交換しながら、実践的な専門英語教育、国際的な教育プログラム拡充、それからe―ラーニング教材、それから現役の船員や海事・海洋人材によるセミナーやOBによる講演会の実施を行っているところでございます。 Angry: 0.254 Disgust: 0.292 Fear: 0.589 Happy: 0.609 Sad: 0.388 Surprise: 0.608
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Angry: 0.408 Disgust: 0.302 Fear: 0.329 Happy: 0.763 Sad: 0.563 Surprise: 0.484
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00:19:41 ~ 00:20:00 参考人(松浦満晴君)
ありがとうございます。全日本海員組合組合長の松浦でございます。まず、本調査会委員の皆様方におかれましては、意見陳述という大変重要な機会をいただきましたこと、まずもって感謝申し上げます。 Angry: 0.256 Disgust: 0.264 Fear: 0.420 Happy: 0.795 Sad: 0.537 Surprise: 0.531
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00:20:00 ~ 00:21:33 参考人(松浦満晴君)
本日は、海運・水産産業の現状と人材確保の必要性、本組合の海事広報に関する活動の概要、さらに、後継者の確保、育成に向けた要望、提言につきまして、船員の立場を代表して発言をさせていただきたいと存じます。どうぞよろしくお願いをいたします。私ども全日本海員組合は、海運・水産産業で働く船員中心に構成をされた我が国唯一の産業別単一労働組合であります。前身となる日本海員組合が大正十年に神戸で設立された以降、戦時中に一度解散を余儀なくされましたが、昨年で設立百周年を迎えるに至りました。本組合に加入している船員は、主に外航、国内、水産の三つの部門に分かれており、全部門を合わせて約二万三千人の日本人船員とともに、外航と水産部門では、日本人船員の重要なパートナーである約六万人の外国人船員が我々の仲間として我が国の物流や水産資源の供給を支えるべく、日夜洋上で就労をいたしております。 Angry: 0.442 Disgust: 0.256 Fear: 0.399 Happy: 0.700 Sad: 0.430 Surprise: 0.515
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00:21:33 ~ 00:22:08 参考人(松浦満晴君)
御存じのとおり、四面を海に囲まれた我が国は資源、エネルギーなどの大部分を海外に依存しており、九九・六%もの貿易量を外航海運が担っております。また、国内貨物輸送全体の約四割、産業基礎物資輸送の約八割を国内海運が担っているほか、フェリー、旅客船は、住民の移動権を保障する海の国道とも言える役割を有しています。 Angry: 0.499 Disgust: 0.291 Fear: 0.521 Happy: 0.649 Sad: 0.331 Surprise: 0.562
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00:22:08 ~ 00:23:02 参考人(松浦満晴君)
さらに、漁船漁業を通じて食用水産物の安定的な供給が行われるなど、まさに海運・水産産業は我が国の安定的な国民生活や経済の維持発展に大きく寄与しているところです。また、平時における重要性のみならず、過去には、阪神・淡路大震災や東日本大震災など大規模自然災害が発生をし陸上の交通網が断絶をされた際に、船舶によって物資や人員の緊急輸送が行われるなど、国民のライフラインの確立にも重要な役割を果たしてまいりました。こうした海運・水産産業の基盤を支えているのが船員でございます。 Angry: 0.547 Disgust: 0.310 Fear: 0.524 Happy: 0.560 Sad: 0.322 Surprise: 0.514
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00:23:02 ~ 00:24:18 参考人(松浦満晴君)
この数十年の間、その規模は大きく縮小してまいりました。全部門を合わせました船員数は、昭和四十九年に約二十五万七千人であったところ、直近の令和二年には約四万七千人まで落ち込んでおります。そのうち、ピーク時に約五万七千人いた外航日本人船員は、プラザ合意以降の急激な円高に伴う国際競争力激化により大きく減少をし、ここ十年間は約二千人強という人数で横ばいの状態が続き、日本商船隊に乗り組む船員の約九八%がフィリピン人を始めとする外国人船員となっております。一方、水産関係につきましては、排他的経済水域の設定など国際的な資源規制強化の中で、戦後隆盛を誇った我が国の遠洋漁業は衰退の一途をたどり、そこで働く漁船員も大きく減少をしております。 Angry: 0.300 Disgust: 0.236 Fear: 0.570 Happy: 0.615 Sad: 0.390 Surprise: 0.666
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00:24:18 ~ 00:25:00 参考人(松浦満晴君)
また、近年の少子高齢化の影響を受けまして、海運・水産産業におきましても、後継者不足とともに、とりわけ国内海運と水産業で高齢化が深刻となっており、国を始め関係者が一体となって船員の確保、育成を図っていこうということが喫緊の課題でございます。私どもといたしましても、この問題に対する強い危機意識を持ち、これまで組合の活動方針の重点課題の一つに据えて、子供たちが海に親しむ活動を推進してまいりました。 Angry: 0.333 Disgust: 0.327 Fear: 0.708 Happy: 0.434 Sad: 0.419 Surprise: 0.561
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00:25:00 ~ 00:26:28 参考人(松浦満晴君)
この場をお借りして、その活動の一端を紹介をさせていただきたいと思います。まず第一に、体験乗船や地引き網体験があります。これは、児童生徒が実際に乗船をし、船内の設備を見学したり、砂浜での漁労を経験することを通じ、海や船を身近に感じてもらうために行っている体験型活動でございます。体験乗船については、教育委員会と連携をし学校ごとの職業体験プログラムの一環として行ったり、一般公募により広く参加者を募るなどの方法で行っており、平成二十一年以降、これまで一万人を超える方々に参加をいただいております。参加者は主に初等教育の小学生をターゲットとし、湾内クルーズや船内見学、ロープワーク体験、船員による講話、クイズ大会など、海上から陸を眺めるといった日常では得られない機会を提供したり、船舶のスケールの大きさを肌で感じるなど、子供の感性に訴えるようなプログラムを企画し取り組んでまいっております。 Angry: 0.264 Disgust: 0.194 Fear: 0.443 Happy: 0.809 Sad: 0.371 Surprise: 0.676
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00:26:28 ~ 00:27:00 参考人(松浦満晴君)
続きまして、部門に特化した広報活動といたしまして、外航船員の魅力を発信し志望者の裾野を広げることを目的に、国際船員労務協会と共同で平成二十四年にJ―CREWプロジェクトを立ち上げまして、アニメーション、地上波放送のドラマ、学習用図書など書籍の制作や全国の学校への寄贈などの活動を行っております。 Angry: 0.255 Disgust: 0.098 Fear: 0.301 Happy: 0.942 Sad: 0.268 Surprise: 0.714
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00:27:00 ~ 00:28:02 参考人(松浦満晴君)
水産部門では、全国の水産高校やその船員養成教育機関を訪問をし、漁船の種類や漁船漁業での労働条件、就業、船内生活、船内コミュニケーションの取り方などの実態について出前授業を行っているほか、官学労使の漁船乗組員確保養成プロジェクトにより、水産高校での就職ガイダンスにも積極的に参画をしているところでございます。こうした海事広報や海洋教育の推進と併せまして、組合独自の取組として、船員職業を志望し船員養成教育機関への進学を希望する生徒や学生を支援するために、平成二十二年に奨学金制度を創設をし運用を図ってまいりました。 Angry: 0.451 Disgust: 0.306 Fear: 0.497 Happy: 0.761 Sad: 0.243 Surprise: 0.642
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00:28:02 ~ 00:29:21 参考人(松浦満晴君)
令和三年度までに約千四百人の奨学生を採用し、約八割の卒業生が船員に就業しているという状況でございます。以上、紹介してまいりましたように、本組合としても、広く関係者と連携を図りながら海事広報の取組を鋭意展開しているところでございますが、今後、船員後継者の確保、育成を確実に図っていくためにも、国への要望、提言といたしまして、大きく四点について申し上げたいというふうに思っております。一点目は、船員養成教育機関の充実についてであります。船員養成教育機関は、主に外航船員の養成を対象としている文部科学省所管の商船系の大学や高等専門学校のほか、主に国内海運に従事する船員養成を目的とする国土交通省所管の独立行政法人海技教育機構によって設置、運営をされている海技大学校、海上技術短期大学校、海上技術学校などがございます。 Angry: 0.417 Disgust: 0.256 Fear: 0.494 Happy: 0.682 Sad: 0.304 Surprise: 0.633
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00:29:21 ~ 00:30:00 参考人(松浦満晴君)
また、漁船漁業を始めとする水産業の担い手を養成する機関として都道府県に水産系の高等学校が置かれており、船員の志望者はこれらの学校を経て海技免状を取得していくこととなります。このうち、海技教育機構については、国土交通省の検討会が取りまとめました内航未来創造プランの中で、五百人規模を目標に掲げて、養成定員を段階的に拡大する方針が示されております。 Angry: 0.444 Disgust: 0.320 Fear: 0.525 Happy: 0.655 Sad: 0.310 Surprise: 0.602
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00:30:00 ~ 00:31:01 参考人(松浦満晴君)
一方で、同機構の運営費交付金については毎年削減され続けているという状況であり、このことは、平成二十八年の海技教育機構と航海訓練所の統合時の国会附帯決議、「日本人船員の増加に資する体制の強化や支援措置の充実など万全の措置を講ずること。」との趣旨に逆行するものと言わざるを得ません。練習船や学校施設の拡充、船員の確保など、具体的な施策を講ずるための予算措置と併せて定員拡大を図っていただく必要がございます。また、外航日本人船員確保という国の政策目標を具現化するためには、文部科学省所管の船員養成教育機関についても必要な予算の確保が欠かせません。 Angry: 0.731 Disgust: 0.358 Fear: 0.484 Happy: 0.464 Sad: 0.323 Surprise: 0.451
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00:31:01 ~ 00:32:14 参考人(松浦満晴君)
一方、水産高校につきましては、少子高齢化や地方の過疎化が進む中、これまで統廃合が幾度となく行われ、水産教育を受ける機会が減少しており、水産高校は、水産物を国民に安定供給する水産業を担う人材を養成し、子供たちが職業的専門性を学び漁業で活躍できる教育を提供する重要な教育機関であり、維持、存続に向けた支援が必要であります。要望の二点目として、船員職業の社会的地位の向上に関連して、国策として税制上の措置についてであります。平成二十年七月に成立した海上運送法及び船員法の一部を改正する法律に基づき、安定的な海上輸送の確保を図るために必要な日本船舶の確保、日本人船員の確保、育成の目的に、国土交通大臣より日本船舶・船員確保基本方針が定められました。 Angry: 0.677 Disgust: 0.356 Fear: 0.507 Happy: 0.565 Sad: 0.253 Surprise: 0.491
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00:32:14 ~ 00:33:21 参考人(松浦満晴君)
これに先立ち、国土交通大臣の諮問機関である交通政策審議会は、必要な外航の日本籍船、日本人船員の規模について、それぞれ約四百五十隻、約五千五百人と試算した内容を答申しました。この試算を踏まえ、基本方針では、平成二十年から日本籍船を五年間で二倍に、日本人船員を十年間で一・五倍にする目標が明記をされております。日本船舶及び船員の計画的増加を図り、安定的な国際海上輸送を確保するために導入をされましたトン数標準税制は、認定事業者につき、みなし利益の概念を導入することによって優遇を図るものでありますが、これまで日本籍船は着実に増加してきた一方で、日本人船員については横ばい状況であり、当初の目標達成には程遠い状況となっております。 Angry: 0.499 Disgust: 0.239 Fear: 0.464 Happy: 0.637 Sad: 0.360 Surprise: 0.554
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00:33:21 ~ 00:34:04 参考人(松浦満晴君)
改めて、日本人船員確保の意義について関係者間でしっかりと共通認識を図り、確保、育成を図るための検討を行っていく必要があると考えております。海洋国家である我が国において、船員という職業なくしては経済安全保障、食料安全保障を維持することはできませんが、船員職業に関する国民の意識、社会的認識度、認知度は必ずしも高いものではございません。本組合は、船員に対する税制上の措置を継続的に求めてまいります。 Angry: 0.495 Disgust: 0.337 Fear: 0.501 Happy: 0.555 Sad: 0.448 Surprise: 0.476
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00:34:04 ~ 00:35:23 参考人(松浦満晴君)
他の国を見てみますと、英国、ノルウェー、フランス、韓国などでは、所得税や社会保障制度における一定の措置がなされております。もちろん国ごとに租税体系の違いはあるにせよ、船員の確保という観点からも、我が国における船員に対する税制上の取扱いについて御審議をいただいて、船員の社会的な地位や船員職業の認知度の向上を図っていくことが不可欠であるというふうに考えております。要望の三点目といたしまして、職業環境の改善を通じた船員職業の魅力向上についてでございます。御存じのとおり、船員は長期にわたり陸から離れた海上を職場や生活の拠点としております。船員労働の特殊性について、こうした離家庭、離社会性とともに、船員には労働、生活の自己完結性が求められるほか、厳しい気象、海象条件など海上の危険に直面をし、船舶という一つの共同体で対応することも必要となります。 Angry: 0.431 Disgust: 0.320 Fear: 0.522 Happy: 0.593 Sad: 0.375 Surprise: 0.517
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00:35:23 ~ 00:36:03 参考人(松浦満晴君)
外航船、内航船、あるいは船舶の種類によって異なるものの、船員は、三か月の乗船後に一か月の休暇、六か月の乗船後に二・五か月程度の休暇など、多様な運航サイクルの中で就労しております。こうした船員労働の特殊性に起因する長期の連続乗船については、まとまった休暇が得られることや衣食住に要する費用が掛からないといったようなメリットもある一方で、離職における主要な原因の一つとなっていることも一面としてございます。 Angry: 0.302 Disgust: 0.297 Fear: 0.594 Happy: 0.659 Sad: 0.400 Surprise: 0.599
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00:36:03 ~ 00:37:12 参考人(松浦満晴君)
今後、船員志望者を増加させていくとともに、就労後の定着率を高めていくという観点からも、国を始めとする関係者が一体となって船員職業をより魅力あるものにしていくための努力が欠かせないというふうに考えております。そのためにも、船員の働き方改革を着実に進めていくことが必要です。陸上の諸産業では、平成三十年六月に成立をいたしました働き方改革関連法に基づき、働き方改革の実現に向けた取組が順次進められているところです。一方で、原則として陸上一般の労働法制の運用を受けない船員についても、陸上の取組を参考にしながら、あらゆる層にとって船員職業をより魅力あるものにしていくために、平成三十一年二月より、本組合も委員として参画をしている交通政策審議会海事分科会船員部会の場で審議が重ねられてまいりました。 Angry: 0.494 Disgust: 0.278 Fear: 0.434 Happy: 0.703 Sad: 0.359 Surprise: 0.533
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00:37:12 ~ 00:38:06 参考人(松浦満晴君)
令和二年九月の取りまとめでは労働環境の改善と船員の健康確保についての方向性が示され、今後、関連法案施行に伴って、船員職業の魅力を高めるべく、行政を中心に関係者が一体となって船員の働き方改革の取組を一つ一つ着実に進めていくことが重要であります。また、情報通信インフラの整備を図っていくことも、船員環境の改善の上でも極めて重要な課題でございます。今や年齢を問わず携帯電話は日常生活に欠かせないツールになっておりますが、原則として陸上利用として想定されているため、利用可能な海域は陸上の基地局から電波が届く沿岸部となっております。 Angry: 0.358 Disgust: 0.240 Fear: 0.480 Happy: 0.731 Sad: 0.352 Surprise: 0.630
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00:38:06 ~ 00:39:18 参考人(松浦満晴君)
よって、沿岸から離れた海域では衛星通信による電波を利用せざるを得ない状況にございます。最後に、要望事項の四点目でございますけれども、国民の海離れ対策として、若者を含め、あらゆる世代が海に親しむ機会を充実させていくという重要な課題です。そのためにも、海事業界の総意として、国民の祝日海の日を七月二十日に固定をすることが必要であると申し上げておきます。現行のハッピーマンデー制度の下で海の日の本来の制定趣旨は薄れつつあり、国民の海離れが一層進んでいるのではないかと強く危惧しているところでございます。古来より海から恩恵とともに発展してきた海洋立国日本の将来を担う人材の確保という観点からも、海の日を七月二十日に固定し、そこを基点としながら、国民一般への海事思想の更なる普及を図っていくことが不可欠であります。 Angry: 0.560 Disgust: 0.291 Fear: 0.453 Happy: 0.565 Sad: 0.370 Surprise: 0.508
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00:39:18 ~ 00:40:04 参考人(松浦満晴君)
結びに、後継者の確保、育成に向けた要望、提言としてるる申し上げてまいりましたが、我が国の国民生活と経済を支える海運・水産産業の基盤はそこで働く船員が担っているのだという事実は、これまでもそうでしたし、今後いかなる高度な技術革新が進もうとも揺るがないものだと確信をいたしております。現政権では、主要な政策の柱の一つとして経済安全保障がキーワードとなっており、次期海洋基本計画策定の構想でもそのことを踏まえた論議がされているものと承知しております。 Angry: 0.459 Disgust: 0.245 Fear: 0.528 Happy: 0.606 Sad: 0.342 Surprise: 0.536
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00:40:04 ~ 00:41:07 参考人(松浦満晴君)
平時には想定し得ないような大規模自然災害が発生したとき、いざというときに一定の規模の日本人船員がいなければ、資源、エネルギーなどの供給を担う物流はストップし、国民生活は大きな混乱に陥ることになります。船員は特定の教育機関での養成を経て海技免状の取得が求められるプロフェッショナルな存在であると、自負を私自身も持っておりますし、私どもの仲間もそういった誇りを持って日夜働いております。船員養成は一朝一夕になし得るものではなく、児童生徒の海洋教育に始まり、専門教育を行う船員教育、さらには船員としてのオンジョブでの教育訓練に至るまで、長い年月を掛けて大局的かつ計画的に行われるものです。 Angry: 0.440 Disgust: 0.263 Fear: 0.523 Happy: 0.560 Sad: 0.376 Surprise: 0.604
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00:41:07 ~ 00:41:40 参考人(松浦満晴君)
したがって、平時から問題意識を持ち、経済安全保障の観点から、緊急時に必要とされる船員数を充足できるような実効性ある施策、対策を後手を引かずに講じていくことが海洋立国である我が国にとって急務の課題であるということを最後に強く申し上げまして、私の意見陳述を終了させていただきます。ありがとうございました。 Angry: 0.419 Disgust: 0.292 Fear: 0.374 Happy: 0.718 Sad: 0.534 Surprise: 0.462
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00:41:48 ~ 00:42:00 参考人(海野光行君)
日本財団の海野でございます。今、日本財団で国内外の海洋関係事業全般を扱っております。本日は、このような機会を与えていただきまして、本当にありがとうございます。 Angry: 0.494 Disgust: 0.301 Fear: 0.396 Happy: 0.555 Sad: 0.557 Surprise: 0.491
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00:42:00 ~ 00:43:06 参考人(海野光行君)
日本のプレゼンスを高めていく上で、私たちのような民間の組織が取り組むこの事業が先生方のこれからの外交の一つの参考になればと、うれしく思います。それでは、始めさせていただきたいと思います。まず、一ページでございますが、日本財団についてというところで少し触れさせてもらっています。モーターボート競走の収益金の一部、それと企業や一般からの寄附金を元にして、今社会課題の解決ということで事業を展開をしております。予算規模としては、年間で、二〇二一年度の場合ですけれども、八百八十九億円となってきております。この中でも、一丁目一番地、モーターボート競走法の立て付けの一番最初に出てくる海洋の事業、これが私どもの基幹事業になっておりまして、今、次世代に豊かな海を引き継ぐということをミッションにしまして、テーマ、これ右側に五つほど書いてありますけれども、このテーマに従って今事業を進めているところでございます。 Angry: 0.374 Disgust: 0.274 Fear: 0.459 Happy: 0.707 Sad: 0.401 Surprise: 0.571
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00:43:06 ~ 00:44:05 参考人(海野光行君)
海の世界の人づくり、今日少しこれについて触れさせていただきたいと思います。海の環境を守る、これは地球環境問題の流れにおいて絶対外せないところだと思っております。地球環境問題といくと、地球の表面の七割は海ですから、当然議論の中心になってくると思われます。それと、海と身近に触れ合うというところもありますけれども、こちらについては、先ほどの松浦組合長からの話もありましたけれども、海離れが進んでいます。私たちの調査ですと、約、十代、二十代の四割が海に対してさほど親しみを持っていないという結果が出てきております。これを何とかしなければいけないということで事業も展開しております。さらには、海洋教育の推進。あとは、海洋国家日本として基盤事業推進していかなければいけない船の問題、こういったことも技術開発を進めております。カーボンニュートラル船、それと無人運航船などもこの中に入ってきております。 Angry: 0.345 Disgust: 0.297 Fear: 0.487 Happy: 0.660 Sad: 0.457 Surprise: 0.559
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00:44:05 ~ 00:45:09 参考人(海野光行君)
次に、二ページ目をめくってください。こちらは、海洋環境分野で世界においてどういう位置付けにあるかというところを少し示したデータになります。アメリカのコンサルティング会社が実施して、もう既にオープンになっているものではありますけれども、二〇二〇年でいきますと、海洋関係の事業でいくと日本財団が世界でトップ、これは助成事業という一面で捉えるとこれトップになっています。それと、過去十年でいくと二番目と、こういうふうになっております。日本にこういう地球環境、海洋の問題を扱う財団があるんだというところを少し先生方、頭の片隅に入れておいてもらえたらと思っております。次ですね、三ページですが、人材育成についてということになります。元々日本は、伝統的に人材育成事業強い国だと思っています。長岡の米百俵の話もありますけれども、こういう強みを生かした中での事業展開、それぞれの分野で実施をしてきております。 Angry: 0.327 Disgust: 0.283 Fear: 0.488 Happy: 0.714 Sad: 0.381 Surprise: 0.648
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00:45:09 ~ 00:46:00 参考人(海野光行君)
障害者支援、子供の貧困対策、海外支援、そのほかホスピス、異能発掘のプロジェクト、こういったものを東京大学なんかと一緒に進めておりますが、今日は海洋人材育成ということで海の問題、日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアムと、海外の関係の事業でGEBCO、海底地形図の育成事業について少しお話をさせていただきたいと思います。めくっていただきまして四ページ目、一つ目ですが、日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアムについてお話をします。五ページです。今、海洋開発というと、再生可能エネルギーの流れなどもありまして、洋上風力発電、これが注目をされています。ここにあります新聞の記事にも書いてあるとおりでございますが、主力電源にという話もあります。 Angry: 0.271 Disgust: 0.216 Fear: 0.433 Happy: 0.783 Sad: 0.449 Surprise: 0.613
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00:46:00 ~ 00:47:05 参考人(海野光行君)
二〇四〇年には最大四千五百万キロワットを目指そうという話もあります。今の洋上風力の百七十倍、これを目指そうというところで政府方針も出ていると思います。ただ、これはこれでいいんですけれども、それを動かす、じゃ、人がいるのかどうか、担える人はいるのかというところまで少し見ていかないと、本当にこれ動かせるかどうか、少し疑問を呈しなければいけないと思っております。六ページ目を御覧ください。根拠となるデータになりますけれども、これは二〇一九年のときに私たちが調べたデータにはなるんですけれども、緑色のところですね、二〇一九年時点では二千九百人います。で、今の状態のまま海洋開発の人材を育成しようというふうに進めていくと、二〇三〇年に四千二百人しか増えていません。ただ、必要数はどのくらいかというと、洋上風力の市場、マーケットの成長に伴ってどんどん技術者が必要になってきます。それで、加えると七千七百。さらに、これから海底の鉱物資源等を含む掘削の話なんかも出てくると思います。 Angry: 0.419 Disgust: 0.345 Fear: 0.531 Happy: 0.610 Sad: 0.353 Surprise: 0.603
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00:47:05 ~ 00:48:03 参考人(海野光行君)
こういったものも踏まえていくと、一万人は最低でも必要になってくると。じゃ、そこまで倍以上の、今の倍以上の数字をこれ育てないといけないというような状況になっているんだと思います。ただ、下にも書いてありますが、海洋石油、天然ガスの開発というのは欧米にかなり遅れています。二周半遅れだと我々言っているんですけれども、それはフィールドがないからというところもあるんだと思っております。おまけに、この人材育成も当然のことながら進んでいないということ。さらに、この二〇五〇年のカーボンニュートラルへの貢献が期待される洋上風力、これの分野においては、今後予測されているような市場が成長した場合、技術者がこのように不足してしまうと、よって人材育成を注力していく必要があるんではないかというふうに我々は思っております。次を御覧ください。七ページです。このような状況を踏まえまして、日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム、これを設立しました。 Angry: 0.505 Disgust: 0.345 Fear: 0.508 Happy: 0.529 Sad: 0.430 Surprise: 0.518
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00:48:03 ~ 00:49:04 参考人(海野光行君)
きっかけは、ここにありますが、第二十回の海の日特別行事総合開会式で、当時の安倍総理大臣がこの件について触れています。産官学を挙げたコンソーシアムを立ち上げるべきだということ、それと、現在二千人程度とされる海洋開発の技術者の数を五倍の一万人までに引き上げるべきだと、当時こういうお話をされています。ちょうど先ほどのデータの一万人というのと合致するような数字になってきています。こういったことを踏まえまして、日本財団では、産学官、公的機関、私たちがハブとなったオールジャパンでこれは推進していこうということで組織を立ち上げました。これがオーシャンイノベーションコンソーシアムになります。次を御覧ください。こちらで、当時は十社ほどしか入っていなかったんですけれども、これが現時点では二十三社の方々、会費も払いながらこの事業を続けているというところになってきています。 Angry: 0.525 Disgust: 0.353 Fear: 0.502 Happy: 0.541 Sad: 0.396 Surprise: 0.521
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00:49:04 ~ 00:50:13 参考人(海野光行君)
それと、大学が二十八。協力会員、これ公的機関の研究機関になるんですけれども、こういったところがこういう形で今、省庁横断の形で参画をしてきてくれております。具体的に何をしているのかというところにつきましては、この次のページに書いてあります。それぞれ、学生のサマースクール、インターンシップを中心に、もう海外にもうこれは送ってしまいます。それと、学生向けの現場体験のセミナー、さらには、社会人向け、若手のリカレント教育ですね、これも中心に今進めているところでございます。次ですけれども、こういう人材育成だけをでは続けていっていいのかというと、必ずしもそうではないと。やはり、同じような形で技術イノベーション、技術力を日本として高めるような施策も必要だというところで、我々民間でネットワークを使いながら少し考えてみたのが、海外との連携の中で日本の技術力を上げていくということ、この人材育成と技術イノベーションが車の両輪となって日本の総合的な技術ポテンシャルを上げていくだろうというふうに考えております。 Angry: 0.362 Disgust: 0.313 Fear: 0.473 Happy: 0.686 Sad: 0.427 Surprise: 0.576
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00:50:13 ~ 00:51:11 参考人(海野光行君)
具体的に一つだけちょっと今触れさせていただきますと、次のページ、十一ページになります。日本財団とディープスターとの連携RアンドDプログラムになります。これは、ディープスターというのは、いわゆるメジャー企業ですね、石油メジャーです。シェブロンですとかシェルですとか、ノルウェーだとエクイノールとかありますけれども、こういう世界中の海洋石油、天然ガスの探索、開発、生産を行う企業の連合体が、これディープスターと言います。ヒューストンに本部があります。ここと連携を組んで、彼らの強みはフィールドがあります。それと、それなりにお金を持っています。ですので、我々の方としては、十一億円、テンミリオンUSダラーを出して、彼らにもフィールドを提供してもらいつつ、お金も出し技術者も提供してもらいながら、必要な技術開発を日本の企業、ベンチャー、大学と組んで実施をしようというスキームを立ち上げております。 Angry: 0.446 Disgust: 0.315 Fear: 0.435 Happy: 0.710 Sad: 0.390 Surprise: 0.559
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00:51:11 ~ 00:52:15 参考人(海野光行君)
第一期は終わりまして、第二期は脱炭素化に向けたRアンドDを進めようということで今進めております。これまでメジャーの中に日本の企業というのはもう当然入っていけませんでした。そういった中にこういうプログラムを通じて入ってもらうことで、日本の企業に門戸を広げていくということ、それと日本の技術力のアピール、それと、あとはこの海洋開発の事業のルールというのが基本的にアメリカ主導で行われたものを、日本の企業が入ることによってそのルール作りまで少し入っていこうというところを目指して今実施をしているところでございます。こういう中で、厳しい要求はそのメジャー側から来ますが、これの要求に見合った技術を提供できるところというのが企業も育ちます、産業も育ちます、人も育っていきます。そういう形で、何よりも日本のEEZ、これから掘削していかないといけない、メタンハイドレートとかいろいろありますけれども、ああいったものを取るときの一つの何か知見が蓄積されていくというところにつながっていくのかなというところで今進めているところでございます。 Angry: 0.409 Disgust: 0.324 Fear: 0.510 Happy: 0.528 Sad: 0.472 Surprise: 0.523
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00:52:15 ~ 00:53:04 参考人(海野光行君)
ディープスターだけではありません。次のページ、十二ページになりますけれども、イギリス、スコットランドですね、ここはフィールドがあります、北海油田です、こういったところ。あとはオランダ、ここは洋上風力のメッカになります。さらにはノルウェー、こちらも北海油田、イギリスと対峙するような形で入っていますけれども、ここのフィールドを持っているところと人材育成と一緒にRアンドDプログラムを今進めているということになっております。ここからですが、十三ページは、今後、政府も力を入れていかれようとしている洋上風力発電における問題意識ということで少しお話をさせてください。ヨーロッパの方でも洋上風力発電に北海油田の方からシフトしているところが随分あります。 Angry: 0.348 Disgust: 0.241 Fear: 0.403 Happy: 0.777 Sad: 0.375 Surprise: 0.630
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00:53:04 ~ 00:54:04 参考人(海野光行君)
ここに書いてあるとおりで、最盛期は三十万人の雇用が海洋石油の掘削でありました。これが今、洋上風力の方に二十八万人移行しています、移行するだろうと言われています。これは地球環境問題の流れからこういうふうになっているんですけれども、これの流れというのは日本でも同じような形で出てくるのかもしれないというふうに考えています。今、海洋開発の技術者は日本財団の方でこういう形で育成をしておりますが、これはあくまでも技術者です。大事なのは、その技術者も大事なんですけれども、それと一緒に作業を行う作業員、これも同時に足りなくなるという結果が私たちの調査の中で出てきます。恐らく二〇三〇年には保守人員、建設作業員合わせて九千人がこの洋上風力発電に関わってくる数字だと思っておりますが、それまでにはまだまだ人の育成というのは全く足りていないというところになっています。参考までに、台湾では洋上風力発電の人材育成のためにもう既に設備を整備をしております。 Angry: 0.407 Disgust: 0.334 Fear: 0.503 Happy: 0.583 Sad: 0.387 Surprise: 0.576
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00:54:04 ~ 00:55:03 参考人(海野光行君)
ただ、日本には残念ながら作業員のための訓練プログラムですとか訓練施設が存在しない。よって、人材育成のための施設などが不十分という実態があるということをここで申し上げておきたいと思います。それで、何もしないわけにはいきませんので、一つずつ何かしていこうというところで、今私たちの方では、この十四ページの一、二、さらに三というところで、洋上風力発電の普及拡大に向けたこの人材育成の拠点整備、それとマニュアル作り、教材の整備、具体的には人材育成、こういったものを進めていこうというふうに思っております。エネルギーの問題というのは、外交・安全保障上、非常に大事なところになってきますので、技術、物づくりだけではなく、こういった人材育成もしっかりと同時に育成していくというところを進めていけたらと思っております。 Angry: 0.445 Disgust: 0.315 Fear: 0.472 Happy: 0.549 Sad: 0.453 Surprise: 0.535
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00:55:03 ~ 00:56:05 参考人(海野光行君)
まず、以上がオーシャンイノベーションコンソーシアムの展開でございました。もう一つは、その海外プロジェクトでGEBCO、海底地形図ですね、これについてのプロジェクトについて少しだけお話をさせていただきたいと思います。十七ページ御覧ください。海洋分野における国際的な人材育成事業を我々実施をしてきました。海の問題って多岐にわたっています。何か国境があるようなないようなところの中でいろんなやり取りをしないといけない中で、横断的な取組を行える人材が不可欠というところで、海の世界の人づくり事業というものを展開を始めてみました。現在で百四十九か国、千五百七人のネットワークが民間、この日本財団の中で行われているということになっています。次のページはその一覧になってきます。一番上の国連との共同事業から始まりまして、ハンブルクにあります国際海洋法裁判所、実際に裁判官が教育に携わるという事業も含まれております。 Angry: 0.415 Disgust: 0.314 Fear: 0.507 Happy: 0.608 Sad: 0.415 Surprise: 0.590
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00:56:05 ~ 00:57:12 参考人(海野光行君)
様々なものを実施をしてきております。次のページですが、この中で、今回、海底地形の解明に向けてというものをちょっと紹介をさせていただきたいと思います。百年以上前の話なんですけれども、モナコのアルベール一世ですね、彼がパトロンになって海底地形を解明しようじゃないかということで始まりました。百年の年月がたったにもかかわらず、このしっかりとした海底地形というのはまだ整備されていません。今、全世界で何%できているかというと、我々がこの事業始める前は六%でした。たった六%しか海底地形が分かっていなかった。なので、まあいろんな事例はあります。分かっていないからどういう問題が起きたというのはいろいろあるんですが、ちょっと時間がないので割愛をさせていただきますが、いずれにしても、一つの原因としては人材が足りないというところが明確でございましたので、この人材を育てるために私たちは、GEBCOというこの専門家集団と一緒に、アメリカのニューハンプシャー大学、ここに海底地形の専門家を育成するプログラムを設置をしました。 Angry: 0.409 Disgust: 0.274 Fear: 0.485 Happy: 0.591 Sad: 0.495 Surprise: 0.554
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00:57:12 ~ 00:58:08 参考人(海野光行君)
現在、四十三か国、九十六名のフェローをつくって、輩出をしております。これと、この人材が育ってきたところで、今、もうここで少し大きなプロジェクトを立ち上げた方がいいんじゃないかというところで、当時のアルベール大公、今アルベール二世になっていますが、グレース・ケリーさんの息子さんになるんですけれども、この方と一緒に、もう二〇三〇年までに世界の海底地形を一〇〇%明らかにしようということで事業を提案をしました。これが、ニッポン・ファウンデーション・ジェブコ・シーベッド二〇三〇というプロジェクトで、今、様々な百五十以上の研究機関と合同で全世界的なプロジェクトを今進めているところでございます。ここに先ほどの人材育成で育った人材を投入をしていって促進をしていこうというふうに実施をしているところでございます。 Angry: 0.494 Disgust: 0.310 Fear: 0.395 Happy: 0.796 Sad: 0.295 Surprise: 0.562
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00:58:08 ~ 00:59:01 参考人(海野光行君)
二十一ページが、その目標に向けて進めてきた内容が書いてあります。この中で一つ、技術開発というところがあります。要は、テクノロジーの進化を促進するために、人材育成で育った卒業生を実際に投入して、それで促進していこうという事業をするために、実はエックスプライズというコンペティションに参加をしました。二十二ページに書いてあります。これが、宇宙で月に行って戻ってきてというような話は皆さんお聞きになったことあるかもしれませんが、宇宙のものは、参加者、余り成功しなかったという話は聞いています。今回はその宇宙版ではなくて海版をやってみようというところで、シェル・オーシャン・ディスカバリー・エックスプライズという団体がこういうコンペティションを行いました。これに参画をしたというところが二十三ページにあります。 Angry: 0.275 Disgust: 0.296 Fear: 0.487 Happy: 0.718 Sad: 0.420 Surprise: 0.663
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00:59:01 ~ 01:00:07 参考人(海野光行君)
それぞれのラウンドを踏まえておいて、最後、二十二か国三十二チームが参加したんですが、最後のラウンド2では、実海域、水深四千メートルで二十四時間以内に二百五十キロ平米の範囲を測量して海底地形図を作成しなさいというお題が出されて、これについて、ここに書いてありますが、五チームが挑みました。結果でございますが、あっ、ごめんなさい、次のページが、その参画したメンバーがここに書いてあります。左側の青いところが私たちの人材育成で育ったアルムナイです。右側が関わる先生方。これを日本財団が指揮をしてこれに参加したという形になっております。結果が二十五ページになります。まあ優勝しまして、四百万ドルを獲得をしたと。右側の上が、当時安倍総理でしたが、官邸に表敬をということで、行って報告をした写真などが入っております。 Angry: 0.421 Disgust: 0.350 Fear: 0.518 Happy: 0.581 Sad: 0.395 Surprise: 0.581
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01:00:07 ~ 01:01:14 参考人(海野光行君)
ほかのチームとちょっと違ったところがございまして、多国籍ということ、それと日本人が一人しか参加をしていないということ。ただ、日本の活躍としてこれがしっかりと評価されて、日本では余り報道には出なかったんですが、世界的には大きな報道にこれはなってきております。二十六ページはちょっと割愛をさせていただきます。最後になりますけれども、こういったその経験を踏まえまして、私たちが提案する人材育成を通じた課題解決というふうに書いてありますけれども、何が必要かというところ、少し書かせていただいています。世界規模の課題を解決するには、日本の枠を超えた多様な人の協働が必要。どうしても私たちってオールジャパンにこだわってしまいます。ただ、オールジャパンにこだわると、新しいものというのはなかなかもう生まれないような状況になってきています。そこで、少しやり方を変えないといけないと。先ほどのようなGEBCOのような、要は日本のプレゼンスをしっかりと出して、ある意味、外国人も使いながら日本がそのプロデュースをしていく、若しくはコーディネートをしていく、そういう人材をこれからは育成していく、こういったものが必要じゃないかと。 Angry: 0.395 Disgust: 0.304 Fear: 0.526 Happy: 0.536 Sad: 0.483 Surprise: 0.563
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01:01:14 ~ 01:02:02 参考人(海野光行君)
いわゆるコアジャパンという方式と我々呼んでいますけれども、こういったものを少し展開していく必要があるのではないかというふうに思っております。それと、研修後の発展があってこその人材育成。要は、人材育成の強みというのは、その人たちがどういう活躍をしたかと、人材育成の後ですね、これが成果になってくると思います。ただ、そのままにしておくと恐らくリストが積み重なっていくだけだと思います。大事なのは場をつくるということ、その育成された人材が活躍できる場を日本としてある程度つくっていくということ、それがこれから先の人材育成の新しいやり方ではないかなというふうに思っております。それと、三番目は、世界規模の課題解決は長期戦であり、次世代の専門家育成が必須。これは当然のことだと思います。これからは、地球環境問題のこともありますので、エビデンスデータというのが大事になってきます。 Angry: 0.369 Disgust: 0.344 Fear: 0.492 Happy: 0.684 Sad: 0.407 Surprise: 0.547
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01:02:02 ~ 01:03:09 参考人(海野光行君)
そこを取れるような人材というのも日本の中でもしっかりと備えておくべき、若しくはネットワークとして世界に持っていくべきだと思っております。それと、分野横断的な人材が必要。一つの専門だけではもうなかなか太刀打ちできないような状況になってきています。海の問題も、多様な問題がもう複雑に絡み合っています。そういう中では、人の中に多様性がある意味あるという、多様性といっても、その専門分野が幾つか持っているような状況の形をつくるための人材育成制度というのが必要ではないかなと。若しくは、幅広い形での知見ですね、コーディネート、プロデュースができるような人材も育てていくべきというふうに思っております。最後です。次のページです。今後の予定ではありますけど、今進めておりますが、こういう無人運航船のプロジェクトなどもその一つだと思っております。ちょっと触れると長くなりますので、こういった事業も一つプロジェクトとして進みながら、人材育成の、何というのかな、ネタというか、こういう技術を進めていく中で人がしっかりと育っていくんだよというところを一つ言いたかったというところ。 Angry: 0.393 Disgust: 0.322 Fear: 0.504 Happy: 0.545 Sad: 0.494 Surprise: 0.565
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01:03:09 ~ 01:04:02 参考人(海野光行君)
それと、世界規模で日本がプロデュースしていけるようなプロジェクトとしては、一つ、右側にあります。生物探査と書いてありますけれども、今人類が把握している海洋生物というのはたったの一〇%しかありません。我々知っている生物というのは一〇%だけなんです。残りの九〇%はほぼ未発見の状態になっています。これを発見できるかどうかというのがこれからの、ただ、外交にも恐らくこれ関わってくると思います。BBNJとかという新しい条約の話もこれ進んでいます。そういったときに、こういったものを促進していくことによって日本として主導権を握れるようなネタになるんじゃないかというふうに我々考えて、こういったものも民間として進めておりますので、どうか先生方にも少し頭の片隅に入れておいて、何かのときにサポートの方をいただければと思っております。私の方は以上でございます。ありがとうございました。 Angry: 0.449 Disgust: 0.379 Fear: 0.497 Happy: 0.570 Sad: 0.461 Surprise: 0.514
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01:04:02 ~ 01:04:50 会長(鶴保庸介君)
ありがとうございました。以上で参考人の御意見の陳述は終わりました。この際、委員の異動について御報告いたします。本日、太田房江君が委員を辞任され、その補欠として比嘉奈津美君が選任されました。これより参考人に対する質疑を行います。本日の質疑はあらかじめ質疑者を定めずに行います。まず、大会派順に各会派一名ずつ指名し、その後は、会派にかかわらず御発言いただけるよう整理してまいりたいと存じます。なお、質疑及び答弁は着席のままで結構でございます。また、質疑者には、その都度答弁者を明示していただくとともに、できるだけ多くの委員が発言の機会を得られますように、答弁を含めた時間がお一人十分以内となるように御協力をお願いをいたします。質疑のある方は順次御発言願います。今井絵理子君。 Angry: 0.533 Disgust: 0.372 Fear: 0.454 Happy: 0.591 Sad: 0.423 Surprise: 0.492
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01:04:50 ~ 01:05:04 今井絵理子君
参考人の皆さん、本日は貴重なお話、ありがとうございました。自由民主党の今井絵理子です。海事、海洋に携わる方々の人材育成についてお伺いしたいと思います。 Angry: 0.405 Disgust: 0.316 Fear: 0.328 Happy: 0.704 Sad: 0.570 Surprise: 0.451
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01:05:04 ~ 01:06:08 今井絵理子君
これまで、小中学生に対する海事体験などの取組がなされているということはとてもすばらしい取組だなと思います。ただ、実際にその進路に進むかどうかは教育の機会があるかどうかに懸かっているのかなとも感じます。具体的に、例えばこの住んでいる地域に海事・海洋教育を受けることができる学校があるかないかということも影響があるのではないのかなと思っています。例えば、賞雅先生が校長先生をしていらっしゃる富山高専がある富山の子供たちは、進路選択の際に現実的選択肢として海事に関わる職業への進路が開かれることになるかと思いますが、日本の大半の地域では海事教育を受けられる学校は決して多くないとお聞きしております。 Angry: 0.349 Disgust: 0.232 Fear: 0.501 Happy: 0.638 Sad: 0.416 Surprise: 0.639
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01:06:08 ~ 01:07:27 今井絵理子君
そこで、賞雅先生のお取組にもあるように、ICTを用いた遠隔講義はとても大きな可能性を秘めているなと感じました。他分野のことで恐縮なんですけれども、私の政治課題の一つに、障害のある子供たちの教育の場である特別支援学校の教員養成機関の拡充があります。その中で、先進的な取組として、群馬大学と宇都宮大学が設置した共同教育学部というものがございます。遠隔授業システムを用いて双方の学生が多様な教員免許状を取得できる取組なんです。海洋高校や高専など一定規模の専門的な学校ではなく、各地域の既存の高等学校などに海事科学コースのような小規模で設置して、それぞれが連携して遠隔授業で単位取得できる仕組みをつくればもっと広く人材を育成できるのではないかなと思いましたが、三名の先生方の御所見をお聞かせいただければと思います。 Angry: 0.458 Disgust: 0.223 Fear: 0.478 Happy: 0.628 Sad: 0.357 Surprise: 0.617
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Angry: 0.318 Disgust: 0.355 Fear: 0.319 Happy: 0.781 Sad: 0.627 Surprise: 0.448
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01:07:34 ~ 01:08:15 参考人(賞雅寛而君)
今井先生、どうもありがとうございます。富山高専も含めまして商船系の高専は、ICTに関しては先んじた取組をしていると思います。バーチャルリアリティーを利用した海洋の教育、それから船舶の中を案内するシステムですとか、そちらの方はホームページなりに公開されているんですけれども、それが今井先生おっしゃるような各教育機関ですね、高校ですとか、そういうところとの連携を図っているかというと、必ずしもそうではありません。 Angry: 0.326 Disgust: 0.214 Fear: 0.356 Happy: 0.867 Sad: 0.347 Surprise: 0.600
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01:08:15 ~ 01:09:08 参考人(賞雅寛而君)
やはり私どもは、小学校、中学校というのはターゲットしているんですけれども、高校さんはやはり指導要領が固まってしまいますので、なかなかそこにそういうような教育を入れていただくというのはなかなか難しいところがあって、私どもも各教育委員会の方から協力を受ければそういうことをやっているんですけれども、やはり小学校、中学校からは、富山県も岐阜県も、我々の周囲の県、それからほかの商船高専のある地区の周囲の県から要請があってそれに対応していますけれども、やはり高校クラスになりますとちょっと違ってしまって、なかなかそこに対応できていないというのが現状です。 Angry: 0.265 Disgust: 0.076 Fear: 0.446 Happy: 0.734 Sad: 0.494 Surprise: 0.615
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01:09:08 ~ 01:09:28 参考人(賞雅寛而君)
やはりそれは供給側の方と、それから受入れの側の方と、やっぱりマッチングがないとなかなか難しいことではないのかなと思っています。済みません、このぐらいしかお話ができなくて申し訳ないです。 Angry: 0.216 Disgust: 0.309 Fear: 0.671 Happy: 0.264 Sad: 0.812 Surprise: 0.491
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01:09:28 ~ 01:10:55 参考人(松浦満晴君)
ありがとうございます。今、今井先生の方からお話がありましたけれども、私ども教育をしているような立場という部分ではございませんので、若干先ほどお話をさせていただいた中で、小学生だとか幼稚園の方々、それと中学生の方々という形で、教育というよりも、私どもは、そもそもの、何というんですかね、海それから船ということにどういうふうに小さい頃に親しんでいただいて、その生徒さんたちがどうやって船員を、いやむしろ船員という職業があるということをまず分かっていただいて、それを職業選択肢の一つにしていただきたいというような思いを込めて、体験乗船であるとか、先ほどちょっと説明をしましたけれども、地引き網体験だとかというものを実施をさせていただいて、その中から何人かの方々が船員を目指す学校に就業していただいて、その後に船員さんになっていただくということでやっておりますので、ちょっと先生の御質問に答えになったかどうかというのは分かりませんけれども、そういうことを進めてやっているというところでございます。 Angry: 0.304 Disgust: 0.248 Fear: 0.326 Happy: 0.854 Sad: 0.504 Surprise: 0.486
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01:10:55 ~ 01:11:20 参考人(海野光行君)
ありがとうございます。今井先生のその御関心に私たちが答えるとなると、多分、海と日本プロジェクトという全国的な展開しているプロジェクトがあって、それを説明しないといけなくなるんですが、これお話しするとちょっと長くなってしまうものですから、ちょっと個人的な意見かもしれませんが、少し事業の中にそういう思いを込めてやっているということをちょっとお話ししたいと思います。 Angry: 0.212 Disgust: 0.208 Fear: 0.336 Happy: 0.842 Sad: 0.678 Surprise: 0.460
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01:11:20 ~ 01:12:03 参考人(海野光行君)
正直言って、私たちは学校教育にちょっと限界があるんじゃないかなというのも思っています、海のことを例えばするような場合にはですね。例えば、先生方も御存じかもしれません、今の現場では、人がいない、お金もない、暇がないというところで、新しい教育を更にここに何か上乗せするというのはちょっと無理な状況になってきておりますので、それを民間である程度補完する機能が必要なのであって、そういうときに、ここは先生と同じなんですけれども、バーチャルな形でのICTを使った教育というのは非常に有効だと思っています。実際、私たちも、子供たちを海に直接寄せるというところの事業を展開してまいりました。 Angry: 0.379 Disgust: 0.260 Fear: 0.473 Happy: 0.639 Sad: 0.417 Surprise: 0.593
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01:12:03 ~ 01:13:06 参考人(海野光行君)
ただ、コロナでそれができなくなりました。よって、地方の各放送局さんと一緒になって、バーチャルな形で少し事業を展開できないとということを全国で考えました。それでも同等の効果があるというような形にもなってきましたので、まずバーチャルを使いながらの形は一つあるのかなと思います。実際に、あとは学校に頼らない教育というのも一つ、ちょっと戻りますけれども、それも少し考えるべきかなと思っていまして、今、例えば海の問題でいくと、今度シームレスな形で、子供の頃こういう、何というかな、課外活動を受けた、中学校ではこうだった、けど、高校で必ずなくなります。それで、大学で、じゃ、シームレスで海の方に向かっていくかというとなかなか難しい問題もあると。そこで、高校生にどうやって海のことを継続してやってもらうのかというところを少し考えました。それが、学校、いわゆる教育委員会とかそこを通さずに、いわゆる個人で研究をしているような子たちってたくさんいるんですね。 Angry: 0.337 Disgust: 0.244 Fear: 0.484 Happy: 0.630 Sad: 0.517 Surprise: 0.575
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01:13:06 ~ 01:13:48 参考人(海野光行君)
例えば、これテレビ番組で博士ちゃんとかありますけど、ああいうところにも海の問題のことを扱っている子供はたくさんいる。こういう子たちって実は全国にたくさんいるんですね。これを募集掛けると全国から物すごい子が集まってくると。こういういわゆるトップをちょっと引き上げていく、それを今度一般の方々に見てもらうということだけでも、その思いというのがどんどんどんどんつながっていくと。これをバーチャルな形で少し、何というか、つないでいくというのがこれからの海の問題であったりとか教育の問題、少し一つの問題の解決にもなっていくのかなと私たち思っています。済みません、回答になっているかどうか分かりませんけど。 Angry: 0.436 Disgust: 0.277 Fear: 0.498 Happy: 0.513 Sad: 0.481 Surprise: 0.591
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01:13:48 ~ 01:14:11 今井絵理子君
ありがとうございました。是非、小さいときはきっかけとして、海、そして親しみを持っていただいたその経験、その後やはり教育機関で、やはり高校であるとか高専などで専門的な知識ある人材を確保できるように頑張っていきたいと思います。 Angry: 0.254 Disgust: 0.246 Fear: 0.284 Happy: 0.888 Sad: 0.605 Surprise: 0.487
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01:14:19 ~ 01:15:01 小沼巧君
立憲民主党の小沼巧です。今日はどうもありがとうございます。まず、松浦参考人にお伺いしたいと思います。私、実は海事振興連盟に所属している国会議員の一人でございまして、そういったことも踏まえながら今日の御意見も大変興味深く聞かせていただきました。本件、調査会議事録に、国会における議事録に残って後世に残されるということもありますので、御意見の内容を少し詳しく伺って議事録に残すということは意義があることだろうなと思いますので、幾つか伺ってまいりたいと思います。一つお伺いしたいのは、要望事項の四つ目にございました海の日でございます。 Angry: 0.361 Disgust: 0.237 Fear: 0.379 Happy: 0.739 Sad: 0.496 Surprise: 0.515
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01:15:01 ~ 01:15:47 小沼巧君
この点、七月二十日に固定化するということについて御要望を強く伺っているところでございますが、その意義についてもう少し詳しくこの際御言及いただければ幸いであります。実際、昭和十六年の海の記念日から始まり、振り返れば、明治九年のこともあれば、あるいは平成八年の国連の海洋法条約、平成十九年の海洋基本法などなど様々な意義があるということも伺っておりますし、更に言えば、今後の夏休み等々の関係も踏まえると、意義が、二十日に固定化するということの意義がどのようにあると考えておられるのかということについて、より詳しくこの際御意見を述べていただけますと幸いです。 Angry: 0.322 Disgust: 0.224 Fear: 0.445 Happy: 0.694 Sad: 0.509 Surprise: 0.567
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01:15:47 ~ 01:16:13 参考人(松浦満晴君)
小沼先生、どうもありがとうございます。海の日ということで、意義がということでございますけれども、そもそも海の日ということでありますと、海の記念日ということでまずは海の記念日というものが制定をされて、その後に海の日という形で祝日化をされたというふうな経緯がございます。 Angry: 0.266 Disgust: 0.302 Fear: 0.327 Happy: 0.901 Sad: 0.409 Surprise: 0.500
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01:16:13 ~ 01:17:04 参考人(松浦満晴君)
この海の記念日の制定に当たりましては、明治天皇が東北や北海道を巡幸された後に明治丸で横浜港に御安着をされたこの七月二十日を記念日ということで制定をされた日にちでございます。この海の日を設立に当たって、その意義をしっかりと考えた上で七月二十日が制定をされております。それ以降に、祝日法の関係で、ハッピーマンデーということで観光業界も含めてこの日にちが、第三の月曜日という形で日にちが固定をされなくなったということがございます。 Angry: 0.329 Disgust: 0.258 Fear: 0.446 Happy: 0.818 Sad: 0.386 Surprise: 0.563
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01:17:04 ~ 01:18:12 参考人(松浦満晴君)
この二十日に固定をすることによって、これを基点にしっかりと、海の日が何たるかということを国民の皆さんにしっかりと考える日ということで設定をしていただいて、そこからどういう事業、それからその、何というんですかね、それぞれの地域によって海の恩恵を感謝するというところをしっかりと小さい頃から意識をしていただいて、海が日本国民に何をもたらしているのかということを再度考える日にちという意味では一定の七月二十日というところに固定をすることが一番いいのではないかということで、私どもしっかりとそれを主張させてきていただいておりますので、これについては是非とも先生方の御理解をいただいて、その海の日ということの固定をする意義を先生方にも考えていただければというふうに考えております。 Angry: 0.361 Disgust: 0.208 Fear: 0.386 Happy: 0.784 Sad: 0.369 Surprise: 0.582
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01:18:14 ~ 01:19:12 小沼巧君
ありがとうございます。まさに、我が国、国連加盟百九十三か国の中でいち早く海の日、国民の祝日とした唯一の国でありますので、そういった御意見、大事なことだろうなと思って、今回、国会の議事録として残ることというのは非常に意義があることだろうなと思っております。ありがとうございます。続けて、松浦参考人にもう一つだけお伺いしてまいりたいのが、今回は人材育成ということの関係でございますので、要望事項の一つ目にございました船員養成教育機関の拡充という点についてお伺いしたいと思います。附帯決議について御言及なさっていただきましたが、察するに、平成二十七年の第百八十九回国会、閣法は四八号の独立行政法人に係る改革を推進するための国土交通省関連法案の整備に関する法律ということに関する附帯決議のことを言及なさっていたのではないかと思います。 Angry: 0.456 Disgust: 0.269 Fear: 0.284 Happy: 0.762 Sad: 0.531 Surprise: 0.412
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01:19:12 ~ 01:19:56 小沼巧君
その前提で、まさに「日本人船員の増加に資する体制の強化や支援措置の充実など万全の措置を講ずること。」ということの附帯決議の文言は、衆議院及び参議院それぞれの附帯決議案で盛り込まれているところでございます。他方で、人材不足が大変になっているという状況を鑑みると、果たしてこれまでの政府の取組というものはこの附帯決議の趣旨に沿って適切に守られていると言えるものなのかどうなのか。この点について参考人の御意見としてどのように感じておられるのか、ここについてお聞かせいただけますでしょうか。 Angry: 0.453 Disgust: 0.294 Fear: 0.540 Happy: 0.494 Sad: 0.435 Surprise: 0.536
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01:19:56 ~ 01:20:28 参考人(松浦満晴君)
ありがとうございます。今の小沼先生からの話で附帯決議が守られているかどうかということで考えますと、先ほど話をさせていただいた中にも若干説明の中で話はしてありますけれども、予算が少なくなっているということは拡充が図られていないと言うべきであるというふうに私は思っております。 Angry: 0.443 Disgust: 0.276 Fear: 0.368 Happy: 0.652 Sad: 0.585 Surprise: 0.398
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01:20:28 ~ 01:21:02 参考人(松浦満晴君)
いろいろな問題があると思いますけれども、実際に船員を養成していく中では、先ほど校長先生の方からもちょっと話がありましたけれども、実際には、学校で教育をして、それにはたくさんの資金が必要になります。教育するには箱物である学校が必要ですし、教育される先生方が必要ですし、その生徒は授業料は払いますけれども、それが全てではございません。 Angry: 0.546 Disgust: 0.265 Fear: 0.478 Happy: 0.590 Sad: 0.373 Surprise: 0.541
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01:21:02 ~ 01:22:05 参考人(松浦満晴君)
そうしますと、どうしても事業を運営するに当たって予算が必要になります。定員数を増やそうとすれば、間違いなくその予算が増えなければ無理です。定員を増やしていこうという数字を掲げておいて予算が減っていったら、何によってそれを拡充していくんだということになります。それを考えると、定員数が若干増えてはきておりますけれども、元々で五百人という形で機構では定員数を明記しておりますけれども、その定員にはなっておりません。これ以降その定員数を増やそうとすれば、どうしてもそれに関わる予算を上げていかなければ定員数を増やせるわけがございません。 Angry: 0.560 Disgust: 0.423 Fear: 0.493 Happy: 0.473 Sad: 0.465 Surprise: 0.418
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01:22:05 ~ 01:22:21 参考人(松浦満晴君)
それであれば、確実に拡充をしていっていただけなければいけませんので、今の状況では拡充されていないというふうに言わざるを得ないのではないかなというふうに思います。 Angry: 0.566 Disgust: 0.387 Fear: 0.412 Happy: 0.486 Sad: 0.640 Surprise: 0.257
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01:22:21 ~ 01:22:55 小沼巧君
率直な御意見、ありがとうございました。ごもっともだと思います。その上で、時間が限られてございますが、最後に賞雅参考人に一問だけお伺いしたいと思います。今の話がございました。実際、定員や予算の関係等も不足しているのではないかというような話でございましたが、実際、現場で考えられているところからすると、今のような御意見というのはそのとおりだなと思われるのか、いや、こうなんじゃないかと思われるのか、現場の感覚としてはどのような感想をお持ちになられましたでしょうか。 Angry: 0.379 Disgust: 0.305 Fear: 0.426 Happy: 0.677 Sad: 0.521 Surprise: 0.509
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01:22:55 ~ 01:23:11 参考人(賞雅寛而君)
小沼先生、どうもありがとうございます。商船高専は、幸い文科省の方から十分なサポートをいただいておりますし、それから、先ほどありました海技教育機構さんとの連携もしっかりやられています。 Angry: 0.211 Disgust: 0.225 Fear: 0.338 Happy: 0.909 Sad: 0.414 Surprise: 0.599
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01:23:11 ~ 01:23:32 参考人(賞雅寛而君)
ただし、やはり海技教育機構さんは船舶の実習を一手に担っている機関でございますので、そちらの方の予算が削減されているということは、基本的に私ども商船高専それから商船大学の船員養成に響いているということは否めないと思います。以上です。 Angry: 0.502 Disgust: 0.405 Fear: 0.489 Happy: 0.604 Sad: 0.454 Surprise: 0.474
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Angry: 0.524 Disgust: 0.478 Fear: 0.374 Happy: 0.611 Sad: 0.589 Surprise: 0.369
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01:23:43 ~ 01:24:11 高橋光男君
三人の参考人の皆様におかれましては、貴重なお話をいただき、ありがとうございました。公明党の高橋光男と申します。まさに今、日本がほぼ一〇〇%輸出入を海上輸送担っている中で、いかにその人材を確保していくのか、育成していくのかって本当に喫緊の課題だというふうに思っております。 Angry: 0.315 Disgust: 0.259 Fear: 0.412 Happy: 0.746 Sad: 0.395 Surprise: 0.607
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01:24:11 ~ 01:25:04 高橋光男君
その中で、私は、やはりまず若手を始めとするそうした人材を育成していくということも重要であるということを考えると同時に、より幅広く、広い世代に対しても海洋教育を提供していくことは大変重要だというふうに考えます。その観点で、まず賞雅参考人にお伺いしたいと思いますが、先ほどもございましたようなICT教育、遠隔教育のような環境をもう既に富山高専の方でお持ちだという中で、例えばそのリカレント教育であったりとか、また、シルバー教育と言っていいのか分かりませんが、社会人を経験した方たちに対してそういう人材育成を行っていく、この可能性についてどのようにお考えになるか、お伺いしたいと思います。二点目は、やはり技術力でそういった不足を補っていくという観点も大変重要だというふうに思っております。 Angry: 0.222 Disgust: 0.172 Fear: 0.567 Happy: 0.655 Sad: 0.475 Surprise: 0.632
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01:25:04 ~ 01:26:00 高橋光男君
その観点から海野参考人にお伺いしたいんですが、最後に無人運航船プロジェクト、MEGURI二〇四〇、御紹介いただきました。この海洋開発の技術育成、技術者を育成していくと同時に、こういう運航の部分でのこういう技術を更に深めていく、こういったことも大変重要だというふうに考えておりまして、ある記事を拝見しましたら、国交省と海上保安庁との協力の下でこれ実証事業を進められているということですけれども、特に海域の利用について制度改革が必要だというふうにお考えになられていますようですが、どのようなことを期待されているのかについてお伺いしたいと思います。最後に、松浦参考人にお伺いしたいんですけれども、これから、やはりそれだけでも補えない海洋人材と考えたときに、外国人の登用というのは大変国内運送においても私は必要になってくるんじゃないかなというふうに思っております。 Angry: 0.304 Disgust: 0.170 Fear: 0.408 Happy: 0.653 Sad: 0.598 Surprise: 0.493
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01:26:00 ~ 01:26:42 高橋光男君
国内においてはその輸送については自国船籍に限るとするカボタージュ制度、これ堅持すべきだと私も思いますけど、船員の補完人材をやはり外国人を受け入れるということで補っていくということも重要じゃないか。特に、水産業ではもう既に技能実習生を始めとする外国人の労働者の存在が欠かせなくなっているということ等考えると整合性が取れなくなってくるんじゃないかなというふうに考えますけれども、特に国内運送の中での外国人の登用についてどのようにお考えになっているかについてお伺いしたいと思います。それぞれ簡潔にお願いいたします。 Angry: 0.533 Disgust: 0.296 Fear: 0.432 Happy: 0.591 Sad: 0.473 Surprise: 0.478
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01:26:42 ~ 01:27:27 参考人(賞雅寛而君)
高橋先生、どうもありがとうございます。リカレント教育は大学、高専の方で、各教育分野の方で行われているところでございますけれども、船員養成に関しては非常に遅れていると私も思っています。それは、やはり陸上の会社から大学それから高専に対してリカレント教育の要請があって、県なり国なりの補助を受けてリカレント教育をやっているところなんですけれども、商船系の船会社の方はちょっと対応がばらばらで、なかなか県や国からの要請というのがつながっていないと私は感じています。 Angry: 0.405 Disgust: 0.285 Fear: 0.434 Happy: 0.675 Sad: 0.416 Surprise: 0.510
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01:27:27 ~ 01:27:59 参考人(賞雅寛而君)
リカレント教育をこれから、例えば三十代、四十代でこれから船をやりたいという方に対してなかなかいい道がないんですね。そこのところで私どもが、ICTですとかバーチャルリアリティーですとか、そういうものを使って遠隔の講義をするということは十分できます。ただし、そのところの道筋がまだ構築されていないんで、それをどこで構築するかということが一番の大きな問題ではないかと思います。以上です。 Angry: 0.457 Disgust: 0.330 Fear: 0.455 Happy: 0.633 Sad: 0.458 Surprise: 0.522
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01:28:04 ~ 01:29:12 参考人(海野光行君)
今、私ども、実証実験、無人運航船の実証実験続けておりますが、一番小さいものだと小型の旅客船から二百二十メートルを超えるようなカーフェリーで長時間の運航できています。ただ、実際に、じゃ、これですぐに導入できるかというと、実際そうではなくて、今技術者のいろんな意見を聞いていくと、今は五合目だと。で、これからこの月末に東京湾のふくそう海域を走らせるんですけれども、もしこれができれば六合目までやっと行けるだろうというぐらいの技術水準なので、まだ法的な部分の検討というのはちょっと先かなというふうに思っております。ただ、もしこれが七合目、八合目ぐらいになったときにはある程度の形で、言わば実証実験というよりも、実際に運航の中で走らせるような海域ですね、いわゆる特区みたいな形でそういうものを設けられるといいのかなというふうに思っております。例えば、一番やりやすいものだとやはり、来月の月曜日、苫小牧から大洗まで走らせるような長距離のものあるんですが、これはちょっと無理だと思いますので、一番いいのはやはり離島ですね。 Angry: 0.303 Disgust: 0.237 Fear: 0.527 Happy: 0.711 Sad: 0.384 Surprise: 0.623
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01:29:12 ~ 01:29:30 参考人(海野光行君)
離島の航路の短いところが幾つかあると思いますので、そういった航路を一つモデルにしてこういった海域の利用というものを進めていくやり方というのは一つあるんじゃないかなと思っております。 Angry: 0.148 Disgust: 0.187 Fear: 0.426 Happy: 0.872 Sad: 0.435 Surprise: 0.665
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01:29:30 ~ 01:30:19 参考人(松浦満晴君)
高橋先生、どうもありがとうございます。先ほどお聞きになった内容が、まず、国内物流という形で、国内の中での外国人の登用という問題と、先ほど先生がちょっとおっしゃられました水産業で技能実習生等々ですね、外国人の方が入ってこられているということについては、これは一つでは語れないものがあるだろうというふうに考えております。先ほど私も話をしましたように、外航海運それとか水産関係では、もう既にパートナーという形で外国人、私どもの組合でも六万人規模の外国人の方と一緒に仕事をしております。 Angry: 0.200 Disgust: 0.182 Fear: 0.486 Happy: 0.802 Sad: 0.400 Surprise: 0.660
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01:30:19 ~ 01:31:04 参考人(松浦満晴君)
ただし、国内海運の問題については、少なくとも日本国籍船であって、日本人がその運航を担うという形で法律もしっかりしております。その海運業を担う船社の方々もカボタージュ規制の堅持は、是非ともこれは堅持してくれという考え方でやっているわけですから、少なくとも、外国人がその船に乗り込むということではなくて、その船を動かすだけの日本人の船員を養成していくということに重きを置いていただきたいというふうに考えております。 Angry: 0.260 Disgust: 0.273 Fear: 0.444 Happy: 0.744 Sad: 0.505 Surprise: 0.523
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Angry: 0.604 Disgust: 0.492 Fear: 0.513 Happy: 0.516 Sad: 0.413 Surprise: 0.523
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01:31:08 ~ 01:32:03 高橋光男君
ありがとうございました。賞雅参考人のお話、大変参考になりました。特に、お伺いしていると、負担もなぜか航海と機関士で、まあ何か機関士の養成については何か一部助成があるようなんですけど、航海の方は何かそれがなくて自己負担になっているというような、ちょっと制度のひずみもあるようですので、やっぱりそういったところにもきちっと国として対応していくようなことも大変重要かなというふうに思いました。あと、無人運航船のお話もありがとうございます。離島航路について、私も離島振興推進本部というのを党の中でやらせていただいている中で、やっぱりそういったようなことも、モデルの航路として、今の実証事業がうまくいけば、その先の展開も是非考えさせていただきたいなというふうに思いました。 Angry: 0.228 Disgust: 0.247 Fear: 0.424 Happy: 0.764 Sad: 0.613 Surprise: 0.511
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01:32:03 ~ 01:32:46 高橋光男君
最後に、カボタージュ制度は私も堅持すべきだというふうに考えております。ただ、本当に今人材が足らない中でどういった対応ができるのか。おっしゃるとおり、まず日本人の育成を幅広くやっていくということは大変重要だというふうに思っておりますけれども、一方で、諸外国でそういうような例のないのかとか、補う部分で、そういった知恵はないのかというようなことも一応検討はすることもできないのかなという観点でお伺いした次第でございまして、引き続きまたいろいろと教えていただければと思います。本日はありがとうございました。 Angry: 0.316 Disgust: 0.255 Fear: 0.501 Happy: 0.600 Sad: 0.523 Surprise: 0.577
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01:33:01 ~ 01:34:05 川合孝典君
恥ずかしながら、私自身は海のことに関してはほとんど素人でございますので、そういう意味では素朴に、率直に専門家である先生方から御意見を承りたいと思います。まず、賞雅参考人の御説明資料の中で、いわゆる練習船のいわゆる使用期限というか耐用年数のことをお触れいただいておりましたが、おおむね十五年から二十年ぐらいが耐用年数であるということを御紹介いただいた上で、現在この練習船として運用されている五隻について見ましたところ、とっくの昔に耐用年数を超えているところで竣工されているということになっておるんですけど、この練習船のいわゆる新造というか新しい船を導入するということについての見通しが立っているのかどうか、まず教えていただきたいと思います。 Angry: 0.376 Disgust: 0.228 Fear: 0.444 Happy: 0.687 Sad: 0.387 Surprise: 0.567
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01:34:05 ~ 01:34:38 参考人(賞雅寛而君)
どうもありがとうございます。御心配いただいた校内練習船については、昨年度からようやっと予算が付きまして、五隻、五校の練習船を逐次令和六年、七年までですね、七年までに完成するというところで進んでいるところでございます。これにつきましては、国会議員の先生方に非常に御尽力いただきまして、大変ありがとうございました。以上でございます。 Angry: 0.293 Disgust: 0.295 Fear: 0.411 Happy: 0.764 Sad: 0.459 Surprise: 0.561
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01:34:38 ~ 01:35:05 川合孝典君
ありがとうございます。もう一点、賞雅参考人にお伺いしたいんですが、近年、いわゆる高専からの海上への就職率が上昇している、向上しているということについての資料がございますけれども、このいわゆる海上就職率が上昇している理由をどのように捉えていらっしゃるのか、教えていただきたいと思います。 Angry: 0.324 Disgust: 0.202 Fear: 0.309 Happy: 0.770 Sad: 0.537 Surprise: 0.541
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01:35:05 ~ 01:36:05 参考人(賞雅寛而君)
どうもありがとうございます。これは、ひとえに、やはり広報をして、船乗りが重要だということを関連企業の方々、海員組合を含めてですね、そういうような学校での社会教育が非常に充実してきたということだと思います。先ほど説明した資料の中で一番最後に、十六年前から関連機関さんの御協力を得て、実際に船乗り何をやっているのかと、こういうことがあってこういうことを勉強しなきゃあかんというようなところを五校でしっかりとやっておりますので、それで、商船学校入っても船に合わないとか、そういうような学生も前はいたんですけれども、それが徐々に少なくなってきて船会社への就職が多くなってきたということだと思います。 Angry: 0.270 Disgust: 0.190 Fear: 0.397 Happy: 0.829 Sad: 0.360 Surprise: 0.592
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01:36:05 ~ 01:36:41 参考人(賞雅寛而君)
それから、内航、外航を含めまして女子の、女性船員を採用していただいているというのも大きなところだと思います。徐々に商船学科、女性の、女子学生が増えてまいっておりまして、それに対応して内航の会社、それから外航の会社、それから官公庁も、女性船員に対してだんだんハードルが低くなって採用していただいているということも大きなところだと思います。以上です。 Angry: 0.468 Disgust: 0.340 Fear: 0.475 Happy: 0.665 Sad: 0.344 Surprise: 0.543
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01:36:41 ~ 01:37:04 川合孝典君
ありがとうございます。続きまして、松浦参考人にお伺いしたいんですが、御説明の中で船員の働き方改革という、船員の働き方改革というフレーズが出てまいりましたが、具体的にどういった改革を進めようとしていらっしゃるのか、かいつまんでお教えいただけますでしょうか。 Angry: 0.246 Disgust: 0.225 Fear: 0.316 Happy: 0.809 Sad: 0.617 Surprise: 0.481
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01:37:04 ~ 01:38:04 参考人(松浦満晴君)
ありがとうございます。川合先生、今働き方改革で具体的にどういうことを進めようとされているのかということですけれども、私ども、これについては、国土交通省の交通政策審議会海事分科会船員部会の中でこの働き方改革ということを、先ほど話をしたように、船員さんに特化して、どういう形で、まずは船員がどういう労働条件でどういう形で働いているのかということをまず調べて、それがどういう問題があって、どういうことを変えていかなきゃいけないんだと、船員を目指していただくためにどういう条件を改善をしていくべきかということで進めているんですけれども。まず第一点は、労働環境の整備、まずこれが一つでございます。この整備については、労働時間の範囲の明確化をしまして、労働時間の管理をしっかりしていくということがまず一つございます。 Angry: 0.445 Disgust: 0.405 Fear: 0.467 Happy: 0.675 Sad: 0.360 Surprise: 0.475
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01:38:04 ~ 01:38:48 参考人(松浦満晴君)
それから、船員の健康確保の部分で、メンタルヘルスの対応とか、まずその船員さんの健康をどう図っていくかということがもう一つの問題。それから最後に、船員の働き方の改革実現に向けた環境を今度はその整備をしていくのに当たってどういうことをしていくんだということですね。その法律も変えていかなきゃいけませんし、政令として変えていかなきゃいけないということで、三段階の流れで、今もう取りまとめは終わった段階で、今後どういうふうに進めていくかということを今実際にやっているところだというふうに考えていただければというふうに思っております。 Angry: 0.509 Disgust: 0.316 Fear: 0.495 Happy: 0.522 Sad: 0.428 Surprise: 0.495
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01:38:48 ~ 01:39:05 川合孝典君
ありがとうございました。時間が来ておりますので、もう一点だけ。これは賞雅参考人と松浦参考人にお伺いしたいんですが、先ほど海野参考人の御説明の中で無人運航のお話がありました。 Angry: 0.333 Disgust: 0.326 Fear: 0.384 Happy: 0.733 Sad: 0.554 Surprise: 0.502
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01:39:05 ~ 01:39:33 川合孝典君
人材育成ということ、いわゆる海員をどう確保していくのかということと、ある意味この無人運航というのは相反する側面というのもあるわけでございまして、こうしたテクノロジーの進展というか、イノベーションが進んでいく中で、どうこの問題へは向き合って海員の確保というものを図っていくおつもりなのかということについて、時間がございますので手短にで結構でございます。まず賞雅参考人からお願いします。 Angry: 0.337 Disgust: 0.405 Fear: 0.488 Happy: 0.708 Sad: 0.391 Surprise: 0.545
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01:39:33 ~ 01:40:13 参考人(賞雅寛而君)
どうもありがとうございます。無人運航は四十年前から研究されている、特に日本でおいて研究されている課題でございます。このところIT技術ですとかそういうところが進んでまいりまして、一挙に実現化しているところでございます。これは、ほかの産業と同じようにその職業人をサポートするというふうに考えておりまして、これが、先ほど海野さんからもお話がありましたように、これが完全に無人化するということはここ三十年、四十年はないんではないかと思っています。 Angry: 0.269 Disgust: 0.320 Fear: 0.490 Happy: 0.758 Sad: 0.405 Surprise: 0.582
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01:40:13 ~ 01:40:45 参考人(賞雅寛而君)
乗っている船員の労働環境をサポートしてくれるツールであるというふうに我々は考えておりますし、特に航海系、機関系の技術といいますか、機械の発達は目覚ましいものがありますので、そちらの方と対応しながら私どもも教育を進めていかなければいけないと思っております。以上です。 Angry: 0.566 Disgust: 0.366 Fear: 0.431 Happy: 0.580 Sad: 0.467 Surprise: 0.458
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01:40:45 ~ 01:41:03 参考人(松浦満晴君)
ありがとうございます。川合先生、今の無人運航船の件についてですけれども、これは今、賞雅校長がおっしゃられたように、まずは船員の労働の負担を軽減するための問題だろうというふうに考えております。 Angry: 0.279 Disgust: 0.297 Fear: 0.369 Happy: 0.823 Sad: 0.507 Surprise: 0.486
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01:41:03 ~ 01:41:44 参考人(松浦満晴君)
これによって、今の運航定員、船舶の運航定員を減らすという方向に行っては断じてならないというふうに思っておりますし、まずは安全をしっかり保証された中で、その船員の労働の負担を軽減するための開発であって、それに対してどれだけのその労働力が減らせるのかというところではありますけれども、まずは安全をしっかり確認をして、どういう形でそのITを使っていけるかという方向で話を進めていかれるものだろうというふうに考えております。 Angry: 0.486 Disgust: 0.372 Fear: 0.502 Happy: 0.659 Sad: 0.311 Surprise: 0.460
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01:41:44 ~ 01:42:03 川合孝典君
どうもありがとうございました。これで終わりにしたいと思いますが、実は私自身、企業勤めをしておりました折に、かつて八千人から一万人の従業員で回していた工場が技術革新によって百人弱で動かせるようになっていると、そういった実は産業がたくさん今はございます。 Angry: 0.281 Disgust: 0.269 Fear: 0.341 Happy: 0.906 Sad: 0.363 Surprise: 0.541
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01:42:03 ~ 01:42:25 川合孝典君
そうした状況の中、今回の無人運航といったような議論が本格的に進んでいくことによって、我々、皆さんもやっぱりそのことを想定しながらどう人材育成するのかといったようなことについて、やっぱり今からその問題とも向き合わなければいけないんじゃないかなとちょっと私自身思ったものですから質問させていただきました。大変勉強になりました。終わります。 Angry: 0.334 Disgust: 0.340 Fear: 0.573 Happy: 0.496 Sad: 0.584 Surprise: 0.521
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01:42:31 ~ 01:43:13 柳ヶ瀬裕文君
日本維新の会の柳ヶ瀬でございます。お三方、大変貴重なお話をありがとうございました。私からもちょっとベーシックなことを端的にお伺いしていきたいと思うんですけれども、まずは賞雅参考人にお伺いしたいと思います。これ、この表からちょっと読み取れなかったところなんですけど、この入学希望者というのは、増減の推移というのはどういうふうになっているのかということと、あと、その学生さんの入ってくる意識、モチベーションといいますか、どういう目的意識を持って入ってこられるような、だんだん変わってきているのかなというふうに思うんですけれども、その辺をどのようにお感じになっているのかということをお伺いしたいと思います。 Angry: 0.309 Disgust: 0.229 Fear: 0.399 Happy: 0.703 Sad: 0.597 Surprise: 0.484
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01:43:13 ~ 01:44:05 参考人(賞雅寛而君)
柳ヶ瀬先生、済みません、ちょっと聞き取れなかったんですけど、もう一回。よろしいでしょうか。どうもありがとうございます。やはり、少子高齢化ということで十五歳人口がどんどん減っておりますので、これは商船学科を目指してくれる学生さん、受験生は減っているのは確かでございます。現在、定員に対して一・四倍とか一・五倍程度しかございません。ただ、入ってくる学生さんはやはり海に憧れを持っているというところで、そこのところは昔と変わっていないのかなと思います。 Angry: 0.353 Disgust: 0.241 Fear: 0.459 Happy: 0.619 Sad: 0.546 Surprise: 0.531
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01:43:16 ~ 01:43:33 柳ヶ瀬裕文君
はい。入学希望者の増減の推移と、あと、その入学希望者の皆さんの意識の変遷、何を目的として入ってこられているのかどうかと、この辺をお聞かせいただければと。 Angry: 0.490 Disgust: 0.336 Fear: 0.400 Happy: 0.634 Sad: 0.502 Surprise: 0.481
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01:44:05 ~ 01:44:56 参考人(賞雅寛而君)
ただ、先ほどもちょっと申しましたけれども、やはり大事に育てられているお子さんが多いものですから、なかなか商船の教育に対しての準備期間が昔に比べればちょっと手間が掛かっているということですね。やはり危険な作業をするための準備が、前は一こまとか二こまとかそういう時間で済んだのが、それを四こまとか五こまやって、それをしっかりした準備をやらないとなかなか実験実習ができないというようなところで、少しそこら辺のところの学生の気質が変わってきていますけれども、やはり船員になりたいというようなところを意識を持っている学生のパーセンテージは二十年前、三十年前とほとんど変わらないと思っております。以上です。 Angry: 0.365 Disgust: 0.283 Fear: 0.543 Happy: 0.612 Sad: 0.434 Surprise: 0.578
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01:45:04 ~ 01:45:30 柳ヶ瀬裕文君
これ、カリキュラムが五年半という話がございました。これ、私なんか、こらえ性のない人間からすると結構長いなという感じがするんですけれども、これ他国の船員の教育と比してこの五年半というのは極めて標準的なものなのか、他国とのその教育の違いというのを、どのようなものがあるのかということを、もし御存じであれば教えてください。 Angry: 0.439 Disgust: 0.368 Fear: 0.505 Happy: 0.629 Sad: 0.344 Surprise: 0.578
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01:45:30 ~ 01:46:06 参考人(賞雅寛而君)
よろしいでしょうか。他国は、この実習ということに関しては社船といいますか、会社の船に任せているところが多いです。ほとんどの国の船員養成は座学中心に三年から四年、これは短大と大学、それから高校とかいろいろなシステムありますけれども、三年から四年やって、三年なりを会社の船で実習をやって、それで免状をもらうというシステムが、ところが多いです。 Angry: 0.251 Disgust: 0.233 Fear: 0.439 Happy: 0.750 Sad: 0.503 Surprise: 0.575
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01:46:06 ~ 01:46:43 参考人(賞雅寛而君)
フィリピンですとかそういうところはもう日本と同じような教育をしているところはありますけれども、ほとんどの国はそういう形だと思います。ですから、海技免状をきちっと取るという形になりますと、やはり大学ですと四年半、日本の大学ですと四年半、高専だと五年半ですけれども、海外ですと船会社の社船の実習を含めますとやっぱり七年とかそのぐらい掛かっておりますので、それほど日本の教育が海技免状を取るのに時間が掛かっているというわけではないと思っております。以上です。 Angry: 0.470 Disgust: 0.326 Fear: 0.457 Happy: 0.674 Sad: 0.376 Surprise: 0.543
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01:46:43 ~ 01:47:03 柳ヶ瀬裕文君
ありがとうございました。続いて、松浦参考人にお伺いしたいと思いますけれども、せっかく育てた人材が辞めていってしまうということは避けなければいけないということで、働き方改革は極めて重要だなというふうに思うんですけれども、その中で、先ほど情報通信インフラの話がございました。 Angry: 0.326 Disgust: 0.290 Fear: 0.373 Happy: 0.746 Sad: 0.578 Surprise: 0.448
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01:47:03 ~ 01:47:27 柳ヶ瀬裕文君
今、外とちゃんとスマホでつながっているというのは極めて重要だというふうに思うんですけれども、この環境は、多分、今極めて脆弱なんだろうなというふうに思いますけれども、その現状と、あと、それをどういうふうに改善するということを今お考えで要望されているのかという点についてお聞かせいただければというふうに思います。 Angry: 0.569 Disgust: 0.404 Fear: 0.400 Happy: 0.533 Sad: 0.514 Surprise: 0.325
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01:47:27 ~ 01:48:14 参考人(松浦満晴君)
柳ヶ瀬先生、どうもありがとうございます。先ほど若干説明ができなかった部分がございますけれども、資料で若干その状況について、先生方のところには若干資料を差し上げているところがありますけれども、今現在、やっぱり電波の届くところ、何が主体かというと陸上が主体になっておりますので、船舶にどれだけの電波が届いて陸上と同じような形で電波が使えるかということを考えると、ほとんど沿岸に限られておりまして、それ以上のところで電波を取ろうとすると、衛星を使う以外にありません。 Angry: 0.392 Disgust: 0.204 Fear: 0.410 Happy: 0.705 Sad: 0.392 Surprise: 0.540
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01:48:14 ~ 01:49:03 参考人(松浦満晴君)
その衛星については、今現在、陸上で通信量を考えますと、大変先生がおっしゃったように脆弱でございます。今現在、少しずつ衛星の容量等々が増えてきて、打ち上げる予定も出てきておりますけれども、いまだにその部分というのはまだ急激に進むというふうには考えられません、どうしても衛星を打ち上げなければいけませんので。そういう部分に関して先生方の御協力、御理解をいただいて、何というんですかね、衛星を打ち上げて、船でも安くその電波が使えるという形を進めていただければというふうに思っておりますので、是非ともよろしくお願いをいたしたいというふうに思います。 Angry: 0.216 Disgust: 0.267 Fear: 0.446 Happy: 0.750 Sad: 0.518 Surprise: 0.543
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01:49:03 ~ 01:49:49 柳ヶ瀬裕文君
ありがとうございました。ちょっとスマホがないことを考えるとかなり大変なんだろうなというふうに思いますので、その点はよく要望してまいりたいというふうに思いますけれども。最後に、海野参考人にお伺いしたいと思いますが、海洋開発技術者の需要予測ということで、ここまで洋上風力が、どこまで進むのかということは別として、この人材の、具体的にどういうスキルを持った人がこの海洋開発技術者というふうに想定されているのか、それはどういった課程で養成されると。例えば、大学の例えば建築学科なんですとか土木関係なんですとか、何かその辺の目当てがあればちょっと教えていただければと思いますけど。 Angry: 0.413 Disgust: 0.285 Fear: 0.473 Happy: 0.592 Sad: 0.463 Surprise: 0.549
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01:50:01 ~ 01:50:37 参考人(海野光行君)
早稲田大学だと理学系のところにこういうのが置いてあったりとか、あと工学系のところでこういう授業があったりとか、今、あとは造船を扱っていたところで、やっぱり親和性が高いものですから、そういったところで技術を学べるような場所もあると思います。ですので、これ一概にこういったところというのはなかなか言えないところがございますが、先ほどの八ページにあります大学ですね、協力大学がございますけれども、この大学には海洋開発を講座として置く、若しくは科目として置く、やっていきたいというところが入っているところがこういう形で参画をしているというところになっております。 Angry: 0.161 Disgust: 0.141 Fear: 0.483 Happy: 0.846 Sad: 0.414 Surprise: 0.679
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01:50:37 ~ 01:51:02 柳ヶ瀬裕文君
ありがとうございました。ちょっと時間がないので最後の質問で、海野さんにちょっと聞きたかったんですけど、海底地形の解明ということで、かなりわくわくする話なんですけど、これが一〇〇%になる今見通しがあるのか。三〇年に一〇〇%というお話がございました。それが一〇〇%になったらどういったことが可能になるのかということをちょっと端的に教えていただければと思いますけど、いかがですか。 Angry: 0.413 Disgust: 0.368 Fear: 0.445 Happy: 0.560 Sad: 0.551 Surprise: 0.482
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01:51:02 ~ 01:52:00 参考人(海野光行君)
一〇〇%を目指そうということで、三〇年一〇〇%になるかというと、なかなか難しい状況です。現時点で二一%だと思います。それでも六%からここまで増えてきました。どういうところに役立つかというところですけれども、今の状況ですと、この海底地形図を持って、今の状況の海底地形図を持って、じゃ、海底地形に散歩へ出たとすると、突然富士山級の山が現れたりとか、突然マリアナ海溝級の谷底が現れるとか、そういう次元のものになってきています。そのぐらい何も分かっていないというところがあります。ですので、これが分かってくると何が起こるかというと、生態系の把握というのがまず分かってきます。科学者の要は研究のベースになると思います。これがまず分かってくるということがあります。それと、一時期、オーストラリアからマレーシア航空機がたしか中国に行く途中に、オーストラリアのあの海域で墜落したことがあったと思います。 Angry: 0.441 Disgust: 0.426 Fear: 0.551 Happy: 0.552 Sad: 0.437 Surprise: 0.493
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01:52:00 ~ 01:52:37 参考人(海野光行君)
そのときになかなか捜索ができなかったと、見付からなかったというところがあります。あの原因は何かというと、実はあの地域は海底地形図がほとんど整備されていなかったというところなんです。ですから、海難のその捜索にもこれ使えますし、あとは、もう一つは、日本で関係するところでいくと、地形が分かると津波の到達もある程度流れが分かってくるというところもありますので、こういったところに一〇〇%になってくるとある程度科学的な解明が進むのではないかというふうに思っております。あとはロマンです。 Angry: 0.331 Disgust: 0.343 Fear: 0.492 Happy: 0.577 Sad: 0.588 Surprise: 0.496
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01:52:47 ~ 01:53:04 伊藤岳君
日本共産党の伊藤岳です。参考人の皆さん、今日は貴重なお話、ありがとうございました。実は私のひいおじいちゃんが船乗りでして、後を継がずに申し訳ないなというふうに思いながら話を聞かせていただきました。 Angry: 0.308 Disgust: 0.255 Fear: 0.389 Happy: 0.752 Sad: 0.508 Surprise: 0.534
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01:53:04 ~ 01:54:06 伊藤岳君
松浦参考人のお話の中に、後継者の確保、育成に向けた要望、提言として、船員養成教育機関の拡充、その中に練習船の老朽化の問題もありましたし、賞雅参考人のお話の中では練習船の老朽化の話がありました。実は昨年の五月のこの調査会でも、来られた参考人の方々が練習船の財政的支援を求めておられました。船員養成教育において練習船の持つ役割、重要性、先ほど賞雅参考人のお話からすると、船員教育においては必ず持たなきゃいけない設備、まあ義務教育であれば体育館だとか図書館と同じような位置付けなのかなと思いましたが、そういう認識でいいのかどうかということと、また、練習船の老朽化。 Angry: 0.292 Disgust: 0.223 Fear: 0.556 Happy: 0.672 Sad: 0.421 Surprise: 0.628
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01:54:06 ~ 01:54:44 伊藤岳君
富山高専の場合は令和七年度から予算が付いたということでありますが、しかし三年後ですし、今日のお話聞きますと、何ですか、これ、ストップだけど前進三とか、これちょっと意味分かりませんけど、外板補修はこれ生徒さんがやっているんですかね。ちょっとその写真ではそんなふうにお見受けしましたが、そんな状況、具体的な状況もちょっともう少しお聞きしたいし、国への更なる要望などありましたらお聞かせいただきたい。これ、松浦参考人、賞雅参考人、お二人にお聞きしたいと思います。まず、賞雅参考人、お願いします。 Angry: 0.340 Disgust: 0.243 Fear: 0.463 Happy: 0.651 Sad: 0.450 Surprise: 0.602
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01:54:44 ~ 01:55:22 参考人(賞雅寛而君)
伊藤先生、どうもありがとうございます。練習船、校内練習船は商船教育には欠かせないものだと思っています。それは、昔より重要性を増しているというのは、先ほどから申していましたように、やはり大事に育てられているお子さんが多いものですから、徐々に、一か月乗せて様子を見て、また三か月、四か月乗せて様子を見てというようなことをしていかないと、なかなか商船教育の熟成ができない状況になっているんです。 Angry: 0.238 Disgust: 0.175 Fear: 0.479 Happy: 0.701 Sad: 0.509 Surprise: 0.600
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01:55:22 ~ 01:56:09 参考人(賞雅寛而君)
実は、二十年ほど前は座学を全部終わってから一年間練習船に乗せるというようなことをやっていたんですけれども、やはりそれではやめてしまうというか、いきなりショックでなかなか海に対応できないというところがありまして、現在は校内練習船を使って習熟させてから大型の練習船に乗せるというようなところをきめ細かくやらないとなかなか学生さんの性質に合っていないということで、そこら辺は非常に丁寧に各商船高専、そこは大学もそうですけれども、やっていると思います。 Angry: 0.184 Disgust: 0.083 Fear: 0.769 Happy: 0.484 Sad: 0.463 Surprise: 0.598
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01:56:09 ~ 01:57:10 参考人(賞雅寛而君)
ですから、練習船の教育というのが非常に重要になっているというのは、昔に比べれば重要性は増えているのかなと思っています。それから、やはり富山高専の練習船におきますともう二十七年たっているわけですけれども、海水の腐食というのは幾ら整備をしてもなかなかやっぱり止まるものではございませんので、外板が、日本海は海が荒いものですから、それで剥がれてしまって、これは学生が直すわけではなくて、やはりプロの造船のところに行って、造船所に行って直さないとそれは危険でございますので、内部のところは学生が少し手を入れたりいろいろしているんですけれども、構造に関しては造船所で直させていただいて、何とか、だましだましと言うとまた語弊があるんですけれども、使っているという状況です。 Angry: 0.343 Disgust: 0.274 Fear: 0.578 Happy: 0.675 Sad: 0.298 Surprise: 0.546
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01:57:10 ~ 01:57:37 参考人(賞雅寛而君)
ただし、やはり今回見込みが付いて、何とか練習船を、五校の練習船を、富山は四番目でございますけれども、一番船と二番船は予算がめどが付いたということを伺っていますので、非常に有り難いことかなと思っています。以上です。 Angry: 0.478 Disgust: 0.288 Fear: 0.399 Happy: 0.700 Sad: 0.431 Surprise: 0.552
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01:57:37 ~ 01:58:12 参考人(松浦満晴君)
ありがとうございます、先生。今、賞雅委員の方からもお話がありましたように、じゃ練習船がどれだけ必要なのかということでございますけれども、まず、先ほど外国ではどういう教育なのかとかというお話も先生方から質問がございましたけれども、日本の教育という中でいいますと、座学があって、それから乗船実習という船に乗っての学習があった上で卒業をするというようなカリキュラムになっております。 Angry: 0.170 Disgust: 0.182 Fear: 0.407 Happy: 0.845 Sad: 0.536 Surprise: 0.596
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01:58:12 ~ 01:59:28 参考人(松浦満晴君)
船員の免状というものは、乗船をした上でその免状を受けれるようになっております。実際に、座学だけでは免状として通用いたしません。車のように、少しの期間座学をやって、実地をやってすぐに免許が出るというような問題ではございませんので、どうしても船での実習が今のカリキュラムの中にでも必要でございます。逆に言うと、今現在、それと併せて企業での乗船実習というものも今徐々に進んできております。ただ、企業での乗船実習ということになりますと、どうしても事業として船を動かす中で実習をしていきますので、少なくとも教育の場で乗船をして、座学が終わって免許にしてから社会に出ていくという形が一番理想だというふうに思っておりますので、是非ともこの学校での乗船教育というのは日本の教育の関係からすると必要だというふうに思います。 Angry: 0.328 Disgust: 0.238 Fear: 0.516 Happy: 0.627 Sad: 0.518 Surprise: 0.568
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01:59:31 ~ 02:00:02 伊藤岳君
非常に練習船の持つ意味、よく分かりました。その練習船がだましだましで使うような状況じゃ良くないと思いますので、国の対応をしっかり求めていきたいと思います。海洋基本法の第二十八条では、国は、国民が海洋についての理解と関心を深めることができるよう、学校教育及び社会教育における海洋に関する教育の推進のために必要な措置を講ずるとしています。 Angry: 0.544 Disgust: 0.219 Fear: 0.393 Happy: 0.635 Sad: 0.391 Surprise: 0.559
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02:00:02 ~ 02:00:32 伊藤岳君
海野参考人にお聞きしたいんですが、学校教育における海洋に関する教育の推進のために必要な国の施策、また、誰もが海洋教育にアプローチできる、例えば水族館ですとか博物館ですとか、そういう社会教育施設の維持、発展、継続のために必要な国の施策など、参考人のお考えがありましたらお聞かせいただきたいと思います。 Angry: 0.441 Disgust: 0.177 Fear: 0.297 Happy: 0.822 Sad: 0.355 Surprise: 0.517
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02:00:32 ~ 02:01:07 参考人(海野光行君)
ありがとうございます。まず、学校教育の中で必要なことというのは、先ほども申し上げましたが、海離れが今すごく進んでおります。具体的に申し上げますと、昔、私たち、先生方もそうかもですが、子供の頃というのは臨海学校って割とあったと思います。今、ほとんどないんです。何が原因か。やっぱり海危険だ、危ないからというところがありますし、まず海水浴に行く方もどんどんどんどん少なくなっているという状況の中で、まずは子供たちを海に寄せる活動というのを復活させる、これがまず第一かなと思っています。 Angry: 0.347 Disgust: 0.281 Fear: 0.522 Happy: 0.594 Sad: 0.498 Surprise: 0.539
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02:01:07 ~ 02:02:08 参考人(海野光行君)
まずはそこからだと思っております。そのためには、親御さんが安心して子供を出していただけるような安全体制の構築だとか、あと、ノウハウも我々自身の中にちゃんと蓄えた中でそれを進めていくことが必要だと思っています。そのときに、学校教育というお話されましたけれども、先ほども申し上げましたが、やはり学校教育の中に新しいものを何か付け加えようとすると、なかなか難しいところがあります。これ、現実問題、無理と言ってもいいのかもしれません。ですので、これは一つ、私たちの施策の一つではあるんですけれども、民間でも学校に対して直接の助成を付け始めました。必要なその海洋教育を行ってくれるところに対して、要は、先生方の知見がなければ、その知見を例えば博物館だったりとか水族館だったりとか、その知見を寄せる、そのための予算だとか、あるいは、先ほどのICTの話もありましたけれども、ああいう形での機材の提供だとか、そういったものも今進めているところです。 Angry: 0.355 Disgust: 0.285 Fear: 0.483 Happy: 0.635 Sad: 0.470 Surprise: 0.573
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02:02:08 ~ 02:02:24 参考人(海野光行君)
国でやっていただきたいことは何かというところもあるんですけれども、私たちが今そういうふうな取組をモデル的に少し進めておりますので、その辺りを少し、ちょっと見ていただけると有り難いなというところは思います。以上です。 Angry: 0.523 Disgust: 0.331 Fear: 0.391 Happy: 0.610 Sad: 0.546 Surprise: 0.431
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02:02:34 ~ 02:03:29 高良鉄美君
沖縄の風の高良鉄美です。沖縄ですね、日本は海洋国家といいますけれども、排他的経済水域の広さからいうと一番大きい沖縄と思います。今日、テーマが海洋人材ということが一つ、教育、ありましたけれども、昨日ちょっと読んでいて、船員の教育がメーンかなと、今日お話をお聞きしてですね、そう思ったんですけれども、賞雅参考人にお聞きしたいんですけれども、この高専の中で、富山の場合に、国際ビジネスという学科があって、これは必ずしも船員だけにではなくて、いろんなもっと幅広いのかなという感じを受けましたので、この国際ビジネスの中身というのを少し教えていただけますか。 Angry: 0.209 Disgust: 0.145 Fear: 0.366 Happy: 0.870 Sad: 0.399 Surprise: 0.739
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02:03:29 ~ 02:04:12 参考人(賞雅寛而君)
国際ビジネス学科は、高専では工業高専が主体なんですけれども、本校では文系の国際ビジネス学科を持っています。これは二十五年ぐらい前ですか、国際ビジネス学科ができたときでございますけれども、それは船長のコースから、船長を養成するコースから、やはり国際的な知見と、それから語学力、それから経済の知識を持たないと船長として十分できないということを陸上の方に転換しましょうということで、海技免状を取らずにそういうものを教えるということで始めました。 Angry: 0.339 Disgust: 0.148 Fear: 0.475 Happy: 0.793 Sad: 0.246 Surprise: 0.733
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02:04:12 ~ 02:04:50 参考人(賞雅寛而君)
国際ビジネス学科は、現在、MOT、マネジメントテクノロジーですとか、そちらの方のことをやっていただいて、工学系それから商船系のマネジメントですね、こちらの方の授業をやっていただいているところです。国際ビジネス学科は文系ということで非常に人気が高くて、女子学生、特に女子学生が集まってきて、女子学生率が九五%とか、そのぐらいの学科でございます。以上です。 Angry: 0.411 Disgust: 0.264 Fear: 0.480 Happy: 0.691 Sad: 0.339 Surprise: 0.621
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02:05:03 ~ 02:06:33 高良鉄美君
それで思い出したのが、海洋博覧会、沖縄の、これは国際万国博覧会という、海のですね、海洋万国博覧会だったと思うんですけれども、一九七五年ですから御存じの方も少ないかもしれませんけれども、かなり大掛かりなもので、今私は、実は、海野参考人の海洋のこの地形の問題とか、未来に向けた日本の海洋国家としての在り方みたいな、あるいは発展みたいな、そういうものがこの海洋博の何かテーマでやっぱりあったんですね。そして、今の海洋牧場とかあるいは深海の開発とか、あるいは、ちょっと陸上でしたけれども、自動運転というのが一九七五年でその地域だけできていたんですね、スマートシティーのように。ですから、そういうものでいうと、今この人材の問題、そして海に親しむ方の親海というんですかね、親水というのでしょうか、それの一つの方法として、こういう、もう五十年近くなりますから、海洋博覧会を国の力でやると、これは教育の方でも関心を持つだろうし、あるいは現場でやっていらっしゃるそれぞれの部分でこれを発表というか、それを知らしめると。 Angry: 0.126 Disgust: 0.122 Fear: 0.508 Happy: 0.824 Sad: 0.378 Surprise: 0.788
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02:06:33 ~ 02:07:19 高良鉄美君
国民の理解と今日書いてありますけれども、この国民の理解にも随分役立つんじゃないかと、盛り返すのも含めてですね。それから、国際的な状況、情勢、これも博覧会の中でいろいろやっていくと。この博覧会の中では、私見ましたら、アメリカ館とか、やっぱり日本館とかいろんな地域の国の方が出しているのと、それから企業が三井館、三菱館とか住友館出しているのと、それから南太平洋の島々が出しているパビリオンがあったりですね、水族館もちろんありましたけれども、かなり将来に向けたとか国際的なものというのがすごく充実していたような感じがあるんですね。 Angry: 0.361 Disgust: 0.201 Fear: 0.411 Happy: 0.770 Sad: 0.330 Surprise: 0.665
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02:07:19 ~ 02:07:59 高良鉄美君
その辺も含めて、今日、お三方の御発表は、それぞれ現場がちょっと違いますので、国に対して、これは一つの今例で私は挙げたんですけれども、国に対して、あるいは立法、法整備でもいいんでしょうけれども、要望するもの、それぞれの方で要望するの何が一番大事かなというのが、最も要望したいもの、あるいは言い足りなかったことをちょっと一言ずつお伺いできたらと思います。よろしくお願いします。賞雅参考人の方から。 Angry: 0.410 Disgust: 0.270 Fear: 0.332 Happy: 0.793 Sad: 0.470 Surprise: 0.487
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02:08:01 ~ 02:09:15 参考人(賞雅寛而君)
やはり国の方に要望するのは、是非やっていただきたいのは、日本が輸出、輸入、特に海運に頼っているところが大きいと、非常にそれが不安定だということを小学校、中学校の方で教えていただきたいなと思っています。そこはやはり安全、安心ということで、今はそういうことをお考えにならずに物を買ったり生活をしているんですけれども、その生活の基盤の全てがそこにあって、例えば、ちょっと国の外交が壊れるとそこはすぐストップするような状態になっているということは、やはり小学校、中学校の教育で是非やっていただきたいなと思います。それから第二点目は、私は船員教育の方の担当でございますけれども、やはり日本は排他的経済水域を含めますと非常に海洋の資産を持っているんですね。 Angry: 0.196 Disgust: 0.122 Fear: 0.447 Happy: 0.775 Sad: 0.442 Surprise: 0.684
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02:09:15 ~ 02:09:33 参考人(賞雅寛而君)
この海洋の資産をどうやって利用するかというのは日本の発展にとっては非常に重要でございますので、そこのところもやはり教育の方できちっと教えていただきたいなと思います。以上です。 Angry: 0.499 Disgust: 0.335 Fear: 0.386 Happy: 0.601 Sad: 0.563 Surprise: 0.476
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02:09:33 ~ 02:10:17 参考人(松浦満晴君)
ありがとうございます。言い足りなかったということではございませんけれども、やはり、今、賞雅委員の方からも話がありましたように、やっぱり船員の教育というか確保、育成という問題が一番訴えたいことでございますけれども、まず、先ほど、同じような形になるのかも分かりませんけれども、四面を海に囲まれたこの日本で、どうしても資源が少ない、エネルギーなど大部分が船によって運ばれてきている、もしその船が止まったらどうなるのかということを広く国民に教えていただきたい。 Angry: 0.402 Disgust: 0.287 Fear: 0.381 Happy: 0.614 Sad: 0.578 Surprise: 0.415
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02:10:17 ~ 02:11:15 参考人(松浦満晴君)
そもそも、私も船員でございましたけれども、船が動かなくなったらどうなるのかというのは十分理解をして船員になりました。ただ、今現在は、船というものがどういう形で動いていて、何を運んでいるのかということを教育の場でしっかり教育されているところが果たしてあるかというと、小学生、中学生のときにそれを教える学科もないんじゃないかなと思います。しっかり、船がなくなる、船に働いている船員さんがいなくなるとそもそも日本経済が成り立っていかないということをしっかり国民の方に教育の段階から先生方の力で教えていただきたいなというふうに思います。 Angry: 0.403 Disgust: 0.264 Fear: 0.579 Happy: 0.528 Sad: 0.397 Surprise: 0.562
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02:11:24 ~ 02:12:09 参考人(海野光行君)
ありがとうございます。今、先生のお話、万博のお話がありましたけど、すごく面白いなと思って聞いていました。だから、直近ではこれから大阪がありますから、ああいう大阪が海の万博になったら面白いのになと少し思っていました。それはまあ冗談ですけれども。一つあるのは、短期で見るのか、長期で見るのかというところがあって、あの万博というのは、長期で見た、先を見越した中での夢を語っていたのですごく面白かったんじゃないかなと思っています。今のこの時代の中で、なかなか閉塞感がある中で厳しい状況ではあるんですけれども、夢を見れる世界ってどこだろうと思ってみると、宇宙か海しかないのかなと正直思っています。 Angry: 0.290 Disgust: 0.227 Fear: 0.382 Happy: 0.756 Sad: 0.479 Surprise: 0.581
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02:12:09 ~ 02:13:09 参考人(海野光行君)
ここにフロンティアだったりとか、日本のEEZ、結構大きい経済排他的水域持っています。ここを開発するというところが次の日本の夢を見るというものの一つだと思いますので、ここのところで、この夢のある事業で、短期ではなくて長期を見据えた中での施策というものを少し考えていってもらえたら有り難いなというのはあると思います。その中で、やはり日本はプレゼンスを示していかないといけませんので、まあこれはちょっと中期的な話になるかもしれませんけれども、ルール作りですね、国際的なルール作りにしっかりと関与をしていっていただきたい。そのためには、要は民間である程度の技術力というのをちゃんと付けます。付けないと、それ、先生方の戦う武器になりませんから。だから、これを持って民間が政府、先生方と一緒になってルール作りを主導していくことによって、この次何が起こるかというと、マーケットを制するという夢が出てくると思います。 Angry: 0.400 Disgust: 0.310 Fear: 0.505 Happy: 0.614 Sad: 0.390 Surprise: 0.577
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02:13:09 ~ 02:13:45 参考人(海野光行君)
この辺りのところを戦略的に少し考えてもらえると有り難いなと思っています。特に、海の世界は、造船、まあ海事の話ですね、先ほど先生方もお話しした海事の話もあります。こういったところも先んじていく必要があると思います。ですので、無人運航船は先の話です。けれども、必ず来ます。あくまでも先生方おっしゃるようにサポートの技術だと思いますけれども、必ず国際基準の中にはこれ入ってきます。今、日本はこれトップを進んでいますから、この中でルール作りにしっかりと取り組んでいくような体制というものを整えていただけたらなと思っています。以上です。 Angry: 0.440 Disgust: 0.314 Fear: 0.373 Happy: 0.767 Sad: 0.442 Surprise: 0.504
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02:14:02 ~ 02:15:12 ながえ孝子君
三人の参考人の皆様、本当にいいお話ありがとうございました。割と具体的な御質問がずっと続いたので、一巡目の最後の質問者になりますので、ちょっとざっくりとした質問なんですけど、是非教えていただきたいことがあります。それは、人材としてコミュニケーション能力とかチームワーク能力ですとか責任感とか、どうやって養っていくのかという問題であります。といいますのが、資料を拝見しておりましたら、海事教育としては、海事産業が求める、そういう人材つくりたい。そのニーズとして特に強く要望されるのが、このコミュニケーション能力、チームワーク能力、責任感だというのを拝見しまして、ああ、それは海事産業だけにとどまらないなと。今、本当、日本の教育全体のテーマだと思っています。日本の産業界が求めるようなことにも相通じているんだと思います。海での仕事となりますと、特にこのチームワークとかコミュニケーション、これが事欠きますと命の危険にみんながさらされるということなので、特に気を遣って教育を、何かプログラムを考えていらっしゃるかなと思いまして。 Angry: 0.356 Disgust: 0.278 Fear: 0.489 Happy: 0.627 Sad: 0.464 Surprise: 0.551
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02:15:12 ~ 02:15:41 ながえ孝子君
海野参考人がおっしゃいました、これから日本の枠を超えてみんなが、多様な人が協働していくとなったら、まさにこのコミュニケーション能力というのがまず必須項目になってくるかなとも思っています。そういった点で、こういう取組をやろうとしているとか、やって成功しているとか、あるいは、もう個人のお考えとして、こんなことはどうだろうというのがありましたら、是非三人の方々からお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 Angry: 0.272 Disgust: 0.266 Fear: 0.354 Happy: 0.812 Sad: 0.499 Surprise: 0.516
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02:15:41 ~ 02:16:16 参考人(賞雅寛而君)
ながえ先生、どうもありがとうございます。コミュニケーション能力、それから責任感ですとか、そういうことに関しては二つありまして、まずは、自分で考えて、自分でその考えをその人に説明して、それでチームとして動くというのと、それからもう一つは、ちょっとこれは陸上と違うのかもしれませんけれども、命令をきちっとそしゃくして、それで下の者に伝える、若しくは命令をきちっと出すということですね。 Angry: 0.360 Disgust: 0.242 Fear: 0.410 Happy: 0.751 Sad: 0.364 Surprise: 0.568
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02:16:16 ~ 02:17:01 参考人(賞雅寛而君)
このコミュニケーション能力、二つあると思います。商船系の教育は、もちろん陸上でもそういうことが必要なんですけれども、やはり先ほどからおっしゃっていただいているように、時間が必要なんですよね。時間、時間というか、早く対応しないと船というのは動きませんし、右に行く、左に行く、面かじ、取りかじを取るというようなところでも、動かないわけなんで、そこをきちっと船全体で、船長の命令どおり、若しくは陸上からの指示のとおりきちっと動かすということが必要になってきます。 Angry: 0.266 Disgust: 0.237 Fear: 0.509 Happy: 0.752 Sad: 0.375 Surprise: 0.670
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02:17:01 ~ 02:18:00 参考人(賞雅寛而君)
ですから、先ほど一番最初に言ったディスカッションをしながらこういうふうにやるというのは、そういう能力もルーチンワークを消化する上には必要ですし、それから、上からの命令をきちっと対応するというその瞬時の判断といいますか作業も必要になってくるということで、ちょっと二つのことを商船の教育ではやっています。これは実際に、座学だけではなくて、先ほどから説明させている練習船の中で、急に教員の方から、これこれこういうふうにしなさいと、こういうこういう状況だということをタスクを渡して、学生自身が、船長役の学生さんが機関長役の学生さんに伝えて、それで対応するというような訓練をしているところです。 Angry: 0.389 Disgust: 0.269 Fear: 0.461 Happy: 0.795 Sad: 0.288 Surprise: 0.605
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02:18:11 ~ 02:19:00 参考人(松浦満晴君)
先生、ありがとうございます。私ども、先ほどもお話をさせていただいたように、それぞれの船員さんが集まっている労働組合ですので、なかなか教育という形の中で実質的に労働組合として教育をしていくということではございませんけれども、元々、私も元船員でしたので、その中でちょっと若干、先生がおっしゃっていたそのコミュニケーション、どう取っていくんだというところを考えますと、船というのは陸から離れて、家庭とも離れて、その船の小さい、小さいと言っていいのか大きいと言っていいのか分かりませんけれども、狭い範囲でその乗っている船員が生活を完結していかなければなりません。 Angry: 0.297 Disgust: 0.160 Fear: 0.389 Happy: 0.786 Sad: 0.481 Surprise: 0.569
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02:19:00 ~ 02:20:12 参考人(松浦満晴君)
先ほど賞雅委員から話がありましたけれども、どうしても、船を動かすに当たっては船長がいて、エンジンを動かすには機関長がいてという形の中で、しっかりとした命令系統が確立をされた上で船というものは動いていきます。その船には企業が持っている財産とも言える荷物がとんでもない量が積まれております。それを動かすに当たってどうコミュニケーションを取っていくかということになるんですけれども、実際には、外航船の場合は、今、先ほど話をしたように、日本人の船員の方と外国人の船員の方が一緒に乗船をしております。そうすると、どうしても語学力が必要になります。そういうことも実際にはコミュニケーションの中で教育という形で語学を勉強しなければ話が通じていきません。水産関係においても全く一緒ですね。特に水産関係においては、漁労という部分で考えると、運搬船であるとか貨物船という事業をしている海運業界の船に比べると危険が大変多うございます。 Angry: 0.378 Disgust: 0.303 Fear: 0.554 Happy: 0.596 Sad: 0.391 Surprise: 0.593
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02:20:12 ~ 02:21:07 参考人(松浦満晴君)
そして、船自体も小さい船でございます。その中で注意をしたり危険を促す。今、外国人の方と一緒に乗っているということを考えると、先ほど言ったように、語学というものがどうしても必要になってきます。コミュニケーションを図ることが間違いなく必要ではある上に語学も必要になってきているということがございますので、まずは、船に乗っていく前に語学力を付けるために教育をしていかなければなりませんし、それを学んでいかないとそもそもの仕事が成り立っていかない。その仕事を行っていくためには、ミーティングをしっかりした上で、何をどうしたらいいのかというところを共通理解をしないと、あの一つの船が動いていきません。 Angry: 0.361 Disgust: 0.343 Fear: 0.579 Happy: 0.592 Sad: 0.426 Surprise: 0.589
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02:21:07 ~ 02:21:46 参考人(松浦満晴君)
コミュニケーション、コミュニケーションと、いろんなコミュニケーションの取り方があると思うんですけれども、まずはその考え方を一つにするということがまずコミュニケーションの中の一つだと思いますし、それがいかに危険であるかということも実際にその仕事をする人間に分かってもらう、その上で仕事をしていくという部分が必要になると思いますので、私の、何というんですかね、実体験の中でしかそういうことが言えませんけれども、そういうことでよろしいのかな、どうなんでしょうか。先生の質問にお答えできたか、ちょっと分かりませんけれども、そう思っております。 Angry: 0.435 Disgust: 0.218 Fear: 0.526 Happy: 0.571 Sad: 0.442 Surprise: 0.486
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02:21:46 ~ 02:22:07 参考人(海野光行君)
ありがとうございます。一つ私たちが様々なプログラムを組んでいく中で、原理原則というか、これだけは絶対に外せないというものが一つだけありまして、それは、例えばこの一年なら一年、二年なら二年という期間をその選抜された奨学生全員で過ごすということですね。 Angry: 0.318 Disgust: 0.247 Fear: 0.340 Happy: 0.790 Sad: 0.525 Surprise: 0.494
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02:22:07 ~ 02:23:04 参考人(海野光行君)
その中には、当然途上国の方もいます、先進国の方もいます。当然その中に日本人は一人だけ入れます。そうすることによって、日本人も育ちますし、先進国、後進国、あとは多様性もそれぞれありますから、そういった中で必然的にコミュニケーション能力というのは高まっていきます。要は、コミュニケーションを取らなければ生活していけないと。先ほども英語をというのがありましたけれども、言語はいろんな言語が飛び交います。もう全部やってしまえばいいと思います。そういった中で、コミュニケーションを取っていって、一つの寮生活というか、それを組ませることによって、今度チームワーク、本当の理解をした上でのチームワークというのが生まれてくると思います。当然、これは船員の世界のヒエラルキーの中での命令系統がある中のものとはちょっと違う状況だと思っています。要は、我々が育てる人間というのは、一つは研究者でもあり、さらには政府に対して提言をする要は行政官の人間も中にはたくさんいます。 Angry: 0.436 Disgust: 0.302 Fear: 0.441 Happy: 0.704 Sad: 0.371 Surprise: 0.564
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02:23:04 ~ 02:24:07 参考人(海野光行君)
そういった方々を育てるときには、絶対的にその平等な中での多様性を理解しながらの研究を進めていくというのが必要ですので、この必ず多様性をつくった中に入れて、それで事業を進めていく、研究を進めていく、勉強を進めていくというところは原理原則として絶対外せないところとして、これを組める事業を今まで組んできたというところはあります。実際に、これによってコミュニケーション能力とチームワークというのが実際出てきます。ですので、面白いのが、海底地形のプログラムをやりました、それ以外に海洋法のチームをつくりました、それ以外に、何というのかな、生物系のチームをつくりました。これ、それぞれのプログラム全部違うんですが、集まったときに全部機能するんですね。そういうのが本当のコミュニケーション能力であり、チームワークだと思います。これを日本の中だけではなくて世界的に行っていくというのが大事だし、そこに日本人をある意味参画をさせていくというところで、本当の世界に通用する日本人というのが生まれてくるのかなという気はしています。 Angry: 0.387 Disgust: 0.290 Fear: 0.466 Happy: 0.743 Sad: 0.347 Surprise: 0.596
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02:24:07 ~ 02:24:31 参考人(海野光行君)
それともう一つだけ。英語の問題があります。英語はやっぱり必要です。ですので、これをするためには、大学院から行ってもこれは無理だと思います。ですので、ここのところというのは、何というんですかね、四大というか、学部生のときからの日本人のこの留学の施策というのは一つ必要なのかなというふうに思っています。以上です。 Angry: 0.453 Disgust: 0.361 Fear: 0.535 Happy: 0.523 Sad: 0.459 Surprise: 0.573
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02:24:47 ~ 02:25:04 森本真治君
立憲民主党の森本真治でございます。今日は、お三方、参考人の先生方、貴重な御意見を賜りまして、ありがとうございました。参考人の皆様の御意見の中から幾つか御質問をしたいと思いますが。 Angry: 0.478 Disgust: 0.331 Fear: 0.365 Happy: 0.670 Sad: 0.445 Surprise: 0.492
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02:25:04 ~ 02:26:02 森本真治君
まずは、海野参考人に、今日ちょっとお話を伺って少し私も興味を持たせていただいたのが、海底調査のことがございました。これ、もう百年も前から提唱をされているということでございますが、なかなか進んでいないというお話を伺って、先ほどもお話がありましたけれども、まさに夢を見るというか、ロマンというか、そういう部分で、宇宙のお話もありましたけれども、宇宙は今、国にしても、国家にしても民間にしても、いろんな注目をされたニュースなどもあるんですけれども、この海底についての解明というところについて非常に私も興味を持たせていただいて、ちょっと改めて、この海底地形の解明ということを進めていくことの意義ですね、これが解明されて、その次にどのようなまたステージというか、ことが開かれていくのかということ。 Angry: 0.148 Disgust: 0.085 Fear: 0.400 Happy: 0.859 Sad: 0.447 Surprise: 0.736
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02:26:02 ~ 02:26:36 森本真治君
それともう一点なんですけれども、海野参考人の中では、この世界規模の課題を解決するには日本の枠を超えた多様な人の協働が必要ということで、グローバルな視点でこれをやっていく必要があるというお話があったんですが、まさにこういうのは国家プロジェクトとして、日本としてこういうことをやっていくということ、私はそういうことも大事なんではないかなというふうに思ったんですが、その点についての参考人のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 Angry: 0.494 Disgust: 0.227 Fear: 0.397 Happy: 0.565 Sad: 0.547 Surprise: 0.462
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02:26:36 ~ 02:27:09 参考人(海野光行君)
ありがとうございます。そうですね、海底地形が分かると何が我々の生活にとって利点があるのかという部分については、先ほどちょっと申し上げましたけれども、津波の水の流れがある程度分かっていったりですとか、あるいは科学者が生物調査をするときに、ある程度どこに何がいるのかというのを想定をして調査に行けるという部分では、コストの削減だったりとか、あるいは新しい発見につなげやすくなるというのはあります。 Angry: 0.216 Disgust: 0.244 Fear: 0.353 Happy: 0.808 Sad: 0.538 Surprise: 0.554
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02:27:09 ~ 02:28:04 参考人(海野光行君)
それは、当然、その海底の中でも富士山級の山、もっと高い山というのはたくさんあります。富士山もてっぺんとゼロメートル地帯では生態系が全く違います。これと同じようなことが海底の中でもあります。ですので、こういったところをある程度予測を付けていけるというものは非常にいい形になるのかなという、研究が進むのかなというふうにも思いますし、先ほどの救難の救命救急ですね、こういったところも一つ関わり合いが出てくるのかなというふうに思っております。あとは、こういう旗印を掲げることの重要性というのは、みんなが知らないことを知りたいというのは人間として欲求としてあります。ここを掲げると、いろんな方々がやっぱり参画しています。今回、百五十を超えるような組織が今国も含めて参画をしてきています。 Angry: 0.364 Disgust: 0.344 Fear: 0.505 Happy: 0.642 Sad: 0.456 Surprise: 0.568
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02:28:04 ~ 02:29:10 参考人(海野光行君)
アメリカなどはNOAAなんかが参画をしていますし、ニュージーランドも政府がこれを参画してやってきています。中には民間の企業もありますし、あとはトレジャーハンターですね、いわゆる宝探しの人たちも、もう常に海底のところを探し回っているので、ああいった情報なども同じように入ってきます。こういったものがどんどんどんどん集まっていることによって、いわゆる政府間だけではない、民間も絡めたようなビッグプロジェクトが自然と、何というんですかね、つながっていくと、実践できるというところの利点というのはあると思います。ただ、日本は、じゃ、どうかというと、その協力は表明をしてくれています。これはどこかというと、海上保安庁の海洋情報部ですね。ですので、実際にこの人材育成も海上保安庁の職員の方が実際に研修を受けてもらっています。ですので、フェローの一人になってもらっています。そういった中では、いい形で、もし国家プロジェクトとして進められるのであれば、国土交通省、海上保安庁を中心にこういったものを旗振り役をしてもらえると非常に有り難いなというところはあります。 Angry: 0.383 Disgust: 0.243 Fear: 0.377 Happy: 0.765 Sad: 0.410 Surprise: 0.569
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02:29:10 ~ 02:29:30 参考人(海野光行君)
国、日本という国が入ることによって他国もすごく参加しやすくなってくると思いますので。ただ、軍事的に利用をするようなところもあります。公表できないところもあります。そういったところは当然外してもらってデータを提供してもらえると非常に有り難いなというところはあります。 Angry: 0.417 Disgust: 0.362 Fear: 0.472 Happy: 0.633 Sad: 0.427 Surprise: 0.530
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02:29:30 ~ 02:30:41 森本真治君
ありがとうございます。松浦参考人にお伺いをしたいと思います。今日の要望、提言という中で、船員税制のお話がありました。私の理解は、やはり船員さん、特に長期間遠洋にいらっしゃる方は、例えば住民サービスなどの部分で、陸上で仕事をされて生活される方と比べてやっぱりそういうサービスの恩恵も受けられないというような観点もあって、例えば住民税ですね、そういうところの税制改正というか、減免というようなことの必要性かなというふうにも思っておるんですけれども、特にこの船員税制ということについて、やはりどのようにこれを改正していくというか、そういう必要があるのかということで、実際にもう幾つかの自治体がそういう取組もされているところもあると伺っておるんですけれども、是非、この税制改正などは今日まさに委員の皆さんが一番扱う分野でございますので、是非しっかりその辺りについて、意義について御説明いただければと思います。 Angry: 0.325 Disgust: 0.228 Fear: 0.284 Happy: 0.851 Sad: 0.523 Surprise: 0.508
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02:30:41 ~ 02:31:00 参考人(松浦満晴君)
森本先生、ありがとうございます。先ほども説明をいたしましたけれども、船員税制の問題ですけれども、先ほど森本先生がおっしゃったとおり、今の船員さんというところは、船に乗船している間にはこれ陸上にはおりません。 Angry: 0.331 Disgust: 0.199 Fear: 0.389 Happy: 0.779 Sad: 0.493 Surprise: 0.549
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02:31:00 ~ 02:32:09 参考人(松浦満晴君)
そうすると、行政サービスを税金を納めている国民の皆さんと同じように享受するということは必然的に無理が生じます。そもそも陸におりませんので、そのサービスを享受できません。とすると、どういうことが船員さんとしてメリットがあるのかということにもなりますけれども、今現在、いろんな市にお願いをした中で、今、三重県の四日市市、それと鳥羽市と志摩、それから静岡県では焼津市、それから愛媛県の今治市、この市が船員税制の軽減について御理解をいただいて、今実施をしていただいているところでございます。ただ、しかしながら、その部分に関しては、所得税の減免ではなくて、住民税の均等割の部分を減免をしていただいているというところでございます。 Angry: 0.436 Disgust: 0.288 Fear: 0.468 Happy: 0.573 Sad: 0.457 Surprise: 0.557
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02:32:09 ~ 02:33:24 参考人(松浦満晴君)
それぞれの、他の外航、外国の海運国においては、船員税制についていろんな取組がされております。その中の一端ということで申し上げますと、英国だとかノルウェーというところについては所得税の減免が図られていて、船員さんになるメリットがしっかりしている、船員になることによって、船に乗ってその国にいない間については所得税を減免されているという事実がございます。是非ともこの部分を日本においても是非実施をしていただいて、船員になることによってその行政サービスが受けられない部分だけでも免税、税金が免除されるというメリットがあれば、船員になりたいという方がどんどんどんどん増えてくるだろうというふうに思っておりますので、そういう意味を込めて、税制については是非とも先生方のお力を借りたいというふうに思います。 Angry: 0.396 Disgust: 0.198 Fear: 0.459 Happy: 0.682 Sad: 0.483 Surprise: 0.484
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02:33:28 ~ 02:34:03 森本真治君
最後に、賞雅参考人に社会貢献の取組についてもお話を伺って、西日本豪雨、私も広島なんです。広島は当時、呉市というところが陸の孤島になりまして、陸路が全部遮断された。そのときに、住民の移動権は海上輸送によって確保されたというようなことを経験をしました。また、災害の様々な協力もしていただいておりますが、私、学生さんたち、いろんなやっぱりこれから専門家として育つのに合わせて、やっぱり社会に貢献するということですよね、人材、そういう観点での人材。 Angry: 0.386 Disgust: 0.241 Fear: 0.562 Happy: 0.486 Sad: 0.528 Surprise: 0.553
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02:34:03 ~ 02:34:29 森本真治君
これちょっと、災害対応はなかなか危険も伴いますけども、やっぱりそういうところの部分も役割という使命感というものもしっかりと持って、その教育というのも必要だと思っておるんですけれども、そういう社会貢献、人材育成の観点での、社会貢献を身に付けた人材を育成するという観点で、特に校長先生としてどのような意識を持たれて子供たちを指導されているのかということもお伺いしたいと思います。 Angry: 0.550 Disgust: 0.139 Fear: 0.488 Happy: 0.456 Sad: 0.412 Surprise: 0.512
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02:34:29 ~ 02:35:13 参考人(賞雅寛而君)
どうもありがとうございます。社会貢献、特に災害救助ですとかそういうことについては、商船高専だけではなくて、水産系、商船系の大学の練習船は各地元の公官庁と協定をして、商船高専でいいますと、富山高専でいいますと富山県と射水市とその協定を結んで、そちらの方の災害担当の方に来ていただいて本校の学生にそういうことを、災害救助についての授業をやっていただいております。 Angry: 0.285 Disgust: 0.241 Fear: 0.397 Happy: 0.724 Sad: 0.482 Surprise: 0.492
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02:35:13 ~ 02:35:32 参考人(賞雅寛而君)
ですから、船が、先ほど申しましたが、船は給水ですとか給電ですとかそういう機能を持っておりますので、それについては、何かあったときにはそれをそういう場所に提供するというような教育はなされていると思います。以上です。 Angry: 0.510 Disgust: 0.354 Fear: 0.472 Happy: 0.649 Sad: 0.391 Surprise: 0.506
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02:35:34 ~ 02:36:03 会長(鶴保庸介君)
御苦労さまでした。他に御発言はございませんか。──他に御発言もなければ、参考人に対する質疑はこの程度とさせていただきたいと思います。参考人の皆様に一言御礼を申し上げます。皆様には、長時間にわたり貴重な御意見をお述べをいただきました。特に、このコロナ禍の下でございますのでいろいろと障害あったと思いますが、押して出席をいただいたこと、重ねて御礼を申し上げたいと思います。 Angry: 0.343 Disgust: 0.320 Fear: 0.413 Happy: 0.663 Sad: 0.588 Surprise: 0.475
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00:00:00 | 参考人,賞雅,高等専門学校,昭和,松浦,富山高等専門学校,政府参考人,海野 |
00:10:00 | 練習船,専門教育,松浦,海技教育機構,教育機関,海員組合,海技士,高等専門学校,救命艇,社会貢献,二年生,日本船主協会 |
00:20:00 | 教育機関,平成,後継者,国土交通省,令和,水産業,水産高校,参加者,外国人,海技教育機構 |
00:30:00 | 平成,日本籍,関係者,海の日,働き方改革,日本船舶 |
00:40:00 | 日本財団,人材育成,私たち,技術者,海野 |
00:50:00 | 人材育成,洋上風力発電,一緒に,日本財団,技術者,私たち |
01:00:00 | 人材育成,賞雅,世界規模,富山,今井 |
01:10:00 | 附帯決議,海の日,私たち,議事録,七月二十日,海の記念日 |
01:20:00 | 外国人,リカレント教育,高橋,実証実験,技能実習生,水産業,賞雅,高橋光男,技術者,海技教育機構 |
01:30:00 | 賞雅,働き方改革,耐用年数,川合孝典,海野,就職率,カボタージュ,機関士,労働時間,参考人,松浦 |
01:40:00 | 三年,学生さん,柳ヶ瀬,技術者,賞雅,スマホ,私自身 |
01:50:00 | 練習船,参考人,賞雅,地形図,老朽化,富山 |
02:00:00 | 学校教育,女子学生,私たち,沖縄,賞雅 |
02:10:00 | コミュニケーション能力,ながえ,責任感,学生さん,機関長,労働組合,大阪 |
02:20:00 | 海上保安庁,参考人,コミュニケーション能力,多様性,海野,国家プロジェクト,富士山,税制改正,森本真治,一年,先進国 |
02:30:00 | 社会貢献,所得税,行政サービス,広島,参考人,森本 |
この要約は、この会議の議事録全体から自動的に生成されたものです。
ありがとうございました。 |
海の世界の人づくり、今日少しこれについて触れさせていただきたいと思います。 |
海の環境を守る、これは地球環境問題の流れにおいて絶対外せないところだと思っております。 |
これがオーシャンイノベーションコンソーシアムになります。 |
左側の青いところが私たちの人材育成で育ったアルムナイです。 |
これを日本財団が指揮をしてこれに参加したという形になっております。 |
ありがとうございます。 |
そうしますと、どうしても事業を運営するに当たって予算が必要になります。 |
定員数を増やそうとすれば、間違いなくその予算が増えなければ無理です。 |
離島航路について、私も離島振興推進本部というのを党の中でやらせていただいている中で、やっぱりそういったようなことも、モデルの航路として、今の実証事業がうまくいけば、その先の展開も是非考えさせていただきたいなというふうに思いました。 |
川合孝典君。 |
以上です。 |
八ページを御覧ください。 |
今現在、少しずつ衛星の容量等々が増えてきて、打ち上げる予定も出てきておりますけれども、いまだにその部分というのはまだ急激に進むというふうには考えられません、どうしても衛星を打ち上げなければいけませんので。 |
伊藤先生、どうもありがとうございます。 |
沖縄ですね、日本は海洋国家といいますけれども、排他的経済水域の広さからいうと一番大きい沖縄と思います。 |
そして、船自体も小さい船でございます。 |
森本先生、ありがとうございます。 |
以上です。 |
調査会を代表いたしまして厚く御礼を申し上げます。 |
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